JP2007026616A - 光ピックアップおよび光情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板の厚みの異なる光情報記録媒体を、単一の光源と単一の対物レンズを用いて高精度に記録,再生し、かつ色収差補正、光利用効率の低下やノイズを抑制する。
【解決手段】コリメートレンズ102には、光軸に対して垂直な回転軸201が設けてあり、基板厚に応じて回転駆動手段200によりコリメートレンズ102が回転する。このコリメートレンズ102の回転により、コリメートレンズ102は第1面と第2面を入れ換えることで、厚さ0.1mmの光情報記録媒体(BD)110a、および厚さ0.6mmの光情報記録媒体(HD)110bを高精度に記録,再生できる面特性を有し、対物レンズ108で発生する収差を相殺するように設計されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、光情報処理装置に用いる光ピックアップの光学系に係り、特に情報記録面を保護する光情報記録媒体において、厚みが変化したときに発生する収差補正に関するものである。
近年、取り扱う情報量の増大と共に光情報記録媒体の記録密度を高くすることが求められている。そこで、光情報記録媒体の情報記録面における線記録密度の向上やトラックの狭ピッチ化によって、光情報記録媒体の高記録密度化が行われてきた。この光情報記録媒体の高記録密度化に対応するためには、光情報記録媒体の情報記録面上に集光される光束のビーム径を小さくすることが必要である。
そして、光束のビーム径を小さくする方法としては、光情報記録媒体を記録再生する光ピックアップの集光光学系としての対物レンズから照射される光束の開口数(NA:Numerical Aperture)を大きくすることや、光束の短波長化が考えられる。
一般に、光情報記録媒体では、埃や傷から情報記録面を保護するために、この情報記録面が透明基板で覆われている。したがって、光ピックアップの対物レンズを透過した光束は、光情報記録媒体の透明基板を通過して、その下にある情報記録面上で集光されて焦点を結び、光スポットを形成する。
このように光束が透明基板を通過すると、球面収差(SA:Spherical Aberration)が発生する。球面収差SAは、(数1)で示され、
(数1)
SA∝d・NA
透明基板の厚さdおよび対物レンズの開口数NAの4乗に比例する。通常、対物レンズは、この球面収差SAを相殺するように設計されているので、対物レンズとカバーガラスを通過した光束の球面収差SAは十分に小さくなっている。
しかし、透明基板(光透過層)厚みが対物レンズの設計時と異なる場合は、球面収差が発生する。例えば、基板厚が0.6mmの規格であるためDVD用の光学系で1.2mm厚のCDを再生しようとすると、基板厚さが厚い分、球面収差が過剰に補正され再生が可能な光スポット形状を得ることができない。
また、低コストで光ピックアップの小型化を達成するためには、異なる基板厚の光情報記録媒体を単一の対物レンズにより記録,再生することが望まれている。そこで、複数の光情報記録媒体に情報を記録,再生するための光ピックアップとして、各種のレンズ系が知られている。
例えば、特許文献1,特許文献2に記載される方法によれば、光ピックアップ装置上にホログラム素子を設け、これを透過する0次光と1次光の各々をDVD用とCD用に振り分けて、それぞれの光情報記録媒体に関して回折限界性能を有する光スポットを得ることができる。
また、特許文献3に記載の方法によれば、1つのレーザ光源からの光束を偏光選択性ホログラム素子に対して斜めの直線偏光にし、光束を異なる偏光方向に分割してDVD用とCD用に振り分け、ハーフミラーで往復の光束を分離している。
さらに、近年の高密度化に伴い、光情報記録媒体の記録再生に用いる光源の波長が405nmであり、NA0.85の対物レンズで光照射側基板厚が0.1mm厚のBlu-ray Disc(以下、BDという)や、NA0.65の対物レンズで光照射側基板厚が0.6mm厚のHD−DVD(以下、HDという)という新たな規格が提案されている。従来のDVDやCDに比べると、光源の波長が短く、光学的な課題の1つとして、色収差が問題になってくる。この色収差の要因は、温度変動や記録時と再生時の光出力変化に伴う光源の波長変動である。光学材料の屈折率は、波長により変化する性質(分散)を持つため、光源の波長変動により色収差が発生する。特に近年、光情報記録媒体における記録密度の高密度化により光源の波長が短くなっており、光学材料の屈折率変化が大きくなり、この色収差が記録,再生における光情報処理の劣化に与える影響は大きくなっている。
特開平7−98431号公報 特開平10−27378号公報 特開平9−161306号公報 特開平9−251658号公報
