JP2010245841A - ネットワーク管理方法、ネットワーク管理装置およびネットワーク機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】通信トラフィック量を削減しつつ、障害情報などの通知の取りこぼしを低減可能とするネットワーク管理方法を得ること。
【解決手段】管理対象のイベントである管理イベントが発生した場合に、ネットワーク機器が、当該管理イベントが発生したことを通知するためのメッセージである管理イベント通知に該当する機器名を含めて送信し、ネットワーク管理装置が、受信した管理イベント通知を保存し、保存した管理イベント通知の内容に基づいて管理イベントの詳細情報を取得すべきかどうかを判断し、詳細情報を取得すべきであると判断した場合には、ネットワーク機器に対して詳細情報を要求するための詳細情報要求メッセージを送信し、ネットワーク機器は、詳細情報要求メッセージを受信すると当該メッセージに含まれる機器名の構成情報を詳細情報として返信する。
【選択図】図5
【解決手段】管理対象のイベントである管理イベントが発生した場合に、ネットワーク機器が、当該管理イベントが発生したことを通知するためのメッセージである管理イベント通知に該当する機器名を含めて送信し、ネットワーク管理装置が、受信した管理イベント通知を保存し、保存した管理イベント通知の内容に基づいて管理イベントの詳細情報を取得すべきかどうかを判断し、詳細情報を取得すべきであると判断した場合には、ネットワーク機器に対して詳細情報を要求するための詳細情報要求メッセージを送信し、ネットワーク機器は、詳細情報要求メッセージを受信すると当該メッセージに含まれる機器名の構成情報を詳細情報として返信する。
【選択図】図5
Description
本発明は、ネットワークの管理を行うためのネットワーク管理方法に関する。
近年のネットワークの大規模化にともない、ネットワーク機器の台数は飛躍的に増加している。これにより、ネットワーク機器からの大量の通知を処理するネットワーク管理装置は、処理負荷が高くなり、迅速な運用管理業務が困難となっている。また、DCN(Data Communication Network)は、コストの観点から狭帯域を使用することが多いため、通信量が膨大になれば、トラフィックが帯域を圧迫する。したがって、帯域不足によりネットワーク管理装置への通知漏れが発生する、ネットワーク機器への制御レスポンスが遅くなる、などの問題があった。
このような問題に対して様々な解決策が提案されている。ネットワーク管理装置の負荷を軽減する方法としては、たとえば、ネットワークに接続された複数ノードをグループに分けて構成し、各々のグループに対し監視サーバを設置することで、監視サーバの負荷低減と、管理情報の共有による監視サーバ間の通信コストの抑制とを図る方法がある(下記、特許文献1参照)。
また、DCNのトラフィックを削減する方法としては、たとえば、トラップの送出条件として、状態変化発生後に集約時間にわたって待機し、待機期間中に発生した状態変化情報をまとめて(OR取り)送付することで、トラップの発生を抑制し、トラフィックを削減する方法がある(下記、特許文献2参照)。
また、通知する情報を削減する方法としては、障害発生時に通知すべき情報を一時的に蓄積し、通知情報を圧縮して送信することで、管理装置へ送信する通知情報のサイズを縮小し、また、通知回数を削減する方法がある(下記、特許文献3参照)。
また、通知する情報を削減する方法として、管理対象ノードに差分状態を記憶するMIB(Management Information Base)を設け、当該差分MIB情報のみを収集することによりデータ量を削減する方法がある(下記、特許文献4参照)。
しかしながら、上記特許文献1の方法によれば、ネットワークグループ同士を接続するネットワークは共通であるため、共有ネットワークを介した通知の回数やサイズが増大すれば、トラフィックが帯域を圧迫し、上記同様の問題が発生する。また、生成するグループごとにネットワーク管理装置を設置する必要があるため、運用コストが高い、という問題があった。
また、上記特許文献2の方法によれば、通知回数の削減が可能である反面、状態変化情報をまとめて通知することから、共有ネットワークにおいてトラフィックが帯域を圧迫すれば、上記特許文献1の方法による場合と同様の問題が発生する。また、設定すべき待機時間の調整が難しい、という問題があった。
また、上記特許文献3の方法によれば、ネットワーク機器による圧縮処理とネットワーク管理装置での解凍処理のため、それぞれの処理負荷が高まる、という問題があった。
また、上記特許文献4の方法によれば、ネットワーク機器における差分情報の管理や差分情報を管理する領域が必要となるため、ネットワーク機器の処理負荷が高まる、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、通信トラフィック量を削減しつつ、障害情報などの通知の取りこぼしを低減可能とするネットワーク管理方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ネットワーク管理装置を備え、当該ネットワーク管理装置が、複数のネットワーク機器を備えるネットワークを監視する管理ネットワーク、におけるネットワーク管理方法であって、前記ネットワーク機器のそれぞれが、自身の機器名と、当該機器の状態や構成情報とを関連付けた管理情報を保持する管理情報保持第1ステップと、前記ネットワーク管理装置が、前記ネットワーク機器それぞれの前記管理情報を保持する管理情報保持第2ステップと、前記ネットワーク機器が、管理対象のイベントである管理イベントが発生した場合に、当該管理イベントが発生したことを通知するためのメッセージである管理イベント通知に、当該管理イベント通知の識別子であるメッセージ識別子、および当該管理イベントが発生した機器名を含めて送信する管理イベント通知ステップと、前記ネットワーク管理装置が、受信した管理イベント通知を保存する管理イベント通知保存ステップと、前記ネットワーク管理装置が、前記管理イベント通知保存ステップで保存した管理イベント通知の内容に基づいて、管理イベントの詳細情報を取得すべきかどうかを判断する取得要否判断ステップと、前記ネットワーク管理装置が、前記取得要否判断ステップにおいて詳細情報を取得すべきであると判断した場合に、前記ネットワーク機器に対して、詳細情報を要求するための詳細情報要求メッセージを、前記メッセージ識別子および前記機器名を含めて送信する詳細情報要求ステップと、前記詳細情報要求メッセージを受信したネットワーク機器が、当該詳細情報要求メッセージに含まれる機器名の構成情報を前記管理情報から抽出し、当該構成情報を詳細情報として返信する詳細情報返信ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、通信トラフィック量を抑制することができ、DCN回線の輻輳期間を短縮することができる、という効果を奏する。
