JP2007024830A - 表面温度計の取付構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 表面温度計を簡便に交換することが可能である表面温度計の取付構造を提供する。
【解決手段】 測定対象の配管外周面に沿わせて配置される金属製薄板状のパッド3と、パッド3に測温部が固定されているシース熱電対4と、パッド3の外側から取り付けられ、パッド3を配管1に固定するためのパッド固定バンド5,6と、このパッド固定バンドを配管1に締め付け固定するボルト・ナット7,8とを有していることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 測定対象の配管外周面に沿わせて配置される金属製薄板状のパッド3と、パッド3に測温部が固定されているシース熱電対4と、パッド3の外側から取り付けられ、パッド3を配管1に固定するためのパッド固定バンド5,6と、このパッド固定バンドを配管1に締め付け固定するボルト・ナット7,8とを有していることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、例えば化学プラントの加熱炉配管温度、電力設備でのボイラ配管温度等を接触式で測定する表面温度計の取付構造に関するものである。
加熱炉内の配管を流れる原油をバーナで加熱し、その加熱した原油を蒸留塔に送り、各種石油精製製品を製造する石油精製プラントや配管内の水を重油等の燃焼により加熱して蒸気を発生させるボイラ等では、上記配管の表面温度をシース熱電対で測定することによって温度管理が行われている。
図5に示す表面温度計は配管表面温度測定用のものであり、測定対象の配管に密着した状態で取り付けるため、シース熱電対50の先端にはパッド51が設けられ、後端には補強パイプ52を介して端子箱53が接続されている。なお、54はループ状のエキスパンションである。
加熱炉内で使用される上記シース熱電対50は、高温に耐えることができるように例えば外径φ8mm程度の比較的大径からなる金属シースによって保護されているものである。
また、パッド51は図6に示すように断面が扇形やナイフエッジ形をしたものがある。
同図(a)に示す扇形のものは、シース熱電対50の先端部を挿入するようになっており、挿入された熱電対先端から露出させた熱電対素線をパッド51a底面に形成されている貫通孔に通し、配管55と接触する状態でその貫通孔縁部に溶接し、測温接点を構成している。
上記パッド51aと配管55外周面との間に対向して形成される楔状の隙間にはそれぞれ溶接が施され、パッド51aは配管55と一体化されている。
上記シース熱電対の取付構造によれば、シース熱電対50の測温接点を配管表面に直接接触させることができ、しかもその周囲はパッド51aによってカバーされているため、高温の環境であっても精度の高い温度測定が可能になる。
一方、図6(b)に示すナイフエッジ形のものも上記扇形のものと基本的に同じ構成であり、熱電対素線がパッド51bの底面に形成されている貫通孔を通り配管55の表面に接触するようになっている。
この場合もパッド51bのエッジ51cと配管55との間に対向して形成される楔状の隙間にはそれぞれ溶接が施される。
しかしながら、上記した従来の表面温度計では、いずれもシース熱電対50を接続したパッド51a(または51b)を配管表面に溶接するように構成されているため、シース熱電対50が劣化したりまたは熱電対素線が断線するなどして交換する場合には、パッド51a(または51b)を配管55に残した状態でシース熱電対50を切断除去することになる。
従って、新しく表面温度計を配管に取り付ける場合には、シース熱電対を接続したパッドを配管表面に再度溶接によって固定しなければならず、表面温度計の交換作業に手間がかかりメンテナンスコストが高くなるという欠点がある。
また、溶接を行うと配管の圧力検査を行わなければならないため、シース熱電対が劣化或いは断線してもメンテナンス時期が来るまで表面温度計の交換を先送りしているのが実情である。その間、温度を把握できない測定点が存在することになり、正確な温度管理ができなくなるという不都合もある。
本発明は以上のような従来の表面温度計の取付構造における課題を考慮してなされたものであり、溶接を行わずに表面温度計を簡便に交換することができる表面温度計の取付構造を提供することにある。