しかしながら、特許文献1に記載される、1つのレーザ光源からの光束を異なる回折次数光に分割してDVD用とCD用にする方法や、特許文献4に記載の、1つのレーザ光源からの光束を偏光選択性ホログラム素子に対して斜めの直線偏光にし、光束を異なる偏光方向に分割してDVD用とCD用にする方法では、常に光情報記録媒体の情報記録面に向けて複数の光束が出射されるため、1つの光束で情報の読み出しを行うときには、他方の光束は読み出しには寄与しない不要光となり、ノイズ増大の要因となる。また、レーザ光の利用効率が低下するという課題がある。
また、異なる基板厚に対応して、偏光を切り換えて収差を補正する偏光選択性ホログラム素子を用いる場合、例えば図20に示すような光学系に1/4波長板107を設けると、光情報記録媒体からの戻り光束は収差が補正されなくなり、制御信号を誤検出してしまうという課題が発生する。
さらに、温度変動による波長変動は、球面収差が発生してスポット性能の劣化が生じ、また光出力変化に伴う波長変動は、急激に起こるため、アクチュエータ109において対物レンズ108を駆動しても波長変動を追従することができず、デフォーカスによる性能劣化が生じ、また、特許文献1,2,4においては、ホログラム素子を設けるため、効率が低下し、光学素子が高価になるという課題が生じる。
本発明は、前記従来技術の問題を解決することに指向するものであり、基板の厚みの異なる光情報記録媒体を、単一の光源と単一の対物レンズを用いて高精度に記録または再生ができ、かつそれぞれの光情報記録媒体において色収差が補正され、さらに、光利用効率の低下やノイズを抑制された低コストの光ピックアップおよび光情報処理装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1記載した光ピックアップは、基板厚の異なる第1,第2光情報記録媒体に記録,再生,消去のいずれか1以上を行う光ピックアップであって、光源と、光源からの出射光束の発散角を変換する発散角変換レンズと、第1,第2光情報記録媒体の記録面上に光束を集光する対物レンズと、第1,第2光情報記録媒体からの戻り光束を分離する光分離手段と、光分離手段を介して戻り光束が導かれる光検出手段と、発散角変換レンズに有する第1面と第2面とで異なる面特性を基板厚に応じて切り換える切換手段とを備えた構成によって、発散角変換レンズにそれぞれの基板厚において対物レンズで発生する収差を低減させる面形状を形成しているため、基板厚の異なる光情報記録媒体を単一の対物レンズにより高精度に記録,再生することができる。
また、請求項2に記載した光ピックアップは、基板厚の異なる第1,第2光情報記録媒体に記録,再生,消去のいずれか1以上を行う光ピックアップであって、光源と、光源からの出射光束の発散角を変換する発散角変換レンズと、光束の直線偏光を円偏光とする1/4波長板と、第1,第2光情報記録媒体の記録面上に光束を集光する対物レンズと、第1,第2光情報記録媒体からの戻り光束を分離する偏光選択性の光分離手段と、光分離手段を介して戻り光束が導かれる光検出手段と、発散角変換レンズに有する第1面と第2面とで異なる面特性を基板厚に応じて切り換える切換手段とを備えた構成によって、1/4波長板と偏光選択性の光分離手段により、光効率を高くして光源への戻り光束をなくし、基板厚の異なる光情報記録媒体を単一の対物レンズにより高精度に記録,再生することができる。
また、請求項3に記載した光ピックアップは、基板厚の異なる第1,第2光情報記録媒体に記録,再生,消去のいずれか1以上を行う光ピックアップであって、光源と、光源からの出射光束の発散角を変換する発散角変換レンズと、光束の偏光方向を回転する偏光旋光手段と、輪帯状に少なくとも2つ以上に領域分割された偏光膜と、光束の直線偏光を円偏光とする1/4波長板と、第1,第2光情報記録媒体の記録面上に光束を集光する対物レンズと、第1,第2光情報記録媒体からの戻り光束を分離する偏光選択性の光分離手段と、光分離手段を介して戻り光束が導かれる光検出手段と、発散角変換レンズに有する第1面と第2面とで異なる面特性を基板厚に応じて切り換える切換手段とを備えた構成によって、偏光旋光手段と、輪帯状に領域分割された偏光膜により、簡易な構成で開口を制限でき、基板厚の異なる光情報記録媒体を単一の対物レンズにより高精度に記録,再生することができる。
また、請求項4〜7に記載した光ピックアップは、請求項1〜3の光ピックアップにおいて、発散角変換レンズの面特性を切り換える切換手段が、光軸と垂直な軸を中心として発散角変換レンズを180度回転させ、面特性を切り換えること、また発散角変換レンズの面特性を切り換える切換手段が、焦点距離可変のレンズからなる発散角変換レンズに加える電界を変化させることでレンズ面形状を変化させ、面特性を切り換えること、さらに、発散角変換レンズが、少なくとも1面以上の回折面を形成してなること、また、発散角変換レンズが、コリメートレンズである構成によって、発散角変換レンズのそれぞれの面に形成の収差を低減させる面形状を、光軸と垂直な軸を中心に180度回転すること、また電界により焦点距離可変のレンズを用いて機械的な部品を用いることなく面形状を入れ換え、さらに、屈折面と回折面で生じる波長分散が逆となることを利用し、対物レンズで発生する色収差を補正して、また、コリメートレンズとして無限系の光学系とでき、基板厚の異なる光情報記録媒体を単一の対物レンズにより、高精度に記録,再生でき、また同時に情報記録媒体からの戻り光束の波面収差も低減し、再生信号や制御信号の誤検出を防ぐことができる。
