JP2007024925A - ディスプレイパネル、ディスプレイパネルの製造方法及び製造装置 - Google Patents

ディスプレイパネル、ディスプレイパネルの製造方法及び製造装置 Download PDF

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Tomoko Tano
朋子 田野
Tomoyuki Shirasaki
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Abstract

【課題】発光領域における画素の膜厚のばらつきを抑制する。
【解決手段】正孔輸送層20d及び発光層20eの原料が溶解される溶媒を貯留溜64に注入した後、この貯留溜64から揮発した溶媒の蒸気によって、発光領域Eにおける雰囲気中の溶媒分圧を均等に維持した状態にすることにより、略均一な溶媒雰囲気下において有機EL層20bを形成する。
【選択図】図11

Description

本発明は、ディスプレイパネル、ディスプレイパネルの製造方法及び製造装置に係り、特に、湿式塗布法によって成形された発光素子を具備するディスプレイパネル、ディスプレイパネルの製造方法及び製造装置に関する。
近年、CRT(Cathode Ray Tube)に代替する新たな映像表示方式を利用した表示装置として、液晶パネルを利用した液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、エレクトロルミネッセンス(EL:Electro Luminescence)現象を利用したELディスプレイ、プラズマディスプレイパネル(以下、PDP:Plasma Display Panel)を利用したプラズマディスプレイ等が開発されている。
このうち、ELディスプレイには、エレクトロルミネッセンス素子(以下、EL素子)に無機化合物を用いた無機ELディスプレイと、有機化合物を用いた有機ELディスプレイとに大別され、カラー化が容易であり、無機ELディスプレイと比較して低電圧での動作が可能であるとの観点から、有機ELディスプレイの開発が進められている。
図14に示すように、有機ELディスプレイ101は、例えば、ガラスからなる基板102の上面に、画素電極103と、有機EL層104と、対向電極105と、封止膜106とが順次積層されている。このうち、有機EL層104は、湿式成膜が可能な材料があり、その積層方法としては、ノズルプリンティング法、インクジェット法、活版印刷法、スクリーン印刷法、オフセット印刷法及びグラビア印刷法等の種々の印刷法を利用した方法が開発されている。
しかし、ノズルを用いた積層方法の場合、図15に示すように、基板102の上面に形成された隔壁107に囲繞された画素Pに、各種膜層の原料である有機EL材料を溶媒に溶解又は分散してノズルから吐出して塗布する際に、ノズルから噴出された有機EL材料の液滴の一部が基板から跳ね返って周りに飛散していた。
そのため、跳ね返った有機EL材料が画素Pと隣接する画素Pに塗布された他の色の有機EL材料と混色されるといった問題や、噴射位置及び噴射時期の制御に関して高い精度が要求されるといった問題が生じていた。
そこで、有機EL材料の塗布制御を容易化することが可能なディスプレイパネルとして、有機EL材料を塗布すべき所定のパターン形状に応じた溝を基板上に形成しておき、この溝にノズルを沿わせるように基板とノズルとを相対的に移動させて、ノズルからの有機EL材料溶液を溝の内部に流し込んで塗布する有機EL表示装置の製造方法及びその製造装置が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−75640号公報
しかしながら、図16及び図17に示すように、特許文献1に記載のディスプレイパネルの場合、発光領域Eの内側に配置された画素Pは、隣接する画素P又は発光領域Eの縁端部に配設された周辺画素Pにおけるインクから揮発した溶媒によって画素Pの周辺が溶媒雰囲気となるのに対し、周辺画素Pは、隣接する画素P又は周辺画素Pの配置数が少なく、揮発する溶媒の量も相対的に少ない。すなわち、発光領域Eの縁端部における雰囲気では、溶媒の分圧が不均一な状態となる。
そのため、周辺画素Pにおいては、溶媒の乾燥速度が画素Pの乾燥速度よりも早く、これに伴い溶媒が均一に乾燥せずに乾燥ムラが生じる。このため同一周辺画素Pでは、有機ELディスプレイ101の中央に近い方が遠い方よりも乾燥が遅れ、濃度の高い溶液が凝集しやすくなり、最終的には、周辺画素P又は周辺画素Pに近い画素Pほど、有機EL層104の膜厚にばらつきが生じ、場合によっては発光特性が不均一になり易いといった問題が生じている。
本発明は前記した点に鑑みてなされたものであり、発光領域における画素の膜厚のばらつきを抑制することが可能なディスプレイパネル、ディスプレイパネルの製造方法及び製造装置を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、請求項1に係るディスプレイパネルの製造方法は、
基板の一面に有機EL層の原材料が溶解又は分散された有機化合物含有溶液を塗布するディスプレイパネルの製造方法において、
前記有機化合物含有溶液の溶媒と同一又は類似の揮発特性を有する溶媒が含有された溶媒揮発部を具備する製造装置の所定の位置に配置された前記基板に、前記溶媒揮発部から前記溶媒が揮発している状態で、前記有機化合物含有溶液を塗布する塗布工程を具備することを特徴とする。
請求項2に係るディスプレイパネルの製造方法は、前記溶媒揮発部が、前記基板に沿って配置されていることを特徴とする。
請求項3に係るディスプレイパネルの製造方法は、前記塗布工程では、前記溶媒揮発部の延在方向に沿って前記基板に前記有機化合物含有溶液を塗布することを特徴とする。
