JP2007000364A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 パチンコ遊技機等の遊技機において、補給装置から補給された遊技球の個数を把握できるようにしてパチンコホール内における遊技球数の管理負担を軽減する。
【解決手段】 パチンコ遊技機1は、払出される遊技球を貯留する球タンクおよび球タンク下通路部と、貯留されている遊技球を払出す払出装置55を有する。パチンコ遊技機1は払出装置55によって払い出される遊技球を検出する払出球検出手段と、球タンクおよび球タンク下通路部に受け入れられた遊技球を検出する補給球検出スイッチ53aとを有する。そして、パチンコ遊技機は払出球検出手段の検出結果に基づいて、払い出された遊技球の個数を特定可能な払出情報を出力し、補給球検出スイッチ53aの検出結果に基づいて、球タンク等に受け入れられた遊技球の個数を特定可能な受入情報を出力する。
【選択図】 図13

Description

本発明は、球抜きされた遊技球数を把握するための機能を備えたパチンコ遊技機などの遊技機に関する。
従来から、遊技球を使用するパチンコ遊技機等の遊技機が知られている。パチンコ遊技機等の遊技機は、パチンコホールにおいて複数台が並べられて遊技島を構成しており、その遊技島上部に備えられた補給装置からそれぞれに遊技球が補給されてこれを貯留し、入賞があったときに貯留されている遊技球を払出装置によって払出すことで賞球の払い出しを行っている。
また、パチンコ遊技機等の遊技機は、メンテナンスや台入れ替え等を行う場合には球抜き装置によって遊技球を外部に排出する遊技球の抜き取り(球抜き)が行われる。
ここで、従来のパチンコ遊技機に関して、例えば特許文献1には、パチンコ遊技機における実際の入賞に対して、払い出された賞球数および発射された遊技球数を計数することができるパチンコ遊技機およびパチンコ遊技機の管理装置が開示されている。
特開2002−28347号公報
上述したパチンコ遊技機およびパチンコ遊技機の管理装置では、賞球数および発射された遊技球数を計数することができるので、遊技者が獲得した遊技球数と発射した遊技球数を把握することは可能である。しかし、従来のパチンコ遊技機およびパチンコ遊技機の管理装置では、補給装置から補給された遊技球の個数を把握することができなかったため、そのパチンコ遊技機において、どのくらいの遊技球が補給されたのかについて、正確に把握することができなかった。こうしたことから、従来、パチンコホールでは、遊技島に配置されている各パチンコ遊技機について、補給される遊技球数を管理することが必要とされ、パチンコホール内における遊技球数の管理が煩雑で負担を要するといった問題があった。
そこで、本発明は上記課題を解決するためになされたもので、パチンコ遊技機などの遊技機において、補給装置から補給された遊技球の個数を把握できるようにしてパチンコホール内における遊技球数の管理負担を軽減することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、払出される遊技球を貯留する貯留手段と、その貯留手段に貯留されている遊技球を所定の払出条件が成立したときに払い出す払出手段とを備えた遊技機であって、払出手段によって払い出される遊技球を検出する払出球検出手段と、貯留手段に受け入れられた遊技球を検出する受入球検出手段と、払出球検出手段の検出結果に基づいて、払出手段によって払い出された遊技球の個数を特定可能な払出情報を出力する払出情報出力手段と、受入球検出手段の検出結果に基づいて、貯留手段に受け入れられた遊技球の個数を特定可能な受入情報を出力する受入情報出力手段とを有する遊技機を特徴とする。
この遊技機によれば、受入情報出力手段によって出力される受入情報と、払出情報出力手段から出力される払出情報によって、受け入れられた遊技球数と払い出された遊技球数を双方とも特定できるようになるから、遊技機における受入球数と払出球数を正確に管理でき、ホールにおける遊技球数の管理負担が軽減されて利便性が向上する。
また、上記遊技機は、受入球検出手段によって検出された遊技球を計数する受入球計数手段と、払出検出手段によって検出される遊技球を計数する払出球計数手段と、受入球計数手段によって計数された遊技球数を報知する受入球数報知手段と、払出球計数手段によって計数された遊技球数を報知する払出球数報知手段とを更に有することが好ましい。
この遊技機では、受入球計数手段により計数された遊技球数と、払出球計数手段により計数された遊技球数が報知されるので、これらの遊技球数を遊技機において特定することができる。そのため、ホールコンピュータによって確認しなくても、これらの遊技球数を遊技機で確認することができ、利便性が高まる。
さらに、上記遊技機は、貯留手段に貯留されている遊技球を外部に排出する球抜き手段と、その球抜き手段によって外部に排出される遊技球を検出する排出球検出手段と、その排出球検出手段の検出結果に基づいて、球抜き手段によって外部に排出された遊技球の個数を特定可能な排出情報を出力する排出情報出力手段とを更に有することが好ましい。
この遊技機によれば、排出情報出力手段によって出力される排出情報によって、球抜き手段により外部に排出された遊技球数を特定できるようになるから、遊技球数をより正確に管理することができる。
そして、上記各遊技機は、排出球検出手段によって検出された遊技球を計数する排出球計数手段と、その排出球計数手段によって計数された遊技球数を報知する排出球数報知手段とを更に有することが好ましい。
この遊技機では、排出球計数手段により計数された遊技球数が報知されるので、球抜きされた遊技球数を遊技機において特定することができる。そのため、ホールコンピュータによって確認しなくても、球抜きされた遊技球数を遊技機で確認することができ、利便性が高まる。
本発明によれば、パチンコ遊技機などの遊技機において、補給装置から補給された遊技球の個数を把握できるようになり、パチンコホール内における遊技球数の管理負担を軽減することができる。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、図面の説明において、同一または相当要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。図1は本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機を正面側から示す斜視図、図2は図1に示すパチンコ遊技機の分解斜視図である。
