以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態の書類管理システムの構成のブロック図である。
書類管理システムは、ハイブリッド文書サーバ11、クライアント端末12、デジタルペンインタフェース13、デジタルペン14、印刷装置16、ネットワーク17及び位置情報サーバ15を備える。
ハイブリッド文書サーバ11、クライアント端末12、印刷装置16及び位置情報サーバ15は、ネットワーク17を介して互いに接続されている。クライアント端末12とデジタルペンインタフェース13とは、USB(Universal Serial Bus)などのプロトコルを用いて有線によって接続される。また、クライアント端末12とデジタルペンインタフェース13とは、ブルートゥース、無線LAN、携帯電話システム又は赤外線などの無線によって接続されてもよい。
ハイブリッド文書サーバ11は、電子文書を管理し、要求された電子文書をクライアント端末12に送信する。なお、電子文書は、書類、書類を構成するページ又は書類として印刷される電子ファイルなどである。例えば、ページは、情報が印刷された一枚の紙媒体である。なお、本実施の形態では、ページは、書類の一部であればいかなるものであってもよい。
クライアント端末12は、各ユーザが使用するコンピュータ装置で、デジタルペンインタフェース13から受信した情報をハイブリッド文書サーバ11又は位置情報サーバ15に転送する。また、クライアント端末12は、ハイブリッド文書サーバ11から受信した電子文書を表示する。また、クライアント端末12は、ハイブリッド文書サーバ11から受信した電子文書の印刷を印刷装置16に指示する。
デジタルペンインタフェース13には、デジタルペン14が接続される。デジタルペン14は、通常のペンと同様に、書類などの紙媒体に文字及び図形等を記入できる。また、デジタルペン14は、先端に小型カメラを備える。そして、デジタルペン14は、紙媒体に印刷されたドットパタンのうち、当該デジタルペン14の先端が接した位置のドットパタンを取得する。また、デジタルペン14は、予め設定されたペンIDを保持する。デジタルペン14は、有線又は無線によってデジタルペンインタフェース13と接続する通信インターフェースを備える。
例えば、図4に示すように、デジタルペン14は、紙媒体に印刷されたドットパタンを取得する。次に、デジタルペン14は、取得したドットパタンに基づいて、当該デジタルペン14の先端が接した位置(絶対座標)を特定する。そして、デジタルペン14は、特定した絶対座標、ドットパタンを取得した時刻及びペンIDを、デジタルペンインタフェース13及びクライアント端末12を介して、ハイブリッド文書サーバ11又は位置情報サーバ15に送信する。
なお、デジタルペン14は、デジタルペンインタフェース13及びクライアント端末12を介す代わりに、携帯電話システム又は無線LANシステムなどを介して、特定した絶対座標、ドットパタンを取得した時刻及びペンIDを、ハイブリッド文書サーバ11又は位置情報サーバ15に送信してもよい。
位置情報サーバは15は、CPU、メモリ及び記憶装置等を備えるコンピュータ装置である。また、位置情報サーバ15は、絶対座標と、ドットパタンID及び相対座標と、を対応付けたデータベースを保持している。そこで、位置情報サーバ15は、デジタルペン14によって特定された絶対座標に対応するドットパタンID及び相対座標を算出する。
なお、書類管理システムは、位置情報サーバ15を備えなくてもよい。この場合、ハイブリッド文書サーバ11は、位置情報サーバ15の機能を備える。
印刷装置16は、クライアント端末12からの指示に応じて、電子文書を印刷する。
図2は、本発明の実施の形態の書類管理システムに備わるハイブリッド文書サーバ11の構成のブロック図である。
ハイブリッド文書サーバ11は、CPU111、メモリ112、記憶装置113及びデータ通信部119を備える。
CPU111は、記憶装置113に記憶された各種プログラムをメモリ112に呼び出して実行することによって、各種処理を行う。メモリ112は、CPU111が各種処理に使用するデータを一時的に記憶するワークエリアを有する。また、メモリ112は、クライアント端末12等からハイブリッド文書サーバ11に送信された各種情報を一時的に記憶する。
記憶装置113は、不揮発性の記憶媒体(例えば、磁気ディスクドライブ)で構成される。記憶装置113は、CPU111によって実行されるプログラム及びCPU111によって必要とされる情報等を記憶する。
具体的には、記憶装置113は、書類管理プログラム114、印刷プログラム115、ペンデータ管理プログラム116、ユーザ管理プログラム117、ハイブリッド文書情報21(図5)、ユーザ情報27(図11)、グループ情報28(図12)及び権限情報55(図13)を記憶する。これらのプログラムは、メモリ112に呼び出された後、CPU111によって実行され、各種処理が行われる。
書類管理プログラム114は、ハイブリッド文書情報21を管理する。印刷プログラム115は、電子文書の印刷を印刷装置16に指示する。ペンデータ管理プログラム116は、デジタルペン14によって記入された情報を管理する。ユーザ管理プログラム117は、ユーザ情報23を管理する。
データ通信部119は、ネットワークインターフェースであり、例えば、TCP/IPプロトコルを用いて通信可能なLANカードである。
図3は、本発明の実施の形態の書類管理システムに備わるクライアント端末12の構成のブロック図である。
クライアント端末12は、CPU121、メモリ122、ペンデータ入力部123、操作入力部124、データ表示部125及びデータ通信部126を備える。
CPU121は、記憶部(図示省略)に記憶された各種プログラムを呼び出して実行することによって、各種処理を行う。
メモリ122は、CPU121が各種処理に使用するデータを一時的に記憶するワークエリアを有する。また、メモリ122は、ハイブリッド文書サーバ11及びデジタルペン14等から当該クライアント端末12に送信された各種情報を一時的に記憶する。
ペンデータ入力部123は、有線(例えば、USB)又は無線(例えば、ブルートゥース又は無線LAN)でデジタルペンインタフェース13と接続され、デジタルペン14によって特定された絶対座標等の情報を受信する。
操作入力部124は、例えば、キーボードであり、ユーザによって情報が入力される。
データ表示部125は、例えば、液晶ディスプレイであり、ハイブリッド文書サーバ11から受信した電子文書等を表示する。データ通信部126は、ネットワークインターフェースであり、例えば、TCP/IPプロトコルを用いて通信可能なLANカードである。これによって、クライアント端末12は、ネットワーク17を介してハイブリッド文書サーバ11、位置情報サーバ15及び印刷装置16と通信できる。
なお、ペンデータ入力部123及びデータ通信部126は、一つのインターフェースであってもよい。
図4は、本発明の実施の形態のデジタルペン14による紙面上の座標取得の説明図である。
デジタルペン14は、CPU、メモリ、プロセッサ、通信インターフェース、カメラ141、電池及び筆圧センサを備える。また、デジタルペン14は、インク又は黒鉛によって、紙面上に文字及び記号等を筆記可能なペン先を備える。
デジタルペン14は、位置検出用のドット203が印刷された用紙(ページ)20と共に用いる。ここで、用紙20の一部201を拡大して、ドット203を説明する。用紙20には、複数の小さなドット203が印刷されている。このドット203は、仮想的な格子線の交点(基準点)202から上下左右のいずれかにずれた位置に印刷されている。
紙に文字又は図形等がデジタルペン14で記入されると、記入された情報は紙に視認可能に残る。また、デジタルペン14は、筆圧センサによってペン先が紙に接したことを検出すると、カメラ141によって紙上に印刷されたドット203を撮影する。デジタルペン14は、例えば、6×6個のドット203を含む領域を撮影する。
