JPH0946275A - 適応型波形等化器 - Google Patents

適応型波形等化器

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JPH0946275A
JPH0946275A JP7208486A JP20848695A JPH0946275A JP H0946275 A JPH0946275 A JP H0946275A JP 7208486 A JP7208486 A JP 7208486A JP 20848695 A JP20848695 A JP 20848695A JP H0946275 A JPH0946275 A JP H0946275A
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JP
Japan
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tap
optimum
digital filter
taps
input signal
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JP7208486A
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English (en)
Inventor
Yasushi Azagami
裕史 阿座上
Hiroyuki Unno
浩之 海野
Seiji Sakashita
誠司 坂下
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】入力信号に応じディジタルフィルタを最適タッ
プ数に変更して基準信号とディジタルフィルタの出力レ
ベル間の二乗誤差を小さくすること。 【構成】波形等化器に対する入力信号と基準信号とから
入力信号の反射波の遅延量を算出する遅延算出部24
と、入力信号の反射波の遅延量から入力信号に応じた最
適なタップ数を算出する最適タップ数算出部25と、最
適タップ数に対応してタップ数を変更する可変ディジタ
ルフィルタ部22と、可変ディジタルフィルタ部の入力
信号と出力信号と最適タップ数とを用いてタップ係数を
算出し該タップ係数を可変ディジタルフィルタ部に書き
込む波形等化アルゴリズム部23とを備え、ディジタル
フィルタを最適タップ数に変更するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル波形を
整形して歪みを減少させるディジタルフィルタを有する
波形等化器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、DAT(ディジタルオーディオテ
ープレコーダ)から始まり、テレビチューナー等に使用
するため、高密度ディジタル処理を行う製品が製品化さ
れている。このような機器を実現するため、記録媒体か
ら読み出すとか、伝送路を通して遠方から受信した歪ん
だディジタル波形を整形してディジタルデータを再生す
る波形等化回路が用いられている。
【0003】この波形等化回路にはいろいろな形式のも
のが用いられているが、よく使用される回路にトランス
バーサルフィルタがある。このトランスバーサルフィル
タを用いた波形等化回路で、その特性を自動的に調整す
るように構成された適応型波形等化器が、従来、よく使
用されている。適応型波形等化器については、参考文献
として、電気通信学会編「ディジタル信号処理」第11
章がある。
【0004】上記、従来の適応型波形等化器としては、
例えば、図11に示すようなものがあった。図11は従
来の適応型波形等化器の構成例を示すブロック図であ
る。図11において、11はディジタル入力信号を入力
する入力端子、12は波形等化処理されたディジタル信
号を出力する出力端子、13は3タップのトランスバ−
サルフィルタ、14は所定のタップ係数の値を記憶する
記憶手段、15は入力及び出力信号を用いてタップ係数
を出力する係数設定回路、16はタップ係数が所定の範
囲を越えた場合に係数リセット命令を係数設定回路に出
力する係数監視回路である。また、トランスバ−サルフ
ィルタ13を構成する131は遅延器、132はタップ
係数の乗算器、133は遅延信号の加算器である。
【0005】以下、図11を参照して、上記従来の適応
型波形等化器の動作について説明する。まず、歪んだ入
力信号が入力端子11から入力され、トランスバ−サル
フィルタ13で等化された信号が出力端子12から出力
される。トランスバ−サルフィルタ13の入出力信号の
関係式は、タップ数を2N+1、各タップ係数をCj、
入力信号系列をXn とすると、次式〔数1〕の通りであ
る。
【0006】
【数1】
【0007】(ここで、Xk-1 はXn で表す)、この入
出力信号を用いて係数設定回路15では、次のような演
算を行いタップ係数を決める。所定の基準出力レベルを
k とすると、基準出力レベルとトランスバ−サルフィ
ルタ13の出力レベルとの二乗誤差ek 2 は、次の式
〔数2〕により求められる。
【0008】
【数2】
【0009】そこで、ek を小さくするには、Kをek
の平均化の回数とすると、係数誤差信号が次の式〔数
3〕により求められるので、
【0010】
【数3】
【0011】この方向にタップ係数を更新していけば最
終的には基準出力レベルとトランスバ−サルフィルタの
出力レベルの二乗誤差が最小になり、入力信号の変化に
適応した等化特性が得られる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の適応型波形等化器においては、入力信号の状態にか
