JPH06510924A - 毛髪処理用の方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 毛髪処理用の方法及び装置 本発明は、人間の毛髪を処理する時に使用される方法及びその処理方法に使用す る装置に関する。特に本発明は、毛髪の他の部分を処理している間、毛髪のある 部分を、保護する方法に関する。

ルートバーミング（ｒｏｏｔ　ｐｅｒｍｉｎｇ）と呼ばれる人間の毛髪の公知の 処理方法では、新たに成長した毛髪にパーマネントウェーブを与える処理を施す 、この毛髪処理は毛髪に損傷を与えるので、前に処理を行ってから新しく生えた 毛髪の部分だけが処理されるように処理を限定するのが望ましい、新しく成長し た毛髪に処理を限定するには、以前に処理された毛髪を保護し、その毛髪の処理 を防止する。無論、以前に処理を行ったが、その後の処理から保護するのが望ま しいと思われる毛髪が、頭皮から離れた毛髪部分であって、一方、処理を行うべ き新しく成長した未処理の毛髪は頭皮と以前に処理した部分との間の毛髪部分で あるということが理解されよう、処理した毛髪をその後の処理から保護する公知 の方法では、紙材料からなる長方形のカバーを折り曲げ、毛髪束の処理すべきで ない部分の回りにかぶせる。

カバーの自由端部は接着剤を有しているので、カバーを折り曲げて毛髪束の回り にかぶせた後、その自由端部が接着され、カバーを毛髪束の周囲の閉じた部分で 保持する。処理すべき毛髪部分がカバーの外側上に巻きつけられ、毛髪がその中 に収容されるように、カバーをその中に収容された毛髪と共に頭皮から遠く離れ た末端から頭皮に向かってカーラー（ｃｕｒｌｅｒ）上に巻きつける。次に、カ バーとカーラー上に巻きつけられた髪を所定の位置に固定する。その次に、巻き つけた髪に液状の化学物質を塗布することにより、髪を処理する。処理すべきで ない毛髪部分を収容するカバーは液状化学物質の侵入を阻止する効果が限られて おり、そのためにカバーの中に収容されてはいるが、カバーの末端に近いところ にある毛髪は、処理すべきではないのに処理されることになる。

本発明の特徴の１つによれば、毛髪の長さの第一の部分は処理せず、毛髪の長さ の第二の部分を処理する毛髪処理方法は、末端が開いたゴム製の管を含む保護装 置を用意する工程、毛髪の長さの第一部分を管の中に、毛髪の該第−の部分が肢 管のその長さ方向に沿って、かつその長さの範囲内で伸びるように挿入する工程 、肢管の中に収容された毛髪の長さの第一の部分及び毛髪の長さの第二の部分を カーラー上に巻きつける工程、次いで液体物質を塗布して毛髪の該第二の部分を 処理し、一方毛髪の該第−の部分は該保護装置により、該液体物質による処理か ら保護する工程を含む。

本発明の別の特徴によれば、毛髪の長さ方向の部分の第一の部分を保護し、一方 毛髪の長さ方向の部分の第二の部分を液体物質で処理する方法は、末端が開いた ゴム製の管を含む保護装置を用意する工程１毛髪の長さの第一の部分を管の中に 挿入する工程、及び管の中に収容された毛髪の長さの第一部分及び毛髪の長さの 第二部分をカーラー上に巻きつける工程を含む。

本発明のもう１つの特徴では、毛髪の第一の長さを処理するためにカーラー及び 液体処理物質を組み合わせて使用する、該毛髪の第二の長さを該処理物質による 処理から保護するための保護装置が、長さ方向で縮小された状態にあり、該縮小 された状態から毛髪の該第二の長さに沿って伸び、毛髪の該第二の長さを収容で きる、末端が開いたゴム製の管を含む。

