JP2007021004A - スロットマシン - Google Patents
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Abstract
【課題】 取込用貯留皿の整列通路から流下する遊技球を取り込む取込装置にかかる圧力を小さくして、該取込装置の円滑な作動を可能にするとともに、遊技球の迅速な取り込みが可能なスロットマシンを提供する。
【解決手段】 緩勾配で下方傾斜して整列通路30内に遊技球を導入する導入位置と、該導入位置よりも急勾配で下方傾斜して取込装置36側に遊技球を送出する送出位置とに傾動変換される底板31を整列通路30の底部に配設し、取込装置36の取込作動開始と略同期して、前記底板31を送出位置に傾動変換するようにした。
【選択図】 図4
【解決手段】 緩勾配で下方傾斜して整列通路30内に遊技球を導入する導入位置と、該導入位置よりも急勾配で下方傾斜して取込装置36側に遊技球を送出する送出位置とに傾動変換される底板31を整列通路30の底部に配設し、取込装置36の取込作動開始と略同期して、前記底板31を送出位置に傾動変換するようにした。
【選択図】 図4
Description
本発明は、パチンコ機用の遊技球を遊技媒体として使用するスロットマシンに関する。
パチンコ機用の遊技球を遊技媒体とするスロットマシンは、一般的なスロットマシンで遊技媒体として使用されるメダルに代えて、遊技球を使用して遊技を行うことができるため、パチンコ機と併存させて遊技場に備え付けることにより、遊技者は一種類の遊技媒体でパチンコ機とスロットマシンの両方の遊技を楽しむことができる。また、このスロットマシンは、パチンコ機用の遊技島に設置して、パチンコ機用の球供給・回収設備を利用できるため、遊技場にとっても設備を共用化できるとともに、遊技媒体の管理が容易になるという利点もある。
ところで、遊技場における現行の遊技球とメダルの貸出レートは、遊技球1個が4円であるのに対して、メダル1枚が20円であり、その価値比率が1:5となっている。従って、遊技球を使用するスロットマシンにメダル式スロットマシンと同等の遊技性を持たせるためには、メダル1枚の価値に相当する遊技球5個を1単位として賭数(1〜3BET)を設定できるようにする必要がある。このため、従来の遊技球を使用するスロットマシンにあっては、賞球払出ユニット又は球貸ユニットから放出される遊技球を貯留する取込用貯留皿に連通させて、前記単位球数で1〜3BETの賭数の遊技球を取り込む取込装置が配設されており、遊技者のBETボタン操作に応じて取込装置を作動させ、所要単位球数の遊技球を遊技機内部へ取り込んで、賭数を設定し得るようになっている。
また、前記取込用貯留皿には、底壁が緩やかに下方傾斜し、遊技球を一列状に整列させる整列通路が設けられており、該整列通路で整列された遊技球が底壁の傾斜を介して一列状態で取込装置に向けて流下する。しかしながら、取込装置は、単位球数(5個)の遊技球を遊技者が設定した1〜3BETの賭数単位で取り込むため、一度に取り込む遊技球数が多くなる程、取り込みに時間がかかるという問題点があった。
そこで、遊技球を迅速に取り込むことを目的として、整列通路を、下流側に至るに従って急傾斜となるように上流部の傾斜角度よりも下流部の傾斜角度を大きく設定することにより、下流側における遊技球の流速を速くするようにしたものが提案されている(特許文献1参照)。
特開2004−337535号公報
ところで、従来の一般的な取込装置は、該取込装置の非取込作動時に進出駆動されて、整列通路から送られた遊技球を直接または回転体を介して停留する作動体を備えており、該作動体が取込装置の取込作動時に退避駆動されることにより、停留が解除されて遊技球が取り込まれるようになっている。そして、取込装置がこのような作動体を備えたものである場合、前記先行技術のように、整列通路の下流側が急傾斜となるようにその傾斜角度を大きく設定すると、取込用貯留皿に多数の遊技球が貯留されている場合には、該遊技球を停留する前記作動体に大きな圧力が加わることとなり、取込装置の取込作動時に該作動体の退避駆動が円滑に行われ難くなるという問題点がある。
本発明は、遊技球の停留時に作動体にかかる圧力を小さくして、該作動体の円滑な退避駆動を可能にするとともに、遊技球の迅速な取り込みを可能にしたスロットマシンを提供することを目的とするものである。