本発明は、測定対象の配管外周面に沿わせて配置される金属製薄板状のパッドと、上記パッドに測温部が固定されているシース熱電対と、上記パッドの外側から取り付けられ、上記パッドを上記配管に固定するためのパッド固定バンドと、このパッド固定バンドを上記配管に締め付け固定する締結手段とを有している表面温度計の取付構造を要旨とする。
本発明においてシース熱電対とは、金属シース内に一対の熱電対素線が配線され、金属シースと熱電対素線との間に粉末状の無機質絶縁物が充填封入され一体化された公知のものを示す。
また、シース熱電対における測温接点の形状は、熱電対素線が金属シースの先端内壁に接続されている接地形であってもよく、また、金属シースと接続されていない非接地形のものであってもよい。シース熱電対4の測温接点は接地形の場合は金属シースの先端にあり、非接地形の場合は金属シースの先端からシース径の約2倍の長さに位置にある。以下、本発明の測温部とは、測温接点を含むシース熱電対の先端部を意味する。
本発明において、上記パッドにおける配管接触面に管軸方向に向けて凹溝を形成し、シース熱電対の測温部をその凹溝に嵌合させた状態で固着している。このようにすることにより、パッドと配管の接触面積が広くなってパッド温度が配管温度に近づく。このため、良い測定精度が得られる。また、測温部をパッドに安定して固定できる。
本発明において、上記シース熱電対の先端から所定の長さについて金属シースを縮径加工し、その縮径部分を凹溝に固着するように構成すれば、測温部が測定対象である配管表面のより近くに配置されるために測定精度が向上する。
本発明において、パッド固定バンドを例えばばね材で構成すれば、締結手段によって配管に締め付け固定された際にパッドの厚み分について拡径方向に弾性変形し、その復元力でパッドを配管表面に押圧することができる。
本発明において、上記シース熱電対を水冷ジャケットで被覆することができる。
高温中で使用するシース熱電対は径が細いほど寿命が短くなる傾向があるが、そのような細径のシース熱電対を使用する場合であっても水冷ジャケットで被覆することにより耐熱性を高め、長寿命化を図ることができる。また、高温雰囲気中で使用する場合、温度の低い配管等に接触していない空中引き回し部分の寿命が短いため、そのような配置において水冷ジャケットは特に効果がある。
本発明において、上記パッドの外面を断熱材で被覆し、その断熱材を断熱材固定バンドで上記配管に固定することが好ましい。それにより、シース熱電対に対し周囲から作用する熱の影響を少なくして測定精度を高めることができる。
本発明の表面温度計の取付構造によれば、溶接を行うことなく機械的に表面温度計を配管に固定するように構成したため、表面温度計の交換が簡便に行えるという長所を有する。
以下、図面に示した実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
図1は本発明に係る表面温度計の取付構造を配管の管軸方向から示したものである。
同図において、1は測定対象となる配管であり、この配管1の外周面1aに表面温度計2(図4参照)が取り付けられている。
同図において、1は測定対象となる配管であり、この配管1の外周面1aに表面温度計2(図4参照)が取り付けられている。
なお、本実施形態では石油精製プラントの加熱炉内配管を測定する場合を例に取り説明する。
表面温度計2は、配管1の外周面1aに沿って配置されるパッド3と、測温部がそのパッド3に固定されているシース熱電対4とを有し、その表面温度計2を配管1に取り付ける取付構造として、一対の固定バンド(パッド固定バンド)5,6と、それらの固定バンド5,6を締め付け固定する締結手段としてのボルト7およびナット8と、パッド3の外面を被覆する断熱材9と、この断熱材9を配管1に固定する配管バンド(断熱材固定バンド)10が設けられている。
以下、各部の構成について説明する。
a)パッドおよびシース熱電対
図2はパッド3とシース熱電対4の測温部との固定構造を示したものであり、同図(a)は左側面図、同図(b)は正面図、同図(c)は図2(b)のA−A矢視断面を示したものである。ただし、シース熱電対4については外観図で表している。
図2はパッド3とシース熱電対4の測温部との固定構造を示したものであり、同図(a)は左側面図、同図(b)は正面図、同図(c)は図2(b)のA−A矢視断面を示したものである。ただし、シース熱電対4については外観図で表している。
