JP2007025995A - 文書情報の管理方法および文書処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】文書の原文の部分とそれに対する手書き部分とを属性情報によって関連付けて格納することにより、手書き部分をきめ細かく管理すること。
【解決手段】手書き部分を含む文書についての文書情報を処理する文書処理装置であって、文書を読み取って文書データDDを生成する文書データ生成手段14と、生成した文書データから手書き部分についてのデータである手書きデータDTを抽出する手書きデータ抽出手段22と、抽出した手書きデータの属性情報DZを取得する属性情報取得手段23と、手書きデータDTを文書データDDおよび属性情報DZと関連付けて格納する格納手段12と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、手書き部分を含む文書についての文書情報の管理方法および文書処理装置に関する。
従来より、種々の文書が電子データに変換されて管理されている。例えば特許文献1には、原稿画像を読み取り手段で読み取り、原稿画像をパターン認識することによってシートフォーマット情報を形成し、シートフォーマット情報にしたがってキーワード情報を自動的に認識して当該原稿画像を管理する装置が開示されている。
このように、従来においては、原稿画像または文書の全体を1つの電子データに変換し、これら文書の全体に対する電子データを文書ファイルまたは画像ファイルなどとして管理している。
特開昭63ー6663号公報
ところが、1つの文書には、例えば印刷出力された文書(原文書)に対して、その文書を見たユーザがメモなどをその書類に手書きによって書き加えた追加情報が含まれることがある。また、手書きの追加情報には、ユーザ自身のメモとして書き込んだ部分や、他人に伝達するために書き込んだ部分など、様々な意図を持って書き込まれた情報が含まれている。
しかし、従来の装置では、上に述べたように1つの文書の全体が電子データとしてまとめられており、1つの文書に含まれている様々な側面を持った情報を切り分けて管理することができなかった。そのため、原文に後で書き加えた手書きのメモなどについても、その内容の如何に係わらずそれを書き込んだユーザ以外もデータを読み出して見ることが可能であった。その場合には、メモを書き加えたユーザの意図にそぐわない結果となることがあった。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、文書の原文の部分とそれに対する手書き部分とを属性情報によって関連付けて格納することにより、手書き部分をきめ細かく管理することのできる方法および装置を提供することを目的とする。
本発明に係る方法は、手書き部分を含む文書についての文書情報の管理方法であって、前記文書を読み取って文書データを生成する第1ステップと、生成した文書データから前記手書き部分についてのデータである手書きデータを抽出する第2ステップと、抽出した手書きデータの属性情報を取得する第3ステップと、前記手書きデータを前記文書データおよび前記属性情報と関連付けて格納する第4ステップとを有する。
好ましくは、前記第1ステップにおいて、前記文書をスキャナにより読み取って前記手書き部分についての色情報を取得する。
また、前記第3ステップにおいて、前記手書き部分の色情報に基づいて、当該手書き部分に対応する手書きデータの属性情報を判別して取得する。または、前記第3ステップにおいて、前記手書き部分を囲むマーカの色情報に基づいて、当該手書き部分に対応する手書きデータの属性情報を判別して取得する。
また、前記第1ステップにおいて、前記文書をスキャナにより読み取り、読み取った内容をスキャンレビュー画面として表示装置に表示し、前記スキャンレビュー画面において、前記手書き部分およびその属性情報をユーザが設定する。
なお、前記属性情報には、当該属性情報に対応する前記手書きデータに対して特定の者のみがアクセス可能であるか特定の者以外の者もアクセス可能であるかを示すアクセス権情報が含まれていてもよい。また、当該属性情報に対応する前記手書き部分の前記文書における位置情報が含まれていてもよい。
前記第4ステップにおいて、前記手書きデータ以外の前記文書データが既に格納されている場合に、既に格納されている文書データに関連付けて前記手書きデータおよび前記属性情報を格納する。