(遊技機の構成)
図1に示すパチンコ遊技機1は、遊技場(ホール)の所定の設置枠に収容される外枠2を備えている。外枠2の正面側には、外枠2に対して回動可能なベースドア(内枠)3が配設されている。また、パチンコ遊技機1は、図2に示すように、ベースドア3内に遊技盤4が組み込まれ、遊技盤4の正面を覆い、中央の略全域にガラス板5aを備えたフロント扉5が設けられている。さらに、パチンコ遊技機1は、挿入されるプリペイドカード等の残高に応じた遊技球を貸し出すためのカードユニット7が併設されている。
フロント扉5の下部には、カードユニット7のカード返却操作や遊技球の貸し出し(球貸し)操作等を行うための球貸し操作関連ボタン28aを有する球貸し操作パネル28が設けられている。また、この球貸し操作パネル28には、演出内容の決定、選択といった所定の操作を行う決定ボタン20aおよび選択ボタン20b,20cが設けられている。
また、フロント扉5の下側には、ベースドア3に対して開閉可能な皿パネル6が設置されている。この皿パネル6の正面側には、カードユニット7により球貸しされる遊技球(以下「貸し球」という)、または後述する各入賞口への遊技球の入賞によって球出口6dから払い出される遊技球(賞球)を受け止める上皿6aと、この上皿6aが満杯になった時に球出口6dの内方で溢れた遊技球を受け止める下皿6bとが配置されている。また、この下皿6bの右側には、遊技球を発射するための発射ハンドル6cが設けられている。
遊技盤4は、透光性を有する透光性基板15からなり、遊技球が流下する遊技領域4aが形成されている。この遊技領域4aには、遊技球の流下方向を変更させる図示しない多数の遊技釘のほか、遊技球を案内するガイドレール8と、始動入賞口9、普通図柄作動ゲート10、10、大入賞口11、一般入賞口12a,12bおよびアウト口13が設けられている。
始動入賞口9は、具備されている始動領域の遊技球通過を条件として、大当り判定用乱数値が抽出される入賞口であり、遊技球が入賞すると、所定数の遊技球が賞球として払い出されるトリガの入賞口である。普通図柄作動ゲート10、10は、遊技球通過を条件として普通図柄当り判定用乱数値を抽出するトリガの通過ゲートとなっている。大入賞口11は、遊技状態が大当りになったときに所定条件下で開閉し、図示しないシャッタに遊技球が入賞したときに所定数の遊技球(例えば15個)が賞球として払い出されるトリガの入賞口となっている。一般入賞口12a,12bは、遊技球が入賞すると、所定数の遊技球(例えば10個)が賞球として払い出されるトリガの入賞口となっている。アウト口13は、始動入賞口9、大入賞口11、一般入賞口12a,12bなどの何れにも入球しなかった遊技球を受け入れる。
さらに、パチンコ遊技機1は、遊技盤4の背面側に各種の画像を表示する表示領域16aを備えた液晶表示装置16が配置され、その表示領域16aに表示された画像が透光性基板15を通して、正面側から視認できるようになっている。また、パチンコ遊技機1は、スピーカ18L,18Rと、装飾ランプ19L,19Rを有している。
次に、図3はパチンコ遊技機1の背面図、図4は外部端子板101のコネクタ配置を示す正面図、図5はパチンコ遊技機1を貯留されている遊技球とともに示す背面図である。
パチンコ遊技機1は、背面側に主制御回路30を備える主制御基板21と、副制御回路40を備える副制御基板22とを有し、遊技球の払出・発射を制御する払出・発射制御回路80を備える払出・発射制御基板23、電源を供給する電源供給ユニット24、電源スイッチ25、バックアップクリアスイッチ26および外部端子板101がそれぞれ配置されている。
また、パチンコ遊技機1は、図3、図5に示すように、払い出される遊技球を貯留する本発明の貯留手段としての球タンク52および球タンク下通路部53を有している。球タンク52は、図示しない補給装置から補給される遊技球を受け入れて貯留する。球タンク下通路部53は、球タンク52の底部に接続され、補給球検出スイッチ53aを備えている。補給球検出スイッチ53aはフォトセンサ等からなり、球タンク52に受け入れられた遊技球を検出し、その検出信号を払出・発射制御回路80に入力する受入球検出手段としての機能を有している。
さらに、パチンコ遊技機1は遊技球を球タンク下通路部53から後述する払出装置55に導く球通路54と、払出装置55、計数スイッチ58および球抜き装置60を有し、その他に球抜き検出スイッチ66、スイッチ作動部材67、払出通路68および球抜き通路69を有している。
払出装置55は球タンク52および球タンク下通路部53に貯留されている遊技球のうち、所定数の遊技球を主制御回路30、カードユニット7のそれぞれから出力される賞球払出要求、球貸し要求に応じて払い出す本発明の払出手段であって、図6(a),(b)、より詳しくは図7,8,9に示すように、球区切り機構部56とスプロケット57を有している。
球区切り機構部56はスプロケット57の回転開始および停止を制御するための球区切りソレノイド56aと、フラッパ(可動弁)56bとを有している。フラッパ56bは、通常は図示しないばねで付勢されてスプロケット57に当接し、スプロケット57の図に示すα方向の回転を規制する一方、球区切りソレノイド56aにより引き付けられると回転の規制を解除する。スプロケット57は、図12に示すように、回転方向に配置された複数の羽根を有し、各羽根の内側が球受け部57aとなっている。
計数スイッチ58は、払出装置55により払出される遊技球を検出する払出球検出手段であって、払出状態(賞球払出状態、球貸し状態、球抜き状態)に関わらず払出装置55により払出される(スプロケット57により送り出された)すべての遊技球を通過するときに検出し、その検出信号を払出・発射制御回路80に入力する。また、球抜き状態では、計数スイッチ58の検出する遊技球が球抜きされる遊技球になるため、計数スイッチ58は球抜き検出スイッチ66とともに排出球検出手段を構成している。
球抜き装置60は球タンク52および球タンク下通路部53に貯留されている遊技球を外部に排出する本発明の球抜き手段であって、図7、8に示すように、球抜き操作レバー61、スイングアーム62(切替弁)および3つのアクチュエータ63,64,65を有している。
球抜き操作レバー61は、スイングアーム62の上端部が接続され、左右方向にスライド自在になっている。スイングアーム62は、球抜き操作レバー61の操作にしたがい所定角度範囲で動いて球抜き操作レバー61よりも下側の遊技球の通路を払出通路68または球抜き通路69に切り替える。
