JP2010061521A - 電子化カルテ管理装置および電子化カルテ管理方法 - Google Patents

電子化カルテ管理装置および電子化カルテ管理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010061521A
JP2010061521A JP2008228284A JP2008228284A JP2010061521A JP 2010061521 A JP2010061521 A JP 2010061521A JP 2008228284 A JP2008228284 A JP 2008228284A JP 2008228284 A JP2008228284 A JP 2008228284A JP 2010061521 A JP2010061521 A JP 2010061521A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chart
electronic
code
paper
medical record
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008228284A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5140522B2 (ja
Inventor
Nobuaki Usui
信昭 臼井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PFU Ltd
Original Assignee
PFU Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PFU Ltd filed Critical PFU Ltd
Priority to JP2008228284A priority Critical patent/JP5140522B2/ja
Publication of JP2010061521A publication Critical patent/JP2010061521A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5140522B2 publication Critical patent/JP5140522B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】医療分野における利用者のデータ入力や更新や効率性を向上することができる電子化カルテ管理装置および電子化カルテ管理方法を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明は、画像読取部にて紙カルテを読み取って作成されたカルテ画像情報を、紙カルテを特定する分類コードに対応付けて電子化カルテとして記憶部に格納し、既に格納された電子化カルテに対応する紙カルテに対してページが追加された場合、追加のカルテ画像情報を作成し、当該カルテ画像情報に対応する分類コードを付加し、当該付加された分類コードに従って、追加の当該カルテ画像情報を、格納された電子化カルテに挿入し、挿入された電子化カルテに対応する紙カルテの保管場所コードを記憶部より検索して抽出して出力部に出力する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電子化カルテ管理装置および電子化カルテ管理方法に関し、特に、紙カルテから電子化(画像化)された電子化カルテ、および、電子化する際に用いた紙カルテ等を管理する電子化カルテ管理装置および電子化カルテ管理方法に関する。
従来、電子化カルテ(紙カルテをスキャナ等で読み取って画像化した電子データ)を管理する場合、通常、紙カルテが電子化された順番(読み取り順)にて電子化カルテに対して時系列IDを割り当てた上でサーバや記録媒体等に電子化カルテを保存しており、検索の際には、保存に際に割り当てた時系列IDに基づいて所望の電子化カルテを検索していた。
また近年、医療分野では、ICDコード(国際疾病分類)等の医療分野の分類コードが標準化されており、この分類コードに基づいて紙カルテ等の医療文書を管理することが義務付けられている。さらに、患者の治療後や退院後などに、医者等の医療担当者により患者の検査データ等を紙カルテに追加することが頻繁に生じるが、この場合も、上述の医療分野の分類コードに従って管理することが求められている。
ここで、紙カルテを電子化する技術の一例を以下に示す。
例えば、特許文献1に記載の医療用カルテ管理方法は、紙カルテの情報をコード情報または画像情報として電子化(読取り)後、情報の改ざんや消失を防止するため、紙カルテの情報と電子化カルテの情報とを照合している。
特開平7−56989号公報
しかしながら、従来技術(特許文献1等)においては、上述の医療分野の分類コードを考慮して管理していないという問題点を有していた。また、当該分類コードを紙カルテに記入して保管した場合であっても、所望の紙カルテを検索する際には、その分類コードに熟知した専門の担当者が検索する必要があり、担当者の熟練度合いによって検索効率が大きく左右されてしまうという問題点を有していた。
また、従来技術においては、紙カルテを電子化した順番(読み取り順)にて電子化カルテに時系列IDを付与しているため、所望の電子化カルテを検索する際には、この時系列IDに基づいて電子化カルテを検索することとなり、特に、電子化カルテが多くなるにつれ、時系列IDに基づく検索では多大な時間がかかってしまい、検索効率の点において実用的でなくなるという問題点を有していた。
また、従来技術においては、紙カルテに検査データ等を追加する場合、専門の担当者が、複数の紙カルテ等を束ねた冊子を解き一枚一枚ばらした上で、上述の医療分野の分類コードの順番に従って、新たに追加する検査データ等を適切な位置へ挿入した後、また束ね直して冊子に戻すという複雑な作業を急いで行うことになり、この作業を行う専門の担当者にかかる人件費等が膨大になってしまうという問題点を有していた。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、医療分野における利用者のデータ入力や更新や効率性を向上することができる電子化カルテ管理装置および電子化カルテ管理方法を提供することを目的とする。
このような目的を達成するため、本発明の電子化カルテ管理装置は、画像読取部と記憶部と制御部と出力部とを少なくとも備えた電子化カルテ管理装置であって、上記制御部は、上記画像読取部を制御して少なくとも1つのページから構成される紙カルテを読み取ることにより、カルテ画像情報を作成する紙カルテ読取手段と、上記紙カルテ読取手段にて作成された上記カルテ画像情報を、上記紙カルテの保管場所を特定する保管場所コード、上記紙カルテの種類を特定する文書コード、および、上記紙カルテの何ページ目であるかを示すページ数コードを少なくとも含む分類コードに対応付けて電子化カルテとして上記記憶部に格納する電子化カルテ格納手段と、上記電子化カルテ格納手段にて既に格納された上記電子化カルテに対応する上記紙カルテに対してページが追加された場合、上記紙カルテ読取手段にて追加の上記カルテ画像情報を作成し、当該カルテ画像情報に対応する上記分類コードを付加し、当該付加された上記分類コードに従って、上記追加の当該カルテ画像情報を、上記電子化カルテ格納手段にて格納された上記電子化カルテに挿入する電子化カルテ挿入手段と、上記電子化カルテ挿入手段にて挿入された上記電子化カルテに対応する上記紙カルテの上記保管場所コードを上記記憶部より検索して抽出し、上記出力部に出力する紙カルテ検索手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の電子化カルテ管理装置は、上記記載の電子化カルテ管理装置において、上記電子化カルテ挿入手段は、上記追加の上記電子化カルテの上記文書コードが、既に上記記憶部に格納された上記電子化カルテの上記文書コードと同一である場合、上記記憶部に格納された当該電子化カルテの上記ページ数コードのページ数を上記追加の上記電子化カルテのページ数分だけ増加させた後、上記追加の上記電子化カルテを上記同一の当該文書コードに対応付けられた上記電子化カルテに挿入することを特徴とする。
また、本発明の電子化カルテ管理装置は、上記記載の電子化カルテ管理装置において、上記分類コードは、病院コード、患者コード、カルテコード、時刻コード、疾病コード、投薬コード、術式コード、貸出コード、および、公開コードのうち少なくとも1つを更に含むことを特徴とする。
また、本発明の電子化カルテ管理装置は、上記記載の電子化カルテ管理装置において、上記電子化カルテ管理装置は、入力部を更に備え、上記制御部は、利用者により上記入力部を介して入力された上記分類コードに基づいて、上記記憶部に格納された上記電子化カルテを検索し、検索された当該電子化カルテを上記出力部に出力する電子化カルテ出力手段と、上記電子化カルテ出力手段にて出力された上記電子化カルテに対応する上記紙カルテの貸出を希望する上記利用者により、上記入力部を介して入力された、貸出開始日時を示す貸出開始日時コードおよび上記貸出を希望する上記利用者を示す貸出希望者コードを用いて、当該電子化カルテの上記貸出コードと照合することにより、当該紙カルテの貸出状況を確認する貸出状況確認手段と、上記貸出状況確認手段にて上記紙カルテが貸出中であることが確認された場合、上記貸出コードから、当該紙カルテの貸出終了日時を示す貸出終了日時コードおよび貸出中の上記利用者を示す上記貸出希望者コードのうち少なくとも1つを抽出し、上記出力部に出力する貸出状況出力手段と、を更に備え、上記紙カルテ検索手段は、上記貸出状況確認手段にて上記紙カルテが貸出可能であることが確認された場合、当該紙カルテに対応する上記電子化カルテの上記保管場所コードを上記記憶部より検索して抽出し、上記出力部に出力することを特徴とする。
また、本発明の電子化カルテ管理装置は、上記記載の電子化カルテ管理装置において、上記電子化カルテ管理装置は、印刷部を更に備え、上記制御部は、上記分類コードを光学式に読み取り可能なコード画像情報に変換するコード画像情報変換手段と、上記コード画像情報変換手段にて変換された上記コード画像情報を、上記紙カルテ読取手段にて作成された上記カルテ画像情報上に表示したコード画像情報付きカルテ画像情報を生成し、上記印刷部を制御して当該コード画像情報付きカルテ画像情報を印刷するカルテ画像情報印刷手段と、を更に備え、上記電子化カルテ格納手段は、上記カルテ画像情報印刷手段にて生成された上記コード画像情報付きカルテ画像情報を上記分類コードに対応付けて上記電子化カルテとして上記記憶部に格納し、上記紙カルテ検索手段は、上記貸出状況確認手段にて上記紙カルテが貸出可能であることが確認された場合、当該紙カルテに対応する上記電子化カルテの上記保管場所コードの上記コード画像情報を上記記憶部より検索して抽出し、上記出力部に出力することを特徴とする。
また、本発明の電子化カルテ管理装置は、上記記載の電子化カルテ管理装置において、上記制御部は、上記記憶部より上記公開コードを検索して抽出し、当該公開コードが上記電子化カルテの公開を許可する公開許可コードを含む場合、上記電子化カルテ出力手段にて当該公開許可コードを上記電子化カルテ上に表示した状態で上記出力部に出力した後、上記印刷部による当該電子化カルテの印刷、および、当該電子化カルテの電子媒体へのコピーを許可するコピー許可手段と、上記記憶部より上記公開コードを検索して抽出し、当該公開コードが上記電子化カルテの公開を禁止する公開禁止コードを含む場合、上記電子化カルテ出力手段にて当該公開禁止コードを上記電子化カルテ上に表示した状態で上記出力部に出力した後、上記印刷部による当該電子化カルテの印刷、および、当該電子化カルテの電子媒体へのコピーを禁止するコピー禁止手段と、を更に備えたことを特徴とする。
また、本発明の電子化カルテ管理装置は、上記記載の電子化カルテ管理装置において、上記電子化カルテ出力手段は、個人を特定できる個人情報が記載された部分を塗り潰した状態または当該個人情報を非表示にした状態で、上記電子化カルテを上記出力部に出力することにより、上記個人情報を非公開とすることを特徴とする。
また、本発明の電子化カルテ管理装置は、上記記載の電子化カルテ管理装置において、上記保管場所コードは、上記電子化カルテの保管期間を示す保管期間コードを更に含み、上記制御部は、上記保管期間コードに基づいて上記電子化カルテの上記保管期間が経過したか否かを判定する保管期間判定手段と、上記保管期間判定手段にて上記保管期間が経過していないと判定された場合、上記電子化カルテを削除できない旨を通知する削除不可通知を上記出力部に出力する削除不可通知出力手段と、上記保管期間判定手段にて上記保管期間が経過したと判定された場合、上記電子化カルテを上記電子媒体へコピー後、当該電子化カルテを上記記憶部から削除する電子化カルテ削除手段と、を更に備え、上記電子化カルテ出力手段は、上記電子化カルテ削除手段にてコピー後の上記電子媒体から上記電子化カルテを読み込むことにより、当該電子化カルテを上記出力部に出力することを特徴とする。
また、本発明の電子化カルテ管理装置は、上記記載の電子化カルテ管理装置において、上記制御部は、上記電子化カルテに対して、上記紙カルテの作成者を特定する署名情報、および、当該電子化カルテに対する処理時刻を示す処理時刻情報のうち少なくとも1つを取得し、上記分類コードに追加して上記記憶部に格納する電子署名格納手段を更に備え、上記電子化カルテ出力手段は、上記電子化カルテ上に、上記電子署名格納手段にて追加された、対応する上記署名情報および上記処理時刻情報のうち少なくとも1つを上記出力部に出力することを特徴とする。