本発明に係る装置は、前記文書を読み取って文書データを生成する文書データ生成手段と、生成した文書データから前記手書き部分についてのデータである手書きデータを抽出する手書きデータ抽出手段と、抽出した手書きデータの属性情報を取得する属性情報取得手段と、前記手書きデータを前記文書データおよび前記属性情報と関連付けて格納する格納手段とを有する。
なお、「手書きデータを前記文書データおよび前記属性情報と関連付けて格納する」とは、例えば、各手書きデータを属性情報に基づいた階層構造の文書データとして格納することである。したがって、「手書きデータを属性情報に基づいて原文データと関連付けて格納する」と言い換えることもできる。
そして、好ましくは、前記手書き部分についての色情報に基づいて、当該手書き部分に対応する手書きデータの属性を判別する属性判別手段を有する。
また、前記格納手段は、前記文書データ生成手段によって新たに生成された前記文書データについて、前記手書きデータ以外の部分で既に格納されている部分がある場合に、既に格納されている文書データに関連付けて前記手書きデータおよび前記属性情報を格納する。
本発明によると、文書の原文の部分とそれに対する手書き部分とを属性情報によって関連付けて格納することにより、手書き部分をきめ細かく管理することができる。
図1は本発明に係る実施形態の文書処理装置1のハードウェア構成を示すブロック図、図2は処理装置10の機能的な構成を示すブロック図、図3は記憶装置12に格納された文書データDDの例を示す図、図4は文書PD1の例を示す図、図5はスキャンレビュー画面HG1の例を示す図である。
図1において、文書処理装置1は、処理装置10、表示装置11、記憶装置12、キーボード13aおよびマウス13bなどの入力装置13、スキャナー14、およびプリンタ15などから構成される。
処理装置10は、CPU、RAM、RPM、その他の周辺回路素子、インタフェース回路などによって構成される。処理装置10は、手書き部分PTを含む文書PD(図4を参照)を初めとして、その他の種々の文書についての情報を処理し管理する。処理装置10の種々の機能は、CPUが適当なプログラムを実行することによって実現され、または内蔵されたハードウェアと協働することによって実現される。処理装置10の機能の詳細については後述する。
表示装置11は、CRTまたはLCDなどからなり、その表示面HGに、文書の内容を表示し、またユーザが入力した内容などを表示する。文書PDがスキャナー14により読み取られて入力されたときには、読み取られた文書PDの画像をスキャンレビュー画面として表示面HGに表示することが可能である。そのスキャンレビュー画面において、文書における手書き部分PTおよびその属性情報DZをユーザが入力装置13を操作して設定することが可能である。なお、表示装置11の表示面HGにタッチパネルを装着してもよく、その場合には、表示装置11が入力装置の一部を兼ねることができる。
記憶装置12は、入力された文書、作成された文書、その他のデータやプログラムを格納する。記憶装置12として、磁気ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ、または種々の記録媒体およびそのドライブ装置を用いることが可能である。
入力装置13は、ユーザの操作によって処理装置10にデータや指令などを入力するために用いられる。スキャナー14はカラースキャナーであり、文書PDを読み取ってカラーの文書データDDを生成して処理装置10に入力する。プリンタ15は、カラーのデジタルプリンタであり、処理装置10から出力される文書などの種々の画像を用紙上に印刷する。
なお、本実施形態において、「文書」には、文字、図形、写真などの種々の画像が描かれた書類または原稿を含む。「文書」は、通常、紙に画像が描かれたものであるが、描かれた画像を電子化した「文書データ」についても、文字、図形、写真などの種々の画像についてのデータを含むものとする。なお、「文書データ」を単に「文書」と記載することがある。