デジタルペン14は、撮影領域に含まれる各ドット203のずれ方の組み合わせ(ドットパタン)に基づいて、当該デジタルペン14のペン先の位置の絶対座標を求める。この絶対座標は、広大な平面領域における座標である。また、この広大な平面領域は、ドットパタンを重複しないように配置できる全領域である。
デジタルペン14は、求めた絶対座標を、デジタルペンインタフェース13を介してクライアント端末12に送信する。クライアント端末12は、デジタルペン14から受信した絶対座標を位置情報サーバ15に送信する。位置情報サーバ15は、クライアント端末12から受信した絶対座標に基づいて、広大な平面領域における紙面の位置(ドットパタンID)及び当該紙面における座標(相対座標)を特定する。そして、位置情報サーバ15は、特定したドットパタンID及び相対座標を、ハイブリッド文書サーバ11に送信する。
このようにして、ハイブリッド文書サーバ11は、デジタルペン14によって撮影されたドットパタンに対応するドットパタンID及び相対座標を取得する。
なお、デジタルペン14は、ペン先が接した位置のドット203を周期的(例えば、一定時間毎)に撮影する。そして、デジタルペン14は、撮影したドットパタンに対応する絶対座標、当該ドットパタンの撮影時刻(測定時刻)及びペンIDを、クライアント端末12に送信する。クライアント端末12は、受信した絶対座標、測定時刻及びペンIDを位置情報サーバ15に転送する。
位置情報サーバ15は、受信した絶対座標に対応するドットパタンID及び相対座標を特定する。そして、位置情報サーバ15は、特定したドットパタンID、特定した相対座標、受信した測定時刻及び受信したペンIDをハイブリッド文書サーバ11に送信する。ハイブリッド文書サーバ11は、受信したドットパタンID、相対座標、測定時刻及びペンIDに基づいて、ペン先の軌跡(ストローク)を特定する。
なお、デジタルペン14によって特定された絶対座標に対応するドットパタンID及び相対座標を特定するために、位置情報サーバ15を用いなくてもよい。例えば、用紙20に埋め込まれたICタグ又は二次元バーコードなどを用いて、ドットパタンIDが特定されもよい。また、タブレットを用いて、用紙上の位置(相対座標)が特定されてもよい。なお、ICタグ等を用いるドットパタンIDの特定又はタブレットを用いる相対座標の特定のいずれかと、位置情報サーバ15による絶対座標の特定を組み合わせてもよい。これによって、書類管理システムがドットパタンID及び相対座標を特定するための処理を軽減できる。
また、クライアント端末12は、受信した絶対座標、測定時刻及びペンIDを、位置情報サーバ15ではなく、ハイブリッド文書サーバ11に転送してもよい。この場合、ハイブリッド文書サーバ11は、位置情報サーバ15に問い合わせることによって、受信した絶対座標に対応する書類ID及び相対座標を特定する。
図5は、本発明の実施の形態のハイブリッド文書サーバ11に記憶されるハイブリッド文書情報21の説明図である。
ハイブリッド文書情報21は、電子ファイル情報51、書類情報52、ページ情報62及びストロークセット情報24を含む。
電子ファイル情報51は、紙媒体に印刷されることによって書類となる電子ファイルである。書類情報52は、当該ハイブリッド文書サーバ11によって管理される書類に関する情報である。書類は、電子ファイル情報51が紙媒体に印刷されたものである。なお、書類情報52については、図6で詳細を説明する。
ページ情報62は、書類を構成する各ページに関する情報である。なお、ページ情報62については、図7で詳細を説明する。
ストロークセット情報24は、ページにデジタルペン14によって記載されたストロークセットに関する情報である。なお、ストロークセット情報24については、図8で詳細を説明する。ストロークセットは、一纏まりとする線(ストローク)のグループであり、例えば、文字認識におけるレイアウト解析を用いて求められる。レイアウト解析では、線が記入された時間及び/又は線の相対座標に基づいて、一纏まりの線を特定し、ストロークセットを求める。
図6は、本発明の実施の形態のハイブリッド文書サーバ11に記憶される書類情報52の構成図である。
書類情報52は、書類ID520、書類所有ユーザID521、印刷日時522、印刷装置ID523、印刷形態524、権限情報数525、権限情報ID526、電子ファイル名527、電子ファイル所有ユーザID528、印刷ページ数529及びページID5291を含む。
書類ID520は、当該ハイブリッド文書サーバ11によって管理される書類の一意な識別子である。書類所有ユーザID521は、当該書類ID520によって識別される書類を所有するユーザの一意な識別子である。
なお、同一の情報を有する書類(同一の電子ファイルが印刷されることによって作成された書類)であっても、所有ユーザが異なれば別の書類となるので、異なる書類ID520となり、異なる書類情報52が作成される。そのため、異なるユーザによって所有される書類は、異なるドットパタンと共に印刷される。この場合、ハイブリッド文書サーバ11は、電子ファイルと書類との対応を記憶していてもよい。
印刷日時522は、当該書類ID520によって識別される書類が印刷された日付け及び時刻である。印刷装置ID523は、当該書類ID520によって識別される書類を印刷した印刷装置16の一意な識別子である。
印刷形態524は、当該書類ID520によって識別される書類が、当該電子ファイル名527によって識別される電子ファイルをどのように印刷されたものであるかを示す。例えば、印刷形態524が「n−in−1」を示す場合、当該書類が、当該電子ファイルのnページ分を1ページに集約して印刷されたものであることを示す。また、印刷形態524は、当該書類ID520によって識別される書類が印刷された紙媒体の矩形領域の大きさを示してもよい。
権限情報数525は、当該書類ID520によって識別される書類へ設定されている権限の数を示す。なお、書類へ設定される権限は、当該書類への書き込みに関する権限及び当該書類の閲覧に関する権限を含む。
権限情報ID526は、当該書類ID520によって識別される書類へ設定されている権限の一意な識別子であり、権限情報55(図13)へのリンクである。なお、書類情報52は、当該権限情報数525と同数の権限情報ID526を含む。
電子ファイル名527は、当該書類ID520によって識別される書類として印刷される電子ファイルの一意な識別子である。電子ファイル所有ユーザID528は、当該電子ファイル名527によって識別される電子ファイルを所有するユーザの一意な識別子である。
印刷ページ数529は、当該書類ID520によって識別される書類に含まれるページの数である。ページID5291は、当該当該書類ID520によって識別される書類に含まれるページの一意な識別子であり、ページ情報62(図7)へのリンクである。なお、書類情報52は、当該印刷ページ数529と同数のページID5291を含む。
図7は、本発明の実施の形態のハイブリッド文書サーバ11に記憶されるページ情報62の構成図である。
ページ情報62は、ページID620、ドットパタンID621、所有ユーザID622、電子文書印刷ページ623、権限情報数624、権限情報ID625、書類情報ID626、ページサイズ627、ストロークセット数628及びストロークセットID629を含む。
ページID620は、当該ハイブリッド文書サーバ11によって管理される書類に含まれるページの一意な識別子である。ドットパタンID621は、当該ページID620によって識別されるページに印刷されるドットパタンの識別子である。なお、当該ドットパタンID621によって識別されるドットパタンが予め印刷された紙媒体に、情報を印刷することによって、当該ページID620によって識別されるページが作成されてもよい。
所有ユーザID622は、当該ページID620によって識別されるページを所有するユーザの一意な識別子である。電子文書印刷ページ623は、当該ページID620によって識別されるページに、当該電子ファイルのどのページが印刷されるかを示す。