また、請求項8〜11に記載した光ピックアップは、請求項1〜7の光ピックアップにおいて、発散角変換レンズが、光軸方向に可動する手段を備えていること、また光軸と垂直な方向に可動する手段を備えていること、または、発散角変換レンズが、光軸に垂直な軸を中心に回転する手段を備え、軸が光情報記録媒体の半径方向と一致していること、また軸が光情報記録媒体の半径方向と垂直な方向に一致している構成によって、基板厚の異なる光情報記録媒体に個々で発生する球面収差,コマ収差をそれぞれ補正することができ、装置を小型化できる。
また、請求項12に記載した光ピックアップは、請求項3の光ピックアップにおいて、偏光旋光手段が、液晶旋光子からなる構成によって、光情報記録媒体の異なる基板厚に応じて電気的に偏光方向を回転させることができる。
また、請求項13に記載した光情報処理装置は、光情報記録媒体の記録面に光束を照射して情報の再生、記録あるいは消去を行う光情報処理装置において、請求項1〜12のいずれか1項に記載の光ピックアップを備えた構成によって、簡易な構成で、基板厚さの異なる光情報記録媒体に対応でき、装置の小型,低コスト化することができる。
本発明によれば、新たな光学部品を用いることなく、基板厚が異なる光情報記録媒体に対して、波面劣化を抑制した良好なスポットを形成でき、また、光利用効率の低下を抑制して、不要光が光源に戻らないためにノイズを低減して、さらに、復路において往路と同様に波面が補正され、再生信号や制御信号を高精度に検出することができるという効果を奏する。
以下、図面を参照して本発明における実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態1における光ピックアップの概略構成を示す図である。図1に示すように、光ピックアップは、半導体レーザ101、偏光ビームスプリッタ103、偏光旋光手段104、コリメートレンズ102a、プリズム105、開口制限素子106、1/4波長板107、対物レンズ108、アクチュエータ109、検出レンズ111、受光素子112より構成される。半導体レーザ101の中心波長は405nmであり、対物レンズ108の開口数NAは0.85、光情報記録媒体として基板厚が0.1mmのBD規格の光情報記録媒体(BD)110aとする。
いま、基板厚0.1mmの光情報記録媒体(BD)110aを記録,再生する場合を以下に説明する。半導体レーザ101の出射光は、偏光ビームスプリッタ103、偏光旋光手段104を透過し、コリメートレンズ102aにより略平行光にされる。平行光にされた光束は、プリズム105より偏向される。そして、1/4波長板107、対物レンズ108を介して集光されることにより、情報の記録,再生が行われる。また、光情報記録媒体(BD)110aからの反射光は対物レンズ108、1/4波長板107を通過した後、コリメートレンズ102a、偏光旋光手段104を通過し、偏光ビームスプリッタ103により入射光と分離,偏向され、検出レンズ111により受光素子112上に導かれ、再生信号,フォーカス誤差信号,トラック誤差信号が検出される。
ここで、対物レンズ108は厚さ0.1mmの光情報記録媒体(BD)110aを高精度に記録,再生できるように設計されている。または、厚さ0.1mmの光情報記録媒体(BD)110aを高精度に記録,再生できるようにコリメートレンズ102aと対物レンズ108で収差を相殺するように設計されていてもよい。
また、厚さ0.1mmの光情報記録媒体(BD)110aを再生,記録するときには、対物レンズ108の開口数は0.85であり、開口制限素子106の偏光膜を透過し、対物レンズ108へ平行光で入射する。したがって、偏光旋光手段104は、開口制限素子(偏光膜)106を透過するP偏光とするように、光束を旋光(偏光方向を回転)する。一方、厚さ0.6mmのHD規格の光情報記録媒体(HD)110bを記録,再生するときには、図3(a)のように基板厚の違いにより収差が発生する。
そこで、図2に示すコリメートレンズ102bのように、図1のコリメートレンズ102aを光軸に垂直な軸を中心に180度回転させる。コリメートレンズ102には、図4に示すように第1面と第2面の切換手段として、光軸に対して垂直な回転軸201が設けてあり、基板厚に応じて回転駆動手段200によりコリメートレンズ102が回転する。
本実施の形態1のコリメートレンズ102(図4参照)は、図1,図2のコリメートレンズ102a,102bに示すように第1面と第2面を入れ換えることで、厚さ0.6mmの光情報記録媒体(HD)110bを高精度に記録,再生できるように、対物レンズ108で発生する収差を相殺するように設計されている。