アクチュエータ63は、図10に示すように、球抜き操作レバー61に接続される基部63aと、基部63aから上側に伸びるアーム部63bとを有し、球抜き操作レバー61の左右の動きに連動して上下に移動するようになっている。アクチュエータ64は、アクチュエータ63のアーム部63bの上側に配置され、図11に示すように、軸止される凸部64aと、回動部64bとを有している。アクチュエータ65は、アクチュエータ64からフラッパ56bにつながる長さを有し、その一端部がアクチュエータ64の回動部64bに接触し、他端部がフラッパ56bに接触した状態で設置されている。
球抜き検出スイッチ66は、スイングアーム62のロック状態(この状態が賞球払出状態および球貸し状態であり、図7に示されている)が解除され、パチンコ遊技機1が球抜き状態(この状態が図8に示されている)になっている(このとき、球抜き検出スイッチ66が“ON”になる)ことを検出し、その検出信号を払出・発射制御回路80に入力する。スイッチ作動部材67は球抜き操作レバー61に連動して上下に動き、図8に示すように球抜き操作レバー61が球抜き位置になったときに球抜き検出スイッチ66を作動させてON状態にする。払出通路68は払出装置55によって払出される遊技球のうちの賞球または貸し球を皿パネル6の上皿6aに導く通路である。球抜き通路69は、払出装置55によって払出される遊技球のうちの球抜きされる遊技球をパチンコ遊技機1の外部に導く通路である。
外部端子板101は主制御回路30と払出・発射制御回路80に接続され、図4に示すように、パチンコ遊技機1の外部(ホールコンピュータ110)に信号を出力するためのCN1〜CN10までの10個のコネクタを有している。CN1〜CN10までの各コネクタから、それぞれ主制御回路30または払出・発射制御回路80から出力される賞球信号、球貸し信号、球切れ(補給指令用)信号、大当り1(大当り中)信号、大当り2(大当りまたは確変中)信号、確率変動(確変)中信号、始動口(始動入賞時パルス)信号、図柄確定(特別図柄の確変停止時におけるパルス)信号、球抜き信号および補給信号がホールコンピュータ110に出力される。
図13は、パチンコ遊技機1の内部の構成を中心に示すブロック構成図である。パチンコ遊技機1は、上述した主制御回路30、副制御回路40、払出・発射制御回路80、電源供給ユニット24を中心に複数の構成要素を有している。
電源供給ユニット24は、主制御回路30、副制御回路40および払出・発射制御回路80にそれぞれ接続され、その各々へ電力を供給する。
主制御回路30は、メインCPU(Central Processing Unit)31、メインROM(Read Only Memory)32およびメインRAM(Random Access Memory)33を有し、他に初期リセット回路34とコマンド出力ポート35を有している。
メインCPU31は、後述するカウントスイッチ11CSなどから遊技球の検出信号を入力する一方、メインROM32に記憶されている制御プログラムにしたがい作動して、大当り抽選や、賞球払出といったパチンコ遊技機1全体の動作制御を司り、コマンド出力ポート35を介して副制御回路40および払出・発射制御回路80に各種のコマンドを送信する。
メインROM32には、メインCPU31が実行する制御プログラムと、恒久的なデータが記憶されている。メインRAM33はメインCPU31が作動する際に用いるデータやプログラムが一時的に記憶されている。初期リセット回路34は、リセット信号をメインCPU31に出力する。このリセット信号により、メインCPU31は制御プログラムの先頭から処理を実行する。
また、主制御回路30はカウントスイッチ11CS、一般入賞口スイッチ12S、作動ゲートスイッチ10Sおよび始動入賞口スイッチ9Sが接続されている。カウントスイッチ11CS、一般入賞口スイッチ12S、作動ゲートスイッチ10Sおよび始動入賞口スイッチ9Sは大入賞口11に入賞した遊技球の検出信号、一般入賞口12a,12bに入賞した遊技球の検出信号、普通図柄作動ゲート10を通過した遊技球の検出信号および始動入賞口9に入賞した遊技球の検出信号をそれぞれ主制御回路30に入力する。
始動口ソレノイド9Lは始動入賞口9に設けられた一対の羽根9a,9aを開閉させ、大入賞口ソレノイド11Lは大入賞口11のシャッタを開閉させる。バックアップクリアスイッチ26は、電断時等におけるバックアップデータを操作者の操作に応じてクリアする。
副制御回路40は、主制御回路30からコマンドを入力し、その入力したコマンドにしたがい、液晶表示装置16を用いた装飾図柄の可変表示、スピーカ18L、18Rを用いた音声出力による演出、装飾ランプ19L、19Rを用いた点滅表示による演出に必要な制御を行う。副制御回路40は、サブCPU41を中心に構成され、サブROM42と、サブRAM43およびコマンド入力ポート48を有し、画像制御回路49と、音声制御回路50およびランプ制御回路51を有している。
サブCPU41は、主制御回路30から入力したコマンドにしたがいサブROM42に記憶されているプログラムに沿った処理を実行し、画像制御回路49、音声制御回路50およびランプ制御回路51を作動させる一方、選択ボタン20b,20c、決定ボタン20aからの信号にしたがい処理を実行する。サブROM42にはサブCPU41が実行するプログラムと恒久的なデータが記憶されている。また、サブRAM43はサブCPU41が作動する際に用いるデータやプログラムが記憶されている。
そして、画像制御回路49は、液晶表示装置16における画像表示を制御し、音声制御回路50は、スピーカ18L、18Rからの音声出力を制御する。ランプ制御回路51は、装飾ランプ19L、19Rにおける点灯、消灯、点滅を制御する。
払出・発射制御回路80は、主制御回路30からコマンドを入力し、その入力するコマンドと、計数スイッチ58、球抜き検出スイッチ66および補給球検出スイッチ53aからの検出信号にしたがい払出装置55を作動させて賞球および貸し球の払出しを制御する一方、接続されている5つの補給球数表示LED90、払出済賞球数表示LED91、払出済球貸し数表示LED92、球抜き数表示LED93、総排出数表示LED94を点灯させる。また、払出・発射制御回路80は、発射ハンドル6cが操作されたときに発射装置85を作動させて遊技球を遊技盤4上の遊技領域4aに向けて発射させる。