図2に示すように、パッド3は配管外周面1aの曲率と同じ曲率に曲げ加工された薄板部材からなり、本実施形態では例えば周方向の幅が20〜50mm、管軸方向の長さが100mm、厚さが5mmのステンレス鋼を使用している。
上記パッド3のサイズは、パッド3に覆われていないシース熱電対4部分から測温部4aに対し熱が伝導するのを抑制することを目的として設定されている。すなわち、周囲温度が高いとシース熱電対4の金属シースを伝わって測温部4aの温度が上昇し測定誤差が生じる。そこで、配管外周面1aに密着させるパッド3について一定の大きさを確保すれば、そのパッド3は周囲温度よりも低い温度である配管表面に密着している構造上、上記金属シースを伝わって進入してくる入熱を抑制することができる。
なお、パッド3の材質については、耐熱性、耐食性を確保することができシース熱電対4をスポット溶接できるものであれば、ステンレス鋼に限らず、それと同等の部材で構成することができる。因みにパッド3が取り付けられる配管1の外径はおよそ100mm以上である。
パッド3において配管接触側となる内面3aにはその中心位置において管軸方向(取付状態において)に向けて凹溝3bが形成されている。
この凹溝3bはパッド3の先端端面3cから距離t離れた位置を始点として切欠き加工されており、シース熱電対4の先端は凹溝3bの内側端面3dと接触する状態で取り付けられている。
この凹溝3bに嵌め込まれるシース熱電対4は、金属シースと一対の熱電対素線との間に粉末状の無機絶縁物、例えば高純度酸化マグネシウムを充填封入し一体構造とした公知のものである。
また金属シースは使用状態で測温接点や熱電対素線が被測定物または雰囲気により侵されないもの、例えばステンレス鋼や耐食耐熱超合金で構成することができるが、本実施形態ではステンレス鋼を用い、上記パッド3も同素材とすることで両者を固定するスポット溶接を容易且つ確実にしている。
また、金属シースの外径はφ8mmのものを使用しており、パッド3に固定されるシース熱電対端部4a′については縮径加工を施している。すなわち、絞り加工によって外径をφ3.2〜4.8mmまで細径化するとともにやや偏平に加工している。縮径加工されたシース熱電対端部4a′の測温部4aは高純度酸化マグネシウムが緻密化されており、耐熱性が良く熱応答性も速くなっている。
このような構成のシース熱電対端部4a′を凹溝3b内に嵌め込み、スポット溶接によりその凹溝3bに固着している。
b)固定バンド
図1において、配管1の外周面1aに沿ってパッド3が配置された状態で、その外側から半割り構造からなる固定バンド5,6のうち、一方の固定バンド5が取り付けられる。
図1において、配管1の外周面1aに沿ってパッド3が配置された状態で、その外側から半割り構造からなる固定バンド5,6のうち、一方の固定バンド5が取り付けられる。
この固定バンド5は帯状金属部材からなり、その長手方向各端部には、取付状態において略直径方向に折り曲げられたフランジ部5aが形成されている。各フランジ部5aにはボルト7の首部を貫通させるためのボルト孔が設けられている。
一方、固定バンド6は、上記固定バンド5に対し垂直軸Vを中心として左右対称に形成されている点を除いて基本的に固定バンド5と同じ材質、同じ構成からなり、フランジ部5aに対向するフランジ部6aを備え、各フランジ部6aにはボルト7の首部を貫通させるボルト孔が設けられている。
上記固定バンド5,6の材質は配管1aと同等の線膨張係数を持った耐熱材料から構成することができる。
上記構成を有する固定バンド5,6は管軸方向に2本設けられ、パッド3の両端部をそれぞれ固定するようになっている。
また、固定バンド5,6を例えばばね材で構成すれば、締結手段によって配管に締め付け固定された際にパッドの厚み分について拡径方向に弾性変形し、その復元力でパッド3を配管表面に押圧することができる。
c)ボルトナット
固定バンド5および6において対向するフランジ部5a,6aに設けられた各ボルト孔にはそれぞれボルト7の首部が通され、固定バンド6のフランジ部6aから突出するその首部にナット8が螺合されることにより、一対の固定バンド5および6が配管1に締め付け固定されるようになっている。
固定バンド5および6において対向するフランジ部5a,6aに設けられた各ボルト孔にはそれぞれボルト7の首部が通され、固定バンド6のフランジ部6aから突出するその首部にナット8が螺合されることにより、一対の固定バンド5および6が配管1に締め付け固定されるようになっている。