請求項4に係るディスプレイパネルの製造方法は、
前記有機EL層が、互いに異なる発光色を発する複数の発光層であり、
前記塗布工程が、前記溶媒揮発部の延在方向に沿って同一の発光色を発する発光層が形成されるように前記有機化合物含有溶液を連続して塗布することを特徴とする
請求項5に係るディスプレイパネルの製造方法は、前記溶媒揮発部が、前記塗布工程中に前記溶媒を注入する供給機構を具備することを特徴とする。
請求項6に係るディスプレイパネルの製造方法は、前記溶媒が、有機EL層の原材料が含有されていることを特徴とする。
請求項7に係るディスプレイパネルの製造方法は、
前記塗布工程が、
前記基板に塗布される第1有機EL層の原材料が溶解又は分散された有機化合物含有溶液の溶媒と同一又は類似の揮発特性を有する第1溶媒が含有された第1溶媒揮発部を具備する製造装置の所定の位置に配置された前記基板に、当該第1溶媒揮発部から前記溶媒が揮発している状態で、前記第1有機EL層の原材料が溶解又は分散された有機化合物含有溶液を塗布する第1塗布工程と、
前記基板に塗布される第2有機EL層の原材料が溶解又は分散された有機化合物含有溶液の溶媒と同一又は類似の揮発特性を有する第2溶媒が含有された第2溶媒揮発部を具備する製造装置の所定の位置に配置された前記基板に、当該第2溶媒揮発部から前記溶媒が揮発している状態で、前記第2有機EL層の原材料が溶解又は分散された有機化合物含有溶液を塗布する第2塗布工程とを有することを特徴とする。
請求項8に係るディスプレイパネルの製造方法は、
前記第2有機EL層が、前記第1有機EL層と接するように成膜され、
前記第2溶媒が、前記第1有機EL層に対して不溶性又は難溶性の溶媒であることを特徴とする。
請求項9に係るディスプレイパネルの製造装置は、請求項1から請求項8の何れか一項に記載したディスプレイパネルの製造方法における前記溶媒揮発部を有することを特徴とする。
請求項10に係るディスプレイパネルは、請求項1から請求項8の何れか一項に記載したディスプレイパネルの製造方法を用いて製造されたことを特徴とする。
請求項11に係るディスプレイパネルの製造方法は、
有機EL層の原材料が溶解又は分散された有機化合物含有溶液の溶媒と同一又は類似の揮発特性を有する溶媒を基板の非発光領域に塗布する第1塗布工程と、
有機EL層の原材料が溶解又は分散された有機化合物含有溶液を前記基板の発光領域に塗布する第2塗布工程とを具備することを特徴とする。
請求項12に係るディスプレイパネルの製造方法は、前記第1塗布工程が、前記第2塗布工程より前に、または前記第2塗布工程と同期して行われることを特徴とする。
請求項13に係るディスプレイパネルの製造装置は、請求項11又は請求項12に記載のディスプレイパネルの製造方法における前記第1塗布工程及び前記第2塗布工程を行う塗布装置を有することを特徴とする。
請求項14に係るディスプレイパネルは、請求項11又は請求項12に記載のディスプレイパネルの製造方法を用いて製造されたことを特徴とする。
本発明によれば、基板面内における溶媒の乾燥速度を略均一とすることが可能となり、これによって、発光領域における画素の膜厚のばらつきを抑制することができる。
[第1実施形態]
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる第1実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
まず始めに、図1から図3を参照しながら、ディスプレイパネルの平面構成について説明する。
ここで、図1は、ディスプレイパネル1における発光領域Eの配置構成を示す平面図であり、図2は、ディスプレイパネル1の概略構成を示す平面図であり、図3は、ディスプレイパネル1における発光領域Eの他の配置構成を示す平面図である。
本実施形態におけるディスプレイパネル1は、図1に示すように、略長方形状の発光領域Eが設けられている。このうち、発光領域Eには、図2に示すように、複数の画素Pがマトリクス状に配置されている。各画素Pは、略長方形状の1ドットの赤画素Pと、1ドットの緑画素Pと、1ドットの青画素Pのいずれかから構成されており、各画素Pは、互いの長手方向(以下、垂直方向)が平行となるように、かつ、長手方向と直交する方向(以下、水平方向)に赤画素P、緑画素P、青画素Pの順となるように配列されている。各画素Pは、ディスプレイパネル1の中央側に位置する複数の中央側画素PCと、ディスプレイパネル1の周縁に沿って中央側画素PCを囲繞するように配置された複数の周辺画素PSと、のいずれかになる。
このディスプレイパネル1においては、画素Pに各種の信号を出力するために、複数の走査線X、信号線Y及び供給線Zが設けられている。走査線X及び供給線Zは水平方向に延在し、信号線Yは垂直方向に延在している。ここで、mドット(但し、mは3の倍数)の画素Pが水平方向に配列されて、m本の信号線Yが互いに平行となるように設けられており、それぞれn本(但し、nは2以上の整数)の走査線X及び供給線Zが互いに平行となるように設けられnドットの画素Pが垂直方向に配列されている。また、走査線Xと、供給線Zとは、水平方向に沿って交互に配列されている。
なお、本実施形態における周辺画素PSは、構造、構成、形状及び寸法は中央側画素PCと同一ある。そのため、以下においては、必要に応じて、中央側画素PC及び周辺画素PSの両者をまとめて画素Pとして説明する。
次に、図4を参照しながら、画素Pの回路構成について説明する。
ここで、図4は、各画素Pにおける回路構成を示す等価回路図である。