この払出・発射制御回路80は、払出・発射制御CPU81を中心に構成され、払出・発射制御ROM82と、払出・発射制御RAM83およびコマンド入力ポート88を有し、計数スイッチ58、球抜き検出スイッチ66および補給球検出スイッチ53aが接続されている。
払出・発射制御CPU81は、払出・発射制御ROM82に記憶されているプログラムに沿った処理を実行し、払出装置55、発射装置85を作動させる。また、払出・発射制御CPU81は、排出球計数手段、払出球計数手段、受入球計数手段として作動して、球抜きされた遊技球の個数、払出装置55によって払い出された遊技球の個数、球タンク52に補給された遊技球の個数を計数する。さらに、払出・発射制御CPU81は、補給球数表示LED90、払出済賞球数表示LED91、払出済球貸し数表示LED92、球抜き数表示LED93、総排出数表示LED94をそれぞれ点灯させて各種の遊技球数を報知させる。払出・発射制御ROM82には払出・発射制御CPU81が実行するプログラムと恒久的なデータが記憶されている。また、払出・発射制御RAM83は払出・発射制御CPU81が作動する際に用いるデータやプログラムが一時的に記憶されている。
そして、補給球数表示LED90は球タンク52および球タンク下通路部53に補給されて、補給球検出スイッチ53aによって検出された遊技球数を裏面から視認可能に表示して報知する受入球数報知手段としての機能を有している。払出済賞球数表示LED91は払出装置55により賞球として払出された遊技球数を裏面から視認可能に表示して報知する。払出済球貸し数表示LED92は払出装置55により払出された貸し球の個数を裏面から視認可能に表示する。これら払出済賞球数表示LED91と払出済球貸し数表示LED92とが本発明における払出球数報知手段としての機能を有している。球抜き数表示LED93は払出装置55により払出された遊技球のうち、球抜きされた遊技球数を裏面から視認可能に表示して報知する排出球数報知手段としての機能を有している。総排出数表示LED94は、計数スイッチ58により計数されたすべての遊技球数を裏面から視認可能に表示する。
(パチンコ遊技機の動作内容)
次に、パチンコ遊技機1の動作内容について説明する。まず、球タンク52および球タンク下通路部53に貯留されている遊技球の払出しまたは球抜きに関するパチンコ遊技機1の動作内容について説明する。
パチンコ遊技機1は、遊技中では、図7に示すように、球抜き操作レバー61が払出装置55の右端に寄せられてスイングアーム62のロック状態が保持され、また、スイッチ作動部材67により、球抜き検出スイッチ66がOFF状態となる。このとき、アクチュエータ63のアーム部63bがアクチュエータ64から離れているため、アクチュエータ65がフラッパ56bを左側に押し出すことなく配置される。そのため、フラッパ56bがスプロケット57の球受け部57aに当接し、スプロケット57の回転動作を規制している。
そして、賞球または貸し球の払出しを行うときには、球区切り機構部56において、後述するソレノイド駆動データによって球区切りソレノイド56aが作動してフラッパ56bを引き寄せる。するとフラッパ56bがスプロケット57の球受け部57aから離れるので、スプロケット57の回転動作の規制が解除され、スプロケット57が各球受け部57aにより遊技球を1つ受け入れてその受け入れた遊技球の自重で回転し、受け入れた遊技球を下方に送り出す。こうして遊技球が払出される。また、スイングアーム62は球抜き通路69を閉鎖する右側に配置されているので、払出通路68が開放され、払出装置55を通過した遊技球は払出通路68を通って皿パネル6に導かれる。
一方、球抜きを行う場合は、球抜き操作レバー61を手動で払出装置55の左側(図8の矢印A方向)に寄せて球抜き位置に移動させる。すると、球抜き操作レバー61に連動してスイッチ作動部材67が球抜き検出スイッチ66をON状態にする。また、このとき、球抜き操作レバー61の動作に連動してアクチュエータ63のアーム部63bがアクチュエータ64に接触して押し上げ、アクチュエータ65を左側に押し出す。これにより、フラッパ56bがスプロケット57の球受け部57aから離れるため、スプロケット57の回転動作の規制が解除され、遊技球が払出装置55を通過して排出される。この場合、球抜き操作レバー61に連動してスイングアーム62が払出通路68を閉鎖する左側に配置されるので、球抜き通路69が開放され、払出装置55を通過した遊技球は球抜き通路69を通って外部に排出される。
次に、主制御回路30および払出・発射制御回路80によるパチンコ遊技機1の制御処理の手順について、図14〜図27までのフローチャートを参照して説明する。図14はパチンコ遊技機1において、電源を投入したあとに主制御回路30により繰返し実行されるメイン制御処理の動作手順を示すフローチャート(メインフローチャート)である。なお、図14〜図27では、ステップをSと略記している。
(メイン制御処理の動作手順)
図14に示すように、パチンコ遊技機1は、電源投入に伴い主制御回路30のメインCPU31がメイン制御処理を開始し、ステップ1〜4までの各ステップを順次実行して、初期設定処理、特別図柄制御処理、普通図柄制御処理および乱数更新処理を順次実行する。以後、このステップ2〜4を電源が投入されている間、順次実行する繰返ルーチンに進む。なお、このメイン制御処理には、主として、メイン制御処理で用いられる乱数を更新するため、割込許可フラグの設定を条件に後述するシステムタイマ割込み処理が定期的(例えば2msごと)に割込んで実行される。このシステムタイマ割込処理のコマンド出力処理により、図柄コマンド、変動パターンコマンド等の各種コマンドが主制御回路30から副制御回路40に出力される。
そして、ステップ2の特別図柄制御処理では、特別図柄制御状態フラグに応じたステップを実行し、遊技球が始動入賞口9へ入賞したときに抽出された大当り判定用乱数値を用いた大当り判定、判定結果に対応した特別図柄の決定、大入賞口の開閉等の特別図柄ゲームの進行に関する制御を行う。
また、ステップ3の普通図柄制御処理では、普通図柄制御状態フラグの読出し、そのフラグに応じて普通図柄の可変表示時間、停止表示された普通図柄の態様の監視、始動入賞口9の羽根9aの開閉など、普通図柄に関する制御を行う。
さらに、ステップ4の乱数更新処理では、はずれ図柄用乱数値、リーチ判定用乱数値、演出条件選択用乱数値などを所定の演算方法により更新する乱数更新処理を行う。そして、ステップ4が終了するとステップ2に戻り繰返しルーチンが繰り返し行われる。
(システムタイマ割込処理の動作手順)