かわらずトランスバ−サルフィルタ(以下、ディジタル
フィルタという)のタップ数が固定であったため、必要
以上のタップに値を代入または設定することにより、タ
ップ係数の更新を繰り返した末に得られたであろう基準
出力レベルとディジタルフィルタの実際の出力レベルと
の間の二乗誤差が大きくなるという問題があった。
【0013】本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされ
たもので、入力信号から最適なタップ数を計算し、それ
に応じてディジタルフィルタのタップ数を変更し、基準
出力レベルとディジタルフィルタの出力レベルとの間の
二乗誤差を小さくする適応型波形等化器を提供すること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明による適応型波形
等化器は、上記の目的を達成するため、波形等化器に対
する入力信号と基準信号とから入力信号の反射波の遅延
量を算出する遅延算出部と、入力信号の反射波の遅延量
から入力信号に応じた最適なタップ数を算出する最適タ
ップ数算出部と、最適タップ数に対応してタップ数を変
更可能な可変ディジタルフィルタ部と、可変ディジタル
フィルタ部の入力信号と出力信号と最適タップ数とを用
いてタップ係数を算出し、該タップ係数を可変ディジタ
ルフィルタ部に書き込む波形等化アルゴリズム部とを備
えたことを特徴とするものである。
【0015】また、本発明による適応型波形等化器は、
上記の目的を達成するため、可変ディジタルフィルタ部
には、タップ数が数種類の複数のディジタルフィルタか
らなるディジタルフィルタ部と、ディジタルフィルタ部
の出力のうち最適タップ数のものに切り替える最適タッ
プ数セレクタとが含まれ、最適タップ数算出部からの最
適タップの制御により、最適タップ数セレクタにおいて
ディジタルフィルタのタップ数を変更可能としたことを
特徴とするものである。
【0016】また、本発明による適応型波形等化器は、
上記の目的を達成するため、可変ディジタルフィルタ部
が、ディジタルフィルタをサブブロックに分割したディ
ジタルフィルタ部と、サブブロックに分割したディジタ
ルフィルタの出力のうち最適タップ数のものに切り替え
る最適タップ数セレクタとを含み、最適タップ数算出部
からの最適タップの制御により、最適タップ数セレクタ
においてディジタルフィルタのタップ数を変更可能とし
たことを特徴とするものである。
【0017】また、本発明による適応型波形等化器は、
上記の目的を達成するため、遅延算出部が、入力信号と
基準信号の差分を計算する差分計算部と、該差分から入
力信号の反射波の遅延を算出する遅延量算出部とを備え
たことを特徴とするものである。
【0018】また、本発明による適応型波形等化器は、
上記の目的を達成するため、遅延算出部が、一定時間波
形等化を行い、算出されたタップ係数を監視するタップ
係数監視部と、該タップ係数監視部におけるタップ係数
の変化量の検出から入力信号の反射波の遅延を算出する
遅延量算出部とを備えたことを特徴とするものである。
【0019】また、本発明による適応型波形等化器は、
上記の目的を達成するため、波形等化器に対する入力信
号と基準信号とから該入力信号のD/U比を算出するD
/U比算出部と、入力信号のD/U比から必要なタップ
数を算出する必要タップ数算出部と、必要タップ数から
入力信号に最適なタップ数を算出する最適タップ数算出
部と、最適タップ数に対応してタップ数を変更可能な可
変ディジタルフィルタ部と、可変ディジタルフィルタ部
の入力信号と出力信号と最適タップ数とを用いてタップ
係数を算出し該タップ係数を可変ディジタルフィルタ部
に書き込む波形等化アルゴリズム部とを備えたことを特
徴とするものである。
【0020】また、本発明による適応型波形等化器は、
上記の目的を達成するため、可変ディジタルフィルタ部
には、タップ数が数種類の複数のディジタルフィルタか
らなるディジタルフィルタ部と、ディジタルフィルタ部
の出力のうち最適タップ数のものに切り替える最適タッ
プ数セレクタとを含み、最適タップ数算出部からの最適
タップの制御により、最適タップ数セレクタにおいてデ
ィジタルフィルタのタップ数を変更可能としたことを特
徴とするものである。
【0021】また、本発明による適応型波形等化器は、
上記の目的を達成するため、可変ディジタルフィルタ部
が、ディジタルフィルタをサブブロックに分割したディ
ジタルフィルタ部と、サブブロックに分割したディジタ
ルフィルタの出力のうち最適タップ数のものに切り替え
る最適タップ数セレクタとを含み、最適タップ数算出部
からの最適タップの制御により、最適タップ数セレクタ
においてディジタルフィルタのタップ数を変更可能とし
たことを特徴とするものである。
【0022】また、本発明による適応型波形等化器は、
上記の目的を達成するため、ディジタルフィルタと、該
ディジタルフィルタの入力信号と基準信号から入力信号
の反射波の遅延を算出する遅延算出部と、入力信号の反
射波の遅延から入力信号に応じた最適なタップ数を算出
する最適タップ数算出部と、ディジタルフィルタの入力
信号と出力信号から計算したタップ係数と最適タップ数
とからタップ係数を算出しディジタルフィルタに書き込
む適応波形等化アルゴリズム部とを備えたことを特徴と
するものである。
【0023】また、本発明による適応型波形等化器は、
上記の目的を達成するため、適応波形等化アルゴリズム
部が、最適タップ数に従いタップ係数のセンタ−タップ
の位置を算出するセンタ−タップ算出部と、波形等化ア