本実施形態における画素Pは、何れの画素Pも同様に構成されており、1ドットの画素Pには、図2に示すように、トランジスタ21と、キャパシタ22とを有する画素回路23と、画素回路23に接続された有機EL素子20と、が設けられている。各有機EL素子20の他端には、共通基準電圧Vssが印加されている。画素回路23のトランジスタ21は、複数のトランジスタでも単数のトランジスタであってもよく、複数のトランジスタの場合、単一チャネル型であってもよい。また、Nチャネル型トランジスタ及びPチャネル型トランジスタの両方を備えていてもよい。さらに、アモルファスシリコンTFT(Thin Film Transistor)であってもよく、ポリシリコンTFTであってもよい。
次に、図5を参照しながら、ディスプレイパネル1の構造について説明する。
ここで、図5は、図1に示された破断線V−Vに沿って絶縁基板2の厚さ方向に切断した矢視断面図である。
本実施形態におけるディスプレイパネル1には、図5に示すように、光透過性を有する可撓性を有するシート状、または剛性を有する平板状の絶縁基板2が具備されている。この絶縁基板2は、ホウケイ酸ガラス、石英ガラス、その他のガラス、PMMA(ポリメタクリ酸メチル)、ポリカーボネート、その他の樹脂等の透明な材料によって成形されている。
また、この絶縁基板2には各画素回路23のトランジスタ21が設けられている。トランジスタ21はアモルファスシリコンTFTの場合、逆スタガ構造が好ましく、ポリシリコンTFTの場合、コプラナ構造が好ましい。
具体的には、絶縁基板2の上面に、各画素回路23のトランジスタ21のゲート21g、このゲート21gに接続された複数の走査線X、並びに複数の供給線Zが設けられている。そして、この上からゲート絶縁膜31がベタ一面に成膜されており、発光領域Eにおけるゲート絶縁膜31の上面には、複数の信号線Yと、ゲート21gに対向して配置した半導体膜21cとが設けられている。また、トランジスタ21は、上述したゲート21gの他に、半導体膜21cの中央部上に形成されたチャネル保護膜21pと、半導体膜21cの両端部上において互いに離間するよう形成され、チャネル保護膜21pに一部重なった不純物半導体膜21a,21bと、不純物半導体膜21aの上部に形成されたドレイン21dと、不純物半導体膜21bの上部に形成されたソース21sとを有している。
上述したトランジスタ21のゲート21g、走査線X、並びに複数の供給線Zは、例えば、蒸着、スパッタリング等の気相成長法によって絶縁基板2の上面に成膜された導電性のゲートレイヤー(例えば、Al、Ti、Cr等の少なくとも1種を含む導電膜)を、フォトリソグラフィー法と、エッチング法とを用いてパターニングすることによって形成されたものである。
一方、上述したトランジスタ21のドレイン21d及びソース21sは、同様に気相成長法によってゲート絶縁膜31の上面に成膜された導電性のドレインレイヤー(例えば、Al、Ti、Cr等の少なくとも1種を含む導電膜)を、フォトリソグラフィー法と、エッチング法とを用いてパターニングすることによって形成されたものである。また、信号線Yは、ドレインレイヤーのパターニングによってソース21s及びドレイン21dと同時に形成されたものであって、これらソース21s及びドレイン21dと共通のトランジスタ保護絶縁膜32によって被覆されている。トランジスタ保護絶縁膜32は、窒化シリコンや酸化シリコンが好適である。
トランジスタ保護絶縁膜32の上面には、ポリイミド等の感光性樹脂を硬化させた平坦化膜33が1μm〜8μmの膜厚で積層され、積層された平坦化膜33の表面が平坦となることにより、トランジスタ21及び信号線Yの配設に伴う膜面における凹凸が解消されるようになっている。
また、各画素Pにおける平坦化膜33及びトランジスタ保護絶縁膜32には、コンタクトホール91が穿設されており、このコンタクトホール91には、導電性パッド92が埋設されている。
ここで、本実施形態における絶縁基板2から平坦化膜33までの積層構造を、トランジスタアレイパネル50という。
また、上述した平坦化膜33の上面には、有機EL素子20のアノードである画素電極20aがマトリクス状に配列されている。図2において、矩形状の画素Pの位置は、画素電極20a(図5に図示)の位置を表したものである。すなわち、隣接する信号線Y同士の間には、複数の画素電極20aが垂直方向に一列に配列され、走査線Xと、その下隣りの供給線Zとの間には、複数の画素電極20aが水平方向に一列に配列されるようになっている。このような画素電極20aは、上述した導電性パッド92により、トランジスタ21のソース21sと接続されている。導電性パッド92は、トランジスタ21に電圧を供給してコンタクトホール91から露出したソース21sを下地として電解メッキをして形成してもよく、無電解メッキを行ってもよい。
また、画素電極20aは、基板2側から有機EL素子20の光を出射する、いわゆるボトムエミッションの場合、蒸着、スパッタリング等の気相成長法によって平坦化膜33の上面に成膜された透明導電性膜(例えば、錫ドープ酸化インジウム(ITO)、亜鉛ドープ酸化インジウム、酸化インジウム(In)、酸化スズ(SnO)、酸化亜鉛(ZnO)又はカドミウム−錫酸化物(CTO)等)をフォトリソグラフィー法及びエッチング法を用いてパターニングすることによって形成されたものであり、基板2と反対側から有機EL素子20の光を出射する、いわゆるトップエミッションの場合、光反射性導電膜を備える。なお、有機EL層20bとの密着性を向上するために、有機EL層20bと接する面に上記透明導電性膜を設け、その下層に透明導電性膜に覆われるように設けられた光反射性導電膜を設けてもよい。
さらに、平坦化膜33の上面であって、隣接する画素電極20aと、画素電極20aとの間には、平面視して、各画素電極20aを囲繞するようにメッシュ状の下地絶縁膜52がパターニングされており、平面視した場合、下地絶縁膜52によって画素電極20aが囲繞されている。下地絶縁膜52は後述する隔壁Wの密着性を向上するものである。
