JP2003503959A - 通信システム及び携帯電話機 - Google Patents

通信システム及び携帯電話機

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JP2003503959A
JP2003503959A JP2001508131A JP2001508131A JP2003503959A JP 2003503959 A JP2003503959 A JP 2003503959A JP 2001508131 A JP2001508131 A JP 2001508131A JP 2001508131 A JP2001508131 A JP 2001508131A JP 2003503959 A JP2003503959 A JP 2003503959A
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ニクラス ステンストレム，
ベニト リンドフ，
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テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン（パブル）
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Abstract

(57)【要約】 前置フィルタ（５１４）と等価器（５１８）において使用されるタップの数を調整することによって、受信機におけるコンピュータ処理の負荷を効果的に低減し、全体の電力消費量を削減する装置及び方法が提供される。より具体的には、装置は、信号を蓄えるためのメモリー（５１２）と、蓄えられた信号を使用して品質パラメータおよびチャンネルフィルタのタップの数を推定するチャンネル推定器（５１６）とを含む。前記装置は、もし前置フィルタ（５１４）を使用するのであれば、前置フィルタのタップ数を決定すべく、推定品質パラメータおよびチャンネルフィルタの推定タップ数を評価するためのコントローラ（５２０）をさらに含む。さらに、コントローラ（５２０）は、等価器（５１８）において使用されると等価器タップの数を決定すべく、推定品質パラメータおよびチャンネルフィルタタップの推定数を評価するものであり、前記等価器のタップ数は、チャンネルフィルタタップの推定数以下である。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】 発明の背景 発明の技術分野 本願発明は、一般に、電気通信分野に係り、とりわけ、前置フィルタと等価器
において使用されるタップの数を調整して受信機のコンピュータ処理の負荷を最
小化する装置および方法と関連する。
【０００２】 関連技術の説明 電気通信分野における最も重要な設計上の挑戦の１つは、受信された信号の品
質を高めるための新しい方法の開発と関係している。移動無線チャンネルを介し
て高速のデータ通信を行う際の主要な障害の１つとしてしばしば指摘されている
相互シンボル干渉（ＩＳＩ）は、受信信号の品質には悪影響を及ぼすものである
。ＩＳＩは、無線チャンネルを時間的に分散させるマルチパスに起因するもので
あり、このＩＳＩは、送信された信号の歪みをもたらし、受信機で受信された信
号にビットエラーを引き起こす。
【０００３】 ＩＳＩを補償するための最も一般的な方法は、受信機に、ある種の等価器を使
用することである。利用可能な等価器の最も望ましいものまたは最適なものの１
つは、ビタビデコーダとして知られる最尤シーケンス推定（ＭＬＳＥ）等価器で
ある。基本的に、ＭＬＳＥは、（受信された各シンボルをそのまま復号するとい
うのではなく）すべての可能なデータシーケンスをテストし、最大確立のデータ
シーケンスを出力として選択する。しかし、ＭＬＳＥ等価器はある種の通信シス
テムまたは受信機にとっては、実用上複雑すぎるかもしれない。
【０００４】 従って、性能と複雑さを考量して適当な等価器を選択可能にすべく、種々のＭ
ＬＳＥ等価器の近似等価器が開発されてきている。現在利用可能なこれらの種々
の等価器には、決定フィードバック等価器（ＤＦＥ）および遅延決定フィードバ
ックシーケンス推定器（ＤＦＳＥ）の２つも含まれている。
【０００５】 ＤＦＥを支える基本的なアイデアは、いったん受信信号が検出されて判定され
ると、将来の信号に生じるＩＳＩを推定可能となり、次の信号の検出の前にＩＳ
Ｉを除去することが可能となる。これに対して、無線チャンネルに混入されたＩ
ＳＩを補償するためには、ＤＦＳＥはＭＬＳＥとＤＦＥ技術を使用する。すなわ
ち、ＤＦＳＥは、混入されたＩＳＩのいくらかを補償するためにＭＬＳＥ技術を
使用し、ＩＳＩの残りのを補償するためにＤＦＥ技術を使用するのである。
【０００６】 さらに、受信機は、一般に、等価器に入力される前に前置フィルタを利用して
受信信号をフィルタリングする。前置フィルタは、（ＤＦＳＥの場合）ＭＬＳＥ
により処理されたチャンネルタップにエネルギーを集中させるか、または（ＤＦ
Ｅケースにおいて）ＤＦＥの最初のチャンネルタップにエネルギーを集中させる
よう作用する。伝統的なＤＦＳＥおよび伝統的な前置フィルタは、双方とも図１
乃至図３に関連して以下で詳細に説明される。
【０００７】 図１を参照すると、そこには、従来の通信システム１００の基本的な構成要素