また、本発明の電子化カルテ管理方法は、画像読取部と記憶部と制御部と出力部とを少なくとも備えた電子化カルテ管理装置において実行される電子化カルテ管理方法であって、上記制御部において実行される、上記画像読取部を制御して少なくとも1つのページから構成される紙カルテを読み取ることにより、カルテ画像情報を作成する紙カルテ読取ステップと、上記紙カルテ読取ステップにて作成された上記カルテ画像情報を、上記紙カルテの保管場所を特定する保管場所コード、上記紙カルテの種類を特定する文書コード、および、上記紙カルテの何ページ目であるかを示すページ数コードを少なくとも含む分類コードに対応付けて電子化カルテとして上記記憶部に格納する電子化カルテ格納ステップと、上記電子化カルテ格納ステップにて既に格納された上記電子化カルテに対応する上記紙カルテに対してページが追加された場合、上記紙カルテ読取ステップにて追加の上記カルテ画像情報を作成し、当該カルテ画像情報に対応する上記分類コードを付加し、当該付加された上記分類コードに従って、上記追加の当該カルテ画像情報を、上記電子化カルテ格納ステップにて格納された上記電子化カルテに挿入する電子化カルテ挿入ステップと、上記電子化カルテ挿入ステップにて挿入された上記電子化カルテに対応する上記紙カルテの上記保管場所コードを上記記憶部より検索して抽出し、上記出力部に出力する紙カルテ検索ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明の電子化カルテ管理方法は、上記記載の電子化カルテ管理方法において、上記電子化カルテ挿入ステップにおいて、上記追加の上記電子化カルテの上記文書コードが、既に上記記憶部に格納された上記電子化カルテの上記文書コードと同一である場合、上記記憶部に格納された当該電子化カルテの上記ページ数コードのページ数を上記追加の上記電子化カルテのページ数分だけ増加させた後、上記追加の上記電子化カルテを上記同一の当該文書コードに対応付けられた上記電子化カルテに挿入することを特徴とする。
また、本発明の電子化カルテ管理方法は、上記記載の電子化カルテ管理方法において、上記分類コードは、病院コード、患者コード、カルテコード、時刻コード、疾病コード、投薬コード、術式コード、貸出コード、および、公開コードのうち少なくとも1つを更に含むことを特徴とする。
また、本発明の電子化カルテ管理方法は、上記記載の電子化カルテ管理方法において、上記電子化カルテ管理装置は、入力部を更に備えており、上記制御部において実行される、利用者により上記入力部を介して入力された上記分類コードに基づいて、上記記憶部に格納された上記電子化カルテを検索し、検索された当該電子化カルテを上記出力部に出力する電子化カルテ出力ステップと、上記電子化カルテ出力ステップにて出力された上記電子化カルテに対応する上記紙カルテの貸出を希望する上記利用者により、上記入力部を介して入力された、貸出開始日時を示す貸出開始日時コードおよび上記貸出を希望する上記利用者を示す貸出希望者コードを用いて、当該電子化カルテの上記貸出コードと照合することにより、当該紙カルテの貸出状況を確認する貸出状況確認ステップと、上記貸出状況確認ステップにて上記紙カルテが貸出中であることが確認された場合、上記貸出コードから、当該紙カルテの貸出終了日時を示す貸出終了日時コードおよび貸出中の上記利用者を示す上記貸出希望者コードのうち少なくとも1つを抽出し、上記出力部に出力する貸出状況出力ステップと、を更に含み、上記紙カルテ検索ステップにおいて、上記貸出状況確認ステップにて上記紙カルテが貸出可能であることが確認された場合、当該紙カルテに対応する上記電子化カルテの上記保管場所コードを上記記憶部より検索して抽出し、上記出力部に出力することを特徴とする。
また、本発明の電子化カルテ管理方法は、上記記載の電子化カルテ管理方法において、上記電子化カルテ管理装置は、印刷部を更に備えており、上記制御部において実行される、上記分類コードを光学式に読み取り可能なコード画像情報に変換するコード画像情報変換ステップと、上記コード画像情報変換ステップにて変換された上記コード画像情報を、上記紙カルテ読取ステップにて作成された上記カルテ画像情報上に表示したコード画像情報付きカルテ画像情報を生成し、上記印刷部を制御して当該コード画像情報付きカルテ画像情報を印刷するカルテ画像情報印刷ステップと、を更に含み、上記電子化カルテ格納ステップにおいて、上記カルテ画像情報印刷ステップにて生成された上記コード画像情報付きカルテ画像情報を上記分類コードに対応付けて上記電子化カルテとして上記記憶部に格納し、上記紙カルテ検索ステップにおいて、上記貸出状況確認ステップにて上記紙カルテが貸出可能であることが確認された場合、当該紙カルテに対応する上記電子化カルテの上記保管場所コードの上記コード画像情報を上記記憶部より検索して抽出し、上記出力部に出力することを特徴とする。
また、本発明の電子化カルテ管理方法は、上記記載の電子化カルテ管理方法において、上記制御部において実行される、上記記憶部より上記公開コードを検索して抽出し、当該公開コードが上記電子化カルテの公開を許可する公開許可コードを含む場合、上記電子化カルテ出力ステップにて当該公開許可コードを上記電子化カルテ上に表示した状態で上記出力部に出力した後、上記印刷部による当該電子化カルテの印刷、および、当該電子化カルテの電子媒体へのコピーを許可するコピー許可ステップと、上記記憶部より上記公開コードを検索して抽出し、当該公開コードが上記電子化カルテの公開を禁止する公開禁止コードを含む場合、上記電子化カルテ出力ステップにて当該公開禁止コードを上記電子化カルテ上に表示した状態で上記出力部に出力した後、上記印刷部による当該電子化カルテの印刷、および、当該電子化カルテの電子媒体へのコピーを禁止するコピー禁止ステップと、を更に含むことを特徴とする。
また、本発明の電子化カルテ管理方法は、上記記載の電子化カルテ管理方法において、上記電子化カルテ出力ステップにおいて、個人を特定できる個人情報が記載された部分を塗り潰した状態または当該個人情報を非表示にした状態で、上記電子化カルテを上記出力部に出力することにより、上記個人情報を非公開とすることを特徴とする。
また、本発明の電子化カルテ管理方法は、上記記載の電子化カルテ管理方法において、上記保管場所コードは、上記電子化カルテの保管期間を示す保管期間コードを更に含み、上記制御部において実行される、上記保管期間コードに基づいて上記電子化カルテの上記保管期間が経過したか否かを判定する保管期間判定ステップと、上記保管期間判定ステップにて上記保管期間が経過していないと判定された場合、上記電子化カルテを削除できない旨を通知する削除不可通知を上記出力部に出力する削除不可通知出力ステップと、上記保管期間判定ステップにて上記保管期間が経過したと判定された場合、上記電子化カルテを上記電子媒体へコピー後、当該電子化カルテを上記記憶部から削除する電子化カルテ削除ステップと、を更に含み、上記電子化カルテ出力ステップにおいて、上記電子化カルテ削除ステップにてコピー後の上記電子媒体から上記電子化カルテを読み込むことにより、当該電子化カルテを上記出力部に出力することを特徴とする。
また、本発明の電子化カルテ管理方法は、上記記載の電子化カルテ管理方法において、上記制御部において実行される、上記電子化カルテに対して、上記紙カルテの作成者を特定する署名情報、および、当該電子化カルテに対する処理時刻を示す処理時刻情報のうち少なくとも1つを取得し、上記分類コードに追加して上記記憶部に格納する電子署名格納ステップを更に含み、上記電子化カルテ出力ステップにおいて、上記電子化カルテ上に、上記電子署名格納ステップにて追加された、対応する上記署名情報および上記処理時刻情報のうち少なくとも1つを上記出力部に出力することを特徴とする。
この発明によれば、画像読取部を制御して少なくとも1つのページから構成される紙カルテを読み取ることにより、カルテ画像情報を作成し、作成されたカルテ画像情報を、紙カルテの保管場所を特定する保管場所コード、紙カルテの種類を特定する文書コード、および、紙カルテの何ページ目であるかを示すページ数コードを少なくとも含む分類コードに対応付けて電子化カルテとして記憶部に格納し、既に格納された電子化カルテに対応する紙カルテに対してページが追加された場合、追加のカルテ画像情報を作成し、当該カルテ画像情報に対応する分類コードを付加し、当該付加された分類コードに従って、追加の当該カルテ画像情報を、格納された電子化カルテに挿入し、挿入された電子化カルテに対応する紙カルテの保管場所コードを記憶部より検索して抽出して出力部に出力するので、従来のように、所望の紙カルテを検索する際にその分類コードに熟知した専門の担当者が検索する必要がないため、担当者の熟練度合いによっても検索効率が大きく左右されてしまうことがなく、本発明は、医療分野における利用者のデータ入力や更新や効率性を向上することができるという効果を奏する。具体的には、従来のカルテ管理では、新たな検査結果などが追加される度に専門のカルテ管理者等が冊子状に束ねられた紙カルテを1枚1枚にばらした後、追加の紙カルテを該当場所に挿入し再び綴じて冊子に戻すという作業が発生することで人件費や時間がかかっていたが、本発明によれば、紙カルテを画像化して医療分野に標準化された分類コードに対応付けて電子化カルテとして保管することができるので、従来行われていたこれらの作業の手間が省くことができ、カルテ管理の効率化を図ることができるという効果を奏する。また、本発明によれば、保管場所に関して、例えば、法的義務等を遵守するために一定期間(5年間等)保管した紙カルテが必要となった場合や、医者が論文執筆のための参考資料として紙カルテの貸出を希望した場合などに、利用者が閲覧する電子化カルテに表示された保管場所コードから原本である紙カルテの保管先を知ることができるという効果を奏する。
また、この発明によれば、電子化カルテ挿入において、追加の電子化カルテの文書コードが、既に記憶部に格納された電子化カルテの文書コードと同一である場合、記憶部に格納された当該電子化カルテのページ数コードのページ数を追加の電子化カルテのページ数分だけ増加させた後、追加の電子化カルテを同一の当該文書コードに対応付けられた電子化カルテに挿入するので、追加の電子化カルテを挿入する際に、文書コードが同一であるか否かを確認することにより、同種類の紙カルテであるかを判定することができ、同一の文書コードに対応付けられた電子化カルテに重複しない必要なデータ(例えば、ページ数コードや追加のカルテ画像情報等)のみを追加することにより、効率的に電子化カルテを更新することができるという効果を奏する。
また、この発明によれば、分類コードは、病院コード、患者コード、カルテコード、時刻コード、疾病コード、投薬コード、術式コード、貸出コード、および、公開コードのうち少なくとも1つを更に含むので、医療分野にて標準化された分類コードに基づいて電子化カルテを記憶することができるという効果を奏する。具体的には、従来、紙カルテを電子化した順番(読み取り順)にて電子化カルテに時系列IDを付与しているため、所望の電子化カルテを検索する際、一定時間検索時間がかかっていたが、本発明は、時系列IDを使用せず、紙カルテを特定する上述の分類コードにて電子化カルテを記憶することにより、所望の電子化カルテを分類コードに基づいて短時間で効率的に検索することができるという効果を奏する。
また、この発明によれば、利用者により入力部を介して入力された分類コードに基づいて、記憶部に格納された電子化カルテを検索し、検索された当該電子化カルテを出力部に出力し、出力された電子化カルテに対応する紙カルテの貸出を希望する利用者により、入力部を介して入力された、貸出開始日時を示す貸出開始日時コードおよび貸出を希望する利用者を示す貸出希望者コードを用いて、当該電子化カルテの貸出コードと照合することにより、当該紙カルテの貸出状況を確認し、紙カルテが貸出中であることが確認された場合、貸出コードから、当該紙カルテの貸出終了日時を示す貸出終了日時コードおよび貸出中の利用者を示す貸出希望者コードのうち少なくとも1つを抽出し、出力部に出力し、紙カルテ検索において、紙カルテが貸出可能であることが確認された場合、当該紙カルテに対応する電子化カルテの保管場所コードを記憶部より検索して抽出し、出力部に出力するので、例えば、医者が論文執筆のための参考資料として患者の紙カルテの貸出を希望する場合、所望の電子化カルテの貸出コードを確認し、当該電子化カルテが貸出可能であるか否かを確認することができるという効果を奏する。また、本発明によれば、この確認結果が貸出不可である場合は、現在貸出中の利用者や貸出終了日時を確認することができるので、例えば、貸出中の利用者に対して紙カルテを返却してもらうよう通知することや、貸出終了日時の後にその紙カルテを確実に借りられるよう予約することが可能になるという効果を奏する。また、本発明によれば、この確認結果が貸出可能である場合は、紙カルテの保管場所を確認することができるので、例えば、カルテ保管庫にて所望する紙カルテを効率的に検索することができるという効果を奏する。
