JP2007013733A - ファイル作成装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像および音声の蓄積を行う監視装置において、複数イベントを連続的に検出したときにその複数イベントにつき1つの音声ファイルを生成するようにした場合、そのファイルが確定する時期は最後のイベントによる音声の蓄積が完了する時まで遅れる。このため、管理サーバからのダウンロード可能タイミングが遅れる。
【解決手段】 一のイベントに係る音声の蓄積が完了する前に後続のイベントが検出される複数イベント検出時においては、当該複数イベントの検出時を含む時間帯の音声を1ファイルとすべく記憶装置に蓄積する一方、その蓄積中(S501→NO)、音声の蓄積量に関する値が所定値を超えるごとに(S502→YES)、新たに蓄積された音声を1ファイルとして確定する処理を行う(S503)。
【選択図】 図5

Description

本発明は、監視カメラ装置およびその制御方法に関し、特に、監視カメラ装置における画像や音声のファイル生成処理に関する。
近年、インターネットなどIP(Internet Protocol)ネットワークを利用した監視システムが増加してきている。このような監視システムを例えば店舗監視やビル監視に利用する場合、入退出者や異常音などが発生した際に監視カメラで撮影された画像をサーバに蓄積しておき、必要に応じて管理者が蓄積データを閲覧・確認することができる。
IPネットワークを利用する利点はたとえば、専用線や回線交換網を使用する場合と比べて、低コスト、広帯域である点である。その一方で、ネットワーク状況によっては通信ができない、データ転送が遅延する、という欠点もある。このため、高信頼性が求められる監視システムでは、ネットワークに接続されている監視カメラ側でセンサなどを用いて異常検出を行って異常が検出された際の監視対象の画像を蓄積し、管理サーバからは適宜蓄積画像などを取得する、という方法がとられる。これにより、ネットワークが遅延、または通信不可の時間帯があっても、画像の蓄積に失敗するという可能性は大幅に低減できる。
特開2004−120595号公報
監視カメラは、動き検知やセンサ等によるイベントを検出すると、イベントの種類に応じた時間分の画像や音声を蓄積する。例えば、イベントを検出すると、そのイベント検出時を含む所定時間分の画像データをファイルとして蓄積する。音声データについても同様である。すなわち、そのイベント検出時を含む所定時間分の音声データをファイルとして蓄積する。このように監視カメラが画像や音声をファイルとして蓄積する。そして、遠隔にある管理サーバは監視カメラから画像ファイルや音声ファイルをダウンロードすることができる。
以下では、音声の蓄積制御に絞って説明を行う。あるイベントを検出して音声を蓄積している時に、別のイベントを検出して連続的に録音する場合、1度目のイベントにより蓄積する音声と2度目のイベントにより蓄積する音声の重複が発生する。このような蓄積する音声の重複をどう考えるかによって、音声ファイル生成の設計思想は異なってくる。
たとえば、イベントが連続的に発生したかどうかにかかわらず、1イベントにつき1つの音声ファイルを生成する方法が考えられる。この場合はイベントと音声ファイルとが一対一に対応しファイル管理が容易である。しかしながら、1つの監視カメラにおいて上記のような複数のイベントが連続的に発生した場合には、複数のファイルに同じ音声が蓄積されることになるので、蓄積効率が低下する。
本発明は上記した問題を解決するためになされたものである。本発明の一側面に係るファイル作成装置は、データを入力するデータ入力手段と、イベントを検出するイベント検出手段と、前記イベント検出手段によって検出されたイベントに応じて、予め設定された時間分の前記データ入力手段によって入力されたデータのファイルを作成する作成手段とを有し、前記作成手段は、ファイルの確定処理を行う前に前記イベント検出手段によって新たなイベントが検出された場合、前記新たなイベントに対応する時間分の前記データ入力手段によって入力されたデータを含むように前記ファイルを作成することを特徴とする。