d)断熱材
断熱材9は厚さ12.5mmのマット状セラミックファイバー9a(1層目断熱材)と9b(2層目断熱材)を配管1の径方向に二層重ねたものからなり、その周方向長さは100〜150mm、管軸方向長さは300〜350mmに形成されている。
断熱材9は厚さ12.5mmのマット状セラミックファイバー9a(1層目断熱材)と9b(2層目断熱材)を配管1の径方向に二層重ねたものからなり、その周方向長さは100〜150mm、管軸方向長さは300〜350mmに形成されている。
このようなシース熱電対4の測温部はパッド3によって覆われているため、先に説明したように金属シースを伝わって進入してくる入熱はある程度抑制されるようになっている。
本実施形態ではその入熱をさらに効果的に遮断する目的で断熱材9を設けている。
詳しくは、断熱材9を設ける第一の目的は、周囲温度が高いことによってパッド3が設けられていない部分のシース熱電対4の温度が高くなり、その結果、金属シースを伝わってシース熱電対4の測温部4aが温度上昇し測定誤差が生じることを抑制することにあり、第二の目的は、周囲温度が高いことによってパッド3の温度が上昇し、その結果、パッド3を伝わって進入する入熱の影響で測温部4aが温度上昇し測定誤差が生じることを抑制することにある。
断熱材9は図3に示すように、周方向長さに比べて軸方向長さの方を長くしており、それにより、シース熱電対4において偏平加工を施した範囲Lを確実に断熱するようになっている。
なお、上記断熱材9は上記したセラミックファイバーに限らず、測定対象の温度や環境の温度に応じてその材質、厚さを適宜決定することができる。
2層目断熱材9bの外面はメッシュ2.5mmからなる金網11で覆われており、接触等による断熱材9の破損を防止するとともに断熱材9を所定の形状に保形するようになっている。
e)配管バンド
上記金網11の外面から巻き付けられ配管1に固定される配管バンド10は、固定バンド5の管軸方向外側に2本設けられており、金網11によって保護されている断熱材9を配管1に固定するようになっている。
上記金網11の外面から巻き付けられ配管1に固定される配管バンド10は、固定バンド5の管軸方向外側に2本設けられており、金網11によって保護されている断熱材9を配管1に固定するようになっている。
次に、図4は表面温度計2の全体構成を示したものである。
同図において、シース熱電対4は2〜5mにわたって配管1に配線され、さらに配管1と直交する方向に折り曲げられる。
折り曲げられたシース熱電対4は熱膨張吸収のためにループ13が形成され、図示しない加熱炉の耐火レンガ壁14を通して加熱炉外に引き出される。引き出されたシース熱電対4に端子箱12が接続されている。
また、図中15は折曲部分Bから加熱炉外に延びるシース熱電対4に被装された水冷ジャケットである。
この水冷ジャケット15は内管と外管からなる二重管で構成されており、冷却水入口15aから導入された冷却水は内管を矢印C方向に流れ、外管に移動する際に流れをD方向に変え、外管の端部に設けられた冷却水出口15bから排出されるようになっている。
表面温度計を上記取付構造にすることで、例えば基準温度平均202.4℃に対し厚さ6mm、20mm幅のパッド3を配管1に固定した場合、断熱材9なしでは温度平均276.3℃となり73.9℃の温度誤差が発生していたが、断熱材9有りでは219.8℃となり温度誤差が17.4℃まで抑制された。
上記基準温度は、細径(φ1.0mm)のシース熱電対を配管に切った溝に設置して測定したものであり、配管の真の温度と考えられる温度である。
また、厚さ6mm、50mm幅のパッド3を配管1に固定した場合には、断熱材9なしでは温度平均が263.1℃となり、測定誤差が60.7℃であったのが、断熱材9有りでは218℃となり測定誤差が15.6℃まで抑制された。このことから本実施形態の表面温度計の取付構造を採用すると、表面温度の測定誤差を抑制できることが確認された。
次に表面温度計2を配管に取り付ける方法について説明する。
図1において、配管1の外周面に測温部4aを備えたパッド3を配置する。
そのパッド3の外側から固定バンド5を巻き付けるとともにこの固定バンド5と対応して固定バンド6を反対側から配置する。