上述した絶縁膜52の上面には、0.1μm〜5μmの膜厚の隔壁Wが形成されている。この隔壁Wは、図2に示すように、垂直方向の画素電極20aの列と、この列に隣接する画素電極20aの列との間において垂直方向に延在しており、平面視して、信号線Yと重畳するようになっている。
なお、上述した隔壁Wは、感光性樹脂硬化物等の絶縁膜であってもよいし、配線抵抗を低減するために、走査線X、供給線Z及び共通基準電圧Vssを供給する配線のうち、少なくとも1つと接続されている補助配線となる導電膜であってもよい(図5において、隔壁Wは、共通基準電圧Vssを供給する対向電極20cと接続されている。したがって、この場合には、画素電極20a及び有機EL層20bと直接接しないことが好ましい。)。例えば、ある隔壁Wを供給線Zと接続し、他の隔壁Wを対向電極20cと接続するようにしてもよい。
上述したような補助配線として適用する場合、金、銀、銅等の酸化され難い金属を主成分とした低抵抗の粒径が1nm〜1000nmサイズの金属微粒子を含有した金属ナノインク又は金属ナノペーストを硬化させたものであり、トランジスタ21の各電極、走査線X、信号線Y及び供給線Zよりも厚さ寸法を大きくすることが可能である。
また、隔壁Wは、画素Pが配列されている領域の外側において、互いに接続されていてもよい。
上述した画素電極20aの上面には、二層以上の有機化合物含有層からなる有機EL層20bが積層されている。ここで、有機EL層20bは、画素電極20aから正孔輸送層(図示せず)と、発光層(図示せず)とが順次積層された二層構造を有し、正孔輸送層は、導電性高分子であるPEDOT(Poly (3,4-Ethylene Dioxy Thiophene) )及びドーパントであるPSS(Poly Styrene Sulfonate)の混合物が好ましく、発光層は、ポリフェニレンビニレン系発光材料やポリフルオレン系発光材料が好ましい。この有機EL層20bは、画素Pが赤の場合には、特に、有機EL層20bにおける発光層が赤色に発光し、画素Pが緑の場合には、有機EL層20bが緑色に発光し、画素Pが青の場合には、有機EL層20bが青色に発光するようになっている。
なお、本実施形態における有機EL層20bは、正孔輸送層、発光層の順に積層された二層構造であるが、特に限定されるものではなく、画素電極20aから順に正孔輸送層、発光層、電子輸送層の順に積層された三層構造であってもよく、画素電極20aから順に発光層、電子輸送層の順に積層された二層構造であってもよく、また三層以上であっても単層構造であってもよい。
上述した有機EL層20bは、ノズルプリンティング法によって成膜されている。この場合、PEDOT及びPSSを有機溶媒(例えば、テトラリン、テトラメチルベンゼン、メシチレン)に溶解させた有機化合物含有液を、画素電極20aに塗布させることで正孔輸送層を成膜させた後、この正孔輸送層の上面に、ポリフルオレン系発光材料を上述した有機溶媒に溶解させた有機化合物含有液を塗布することによって発光層が成膜されるようになっているが、厚膜の隔壁Wよって隣接する画素電極20aに塗布された有機化合物含有液が隔壁Wを越えて混入することを防止することが可能なようになっている。
また、有機EL層20b及び隔壁Wの上面には、有機EL素子20のカソードである対向電極20cが成膜されている。対向電極20cは、全ての画素Pに共通して形成された共通電極であって、ベタ一面に成膜されており、例えば、インジウム、マグネシウム、カルシウム、リチウム、バリウム、希土類金属のうち、少なくとも一種を含む単体又は合金等で且つ画素電極20aよりも仕事関数の低い材料で形成されている。
なお、対向電極20cは、上記各種材料の層が積層された積層構造となっていてもよいし、以上の各種材料の層に加えて金属層が堆積した積層構造となっていてもよい。具体的には、ボトムエミッション構造の場合、有機EL層20bの上面側に設けられた低仕事関数の高純度の電子注入層と、全体のシート抵抗を低くするために、電子注入層を被覆するように設けられたアルミニウム等の金属層を有する積層構造であってもよく、トップエミッション構造の場合、有機EL層20bの上面側に設けられ且つ有機EL層20bの光に対し高い透過率となるように1nm〜20nmと極薄い上述の低仕事関数材料からなる電子注入層と、全体のシート抵抗を低くするために、電子注入層を被覆するように設けられた透明導電性膜(例えば、錫ドープ酸化インジウム(ITO)、亜鉛ドープ酸化インジウム、酸化インジウム(In)、酸化スズ(SnO)、酸化亜鉛(ZnO)又はカドミウム−錫酸化物(CTO)等)を有する積層構造であってもよい。
ここで、本実施形態においては、画素電極20a、有機EL層20b、対向電極20cの順に積層されたものを有機EL素子20とする。
上述した対向電極20cの上面には、封止保護絶縁膜56が成膜されている。この封止保護絶縁膜56によって、対向電極20cの上面全体が被覆されることで、対向電極20cの劣化が防止されるようになっている。
なお、本実施形態におけるディスプレイパネル1をトップエミッション型として用いる場合には、対向電極20c及び封止保護絶縁膜56を光が透過できる程度に薄膜に形成することより、または対向電極20c及び封止保護絶縁膜56に透明な材料を用いることにより、対向電極20c及び封止保護絶縁膜56における可視光の透過性の向上が図られていてもよい。
次に、図6から図9を参照しながら、本実施形態におけるディスプレイパネル製造装置について説明する。
ここで、図6は、ノズルプリンティング装置61の内部構造の概略を示す平面図であり、図7は、絶縁基板2が配置されたノズルプリンティング装置61を図6のVII−VII線に沿って厚さ方向に切断した断面図であり、図8は、絶縁基板2が配置されたノズルプリンティング装置61の他の内部構造を示す断面図であり、図9は、絶縁基板2が配置されたノズルプリンティング装置61の他の内部構造を示す断面図である。