また本発明による、毛髪の第一の長さを、該毛髪の第二の長さに塗布された液体 処理物質による処理から保護するための保護装置は、長さ方向で縮小された状態 にあり、該縮小された状態から毛髪の該第−の長さに沿って伸び、毛髪の該第− の長さを収容できる、末端が開いたゴム製の管を含む。

本発明の毛髪処理方法及び保護装置を以下に添付の図面を参照しながら実施例に より説明する。

第１図は、毛髪を処理から保護するための保護装置を、毛髪に適用する前の状態 で示し、 第２ａ図、第２ｂ図、第２ｃ図及び第２ｄ図はそれぞれ、保護装置を保護すべき 毛髪部分に適用し、保護された毛髪、及び保護されていない、処理すべき毛髪を カーラー上に巻きつけるときの保護装置を示し、第３図は、保護すべき毛髪部分 に保護装置を取りつける別の方法を示し、 第４図、第５図、及び第６図はそれぞれ異なった形態のホルダー上に最初に支持 された保護装置を示し、第７図はホルダー上に保護装置を支持するための別の方 法を示し、 第８図は末端部分を強化した保護装置を示す。

まず第１図に関して１毛髪の一部分を液体化学物質による処理から保護する装置 １０は薄いゴム材料からなる、末端が開いた管１１を含む、管の一端は管の長さ に沿って巻き上げられ、輪状の巻上部分１３を形成し、管の他端１２は、装置１ ０を保護すべき毛髪に取りつけ易くするために、巻上部分１３から付き出したま まである。

ここで第２ａ図、第２ｂ図、第２ｃ図及び第２ｄ図に関して、毛髪束の処理すべ きでない長さ１５の末端１４を、束が末端部１２を通って伸びるように装置ｌＯ の中に通す０次いで末端部１２及びその中の毛髪の末端を使用者の親指及び人差 し指で保持し、第２ａ図及び第２ｂ図に示す様に、巻上部分１３を矢印１９の方 向で毛髪束の上に、第２Ｃ図に示す様に毛髪１５の処理しない長さの少なくとも 全部が装置１０の管１１の中に包まれるまでゆっくりと広げていく、好適には１ 毛髪の処理すべき長さ１７と僅かに重なるように、処理しない毛髪部分１５を僅 かに超えるまで装置を広げる０次いで、パームカーラー（ｐｅｒｌｌｃｕｒｌｅ ｒ）　１８　（第２ｃ図）を装置１ｏの端部１２の上に置き、装置を毛髪１５と 共にカーラー１８上に巻つける６毛髪のカーラー１８上への巻きつけは、装置１ ０の中の毛髪１５だけがカーラー上に巻きつけられるのではなく、第２ｄ図に示 すように長さ１５と頭皮の間の新しく成長した毛髪の長さ１７もカーラー１６上 に巻きつけられ、カーラー上に固定されるまで続ける。無油、装置１ｏ及びその 中の毛髪をカーラー上に巻きつける際、装置１０の断面は形状が平らに、狭くな り、装置に包まれた毛髪束の長さに密に一致する不透過性のバリヤーを与える。

カーラー上に毛髪を巻きつけた後、液体の化学処理物質を巻きつけて毛髪に塗布 し、必要な処理を行う、無油、液体化学処理物質は毛髪束の、カーラー上に巻き つけた部分１７に浸透し得るが、保護装置１０に包まれた部分には浸透せず、保 護装置１ｏは毛髪束の部分１５をきつく圧迫し、液体処理物質の侵入に対する不 透過性バリヤーを与＾、それによって毛髪束の処理してはならない部分１５に液 体処理物質が著しく浸透するのを防止する。

毛髪束の長さ１５の自由末端１４を末端部１２の中に置き１巻き上げた部分を頭 皮に向けて広げる代わりに、第３図に示すように、保護すべき長さ全体を末端部 １２を通して引っ張ることにより１巻上部分１３を長さ１５の末端１４の方に向 けて装置を毛髪の長さ１５に取り付け、次いで巻き上げた部分を矢印２ｏの方向 で、毛髪の末端１４に向けて頭皮から離れるように広げることができる。