権限情報数624は、当該ページID620によって識別されるページへ設定されている権限の数を示す。なお、ページへ設定される権限は、当該ページへの書き込みに関する権限及び当該ページの閲覧に関する権限を含む。また、ページへ設定される権限と書類へ設定される権限とが相反する場合、ページへ設定される権限が優先される。
権限情報ID625は、当該ページID620によって識別されるページへ設定されている権限の一意な識別子である。なお、ページ情報62は、当該権限情報数624と同数の権限情報ID625を含む。
書類情報ID626は、当該ページID620によって識別されるページを含む書類の一意な識別子である。ページサイズ627は、当該ページID620によって識別されるページが印刷される紙媒体の矩形領域の大きさを示し、例えば、当該矩形領域の左上端の座標及び右下端の座標を示す。本構成図では、ページサイズ627は、左上端の座標を原点とし、ミリメートルを単位として表されている。
ストロークセット数628は、当該ページID620によって識別されるページにデジタルペン14によって記載されたストロークセットの数である。
ストロークセットID629は、当該ページID620によって識別されるページにデジタルペン14によって記入されたストロークセットの一意な識別子であり、ストロークセット情報24(図9)へのリンクである。
図8は、本発明の実施の形態のストロークセット26の一例を示す。
ストロークセット26は、デジタルペン14によって記載された「東京」を示す。本実施の形態では、図に示すように、左上を原点とし、横方向をX軸とし、縦方向をY軸として、ストロークの位置が定められる。
前述したように、ストロークセットは、一纏まりとする線(ストローク)のグループであり、線が書かれた時間及び/又は線同士の位置関係に基づいて特定される。
図9は、本発明の実施の形態のハイブリッド文書サーバ11に記憶されるストロークセット情報24の構成図である。
ストロークセット情報24は、ストロークセットID241、ペンID242、ページID243、記入開始日時244、該当矩形座標245、権限情報数246、権限情報ID247、ストローク数248及びストロークデータ249を含む。
ストロークセットID241は、デジタルペン14によって記載されたストロークセットの一意な識別子である。ペンID242は、当該レコードのストロークセットID241によって識別されるストロークセットを記入したデジタルペン14の一意な識別子である。ページID243は、当該レコードのストロークセットID241によって識別されるストロークセットが記入されたページの一意な識別子である。
記入開始日時244は、当該ストロークセットID241によって識別されるストロークセットの記入が開始された日付及び時刻である。
該当矩形座標245は、当該レコードのストロークセットID241によって識別されるストロークセットを含む矩形の領域である。該当矩形座標245は、当該ストロークセットが記入されたページにおける座標(相対座標)であり、矩形領域の左上端の座標及び右下端の座標で表される。
権限情報数246は、当該レコードのストロークセットID241によって識別されるストロークセットへ設定されている権限の数を示す。なお、ストロークセットへ設定される権限は、当該ストロークの閲覧に関する権限を含む。また、ストロークセットへ設定される権限と書類へ設定される権限とが相反する場合、ストロークセットへ設定される権限が優先される。同様に、ストロークセットへ設定される権限とページへ設定される権限とが相反する場合、ストロークセットへ設定される権限が優先される。
ストローク数248は、当該レコードのストロークセットID241によって識別されるストロークセットに含まれる線(ストローク)の数である。なお、ストロークセット情報24は、当該ストローク数248と同数のストロークデータ249を含む。
ストロークデータ249は、当該レコードのストロークセットID241によって識別されるストロークセットに含まれるそれぞれのストロークに関する情報である。また、ストロークデータ249は、標本点数及びシリアル番号を含む。
標本点数は、当該ストローク上でデジタルペン14によって取得された相対座標の数である。シリアル番号は、当該ストローク上でデジタルペン14によって取得された相対座標を一意に識別する識別子であり、ストローク座標情報25(図10)へのリンクである。
図10は、本発明の実施の形態のハイブリッド文書サーバ11に記憶されるストローク座標情報25の構成図である。
ストローク座標情報25は、シリアル番号251、X座標252、Y座標253及び取得時刻254を含む。
シリアル番号251は、デジタルペン14によって取得された相対座標の一意な識別子である。X座標252は、図8に示すX軸方向の相対座標であり、例えば、ミリメートルを単位として表す。Y座標253は、図8に示すY軸方向の相対座標であり、例えば、ミリメートルを単位として表す。
取得時刻254は、当該レコードのシリアル番号251によって識別される相対座標がデジタルペン14によって取得された時刻を示す。なお、図10では、取得時刻254は、記入開始日時244からの経過時間を示す。
図11は、本発明の実施の形態のハイブリッド文書サーバ11に記憶されるユーザ情報27の構成図である。
ユーザ情報27は、ユーザID271、氏名272、所属273、役職274及びペンID275を含む。
ユーザID271は、ユーザの一意な識別子である。氏名272は、当該ユーザID271によって識別されるユーザの氏名である。所属273は、当該ユーザID271によって識別されるユーザが所属する部署である。役職274は、当該ユーザID271によって識別されるユーザの役職である。ペンID275は、当該ユーザID271によって識別されるユーザが所有するデジタルペン14の一意な識別子である。
図12は、本発明の実施の形態のハイブリッド文書サーバ11に記憶されるグループ情報28の構成図である。
グループ情報28は、グループID281、ユーザ数282及びユーザID283を含む。グループID281は、一人以上のユーザによって構成されるグループの一意な識別子である。ユーザ数282は、当該グループID281によって識別されるグループを構成するユーザの数である。ユーザID283は、当該グループID281によって識別されるグループを構成するユーザの一意な識別子である。なお、グループ情報28は、当該ユーザ数282と同数のユーザID283を含む。
図13は、本発明の実施の形態のハイブリッド文書サーバ11に記憶される権限情報55の構成図である。
権限情報55は、権限情報ID551、グループ/ユーザID552、書込権限フラグ553、閲覧権限フラグ554及び期限555を含む。
権限情報ID551は、書類、ページ又はストロークセットのいずれかに設定される権限の一意な識別子である。
グループ/ユーザID552は、当該レコードの権限情報ID551によって識別される権限の対象となるグループ又はユーザの一意な識別子である。
書込権限フラグ553は、当該レコードのグループ/ユーザID552によって識別されるグループを構成するユーザ又は当該レコードのグループ/ユーザID552によって識別されるユーザに書込権限が与えられているか否かを示す。つまり、書込権限フラグ553は、当該ユーザによる書類又はページへの書き込みが認められるか否かを示す。
閲覧権限フラグ554は、当該レコードのグループ/ユーザID552によって識別されるグループを構成するユーザ又は当該レコードのグループ/ユーザID552によって識別されるユーザに閲覧権限が与えられているか否かを示す。つまり、閲覧権限フラグ554は、当該ユーザが、書類、ページ又はストロークセットを閲覧できるか否かを示す。
期限555は、当該レコードの権限情報ID551によって識別される権限が有効な期限を示す。
図14は、本発明の実施の形態のハイブリッド文書サーバ11に登録される書類31の説明図である。
書類31には、他の書類31と異なるドットパタンが付されている。そして、異なるドットパタンが付された二つの書類31は、内容が同じであっても、異なる二つの書類31として管理される。そのため、異なるドットパタンが付された二つの書類31は、それぞれ異なる書類ID220によって識別される。