また、この発明によれば、分類コードを光学式に読み取り可能なコード画像情報に変換し、変換されたコード画像情報を、作成されたカルテ画像情報上に表示したコード画像情報付きカルテ画像情報を生成し、印刷部を制御して当該コード画像情報付きカルテ画像情報を印刷し、電子化カルテ格納において、生成されたコード画像情報付きカルテ画像情報を分類コードに対応付けて電子化カルテとして記憶部に格納し、紙カルテ検索において、紙カルテが貸出可能であることが確認された場合、当該紙カルテに対応する電子化カルテの保管場所コードのコード画像情報を記憶部より検索して抽出し、出力部に出力するので、例えば、カルテ保管庫の担当者等が紙カルテ(印刷されたコード画像情報付きカルテ画像情報)を保管する際に、担当者等が所持するバーコードリーダ等により当該紙カルテに対応する電子化カルテの保管場所コード等の分類コードを読取り入力ミスすることなく登録することができ、これにより、利用者が紙カルテの保管場所を検索する際に、当該紙カルテに対応する電子化カルテの保管場所コードを、当該バーコードリーダ等を用いて読取ることにより、バーコードリーダ等の表示部に紙カルテの保管場所を表示させることができ、この保管場所を示す保管場所コード(例えば、倉庫A:2階:301号室:22番棚:A−8ブロック等)に従って紙カルテを効率的に検索することができるという効果を奏する。
また、この発明によれば、記憶部より公開コードを検索して抽出し、当該公開コードが電子化カルテの公開を許可する公開許可コードを含む場合、当該公開許可コードを電子化カルテ上に表示した状態で出力部に出力した後、印刷部による当該電子化カルテの印刷、および、当該電子化カルテの電子媒体へのコピーを許可し、記憶部より公開コードを検索して抽出し、当該公開コードが電子化カルテの公開を禁止する公開禁止コードを含む場合、当該公開禁止コードを電子化カルテ上に表示した状態で出力部に出力した後、印刷部による当該電子化カルテの印刷、および、当該電子化カルテの電子媒体へのコピーを禁止するので、例えば、医者が論文執筆のための参考資料として患者のカルテ(紙カルテおよび電子化カルテを含む)の使用を希望する場合、所望の電子化カルテの公開コードを確認し、当該電子化カルテが公開可能であるか否かを確認することができ、この確認結果にしたがって、電子化カルテの印刷や電子媒体へのコピーを制限することができるという効果を奏する。これにより、本発明は、患者の公開または非公開の意思を確実に反映させることができるという効果を奏する。
また、この発明によれば、電子化カルテ出力において、個人を特定できる個人情報が記載された部分を塗り潰した状態または当該個人情報を非表示にした状態で、電子化カルテを出力部に出力することにより、個人情報を非公開とするので、例えば、医者が電子化カルテを閲覧する際に、確実に患者の個人情報を非公開にすることができ、医療担当者の患者に対する守秘義務等を確実に遵守することができるという効果を奏する。
また、この発明によれば、保管場所コードは、電子化カルテの保管期間を示す保管期間コードを更に含み、保管期間コードに基づいて電子化カルテの保管期間が経過したか否かを判定し、保管期間が経過していないと判定された場合、電子化カルテを削除できない旨を通知する削除不可通知を出力部に出力し、保管期間が経過したと判定された場合、電子化カルテを電子媒体へコピー後、当該電子化カルテを記憶部から削除し、電子化カルテ出力において、コピー後の電子媒体から電子化カルテを読み込むことにより、当該電子化カルテを出力部に出力するので、電子化カルテの保管期間(例えば、法的義務等を遵守するための一定期間である5年間等)を設定することができ、これにより、例えば、利用者が電子化カルテを削除する前に保管期間を確認することができるという効果を奏する。また、本発明は、保管期間が経過していない場合、削除不可通知を出力することにより、例えば、利用者がこの電子化カルテの保管期間を確認した上で削除できないことを確認することができるという効果を奏する。また、本発明は、保管期間が経過した場合、電子化カルテを削除する前に電子媒体(例えば、CDやDVD等の外部記憶媒体など)に必ずコピーすることにより、利用者が保管期間を過ぎた後も電子媒体に電子化カルテのデータを保管することができ、紙カルテを紛失した場合であってもコピー後の電子媒体から電子化カルテをPC等の情報処理装置に読み込ませて出力させることができ、カルテ(紙カルテおよび電子化カルテを含む)の情報の保管管理を厳重に行うことができるという効果を奏する。
また、この発明によれば、電子化カルテに対して、紙カルテの作成者を特定する署名情報、および、当該電子化カルテに対する処理時刻を示す処理時刻情報のうち少なくとも1つを取得し、分類コードに追加して記憶部に格納し、電子化カルテ出力において、電子化カルテ上に、対応する署名情報および処理時刻情報のうち少なくとも1つを出力部に出力するので、カルテ(紙カルテおよび電子化カルテを含む)を作成や改変した利用者を特定することができ、データの保守性を厳格に管理することができるという効果を奏する。
このように、本発明によれば、画像読取部にて読取った紙カルテのカルテ画像情報を電子化カルテとして格納する際に使用する分類コードが、医療分野で使用されている分類コードに準拠しているため、医療業務に適しており、医療に関する各種作業の効率を向上させることができるという効果を奏する。また、本発明は、電子化カルテをサーバ上に記憶しているので、このサーバに接続することにより文書管理をネットワーク上で行うことができ、文書管理の効率性を向上させることができるという効果を奏する。また、本発明は、上述の分類コードを用いて電子化カルテを記憶しているので、この分類コードに基づいて検索することができ、紙カルテおよび電子化カルテ等のデータのトレーサビリティを向上させることができるという効果を奏する。また、サーバ上に電子化カルテを記憶しているので、運搬時の事故等で紙カルテ等の紙文書を紛失するリスクを小さくすることができるという効果を奏する。
以下に、本発明にかかる電子化カルテ管理装置および電子化カルテ管理方法並びにプログラムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
[本発明の概要]
以下、本発明の概要について図1を参照して説明し、その後、本発明の構成および処理等について詳細に説明する。ここで、図1は、本発明の基本処理の一例を示すフローチャートである。
本発明は、概略的に、以下の基本的特徴を有する。本発明の電子化カルテ管理装置は、印刷部(例えば、プリンタ、ネットワークプリンタ等)と画像読取部(例えば、スキャナ、ネットワークスキャナ等)と出力部(例えば、ディスプレイ、モニタ等)と入力部(例えば、キーボード、マウス、タッチパネル等)と記憶部と制御部とを少なくとも備えて構成される。
続いて、図1を参照し、電子化カルテ管理装置の本実施形態における基本処理の一例について、以下に説明する。
図1に示すように、電子化カルテ管理装置の制御部は、画像読取部を制御して少なくとも1つのページから構成される紙カルテを読み取ることにより、カルテ画像情報を作成する(ステップSA−1)。
ここで、「紙カルテ」とは、本実施形態において、少なくとも1つのページから構成される医療文書(例えば、紙カルテ、紹介状、検査データ等)の意味で用いており、この紙カルテは、後述の分類コードの順番に従って冊子状に綴じられて保管場所へ保管される。
そして、電子化カルテ管理装置の制御部は、ステップSA−1にて作成されたカルテ画像情報を、紙カルテの保管場所を特定する保管場所コード、紙カルテの種類を特定する文書コード、および、紙カルテの何ページ目であるかを示すページ数コードを少なくとも含む分類コードに対応付けて電子化カルテとして記憶部に格納する(ステップSA−2)。
ここで、「分類コード」とは、例えば、医療分野で使用されている分類コード(例えば、ICDコード(国際疾病分類)等)に準拠したコードであり、この分類コードは、例えば、上述の紙カルテの保管場所を特定する保管場所コード、紙カルテの種類を特定する文書コード、および、紙カルテの何ページ目であるかを示すページ数コードの他、病院コード、患者コード、カルテコード、時刻コード、疾病コード、投薬コード、術式コード、貸出コード、および、公開コードのうち少なくとも1つを更に含んでいてもよい。また、保管場所コードは、電子化カルテの保管期間を示す保管期間コードを更に含んでいてもよい。また、貸出コードは、貸出開始日時を示す貸出開始日時コード、紙カルテの貸出終了日時を示す貸出終了日時コード、および、貸出を希望する利用者または貸出中の利用者を示す貸出希望者コードのうち少なくとも1つを更に含んでいてもよい。また、公開コードは、電子化カルテの公開を許可する公開許可コード、または、電子化カルテの公開を禁止する公開禁止コードを更に含んでいてもよい。なお、これら分類コードの詳細については後述する。
また、「電子化カルテ」とは、本実施形態において、紙カルテが画像読取部にて読取られ画像化(電子化)されたカルテ画像情報に対し、上述の分類コードを対応付けたカルテデータの意味で用いており、キーボード等の入力部を介して入力された情報を基に作成された「電子カルテ」と区別して用いている。
また、電子化カルテ管理装置の制御部は、分類コードを光学式に読み取り可能なコード画像情報(例えば、バーコードやRFID等)に変換してもよい。また、電子化カルテ管理装置の制御部は、変換されたコード画像情報を、作成されたカルテ画像情報上に表示したコード画像情報付きカルテ画像情報を生成し、印刷部を制御して当該コード画像情報付きカルテ画像情報を印刷してもよい。また、電子化カルテ管理装置の制御部は、生成されたコード画像情報付きカルテ画像情報を分類コードに対応付けて電子化カルテとして記憶部に格納してもよい。
また、電子化カルテ管理装置の制御部は、電子化カルテに対して、紙カルテの作成者を特定する署名情報(例えば、利用者IDや印影画像など)、および、当該電子化カルテに対する処理時刻を示す処理時刻情報(例えば、画像読取時刻、署名情報設定時刻など)のうち少なくとも1つを取得し、分類コードに追加して記憶部に格納してもよい。
そして、電子化カルテ管理装置の制御部は、ステップSA−2にて記憶部に既に格納された電子化カルテに対応する紙カルテに対してページが追加された場合、追加のカルテ画像情報を作成し、当該カルテ画像情報に対応する分類コードを付加し、当該付加された分類コードに従って、追加の当該カルテ画像情報を、記憶部に格納された電子化カルテに挿入する(ステップSA−3)。ここで、電子化カルテ管理装置の制御部は、追加の電子化カルテの文書コードが、既に記憶部に格納された電子化カルテの文書コードと同一である場合、記憶部に格納された当該電子化カルテのページ数コードのページ数を追加の電子化カルテのページ数分だけ増加させた後、追加の電子化カルテを同一の当該文書コードに対応付けられた電子化カルテに挿入してもよい。
そして、電子化カルテ管理装置の制御部は、ステップSA−3にて挿入された電子化カルテに対応する紙カルテの保管場所コードを記憶部より検索して抽出し、出力部に出力する(ステップSA−4)。ここで、電子化カルテ管理装置の制御部は、利用者により入力部を介して入力された分類コードに基づいて、記憶部に格納された電子化カルテを検索し、検索された当該電子化カルテを出力部に出力してもよい。また、電子化カルテ管理装置の制御部は、紙カルテが貸出可能であることが確認された場合、当該紙カルテに対応する電子化カルテの保管場所コードのコード画像情報を記憶部より検索して抽出し、出力部に出力してもよい。また、電子化カルテ管理装置の制御部は、電子化カルテ上に、対応する署名情報および処理時刻情報のうち少なくとも1つを出力部に出力してもよい。電子化カルテ管理装置の制御部は、個人を特定できる個人情報(例えば、氏名、住所、生年月日等)が記載された部分を塗り潰した状態(例えば、氏名や住所が記載された部分を黒塗りにした状態など)または当該個人情報を非表示にした状態(例えば、氏名や住所が記載を空欄にした状態など)で、電子化カルテを出力部に出力することにより、個人情報を非公開としてもよい。
また、電子化カルテ管理装置の制御部は、出力された電子化カルテに対応する紙カルテの貸出を希望する利用者により、入力部を介して入力された、貸出開始日時を示す貸出開始日時コードおよび貸出を希望する利用者を示す貸出希望者コードを用いて、当該電子化カルテの貸出コードと照合することにより、当該紙カルテの貸出状況を確認してもよい。また、電子化カルテ管理装置の制御部は、紙カルテが貸出中であることが確認された場合、貸出コードから、当該紙カルテの貸出終了日時を示す貸出終了日時コードおよび貸出中の利用者を示す貸出希望者コードのうち少なくとも1つを抽出し、出力部に出力してもよい。また、電子化カルテ管理装置の制御部は、紙カルテが貸出可能であることが確認された場合、当該紙カルテに対応する電子化カルテの保管場所コードを記憶部より検索して抽出し、出力部に出力してもよい。
また、電子化カルテ管理装置の制御部は、記憶部より公開コードを検索して抽出し、当該公開コードが電子化カルテの公開を許可する公開許可コードを含む場合、当該公開許可コードを電子化カルテ上に表示した状態で出力部に出力した後、印刷部による当該電子化カルテの印刷、および、当該電子化カルテの電子媒体(例えば、CDやDVD等の外部記憶媒体など)へのコピーを許可してもよい。また、電子化カルテ管理装置の制御部は、記憶部より公開コードを検索して抽出し、当該公開コードが電子化カルテの公開を禁止する公開禁止コードを含む場合、当該公開禁止コードを電子化カルテ上に表示した状態で出力部に出力した後、印刷部による当該電子化カルテの印刷、および、当該電子化カルテの電子媒体へのコピーを禁止してもよい。