また、本実施の形態1に用いた対物レンズ108の設計データを(表1)に、コリメートレンズ102の設計データを(表2)(a),(b)、(表3)(a),(b)に示す。(表2)(a),(b)が、厚さ0.1mmの光情報記録媒体(BD)110aを記録,再生する場合、(表3)(a),(b)が、厚さ0.6mmの光情報記録媒体(HD)110bを記録,再生する場合を示す。(表2)(a),(b)と(表3)(a),(b)を比較して分かるように、基板厚に応じて、コリメートレンズ102の第1面と第2面の面特性を入れ換えることで、収差の波面を良好に補正できる。
Figure 2007026616
Figure 2007026616
Figure 2007026616
厚さ0.6mmの光情報記録媒体(HD)110bの記録,再生を行う場合の対物レンズ108の開口数NAは0.65である。そこで、偏光旋光手段104は、中心部分の光束は透過し、周辺部分の光束は開口制限素子(偏光膜)106で遮光されるようなS偏光にし、中心部分のみが対物レンズ108に平行光で入射するようにする。
このように図1で用いたコリメートレンズ102aを180度回転させることにより、図3(a)の収差が補正され図3(b)のように良好な波面形状となる。
次に、本実施の形態1に用いる開口制限素子(偏光膜)106の機能を図1,図2を参照しながら図5(a),(b)に基づき説明する。図5(a)は基板厚0.1mmの光情報記録媒体(BD)110aを再生する場合の開口制限素子106を透過する光束を示す図である。光束9の偏光方向aは開口制限素子106の上面の周辺に形成された偏光膜106aの透過軸の方向と一致している。このため光束9全体が開口制限素子106を透過して、透過光束25が対物レンズ108に入射する。
また、図5(b)は基板厚0.6mmの光情報記録媒体(HD)110bを再生する場合である。光束9は偏光旋光手段104により図5(a)の偏光方向aと直交する偏光方向bとなるように旋光される。このため光束9の周辺光束は開口制限素子106で遮光され、中心部分の偏光膜106aが形成されていない部分の制限光束26のみが対物レンズ108に入射する。
また、偏光旋光手段104として液晶を用いた場合の動作について説明する。図6(a)と図6(b)において液晶旋光子を示す。液晶旋光子6に封入されている液晶6aはツイステッドネマティック(TN)液晶である。液晶6aの両側には透明電極6b,6cが形成されている。この透明電極6b,6cには液晶駆動回路7の電圧源7aからの電圧がスイッチ7bを介して供給される。液晶6aの配向は図6(a)に示すように電界がかからない状態では90度捩じれており、90度の旋光性を有する。このため入射光20の偏光21は90度旋光されて偏光22となる。
透明電極6b,6cに電圧を印加すると図6(b)に示すように液晶6aは電界に沿って配向するので旋光性は消失し、入射光20の偏光21は偏光22’となる。なお、図7は液晶旋光子6の動作特性の一例であり、印加する電圧と旋光角との関係を示し、動作しきい値はおよそ4Vであり、6V以上の電圧を印加すると旋光性が消失する。以上のような液晶旋光子6を用いることで、容易に偏光を回転させることができる。
また、図8は偏光旋光手段104の別の実施例である1/2波長板の動作を説明するための図であり、図6(a),(b)の液晶旋光子6に代えて1/2波長板30を用いている。1/2波長板30の光学軸と入射光32の偏光方向を一致させると出射光33は旋光されずにそのまま透過する。ここで、1/2波長板30を矢印31に示すように光軸周りに45度回転すると、出射光34のように偏光方向は90度回転し、これにより液晶旋光子6と同じ動作を行うことができる。
なお、本実施の形態1においては、対物レンズ108へ入射する光束は平行光となっているため、対物レンズ108の軸ずれによるコマ収差の発生を低減することができる。
また、基板厚0.1mmの光情報記録媒体(BD)110aからの戻り光束は、偏光ビームスプリッタ103により反射され、検出レンズ111により受光素子112に導かれる。一方、基板厚0.6mmの光情報記録媒体(HD)110bからの戻り光束は、再び偏光旋光手段104により偏光が回転され、偏光ビームスプリッタ103により反射されて、検出レンズ111により受光素子112に導かれる。
以上のような構成にすることにより、新たな光学部品を用いることなく、基板厚が異なる光情報記録媒体(BD),(HD)110a,110bに対して、波面劣化を抑制した良好なスポットを形成することができる。また、1/4波長板107と偏光ビームスプリッタ103を用いることで、光利用効率の低下を抑制することができ、不要光が半導体レーザ101に戻らないため、ノイズを低減することができる。さらに、復路においても、往路と同様に波面が補正されるため、再生信号や制御信号を高精度に検出することができる。