なお、本実施形態においては、文書処理装置1がパーソナルコンピュータによって構成された例を説明するが、その他の種々の形態をとることが可能である。例えば、複合機またはMFP(Multi Function Peripherals)などを文書処理装置1として適用することが可能である。また、複合機またはMFPをプリンタ15として用いることも可能である。その際に、それらをLANやインターネットなどのネットワークで相互に接続することが可能である。
図2において、処理装置10には、文書データ入力部21、手書きデータ抽出部22、属性情報取得部23、属性判別部24、データアクセス部25、文書再構成部26、設定部27、およびユーザインタフェース28などが設けられる。
文書データ入力部21は、スキャナー14を制御し、スキャナー14から送られてくる文書データDDを入力する。手書きデータ抽出部22は、入力した文書データDDを解析し、文書データDDから手書き部分PTについてのデータである手書きデータDTを抽出する。手書きデータDTは、手書きデータDTごとに抽出される。これによって、文書データDDは、手書き部分PTに対応する手書きデータDTと、原文PGに対応する原文データDGとに区分される(図3および図4参照)。
属性情報取得部23は、抽出した手書きデータDTの属性情報DZを取得する。属性情報DZには、位置情報DP、色情報DC、アクセス権情報DAなどが含まれる。属性情報DZの取得の方法として、読み取った文書データDDから自動的に取得する場合と、ユーザが属性ZSを手動で設定し、設定された属性ZSから属性情報DZを取得する場合とがある。
アクセス権情報DAは、予め定められた判別ルールRLにしたがって自動的に取得することが可能である。例えば、手書き部分の色情報DCまたは手書き部分を囲むマーカの色情報DCに基づいてアクセス権についての属性ZSが判断され、属性ZSからアクセス権情報DAが取得される。通常、位置情報DPおよび色情報DCは自動的に取得される。
なお、アクセス権情報DAは、当該属性情報DZに対応する手書きデータDTに対して、特定の者のみがアクセス可能である(個人用)か特定の者以外の者もアクセス可能である(公開用)かを示す情報である。位置情報DPは、当該属性情報DZに対応する手書き部分の文書全体の中の位置を示す情報である。
属性判別部24は、手書き部分についての色情報DCに基づいて、当該手書き部分に対応する手書きデータDTの属性ZS、特にアクセス権の内容を判別する。
データアクセス部25は、ユーザの指令などに応じて記憶装置12などにアクセスし、文書データDDなどを書き込み、または文書データDDなどを読み出す。データアクセス部25が記憶装置12にアクセスして文書データDDを書き込む際には、手書きデータDTを文書データDDおよび属性情報DZと関連付けて格納する。また、新たに入力された文書データDDについて、手書きデータDT以外の部分で既に記憶装置12に格納されている部分がある場合には、新しく入力された手書きデータDTおよび属性情報DZのみが、既に格納されている文書データDDに関連付けて格納される。
また、データアクセス部25が記憶装置12から文書データDDを読み出す場合には、アクセス権情報DAに基づいてアクセス可能であると判断された者(特定のID所持者)のみが読み出し可能である。
文書再構成部26は、記憶装置12から読み出されたデータに基づいて、文書データDDを再構成する。再構成された文書データDDは、表示面HGに表示され、必要に応じてプリンタ15で印刷される。
設定部27は、表示面HGに表示されたスキャンレビュー画面において、手書き部分PTおよびその属性情報DZなどを入力装置13からのユーザの指令に基づいて設定する。
ユーザインタフェース28は、表示装置11および入力装置13などと処理装置10との間のインタフェースである。ユーザインタフェース28として、GUI(Graphical User Interface)などが用いられ、表示面HGにおけるユーザへの情報伝達や、入力装置13の操作性の向上などが図られている。
図3において、記憶装置12には、多数の文書データDDが格納され、これによって文書データベースが形成される。それぞれの文書データDDは、原文データDGを含み、手書きデータDTがある場合には、1つまたは複数の手書きデータDTが含まれる。手書きデータDTには属性情報DZが付加されている。原文データDGおよび手書きデータDTは、JPEG、TIF、PDFなどの画像データとして格納される。しかし、必要に応じてテキストデータなどとして格納することも可能である。