を例示したブロック図が示されている。通信システム１００は、オリジナルのメ
ッセージｕ（ｔ）を受け取って、無線チャンネル１０４を介して受信機フロント
エンド１０６にオリジナルのメッセージを送信する送信機１０２を含む。受信機
フロントエンド１０６は、送信されたオリジナルのメッセージｕ（ｔ）を受信す
るだけでなく、雑音要素ｅ（ｔ）も受信する。
【０００８】 受信機フロントエンド１０６は、送信されたオリジナルのメッセージｕ（ｔ）
と雑音要素ｅ（ｔ）とを受信機フィルタ１０８に転送する。フィルタリングされ
たオリジナルのメッセージｕ（ｔ）と雑音要素ｅ（ｔ）とを受信信号ｙ（ｔ）へ
とアナログ・デジタル変換器１１０が変換する前に、受信機フィルタ１０８は、
送信されたオリジナルのメッセージｕ（ｔ）と雑音要素ｅ（ｔ）とをフィルタリ
ングする。この際に、受信信号ｙ（ｔ）は、以下の２つの方程式のうちのどちら
か１つによって表すことが可能である。
【０００９】
【数１】 ここで、ｙ（ｔ）は受信信号であり、ｈは未知の無線チャンネルであり、ｕ（ｔ
）はオリジナルメッセージであり、ｅ（ｔ）は雑音要素であり、ｎはチャンネル
タップ全体の数であり、Ｔはバースト２００において受信されたサンプルの数で
ある（図２参照のこと）。例えば、バースト２００は、テール部２０６とテール
部２０６の間に位置する２つのデータ部２０４の間に位置するトレーニングシー
ケンス２０２を含んだ典型的な時分割多元接続（ＴＤＭＡ）バーストであっても
よい。
【００１０】 受信信号ｙ（ｔ）を、バースト２００内の既知のトレーニングシーケンス２０
２との相関をとることによって、チャンネルフィルタタップの数ｈ＾を推定する
ために動作するチャンネル推定器１１２に受信信号ｙ（ｔ）が入力される。チャ
ンネル推定器１１２の出力は、チャンネルフィルタタップについて推定された数
ｈ＾と推定された雑音効果σ＾2である受信信号ｙ（ｔ）の情報部分を含む。推
定されたチャンネルフィルタタップｈ、推定された雑音効果σ＾2及び受信信号
ｙ（ｔ）は、前置フィルタ１１４に入力される。図３Ａを参照すると、前置フィ
ルタで処理する前の、推定されたチャンネルフィルタタップｈ＾の信号強度を例
示しているグラフがある。
【００１１】 ここではｇ （ｔ）と呼ばれる一定数のタップを備えた前置フィルタ１１４が
、推定されたチャンネルフィルタタップｈ＾及び推定された雑音効果σ＾2に基
づいて、前置フィルタタップの数の演算を実行することで、（例えば、チャネル
フィルタタップの絶対値などの）信号エネルギーは、フィルタリングされた推定
チャネルタップｈ〜（例、ｈ〜（ｔ）＝ｇ（ｔ）＊ｈ＾（ｔ））の第１のチャネ
ルタップへと集約される。図３ｂを参照すると、そこには、前置フィルタで処理
した後の、フィルタリングされたチャンネルタップｈ〜の信号強度を示している
例示的なグラフがある。
【００１２】 等価器１１６は、フィルタリングされたチャンネルタップｈ〜、フィルタリン
グされた受信信号ｙ〜（ｔ）（例えば、ｙ〜（ｔ）＝ｇ（ｔ）＊ ｈ＾（ｔ）＋
ｇ（ｔ）＊ｅ（ｔ））、および変換された雑音効果σ〜2を受信する。等価器１
１６（例えば、ＤＦＳＥ／ＤＦＥ）は、等価器タップのセット数を有し、シンボ
ルおよび軟情報を出力するために動作する。シンボルはオリジナルメッセージｕ
（ｔ）の推定したものである。そして、軟判定情報は、推定シンボルを形成する
ビット又は推定シンボルについての信頼尺度である。
【００１３】 ＩＳＩを減らし受信信号の品質を高めるためには、受信機内にできる限り多く
の前置フィルタタップと等価器タップとが備えられていることが望ましい。あい
にく、前置フィルタタップと等価器タップの数が増加すると、それに対応して、
受信機内のコンピュータ処理の負荷などの問題が増加してしまう。さらに、受信
機内のコンピュータ処理の負荷の増加は、受信機が携帯電話内に含まれている際
には常に問題となる、全体の電力消費量の増加を招いてしまう。従って、ＩＳＩ
を減らし受信信号の品質を高めつつ、受信機のコンピュータ処理負荷及び電力消
費量を効果的に減少させる装置および方法についてニーズが存在するといえよう
。
【００１４】 発明の簡単な説明 本願発明は、装置およびコンピュータ処理の負荷を効果的に最小化し、前置フ
ィルタ及び等価器において使用されるタップの数を調整することで、受信機全体
での電力消費量を削減する方法である。より明確には、装置は、信号を蓄積する
ためのメモリーと、該蓄積された信号を使用して、品質パラメータおよび複数の
チャンネルフィルタを推定するチャンネル推定器とを含む。装置は、もし前置フ
ィルタが存在するのであれば、前置フィルタにおいて使用される前置フィルタタ
ップの数を決定すべく、推定品質パラメータおよびチャンネルフィルタタップの
推定数を評価するコントローラをさらに含む。さらに、コントローラは、等価器
において使用される等価器タップの数を決定すべく、推定品質パラメータおよび
チャンネルフィルタタップの推定数を評価するものであり、ここで、等価器タッ
プの数は、チャンネルフィルタタップの推定数以下である。
【００１５】 図面の詳細な説明 図面を参照すると、図４乃至図６にわたって数字のようなものは各部を表して
おり、本願発明に従った例示的な移動局４００、例示的な通信システム５００お
よび好ましい方法６００が開示されており、それぞれ、前置フィルタと等価器に
おいて使用されるタップの数を調整する機能を備えている。