次に、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態2は前述した実施の形態1の光ピックアップにおいて、コリメートレンズ以外の構成は同様である。本実施の形態2のコリメートレンズには、回折面が形成されている。このコリメートレンズの設計データを(表4)(a),(b),(表5)(a),(b)に示す。(表4)(a),(b)が、厚さ0.1mmの光情報記録媒体(BD)を記録,再生する場合、(表5)(a),(b)が、厚さ0.6mmの光情報記録媒体(HD)を記録,再生する場合である。前述した(表2)(a),(b)と(表3)(a),(b)を比較して分かるように、基板厚に応じて、コリメートレンズの第1面と第2面の面特性を入れ換えることで、波面収差を良好に補正できる。また、コリメートレンズに使用している硝材の分散関係を(表6)に示す。
Figure 2007026616
Figure 2007026616
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本実施の形態2においては、回折レンズを用いると、屈折面と回折面では、波長の分散が異なるため、波長変化により対物レンズで発生する球面収差を補正できることを利用している。
基板厚が0.1mmの光情報記録媒体(BD)を記録,再生する場合、波長とび量1nmが生じたときのデフォーカス量を図9(a)に示す。基板厚が0.1mmの光情報記録媒体(BD)に対しては、0.55μm生じるデフォーカス量が0.1μm以下となり、本実施の形態2のコリメートレンズを用いることで、対物レンズの色収差を良好に補正していることが分かる。また、図9(b)の基板厚が0.6mmの光情報記録媒体(HD)に対しても、0.1μm以下と非常に小さく、対物レンズの色収差を良好に補正することができる。
以上のことから、本実施の形態2のコリメートレンズを用いると、コリメートレンズで対物レンズの色収差を簡易な構成で補正することができ、部品点数を低減することができる。
図10は本発明の実施の形態3における光ピックアップの概略構成を示す図である。本実施の形態3の主な構成は図1に示した実施の形態1と同様であり、図10に光情報記録媒体(BD)110aに対する構成を示し、図11には光情報記録媒体(HD)110bに対する構成を示す。図10,図11のコリメートレンズ102a,102bは同じ形状である。このコリメートレンズは図4に示す回転駆動手段200により光軸に対して垂直な軸を中心に180度回転して使用される。
図10,図11に示すようにコリメートレンズ102a,102bを、駆動手段202を用いて、光軸と垂直な方向へ可動させると、図12(a)のようにコマ収差が発生する。本実施の形態3はこの原理を用いて、光情報記録媒体がチルトしたときに発生するコマ収差を補正する構成である。発生したコマ収差の方向と収差量に応じて、コリメートレンズ102a,102bを、光軸と垂直な方向へ可動させる。
例えば、光情報記録媒体(BD)110a,光情報記録媒体(HD)110bが0.5°傾いたときの波面形状の様子を図13(a)に示す。このコマ収差を補正するために、コリメートレンズを光情報記録媒体(BD)110aに対しては、30μm,光情報記録媒体(HD)110bに対しては、60μm駆動させると、図13(a)の補正後のように、コマ収差は良好に補正されている。また、光情報記録媒体の半径方向のみのコマ収差を補正したい場合は、それに応じた一方向のみ可動できるようにすればよい。
以上のような構成にすることで、基板厚が異なる光情報記録媒体(BD),(HD)に対して、コマ収差を補正することができる。
図14は本発明の実施の形態4における光ピックアップの概略構成を示す図である。本実施の形態4の主な構成は図1に示した実施の形態1と同様であり、図14に光情報記録媒体(BD)110aに対する構成を示し、図15には光情報記録媒体(HD)110bに対する構成を示す。図14,図15のコリメートレンズ102a,102bは同じ形状であり、光軸に垂直な軸を中心に180度回転して使用される。
図14,図15に示すようにコリメートレンズ102a,102bを、光軸に垂直な軸を中心に回転させると、図12(b)のようにコマ収差が発生する。 本実施の形態4はこの原理を用いて、光情報記録媒体がチルトしたときに発生するコマ収差を補正する構成である。発生したコマ収差の方向と収差量に応じて、コリメートレンズ102a,102bを、光軸と垂直な軸を中心に回転させる。
例えば、光情報記録媒体(BD)110a,光情報記録媒体(HD)110bが0.5°傾いたときの波面形状の様子を図13(a)に示す。このコマ収差を補正するために、コリメートレンズを光情報記録媒体(BD)110aに対しては、6.5°、光情報記録媒体(HD)110bに対しては、15°回転させると、図13(a)の補正後のように、コマ収差は良好に補正されている。
