JP2007012795A - 静電チャック及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】セラミック絶縁体のガス流路にてアーキングが発生することを防止して、アーキングによるダストの発生を抑えることができる静電チャック及びその製造方法を提供する。
【解決手段】静電チャックのセラミック絶縁体には冷却用ガス流路が形成されており、その横穴15の伸びる方向と垂直の断面は長方形である。横穴15の縦寸法L2は1mm未満、横寸法L3も1mm未満に設定されている。また、横穴15から垂直に伸びるチャック側縦穴17は、円柱形状の空孔であり、その直径L1はφ0.5mm未満に設定されている。更に、横穴15の上面には、RF加工時のアーキングの防止のために、タングステンを主成分とする導電層(メタライズ層)27が形成されている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、例えば半導体上ウェハを製造する際に使用される、エッチング装置、イオン注入装置、電子ビーム露光装置などにおいて、半導体ウェハの固定、平面度矯正、搬送用などに用いられる静電チャック及びその製造方法に関する。
従来より、例えば半導体製造装置においては、半導体ウェハ(例えばシリコンウェハ)を固定してドライエッチング等の加工を行ったり、半導体ウェハを吸着固定して反りを矯正したり、半導体ウェハを吸着して搬送したり、半導体ウェハを効率良く冷却するなどの目的で、静電チャックが使用されている。
このうち、半導体ウェハを効率良く冷却するために、半導体ウェハと静電チャックとの間に、熱伝導の良い例えばHeガス等の冷却ガスを充填させる技術が知られている。
そして、この冷却ガスを静電チャックの表面に供給するために、静電チャックを構成するセラミック絶縁体の内部に、横穴や縦穴からなるガス流路(トンネル)が形成されている(特許文献1参照)。
特開平5−21585号公報 (第3頁、図5)
しかしながら、上述した技術では、静電チャックに固定した半導体ウェハにエッチングを施すために、RF(Radio Frequency)により、放電させた場合には、問題が生じることがあった。
例えば半導体ウェハの酸化膜のエッチングの様に、RFパワーを上げた場合には、Heガスを流すガス流路内に異状放電(アーキング)が発生し、そのアーキングのためにセラミック絶縁体の表面が破損してダストが発生するという問題があった。
そして、このダストが発生すると、ダストが半導体ウェハに付着したりして、不良品が発生する恐れがあった。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、セラミック絶縁体のガス流路にてアーキングが発生することを防止して、アーキングによるダストの発生を抑えることができる静電チャック及びその製造方法を提供することを目的とする。
(1)請求項1の発明は、板状のセラミック絶縁体の内部にガスの流路を備えた静電チャックに関するものであり、本発明では、ガスの流路は、セラミック絶縁体の平面方向に伸びる横穴を備えるとともに、横穴においてそのセラミック絶縁体の厚み方向の縦寸法を、1mm未満に設定している。
本発明では、ガス流路の横穴の縦寸法は1mm未満(例えば0.2mm以上)と非常に小さいので、RF加工時等におけるアーキングを発生を防止することができる。よって、アーキングによるダストの発生を防止できるので、ダストが半導体ウェハに付着したりして、不良品が発生することを防ぐことができる。
尚、セラミック絶縁体の平面方向とは、板状のセラミック絶縁体が広がる方向であり、例えばセラミック絶縁体のチャック面に平行な方向ということができる。
(2)請求項2の発明では、横穴の伸びる方向に対して垂直の断面において、横穴の縦寸法と垂直の横寸法を、1mm未満(例えば0.2mm以上)に設定している。
これによって、一層好適にアーキングの発生を防止できる。
(3)請求項3の発明は、板状のセラミック絶縁体の内部にガスの流路を備えた静電チャックに関するものであり、本発明では、ガスの流路は、セラミック絶縁体の平面方向に伸びる横穴を備えるとともに、その横穴と連通してセラミック絶縁体の表面に開口する縦穴を備え、更に、縦穴のセラミック絶縁体の平面方向の断面における内径寸法を、0.5mm未満に設定している。