本実施形態におけるディスプレイパネル製造装置は、図6に示すように、ノズルプリンティング装置61であり、平板状の基板ステージ62が具備されている。この基板ステージ62の上面には、載置された絶縁基板2を吸着保持する略正方形状の基板吸着部63が設けられている。基板吸着部63の近傍には、断面形状凹状の2つの貯留溜64が形成されており、互いの長手側が対向するように基板ステージ62の両縁端部に配置されている。
上述した基板ステージ62の上方には、有機EL層20bとなる材料が溶解又は分散された有機化合物含有溶液を吐出するノズル66が配置されている。このノズル66は、基板ステージ62上の任意に配置するように、ノズル66及び基板ステージ62の少なくとも一方が互いに直交するX方向及びY方向に移動できるように設定され、例えば、ノズル66がX方向に移動し、基板ステージ62がY方向に移動することによって有機EL層20bを被膜することが可能となる。
また、貯留溜64には、図7に示すように、上述した有機EL層20bとなる材料液に含有される溶媒と同一の溶媒が貯留されており、この溶媒から揮発した蒸気により、貯留溜64の近傍に位置されたディスプレイパネル1における複数の周辺画素PSに貯留された溶媒の揮発速度を、中央側画素PCの溶媒の揮発速度と略同一にする。
このため、貯留溜64に貯留された溶媒は、有機化合物含有液の塗布作業中に乾燥しないだけの液量が貯留されている。このように、ディスプレイパネル1の外側に貯留溜64を設けることにより、ディスプレイパネル1の内側に貯留溜64を設けた場合に比べて少なくとも貯留溜64の幅寸法の分だけ狭額縁にすることができる。
ここで、本実施形態における溶媒には、有機EL層20bとなる材料液に含有される溶媒と同一の溶媒が用いられるが、有機EL層20bとなる材料の溶解性に応じて親油性溶媒であるか親水性溶媒であるかが選択される。
なお、本実施形態における貯留溜64には、有機EL層20bとなる材料液に含有される溶媒と同一の溶媒が貯留されているが、塗布作業中における有機化合物含有液中における溶媒の揮発速度のばらつきを防止することができれば、特に限定されるものではなく、例えば、上述した有機化合物含有液そのものであってもよいし、蒸気自体が乾燥を抑制する効果を有していれば、他の揮発性溶媒であってもよい。
また、有機EL層20bが複数の層で構成された場合には、例えば、第1電荷輸送層を溶解又は分散する第1溶媒を用いて第1電荷輸送層を成膜する際に、第1溶媒と同一の溶媒を貯留溜64に貯留した第1ノズルプリンティング装置61を利用し、次いで、第2電荷輸送層を溶解又は分散する第2溶媒を用いて第2電荷輸送層を第1電荷輸送層に接するように成膜する際に、第2溶媒と同一の溶媒を貯留溜64に貯留した第2ノズルプリンティング装置61を利用するようになっていてもよい。
ここで、第2溶媒は、第1電荷輸送層に対して不溶性又は難溶性の溶媒であることが好ましい。
さらに、本実施形態における貯留溜64は、基板ステージ62の上面における両縁端部に配設されているが、塗布作業中における有機化合物含有液の乾燥を防止することが可能であれば、特に限定されるものではなく、例えば、図8に示すように、発光領域Eを囲繞する絶縁基板2の縁端部に形成されていてもよいし、基板ステージ62の他の場所に配置されていてもよい。
さらに、本実施形態における貯留溜64は、平面視して略長方形状であり、断面形状が凹状に形成されているが、塗布作業中における有機化合物含有液の乾燥を防止することができれば、特に限定されるものではなく、例えば、平面視して所定の形状が一定の間隔離間するように配置されていてもよいし、断面形状が略半円状であってもよい。
さらに、本実施形態における貯留溜64は、所定量の溶媒が予め貯留されているが、塗布作業中における有機化合物含有液の乾燥を防止することができれば、特に限定されるものではなく、例えば、貯留溜64に貯留された溶媒の残量の低減に伴って、貯留溜64に適量の溶媒を供給することが可能な供給機構(図示せず)を設けてもよい。
ここで、供給機構は、貯留溜64における溶媒の残量が一定となるように溶媒を供給することが好ましい。
さらに、本実施形態における溶媒は、基板ステージ62に形成された貯留溜64に貯留されているが、絶縁基板2の近傍に溶媒が存在していれば、特に限定されるものではなく、例えば、貯留溜64を形成せずに、図9に示すように、基板ステージ62に載置された貯留容器65に貯留されていてもよいし、スポンジ状の媒体に吸着保持されていてもよい。
次に、図10から図12を参照しながら、本実施形態におけるディスプレイパネル1の製造方法について説明する。
ここで、図10は、有機化合物含有液の塗布工程の態様を示す平面図であり、図11は、有機EL層20bの乾燥後におけるディスプレイパネルを破断線XI−XIに沿って絶縁基板2の厚さ方向に切断した矢視断面図である。
まず、気相成長法、フォトリソグラフィー法及びエッチング法を適宜何回か行うことにより、トランジスタアレイパネル50を成形させる。このトランジスタアレイパネル50の発光領域Eにおける各中央側画素PC及び各周辺画素PSには、トランジスタ保護絶縁膜32及び平坦化膜33にコンタクトホール91が形成された後、形成されたコンタクトホール91に導電性パッド92が埋設され、導電性パッド92と接するように平坦化膜33上に画素電極20aが形成される。そして、気相成長法、フォトリソグラフィー法、エッチング法を順次行うことにより、画素電極20aを囲繞する下地層として機能する絶縁膜52が形成される。さらに、形成された絶縁膜52の上面に隔壁Wが形成される。