本発明は、取込用の遊技球を貯留する貯留領域と、該貯留領域に連続して遊技球を一列状に整列させる整列通路を備えた取込用貯留皿と、該取込用貯留皿の整列通路から流下する遊技球を取り込む取込装置と、遊技作動を制御する遊技制御手段とを備えたスロットマシンにおいて、前記整列通路の底部に配設されて、緩勾配で下方傾斜して整列通路内に遊技球を導入する導入位置と、該導入位置よりも急勾配で下方傾斜して取込装置側に遊技球を送出する送出位置とに傾動変換される底板と、該底板を傾動変換する駆動装置とを備え、遊技制御手段が、取込装置の取込作動開始と略同期して駆動装置を作動させて、前記底板を送出位置に傾動変換する制御内容を備えていることを特徴とするスロットマシンである(請求項1)。
ここで、取込装置は、整列通路から送られた遊技球を直接または回転体を介して停留する進退可能な作動体を備えたものが適用され得る。また、整列通路は、遊技球を一列状に整列させ得る細長溝状に形成し、底板は、その底部を遮蔽した状態で傾動変換されるように構成することが好ましい。また、該底板の長さは、一度に取り込む最大単位数の遊技球数の列に略対応する長さとすることが好ましい。
また、前記底板を傾動変換する一手段として、底板の送出端側が回動可能に軸支され、底板の導入端側が駆動装置により昇降するように設けられている構成(請求項2)が提案される。
さらに、前記底板を傾動変換する他の手段として、底板の導入端側が回動可能に軸支され、底板の送出端側が駆動装置により昇降するように設けられている構成(請求項3)が提案される。
上述したように、本発明は、取込用の遊技球を貯留する貯留領域と、該貯留領域に連続して遊技球を一列状に整列させる整列通路を備えた取込用貯留皿と、該取込用貯留皿の整列通路から流下する遊技球を取り込む取込装置と、遊技作動を制御する遊技制御手段とを備えたスロットマシンにおいて、前記整列通路の底部に配設されて、緩勾配で下方傾斜して整列通路内に遊技球を導入する導入位置と、該導入位置よりも急勾配で下方傾斜して取込装置側に遊技球を送出する送出位置とに傾動変換される底板と、該底板を傾動変換する駆動装置とを備え、遊技制御手段が、取込装置の取込作動開始と略同期して駆動装置を作動させて、前記底板を送出位置に傾動変換する制御内容を備えているから(請求項1)、取込装置の非取込作動時には、底板が、緩勾配で下方傾斜する導入位置に傾動変換されていることにより、整列通路から取込装置に流下する遊技球の流圧が小さくなる。これにより、取込装置が、整列通路から送られた遊技球を直接または回転体を介して停留する進退可能な作動体を備えたものである場合には、該作動体にかかる遊技球の圧力が小さくなり、取込装置の取込作動時における作動体の退避駆動を円滑に行わせることができる。また、底板が、取込装置の取込作動開始と略同期して、急勾配で下方傾斜する送出位置に傾動変換されることにより、その急勾配の下方傾斜を介して遊技球の流速が速められて、該遊技球を迅速に取り込むことができる。また、整列通路の底部に配設された底板のみを傾動変換させるものであるため、底板及び整列通路、或いは取込用貯留皿の底部全体を傾動変換させる場合に比して、駆動力の小さい安価な駆動装置でよい利点もある。
また、底板の送出端側が回動可能に軸支され、底板の導入端側が駆動装置により昇降するように設けられている構成(請求項2)にあっては、駆動装置によって底板の導入端側を上昇させることにより、該底板を急勾配で下方傾斜する送出位置に傾動変換することができる。
また、底板の導入端側が回動可能に軸支され、底板の送出端側が駆動装置により昇降するように設けられている構成(請求項3)にあっては、駆動装置によって底板の送出端側を降下させることにより、該底板を急勾配で下方傾斜する送出位置に傾動変換することができる。
以下に、本発明にかかるスロットマシンの第一実施例を、図1〜図6に基づいて説明する。この実施例は、請求項1及び請求項2にかかる発明の一実施例を示すものである。
スロットマシン1の前面には、図1に示すように、遊技盤2を覆う前面パネル3が配設されており、該前面パネル3に開口された窓部4の内側にガラスまたは合成樹脂からなる透明板5が保持されている。これにより、該窓部4から透明板5を通して遊技盤2を透視し得るようになっている。前面パネル3の下方位置には上皿パネル8が配設され、該上皿パネル8には、遊技操作部6を備えた取込用貯留皿7が取り付けられている。また、上皿パネル8の下方位置に下受皿9を備えた下皿パネル10が配設されている。ここで、前面パネル3,上皿パネル8,下皿パネル10は、その一側縁がヒンジ11,11を介して機枠12に軸支されており、メンテナンス時等において夫々片開き状に開閉し得るようになっている。
