JP2007014667A - 毛髪保持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】筒状体への毛髪の取り込み時に、毛髪取り込み口近傍において毛髪に応力が集中しても、毛髪がイレギュラーな形状に変形したり、破断し難いと共に、筒状体と取り込み口補強部材との一体化が容易な毛髪保持具を提供すること。
【解決手段】一端部に毛髪取り込み口4を有する筒状体2からなる細長形状の毛髪保持具1であって、毛髪取り込み口4には、直筒部14を有する取り込み口補強部材13が、直筒部14を毛髪取り込み口4に接合させて設けられており、取り込み口補強部材13における毛髪が取り込まれる側の端縁部15の内周縁15A及び外周縁15Bは、尖鋭部分を有していない。
【選択図】図1

Description

本発明は、パーマ等により毛髪にカールを付与する場合に、毛髪を所定の形状に巻回するときの補助具として用いられる毛髪保持具に関する。
下記特許文献1には、一端部に毛髪取り込み口を有する筒状体からなる細長形状の毛髪保持具において、筒状体への毛髪の取り込み性(挿入性)を向上させるために、毛髪取り込み口を高剛性としたり、毛髪取り込み口を漏斗状の形状としたり、毛髪保持具とは別体の挿入補助具を用いることが記載されている。このような毛髪保持具によれば、毛髪を筒状体内にスムーズに取り込んだ後、毛髪を筒状体と共に巻き上げることができる。そして、その状態で毛髪処理剤を筒状体に付与することにより、筒状体内の毛髪にパーマ等の毛髪処理を施すことができる。
また、下記特許文献2には、上記特許文献1記載の毛髪保持具と同様に、筒状体への毛髪の取り込み性を向上させるために、毛髪取り込み口に筒状体とは別体のリング要素を設けた毛髪保持具が記載されている。
特開2003−33216号公報 国際公開第00/57744号パンフレット
特許文献1及び2に記載の毛髪保持具においては、前述の工夫により、筒状体への毛髪の取り込み性は向上しているが、筒状体への毛髪の取り込み時に、毛髪取り込み口近傍において毛髪に応力が集中し易く、しかも毛髪の破断に対して考慮されていなかった。その結果、毛髪がイレギュラーな形状に変形したり、破断するという問題があった。また、特許文献1記載の毛髪保持具では、毛髪取り込み口に設けるリング要素は楕円形状とされているが、特許文献1には、該リング要素と筒状体とを工業的に容易に一体化させるための方法や、それを達成するためのリング要素の具体的な形状も記載されていない。
従って、本発明の目的は、筒状体への毛髪の取り込み時に、毛髪取り込み口近傍において毛髪に応力が集中しても、毛髪がイレギュラーな形状に変形したり、破断し難いと共に、筒状体と取り込み口補強部材との一体化が容易な毛髪保持具を提供することにある。
本発明は、一端部に毛髪取り込み口を有する筒状体からなる細長形状の毛髪保持具であって、前記毛髪取り込み口には、直筒部を有する取り込み口補強部材が、該直筒部を該毛髪取り込み口の内周面又は外周面に接合させて設けられており、前記取り込み口補強部材における毛髪が取り込まれる側の端縁部の内周縁及び外周縁は、尖鋭部分を有していない毛髪保持具を提供することにより前記目的を達成したものである。
本発明の毛髪保持具によれば、筒状体への毛髪の取り込み時に、毛髪取り込み口近傍において毛髪に応力が集中しても、毛髪がイレギュラーな形状に変形したり、破断し難い。かつ、筒状体と取り込み口補強部材との一体化が容易である。
以下本発明の毛髪保持具を、その好ましい一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