以下に、本発明にかかる管理ネットワークの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる管理ネットワークの実施の形態1の構成例を示す図である。図1の管理ネットワークは、ネットワーク管理装置1と、ネットワーク機器2と、ネットワーク管理端末3と、DCN4とを備える。ネットワーク管理装置1は、ネットワーク全体を管理する。ネットワーク管理端末3は、ネットワークの保守担当者であるユーザが管理する端末(管理者端末)である。ここで、ネットワーク機器2は、ネットワーク機器の1つとして代表的に示される。
図1は、本発明にかかる管理ネットワークの実施の形態1の構成例を示す図である。図1の管理ネットワークは、ネットワーク管理装置1と、ネットワーク機器2と、ネットワーク管理端末3と、DCN4とを備える。ネットワーク管理装置1は、ネットワーク全体を管理する。ネットワーク管理端末3は、ネットワークの保守担当者であるユーザが管理する端末(管理者端末)である。ここで、ネットワーク機器2は、ネットワーク機器の1つとして代表的に示される。
ネットワーク管理装置1は、ネットワーク機器2から管理対象のイベントである管理イベントが発生したことを通知するメッセージである管理イベント通知を受信する管理イベント受信部11と、管理イベント通知を解析し、詳細情報の取得要否を確認する管理イベント解析部12と、管理イベント対応処理を行い、ネットワーク機器2から取得した詳細情報をネットワーク情報管理部14へ反映させ、また、ネットワーク情報管理部14内に管理イベント通知を保存する管理情報処理部13と、ネットワーク機器の情報である管理情報を蓄積し、また、管理イベント通知を一時的に保存するネットワーク情報管理部14と、ネットワーク管理端末3からの要求に応じて各ネットワーク機器の画面などへの通知を実行するユーザ処理部15と、管理イベント解析部12の指示にしたがって、詳細情報を要求する詳細情報要求メッセージを送信し、ネットワーク機器2から詳細情報を取得する管理情報取得部16と、を備える。ここで、管理ネットワークにおいて管理対象となるイベントを「管理イベント」という。
ネットワーク機器2は、管理イベント通知を生成する管理イベント生成部21と、管理イベント通知をネットワーク管理装置1へ通知する管理イベント送信部22と、ネットワーク管理装置1からの詳細情報要求メッセージを処理する管理情報要求処理部23と、自機器の情報である管理情報を蓄積する機器情報管理部24とを備える。また、管理イベント生成部21は、管理イベント発生時に、管理イベントの内容を機器情報管理部24内に反映させる(後述)。なお、管理イベント通知とは、ネットワーク機器2において発生する管理イベントの概要のみを通知するメッセージである。
図2は、ネットワーク管理装置1のネットワーク情報管理部14、およびネットワーク機器2の機器情報管理部24が保持する、管理情報のデータ構造例を示す概念図である。図2の構造を有するデータを、以下、「管理情報」という。管理情報は、図2に示すように、各ネットワーク機器が備える機器の最新状態を保持する。図2のデータでは、機器に対して構成情報を持たせ、その関連性によって階層構造を持つ。なお、図2では、機器ごとに名称のみを示しているが、実際には、構成情報の内容(ステイタス)も管理する。
たとえば、機能:「Node」に、「Address」,「詳細」といった構成情報を設定する。「Address」にはネットワーク機器2のアドレスが入る。また、関連する下位の情報:「詳細」として、さらに複数の機器情報が紐付けられる。図2では、1以上の「Shelf」,「Performance」,「Alarm」といった機器が紐付けられる。ここで、「Shelf」は、基板をセットする棚である。「Performance」は、ネットワーク機器2の性能を示す様々な情報である。「Alarm」は、警報情報であって、障害情報,レイヤ情報,重要度などを保持する。また、「Shelf」には、さらに、関連する下位の情報:「詳細」として、1以上の「Package」が紐付けられる。機能:「Package」は、Package番号,Package種別,スロット位置、といった構成情報を備える。また、「Package」にはさらに、「詳細」として、機能:「Port」が紐付けられる。「Port」は、Port番号,種別などの構成情報を備える。
ネットワーク管理装置1のネットワーク情報管理部14は、管理ネットワークに接続するネットワーク機器全てについて、図2の管理情報を保持する。一方、ネットワーク機器2の機器情報管理部24は、自ネットワーク機器についてのみ管理情報を保持する。各機能は、管理ネットワークにおける所定の採番体系に則って識別子を付与され管理される。以下、当該識別子を「機器名」とする。
上記ネットワーク機器2は、たとえば、ROADM(Reconfigurable Optical Add/Drop Multiplexer)やL2SW(Layer2 Switch)などで構成され、ネットワークにおけるトランスポートなどを担当する。
つづいて、以上のように構成された管理ネットワークにおける動作について説明する。図3は、実施の形態1におけるネットワーク機器2の動作を示すフローチャートである。ネットワーク機器2において管理イベントが発生すると、ネットワーク機器2の管理イベント生成部21は、ネットワーク管理装置1に報告する管理イベント通知を生成し(ステップS1)、管理イベント送信部22に通知する。これを受けた管理イベント送信部22は、当該管理イベント通知をネットワーク管理装置1へ送信する(ステップS2)。
図4は、管理イベント通知のデータ構成例を示す図である。管理イベントは、たとえば、「メッセージID」,「機器名」,「発生時刻」,「状況」といった項目を備える。メッセージIDは、管理イベント通知を一意に特定するための識別子である。機器名は、上述同様、上記管理情報における機能を特定する識別子である。発生時刻は、ネットワーク機器2においてイベント発生時に取得されるシステム時刻である。状況は、管理イベントが警報であった場合に警報の発生/警報の回復などを示す。なお、図4に示すように、1つの管理イベント通知に複数の管理イベントについての情報を含めることができる。したがって、同タイミングで複数の管理イベントが発生した場合は、まとめて通知できる。
つづいて、ネットワーク機器2の管理イベント生成部21は、管理イベントの内容を機器情報管理部24の管理情報に反映させる(ステップS3)。管理情報要求処理部23は、ネットワーク管理装置1からの詳細情報取得要求に備え待機する。