前記遊技盤2の略中央部には、三つの回転リール13a,13b,13cの図柄Pを前方から夫々視認可能とする三つの表示窓14a,14b,14cが形成されている。前記回転リール13a,13b,13cは、遊技盤2の裏面側に配設された図示しないリールユニットに組み付けられており、該リールユニットが具備する夫々のリール駆動モータ15(図6参照)によって回転駆動されるようになっている。また、左側に位置する表示窓14aの左側部には、有効な入賞ラインを遊技者に報知する入賞ラインランプ16が配設されている。一方、該表示窓14a〜14cの上方には表示装置17が配設されている。この表示装置17は、液晶表示器,CRT表示器等の映像表示可能な表示器によって構成されており、その表示画面に様々な映像を表示することにより、遊技者に所要情報を提供するようになっている。また、前記表示窓14a〜14cの右下方には、入賞に伴って払い出される賞球数を表示する入賞払出数表示部18が配設されている。さらに、窓部4の下部中央にはカード操作部19が配設されている。該カード操作部19は、スロットマシン1の側部に装着される図示しないプリペイドカードユニットに投入されたプリペイドカードを遊技者に返却する指示に用いるカード返却ボタン20と、所定個数単位の遊技球を貸球として払い出す指示に用いる球貸ボタン21と、カードユニットに投入したプリペイドカードの残高を表示する度数表示器22とによって構成されている。
前記取込用貯留皿7の遊技操作部6には、その前壁面にスタートレバー23,左ストップボタン24a,中ストップボタン24b,右ストップボタン24c,1BETボタン25が設けられており、さらに上壁面の右側にMAXBETボタン26,球抜レバー27が設けられている。そして、これらのボタンやレバーの操作により遊技が実行される。ここで、1BETボタン25は、所定単位個数(例えば5個)の遊技球を一単位として、遊技球を最大三単位まで一単位毎に取り込ませる取込スイッチを構成するものであり、MAXBETボタン26は、一回の操作で三単位の遊技球を取り込ませる取込スイッチを構成するものであって、遊技者が各BETボタン25,26を押圧操作することにより、取込用貯留皿7内の遊技球が後述する取込装置36によって上皿パネル8の背面側へ取り込まれ、その取り込まれた遊技球数に応じて後述する主制御基板100(図6参照)で賭数が設定されて遊技可能となる。この遊技可能な状態において、スタートレバー23を押し下げると、各回転リール13a〜13cが一斉に回転始動して遊技が開始される。各ストップボタン24a〜24cは回転リール13a〜13cの停止操作に用いるものであり、該回転リール13a〜13cの回転中にこれらのボタンを押圧操作すると、その操作タイミングに基づいて主制御基板100(図6参照)が各ストップボタン24a〜24cに対応する回転リール13a〜13cを停止させる。また、球抜レバー27は、取込用貯留皿7の遊技球を下受皿9へ排出するためのものであり、該球抜レバー27を摺動操作することによって取込用貯留皿7から下受皿9へ遊技球が流下する。尚、この球抜レバー27は、遊技開始前に遊技をキャンセルして、上皿パネル8の背面側へ取り込まれた遊技球を返却するキャンセルボタンを兼ねており、遊技者が該球抜レバー27を摺動操作すると、取り込まれた遊技球が下受皿9へ放出される。また、上記スタートレバー23,ストップボタン24a〜24c,1BETボタン25,MAXBETボタン26は夫々内部にスイッチとランプを備えており、各レバー及びボタンの操作は各スイッチのON作動により主制御基板100(図6参照)に伝えられるとともに、夫々のランプの点灯によりレバーまたはボタンの有効操作が可能であることを遊技者に報知するようになっている。
前記取込用貯留皿7の内部は、図2,図3に示すように、取込用の遊技球を貯留する貯留領域28となっており、該貯留領域28内に臨むようにして上皿パネル8の左側に開口された球供給口29から遊技球が流入する。また、取込用貯留皿7には、貯留領域28に連続して遊技球を一列状に整列させる整列通路30が設けられている。該整列通路30は、図2に示すように、細長溝状に形成されており、その底部を遮蔽するようにして帯板状の底板31が配設されている。該底板31の長さは、一度に取り込む最大単位数の遊技球数(例えば15個)の列に略対応する長さに形成されている。