本実施形態の毛髪保持具1は、図1に示すように、一端部に毛髪取り込み口4を有する筒状体2からなる細長形状の毛髪保持具であって、毛髪取り込み口4には、直筒部14を有する取り込み口補強部材13が、直筒部14を毛髪取り込み口4に接合させて設けられており、取り込み口補強部材13における毛髪Hが取り込まれる側(図2参照)の端縁部15の内周縁15A及び外周縁15Bは、尖鋭部分を有していない。
本実施形態の毛髪保持具1について詳述する。本実施形態の毛髪保持具1は、図1に示すように、毛髪挿入具3と組み合わされて用いられる。
毛髪保持具1は、細長筒形状の筒状体2を有し、可撓性材料から構成されている。そのため、筒状体2内に毛髪を挿入して保持できるようになっている。筒状体2は、円筒形で、一端部及び他端部5を有しており、各端部は開口している。一端部は毛髪取り込み口4となっている。他端部5からは毛髪挿入具3を引き出すことができるようになっている。筒状体2の長さは、処理すべき毛髪の長さに応じて適切な長さとされ、好ましくは処理すべき毛髪の長さよりも長くなっている。
毛髪保持具1の筒状体2を形成する材料としては、各種可撓性材料が用いられる。その例としては、不織布、多孔性又は非多孔性の樹脂フィルム、紙、金属板又はこれらの複合体などが挙げられ、具体的用途に応じて適切な材料が選択される。例えば、筒状体2内に挿入された状態の毛髪に対して筒状体2の外部から毛髪処理剤を施したいときには、該毛髪処理剤に対して透過性を有する材料を用いればよい。また、挿入されている毛髪のみに毛髪処理剤を施したいときには、該毛髪処理剤に対して非透過性を有する材料を用いればよい。本形態においては、毛髪処理剤に対して透過性を有する不織布を用いている。
筒状体2の毛髪取り込み口4には、取り込み口補強部材13が設けられている。取り込み口補強部材13は、直筒部14と毛髪Hが取り込まれる側の端縁部15とからなる。
直筒部14は、均厚の円筒形となっている。直筒部14の厚さ、長さ、横断面積等は、毛髪の取り込み性や毛髪の保持力等を考慮して適宜設定されるが、例えば以下に示す範囲が好ましい。
直筒部14の厚さは、好ましくは0.3mm〜1mmである。直筒部14の長さは、好ましくは5mm〜25mmである。直筒部14の内周面14Aの横断面積は、好ましくは30mm2〜2000mm2である。
端縁部15は、直筒部14の横断面中心から外方に向けて鍔状に延出している。詳細には、端縁部15の縦断面形状は、毛髪が取り込まれる側に凸の半円弧形状となっている。端縁部15の厚さ、直筒部14の内周面14Aからの端縁部15の最外周縁までの距離等は、毛髪の取り込み性や毛髪の保持力、毛髪保持具1の把持性等を考慮して適宜設定されるが、例えば以下に示す範囲が好ましい。
端縁部15の厚さは、好ましくは1mm〜10mmである。直筒部14の内周面14Aからの端縁部15の最外周縁までの距離は、好ましくは2mm〜10mmである。
取り込み口補強部材13としては、毛髪取り込み口4の剛性を高くするために、筒状体2の素材よりも高剛性の素材から形成されていることが好ましく、そのような素材としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等の熱可塑性樹脂が挙げられる。
取り込み口補強部材13は、フィルムの深絞り成形、射出成形等により形成することができるが、本実施形態においては、適度な剛性が得られる点で、PETフィルムを用い、深絞り成形により形成されている。
取り込み口補強部材13の端縁部15の内周縁15A及び外周縁15Bは、尖鋭部分を有していない。尖鋭部分を有さないようにするには、通常、内周縁15A及び外周縁15Bに丸みや面取りを設ける。本実施形態においては、PETフィルムを深絞り成形することにより、端縁部15の内周縁15A及び外周縁15Bに丸みを設けてある。