本発明では、縦穴(例えばチャック側縦穴)の直径はφ0.5mm未満(例えば0.1mm以上)と非常に小さいので、RF加工時等におけるアーキングを発生を防止することができる。よって、アーキングによるダストの発生を防止できるので、ダストが半導体ウェハに付着したりして、不良品が発生することを防ぐことができる。
(4)請求項4の発明では、横穴の内周面の少なくとも一部に、導電層を備えている。
従って、一層アーキングの発生の防止効果が高いという利点がある。
尚、導電層の形成位置としては、例えば、横穴のセラミック絶縁体のチャック面側が挙げられるが、横穴の内周面の全体に導電層を設けてもよく、その面積が広いほどアーキング防止効果は高い。
(5)請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の静電チャックの製造方法に関するものであり、本発明では、複数のセラミックシートを積層してセラミック絶縁体を形成する際に、セラミックシートにおける横穴形成箇所の表面の少なくとも一部に導電ペーストを塗布し、その後他のセラミックシートを積層した後に、焼成する。
これにより、上述した導電層を有するセラミック絶縁体を好適に製造することができる。
尚、ここでセラミックシートとは、最終的な焼成を行う前の例えば未焼成のセラミックグリーンシートである。
(6)請求項6の発明は、板状のセラミック絶縁体の内部にガスの流路を備えた静電チャックに関するものであり、本発明では、ガスの流路は、セラミック絶縁体をその厚み方向に貫く縦穴を備えるとともに、縦穴のセラミック絶縁体の平面方向の断面における内径寸法を、0.5mm未満に設定している。
本発明では、縦穴の直径はφ0.5mm未満(例えば0.1mm以上)と非常に小さいので、RF加工時等におけるアーキングを発生を防止することができる。よって、アーキングによるダストの発生を防止できるので、ダストが半導体ウェハに付着したりして、不良品が発生することを防ぐことができる。
(7)請求項7の発明は、請求項1〜4、6のいずれかに記載の静電チャックに関するものであり、この静電チャックは、被加工物に対してRF加工装置によってRF加工を行う際に、静電チャックの単位面積当たりのRF加工装置のパワーが、3W/cm2以上である場合に用いられるものである。
つまり、静電チャックを用いて、被加工物に対してRF加工を行う際に、静電チャックの単位面積当たりのRF加工装置のパワーが、3W/cm2以上である場合には、上述したアーキングが発生し易いが、前記請求項1〜4、6の静電チャックを用いることにより、アーキングを効果的に防止できる。尚、4W/cm2以上の場合でも、好適にアーキングを防止できる。
次に、本発明の最良の形態の例(実施例)について説明する。
a)まず、本実施例の静電チャックの構造について説明する。尚、図1は静電チャックの一部を破断して示す斜視図であり、図2は静電チャックの図1におけるA−A断面を示す説明図である。
図1に示す様に、本実施例の静電チャック1は、図1の上方の吸着面(チャック面)3側にて、加工対象(ワーク)である半導体ウェハ5を吸着できるものであり、(例えば直径300mm×厚み3mmの)円盤状のセラミック絶縁体(誘電体)7と、(例えば直径340mm×厚み20mmの)円盤状のアルミベース9とが接合されたものである。
前記セラミック絶縁体7は、その表面に前記チャック面3を有し、例えばアルミナ質のセラミック焼結体である。また、前記アルミベース9は、例えばアルミニウム又はアルミニウム合金からなる金属製であり、セラミック絶縁体7の全体を載置するように、セラミック絶縁体7より大径とされている。
図2に示す様に、静電チャック1には、セラミック絶縁体7のチャック面3から金属ベース9の裏面(ベース面)11に到るトンネルである冷却用ガス流路13が設けられている。この冷却用ガス流路13は、チャック面3にて保持された半導体ウェハ5を冷却するために、He等の熱伝導性に優れた冷却用ガスを、ベース面11側からチャック面3側に供給するためのものである。尚、チャック面3には、冷却用ガスがチェック面3と半導体ウェハ5との間に滞留し易いように、表面に微少な凹凸を形成するエンボス加工が施してある。