【００１６】 本願発明は、汎欧州デジタルセルラーシステム（ＧＳＭ）に従って動作する移
動局４００と通信システム５００とについて説明されるが、どのような通信機器
（例えば、ピコ基地局など）においても本願発明は適用可能であり、とりわけ、
ＴＤＭＡ通信機器での使用に適していることが理解されよう。従って、ここに説
明される移動局４００、通信システム５００および好ましい方法６００は、限定
するような方法でもって解釈されるべきではない。
【００１７】 図４を参照すると、そこには、本願発明の基本的な構成要素を含んでいる移動
局４００のブロック図が例示されている。一般に、移動局４００は、電力消費量
を減らし、前置フィルタ４０２と等価器４０４において使用されるタップの数を
調整することで、移動局内のコンピュータ処理の負荷を最小化するように動作す
る。移動局４００は、受信されたメッセージを蓄積するために動作可能なメモリ
ー４０６と、蓄積されたメッセージを使用して品質パラメータおよび複数のチャ
ンネルフィルタタップを推定するために動作可能なチャンネル推定器４０８とを
備えている。移動局４００は、もしあれば前置フィルタ４０２において使用され
るような複数の前置フィルタタップの数を決定すべく、推定された品質パラメー
タおよびチャンネルフィルタタップの推定された数を評価するために動作可能な
コントローラ４１０を含む。さらに、コントローラは、等価器４０４において使
用される等価器タップの数を決定すべく、推定品質パラメータおよびチャンネル
フィルタタップの推定数を評価するために動作可能であり、ここで、等価器タッ
プの数は、チャンネルフィルタタップの推定された数以下である。どのように前
フィルタタップの数および等価器タップの数が決定されるかについての詳細な説
明は、図５乃至図６に関連して以下において提供される。
【００１８】 図５を参照すると、そこには、本願発明の基本的な構成要素をより詳細に例示
している通信システム５００のブロック図がある。通信システム５００と関連し
た一定の詳細は、産業会において知られているので、そのようなものの説明は必
要ないであろう。従って、明瞭さを担保すべく、通信システム５００に関連して
以下に提供される説明においては、発明を理解するのに必要ではない当業者に既
知であるいくつかの要素の記載を省略する。
【００１９】 通信システム５００は、オリジナルのメッセージｕ（ｔ）を受け取って、当該
オリジナルのメッセージを無線チャンネル５０４上で受信機フロントエンド５０
６に送信する送信機５０２を含む。送信されたオリジナルのメッセージｕ（ｔ）
を受信するだけでなく、雑音要素ｅ（ｔ）も受信機フロントエンド５０６は受信
する。受信機フロントエンド５０６は、送信されたオリジナルのメッセージｕ（
ｔ）と雑音要素ｅ（ｔ）を受信機フィルタ５０８に転送する。アナログ・デジタ
ル変換器５１０は、フィルタリングされたオリジナルのメッセージｕ（ｔ）と雑
音要素ｅ（ｔ）を受信信号ｙ（ｔ）へと変換する前に、受信機フィルタ５０８は
、送信されたオリジナルのメッセージｕ（ｔ）と雑音要素ｅ（ｔ）とをフィルタ
リングする。この時に、受信信号ｙ（ｔ）は、以下に示される２つの方程式のう
ちのどちらか１つである。
【００２０】
【数２】 ここで、ｙ（ｔ）は受信信号であり、ｈは未知の無線チャンネルであり、ｕ（ｔ
）はオリジナルのメッセージであり、ｅ（ｔ）は雑音要素であり、ｎはチャンネ
ルタップ全体の数であり、Ｔはバースト２００（図２参照）において受信された
サンプルの数である。
【００２１】 受信信号ｙ（ｔ）は、メモリー５１２に入力され、メモリー５１２は、受信信
号ｙ（ｔ）を記憶し、前置フィルタ５１４とチャンネル推定器５１６に出力する
。以下で説明されるように、前置フィルタ５１４は、フィルタリングされた受信
信号ｙ〜（ｔ）を等価器５１８に出力し、前置フィルタ演算コントローラ５２２
からの前置フィルタ係数のセット（｛ｇｉ｝ｉ∈［１，ｋ］）を前置フィルタが
受信した後に、等価器５１８は復号されたメッセージを出力する。
【００２２】 チャンネル推定器５１６は、バースト２００を同期させて、受信信号ｙ（ｔ）
を、既知のトレーニングシーケンス２０２と相関をとることによってチャンネル
フィルタタップｈ＾（ｔ）の数を推定するために動作する（図２を参照のこと）
。チャネル推定器５１６の出力は、推定されたチャンネルフィルタタップｈ＾（
｛ｈｉ｝ｉ∈［０，Ｌ−１］）及び推定された雑音効果σ＾2である受信信号の
ｙ（ｔ）の情報部分を含んでいる。推定されたチャンネルフィルタタップｈ＾（
Ｌタップ）及び推定された雑音効果σ＾2はコントローラ５２０に入力される。
【００２３】 コントローラ５２０は、一般に、前置フィルタ５１４において使用されている
前置フィルタのタップ数（Ｋタップ）と、等価器５１８において使用されている
等価器タップ数（Ｐタップ）とを決定すべく、推定されたチャンネルフィルタタ
ップｈ＾（Ｌタップ）及び推定された雑音効果σ＾2を評価し、ここで、等価器
のタップ数（Ｐタップ）は、推定されたチャンネルフィルタタップｈ＾（Ｌタッ
プ）以下である。さらに、コントローラ５２０は、等価器５１８（例えば、Ｐ個
のタップを有するＤＦＳＥなど）の第１の部分（例えば、Ｐ−Ｍ個のタップを有
するＤＦＥなど）と第２の部分（例えば、Ｍ個のタップを有するＭＬＳＥなど）