固定バンド5のフランジ部5aに形成されているボルト孔と固定バンド6のフランジ部6aに形成されているボルト孔とにボルトを挿通させ、ナット8で締め付ける。固定バンド5,6は管軸方向に二箇所配設されるため各固定バンドの上下2箇所、計4箇所について締め付け固定を行う。
パッド3を固定バンド5,6によって固定した後、そのパッド3を覆うようにして1層目となるマット状の断熱材9aを配置し、さらにその外側に2層目となるマット状の断熱材9bを配置する。次いでこの2層目の断熱材9bの外面を金網11でカバーする。
次に、金網11の外側に配管バンド10を二本掛け、締結金具で配管1に固定する。
さらに、パッド3から引き出されているシース熱電対4に水冷ジャケット15を被装し、熱膨張を吸収するためにループ13を形成し、炉外に配置されている端子箱12に接続する。
なお、水冷ジャケット15はシース熱電対4の耐熱性が低い場合に必要に応じて付加すればよい。
上記表面温度計の取付構造によれば、パッドを配管に溶接しておらず、機械的に固定する方法を採用しているため、シース熱電対が劣化したり、熱電対素線が断線した場合など、熱電対を交換する毎に配管の圧力検査をする必要がなく、保守・管理が極めて簡単になるという利点がある。
シース熱電対は径が細いものほど高温で寿命が短くなる傾向があるが、本実施形態のシース熱電対4の端部の縮径加工部は、周囲温度より低温の配管に接触しているので温度上昇が抑制され、縮径加工することによる寿命低下は問題とならない。
なお、本発明の表面温度計の取付構造は、化学プラントの加熱炉配管や電力設備でのボイラ配管等の温度測定に適用することができるが、それ以外にも、高温の環境下でその環境よりも低い温度対象について表面温度を正確に測定するような場合に好適である。
1 配管
2 表面温度計
3 パッド
3a 内面
3b 凹溝
3c 先端端面
3d 内側端面
4 シース熱電対
4a 測温部
4a′ シース熱電対端部
5,6 固定バンド
5a,6a フランジ部
7 ボルト
8 ナット
9 断熱材
9a セラミックファイバー(1層目断熱材)
9b セラミックファイバー(2層目断熱材)
10 配管バンド
11 金網
12 端子箱
13 ループ
14 耐火レンガ壁
15 水冷ジャケット
15a 冷却水入口
15b 冷却水出口
2 表面温度計
3 パッド
3a 内面
3b 凹溝
3c 先端端面
3d 内側端面
4 シース熱電対
4a 測温部
4a′ シース熱電対端部
5,6 固定バンド
5a,6a フランジ部
7 ボルト
8 ナット
9 断熱材
9a セラミックファイバー(1層目断熱材)
9b セラミックファイバー(2層目断熱材)
10 配管バンド
11 金網
12 端子箱
13 ループ
14 耐火レンガ壁
15 水冷ジャケット
15a 冷却水入口
15b 冷却水出口
Claims (6)
- 測定対象の配管外周面に沿わせて配置される金属製薄板状のパッドと、
上記パッドに測温部が固定されているシース熱電対と、
上記パッドの外側から取り付けられ、上記パッドを上記配管に固定するためのパッド固定バンドと、
このパッド固定バンドを上記配管に締め付け固定する締結手段とを有していることを特徴とする表面温度計の取付構造。 - 上記パッドにおける配管接触面に管軸方向に向けて凹溝が形成されており、上記シース熱電対の測温部がその凹溝に嵌合された状態で固着されている請求項1記載の表面温度計の取付構造。
- 上記シース熱電対の先端から所定の長さについて金属シースが縮径加工され、その縮径部分が上記凹溝に固着されている請求項2記載の表面温度計の取付構造。
- 上記パッド固定バンドは上記締結手段によって上記配管に締め付け固定された際に、上記パッドの厚み分について拡径方向に弾性変形し、その復元力で上記パッドを上記配管表面に押圧するように構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の表面温度計の取付構造。
- 上記シース熱電対に水冷ジャケットが被覆されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の表面温度計の取付構造。
- 上記パッドの外面が断熱材で被覆され、その断熱材を上記配管に固定する断熱材固定バンドが設けられている請求項1〜5のいずれか1項に記載の表面温度計の取付構造。
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