なお、書類31は、文書作成ソフト等で電子的に作成されたものであってもよいし、手書きの書類が電子化されたものであってもよい。
図15は、本発明の実施の形態のデジタルペン14によって情報が記入された書類31の説明図である。
本説明図は、図14で説明した書類31にデジタルペン14によって情報が記入された様子を示す。
ユーザは、デジタルペン14で書類31に情報(文字又は記号等)を記入する。すると、デジタルペン14は、情報が記入された位置(ペン先が接した位置)の絶対座標及びその絶対座標を測定した時刻を定期的に取得する。次に、デジタルペン14は、取得した絶対座標、測定時刻及びペンIDを含むストローク情報を、クライアント端末12に送信する。クライアント端末12は、受信したストローク情報を、位置情報サーバ15に転送する。
位置情報サーバ15は、受信したストローク情報に含まれる絶対座標に対応するドットパタンID及び相対座標を特定する。そして、位置情報サーバ15は、特定したドットパタンID及び相対座標を、受信したストローク情報に含めて、ハイブリッド文書サーバ11に送信する。
ハイブリッド文書サーバ11は、ストローク情報を受信する。すると、ハイブリッド文書サーバ11は、受信したストローク情報に含まれるペンID及び権限情報55等に基づいて、情報を記入したユーザに書込権限が与えられているか否かを判定する。当該ユーザに書込権限が与えられている場合、ハイブリッド文書サーバ11は受信したストローク情報に基づいて、ペン先の軌跡(ストローク)を特定する。
そして、ハイブリッド文書サーバ11は、特定したストロークに基づいて、ストロークセット情報24及びストローク座標情報25を作成する。
例えば、デジタルペン14によって東京311が書類31に記入されると、ハイブリッド文書サーバ11は、図9に示すストロークセット情報24及び図10に示すストローク座標情報25を作成する。
次に、ハイブリッド文書サーバ11は、デジタルペン14によって記入された情報を書類31に反映する。具体的には、ハイブリッド文書サーバ11は、受信したストローク情報に含まれるドットパタンIDとページ情報62のドットパタンID621とが一致するページ情報62を、ハイブリッド文書情報21から選択する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、選択したページ情報62のストロークセット数628に「1」を加算する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、作成したストロークセット情報24のストロークセットID241を、選択したページ情報62のストロークセットID629に格納する。
以上のように、ハイブリッド文書サーバ11は、デジタルペン14によって記入された情報を、書類31に反映する。
なお、書類管理システムにおける書込処理については、図20で詳細を説明する。
図16は、本発明の実施の形態の書類管理システムの権限設定処理のフローチャートである。
ユーザが、クライアント端末12又はデジタルペン14を用いて、書類の印刷を指示すると(S121)、当該権限設定処理が実行される。
まず、クライアント端末12は、当該書類への権限をいつ設定するかをユーザに入力させるための画面を表示する(S122)。
書類への権限をすぐに設定すると入力された場合、クライアント端末12は、図17に示す権限設定画面を表示する。
図17、図18及び図19は、本発明の実施の形態のクライアント端末12に表示される権限設定画面の説明図である。
権限設定画面は、ドキュメントペイン及びユーザペインを含む。ドキュメントペインでは、権限が設定されるページが指定される。ここでは、ドキュメントペインには、書類に含まれるそれぞれのページのアイコンが表示される。また、ユーザペインでは、設定される権限の対象となるユーザ及び設定される権限の有効期限が設定される。
ユーザは、権限設定画面のドキュメントペイン上で、書類に含まれるページの中から、権限が設定されるページを指定する。次に、ユーザは、設定される権限の対象となるユーザ又はグループを指定する。更に、ユーザは、設定される権限の有効期限を指定する。次に、ユーザは、書込権限又は閲覧権限のいずれを設定するかを選択する。
本説明図の権限設定画面の場合、ユーザは、権限設定画面のドキュメントペインにおいて、権限が設定されるページに対応するアイコンを指定する。次に、ユーザは、権限設定画面のユーザペインにおいて、設定される権限の対象となるユーザ及び設定される権限の有効期限に対応する領域を指定する。
なお、ユーザは、ページに対応するアイコンを指定する前に、設定される権限の対象となるユーザ及び設定される権限の有効期限に対応する領域を指定してもよい。
また、ユーザは、期限が設定されるページではなく、書類全体を指定してもよい。また、ユーザは、権限設定画面のユーザペインにおいて、設定される権限の対象となるユーザに対応する領域ではなく、設定される権限の対象となるグループに対応する領域を指定してもよい。
次に、ユーザは、指定した領域に、指定したアイコンをドラッグ&ドロップする。なお、ユーザは、指定した領域を、指定したアイコン上にドラッグ&ドロップしてもよい。
すると、クライアント端末12は、権限設定ウィンドウを表示する。ユーザは、表示された権限設定ウィンドウにおいて、書込権限又は閲覧権限のいずれを設定するかを指定する。
なお、ユーザは、設定される権限に関する情報を、権限設定画面を用いずに、他の方法で指定してもよい。
ここで、図16に戻る。
ユーザが各種情報を指定すると、クライアント端末12は、権限情報55の更新を、ハイブリッド文書サーバ11に要求する。
すると、ハイブリッド文書サーバ11は、ユーザによって指定された情報に基づいて、権限情報55を更新する。
具体的には、ハイブリッド文書サーバ11は、権限情報55に新たなレコードを追加する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、新たなレコードの権限情報ID551に、権限情報55に含まれるレコードの権限情報ID551のいずれとも重複しない値を格納する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、指定された対象ユーザの識別子又は対象グループの識別子を、新たなレコードのグループ/ユーザID552に格納する。
次に、ハイブリッド文書サーバ11は、書込権限又は閲覧権限のいずれが指定されたかを判定する。書込権限が指定された場合、ハイブリッド文書サーバ11は、新たなレコードの書込権限フラグ553に、書込権限が与えられていることを示す情報を格納する。一方、閲覧権限が指定された場合、ハイブリッド文書サーバ11は、新たなレコードの閲覧権限フラグ554に、閲覧権限が与えられていることを示す情報を格納する。
次に、ハイブリッド文書サーバ11は、指定された有効期限を、新たなレコードの期限555に格納する。これによって、ハイブリッド文書サーバ11は、権限情報55を更新する(S123)。
次に、ハイブリッド文書サーバ11は、ユーザによってページ又は書類全体のいずれが指定されたかを判定する。
ユーザによってページが指定された場合、ハイブリッド文書サーバ11は、ユーザによって指定された情報に基づいて、ページ情報62を更新する。
具体的には、ハイブリッド文書サーバ11は、指定されたページの識別子とページ情報62のページID620とが一致するページ情報62を、ハイブリッド文書情報21から選択する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、選択したページ情報62の権限情報数624に「1」を加算する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、選択したページ情報62の権限情報ID625に、権限情報55の新たなレコードの権限情報ID551に格納した値と同一の値を格納する。
これによって、ハイブリッド文書サーバ11は、ページ情報62を更新する。