以上のような構成にすることで、基板厚が異なる光情報記録媒体(BD),(HD)に対して、コマ収差を補正することができ、かつ光情報記録媒体(BD)と光情報記録媒体(HD)とに応じて180度回転させる軸と、軸を一致させておけば、回転軸を単一にすることができ、簡易な構成で、光情報記録媒体(BD),(HD)に対してコマ収差を補正することができる。
図16は本発明の実施の形態5における光ピックアップの概略構成を示す図である。本実施の形態5の主な構成は図1に示した実施の形態1と同様であり、図16に光情報記録媒体(BD)110aに対する構成を示し、図17には光情報記録媒体(HD)110bに対する構成を示す。図16,図17のコリメートレンズ102a,102bは同じ形状であり、光軸に垂直な軸を中心に180度回転して使用される。
図16,図17に示すようにコリメートレンズ102a,102bを、駆動手段203により光軸方向に可動させると球面収差が発生する。本実施の形態5はこの原理を用いて、光情報記録媒体の基板厚さに誤差が生じた場合や多層構造の光情報記録媒体を用いた際に発生する球面収差を補正する構成であり、発生した球面収差の方向と収差量に応じて、コリメートレンズ102a,102bを、光軸方向へ可動させる。
例えば、光情報記録媒体(BD)110aの基板厚に100μmの誤差が生じたときの波面形状の様子を図13(b)に示す。この球面収差を補正するために、コリメートレンズを駆動させると、図13(b)の補正後のように、球面収差は良好に補正されている。また、光情報記録媒体(HD)110bにおいても、前述と同様の処理を行うことで球面収差は良好に補正される。
以上のような構成にすることで、基板厚が異なる光情報記録媒体(BD),(HD)それぞれに対して、基板厚誤差が生じた場合や多層構造を有する光情報記録媒体で発生する球面収差を補正することができる。
図18は本発明の実施の形態6におけるコリメートレンズの概略構成を示す図である。本実施の形態6のコリメートレンズは、焦点距離可変の液体レンズ40であり、電圧を制御することで、レンズ面の形状を変化させている。
図18に示すように、液体レンズ40は異なる屈折率を持つ伝導性の水溶液45および非伝導のオイル44で構成されている。これらが透明なエンドキャップの付いた短いチューブの中に入っており、チューブの内壁とエンドキャップの一端は、疎水性(撥水性)のコーティング41で覆われている。これによって、チューブの反対の端では、水性溶液が半球状の固まりになり、球状レンズとして機能する。
レンズの形状は、疎水性のコーティング41全体に電場を作り、疎水性を弱くすることで表面の張力を変化させることにより調整される。電圧がかかると、電荷がガラス板43の電極42に集まり、反対の極性の電荷は、導電性の液体中の固体と液体が接する面の近くに集まる。それにより発生した静電気の力によって、固体と液体の界面張力が弱まり、接触角度がθとなり、2つの液体間(非伝導のオイル44と伝導性の水溶液45)にできる凹凸レンズの曲率半径が変化するため、レンズの焦点距離が変化する。
このような液体レンズ40を用いることで、機械的に動く部品を用いることなく、電気的な切り換えだけで、コリメートレンズの第1面と第2面の面特性を入れ換えることができるため、簡易な構成で基板厚の異なる光情報記録媒体に対する記録,再生の処理を単一の対物レンズにより提供でき、本実施の形態6のコリメートレンズを前述した実施の形態1〜5に用いることで、光ピックアップ等の装置の小型化が可能になる。
図19は本発明の実施の形態7における光情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。本実施の形態7は、光情報処理装置の一形態を示すものであり、前述した実施の形態1〜5いずれかの光ピックアップを用いて、光情報記録媒体に対する情報の記録,再生,消去の少なくとも1つ以上を行う光記録再生装置である。なお、図19に示す各ブロック間を接続する矢印は、信号の主な流れを示すものであり、各ブロック間の機能を限定するものではない。
図19に示すように、光記録再生装置はスピンドルモータ51、送りモータ52および光ピックアップ53等により構成されており、これらは光記録再生装置全体を制御するシステムコントローラ54により制御される。そして、光ピックアップ53のトラッキング方向への移動は、送りモータ52とで構成される制御駆動手段により行われる。例えば、光情報記録媒体110を再生する場合、システムコントローラ54からのコントロール信号がサーボ制御回路55と変復調回路56に供給される。
サーボ制御回路55では、スピンドルモータ51を設定された回転数で回転させるとともに送りモータ52を駆動する。また、変復調回路56には、光ピックアップ53の光検出器により検出されたフォーカシングエラー信号、トラッキングエラー信号および光情報記録媒体110の何処を読み出しているかの位置情報等が供給される。フォーカシングエラー信号およびトラッキングエラー信号はシステムコントローラ54を介してサーボ制御回路55に供給される。