図5は、ネットワーク管理装置1の動作を示すフローチャートである。ネットワーク管理装置1の管理イベント受信部11は、随時、ネットワーク機器2から管理イベント通知を受信する(ステップS11)。なお、管理イベント受信部11は、他のネットワーク機器(図示せず)からの管理イベント通知の受信も監視しており、他の機器からの管理イベント通知の受信が確認できた場合には、同様に管理イベント通知を処理する。管理イベント受信部11は、受信した管理イベント通知を管理情報処理部13に転送する。管理情報処理部13は、受信した管理イベント通知をネットワーク情報管理部14に格納する。
つづいて、管理情報処理部13は、たとえば、タイマからの通知や、ネットワーク管理端末3からの管理イベントを処理すべき旨の指示などを検知すると、管理イベント対応処理を行う(ステップS12)。管理情報処理部13は、ネットワーク情報管理部14から未処理の管理イベント通知を読み出し、ユーザ処理部15および管理イベント解析部12に転送する(ステップS13)。
ユーザ処理部15は、管理イベント通知を受信すると、ネットワーク管理端末3に対して管理イベントが発生したことを通知する処理(イベント発生通知)を行う。具体的には、たとえば、ネットワーク管理端末3に、管理イベント通知を受信した旨の画面表示などを行う。イベント発生通知は、どのような内容でもよい。たとえば、ユーザ処理部15は、ネットワーク管理端末3の画面上に警告ランプを表示(点灯/消灯)させるよう制御してもよい。また、ユーザ処理部15は、受信した管理イベント通知から機器名を抽出し、ネットワーク管理端末3に対して当該機器名を画面表示させてもよい。これらにより、管理者は、管理イベントが発生したことを把握できる。
管理イベント解析部12は、管理情報処理部13から受信した管理イベント通知を処理する。ところで、管理イベント通知は再送されることがあるので、管理イベント解析部12は、処理の重複を避けるため、読み出した管理イベント通知をメッセージIDで集約する。そして、管理イベント解析部12は、当該管理イベント通知に基づいて詳細情報の取得要否を決定する。本実施の形態では、管理イベント通知に含まれる「状況」が、「警報発生」を示す場合には、詳細情報を取得すると判断し(ステップS14:Yes)、一方、「警報回復」や重複した警報を示す場合には、詳細情報を取得不要と判断する(ステップS14:No)。また、管理イベント解析部12は、ネットワーク情報管理部14の管理情報に、当該「機器名」が登録されているかどうか検索し、登録されていない場合には、新たな機能やハードウェアなどが追加されたと判断して、詳細情報を取得すると判断する(ステップS14:Yes)。
管理イベント解析部12は、詳細情報の取得を行うと判断した管理イベント通知の「メッセージID」および「機器名」を指定して、管理情報取得部16を介し、ネットワーク機器2に対して詳細情報要求メッセージを送信する。これを受けたネットワーク機器2の管理情報要求処理部23は、機器情報管理部24の管理情報から、当該機器名により特定される機能の構成情報を読み出す。たとえば、図2のデータを用いると、機器名により「ネットワーク機器2のPerformance」が指定された場合には、Performanceの全構成情報(図2でいえば「性能情報」など)を抽出する。管理情報要求処理部23は、これらの構成情報を詳細情報として、たとえば、指定された「メッセージID」および「機器名」に当該詳細情報を添付し、ネットワーク管理装置1に返信する。ネットワーク管理装置1の管理情報取得部16は、受信した詳細情報などを、管理イベント解析部12を介し管理情報処理部13に転送する。管理情報処理部13は、当該詳細情報を、ネットワーク情報管理部14内の管理情報に反映させる(ステップS15)。
管理イベント解析部12は、つづいて、全管理イベント通知の処理が完了したかどうかを判断し(ステップS16)、管理イベント通知の処理が完了していない場合には(ステップS16:No)、ステップS14〜S16の処理を繰り返す。一方、処理が完了した場合には(ステップS16:Yes)、処理を終了する。
図6−1は、ネットワーク管理装置1とネットワーク機器群との間の、管理イベントに関する情報の従来の送信動作例を示すシーケンス図である。図6−1に示すように、従来方式では、ネットワーク機器#1…#nは、管理イベントが発生すると全ての詳細情報をネットワーク管理装置1に送信する。ネットワーク管理装置1は、受信した全ての詳細情報を対象に、詳細解析や障害処理といった処理を行う。
図6−2は、本実施の形態を適用した送信動作例を示すシーケンス図である。図6−2に示すように、本実施の形態の方式では、ネットワーク機器#1…#nは、管理イベントが発生すると概要(管理イベント通知)のみをネットワーク管理装置1に送信する。ネットワーク管理装置1は、管理イベント処理を行うにあたり、詳細情報の要否を確認してから、詳細情報を取得する。また、詳細解析などは、詳細情報を取得した管理イベントについてのみ行う。
図7は、従来方式と、本実施の形態の方式との間で、時間軸に対するトラフィック量をプロットした場合の例を示す図である。図7に示すように、従来方式ではバースト的にトラフィックが増加するが、本実施の形態の方式では、トラフィックの最大値は抑制される。一方、上記詳細情報の取得などの処理を必要に応じて行うので、管理イベントの処理を行う継続時間は長くなる。したがって、本実施の形態の方式は、トラフィックを平滑化する効果がある。
以上説明したように、本実施の形態では、管理イベントが発生した際には、管理イベントの発生といった概要のみをネットワーク管理装置へ通知し、詳細情報については、ネットワーク管理装置が必要に応じて取得する構成とした。これにより、特に、バースト的に管理イベントが発生した場合には、通信トラフィック量を抑制することができ、DCN回線の輻輳期間を短縮することができる。また、詳細情報の取得の要否を確認してから取得するので、不要な詳細情報の取得処理を回避可能となり、DCN回線の通信トラフィックの総量を抑制できる。
また、管理イベント通知の情報量を低減させることにより、DCN回線上のトラフィックを平滑化し、大量のネットワーク機器において管理イベントが同時発生した場合にも、管理イベントの取りこぼしを回避可能となる。また、これにより、ネットワーク管理装置からみれば受信する情報量が縮小されることとなり、ネットワーク管理装置の処理負荷を軽減できる。したがって、より少数のネットワーク管理装置による大規模ネットワークの監視が可能となり、運用コストを削減できる。また、管理イベント通知には複数の管理イベントの情報を搭載可能としたので、同一のネットワーク機器にて複数の管理イベントが発生した場合にまとめて通知でき、さらに通信量を低減できる。
実施の形態2.
