JP2007143628A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1の特定遊技状態および第2の特定遊技状態を含む遊技全体に対する遊技者の興趣を向上させることができる遊技機を提供する。
【解決手段】第2始動口91へ入賞した遊技球が第2始動口スイッチにより検出されると、第2遊技制御手段により可変入賞装置92の作動が開始され、その可変入賞装置92の内側に設けられた特定領域Vに遊技球が入賞すると、第2遊技制御手段により遊技者にとって通常遊技状態より有利な第2特定遊技状態に移行制御される。そして、第2特定遊技状態の制御が終了すると、始動口入賞向上制御手段により始動口入賞向上遊技状態の制御が開始され、補助可変入賞装置9a,9aが開く確率の高い始動口入賞向上遊技状態へ移行する。このため、遊技球が補助可変入賞装置9a,9aに誘導されて第1始動口9に入賞し易くなり、第1特定遊技状態となる確率が高くなる。
【選択図】図4

Description

本発明は、パチンコ遊技機などの遊技機に関し、詳しくは、遊技者にとって通常遊技状態よりも有利な第1特定遊技状態および第2特定遊技状態での遊技を行える遊技機に関するものである。
一般に、パチンコ遊技機においては、遊技者にとって通常の遊技状態よりも有利な特定の遊技状態、すなわち、通常の遊技状態よりも多くの賞球を獲得可能な特定遊技状態(大当り遊技状態)が設定されている。例えば、遊技球が始動口(始動チャッカー)へ入賞すると特別図柄の抽選を実行し、その結果、当選すると多くの賞球を獲得可能な大入賞口(アタッカー)を開放するようにした特定遊技状態や、遊技球が始動口へ入賞すると可変入賞装置(ハネ物装置)を開いてその内側の大入賞口を開放し、更にその大入賞口の特定領域であるVゾーンに遊技球が入賞すると、可変入賞装置を更に長く開くようにした特定遊技状態などが設定されている。
そして、このような大入賞口(アタッカー)が開放される第1の特定遊技状態(第1の大当り遊技状態)と、可変入賞装置(ハネ物装置)が更に開く第2の特定遊技状態(第2の大当り遊技状態)とを併用したパチンコ遊技機も従来一般に知られている。この種のパチンコ遊技機として、例えば特許文献1には、抽選用の図柄等を可変表示する可変表示部と、大入賞口(アタッカー)である可変入賞口と、ハネ物装置である可動開閉片とを備えたパチンコ遊技機が開示されている。
特開1997−239106号公報
ところで、特許文献1に記載されているようなパチンコ遊技機では、抽選により大入賞口(アタッカー)である可変入賞口が開放される第1の特定遊技状態(第1の大当り遊技状態)と、ハネ物装置である可動開閉片が開かれる第2の特定遊技状態(第2の大当り遊技状態)との間に関連性が全く無いため、両遊技状態への遊技者の興趣が分散してしまい、その結果、遊技全体に対する遊技者の興趣が低下する虞がある。
そこで、本発明は、第1の特定遊技状態および第2の特定遊技状態を含む遊技全体に対する遊技者の興趣を向上させることができる遊技機を提供することを課題とする。
本発明に係る遊技機は、遊技盤の遊技領域に設けられた第1始動口に入賞した遊技球を検出する第1始動口検出手段と、遊技盤の遊技領域に設けられた第2始動口に入賞した遊技球を検出する第2始動口検出手段と、遊技盤の遊技領域に設けられ、遊技球が入賞し易い開放状態と遊技球が入賞し難い閉鎖状態とに変化可能な可変入賞装置と、第1始動口に遊技球を誘導できるように開閉される補助可変入賞装置と、第1始動口検出手段によって遊技球が検出されたことにより、通常遊技状態から第1特定遊技状態への移行の可否を判定するための抽選を実行し、その当選により通常遊技状態から第1特定遊技状態へ移行させる第1遊技制御手段と、第2始動口検出手段によって遊技球が検出されたことにより、可変入賞装置を開放状態に制御し、且つ、その可変入賞装置の内側に設けられた特定領域への遊技球の入賞により、通常遊技状態から該通常遊技状態よりも遊技者にとって有利な第2特定遊技状態へ移行させる第2遊技制御手段と、補助可変入賞装置が開く確率の高い始動口入賞向上遊技状態に制御可能な始動口入賞向上制御手段とを備え、始動口入賞向上制御手段は、第2遊技制御手段による第2特定遊技状態の制御が終了したことを条件として始動口入賞向上遊技状態の制御を開始するように構成されていることを特徴とする。
本発明に係る遊技機では、遊技球が第2始動口へ入賞し、その入賞した遊技球が第2始動口検出手段により検出されると、第2遊技制御手段により可変入賞装置が開状態に制御され、その可変入賞装置の内側に設けられた特定領域に遊技球が入賞すると、第2遊技制御手段により遊技者にとって通常遊技状態より有利な第2特定遊技状態に移行制御される。そして、この第2遊技制御手段による第2特定遊技状態の制御が終了すると、始動口入賞向上制御手段により始動口入賞向上遊技状態の制御が開始され、補助可変入賞装置(電動チューリップ)が開く確率の高い始動口入賞向上遊技状態へ移行するため、遊技球が補助可変入賞装置に誘導されて第1始動口に入賞し易くなる。
すなわち、本発明に係る遊技機では、第2特定遊技状態の制御が終了すると、始動口入賞向上遊技状態の制御が開始され、その結果、第1特定遊技状態の制御が開始される確率が高くなる。従って、本発明に係る遊技機によれば、第1の特定遊技状態および第2の特定遊技状態を含む遊技全体に対する遊技者の興趣を向上させることができる。
本発明に係る遊技機においては、第2特定遊技状態の制御が終了すると可変入賞装置の内側に設けられた特定領域に遊技球が入賞し易い特定領域入賞向上遊技状態に制御可能な特定領域入賞向上制御手段を備え、この特定領域入賞向上制御手段により特定領域入賞向上遊技状態に制御されたことを条件として、始動口入賞向上制御手段が始動口入賞向上遊技状態の制御を開始するように構成することができる。
このような特定領域入賞向上制御手段を備えた本発明の遊技機では、第2特定遊技状態の制御が終了すると、特定領域入賞向上制御手段により特定領域入賞向上遊技状態に制御されるため、可変入賞装置の内側の特定領域に遊技球が入賞し易い状態となる。そして、この特定領域入賞向上遊技状態に制御されたことを条件として、始動口入賞向上制御手段により始動口入賞向上遊技状態の制御が開始されるため、補助可変入賞装置(電動チューリップ)が開く確率が高くなり、遊技球が補助可変入賞装置に誘導されて第1始動口に入賞し易くなる。
従って、特定領域入賞向上制御手段を備えた本発明の遊技機によれば、第1の特定遊技状態および第2の特定遊技状態を含む遊技全体に対する遊技者の興趣を向上させることができるばかりでなく、第2の特定遊技状態のそれ自体への興趣を高めることができる。
また、本発明に係る遊技機においては、補助可変入賞装置(電動チューリップ)の閉時に遊技球が第1始動口へ入賞するのを阻止する入賞阻止部材を設けることができる。
このような入賞阻止部材が設けられた遊技機では、補助可変入賞装置(電動チューリップ)が開かない限り遊技球は第1始動口へ入賞できず、補助可変入賞装置が開いた際にのみ遊技球が第1始動口へ入賞可能となる。この場合、補助可変入賞装置(電動チューリップ)が開く確率は、第2特定遊技状態の制御が終了すると高くなるが、それ以前では低いため、実質上、第2特定遊技状態が終了した後でなければ第1特定遊技状態に制御されない。
従って、入賞阻止部材が設けられた本発明の遊技機によれば、第2特定遊技状態と第1特定遊技状態との関連性を一層深めることができ、全体として第2特定遊技と第1特定遊技とを統合した一つの遊技性を創出することができる。
本発明の遊技機において、第1特定遊技状態は、抽選により第1の大入賞口(アタッカー)が開放される遊技状態とすることができる。また、特定領域入賞向上遊技状態は、可変入賞装置が開く回数や時間が増大する遊技状態としてもよいし、可変入賞装置の内側に配置された第2の大入賞口の特定領域(Vゾーン)へ遊技球が入賞し易くなる適宜の遊技状態としてもよい。
本発明に係る遊技機では、第2特定遊技状態の制御が終了すると、始動口入賞向上遊技状態の制御が開始され、その結果、第1特定遊技状態の制御が開始される確率が高くなる。従って、本発明に係る遊技機によれば、第1の特定遊技状態および第2の特定遊技状態を含む遊技全体に対する遊技者の興趣を向上させることができる。
以下、図面を参照して本発明に係る遊技機の最良の実施形態を説明する。この説明において、同一または同様の構成要素については、同一の符号を付して重複した説明を省略することがある。ここで、参照する図面において、図1は本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機の正面側から見た斜視図、図2は図1に示したパチンコ遊技機の分解斜視図、図3は図1に示したパチンコ遊技機の背面側から見た斜視図、図4は図2に示した遊技盤の正面図、図5は図1に示したパチンコ遊技機の部分断面図である。
<遊技機の構成>