との間で等価器のタップ数（Ｐタップ）を分割することができる。
【００２４】 より具体的には、コントローラ５２０は、前置フィルタのタップ数（Ｋタップ
）および等価器のタップ数（Ｐタップ）を決定するために、信号対雑音比（ＳＮ
Ｒ）や推定された雑音効果σ＾2を使用でき、これら双方ともチャンネル推定器
５１６において推定可能であり、これらを以下に示す。
【００２５】
【数３】 ここで、Ｎは、チャンネル推定を決定するために使用される受信信号の数である
。
【００２６】 コントローラ５２０は、前置フィルタのタップ数（Ｋタップ）および等価器の
タップ数（Ｐ及びＭタップ）を決定するために、他の品質パラメータも用いるこ
とができる。例えば、推定されたチャンネルフィルタのタップｈ＾を使用してい
るコントローラ５２０は、チャンネルインパルス応答（Ｅｎｖ＿ｈ）の包絡線を
演算により求めることで、前もって決定されたしきい値を超えるエネルギーを有
する有効なチャンネルタップ（Ｅｆｆ＿ｈ）の数を決定できる。コントローラ５
２０は、例えば、有効なチャンネルタップの包絡線分散または累積的なチャンネ
ルタップのエネルギーの包絡線分散を使用することで、チャンネルタップの分布
（Ｄｉｓｔｒ＿ｈ）も演算により求めることができる。その後、コントローラ５
２０は、与えられたチャンネル特性を考慮して、性能と複雑さ間の最適なトレー
ドオフに関する既知の情報に基づいてタップの数（Ｋ、ＰおよびＭタップ）を決
定する。
【００２７】 すなわち、コントローラ５２０は、次式を用いて、タップ数（Ｋ、ＰおよびＭ
タップ）を独立して決定することができる。
【００２８】
【数４】 ここで、上式はσ＾2の行列要素と見ることができ、Ｅｎｖ＿ｈ，Ｅｆｆ＿ｈ及
びＤｉｓｔｒ＿ｈは、行列の指数である。行列は上記の最適性能に従って予め演
算される。
【００２９】 上述の品質尺度の使用により本願発明が限定されるべきものではないことは理
解されるべきである。実際に、前置フィルタのタップ数（Ｋタップ）、ＭＬＳＥ
のタップ数（Ｍタップ）およびＤＦＥのタップ数（Ｐ−Ｍタップ）の決定は、一
般性を損失することなく、上述の開示を除いた品質尺度に基づくものであっても
よい。
【００３０】 もし信号エネルギーが受信されたバーストの雑音エネルギーに比べて大きいな
らば、ロング前置フィルタ５１４を使用する際にチャンネルインパルス応答に依
存する必要はないであろう。さらに、前置のフィルタリングは、等価器５１８の
ＭＬＳＥ部分へと受信信号ｙ（ｔ）のエネルギーを集中させることを目標として
いるので、ＭＬＳＥタップにおいて提供される受信信号の品質が十分であるなら
ば、前置フィルタ５１４を使用する必要は全くないかもしれない。一方で、時間
分散的なチャンネルを処理するためには、ロング前置フィルタ５１４を使用する
ことが望ましいかもしれない。
【００３１】 タップの数（Ｋ、Ｐ、およびＭタップ）を決定した後に、コントローラ５２０
は、ＭＬＳＥタップ（Ｍタップ）およびＤＦＥタップ（Ｐ−Ｍタップ）を等価器
５１８に転送する。コントローラ５２０は、前置フィルタタップ（Ｋタップ）、
推定された雑音効果σ＾2および推定されたチャンネルフィルタタップｈ＾も前
置フィルタ演算コントローラ５２２に転送する。前置フィルタ演算コントローラ
５２２は、前置フィルタ係数の上記のセット（｛ｇｉ｝ｉ∈［１，ｋ］）を決定
し、前置フィルタ５１４に転送する。さらに、前置フィルタ演算コントローラ５
２２は、推定された雑音効果σ＾2および推定されたチャンネルフィルタタップ
ｈ〜（｛ｈｉ｝ｉ∈［０，Ｐ−１］）を等価器５１８に転送する。
【００３２】 前置フィルタリングされたシーケンスＹ、推定された雑音効果σ＾2および推
定されたチャンネルフィルタタップｈ〜を受信すると、等価器５１８は、シンボ
ルおよび軟情報の出力を実行する。シンボルはオリジナルのメッセージｕ（ｔ）
の推定値である。そして、軟情報は、推定シンボルを形成するビット又は推定シ
ンボルについての信頼度である。
【００３３】 上で説明されたＤＦＳＥ等価器５１８は例示として使用されたものであり、Ｄ
ＦＳＥの代わりに、単にＭ＝０を設定することによって純粋なＤＦＥ等価器が使
用されてもよいし、ＤＦＳＥの代わりに、単にＭ＝Ｐを設定することによって純
粋なＭＬＳＥが使用されてもよいことを理解できよう。
【００３４】 図６を参照すると、そこには本願発明に従った好ましい方法６００の基本的な
ステップを例示したフローチャートがある。ステップ６０２において開始するこ
とによって、受信されたメッセージｙ（ｔ）はメモリー５１２に蓄えられて、前
置フィルタ５１４とチャンネル推定器５１６に転送される。
【００３５】 ステップ６０４で、チャンネル推定器５１６は、受信されたメッセージｙ（ｔ
）を使用して、（例えば）品質パラメータσ＾2およびチャンネルフィルタタッ
プｈ＾の数（Ｌタップ）を推定する。
【００３６】 ステップ６０６において、コントローラ５２０は、推定された品質パラメータ
及び推定されたチャネルフィルタのタップ数ｈ＾（Ｌタップ）を評価し、前置フ
ィルタのタップ数（Ｋタップ）及び等価器のタップ数（Ｐタップ）を決定するが
、ここで、等価器のタップ数（Ｐタップ）は推定されたチャネルフィルタタップ
ｈ＾の数（Ｌタップ）以下であるもとのとする。上記のように、等価器タップの
数（Ｐタップ）は、ＭＬＳＥタップ（Ｍタップ）とＤＦＥタップ（Ｐ−Ｍタップ
）とを備えるために分割可能である。