また、電子化カルテ管理装置の制御部は、保管期間コードに基づいて電子化カルテの保管期間が経過したか否かを判定してもよい。また、電子化カルテ管理装置の制御部は、保管期間が経過していないと判定された場合、電子化カルテを削除できない旨を通知する削除不可通知を出力部に出力してもよい。また、電子化カルテ管理装置の制御部は、保管期間が経過したと判定された場合、電子化カルテを電子媒体へコピー後、当該電子化カルテを記憶部から削除してもよい。また、電子化カルテ管理装置の制御部は、コピー後の電子媒体から電子化カルテを読み込むことにより、当該電子化カルテを出力部に出力してもよい。
以上で、本発明の概要の説明を終える。
[電子化カルテ管理装置100の構成]
次に、本電子化カルテ管理装置100の構成について図2を参照して説明する。図2は、本発明が適用される本電子化カルテ管理装置100の構成の一例を示すブロック図であり、該構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。
図2に示すように、本電子化カルテ管理装置100は、概略的に、印刷部116と画像読取部118と出力部114と入力部112と記憶部106と制御部102とを少なくとも備えて構成される。これら電子化カルテ管理装置100の各部は任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
また、図2において、入出力制御インターフェース部108は、入力部112、出力部114、印刷部116、画像読取部118等の制御を行う。ここで、出力部114としては、モニタ(家庭用テレビを含む)やスピーカ等を用いてもよい。また、入力部112としては、キーボード、マウス、タッチパネル、および、マイク等を用いてもよい。
また、図2において、印刷部116は、プリンタ機能を有する印刷手段であり、例えば、プリンタやネットワークプリンタ等である。本実施形態において、印刷部116は、記憶部106に記憶されたカルテ画像情報を含む電子化カルテを印刷する。また、画像読取部118は、スキャナ機能をする画像読取手段であり、例えば、スキャナやネットワークスキャナ等である。本実施形態において、画像読取部118は、紙カルテ等の医療文書を読取る。なお、図示しないが、印刷部116と画像読取部118は、少なくともプリンタ機能およびスキャナ機能を有する複合機として構成してもよい。
また、図2において、記憶部106は、固定ディスク装置等のストレージ手段であり、各種のデータベースやテーブル(分類コードファイル106aおよび電子化カルテデータベース106b等)を格納する。例えば、記憶部106は、各種処理に用いる各種のプログラムやテーブルやファイルやデータベースやウェブページなどを格納する。
これら記憶部106の各構成要素のうち、分類コードファイル106aは、予め利用者により入力部112を介して設定されたか、または、制御部102の処理により自動的に設定された、医療分野で使用されている分類コード(例えば、ICDコード(国際疾病分類)等)に準拠するコードを記憶する分類コード記憶手段である。本実施形態において、分類コードファイル106aに記憶された分類コードは、制御部102が、画像読取部118にて読取られた紙カルテのカルテ画像情報を当該分類コードに対応付けて電子化カルテとして電子化カルテデータベース106bに記憶する際に用いられる。ここで、分類コードファイル106aは、例えば、紙カルテの保管場所を特定する保管場所コード、紙カルテの種類を特定する文書コード、および、紙カルテの何ページ目であるかを示すページ数コードの他、病院コード、患者コード、カルテコード、文書コード、時刻コード、ページ数コード、保管場所コード、疾病コード、投薬コード、術式コード、貸出コード、および、公開コードのうち少なくとも1つを更に含んでいてもよい。また、保管場所コードは、電子化カルテの保管期間を示す保管期間コードを更に含んでいてもよい。また、貸出コードは、貸出開始日時を示す貸出開始日時コード、紙カルテの貸出終了日時を示す貸出終了日時コード、および、貸出を希望する利用者または貸出中の利用者を示す貸出希望者コードのうち少なくとも1つを更に含んでいてもよい。また、公開コードは、電子化カルテの公開を許可する公開許可コード、または、電子化カルテの公開を禁止する公開禁止コードを更に含んでいてもよい。
続いて、分類コードの詳細について以下に説明する。本実施形態において、分類コードは、一例として、以下の順番で電子化カルテにページごとに割り当てられる。例えば、分類コードは、(a)病院コード、(b)患者コード、(c)カルテコード、(d)文書コード、(e)時刻コード、(f)ページ数コード、(g)保管場所コード、および、(h)付加コードの順で構成され、(h)付加コードは、(h−1)疫病コード、(h−2)投薬コード(複数)、(h−3)術式コード、(h−4)貸出コード、および、(h−5)公開コードを備えて構成される。
具体的には、例えば、(a)病院コードは、連携している病院に対して、どこの病院かを同定するコードである。また、(b)患者コードは、病院にかかった患者を同定するコードである。また、(c)カルテコードは、同じ患者に何度も治療を行った時などに、個々の治療を同定するコードである。また、(d)文書コードは、カルテ、紹介状、検査データ等の文書の性格を同定するコードであり、紙カルテの種類を特定する。また、(e)時刻コードは、電子化カルテが作成された時間(例えば、タイムスタンプ等を利用して制御部102が自動的に入力してもよく、また、利用者が入力部112を介して時計等を手動で入力してもよい)を示すコードであり、例えば、元号を用いてもよい。また、(f)ページ数コードは、(d)文書コードで同定された文書の何ページ目かを同定するコードであり、紙カルテの何ページ目であるかを示す。また、(g)保管場所コードは、電子化カルテとする前の紙カルテの保管場所を同定するコードであり、紙カルテの保管場所を特定する。ここで、(g)保管場所コードは、例えば、保管棚のある建屋(本実施形態では、一例として、外部の倉庫に保管する場合を想定している)、保管棚のある階の番号、部屋番号、棚番号、1つの棚を縦横複数のブロックに分けた場合のブロックを同定するブロック番号等から構成される。また、(g)保管場所コードは、電子化カルテの保管期間を示す保管期間コードを更に含んでいてもよい。
また、(h)付加コードのうち(h−1)疫病コードは、ICD(国際疫病分類)等に従って病気を同定するコードである。また、(h)付加コードのうち(h−2)投薬コードは、治療に使用した薬を同定するコードであり、例えば、薬名コード、投薬量コード、投薬期間コードの組合せなどが複数存在する。また、(h)付加コードのうち(h−3)術式コードは、治療のために実施した手術内容を同定するコードである。また、(h)付加コードのうち(h−4)貸出コードは、例えば、紙カルテを貸出した場合、その開始日時と終了日時や貸出した先の利用者を同定するコードなどが複数存在する。すなわち、(h−4)貸出コードは、貸出開始日時を示す貸出開始日時コード、紙カルテの貸出終了日時を示す貸出終了日時コード、および、貸出を希望する利用者または貸出中の利用者を示す貸出希望者コードのうち少なくとも1つを更に含んでいてもよい。本実施形態において、例えば、前の貸出中の利用者が(h−4)貸出コードの終了日時コードに終了した日時を入力しない場合、次の貸出を希望する利用者に紙カルテを貸出せない。また、利用者は、(h−4)貸出コードを参照することで、対応する紙カルテの貸出状況(貸出履歴を含む)を把握することができる。また、紙カルテと異なり、電子化カルテに関しては、複数の出力部114に出力して複数の人間が閲覧できるので、特に閲覧履歴を記録する必要はないが、必要に応じて記録してもよい。また、(h−5)公開コードは、患者が自分の情報を公開することに同意しているかどうかを同定するコードであり、公開コードは、電子化カルテの公開を許可する公開許可コード、または、電子化カルテの公開を禁止する公開禁止コードを更に含んでいてもよい。
なお、これら分類コードの各コード内で該当する情報がない場合は、例えば、文字コードであれば「NULL」を、数値であれば、「0」を入力してもよい。
また、電子化カルテデータベース106bは、少なくともカルテ画像情報と分類コードとを対応付けて電子化カルテとして記憶する電子化カルテ記憶手段である。本実施形態において、電子化カルテデータベース106bは、制御部102が、画像読取部118にて読取られた紙カルテに基づいて作成されたカルテ画像情報を、紙カルテの保管場所を特定する保管場所コード、紙カルテの種類を特定する文書コード、および、紙カルテの何ページ目であるかを示すページ数コードを少なくとも含む分類コードに対応付けて電子化カルテとして格納する格納先として用いられる。
さらに、本実施形態において、電子化カルテデータベース106bは、制御部102が、生成されたコード画像情報付きカルテ画像情報を分類コードに対応付けて電子化カルテとして格納する格納先として用いられる。また、電子化カルテデータベース106bは、制御部102が、電子化カルテに対して、紙カルテの作成者を特定する署名情報、および、当該電子化カルテに対する処理時刻を示す処理時刻情報のうち少なくとも1つを取得し、分類コードに追加して格納する格納先として用いられる。また、電子化カルテデータベース106bは、電子化カルテデータベース106bに既に格納された電子化カルテに対応する紙カルテに対してページが追加された場合、制御部102が、追加のカルテ画像情報を作成し、当該カルテ画像情報に対応する分類コードを付加し、当該付加された分類コードに従って、追加の当該カルテ画像情報を、電子化カルテデータベース106bに格納された電子化カルテに挿入する際に用いられる。また、電子化カルテデータベース106bは、追加の電子化カルテの文書コードが、既に電子化カルテデータベース106bに格納された電子化カルテの文書コードと同一である場合、制御部102が、電子化カルテデータベース106bに格納された当該電子化カルテのページ数コードのページ数を追加の電子化カルテのページ数分だけ増加させた後、追加の電子化カルテを同一の当該文書コードに対応付けられた電子化カルテに挿入する際に用いられる。
また、図2において、制御部102は、OS(Operating System)等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、および、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部102は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部102は、機能概念的に、紙カルテ読取部102a、電子化カルテ格納部102b、電子化カルテ挿入部102c、紙カルテ検索部102d、電子化カルテ出力部102e、貸出状況確認部102f、貸出状況出力部102g、コード画像情報変換部102h、カルテ画像情報印刷部102i、コピー許可部102j、コピー禁止部102k、保管期間判定部102m、削除不可通知出力部102n、電子化カルテ削除部102o、および、電子署名格納部102pを備えて構成されている。
このうち、紙カルテ読取部102aは、画像読取部118を制御して少なくとも1つのページから構成される紙カルテを読み取ることにより、カルテ画像情報を作成する紙カルテ読取手段である。
また、電子化カルテ格納部102bは、紙カルテ読取部102aにて作成されたカルテ画像情報を、紙カルテの保管場所を特定する保管場所コード、紙カルテの種類を特定する文書コード、および、紙カルテの何ページ目であるかを示すページ数コードを少なくとも含む分類コードに対応付けて電子化カルテとして電子化カルテデータベース106bに格納する電子化カルテ格納手段である。ここで、電子化カルテ格納部102bは、後述のカルテ画像情報印刷部102iにて生成されたコード画像情報付きカルテ画像情報を分類コードに対応付けて電子化カルテとして電子化カルテデータベース106bに格納してもよい。
また、電子化カルテ挿入部102cは、電子化カルテ格納部102aにて既に電子化カルテデータベース106bに格納された電子化カルテに対応する紙カルテに対してページが追加された場合、紙カルテ読取部102aにて追加のカルテ画像情報を作成し、当該カルテ画像情報に対応する分類コードを付加し、当該付加された分類コードに従って、追加の当該カルテ画像情報を、電子化カルテ格納部102aにて格納された電子化カルテに挿入する電子化カルテ挿入手段である。ここで、電子化カルテ挿入部102cは、追加の電子化カルテの文書コードが、既に電子化カルテデータベース106bに格納された電子化カルテの文書コードと同一である場合、電子化カルテデータベース106bに格納された当該電子化カルテのページ数コードのページ数を追加の電子化カルテのページ数分だけ増加させた後、追加の電子化カルテを同一の当該文書コードに対応付けられた電子化カルテに挿入してもよい。