本発明によれば、例えば、所定時間内に複数イベントが発生した場合に基本的にはその複数イベントにつき1つの音声ファイルを生成するようにした場合でも、管理サーバからのダウンロード可能タイミングが必要以上に遅れることを防止することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の実施に有利な具体例を示すにすぎない。また、以下の実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の課題解決手段として必須のものであるとは限らない。
(実施形態1)
図1は、本実施形態に係る監視システムの構成を示す図である。
監視カメラ装置であるネットワークカメラ101〜103は、画像を取得する撮像機能をはじめ、マイクロホンなどを用いて音声入力を行う音声入力機能、さらに外部センサなどを用いてイベントの検出を行うイベント検出機能を備える。そして、イベントの検出をトリガとして、イベント検出時前後所定時間の音声と画像の蓄積を行う。この蓄積時間に関しては、イベントごとに、イベント検出前録音時間とイベント検出後録音時間がイベントテーブル(図示省略)に規定されている。なお、同図には3台のネットワークカメラ101〜103が示されているが、本発明はネットワークカメラの特定の台数によって限定されるものではない。
ネットワークカメラに対する外部装置としての管理サーバ105は、ネットワーク104を経由してネットワークカメラ101〜103から、蓄積された画像および音声のダウンロードを行う。管理サーバ105は、蓄積した画像を表示するモニタ106と、蓄積した音声を再生するスピーカ107とを備える。
図2は、ファイル作成装置としてのネットワークカメラの機能構成を示す図である。なお、図示の外部センサ201、撮像部202、音声入力部203は、ネットワークカメラに内蔵されている必要はなく、着脱可能に構成されたものでもよい。以下、この図2を参照して、本実施形態におけるネットワークカメラによる画像および音声の蓄積処理を概略的に説明する。
外部センサ201は、例えばドアの開閉に伴いON/OFF信号を生成する。イベント検出部204は、外部センサ201、画像信号処理部205、音声信号処理部206のそれぞれから、監視対象に変化があったことを通知する信号を受信し、ファイルを作成する作成手段としての蓄積制御部207に通知する。
撮像部202は、監視対象の画像データを生成し、画像信号処理部205に送る。画像信号処理部205は、送られてきた画像データを符号化し、蓄積制御部207に送る。
音声入力部203は、監視対象からの音声を収集し、音声信号処理部206に送る。音声信号処理部206は、送られてきた音声データを符号化し、蓄積制御部207に送る。
蓄積制御部207は、通知されたイベントに応答して、ハードディスク装置などで構成される記憶装置209から録音すべき時間(期間)およびイベント検出前後の録音対象の時間といった録音条件が記述されたイベントテーブルを取り出し、蓄積処理を開始する。なお、録音条件は、イベントの種類ごとに予め設定されているものとする。記憶装置209に予め格納されている保存される蓄積情報は、大きくイベント情報と蓄積ファイル情報とに分けることができる。蓄積情報のフォーマット例については図3を参照して後ほど説明する。
蓄積制御部207は、符号化された音声データを内蔵するバッファメモリに一旦蓄積する。そしてバッファメモリから順次音声データを取り出してファイルの作成を行う。そして、作成されたファイルを記憶装置209に保存する処理を行うとともに、蓄積ファイル番号等を上記蓄積ファイル情報として記憶装置209に保存する。なお、バッファメモリは、録音条件として設定されたイベント検出前の録音時間分のデータを保持可能な容量を有しているものとする。
次に、管理サーバ105が蓄積データを取得する際のネットワークカメラの処理を概略的に説明する。
ダウンロード制御部208は、通信制御部210を介して、管理サーバ105から蓄積情報取得要求を受信する。ダウンロード制御部208は、その要求に応じて記憶装置209に保存されるイベント情報や蓄積ファイル情報等を含む蓄積情報(図3(c))から要求に合致する情報を通信制御部210に送信する。通信制御部210は、ダウンロード制御部208より出力された蓄積情報をネットワーク104を介して管理サーバ105に配送する。