端縁部15の内周縁15A及び外周縁15Bに丸みの大きさは、毛髪の変形や破断を防止できる範囲で適宜設定できるが、例えば、R0.5〜R10が好ましく、R1〜R5が更に好ましい。なお、Rは曲率半径を表し、数値の単位はmmである。
また、取り込み口補強部材13は、適度な毛髪保持力を確保する上で、直筒部14の横断面外方から中心に向けて平板の間に挟みこむように押圧して直筒部14をその内周面14A同士が当接するまで変形させるのに要する変形力が、0.5N〜10Nであることが好ましく、1N〜5Nであることが更に好ましい。
このような構成の取り込み口補強部材13は、図1に示すように、その外周面14Bを、筒状体2の毛髪取り込み口4の内周面4Aに接合させて、毛髪取り込み口4に設けられている。その結果、取り込み口補強部材13は、毛髪取り込み口4と一体化して、毛髪保持具1における毛髪の取り込み口を構成している。
筒状体2には、図1に示すように、その外周面に巻き上げ用糸6がスパイラル状に巻き付けられている。巻き上げ用糸6は、筒状体2内に挿入された状態の毛髪を、筒状体2ごと巻き上げる手段として用いられる。本出願において「巻き上げ」とは、毛髪に所定のくせ付けをすること全般を意味し、本来の巻き上げに加えて、例えば湾曲(スパイラル状の巻き上げ)や屈曲(ジグザグ状の巻き上げ)等も包含される。
巻き上げ用糸6は、筒状体2にスパイラル状に間欠的に設けられた複数の挿通孔7に挿通されている。挿通孔7は、筒状体2を正面から視たときに、長手方向の両側部に設けられている。各側部に設けられている各挿通孔7は所定間隔を置いて配列され、挿通孔列8A,8Bを形成している。また、各挿通孔7は、筒状体2の高さ方向(長手方向)に関し、筒状体2の側面に沿って各挿通孔を順次結んだときにスパイラル状の軌跡を描くように配列されている。
各挿通孔7は近接して配された一対の小孔7A,7Bからなる。小孔7A,7Bは、巻き上げ用糸6が挿通できる程度に開孔している。巻き上げ用糸6は、その大部分が筒状体2の外周面に巻き付けられているが、一対の小孔7A,7B間のみにおいて筒状体2の内周面に配されている。これによって巻き上げ用糸6は筒状体2の外周面に保持されることになる。
巻き上げ用糸6は、その一端が、筒状体2における最下端に位置する挿通孔7(図1では、挿通孔列8Aの最下端)の位置において引き抜かれないようになされている。具体的には、巻き上げ用糸6の一端を筒状体2に固定することで、その引き抜きを防止している。
一方、筒状体2における最上端に位置する挿通孔7(図1では、挿通孔列8Bの最上端)においては、巻き上げ用糸6は自由状態になっている。これによって、巻き上げ用糸6の他端を引っ張ると、筒状体2は、スパイラル状に変形することになる(これについては更に後述する)。
巻き上げ用糸6は、これを引っ張って毛髪の巻き上げ操作を行うときに、引きちぎれない程度の強度及び巻き上げ操作を円滑に行い得る柔軟性を有していることが好ましい。
本発明の毛髪保持具と組み合わせて使用される毛髪処理剤としては、通常の毛髪処理に用いられるものであれば特に限定されず、例えば、パーマネント処理剤(1浴式)、トリートメント剤、スタイリング剤、染色剤が挙げられる。
次に、毛髪保持具1と組み合わせて用いられる毛髪挿入具3について説明する。毛髪挿入具3は、図1に示すように、細長形状の把持部9と、把持部9の先端に取り付けられたフック部10とを備えている。フック部10は、筒状体2内に挿入される毛髪を引っ掛けるために用いられ、変形可能になされている。また、毛髪挿入具3は、一本の線材から構成されている。詳細には、その一端に小ループ11を形成し、その他端をこの小ループ11に通すことで大ループからなるフック部10を形成している。更に大ループの所定位置に小ループ11を通過しない大きさの係止部12が設けられている。