【００３７】 ステップ６０８で、前置フィルタ演算コントローラ５２２は、推定された品質
パラメータσ＾2、チャンネルフィルタタップｈ＾の推定数および前置フィルタ
タップの数（Ｋタップ）を使用して、前置フィルタ係数ｇｉを演算により求める
。前置フィルタ演算コントローラ５２２は前置フィルタ係数ｇｉを前置フィルタ
５１４に転送する。前置フィルタ演算コントローラ５２２は、推定された品質パ
ラメータσ〜2およびチャンネルフィルタタップｈ〜の推定数も等価器５１８に
転送する。
【００３８】 ステップ６１０で、前置フィルタ５１４は、前置フィルタのタップ数（Ｋタッ
プ）および演算により求められた前置フィルタ係数ｇｉとを使用して、受信され
たメッセージｙ（ｔ）をフィルタリングする。その後、ステップ６１２において
、等価器５１８で、ＭＬＳＥタップ（Ｍタップ）とＤＦＥタップ（Ｐ−Ｍタップ
）を含む等価器タップ（Ｐタップ）の決定された数を使用して、フィルタリング
されたメッセージｙ（ｔ）を復号する。
【００３９】 前記から、すぐに本願発明は、（もしあれば）前置フィルタと等価器において
使用されるタップの数を調整することによって、コンピュータ処理の負荷を効果
的に最小化し、移動局における電力消費量を削減する装置および方法を提供する
ものであることを、当業者であれば理解できよう。また、開示された装置及び方
法は、等価器の数を、等価器（ＤＦＳＥ等価器）の第１の部分（ＤＦＥ部分）と
第２の部分（ＭＬＳＥ部分）とに等価器のタップ数を分割することができる。
【００４０】 本願発明の方法及び装置についてのいくつかの実施形態が添付図面において例
示され、前述の詳細な説明において説明されたが、本願発明は、開示された実施
形態に限定されることはなく、請求項により定義される発明の思想を逸脱せずに
、多数の再配置、部分修正、および置換が可能であることが理解できよう。
【図面の簡単な説明】
本願発明の装置及び方法についてのより完全な理解は、以下の詳細な説明を添
付図面と関連付けて参照することにより得られるであろう。
【図１】 図１（従来技術）は、従来の通信システムの基本的な構成要素を例示している
ブロック図である。
【図２】 図２（従来技術）は、典型的な時分割多元接続（ＴＤＭＡ）バーストを例示し
ている図である。
【図３Ａ】 図３Ａ（ＰＲＩＯＲ ＡＲＴ）は、図１に示された前置フィルタにより濾過さ
れる前の、推定されたチャンネルフィルタタップｈ＾の信号強度を示した例示的
なグラフである。
【図３Ｂ】 図３Ｂ（従来技術）は、図１に示された前置フィルタにより濾過された後の、
推定されたチャンネルフィルタタップｈ〜の信号強度を示した例示的なグラフで
ある。
【図４】 図４は、移動局に実装さられた本願発明の基本的な構成要素を例示するブロッ
ク図である。
【図５】 図５は、通信システムに実装された本願発明の基本的な構成要素をより詳細に
例示したブロック図である。
【図６】 図６は、本願発明による、好ましい方法のステップを示したフローチャートで
ある。
【手続補正書】
【提出日】平成１３年１２月２６日（２００１．１２．２６）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１４
【補正方法】変更
【補正の内容】
【００１４】 発明の簡単な説明 本願発明は、装置およびコンピュータ処理の負荷を効果的に最小化し、前置フ
ィルタ及び等価器において使用されるタップの数を調整することで、受信機全体
での電力消費量を削減する方法である。より明確には、装置は、信号を蓄積する
ためのメモリーと、該蓄積された信号を使用して、品質パラメータおよび複数の
チャンネルフィルタを推定するチャンネル推定器とを含む。装置は、もし前置フ
ィルタが存在するのであれば、前置フィルタにおいて使用される前置フィルタタ
ップの数を決定すべく、推定品質パラメータおよびチャンネルフィルタタップの
推定数を評価するコントローラをさらに含む。さらに、コントローラは、等価器
において使用される等価器タップの数を決定すべく、推定品質パラメータおよび
チャンネルフィルタタップの推定数を評価するものであり、ここで、等価器タッ
プの数は、チャンネルフィルタタップの推定数以下である。 本願発明の１つの実施形態によれば、本装置は、前置フィルタと、等価器と、
チャネル推定器と、前記チャネル推定器に接続されたコントローラとを含む。前
記チャネル推定器は、蓄積された信号を用いて品質パラメータおよびチャンネル
フィルタタップの数を推定する。前記コントローラは、前記チャネル推定器に接
続され、前記前置フィルタにおいて使用されている前置フィルタタップの数と、
前記等価器において使用されている等価器タップの数とを決定すべく、推定され
た品質パラメータおよび推定されたチャンネルフィルタタップの数を評価する。
ここで、前記等価器タップの数は、前記推定されたチャネルフィルタタップの数
以下である。 本願発明の他の実施形態によれば、本携帯電話は、前置フィルタ及び等価器に
関連するコンピュータ処理の負荷を軽減することで電力消費量を削減する機能を
備えている。本携帯電話は、蓄積されたメッセージを用いて、品質パラメータお
よびチャンネルフィルタタップの数を推定するチャンネル推定器を含む。本携帯
電話は、さらに、前記チャネル推定器に接続され、前記前置フィルタにおいて使
用されている前置フィルタタップの数と、前記等価器において使用されている等