主制御回路30では、上述したメイン制御処理とともに、メイン制御処理に割込むシステムタイマ割込み処理を図15に示すフローチャートに沿って実行している。以下、システムタイマ割込処理の動作手順を図15に示すフローチャートを参照して説明する。
図15に示すように、パチンコ遊技機1は、システムタイマ割込処理を開始すると、ステップ11で、メモリ内の記憶領域(レジスタ)に記憶された、メイン制御処理における実行中のプログラムを一旦退避させてステップ12に進む。ステップ12ではメインCPU31が、大当りの判定や識別図柄の変動パターンに用いる乱数の更新処理を行い、続くステップ13ではスイッチ入力検出処理を行う。
スイッチ入力検出処理は、賞球関連スイッチチェック、特別図柄関連のスイッチ入力処理、さらに続いて普通図柄関連のスイッチ入力処理が行われる。
次に、ステップ14に進み、タイマ更新処理を行う。ここで、主制御回路30と副制御回路40の同期をとるタイマなどを更新し、続くステップ15では、遊技情報データ生成処理を行い、パチンコ遊技機1からホールコンピュータ110への出力信号を生成する。続いてステップ16に進み、メインRAM33に記憶されているデータに基づき各ソレノイド、モータのON,OFFを制御するなどして出力処理を行い、続くステップ17で図柄コマンド、変動パターンコマンド等各種コマンドを副制御回路40に出力するコマンド出力を行う。また、ステップ18,19と続いて、ランプ制御処理および払出処理を順次実行する。払出処理では、賞球として払い出す遊技球の個数を示すデータを含む賞球コマンドが払出装置55に出力される。また、ステップ20では退避させたメイン制御処理のプログラムのレジスタを復帰させ、メイン制御処理を中断した(退避させた)時点から再開する。さらに、ステップ21に進んで、メインRAM33の変数、フラグ等を更新して割込許可を行うと、システムタイマ割込処理が終了する。
(払出・発射制御回路80による制御処理の動作手順)
払出・発射制御回路80では、主制御回路30から入力する賞球コマンド等のコマンドにしたがい、払出・発射制御CPU81が図16に示すメイン払出制御処理を実行する。払出・発射制御CPU81は、メイン払出制御処理を開始するとステップ31に進み、バックアップ電源からの復帰または初期化が行われたときの初期設定を行う。続くステップ32では、所定時間(1ms)を経過するまで待機して、所定時間を経過するとステップ33に進み、ステップ33〜35までの球貸し制御処理、賞球制御処理およびエラー処理を順次実行してステップ32に戻る。以後、このステップ32〜35を電源が投入されている間、順次実行する繰返ルーチンに進む。なお、このメイン払出制御処理には、図17に示す賞球コマンド受信割込処理が賞球コマンドの受信毎に割込んで実行される。この賞球コマンド受信割込処理は、ステップ41でレジスタを退避して、続くステップ42で主制御回路30から受信したコマンドをバッファに退避し、次のステップ43では、ステップ41で退避したレジスタを復帰させる。
そして、ステップ33の球貸し制御処理は、図18に示すフローチャートに沿って実行される。払出・発射制御CPU81は、球貸し制御処理を開始するとステップ51に進み、ステップ51,52,53の球貸し信号出力処理、球貸し払出処理および経路切替処理を順次実行する。
また、球貸し信号出力処理は図19に示すフローチャートに沿って実行される。払出・発射制御CPU81は、球貸し信号出力処理を開始するとステップ61に進み、25個の貸し球が払い出されるごとに1パルスの球貸し信号を出力するため、球貸し信号出力用に遊技球数を計数するための球貸し信号カウンタが“25”以上であるか否かを判定する。ここで、球貸し信号カウンタが“25”以上ならステップ62に進むが、そうでなければステップ64に進む。そして、ステップ62で球貸し信号カウンタから“25”を減算し、続くステップ63で払出・発射制御CPU81が外部端子板101のCN2から球貸し信号を外部(ホールコンピュータ110)に出力する。ここで出力される球貸し信号は、貸し球の個数を25個単位で特定可能な情報であって、後述する賞球信号とともに払出情報を構成している。この場合、払出・発射制御CPU81が払出情報出力手段として作動している。ステップ64では、払出・発射制御CPU81が貸し球として払い出された遊技球の個数を示す払出済球貸しカウンタの値を払出済球貸し数表示LED92に表示させ、貸し球として払い出された遊技球数を報知させる。ステップ64を実行すると、球貸し信号出力処理が終了する。
そして、図18に戻ってステップ52に進み、球貸し払出処理が図20に示すフローチャートに沿って実行される。球貸し払出処理が開始されると、ステップ71に進み、払出停止フラグを参照して払出停止要因の有無を判定する。払出停止フラグに払出停止要因有りを示すデータがセットされ、払出停止要因が有ると判定されたときは球貸し払出処理が終了するが、払出停止要因が無ければステップ72に進み、払出区切りカウンタが“0”でないか否かを判定する。ここで、払出区切りカウンタが“0”でなければ球貸し払出処理が終了するが、払出区切りカウンタが“0”のときはステップ73に進み、貸し球の個数を計数するための球貸しカウンタが“0”である否かを判定する。ここで、球貸しカウンタが“0”のときはステップ75に進み、球貸しカウンタが“0”でなければステップ74に進み、払出・発射制御CPU81が貸し球を25個単位に払い出すため、その払い出しの区切り用に遊技球数を計数する払出区切りカウンタに“25”をセットして球貸し払出処理が終了する。
一方、ステップ75では、払出状態が球貸し状態であるか否かをカードユニット7からの信号により判定し、球貸し状態であればステップ76に進み、ステップ76を実行して球貸し払出処理が終了するが、球貸し状態でなければステップ76を実行することなく球貸し払出処理が終了する。ステップ76では、払出・発射制御CPU81が払出状態を賞球払出状態に戻すためのデータをセットする。
次に、図18に戻り、ステップ52に続いてステップ53に進むと払出・発射制御CPU81が経路切替制御処理を行い、制御状態をカードユニット7からの信号に応じて賞球払出状態から球貸し状態に切り替える。ステップ53を終了すると球貸し制御処理が終了する。
そして、図16に戻り、ステップ34に進んで図21に示すフローチャートに沿って賞球の払い出しに関する賞球制御処理が行われる。払出・発射制御CPU81は、賞球制御処理を開始するとステップ81,82,83による賞球信号出力処理、賞球払出処理および賞球コマンド処理を順次実行する。