この毛髪挿入具3を使用するに際しては、フック部10を毛髪を引っ掛け易い大きさまで広げて毛髪を引っ掛ける。把持部9を引っ張ることでフック部10を縮める。この操作によってフック部10は係止部12で規制される大きさにまで縮められる。
毛髪挿入具3は、図1に示すように、毛髪挿入具3のフック部10を筒状体2の毛髪取り込み口4側に向けて挿入された状態で使用される。使用に先立ち、毛髪挿入具3のフック部10を、筒状体2の毛髪取り込み口4から突出させる。そして、フック部10に所望量の毛髪を引っ掛け、この状態下に毛髪挿入具3の他端部から引き出されている毛髪挿入具3の把持部9を引っ張る。これによって、フック部10に引っ掛けられている毛髪がフック部10と共に筒状体2内に挿入される。
フック部10が筒状体2内に引き入れられると、筒状体2内の所定位置において、フック部10による毛髪の引っ掛けが解除され、毛髪は筒状体2内に円滑に挿入される。フック部10は、筒状体2の他端部5を通じて筒状体2の外に引き出される。
次に、本実施形態の毛髪保持具1の一使用方法について、パーマネント処理を例にとり、図2(a)〜図2(d)を参照しながら説明する。先ず図2(a)に示すように、筒状体2内に毛髪挿入具3を挿入し、そのフック部10を、筒状体2の毛髪取り込み口4(取り込み口補強部材13)から突出させる。そして、筒状体2の他端部5から、毛髪挿入具3の把持部9の端部を引き出す。この状態下に、毛髪挿入具3のフック部10に所望量の毛髪Hを通して引っ掛ける。
次に、図2(b)に示すように、筒状体2の毛髪取り込み口4付近の位置を一方の手(図示せず)で軽く押さえる。また筒状体2の他端部5から引き出されている毛髪挿入具3の把持部9の端部を他方の手(図示せず)で把持し、毛髪挿入具3を筒状体2の外に引き出す。その操作によって、フック部10に引っ掛けられていた毛髪Hが首尾良く筒状体2内に挿入、収納される。筒状体2は、その全長が挿入すべき毛髪Hの長さよりも長くなっているので、毛髪Hは、その全長に亘って筒状体2内に挿入される。
次に、筒状体2の毛髪取り込み口4付近の位置を一方の手(図示せず)で軽く押さえる。この状態下に、図2(c)に示すように、筒状体2の外周面に巻き付けられている巻き上げ用糸6の自由端を引っ張る。すると、図2(d)に示すように、毛髪Hは、筒状体2と共にスパイラル状に巻き上げられて、小さく纏められる。
次に、この状態を保持するために、筒状体2から引き出されている巻き上げ用糸6の根元をクリップ(図示せず)で係止する。
この状態下に、筒状体2に向けて第1のパーマネント処理剤(還元剤)を付与する(図示せず)。筒状体2はパーマネント処理剤に対して透過性の材料から構成されているので、パーマネント処理剤は筒状体2を透過して毛髪Hに施される。
所定時間放置後、筒状体2に向けて第2のパーマネント処理剤(酸化剤)を付与し、再び所定時間放置する。これによって、筒状体2内に挿入されている毛髪Hに対して、その巻き上げ形態のパーマネントウエーブが掛けられる。その後、巻き上げ用糸6に取り付けられた前記クリップを外し、毛髪Hの巻き上げ状態を解除する。引き続き毛髪Hを筒状体2から取り出し、すすぎ洗いをし、更にシャンプー及びブローをする。
本実施形態の毛髪保持具1によれば、筒状体2への毛髪Hの取り込み時に、毛髪取り込み口4近傍において毛髪Hに応力が集中しても、毛髪Hがイレギュラーな形状に変形したり、破断し難い。かつ、筒状体2と取り込み口補強部材13との一体化が容易である。