また、該底板31は、図4(a),(b)に示すように、貯留領域28から整列通路30内に遊技球を導入する導入端側がソレノイドからなる底板駆動装置32によって昇降される一方、遊技球を送出する送出端側が支軸33によって回動可能に軸支されており、前記底板駆動装置32による導入端側の昇降駆動によって、緩勾配で下方傾斜して整列通路30内に遊技球を導入する導入位置(図4(a)参照)と、該導入位置よりも急勾配で下方傾斜して後述する取込装置36側に遊技球を送出する送出位置(図4(b)参照)とに傾動変換されるようになっている。また、底板駆動装置32の近傍部には、底板31の下面に当接して該底板31の導入位置を保持する支持杆47aが配設されている。そして、主制御基板100(図6参照)の制御によって、底板駆動装置32を取込装置36の取込作動開始と略同期して作動させて、前記底板31の導入端側を上昇させることにより、該底板31を導入位置から送出位置へ傾動変換するように設けられている。
前記貯留領域28の底面は、整列通路30の導入端側に向けて緩やかに下方傾斜しており、貯留領域28内の遊技球を整列通路30へ順次流入させ得るようになっている。また、整列通路30の送出端に臨むようにして投入口34が上皿パネル8に開口されており、該投入口34に連続して上皿パネル8の背面に形成された球流下通路35に取込装置36が配設されている。
該取込装置36は、図5(a),(b)に示すように、球流下通路35の一部と、自己保持型ソレノイドからなる駆動制御装置37と、該駆動制御装置37により進退駆動される可動遮断片からなる作動体38と、取込球検知センサ39とをケース体40内に一体的に組み付けてユニット化したものであって、球流下通路35の一部は、取込装置36内で、前記底板31の導入位置と同様に緩勾配で下方傾斜する待機通路35aと、該待機通路35aに連続する略垂直な取込通路35bとが連成されており、この緩勾配の待機通路35aから略垂直な取込通路35bに変換されるコーナー部分に、遊技球の流下を許容する退避位置と、遊技球の流下を遮断する進出位置とに変換される作動体38が配設されている。該作動体38は、支軸41によって回動可能に枢支されており、図5(a)に示すように、その上端に形成された遮断端42を球流下通路35内に差し入れた状態で遊技球を停留し得るようになっている。
また、前記駆動制御装置37が具備するプランジャ43の先端部には、ソレノイドヘッド44が止着されており、該ソレノイドヘッド44は、支軸45により回動可能に枢支されたリンク部材46を介して前記作動体38の下端に連繋されている。そして、図5(a)に示すように、駆動制御装置37のプランジャ43が進出位置に変換されると、ソレノイドヘッド44及びリンク部材46を介して作動体38が反時計回りに回動して、遮断端42が球流下通路35内に進出する進出位置に変換されるとともに、作動体38は、自己保持型ソレノイドからなる駆動制御装置37の自己保持作用によって、その進出状態を維持するようになっている。また、この状態からプランジャ43が後退位置に変換されると、図5(b)に示すように、ソレノイドヘッド44及びリンク部材46を介して作動体38が時計回りに回動して、遮断端42が球流下通路35内から待避する退避位置に変換されるとともに、作動体38は、駆動制御装置37の自己保持作用によって、その退避状態を維持するようになっている。
前記作動体38は、遊技球の非取込時には遮断端42が球流下通路35内に進出する進出位置(図5(a)参照)に変換されている。そして、遊技者が1BETボタン25またはMAXBETボタン26を押圧操作すると、該1BETボタン25またはMAXBETボタン26から送出される信号に基づいて、主制御基板100(図6参照)が駆動制御装置37を作動させて作動体38を退避位置に変換し、遊技球の取り込みが開始される。また、この取込装置36による遊技球の取込作動開始と略同期して、上述したように、前記底板31が送出位置(図4(b)参照)へ傾動変換される。
また、前記待機通路35aに連続する略垂直な取込通路35bには、作動体38により保持される遊技球の直下位置に取込球検知センサ39が配設されている。該取込球検知センサ39はフォトセンサからなり、作動体38が退避位置に変換されることにより取込通路35bを流下する遊技球を一球ずつ検知してその検出信号を主制御基板100(図6参照)に送出する。主制御基板100は、その検出信号数を計数し、遊技者が押圧操作した1BETボタン25またはMAXBETボタン26に対応する取込単位球数に達すると、駆動制御装置37を作動させて作動体38を進出位置に変換する。これにより、遊技球の流下が遮断され、その取り込みが終了する。また、この取込装置36による遊技球の取込作動終了と略同期して、前記底板31が導入位置(図4(a)参照)へ傾動変換される。