実施の形態1では、ネットワーク機器2にて発生した管理イベントのステイタスを管理イベント通知によって通知し、ネットワーク管理装置1が必要に応じてネットワーク機器2から詳細情報を取得する構成とした。本実施の形態では、管理イベントの重要度が高く、かつ、管理イベントが発生したレイヤの低い管理イベントの詳細情報を優先的に取得する場合を説明する。
実施の形態1では、ネットワーク機器2にて発生した管理イベントのステイタスを管理イベント通知によって通知し、ネットワーク管理装置1が必要に応じてネットワーク機器2から詳細情報を取得する構成とした。本実施の形態では、管理イベントの重要度が高く、かつ、管理イベントが発生したレイヤの低い管理イベントの詳細情報を優先的に取得する場合を説明する。
図8は、本実施の形態における管理ネットワークの構成例を示す図である。図8の管理ネットワークは、ネットワーク管理装置1に代えてネットワーク管理装置1Bを備え、ネットワーク機器2に代えてネットワーク機器2Bを備える。また、ネットワーク管理装置1Bは、管理イベント解析部12の代わりに管理イベント解析部12Bを備える。管理イベント解析部12Bは、管理イベント通知において、「重要度」および「レイヤ」を用いて詳細情報取得の必要性を判断し、また、取得の優先度をつける。ネットワーク機器2Bは、管理イベント生成部21に代えて管理イベント生成部21Bを備える。管理イベント生成部21Bは、管理イベント通知を生成する際に「重要度」および「レイヤ情報」を含める。ここで、重要度は、イベントの性質に応じて付与されるステイタスである。レイヤ情報は、管理イベントの該当するレイヤを特定する情報である。
つづいて、以上のように構成された管理ネットワークにおける動作について説明する。ネットワーク機器2Bは、上述同様、管理イベントの発生時に図3の処理を行う。この際、管理イベント生成部21Bは、管理イベントの内容に応じて重要度を決定し、管理イベントが発生したレイヤの情報を取得し、当該重要度および当該レイヤ情報を管理イベント通知に含める。
図9は、本実施の形態における管理イベント通知の構成例を示す図である。図9の管理イベント通知は、図4の管理イベント通知に「重要度」および「レイヤ情報」を追加した内容となっているが、「重要度」および「レイヤ情報」を備える他の構成でもよい。
図10は、本実施の形態におけるネットワーク管理装置1Bの動作を示すフローチャートである。上述同様に、ステップS11〜S13の処理が行われると、つぎに、管理イベント解析部12Bは、全ての管理イベント通知を対象に詳細情報の取得が必要かどうかを判断し、また、取得の優先度を決定する(ステップS21)。
ステップS21の処理の詳細を説明する。管理イベント解析部12Bは、各管理イベント通知に含まれる重要度およびレイヤ情報に基づいて、詳細情報の取得の必要性を判断する。一般には、重要度が高く、かつレイヤ情報により示される該当レイヤが低い管理イベントが詳細情報の取得対象となる。さらに、管理イベント解析部12Bは、詳細情報の取得対象とした管理イベントについて、取得の順序(優先度)を決定する。たとえば、重要度が最高であり、かつ、通信レイヤがレイヤ1である管理イベントを、L2やL3の管理イベントよりも優先することができる。
ここで、管理対象のネットワークが光ネットワークであって、光伝送規格としてOTN(Optical Transport Network)を利用する場合を挙げる。OTNはOCh(Optical Channel)レイヤ,OMS(Optical Multiplex Section)レイヤ,OTS(Optical Transport Section)レイヤ、の3つのレイヤからなる。Ochは波長変換部区間、OMSは光合分波部区間、OTSは光増幅部区間を示すため、レイヤは、OTS,OMS,Ochの順に高くなる。この場合には、たとえば、重要度が高であり、該当レイヤがOTSであるとすると、最も優先度が高いと判断できる。なお、優先度は運用管理の方針によって自由に決めてよい。方針によっては、レイヤが高い管理イベントを優先的に取得してもよい。
管理イベント解析部12Bは、全ての管理イベント通知について詳細情報の取得必要性を判断して優先度を決定すると、つづいて、優先度が決定した管理イベント通知のメッセージIDおよび機器名と、決定した優先度とを、管理情報取得部16に通知する。管理情報取得部16は、管理イベント解析部12Bから通知された優先度の高い順に、ネットワーク機器2Bに対し、詳細情報取得要求を送信する(ステップS22)。管理情報取得部16は、取得した詳細情報を管理情報処理部13に転送し、管理情報処理部13は、当該詳細情報をネットワーク情報管理部14に格納する。
以上説明したように、本実施の形態では、管理イベント通知に重要度およびレイヤ情報を設けることとした。そして、重要度およびレイヤ情報に基づいて優先度を決定し、ネットワーク機器から優先度の高い順に詳細情報を取得することとした。これにより、運用管理方針によって優先度の高い管理イベントを先に処理することができ、柔軟な管理が可能となる。また、たとえばレイヤが低い管理イベントを優先する場合には、管理イベントの発生原因となりやすい情報から優先的に取得できるので、管理イベントの発生原因を早期に解析可能となる。
実施の形態3.
実施の形態1および2では、管理イベント通知の内容に基づいて詳細情報取得の必要性を判断し、機器名の構成情報を詳細情報として取得することとした。本実施の形態では、詳細情報取得要求時に更新時間を指定し、当該更新時間以降についての差分情報を詳細情報として取得する場合を説明する。
実施の形態1および2では、管理イベント通知の内容に基づいて詳細情報取得の必要性を判断し、機器名の構成情報を詳細情報として取得することとした。本実施の形態では、詳細情報取得要求時に更新時間を指定し、当該更新時間以降についての差分情報を詳細情報として取得する場合を説明する。
図11は、本実施の形態における管理ネットワークの構成例を示す図である。図11の管理ネットワークは、図1の管理ネットワークと比較すると、ネットワーク管理装置1に代えてネットワーク管理装置1Cを備え、ネットワーク機器2に代えてネットワーク機器2Cを備える。ネットワーク管理装置1Cは、管理イベント解析部12に代えて管理イベント解析部12Cを備える。ネットワーク機器2Cは、管理情報解析部25をさらに備える。管理情報解析部25は、詳細情報要求メッセージにおいて指定される更新時間に基づいて、管理情報から差分情報を抽出し、詳細情報として取得する。
図12は、ネットワーク管理装置1Cのネットワーク情報管理部14C、およびネットワーク機器2Cの機器情報管理部24が保持する、本実施の形態の管理情報のデータ構造例を示す概念図である。本実施の形態では、管理情報に更新時間(日付/時間)を設ける。更新時間は、全機能(機器名)における構成情報それぞれに関連付けて保持される。
図13−1は、ネットワーク管理装置1Cからネットワーク機器2Cに対して送信される詳細情報要求メッセージのデータ構造例を示す図である。図13−1のメッセージは、たとえば、「メッセージID」,「機器名」,「更新時間」といった項目を備える。メッセージIDおよび機器名は、上述と同じである。なお、管理イベント通知は図4または図9の構成であるとし、更新時間には、管理イベント通知の「発生時刻」がセットされる。
図13−2は、ネットワーク機器2Cからネットワーク管理装置1Cへ詳細情報を回答する回答メッセージのデータ構造例を示す図である。図13−2のメッセージは、たとえば、「メッセージID」,「機器名」,「更新時間」,「構成情報詳細」といった項目を備える。「メッセージID」,「機器名」,「更新時間」には、図13−1の詳細情報要求メッセージのデータと同じ値がセットされる。「構成情報詳細」には、指定された「機器名」に対応する構成情報がセットされる。