払出・発射制御CPU81は、図22に示すフローチャートに沿って賞球信号出力処理を実行する。払出・発射制御CPU81は、賞球信号出力処理を開始するとステップ91に進み、10個の賞球が払い出されるごとに1パルスの賞球信号を出力するため、賞球信号出力用に遊技球数を計数するための賞球信号カウンタが“10”以上であるか否かを判定する。ここで、賞球信号カウンタが“10”以上ならステップ92に進むが、そうでなければステップ94に進む。そして、ステップ92で賞球信号カウンタから“10”を減算し、続くステップ93で払出・発射制御CPU81が外部端子板101のCN1から1パルスの賞球信号を外部(ホールコンピュータ110)に出力する。ここで出力される賞球信号は、賞球として払い出される遊技球数を10個単位で特定可能な情報であって球貸し信号とともに払出情報を構成している。また、ステップ94では、払出・発射制御CPU81が賞球として払い出された遊技球の個数を示す払出済賞球カウンタの値を払出済賞球数表示LED91に表示させ、賞球として払い出された遊技球数を報知させる。ステップ94を実行すると、賞球信号出力処理が終了する。
そして、図21に戻ってステップ82に進み、賞球払出処理が図23に示すフローチャートに沿って実行される。賞球払出処理が開始されると、ステップ101に進み、払出停止フラグを参照して払出停止要因の有無を判定する。ここで、払出停止要因が有るときは賞球払出処理が終了するが、払出停止要因が無ければステップ102に進み、払出区切りカウンタが“0”でないか否かを判定する。ここで、払出区切りカウンタが“0”でなければ賞球払出処理が終了するが、払出区切りカウンタが“0”のときはステップ103に進み、賞球として払い出される遊技球の個数が所定数を越えないように管理する賞球カウンタが“0”である否かを判定する。ここで、賞球カウンタが“0”のときは賞球払出処理が終了するが、賞球カウンタが“0”でなければステップ104に進む。ステップ104に進むと、払出・発射制御CPU81は、賞球カウンタが“25”以上であるか否かを判定し、賞球カウンタが“25”以上ならステップ105に進み、そうでなければステップ106に進む。ステップ105では、払出・発射制御CPU81が賞球を25個単位に払出すため、その払い出しの区切り用に遊技球数を計数する払出区切りカウンタに“25”をセットする。ステップ106では、賞球カウンタの値を払出区切りカウンタにセットする。この場合は25個未満単位に遊技球が払出される。ステップ106を実行すると賞球払出処理が終了する。
次に、図21に戻り、ステップ82に続いてステップ83に進むと払出・発射制御CPU81が賞球コマンド処理を行い、受信した賞球コマンドを解析して、賞球として払い出す遊技球数を賞球カウンタに加算する。ステップ83を終了すると賞球制御処理が終了し、図16に戻ってステップ35に進み、エラー処理が行われる。このエラー処理では、下皿6bの満杯状態や球詰まりなどにより、払い出しができない状態が否か(払出停止要因があるか否か)を判定し、払出停止要因があるときは払出停止要因有りを示すデータを払出停止フラグにセットする。
(払出・発射制御タイマ割込処理の動作手順)
払出・発射制御回路80では、上述したメイン払出制御処理とともに、所定時間ごと(例えば1ms)にメイン払出制御処理に割込む払出・発射制御タイマ割込み処理を図24に示すフローチャートに沿って実行している。以下、払出・発射制御タイマ割込処理の動作手順を図24に示すフローチャートを参照して説明する。
図24に示すように、パチンコ遊技機1は、払出・発射制御タイマ割込処理を開始すると、ステップ111で、メモリ内の記憶領域(レジスタ)に記憶された実行中のプログラムを一旦退避させてステップ112に進む。ステップ112では払出・発射制御CPU81が補給装置からの補給によって球タンク52に受け入れられた遊技球を検出する補給球検出スイッチ検出処理を図25に示すフローチャートに沿って実行する。
払出・発射制御CPU81は、補給球検出スイッチ検出処理を開始するとステップ131に進み、補給球検出スイッチ53aからの検出信号の有無により、補給球検出スイッチ53aによる遊技球の検出があったか否かを判定し、遊技球の検出があればステップ132に進む。ステップ132では、10個の遊技球が受け入れられる(補給される)ごとに1パルスの補給信号を出力するため、補給信号出力用に遊技球数を計数するための補給信号カウンタに“1”を加算し、続くステップ133では、払出・発射制御CPU81が受入球計数手段として作動して、球タンク52に受け入れられた(補給された)遊技球数を計数するための補給カウンタに“1”を加算する。続くステップ134では、払出・発射制御CPU81が、補給信号カウンタが“10”以上であるか否かを判定し、そうであればステップ135,136を順次実行した後ステップ137に進むが、そうでなければステップ135,136を実行することなくステップ137に進む。ステップ135では、補給信号カウンタから“10”を減算し、ステップ136では、払出・発射制御CPU81が外部端子板101のCN10から1パルスの補給信号を外部(ホールコンピュータ110)に出力する。ここで出力される補給信号は、球タンク52に受け入れられた遊技球数を10個単位で特定可能な情報であり、受入情報を構成している。ここでは、払出・発射制御CPU81が受入情報出力手段として作動している。そして、ステップ137では、払出・発射制御CPU81が補給カウンタの値を補給球数表示LED90に表示させ、受け入れられた遊技球数を報知させる。
ステップ137を実行すると、補給球検出スイッチ検出処理が終了し、図24に戻ってステップ113に進み、図26に示すフローチャートに沿って球抜き検出スイッチ検出処理が実行される。球抜き検出スイッチ検出処理が開始されるとステップ141に進み、球抜き検出スイッチ66が“OFF”から“ON”に変更されているか否か(“OFF”はスイングアーム62の位置が賞球払出状態または球貸し状態、“ON”はスイングアーム62の位置が球抜き状態であることをそれぞれ示している)を判定し、変更されていなければステップ142に進み、変更されていればステップ143に進む。ステップ142では、球抜き検出スイッチが“ON”から“OFF”に変更されているか否かを判定し、変更されていればステップ144を実行した後ステップ145に進むが、そうでなければステップ144を実行することなくステップ145に進む。ステップ143では、払出状態を球抜き状態とするためのデータをセットし、ステップ144では、セットされている球抜き状態を解除するためのデータをセットする。