属性情報DZには、その原文データDGを識別するための原文識別子DSG、その親である手書きデータDTを示す親文識別子DSP、位置情報DP、色情報DC、およびアクセス権情報DAが含まれる。
図4(A)において、1つの文書PD1が示されている。図4(B)〜(D)においても示されるように、文書PD1は、プリンタなどによって用紙に印刷されて画像が形成された原文PG1、原文PG1に対してユーザの1人または2人が手書きによって書き加えた手書き部分PT1および手書き部分PT2からなっている。この文書PD1がスキャナー14によって読み込まれ、文書データDD1が生成される。図5に示すように、文書データDD1はスキャンレビュー画面HG1として表示面HGに表示される。
図5において、自動抽出ボタンBT2をクリックすると、文書データDD1から2つの手書きデータDT1,2が手書きデータ抽出部22によって抽出される。手書きデータ抽出部22は、文字や図形のサイズ、形状、色などに基づいて、手書きデータDT1,2を抽出する。また、記憶装置12内を検索し、文書データDD1として既に格納されたものがある場合には、その原文データDGと今回の文書データDD1とを比較し、差分を検出することによって手書きデータDT1,2を抽出する。抽出した手書きデータDT1,2について、その位置情報DP、色情報DCも取得される。
また、図5のスキャンレビュー画面HG1において、文書データDDのうち手書きデータDTとして抽出したい領域を入力装置13の操作によって方形枠などで囲み、手動抽出ボタンBT1をクリックする。すると、属性指定ウインドウWD1が表示されるので、公開用ボタンBT11または個人用ボタンBT12のいずれかをクリックして属性ZSを指定する。その後、保存ボタンBT3をクリックすることによって、指定した手書きデータDT1およびその属性情報DZが記憶装置12に格納される。これを繰り返すことによって、2つの手書きデータDT1,2およびその属性情報DZを取得することが可能である。
図4(E)に示すように、文書データDD1は、原文データDG1、手書きデータDT1、および手書きデータDT2からなり、これらが互いにリンクされて階層構造を形成した状態で記憶装置12に格納される。
図4の例において、手書き部分PT1は赤色、手書き部分PT2は青色で書かれている。またはそれぞれの色のマーカで囲まれている。そのため、手書きデータDT1の色情報DCとして「赤色」が、手書きデータDT2の色情報DCとして「青色」が、それぞれ得られる。
ところで、本実施形態においては、色情報DCが「赤色」の場合に属性ZSは「公開用」であるとし、「青色」の場合に属性ZSは「個人用」であるとする判別ルールRLが適用される。この判別ルールRLに基づいて、属性判別部24は、各手書きデータDT1,2の属性ZSを判別する。そして、属性ZSからアクセス権情報DAが取得され、手書きデータDT1については「特定の者のみがアクセス可能」とされ、手書きデータDT2については「特定の者以外の者もアクセス可能」とされる。また、手書きデータDT1,2について、原文データDG1を識別するための原文識別子DSGが生成される。
このようにして得られたデータが、図3および図4(E)に示す階層を形成して格納される。なお、データの階層構造は、例えばディレクトリについてのサブディレクトリを設けることで形成される。また、記憶装置12への格納に当たって、文書データDD1として既に格納されたものがある場合には、それに対して上書きすることによってデータの更新が行われる。
このように格納された文書データDD1をプリンタ15で印刷する場合には次のように操作する。つまり、まず、図示しない認証画面が表示されるので、そこでユーザのIDおよびパスワードを入力する。そして、文書データDD1を指定する。データアクセス部25は、文書データDD1のうち、公開用のデータと、個人用のものについてIDおよびパスワードが一致したデータとを記憶装置12から読み出す。この例の場合には、原文データDG1、手書きデータDT1,2が読み出される。しかし、仮に、IDまたはパスワードが一致しなかった場合には、手書きデータDT1は読み出されない。
そして、文書再構成部26は、読み出された原文データDG1に対して、位置情報DPに基づいて各手書きデータDT1,2を配置し、文書データDD1を再構成する。再構成された文書データDD1は表示面HGに表示される。図示しない印刷ボタンをクリックすることによって、文書データDD1がプリンタ15に送られ、用紙に印刷される。
