JP2017195060A - 加熱部材及び複合加熱部材 - Google Patents

加熱部材及び複合加熱部材 Download PDF

Info

Publication number
JP2017195060A
JP2017195060A JP2016083941A JP2016083941A JP2017195060A JP 2017195060 A JP2017195060 A JP 2017195060A JP 2016083941 A JP2016083941 A JP 2016083941A JP 2016083941 A JP2016083941 A JP 2016083941A JP 2017195060 A JP2017195060 A JP 2017195060A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating member
central
outer peripheral
ceramic substrate
heating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016083941A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6741461B2 (ja
Inventor
要 三輪
Kaname Miwa
要 三輪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
Priority to JP2016083941A priority Critical patent/JP6741461B2/ja
Publication of JP2017195060A publication Critical patent/JP2017195060A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6741461B2 publication Critical patent/JP6741461B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】フォーカスリング用いる場合に、被加工物に汚染物質が付着することを好適に抑制できる加熱部材及び複合加熱部材を提供すること。【解決手段】静電チャック1は、外周加熱部材7の外周セラミックヒータ19の内部には、内側発熱体55と外側発熱体57とが配置されており、平面視で、内側発熱体55と外側発熱体57との間には溝状の断熱部59が設けられている。この断熱部59は、外周セラミックヒータ19の搭載面(第1主面A2)から両発熱体55、57を分離する位置にまで形成されている。よって、各発熱体55、57の温度を異なるように調節した場合には、外周セラミックヒータ19の搭載面側の温度を、内周側と外周側とで容易に異なるように制御することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、例えばフォーカスリングを加熱できる加熱部材と、その加熱部材を備えた複合加熱部材に関するものである。
従来、半導体製造装置では、被加工物である半導体ウェハ(例えばシリコンウェハ)に対して、ドライエッチング(例えばプラズマエッチング)等の処理が行われている。このドライエッチングの精度を高めるためには、半導体ウェハを確実に固定しておく必要があるので、半導体ウェハを固定する固定手段として、静電引力によって半導体ウェハを固定する静電チャックが用いられている。
具体的には、静電チャックでは、例えばセラミック基板内に吸着電極を備えており、この吸着電極に電圧を印加させた際に生じる静電引力を用いて、半導体ウェハをセラミック基板の上面(吸着面)に吸着させる。なお、静電チャックでは、例えば、セラミック基板の下面(接合面)に金属ベースが接合されている。
また、静電チャックには、吸着面に吸着された半導体ウェハの温度を調節(加熱または冷却)する機能を有するものがある。例えばセラミック基板内に発熱体を配置し、この発熱体によってセラミック基板を加熱することにより、吸着面上の半導体ウェハを加熱する技術がある。さらに、金属ベースに冷却用流体を流す冷却路を設け、この冷却用流体によって、セラミック基板を冷却する技術もある。
さらに、静電チャックの加熱を精密に行うために、セラミック基板を複数の加熱ゾーン(加熱領域)に区分したセラミックヒータも開発されている。具体的には、各加熱ゾーンに各加熱ゾーンを独立して加熱することができる発熱体を配置して、セラミック基板の温度調節機能を向上させた多ゾーンヒータ付きセラミックヒータも提案されている(特許文献1、2参照)。
また、近年では、図14に示すように、セラミック基板P1のうち、発熱体P2が配置され、半導体ウェハP3を載置する中心部P4を、上述のように複数の加熱ゾーンP5に区分するとともに、中心部P4の外周側を囲むように外周部P6を設け、その外周部P6に外周側発熱体P7を配置して、外周部P6の温度を独自に制御する技術が開発されている。