そして、ステップ145に進むと、10個の遊技球が球抜きされるごとに1パルスの球抜き信号を出力するため、球抜き信号出力用に遊技球数を計数するための球抜き信号カウンタが“10”以上か否かを判定する。ここで、球抜き信号カウンタが“10”以上ならステップ146,147を順次実行した後ステップ148に進むが、“10”以上でなければステップ146,147を実行することなくステップ148に進む。ステップ146では、球抜き信号カウンタから“10”を減算し、続くステップ147で払出・発射制御CPU81が外部端子板101のCN9から1パルスの球抜き信号を外部(ホールコンピュータ110)に出力する。ここで出力される球抜き信号は、球抜きされる遊技球数を10個単位で特定可能な情報であって、本発明における排出情報を構成しており、払出・発射制御CPU81が排出情報出力手段として作動している。ステップ148では、球抜きカウンタの値を球抜き数表示LED93に表示させ、球抜きされた遊技球の個数を報知させる。また、続くステップ149では、払出済賞球カウンタの値、払出済球貸しカウンタの値および球抜きカウンタの値を加算した総遊技球数を算出し、後続のステップ150でその算出した総遊技球数を総排出数表示LED94に表示させる。この総遊技球数は、賞球または貸し球として払い出された遊技球数と、球抜きされた遊技球数とを合計した数値であり、パチンコ遊技機1から出される遊技球の個数の合計値となっている。
ステップ150を実行すると球抜き検出スイッチ検出処理が終了し、図24に戻ってステップ114に進む。このステップ114では、カードユニット7との通信処理を行って球貸し要求信号があるときはそれを受信する一方、球貸しが完了したときはステップ76における球貸し完了信号をカードユニット7に出力する。後続のステップ115では、図27に示すフローチャートに沿って、計数スイッチ58による遊技球の検出によって、各カウンタを加算または減算する計数スイッチ検出処理が行われる。
計数スイッチ検出処理が開始されると、ステップ161に進み、計数スイッチ58による遊技球の検出があったか否かを判定し、遊技球の検出があればステップ162に進み、検出がなければ計数スイッチ検出処理を終了する。次に、ステップ162に進むと賞球払出状態であるか否かを判定し、賞球払出状態のときはステップ163に進んでステップ163,164,165,166を順次実行したのち計数スイッチ検出処理が終了する。賞球払出状態でなければステップ167に進み、球貸し状態であるか否かを判定する。球貸し状態のときはステップ168に進んでステップ168,169,170,171を順次実行して計数スイッチ検出処理が終了する。球貸し状態でなければステップ172に進み、ステップ172,173を順次実行したのち計数スイッチ検出処理が終了する。
そして、ステップ163,164,165,166では、それぞれ払出区切りカウンタからの“1”減算、賞球信号カウンタへの“1”加算、賞球カウンタからの“1”減算、払出済賞球カウンタへの“1”加算の各処理をそれぞれ行う。また、ステップ168,169,170,171では、それぞれ払出区切りカウンタからの“1”減算、球貸し信号カウンタへの“1”加算、球貸しカウンタからの“1”減算、払出済球貸しカウンタへの“1”加算の各処理をそれぞれ行う。さらに、ステップ172,173では、それぞれ球抜き信号カウンタへの“1”加算、球抜きカウンタへの“1”加算の各処理をそれぞれ行う。
計数スイッチ検出処理が終了すると図24に戻ってステップ116に進み、払出駆動処理を行う。すなわち、賞球払出しデータまたは貸し球払出しデータ(払出区切りカウンタ)がセットされて払出条件が成立しているときに、球区切りソレノイド56aを駆動させてフラッパ56bを引き寄せるためのソレノイド駆動データをセットする。次に、ステップ117に進み、発射関連信号検出処理を行い、発射ハンドル6cの図示しないタッチセンサおよびストップボタンからの入力を検出し、遊技球の発射禁止または発射許可を決定する。
また、ステップ118では、ステップ117において、発射許可が決定されたときに発射モータを作動させる発射ソレノイドを所定間隔で駆動するための発射データをセットする。ステップ119では、ステップ118まででセットされたソレノイド駆動データ、発射データなどを用いて、球区切りソレノイド56a等の各アクチュエータを作動させる駆動信号を出力する。そして、ステップ120で退避させた払出・発射制御タイマ割込処理のプログラムのレジスタを復帰させて、払出・発射制御タイマ割込処理を中断した(退避させた)時点から再開する。
以上のようにパチンコ遊技機1では、払出・発射制御回路80が出力する球抜き信号によって、球抜き装置60によって外部に排出された(球抜きされた)遊技球の個数を10個単位に特定することができる。そのため、パチンコ遊技機1では、球抜きされた遊技球数を的確に管理することができ、パチンコホールにおける遊技球数の管理負担が軽減されて利便性が向上する。
また、パチンコ遊技機1では、球抜きされた遊技球の個数が背面に設けられた球抜き数表示LED93に表示されるので、球抜きされた遊技球数をパチンコ遊技機1で特定することができる。そのため、球抜きされた遊技球数をホールコンピュータ110による確認を要することなく確認でき、この点で利便性が高いものとなっている。
しかも、賞球として払い出された遊技球の個数が払出済賞球数表示LED93に表示され、貸し球として払い出された遊技球の個数が払出済貸し球数表示LED94により表示されるので、賞球または貸し球として払い出された遊技球の個数もパチンコ遊技機1で特定することができる。そのため、賞球または貸し球として払い出された遊技球の個数もホールコンピュータ110による確認を要することなく確認でき、いっそう利便性が高いものとなっている。
そして、パチンコ遊技機1は、払出・発射制御回路80が出力する補給信号によって球タンク52および球タンク下通路部53に補給され、受け入れられた遊技球数を10個単位に特定でき、球貸し信号および賞球信号によって貸し球または賞球として払い出された遊技球数を10個単位に特定することができる。そのため、パチンコ遊技機1では、受け入れられた遊技球数と払い出された遊技球数を双方とも特定できるようになるから、受入球数と払出球数を正確に管理でき、ホールにおける遊技球数の管理負担が軽減されて利便性が向上する。