次に、ノズルプリンティング装置61の第1基板ステージ62における基板吸着部63にトランジスタアレイパネル50を配置する。この際、ノズル66には、有機EL層20bの一部を構成する正孔輸送層となるPEDOT及びPSSを親水性溶媒に溶解又は分散した有機化合物含有溶液が貯留される。また、ノズルプリンティング装置61における第1基板ステージ62の貯留溜64には、ノズル66から出される有機化合物含有溶液の親水性溶媒と同一又は類似の揮発特性を有する溶媒が注入される。
そして、図10中の有機EL層20bの位置に沿って、ノズル66を第1基板ステージ62に対して相対的に移動又は適宜停止しながら、ノズル66が、PEDOT及びPSSを親水性溶媒に溶解させた有機化合物含有溶液を、隔壁Wによって囲繞された各中央側画素PC及び各周辺画素PSの画素電極20aの上面に塗布し、正孔輸送層20dを形成させる。
このとき、各周辺画素PSの近傍では、貯留溜64における有機化合物含有溶液の親水性溶媒と同一又は類似の揮発特性を有する溶媒が揮発しているので、中央側画素PCにおける近傍の雰囲気と同程度になることで、周辺画素PSの膜厚を中央側画素PCと同様に均等に形成することができる。
なお、本実施形態におけるノズル66は、各中央側画素PC及び各周辺画素PSに対して有機化合物含有溶液の吐出量を均一にするために、トランジスタアレイパネル50に吐出する前にトランジスタアレイパネル50の周囲の第1基板ステージ62上から吐出を開始することが好ましい。
また、本実施形態における有機化合物含有液の塗布方法は、吐出安定性及び製造コストの観点から、ノズルプリンティング法が採用されているが、一般的な湿式塗布方法であれば、特に限定されるものではなく、例えば、インクジェット法等の他の塗布方法であってもよい。
正孔輸送層20dが被膜された後、ホットプレートを用いてトランジスタアレイパネル50に熱処理が施され、熱処理後のトランジスタアレイパネル50を第2基板ステージ62上に配置する。この際、ノズル66は、有機EL層20bの一部を構成する赤、緑、青のポリフェニレン系又はポリフルオレン系発光材料を親油性の有機溶媒にそれぞれ溶解又は分散した第2有機化合物含有溶液が貯留される。また、ノズルプリンティング装置61における第2基板ステージ62の第2貯留溜64には、ノズル66から出される有機化合物含有溶液の親油性溶媒と同一又は類似の揮発特性を有する溶媒が注入される。
その後、図10中の有機EL層20bの配置位置に沿って、ノズル66を第2基板ステージ62に対して相対的に移動させるとともに適宜停止させることにより、ノズル66が、隔壁Wによって囲繞された、赤の中央側画素PC及び赤の周辺画素PSの正孔輸送層20d上に赤の有機化合物含有液を塗布し、緑の中央側画素PC及び緑の周辺画素PSの正孔輸送層20d上に緑の有機化合物含有液を塗布し、青の中央側画素PC及び青の周辺画素PSの正孔輸送層20d上に青の有機化合物含有液を塗布して、各色における正孔輸送層20dの上面に発光層20eを成膜する。
このとき、各周辺画素PS近傍では、第2貯留溜64での有機化合物含有溶液の親油性溶媒と同一又は類似の揮発特性を有する溶媒が揮発しているので、中央側画素PCにおける近傍の雰囲気と同程度になり、周辺画素PSの膜厚は中央側画素PCと同様に均等に形成される。
なお、本実施形態におけるノズル66は、同色の各中央側画素PC及び各周辺画素PSに対して第2有機化合物含有溶液の吐出量を均一にするために、トランジスタアレイパネル50に対して吐出する前に、トランジスタアレイパネル50の周囲の第2基板ステージ62上から吐出を開始することが好ましい。
その後、不活性ガスの雰囲気下において、ホットプレートを用いてトランジスタアレイパネル50を乾燥させることにより、残留した有機溶媒を除去させた後、気相成長法により、発光層20eの上面に対向電極20cをベタ一面に成膜させる。具体的には、真空蒸着法により、Ca、Ba等の低仕事関数の薄膜をベタ一面に成膜させ、薄膜の上にAlのような光反射性導電膜又はITO等の光透過性導電膜をベタ一面に成膜させ、ディスプレイパネル1が完成する。
このように、基板ステージ62の貯留溜64に注入された有機溶媒から揮発した蒸気により、発光領域Eにおける雰囲気中の溶媒分圧を均等に維持した状態で有機EL層20bを形成するので、発光領域Eを略均一な溶媒雰囲気とすることで、中央側画素PC及び周辺画素PSを略均一の速度で乾燥させることが可能となる。
以上より、本実施形態におけるディスプレイパネル1、ディスプレイパネル1の製造方法及び製造装置によれば、貯留溜64から揮発した有機溶媒の蒸気によって発光領域Eにおける雰囲気中の溶媒分圧を均等に維持した状態で有機EL層20bを形成する形成工程を具備するので、発光領域Eを略均一な溶媒雰囲気とすることにより、画素Pを略均一の速度で乾燥させることが可能となる。
そのため、発光領域Eにおける乾燥ムラの発生を防止して、各画素Pの有機EL素子20の膜厚を均一にすることができる。
なお、本実施形態における貯留溜64は、同一色の有機EL層20bの延在方向に沿った両縁端部に設けられているが、特に限定されるものではなく、例えば、図12に示すように、全ての周辺画素PSを覆うようにディスプレイパネル1の周辺全域に貯留溜64が設けられていてもよい。
このようなノズルプリンティング装置61を適用することで、ディスプレイパネル1に貯留溜64や貯留容器65を設ける必要がなくなるため、ディスプレイパネル1の狭額縁化が可能となり、ディスプレイパネル1における発光領域Eの比率を高くすることができる。
また、本実施形態における貯留溜64又は貯留容器65には、有機EL層20bとなる材料が溶解又は分散された有機化合物含有溶液の溶媒と同一又は類似の揮発特性を有する溶媒が貯留されているが、特に限定されるものではなく、有機EL層20bとなる材料であってもよいし、溶媒にその他の添加剤が含有されていてもよい。