ルゴリズム部とを含み、波形等化アルゴリズム部におい
て最適タップ数に応じセンタ−タップの位置を移動して
タップ数を可変としたことを特徴とするものである。
【0024】また、本発明による適応型波形等化器は、
上記の目的を達成するため、適応波形等化アルゴリズム
部が、最適タップ数に従い不要なタップ数を算出する不
要タップ数算出部と、波形等化アルゴリズム部とを含
み、波形等化アルゴリズム部において最適タップ数に応
じディジタルフィルタの不要なタップに0を入力してタ
ップ数を可変としたことを特徴とするものである。
【0025】また、本発明による適応型波形等化器は、
上記の目的を達成するため、遅延算出部が、入力信号と
基準信号の差分を計算する差分計算部と、該差分から入
力信号の反射波の遅延を算出する遅延量算出部とを備え
たことを特徴とするものである。
【0026】また、本発明による適応型波形等化器は、
上記の目的を達成するため、遅延算出部が、一定時間波
形等化を行い、算出されたタップ係数を監視するタップ
係数監視部と、該タップ係数監視部におけるタップ係数
の変化量の検出から入力信号の反射波の遅延を算出する
遅延量算出部とを備えたことを特徴とするものである。
【0027】また、本発明による適応型波形等化器は、
上記の目的を達成するため、ディジタルフィルタと、該
ディジタルフィルタの入力信号と基準信号とから該入力
信号のD/U比を算出するD/U比算出部と、入力信号
のD/U比から入力信号に必要なタップ数を算出する必
要タップ数算出部と、必要タップ数から最適なタップ数
を算出する最適タップ数算出部と、ディジタルフィルタ
の入力信号と出力信号とから計算したタップ係数と最適
タップ数算出部で求めた最適タップ数とを用いてディジ
タルフィルタに書き込むべきタップ係数を算出する適応
波形等化アルゴリズム部とを備えたことを特徴とするも
のである。
【0028】また、本発明による適応型波形等化器は、
上記の目的を達成するため、適応波形等化アルゴリズム
部が、最適タップ数に従いタップ係数のセンタ−タップ
の位置を算出するセンタ−タップ算出部と、波形等化ア
ルゴリズム部とを含み、波形等化アルゴリズム部におい
て最適タップ数に応じセンタ−タップの位置を移動して
タップ数を可変としたことを特徴とするものである。
【0029】また、本発明による適応型波形等化器は、
上記の目的を達成するため、適応波形等化アルゴリズム
部が、最適タップ数に従い不要なタップ数を算出する不
要タップ数算出部と、波形等化アルゴリズム部とを含
み、波形等化アルゴリズム部において最適タップ数に応
じディジタルフィルタの不要なタップに0を入力してタ
ップ数を可変としたことを特徴とするものである。
【0030】本発明による適応型波形等化器は、以上説
明したように構成したことにより、波形等化器に対する
入力信号に応じ入力信号に最適なタップ数を算出して、
その最適なタップ数のディジタルフィルタにより波形等
化を行うようにしたことにより、基準信号の基準出力レ
ベルとディジタルフィルタの出力レベルとの間の二乗誤
差が最小の波形等化を行うことができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
【0032】以下、添付図面、図1乃至図10に基づ
き、本発明の第1乃至第4の実施の形態における適応型
波形等化器を詳細に説明する。図1は本発明の第1の実
施の形態における適応型波形等化器の構成を示すブロッ
ク図、図2は図1に示す可変ディジタルフィルタ部の詳
細な構成の一例を示すブロック図、図3は図1に示す可
変ディジタルフィルタ部の詳細な構成の他の例を示すブ
ロック図、図4は図1に示す遅延算出部の詳細な構成の
一例を示すブロック図である。
【0033】また、図5は図1に示す遅延算出部の詳細
な構成の他の例を示すブロック図、図6は本発明の第2
の実施の形態における適応型波形等化器の構成を示すブ
ロック図、図7は本発明の第3の実施の形態における適
応型波形等化器の構成を示すブロック図、図8は図7に
示す適応波形等化アルゴリズム部の詳細な構成の一例を
示すブロック図、図9は図7に示す適応波形等化アルゴ
リズム部の詳細な構成の他の例を示すブロック図、図1
0は本発明の第4の実施の形態における適応型波形等化
器の構成を示すブロック図である。
【0034】〔発明の第1の実施の形態〕まず、図1を
参照して、本発明の第1の実施の形態における適応型波
形等化器の構成について説明する。図1において、11
はディジタル入力信号(以下、入力信号という)を入力
する入力端子、21は基準出力レベルを有する基準信号
を入力する入力端子、12は出力端子、22はタップ数
を最適タップ数に変更可能な可変ディジタルフィルタ
部、23は可変ディジタルフィルタ部の入力信号と出力
信号と最適タップ数とを用いてタップ係数を算出しその
タップ係数を可変ディジタルフィルタ部に書き込む波形
等化アルゴリズム部、24はディジタルフィルタ部の入
力信号と基準信号とから入力信号の反射波の遅延を算出
する遅延算出部、25は入力信号の反射波の遅延から入
力信号に応じた最適なタップ数を算出する最適タップ数
算出部である。
【0035】次に、図1を参照して、本発明の第1の実
施の形態における適応型波形等化器の動作について説明
する。まず、反射波の遅延が乗った入力信号が入力端子
11に入力される。入力された入力信号は入力端子11
から遅延算出部24に送られる。遅延算出部24におい
て、その入力信号の反射波の遅延を算出し、その遅延の
情報を最適タップ数算出部25に送る。最適タップ数算
出部25では、最適タップ数をm、反射波の遅延をd、