本発明の一実施形態に係る遊技機は、図1〜図3に示すパチンコ遊技機1として具現化される。このパチンコ遊技機1は、遊技場(ホール)の所定の設置枠に収容されて設置される外枠2を備えている。外枠2の正面側には、外枠2に対して回動可能に設けられたベースドア(内枠)3が配設され、ベースドア3内には、図2に示す遊技盤4が組み込まれている。また、外枠2の正面には、フロント扉5が設けられている。フロント扉5は、遊技盤4の正面を覆うと共に、ベースドア3の正面側に回動可能に設置されている。そして、このパチンコ遊技機1には、プリペイドカードなどが挿入されると、当該プリペイドカードの残高に応じて遊技球が貸し出されるように構成されたカードユニット84が隣接して併設されている。
フロント扉5はその中央の略全域にガラス板5aを備え、その内側の遊技盤4が視認可能な構成とされている。フロント扉5の下部には、カードユニット84のカード返却操作や遊技球の貸し出し(玉貸し)操作等を行う玉貸し操作関連ボタン28aを有する玉貸し操作パネル28が設けられている。この玉貸し操作パネル28には、押下による入力操作(押下操作)が行われ、その押下操作の行われた回数に応じて後述する操作演出動作が行われ得る操作ボタン20aと、その他の演出内容の決定、選択といった所定の操作を行う選択ボタン20b,20cとが設けられている。なお、操作ボタン20aの押下操作が行われると、押下操作が行われたことを示す操作入力データが副制御回路40に入力される。
また、フロント扉5の下側には、外枠2に対して開閉可能な皿パネル6が設置されている。この皿パネル6の正面側には、カードユニット84により貸し出された遊技球および後述する入賞口に入球した場合に払い出される遊技球を受け止める上皿6aと、この上皿6aの満杯時に球出口6dの内方で溢れた遊技球を受け止める下皿6bと、この下皿6bの右側に設けられた発射ハンドル6cとが配置されている。発射ハンドル6cは、上皿6aに受け止められている遊技球を発射するためのものであり、皿パネル6に対して回動操作自在に設けられている。この発射ハンドル6cを遊技者が時計回り方向へ回動操作すると、その回動角度に応じた電力が発射ハンドル6cの背面側に設けられた発射モータ(図示省略)に供給されることにより、遊技球が遊技盤4の盤面上に順次発射されるようになっている。
遊技盤4の盤面には、遊技状態において遊技球が流下する領域となる遊技領域4aが形成されており、この遊技領域4a内に遊技球の流下方向を変更させる多数の遊技釘8が設けられている(図4では、遊技釘の図示を省略している)。そして、発射ハンドル6cの操作により順次発射された各遊技球は、図4に示す遊技盤4の左側に設けられたガイドレール7に案内されて遊技盤4の盤面上部に移動した後、多数の遊技釘8等との衝突によりその進行方向を変えながら盤面下部のアウト口14へ向かって流下する。
ここで、本実施形態のパチンコ遊技機1は、遊技者にとって通常遊技状態よりも有利で且つ相互に異なる第1特定遊技状態および第2特定遊技状態での遊技を行える遊技機であり、遊技盤4の遊技領域4aには、複数の一般入賞口12a〜12dの他に、第1遊技用の役物と第2遊技用の役物とが設けられている。すなわち、第1遊技用の第1始動口9、補助可変入賞装置(電動チューリップ)9a,9a、入賞阻止部材9b、普通図柄作動ゲート10および第1第1大入賞口11が設けられ、また、第2遊技用の第2始動口91、可変入賞装置92,92、第2大入賞口93、入賞阻止板94が設けられている。
第1遊技用の第1始動口9は、遊技盤4の遊技領域4aにおける盤面中央部の若干下方に配置され、普通図柄作動ゲート10,10は盤面中央部の若干上方に左右に離れて配置されている。また、第1大入賞口11は第1始動口9と盤面下部のアウト口14との間に配置され、一般入賞口12a〜12dは第1始動口9の左右の側方に離れて配置されている。そして、第1始動口9の直ぐ上方に入賞阻止部材9bが配置され、この入賞阻止部材9bと第1始動口9との間を開閉するように左右一対の補助可変入賞装置(電動チューリップ)9a,9aが第1始動口9の近傍に配置されている。
第2遊技用の第2始動口91,91は、第1始動口9の左右両側に配置され、第2大入賞口93は第1始動口9の上方の盤面中央部に配置されている。そして、第2大入賞口93の上方で左右一対の普通図柄作動ゲート10,10の間の位置に入賞阻止板94が配置され、この入賞阻止板94と協働して第2大入賞口93を開閉するように第2大入賞口93の左右両側に左右一対の可変入賞装置92,92が配置されている。
第1始動口9は、左右一対の補助可変入賞装置(電動チューリップ)9a,9aが閉じた状態では入賞阻止部材9bにより遊技球の入賞が阻止され、補助可変入賞装置(電動チューリップ)9a,9aが開いた状態でのみ遊技球が入賞できるようになっている。この第1始動口9は、通常遊技状態から第1特定遊技状態へ移行させるためのチャッカーであり、この第1始動口9には、遊技球の入賞を検出する第1始動口スイッチ9S(図6参照)が第1始動口検出手段として設けられている。この第1始動口スイッチ9Sは、第1始動口9への遊技球の入賞を検出すると、その検出信号を主制御回路30に出力する。これに応じて主制御回路30のメインCPU31は、第1遊技制御手段として、通常遊技状態から遊技者にとって通常遊技状態よりも有利な第1特定遊技状態への移行の可否を判定するための抽選を実行し、その当選により通常遊技状態から第1特定遊技状態へ移行させる。
普通図柄作動ゲート10,10は、遊技球の通過により検出信号を出力するいわゆるスルーチャッカーであり、遊技球が通過すると普通図柄当り判定用乱数値を抽出させる。そして、この普通図柄当り判定用乱数値の抽出により遊技状態が普通図柄当り遊技状態となると、補助可変入賞装置(電動チューリップ)9a,9aが始動口ソレノイド9L(図6参照)により所定秒数だけ開閉されて遊技球が第1始動口9へ入賞し易くなると共に、この補助可変入賞装置(電動チューリップ)9a,9aを再度開くための普通図柄の抽選が所定秒数の経過後に開始される。
第1大入賞口11は、いわゆるアタッカー式の開閉装置であって、図示しない横長のシャッタが後述する大入賞口ソレノイド11L(図6参照)によって前後方向に開閉駆動されることにより、遊技球が入賞し易い開放状態と入賞できない閉鎖状態とに切り替わるようになっている。この第1大入賞口11は、抽出された大当り判定用乱数値を用いた大当り抽選で当選し、遊技状態が通常遊技状態から遊技者にとって有利な第1特定遊技状態へ移行するとシャッタが開放し、その後にシャッタが閉鎖する。この第1大入賞口11に遊技球が入賞すると、その入賞球毎に所定数の遊技球(例えば10個)が賞球として皿パネル6の上皿6aに払い出されるようになっている。
一般入賞口12a〜12dには、遊技球の入賞を検出してその検出信号を主制御回路30に出力する一般入賞口スイッチ12S(図6参照)が設けられており、この一般入賞口スイッチ12Sが遊技球の入賞を検出すると、その入賞球毎に所定数の遊技球(例えば10個)が賞球として皿パネル6の上皿6aに払い出されるようになっている。なお、アウト口14は、一般入賞口12a〜12d、第1始動口9、第2始動口91、第1大入賞口11、第2大入賞口93などの何れにも入球しなかった遊技球を受け入れるものである。
第2始動口91は、通常遊技状態から第2特定遊技状態へ移行させるためのチャッカーであり、この第2始動口91には遊技球の入賞を検出する第2始動口スイッチ91S(図6参照)が第2始動口検出手段として設けられている。第2始動口スイッチ91Sは、第2始動口91への遊技球の入賞を検出すると、その検出信号を主制御回路30に入力する。これに応じて主制御回路30のメインCPU31は、第2遊技制御手段として、可変入賞装置92,92を開放状態に制御し、かつ、その可変入賞装置92,92の内側に設けられた第2大入賞口93の特定領域(Vゾーン)V(図6参照)への遊技球の入賞により、通常状態から遊技者にとって有利な第2特定遊技状態へ移行させる。
左右一対の可変入賞装置92,92は、第2大入賞口93に向けて遊技球を誘導できるように、可変入賞装置ソレノイド92L(図6参照)によって上端部が左右の外方へ傾斜して開くように駆動される。この左右一対の可変入賞装置92,92は、第2特定遊技状態に移行するか、第2始動口に遊技球が入賞すると開放し、その後閉鎖する。
第2大入賞口93は横長に形成されており、左右一対の可変入賞装置92,92が略垂直に閉じた状態では横長の入賞阻止板94により遊技球の入賞が阻止され、可変入賞装置92,92の上端部が左右に傾斜して開いた状態では遊技球が入賞し易くなる。この第2大入賞口93の内側には左右に並ぶ3つの入賞口が区画されており、そのうちの中央の入賞口が特定領域(Vゾーン)Vとなっている。この特定領域(Vゾーン)Vには遊技球の入賞を検出するVゾーンスイッチVS(図6参照)が設けられている。このVゾーンスイッチVSは、特定領域(Vゾーン)Vへの遊技球の入賞を検出すると、その検出信号を主制御回路30に出力する。
このような第2大入賞口93に遊技球が入賞すると、その入賞球毎に所定数の遊技球(例えば10個)が賞球として皿パネル6の上皿6aに払い出される。そして、第2大入賞口93の特定領域(Vゾーン)Vに遊技球が入賞すると、通常遊技状態から第2特定遊技状態となり、例えば左右一対の可変入賞装置92,92が開放されて開放状態になると共に、その開放時間が延長されて遊技球がさらに入賞し易くなる。