[第2実施形態]
次に、図13を参照しながら、第2実施形態におけるディスプレイパネル、ディスプレイパネルの製造方法及び製造装置について説明する。ただし、本実施形態は、上述した第1実施形態と比較すると、ノズル66と、ノズルプリンティング装置71における基板ステージ72の構成とが異なっており、その他の構成については、第1実施形態と同様である。そこで、本実施形態では、第1実施形態と同様の構成には、同一の符号を付してその詳細な説明を省略し、有機化合物含有溶液の塗布方法を中心とした説明を行う。
ここで、図13は、有機溶媒及び有機化合物含有液の塗布工程の態様を示す平面図である。
図13に示すように、本実施形態におけるノズルプリンティング装置71は、平板状の基板ステージ72が具備されており、上述した第1実施形態とは異なり、溝状の貯留溜は形成されていない。
また、ノズル66と同様に、有機EL層20bの材料を含有する有機化合物含有液を吐出する第1ノズル76が設けられるとともに、この有機化合物含有液の溶媒と同一又は類似の揮発特性の溶媒78を吐出する第2ノズル77が設けられている。
このようなノズルプリンティング装置72には、上述した第1実施形態と同様に、絶縁膜52の上面に隔壁Wが形成された絶縁基板2が、基板ステージ73の所定の位置に配置される。また、トランジスタアレイパネル50は、画素Pの画素電極20aが設けられている発光領域Eと、発光領域Eの周囲に位置する非発光領域Nとから構成されている。
次に、本実施形態におけるディスプレイパネル1の製造方法について説明する。
まず、第2ノズル77は、トランジスタアレイパネル50において垂直方向に沿って設けられた非発光領域Nに対して有機EL層20bとなる材料が溶解又は分散された有機化合物含有溶液の溶媒と同一又は類似の揮発特性の溶媒78を塗布する。
この際、第2ノズル77は、溶媒78の吐出量を均一にするために、トランジスタアレイパネル50に吐出する前に、トランジスタアレイパネル50の周囲の基板ステージ72上から吐出を開始することが好ましい。
次いで、第1ノズル76が、適宜有機化合物含有液を発光領域Eにおける画素電極20aの上面に塗布し、正孔輸送層20d及び発光層20eを有する有機EL層20bを成膜する。すなわち、第2ノズル77が、正孔輸送層20dとなる材料が溶解又は分散された有機化合物含有溶液の溶媒と同一又は類似の揮発特性を有する溶媒78を塗布した後に、第1ノズル76が、正孔輸送層20dとなる材料が溶解又は分散された有機化合物含有溶液を塗布する。さらに、乾燥処理を施すことによって正孔輸送層20dが形成された後、第2ノズル77が、発光層20eとなる材料が溶解又は分散された有機化合物含有溶液の溶媒と同一又は類似の揮発特性を有する溶媒78を塗布し、第2ノズル77が、発光層20eとなる材料が溶解又は分散された有機化合物含有溶液を塗布する。
その後、第1実施形態と同様に一連の工程を経て、ディスプレイパネル71が完成する。
なお、本実施形態における第1ノズル76及び第2ノズル77は、発光領域Eにおける同色の各中央側画素PC及び各周辺画素PSに対して有機化合物含有溶液の吐出量を均一にするために、トランジスタアレイパネル50に吐出する前にトランジスタアレイパネル50の周囲の基板ステージ72上から吐出を開始することが好ましい。
このとき、トランジスタアレイパネル50の非発光領域Nから揮発した溶媒78の蒸気によって発光領域Eにおける各中央側画素PC及び各周辺画素PSの雰囲気中の溶媒分圧を同程度に維持した状態で有機EL層20bを形成するので、第1実施形態と同様に、発光領域Eの各中央側画素PC及び各周辺画素PSを略均一な溶媒雰囲気とすることで、画素Pを略均一の速度で乾燥でき、有機EL層20bを均一な膜厚にすることができる。
なお、本実施形態における第2ノズル77は、溶媒78を非発光領域Nの同一箇所に繰り返し塗布してもよい。
上記実施形態では、第1ノズル76が各周辺画素PSに有機EL層20bとなる有機化合物含有溶液を塗布するのに同期して、第2ノズル77が、非発光領域Nに対して有機EL層20bとなる材料が溶解又は分散された有機化合物含有溶液の溶媒と同一又は類似の揮発特性の溶媒78を塗布してもよい。
また、本実施形態においては、第1ノズル76が各周辺画素PSに有機EL層20bとなる有機化合物含有溶液を塗布した後、第2ノズル77が非発光領域Nに対して有機EL層20bとなる材料が溶解又は分散された有機化合物含有溶液の溶媒と同一又は類似の揮発特性の溶媒78を塗布してもよい。
さらに、上述した第1実施形態及び第2実施形態では、画素電極20a等の表面を平坦化するため、平坦化膜33が設けられているが、特に限定されるものではなく、発光特性に大きな影響がなければ必ずしも設けなくてもよい。
最後に、本実施例におけるディスプレイパネル1について説明する。
まず、純粋超音波による洗浄処理済の絶縁基板2に、減圧酸素プラズマ法による親水化処理を施す。この際、親水化処理は、圧力50〜100Pa、陰極電力250W、処理時間10min以下の条件に設定して行った。
次に、対角6インチの発光領域Eと、この発光領域Eを囲繞する非発光領域Nとが配設された絶縁基板2の上面に、ノズルプリンティング法を用いた積層方法により、画素電極20aと、正孔輸送層20dと、発光層20eと、対向電極20cとを順次積層させて、有機EL素子20を形成させる。
さらに、適宜乾燥処理を施すことにより、残留した溶媒を除去させ、ディスプレイパネル1を成形した。
その結果、図5に示すように、発光領域Eにおいては、各周辺画素PSにおける乾燥ムラが解消されており、周辺画素PSの有機EL層20aの膜厚は均一であることが確認された。