管理サーバ105は、取得した蓄積情報からダウンロードしようとするファイルのファイル番号を認識し、ダウンロード要求をネットワークカメラに送信する。
ダウンロード制御部208は、通信制御部210を介して管理サーバ105からのダウンロード要求を受信すると、そのダウンロード要求に含まれているファイル番号と記憶装置209に保存されている蓄積情報に含まれているファイル番号とを照合そして、通信制御部210を介して、該当するファイルを管理サーバ105に送信する。
管理サーバ105はネットワークカメラが蓄積処理中かどうかわからないので、ネットワークカメラから音声の蓄積処理の経過状況を取得あるいは通知させるようにすることも可能である。
なお、本実施形態では、蓄積制御部207にダウンロード制御部208の機能を含めていない。これは蓄積処理とダウンロード処理を分割することで、各制御部の単純化を図ることと制御部間の影響を分断することが目的である。具体的には、各制御部に不具合の混入を防ぎ、蓄積処理またはダウンロード処理における予想外の動作停止や処理の再スタートの影響を受けないという効果を得ることができる。
以下、本実施形態におけるネットワークカメラによる音声蓄積処理を詳細に説明する。図4は、蓄積制御部207による音声蓄積処理に係る制御手順を示すフローチャートである。
ステップS401では、音声信号処理部206から出力された音声データが入力されるのを待機し、その入力があるとステップS402に進む。ステップS402では、イベント検出部204において新たなイベントが検出されたかどうかを判断する。イベント検出の通知があったときはステップS403に進み、イベントテーブルに該イベント対応する情報があるかどうかを判断する。該イベントに対応する情報がイベントテーブルにあった場合はステップS404に進む。ステップS404において、イベントテーブルに登録されているイベント前の録音対象の時間、イベント後の録音対象の時間を参照して、記憶装置209に記憶されている蓄積情報である録音対象の音声データの音声入力部203への入力時刻と録音時間を設定もしくは更新する。次に、ステップS405で処理状態のフラグを“録音中”に変更し、その後ステップS406に進む。ステップS406は、現在の処理状態が蓄積中か否かを判断する処理である。ステップS405を経由してきた場合は、処理状態のフラグが“録音中”となっているため、ステップS407に進んで音声データの録音処理を実行する(この処理の詳細は後述する。)。この音声データの録音時間分のファイルの作成処理を終えると処理状態フラグ“録音中”を解除した後、ステップS401の音声データ入力待ちに戻る。
一方、ステップS402でイベント通知がなかったとき、および、ステップS403でイベントテーブルにイベント通知に係るイベントがなかったときは、ステップS404、S405の処理を行うことなくそのままステップS406に進む。この場合、処理状態は“録音中”とはなっていないから、そのままステップS401の音声データ入力待ちに戻る。
図5は、ステップS407における音声蓄積処理の詳細を示すフローチャートである。なお、以下に述べる時刻は、音声データが音声入力部203に入力された時刻を指すものとする。
まず、設定された録音時間が経過し、録音を終了するかどうかを判断する(ステップS501)。設定された録音時間が経過した場合は、設定された時間分の音声データが得られたものとして作成した音声ファイルの確定処理を行う(ステップS506)。このファイルの確定処理の具体例は後述する。その後、処理状態をアイドル状態に変更し(ステップS507)、この音声蓄積処理を抜ける。
一方、ステップS501で録音時間が経過していない場合は、現在の録音対象のデータ量が予め設定された所定量を超えたかどうかによってファイル確定を行うかどうかを判断する(ステップS502)。録音対象のデータ量が所定量を超えた場合は、ファイルの確定処理を行うとともに、図3(c)に示す蓄積情報の蓄積ファイル情報に確定処理されたファイル情報を登録する(ステップS503)。その後、新たに入力された音声データをバッファメモリに一時保存し(ステップS504)、現在の蓄積データ量など蓄積状況を更新する(ステップS505)。ステップS502でファイル確定を要しないと判断されたときは、そのままステップS504に進む。