ここで、図2に示した遊技盤4は透光性基板15を有し、この透光性基板15には、例えばポリカーボネート等の透明な合成樹脂やその他の透明な部材(透光性部材)によって透明部が形成されている。ここで、「透明な部材」とは、その部材を通して対象を視認可能な程度に光透過率が高いものをいう。本実施形態では、遊技領域4aの大半が透明遊技領域となっている。なお、透光性基板15は、その全部を透明部とする必要はなく、光透過率が低い部分や光透過率が0の領域を部分的に有する態様としてもよい。光透過率を低くしたり0にする手段としては、上記背面のセルシートSSの他に、表面に塗装、もしくは物理的蒸着法、化学的蒸着法等を施して模様層、色彩層を形成したり、あるいは、基材となる合成樹脂に染料や顔料を含浸させて、光透過率を低下させたものであってもよい。
この透光性基板15の正面側には、図5に示すように複数の遊技釘8が打ち込まれている。これらの遊技釘8は、図2に示したフロント扉5の透明なガラス板5aに覆われており、このガラス板5aと透光性基板15の正面との間に遊技球が流下する遊技領域4aが形成されている。そして、この透光性基板15の背面側には、図2および図5に示すように、各種の画像を表示する大画面の表示領域16aを備えた液晶表示装置16が配置されている。液晶表示装置16の表示領域16aに表示された画像は、透光性基板15の略中央の遊技釘8が設けられていない部分と、その周辺の遊技釘8が設けられている部分を通して、遊技者がパチンコ遊技機1の正面側から視認できるようになっている。
液晶表示装置16は、演出動作手段および回数表示手段として機能するものであり、図4に示すように、表示領域16aの略中央において、それぞれ1桁の数字で表される右装飾図柄D1R、中装飾図柄D1C、および左装飾図柄D1Lを有する3列表示の装飾図柄(飾り図柄)D1の可変表示を行う。そして、右側の普通図柄作動ゲート10の下側に配置されたキャラクタ領域16cにおいて、押下操作に起因して適宜のコメント画像をキャラクタと共に表示することにより、操作演出動作が行われる。
そして、装飾図柄D1よりも上側の遊技領域4aに、特別図柄Jおよび普通図柄Nを可変表示させる図柄表示部16bが配置されている。特別図柄Jおよび普通図柄Nは、遊技者が視認可能ではあるが、視認しにくい位置に表示される。なお、パチンコ遊技機1の場合、特別図柄Jとしては「−」、「H」、「F」の3種類の図柄が表示される。「H」、「F」は大当り図柄であり、「−」ははずれ図柄となる。「H」は通常大当り図柄であり、「F」は確変大当り図柄である。
装飾図柄D1は、特別図柄Jに対応しており、特別図柄Jが「−」のときはゾロ目でない3桁の数字列(はずれ対応図柄)の停止表示、特別図柄Jが「H」のときは偶数ゾロ目(通常大当り対応図柄)の停止表示、特別図柄Jが「F」のときは奇数ゾロ目数字列(確変大当り対応図柄)の停止表示になる。普通図柄Nは、遊技球の普通図柄作動ゲート10の通過により抽出された普通図柄当り判定用乱数値に基づく普通図柄当り判定の判定結果に応じて表示され、普通図柄当り判定で当りと判定されると、普通図柄Nを当り表示とした後に、第1始動口9を開閉する補助可変入賞装置(電動チューリップ)9a,9aが所定秒数だけ開放される。普通図柄Nは、特別図柄Jの表示位置の側方に配置されたLEDランプの色によって表示される。
また、遊技盤4の遊技領域4aの上部には、始動記憶数に応じた点打表示を行う特別図柄保留ランプR1〜R4が設けられており、左側の2つの特別図柄保留ランプR1,R2と右側の2つの特別図柄保留ランプR3,R4との間に特別図柄Jおよび普通図柄Nを表示する図柄表示部16bが設けられている。さらに、図柄表示部16bの直ぐ下方に普通図柄保留ランプr1〜r4が設けられている。
さらに、パチンコ遊技機1は、図2に示すように、液晶表示装置16の上方に、所定の態様で音声を出力し、音声出力による操作演出動作を行い得る演出動作手段としてのスピーカ18L,18Rと、図4に示すように、所定の態様で点灯・消灯し、点灯・消灯による操作演出動作を行い得る演出動作手段としての装飾ランプ19L,19Rを有している。さらに、パチンコ遊技機1は、遊技盤4の下方に、前述したカードユニット84により貸し出された遊技球および第1始動口9、第1大入賞口11、一般入賞口12a〜12dへの入賞により賞球として払出された遊技球を上皿6aに払い出す払出装置81(図6参照)等を具備している。
また、図3に示すように、パチンコ遊技機1の背面側には、図6に示す主制御回路30を備える主制御基板21、副制御回路40(図6参照)を備える副制御基板22、遊技球の払出・発射を制御する払出・発射制御回路80(図6参照)を備える払出・発射制御基板23、電源を供給する電源供給ユニット24、電源スイッチ25、バックアップクリアスイッチ26などがそれぞれ配置されている。
図6は、図1〜図5に示すパチンコ遊技機1の内部の構成を中心に示すブロック構成図である。パチンコ遊技機1は、前述した主制御回路30、副制御回路40、払出・発射制御回路80、電源供給ユニット24を中心に複数の構成要素を有し、この電源供給ユニット24は、主制御回路30、副制御回路40および払出・発射制御回路80にそれぞれ接続されて各々への電力供給が可能とされている。主制御回路30は、メインCPU(Central Processing Unit)31、メインROM(Read Only Memory)32およびメインRAM(Random Access Memory)33を有し、他に初期リセット回路34とコマンド出力ポート35を有している。
メインCPU31は、後述するカウントスイッチ11CSなどから遊技球の検出信号を入力する一方、メインROM32に記憶されている制御プログラムにしたがい作動して、パチンコ遊技機1において、通常遊技状態から特定遊技状態(大当り)へ遊技状態を移行させるか否かの移行可否判定や、賞球排出といったパチンコ遊技機1全体の動作制御を司り、コマンド出力ポート35を介して副制御回路40に各種のコマンドを送信する。
そして、このメインCPU31が遊技状態を通常遊技状態から第1特定遊技状態へ移行させる第1遊技制御手段、遊技状態を通常遊技状態から第2特定遊技状態へ移行させる第2遊技制御手段、第1特定遊技状態において補助可変入賞装置9a,9aが開く確率の高い始動口入賞向上遊技状態に制御する始動口入賞向上制御手段、第2大入賞口93の特定領域(Vゾーン)Vに遊技球が入賞し易い特定領域入賞向上遊技状態に制御する特定領域入賞向上制御手段などを構成する。
メインROM32には、メインCPU31が実行する制御プログラムおよび恒久的なデータが記憶されている。メインRAM33にはメインCPU31が作動する際に用いるデータやプログラムが一時的に記憶されるようになっている。初期リセット回路34は、リセット信号をメインCPU31に定期的に出力する。このリセット信号により、メインCPU31は制御プログラムの先頭から処理を実行する。
また、主制御回路30には、カウントスイッチ11CSをはじめとする各スイッチ等が接続されている。カウントスイッチ11CSは第1大入賞口11に入賞した遊技球を計測し、計測結果を示す検出信号を主制御回路30に出力する。
一般入賞口スイッチ12Sは一般入賞口12a〜12dに入賞した遊技球の検出信号を主制御回路30に出力する。作動ゲートスイッチ10Sは普通図柄作動ゲート10を通過する遊技球の検出信号を主制御回路30に出力する。第1始動口スイッチ9Sは第1始動口9に入賞した遊技球の検出信号を主制御回路30に出力する。
第2始動口スイッチ91Sは、第2始動口91に入賞した遊技球の検出信号を主制御回路30に出力し、可変入賞装置92,92の開放開始フラグをセットさせる。また、VゾーンスイッチVSは、第2大入賞口93の特定領域(Vゾーン)Vに入賞した遊技球の検出信号を主制御回路30に出力し、第2特定遊技状態(第2大当り状態)のフラグをセットさせる。
始動口ソレノイド9Lは第1始動口9用の左右一対の補助可変入賞装置9a,9aを開閉させ、大入賞口ソレノイド11Lは第1大入賞口11の図示しないシャッタを開閉させる。可変入賞装置ソレノイド92Lは第2大入賞口93用の左右一対の可変入賞装置92,92を開閉させる。バックアップクリアスイッチ26は、電断時等におけるバックアップデータを操作者の操作に応じてクリアする。
パチンコ遊技機1では、第1始動口9への遊技球の入賞により第1始動口スイッチ9Sが主制御回路30に検出信号を出力したときに乱数抽出および抽出した乱数を用いた抽選処理を行わせ、その抽選結果に基づき、主制御回路30から副制御回路40に図柄コマンドを出力して、副制御回路40に液晶表示装置16における装飾図柄D1を決定させている。
そして、主制御回路30のメインCPU31は、抽選結果が大当りとなったときに大入賞口ソレノイド11Lに駆動信号を出力することによって、第1大入賞口11を開放させる。また、第1大入賞口11を開放させると、所定数(例えば10個)の遊技球の入賞または所定時間(例えば30秒)の経過を条件として第1大入賞口11を閉鎖させる。