センタ−タップの位置をcとすると、最適タップ数m
は、次式〔数4〕により求められる。
【0036】
【数4】
【0037】そして、最適タップ数の情報を可変ディジ
タルフィルタ部22及び波形等化アルゴリズム部23に
送る。可変ディジタルフィルタ部22では、後述するよ
うに、ディジタルフィルタのタップ数を最適タップ数に
切り替える。波形等化アルゴリズム部23では、可変デ
ィジタルフィルタ部22に対する最適タップ数のタップ
係数を算出する。このように、最適タップ数の情報に応
じて、最適タップ数に切り替わった可変ディジタルフィ
ルタ部22において波形等化アルゴリズム部23からの
タップ係数により波形等化を達成することができる。
【0038】以下、図2及び図3を参照して、図1に示
す可変ディジタルフィルタ部22の詳細な構成の例につ
いて説明する。図2は図1に示す可変ディジタルフィル
タ部の詳細な構成の一例を示すブロック図である。ま
ず、図2において、11は波形等化器に対する入力端
子、31は最適タップ数算出部からの入力端子、12は
出力端子、32は数種類のタップ数の異なる複数のディ
ジタルフィルタで構成されているディジタルフィルタ
部、33は最適タップ数セレクタである。
【0039】次に、図2を参照して、かかる可変ディジ
タルフィルタ部22の動作について説明する。まず、入
力端子11から数種類のディジタルフィルタに対し入力
信号が並列に入力され、並列に最適タップ数セレクタ3
3に出力される。一方、入力端子31から最適タップ数
の情報が最適タップ数セレクタ33に対して入力され
る。最適タップ数セレクタ33は、その出力のために使
用するディジタルフィルタを最適タップ数の情報に対応
して切り換えるようにしたことにより、可変ディジタル
フィルタを実現する。
【0040】また、図3を参照して、図1に示す可変デ
ィジタルフィルタ部22の詳細な構成の他の例について
説明する。図3において、11は波形等化器に対する入
力端子、31は最適タップ数算出部からの入力端子、1
2は出力端子、41はサブブロックに分割し直列に接続
したディジタルフィルタ、33は最適タップ数セレクタ
である。
【0041】次に、図3を参照して、かかる可変ディジ
タルフィルタ部22の動作について説明する。まず、入
力端子11から直列に接続された最初のディジタルフィ
ルタに対し入力信号が入力され、各ディジタルフィルタ
の出力から最適タップ数セレクタ33に接続される。一
方、入力端子31から最適タップ数の情報が最適タップ
数セレクタ33に対して入力される。最適タップ数セレ
クタ33では、その最適タップ数に応じて、必要なディ
ジタルフィルタを選択し、最適タップ数セレクタ33で
不要なディジタルフィルタをバイパスすることにより、
可変ディジタルフィルタを実現する。
【0042】次に、図4を参照して、図1に示す遅延算
出部24の詳細な構成の一例について説明する。図4を
において、11は波形等化器に対する入力信号を入力す
る入力端子、21は基準出力レベルを有する基準信号を
入力する入力端子、51は算出した遅延量を含む信号を
最適タップ数算出部25に出力する出力端子、、52は
入力信号と基準信号とからその差分を算出する差分算出
部、53は入力信号の反射波の遅延量を算出する遅延量
算出部である。
【0043】以下、図4を参照して、かかる遅延算出部
24の動作について説明する。まず、入力端子11から
波形等化器に対する入力信号が入力される。そして、入
力端子21には基準信号が入力される。その2つの信号
は図4に示すように、遅延算出部24の差分算出部52
に入力され、そこでそれら2つの信号の差分が算出され
る。その差分は遅延量算出部53に入力され、遅延量算
出部53において差分の大きな部分に入力信号の反射波
が存在すると判断して、反射波の遅延量を算出して出力
する。
【0044】次に、図5を参照して、図1に示す遅延算
出部24の詳細な構成の他の例について説明する。。図
5において、61は波形等化アルゴリズム部23からの
タップ係数の情報を入力する入力端子、51は算出した
遅延量を含む信号を最適タップ数算出部25に出力する
出力端子、62はタップ係数の変化量を算出するタップ
係数監視部、53は入力信号の反射波の遅延量を算出す
る遅延量算出部である。
【0045】以下、図5を参照して、かかる遅延算出部
24の動作について説明する。まず、波形等化器の入力
信号を可変ディジタルフィルタ部22と波形等化アルゴ
リズム部23で構成された波形等化器において波形等化
を実行する。一定時間後(特に限定的に定める必要はな
く、単なる例として、本実施の形態では、2000デー
タ通過後程度を用いた)に、タップ係数の情報を波形等
化アルゴリズム部23からタップ係数監視部62に入力
してタップ係数を監視する。そして、タップ係数監視部
62でタップ係数の変化量を算出する。遅延量算出部5
3においては、タップ係数の変化量が大きいタップの位
置に反射波が存在すると判定し、それにより入力信号の
反射波の遅延量を算出する。
【0046】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、波形等化器に対する入力信号と基準信号とによって
入力信号の反射波の遅延を算出する遅延算出部と、入力
信号の反射波の遅延によって入力信号の最適タップ数を
算出する最適タップ数算出部と、最適タップ数のディジ
タルフィルタを持つ可変ディジタルフィルタと、最適タ
ップ数の波形等化アルゴリズム部とを設けることによっ
て、波形等化器に対する入力信号について最適なタップ