管状の保護装置を形成する材料の厚さは、カールした髪の直径を大きくせずに、 装置及び毛髪をカーラー上に容易に巻けるだけ十分小さく、同時に液体化学処理 物質が著しく透過しないように十分大きく選択される。材料の厚さが薄いために 、末端部１２にはほとんど剛性がなく、そのために保護装置の取扱い及び部分１ ２の中に毛髪を最初に挿入するのが困難であることがある。末端部分１２を管１ １の長さの残りの部分よりも堅く、またはより頑丈に形成することにより、装置 をより取扱い易く、毛髪を装置へ最初に挿入し易くすることができる。

末端部分１２の堅さは、末端部分に１個以上のリブを形成することにより増加さ せることができる０例えば、第１図に示すように、末端部分１２の末端に唇上部 分を形成するリブ（ｒｉｂ）　２１を末端部分１２に形成することができ、ある いは末端部分に、末端部分の長さに沿って間隔を置いて配置された複数の輪状リ ブを形成することができる。あるいは、末端部分１２に、第４図に示すような輪 状の波形構造２２を有する輪郭を成形することができる。輪状リブまたは波形構 造の代わりに、またはそれらに加えて、末端部分に、末端部分１２の長さ方向に 伸びるリブまたは波形構造を成形することができる。別の変形では、末端部分に 、末端部分１２の長さに対して急な角度で傾斜した１個以上のリブまたは波形構 造を成形することができる。

末端部分１２にその末端部分を強化する手段を成形する代わりに、第５図、第６ 図及び第７図に示すように末端部分の中に、またはそこを通って伸びるフォーマ −（ｆｏｒｍｅｒ）またはホルダー（ｈｏｌｄｅｒ）上に保護装置を取り付ける ことにより、末端部分を強化することができる。

このフォーマ−は第５図に示すように平らな部品でよく、その両縁部２４．２５ に手で圧力をかけることによりアーチ形、すなわち第６図のようになり、保護装 置の末端部分１２及び巻上部分１３を開いた、一般的に円筒状に保持する６毛髪 束を挿入した後、手でフォーマ−にかけている圧力を除き、部分１３を広げて毛 髪をっつむ。

毛髪をカーラー上に巻きつける前に、フォーマ−またはホルダーを末端部分１２ から引き抜（。

所望により、保護装置を開いた状態に保持するために手で圧力をかけて変形させ る平らなフォーマ−またはホルダーの代わりに、保護装置を開いた状態に保持す るために、フォーマ−またはホルダーは第６図に示すように湾曲していてもよい し、第７図に示すように一般的に円筒形のフォーマ−２６でもよい９円筒形のフ ォーマ−２６は、部分１３を広げて所望の長さの毛髪を包む際に、手で圧力をか けて平らな断面に変形させ、装置の中に挿入した毛髪を手でつかみ易くすること ができる。

上記のように、保護装置を形成する管は最初は部分的に巻きつけてあり、毛髪を 管の中に挿入した後、所望の毛髪長さ１５を包むのに十分な程度に巻き上げた部 分１３を広げる。この部分を最初に巻き上げた状態にしてオく代わりに、第８図 に示すように、フォーマ−２８の上にコンチェルティーナ（ｃｏｎｃｅｒｔｉｎ ａ）のように折りたたんでおき、管の中に毛髪を挿入した後、折りたたんだ部分 ２７を手でフォーマ−から引き伸ばし、所望の毛髪長さを包むことができる０次 いで、フォーマ−を管から引き抜いてから、毛髪を管と共にカーラー上に巻きつ ける。

所望により、管１１がフォーマ−から不意に分離または脱落するのを防ぐために 、管の部分２９、例えば部分１２の末端区域をフォーマ−に、例えば１か所以上 の非永久的な接着剤結合により、または壊れ易い接続部により、取りはずしでき るように固定しておくことができる。