一方、ユーザによって書類全体が指定された場合、ハイブリッド文書サーバ11は、ユーザによって指定された情報に基づいて、書類情報52を更新する。
具体的には、ハイブリッド文書サーバ11は、指定された書類の識別子と書類情報52の書類ID520とが一致する書類情報52を、ハイブリッド文書情報21から選択する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、選択した書類情報52の権限情報数525に「1」を加算する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、選択した書類情報52の権限情報ID526に、権限情報55の新たなレコードの権限情報ID551に格納した値と同一の値を格納する。
これによって、ハイブリッド文書サーバ11は、書類情報52を更新する。
そして、ハイブリッド文書サーバ11は、権限情報55の更新完了を、クライアント端末12に通知する。すると、クライアント端末12は、印刷が指示された書類の印刷を、印刷装置16に要求する。
印刷装置16は、要求を受けると、書類を印刷する(S125)。そして、権限設定処理が終了する。
一方、書類への権限をすぐに設定しない(後で設定する)と入力された場合、クライアント端末12は、書類情報52の更新を、ハイブリッド文書サーバ11に要求する。
すると、ハイブリッド文書サーバ11は、予め決められたレコードを、権限情報55から選択する。なお、当該選択されるレコードは、書類の印刷を指示したユーザごとに予め決められている。
例えば、当該選択されるレコードのグループ/ユーザID552は、書類の印刷を指示したユーザの識別子である。この場合、当該選択されるレコードの書込権限フラグ553は、書込権限が与えられていることを示し、当該選択されるレコードの閲覧権限フラグ554は、閲覧権限が与えられていることを示す。
また、当該選択されるレコードのグループ/ユーザID552は、書類の印刷を指示したユーザが属するグループの識別子であってもよい。この場合、当該選択されるレコードの書込権限フラグ553は、書込権限が与えられていないことを示し、当該選択されるレコードの閲覧権限フラグ554は、閲覧権限が与えられていることを示す。
次に、ハイブリッド文書サーバ11は、権限情報55から選択したレコードから、権限情報ID551を抽出する。
次に、ハイブリッド文書サーバ11は、印刷が指示された書類の識別子と書類情報52の書類ID520とが一致する書類情報52を、ハイブリッド文書情報21から選択する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、選択した書類情報52の権限情報数525に「1」を加算する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、選択した書類情報52の権限情報ID526に、抽出した権限情報ID551を格納する。これによって、ハイブリッド文書サーバ11は、書類情報52を更新する(S124)。
そして、ハイブリッド文書サーバ11は、書類情報52の更新完了を、クライアント端末12に通知する。すると、クライアント端末12は、印刷が指示された書類の印刷を、印刷装置16に要求する。
印刷装置16は、要求を受けると、書類を印刷する(S125)。そして、権限設定処理が終了する。
図20は、本発明の実施の形態の書類管理システムの書込処理のフローチャートである。
ユーザが、デジタルペン14を用いて、書類に含まれるページへ情報を記入すると、当該書込処理が実行される。
まず、デジタルペン14は、ペン先が接した位置のドット203を周期的(例えば、一定時間毎)に撮影する。そして、デジタルペン14は、撮影したドットパタンに対応する絶対座標、当該ドットパタンの撮影時刻(測定時刻)及びペンIDを、クライアント端末12に送信する。クライアント端末12は、受信した絶対座標、測定時刻及びペンIDを位置情報サーバ15に転送する。
位置情報サーバ15は、受信した絶対座標に対応するドットパタンID及び相対座標を特定する。そして、位置情報サーバ15は、特定したドットパタンID、特定した相対座標、受信した測定時刻及び受信したペンIDをハイブリッド文書サーバ11に送信する。
ハイブリッド文書サーバ11は、ドットパタンID、相対座標、測定時刻及びペンIDを受信する。すると、ハイブリッド文書サーバ11は、受信した情報に基づいて、デジタルペン14によって記入されたストロークを特定する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、特定したストロークの長さが閾値以下であるか否かを判定する。
ストロークの長さが閾値より大きい場合、ハイブリッド文書サーバ11は、書き込みを要求されたと判定する。そこで、ハイブリッド文書サーバ11は、受信したドットパタンIDとページ情報62のドットパタンID621とが一致するページ情報62を、ハイブリッド文書情報21から選択する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、選択したページ情報62の権限情報数624が「0」であるか否かを判定する。
これによって、ハイブリッド文書サーバ11は、情報が記入されたページに、何らかの権限が設定されているか否かを判定する(S201)。
ページ情報62の権限情報数624が「0」以外の場合、情報が記入されたページに、何らかの権限が設定されている。そこで、ハイブリッド文書サーバ11は、選択したページ情報62から、すべての権限情報ID625を抽出する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、受信したペンIDとユーザ情報27のペンID275とが一致するユーザ情報27を、すべてのユーザ情報27の中から選択する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、選択したユーザ情報27から、ユーザID271を抽出する。
次に、ハイブリッド文書サーバ11は、抽出したユーザID271とグループ情報28のユーザID283とが一致するグループ情報28を、すべてのグループ情報28の中から選択する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、選択したグループ情報28から、グループID281を抽出する。
次に、ハイブリッド文書サーバ11は、抽出した権限情報ID625のいずれかと権限情報55の権限情報ID551とが一致し、且つ、抽出したユーザID271又はグループID281のいずれかと権限情報55のグループ/ユーザID552とが一致するレコードを、権限情報55から選択する。
次に、ハイブリッド文書サーバ11は、当該レコードを権限情報55から選択できたか否かを判定する。
当該レコードを権限情報55から選択できなかった場合、ハイブリッド文書サーバ11は、当該ページに情報を書き込んだユーザに、書込権限がないと判断する。そこで、ハイブリッド文書サーバ11は、当該ページへの書き込みが不可能であることをクライアント端末12に通知する。クライアント端末12は、当該通知を受けると、当該ページへの書き込みが不可能であることを表示する。これによって、クライアント端末12は、当該ページへの書き込みが不可能であることをユーザへ通知する(S205)。そして、当該書込処理が終了する。
一方、当該レコードを権限情報55から選択できた場合、ハイブリッド文書サーバ11は、選択したレコードから、書込権限フラグ553を抽出する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、抽出した書込権限フラグ553が、当該ユーザに書込権限が与えられていることを示すか否かを判定する。
書込権限フラグ553が、当該ユーザに書込権限が与えられていることを示す場合、ハイブリッド文書サーバ11は、受信したドットパタンID、相対座標、測定時刻及びペンIDに基づいて、ストロークセット情報24及びストローク座標情報25を作成する。
次に、ハイブリッド文書サーバ11は、選択したページ情報62を更新する。