ディスプレイパネルの平面構成を示す平面図である。 ディスプレイパネルの概略構造を示す平面図である。 ディスプレイパネルの他の平面構成を示す平面図である。 画素における等価回路図である。 図1における面V−Vを示す矢視断面図である。 ノズルプリンティング装置の概略構造を示す平面図である。 図6における面VII−VIIを示す矢視断面図である 絶縁基板が配置されたノズルプリンティング装置の他の内部構造を示す断面図である。 絶縁基板が配置されたノズルプリンティング装置の他の内部構造を示す断面図である。 第1実施形態における有機化合物含有液の塗布工程の態様を示す平面図である。 図10における面XI−XIを示す矢視断面図である。 ノズルプリンティング装置の概略構造を示す平面図である。 第2実施形態における有機溶媒及び有機化合物含有液の塗布工程の態様を示す平面図である。 従来技術におけるディスプレイパネルの層構造を示す斜視図である。 従来技術におけるディスプレイパネルの概略構造を示す平面図である。 従来技術におけるディスプレイパネルの発光領域のインク態様を示す平面図である。 図16における面XVII−XVIIを示す矢視断面図である。
符号の説明
1 ディスレイパネル
2 絶縁基板
20 有機EL素子
20a 画素電極
20b 有機EL層
20c 対向電極
20d 正孔輸送層
20e 発光層
21 トランジスタ
61,71 ノズルプリンティング装置
62,72 基板ステージ
64 貯留溜
E 発光領域
P 画素
W 隔壁

Claims (14)

  1. 基板の一面に有機EL層の原材料が溶解又は分散された有機化合物含有溶液を塗布するディスプレイパネルの製造方法において、
    前記有機化合物含有溶液の溶媒と同一又は類似の揮発特性を有する溶媒が含有された溶媒揮発部を具備する製造装置の所定の位置に配置された前記基板に、前記溶媒揮発部から前記溶媒が揮発している状態で、前記有機化合物含有溶液を塗布する塗布工程を具備することを特徴とするディスプレイパネルの製造方法。
  2. 前記溶媒揮発部は、前記基板に沿って配置されていることを特徴とする請求項1に記載のディスプレイパネルの製造方法。
  3. 前記塗布工程では、前記溶媒揮発部の延在方向に沿って前記基板に前記有機化合物含有溶液を塗布することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のディスプレイパネルの製造方法。
  4. 前記有機EL層は、互いに異なる発光色を発する複数の発光層であり、
    前記塗布工程は、前記溶媒揮発部の延在方向に沿って同一の発光色を発する発光層が形成されるように前記有機化合物含有溶液を連続して塗布することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のディスプレイパネルの製造方法。
  5. 前記溶媒揮発部は、前記塗布工程中に前記溶媒を注入する供給機構を具備することを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載のディスプレイパネルの製造方法。
  6. 前記溶媒は、有機EL層の原材料が含有されていることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載のディスプレイパネルの製造方法。
  7. 前記塗布工程は、
    前記基板に塗布される第1有機EL層の原材料が溶解又は分散された有機化合物含有溶液の溶媒と同一又は類似の揮発特性を有する第1溶媒が含有された第1溶媒揮発部を具備する製造装置の所定の位置に配置された前記基板に、当該第1溶媒揮発部から前記溶媒が揮発している状態で、前記第1有機EL層の原材料が溶解又は分散された有機化合物含有溶液を塗布する第1塗布工程と、
    前記基板に塗布される第2有機EL層の原材料が溶解又は分散された有機化合物含有溶液の溶媒と同一又は類似の揮発特性を有する第2溶媒が含有された第2溶媒揮発部を具備する製造装置の所定の位置に配置された前記基板に、当該第2溶媒揮発部から前記溶媒が揮発している状態で、前記第2有機EL層の原材料が溶解又は分散された有機化合物含有溶液を塗布する第2塗布工程とを有することを特徴とする請求項1から請求項6の何れか一項に記載のディスプレイパネルの製造方法。
  8. 前記第2有機EL層は、前記第1有機EL層と接するように成膜され、
    前記第2溶媒は、前記第1有機EL層に対して不溶性又は難溶性の溶媒であることを特徴とする請求項7に記載のディスプレイパネルの製造方法。
  9. 請求項1から請求項8の何れか一項に記載したディスプレイパネルの製造方法における前記溶媒揮発部を有することを特徴とするディスプレイパネルの製造装置。
  10. 請求項1から請求項8の何れか一項に記載したディスプレイパネルの製造方法を用いて製造されたことを特徴とするディスプレイパネル。
  11. 有機EL層の原材料が溶解又は分散された有機化合物含有溶液の溶媒と同一又は類似の揮発特性を有する溶媒を基板の非発光領域に塗布する第1塗布工程と、
    有機EL層の原材料が溶解又は分散された有機化合物含有溶液を前記基板の発光領域に塗布する第2塗布工程とを具備することを特徴とするディスプレイパネルの製造方法。
  12. 前記第1塗布工程は、前記第2塗布工程より前に、または前記第2塗布工程と同期して行われることを特徴とする請求項11に記載のディスプレイパネルの製造方法。
  13. 請求項11又は請求項12に記載のディスプレイパネルの製造方法における前記第1塗布工程及び前記第2塗布工程を行う塗布装置を有することを特徴とするディスプレイパネルの製造装置。
  14. 請求項11又は請求項12に記載のディスプレイパネルの製造方法を用いて製造されたことを特徴とするディスプレイパネル。
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