このように、文書データDDを読み出そうとする者のIDに応じて、必要なまたは可能なデータを記憶装置12から読み出して組み合わせ、文書データDDを再構成して表示しまたは印刷する。
したがって、文書PDを作成したユーザがその文書PDを電子化して文書処理装置1に格納する場合に、手書きデータDTに応じて適当なアクセス権情報DAを設定しておくことによって、他人に見せたくない手書きデータDTを勝手に他人に見られることがなくなる。アクセス権情報DAの設定に当たっては、手書き部分PTごとに、手書き部分PTを特定の色で描くか、手書き部分PTを特定の色のマーカーで囲んでおけばよい。また、手動でアクセス権情報DAを設定することも可能である。
このように、手書き部分PTを電子化した情報に対してアクセス権を設定する場合に、同一の文書PDまたは同一の頁に複数の手書き部分PTがあっても、それらを個別に切り分けて管理することが可能である。また、原文PGに対するコメント、コメントに対するコメントなどの手書きデータDTをそれぞれ切り分けて管理できる。そのため、原文PGと、それに付随する属性情報DZとについて、階層的な振り分けを行って直列/並列的な管理を効率的に行うことが可能である。
したがって、本実施形態の文書処理装置1によると、文書PDの原文PGとそれに対する手書き部分PTとを属性情報DZによって関連付けて格納することによって、それぞれの手書き部分PTをきめ細かく管理することができる。
そして、文書PDについて、新しくコメントが追加された場合のように、手書きデータDTが追加された場合に、その追加された部分のみが新しく文書データDDとして記憶装置12に格納されるので、文書PDを電子化して保存するために必要なメモリ容量が少なくて済む。
因みに、従来においては、そのような場合であってもコメントの追加された文書PDの全体を新しく電子化して保存していたので、不要なデータも含まれてメモリ容量が大きくなっていた。
次に、他の例の文書PD2について説明する。
図6は文書PD2の他の例を示す図である。図6(A)において、1つの文書PD2が示されている。文書PD2は、原文PG21、3つの手書き部分PT21〜23、および矢符FG1からなっている。手書き部分PT21は、原文PG21を印刷した文書に対しユーザAによって最初にコメントが書き込まれたものである。つまり、文書PD2は、最初は、原文PG21と手書き部分PT21のみからなっていて、それがスキャナー14で読み取られ、処理された後に記憶装置12に格納され、その後で読み出されてプリンタ15で印刷され、印刷された文書に対して、ユーザC,Dによって2つの手書き部分PT22,23が追加されたものである。一方の手書き部分PT22は、文書PD2の全体に対してユーザCによってコメントされたものであり、他方の手書き部分PT23は、ユーザAのコメントに対してユーザDによってコメントされたものである。
図6(B)に示すように、文書データDD2は、原文データDG21、原文データDG21に直接リンクした2つの手書きデータDT21,22、および手書きデータDT21を親とする手書きデータDT23からなる。これによって、手書きデータDT23は、親である手書きデータDT21に対するコメントであることが正しく管理される。
なお、手書き部分PT23が手書き部分PT21に対するコメントであることは、これらの間に描かれた矢符FG1によって自動的に認識される。つまり、矢符FG1が描かれている場合には、その方向に沿って2つの手書き部分PTが親子関係にあるとする判別ルールRLが適用される。この判別ルールRLに基づいて、手書きデータDT21が手書きデータDT23の親であることが自動的に認識される。子であることが識別された手書きデータDTについては、親文識別子DSPが生成されてその属性情報DZとして格納される。なお、親子関係を手動で設定することも可能である。
このように、1つの文書PDについて、コメントの書き込み、電子化、印刷、コメントの再書き込みなどが繰り返された場合であっても、それらのコメントの履歴を属性情報DZによってきめ細かく管理することができる。文書PDを閲覧しまたは印刷する場合においても、公開用のコメントと個人用のコメントとが区別され、個人用のコメントについては特定の者のみが表示面HGで閲覧しまた印刷することができるので、個人情報の秘密が保持されることとなる。