詳細には、本実施形態の毛髪保持具1においては、毛髪取り込み口4に直筒部14を有する取り込み口補強部材13が、直筒部14を毛髪取り込み口4に接合させて設けられており、取り込み口補強部材13における毛髪Hが取り込まれる側の端縁部15の内周縁15A及び外周縁15Bが、尖鋭部分を有していない。そのため、毛髪取り込み口4が適度な剛性を有することになり、筒状体2への毛髪Hの取り込みがスムーズである。また、毛髪Hを筒状体2の内部に挿入した後、取り込み口補強部材13を横断面中心に向けて押圧することにより、取り込み口補強部材13を変形させ、その直筒部14で毛髪Hを十分な保持力をもって保持することができる。その結果、筒状体2に挿入された毛髪Hがずれ難く、位置決めし易い。
また、筒状体2への取り込み時に毛髪Hが取り込み口補強部材13の端縁部15に接触しても、その内周縁15A及び外周縁15Bは尖鋭部分を有していないため、毛髪が破断し難い。
しかも、取り込み口補強部材13の端縁部15が外方に向けて鍔状に延出しているため、内周縁15A及び外周縁15Bの丸みを大きくすることができると共に、鍔状に延出した端縁部15を保持することができ、毛髪保持具1全体を掴み易い。更に、取り込み口補強部材13を押圧したときに、鍔状に延出した端縁部15により横断面中心向きの反発力が生じ、毛髪Hの保持力が一層向上する。
さらに、取り込み口補強部材13は、直筒部14を有しているため、筒状体2と接合しやすく、工業的に筒状体2との一体化が容易である。
次に、本発明の毛髪保持具における取り込み口補強部材の別の形態について説明する。別の形態の取り込み口補強部材については、主として、図1に示す実施形態の毛髪保持具における第1の形態の取り込み口補強部材とは異なる点を説明し、同じ構成については、同じ符号を付し、説明を省略する。特に説明しない点については、第1の形態の取り込み口補強部材についての説明が適宜適用される。
第2の形態の取り込み口補強部材13は、図3に示すように、第1の形態の取り込み口補強部材13に比して、端縁部15が鍔状に延出した形状とはなっていない点が異なる。その他は、第1の形態の取り込み口補強部材13と同じ構成を有している。
第2の形態の取り込み口補強部材13を筒状体の毛髪取り込み口に備えた毛髪保持具によっても、鍔状に延出した端縁部に起因する効果を除き、図1に示す実施形態の毛髪保持具と同様の効果が奏される。
第3の形態の取り込み口補強部材13は、図4に示すように、第1の形態の取り込み口補強部材13の横断面を二分した形状を有する2個の補強部材片16A,16Bから形成されている。
このような2個の補強部材片16A,16Bからなる第3の形態の取り込み口補強部材13を用いて、例えば以下に説明するように毛髪保持具を形成することができる。
図5に示すように、筒状体2の半周分を形成する一方の帯状シート2Aにおける一端部に一方の補強部材片16Aを接合させて設ける。同様に、筒状体2の残り半周分を形成する他方の帯状シート2Bにおける一端部に他方の補強部材片16Bを接合させて設ける。そして、一方の補強部材片16Aが設けられた一方の帯状シート2Aと、他方の補強部材片16Bが設けられた他方の帯状シート2Bとを、それらの両側縁部21A,21Bで接合して筒状体2を形成する。その結果、一方の補強部材片16Aと他方の補強部材片16Bとが組み合わさり、毛髪取り込み口4に第3の形態の取り込み口補強部材13が設けられた毛髪保持具1が得られる。
即ち、この毛髪保持具1は、筒状体2が2枚の帯状シート2A,2Bの両側縁部21A,21Bを接合して形成されており、取り込み口補強部材13が2枚の帯状シート2A,2Bに対応して二分された形状を有する2個の補強部材片16A,16Bからなり、補強部材片16A,16Bが、それぞれ帯状シート2A,2Bの一端部に設けられているものである。