第８図に示す保護装置に関して１部分２９は管の両端でフォーマ−に取りはずし できる様に固定しておくことができる。

装置！０に考えられる一つの用途は、毛髪にパーマネントウェーブを与える、化 学物質による処理から毛髪を保護することである。しかし本装置は、液体物質に よる毛髪の他の処理で、毛髪のある長さの部分をそのような処理から保護したい 場合にも使用できる。そのような他の処理の例としては、染色、着色または調色 である。装置１０をゴムで製造するのが好ましいが、ゴムと同じ、または類似の 特性を有する他の材料で形成することもできる。したがって、本明細書及び請求 の範囲で使用するゴムの用語は、たわみ性、弾性、液体化学処理物質に対する不 透過性、及びそれらの処理の際に毛髪にかかる熱の作用に耐えられる能力に関し て同じ、または類似の特性を有するそのような他の材料、例えば合成プラスチッ ク材料も含むものとする。管の都合の良い大きさは、直径が約１．５インチ（３ ８ｓｍ）である、管は、異なった毛髪の長さを収容できるように様々な長さを有 することができ、使用者が所望の、より短い長さに切断することもできる。

本保護装置は、カーラー上にすでに巻いた毛髪の上にさらに毛髪を巻きつける様 にカーラー上に巻きつけた時に、毛髪の所望の長さを処理液体による処理から保 護するために使用することができるが、無油、この保護装置は、細長いカーラー 上にらせん状に巻いた毛髪の所望の長さを処理から保護するためにも使用できる 。

国際調査報告　Ｑｃ７／ＱＱ　Ｑ２／ｎ＋＜Ｑ’ｌフロントページの続き （７２）発明者　デ　ベネディティス、アルフレードイギリス、エムケー６３エ ツチジエー パツキングハムシヤー、ミルトン　キーンズ、スプリングフィールド、ファルコ ンアヴエニュー　３０ （７２）発明者　ローレンス、マーク　クリストファーイギリス、エルニー３２ イーアール　ベッドフォードシャー、ルトン、ウォータースレイド　グリーン　 ２０

