JP2007014431A - リクライニング機構のホルダの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】切欠部の無い外周壁84と該外周壁84から内方へ延設された底部820・830を有し、該底部820・830は中央部に貫通孔81を有し、リクライニング機構の機枠10と蓋体60の組み付けに用いられるホルダ80の製造方法であって、長手方向に順送される金属製の板材800に対して、順に、貫通孔81を穿孔するプレス工程、
前記貫通孔81の周囲に前記底部820・830が残り且つ該底部820・830の周囲に前記外周壁84が形成されて板材800から切り出されるように前記底部820・830の周囲を切り絞り加工する切り絞り工程、を実施して、前記切り絞り工程により板材800から分離されたホルダ80を板材800に残された分離跡孔の内壁85で回収容器90上へ押し出すことを特徴とするホルダ80の製造方法。
【選択図】 図1
Description
図4に於いて、(a)は要部正面視説明図、(b)は(a)のB−B線断面図、(c)は(a)のC−C線断面図である。
図示のリクライニング機構RUは、蓋体60の円形状の周壁外面が機枠10の円形状の周壁内面に摺接することで蓋体60が機枠10に対して回転可能となるように、それぞれが略円盤形状を成す機枠10と蓋体60とを重ね合わせ、両者の間隙に、2個のロック板20、1個のカム板40、及び、2個のコイルバネ70を収容するとともに、機枠10から蓋体60の方向へ凸設したそれぞれ2個の揺動ガイド部12と揺動ガイド部13と揺動軸部14とを収容した状態で、機枠10と蓋体60とを両者の外周部に於いて略リング形状のホルダ80により組み付けて成る。即ち、ホルダ80の底部内側部830で蓋体60を保持するとともに、ホルダ80の底部外側部820と外周壁84先端のカシメ部84aとで機枠10を掴持することで、機枠10と蓋体60とを組み付けて成る。83は底部内側部830の内面上に形成されているビード部であり、これにより、蓋体60はホルダ80に対して摺動可能とされている。なお、上述の例では、機枠10はシートクッション側に一体に固定されており、蓋体60はシートバック側に一体に固定されているが、この関係は逆でもよい。
このように、外周壁P84が切欠部を有する場合には、外周壁P84を絞り加工で形成した後に、切欠部を完成させ且つホルダ完成品を板材から分離する切断工程(下型が不要な工程)を実施できるため、ホルダ完成品を下方位置に配置した回収箱に自動的に回収でき、個々に手作業で取り出す手間は不要である。
一方、外周壁に切欠部が無い場合には、上述の繋ぎ部P89も無く、このため、外周壁を形成する絞り工程に於いてホルダ完成品が板材から切り離されてしまう。しかるに、この絞り工程では下型が必須であるため、下方に回収箱を配置できず、ホルダ完成品を個々に手作業で取り出さざるえず、コスト上昇という問題を招来する。
[1]構成1:
切欠部の無い外周壁84と該外周壁84から内方へ延設された底部820・830を有し、該底部820・830は中央部に貫通孔81を有し、リクライニング機構の機枠10と蓋体60の組み付けに用いられるホルダ80の製造方法であって、
長手方向に順送される金属製の板材800に対して、順に、
貫通孔81を穿孔するプレス工程、
前記貫通孔81の周囲に前記底部820・830が残り且つ該底部820・830の周囲に前記外周壁84が形成されて板材800から切り出されるように前記底部820・830の周囲を切り絞り加工する切り絞り工程、
を実施して、前記切り絞り工程により板材800から分離されたホルダ80を板材800に残された分離跡孔の内壁85で回収容器90上へ押し出すことを特徴とするホルダ80の製造方法。
[2]構成2:
切欠部の無い外周壁84と該外周壁84から内方へ延設された底部820・830を有し、該底部820・830は中央部に貫通孔81を有するとともに該底部820・830内に段部82を有し、リクライニング機構の機枠10と蓋体60の組み付けに用いられるホルダ80の製造方法であって、
長手方向に順送される金属製の板材800に対して、順に、
貫通孔81を穿孔するプレス工程、
前記貫通孔81の周囲に底部820・830が形成され且つ該底部820・830に段部82が形成されるように該貫通孔81の周囲を絞り加工する絞り工程、
前記底部820・830に連なる外周壁84が該底部820・830の周囲に形成されて板材800から切り出されるように該底部820・830の周囲を前記絞り加工と逆の方向へ切り絞り加工する切り絞り工程、
を実施して、前記切り絞り工程により板材800から分離されたホルダ80を板材800に残された分離跡孔の内壁85で回収容器90上へ押し出すことを特徴とするホルダ80の製造方法。
[3]構成3:
切欠部の無い外周壁84と該外周壁84から内方へ延設された底部820・830を有し、該底部820・830は中央部に貫通孔81を有するとともに内面上にビード部83を有し、リクライニング機構の機枠10と蓋体60の組み付けに用いられるホルダ80の製造方法であって、
長手方向に順送される金属製の板材800に対して、順に、
貫通孔81を穿孔するプレス工程、
前記貫通孔81の周囲を成す底部820・830の内面上にビード部83を形成するプレス工程、
前記貫通孔81の周囲に前記底部820・830が残り且つ該底部820・830の周囲に前記外周壁84が形成されて板材800から切り出されるように前記底部820・830の周囲を切り絞り加工する切り絞り工程、
を実施して、前記切り絞り工程により板材800から分離されたホルダ80を板材800に残された分離跡孔の内壁85で回収容器90上へ押し出すことを特徴とするホルダ80の製造方法。