数を用いて波形等化を行うことができるので、基準信号
の基準出力レベルとディジタルフィルタの出力レベルと
の間の二乗誤差を小さくすることができる。
【0047】〔発明の第2の実施の形態〕以下、図6を
参照して、本発明の第2の実施の形態における適応型波
形等化器の構成について説明する。図6は本発明の第2
の実施の形態における適応型波形等化器の構成を示すブ
ロック図である。図6において、11は波形等化器に対
する入力信号を入力する入力端子、71はディザヤ/ア
ンディザヤ比(望ましい信号レベルと実際の望ましくな
い信号レベルとの比、以下、D/U比という)の算出に
必要な基準信号を入力する入力端子である。
【0048】また、12は出力端子、22はタップ数を
最適タップ数に変更可能な可変ディジタルフィルタ部、
23は可変ディジタルフィルタ部の入力信号と出力信号
と最適タップ数とを用いてタップ係数を算出しそのタッ
プ係数を可変ディジタルフィルタ部に書き込む波形等化
アルゴリズム部、25は入力信号の反射波の遅延から入
力信号に応じた最適なタップ数を算出する最適タップ数
算出部であり、以上は図1の構成と同様なものである。
【0049】図6に示す本発明の第2の実施の形態にお
いて、図1の構成と異なるのは、本実施の形態において
は、遅延算出部24を使用せずに、波形等化器への入力
信号と基準信号とによって入力信号のD/U比を算出す
るD/U比算出部72と入力信号のD/U比から必要な
タップ数を算出する必要タップ数算出部73とを使用し
たことである。
【0050】次に、図6を参照して、本発明の第2の実
施の形態における適応型波形等化器の動作について説明
する。まず、入力端子11に入力された波形等化器への
入力信号はD/U比算出部72に入力される。D/U比
算出部72において、その入力信号のD/U比は次式
〔数5〕により算出され、
【0051】
【数5】
【0052】そのD/U比の情報を必要タップ数算出部
73に送る。そのD/U比の情報から、必要なタップ数
を必要タップ数算出部73で算出する。最適タップ数算
出部25では、最適タップ数をm、必要タップ数をT、
センタ−タップの位置をcとすると、最適タップ数mは
次式〔数6〕により算出される。
【0053】
【数6】
【0054】最適タップ数算出部25において最適タッ
プ数が算出された後は、上記第1の実施の形態と同様な
動作によって波形等化が達成される。本実施の形態にお
いても、可変ディジタルフィルタ部22の構成は図2及
び図3に示したものと同様である。
【0055】以上の説明のように、本実施例によれば、
波形等化器への入力信号と基準信号とによって入力信号
のD/U比を算出するD/U比算出部と、入力信号のD
/U比から必要なタップ数を算出する必要タップ数算出
部と、必要なタップ数から最適タップ数を算出する最適
タップ数算出部と、最適タップ数を持つ可変ディジタル
フィルタと、最適タップ数の波形等化アルゴリズム部を
設けることによって、波形等化器への入力信号に最適な
タップ数で波形等化を行うことができ、基準信号の基準
出力レベルとディジタルフィルタの出力レベルの二乗誤
差を小さくすることができる。
【0056】〔発明の第3の実施の形態〕以下、図7を
参照して、本発明の第3の実施の形態における適応型波
形等化器の構成について説明する。図7は本発明の第3
の実施の形態における適応型波形等化器の構成を示すブ
ロック図である。図7において、11は波形等化器に対
する入力信号を入力する入力端子、21は基準出力レベ
ルを有する基準信号を入力する入力端子、12は出力端
子、24はディジタルフィルタ部の入力信号と基準信号
とから入力信号の反射波の遅延を算出する遅延算出部、
25は入力信号の反射波の遅延から入力信号に応じた最
適なタップ数を算出する最適タップ数算出部であって、
以上は図1の構成と同様なものである。
【0057】図7に示す本発明の第3の実施の形態にお
いて、図1の構成と異なるのは、本実施の形態において
は、可変ディジタルフィルタ部22の代わりに通常のデ
ィジタルフィルタ部を使用したこと、及び波形等化アル
ゴリズム部23の代わりに最適タップ数を用いてディジ
タルフィルタ部のタップ数を変更するようにした適応波
形等化アルゴリズム部82を使用したことである。
【0058】次に、図7を参照して、本発明の第3の実
施の形態における適応型波形等化器の動作について説明
する。まず、入力端子11からの波形等化器に対する入
力信号と入力端子21からの基準信号とにより上記本発
明の第1の実施の形態におけると同様な動作を遅延算出
部24及び最適タップ数算出部25で行い、入力信号の
最適タップ数を算出する。適応波形等化アルゴリズム部
82はその最適タップ数に応じて波形等化アルゴリズム
を変更することにより、ディジタルフィルタに供給する
タップ係数を変えて、ディジタルフィルタ部81と適応
波形等化アルゴリズム部82とにより、最適タップ数に
対応する波形等化を行わせる。
【0059】以下、図8及び図9を参照して、図7に示
す適応波形等化アルゴリズム部82の詳細な構成例につ
いて説明する。まず、図8の例において、91は最適タ
ップ数算出部25からの入力端子、92はディジタルフ
ィルタ部81への出力端子、93は最適タップ数情報を
受けて、センタ−タップの位置を算出するセンタ−タッ
プ算出部、23は入力信号と出力信号とセンタ−タップ
の位置とを用いてそのセンタ−タップの位置に対応する
タップ係数を算出する波形等化アルゴリズム部である。
【0060】次に、図8を参照して、図8の例における
適応波形等化アルゴリズム部82の動作について説明す
る。まず、最適タップ数算出部25からの最適タップ数