なお、ステップS502にて、ファイル確定を行うか行わないかは、上記のような現在の蓄積データ量ではなく、ファイルに保存される音声データが所定期間経過したかどうかによって判断することも可能である。要するに、音声の蓄積量に関する値が所定値を超えたかどうかで判断が可能である。
次に、上述した音声蓄積処理と蓄積情報との関係について、図3を用いて具体例を挙げて説明する。
まず、図3(a)の場合について説明する。なお、図3(a),(b)の時間軸は音声入力部203において音声が入力された時刻を指すものとして説明する。
時刻t1にイベントAが発生した時、まず、図3(c)に示す蓄積情報のイベント情報として、イベント検出時刻t1、イベント要因A、録音対象となる音声データの入力時刻(録音開始時刻)t0、録音時間Δt0を保存し、音声データの録音処理を開始する。
その後、音声データの録音処理が完了すると、図3(c)に示す蓄積ファイル情報として、ユニークなファイル番号0、音声ファイルの録音開始時刻t0、録音時間Δt0を保存する。この処理のことを「音声ファイルの確定処理」という。なお、図3(c)に示すイベント情報は音声データの録音開始にともなって保存され、またファイル情報はファイル確定にともなって保存される。
次に、図3(b)のケースを考える。これは、時刻t3でイベントAが発生し、“録音中”のフラグが立っている時刻t5で別のイベントBが新たに発生した、というケースである。最初のイベントAが発生した時、蓄積情報のイベント情報として、イベント検出時刻t3、イベント要因A、録音開始時刻t2、録音時間Δt1を保存し、音声データの録音処理を開始する。
そして、“録音中”に新たなイベントBが発生すると、蓄積情報のイベント情報として、イベント検出時刻t5、イベント要因B、録音開始時刻t4、録音時間Δt2を保存する。このとき、録音対象がt4+Δt2(=t2+Δt3)の時刻に入力された音声データを含むようにファイルが作成される。
新たに設定された録音時間Δt3を経過すると、録音処理を終了し、図3(c)に示す蓄積ファイル情報として、ファイル番号1、録音開始時刻t2、録音時間Δt3が記録される。
このように本実施形態は、基本的には、一のイベントに係る音声の録音が完了する前に後続のイベントが検出される複数イベント検出時においては、この複数イベントの検出時を含む期間の音声を1ファイルとするものである。ただし、音声のデータサイズ、あるいは録音時間などが所定値を超えるごとに、新たに蓄積された音声データを1ファイルとして確定する処理を行う(ステップS502,S503)。
したがって、イベントが連続的に発生しても、一定のファイルサイズごと、または、一定時間ごとに音声ファイルが生成されるので、管理サーバからのダウンロード要求に対する音声ファイルの送信遅延を一定時間以内に抑えることができる。管理サーバは一般には、リアルタイムで音声データを取得したいのではなく、確実に蓄積データを取得することが目的であるため、一定時間の取得誤差が発生することは問題となることは少ない。
また、上述のようにイベント情報とファイル情報を蓄積情報として扱うことによって、管理サーバは発生イベントと関連する音声データを容易に特定することができる。
なお、上述の実施の形態では、音声データをファイルとして作成する形態を説明したが、同様にして画像データから動画像ファイルを作成する場合においても上述した効果をあげることが可能である。
(実施形態2)
上述の実施形態1では、ネットワークカメラによる音声データの蓄積について説明したが、本実施形態では、音声情報だけでなく画像情報も静止画像ファイルとして蓄積する場合について説明する。なお、本実施形態におけるシステム構成ならびにネットワークカメラの機能構成はそれぞれ、図1、図2に示したものと同様である。ただし、ネットワークカメラが記憶しているイベントテーブルには、イベントごとに、イベント検出前録音時間およびイベント検出後録音時間を含む録音条件の他、録画条件として画像の録画タイミングの情報が登録されている。ここで、画像の録画タイミングの情報は、イベント検出時を基準にどの時刻に入力された画像を録画対象とするかを特定する情報である。例えば、イベント検出時刻に撮像された画像と、イベント検出時刻から検出前録音時間だけ遡った時刻に撮像された画像の2枚の画像を保存する、といった指示を、画像の録画タイミングの情報として登録することが可能である。