また、主制御回路30のメインCPU31は、第2始動口91への遊技球の入賞により第2始動口スイッチ91Sが検出信号を出力すると、可変入賞装置ソレノイド92Lに駆動信号を出力して可変入賞装置92,92を開放させ、所定数(例えば10個)の遊技球の入賞または所定時間(例えば30秒)の経過を条件として可変入賞装置92,92を閉鎖させる。その際、可変入賞装置92,92の内側に設けられた第2大入賞口93の特定領域(Vゾーン)Vに遊技球が入賞してVゾーンスイッチVSが検出信号を出力すると、第2特定遊技状態として可変入賞装置92,92の開放時間を延長し、あるいは開閉の回数を増大する。
副制御回路40は、主制御回路30からコマンドを入力し、その入力したコマンドにしたがい、液晶表示装置16を用いた装飾図柄D1の可変表示や大当り遊技の演出(大当り演出)、リーチ演出(ノーマルリーチ、爆発リーチ、心臓音リーチといった各種のリーチ演出)のための動作を演出動作手段が行うのに必要な制御を行う。また、副制御回路40は、主制御回路30からのコマンドのほか、玉貸し操作パネル28の操作ボタン20aからの操作入力データにしたがい、操作演出動作を演出動作手段が行うのに必要な制御を行う演出制御手段としての機能を有している。すなわち、副制御回路40は、液晶表示装置16の画像表示、スピーカ18L、18Rの音声出力および装飾ランプ19L、19Rの点灯、消灯を制御する。
副制御回路40は、サブCPU41を中心に構成され、サブROM42と、サブRAM43およびコマンド入力ポート48を有し、画像制御回路50と、音声制御回路60、およびランプ制御回路70を有している。
サブCPU41は、主制御回路30から入力したコマンドにしたがいサブROM42に記憶されているプログラムに沿った処理を実行し、画像制御回路50、音声制御回路60およびランプ制御回路70を作動させる一方、玉貸し操作パネル28の操作ボタン20aからの操作入力データおよび選択ボタン20b,20cからの入力データにしたがい処理を実行する。サブROM42にはサブCPU41が実行するプログラムおよび恒久的なデータが記憶されている。また、サブRAM43にはサブCPU41が作動する際に用いるデータやプログラムが記憶されている。
サブCPU41は、主制御回路30から出力されるコマンドに応じた処理を行い、サブROM42に記憶されている図示しない装飾図柄決定テーブルにより、受信した図柄コマンドに応じた装飾図柄を決定する図柄決定手段としての機能も有している。
音声制御回路60は、音源IC61と、アンプ(AMP)62と、音声データROM63とを有している。音源IC61は、サブCPU41からの指示にしたがい、音声データROM63に記憶されている音声データを用いて音声信号を生成する。アンプ(AMP)62は、音源IC61により生成された音声信号を適切なレベルに増幅し、増幅した音声信号をスピーカ18L、18Rに供給して音声を出力させる。音声データROM63は予告演出、リーチ演出、大当り演出のための演出動作、さらには操作演出動作に用いられる音楽、音声、効果音などのデータ(音声データ)を記憶している。
ランプ制御回路70は、装飾ランプ19L、19Rの点滅パターンを示す装飾データを記憶した装飾データROM71と、サブCPU41からの指示にしたがい、装飾データROM71に記憶されている装飾データを用いて装飾ランプ19L、19Rを点滅させるドライブ回路72とを有している。
払出・発射制御回路80は、主制御回路30の制御にしたがい払出装置81を作動させて所定数の遊技球を賞球として払出させて、第1大入賞口11に遊技球が入賞した際の賞球の払出しを制御する。また、払出・発射制御回路80は、発射ハンドル6cと、発射モータを有する発射装置82とを作動させ、発射装置82によって遊技球を遊技盤4上の遊技領域4aに向けて発射させる。
電源供給ユニット24は、副制御回路40、主制御回路30および払出・発射制御回路80への電力供給を行う。
<パチンコ遊技機の動作内容>
次に、パチンコ遊技機1の動作内容のうち、主制御回路30および副制御回路40による制御処理の手順について、図7〜図27までのフローチャートを参照して説明する。図7はパチンコ遊技機1において、電源を投入したあとに主制御回路30により繰返し実行されるメイン制御処理の動作手順を示すフローチャート(メインフローチャート)である。なお、図7〜図27では、ステップをSと略記している。
<メイン制御処理の動作手順>
図7に示すように、パチンコ遊技機1は、電源投入に伴い主制御回路30のメインCPU31がメイン制御処理を開始し、ステップ1〜5までの各ステップを順次実行して、初期設定処理、第1遊技制御処理(特別図柄制御処理)、普通図柄制御処理、第2遊技制御処理および乱数更新処理を順次実行する。以後、このステップ2〜5を電源が投入されている間、順次実行する繰返ルーチンに進む。なお、このメイン制御処理には、主として、メイン制御処理で用いられる乱数を更新するため、割込許可フラグの設定を条件に定期的(例えば2msごと)に後述するシステムタイマ割込み処理が割込んで実行される。このシステムタイマ割込処理のコマンド出力処理により、図柄コマンド、変動パターンコマンド、再抽選コマンド等の各種コマンドが主制御回路30から副制御回路40に送信される。
<第1遊技制御処理の動作手順>
図7に示した第1遊技制御処理S2は、図8に示すフローチャートに沿って行われる。第1遊技制御処理が開始されると、ステップ11〜20までの各ステップを順次実行して、制御状態フラグのロード、特別図柄記憶チェック処理、特別図柄変動時間管理処理、特別図柄表示時間管理処理、大当り開始インターバル管理処理、大入賞口開放中処理、大入賞口内残留球監視処理、大入賞口再開放前待ち時間管理処理、大当り終了インターバル処理および特別図柄ゲーム終了処理が行われる。
ステップ11では、制御状態フラグをロードする。この制御状態フラグは、液晶表示装置16における図柄の可変表示画像を用いた特別図柄ゲームの状態を示し、メインCPU31がステップ12〜20までのいずれを実行するかを判定するためのデータが設定されている。
次に、ステップ12に進み、特別図柄記憶チェック処理が行われる。特別図柄記憶チェック処理は図9に示すフローチャートに沿って行われる。メインCPU31は処理を開始するとステップ21に進んで制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す“00”か否かを判断し、“00”でなければ特別図柄記憶チェック処理を終了する。また、“00”ならステップ22に進んで、メインRAM33に記憶されている保留個数が“0”か否かを判定し、保留個数が“0”ならステップ23に進んでデモ表示処理を行い、処理を終了する。一方、保留個数が“0”でなければ、ステップ24に進んで制御状態フラグに特別図柄変動時間管理を示す“01”をセットする。
次に、ステップ25に進み、大当り判定用前処理を行う。このとき、メインCPU31は移行確率が高確率か、通常の確率かを区別するための高確率フラグを参照する。そして、遊技球が第1始動口9へ入賞したときに抽出された大当り判定用乱数値を用いて、高確率フラグがセットされているときは確変用の大当り判定テーブルを参照し、それ以外の場合は通常用の大当り判定テーブルをサーチする。それから、ステップ26に進み、メインCPU31が移行可否判定手段として作動して、大当り判定テーブルのサーチ結果に基づき、大当りか否かを判定する大当り判定処理を行う。ここで、大当りならステップ27に進んで大当り図柄の決定処理を行い、大当りでなければステップ28に進んではずれ図柄の決定処理を行う。
大当り図柄の決定処理では、メインCPU31は、大当り図柄用乱数値(図示しない)と、特別図柄決定テーブル(図柄コマンドと、特別図柄の種類とを関連付けて記憶しているテーブル)とから特別図柄を決定し、さらに、決定した特別図柄に対応する図柄コマンドを副制御回路40への送信コマンドにセットする。
その後、メインCPU31はステップ29に進み、図示しない変動パターンテーブルをサーチして、乱数値に対応する変動パターンコマンドを決定した上で副制御回路40に送信する。また、メインCPU31は続くステップ30で、ステップ29で決定した変動パターンに対応する変動時間を待ち時間タイマ(t)にセットし、今回の変動に用いられた記憶領域をクリアすると、特別図柄記憶チェック処理が終了する。
そして、特別図柄記憶チェック処理が終了すると、続いて図8のステップ13に進み、特別図柄変動時間管理処理が行われる。特別図柄変動時間管理処理は、制御状態フラグが特別図柄変動時間管理を示す“01”のときに以下の処理が行われ、“01”でなければ以下の処理が行われないようになっている。すなわち、メインCPU31は、変動時間に対応する待ち時間タイマが“0”になったときに、制御状態フラグに特別図柄表示時間管理を示す“02”をセットし、確定後待ち時間(たとえば1秒)が待ち時間タイマ(t)にセットされると特別図柄変動時間管理処理が終了する。
次に、ステップ14に進み、特別図柄表示時間管理処理が行われる。特別図柄表示時間管理処理は、制御状態フラグが特別図柄表示時間管理を示す“02”のときに以下の処理が行われ、“02”でなければ以下の処理が行われないようになっている。すなわち、メインCPU31は、確定後待ち時間の待ち時間タイマが“0”で、大当りのときに制御状態フラグに第1大当り開始インターバル管理を示す“03”をセットした上で、第1大当り開始インターバルに対応する時間(例えば10秒、以下「大当り開始対応時間」という)を待ち時間タイマにセットし、第1大当りでないときは制御状態フラグに特別図柄ゲーム終了を示す“08”をセットして、特別図柄表示時間管理処理が終了する。