具体的には、ハイブリッド文書サーバ11は、選択したページ情報62のストロークセット数628に「1」を加算する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、作成したストロークセット情報24のストロークセットID241を、選択したページ情報62のストロークセットID629に格納する。そして、当該書込処理が終了する。
一方、書込権限フラグ553が、当該ユーザに書込権限が与えられていないことを示す場合、ハイブリッド文書サーバ11は、当該ページへの書き込みが不可能であることをクライアント端末12に通知する。クライアント端末12は、当該通知を受けると、当該ページへの書き込みが不可能であることを表示する。これによって、クライアント端末12は、当該ページへの書き込みが不可能であることをユーザへ通知する(S205)。そして、当該書込処理が終了する。
一方、ステップS201において、ページ情報62の権限情報数624が「0」の場合、情報が記入されたページには、権限が設定されてない。そこで、ハイブリッド文書サーバ11は、選択したページ情報62から、ページID620を抽出する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、抽出したページID620と書類情報52のページID5291とが一致する書類情報52を、ハイブリッド文書情報21から選択する。
次に、ハイブリッド文書サーバ11は、選択した書類情報52の権限情報数525が「0」であるか否かを判定する。
これによって、ハイブリッド文書サーバ11は、情報が記入されたページを含む書類に、何らかの権限が設定されているか否かを判定する。
書類情報52の権限情報数525が「0」の場合、情報が記入されたページを含む書類には、権限が設定されてない。つまり、当該ページに情報を書き込んだユーザに、書込権限がないと判断する。そこで、ハイブリッド文書サーバ11は、当該ページへの書き込みが不可能であることをクライアント端末12に通知する。クライアント端末12は、当該通知を受けると、当該ページへの書き込みが不可能であることを表示する。これによって、クライアント端末12は、当該ページへの書き込みが不可能であることをユーザへ通知する(S205)。そして、当該書込処理が終了する。
一方、書類情報52の権限情報数525が「0」以外の場合、情報が記入されたページを含む書類に、何らかの権限が設定されている。そこで、ハイブリッド文書サーバ11は、書類に設定されている権限を用いて、当該ページへの書き込みが可能であるか否かを判定する。
具体的には、ハイブリッド文書サーバ11は、選択した書類情報52から、すべての権限情報ID526を抽出する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、受信したペンIDとユーザ情報27のペンID275とが一致するユーザ情報27を、すべてのユーザ情報27の中から選択する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、選択したユーザ情報27から、ユーザID271を抽出する。
次に、ハイブリッド文書サーバ11は、抽出したユーザID271とグループ情報28のユーザID283とが一致するグループ情報28を、すべてのグループ情報28の中から選択する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、選択したグループ情報28から、グループID281を抽出する。
次に、ハイブリッド文書サーバ11は、抽出した権限情報ID526のいずれかと権限情報55の権限情報ID551とが一致し、且つ、抽出したユーザID271又はグループID281のいずれかと権限情報55のグループ/ユーザID552とが一致するレコードを、権限情報55から選択する。
次に、ハイブリッド文書サーバ11は、当該レコードを権限情報55から選択できたか否かを判定する。
当該レコードを権限情報55から選択できなかった場合、ハイブリッド文書サーバ11は、当該ページに情報を書き込んだユーザに、書込権限がないと判断する。そこで、ハイブリッド文書サーバ11は、当該ページへの書き込みが不可能であることをクライアント端末12に通知する。クライアント端末12は、当該通知を受けると、当該ページへの書き込みが不可能であることを表示する。これによって、クライアント端末12は、当該ページへの書き込みが不可能であることをユーザへ通知する(S205)。そして、当該書込処理が終了する。
一方、当該レコードを権限情報55から選択できた場合、ハイブリッド文書サーバ11は、選択したレコードから、書込権限フラグ553を抽出する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、抽出した書込権限フラグ553が、当該ユーザに書込権限が与えられていることを示すか否かを判定する。
書込権限フラグ553が、当該ユーザに書込権限が与えられていることを示す場合、ハイブリッド文書サーバ11は、受信したドットパタンID、相対座標、測定時刻及びペンIDに基づいて、ストロークセット情報24及びストローク座標情報25を作成する。
次に、ハイブリッド文書サーバ11は、選択したページ情報62を更新する。
具体的には、ハイブリッド文書サーバ11は、選択したページ情報62のストロークセット数628に「1」を加算する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、作成したストロークセット情報24のストロークセットID241を、選択したページ情報62のストロークセットID629に格納する。そして、当該書込処理が終了する。
一方、書込権限フラグ553が、当該ユーザに書込権限が与えられていないことを示す場合、ハイブリッド文書サーバ11は、当該ページへの書き込みが不可能であることをクライアント端末12に通知する。クライアント端末12は、当該通知を受けると、当該ページへの書き込みが不可能であることを表示する。これによって、クライアント端末12は、当該ページへの書き込みが不可能であることをユーザへ通知する(S205)。そして、当該書込処理が終了する。
図21は、本発明の実施の形態の書類管理システムの閲覧処理のフローチャートである。
ユーザが、デジタルペン14又はクライアント端末12を用いて、書類に含まれるページの閲覧を要求すると、当該閲覧処理が実行される。
例えば、ユーザは、閲覧を要求する書類にデジタルペン14を接触させることによって、書類の閲覧を要求する。この場合、デジタルペン14は、ペン先が接した位置のドット203を周期的(例えば、一定時間毎)に撮影する。そして、デジタルペン14は、撮影したドットパタンに対応する絶対座標、当該ドットパタンの撮影時刻(測定時刻)及びペンIDを、クライアント端末12に送信する。クライアント端末12は、受信した絶対座標、測定時刻及びペンIDを位置情報サーバ15に転送する。
位置情報サーバ15は、受信した絶対座標に対応するドットパタンID及び相対座標を特定する。そして、位置情報サーバ15は、特定したドットパタンID、特定した相対座標、受信した測定時刻及び受信したペンIDをハイブリッド文書サーバ11に送信する。
ハイブリッド文書サーバ11は、ドットパタンID、相対座標、測定時刻及びペンIDを受信する。すると、ハイブリッド文書サーバ11は、受信した情報に基づいて、デジタルペン14によって記入されたストロークを特定する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、特定したストロークの長さが閾値以下であるか否かを判定する。
ストロークの長さが閾値以下の場合、ハイブリッド文書サーバ11は、閲覧を要求されたと判定する。そして、ハイブリッド文書サーバ11は、受信したドットパタンIDととページ情報62のページID620とが一致するページ情報62を、ハイブリッド文書情報21から選択する。