また、紙カルテ検索部102dは、電子化カルテ挿入部102cにて挿入された電子化カルテに対応する紙カルテの保管場所コードを電子化カルテデータベース106bより検索して抽出し、出力部114に出力する紙カルテ検索手段である。ここで、紙カルテ検索部102dは、後述の貸出状況確認部102fにて紙カルテが貸出可能であることが確認された場合、当該紙カルテに対応する電子化カルテの保管場所コードを電子化カルテデータベース106bより検索して抽出し、出力部114に出力してもよい。また、紙カルテ検索部102dは、貸出状況確認部102fにて紙カルテが貸出可能であることが確認された場合、当該紙カルテに対応する電子化カルテの保管場所コードのコード画像情報を電子化カルテデータベース106bより検索して抽出し、出力部114に出力してもよい。
また、電子化カルテ出力部102eは、利用者により入力部112を介して入力された分類コードに基づいて、電子化カルテデータベース106bに格納された電子化カルテを検索し、検索された当該電子化カルテを出力部114に出力する電子化カルテ出力手段である。ここで、電子化カルテ出力部102eは、個人を特定できる個人情報が記載された部分を塗り潰した状態または当該個人情報を非表示にした状態で、電子化カルテを出力部114に出力することにより、個人情報を非公開としてもよい。また、電子化カルテ出力部102eは、後述の電子化カルテ削除部102oにてコピー後の電子媒体から電子化カルテを読み込むことにより、当該電子化カルテを出力部114に出力してもよい。また、電子化カルテ出力部102eは、電子化カルテ上に、後述する電子署名格納部102pにて追加された対応する署名情報および処理時刻情報のうち少なくとも1つを出力部114に出力してもよい。
また、貸出状況確認部102fは、電子化カルテ出力部102eにて出力された電子化カルテに対応する紙カルテの貸出を希望する利用者により、入力部112を介して入力された、貸出開始日時を示す貸出開始日時コードおよび貸出を希望する利用者を示す貸出希望者コードを用いて、当該電子化カルテの貸出コードと照合することにより、当該紙カルテの貸出状況を確認する貸出状況確認手段である。
また、貸出状況出力部102gは、貸出状況確認部102fにて紙カルテが貸出中であることが確認された場合、貸出コードから、当該紙カルテの貸出終了日時を示す貸出終了日時コードおよび貸出中の利用者を示す貸出希望者コードのうち少なくとも1つを抽出し、出力部114に出力する貸出状況出力手段である。
また、コード画像情報変換部102hは、分類コードを光学式に読み取り可能なコード画像情報に変換するコード画像情報変換手段である。
また、カルテ画像情報印刷部102iは、コード画像情報変換部102hにて変換されたコード画像情報を、紙カルテ読取部102aにて作成されたカルテ画像情報上に表示したコード画像情報付きカルテ画像情報を生成し、印刷部116を制御して当該コード画像情報付きカルテ画像情報を印刷するカルテ画像情報印刷手段である。ここで、カルテ画像情報印刷部102iは、紙カルテ読取部102aにて作成されたカルテ画像情報を、印刷部116を制御して印刷してもよい。
また、コピー許可部102jは、電子化カルテデータベース106bより公開コードを検索して抽出し、当該公開コードが電子化カルテの公開を許可する公開許可コードを含む場合、電子化カルテ出力部102eにて当該公開許可コードを電子化カルテ上に表示した状態で出力部114に出力した後、印刷部116による当該電子化カルテの印刷、および、当該電子化カルテの電子媒体へのコピーを許可するコピー許可手段である。
また、コピー禁止部102kは、電子化カルテデータベース106bより公開コードを検索して抽出し、当該公開コードが電子化カルテの公開を禁止する公開禁止コードを含む場合、電子化カルテ出力部102eにて当該公開禁止コードを電子化カルテ上に表示した状態で出力部114に出力した後、印刷部116による当該電子化カルテの印刷、および、当該電子化カルテの電子媒体へのコピーを禁止するコピー禁止手段である。
また、保管期間判定部102mは、保管期間コードに基づいて電子化カルテの保管期間が経過したか否かを判定する保管期間判定手段である。
また、削除不可通知出力部102nは、保管期間判定部102mにて保管期間が経過していないと判定された場合、電子化カルテを削除できない旨を通知する削除不可通知を出力部114に出力する削除不可通知出力手段である。
また、電子化カルテ削除部102oは、保管期間判定部102mにて保管期間が経過したと判定された場合、電子化カルテを電子媒体へコピー後、当該電子化カルテを電子化カルテデータベース106bから削除する電子化カルテ削除手段である。
また、電子署名格納部102pは、電子化カルテに対して、紙カルテの作成者を特定する署名情報、および、当該電子化カルテに対する処理時刻を示す処理時刻情報のうち少なくとも1つを取得し、分類コードに追加して電子化カルテデータベース106bに格納する電子署名格納手段である。
ここで、通信制御インターフェース部(図示せず)は、通信回線等に接続されるルータ等の通信装置(図示せず)に接続されるインターフェースであり、電子化カルテ管理装置100とネットワーク(図示せず)との間における通信制御を行う機能を有していてもよい。すなわち、通信制御インターフェース部は、印刷部116(ネットワークプリンタ等)、画像読取部118(ネットワークスキャナ等)、その他の情報処理端末(図示せず)等の外部機器と通信回線を介してデータを通信する機能を有していてもよい。また、ネットワークは、電子化カルテ管理装置100と印刷部116、画像読取部118、その他の情報処理端末等の外部機器とを相互に接続する機能を有し、例えば、インターネット、電話回線網(携帯端末回線網、一般電話回線網を含む。)、イントラネット等であってもよい。
以上で、本電子化カルテ管理装置100の構成の説明を終える。
[電子化カルテ管理装置100の各処理]
次に、このように構成された本実施の形態における本電子化カルテ管理装置100の各処理(コード画像変換処理〜保管期限管理処理)の一例について、以下に図3〜図7を参照して詳細に説明する。ここで、図3は、本実施の形態におけるコード画像変換処理の一例を示すフローチャートである。また、図4は、本実施の形態における電子署名・タイムスタンプ付加処理の一例を説明するフローチャートである。また、図5は、本実施の形態における紙カルテ貸出管理処理の一例を示すフローチャートである。また、図6は、本実施の形態におけるコピー管理処理の一例を示すフローチャートである。また、図7は、本実施の形態における保管期限管理処理の一例を示すフローチャートである。
[コード画像変換処理]
まず、上記図1のステップSA−2において実行されるコード画像変換処理の一例について、図3を参照して以下に説明する。
図3に示すように、コード画像情報変換部102hは、例えば、利用者により入力部112を介して入力されたか、または、分類コードファイル106aから呼び出すことにより、指定した分類コードを、光学式に読み取り可能なコード画像情報(例えば、バーコードやRFID等)に変換する(ステップSB−1)。
そして、カルテ画像情報印刷部102iは、コード画像情報変換部102hの処理により変換されたコード画像情報を、紙カルテ読取部102aの処理により作成されたカルテ画像情報上に表示したコード画像情報付きカルテ画像情報を生成し、印刷部112を制御して当該コード画像情報付きカルテ画像情報を印刷する(ステップSB−2)。
そして、電子化カルテ格納部102bは、カルテ画像情報印刷部102iの処理により生成されたコード画像情報付きカルテ画像情報を、ステップSB−1にて指定された分類コードに対応付けて電子化カルテとして電子化カルテデータベース106bに格納する(ステップSB−3)。
ここで、上記図1のステップSA−4において、紙カルテ検索部102dは、貸出状況確認部102fの処理により紙カルテが貸出可能であることが確認された場合、当該紙カルテに対応する電子化カルテの保管場所コードのコード画像情報を電子化カルテデータベース106bより検索して抽出し、出力部114に出力してもよい(ステップSB−4)。以上で、コード画像変換処理の説明を終える。
[電子署名・タイムスタンプ付加処理]
続いて、上記図1のステップSA−2において実行される電子署名・タイムスタンプ付加処理の一例について、図4を参照して以下に説明する。
図4に示すように、電子署名格納部102pは、例えば、利用者により入力部112を介して入力されたか、または、記憶部106より呼び出すことにより、電子化カルテに対して、紙カルテの作成者を特定する署名情報(例えば、利用者IDや印影画像など)、および、制御部102の処理により自動的に打刻された、当該電子化カルテに対する処理時刻を示す処理時刻情報(例えば、画像読取時刻、署名情報設定時刻など)のうち少なくとも1つを取得する(ステップSC−1)。
そして、電子署名格納部102pは、取得した署名情報および処理時刻情報を、例えば、対応する電子化カルテの文書コードに署名情報を付加し、時刻コードに処理時刻情報を付加することにより、当該電子化カルテの分類コードに追加し電子化カルテデータベース106bに格納する(ステップSC−2)。以上で、電子署名・タイムスタンプ付加処理の説明を終える。
[紙カルテ貸出管理処理]
続いて、上記図1のステップSA−4において実行される紙カルテ貸出管理処理の一例について、図5を参照して以下に説明する。
図5に示すように、貸出状況確認部102fは、電子化カルテ出力部102eの処理により出力された電子化カルテに対応する紙カルテの貸出を希望する利用者により、入力部112を介して入力された、貸出開始日時を示す貸出開始日時コード(例えば、20××/10/10)および貸出を希望する利用者を示す貸出希望者コード(例えば、userid0002)を用いて、当該電子化カルテの貸出コード(例えば、貸出終了日時コードや貸出希望者コード等)と照合することにより、当該紙カルテの貸出状況を確認する(例えば、貸出開始日時コード(20××/10/10等)と、貸出終了日時コード(20××/10/15等)と、を比較することにより貸出中であるか否かを確認する)(ステップSD−1)。
そして、貸出状況出力部102gは、紙カルテが貸出中である(例えば、貸出開始日時コード<貸出終了日時コード)ことが確認された場合(ステップSD−1:Yes)、貸出コードから、当該紙カルテの貸出終了日時を示す貸出終了日時コード(例えば、20××/10/15)および貸出中の利用者を示す貸出希望者コード(例えば、userid0001)のうち少なくとも1つを抽出し、出力部114に出力する(ステップSD−2)。
一方、紙カルテ検索部102dは、紙カルテが貸出可能である(例えば、貸出開始日時コード>貸出終了日時コード)ことが確認された場合(ステップSD−1:No)、当該紙カルテに対応する電子化カルテの保管場所コード(例えば、倉庫A:2階:301号室:22番棚:A−8ブロック等)を電子化カルテデータベース106bより検索して抽出し、出力部114に出力する(ステップSD−3)。以上で、紙カルテ貸出管理処理の説明を終える。
[コピー管理処理]
続いて、上記図1のステップSA−4において実行されるコピー管理処理の一例について、図6を参照して以下に説明する。
図6に示すように、制御部102は、電子化カルテデータベース106bより閲覧を所望する電子化カルテの公開コードを検索して抽出し、当該公開コードが電子化カルテの公開を許可する公開許可コード(例えば、「公開」の文字を示す印影画像など)を含むか、または、電子化カルテの公開を禁止する公開禁止コード(例えば、「非公開」の文字を示す印影画像など)を含むかを判定する(ステップSE−1)。
そして、コピー許可部102jは、制御部102の処理により当該公開コードが電子化カルテの公開を許可する公開許可コードを含むと判定された場合(ステップSE−1:Yes)、電子化カルテ出力部102eの処理により当該公開許可コードを電子化カルテ上に表示した状態で出力部114に出力した後、印刷部116による当該電子化カルテの印刷、および、当該電子化カルテの電子媒体(例えば、CDやDVD等の外部記憶媒体など)へのコピーを許可する(ステップSE−2)。
一方、コピー禁止部102kは、制御部102の処理により当該公開コードが電子化カルテの公開を禁止する公開禁止コードを含むと判定された場合(ステップSE−1:No)、電子化カルテ出力部102eの処理により当該公開禁止コードを電子化カルテ上に表示した状態で出力部114に出力した後、印刷部116による当該電子化カルテの印刷、および、当該電子化カルテの電子媒体へのコピーを禁止する(ステップSE−3)。以上で、コピー管理処理の説明を終える。
[保管期限管理処理]
続いて、上記図1のステップSA−4において実行される保管期限管理処理の一例について、図7を参照して以下に説明する。
図7に示すように、保管期間判定部102mは、保管場所コード中の保管期間コード(例えば、20××/12/31)に基づいて電子化カルテの保管期間が経過したか否かを判定する(ステップSF−1)。
そして、削除不可通知出力部102nは、保管期間判定部102mの処理により保管期間が経過していない(例えば、保管期間コード>現在日時)と判定された場合(ステップSF−1:No)、電子化カルテを削除できない旨を通知する削除不可通知(例えば、「このカルテは削除できません。保管期間は、20××/12/31迄です。」)を出力部114に出力する(ステップSF−2)。
一方、電子化カルテ削除部102oは、保管期間判定部102mの処理により保管期間が経過した(例えば、保管期間コード<現在日時)と判定された場合(ステップSF−1:Yes)、電子化カルテを電子媒体へコピー後、当該電子化カルテを電子化カルテデータベース106bから削除する(ステップSF−3)。