価器タップの数とを決定すべく、推定された品質パラメータおよび推定されたチ
ャンネルフィルタタップの数を評価するコントローラを含み、前記等価器タップ
の数は、前記推定されたチャネルフィルタタップの数以下である。 本願発明のさらに他の実施形態によれば、通信システムは、メッセージを送信
する送信機と、送信された前記メッセージを受信する受信機とを含む。本受信機
は、さらに、前置フィルタと、等価器と、チャネル推定器と、コントローラとを
含む。前記チャンネル推定器は、受信されたメッセージを用いて品質パラメータ
およびチャンネルフィルタタップの数を推定する。前記コントローラは、前記チ
ャネル推定器に接続され、前記前置フィルタにおいて使用されている前置フィル
タタップの数と、前記等価器において使用されている等価器タップの数とを決定
すべく、推定された品質パラメータおよび推定されたチャンネルフィルタタップ
の数を評価する。前記等価器のタップの数は、前記推定されたチャネルフィルタ
タップの数以下である。 本願発明のさらに他の実施形態によれば、ともに受信機の構成要素である前置
フィルタ及び等価器のそれぞれのタップの数を決定する方法が提供される。本方
法は、メッセージを記憶するステップと、前記記憶されたメッセージを用いて、
品質パラメータおよびチャンネルフィルタのタップの数を推定するステップと、
前記チャネル推定器に接続され、前記前置フィルタにおいて使用されている前置
フィルタタップの数と、前記等価器において使用されている等価器タップの数と
を決定すべく、推定された品質パラメータおよび推定されたチャンネルフィルタ
タップの数を評価するステップとを含み、前記等価器のタップの数は、前記推定
されたチャネルフィルタタップの数以下である。 本願発明の他の方法は、前置フィルタ及び等価器において使用されるタップの
数を調整することによって、携帯電話内の電力消費量を低減するものである。本
方法は、メッセージを蓄積するステップと、前記蓄積されたメッセージを用いて
、品質パラメータおよびチャンネルフィルタタップの数を推定するステップと、
前記前置フィルタにおいて使用されている前置フィルタタップの数と、前記等価
器において使用されるている等価器タップの数とを決定すべく、推定された品質
パラメータおよび推定されたチャンネルフィルタタップの数を評価するステップ
とを含む。さらに本方法は、前記推定された品質パラメータ、前記推定されたチ
ャンネルフィルタのタップ数及び決定された前置フィルタの数を用いて、前置フ
ィルタの係数を演算により求めるステップを含む。前記蓄積されたメッセージは
、前記決定された前置フィルタのタップの数と前記演算により求められた前置フ
ィルタの係数を用いてをフィルタリングされ、フィルタリングされたメッセージ
は、前記決定された等価器タップの数を用いてを等価処理される。 本願発明の他の実施形態によれば、前置フィルタにおけるコンピュータ処理負
荷を軽減する装置であって、蓄積された信号を用いて品質パラメータおよびチャ
ンネルフィルタタップの数を推定するチャンネル推定器と、前記チャネル推定器
に接続され、前記前置フィルタにおいて使用されている前置フィルタタップがも
しあればその数を決定すべく、推定された品質パラメータおよび推定されたチャ
ンネルフィルタタップの数を評価するコントローラとを含む。前置フィルタ演算
コントローラが前記コントローラに接続されている。前置フィルタ演算コントロ
ーラは、前記推定された品質パラメータ、前記推定されたチャンネルフィルタタ
ップの数および前置フィルタタップの数を使用して、前置フィルタの係数を演算
により求め、演算により求められた前置フィルタの係数を前記前置フィルタに転
送する。
【手続補正書】
【提出日】平成１３年１２月２６日（２００１．１２．２６）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の名称】 通信システム及び携帯電話機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＭＺ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ， ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＧ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ， ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＢＺ，Ｃ Ａ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＤＭ ，ＤＺ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ， ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，Ｋ Ｅ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ， ＭＷ，ＭＸ，ＭＺ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，Ｒ Ｕ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ， ＺＡ，ＺＷ