特別図柄表示時間管理処理S14が終了すると、続いてステップ15に進み、第1大当り開始インターバル管理処理が行われる。この第1大当り開始インターバル管理処理では、制御状態フラグが大当り開始インターバル管理を示す“03”のときに、大当り開始対応時間だけ待機して第1大入賞口11を開放させ、大当り開始コマンドをセットする。また、メインCPU31は第1大入賞口11の開放中を示す“04”を制御状態フラグにセットし、開放上限時間(例えば30秒)を第1大入賞口開放時間タイマにセットすると、大当り開始インターバル管理処理が終了する。
次に、ステップ16に進み、第1大入賞口開放中処理が行われる。第1大入賞口開放中処理では、制御状態フラグが第1大入賞口開放中を示す“04”のときに以下の処理が行われ、“04”でなければ以下の処理が行われないようになっている。すなわち、メインCPU31は、第1大入賞口入賞カウンタが最大入賞個数(例えば、“10”)以上であることと、開放上限時間を経過したこと(第1大入賞口開放時間タイマが“0”か)とのいずれかを満たすときに、制御状態フラグに第1大入賞口内残留球監視を示す“05”をセットし、第1大入賞口11の閉鎖処理を行い、さらに、第1大入賞口内残留球監視時間を経過したのち、ステップ17を実行するように、第1大入賞口内残留球監視時間(例えば1秒)を待ち時間タイマにセットする。いずれも満たしたと判定されないときは、上述の処理を実行することなくステップ17に進む。
ステップ17に進むと、第1大入賞口内残留球監視処理が行われる。第1大入賞口内残留球監視処理では、制御状態フラグが大入賞口内残留球監視を示す“05”のときに以下の処理が行われ、“05”でなければ以下の処理が行われないようになっている。メインCPU31は、第1大入賞口内残留球監視時間が経過したときに、第1大入賞口開放回数が最大開放回数以上になったという条件を満たしたときは大当り終了インターバルを示す“07”を制御状態フラグにセットする。また、大当り終了インターバルに対応する時間(以下「大当り終了対応時間」という)を待ち時間タイマにセットして、大当り終了対応時間を経過後、ステップ19を実行するようにする。上記の条件が満たされていなければ第1大入賞口再開放待ち時間管理を示す“06”を制御状態フラグにセットする。また、ラウンド間インターバルに対応する時間を待ち時間タイマにセットする。
そして、ステップ18に進み、第1大入賞口再開放前待ち時間管理処理が行われる。この第1大入賞口再開放前待ち時間管理処理では、制御状態フラグが第1大入賞口再開放前待ち時間管理を示す“06”のときにその待ち時間を経過したのち、ステップ18を実行するように以下の処理が行われ、“06”でなければ以下の処理が行わないようになっている。メインCPU31は、ラウンド間インターバルに対応する時間を経過後、第1大入賞口開放回数カウンタに“1”加算する。続いて、第1大入賞口の開放設定を行い、第1大入賞口開放中を示す“04”を制御状態フラグにセットし、第1大入賞口開放時間タイマ(s)がセットされると、大入賞口再開放前待ち時間管理処理が終了する。
次に、ステップ19に進んで第1大当り終了インターバル処理を行う。第1大当り終了インターバル処理では、制御状態フラグが第1大当り終了インターバルを示す“07”のときに以下の処理が行われ、“07”でなければ以下の処理が行わないようになっている。このとき、メインCPU31は、待ち時間タイマが経過したのちに制御状態フラグへの特別図柄ゲーム終了を示す“08”のセット、第1大当り終了を示す第1大当り終了コマンドのセット、第1大当り図柄に応じたコマンドのセットを行う。
次に、第1大当り終了インターバル処理を終了すると、ステップ20に進み、特別図柄ゲーム終了処理が行われる。ここでは、制御状態フラグが特別図柄ゲーム終了処理を示すデータ“08”であるときに以下の処理が行われ、“08”でなければ行われないようになっている。メインCPU31は、保留球数を“1”減らすように更新する。そして、制御状態フラグに特別図柄記憶チェックを示す“00”がセットされると、さらに今回の変動に用いられた記憶領域のクリアを行い、特別図柄ゲーム終了処理が終了する。
<普通図柄制御処理の動作手順>
こうして、特別図柄ゲーム終了処理が終了すると、続いて図7のステップ3に進んで普通図柄制御処理が行われる。この普通図柄制御処理では、液晶表示装置16に表示される普通図柄Nに関する制御を行う。普通図柄制御処理は、図10に示すフローチャートに沿って行われ、ステップ41からステップ46に示す処理が順次行われる。ステップ41では普通図柄制御状態フラグのロードが行われ、続くステップ42では普通図柄記憶チェック処理が行われる。
普通図柄記憶チェック処理を開始すると、メインCPU31は、図11に示すステップ51で制御状態フラグが普通図柄記憶チェックを示す“00”か否かが判定され、“00”でなければ普通図柄記憶チェック処理が終了し、“00”ならステップ52に進み、保留個数が“0”か否かが判定される。ここで、“0”ならステップ54のデモ表示処理を行って普通図柄記憶チェック処理が終了するが、“0”でなければステップ53に進み、普通図柄当り判定処理を行う。普通図柄当り判定処理では、遊技球の普通図柄作動ゲート10の通過により抽出された普通図柄当り判定用乱数値に基づき、メインCPU31が普通図柄当り判定を行い、判定結果に基づいて普通図柄の停止図柄をセットする。普通図柄当り判定用乱数値が所定の当り判定値と一致したときが当りになり、当りフラグに“77”がセットされる。
次に、ステップ55に進むと、時短フラグが“33”か否かが判定され、“33”ならステップ56、そうでなければステップ57に進み、いずれの場合も、普通図柄の変動表示パターンを示すパターンコマンドデータのセットと、変動表示時間を示すデータの普通図柄待ち時間タイマへのセットが行われる。ステップ56,57では、それぞれ“5.1秒”、“30秒”の変動表示を示すパターンコマンドデータがセットされ、“5.1秒”、“30秒”が待ち時間タイマにセットされる。このように、時短フラグが“33”のときは、“30秒”よりも短い“5.1秒”がセットされ、普通図柄の変動表示時間が短縮される。続いてステップ58,59で制御状態フラグへの普通図柄変動時間監視を示す“01”のセット、所定領域のクリアが行われ、普通図柄記憶チェック処理が終了する。
次に、図10のステップ43に進み、普通図柄変動時間監視処理が行われる。ここでは図12に示すステップ61に進み、制御状態フラグが普通図柄変動時間監視を示す“01”か否かが判定され、“01”でなければ普通図柄変動時間監視チェック処理が終了し、“01”ならステップ62に進み、普通図柄待ち時間タイマが“0”か否かが判定される。ここで、“0”でなければ普通図柄変動時間監視チェック処理が終了するが、“0”ならステップ63,64を順次実行し、制御状態フラグに普通図柄表示時間監視を示す“02”をセット、確定待ち時間(0.5秒)を示すデータを待ち時間タイマにセットして、普通図柄変動時間監視処理が終了する。
次に、図10のステップ44に進み、普通図柄表示時間監視処理が行われる。ここでは図13に示すステップ71に進み、制御状態フラグが普通図柄表示時間監視を示す“02”か否かが判定され、“02”でなければ普通図柄表示時間監視処理が終了するが、“02”ならステップ72に進み、普通図柄待ち時間タイマが“0”か否かを判定する。ここで、普通図柄待ち時間タイマが“0”でなければ普通図柄表示時間監視処理が終了するが、“0”ならステップ73に進み、当りフラグが“77”か否かを判定する。ここで、当りフラグが“77”、すなわち、図11のステップ53の普通図柄当り判定処理で“当り”と判定されていたときはステップ75に進み、そうでなければステップ74に進む。ステップ74で普通図柄ゲーム終了を示す“04”を制御状態フラグにセットすると、普通図柄表示時間監視処理が終了する。
一方、ステップ75に進むと、時短フラグが“33”になっているか否かを判定し、時短フラグが“33”のときはステップ76,77を実行し、そうでなければステップ79,80を実行し、遊技状態が確変遊技状態または時短遊技状態であるときにおける、第1始動口9を開閉する一対の補助可変入賞装置9a,9aの開放パターンを設定する。ステップ76では、1.8秒間の開放を3回にするデータをセットし、ステップ79では、0.3秒間の開放を1回にするデータをセットする。ステップ77,80では、補助可変入賞装置9a,9aの開放タイマに所定の時間(それぞれ6.7秒、0.3秒)をセットする。そして、ステップ78に進み、補助可変入賞装置9a,9aの開放を示す“03”を制御状態フラグにセットして普通図柄表示時間監視処理が終了する。