そして、電子化カルテ出力部102eは、電子化カルテ削除部102oの処理にてコピー後の電子媒体から電子化カルテを読み込むことにより、当該電子化カルテを出力部114に出力する(ステップSF−4)。以上で、保管期限管理処理の説明を終える。
これにて、本電子化カルテ管理装置100の各処理の説明を終える。
[実施例]
続いて、本電子化カルテ管理装置100を適用した実施例について、図8〜図11を参照し、以下に説明する。ここで、図8は、本実施例における紙カルテの表面の一例を示す図である。図9は、本実施例における紙カルテの裏面の一例を示す図である。また、図10は、本実施例におけるカルテファイリング順番管理テーブルの一例を示す図である。また、図11は、本実施例における紙カルテ利用規定管理テーブルの一例を示す図である。
まず、図8〜図10を参照して、一例として、入院患者が退院する際のカルテ(紙カルテおよび電子化カルテを含む)の管理に、本電子化カルテ管理装置100を導入した実施例について説明する。
(1)紙カルテ読取部102aは、患者が退院する際に、入院時や退院時に医者等の医療担当者が作成した紙カルテ(図8および図9参照)を画像読取部118にて一括スキャンして、電子化(画像化)し、カルテ画像情報を作成する。
ここで、電子化カルテ管理装置100は、図10に示すカルテファイリング順番管理テーブルを記憶部106に備えていてもよい。図10に示すように、カルテファイルリング順番管理テーブルは、一例として、1〜35の「順番」に対応付けられた「分類コード」から構成される。本実施形態において、カルテ(紙カルテおよび電子化カルテを含む)は、このカルテファイリング順番管理テーブルに記憶された順番に従って管理(保存や更新や削除等)される。なお、図10の「*」で示した分類コードにおいては、入院中のレポートは日付の新しい順に並べ、退院時に時系列に並び変えるものとする。また、患者が退院後、「1」の入院診療録と「2」の退院時経過抄録の順番は入替わるものとする。
(2)そして、電子化カルテ格納部102bは、紙カルテ読取部102aの処理により作成されたカルテ画像情報を、図10に示す順番で分類コードに対応付けて電子化カルテとして電子化カルテデータベース106bに保存する。具体的には、電子化カルテ格納部102bは、紙カルテ読取部102aの処理により紙カルテを電子化する際、紙カルテに対応する電子化カルテの1枚1枚に、紙カルテを特定する分類コード(図10参照)を付与する。ここで、電子化カルテ格納部102bは、利用者の操作によりキーボード等の入力部112を介して入力された分類コードを付与してもよく、制御部102の処理により分類コードファイル106aに記憶された分類コードを抽出して付与してもよい。
(3)そして、患者が退院し、上記(2)において電子化カルテ格納部102bの処理による分類コード付与作業が終了した後、患者が入院している間に患者に対し実施した検査データ等を含む検査結果が、検査担当者から医療担当者(医者等)の元に届く。
(4)そして、上記(3)の追加の検査結果が届く度、または、一定期間ごとに蓄積された紙カルテを、上記(1)において紙カルテ読取部102aが画像読取部118にて一括スキャンして電子化(画像化)し、上記(2)において電子化カルテ格納部102bがカルテファイリング順番管理テーブルの順番に従って分類コードを電子化カルテの1枚1枚に付与した上で、電子化カルテデータベース106bに保存する工程が繰り返され、その際、電子化カルテ挿入部102cは、既に電子化カルテデータベース106bに記憶された、該当する電子化カルテの束に追加の電子化カルテをカルテファイリング順番管理テーブルの順番に従って電子的に挿入する。
このように、本電子化カルテ管理装置100を導入することにより、従来は、新たな検査結果などが追加される度に専門のカルテ管理者等が冊子状に束ねられた紙カルテを1枚1枚にばらした後、追加の紙カルテを該当場所に挿入し再び綴じて冊子に戻していたが、本電子化カルテ管理装置100を導入することにより、従来行われていた作業の手間が省け、カルテ管理の効率化を図ることができる。
次に、図11を参照して、一例として、医者が論文を執筆する際に参考資料としてカルテ(紙カルテおよび電子化カルテを含む)を収集する工程に、本電子化カルテ管理装置100を導入した実施例について説明する。
(1)医者は、論文を執筆する際に、参考資料として該当するカルテ(紙カルテおよび電子化カルテを含む)の収集を開始する。
(2)そして、医者等が操作(例えば、入力部112を介して分類コード等を入力)することにより、電子化カルテ出力部102eは、電子化カルテデータベース106bに記憶された電子化カルテを出力部114に出力する。
ここで、必要に応じて医者等が操作(例えば、出力部114に出力された所望の電子化カルテの印刷ボタン等を選択)することにより、カルテ画像情報印刷部102iは、印刷部116を制御して電子化カルテを印刷してもよい。
(3)そして、制御部102は、電子化カルテ出力部102eの処理により出力された電子化カルテの公開コードを参照することにより、患者が自分のカルテの公開を許可する意思があるか否かを確認する。
ここで、上記(3)において制御部102が確認した結果、医者等が参考資料として使用を希望するカルテが公開不可能である場合は、必要に応じて医者等が操作(例えば、入力部112を介して所望する電子化カルテの個人情報非表示設定を解除)することにより、電子化カルテ出力部102eは、医者が患者本人と公開許可の交渉ができるよう、患者の個人情報(例えば、氏名や住所や連絡先など)を出力部114に出力してもよい(通常は、個人情報は非表示になっている)。
(4)そして、医者等が紙カルテを必要とする場合は、医者等の操作(例えば、入力部112を介して分類コード等を入力)に基づいて、貸出状況確認部102fが電子化カルテデータベース106bに記憶された対応する電子化カルテの貸出コードを参照し、対応する紙カルテが貸出中でないこと(例えば、貸出開始日時コードと貸出終了日時コードの記載が両方ともあるか)を確認する。
ここで、電子化カルテ管理装置100は、図11に示す紙カルテ利用規定管理テーブルを記憶部106に備えていてもよい。図11に示すように、紙カルテ利用規定管理テーブルは、一例として、制御部102が利用者を特定するID等に基づいて閲覧・利用資格者であるか否かを判断するために用いられてもよい。本実施形態において、紙カルテは、この紙カルテ利用規定管理テーブル記憶された情報に従って管理(例えば、貸出資格や利用目的の確認、貸出期間の制限等)されてもよい。
(5)そして、紙カルテ検索部102dは、貸出状況確認部102fの処理により紙カルテが貸出中でなく貸出可能であることが確認された場合、対応する紙カルテの保管場所コードを出力部114に出力する。その際、制御部102は、上述の紙カルテ利用規定管理テーブル(図11参照)に記憶された紙カルテの利用規定に基づいて紙カルテの貸出手続を行ってもよい。これにより、医者等の利用者は、所望する紙カルテを保管庫から持ち出すことができる。なお、返却時には、医者等は入力部112を介して、貸出コードの貸出終了日時コードの記載を完了した上で、紙カルテをカルテ保管庫に返却するものとする。
このように、本電子化カルテ管理装置100を導入することにより、紙カルテの貸出履歴が電子的に残るので、紙カルテのトレーサビリティを確保することができる。
[他の実施の形態]
さて、これまで本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上述した実施の形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施の形態にて実施されてよいものである。
例えば、電子化カルテ管理装置100がスタンドアローンの形態で処理を行う場合を一例に説明したが、電子化カルテ管理装置100とは別筐体で構成されるクライアント端末からの要求に応じて処理を行い、その処理結果を当該クライアント端末に返却するように構成してもよい。
また、実施の形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
このほか、上記文献中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、電子化カルテ管理装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、電子化カルテ管理装置100の各装置が備える処理機能、特に制御部102にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPU(Central Processing Unit)および当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、後述する記録媒体に記録されており、必要に応じて電子化カルテ管理装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDなどの記憶部106などは、OS(Operating System)として協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部102を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、電子化カルテ管理装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本発明に係るプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM、EEPROM、CD−ROM、MO、DVD等の任意の「可搬用の物理媒体」、あるいは、LAN、WAN、インターネットに代表されるネットワークを介してプログラムを送信する場合の通信回線や搬送波のように、短期にプログラムを保持する「通信媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語や記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードやバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OS(Operating System)に代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施の形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成、読み取り手順、あるいは、読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部106に格納される各種のデータベース等(分類コードファイル106aおよび電子化カルテデータベース106b等)は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラムやテーブルやデータベースやウェブページ用ファイル等を格納する。
また、電子化カルテ管理装置100は、既知のパーソナルコンピュータ、ワークステーション等の情報処理装置を接続し、該情報処理装置に本発明の方法を実現させるソフトウェア(プログラム、データ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じて、または、機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
以上詳述に説明したように、本発明によれば、医療分野における利用者のデータ入力や更新や検索の効率性を向上できる電子化カルテ管理装置および電子化カルテ管理方法を提供することができるので、例えば、医療カルテ等の紙文書の電子化および電子化された紙文書の保管等の業務フローの効率化などを支援する情報機器や情報処理分野等の様々な分野において極めて有用である。
本実施の形態における基本処理の一例を示すフローチャートである。 本発明が適用される本電子化カルテ管理装置100の構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態におけるコード画像変換処理の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態における電子署名・タイムスタンプ付加処理の一例を説明するフローチャートである。 本実施の形態における紙カルテ貸出管理処理の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態におけるコピー管理処理の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態における保管期限管理処理の一例を示すフローチャートである。 本実施例における紙カルテの表面の一例を示す図である。 本実施例における紙カルテの裏面の一例を示す図である。 本実施例におけるカルテファイリング順番管理テーブルの一例を示す図である。 本実施例における紙カルテ利用規定管理テーブルの一例を示す図である。
符号の説明
100 電子化カルテ管理装置
102 制御部
102a 紙カルテ読取部
102b 電子化カルテ格納部
102c 電子化カルテ挿入部
102d 紙カルテ検索部
102e 電子化カルテ出力部
102f 貸出状況確認部
102g 貸出状況出力部
102h コード画像情報変換部
102i カルテ画像情報印刷部
102j コピー許可部
102k コピー禁止部