つづいて、以上のように構成された管理ネットワークの動作について説明する。図14は、本実施の形態のネットワーク機器の動作を説明するフローチャートである。管理イベントが発生すると、ネットワーク機器2Cは、上述同様管理イベントについての処理を行い、管理イベント通知をネットワーク管理装置1Cに送信する(ステップS31)。ネットワーク管理装置1Cの管理イベント解析部12Cは、上述同様に詳細情報取得の要否を判断する。ここで、管理イベント解析部12Cは、詳細情報の取得を行うと判断すると、取得対象の管理イベント通知に含まれる「メッセージID」,「機器名」および「発生時刻」を指定して、管理情報取得部16を介し、ネットワーク機器2Cに対して詳細情報要求メッセージを送信する。
ネットワーク機器2Cの管理情報要求処理部23は、ネットワーク管理装置1Cからの詳細情報要求メッセージを受信するまで待機し(ステップS32:No)、詳細情報要求メッセージを受信すると(ステップS32:Yes)、当該詳細情報要求メッセージに含まれる「機器名」と「更新時間」を管理情報解析部25に転送し、構成情報の抽出を指示する。なお、管理情報要求処理部23は、受信するまでの間は(ステップS32:No)、ステップS32の処理を繰り返す。
これを受けた管理情報解析部25は、当該「機器名」を、機器情報管理部24が保持する管理情報において検索する。そして、当該機器名に属する構成情報であって、「更新時間」が、詳細情報要求メッセージに含まれる更新時間以降である構成情報を確認し、抽出する(ステップS33)。抽出できた場合、すなわち、当該機器名の構成情報が、詳細情報要求メッセージに含まれる更新時間以降に変更されている場合には(ステップS34:Yes)、管理情報解析部25は、抽出した構成情報である差分情報を管理情報要求処理部23に通知する。管理情報要求処理部23は、当該差分情報を詳細情報とし、詳細情報要求メッセージにおけるメッセージID,機器名および更新時間を添付して図13−2のメッセージを作成し、当該メッセージをネットワーク管理装置1Cに返信する(ステップS35)。一方、抽出できない場合、すなわち、当該機器名の構成情報が、詳細情報要求メッセージに含まれる更新時間以降に変更されていない場合や、当該情報が管理情報にない場合には(ステップS34:No)、差分情報がない旨を管理情報要求処理部23に通知する。管理情報要求処理部23は、詳細情報要求メッセージにおけるメッセージID、機器名および更新時間を添付し、詳細情報がない旨をネットワーク管理装置1Cに返信する(ステップS36)。
なお、ネットワーク管理装置1Cは、更新時間を指定しないこともできる。たとえば、図13−1の詳細情報要求メッセージにおいて、「メッセージID」および「機器名」のみを指定する。この場合、ネットワーク機器2C側では、当該機器名の構成情報全てを回答する。
以上説明したように、本実施の形態では、ネットワーク機器が保持する管理情報に更新時間を設け、ネットワーク管理装置が詳細情報要求時に更新時間を指定することにより、指定された更新時間以降の情報である差分情報を詳細情報としてネットワーク管理装置へ送信することとした。これにより、詳細情報として回答する通信量を削減することができる。したがって、さらに通信トラフィック量を抑え、狭帯域のネットワークにおいても運用管理業務を効率的に遂行することが可能となる。
実施の形態4.
実施の形態1〜3では、ネットワーク管理装置における管理イベント処理の起動、またはネットワーク管理端末からの指令により詳細情報を取得する構成とした。本実施の形態では、ユーザからの要求をトリガとして詳細情報を取得する場合を説明する。
実施の形態1〜3では、ネットワーク管理装置における管理イベント処理の起動、またはネットワーク管理端末からの指令により詳細情報を取得する構成とした。本実施の形態では、ユーザからの要求をトリガとして詳細情報を取得する場合を説明する。
図15は、本実施の形態における管理ネットワークの構成例を示す図である。この管理ネットワークは、図1の管理ネットワークと比較すると、ネットワーク管理装置1に代えてネットワーク管理装置1Dを備え、ネットワーク管理端末3に代えてネットワーク管理端末3Dを備える。
ネットワーク管理装置1Dは、管理イベント解析部12に代えて管理イベント解析部12Dを備え、ユーザ処理部15に代えてユーザ処理部15Dを備える。ユーザ処理部15Dは、ユーザ処理部15の機能に加え、ネットワーク管理端末3Dからの指示に応じて詳細情報取得を指示する。管理イベント解析部12Dは、ユーザ処理部15Dからの詳細情報取得指示を受けた場合、取得の必要性を判断せずに詳細情報を取得する制御を行う。ネットワーク管理端末3Dは、ユーザからの要求にしたがい、詳細情報の取得をネットワーク管理装置1Dに指示する。
つづいて、以上のように構成された管理ネットワークにおける動作について説明する。図16は、本実施の形態のネットワーク管理装置1Dの動作を示すフローチャートである。なお、図16の処理の前提として、上述のステップS11およびS12の動作が行われているとする。ステップS12でネットワーク管理端末3Dへイベント発生通知がなされたことで、当該ネットワーク管理端末3Dのユーザが、管理イベントの発生を認識する。当該ユーザが、管理イベント発生を知らせる画面を確認し、操作部(図示せず)などの操作により管理イベントを指定して管理イベントの詳細を要求したとする。この場合、ネットワーク管理端末3Dは、当該要求にしたがって、詳細情報を要求するためのユーザ詳細要求をネットワーク管理端末1Dへ送信する。なお、管理イベント発生を知らせる画面のデータには、該当する管理イベント通知の機器名が含まれ、ユーザ詳細要求には、当該機器名を含めるとする。
ネットワーク管理端末1Dのユーザ処理部15Dは、このユーザ詳細要求を受信すると(ステップS41)、管理情報処理部13Dに転送する。管理情報処理部13Dは、当該ユーザ詳細要求に含まれる機器名を取得し、管理イベント解析部12Dに当該機器名を指定して詳細情報の優先的な取得を指示する。優先的な取得の指示を受けた管理イベント解析部12Dは、詳細情報取得の必要性などを確認することなく、管理情報取得部16を用いて、詳細情報要求メッセージをネットワーク機器2に送信する。ネットワーク機器2の管理情報要求処理部23は、当該詳細情報要求メッセージに基づいて機器情報管理部24内の管理情報から詳細情報を取得し、ネットワーク管理装置1Dへ返信する(ステップS42)。
ネットワーク管理装置1Dの管理情報取得部16は、詳細情報などを受信すると、上述同様、当該詳細情報を管理情報処理部13Dに転送する。管理情報処理部13Dは、受信した詳細情報をネットワーク情報管理部14内の管理情報に反映させる。また、管理情報処理部13Dは、ユーザ処理部15Dに詳細情報を転送し、これを受けたユーザ処理部15Dは、当該詳細情報をさらにネットワーク管理端末3Dに送信する(ステップS43)。ネットワーク管理端末3Dは、受信した詳細情報を画面に表示させる処理を行う。
また、上記では、ユーザからの要求があった場合の詳細情報の取得についてのみ説明したが、実施の形態1〜3で述べた、詳細情報の通常の取得処理も平行して行われる。ただし、ユーザからの要求による取得処理が優先して行われる。
以上説明したように、本実施の形態では、詳細情報の通常の取得処理を行うことに加えて、ユーザによる詳細情報の取得要求があった場合には、優先的に詳細情報を取得することとした。これにより、ユーザが必要とする情報を迅速に提供することができ、ユーザが管理イベント発生要因を早急に解析したい場合などに対応可能となる。したがって、管理ネットワークにおける柔軟な管理が可能となり、管理のレベルを向上させることができる。
実施の形態5.