情報を入力端子91から入力し、センタ−タップ算出部
93において下記の式〔数7〕により、センタ−タップ
の位置を算出する。ディジタルフィルタのタップ数を
N、タップ係数のセンタ−タップの位置をc、最適タッ
プ数をmとすると、センタ−タップの位置cは次式〔数
7〕により求められる。
【0061】
【数7】
【0062】このようにして求めたセンタ−タップの位
置cの情報を波形等化アルゴリズム部23に送り、その
センタ−タップの位置cに適応した波形等化アルゴリズ
ムを波形等化アルゴリズム部23で実現し、それに適応
したタップ係数をディジタルフィルタ部81に出力して
最適タップ数に対応した演算を行うようにしたことによ
り、ディジタルフィルタ部81と適応波形等化アルゴリ
ズム部82とによって、最適タップ数に応じた適切な波
形等化を達成することができる。
【0063】更に、図9を参照して、図9の例における
適応波形等化アルゴリズム部82の詳細な構成例につい
て説明する。図9において、91は最適タップ数算出部
25からの入力端子、92はディジタルフィルタ部81
への出力端子、101は最適タップ数情報を受けて使用
する必要がないタップ数を算出する不要タップ数算出
部、23は入力信号と出力信号と不要タップ数情報とを
用いて該情報に対応するタップ係数を算出する波形等化
アルリズム部である。
【0064】次に、図9を参照して、図9の例における
適応波形等化アルゴリズム部82の動作について説明す
る。まず、入力端子91に最適タップ数算出部25から
の最適タップ数情報を入力し、不要タップ数算出部10
1において下記の式〔数8〕により、不要なタップ数を
算出する。ディジタルフィルタのタップ数をN、最適タ
ップ数をm、不要タップ数をlとすると、不要タップ数
lは次式〔数8〕により求められる。
【0065】
【数8】
【0066】このようにして求めた不要タップ数lの情
報を波形等化アルゴリズム部23に送り、不要タップの
部分に強制的に0の値を設定する波形等化アルゴリズム
を波形等化アルゴリズム部23で実現し、それに適応し
たタップ係数をディジタルフィルタ部81に出力して最
適タップ数に対応した演算を行うようにしたことによ
り、ディジタルフィルタ部81と適応波形等化アルゴリ
ズム部82とによって、最適タップ数に応じた適切な波
形等化を達成することができる。
【0067】以上のように、本実施例によれば、波形等
化器への入力信号によって入力信号の遅延を算出する遅
延算出部と、入力信号の反射波の遅延によって入力信号
の最適タップ数を算出する最適タップ数算出部と、最適
タップ数に基づき算出したタップ係数を用いて、ディジ
タルフィルタ部のタップ数を変更する適応波形等化アル
ゴリズム部と、通常のディジタルフィルタとを設けるこ
とによって、波形等化器への入力信号に最適なタップ数
で波形等化を行うことができ、基準信号の基準出力レベ
ルとディジタルフィルタの出力レベルの二乗誤差を小さ
くすることができる。
【0068】〔発明の第4の実施の形態〕以下、図10
を参照して、本発明の第4の実施の形態における適応型
波形等化器の構成について説明する。図10は本発明の
第4の実施の形態における適応型波形等化器の構成を示
すブロック図である。図10において、11は波形等化
器に対する入力信号を入力する入力端子、71はD/U
比の算出に必要な基準信号を入力する入力端子、12は
出力端子、25は入力信号の反射波の遅延から入力信号
に応じた最適なタップ数を算出する最適タップ数算出
部、81は通常のディジタルフィルタ部、82は最適タ
ップ数を用いてディジタルフィルタ部のタップ数を変更
するようにした適応波形等化アルゴリズム部82であ
る。
【0069】以上は図7に示す発明の第3の実施の形態
における構成と同様なものである。図7の構成と異なる
ものは、図6に示す発明の第2の実施の形態における構
成と同様に、遅延算出部24を使用せず、D/U比算出
部72及び必要タップ数算出部73を使用したことであ
る。従って、D/U比算出部72及び必要タップ数算出
部73は、第2の実施の形態で説明した内容と同様な動
作を行い、その他のブロックは、図7に示す本発明の第
3の実施の形態で説明した内容と同様な動作を行うこと
によって波形等化を達成することができる。故に、これ
以上の動作の説明は省略する。
【0070】以上、説明したように本実施の形態によれ
ば、波形等化器への入力信号と基準信号とによって入力
信号のD/U比を算出するD/U比算出部と、入力信号
のD/U比から必要なタップ数を算出する必要タップ数
算出部と、必要なタップ数から最適タップ数を算出する
最適タップ数算出部と、最適タップ数を用いてディジタ
ルフィルタのタップ数を変更する波形等化アルゴリズム
部と、通常のディジタルフィルタとを設けることによっ
て、波形等化器への入力信号に最適なタップ数で波形等
化を行うことができ、基準信号の基準出力レベルとディ
ジタルフィルタの出力レベルの二乗誤差を小さくするこ
とができる。
【0071】
【発明の効果】本発明による適応型波形等化器は、以上
説明したように構成し、波形等化器に対する入力信号か
ら入力信号の反射波の遅延を遅延算出部で算出し、遅延
算出部で求めた入力信号の反射波の遅延から入力信号に
適した最適なタップ数を最適タップ数算出部において算
出し、波形等化アルゴリズム部から最適タップ数に応じ
たタップ係数を出力し、ディジタルフィルタを最適タッ
プ数に対し変更可能としたことにより、波形等化器への
入力信号に最適なタップ数で波形等化を行うことができ
るため、基準信号の基準出力レベルとディジタルフィル