サーボ制御回路55は、フォーカシング制御信号によってアクチュエータのフォーカシングコイルを駆動し、トラッキング制御信号によってアクチュエータのトラッキングコイルを駆動する。トラッキング制御信号の低域成分はシステムコントローラ54を介してサーボ制御回路55に供給され、送りモータ52を駆動する。これらによって、フォーカシングサーボ、トラッキングサーボおよび送りサーボのフィードバックサーボが行われる。
また、光情報記録媒体110の何処を読み出しているかの位置情報は変復調回路56により処理され、スピンドル制御信号としてスピンドルモータ51に供給され、光情報記録媒体110の再生位置に応じた所定の回転数に制御駆動され、ここから実際の再生が開始される。そして、変復調回路56により処理されて復調された再生データは外部回路57を介して外部に伝送される。
またデータを記録する場合、フォーカシングサーボ、トラッキングサーボおよび送りサーボのフィードバックサーボをかけるまでは再生と同様の過程を経る。外部回路57を介して入力される入力データを光情報記録媒体110の何処に記録するかのコントロール信号が、システムコントローラ54からサーボ制御回路55および変復調回路56に供給される。サーボ制御回路55では、スピンドルモータ51を所定の回転数に制御するとともに、送りモータ52を駆動して光ピックアップ53を情報記録位置に移動させる。
また、外部回路57を介して変復調回路56に入力された入力信号は、記録フォーマットに基づく変調が行われ、光ピックアップ53に供給される。光ピックアップ53では出射光の変調および出射光パワーが制御されて、光情報記録媒体110への記録が開始される。
なお、光情報記録媒体110の種類は再生データ信号で判別し、液晶駆動回路を制御し、光ピックアップ53内の液晶旋光子を制御する。光情報記録媒体110の種類を判別する方法として、トラッキングサーボ信号やフォーカスサーボ信号を用いてもよい。再生専用の光再生装置および記録と再生の両方可能な光記録再生装置に具備される光ピックアップ53に本発明の光ピックアップを具備していれば、基板厚の異なる光情報記録媒体110の情報の記録、再生品質の精度を高めることができる。
本発明に係る光ピックアップおよび光情報処理装置は、新たな光学部品を用いることなく、基板厚が異なる光情報記録媒体に対して、波面劣化を抑制した良好なスポットを形成でき、また、光利用効率の低下を抑制して、不要光が光源に戻らないためにノイズを低減して、さらに、復路において往路と同様に波面が補正され、再生信号や制御信号を高精度に検出することができ、特に情報記録面を保護する光情報記録媒体において、厚みが変化したときに発生する収差を補正するができ、情報記録面を保護する光情報記録媒体に有用である。
本発明の実施の形態1における光ピックアップの概略構成を示す図 本実施の形態1における光ピックアップの別の概略構成を示す図 (a)は発生した収差、(b)は補正した収差の波面形状を示す図 コリメートレンズの回転駆動を説明する図 開口制限素子の偏光膜の(a)は透過状態、(b)は不透過状態を説明する図 液晶旋光子の(a)は液晶に電圧未印加時、(b)は液晶に電圧印加時の偏光を説明する図 液晶旋光子の動作特性の一例を示す図 偏光旋光手段の1/2波長板の動作を説明する図 波長とび量が生じたときの(a)は光情報記録媒体(BD)、(b)は光情報記録媒体(HD)のデフォーカス量を説明する図 本発明の実施の形態3における光ピックアップの概略構成を示す図 本実施の形態3における光ピックアップの別の概略構成を示す図 コリメートレンズの(a)は可動距離、(b)は回転角度により発生するコマ収差を示す図 光情報記録媒体に発生した(a)コマ収差と補正した波面形状、(b)は球面収差と補正した波面形状を示す図 本発明の実施の形態4における光ピックアップの概略構成を示す図 本実施の形態4における光ピックアップの別の概略構成を示す図 本発明の実施の形態5における光ピックアップの概略構成を示す図 本実施の形態5における光ピックアップの別の概略構成を示す図 本発明の実施の形態6におけるコリメートレンズの概略構成を示す図 本発明の実施の形態7における光情報処理装置の概略構成を示すブロック図 従来の光ピックアップの概略構成を示す図
符号の説明
6 液晶旋光子
6a 液晶
6b,6c 透明電極
7 液晶駆動回路
7a 電圧源
7b スイッチ
9 光束
20,32 入射光
21,22,22’ 偏光
25 透過光束
26 制限光束
30 1/2波長板
33,34 出射光
40 液体レンズ
41 疎水性のコーティング
42 電極
43 ガラス板
44 非伝導のオイル
45 伝導性の水溶液
51 スピンドルモータ
52 送りモータ
53 光ピックアップ
54 システムコントローラ
55 サーボ制御回路
56 変復調回路
57 外部回路
101 半導体レーザ
102,102a,102b コリメートレンズ
103 偏光ビームスプリッタ
104 偏光旋光手段
105 プリズム
106 開口制限素子
106a 偏光膜