このような構成の毛髪保持具1においては、筒状体2が形成される前の帯状シート2A,2Bに、取り込み口補強部材13を構成する補強部材片16A,16Bを接合させてから、2枚の帯状シート2A,2Bの両側縁部21A,21Bを接合するだけで、筒状体の一端部(毛髪取り込み口)に取り込み口補強部材を挿入する工程を経ることなく、毛髪保持具を製造することができ、毛髪保持具の製造が容易である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明の毛髪保持具は、前述した実施形態に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り、適宜変更が可能である。
取り込み口補強部材は、その内周面を、筒状体の毛髪取り込み口の外周面に接合させて設けることもできる。取り込み口補強部材は、二重構造の筒状体の層間に挟んだ形態で接合させて設けることもできる。
取り込み口補強部材の直筒部の横断面形状は、円形状に制限されず、毛髪を取り入れることができれば、楕円形状や扁平形状でもよい。同様に、筒状体の横断面形状は、円形状に制限されず、楕円形状や扁平形状でもよい。
巻き上げ用糸の挿通孔の配置は適宜設定することができる。巻き上げ用糸がなくてもよい。筒状体の他端部が閉鎖されている形態とすることもできる。
図1(a)は、本発明の毛髪保持具の一実施形態及びそれと組み合わせて用いられる毛髪挿入具を示す斜視図で、図1(b)は、図1(a)に示す毛髪保持具における毛髪取り込み口近傍の部分縦断面図である。 図2(a)〜図2(d)は、図1(a)に示す毛髪保持具及び毛髪挿入具を用いた毛髪処理を順次示す斜視図である。 図3は、第2の形態の取り込み口補強部材を示す図で、(a)は斜視図、(b)は部分縦断面図である。 図4は、第3の形態の取り込み口補強部材を示す斜視図である。 図5は、図4に示す第3の形態の取り込み口補強部材を備えた毛髪保持具の製造方法を模式的に示す斜視図である。
符号の説明
1 毛髪保持具
2 筒状体
2A,2B 帯状シート
3 毛髪挿入具
4 毛髪取り込み口(一端部)
4A 内周面
5 他端部
6 巻き上げ用糸
7 挿通孔
8A,8B 挿通孔列
9 把持部
10 フック部
11 小ループ
12 係止部
13 取り込み口補強部材
14 直筒部
14A 内周面
14B 外周面
15 端縁部
15A 内周縁
15B 外周縁
16A,16B 補強部材片
21A,21B 両側縁部

Claims (5)

  1. 一端部に毛髪取り込み口を有する筒状体からなる細長形状の毛髪保持具であって、
    前記毛髪取り込み口には、直筒部を有する取り込み口補強部材が、該直筒部を該毛髪取り込み口の内周面又は外周面に接合させて設けられており、
    前記取り込み口補強部材における毛髪が取り込まれる側の端縁部の内周縁及び外周縁は、尖鋭部分を有していない毛髪保持具。
  2. 前記取り込み口補強部材の前記端縁部は、前記直筒部の横断面中心から外方に向けて鍔状に延出している請求項1記載の毛髪保持具。
  3. 前記取り込み口補強部材は、前記直筒部の横断面外方から中心に向けて押圧して該直筒部をその内周面同士が当接するまで変形させるのに要する変形力が、0.5N〜10Nである請求項1又は2に記載の毛髪保持具。
  4. 前記取り込み口補強部材の前記端縁部の前記内周縁及び前記外周縁は、丸みを設けることにより、前記尖鋭部分を有さないようになっており、該丸みの大きさは、R0.5〜R10である請求項1〜3の何れかに記載の毛髪保持具。
  5. 前記筒状体は、2枚の帯状シートの両側縁部を接合して形成されており、前記取り込み口補強部材は、前記2枚の帯状シートに対応して二分された形状を有する2個の補強部材片からなり、該補強部材片が、それぞれ前記帯状シートの一端部に設けられている請求項1〜4の何れかに記載の毛髪保持具。

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