次に、文書処理装置1の処理動作についてフローチャートを参照して説明する。
図7は文書処理装置1の全体的な処理の流れを示すフローチャート、図8は文書処理装置1の全体的な処理の他の例の流れを示すフローチャート、図9は印刷処理の流れを示すフローチャートである。
図7において、まず、文書PDをスキャナー14で読み取って文書データDDを生成する(#11)。生成した文書データDDから、手書き部分PTについてのデータである手書きデータDTを抽出する(#12)。抽出した手書きデータDTの属性情報DZを取得する(#13)。属性情報DZとしてアクセス権を設定する(#14)。手書きデータDTを文書データDDおよび属性情報DZと関連付けて格納する(#15)。なお、ステップ#15において、具体的には、例えば上に述べた実施形態のように、各手書きデータDTを属性情報DZに基づいた階層構造の文書データDDとして格納する。
図8において、文書PDを読み取って文書データDDを生成する(#21)。手書き部分PTを抽出して手書きデータDTを生成する(#22)。手書きデータDTについて属性ZSを抽出しまたは判別して属性情報DZを取得する(#23)。位置情報DPを抽出する(#24)。これらの抽出したデータを階層構造の文書データDDとして記憶装置12に保存する(#25)。アクセス権の抽出を自動で行い、アクセス権情報DAが取得されたか否かを判断する(#26)。アクセス権情報DAが自動で取得された場合には、それを付加情報として記憶装置12に保存する(#27)。アクセス権情報DAが自動で取得されなかった場合には、手動でアクセス権情報DAを設定し(#28)、それを付加情報として保存する(#27)。
図9において、ユーザが印刷を行いたい文書PDまたは文書データDDを指定することによって、処理装置10は記憶装置12の中からそれに対応する原文PGを選択する(#31)。そして、ユーザが入力したIDなどに基づいて、原文PGに対応する手書きデータDTを選択して記憶装置12から読み出す(#32)。読み出した手書きデータDTの位置情報DPが抽出された場合には(#33でイエス)、その位置情報DPに基づいて、原文PGと手書きデータDTとを合成して文書データDDを再構成し(#34)、それをプリンタ15で印刷する(#36)。位置情報DPが抽出されなかった場合には(#33でノー)、手書きデータDTに対してユーザが位置を手動で設定する(#35)。
上に述べた実施形態において、印刷時に文書データDDを再構成する場合に、文書データDDにおける手書きデータDTの位置を手動で微調整することが可能である。また、手書きデータDTをユーザの指定によって任意の位置に配置することも可能である。
上に述べた実施形態においては、手書き部分PTについてのデータの管理を例に挙げて説明したが、情報として確定している部分、例えばそのまま原文を校正可能な情報と、情報として不確定な部分、例えば検討や修正の必要な部分、とに切り分けて管理する場合などにも本発明を適用することができる。
その他、処理装置10、記憶装置12、または文書処理装置1の全体または各部の構成、回路、処理内容、処理順序、処理タイミング、文書や画像の内容、画面の内容、属性情報の内容などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
本発明は、手書き部分を含む文書を電子化し管理する文書処理装置として利用可能である。
本発明の文書処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 処理装置の機能的な構成を示すブロック図である。 記憶装置に格納された文書データの例を示す図である。 文書の例を示す図である。 スキャンレビュー画面の例を示す図である。 文書の他の例を示す図である。 文書処理装置の全体的な処理の流れを示すフローチャートである。 文書処理装置の全体的な処理の他の例の流れを示すフローチャートである。 印刷処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 文書処理装置
10 処理装置
11 表示装置
12 記憶装置(格納手段)
14 スキャナー(文書データ生成手段)