タの出力レベルとの間の二乗誤差を小さくしうる優れた
適応型波形等化器を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における適応型波形
等化器の構成を示すブロック図
【図2】図1に示す可変ディジタルフィルタ部の詳細な
構成の一例を示すブロック図
【図3】図1に示す可変ディジタルフィルタ部の詳細な
構成の他の例を示すブロック図
【図4】図1に示す遅延算出部の詳細な構成の一例を示
すブロック図
【図5】図1に示す遅延算出部の詳細な構成の他の例を
示すブロック図
【図6】本発明の第2の実施の形態における適応型波形
等化器の構成を示すブロック図
【図7】本発明の第3の実施の形態における適応型波形
等化器の構成を示すブロック図
【図8】図7に示す適応波形等化アルゴリズム部の詳細
な構成の一例を示すブロック図
【図9】図7に示す適応波形等化アルゴリズム部の詳細
な構成の他の例を示すブロック図
【図10】本発明の第4の実施の形態における適応型波
形等化器の構成を示すブロック図
【図11】従来の適応型波形等化器の構成例を示すブロ
ック図
【符号の説明】
11 入力端子 12 出力端子 13 トランスバ−サルフィルタ 14 記憶手段 15 係数設定回路 16 係数監視回路 21 入力端子 22 可変ディジタルフィルタ部 23 波形等化アルゴリズム部 24 遅延算出部 25 最適タップ数算出部 31 入力端子 32 数種類のディジタルフィルタ 33 最適タップ数セレクタ 41 サブブロックに分割したディジタルフィルタ 51 出力端子 52 差分算出部 53 遅延量算出部 61 入力端子 62 タップ係数監視部 71 入力端子 72 D/U比算出部 73 必要タップ数算出部 81 ディジタルフィルタ部 82 適応波形等化アルゴリズム部 91 入力端子 92 出力端子 93 センタ−タップ算出部 101 不要タップ数算出部 131 遅延器 132 乗算器 133 加算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/32 H04N 7/137 Z

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】波形等化器に対する入力信号と基準信号と
    から入力信号の反射波の遅延量を算出する遅延算出部
    と、入力信号の反射波の遅延量から入力信号に応じた最
    適なタップ数を算出する最適タップ数算出部と、前記最
    適タップ数に対応してタップ数を変更する可変ディジタ
    ルフィルタ部と、可変ディジタルフィルタ部の入力信号
    と出力信号と前記最適タップ数とを用いてタップ係数を
    算出し該タップ係数を前記可変ディジタルフィルタ部に
    書き込む波形等化アルゴリズム部とを備えたことを特徴
    とする適応型波形等化器。
  2. 【請求項2】前記可変ディジタルフィルタ部は、タップ
    数が数種類の複数のディジタルフィルタからなるディジ
    タルフィルタ部と、前記複数のディジタルフィルタの出
    力から最適タップ数のものを選択すべく該出力を切り替
    える最適タップ数セレクタとを含み、前記最適タップ数
    セレクタにおいて前記最適タップ数算出部からの最適タ
    ップの制御により、ディジタルフィルタのタップ数を変
    更するようにしたことを特徴とする請求項1記載の適応
    型波形等化器。
  3. 【請求項3】前記可変ディジタルフィルタ部は、ディジ
    タルフィルタをサブブロックに分割してなるディジタル
    フィルタ部と、前記分割したディジタルフィルタのサブ
    ブロックの出力から最適タップ数のものを選択すべく該
    出力を切り替える最適タップ数セレクタとを含み、前記
    最適タップ数セレクタにおいて前記最適タップ数算出部
    からの最適タップの制御により、ディジタルフィルタの
    タップ数を変更するようにしたことを特徴とする請求項
    1記載の適応型波形等化器。
  4. 【請求項4】前記遅延算出部は、入力信号と基準信号の
    差分を計算する差分計算部と、該差分から前記入力信号
    の反射波の遅延を算出する遅延量算出部とを備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の適応型波形等化器。
  5. 【請求項5】前記遅延算出部は、一定時間波形等化を行
    い算出されたタップ係数を監視するタップ係数監視部
    と、該タップ係数監視部におけるタップ係数の変化量の
    検出から入力信号の反射波の遅延を算出する遅延量算出
    部とを備えたことを特徴とする請求項1記載の適応型波
    形等化器。
  6. 【請求項6】波形等化器に対する入力信号と基準信号と
    から該入力信号のD/U比を算出するD/U比算出部
    と、入力信号のD/U比から必要なタップ数を算出する
    必要タップ数算出部と、前記必要タップ数から入力信号
    に最適なタップ数を算出する最適タップ数算出部と、前
    記最適タップ数に対応してタップ数を変更する可変ディ
    ジタルフィルタ部と、前記可変ディジタルフィルタ部の
    入力信号と出力信号と最適タップ数とを用いてタップ係
    数を算出し該タップ係数を前記可変ディジタルフィルタ
    部に書き込む波形等化アルゴリズム部とを備えたことを
    特徴とする適応型波形等化器。
  7. 【請求項7】前記可変ディジタルフィルタ部は、タップ
    数が数種類の複数のディジタルフィルタからなるディジ