102m 保管期間判定部
102n 削除不可通知出力部
102o 電子化カルテ削除部
102p 電子署名格納部
106 記憶部
106a 分類コードファイル
106b 電子化カルテデータベース
108 入出力制御インターフェース部
112 入力部
114 出力部
116 印刷部
118 画像読取部

Claims (18)

  1. 画像読取部と記憶部と制御部と出力部とを少なくとも備えた電子化カルテ管理装置であって、
    上記制御部は、
    上記画像読取部を制御して少なくとも1つのページから構成される紙カルテを読み取ることにより、カルテ画像情報を作成する紙カルテ読取手段と、
    上記紙カルテ読取手段にて作成された上記カルテ画像情報を、上記紙カルテの保管場所を特定する保管場所コード、上記紙カルテの種類を特定する文書コード、および、上記紙カルテの何ページ目であるかを示すページ数コードを少なくとも含む分類コードに対応付けて電子化カルテとして上記記憶部に格納する電子化カルテ格納手段と、
    上記電子化カルテ格納手段にて既に格納された上記電子化カルテに対応する上記紙カルテに対してページが追加された場合、上記紙カルテ読取手段にて追加の上記カルテ画像情報を作成し、当該カルテ画像情報に対応する上記分類コードを付加し、当該付加された上記分類コードに従って、上記追加の当該カルテ画像情報を、上記電子化カルテ格納手段にて格納された上記電子化カルテに挿入する電子化カルテ挿入手段と、
    上記電子化カルテ挿入手段にて挿入された上記電子化カルテに対応する上記紙カルテの上記保管場所コードを上記記憶部より検索して抽出し、上記出力部に出力する紙カルテ検索手段と、
    を備えたことを特徴とする、電子化カルテ管理装置。
  2. 請求項1に記載の電子化カルテ管理装置において、
    上記電子化カルテ挿入手段は、
    上記追加の上記電子化カルテの上記文書コードが、既に上記記憶部に格納された上記電子化カルテの上記文書コードと同一である場合、上記記憶部に格納された当該電子化カルテの上記ページ数コードのページ数を上記追加の上記電子化カルテのページ数分だけ増加させた後、上記追加の上記電子化カルテを上記同一の当該文書コードに対応付けられた上記電子化カルテに挿入することを特徴とする、電子化カルテ管理装置。
  3. 請求項1または2に記載の電子化カルテ管理装置において、
    上記分類コードは、
    病院コード、患者コード、カルテコード、時刻コード、疾病コード、投薬コード、術式コード、貸出コード、および、公開コードのうち少なくとも1つを更に含むことを特徴とする、電子化カルテ管理装置。
  4. 請求項3に記載の電子化カルテ管理装置において、
    上記電子化カルテ管理装置は、入力部を更に備え、
    上記制御部は、
    利用者により上記入力部を介して入力された上記分類コードに基づいて、上記記憶部に格納された上記電子化カルテを検索し、検索された当該電子化カルテを上記出力部に出力する電子化カルテ出力手段と、
    上記電子化カルテ出力手段にて出力された上記電子化カルテに対応する上記紙カルテの貸出を希望する上記利用者により、上記入力部を介して入力された、貸出開始日時を示す貸出開始日時コードおよび上記貸出を希望する上記利用者を示す貸出希望者コードを用いて、当該電子化カルテの上記貸出コードと照合することにより、当該紙カルテの貸出状況を確認する貸出状況確認手段と、
    上記貸出状況確認手段にて上記紙カルテが貸出中であることが確認された場合、上記貸出コードから、当該紙カルテの貸出終了日時を示す貸出終了日時コードおよび貸出中の上記利用者を示す上記貸出希望者コードのうち少なくとも1つを抽出し、上記出力部に出力する貸出状況出力手段と、
    を更に備え、
    上記紙カルテ検索手段は、
    上記貸出状況確認手段にて上記紙カルテが貸出可能であることが確認された場合、当該紙カルテに対応する上記電子化カルテの上記保管場所コードを上記記憶部より検索して抽出し、上記出力部に出力することを特徴とする、電子化カルテ管理装置。
  5. 請求項4に記載の電子化カルテ管理装置において、
    上記電子化カルテ管理装置は、印刷部を更に備え、
    上記制御部は、
    上記分類コードを光学式に読み取り可能なコード画像情報に変換するコード画像情報変換手段と、
    上記コード画像情報変換手段にて変換された上記コード画像情報を、上記紙カルテ読取手段にて作成された上記カルテ画像情報上に表示したコード画像情報付きカルテ画像情報を生成し、上記印刷部を制御して当該コード画像情報付きカルテ画像情報を印刷するカルテ画像情報印刷手段と、
    を更に備え、
    上記電子化カルテ格納手段は、
    上記カルテ画像情報印刷手段にて生成された上記コード画像情報付きカルテ画像情報を上記分類コードに対応付けて上記電子化カルテとして上記記憶部に格納し、
    上記紙カルテ検索手段は、
    上記貸出状況確認手段にて上記紙カルテが貸出可能であることが確認された場合、当該紙カルテに対応する上記電子化カルテの上記保管場所コードの上記コード画像情報を上記記憶部より検索して抽出し、上記出力部に出力することを特徴とする、電子化カルテ管理装置。
  6. 請求項5に記載の電子化カルテ管理装置において、
    上記制御部は、
    上記記憶部より上記公開コードを検索して抽出し、当該公開コードが上記電子化カルテの公開を許可する公開許可コードを含む場合、上記電子化カルテ出力手段にて当該公開許可コードを上記電子化カルテ上に表示した状態で上記出力部に出力した後、上記印刷部による当該電子化カルテの印刷、および、当該電子化カルテの電子媒体へのコピーを許可するコピー許可手段と、
    上記記憶部より上記公開コードを検索して抽出し、当該公開コードが上記電子化カルテの公開を禁止する公開禁止コードを含む場合、上記電子化カルテ出力手段にて当該公開禁止コードを上記電子化カルテ上に表示した状態で上記出力部に出力した後、上記印刷部による当該電子化カルテの印刷、および、当該電子化カルテの電子媒体へのコピーを禁止するコピー禁止手段と、
    を更に備えたことを特徴とする、電子化カルテ管理装置。
  7. 請求項6に記載の電子化カルテ管理装置において、
    上記電子化カルテ出力手段は、
    個人を特定できる個人情報が記載された部分を塗り潰した状態または当該個人情報を非表示にした状態で、上記電子化カルテを上記出力部に出力することにより、上記個人情報を非公開とすることを特徴とする、電子化カルテ管理装置。
  8. 請求項6または7に記載の電子化カルテ管理装置において、
    上記保管場所コードは、上記電子化カルテの保管期間を示す保管期間コードを更に含み、
    上記制御部は、
    上記保管期間コードに基づいて上記電子化カルテの上記保管期間が経過したか否かを判定する保管期間判定手段と、
    上記保管期間判定手段にて上記保管期間が経過していないと判定された場合、上記電子化カルテを削除できない旨を通知する削除不可通知を上記出力部に出力する削除不可通知出力手段と、
    上記保管期間判定手段にて上記保管期間が経過したと判定された場合、上記電子化カルテを上記電子媒体へコピー後、当該電子化カルテを上記記憶部から削除する電子化カルテ削除手段と、
    を更に備え、
    上記電子化カルテ出力手段は、
    上記電子化カルテ削除手段にてコピー後の上記電子媒体から上記電子化カルテを読み込むことにより、当該電子化カルテを上記出力部に出力することを特徴とする、電子化カルテ管理装置。
  9. 請求項4〜8のうちいずれか1つに記載の電子化カルテ管理装置において、
    上記制御部は、
    上記電子化カルテに対して、上記紙カルテの作成者を特定する署名情報、および、当該電子化カルテに対する処理時刻を示す処理時刻情報のうち少なくとも1つを取得し、上記分類コードに追加して上記記憶部に格納する電子署名格納手段
    を更に備え、
    上記電子化カルテ出力手段は、
    上記電子化カルテ上に、上記電子署名格納手段にて追加された、対応する上記署名情報および上記処理時刻情報のうち少なくとも1つを上記出力部に出力することを特徴とする、電子化カルテ管理装置。
  10. 画像読取部と記憶部と制御部と出力部とを少なくとも備えた電子化カルテ管理装置において実行される電子化カルテ管理方法であって、
    上記制御部において実行される、
    上記画像読取部を制御して少なくとも1つのページから構成される紙カルテを読み取ることにより、カルテ画像情報を作成する紙カルテ読取ステップと、
    上記紙カルテ読取ステップにて作成された上記カルテ画像情報を、上記紙カルテの保管場所を特定する保管場所コード、上記紙カルテの種類を特定する文書コード、および、上記紙カルテの何ページ目であるかを示すページ数コードを少なくとも含む分類コードに対応付けて電子化カルテとして上記記憶部に格納する電子化カルテ格納ステップと、
    上記電子化カルテ格納ステップにて既に格納された上記電子化カルテに対応する上記紙カルテに対してページが追加された場合、上記紙カルテ読取ステップにて追加の上記カルテ画像情報を作成し、当該カルテ画像情報に対応する上記分類コードを付加し、当該付加された上記分類コードに従って、上記追加の当該カルテ画像情報を、上記電子化カルテ格納ステップにて格納された上記電子化カルテに挿入する電子化カルテ挿入ステップと、
    上記電子化カルテ挿入ステップにて挿入された上記電子化カルテに対応する上記紙カルテの上記保管場所コードを上記記憶部より検索して抽出し、上記出力部に出力する紙カルテ検索ステップと、
    を含むことを特徴とする、電子化カルテ管理方法。
  11. 請求項10に記載の電子化カルテ管理方法において、
    上記電子化カルテ挿入ステップにおいて、
    上記追加の上記電子化カルテの上記文書コードが、既に上記記憶部に格納された上記電子化カルテの上記文書コードと同一である場合、上記記憶部に格納された当該電子化カルテの上記ページ数コードのページ数を上記追加の上記電子化カルテのページ数分だけ増加させた後、上記追加の上記電子化カルテを上記同一の当該文書コードに対応付けられた上記電子化カルテに挿入することを特徴とする、電子化カルテ管理方法。
  12. 請求項10または11に記載の電子化カルテ管理方法において、
    上記分類コードは、
    病院コード、患者コード、カルテコード、時刻コード、疾病コード、投薬コード、術式コード、貸出コード、および、公開コードのうち少なくとも1つを更に含むことを特徴とする、電子化カルテ管理方法。
  13. 請求項12に記載の電子化カルテ管理方法において、
    上記電子化カルテ管理装置は、入力部を更に備えており、
    上記制御部において実行される、
    利用者により上記入力部を介して入力された上記分類コードに基づいて、上記記憶部に格納された上記電子化カルテを検索し、検索された当該電子化カルテを上記出力部に出力する電子化カルテ出力ステップと、
    上記電子化カルテ出力ステップにて出力された上記電子化カルテに対応する上記紙カルテの貸出を希望する上記利用者により、上記入力部を介して入力された、貸出開始日時を示す貸出開始日時コードおよび上記貸出を希望する上記利用者を示す貸出希望者コードを用いて、当該電子化カルテの上記貸出コードと照合することにより、当該紙カルテの貸出状況を確認する貸出状況確認ステップと、
    上記貸出状況確認ステップにて上記紙カルテが貸出中であることが確認された場合、上記貸出コードから、当該紙カルテの貸出終了日時を示す貸出終了日時コードおよび貸出中の上記利用者を示す上記貸出希望者コードのうち少なくとも1つを抽出し、上記出力部に出力する貸出状況出力ステップと、
    を更に含み、
    上記紙カルテ検索ステップにおいて、
    上記貸出状況確認ステップにて上記紙カルテが貸出可能であることが確認された場合、当該紙カルテに対応する上記電子化カルテの上記保管場所コードを上記記憶部より検索して抽出し、上記出力部に出力することを特徴とする、電子化カルテ管理方法。
  14. 請求項13に記載の電子化カルテ管理方法において、
    上記電子化カルテ管理装置は、印刷部を更に備えており、
    上記制御部において実行される、
    上記分類コードを光学式に読み取り可能なコード画像情報に変換するコード画像情報変換ステップと、
    上記コード画像情報変換ステップにて変換された上記コード画像情報を、上記紙カルテ読取ステップにて作成された上記カルテ画像情報上に表示したコード画像情報付きカルテ画像情報を生成し、上記印刷部を制御して当該コード画像情報付きカルテ画像情報を印刷するカルテ画像情報印刷ステップと、
    を更に含み、
    上記電子化カルテ格納ステップにおいて、
    上記カルテ画像情報印刷ステップにて生成された上記コード画像情報付きカルテ画像情報を上記分類コードに対応付けて上記電子化カルテとして上記記憶部に格納し、
    上記紙カルテ検索ステップにおいて、
    上記貸出状況確認ステップにて上記紙カルテが貸出可能であることが確認された場合、当該紙カルテに対応する上記電子化カルテの上記保管場所コードの上記コード画像情報を上記記憶部より検索して抽出し、上記出力部に出力することを特徴とする、電子化カルテ管理方法。
  15. 請求項14に記載の電子化カルテ管理方法において、
    上記制御部において実行される、