実施の形態1〜4では、管理イベント通知が滞りなく到達することを前提とした。本実施の形態では、DCN回線の不具合が生じた場合には、管理イベント通知を再送し、到達性を担保する場合について説明する。
実施の形態1〜4では、管理イベント通知が滞りなく到達することを前提とした。本実施の形態では、DCN回線の不具合が生じた場合には、管理イベント通知を再送し、到達性を担保する場合について説明する。
本実施の形態は、一例として、実施の形態3の付加的な機能である場合を説明するが、本実施の形態の構成および動作は、実施の形態1〜4のいずれについても当然適用できる。
図17は、本実施の形態における管理ネットワークの構成例を示す図である。図17の管理ネットワークは、図11の管理ネットワークと比較すると、ネットワーク機器2Cに代えてネットワーク機器2Eを備える。また、管理情報要求処理部23に代えて管理情報要求処理部23Eを備える。管理情報要求処理部23Eは、管理イベント通知を送信してから詳細情報要求メッセージを受信するまで制限するための、待機時間を保持する。待機時間は、ユーザにより設定可能である。
つづいて、以上のように構成された管理ネットワークにおける動作について説明する。図18は、本実施の形態におけるネットワーク機器2Eの動作を示すフローチャートである。本実施の形態では、一例として実施の形態3の動作を踏襲することとし、図18のフローチャートは、図14のフローチャートをベースとする。ネットワーク機器2Eの各部は、管理イベント通知をネットワーク管理装置1Cに送信する(ステップS31)。
ネットワーク機器2Eの管理情報要求処理部23Eは、所定の待機時間にわたって、ネットワーク管理装置1Cからの詳細情報要求の受信を待機する。待機時間内にネットワーク管理装置1から詳細情報要求を受信した場合には(ステップS51:Yes)、上述同様、ステップS33以降の動作を行う。一方、待機時間内にネットワーク管理装置1から詳細情報要求を受信しない場合には(ステップS51:No)、DCN回線4に、たとえば輻輳など何らかの不具合が発生し、管理イベント通知が到達しなかったと考えられる場合は、ネットワーク機器2Eの管理情報要求処理部23Eにて、管理イベント通知を再送すべきと判断し、ステップS31で送信した管理イベント通知を再送する(ステップS52)。ステップS52の処理に戻り、管理情報要求処理部23Eは、再送後、所定の待機時間にわたってネットワーク管理装置1Cからの詳細情報要求の受信を待機する。以後、詳細情報要求を受信するまでの間(ステップS51:Yes)、ステップS51およびS52の処理を繰り返す。なお、必ずしも一時的な不具合とは限らないため、再送回数を制限してもよい。
また、本実施の形態では、所定の待機時間を経過すると管理イベントを再送するが、再送までの時間に制約がない場合には、その後、ネットワーク機器2Eで管理イベントが発生し、管理イベント通知を送信することとなったときに、まとめて通知してもよい。いずれの場合にも、管理イベント通知を漏れなくネットワーク管理装置1Cへ送信できる。
以上説明したように、本実施の形態では、管理イベント通知の不達を想定し、所定の条件によって再送する構成とした。これにより、漏れなく管理イベント通知が送信可能となり、管理ネットワークにおける管理の信頼性を向上できる。
以上のように、本発明にかかるネットワーク管理方法は、ネットワークを管理する場合に有用であり、特に、ネットワークの帯域に制約がある場合に適している。
1,1B,1C,1D ネットワーク管理装置
2,2B,2C,2E ネットワーク機器
3,3D ネットワーク管理端末
4 DCN回線
11 管理イベント受信部
12,12B,12C,12D 管理イベント解析部
13,13D 管理情報処理部
14,14C ネットワーク情報管理部
15,15D ユーザ処理部
16 管理情報取得部
21,21B 管理イベント生成部
22 管理イベント送信部
23,23E 管理情報要求処理部
24 機器情報管理部
25 管理情報解析部
2,2B,2C,2E ネットワーク機器
3,3D ネットワーク管理端末
4 DCN回線
11 管理イベント受信部
12,12B,12C,12D 管理イベント解析部
13,13D 管理情報処理部
14,14C ネットワーク情報管理部
15,15D ユーザ処理部
16 管理情報取得部
21,21B 管理イベント生成部
22 管理イベント送信部
23,23E 管理情報要求処理部
24 機器情報管理部
25 管理情報解析部
Claims (20)
- 複数のネットワーク機器で構成されるネットワークを監視するネットワーク管理装置を備える管理ネットワーク、におけるネットワーク管理方法であって、
前記ネットワーク機器のそれぞれが、自身の機器名と、当該機器の状態や構成情報とを関連付けた管理情報を保持する管理情報保持第1ステップと、
前記ネットワーク管理装置が、前記ネットワーク機器それぞれの前記管理情報を保持する管理情報保持第2ステップと、
前記ネットワーク機器が、管理対象のイベントである管理イベントが発生した場合に、当該管理イベントが発生したことを通知するためのメッセージである管理イベント通知に、当該管理イベント通知の識別子であるメッセージ識別子、および当該管理イベントが発生した機器名を含めて送信する管理イベント通知ステップと、
前記ネットワーク管理装置が、受信した管理イベント通知を保存する管理イベント通知保存ステップと、
前記ネットワーク管理装置が、管理イベント対応処理を開始する処理開始ステップと、
前記ネットワーク管理装置が、前記管理イベント通知保存ステップで保存した管理イベント通知の内容に基づいて、管理イベントの詳細情報を取得すべきかどうかを判断する取得要否判断ステップと、
前記ネットワーク管理装置が、前記取得要否判断ステップにおいて詳細情報を取得すべきであると判断した場合に、前記ネットワーク機器に対して、詳細情報を要求するための詳細情報要求メッセージを、前記メッセージ識別子および前記機器名を含めて送信する詳細情報要求ステップと、
前記詳細情報要求メッセージを受信したネットワーク機器が、当該詳細情報要求メッセージに含まれる機器名の構成情報を前記管理情報から抽出し、当該構成情報を詳細情報として返信する詳細情報返信ステップと、
を含むことを特徴とするネットワーク管理方法。 - 前記管理イベント通知ステップでは、管理イベントが警報に関する場合に、前記管理イベント通知に警報発生または警報回復を示すための項目を設けることとし、
前記取得要否判断ステップでは、前記管理イベント通知に設けられた項目に警報発生が示されている場合に、管理イベントの詳細情報を取得すべきであると判断する、
ことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク管理方法。 - 前記取得要否判断ステップでは、前記管理イベント通知に含まれる機器名が前記管理情報に登録されているかどうかを検索し、登録されていない場合に、管理イベントの詳細情報を取得すべきであると判断する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載のネットワーク管理方法。 - 前記管理イベント通知ステップでは、前記管理イベント通知に、さらに、管理イベントの重要度と管理イベントの該当するレイヤを示すレイヤ情報とを含めることとし、
前記取得要否判断ステップでは、前記管理イベント通知に含まれる重要度およびレイヤ情報に基づいて、管理イベントの詳細情報を取得すべきかどうかを判断する、
ことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク管理方法。 - 前記詳細情報要求ステップでは、さらに、
前記重要度およびレイヤ情報に基づいて、前記取得要否判断ステップにおいて詳細情報を取得すべきであると判断された管理イベントの優先度を決定し、当該優先度の高い順に前記詳細情報要求メッセージを送信する、
ことを特徴とする請求項4に記載のネットワーク管理方法。 - 前記管理情報には、前記機器名の構成情報と、最終更新時である更新時間とを関連付けて保持し、また、前記管理イベント通知には、管理イベントの発生時刻を含めることとし、
前記詳細情報要求ステップでは、さらに、前記発生時刻を含めて前記詳細情報要求メッセージを送信し、
前記詳細情報返信ステップでは、前記詳細情報要求メッセージに含まれる機器名を取得し、当該機器名に関連付けられた状態で前記管理情報に登録されかつ更新時間が前記発生時刻以降である構成情報を抽出し、当該抽出結果を詳細情報として返信する、
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のネットワーク管理方法。 - 前記管理ネットワークは、さらに、管理者端末であるネットワーク管理端末を備えることとし、
前記ネットワーク管理装置が、前記ネットワーク管理端末に対して、前記ネットワーク機器において管理イベントが発生したことを通知するためのイベント発生通知を送信するイベント発生通知ステップ、
をさらに含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載のネットワーク管理方法。 - 前記ネットワーク管理装置が、前記ネットワーク管理端末から、前記イベント発生通知により発生を通知された管理イベントの詳細情報の要求であるユーザ詳細要求を受信した場合に、他の管理イベント通知の処理に優先して、当該ユーザ詳細要求にて要求された詳細情報を取得すべきであると判断し、前記詳細情報要求メッセージを送信する詳細情報割込ステップと、
前記ネットワーク管理装置が、前記詳細情報要求割込ステップにて送信した詳細情報要求メッセージへの返信として詳細情報を受信した場合に、当該詳細情報を前記ネットワーク管理端末へ送信するユーザ通知ステップと、
をさらに含むことを特徴とする請求項7に記載のネットワーク管理方法。 - 前記ネットワーク機器が、前記管理イベント通知ステップを実行してから所定の時間が経過するまでに、当該管理イベント通知ステップで送信した管理イベント通知に対する詳細情報要求メッセージを受信しない場合に、当該管理イベント通知を再送する再送ステップ、
をさらに含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載のネットワーク管理方法。 - 管理ネットワークにおいて、複数のネットワーク機器で構成されるネットワークを監視するネットワーク管理装置であって、
前記ネットワーク機器が有する機能を特定する機器名と、当該機能の状態を示す構成情報とを関連付けた管理情報を保持するネットワーク情報管理手段と、
管理対象のイベントである管理イベントが発生したことを通知するためのメッセージであって、当該メッセージの識別子であるメッセージ識別子および当該管理イベントが発生した機器名を含むメッセージである、管理イベント通知を受信する管理イベント受信手段と、
前記管理イベント受信手段が受信した管理イベント通知を前記ネットワーク情報管理手段に保存し、また、管理イベント対応処理を開始し、前記ネットワーク情報管理手段から管理イベント通知を読み出す管理情報処理手段と、
前記管理情報処理手段から管理イベント通知を受け取った場合に、当該管理イベント通知の内容を解析し、管理イベントの詳細情報を取得するか否かを判断し、取得すると判断した場合にその旨を指示する管理イベント解析手段と、
前記管理イベント解析手段の指示にしたがい、前記ネットワーク機器に対して、詳細情報を要求するための詳細情報要求メッセージを、前記メッセージ識別子および前記機器名を含めて送信する管理情報取得手段と、
を備え、
前記管理情報処理手段は、前記管理情報取得手段が前記ネットワーク機器から受信する詳細情報を前記管理情報へ反映させる制御を行う、
ことを特徴とするネットワーク管理装置。 - 管理イベントが警報に関する場合には、前記管理イベント通知に警報発生または警報回復を示すための項目を設けることとし、
前記管理イベント解析手段は、前記管理イベント通知に設けられた項目に警報発生が示されている場合に、管理イベントの詳細情報を取得すべきであると判断する、
ことを特徴とする請求項10に記載のネットワーク管理装置。 - 前記管理イベント解析手段は、前記管理イベント通知に含まれる機器名が前記管理情報に登録されているかどうかを検索し、登録されていない場合に、管理イベントの詳細情報を取得すべきであると判断する、
ことを特徴とする請求項10または11に記載のネットワーク管理装置。 - 前記管理イベント通知には、さらに、管理イベントの重要度と管理イベントの該当するレイヤを示すレイヤ情報とを含めることとし、
前記管理イベント解析手段は、前記管理イベント通知に含まれる重要度およびレイヤ情報に基づいて、詳細情報を取得すべきかどうかを判断する、
ことを特徴とする請求項10に記載のネットワーク管理装置。 - 前記管理イベント解析手段は、さらに、
前記重要度および前記レイヤ情報に基づいて、詳細情報を取得すべきであると判断した管理イベントの優先度を決定し、当該優先度の高い順に前記詳細情報要求メッセージを送信するよう前記管理情報取得手段に指示する、
ことを特徴とする請求項13に記載のネットワーク管理装置。 - 前記管理情報には、前記構成情報と、当該構成情報の最終更新時である更新時間とを関連付けて保持し、また、前記管理イベント通知には、管理イベントの発生時刻を含めることとし、