図6は、上記スロットマシン1の遊技作動を制御する制御回路を示すブロック図である。
この制御回路は、スロットマシン1の各種の遊技処理を実行するための基板回路が設けられた主制御基板100を備えている。この主制御基板100の基板回路には、マイクロコンピュータを構成し、遊技作動に関する統括的な制御を処理実行する主制御用中央制御装置CPUが配設されている。本発明にかかる遊技制御手段は、この主制御基板100によって構成されている。
この制御回路は、スロットマシン1の各種の遊技処理を実行するための基板回路が設けられた主制御基板100を備えている。この主制御基板100の基板回路には、マイクロコンピュータを構成し、遊技作動に関する統括的な制御を処理実行する主制御用中央制御装置CPUが配設されている。本発明にかかる遊技制御手段は、この主制御基板100によって構成されている。
前記主制御用中央制御装置CPUには、アドレスを指定する情報を一方的に伝えるアドレスバス(図示省略)を介して記憶装置ROMが接続されており、また、データのやり取りを行うデータバス(図示省略)を介して記憶装置RAMが接続されている。ここで、前記記憶装置ROMには、演算処理に用いる動作プログラムや各種乱数テーブル等のデータが格納されている。一方、記憶装置RAMには、記憶エリア,ソフトタイマを構成するレジスタ領域,ワークエリア等が設けられている。
また、主制御基板100の基板回路には、周辺機器とデータ通信を行う入力ポート及び出力ポート(図示省略)が設けられており、この出力ポートを介して主制御基板100からの制御信号が、払出制御基板101,表示制御基板102,ランプ制御基板103,情報端子基板105の各入力ポートに向けて出力されるようになっている。また、主制御基板100の入力ポートには、上述したスタートレバー23,1BETボタン25,MAXBETボタン26,ストップボタン24a〜24c,取込球検知センサ39,キャンセルボタンの各スイッチまたはセンサが接続されており、主制御基板100は所定時間毎(例えば2ms毎)にこれらのスイッチまたはセンサのON作動状態を調べ、そのON作動に応じて遊技状態を制御する。また、主制御基板100の出力ポートには、底板駆動装置32,駆動制御装置37が接続されている。
上記払出制御基板101には、遊技球の払出作動の制御を行うための基板回路が設けられる。この基板回路は払出装置と接続されており、主制御基板100から送出されるコマンドに従い払出装置を作動させて、貸球や賞球の払い出しを実行する。また、払出制御基板101は、貸球数を記憶したプリペイドカードの読込みや書込みを行う付属装置であるカードユニットと、このプリペイドカードのデータ処理を中継するCR接続基板104を介して接続され、遊技球の残球データ等をやり取りする。さらに、払出制御基板101には、球タンク内の球切れを検出するための球切れスイッチや、下受皿9が遊技球で満杯になったことを検知するための満タンスイッチが接続されている。
上記表示制御基板102は、回転リール13a〜13cの停止制御を行うための基板回路が設けられる。この基板回路には、各回転リール13a〜13cを回転駆動する各リール駆動モータ15と、回転リール13a〜13cの回転角度を検出する基準位置センサとが接続され、主制御基板100から送出されるコマンドに従って各リール駆動モータ15を作動させ、各回転リール13a〜13cを回転させるとともに、所定回転角度で停止させる。また、表示制御基板102の基板回路には、遊技盤に設けられた表示装置17と入賞払出数表示部18とが接続され、さらに、効果音や音声の出力制御を行う音声制御基板106を介してスピーカーが接続されている。
上記ランプ制御基板103には、入賞ラインランプ16,スタートレバー23のスタートランプや1BETボタン25,MAXBETボタン26,ストップボタン24a〜24cに内蔵された各ボタンランプが接続されており、主制御基板100から送出されるコマンドに従い各ランプを点灯制御して、入賞ラインやボタン操作が有効となったことを遊技者に報知する。さらに、ランプ制御基板103には装飾ランプが接続されており、主制御基板100から送出されるコマンドに従って遊技状態に応じて所定態様で装飾ランプが点灯,点滅される。
また、上記情報端子基板105は、遊技島に設備される集中管理装置と接続するためのものであり、主制御基板100や払出制御基板101から送られた賞球数や大当り回数等の情報が、この情報端子基板105を介して集中管理装置へ送信される。
次に、前記主制御基板100(遊技制御手段)による遊技球の取込時における制御態様について説明する。