本実施の形態において、音声蓄積処理に関しては、図5に示すとおりであるのでその説明を省略する。
次に、画像と音声の蓄積処理と蓄積情報との関係について、図6を用いて説明する。
まず、図6(a)の場合について説明する。なお、図6(a),(b)の時間軸は音声入力部203において音声が入力された(画像が撮像された)時刻を指すものとして説明する。
時刻t1にイベントAが発生した時、まず、イベントテーブルの登録内容に従い、同図(c)に示す蓄積情報のイベント情報として、イベント検出時刻t1、イベント要因A、録音対象となる音声データの入力時刻(録音開始時刻)t0、録音時間Δt0、イベントAに対応するグループである画像グループ0を保存する。
その後、イベントテーブルで指定された時間分の音声データをファイルに蓄積すると音声データの録音処理を終了する。このとき、図6(c)に示す蓄積ファイル情報のAudioフィールドにファイル番号0、音声ファイルとしての録音開始時刻t0、音声ファイルに保存されている録音時間Δt0を保存する。
画像蓄積も同様に、イベントテーブルで指定されたタイミングに撮像された画像に基づいて静止画像ファイルを作成そして、ファイル確定のタイミングで、図6(c)に示す蓄積ファイル情報のImageフィールドに画像ファイル情報を保存する。具体的には、ファイル情報のImageフィールドに、ユニークなファイル番号0、画像グループ0、生成時刻t0、そしてファイル番号1、イベントに対応する画像グループ0、生成時刻t1が順番に記録され、蓄積ファイル情報として確定される。
次に、図6(b)のケースを考える。これは、時刻t3でイベントAが発生し、その後のt5で別のイベントBが発生した、というケースである。また、イベントAとBはそれぞれ、イベントテーブルに登録され、そこには蓄積タイミングの情報として、イベント検出時刻に撮像された画像とイベント検出時刻から検出前録音時間だけ遡った時刻に撮像された画像の2枚の画像を保存する、との指示が登録されているとする。
最初のイベントAが発生した時、蓄積情報のイベント情報として、イベント検出時刻t3、イベント要因A、録音開始時刻t2、録音時間Δt1、画像グループ1を保存し、録画処理と録音処理を開始する。この時点では、蓄積終了時刻はt2+Δt1と判定される。
そして、録音処理中にイベントBが発生すると、蓄積情報のイベント情報として、イベント検出時刻t5、イベント要因B、録音開始時刻t4、録音開始時刻Δt2、画像グループ2を保存する。このとき、録音対象がt4+Δt2(=t2+Δt3)の時刻に入力された音声データまで延長されることになる。
新たに設定された録音時間Δt3を経過すると、蓄積処理を終了し、図6(c)に示す蓄積ファイル情報のAudioフィールドに、ファイル番号1、録音開始時刻t2、録音時間Δt3が記録される。また、同蓄積ファイル情報のImageフィールドに、時刻t3に発生したイベントAに対応する静止画像ファイルであるファイル番号2、画像グループ1、作成時刻t2、そしてファイル番号3、時刻t3に発生したイベントAに対応するグループであることを示す画像グループ1、撮像時刻t3が記録される。さらに、時刻t5に発生したイベントBに対応する静止画像ファイルであるファイル番号4、時刻t5に発生したイベントBに対応するグループであることを示す画像グループ2、撮像時刻時刻t4、さらに時刻t5に発生したイベントBに応じて作成された静止画像ファイルの情報としてファイル番号5、画像グループ2、撮像時刻t5も記録される。なお、静止画像ファイルの確定処理は、イベントに応じて作成されたファイルごとに順次行ってもよいし、定期的に行ってもよい。
以上のように、蓄積情報として画像データも含めることで、イベントと関連する音声データ、そして関連する画像データを容易に特定することができる。
(実施形態3)
上述の実施形態1は、連続して音声蓄積する場合に、一定時間間隔または一定のデータサイズ毎にファイル確定処理を行うものであった。しかし、この代わりに/あるいはこれに加えて、管理サーバからのダウンロード要求等のファイル転送要求があったタイミングでファイル確定処理を行うようにすることも可能である。このようにすれば、管理サーバがダウンロード可能になる音声ファイルが一定時間遅れることを解決することができる。