    タルフィルタ部と、前記複数のディジタルフィルタの出
    力から最適タップ数のものを選択すべく該出力を切り替
    える最適タップ数セレクタとを含み、前記最適タップ数
    セレクタにおいて前記最適タップ数算出部からの最適タ
    ップの制御により、ディジタルフィルタのタップ数を変
    更するようにしたことを特徴とする請求項6記載の適応
    型波形等化器。
  8. 【請求項8】前記可変ディジタルフィルタ部は、ディジ
    タルフィルタをサブブロックに分割してなるディジタル
    フィルタ部と、前記分割したディジタルフィルタのサブ
    ブロックの出力のうち最適タップ数のものを選択すべく
    該出力を切り替える最適タップ数セレクタとを含み、前
    記最適タップ数セレクタにおいて前記最適タップ数算出
    部からの最適タップの制御により、ディジタルフィルタ
    のタップ数を変更するようにしたことを特徴とする請求
    項6記載の適応型波形等化器。
  9. 【請求項9】ディジタルフィルタと、該ディジタルフィ
    ルタの入力信号と基準信号から入力信号の反射波の遅延
    を算出する遅延算出部と、前記入力信号の反射波の遅延
    から入力信号に応じた最適なタップ数を算出する最適タ
    ップ数算出部と、ディジタルフィルタの入力信号と出力
    信号から計算したタップ係数と前記最適タップ数とから
    タップ係数を算出し前記ディジタルフィルタに書き込む
    適応波形等化アルゴリズム部とを備えたことを特徴とす
    る適応型波形等化器。
  10. 【請求項10】前記適応波形等化アルゴリズム部は、前
    記最適タップ数に従いタップ係数のセンタ−タップの位
    置を算出するセンタ−タップ算出部と、波形等化アルゴ
    リズム部とを含み、前記波形等化アルゴリズム部におい
    て前記最適タップ数に応じセンタ−タップの位置を移動
    してタップ数を変更するようにしたことを特徴とする請
    求項9記載の適応型波形等化器。
  11. 【請求項11】前記適応波形等化アルゴリズム部は、前
    記最適タップ数に従い不要なタップ数を算出する不要タ
    ップ数算出部と、波形等化アルゴリズム部とを含み、前
    記波形等化アルゴリズム部において前記最適タップ数に
    応じ前記ディジタルフィルタの不要なタップに0を入力
    してタップ数を変更するようにしたことを特徴とする請
    求項9記載の適応型波形等化器。
  12. 【請求項12】前記遅延算出部は、入力信号と基準信号
    の差分を計算する差分計算部と、該差分から前記入力信
    号の反射波の遅延を算出する遅延量算出部とを備えたこ
    とを特徴とする請求項9記載の適応型波形等化器。
  13. 【請求項13】前記遅延算出部は、一定時間波形等化を
    行い算出されたタップ係数を監視するタップ係数監視部
    と、該タップ係数監視部におけるタップ係数の変化量の
    検出から入力信号の反射波の遅延を算出する遅延量算出
    部とを備えたことを特徴とする請求項9記載の適応型波
    形等化器。
  14. 【請求項14】ディジタルフィルタと、該ディジタルフ
    ィルタの入力信号と基準信号とから該入力信号のD/U
    比を算出するD/U比算出部と、前記入力信号のD/U
    比から入力信号に必要なタップ数を算出する必要タップ
    数算出部と、必要タップ数から最適なタップ数を算出す
    る最適タップ数算出部と、ディジタルフィルタの入力信
    号と出力信号とから計算したタップ係数と前記最適タッ
    プ数算出部で求めた最適タップ数とを用いて前記ディジ
    タルフィルタに書き込むべきタップ係数を算出する適応
    波形等化アルゴリズム部とを備えたことを特徴とする適
    応型波形等化器。
  15. 【請求項15】前記適応波形等化アルゴリズム部は、前
    記最適タップ数に従いタップ係数のセンタ−タップの位
    置を算出するセンタ−タップ算出部と、波形等化アルゴ
    リズム部とを含み、前記波形等化アルゴリズム部におい
    て前記最適タップ数に応じセンタ−タップの位置を移動
    してタップ数を変更するようにしたことを特徴とする請
    求項14記載の適応型波形等化器。
  16. 【請求項16】前記適応波形等化アルゴリズム部は、前
    記最適タップ数に従い不要なタップ数を算出する不要タ
    ップ数算出部と、波形等化アルゴリズム部とを含み、前
    記波形等化アルゴリズム部において前記最適タップ数に
    応じ前記ディジタルフィルタの不要なタップに0を入力
    してタップ数を変更するようにしたことを特徴とする請
    求項14記載の適応型波形等化器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6466616B1 (en) 1999-07-02 2002-10-15 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Power efficient equalization
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CN103339512A (zh) * 2011-01-31 2013-10-02 株式会社日立高新技术 分析装置

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