前記冷却用ガス流路13は、セラミック絶縁体7内にてチェック面3に平行に形成された四角柱状の横穴15と、横穴15からチャック面3側に向かって垂直に伸びてチェック面3に開口する円柱状の縦穴(チャック側縦穴)17と、横穴15からベース面11側に向かって垂直に伸びてベース面11に開口する円柱状の縦穴(ベース側縦穴)19とから構成されている。
図3に模式的に示す様に、前記横穴15は、静電チャック1の軸中心を中心として、中心角が60度の間隔で放射状に伸びており、それに対応して、チャック側縦穴17が6箇所に形成されるとともに、ベース側縦穴19が6箇所に形成されている。
また、前記図2に示す様に、セラミック絶縁体7において、チェック面3と冷却用ガス流路13の横穴15との間には、一対の内部電極21、23が配置されており、各内部電極21、23は電源25に接続されている。尚、冷却用ガス流路13の横穴15と一対の内部電極21、23との間に、ヒータ(図示せず)を配置してもよい。
そして、上述した構成の静電チャック1を使用する場合には、電源25を用いて、両内部電極21、23の間に、例えば3kVの直流電圧を印加し、これにより、半導体ウェハ5を吸着する静電引力(吸着力)を発生させ、この吸着力を用いて半導体ウェハ5を吸着して固定する。
また、静電チャック1を用いたRF加工(高周波による放電加工)を行う場合には、下記の様にする。
例えば静電チャック1に半導体ウェハ5を固定し、半導体ウェハ5の酸化膜のエッチングを施すために、RF加工装置を用いた場合には、冷却用ガス流路13にHeガスを流し、RF加工装置のパワーを例えば3000Wとして加工を行う。
尚、ここでは、静電チャック1のセラミック絶縁体7の直径は、例えば300mmであるので、単位面積当たりのRFパワーは3W/cm2以上の範囲の例えば4.25W/cm2である。
b)次に、本実施例の静電チャック1の要部について説明する。尚、図4は図2のB−B断面を拡大して示す説明図である。
図4に示す様に、横穴15の伸びる方向と垂直の断面は長方形であり、その縦寸法L2は1mm未満(例えば0.5mm)、横寸法L3も1mm未満(例えば0.8mm)に設定されている。
また、横穴15から垂直に伸びるチャック側縦穴17は、円柱形状の空孔であり、その直径L1はφ0.5mm未満(例えば0.25mm)に設定されている。
特に、横穴15の上面には、RF加工時におけるアーキングの発生の防止のために、タングステンを主成分とする導電層(メタライズ層)27が形成されている。尚、この導電層27は、横穴15の内周面のうち、できるだけ広い面積(例えば全体)に形成されていることが好ましい。
c)次に、本実施例の静電チャック1の製造方法について、図5に基づいて説明する。
(1)原料としては、主成分であるアルミナ粉末:92重量%に、MgO:1重量%、CaO:1重量%、SiO2:6重量%を混合して、ボールミルで、50〜80時間湿式粉砕した後、脱水乾燥する。
(2)次に、この粉末に、メタクリル酸イソブチルエステル:3重量%、ブチルエステル:3重量%、ニトロセルロース:1重量%、ジオクチルフタレート:0.5重量%を加え、更に溶剤として、トリクロール−エチレン、n−ブタノールを加え、ボールミルで混合して、流動性のあるスラリーとする。
(3)次に、このスラリーを、減圧脱泡後平板状に流し出して徐冷し、溶剤を発散させて、厚さ0.8mmの第1〜第6アルミナグリーンシート31〜41を形成する。このうち、第1、第2アルミナグリーンシート31、33には、チャック側縦穴17を形成するための貫通孔43、45を6箇所に開け、第5、第6アルミナグリーンシート39、41には、ベース側縦穴19を形成するための貫通孔47、49を6箇所に開け、第3、第4アルミナグリーンシート35、37には、横穴15を形成するための長尺の貫通孔51、53を6箇所に開ける。