この技術では、半導体ウェハP3を加工する際に、外周部P6上にフォーカスリング(外周リング)P8を載置し、このフォーカスリングP8を外周部P6により加熱することによって、フォーカスリングP8を半導体ウェハP3より高温にしている(特許文献3、4参照)。
つまり、エッチング等の加工の際に、フォーカスリングP8を半導体ウェハP3より高温に加熱することによって、塵や汚れ等の不純物(即ち汚染物質)をフォーカスリングP8側に引き寄せて、半導体ウェハP3に汚染物質が付着することを抑制している。
特開2002−93677号公報 特開2005−166354号公報 特開2010−27860号公報 特開2014−72355号公報
しかしながら、上述した技術では、フォーカスリングP8を用いることによって、半導体ウェハP3に汚染物質が付着することをある程度まで抑制できるものの、一層の改善が望まれていた。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、フォーカスリングを用いる場合に、被加工物に汚染物質が付着することを好適に抑制できる加熱部材及び複合加熱部材を提供することにある。
(1)本発明の第1局面は、環状のセラミック基板と、セラミック基板の周方向に沿って配置された、通電により発熱する発熱部と、を備えるとともに、セラミック基板の厚み方向の一方に、プラズマ加工の際に用いられるフォーカスリングを搭載する搭載面を有する、環状の加熱部材に関するものである。
この加熱部材では、発熱部は、セラミック基板の内部及び搭載面と反対側の表面の少なくとも一方に配置されるとともに、加熱部材の内周側から外周側に沿って配置されて個別に温度調節が可能な複数の発熱体からなる。また、セラミック基板には、平面視での複数の発熱体の間に、セラミック基板よりも断熱性の高い断熱部を備え、断熱部の少なくとも一部は、複数の発熱体よりも搭載面側に設けられている。
このように、第1局面では、複数の発熱体の間にセラミック基板よりも断熱性の高い断熱部を備えており、この断熱部の少なくとも一部は、複数の発熱体よりも搭載面側に設けられている。従って、各発熱体の温度を異なるように調節した場合には、セラミック基板の搭載面の内周側の温度と外周側の温度とを、容易に異なるように制御することができる。
つまり、平面視で複数の発熱体の間には断熱部が設けられているので、断熱部で分けられた領域の温度は同じ温度になり難く、よって、各領域の温度をそれぞれ容易に調節することができる。
よって、例えば内周側よりも外周側の温度を高くすることによって、汚染物質をフォーカスリングの外周側に引き寄せることができるので、半導体ウェハ等の被加工物に汚染物質が付着することを好適に抑制することができる。
また、内周側の温度を外周側の温度より低くすることができるので、例えば、内周側の温度を被加工物の加工に適した温度や被加工物の性能に影響を与えにくい温度に設定することができる。
つまり、内周側と外周側の温度を好適に制御できるので、被加工物に対する加工を好適に行うことができるとともに、被加工物に汚染物質が付着することを抑制できるという顕著な効果を奏する。
(2)本発明の第2局面では、断熱部は、周方向に沿って配置された溝及びトンネルのうち少なくとも一方である。
本第2局面は、断熱部の好適な形状を例示したものである。
(3)本発明の第3局面では、断熱部が溝である場合に、その溝は搭載面から複数の発熱体を分離する位置にまで形成されている。
本第3局面では、溝は、搭載面から複数の発熱体を分離する位置にまで形成されているので、断熱性が高いという利点がある。つまり、各発熱体によって周囲が加熱された場合でも、その熱は断熱部によって効果的に遮断されるので、各発熱体が配置された部分を容易に所望の温度に調節できる。
ここで、「複数の発熱体を分離する位置」とは、複数の発熱体がセラミック基板の内部に設けられている場合に、厚み方向において、複数の発熱体(詳しくは発熱体の下面:搭載面と反対側の表面)の間にまで溝が形成されている状態を示している。
(4)本発明の第4局面では、発熱部は、セラミック基板の厚み方向に沿って複数配置されている。
本第4局面では、発熱部が厚み方向に複数配置されているので、セラミック基板の幅が狭い場合でも、十分な発熱量を確保できる。なお、厚み方向に複数発熱部を配置する場合には、各発熱部は一体となっていても別体となっていてもよい。
(5)本発明の第5局面では、セラミック基板は、内周側から外周側に沿ってフォーカスリングを吸着する複数のリング吸着電極を備えている。
本第5局面では、各リング吸着電極によって、フォーカスリングを十分に吸着することができる。なお、フォーカスリングが複数の場合には、各リング吸着電極によってそれぞれ各フォーカスリングを吸着することができる。
(6)本発明の第6局面では、 セラミック基板の搭載面と反対側の表面に、接合基板が接合層によって接合されている。
本第6局面では、セラミック基板に例えば金属製の接合基板が接合されているので、セラミック基板の温度を低下させる熱引き等を行うことができる。