一方、ユーザがクライアント端末12を用いて閲覧を要求した場合、クライアント端末12は、閲覧を要求されたページのページIDを含むページ取得要求を、ハイブリッド文書サーバ11に送信する。この場合、ハイブリッド文書サーバ11は、ページ取得要求を受信する。すると、ハイブリッド文書サーバ11は、受信したページ取得要求から、ページIDを抽出する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、抽出したページIDとページ情報62のページID620とが一致するページ情報62を、ハイブリッド文書情報21から選択する。
次に、ハイブリッド文書サーバ11は、選択したページ情報62の権限情報数624が「0」であるか否かを判定する。
これによって、ハイブリッド文書サーバ11は、閲覧が要求されたページに、何らかの権限が設定されているか否かを判定する(S211)。
ページ情報62の権限情報数624が「0」以外の場合、閲覧が要求されたページに、何らかの権限が設定されている。そこで、ハイブリッド文書サーバ11は、選択したページ情報62から、すべての権限情報ID625を抽出する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、受信したペンIDとユーザ情報27のペンID275とが一致するユーザ情報27を、すべてのユーザ情報27の中から選択する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、選択したユーザ情報27から、ユーザID271を抽出する。
次に、ハイブリッド文書サーバ11は、抽出したユーザID271とグループ情報28のユーザID283とが一致するグループ情報28を、すべてのグループ情報28の中から選択する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、選択したグループ情報28から、グループID281を抽出する。
次に、ハイブリッド文書サーバ11は、抽出した権限情報ID625のいずれかと権限情報55の権限情報ID551とが一致し、且つ、抽出したユーザID271又はグループID281のいずれかと権限情報55のグループ/ユーザID552とが一致するレコードを、権限情報55から選択する。
次に、ハイブリッド文書サーバ11は、当該レコードを権限情報55から選択できたか否かを判定する。これによって、ハイブリッド文書サーバ11は、当該ページの閲覧を要求したユーザに、閲覧権限があるか否かを判定する(S213)。
当該レコードを権限情報55から選択できなかった場合、ハイブリッド文書サーバ11は、当該ページの閲覧を要求したユーザに、閲覧権限がないと判断する。
そこで、ハイブリッド文書サーバ11は、白紙のページの表示を、クライアント端末12に指示する。クライアント端末12は、当該指示を受けると、白紙のページを表示する(S214)。そして、当該閲覧処理が終了する。
一方、当該レコードを権限情報55から選択できた場合、ハイブリッド文書サーバ11は、選択したレコードから、閲覧権限フラグ554を抽出する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、抽出した閲覧権限フラグ554が、当該ユーザに閲覧権限が与えられていることを示すか否かを判定する。これによって、ハイブリッド文書サーバ11は、当該ページの閲覧を要求したユーザに、閲覧権限があるか否かを判定する(S213)。
閲覧権限フラグ554が、当該ユーザに閲覧権限が与えられていないことを示す場合、ハイブリッド文書サーバ11は、白紙のページの表示を、クライアント端末12に指示する。クライアント端末12は、当該指示を受けると、白紙のページを表示する(S214)。そして、当該閲覧処理が終了する。
一方、閲覧権限フラグ554が、当該ユーザに閲覧権限が与えられていることを示す場合、ハイブリッド文書サーバ11は、ステップS215に進む。
一方、ステップS211において、ページ情報62の権限情報数624が「0」の場合、閲覧が要求されたページには、権限が設定されてない。そこで、ハイブリッド文書サーバ11は、選択したページ情報62のページID620と書類情報52のページID5291とが一致する書類情報52を、ハイブリッド文書情報21から選択する。
次に、ハイブリッド文書サーバ11は、選択した書類情報52の権限情報数525が「0」であるか否かを判定する。
これによって、ハイブリッド文書サーバ11は、閲覧が要求されたページを含む書類に、何らかの権限が設定されているか否かを判定する。
書類情報52の権限情報数525が「0」の場合、閲覧が要求されたページを含む書類には、権限が設定されてない。つまり、当該ページの閲覧を要求したユーザに、閲覧権限がないと判断する。そこで、ハイブリッド文書サーバ11は、白紙のページの表示を、クライアント端末12に指示する。クライアント端末12は、当該指示を受けると、白紙のページを表示する(S214)。そして、当該閲覧処理が終了する。
一方、書類情報52の権限情報数525が「0」以外の場合、閲覧が要求されたページを含む書類に、何らかの権限が設定されている。そこで、ハイブリッド文書サーバ11は、書類に設定されている権限を用いて、当該ページの閲覧が可能であるか否かを判定する。
具体的には、ハイブリッド文書サーバ11は、選択した書類情報52から、すべての権限情報ID526を抽出する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、受信したペンIDとユーザ情報27のペンID275とが一致するユーザ情報27を、すべてのユーザ情報27の中から選択する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、選択したユーザ情報27から、ユーザID271を抽出する。
次に、ハイブリッド文書サーバ11は、抽出したユーザID271とグループ情報28のユーザID283とが一致するグループ情報28を、すべてのグループ情報28の中から選択する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、選択したグループ情報28から、グループID281を抽出する。
次に、ハイブリッド文書サーバ11は、抽出した権限情報ID526のいずれかと権限情報55の権限情報ID551とが一致し、且つ、抽出したユーザID271又はグループID281のいずれかと権限情報55のグループ/ユーザID552とが一致するレコードを、権限情報55から選択する。
次に、ハイブリッド文書サーバ11は、当該レコードを権限情報55から選択できたか否かを判定する。
当該レコードを権限情報55から選択できなかった場合、ハイブリッド文書サーバ11は、当該ページの閲覧を要求したユーザに、閲覧権限がないと判断する。そこで、ハイブリッド文書サーバ11は、白紙のページの表示を、クライアント端末12に指示する。クライアント端末12は、当該指示を受けると、白紙のページを表示する(S214)。そして、当該閲覧処理が終了する。
一方、当該レコードを権限情報55から選択できた場合、ハイブリッド文書サーバ11は、選択したレコードから、閲覧権限フラグ554を抽出する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、抽出した閲覧権限フラグ554が、当該ユーザに閲覧権限が与えられていることを示すか否かを判定する。これによって、ハイブリッド文書サーバ11は、当該ページの閲覧を要求したユーザに、閲覧権限があるか否かを判定する(S213)。
閲覧権限フラグ554が、当該ユーザに閲覧権限が与えられていないことを示す場合、ハイブリッド文書サーバ11は、白紙のページの表示を、クライアント端末12に指示する。クライアント端末12は、当該指示を受けると、白紙のページを表示する(S214)。そして、当該閲覧処理が終了する。
一方、閲覧権限フラグ554が、当該ユーザに閲覧権限が与えられていることを示す場合、ハイブリッド文書サーバ11は、選択したページ情報62のストロークセット数628が「0」であるか否かを判定する。これによって、ハイブリッド文書サーバ11は、閲覧が要求されたページに、ストロークセットが記載されているか否かを判定する(S215)。