そして、図10のステップ45に進み、補助可変入賞装置開放処理が行われる。ここでは図14に示すステップ81に進み、制御状態フラグが補助可変入賞装置9a,9aの開放を示す“03”か否かが判定され、“03”でなければ補助可変入賞装置開放処理が終了するが、“03”ならステップ82に進む。ステップ82では、始動口ソレノイド9Lを駆動させる指示を出力して補助可変入賞装置9a,9aを開放させる補助可変入賞装置開放処理を行い、続くステップ83では、補助可変入賞装置の入賞カウンタが所定の値(例えば、4)以上か否かを判定する。ここで、所定の値未満のときはステップ84に進むが、所定の値以上のときはステップ84を実行することなくステップ85に進む。ステップ84に進むと、補助可変入賞装置開放時間タイマが“0”か否かを判定し、“0”でなければ補助可変入賞装置開放処理が終了するが、“0”ならステップ85に進む。ステップ85では、制御状態フラグに普通図柄ゲーム終了を示す値“04”をセットしてステップ86に進み、始動口ソレノイド9Lの駆動を停止させる指示を出力して補助可変入賞装置9a,9aを閉鎖させると補助可変入賞装置開放処理が終了する。
さらに、図10のステップ46に進み、普通図柄ゲーム終了処理が行われる。こでは図15に示すステップ91に進み、制御状態フラグが普通図柄ゲーム終了を示す“04”か否かが判定され、“04”でなければ普通図柄ゲーム終了処理が終了するが、“04”ならステップ92に進み、保留個数から“1”減算する処理を行い、ステップ93,94,95を順次実行して、普通図柄ゲーム終了処理が終了する。ステップ93,94,95では、それぞれ普通図柄記憶領域のデータのシフト、制御状態フラグへの普通図柄記憶チェックを示す“00”のセットが行われる。
<システムタイマ割込処理の動作手順>
主制御回路30では、前述したメイン制御処理とともに、メイン制御処理に割込むシステムタイマ割込み処理を図16に示すフローチャートに沿って実行している。以下、システムタイマ割込処理の動作手順を図16に示すフローチャートを参照して説明する。
図16に示すように、パチンコ遊技機1は、システムタイマ割込処理を開始すると、ステップ101で、メモリ内の記憶領域(レジスタ)に記憶されたメイン制御処理における実行中のプログラムを一旦退避させてステップ102に進む。ステップ102ではメインCPU31が、大当りの判定や識別図柄の変動パターンに用いる乱数の更新処理を行い、続くステップ103では入力信号処理を行う。
入力信号処理は、図17に示すフローチャートのステップ121〜126の手順に沿って行われる。まず、ステップ121では大入賞口入賞処理が行われ、第1大入賞口11または第2大入賞口93に遊技球が入賞すると、その入賞球毎に所定数の遊技球(例えば10個)が賞球として皿パネル6の上皿6aに払い出される。続くステップ122では、一般入賞口入賞処理が行われ、一般入賞口12a〜12dに遊技球が入賞すると、その入賞球毎に所定数の遊技球(例えば10個)が賞球として皿パネル6の上皿6aに払い出される。
次のステップ123では特定領域入賞処理が行われる。この特定領域入賞処理は、図18に示すフローチャートに沿って行われる。まず、ステップ131で特定領域(Vゾーン)Vに遊技球が入賞したか否かがVゾーンスイッチVSの検出信号の有無に応じて判定され、遊技球が特定領域(Vゾーン)Vに入賞していない場合には特定領域入賞処理を終了するが、入賞している場合には次のステップ132で第2大当り状態フラグがセットされているか否かが判定される。そして、第2大当り状態フラグがセットされていない場合には次のステップ133で第2大当り状態フラグがセットされ、第2大当り状態フラグがセットされている場合には、特定領域(Vゾーン)Vに入賞したことを示すVフラグがステップ134でセットされ、その後、特定領域入賞処理を終了する。
図18の特定領域入賞処理が終了すると、図17のステップ124に戻って第1始動口入賞処理が行われる。この第1始動口入賞処理は、図19に示すフローチャートに沿って行われる。まず、ステップ141で第1始動口9に遊技球が入賞したか否かが第1始動口スイッチ9Sの検出信号に応じて判定され、遊技球が第1始動口9に入賞していない場合には第1始動口入賞処理を終了するが、入賞している場合には次のステップ142で払出要求コマンドをメインRAM33に格納する。続くステップ143では第1始動口9の始動記憶が上限か否かが判定され、上限の場合には第1始動口入賞処理を終了するが、上限でない場合には次のステップ144で第1大当り判定用乱数と、第1大当り図柄決定用乱数を始動記憶領域に格納する。
図19の第1始動口入賞処理が終了すると、図17のステップ125に戻って第2始動口入賞処理が行われる。この第2始動口入賞処理は、図20に示すフローチャートに沿って行われる。まず、ステップ151で第2始動口91に遊技球が入賞したか否かが第2始動口スイッチ91Sの検出信号に応じて判定され、遊技球が第2始動口91に入賞していない場合には第2始動口入賞処理を終了するが、入賞している場合には次のステップ152で払出要求コマンドをメインRAM33に格納する。続くステップ153では第2大入賞口93用の可変入賞装置92,92の開放開始フラグ、開放終了フラグ、第2大当り状態フラグの何れかのフラグがセットされていて可変入賞装置92,92が開放動作中であるか否かが判定される。
ステップ153で可変入賞装置92,92が開放動作中であると判定された場合には第2始動口入賞処理を終了するが、開放動作中でないと判定された場合には次のステップ154で可変入賞装置92,92の開放開始フラグがセットされる。続くステップ155では可変入賞装置92,92の開放時間延長フラグがセットされているか否かが判定され、セットされていなければ第2始動口入賞処理を終了するが、セットされている場合には次のステップ156で開放時間延長回数から1の値が減算処理される。
続くステップ157では可変入賞装置92,92の開放時間延長回数が“0”か否かが判定され、“0”でなければ第2始動口入賞処理を終了するが、“0”であれば次のステップ158で可変入賞装置92,92の開放時間延長フラグがクリアされる。
こうして図20の第2始動口入賞処理が終了すると、図17のステップ126に戻って普通図柄作動ゲート入賞処理が行われる。すなわち、遊技球が普通図柄作動ゲート10を通過すると、作動ゲートスイッチ10Sがその検出信号を主制御回路30に出力し、これに応じてメインCPU31が普通図柄当り判定用乱数値を抽出する。
図17に示したステップ126の普通図柄作動ゲート入賞処理が終了して図16のステップ103の入力信号処理が終了すると、次のステップ104に進んでタイマ更新処理を行う。ここで、主制御回路30と副制御回路40の同期をとるタイマなどを更新し、続くステップ105では、遊技情報データ生成処理を行い、パチンコ遊技機1から図示しないホールコンピュータへの出力信号を生成する。続いてステップ106に進み、メインRAM33に記憶されているデータに基づき各ソレノイド、モータのON,OFFを制御するなどして出力処理を行い、続くステップ107で図柄コマンド、変動パターンコマンド、始動記憶変動用表示コマンド、第1、第2の始動記憶数表示コマンド等各種コマンドを出力するコマンド出力を行い、各種コマンドを副制御回路40に出力する。
また、ステップ108,109と続いて、ランプ制御処理(ランプ点灯用の信号を副制御回路40に出力する処理)および払出処理(賞球数を示すデータを含む賞球コマンドを払出装置81に出力する処理)を順次実行する。なお、払出装置81は賞球コマンドに対応する賞球の払出しを行う。また、ステップ110では、退避させたメイン制御処理のプログラムのレジスタを復帰させ、メイン制御処理を中断した(退避させた)時点から再開する。さらに、ステップ111に進み、メインRAM33の変数、フラグ等を更新して割込許可を行うと、システムタイマ割込処理が終了する。
<第2遊技制御処理の動作手順>
図7のステップ3の普通図柄制御処理が終了すると、ステップ4に進んで第2遊技制御処理が行われる。この第2遊技制御処理は、図21〜図25に示すフローチャートに沿って行われる。
まず、図21のステップ161においてメインCPU31は、第2大当り状態フラグがセットされているか否かを判定し、セットされている場合にはステップ162に進んで第2遊技大当り制御処理を実行するが、セットされていない場合にはステップ163に進んで可変入賞装置92,92の開放開始フラグがセットされているか否かを判定する。そして、開放開始フラグがセットされている場合にはステップ164に進んで第2大入賞口開放開始処理を実行するが、セットされていない場合にはステップ165に進んで可変入賞装置92,92の開放終了フラグがセットされているか否かを判定する。この判定で開放終了フラグがセットされている場合にはステップ166に進んで第2大入賞口開放終了処理を実行するが、セットされていない場合には第2遊技制御処理を終了する。
ステップ162の第2遊技大当り制御処理は、図22に示すフローチャートに沿って行われる。メインCPU31が処理を開始するとステップ171に進んで第2大当り開始インターバル管理処理が行われる。この第2大当り開始インターバル管理処理では、制御状態フラグが第2大当り開始インターバル管理処理を示すときに、第2大当り開始対応時間だけ待機して第2大入賞口93用の可変入賞装置92,92を開放させ、第2大当り開始コマンドを副制御回路40に送信するために送信バッファにセットする。また、メインCPU31は可変入賞装置92,92の開放中を示す第2大入賞口開放中処理の制御状態フラグにセットし、開放上限時間(例えば30秒)を第2大入賞口開放時間タイマにセットすると、第2大当り開始インターバル管理処理が終了する。