このことを、図2、図5を用いて詳しく説明する。
図2において、ダウンロード制御部208は、通信制御部210を介して管理サーバ105からのダウンロード要求(ファイル転送要求)を受信すると、蓄積制御部207に音声ファイル確定要求を出す。
蓄積制御部207は、図5のステップS502において、音声ファイル確定処理の要否を、実施形態1のように蓄積データ量に基づき判定するのではなく、ダウンロード制御部208からの音声ファイル確定要求があったかどうかで判定する。そして、この要求があった場合にステップS503の音声ファイル確定処理を行う。
ダウンロード制御部208は、例えば、蓄積制御部207に音声ファイル確定要求を送出した時点で、管理サーバ105に受信したダウンロード要求に対する応答を返す。この応答を返す時点はこの他に、音声ファイルの確定処理が終了したことを通知された時点、や、ダウンロード要求を受信してから一定時間経過した時点などとしてもよい。
なお、上記した例では管理サーバから受信する要求は蓄積ファイルのダウンロード要求としたが、このかわりに、蓄積情報の取得要求その他の要求であってもよい。
(実施形態4)
上述の実施形態1は、連続して音声蓄積する場合に、一定時間間隔または一定のデータサイズ毎にファイル確定処理を行うものであった。しかし、この代わりに/あるいはこれに加えて、画像ファイルを確定するタイミングと合わせて音声ファイルも確定し、蓄積情報中の画像ファイル情報と音声ファイル情報の最新データのタイミングを合わせることも可能である。このようにすれば、管理サーバがダウンロード可能になる最新の画像ファイルと音声ファイルのタイミングが一致するので、管理サーバで蓄積データの管理が容易になる。
このことを、図2、図5、図6を用いて詳しく説明する。
まず、音声ファイルの確定タイミングを画像ファイルの確定タイミングに合わせる場合を説明する。
例えば、ダウンロード制御部208は蓄積制御部207に対し、画像ファイル確定処理を行う時に同期して図5の音声蓄積処理が音声ファイル確定処理を行うように要求する。蓄積制御部207はこれに応じて、図5のステップS502において、画像ファイル確定処理の実行時には音声ファイル確定処理が必要と判断させる。これにより、画像ファイルを確定するタイミングに合わせて、音声ファイルを確定することができる。
次に、画像ファイルの確定タイミングを音声ファイルの確定タイミングに合わせる場合を説明する。
例えば、ダウンロード制御部208は蓄積制御部207に対し、図5のステップS503またはステップS506における音声ファイル確定処理を行う時に同期して画像ファイル確定処理を行うように要求する。蓄積制御部207はこれに応じて、音声ファイル確定処理の実行時には画像ファイル確定処理が必要と判断させる。これにより、音声ファイルが確定するタイミングに合わせて、画像ファイルを確定することができる。
(実施形態5)
上述の実施形態1は、連続して音声蓄積する場合に、一定時間間隔または一定のデータサイズ毎にファイル確定処理を行うものであった。しかし、この代わりに、あるいはこれに加えて、緊急度が高いイベントなど、特定のイベントが発生したタイミングでファイル確定処理を行うようにすることも可能である。このようにすれば、蓄積データの確定タイミングをイベントの種類によって調整することができる。
例えば、図4のステップS404において、特定のイベントの場合は、ダウンロード制御部208はこの時点でファイル確定要求を蓄積制御部207に発行しておく。そして、図5のステップS502において、音声ファイルの確定が必要と判断し、ステップS503で音声ファイルの確定処理を行う。
前述した実施形態の機能を実現するべくシステム内の装置に対し、前記実施形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に格納されたプログラムに従って前記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
また、この場合、前記ソフトウェアのプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、及びそのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えば、かかるプログラムコードを格納した記録媒体は本発明を構成する。