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 前置フィルタと、 等価器と、 蓄積された信号を用いて品質パラメータおよびチャンネルフィルタタップの数
    を推定するチャンネル推定器と、 前記チャネル推定器に接続され、前記前置フィルタにおいて使用されている前
    置フィルタタップの数と、前記等価器において使用されている等価器タップの数
    とを決定すべく、推定された品質パラメータおよび推定されたチャンネルフィル
    タタップの数を評価するコントローラと を含み、前記等価器タップの数は、前記推定されたチャネルフィルタタップの
    数以下であることを特徴とする装置。
  2. 【請求項２】 前記コントローラに接続された前置フィルタ演算コントローラをさらに含み、
    前記前置フィルタ演算コントローラは、前記推定された品質パラメータ、前記推
    定されたチャンネルフィルタタップの数および前置フィルタタップの数を用いて
    前置フィルタの係数を演算により求め、演算により求められた前置フィルタの係
    数を前記前置フィルタに転送することを特徴とする請求項１に記載の装置。
  3. 【請求項３】 前記コントローラは、前記等価器の第１の部分と第２の部分とに、前記等価器
    タップの数を分割する分割手段をさらに含むことを特徴とする請求項１に記載の
    装置。
  4. 【請求項４】 前記等価器は、遅延決定フィードバックシーケンス推定器をさらに含み、前記
    第１の部分は、決定フィードバック等価器を含み、前記第２の部分は、最尤シー
    ケンス推定器を含むことを特徴とする請求項３に記載の装置。
  5. 【請求項５】 前記推定された品質パラメータは、チャンネルタップのエネルギー分布、信号
    対雑音比または雑音効果をさらに含むことを特徴とする請求項１に記載の装置。
  6. 【請求項６】 前記装置は、受信機、基地局または携帯電話内に含まれていることを特徴とす
    る請求項１に記載の装置。
  7. 【請求項７】 前置フィルタ及び等価器に関連するコンピュータ処理の負荷を軽減することで
    電力消費量を削減する機能を備えた携帯電話であって、 蓄積されたメッセージを用いて、品質パラメータおよびチャンネルフィルタタ
    ップの数を推定するチャンネル推定器と、 前記チャネル推定器に接続され、前記前置フィルタにおいて使用されている前
    置フィルタタップの数と、前記等価器において使用されている等価器タップの数
    とを決定すべく、推定された品質パラメータおよび推定されたチャンネルフィル
    タタップの数を評価するコントローラと を含み、前記等価器タップの数は、前記推定されたチャネルフィルタタップの
    数以下であることを特徴とする携帯電話。
  8. 【請求項８】 前記コントローラに接続された前置フィルタ演算コントローラをさらに含み、
    前記前置フィルタ演算コントローラは、前記推定された品質パラメータ、前記推
    定されたチャンネルフィルタタップの数および前置フィルタタップの数を使用し
    て前置フィルタの係数を演算により求め、演算により求められた前置フィルタの
    係数を前記前置フィルタに転送することを特徴とする請求項７に記載の携帯電話
    。
  9. 【請求項９】 前記コントローラは、前記等価器の第１の部分及び第２の部分間に、前記等価
    器タップの数を分割する分割手段をさらに含むことを特徴とする請求項７に記載
    の携帯電話。
  10. 【請求項１０】 前記等価器は、遅延決定フィードバックシーケンス推定器をさらに含み、前記
    第１の部分は、決定フィードバック等価器を含み、前記第２の部分は、最尤シー
    ケンス推定器を含むことを特徴とする請求項９に記載の携帯電話。
  11. 【請求項１１】 前記推定された品質パラメータは、チャンネルタップエネルギー分布、信号対
    雑音比または雑音効果をさらに含むことを特徴とする請求項７に記載の携帯電話
    。
  12. 【請求項１２】 メッセージを送信する送信機と、 送信された前記メッセージを受信する受信機と を備える通信システムであって、 前記受信機は、 前置フィルタと、 等価器と、 受信されたメッセージを用いて品質パラメータおよびチャンネルフィルタタッ
    プの数を推定するチャンネル推定器と、 前記チャネル推定器に接続され、前記前置フィルタにおいて使用されている前
    置フィルタタップの数と、前記等価器において使用されている等価器タップの数
    とを決定すべく、推定された品質パラメータおよび推定されたチャンネルフィル
    タタップの数を評価するコントローラと を含み、前記等価器のタップの数は、前記推定されたチャネルフィルタタップ
    の数以下であることを特徴とする通信システム。
  13. 【請求項１３】 前記コントローラに接続された前置フィルタ演算コントローラをさらに含み、
    前記前置フィルタ演算コントローラは、前記推定された品質パラメータ、前記推
    定されたチャンネルフィルタタップの数および前置フィルタタップの数を使用し
    て前置フィルタの係数を演算により求め、演算により求められた前置フィルタの
    係数を前記前置フィルタに転送することを特徴とする請求項１２に記載の通信シ