前記管理情報取得手段は、前記詳細情報要求メッセージに、前記構成情報の更新時刻として、前記管理イベント通知に含まれる前記発生時刻を含める、
ことを特徴とする請求項10〜14のいずれか1つに記載のネットワーク管理装置。 - 前記管理ネットワークが、さらに、管理者端末であるネットワーク管理端末を備える場合において、
前記ネットワーク管理端末との間で管理イベントに関するやり取りを行うユーザ処理手段、
をさらに備え、
前記管理情報処理手段は、前記ネットワーク情報管理手段から読み出した管理イベント通知を前記ユーザ処理手段に通知し、
前記ユーザ処理手段は、前記管理情報処理手段から前記管理イベント通知を受け取った場合に、前記ネットワーク管理端末に対して、管理イベントが発生したことを通知するためのイベント発生通知を送信する、
ことを特徴とする請求項10〜15のいずれか1つに記載のネットワーク管理装置。 - 前記ユーザ処理手段は、前記ネットワーク管理端末から、前記イベント発生通知により発生を通知された管理イベントの詳細情報の要求であるユーザ詳細要求を受信した場合に、当該ユーザ詳細要求を前記管理情報処理手段に転送し、
前記管理情報処理手段は、
前記ユーザ詳細要求を受け取った場合に、他の管理イベント通知の処理に優先して当該ユーザ詳細要求にて要求された詳細情報を取得するよう前記管理イベント解析手段に指示し、
前記管理情報取得手段および前記管理イベント解析手段から、前記ユーザ詳細要求に対する返信として詳細情報を取得した場合には、当該詳細情報を前記ユーザ処理手段に転送し、
前記ユーザ処理手段は、前記管理情報処理手段より詳細情報を受け取った場合に、当該詳細情報を前記ネットワーク管理端末へ送信する、
ことを特徴とする請求項16に記載のネットワーク管理装置。 - ネットワーク管理装置の監視対象であるネットワーク、を構成するネットワーク機器であって、
自機器の機能である機器名と、当該機能の状態である構成情報とを関連付けた管理情報を蓄積するネットワーク情報管理手段と、
管理対象のイベントである管理イベントが発生した場合に、当該管理イベントの内容を前記管理情報に反映させ、また、当該管理イベントが発生したことを通知するためのメッセージとして、当該メッセージの識別子であるメッセージ識別子および前記機器名を含めた管理イベント通知を生成する管理イベント生成手段と、
前記管理イベント通知を前記ネットワーク管理装置へ送信する管理イベント送信手段と、
前記ネットワーク管理装置から、前記機器名に応じた構成情報である詳細情報を要求する詳細情報要求メッセージを受信した場合に、当該詳細情報要求メッセージに含まれる機器名に対応する構成情報を前記管理情報から抽出し、当該構成情報を詳細情報として返信する管理情報要求処理手段と、
を備えることを特徴とするネットワーク機器。 - 前記管理情報には、前記機器名の構成情報と、当該構成情報の最終更新時である更新時間とを関連付けて保持し、また、前記管理イベント通知には、管理イベントの発生時刻を含めることとし、
さらに、前記ネットワーク管理装置から送られてくる詳細情報要求メッセージに、前記発生時刻が更新時間として含まれている場合において、
前記詳細情報要求メッセージに含まれる機器名に関連付けられた状態で前記管理情報に登録されかつ更新時間が前記発生時刻以降である構成情報を抽出し、前記管理情報要求処理手段に通知する管理情報解析手段、
をさらに備え、
前記管理情報要求処理手段は、前記管理情報解析手段に対して、前記詳細情報要求メッセージに含まれる機器名および更新時間を通知して構成情報の抽出を指示する、
ことを特徴とする請求項18に記載のネットワーク機器。 - 前記管理情報要求処理手段は、前記管理イベントを送信してから所定の時間が経過するまでに、当該管理イベント通知に対する詳細情報要求メッセージを受信しない場合に、当該管理イベント通知を再送する、
ことを特徴とする請求項18または19に記載のネットワーク機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009092351A JP2010245841A (ja) | 2009-04-06 | 2009-04-06 | ネットワーク管理方法、ネットワーク管理装置およびネットワーク機器 |
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---|---|---|---|
JP2009092351A JP2010245841A (ja) | 2009-04-06 | 2009-04-06 | ネットワーク管理方法、ネットワーク管理装置およびネットワーク機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009092351A Pending JP2010245841A (ja) | 2009-04-06 | 2009-04-06 | ネットワーク管理方法、ネットワーク管理装置およびネットワーク機器 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106972884A (zh) * | 2017-04-12 | 2017-07-21 | 东华大学 | 一种基于光传送网的dcn测试及保护方法 |
US9948532B2 (en) | 2013-12-11 | 2018-04-17 | Mitsubishi Electric Corporation | Information processing apparatus, information processing method, and computer readable medium |
JP2018190061A (ja) * | 2017-04-28 | 2018-11-29 | ソフトバンク株式会社 | 電子機器管理システム及び電子機器管理方法 |
JP2019022131A (ja) * | 2017-07-19 | 2019-02-07 | Kddi株式会社 | グループ毎に発話音声を受信する発話音声収集方法、システム、発話分析サーバ及びプログラム |
-
2009
- 2009-04-06 JP JP2009092351A patent/JP2010245841A/ja active Pending
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JP2018190061A (ja) * | 2017-04-28 | 2018-11-29 | ソフトバンク株式会社 | 電子機器管理システム及び電子機器管理方法 |
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