107 1/4波長板
108 対物レンズ
109 アクチュエータ
110 光情報記録媒体
110a 光情報記録媒体(BD)
110b 光情報記録媒体(HD)
111 検出レンズ
112 受光素子
200 回転駆動手段
201 回転軸
202,203 駆動手段

Claims (13)

  1. 基板厚の異なる第1,第2光情報記録媒体に記録,再生,消去のいずれか1以上を行う光ピックアップであって、
    光源と、前記光源からの出射光束の発散角を変換する発散角変換レンズと、前記第1,第2光情報記録媒体の記録面上に光束を集光する対物レンズと、前記第1,第2光情報記録媒体からの戻り光束を分離する光分離手段と、前記光分離手段を介して前記戻り光束が導かれる光検出手段と、前記発散角変換レンズに有する第1面と第2面とで異なる面特性を前記基板厚に応じて切り換える切換手段とを備えたことを特徴とする光ピックアップ。
  2. 基板厚の異なる第1,第2光情報記録媒体に記録,再生,消去のいずれか1以上を行う光ピックアップであって、
    光源と、前記光源からの出射光束の発散角を変換する発散角変換レンズと、光束の直線偏光を円偏光とする1/4波長板と、前記第1,第2光情報記録媒体の記録面上に光束を集光する対物レンズと、前記第1,第2光情報記録媒体からの戻り光束を分離する偏光選択性の光分離手段と、前記光分離手段を介して前記戻り光束が導かれる光検出手段と、前記発散角変換レンズに有する第1面と第2面とで異なる面特性を前記基板厚に応じて切り換える切換手段とを備えたことを特徴とする光ピックアップ。
  3. 基板厚の異なる第1,第2光情報記録媒体に記録,再生,消去のいずれか1以上を行う光ピックアップであって、
    光源と、前記光源からの出射光束の発散角を変換する発散角変換レンズと、光束の偏光方向を回転する偏光旋光手段と、輪帯状に少なくとも2つ以上に領域分割された偏光膜と、光束の直線偏光を円偏光とする1/4波長板と、前記第1,第2光情報記録媒体の記録面上に光束を集光する対物レンズと、前記第1,第2光情報記録媒体からの戻り光束を分離する偏光選択性の光分離手段と、前記光分離手段を介して前記戻り光束が導かれる光検出手段と、前記発散角変換レンズに有する第1面と第2面とで異なる面特性を前記基板厚に応じて切り換える切換手段とを備えたことを特徴とする光ピックアップ。
  4. 前記発散角変換レンズの面特性を切り換える切換手段が、光軸と垂直な軸を中心として前記発散角変換レンズを180度回転させ、前記面特性を切り換えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光ピックアップ。
  5. 前記発散角変換レンズの面特性を切り換える切換手段が、焦点距離可変のレンズからなる前記発散角変換レンズに加える電界を変化させることでレンズ面形状を変化させ、前記面特性を切り換えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光ピックアップ。
  6. 前記発散角変換レンズが、少なくとも1面以上の回折面を形成してなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の光ピックアップ。
  7. 前記発散角変換レンズが、コリメートレンズであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の光ピックアップ。
  8. 前記発散角変換レンズが、光軸方向に可動する手段を備えていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の光ピックアップ。
  9. 前記発散角変換レンズが、光軸と垂直な方向に可動する手段を備えていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の光ピックアップ。
  10. 前記発散角変換レンズが、光軸に垂直な軸を中心に回転する手段を備え、前記軸が光情報記録媒体の半径方向と一致していることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の光ピックアップ。
  11. 前記発散角変換レンズが、光軸に垂直な軸を中心に回転する手段を備え、前記軸が、光情報記録媒体の半径方向と垂直な方向に一致していることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の光ピックアップ。
  12. 前記偏光旋光手段が、液晶旋光子からなることを特徴とする請求項3記載の光ピックアップ。
  13. 光情報記録媒体の記録面に光束を照射して情報の再生、記録あるいは消去を行う光情報処理装置において、
    請求項1〜12のいずれか1項に記載の光ピックアップを備えたことを特徴とする光情報処理装置。
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