    ステム。
  14. 【請求項１４】 前記コントローラは、前記等価器の第１の部分及び第２の部分間に、前記等価
    器タップの数を分割する分割手段をさらに含むことを特徴とする請求項１２に記
    載の通信システム。
  15. 【請求項１５】 前記等価器は、遅延決定フィードバックシーケンス推定器をさらに含むことを
    特徴とする請求項１２に記載の通信システム。
  16. 【請求項１６】 前記推定された品質パラメータは、チャンネルタップエネルギー分布、信号対
    雑音比または雑音効果をさらに含むことを特徴とする請求項１２に記載の通信シ
    ステム。
  17. 【請求項１７】 受信機の構成要素である前置フィルタ及び等価器のそれぞれのタップの数を決
    定する方法であって、 メッセージを記憶するステップと、 前記記憶されたメッセージを用いて、品質パラメータおよびチャンネルフィル
    タのタップの数を推定するステップと、 前記チャネル推定器に接続され、前記前置フィルタにおいて使用されている前
    置フィルタタップの数と、前記等価器において使用されている等価器タップの数
    とを決定すべく、推定された品質パラメータおよび推定されたチャンネルフィル
    タタップの数を評価するステップと を含み、前記等価器のタップの数は、前記推定されたチャネルフィルタタップ
    の数以下であることを特徴とするタップの数を決定する方法。
  18. 【請求項１８】 前記推定された品質パラメータ、前記推定されたチャンネルフィルタタップの
    数および前置フィルタタップの数を使用して前置フィルタの係数を演算により求
    るステップと、 演算により求められた前置フィルタの係数を前記前置フィルタに転送するステ
    ップと をさらに含むことを特徴とする請求項１７に記載のタップの数を決定する方法。
  19. 【請求項１９】 前記等価器の第１の部分と第２の部分とに、前記等価器のタップの数を分割す
    るステップをさらに含むことを特徴とする請求項１７に記載のタップの数を決定
    する方法。
  20. 【請求項２０】 前記等価器は、遅延決定フィードバックシーケンス推定器をさらに含み、前記
    第１の部分は、決定フィードバック等価器を含み、前記第２の部分は、最尤シー
    ケンス推定器を含むことを特徴とする請求項１７に記載のタップの数を決定する
    方法。
  21. 【請求項２１】 前置フィルタ及び等価器において使用されるタップの数を調整することによっ
    て、携帯電話内の電力消費量を低減する方法であって、 メッセージを蓄積するステップと、 前記蓄積されたメッセージを用いて、品質パラメータおよびチャンネルフィル
    タタップの数を推定するステップと、 前記前置フィルタにおいて使用されている前置フィルタタップの数と、前記等
    価器において使用されるている等価器タップの数とを決定すべく、推定された品
    質パラメータおよび推定されたチャンネルフィルタタップの数を評価するステッ
    プと、 前記推定された品質パラメータ、前記推定されたチャンネルフィルタのタップ
    数及び決定された前置フィルタの数を用いて、前置フィルタの係数を演算により
    求めるステップと、 前記決定された前置フィルタのタップの数と前記演算により求められた前置フ
    ィルタの係数を用いて前記蓄積されたメッセージをフィルタリングするステップ
    と、 前記決定された等価器のタップの数を用いて前記フィルタリングされたメッセ
    ージを等価するステップとを含むことを特徴とする電力消費量を低減する方法。
  22. 【請求項２２】 前記等価器の第１の部分と第２の部分とに、決定された前記等価器のタップの
    数を分割するステップをさらに含むことを特徴とする請求項２１に記載の電力消
    費量を低減する方法。
  23. 【請求項２３】 前記等価器は、遅延決定フィードバックシーケンス推定器をさらに含むことを
    特徴とする請求項２２に記載の電力消費量を低減する方法。
  24. 【請求項２４】 前置フィルタにおけるコンピュータ処理負荷を軽減する装置であって、 蓄積された信号を用いて品質パラメータおよびチャンネルフィルタタップの数
    を推定するチャンネル推定器と、 前記チャネル推定器に接続され、前記前置フィルタにおいて使用されている前
    置フィルタタップがもしあればその数を決定すべく、推定された品質パラメータ
    および推定されたチャンネルフィルタタップの数を評価するコントローラと、 前記コントローラに接続され、前記推定された品質パラメータ、前記推定され
    たチャンネルフィルタタップの数および前置フィルタタップの数を使用して、前
    置フィルタの係数を演算により求め、演算により求められた前置フィルタの係数
    を前記前置フィルタに転送する前置フィルタ演算コントローラと、 を含むことを特徴とする前置フィルタにおけるコンピュータ処理負荷を軽減す
    る装置。
JP2001508131A 1999-07-02 2000-06-27 通信システム及び携帯電話機 Pending JP2003503959A (ja)

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