次に、ステップ172に進み、第2大入賞口再開放前待ち時間管理処理が行われる。この第2大入賞口再開放前待ち時間管理処理では、制御状態フラグが第2大入賞口再開放前待ち時間管理を示すときにのみ、その待ち時間を経過したのち、ステップ172を実行するように以下の処理が行われ、それ以外では以下の処理が行わないようになっている。メインCPU31は、ラウンド間インターバルに対応する時間を経過後、第2大入賞口開放回数カウンタに“1”加算する。続いて、第2大入賞口の開放設定を行い、第2大入賞口開放中を示す第2大入賞口開放中処理の制御状態フラグをセットし、第2大入賞口開放時間タイマ(s)がセットされると、第2大入賞口再開放前待ち時間管理処理が終了する。
続いて、ステップ173に進み、第2大入賞口開放中処理が行われる。第2大入賞口開放中処理では、制御状態フラグが第2大入賞口開放中を示すときに以下の処理が行われ、それ以外では以下の処理が行われないようになっている。すなわち、メインCPU31は、第2大入賞口入賞カウンタが最大入賞個数(例えば、“10”)以上であることと、開放上限時間を経過したこと(第2大入賞口開放時間タイマが“0”か)とのいずれかを満たすときに、第2大入賞口内残留球監視処理を示す制御状態フラグをセットし、第2大入賞口93用の可変入賞装置92,92の閉鎖処理を行う。さらに、メインCPU31は、第2大入賞口内残留球監視時間を経過したのち、次のステップ174の第2大入賞口内残留球監視処理を実行するように、第2大入賞口内残留球監視時間(例えば1秒)を待ち時間タイマにセットする。いずれも満たしたと判定されないときは、上述の処理を実行することなく次のステップ174に進む。
次のステップ174では、第2大入賞口内残留球監視処理が行われる。第2大入賞口内残留球監視処理では、制御状態フラグが大入賞口内残留球監視処理を示すときに以下の処理が行われ、それ以外では以下の処理が行われないようになっている。メインCPU31は、第2大入賞口内残留球監視時間が経過したときに、遊技球が特定領域Vを通過しなかったか、第2大入賞口開放回数が最大開放回数以上になったといういずれかの条件を満たしたときは、第2大当り終了インターバルを示す制御状態フラグをセットする。また、第2大当り終了インターバルに対応する時間を待ち時間タイマにセットして、第2大当り終了対応時間の経過後、ステップ175の第2大当り終了インターバル処理を実行する。上記の条件が満たされていなければ第2大入賞口再開放待ち時間管理を示す制御状態フラグをセットする。また、ラウンド間インターバルに対応する時間を待ち時間タイマにセットする。
ステップ175の第2大当り終了インターバル処理は、図23に示すフローチャートに沿って行われる。まず、ステップ181で制御状態フラグが第2大当り終了インターバルを示す値か否かが判定される。ここで、第2大当り終了インターバルを示す値でない場合には第2大当り終了インターバル処理が終了するが、第2大当り終了インターバルを示す値である場合には、次のステップ182で待ち時間タイマが“0”か否かが判定される。ここで、待ち時間タイマが“0”でなければ第2大当り終了インターバル処理が終了するが、“0”の場合には、続くステップ183で第2大当り終了インターバルを示す制御状態フラグがクリアされる。そして、次のステップ184で可変入賞装置92,92の開放時間延長フラグがセットされ、続くステップ185で可変入賞装置92,92の開放時間延長回数が10にセットされる。
図21に示したステップ164の第2大入賞口開放開始処理は、図24に示すフローチャートに沿って行われる。まず、ステップ191では、第2大入賞口開放処理が実行され、可変入賞装置ソレノイド92Lに駆動信号が出力されて可変入賞装置92,92が開放される。続くステップ192では、開放時間延長フラグがセットされているか否かが判定され、開放時間延長フラグがセットされていればステップ193で開放時間が1.5秒と長くセットされ、開放時間延長フラグがセットされていなければステップ194で開放時間が0.3秒と短くセットされる。そして、次のステップ195では開放開始フラグがクリアされ、続くステップ196では開放終了フラグがセットされる。
図21に示したステップ166の第2大入賞口開放終了処理は、図25に示すフローチャートに沿って行われる。まず、ステップ201では、可変入賞装置92,92の開放時間タイマが“0”か否かが判定され、“0”でなければ第2大入賞口開放終了処理を終了するが、“0”ならばステップ202に進む。ステップ202では、可変入賞装置ソレノイド92Lに対する駆動信号の出力が停止されて可変入賞装置92,92が閉鎖される。次のステップ203では開放終了フラグがクリアされ、続くステップ204では、第1特定遊技状態において第1始動口9用の補助可変入賞装置(電動チューリップ)9a,9aが開く確率の高い始動口入賞向上遊技状態とするために時短フラグがセットされる。そして、このステップ204の処理をもって第2大入賞口開放終了処理が終了する。
こうして図7のステップ4の第2遊技制御処理が終了すると、続いてステップ5に進んで乱数更新処理を行う。ここでは、はずれ図柄用乱数値、リーチ判定用乱数値、演出条件選択用乱数値などを所定の演算方法により更新する乱数更新処理を行って処理を終了する。その後、ステップ2の第1遊技制御処理に戻って繰返しのルーチンが行われる。
<副制御回路の動作手順>
次に、副制御回路40の動作について説明する。副制御回路40では、主制御回路30から送信されたコマンドを受信することにより、図柄の表示制御、音声制御およびランプ制御等を行う。図26は、副制御回路40により繰返し実行されるサブ制御処理の手順を示すフローチャートである。
サブCPU41は、図26に示すようにステップ211〜216までを順次実行し、初期化処理、乱数更新処理、コマンド解析制御処理、表示制御処理、音声制御処理およびランプ制御処理を行う。そして、ステップ212〜216までが繰返し実行される。
ここで、ステップ212の乱数更新処理に続くステップ213のコマンド解析制御処理は、図27に示すフローチャートの手順に沿って行われる。まず、サブCPU41は、ステップ221に進み、主制御回路30からコマンドを受信したか否かを判定し、コマンドを受信していればステップ222に進むが、受信していなければコマンド解析制御処理を終了する。ステップ222では、受信したコマンドが第2の始動記憶数表示コマンドか否かを判定し、第2の始動記憶数表示コマンドのときはステップ223に進むが、そうでなければステップ224に進む。ステップ223では、受信した第2の始動記憶数表示コマンドに対応する通常用表示データをセットし、コマンド解析制御処理を終了する。
ステップ224では、受信したコマンドが始動記憶変動用表示コマンドか否かを判定し、始動記憶変動用表示コマンドのときはステップ225に進むが、そうでなければステップ226に進む。ステップ225では、受信した始動記憶変動用表示コマンドに対応する変動用表示データをセットし、コマンド解析制御処理を終了する。そして、ステップ226では、受信したコマンドに対応する処理を実行した後、コマンド解析制御処理を終了する。ここでは、例えば、第1の始動記憶数表示コマンドに応じて特別図柄保留ランプR1〜R4を点灯させる点灯データがセットされる。
以上でコマンド解析処理が終了し、続いて、図26のステップ214に進んで表示制御処理が行われる。表示制御処理はコマンド解析処理の結果に基づく画像表示を液晶表示装置16に行わせるための処理である。この場合、サブCPU41が表示制御手段として作動して、コマンド解析処理でセットされた通常用表示データ、変動用表示データなどを用いて、コマンド解析処理の結果に基づく画像表示を画像制御回路50に指示し、液晶表示装置16に装飾図柄Dなどを表示させる。
次のステップ215の音声制御処理では、サブCPU41が主制御回路30からのコマンドに基づくコマンド解析処理の結果に対応させて音声制御回路60に指示し、スピーカ18L,18Rから音声を出力させる。この音声制御処理では、音源IC61が音声データROM63から音声データを読み出し、その音声データを所定の音声信号に変換し、AMP62に供給する。AMP62が音声信号を増幅してスピーカ18L,18Rから音声を発生させる。
続くステップ216のランプ制御処理では、サブCPU41が主制御回路30からのコマンドに基づくコマンド解析制御処理の結果に対応させてランプ制御回路70に指示し、装飾ランプ19L,19Rを点灯または消灯させる。このランプ制御処理では、サブCPU41が装飾データROM71からランプ装飾パターンを読み出し、ドライブ回路72を介して、装飾ランプ19L,19Rを点滅させる。また、コマンド解析処理の結果にもとづき、特別図柄保留ランプR1〜R4を第1の始動記憶数表示コマンドに応じて点灯させ、始動記憶数を報知する。