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．毛髪の長さのうち第一の部分（１５）は処理せず、第二の部分（１７）を処 理するときに、毛髪の長さの前記第一の部分への処理を阻止する保護装置を用意 する工程を含む毛髪処理方法であって、末端が開いたゴム製の管（１１）を含む 保護装置（１０）を用意すること、 毛髪の長さの第一の部分（１５）を管の中に、毛髪の前記第一の部分（１５）が 前記管（１１）の内部をその長さに沿って伸びるように挿入すること、前記管の 中に包まれた毛髪の長さの第一の部分（１５）及び毛髪の長さの第二の部分（１ ７）をカーラー（１８）上に巻きつけること、 次いで液体物質を塗布して毛髪の前記第二の部分を処理し、毛髪の前記第一の部 分（１５）は前記保護装置（１０）により、前記液体物質による処理から保護す ることを特徴とする方法。 ２．前記保護装置（１０）が、それ自体の上に長さ方向に巻きあげられた部分（ １３）を含む、予め成形された末端が開いた管（１１）を有し、毛髪の長さの第 一の部分（１５）を管の中に挿入する工程が前記管（１１）の前記部分（１３） を毛髪の長さの第一の部分（１５）に沿って広げることを特徴とする請求項１の 方法。 ３．保護装置（１０）が第一の末端部分（１２）および前記第一の末端部分から 遠く離れた第二の末端を有し、使用前に、前記管の部分（１３）をそれ自体の上 で前記第二の末端から前記第一の末端部分（１２）に向けて予め巻きあげておき 、毛髪の長さの第一の部分（１５）を挿入する工程が、毛髪を前記第一の末端部 分（１２）の中に挿入し、次いで巻きあげた管（１３）を、少なくとも毛髪の長 さの前記第一の部分（１５）を包むのに十分な程度に広げることにより行われる ことを特徴とする請求項１の方法。 ４．毛髪の長さの第一の部分（１５）を保護し、毛髪の長さの第二の部分（１７ ）を液体物質で処理する、毛髪の長さの前記第一の部分（１５）を保護するため の保護装置（１１）を用意する工程を含む方法であって、末端が開いたゴム製の 管（１１）からなる保護装置（１１）を用意すること、毛髪の長さの第一の部分 （１５）を管（１１）の中に挿入すること、及び管（１１）の中に収容された毛 髪の長さの第一の部分（１５）及び毛髪の長さの第二の部分（１７）をカーラー （１８）上に巻きつけることを特徴とする方法。 ５．管（１１）の中にホルダー（２３、２６、２８）を通して取り付けること、 及び毛髪の長さの前記第一の部分（１５）を管の中に挿入した後、前記ホルダー を除去する工程を含むことを特徴とする請求項１の方法。 ６．管（１１）が本質的に平らなホルダー（２３）の上に取り付けられており、 前記管（１１）が平らたくなった円筒形であり、ホルダー（２３）を変形させて 管（１１）を開いた円筒形に開く工程を含むことを特徴とする請求項５の毛髪処 理方法。 ７．カーラー（１８）及び毛髪の第一の長さ（１７）を処理する液体処理物質と の組合わせで使用するための、前記毛髪の第二の長さ（１５）を、前記処理物質 による処理から保護するための保護装置（１０）であって、長さ方向で縮小され た状態にあり、前記縮小された状態から毛髪の前記第二の長さ（１５）に沿って 伸ばされて、毛髪の前記第二の長さ（１５）を包むことができる、末端が開いた ゴム製の管（１１）を含むことを特徴とする保護装置。 ８．毛髪の第一の長さ（１５）を、前記毛髪の第二の長さ（１７）に塗布された 液体処理物質による処理から保護するための保護装置であって、前記保護装置が 、長さ方向において縮小された状態にあり、前記縮小された状態から毛髪の前記 第一の長さ（１５）に沿って伸ばされて、毛髪の前記第一の長さ（１５）を包む ことができる、末端が開いたゴム製の管（１１）を含むことを特徴とする保護装 置。 ９．管（１１）が第一の末端部分（１２）及び前記第一の末端部分から遠く離れ た第二の末端を有し、前記長さ方向で縮小された状態において、管がそれ自体の 上で前記第二の末端から前記第一の末端部分（１２）に向けて巻きあげられ、輪 状巻き上げ部分（１３）を形成していることを特徴とする請求項８の保護装置。 １０．第一の末端部分（１２）及び輪状巻き上げ部分（１３）を開いた状態に保 持し、毛髪の第一の長さ（１５）を挿入し易くするために、支持体手段（２３、 ２６、２１、２２）を備えていることを特徴とする請求項９の保護装置。 １１．支持体手段が、前記第一の末端部分（１２）中に成形された少なくとも１ 個のリブ（２１）を含むことを特徴とする請求項１０の保護装置。 １２．支持体手段が、第一の末端部分（１２）の波形輪郭（２２）を有すること を特徴とする請求項１０の保護装置。 １３．支持体手段が、管（１１）の中を伸びる、取り外し可能なホルダー（２３ 、２６、２８）を含むことを特徴とする請求項１０の保護装置。 １４．取り外し可能なホルダー（２３）が、管（１１）を開くために手で変形さ せることができる、本質的に平らな部品（２３）を含むことを特徴とする請求項 １０の保護装置。 １５．取り外し可能なホルダー（２３）が、中空の円筒形部品（２６）を含むこ とを特徴とする請求項１３の保護装置。 １６．管（１１）が、その縮小された状態において、管の中を伸びるホルダー（ ２８）の上に取り付けられており、前記管の長さ方向部分がひだ（２７）の中に 収納されていることを特徴とする請求項８の保護装置。 １７．管（１１）とホルダー（２３、２８）の間に少なくとも１個の壊れ易い接 続部（２９）があることを特徴とする請求項１３または１６の保護装置。