選択したページ情報62のストロークセット数628が「0」の場合、閲覧が要求されたページに、ストロークセットが記載されていない。そこで、ハイブリッド文書サーバ11は、選択したページ情報62に対応するページの表示を、クライアント端末12に指示する。
具体的には、ハイブリッド文書サーバ11は、選択したページ情報62のページID620と書類情報52のページID5291とが一致する書類情報52を、ハイブリッド文書情報21から選択する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、選択した書類情報52から、印刷形態524及び電子ファイル名527を抽出する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、選択したページ情報62から、電子文書印刷ページ623を抽出する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、抽出した電子ファイル名527によって識別される電子ファイルに含まれる、抽出した電子文書印刷ページ623に対応するページの表示を、クライアント端末12に指示する。
クライアント端末12は、当該指示を受けると、ページを表示する。なお、当該ページは、抽出された印刷形態524で表示される。そして、当該閲覧処理が終了する。
一方、選択したページ情報62のストロークセット数628が「0」以外の場合、閲覧が要求されたページに、ストロークセットが記載されている。そこで、ハイブリッド文書サーバ11は、選択したページ情報62から、すべてのストロークセットID629を抽出する。
そして、ハイブリッド文書サーバ11は、抽出したストロークセットID629ごとに、ステップS216及びステップS217を実行する。
ハイブリッド文書サーバ11は、抽出したストロークセットID629とストロークセット情報24のストロークセットID241とが一致するストロークセット情報24を、ハイブリッド文書情報21から選択する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、選択したストロークセット情報24の権限情報数246が「0」であるか否かを判定する。
これによって、ハイブリッド文書サーバ11は、閲覧が要求されたページに記載されたストロークセットに、何らかの権限が設定されているか否かを判定する(S216)。
ストロークセット情報24の権限情報数246が「0」の場合、閲覧が要求されたページに記載されたストロークセットには、権限が設定されてない。つまり、当該ページの閲覧を要求したユーザには、当該ストロークセットを閲覧する権限がないと判断する。そこで、ハイブリッド文書サーバ11は、そのままステップS218に進む。
一方、ストロークセット情報24の権限情報数246が「0」以外の場合、閲覧が要求されたページに記載されたストロークセットには、何らかの権限が設定されている。そこで、ハイブリッド文書サーバ11は、選択したストロークセット情報24から、すべての権限情報ID247を抽出する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、受信したペンIDとユーザ情報27のペンID275とが一致するユーザ情報27を、すべてのユーザ情報27の中から選択する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、選択したユーザ情報27から、ユーザID271を抽出する。
次に、ハイブリッド文書サーバ11は、抽出したユーザID271とグループ情報28のユーザID283とが一致するグループ情報28を、すべてのグループ情報28の中から選択する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、選択したグループ情報28から、グループID281を抽出する。
次に、ハイブリッド文書サーバ11は、抽出した権限情報ID247のいずれかと権限情報55の権限情報ID551とが一致し、且つ、抽出したユーザID271又はグループID281のいずれかと権限情報55のグループ/ユーザID552とが一致するレコードを、権限情報55から選択する。
次に、ハイブリッド文書サーバ11は、当該レコードを権限情報55から選択できたか否かを判定する。
当該レコードを権限情報55から選択できなかった場合、ハイブリッド文書サーバ11は、当該ページの閲覧を要求したユーザに、当該ストロークセットを閲覧する権限がないと判断する。そこで、ハイブリッド文書サーバ11は、そのままステップS218に進む。
一方、当該レコードを権限情報55から選択できた場合、ハイブリッド文書サーバ11は、選択したレコードから、閲覧権限フラグ554を抽出する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、抽出した閲覧権限フラグ554が、当該ユーザに閲覧権限が与えられていることを示すか否かを判定する。これによって、ハイブリッド文書サーバ11は、当該ページの閲覧を要求したユーザに、当該ストロークセットを閲覧する権限があるか否かを判定する(S216)。
閲覧権限フラグ554が、当該ユーザに閲覧権限が与えられていないことを示す場合、ハイブリッド文書サーバ11は、そのままステップS218に進む。
一方、閲覧権限フラグ554が、当該ユーザに閲覧権限が与えられていることを示す場合、ハイブリッド文書サーバ11は、選択したストロークセット情報24及びストローク座標情報25に基づいて、ストロークセットを作成する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、作成したストロークセットを、表示用データとしてメモリ112に記憶しておく。
次に、ハイブリッド文書サーバ11は、選択したページ情報62に対応するページの表示を、クライアント端末12に指示する。なお、当該ページには、ハイブリッド文書サーバのメモリ112に表示用データとして記憶されたストロークセットが記載される。
具体的には、ハイブリッド文書サーバ11は、選択したページ情報62のページID620と書類情報52のページID5291とが一致する書類情報52を、ハイブリッド文書情報21から選択する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、選択した書類情報52から、印刷形態524及び電子ファイル名527を抽出する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、選択したページ情報62から、電子文書印刷ページ623を抽出する。次に、ハイブリッド文書サーバ11は、抽出した電子ファイル名527によって識別される電子ファイルに含まれる、抽出した電子文書印刷ページ623に対応するページの表示を、クライアント端末12に指示する。
クライアント端末12は、当該指示を受けると、ページを表示する(S218)。なお、当該ページは、抽出された印刷形態524で表示される。また、当該ページには、ハイブリッド文書サーバのメモリ112に表示用データとして記憶されたストロークセットが記載される。そして、当該閲覧処理が終了する。
以上のように、本実施の形態によれば、ハイブリッド文書サーバ11は、書類単位だけでなく、書類に含まれるページ単位で権限を設定できる。なお、設定される権限は、書込権限及び閲覧権限を含む。また、ハイブリッド文書サーバ11は、デジタルペン14によって記載されたストロークセットに対しても、権限を設定できる。
これによって、書類を所有するユーザは、他のユーザからの書き込みを、書類に含まれる一部のページに対してのみ許可することもできる。同様に、書類を所有するユーザは、他のユーザによる閲覧を、書類に含まれる一部のページのみ許可することもできる。更に、書類を所有するユーザは、他のユーザによる書類の閲覧時に、書類に記載された一部のストロークセットのみを書類上に表示させることもできる。