[4]構成4:
切欠部の無い外周壁84と該外周壁84から内方へ延設された底部820・830を有し、該底部820・830は中央部に貫通孔81を有するとともに該底部820・830内に段部82を有し該底部820・830の内面上にビード部83を有し、リクライニング機構の機枠10と蓋体60の組み付けに用いられるホルダ80の製造方法であって、
長手方向に順送される金属製の板材800に対して、順に、
貫通孔81を穿孔するプレス工程、
前記貫通孔81の周囲に底部820・830が形成され且つ該底部820・830に段部82が形成されるように該貫通孔81の周囲を絞り加工する絞り工程、
前記底部820・830の内面上にビード部83を形成するプレス工程、
前記底部820・830に連なる外周壁84が該底部820・830の周囲に形成されて板材800から切り出されるように該底部820・830の周囲を前記絞り加工と逆の方向へ切り絞り加工する切り絞り工程、
を実施して、前記切り絞り工程により板材800から分離されたホルダ80を板材800に残された分離跡孔の内壁85で回収容器90上へ押し出すことを特徴とするホルダ80の製造方法。
構成2〜4も同様である。即ち、構成2では、底部820・830に段部82を形成したホルダ80について、上記の効果を得る。また、構成3では、底部820・830の内面上にビード部83を形成したホルダ80について、上記の効果を得る。また、構成4では、底部820・830に段部82を形成するとともに、底部820・830の内面上にビード部83を形成したホルダ80について、上記の効果を得る。
図3内の上段に示すように、金属製の板材800は、長手方向(細破線矢印の方向)へ順送されつつ、各同一部位に関して、図1内に示す4つの加工(穿孔,上絞り,ビード出し,切り絞り)を順に施された後、図2に示すように回収容器90へ回収される。
なお、図3では、板材800から同時に3個のホルダ80を取り出すべく、ホルダ80の被取出部を3列に設定して加工を行なっている。また、中央の列と両サイドの列とで加工のタイミングをずらせるとともに、同列内における加工と次の加工との間をあけることにより、隣接する被加工部相互間の加工の干渉を防止している。なお、3列に限定されず、板材800の幅とホルダ80のサイズを勘案して適宜に設定してよい。
81 貫通孔
82 段部
820 底部外側部
83 ビード部
830 底部内側部
84 外周壁(切り絞り部)
84a かしめ部
85 板材800に残る貫通孔
800 板材
10 機枠
60 蓋体
90 回収容器
Claims (4)
- 切欠部の無い外周壁と該外周壁から内方へ延設された底部を有し、該底部は中央部に貫通孔を有し、リクライニング機構の機枠と蓋体の組み付けに用いられるホルダの製造方法であって、
長手方向に順送される金属製の板材に対して、順に、
貫通孔を穿孔するプレス工程、
前記貫通孔の周囲に前記底部が残り且つ該底部の周囲に前記外周壁が形成されて板材から切り出されるように前記底部の周囲を切り絞り加工する切り絞り工程、
を実施して、前記切り絞り工程により板材から分離されたホルダを板材に残された分離跡孔の内壁で回収容器上へ押し出すことを特徴とするホルダの製造方法。 - 切欠部の無い外周壁と該外周壁から内方へ延設された底部を有し、該底部は中央部に貫通孔を有するとともに該底部内に段部を有し、リクライニング機構の機枠と蓋体の組み付けに用いられるホルダの製造方法であって、
長手方向に順送される金属製の板材に対して、順に、
貫通孔を穿孔するプレス工程、
前記貫通孔の周囲に底部が形成され且つ該底部に段部が形成されるように該貫通孔の周囲を絞り加工する絞り工程、
前記底部に連なる外周壁が該底部の周囲に形成されて板材から切り出されるように該底部の周囲を前記絞り加工と逆の方向へ切り絞り加工する切り絞り工程、
を実施して、前記切り絞り工程により板材から分離されたホルダを板材に残された分離跡孔の内壁で回収容器上へ押し出すことを特徴とするホルダの製造方法。 - 切欠部の無い外周壁と該外周壁から内方へ延設された底部を有し、該底部は中央部に貫通孔を有するとともに内面上にビード部を有し、リクライニング機構の機枠と蓋体の組み付けに用いられるホルダの製造方法であって、
長手方向に順送される金属製の板材に対して、順に、
貫通孔を穿孔するプレス工程、
前記貫通孔の周囲を成す底部の内面上にビード部を形成するプレス工程、
前記貫通孔の周囲に前記底部が残り且つ該底部の周囲に前記外周壁が形成されて板材から切り出されるように前記底部の周囲を切り絞り加工する切り絞り工程、
を実施して、前記切り絞り工程により板材から分離されたホルダを板材に残された分離跡孔の内壁で回収容器上へ押し出すことを特徴とするホルダの製造方法。 - 切欠部の無い外周壁と該外周壁から内方へ延設された底部を有し、該底部は中央部に貫通孔を有するとともに該底部内に段部を有し該底部の内面上にビード部を有し、リクライニング機構の機枠と蓋体の組み付けに用いられるホルダの製造方法であって、
長手方向に順送される金属製の板材に対して、順に、
貫通孔を穿孔するプレス工程、
前記貫通孔の周囲に底部が形成され且つ該底部に段部が形成されるように該貫通孔の周囲を絞り加工する絞り工程、
前記底部の内面上にビード部を形成するプレス工程、
前記底部に連なる外周壁が該底部の周囲に形成されて板材から切り出されるように該底部の周囲を前記絞り加工と逆の方向へ切り絞り加工する切り絞り工程、
を実施して、前記切り絞り工程により板材から分離されたホルダを板材に残された分離跡孔の内壁で回収容器上へ押し出すことを特徴とするホルダの製造方法。
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