以上説明したように、本実施形態のパチンコ遊技機1では、遊技球が第2始動口91へ入賞し、その入賞した遊技球が第2始動口スイッチ91Sにより検出されると、可変入賞装置ソレノイド92Lが駆動されて可変入賞装置92,92が開状態に制御される。そして、可変入賞装置92,92の内側に設けられた第2大入賞口93の特定領域(Vゾーン)Vに遊技球が入賞すると、遊技者にとって通常遊技状態より有利な第2特定遊技状態の制御を行い、その第2特定遊技状態の終了後に、第2大入賞口93用の可変入賞装置92,92の開放時間が延長される特定領域入賞向上遊技状態に移行制御される(図24ステップ193参照)。
ここで、このような第2特定遊技状態の制御が終了すると、第1特定遊技状態において第1始動口9用の補助可変入賞装置(電動チューリップ)9a,9aが開く確率の高い始動口入賞向上遊技状態とするために時短フラグがセットされる(図25のステップ204参照)。このため、図11に示した普通図柄記憶チェック処理においては、普通図柄の変動表示時間が大幅に短縮されるようになり(ステップ56参照)、左右一対の補助可変入賞装置9a,9aの開く確率が高くなる。その結果、遊技球が左右一対の補助可変入賞装置9a,9aに誘導されて第1始動口9へに入賞し易くなる。
すなわち、本実施形態のパチンコ遊技機1では、第2特定遊技状態の制御が終了すると、可変入賞装置(電動チューリップ)92,92が時間延長されて開く特定領域入賞向上遊技状態の制御が開始されると共に、左右一対の補助可変入賞装置(電動チューリップ)9a,9aの開く確率が高い始動口入賞向上遊技状態の制御が開始されるため、遊技球が第1始動口9へ入賞し易くなり、その結果、第1大入賞口11が開放される確率が高くなる。従って、第1大入賞口11が開放される第1の特定遊技状態および可変入賞装置92,92が開放される第2の特定遊技状態を含む遊技全体に対する遊技者の興趣を向上させることができる。
上述したように、可変入賞装置92,92が開放される第2特定遊技状態の制御が終了すると、可変入賞装置92,92の開放時間が延長されて第2大入賞口93に遊技球が入賞し易くなり、その結果、第2大入賞口93の特定領域(Vゾーン)Vに遊技球が入賞し易い状態となる。そして、この特定領域入賞向上遊技状態に制御されたことを条件として、左右一対の補助可変入賞装置(電動チューリップ)9a,9aの開く確率が高い始動口入賞向上遊技状態の制御が開始される。このため、可変入賞装置92,92が開放される第2の特定遊技状態のそれ自体への興趣を高めることができる。
ここで、本実施形態のパチンコ遊技機1では、左右一対の補助可変入賞装置(電動チューリップ)9a,9aが閉じた状態で第1始動口9への遊技球の入賞を阻止する入賞阻止部材9bが設けられているため、補助可変入賞装置(電動チューリップ)9a,9aが開かない限り遊技球は第1始動口9へ入賞できず、補助可変入賞装置(電動チューリップ)9a,9aが開いた際にのみ遊技球が第1始動口9へ入賞可能となる。この場合、補助可変入賞装置(電動チューリップ)9a,9aが開く確率は、第2特定遊技状態の制御が終了すると高くなるが、それ以前では低いため、実質上、第2特定遊技状態が終了した後でなければ第1特定遊技状態に制御されない。従って、本実施形態のパチンコ遊技機1では、可変入賞装置92,92が開放される第2特定遊技状態と第1大入賞口11が開放される第1特定遊技状態との関連性を一層深めることができ、全体として第2特定遊技と第1特定遊技とを統合した一つの遊技性を創出することができる。
本発明の遊技機は、前述した一実施形態に限定されるものではない。例えば、第2大入賞口93の特定領域(Vゾーン)Vに遊技球が入賞した際に通常遊技状態から移行する第2特定遊技状態の態様としては、左右一対の可変入賞装置92,92の開閉回数が増加されて遊技球が第2大入賞口93に入賞し易くなる態様や、遊技球が第2大入賞口93に入賞し易くなるように左右一対の可変入賞装置92,92の開閉角度が変更される態様としてもよい。
さらに、特定領域入賞向上遊技状態の態様としては、可変入賞装置92,92の開放時間が延長されることに限らず、第2大入賞口93内に入賞した遊技球を特定領域(Vゾーン)Vに誘導する誘導装置を設け、その誘導装置によって特定領域(Vゾーン)Vに遊技球が入賞し易くなるように誘導装置を制御する状態であってもよい。
本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機の正面側から見た斜視図である。 図1に示したパチンコ遊技機の分解斜視図である。 図1に示したパチンコ遊技機の背面側から見た斜視図である。 図2に示した遊技盤の正面図である。 図1に示したパチンコ遊技機の部分断面図である。 一実施形態に係るパチンコ遊技機の内部の構成を中心に示すブロック構成図である。 電源を投入したあとに主制御回路により繰返し実行されるメイン制御処理の手順を示すフローチャートである。 第1遊技制御処理の手順を示すフローチャートである。 特別図柄記憶チェック処理の手順を示すフローチャートである。 普通図柄制御処理の手順を示すフローチャートである。 普通図柄記憶チェック処理の手順を示すフローチャートである。 普通図柄変動時間監視処理の手順を示すフローチャートである。 普通図柄表示時間監視処理の手順を示すフローチャートである。 補助可変入賞装置開放処理の手順を示すフローチャートである。 普通図柄ゲーム終了処理の手順を示すフローチャートである。 システムタイマ割込処理の手順を示すフローチャートである。 入力信号処理の手順を示すフローチャートである。 特定領域入賞処理の手順を示すフローチャートである。 第1始動口入賞処理の手順を示すフローチャートである。 第2始動口入賞処理の手順を示すフローチャートである。 第2遊技制御処理の手順を示すフローチャートである。 第2遊技大当り制御処理の手順を示すフローチャートである。 第2大当り終了インターバル処理の手順を示すフローチャートである。 第2遊技大入賞口開放開始処理の手順を示すフローチャートである。 第2遊技大入賞口開放終了処理の手順を示すフローチャートである。 副制御回路により繰返し実行されるサブ制御処理の手順を示すフローチャートである。 コマンド解析制御処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1…パチンコ遊技機、4…遊技盤、4a…遊技領域、
9…第1始動口、9a…補助可変入賞装置、9b…入賞阻止部材、
9S…第1始動口スイッチ(第1始動口検出手段)、
10…普通図柄作動ゲート、11…第1大入賞口、
91…第2始動口、91S…第2始動口スイッチ(第2始動口検出手段)、
92…可変入賞装置、93…第2大入賞口、
V…特定領域、94…入賞阻止板、
16…液晶表示装置、16a…表示領域、16b…図柄表示部、
30…主制御回路、40…副制御回路
31…メインCPU、32…メインROM
33…メインRAM、43…サブRAM
41…サブCPU、42…サブROM

Claims (3)

  1. 遊技盤の遊技領域に設けられた第1始動口に入賞した遊技球を検出する第1始動口検出手段と、
    遊技盤の遊技領域に設けられた第2始動口に入賞した遊技球を検出する第2始動口検出手段と、
    遊技盤の遊技領域に設けられ、遊技球が入賞し易い開放状態と遊技球が入賞し難い閉鎖状態とに変化可能な可変入賞装置と、
    前記第1始動口に遊技球を誘導できるように開閉される補助可変入賞装置と、
    前記第1始動口検出手段によって遊技球が検出されたことにより、通常遊技状態から該通常遊技状態よりも遊技者にとって有利な第1特定遊技状態への移行の可否を判定するための抽選を実行し、その当選により前記通常遊技状態から前記第1特定遊技状態へ移行させる第1遊技制御手段と、
    前記第2始動口検出手段によって遊技球が検出されたことにより、前記可変入賞装置を開放状態に制御し、且つ、その可変入賞装置の内側に設けられた特定領域への遊技球の入賞により、前記通常遊技状態から該通常遊技状態よりも遊技者にとって有利な第2特定遊技状態へ移行させる第2遊技制御手段と、
    前記補助可変入賞装置が開く確率の高い始動口入賞向上遊技状態に制御可能な始動口入賞向上制御手段とを備え、
    前記始動口入賞向上制御手段は、前記第2遊技制御手段による前記第2特定遊技状態の制御が終了したことを条件として前記始動口入賞向上遊技状態の制御を開始するように構成されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記第2特定遊技状態の制御が終了すると前記特定領域に遊技球が入賞し易い特定領域入賞向上遊技状態に制御可能な特定領域入賞向上制御手段を備え、
    前記始動口入賞向上制御手段は、前記特定領域入賞向上制御手段により前記特定領域入賞向上遊技状態に制御されたことを条件として前記始動口入賞向上遊技状態の制御を開始するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記補助可変入賞装置の閉時に遊技球が前記第1始動口へ入賞するのを阻止する入賞阻止部材が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
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