JP2000205967A - 熱電対及び同熱電対の取付構造 - Google Patents

熱電対及び同熱電対の取付構造

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JP2000205967A
JP2000205967A JP11003565A JP356599A JP2000205967A JP 2000205967 A JP2000205967 A JP 2000205967A JP 11003565 A JP11003565 A JP 11003565A JP 356599 A JP356599 A JP 356599A JP 2000205967 A JP2000205967 A JP 2000205967A
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JP
Japan
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thermocouple
pad
band
pipe
pad portion
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JP11003565A
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Takeshi Kataoka
剛 片岡
Makoto Maeda
誠 前田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 熱電対を測定対象に取り付ける際のTig溶
接作業を不要とする熱電対及び同熱電対の取付構造を提
供する。 【解決手段】 パット型熱電対のパット部1の両脇には
切り込み部が形成されている。そして、同のパット部1
を同配管3の長手方向に沿わせるように配置し、バンド
4にて同パット部1と配管3を締め付け固定する。パッ
ト部1の切り込み部に沿ってバンド4を巻き付けること
により、配管3からパット部1がずれることなく配置さ
れることとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火力プラント等に
おける配管等の温度計測技術に関する。
【0002】
【従来の技術】配管等のメタル温度を計測するには熱電
対を用いることが多い。特に、火力プラントのように測
定対象の温度が1000°Cを超えることもある場合に
は、熱電対による計測が多用されている。従来、火力プ
ラント等における配管等のメタル温度を計測する場合、
図7に示したようなパット型熱電対を用いている。この
パット型熱電対はシース線02の先端にパット部01を
取り付けたものである。温度計測に際しては、計測精度
を上げるために測定対象の配管03の表面を研磨してス
ケール等の付着物を除去した後、図8(a)、(b)、
(c)に示すように、同配管03にこのパット部01を
Tig溶接して取り付けている。そして、ステンレスワ
イヤ04にて、シース線02を配管03に締め付け固定
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、パット
型熱電対を配管03等に取り付ける際にはTig溶接作
業が必要であるが、この作業には下記のような不都合が
あった。 熱電対の取り付け場所によっては狭隘な場所もあり溶
接作業が困難であった。 Tig溶接による取り付けの場合には、配管03に組
織変化が生じないようにするため、配管03内の水抜き
が完了している必要があり、作業上制約が多い。 溶接後に溶接部分の欠陥検査が必要であるため作業に
手間がかかりコスト的にも不利である。また、溶接によ
る取り付けを行うと、 取り付け位置を変更したい場合、グラインダ等を用い
て取り外す必要があったため、配管03自体に傷をつけ
る恐れがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ため、本発明の熱電対は、(1)熱電対のパット部の両
脇に、同熱電対と測定対象物を締め付け固定するバンド
を通す単数又は複数の切り込み部を設けたことを特徴と
している。また、前述した課題を解決するため、本発明
における熱電対の取付構造は、(2)両脇に単数又は複
数の切り込み部を設けた熱電対のパット部と測定対象物
とをバンドで締め付け固定する熱電対の取付構造であっ
て、同バンドが前記切り込み部を通ってパット部に巻き
付けられていることを特徴としている。また、(3)両
脇に単数又は複数の切り込み部を設けた熱電対のパット
部と測定対象物とをバンドで締め付け固定する熱電対の
取付構造であって、前記熱電対のパット部を覆う断熱シ
ートとバンドが一体となって形成され、同バンドが前記
切り込み部を通ってパット部に巻き付けられていること
を特徴としている。
【0005】上記のような構成を用いることにより、以
下の作用を奏する。 (1)熱電対のパット部を測定対象物に沿って配置し、
測定対象物に同パット部をバンドで締め付け固定するも
のである。同熱電対のパット部にはバンドを通すための
切り込み部が設けられているため、締め付け固定が確実
に行われる。上記(2)の構成においても、(1)と同
様の作用を奏する。(3)熱電対のパット部は測定対象
物に沿って配置され、同パット部の上から断熱シートが
覆い被さって配置される。前記断熱シートはバンドと一
体になって形成されており、同バンドが前記パット部の
切り込み部を通って、測定対象物と同パット部を締め付
け固定する。そして、前記断熱シートも熱電対のパット
部に覆い被さって付設されることとなる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
におけるパット型熱電対の斜視図であり、図2(a)は
同パット型熱電対を配管に取り付けた際の側面図、図2
(b)は図2(a)におけるB−B断面図、図2(c)
は同パット型熱電対を配管に取り付けた際の平面図、そ
して、図3はステンレス製バンド4の斜視図である。図
1に示すように、パット型熱電対のパット部1の両脇
(両側面)には切り込み部が形成されており、この切り
込み部は、図3に示されたバンド4の幅よりもやや大き
目の幅を有している。そして、測定対象となる配管3の
表面を研磨した後、図2(a)、(b)、(c)に示す
通り、熱電対のパット部1を同配管3の長手方向に沿わ
せるように配置し、バンド4にて同パット部1と配管3
を締め付け固定するようになっている。これらの図に示
す通り、パット部1の切り込み部に沿ってバンド4を巻