また、コンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、上述の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれる。
さらに、供給されたプログラムコードがコンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合にも本発明の実施形態に含まれる。特に本実施の形態においては、蓄積制御部207がCPUに相当し、記憶装置209がメモリに相当する。
なお、前述した実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
実施形態に係る監視システムの構成を示す図である。 実施形態におけるネットワークカメラの機能構成を示す図である。 実施形態1における音声録音処理と蓄積情報との関係を説明する図である。 実施形態1における音声録音処理に係る制御手順を示すフローチャートである。 実施形態1における音声録音処理の詳細を示すフローチャートである。 実施形態2における音声録音処理と蓄積情報との関係を説明する図である。

Claims (9)

  1. データを入力するデータ入力手段と、
    イベントを検出するイベント検出手段と、
    前記イベント検出手段によって検出されたイベントに応じて、予め設定された時間分の前記データ入力手段によって入力されたデータのファイルを作成する作成手段と、
    を有し、
    前記作成手段は、ファイルの確定処理を行う前に前記イベント検出手段によって新たなイベントが検出された場合、前記新たなイベントに対応する時間分の前記データ入力手段によって入力されたデータを含むように前記ファイルを作成することを特徴とするファイル作成装置。
  2. 前記作成手段は、前記ファイルに含まれるデータ量が所定値を超えた場合、ファイルの確定処理を行うことを特徴とする請求項1に記載のファイル作成装置。
  3. 前記ファイルの確定処理は、前記イベント検出手段により検出されたイベントに関する情報と、前記作成されたファイル関する情報とを、蓄積情報として登録する処理であることを特徴とする請求項1に記載のファイル作成装置。
  4. 前記データ入力手段によって入力されるデータは音声または画像データであることを特徴とする請求項1に記載のファイル作成装置。
  5. 前記データ入力手段によって入力されるデータは音声データであり、
    前記作成手段は、予め設定された時間分の音声データのファイルを作成するとともに、前記イベント検出手段によって検出されたイベントに応じて、撮像手段によって撮像された画像データの静止画像ファイルを作成することを特徴とする請求項3に記載のファイル作成装置。
  6. 前記作成手段は、前記ファイルの作成中に外部機器からのファイルの転送要求を受信するごとに、作成中のファイルを1ファイルとして確定する処理を行うことを特徴とする請求項1に記載のファイル作成装置。
  7. 前記作成手段は、前記ファイルの作成中に、画像ファイルを確定するタイミングと同期して音声ファイルを確定する処理を行うことを特徴とする請求項5に記載のファイル作成装置。
  8. 前記作成手段は、前記ファイルの作成中に、前記イベント検出手段により特定のイベントが検出されたときに、前記作成中のファイルを1ファイルとして確定する処理を行うことを特徴とする請求項1に記載のファイル作成装置。
  9. データを入力するデータ入力工程と、
    イベントを検出するイベント検出工程と、
    前記イベント検出工程で検出されたイベントに応じて、予め設定された時間分の前記データ入力工程において入力されたデータのファイルを作成する作成工程と、
    を有し、
    前記作成工程において、ファイルの確定処理を行う前に前記イベント検出工程において新たなイベントが検出された場合、前記新たなイベントに対応する時間分のデータを含むように前記ファイルを作成することを特徴とするファイル作成方法。
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