    上記記憶部より上記公開コードを検索して抽出し、当該公開コードが上記電子化カルテの公開を許可する公開許可コードを含む場合、上記電子化カルテ出力ステップにて当該公開許可コードを上記電子化カルテ上に表示した状態で上記出力部に出力した後、上記印刷部による当該電子化カルテの印刷、および、当該電子化カルテの電子媒体へのコピーを許可するコピー許可ステップと、
    上記記憶部より上記公開コードを検索して抽出し、当該公開コードが上記電子化カルテの公開を禁止する公開禁止コードを含む場合、上記電子化カルテ出力ステップにて当該公開禁止コードを上記電子化カルテ上に表示した状態で上記出力部に出力した後、上記印刷部による当該電子化カルテの印刷、および、当該電子化カルテの電子媒体へのコピーを禁止するコピー禁止ステップと、
    を更に含むことを特徴とする、電子化カルテ管理方法。
  16. 請求項15に記載の電子化カルテ管理方法において、
    上記電子化カルテ出力ステップにおいて、
    個人を特定できる個人情報が記載された部分を塗り潰した状態または当該個人情報を非表示にした状態で、上記電子化カルテを上記出力部に出力することにより、上記個人情報を非公開とすることを特徴とする、電子化カルテ管理方法。
  17. 請求項15または16に記載の電子化カルテ管理方法において、
    上記保管場所コードは、上記電子化カルテの保管期間を示す保管期間コードを更に含み、
    上記制御部において実行される、
    上記保管期間コードに基づいて上記電子化カルテの上記保管期間が経過したか否かを判定する保管期間判定ステップと、
    上記保管期間判定ステップにて上記保管期間が経過していないと判定された場合、上記電子化カルテを削除できない旨を通知する削除不可通知を上記出力部に出力する削除不可通知出力ステップと、
    上記保管期間判定ステップにて上記保管期間が経過したと判定された場合、上記電子化カルテを上記電子媒体へコピー後、当該電子化カルテを上記記憶部から削除する電子化カルテ削除ステップと、
    を更に含み、
    上記電子化カルテ出力ステップにおいて、
    上記電子化カルテ削除ステップにてコピー後の上記電子媒体から上記電子化カルテを読み込むことにより、当該電子化カルテを上記出力部に出力することを特徴とする、電子化カルテ管理方法。
  18. 請求項13〜17のうちいずれか1つに記載の電子化カルテ管理方法において、
    上記制御部において実行される、
    上記電子化カルテに対して、上記紙カルテの作成者を特定する署名情報、および、当該電子化カルテに対する処理時刻を示す処理時刻情報のうち少なくとも1つを取得し、上記分類コードに追加して上記記憶部に格納する電子署名格納ステップ
    を更に含み、
    上記電子化カルテ出力ステップにおいて、
    上記電子化カルテ上に、上記電子署名格納ステップにて追加された、対応する上記署名情報および上記処理時刻情報のうち少なくとも1つを上記出力部に出力することを特徴とする、電子化カルテ管理方法。
JP2008228284A 2008-09-05 2008-09-05 電子化カルテ管理装置および電子化カルテ管理方法 Expired - Fee Related JP5140522B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008228284A JP5140522B2 (ja) 2008-09-05 2008-09-05 電子化カルテ管理装置および電子化カルテ管理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008228284A JP5140522B2 (ja) 2008-09-05 2008-09-05 電子化カルテ管理装置および電子化カルテ管理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010061521A true JP2010061521A (ja) 2010-03-18
JP5140522B2 JP5140522B2 (ja) 2013-02-06

Family

ID=42188227

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008228284A Expired - Fee Related JP5140522B2 (ja) 2008-09-05 2008-09-05 電子化カルテ管理装置および電子化カルテ管理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5140522B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011146039A (ja) * 2009-12-16 2011-07-28 Hiromi Kaneko 医療システム
JP2015082725A (ja) * 2013-10-22 2015-04-27 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置及びプログラム
JP2018147364A (ja) * 2017-03-08 2018-09-20 株式会社リコー 情報処理システム、情報処理装置及びプログラム
CN112567471A (zh) * 2018-08-07 2021-03-26 皇家飞利浦有限公司 处理医学图像

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1115899A (ja) * 1997-06-24 1999-01-22 Hitachi Ltd 統合文書管理システム
JPH1125103A (ja) * 1997-06-30 1999-01-29 Canon Inc 文書管理装置及びシステム及び方法
JP2001125811A (ja) * 1999-10-27 2001-05-11 Itoki Crebio Corp 情報ネットワークシステム
JP2005296333A (ja) * 2004-04-12 2005-10-27 Toshiba Corp 医用画像診断装置及び医用画像出力装置
JP2007281713A (ja) * 2006-04-04 2007-10-25 Shachihata Inc 情報生成処理プログラム、情報生成装置及び情報生成方法
JP2008140329A (ja) * 2006-12-05 2008-06-19 Fujifilm Corp 診療情報ファイリング装置及び原稿の管理方法
JP2008158857A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Fuji Xerox Co Ltd 文書登録プログラムおよびシステムおよび装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1115899A (ja) * 1997-06-24 1999-01-22 Hitachi Ltd 統合文書管理システム
JPH1125103A (ja) * 1997-06-30 1999-01-29 Canon Inc 文書管理装置及びシステム及び方法
JP2001125811A (ja) * 1999-10-27 2001-05-11 Itoki Crebio Corp 情報ネットワークシステム
JP2005296333A (ja) * 2004-04-12 2005-10-27 Toshiba Corp 医用画像診断装置及び医用画像出力装置
JP2007281713A (ja) * 2006-04-04 2007-10-25 Shachihata Inc 情報生成処理プログラム、情報生成装置及び情報生成方法
JP2008140329A (ja) * 2006-12-05 2008-06-19 Fujifilm Corp 診療情報ファイリング装置及び原稿の管理方法
JP2008158857A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Fuji Xerox Co Ltd 文書登録プログラムおよびシステムおよび装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011146039A (ja) * 2009-12-16 2011-07-28 Hiromi Kaneko 医療システム
JP2015082725A (ja) * 2013-10-22 2015-04-27 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置及びプログラム
JP2018147364A (ja) * 2017-03-08 2018-09-20 株式会社リコー 情報処理システム、情報処理装置及びプログラム
JP2022000819A (ja) * 2017-03-08 2022-01-04 株式会社リコー 情報処理システム、情報処理装置及びプログラム
JP7279760B2 (ja) 2017-03-08 2023-05-23 株式会社リコー 情報処理システム、情報処理装置及びプログラム
CN112567471A (zh) * 2018-08-07 2021-03-26 皇家飞利浦有限公司 处理医学图像
JP2021532888A (ja) * 2018-08-07 2021-12-02 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 医用画像の処理
US11869654B2 (en) 2018-08-07 2024-01-09 Koninklijke Philips N.V. Processing medical images

Also Published As

Publication number Publication date
JP5140522B2 (ja) 2013-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6772943B2 (en) System and method for document storage management
CN1846221A (zh) 在线管理医疗记录表的方法
JP5023715B2 (ja) 情報処理システム、情報処理装置及びプログラム
JP5280156B2 (ja) 電子化文書管理装置および電子化文書管理方法
JP3074536B2 (ja) 電子カルテシステムの入出力制御方法
JPH10143414A (ja) 媒体文書管理システムおよび媒体文書管理方法
JP5407209B2 (ja) 文書管理装置、文書管理プログラム、及び文書管理システム
JP5098056B2 (ja) 医療管理装置、医療管理方法、及び、医療管理プログラム
EP3792792A1 (en) Tampering detection method for paper copy and apparatus and non-transitory computer-readable storage medium
JP6544205B2 (ja) 情報処理装置、プログラム、情報処理システムおよび情報処理方法
JP2012141970A (ja) 医用システム
JP5140522B2 (ja) 電子化カルテ管理装置および電子化カルテ管理方法
JPWO2007099816A1 (ja) 医用画像システム
JP4340482B2 (ja) 文書管理システム
JP4925689B2 (ja) 画面再現用データ生成システム、画面再現用データ生成方法、およびコンピュータプログラム
JP2009087230A (ja) 情報処理装置、情報処理システム、及びプログラム
US20070211293A1 (en) Document management system, method and program therefor
JP5339113B2 (ja) 文書管理システム及び画像処理装置及び文書管理プログラム
JP2008020974A (ja) 文書管理システムおよびその方法
JP2008083806A (ja) 研究開発財産管理システム
JP2007034933A (ja) 文書管理システムにおける文書更新方法
KR101484766B1 (ko) 의료정보 시스템에서의 전자서식 작성기 및 전자서식 작성 방법
JP2007280205A (ja) 電子カルテシステムおよび電子カルテシステムへの入力方法
JP5023010B2 (ja) 文書管理装置および文書管理方法
JP2008186257A (ja) 情報処理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110302

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120828

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121026

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121113

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151122

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees