JP2007111202A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】始動領域への遊技球の進入に対する遊技者の技術介入性を与え、遊技意欲を高めることが可能であると共に、遊技の興趣の向上を図ることが可能な遊技機を提供すること。
【解決手段】始動領域への遊技球の進入を容易とする開状態と、始動領域への遊技球の進入を困難とする閉状態とを切替え可能な可変入賞装置9A,9Bを備え、開状態及び閉状態のうちの一方を始動状態と設定し、他方は特別状態と設定する。変動表示手段16bによる識別図柄Jの変動表示が始動できない状態で、始動状態の可変入賞装置9A,9Bに遊技球が進入した場合には、始動記憶をとして始動記憶手段に記憶するようにしている。一方、特別状態の可変入賞装置9A,9Bに、遊技球が進入すると、始動記憶手段に記憶されている始動記憶を消去するようにしている。これにより、遊技者は、始動状態、特別状態にあわせて遊技球を打つようになる。
【選択図】図4

Description

本発明は、遊技機に係り、特に、始動条件の成立に応じて、識別図柄の変動表示を始動する変動表示手段を備えた遊技機に関する。
従来、例えばパチンコ遊技機などの遊技機においては、遊技盤に設けられた始動口(指導領域)への遊技球の進入を始動条件として、識別図柄の変動表示を始動し、識別図柄が特定の表示態様で停止したときに、遊技者にとって有利な特定遊技状態となるものがある。このような遊技機では、例えばチューリップ式の可変入賞装置を備え、可変入賞装置は、遊技球の始動口への進入を容易とする開状態と遊技球の始動口への進入を困難とする閉状態とを切替え可能としている。そして、チューリップ(羽根)が開放することで開状態となり、遊技球がチューリップに誘導されて、始動口に容易に進入するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−152538号公報
しかしながら、上記特許文献に記載の遊技機では、可変入賞装置は、遊技球を始動口に進入しやすくすることを目的として設けられ、可変入賞装置が閉状態の場合には、ただひたすら始動口近傍を狙って遊技球を打てばよく、遊技者に技術介入性を持たせることができず、遊技が単調になっていた。そのため、識別図柄の変動表示や遊技状態等を報知する演出のみにしか興味を持たすことができず、遊技に飽きを生じさせていた。
本発明は、このような課題を解決するために成されたものであり、始動領域への遊技球の進入に対する遊技者の技術介入性を与え、遊技意欲を高めることが可能であると共に、遊技の興趣の向上を図ることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
本発明による遊技機は、遊技盤に設けられ遊技球が進入可能な始動領域と、該始動領域への遊技球の進入を容易とする開状態と始動領域への遊技球の進入を困難とする閉状態とを切替え可能な可変入賞装置と、を具備し、開状態及び閉状態のうちの一方を始動状態と設定し、他方を特別状態と設定する状態設定手段と、可変入賞装置が始動状態であるときに、始動領域に遊技球が進入したことを検出する始動検出手段と、可変入賞装置が特別状態であるときに、始動領域に遊技球が進入したことを検出する特別検出手段と、始動検出手段による遊技球の検出に基づく始動条件の成立に応じて、識別図柄の変動表示を始動すると共に、該変動表示の表示結果を導出表示する変動表示手段と、該変動表示手段による識別図柄の変動表示を始動できない状態で始動検出手段が遊技球を検出したときに、遊技球が検出されたことを始動記憶として記憶する始動記憶手段と、特別検出手段による遊技球の検出に基づいて、始動記憶手段に記憶されている始動記憶を消去する始動記憶消去手段を有することを特徴としている。
このような遊技機によれば、始動領域への遊技球の進入を容易とする開状態と、始動領域への遊技球の進入を困難とする閉状態とを切替え可能な可変入賞装置を備え、開状態及び閉状態のうちの一方は始動状態と設定され、他方は特別状態と設定されている。例えば、開状態を始動状態と設定し、閉状態を特別状態と設定した場合にあっては、可変入賞装置が開状態であるときに、始動領域に遊技球が進入すると、始動検出手段によって検出され、変動表示手段による識別図柄の変動表示を始動する。そして、変動表示手段による識別図柄の変動表示が始動できない状態で、始動検出手段により遊技球の進入が検出された場合には、可変入賞装置が開状態(始動状態)で始動領域に遊技球が進入したことを始動記憶として始動記憶手段に記憶するようにしている。一方、可変入賞装置が閉状態(特別状態)であるときに、始動領域に遊技球が進入すると、特別検出手段によって検出され、始動記憶手段に記憶されている始動記憶を消去するようにしている。
このように、可変入賞装置が特別状態である閉状態であるときに、遊技球が始動領域に進入してしまうと、始動記憶手段に記憶されている始動記憶が消去されてしまうため、遊技者は緊張感を持って遊技を行うことになり、遊技の興趣の向上を図ることができる。そこで、遊技者は、可変入賞装置が閉状態のときに遊技球が始動領域に進入しないように、可変入賞装置が始動状態である開状態のときに遊技球が始動領域に進入するように打つようになる。このように、可変入賞装置の開状態及び閉状態に応じて遊技球を狙い打ちするという技術介入性によって、始動領域への遊技球の進入に対する遊技者の直接的な関与を与えることが可能となり、遊技者の遊技意欲を高めることができる。また、可変入賞装置が特別状態のときに遊技球が始動領域に進入することで、始動記憶を消去するため、従来に比して、始動記憶の消化を早めることができる。また、始動記憶の消化が早いため、始動記憶手段に記憶可能な最大記憶数が一定である場合、その上限値を低く抑えることが可能となる。
また、状態設定手段は、開状態及び閉状態の少なくとも一方を、始動状態又は特別状態に設定切替えする状態設定切替手段を備えることが好ましい。
こうすると、例えば、可変入賞装置が開状態のときに始動状態として機能するように設定されていたものを、可変入賞装置が閉状態のときに特別状態として機能するように設定を切替えることができ、可変入賞装置が閉状態のときに特別状態として機能するように設定されていたものを、可変入賞装置が開状態のときに始動状態として機能するように設定を切替えることができる。このように、設定を切替えることで、遊技に変化を与えることが可能となり、遊技者を飽きさせることなく、遊技の興趣を一層向上させることができる。
また、可変入賞装置として、第1の可変入賞装置及び第2の可変入賞装置を備え、第1の可変入賞装置に進入した遊技球との接触により作動して、第2の可変入賞装置を開状態又は閉状態に切替える連結部を備えることが好ましい。
こうすると、第1の可変入賞装置への遊技球の進入により第2の可変入賞装置を開状態又は閉状態に切替える所謂機械式の可変入賞装置(非電動役物)を備えるため、第1の可変入賞装置に遊技球が進入しなければ、第2の可変入賞装置の開状態又は閉状態が維持され続け、遊技者は常に緊張感を持って遊技を行うことができ、遊技者を飽きさせることがない。また、機械式の可変入賞装置を備える構成のため、電動式の可変入賞装置(電動役物)のように、開放時間(開状態の継続時間)の制御が不要となり、制御負担の軽減を図ることができる。
本発明によれば、始動領域への遊技球の進入に対する遊技者の技術介入性を与え、遊技意欲を高めることが可能であると共に、遊技の興趣の向上を図ることが可能な遊技機を提供することができる。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、図面の説明において、同一または相当要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。図1は本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機を正面側から示す斜視図、図2は図1に示すパチンコ遊技機の分解斜視図、図3は図1に示すパチンコ遊技機を背面側から示す斜視図、図4は、図2に示す遊技盤の正面図である。
(遊技機の構成)
図1に示すパチンコ遊技機1は、遊技場(ホール)の所定の設置枠に収容されて設置される外枠2を備えている。外枠2の正面側には、外枠2に対して回動可能に設けられたベースドア(内枠)3が配設され、ベースドア3内には、図2に示す遊技盤4が組み込まれている。また、外枠2の正面には、フロント扉5が設けられている。フロント扉5は、遊技盤4の正面を覆うとともに、ベースドア3の正面側に回動可能に設置されている。
また、パチンコ遊技機1には、プリペイドカードなどが挿入されると、当該プリペイドカードの残高に応じて、遊技球が貸し出されるように構成されたカードユニット84が隣接して併設されている。
フロント扉5は、その中央の略全域にガラス板5aを備え、その内側の遊技盤4が視認可能な構成とされている。フロント扉5の下部には、カードユニット84のカード返却操作や遊技球の貸し出し(玉貸し)操作等を行う玉貸し操作パネルボタン28aを有する玉貸し操作パネル28が設けられている。また、この玉貸し操作パネル28には、所定の操作を行う選択ボタン20a,20bおよび決定ボタン20cが設けられている。
また、フロント扉5の下側には、外枠2に対して開閉可能な皿パネル6が設置されている。この皿パネル6の正面側には、カードユニット84により貸し出された遊技球および後述する入賞口に入球した場合に払い出される遊技球を受け止める上皿6aと、この上皿6aの満杯時に球出口6dの内方で溢れた遊技球を受け止める下皿6bとが配置されている。また、下皿6bの右側に発射ハンドル6cが設けられている。
発射ハンドル6cは、上皿6aに受け止められている遊技球を発射するためのもので、皿パネル6に対して回動自在に設けられ、遊技者は発射ハンドル6cを操作することによりパチンコ遊技を進めることができる。この発射ハンドル6cが遊技者によって握持され、かつ、時計回り方向へ回動操作されたときに、その回動角度に応じて、発射ハンドル6cの背面側に設けられた発射モータに電力が供給され、遊技球が遊技盤4に順次発射される。
発射された遊技球は、図4に示すように、遊技盤4の左側に設けられたガイドレール7により案内され、遊技盤4の上部に移動し、その後、遊技釘8(図5参照)等との衝突によりその進行方向を変えながら遊技盤4の下方に向かって流下する。
遊技盤4には、遊技状態において遊技球が流下する領域となる遊技領域4aが形成されており、この遊技領域4a内に、遊技球の流下方向を変更させる多数の遊技釘8が設けられている(図4では、遊技釘の図示を省略している)。また、図4に示すように、遊技領域4a上において、遊技盤面を左右に仕切る中心線上であって、中央よりもやや下部には第1の始動入賞口(第1の可変入賞装置、始動領域)9Aが配置され、その下側に第2の始動入賞口(第2の可変入賞装置、始動領域)9Bが配置されている。(以下、第1の始動入賞口9A及び第2の始動入賞口9Bの両方をまとめて指す場合は、始動入賞口9A,9Bという。)
また、上記中心線上における第2の始動入賞口9Bの高さ方向の下側に大入賞口11が設けられている。さらに、第2の始動入賞口9Bの側方には、一般入賞口13a,13bが設けられている。また、遊技領域4aの下端部には、アウト口14が設けられている。
始動入賞口9A,9Bは、入賞(進入)遊技球の自重などにより開放と閉鎖とを繰り返すいわゆる機械式のチューリップ型可変入賞装置であり、開閉可能な一対の羽根9t,9tを有している。この始動入賞口9A,9Bは、一対の羽根9t,9tを開くことで遊技球の入賞(進入)を容易とする開状態と、一対の羽根9t,9tを閉じることで遊技球の入賞を困難とする閉状態とを切替え可能としている。なお、ここでいう閉状態とは、開状態に比して、遊技球の進入が困難である状態をいう。
また、始動入賞口9A,9Bは、後述する状態設定手段により、その開状態が始動状態と設定され、閉状態が特別状態とされている。本実施形態では、始動入賞口9A,9Bが開状態(始動状態)であるときに遊技球が進入することを始動条件としている。一方、始動入賞口9A,9Bが閉状態(特別状態)であるときに遊技球が進入した場合には、始動記憶手段に記憶されている始動記憶(保留球)を消去する。詳しくは後述する。
ここで、始動入賞口9A,9Bは、第2の始動入賞口9Bが第1の始動入賞口9Aに連動して開閉する連動役物であり、遊技盤4の背面側には、第1の始動入賞口9Aに進入した遊技球との接触により作動して、第2の始動入賞口9Bを開状態に切替える連結部90が設けられている。この連結部90の詳細については後述する。
第1の始動入賞口9Aは、この第1の始動入賞口9Aに進入した遊技球を検出する第1の始動入賞口スイッチ(始動検出手段、特別検出手段)9SA(図6参照)を備えている。この第1の始動入賞口スイッチ9SAは、後述する主制御回路30に電気的に接続され、第1の始動入賞口9Aに進入した遊技球を検出すると、検出信号を主制御回路30に入力する。
また、第1の始動入賞口9Aには、この第1の始動入賞口9Aの羽根9t,9tの開閉状態を検出する開閉状態検出スイッチ9TA(図6参照)が設けられている。この開閉状態検出スイッチ9TAは、主制御回路30に電気的に接続され、第1の始動入賞口9Aが開状態であると検出すると、検出信号を主制御回路30に入力する。
第2の始動入賞口9Bは、この第2の始動入賞口9Bに進入した遊技球を検出する第2の始動入賞口スイッチ(始動検出手段、特別検出手段)9SB(図6参照)を備えている。(以下、第1の始動入賞口スイッチ9SA及び第2の始動入賞口スイッチ9SBの両方をまとめて指す場合は、始動入賞口スイッチ9SA,9SBという。)この第2の始動入賞口スイッチ9SBは、主制御回路30に電気的に接続され、第2の始動入賞口9Bに進入した遊技球を検出すると、検出信号を主制御回路30に入力する。
また、第2の始動入賞口9Bには、この第2の始動入賞口9Bの羽根9t,9tの開閉状態を検出する開閉状態検出スイッチ9TB(図6参照)が設けられている。この開閉状態検出スイッチ9TBは、主制御回路30に電気的に接続され、第2の始動入賞口9Bが開状態であると検出すると、検出信号を主制御回路30に入力する。
大入賞口11は、いわゆるアタッカー式の開閉装置であって、シャッタ11aを有し、そのシャッタ11aの前後方向への開閉により、入賞容易状態と入賞困難状態とが切替わるようになっている。シャッタは、軸を介して後述する大入賞口ソレノイド11Lにより開閉自在に作動するようになっている。
大入賞口11では、通常はシャッタ11aが閉鎖していて、遊技状態が大当りに移行するとシャッタ11aを開放し、その後にシャッタ11aを閉鎖する。そして、シャッタ11aの開放により遊技球の入賞容易状態、シャッタ11bの閉鎖で入賞困難状態になる。また、大入賞口11は、遊技球が入球(入賞)すると、所定数の遊技球(例えば15個)が賞球として払出されるトリガーの入賞口となっている。
一般入賞口13a,13bは、遊技球が入球(入賞)すると、所定数の遊技球(例えば10個)が賞球として払出されるトリガーとなる入賞口とされている。
アウト口14は、始動入賞口9A,9B、大入賞口11、一般入賞口13a,13bなどの何れにも入球しなかった遊技球を受け入れるものである。
また、遊技盤4は、透光性を有する透光性基板15からなっている。この透光性基板15は、例えばポリカーボネートなどの合成樹脂あるいはその他の透明な部材(透光性部材)で形成された透明部を有している。ここで、「透明な部材」とは、その部材を通して対象を視認可能な程度に光透過率が高いものをいう。本実施形態の遊技領域4aはその大半が透明遊技領域となっている。この透光性基板15には、遊技釘8が少なくともその先端部を埋設されて固定され、この透光性基板15とフロント扉5のガラス板5aにより形成された領域が遊技領域4aとされている。そして、この透光性基板15の背面側には、図2および図5に示すように、各種の画像を表示する大画面の表示領域16aを備えた液晶表示装置16が配置されている。液晶表示装置16に表示された画像は、透光性基板15の略中央の遊技釘8が設けられていない部分と、その周辺の遊技釘8が設けられている部分を通して、遊技者がパチンコ遊技機1の正面側から視認できるようになっている。
液晶表示装置16は、図4に示すように、表示領域16aの略中央において、それぞれ1桁の数字で表される右装飾図柄DR、中装飾図柄DC、および左装飾図柄DLを有する3列表示の装飾図柄(飾り図柄)Dの可変表示を行い、そのほか、遊技状態に応じた各種の演出に用いられる演出動画像を表示する。なお、「可変表示」とは、変動可能に表示される概念であり、たとえば、実際に変動して表示される「変動表示」、実際に停止して表示される「停止表示」等を可能とするものである。また、これらの他に、単に特別図柄が出現するように仮に停止表示される「出現表示」、後述する特別図柄ゲームの結果に基づく装飾図柄Dが表示される「導出表示」等を可能とするものである。
そして、装飾図柄Dよりも上側の遊技領域4aには、特別図柄(識別図柄)Jを可変表示させる図柄表示部(変動表示手段)16bが配置されている。特別図柄Jは、遊技者が視認可能ではあるが、視認しにくい位置に表示される。なお、パチンコ遊技機1の場合、特別図柄Jとしては、「−」、「H」、「F」の3種類の図柄が表示され、「H」、「F」は大当り図柄で、また、「−」ははずれ図柄となる。「H」は通常大当り図柄で、「F」は確変大当り図柄である。
装飾図柄Dは、特別図柄Jに対応しており、特別図柄Jが「−」のときはゾロ目でない3桁の数字列(はずれ対応図柄)の停止表示、特別図柄Jが「H」のときは偶数ゾロ目(大当り対応図柄)の停止表示、特別図柄Jが「F」のときは奇数ゾロ目数字列(大当り対応図柄)の停止表示になる。
また、遊技領域4aの上部には、始動記憶手段に記憶されている始動記憶数(保留球数)に応じた点打表示を行う特別図柄保留ランプR1〜R4が設けられており、左側の2つの特別図柄保留ランプR1,R2と右側の2つの特別図柄保留ランプR3,R4との間に特別図柄Jを表示する図柄表示部16bが設けられている。
透光性基板15は、その全部を透明部とする必要はなく、光透過率が低い部分や光透過率が0の領域を部分的に有する態様としてもよい。光透過率を低くしたり0にする手段としては、上記背面のセルシートSSの他に、表面に塗装、もしくは物理的蒸着法、化学的蒸着法等を施して模様層、色彩層を形成したり、あるいは、基材となる合成樹脂に染料や顔料を含浸させて、光透過率を低下させたものであってもよい。
さらに、パチンコ遊技機1は、図2に示すように、液晶表示装置16の上方に、所定の態様で音声を出力するスピーカ18L,18Rと、図4に示すように、所定の態様で点灯・消灯する装飾ランプ19L,19Rを有している。さらに、パチンコ遊技機1は、遊技盤4の下方に、上述したカードユニット84により貸し出された遊技球および始動入賞口9A,9B、大入賞口11、一般入賞口13a,13bへの入賞により賞球として払出された遊技球を上皿6aに払い出す払出装置81(図6参照)等を具備している。
また、パチンコ遊技機1は、図3に示すように、背面側に主制御回路30を備える主制御基板21と、副制御回路40を備える副制御基板22とを有し、遊技球の払出・発射を制御する払出・発射制御回路80を備える払出・発射制御基板23、電源を供給する電源供給ユニット24、電源スイッチ25およびバックアップクリアスイッチ26がそれぞれ配置されている。
図15は、図4に示す遊技盤の背面に設置された連結部及び遊技球通過経路を背面側から示す概略図である。遊技盤4には、第1の始動入賞口9Aに進入した遊技球の遊技盤4の背面側への通過を可能とする開口部9cが設けられ、遊技盤4の背面側には、開口部9cを通過した遊技球Pが流下する管状の遊技球通過経路91が設置されている。この遊技球通過経路91は、開口部9cから下方に延びる流下部91aと、この流下部91aの下端から屈曲され第2の始動入賞口9bを避けるように斜め下方に傾斜する傾斜部91bと、この傾斜部91bの下端から屈曲されて下方に延びる流下部91cとを備えている。この流下部91cは、第2の始動入賞口9Bから図示左右方向において、所定間隔離間した位置に配置されている。
連結部90は、遊技盤4の背面側に設けられ、第2の始動入賞口9Bと遊技球通過経路91の流下部91cとの間に配置されている。連結部90は、流下部91c内を流下する遊技球Pに接触して支点92o周りに回動する第1の連結部材92と、この第1の連結部材92の上端部に連結されたワイヤ93と、このワイヤ93の他端部に連結され支点94o周りに回動する第2の連結部材94と、この第2の連結部材94の回動により押下されると、第2の始動入賞口9Bの羽根9t,9tを開放させる駆動棒95とを有している。押下された駆動棒95は保持され、第2の始動入賞口9Bに遊技球Pが進入すると、駆動棒95は、元の状態(第2の連結部材94と接触した状態)に復帰する。
そして、第1の始動入賞口9Aに進入した遊技球Pは、開口部9cを通り、遊技球通過経路91内に導入され、流下部91c内で連結部90の第1の連結部材92に接触する。連結部90は、遊技球Pとの接触により、第1の連結部材92,ワイヤ93、第2の連結部材94、駆動棒95が作動して、第2の始動入賞口9Bを開放させる。
図6は、図1〜図5に示すパチンコ遊技機1の内部の構成を中心に示すブロック構成図である。パチンコ遊技機1は、上述した主制御回路30、副制御回路40、払出・発射制御回路80、電源供給ユニット24を中心に複数の構成要素を有し、この電源供給ユニット24は、主制御回路30、副制御回路40および払出・発射制御回路80にそれぞれ接続され各々への電力供給が可能とされている。主制御回路30は、メインCPU(Central Processing Unit)31、メインROM(Read Only Memory)32およびメインRAM(Random Access Memory)33を有し、他に初期リセット回路34とコマンド出力ポート35を有している。
メインCPU31は、後述するカウントスイッチ11CSなどから遊技球の検出信号を入力する一方、メインROM32に記憶されている制御プログラムにしたがい作動して、パチンコ遊技機1において、通常遊技状態から特定遊技状態(大当り)へ遊技状態を移行させるか否かの移行可否判定や、賞球排出といったパチンコ遊技機1全体の動作制御を司り、コマンド出力ポート35を介して副制御回路40に各種のコマンドを送信する。そして、メインCPU31は、図柄表示部16bに導出表示された特別図柄Jの表示結果が予め定められた特定の表示態様となったときに遊技者にとって有利な特定遊技状態(大当り)となるように遊技状態を制御する本発明の特定遊技制御手段を構成している。
メインROM32には、メインCPU31が実行する制御プログラムと、恒久的なデータが記憶されている。メインRAM33はメインCPU31が作動する際に用いるデータやプログラムが一時的に記憶されるようになっている。初期リセット回路34は、リセット信号をメインCPU31に定期的に出力する。このリセット信号により、メインCPU31は制御プログラムの先頭から処理を実行する。
また、主制御回路30には、カウントスイッチ11CSをはじめとする各スイッチ等が接続されている。カウントスイッチ11CSは大入賞口11に入賞した遊技球を検出し、検出結果を示す検出信号を主制御回路30に出力する。
一般入賞口スイッチ13Sは各一般入賞口13a,13bに入賞した遊技球の検出信号を主制御回路30に出力する。始動入賞口スイッチ9SA,9SBは始動入賞口9A,9Bに入賞した遊技球の検出信号を主制御回路30に出力する。
大入賞口ソレノイド11Lは大入賞口11のシャッタを開閉させる。バックアップクリアスイッチ26は、電断時等におけるバックアップデータを操作者の操作に応じてクリアする。開閉状態検出スイッチ9TA,9TBは、始動入賞口9A,9Bの開状態を検出して、検出信号を主制御回路30に出力する。
また、メインCPU31は、本発明の状態設定手段を構成し、始動入賞口9A,9Bの開状態を始動状態と設定し、閉状態を特別状態と設定している。
パチンコ遊技機1では、開状態(始動状態)の第1の始動入賞口9Aに対する遊技球の進入が検出されて第1の始動入賞口スイッチ9SAが検出信号を出力したときに、又は、開状態(始動状態)の第2の始動入賞口9Bに対する遊技球の進入が検出されて第2の始動入賞口スイッチ9SBが検出信号を出力したときに、乱数抽出および抽出した乱数を用いた抽選処理を行わせ、その抽選結果に基づき、主制御回路30から副制御回路40に図柄コマンドを出力して、副制御回路40に液晶表示装置16における装飾図柄Dを決定させている。
そして、メインCPU31は、大当りとなったときに大入賞口ソレノイド11Lに駆動信号を出力することによって、大入賞口11を開放させる。また、大入賞口11を開放させると、所定数(例えば10個)の遊技球の入賞または所定時間(例えば30秒)の経過を条件として閉鎖させる。
また、メインCPU31は、検出判定手段を構成し、図柄表示部16bによる特別図柄Jの変動表示を始動できない状態で、始動入賞口スイッチ9SA,9SBにより遊技球を検出した場合に、始動状態(開状態)又は特別状態(閉状態)の何れの状態で遊技球が進入したのかを判定する。具体的には、始動入賞口スイッチ9SA及び開閉状態検出スイッチ9TAからの検出信号に基づいて、第1の始動入賞口9Aに対して、開状態で遊技球が進入したのか、閉状態で遊技球が進入したのかを判定する。また、始動入賞口スイッチ9SB及び開閉状態検出スイッチ9TBからの検出信号に基づいて、第2の始動入賞口9Bに対して、開状態で遊技球が進入したのか、閉状態で遊技球が進入したのかを判定する。
また、メインRAM33は、本発明の始動記憶手段を構成し、図柄表示部16bによる特別図柄Jの変動表示を始動できない状態で始動条件が成立した場合に、始動記憶が記憶される。具体的には、特別図柄Jの変動表示を始動できない状態で、始動状態(開状態)の第1の始動入賞口9Aに対して遊技球が進入し、乱数値が抽出された場合に、又は、特別図柄Jの変動表示を始動できない状態で、始動状態(開状態)の第2の始動入賞口9Bに対して遊技球が進入し、乱数値が抽出された場合に、その抽出された乱数値を始動記憶として記憶する。
また、メインRAM33は、本発明の始動記憶消去手段を構成し、検出判定手段により特別状態で遊技球が進入したと判定された場合に、始動記憶手段に記憶されている始動記憶が1つ消去される。例えば、始動記憶が3つ記憶されている場合において、閉状態の第2の始動入賞口9Bに遊技球が進入したときは、始動記憶が1つ消去されて、始動記憶は2つになる。
副制御回路40は、主制御回路30からコマンドを入力し、その入力したコマンドにしたがい、液晶表示装置16を用いた装飾図柄Dの可変表示や、大当り遊技の演出(大当り演出)、リーチ演出を行うのに必要な制御を行う。すなわち、副制御回路40は、液晶表示装置16の画像表示、スピーカ18L、18Rの音声出力および装飾ランプ19L、19Rの点灯、消灯を制御する。
この副制御回路40は、サブCPU41を中心に構成され、サブROM42、サブRAM43およびコマンド入力ポート48を有し、画像制御回路50、音声制御回路60、およびランプ制御回路70を有している。また、副制御回路40には、選択ボタン20a,20b、決定ボタン20cが接続されている。
サブCPU41は、主制御回路30から入力したコマンドにしたがいサブROM42に記憶されているプログラムに沿った処理を実行し、画像制御回路50、音声制御回路60およびランプ制御回路70を作動させる一方、選択ボタン20a,20b、および決定ボタン20cからの入力データにしたがい処理を実行する。サブROM42にはサブCPU41が実行するプログラムと恒久的なデータが記憶されている。また、サブRAM43はサブCPU41が作動する際に用いるデータやプログラムが記憶されている。
また、サブCPU41は、主制御回路30から出力されるコマンドに応じた処理を行い、サブROM42に記憶されている図示しない装飾図柄決定テーブルにより、受信した図柄コマンドに応じた装飾図柄Dを決定する機能も有している。
画像制御回路50は、VDP(Video Display Processor)51と、D/Aコンバー
タ52と、初期リセット回路53と、画像データROM54a,54bとを有している。VDP51は、サブCPU41で決定された液晶表示装置16に表示させる内容に応じた画像を生成し、その生成された画像をD/Aコンバータ52に出力する。D/Aコンバータ52はVDP51から出力される画像のデータをD/A変換して、変換により得られたアナログ信号を液晶表示装置16に出力し、画像を表示させる。初期リセット回路53はサブCPU41からのリセット命令を受けて、VDP51を初期状態に戻す処理を実行する。画像データROM54aには装飾図柄、特別図柄、キャラクタを示す画像のデータが記憶され、画像データROM54bには、各種画像データを液晶表示装置16に表示させるための画像データが記憶されている。
音声制御回路60は、音源IC61と、アンプ(AMP)62と、音声データROM63とを有している。音源IC61は、サブCPU41からの指示にしたがい、音声データROM63に記憶されている音声データを用いて音声信号を生成する。アンプ(AMP)62は、音源IC61により生成された音声信号を適切なレベルに増幅し、増幅した音声信号をスピーカ18L、18Rに供給して音声を出力させる。音声データROM63は予告演出、リーチ演出、大当り演出などに用いられる音楽、音声、効果音などのデータ(音声データ)を記憶している。
ランプ制御回路70は、装飾ランプ19L、19Rの点滅パターンを示す装飾データを記憶した装飾データROM71と、サブCPU41からの指示にしたがい、装飾データROM71に記憶されている装飾データを用いて装飾ランプ19L、19Rを点滅させるドライブ回路72とを有している。
払出・発射制御回路80は、主制御回路30の制御にしたがい払出装置81を作動させて所定数の遊技球を賞球として払出させて、大入賞口11に遊技球が入賞した際の賞球の払出しを制御する。また、払出・発射制御回路80は、発射ハンドル6cと、発射モータを有する発射装置82とを作動させ、発射装置82によって遊技球を遊技盤4上の遊技領域4aに向けて発射させる。
電源供給ユニット24は、副制御回路40、主制御回路30および払出・発射制御回路80への電力供給を行う。
(パチンコ遊技機の動作内容)
次に、パチンコ遊技機1の動作内容のうち、主制御回路30および副制御回路40による制御処理の手順について、図7〜図14までのフローチャートを参照して説明する。図7はパチンコ遊技機1において、電源を投入したあとに主制御回路30により繰返し実行されるメイン制御処理の動作手順を示すフローチャート(メインフローチャート)である。なお、図7〜図14では、ステップをSと略記している。
(メイン制御処理の動作手順)
図7に示すように、パチンコ遊技機1は、電源投入に伴い主制御回路30のメインCPU31がメイン制御処理を開始し、ステップ1〜3までの各ステップを順次実行して、初期設定処理、特別図柄制御処理および乱数更新処理を順次実行する。以後、このステップ2及びステップ3を電源が投入されている間、順次実行する繰返ルーチンに進む。なお、このメイン制御処理には、主として、メイン制御処理で用いられる乱数を更新するため、割込許可フラグの設定を条件に定期的(例えば2msごと)にシステムタイマ割込処理(図10参照)が割込んで実行される。このシステムタイマ割込処理の詳細については後述する。
特別図柄制御処理は、図8に示すフローチャートのようにして行われる。特別図柄制御処理が開始されると、ステップ11〜20までの各ステップを順次実行して、制御状態フラグのロード、特別図柄記憶チェック処理、特別図柄変動時間管理処理、特別図柄表示時間管理処理、大当り開始インターバル管理処理、大入賞口開放中処理、大入賞口内残留球監視処理、大入賞口再開放前待ち時間管理処理、大当り終了インターバル処理および特別図柄ゲーム終了処理が行われる。
特別図柄制御処理が開始されると、ステップ11に進み、制御状態フラグをロードする。この制御状態フラグは、液晶表示装置16における図柄の可変表示画像を用いた特別図柄ゲームの状態を示し、メインCPU31がステップ12〜20までのいずれを実行するかを判定するためのデータが設定されている。
次に、ステップ12に進み、特別図柄記憶チェック処理が行われる。特別図柄記憶チェック処理は図9に示すフローチャートに沿って行われる。メインCPU31は処理を開始するとステップ21に進んで制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す“00”か否かを判断し、“00”でなければ特別図柄記憶チェック処理を終了する。また、“00”ならステップ22に進んで、メインRAM33に記憶されている保留球数(始動記憶数)が“0”か否かを判定し、保留球数が“0”ならステップ23に進んでデモ表示処理を行い、処理を終了する。一方、保留球数が“0”でなければ、ステップ24に進んで制御状態フラグに特別図柄変動時間管理を示す“01”をセットする。
次に、ステップ25に進み、大当り判定用前処理を行う。このとき、メインCPU31は移行確率が高確率か、通常の確率かを区別するための高確率フラグを参照する。そして、始動条件が成立したときに抽出された大当り判定用乱数値を用いて、高確率フラグがセットされているときは確変用の大当り判定テーブルを参照し、それ以外の場合は通常用の大当り判定テーブルをサーチする。それから、ステップ26に進み、大当り判定テーブルのサーチ結果に基づき、大当りか否かを判定する大当り判定処理を行う。ここで、大当りならステップ27に進んで大当り図柄の決定処理を行い、大当りでなければステップ28に進んではずれ図柄の決定処理を行う。
大当り図柄の決定処理では、メインCPU31は、大当り図柄用乱数値(図示しない)と、特別図柄決定テーブル(図柄コマンドと、特別図柄の種類とを関連付けて記憶しているテーブル)とから特別図柄を決定し、さらに、決定した特別図柄に対応する図柄コマンドを副制御回路40への送信コマンドにセットする。
その後、メインCPU31はステップ29に進み、図示しない変動パターンテーブルをサーチして、乱数値に対応する変動パターンコマンドを決定した上で副制御回路40に送信する。また、メインCPU31は続くステップ30で、ステップ29で決定した変動パターンに対応する変動時間を待ち時間タイマ(t)にセットし、今回の変動に用いられた記憶領域をクリアすると、特別図柄記憶チェック処理が終了する。
そして、特別図柄記憶チェック処理に続いてステップ13に進み、特別図柄変動時間管理処理が行われる。特別図柄変動時間管理処理は、制御状態フラグが特別図柄変動時間管理を示す“01”のときに以下の処理が行われ、“01”でなければ以下の処理が行われないようになっている。すなわち、メインCPU31は、変動時間に対応する待ち時間タイマが“0”になったときに、制御状態フラグに特別図柄表示時間管理を示す“02”をセットし、確定後待ち時間(たとえば1秒)が待ち時間タイマ(t)にセットされると特別図柄変動時間管理処理が終了する。
次に、ステップ14に進み、特別図柄表示時間管理処理が行われる。特別図柄表示時間管理処理は、制御状態フラグが特別図柄表示時間管理を示す“02”のときに以下の処理が行われ、“02”でなければ以下の処理が行われないようになっている。すなわち、メインCPU31は、確定後待ち時間の待ち時間タイマが“0”で、大当りのときに制御状態フラグに大当り開始インターバル管理を示す“03”をセットした上で、大当り開始インターバルに対応する時間(たとえば10秒、以下「大当り開始対応時間」という)を待ち時間タイマにセットし、大当りでないときは制御状態フラグに特別図柄ゲーム終了を示す“08”をセットして、特別図柄表示時間管理処理を終了する。
次に、ステップ15に進み、大当り開始インターバル管理処理が行われる。この大当り開始インターバル管理処理では、制御状態フラグが大当り開始インターバル管理を示す“03”のときに、大当り開始対応時間だけ待機して大入賞口11を開放させ、大当り開始コマンドをセットする。また、メインCPU31は大入賞口開放中を示す“04”を制御状態フラグにセットし、開放上限時間(例えば30秒)を大入賞口開放時間タイマにセットすると、大当り開始インターバル管理処理が終了する。
次に、ステップ16に進み、大入賞口開放中処理が行われる。大入賞口開放中処理では、制御状態フラグが大入賞口開放中を示す“04”のときに以下の処理が行われ、“04”でなければ以下の処理が行われないようになっている。すなわち、メインCPU31は、大入賞口入賞カウンタが最大入賞個数(例えば、“10”)以上であることと、開放上限時間を経過したこと(大入賞口開放時間タイマが“0”か)とのいずれかを満たすときに、制御状態フラグに大入賞口内残留球監視を示す“05”をセットし、大入賞口11の閉鎖処理を行い、さらに、大入賞口内残留球監視時間を経過したのち、ステップ17を実行するように、大入賞口内残留球監視時間(例えば1秒)を待ち時間タイマにセットする。いずれも満たしたと判定されないときは、上述の処理を実行することなくステップ17に進む。
また、ステップ17に進むと、大入賞口内残留球監視処理が行われる。大入賞口内残留球監視処理では、制御状態フラグが大入賞口内残留球監視を示す“05”のときに以下の処理が行われ、“05”でなければ以下の処理が行われないようになっている。メインCPU31は、大入賞口内残留球監視時間が経過したときに、大入賞口開放回数が最大開放回数以上になったという条件を満たしたときは大当り終了インターバルを示す“07”を制御状態フラグにセットする。また、大当り終了インターバルに対応する時間(以下「大当り終了対応時間」という)を待ち時間タイマにセットして、大当り終了対応時間を経過後、ステップ19を実行するようにする。上記の条件が満たされていなければ大入賞口再開放待ち時間管理を示す“06”を制御状態フラグにセットする。また、ラウンド間インターバルに対応する時間を待ち時間タイマにセットする。
そして、ステップ18に進み、大入賞口再開放前待ち時間管理処理が行われる。大入賞口再開放前待ち時間管理処理では、制御状態フラグが大入賞口再開放前待ち時間管理を示す“06”のときにその待ち時間を経過したのち、ステップ18を実行するように以下の処理が行われ、“06”でなければ以下の処理が行わないようになっている。メインCPU31は、ラウンド間インターバルに対応する時間を経過後、大入賞口開放回数カウンタに“1”加算する。続いて、大入賞口の開放設定を行い、大入賞口開放中を示す“04”を制御状態フラグにセットし、大入賞口開放時間タイマ(s)がセットされると、大入賞口再開放前待ち時間管理処理が終了する。
次に、ステップ19に進んで大当り終了インターバル処理を行う。大当り終了インターバル処理では、制御状態フラグが大当り終了インターバルを示す“07”のときに以下の処理が行われ、“07”でなければ以下の処理が行わないようになっている。このとき、メインCPU31は、待ち時間タイマが経過したのちに制御状態フラグへの特別図柄ゲーム終了を示す“08”のセット、大当り終了を示す大当り終了コマンドのセット、大当り図柄に応じたコマンドのセットを行う。
次に、ステップ20に進み、特別図柄ゲーム終了処理が行われる。ここでは、制御状態フラグが特別図柄ゲーム終了処理を示すデータ“08”であるときに以下の処理が行われ、“08”でなければ行われないようになっている。メインCPU31は、保留球数を“1”減らすように更新する。そして、制御状態フラグに特別図柄記憶チェックを示す“00”がセットされると、さらに今回の変動に用いられた記憶領域のクリアを行い、特別図柄ゲーム終了処理が終了する。以上をもってステップ2の特別図柄制御処理が終了する。
ステップ2に続いてステップ3に進み、乱数更新処理を行う。ここでは、はずれ図柄用乱数値、リーチ判定用乱数値、演出条件選択用乱数値などを所定の演算方法により更新する乱数更新処理を行って処理を終了する。そして、ステップ2に戻り繰返しルーチンが繰り返し行われる。
(システムタイマ割込処理の動作手順)
主制御回路30では、上述したメイン制御処理とともに、メイン制御処理に割込むシステムタイマ割込み処理を図10に示すフローチャートに沿って実行している。以下、システムタイマ割込処理の動作手順を図10に示すフローチャートを参照して説明する。
図10に示すように、パチンコ遊技機1は、システムタイマ割込処理を開始すると、ステップ81で、メモリ内の記憶領域(レジスタ)に記憶された、メイン制御処理における実行中のプログラムを一旦退避させてステップ82に進む。ステップ82ではメインCPU31が、大当りの判定や装飾図柄Dの変動パターンに用いる乱数の更新処理を行い、続くステップ83では入力信号処理を行う。
入力信号処理は、図11に示すフローチャートに沿って行われる。この入力信号処理では、大入賞口入賞処理(ステップ101)、一般入賞口入賞処理(ステップ102)が行われる。続くステップ103では始動入賞口入賞処理を行う。
始動入賞口入賞処理は、図12に示すフローチャートに沿って行われる。始動入賞口入賞処理を開始すると、ステップ111に進み、第1の始動入賞口スイッチ9SAによる検出信号に基づいて、第1の始動入賞口9Aに遊技球が進入したか否かの判定を行う。第1の始動入賞口9Aに遊技球が進入した場合には、ステップ112に進み、第1の始動入賞口9Aに遊技球が進入しなかった場合には、ステップ118に進む。ステップ112では、払出要求コマンドをセットする。
続くステップ113では、メインCPU31が後述するステップ132で設定される第1開閉フラグがONであるか否かの判定を行う。第1開閉フラグがONである場合、すなわち、第1の始動入賞口9Aが開状態(始動状態)であるときに遊技球が進入した場合には、ステップ114に進むが、第1の始動入賞口9Aが閉状態(特別状態)である遊技球が進入した場合は、ステップ115に進んで、メインRAM33に記憶されている始動記憶を消去して保留球数を1つ減らす。
続くステップ114では、保留球数(始動記憶数)が上限(本実施形態では、4個)か否かを判定する。保留球数が4個の場合には、始動入賞口入賞処理を終了し、保留球数が1〜3個の場合には、ステップ116に進む。ステップ116では、大当り判定用乱数を抽出すると共に、大当り図柄決定用乱数を抽出する。続く、ステップ117では、メインCPU31が、ステップ116で抽出した乱数値を始動記憶として、メインRAM33に記憶させることで、保留球数を1個加算して、始動入賞口入賞処理を終了する。
一方、ステップ111で第1の始動入賞口9Aに入球していないと判定され、ステップ118に進むと、第2の始動入賞口スイッチ9SBによる検出信号に基づいて、第2の始動入賞口9Bに遊技球が進入したか否かの判定を行う。第2の始動入賞口9Bに遊技球が進入した場合には、ステップ119に進み、第2の始動入賞口9Bに遊技球がしなかった場合には、始動入賞口入賞処理を終了する。ステップ119では、払出要求コマンドをセットする。
続くステップ120では、メインCPU31が後述するステップ134で設定される第2開閉フラグがONであるか否かの判定を行う。第2開閉フラグがONである場合、すなわち、第2の始動入賞口9Bが開状態(始動状態)であるときに遊技球が進入した場合には、ステップ121進むが、第2の始動入賞口9Bが閉状態(特別状態)である遊技球が進入した場合は、ステップ122に進んで、メインRAM33に記憶されている始動記憶を消去して保留球数を1つ減らす。
ステップ121では、保留球数(始動記憶数)が上限(本実施形態では4個)か否かを判定する。保留球数が4個の場合には、始動入賞口入賞処理を終了し、保留球数が1〜3個の場合には、ステップ123に進む。ステップ123では、大当り判定用乱数を抽出すると共に、大当り図柄決定用乱数を抽出する。続く、ステップ124では、ステップ123で抽出した乱数値を始動記憶として、メインRAM33に記憶し、保留球数を1個加算して、始動入賞口入賞処理を終了する。
図11に示すように、ステップ103の始動入賞口入賞処理を終了すると、ステップ104の開閉状態検出処理を実行する。この開閉状態検出処理は、図13に示すフローチャートに沿って行われ、ステップ131では、開閉状態検出スイッチ9TAによる検出信号に基づいて、第1の始動入賞口9Aが開状態であるか否かの判定を行う。第1の始動入賞口9Aが開状態である場合には、ステップ132に進んで第1開放フラグをONとしてステップ134に進むが、第1の始動入賞口9Aが閉状態である場合には、ステップ133に進んで第1開放フラグをOFFとしてステップ134に進む。
続く、ステップ134では、開閉状態検出スイッチ9TBによる検出信号に基づいて、第2の始動入賞口9Bが開状態であるか否かの判定を行う。第2の始動入賞口9Bが開状態である場合には、ステップ135に進み、第2開放フラグをONとして開閉状態検出処理を終了し、第2の始動入賞口9Bが閉状態である場合には、ステップ136に進み、第2開放フラグをOFFとして開閉状態検出処理を終了する。
開閉状態検出処理が終了すると、入力信号処理を終了し、図10に示すシステムタイマ割込処理に戻る。
次に、ステップ84に進み、タイマ更新処理を行う。ここで、主制御回路30と副制御回路40の同期をとるタイマなどを更新し、続くステップ85では、遊技情報データ生成処理を行い、パチンコ遊技機1から図示しないホールコンピュータへの出力信号を生成する。続いてステップ86に進み、メインRAM33に記憶されているデータに基づき各ソレノイド、モータのON,OFFを制御するなどして出力処理を行い、続くステップ87で図柄コマンド、変動パターンコマンド等各種コマンドを出力するコマンド出力を行い、各種コマンドを副制御回路40に出力する。また、ステップ88,89と続いて、ランプ制御処理(ランプ点灯用の信号を副制御回路40に出力する処理)および払出処理(賞球数を示すデータを含む賞球コマンドを払出装置81に出力する処理)を順次実行する。また、ステップ90では退避させたメイン制御処理のプログラムのレジスタを復帰させ、メイン制御処理を中断した(退避させた)時点から再開する。さらに、ステップ91に進んで、メインRAM33の変数、フラグ等を更新して割込許可を行うと、システムタイマ割込処理が終了する。
(副制御回路の動作手順)
次に、副制御回路40の動作について説明する。副制御回路40では、主制御回路30から送信されたコマンドを受信することにより、図柄の表示制御、音声制御およびランプ制御等を行う。図14は、副制御回路40により繰返し実行されるサブ制御処理の手順を示すフローチャートである。
図14に示すように、サブCPU41は、ステップ141〜146までを順次実行し、初期化処理、乱数更新処理、コマンド解析制御処理、表示制御処理、音声制御処理およびランプ制御処理を行う。そして、ステップ142〜146までが繰返し実行される。
(連動役物の動作内容)
次に、図16〜図21まで参照して、始動入賞口9A,9B(連動役物)の動作内容について説明する。なお、各図において、遊技盤4のうち始動入賞口9A,9B、特別図柄保留ランプR1〜R4、図柄表示部16bを図示し、その他は、図示を省略している。
図16(A)では、保留球数は0であり、特別図柄保留ランプR1〜R4は、何れも点灯しておらず、始動入賞口9A,9Bは共に閉状態となっている。この状態で、遊技球Pが第1の始動入賞口9Aに進入した場合には、図16(B)に示すように、第1の始動入賞口9Aが開状態に切り替わると共に、第1の始動入賞口9Aへの遊技球Pの進入により連結部90が作動して、第2の始動入賞口9Bが開状態に切り替えられる。このとき、遊技球Pが第1の始動入賞口9Aに進入しているが、第1の始動入賞口9Aが閉状態(特別状態)であり始動条件が成立していないため、特別図柄Jの変動表示は始動しない。
次に、図17(A)に示すように、始動入賞口9A,9Bが共に開状態であるときに、第2の始動入賞口9Bに遊技球Pが進入すると、図17(B)に示すように、第2の始動入賞口9Bが閉状態に切り替えられ、特別図柄Jの変動表示が始動する。
次に、図18(A)に示すように、第1の始動入賞口9Aに遊技球Pが進入すると、図18(B)に示すように、第1の始動入賞口9Aが閉状態に切り替わると共に、第1の始動入賞口9Aへの遊技球Pの進入により連結部90が作動して、第2の始動入賞口9Bが開状態に切り替えられる。このときに、特別図柄Jの変動表示が行われている状態(特別図柄Jの変動表示を始動できない状態)で、遊技球が第1の始動入賞口9Aに遊技球Pが進入しているため、メインRAM33に始動記憶としての乱数値を記憶することで保留球数を1つ加算し、特別図柄保留ランプR1を点灯する。
引き続き、図19(A)に示すように、開状態の第2の始動入賞口9Bに遊技球Pが進入すると、図19(B)に示すように、第2の始動入賞口9Bが切り替えられて、始動入賞口9A,9Bが共に閉状態となる。このとき、特別図柄Jの変動表示を始動できない状態で、第2の始動入賞口9Bに遊技球Pが進入しているため、メインRAM33に始動記憶としての乱数値を記憶することで保留球数を1つ加算し、特別図柄保留ランプR2を点灯する。
図20(A)では、保留球数は3であり、特別図柄保留ランプR1〜R3が点灯し、始動入賞口9A,9Bは共に閉状態となっている。このとき、第2の始動入賞口9Bは、閉状態(特別状態)であるため、遊技球Pが進入すると、メインRAM33に記憶されている保留球数が1個減算される。この状態で、遊技球Pが第2の始動入賞口9Bに進入した場合には、図20(B)に示すように、第2の始動入賞口9Bが開状態に切り替わり、保留球数は、1個減算されて2個になり、特別図柄保留ランプR1,R2が点灯した状態となる。
次に、図21(A)に示すように、開状態の第2の始動入賞口9Bに遊技球Pが進入すると、図21(B)に示すように、第2の始動入賞口9Bが閉状態に切り替わる。このように、第2の始動入賞口9Bが開状態(始動状態)で遊技球Pが進入すると、保留球数は、1個加算されて3個になり、特別図柄保留ランプR1〜R3が点灯した状態となる。
このように、本実施形態においては、始動入賞口9A,9Bは、遊技球の進入を容易とする開状態と、遊技球の進入を困難とする閉状態とを切替え可能な可変入賞装置であり、その開状態は始動状態と設定され、閉状態は特別状態と設定されている。始動入賞口9A,9Bが開状態であるときに、始動入賞口9A,9Bに遊技球が進入すると、始動入賞口スイッチ9SA,9SBによって検出され、図柄表示部16bによる特別図柄Jの変動表示を始動する。また、始動入賞口9A,9Bが開状態であるときに、始動入賞口9A,9Bに遊技球が進入した場合であっても、図柄表示部16bによる特別図柄Jの変動表示が始動できないときは、大当り判定用乱数値を抽出し、この大当り判定用乱数値を記憶することで始動記憶をメインRAM33に記憶している。一方、始動入賞口9A,9Bが閉状態(特別状態)であるときに、始動入賞口9A,9Bに遊技球が進入すると、始動入賞口スイッチ9SA,9SBによって検出され、メインRAM33に記憶されている大当り乱数値を消去することで始動記憶を消去している。
このように、閉状態(特別状態)であるときに、遊技球が始動入賞口9A,9Bに進入してしまうと、メインRAM33に記憶されている始動記憶が消去されてしまうため、遊技者は緊張感を持って遊技を行うことになり、遊技の興趣の向上を図ることができる。そこで、遊技者は、閉状態のときに遊技球が始動入賞口9A,9Bに進入しないように、開状態(始動状態)のときに遊技球が始動入賞口9A,9Bに進入するように打つようになる。このように、始動入賞口9A,9Bの開状態及び閉状態に応じて遊技球を狙い打ちするという技術介入性によって、始動入賞口9A,9Bへの遊技球の進入に対する遊技者の直接的な関与を与えることが可能となり、遊技者の遊技意欲を高めることができる。また、特別状態のときに遊技球が始動入賞口9A,9Bに進入することで、始動記憶を消去するため、従来に比して、始動記憶の消化を早めることができる。また、始動記憶の消化が早いため、始動記憶手段に記憶可能な最大記憶数が一定である場合、その上限値を低く抑えることが可能となる。
また、遊技盤4は、第1の始動入賞口9Aに進入した遊技球との接触により作動して、第2の始動入賞口9Bを開状態に切替える連結部90を有し、始動入賞口9A,9Bに遊技球が進入しなければ、第2の始動入賞口9Bの開状態又は閉状態が維持され続けるため、遊技者は常に緊張感を持って遊技を行うことができ、遊技者を飽きさせることがない。また、機械式の始動入賞口9A,9Bを備える構成のため、電動式の可変入賞装置(電動役物)のように、開放時間(開状態の継続時間)の制御が不要となり、制御負担の軽減を図ることができる。
以上、本発明をその実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、上記実施形態に限定させるものではない。上記実施形態にあっては、始動入賞口9A,9Bを機械式の可変入賞装置(非電動役物)としているが、電動式の可変入賞装置(電動役物)を備える構成としてもよい。電動式の可変入賞装置を備える構成とする場合には、遊技盤に普通図柄作動ゲートを設置し、この普通図柄作動ゲートに遊技球が進入したことを始動条件の成立として、普通図柄の抽選を行い、この普通図柄の抽選結果が当選した場合に、可変入賞装置の開放を行うようにすると良い。
また、上記実施形態では、始動入賞口9A,9Bの開状態を始動状態と設定し、始動入賞口9A,9Bの閉状態を特別状態と設定しているが、例えば、始動入賞口9A,9Bの開状態を特別状態と設定し、始動入賞口9A,9Bの閉状態を始動状態と設定してもよい。
また、上記実施形態において、状態設定手段は、開状態及び閉状態の少なくとも一方を、始動状態又は特別状態に設定切替えする状態設定切替手段を備える構成としてもよい。
こうすると、例えば、可変入賞装置が開状態のときに始動状態として機能するように設定されていたものを、可変入賞装置が閉状態のときに特別状態として機能するように設定を切替えることができ、可変入賞装置が閉状態のときに特別状態として機能するように設定されていたものを、可変入賞装置が開状態のときに始動状態として機能するように設定を切替えることができる。このように、設定を切替えることで、遊技に変化を与えることが可能となり、遊技者を飽きさせることなく、遊技の興趣を一層向上させることができる。
また、上記実施形態では、連動する可変入賞装置を特別図柄の抽選を行うための始動口としているが、たとえば、上記普通図柄作動ゲートのように、普通図柄の抽選を行うための始動口に、連動する可変入賞装置を用いても良い。
また、上記実施形態では、始動記憶手段、始動記憶消去手段は、始動記憶(保留球)を1つずつ加算、減算するようにしていたが、加算、減算する数量は、1つに限定されず、2つ、3つでもよい。
また、上記実施形態では、始動入賞口9A,9Bを連動役物とし、第2の始動入賞口9Bが第1の始動入賞口9Aに進入した遊技球との接触によって連動するようにしているが、始動入賞口9A,9Bは連動役物でなくてもよい。
また、上記実施形態では、可変入賞装置9A,9Bを複数備える構成としているが、可変入賞装置を1つ備える構成でもよい。
また、連結部の構造は、図15に示す連結部90に限定されず、その他の構造でもよい。
本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機を正面側から示す斜視図である。 図1に示すパチンコ遊技機の分解斜視図である。 図1に示すパチンコ遊技機を背面側から示す斜視図である。 図2に示す遊技盤の正面図である。 図1に示すパチンコ遊技機の部分断面図である。 パチンコ遊技機の内部の構成を中心に示すブロック構成図である。 電源を投入したあとに主制御回路により繰返し実行されるメイン制御処理の手順を示すフローチャートである。 特別図柄制御処理の手順を示すフローチャートである。 特別図柄記憶チェック処理の手順を示すフローチャートである。 システムタイマ割込処理の手順を示すフローチャートである。 入力信号処理の手順を示すフローチャートである。 始動入賞口入賞処理の手順を示すフローチャートである。 開閉状態検出処理の手順を示すフローチャートである。 副制御回路により繰返し実行されるサブ制御処理の手順を示すフローチャートである。 図4に示す遊技盤の背面に設置された連結部及び遊技球通過経路を背面側から示す概略図である。 連動役物の動作内容の一例を示す概略構成図である。 連動役物の動作内容の一例を示す概略構成図である。 連動役物の動作内容の一例を示す概略構成図である。 連動役物の動作内容の一例を示す概略構成図である。 連動役物の動作内容の一例を示す概略構成図である。 連動役物の動作内容の一例を示す概略構成図である。
符号の説明
1…パチンコ遊技機、9A…第1の始動入賞口(第1の可変入賞装置、始動領域)、9B…第2の始動入賞口(第2の可変入賞装置、始動領域)、9SA…第1の始動入賞口スイッチ(始動検出手段、特別検出手段)、9SB…第2の始動入賞口スイッチ(始動検出手段、特別検出手段)、16b…図柄表示部(変動表示手段)、31…メインCPU(状態設定手段、状態設定切替手段)、33…メインRAM(始動記憶手段、始動記憶消去手段)、90…連結部。

Claims (3)

  1. 遊技盤に設けられ遊技球が進入可能な始動領域と、
    該始動領域への遊技球の進入を容易とする開状態と前記始動領域への遊技球の進入を困難とする閉状態とを切替え可能な可変入賞装置と、を具備し、
    前記開状態及び前記閉状態のうちの一方を始動状態と設定し、他方を特別状態と設定する状態設定手段と、
    前記可変入賞装置が前記始動状態であるときに、前記始動領域に遊技球が進入したことを検出する始動検出手段と、
    前記可変入賞装置が前記特別状態であるときに、前記始動領域に遊技球が進入したことを検出する特別検出手段と、
    前記始動検出手段による遊技球の検出に基づく始動条件の成立に応じて、識別図柄の変動表示を始動すると共に、該変動表示の表示結果を導出表示する変動表示手段と、
    該変動表示手段による識別図柄の変動表示を始動できない状態で前記始動検出手段が遊技球を検出したときに、遊技球が検出されたことを始動記憶として記憶する始動記憶手段と、を備え、
    前記特別検出手段による遊技球の検出に基づいて、前記始動記憶手段に記憶されている始動記憶を消去する始動記憶消去手段を有することを特徴とする遊技機。
  2. 前記状態設定手段は、前記開状態及び前記閉状態の少なくとも一方を、前記始動状態又は前記特別状態に設定を切替える状態設定切替手段を備えることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記可変入賞装置として、第1の可変入賞装置及び第2の可変入賞装置を備え、
    前記第1の可変入賞装置に進入した遊技球との接触により作動して、前記第2の可変入賞装置を前記開状態又は前記閉状態に切替える連結部を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015065968A (ja) * 2013-09-26 2015-04-13 タイヨーエレック株式会社 遊技機
JP2015065969A (ja) * 2013-09-26 2015-04-13 タイヨーエレック株式会社 遊技機
JP2015228879A (ja) * 2014-06-03 2015-12-21 株式会社高尾 弾球遊技機

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