尚、(横穴15用の)貫通孔51、53は、第1〜第6アルミナグリーンシート31〜41の積層前に、型抜き又は機械加工により形成し、(縦穴17、19用の)貫通孔43〜49は、第1〜第6アルミナグリーンシート31〜41を積層した後に、ドリル加工により形成する。
(4)また、前記アルミナグリーンシート用の原料粉末中にタングステン粉末を混ぜて、前記と同様な方法によりスラリー状にして、メタライズインクとする。
(5)そして、前記第2アルミナグリーンシート33上に、前記メタライズインクを用いて、通常のスクリーン印刷法により、両内部電極21、23となる(図の斜線で示す)電極パターン55、57を印刷する。
(6)次に、前記第1〜第6アルミナグリーンシート31〜41を、各貫通孔43〜53により冷却用ガス流路13が形成されるように位置合わせして、順次積層する。
この積層の際には、静電チャック1の完成後に横穴15の内周面の上面(チェック面3側の表面)となる位置に対して、(導電層27)となる導電ペーストと塗布する。
例えば第1〜第4アルミナグリーンシート31〜37を積層した後に、貫通孔51、53によって形成された短冊状の凹部の底、即ち貫通孔51、53の第2セラミックグリーンシート33の裏面側(図5の上方)への投影部分に、導電ペーストを塗布し、その後、前記凹部を覆うようにして、第5、6アルミナグリーンシート39、41を積層する。尚、導電ペーストとしては、前記メタライズインクを用いることができる。
(7)次に、第1〜第6アルミナグリーンシート31〜41の積層体を熱圧着し、全体の厚みを約5mmとした積層シートを形成する。
尚、内部電極21、23に関しては、図示しないが、スルーホールにより最下層の第6アルミナグリーンシート41の裏面に引き出して端子を設ける。
(8)次に、熱圧着した積層シートを、所定の円板形状(例えば8インチサイズの円板形状)にカットする。
(9)次に、カットしたシートを、還元雰囲気にて、1400〜1600℃にて焼成する。この焼成より、寸法が約20%小さくなるため、焼成後のセラミック体の厚みは、約4mmとなる。
(10)そして、焼成後に、研磨によって、セラミック体の全厚みを3mmとするとともに、チャック面3の平面度が30μm以下となる加工する。
(11)次に、端子にニッケルメッキを施し、更にこのニッケル端子をロー付け又は半田付けして、セラミック絶縁体7を完成する。
(12)そして、セラミック絶縁体7とアルミベース9とを、シリコン樹脂を用いて接合して一体化する。これにより、静電チャック1が完成する。
d)次に、本実施例の効果について説明する。
本実施例の静電チャック1では、横穴15の縦寸法L2は1mm未満、横寸法L3は1mm未満に設定されているので、RF加工によりRFパワーを例えば3W/cm2以上に増加させた場合でも、横穴15内にアーキングが発生することを防止できる。これによって、アーキングによるダストの発生を防止できるので、ダストが半導体ウェハ5に付着することによる不良品の発生を防ぐことができる。
しかも、本実施例では、横穴15の内周面に導電層27が形成されているので、アーキング防止効果が一層高いという利点がある。
また、本実施例では、チャック側縦穴15の内径はφ0.5mm未満と細いので、チャック側縦穴15にアーキングが発生し難いという効果もある。
尚、他の応用例としては、図6に示す様に、冷却用ガス流路61として、横穴63同士を同一平面上にて、リング状に接続する横穴接続流路65を設けてもよい。
次に、実施例2について説明するが、前記実施例1と同様な箇所の説明は省略する。
図7に示す様に、本実施例の静電チャック101は、基本的に前記実施例1と同様な構成であるが、主として、冷却用ガス流路103の形状が異なる。
本実施例では、冷却用ガス流路103は、(前記実施例1と同様に)セラミック絶縁体105のチャック面107と平行に、セラミック絶縁体105の軸中心から6方向に伸びる横穴109を備えている。
この横穴109には、同心円状に、各横穴109同士を接続するように、内側及び外側に、横穴接続流路111、113が形成されている(図8参照)。また、横穴109、横穴接続流路111、113には、チャック面107に開口するチャック側縦穴115、117が形成されるとともに、横穴109には、ベース面109に開口するベース側縦穴121が形成されている。