き付けることにより、配管3からパット部1がずれるこ
となく配置されることとなる。また、熱電対のシース線
2についても、バンド4で1個所又は複数個所を締め付
けて配管3に固定することとすれば、シース線2がよじ
れて破損することを防ぐこともできる。
【0007】このような熱電対の取付構造を採用するこ
とにより、熱電対の配管3への取り付けや取り外し作業
が容易になりコストの低減に繋がる。また、配管3内へ
水が溜まった状態での取り付けも可能である。更に、振
動の起こる環境や高温雰囲気中であっても、パット部1
の偏りが起こりにくいため、長期間の計測においても高
い精度を維持することが可能となる。なお、本実施の形
態においては、両脇に1つずつ切り込み部を備えたパッ
ト部を用いて説明したが、例えば図4に示すように両脇
の切り込み部を複数個ずつ設けることとしてもよい。こ
の場合、パット部1の配管3への固定がより確実になる
という効果がある。また、バンド4には、耐熱性に優れ
ている材料としてステンレスを用いることが望ましい
が、耐熱性を有する材料であれば、必ずしもステンレス
に限られるものではない。
【0008】図5(a)は本発明の第2の実施の形態に
おけるパット型熱電対及び断熱シートを配管に取り付け
た際の側面図、図5(b)は図5(a)におけるB’−
B’断面図、図6は断熱シートの斜視図である。本実施
の形態においては、熱電対は上記図4に示した両脇の切
り込み部が2個設けられているものを使用している。図
6に示すように、断熱シート5は、主に断熱に寄与する
カオウール51と、同カオウール51の表面を覆うよう
に設けられ、カオウール51を包み込んで固定するアル
ミガラスクロステープ52から構成されている。そし
て、前記アルミガラスクロステープ52を設けた面と反
対側の表面には、熱電対のパット部1に設けられた切り
込み部に対応させてステンレス製のバンド4が2本設け
られている。
【0009】配管3への熱電対及び断熱シート5の取り
付けに際しては、図5(a)及び(b)に示すように、
熱電対のパット部1を配管3の長手方向に沿って配置
し、その上から上記断熱シート5を押し当てるように被
す。そして、熱電対のパット部1の切り込み部を通るよ
うにバンド4を配管に巻き付け、熱電対を配管3に固定
する。これにより、熱電対は配管3に固定されるととも
に、断熱シート5に覆われることとなる。上記のような
取付構造を採用することにより、熱電対の取り付け、取
り外し作業が容易となることに加え、断熱シート5によ
って周囲からの輻射熱をカットすることができるため、
周囲が高温雰囲気である場合等においても計測の精度が
増すという効果が得られる。
【0010】なお、輻射熱の影響を最小限に押さえるた
めには、断熱シート5が熱電対を完全に覆うように設け
ることが必要であり、このためには断熱シート5の面積
を熱電対のパット部1の面積よりも約1.5倍以上とす
ることが望ましい。また、カオウールを包み込んで固定
する部材としては、必ずしもアルミガラスクロステープ
に限定されるものではなく、例えば鉄板等を用いること
としても良い。ただし、アルミガラスクロステープは、
それ自身、断熱作用を備えているという特徴を有してい
るため、断熱シート5のコンパクト化(薄型化)や断熱
シート5の断熱効果を更に上げるという観点からする
と、アルミガラスクロステープを用いることが好まし
い。
【0011】
【発明の効果】本願の請求項1及び請求項2に記載され
た発明では、測定対象物への熱電対の取り付けや取り外
し作業が容易になりコストの低減に繋がる。また、測定
対象物内に水が溜まった状態での取り付けも可能であ
る。更に、振動の起こる環境や高温雰囲気中であって
も、熱電対のパット部の偏りが起こりにくいため、長期
間の計測においても高い精度を維持することが可能とな
る。また、本願の請求項3に記載された発明では、上記
効果に加え、断熱シートによって周囲からの輻射熱をカ
ットすることができるため熱電対による計測の精度が増
すという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるパット型熱
電対の斜視図。
【図2】本発明の第1の実施の形態において、パット型
熱電対を配管に取り付けた状態を示す図面。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるステンレス
製バンド4の斜視図。
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるパット型熱
電対の他の例を示した斜視図。
【図5】本発明の第2の実施の形態において、パット型
熱電対及び断熱シートを配管に取り付けた状態を示す図
面。
【図6】本発明の第2の実施の形態における断熱シート
の斜視図。
【図7】従来におけるパット型熱電対の斜視図。
【図8】従来において、パット型熱電対を配管に取り付
けた状態を示す図面。
【符号の説明】
1、01 パット部 2、02 シース線 3、03 配管 04 ステンレスワイヤ 4 ステンレス製バンド 5 断熱シート 51 カオウール 52 アルミガラスクロステープ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱電対のパット部の両脇に、同熱電対と
    測定対象物を締め付け固定するバンドを通す単数又は複
    数の切り込み部を設けたことを特徴とする熱電対。
  2. 【請求項2】 両脇に単数又は複数の切り込み部を設け
    た熱電対のパット部と測定対象物とをバンドで締め付け
    固定する熱電対の取付構造であって、同バンドが前記切
    り込み部を通ってパット部に巻き付けられていることを
    特徴とする熱電対の取付構造。
  3. 【請求項3】 両脇に単数又は複数の切り込み部を設け
    た熱電対のパット部と測定対象物とをバンドで締め付け
    固定する熱電対の取付構造であって、前記熱電対のパッ
    ト部を覆う断熱シートとバンドが一体となって形成さ
    れ、同バンドが前記切り込み部を通ってパット部に巻き
    付けられていることを特徴とする熱電対の取付構造。
JP11003565A 1999-01-11 1999-01-11 熱電対及び同熱電対の取付構造 Withdrawn JP2000205967A (ja)

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Effective date: 20060404