取込装置36の非取込作動時、即ち、遊技球の非取込時には、図4(a)に示すように、整列通路30の底板31が緩勾配で下方傾斜した導入位置に傾動変換されており、貯留領域28から遊技球が整列通路30内に一列状に導入される。この整列通路30内の遊技球は送出端側に開口されている投入口34から背面側の球流下通路35に入り、その先頭の遊技球が、進出位置に変換された取込装置36の作動体38により停留されて流下が遮断されている(図5(a)参照)。ここで、貯留領域28に多数の遊技球が貯留されている場合にあっても、底板31が、緩勾配で下方傾斜する導入位置に傾動変換されていることにより、作動体38にかかる遊技球の圧力を小さなものとすることができる。この状態において、遊技者が1BETボタン25またはMAXBETボタン26を押圧操作すると、該1BETボタン25またはMAXBETボタン26から送出される信号に基づいて、主制御基板100が駆動制御装置37を作動させて作動体38を退避位置に変換し(図5(b)参照)、遊技球の取り込みが開始される。この時、作動体38にかかる遊技球の圧力が小さいため、該作動体38の退避駆動を円滑に行わせることができる。
取込装置36の非取込作動時、即ち、遊技球の非取込時には、図4(a)に示すように、整列通路30の底板31が緩勾配で下方傾斜した導入位置に傾動変換されており、貯留領域28から遊技球が整列通路30内に一列状に導入される。この整列通路30内の遊技球は送出端側に開口されている投入口34から背面側の球流下通路35に入り、その先頭の遊技球が、進出位置に変換された取込装置36の作動体38により停留されて流下が遮断されている(図5(a)参照)。ここで、貯留領域28に多数の遊技球が貯留されている場合にあっても、底板31が、緩勾配で下方傾斜する導入位置に傾動変換されていることにより、作動体38にかかる遊技球の圧力を小さなものとすることができる。この状態において、遊技者が1BETボタン25またはMAXBETボタン26を押圧操作すると、該1BETボタン25またはMAXBETボタン26から送出される信号に基づいて、主制御基板100が駆動制御装置37を作動させて作動体38を退避位置に変換し(図5(b)参照)、遊技球の取り込みが開始される。この時、作動体38にかかる遊技球の圧力が小さいため、該作動体38の退避駆動を円滑に行わせることができる。
また、主制御基板100は、この取込装置36による遊技球の取込作動開始と略同期して底板駆動装置32を作動させて、図4(b)に示すように、前記底板31の導入端側を上昇させ、該底板31を導入位置よりも急勾配で下方傾斜する送出位置へ傾動変換する。これにより、その急勾配の下方傾斜を介して遊技球の流速が速められて、取込装置36による遊技球の取り込みを迅速に行わせることができる。
そして、取込装置36の取込球検知センサ39から送出される検出信号数が所定の取込単位球数に達すると、主制御基板100は、駆動制御装置37を作動させて作動体38を進出位置に変換し(図5(a)参照)、遊技球の流下を遮断して、その取り込みを終了させる。また、主制御基板100は、この取込装置36による遊技球の取込作動終了と略同期して底板駆動装置32を作動させて、図4(a)に示すように、前記底板31の導入端側を降下させ、該底板31を再び導入位置へ傾動変換する。
かかる構成にあって、取込装置36の非取込作動時には、底板31が、緩勾配で下方傾斜する導入位置に傾動変換されていることにより、整列通路30から取込装置36に流下する遊技球の流圧が小さくなる。これにより、取込装置36の作動体38にかかる遊技球の圧力が小さくなり、取込装置36の取込作動時における作動体38の退避駆動を円滑に行わせることができる。また、取込装置36の取込作動開始と略同期して底板駆動装置32が作動され、底板31が急勾配で下方傾斜する送出位置に傾動変換されることにより、その急勾配の下方傾斜を介して遊技球の流速が速められて、該遊技球を迅速に取り込むことができる。
また、底板31の送出端側が回動可能に軸支され、該底板31の導入端側が底板駆動装置32により昇降するように設けられているので、該底板駆動装置32によって底板31の導入端側を上昇させることにより、該底板31を急勾配で下方傾斜する送出位置に傾動変換することができる。また、このように、底板31の導入端側が上昇することにより、図4(b)に示すように、底板31の導入端によって貯留領域28の遊技球が停留され、底板31上の遊技球だけが流下するので、一回毎の遊技球の取り込みを目視で容易に確認することができる。