更に、チャック面107には、横穴接続流路111、113の投影部分に重なる様に、同様なリング状の内側、外側の環状溝123、125が形成されており、前記チャック側縦穴115、117は、この環状溝123、125にて開口している。
また、本実施例の静電チャック101には、内部電極127、129と横穴109との間に、ヒータ131が配置されている。
尚、セラミック絶縁体105に接続されるアルミベース133には、冷媒(冷却水等)の流路135が形成されている。
本実施例においても、前記実施例1と同様な効果を奏する。
尚、本発明は前記実施例になんら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
例えば本発明は、前記実施例1の様なバイポーラ型の静電チャックに限らず、モノポーラ型の静電チャックにも適用できる。
実施例1の静電チャックを一部破断して示す斜視図である。 実施例1の静電チャックのA−A断面(縦方向の断面)を示す説明図である。 実施例1の静電チャックの横穴の平面形状を模式的に示す説明図である。 実施例1の静電チャックの横穴の断面を拡大して示す説明図である。 実施例1におけるセラミック絶縁体の製造工程を分解して示す説明図である。 セラミック絶縁体の他の応用例において横穴の平面形状を模式的に示す説明図である。 実施例2の静電チャックを一部破断して示す斜視図である。 実施例2の静電チャックの横穴の平面形状を模式的に示す説明図である。
符号の説明
1、101…静電チャック
3、107…チャック面
5…半導体ウェハ
7、105…セラミック絶縁体
9、133…アルミベース
21、23、127、129…内部電極
13、61、103…冷却用ガス流路
15、63…横穴
17、115、117…チャック側縦穴
19、121…ベース側縦穴

Claims (7)

  1. 板状のセラミック絶縁体の内部にガスの流路を備えた静電チャックにおいて、
    前記ガスの流路は、前記セラミック絶縁体の平面方向に伸びる横穴を備えるとともに、前記横穴における前記セラミック絶縁体の厚み方向の縦寸法を、1mm未満に設定したことを特徴とする静電チャック。
  2. 前記横穴の伸びる方向に対して垂直の断面において、前記縦寸法と垂直の横寸法を、1mm未満に設定したことを特徴とする請求項1に記載の静電チャック。
  3. 板状のセラミック絶縁体の内部にガスの流路を備えた静電チャックにおいて、
    前記ガスの流路は、前記セラミック絶縁体の平面方向に伸びる横穴を備えるとともに、該横穴と連通して前記セラミック絶縁体の表面に開口する縦穴を備え、
    前記縦穴の前記セラミック絶縁体の平面方向の断面における内径寸法を、0.5mm未満に設定したことを特徴とする静電チャック。
  4. 前記横穴の内周面の少なくとも一部に、導電層を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の静電チャック。
  5. 前記請求項1〜4のいずれかに記載の記載の静電チャックの製造方法において、
    複数のセラミックシートを積層して前記セラミック絶縁体を形成する際に、前記セラミックシートにおける横穴形成箇所の表面の少なくとも一部に導電ペーストを塗布し、その後他のセラミックシートを積層した後に、焼成することを特徴とする静電チャックの製造方法。
  6. 板状のセラミック絶縁体の内部にガスの流路を備えた静電チャックにおいて、
    前記ガスの流路は、前記セラミック絶縁体をその厚み方向に貫く縦穴を備えるとともに、
    前記縦穴の前記セラミック絶縁体の平面方向の断面における内径寸法を、0.5mm未満に設定したことを特徴とする静電チャック。
  7. 前記請求項1〜4、6のいずれかに記載の静電チャックは、被加工物に対してRF加工装置によってRF加工を行う際に、前記静電チャックの単位面積当たりの前記RF加工装置のパワーが、3W/cm2以上である場合に用いられるものであることを特徴とする静電チャック。
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