しかも、球タンク52および球タンク下通路部53に補給され、受け入れられた遊技球数が補給球数表示LED90に表示されるので、受け入れられた遊技球数をパチンコ遊技機1で特定することができる。そのため、受け入れられた遊技球数をホールコンピュータ110によって確認しなくても確認ができ、利便性が高くなっている。
特に、パチンコ遊技機1では、払い出し、球抜きを問わず、出された遊技球のすべての個数の合計値が総排出数表示LED94に表示されるので、払い出された遊技球数のほかに球抜きされた遊技球数を加えた合計の払い出し遊技球数を簡易に把握することができ、遊技球の入出力管理が非常に簡便に行えるようになっている。
(変形例)
上述したパチンコ遊技機1では、5つの補給球数表示LED90、払出済賞球数表示LED91、払出済球貸し数表示LED92、球抜き数表示LED93、総排出数表示LED94を裏面に設けていたが、これらの各LEDを有しない構成にしてもよい。また、パチンコ遊技機1は、賞球の払い出しと貸し球の払い出しとが可能な構成を有しているが、賞球の払い出しのみが可能な構成にしてもよい。また、上述した実施の形態では賞球10個ごとに賞球信号を出力し、貸し球25個ごとに球貸し信号を出力しているが、賞球信号、球貸し信号とも、賞球1個ごと、貸し球1個ごとに出力してもよい。
さらに、パチンコ遊技機では、球抜きされた遊技球数、賞球および貸し球として払い出された遊技球数の双方とも特定できるようになっているが、賞球および貸し球として払い出された遊技球数だけが特定可能になっていてもよい(球抜き信号を出力しない)。各遊技球数を表示LEDで表示することによって報知しているが、液晶表示装置による画像表示やスピーカ18L、18Rからの音声出力で報知してもよい。
本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機を正面側から示す斜視図である。 図1に示すパチンコ遊技機の分解斜視図である。 図1に示すパチンコ遊技機を背面図である。 外部端子板のコネクタ配置を示す正面図である。 パチンコ遊技機を貯留されている遊技球とともに示す背面図である。 球通路および払出装置の構成を示す正面図で、(a)は払い出し直前の状態、(b)は払い出し直後の状態を示す図である。 賞球状態または球貸し状態のときの払出装置、球抜き装置の構成を拡大して示す正面図である。 球抜き状態のときの払出装置、球抜き装置の構成を拡大して示す正面図である。 払出装置を内部の構成とともに示す斜視図である。 アクチュエータおよびスイングアームを示す斜視図である。 図10とは別のアクチュエータを示す斜視図である。 スプロケットを示す斜視図である。 パチンコ遊技機の内部の構成を中心に示すブロック構成図である。 電源を投入したあとに主制御回路により繰返し実行されるメイン制御処理の手順を示すフローチャートである。 システムタイマ割込処理の手順を示すフローチャートである。 電源を投入したあとに払出・発射制御回路により繰返し実行されるメイン払出制御処理の手順を示すフローチャートである。 賞球コマンド受信割込処理の手順を示すフローチャートである。 球貸し制御処理の手順を示すフローチャートである。 球貸し信号出力処理の手順を示すフローチャートである。 球貸し払出処理の手順を示すフローチャートである。 賞球制御処理の手順を示すフローチャートである。 賞球信号出力処理の手順を示すフローチャートである。 賞球払出処理の手順を示すフローチャートである。 払出・発射制御タイマ割込処理の動作手順を示すフローチャートである。 補給球検出スイッチ検出処理の手順を示すフローチャートである。 球抜き検出スイッチ検出処理の手順を示すフローチャートである。 計数スイッチ検出処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1…パチンコ遊技機、4…遊技盤
16…液晶表示装置(表示装置)
30…主制御回路、31…メインCPU
32…メインROM、33…メインRAM
52…球タンク、53…球タンク下通路部
53a…補給球検出スイッチ、55…払出装置
58…計数スイッチ、60…球抜き装置
66…球抜き検出スイッチ
80…払出・発射制御回路
81…払出・発射制御CPU
82…払出・発射制御ROM
82…払出・発射制御RAM
90…補給球数表示LED
91…払出済賞球数表示LED
92…補給球数表示LED
93…球抜き数表示LED
94…総排出数表示LED
101…外部端子板

Claims (4)

  1. 払出される遊技球を貯留する貯留手段と、該貯留手段に貯留されている遊技球を所定の払出条件が成立したときに払い出す払出手段とを備えた遊技機であって、
    前記払出手段によって払い出される遊技球を検出する払出球検出手段と、
    前記貯留手段に受け入れられた遊技球を検出する受入球検出手段と、
    前記払出球検出手段の検出結果に基づいて、前記払出手段によって払い出された遊技球の個数を特定可能な払出情報を出力する払出情報出力手段と、
    前記受入球検出手段の検出結果に基づいて、前記貯留手段に受け入れられた遊技球の個数を特定可能な受入情報を出力する受入情報出力手段とを有することを特徴とする遊技機。
  2. 前記受入球検出手段によって検出された遊技球を計数する受入球計数手段と、
    前記払出検出手段によって検出される遊技球を計数する払出球計数手段と、
    前記受入球計数手段によって計数された遊技球数を報知する受入球数報知手段と、
    前記払出球計数手段によって計数された遊技球数を報知する払出球数報知手段とを更に有することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記貯留手段に貯留されている遊技球を外部に排出する球抜き手段と、
    該球抜き手段によって外部に排出される遊技球を検出する排出球検出手段と、
    該排出球検出手段の検出結果に基づいて、前記球抜き手段によって外部に排出された遊技球の個数を特定可能な排出情報を出力する排出情報出力手段とを更に有することを特徴とする請求項1または2記載の遊技機。
  4. 前記排出球検出手段によって検出された遊技球を計数する排出球計数手段と、
    該排出球計数手段によって計数された遊技球数を報知する排出球数報知手段とを更に有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の遊技機。
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