15 プリンタ
22 手書きデータ抽出部(手書きデータ抽出手段)
23 属性情報取得部(属性情報取得手段)
24 属性判別部(属性判別手段、属性情報取得手段)
25 データアクセス部
26 文書再構成部
27 設定部
PD 文書
PT 手書き部分
DD 文書データ(文書情報)
DT 手書きデータ
DZ 属性情報
DC 色情報
DP 位置情報
DA アクセス権情報
画面HG1 スキャンレビュー画面

Claims (12)

  1. 手書き部分を含む文書についての文書情報の管理方法であって、
    前記文書を読み取って文書データを生成する第1ステップと、
    生成した文書データから前記手書き部分についてのデータである手書きデータを抽出する第2ステップと、
    抽出した手書きデータの属性情報を取得する第3ステップと、
    前記手書きデータを前記文書データおよび前記属性情報と関連付けて格納する第4ステップと、
    を有することを特徴とする文書情報の管理方法。
  2. 前記第1ステップにおいて、前記文書をスキャナにより読み取って前記手書き部分についての色情報を取得する、
    請求項1記載の文書情報の管理方法。
  3. 前記第3ステップにおいて、前記手書き部分の色情報に基づいて、当該手書き部分に対応する手書きデータの属性情報を判別して取得する、
    請求項2記載の文書情報の管理方法。
  4. 前記第3ステップにおいて、前記手書き部分を囲むマーカの色情報に基づいて、当該手書き部分に対応する手書きデータの属性情報を判別して取得する、
    請求項2記載の文書情報の管理方法。
  5. 前記第1ステップにおいて、前記文書をスキャナにより読み取り、読み取った内容をスキャンレビュー画面として表示装置に表示し、前記スキャンレビュー画面において、前記手書き部分およびその属性情報をユーザが設定する、
    請求項1記載の文書情報の管理方法。
  6. 前記属性情報には、当該属性情報に対応する前記手書きデータに対して特定の者のみがアクセス可能であるか特定の者以外の者もアクセス可能であるかを示すアクセス権情報が含まれている、
    請求項1ないし5のいずれかに記載の文書情報の管理方法。
  7. 前記属性情報には、当該属性情報に対応する前記手書き部分の前記文書における位置情報が含まれている、
    請求項1ないし6のいずれかに記載の文書情報の管理方法。
  8. 前記第4ステップにおいて、前記手書きデータ以外の前記文書データが既に格納されている場合に、既に格納されている文書データに関連付けて前記手書きデータおよび前記属性情報を格納する、
    請求項1ないし7のいずれかに記載の文書情報の管理方法。
  9. 手書き部分を含む文書についての文書情報を処理する文書処理装置であって、
    前記文書を読み取って文書データを生成する文書データ生成手段と、
    生成した文書データから前記手書き部分についてのデータである手書きデータを抽出する手書きデータ抽出手段と、
    抽出した手書きデータの属性情報を取得する属性情報取得手段と、
    前記手書きデータを前記文書データおよび前記属性情報と関連付けて格納する格納手段と、
    を有することを特徴とする文書処理装置。
  10. 前記手書き部分についての色情報に基づいて、当該手書き部分に対応する手書きデータの属性を判別する属性判別手段を有する、
    請求項9記載の文書処理装置。
  11. 前記属性情報には、当該属性情報に対応する前記手書きデータに対して特定の者のみがアクセス可能であるか特定の者以外の者もアクセス可能であるかを示すアクセス権情報が含まれており、
    格納手段に格納された前記手書きデータは、前記アクセス権情報に基づいてアクセス可能であると判断された者のみが読み出し可能である、
    請求項9または10記載の文書処理装置。
  12. 前記格納手段は、前記文書データ生成手段によって新たに生成された前記文書データについて、前記手書きデータ以外の部分で既に格納されている部分がある場合に、既に格納されている文書データに関連付けて前記手書きデータおよび前記属性情報を格納する、
    請求項9ないし11のいずれかに記載の文書処理装置。
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