次に、本発明にかかるスロットマシンの第二実施例を、図7,図8に基づいて説明する。この実施例は、請求項3にかかる発明の一実施例を示すものである。
この第二実施例では、底板31の送出端側がソレノイドからなる底板駆動装置32によって昇降される一方、該底板31の導入端側が支軸33によって回動可能に軸支されており、前記底板駆動装置32による送出端側の昇降駆動によって、底板31が、緩勾配で下方傾斜して整列通路30内に遊技球を導入する導入位置(図8(a)参照)と、該導入位置よりも急勾配で下方傾斜して取込装置36側に遊技球を送出する送出位置(図8(b)参照)とに傾動変換されるようになっている。また、底板駆動装置32の近傍部には、底板31の下面に当接して該底板31の送出位置を保持する支持杆47bが配設されている。
その他の構成は第一実施例と同じであり、同じ構成部分に第一実施例と同じ符号を付して重複する説明を省略する。
かかる構成にあって、底板31の導入端側が回動可能に軸支され、該底板31の送出端側が底板駆動装置32により昇降するように設けられているので、該底板駆動装置32によって底板31の送出端側を降下させることにより、該底板31を急勾配で下方傾斜する送出位置に傾動変換することができる。
尚、上述した第一実施例では、整列通路30から送られた遊技球を直接停留する進退可能な作動体38を備えた取込装置36を用いた場合について説明したが、この取込装置としては、進退可能な作動体38が回転体を介して遊技球を停留するように構成されたものであってもよい。
1 スロットマシン
7 取込用貯留皿
28 貯留領域
30 整列通路
31 底板
32 底板駆動装置(駆動装置)
36 取込装置
100 主制御基板(遊技制御手段)
7 取込用貯留皿
28 貯留領域
30 整列通路
31 底板
32 底板駆動装置(駆動装置)
36 取込装置
100 主制御基板(遊技制御手段)
Claims (3)
- 取込用の遊技球を貯留する貯留領域と、該貯留領域に連続して遊技球を一列状に整列させる整列通路を備えた取込用貯留皿と、該取込用貯留皿の整列通路から流下する遊技球を取り込む取込装置と、遊技作動を制御する遊技制御手段とを備えたスロットマシンにおいて、
前記整列通路の底部に配設されて、緩勾配で下方傾斜して整列通路内に遊技球を導入する導入位置と、該導入位置よりも急勾配で下方傾斜して取込装置側に遊技球を送出する送出位置とに傾動変換される底板と、
該底板を傾動変換する駆動装置とを備え、
遊技制御手段が、取込装置の取込作動開始と略同期して駆動装置を作動させて、前記底板を送出位置に傾動変換する制御内容を備えていることを特徴とするスロットマシン。 - 底板の送出端側が回動可能に軸支され、底板の導入端側が駆動装置により昇降するように設けられていることを特徴とする請求項1記載のスロットマシン。
- 底板の導入端側が回動可能に軸支され、底板の送出端側が駆動装置により昇降するように設けられていることを特徴とする請求項1記載のスロットマシン。
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JP2005210008A JP2007021004A (ja) | 2005-07-20 | 2005-07-20 | スロットマシン |
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JP2018068579A (ja) * | 2016-10-27 | 2018-05-10 | 株式会社北電子 | 遊技機 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH09723A (ja) * | 1995-06-16 | 1997-01-07 | Sophia Co Ltd | カード式弾球遊技機 |
JP2004337535A (ja) * | 2003-05-19 | 2004-12-02 | Adachi Light Co Ltd | パチンコ球受皿 |
JP2006280448A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Maruhon Ind Co Ltd | スロットマシン |
-
2005
- 2005-07-20 JP JP2005210008A patent/JP2007021004A/ja active Pending
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