(7)本発明の第7局面では、断熱部は、搭載面から接合層に到るように設けられている。
本第7局面では、セラミック基板は断熱部(即ち間隙)によって分離されているので、断熱部によって分離された(各発熱体を有する)領域では、それぞれ効果的に温度を調節できる。
なお、複数の発熱体が、セラミック基板の底部(即ち搭載面と反対側の表面)に設けられている場合も、複数の発熱体は、平面視で断熱部によって分離されている。
(8)本発明の第8局面では、接合基板は、加熱部材を冷却する冷媒の流路を備えている。
本第8局面では、接合基板の冷媒の流路に冷媒を流すことによって、加熱部材を効果的に冷却することができる。
(9)本発明の第9局面は、第1〜第8局面の加熱部材を備えるとともに、加熱部材の平面視での中心側に、通電により発熱する中央発熱部を有する中央加熱部材を備えた複合加熱部材である。
この複合加熱部材の中央加熱部材により、プラズマ加工等の際に、被加工物を加熱することができる。
(10)本発明の第10局面では、中央加熱部材は、中央発熱部を備えた中央セラミック基板と、中央セラミック基板に接合された中央接合基板と、を備えている。
本第10局面は、中央加熱部材の好適な構成を例示したものである。例えば金属製の中央接合基板によって、中央セラミック基板の温度を低下させる熱引き等を行うことができる。
(11)本発明の第11局面では、中央セラミック基板は、被加工物を吸着する吸着電極を備えている。
この構成によって、被加工物を吸着して保持することができる。
(12)本発明の第12局面では、中央接合基板は、被加工物を冷却する冷媒の流路を備えている。
この構成によって、被加工物を好適に冷却することが可能である。
(13)本発明の第13局面では、加熱部材と中央加熱部材とが、一体に構成されている。
本第13局面は、複合加熱部材の好適な構成を例示したものである。
<以下に、本発明の各構成について説明する>
・セラミック基板、中央セラミック基板は、セラミックを主成分(50質量%以上)とする基板(板状の部材)である。このセラミックの材料としては、酸化アルミニウム(アルミナ)、窒化アルミニウム、酸化イットリウム(イットリア)等が挙げられる。
なお、静電チャックに用いられるセラミック基板、中央セラミック基板は、電気絶縁性を有するセラミック絶縁板である。
・発熱部(従って発熱体)、中央発熱部は、通電によって発熱する抵抗発熱体である。この発熱体の材料としては、タングステン、タングステンカーバイド、モリブデン、モリブデンカーバイド、タンタル、白金等が挙げられる。
・フォーカスリングは、周知のように、平面視で、被加工物の外周を囲むように配置されて、プラズマ加工の際に、被加工物の最外周部に反応ガスやプラズマが集中するのを防ぎ、被加工物の最外周部のエッチングレートを被加工物の中央部に合わせる役割を果たす環状の部材である。
このフォーカスリングの温度を被加工物の温度より高めることにより、汚染物質をフォーカスリング側に引き寄せることができる。このフォーカスリングの材料としては、シリコン、水晶等が挙げられる。
・断熱部は、周囲の部材より断熱性が高い部分であり、この断熱部としては、溝やトンネルや間隙等の空間を採用できる。なお、断熱部の空間の内部に、周囲の部材より熱伝導性が低い材料を配置してもよい。
・吸着電極、リング吸着電極は、電圧を印加することによって静電引力を発生させる電極であり、これらの材料としては、タングステン、モリブデン等が挙げられる。
・接合基板、中央接合基板は、それぞれセラミック基板、中央セラミック基板に接合される板材である。その材料としては、銅、アルミニウム、鉄、チタンなどの金属、それらの金属の合金、セラミックと金属の複合材料(例えばAl−SiC)などを挙げることができる。
・接合層の材料としては、セラミック基板と接合基板とを接合する各種の接着剤を採用できる。
第1実施形態の静電チャックを示す斜視図である。 第1実施形態の静電チャックを厚み方向に破断しその一部を示す断面図である。 第1実施形態の静電チャックの外周セラミックヒータを示す平面図である。 第1実施形態の静電チャックに搭載されるフォーカスリングの一部を拡大して示す平面図である。 第1実施形態の静電チャックを厚み方向に破断しその外周加熱部材の上部近傍を拡大して示す断面図である。 第1実施形態の静電チャックを厚み方向に破断しその一部の接続端子等を示す断面図である。 (a)は第2実施形態の静電チャックを厚み方向に破断しその外周加熱部材の近傍を示す断面図、(b)、(c)は外周セラミックヒータの内側(内周側)及び外側(外周側)における温度変化を示すグラフである。 (a)は第3実施形態の静電チャックを厚み方向に破断しその外周加熱部材の近傍を示す断面図、(b)、(c)は外周セラミックヒータの内側及び外側における温度変化を示すグラフである。 (a)は第4実施形態の静電チャックを厚み方向に破断しその外周加熱部材の近傍を示す断面図、(b)は第5実施形態の静電チャックを厚み方向に破断しその外周加熱部材の近傍を示す断面図、(c)は第6実施形態の静電チャックを厚み方向に破断しその外周加熱部材の近傍を示す断面図である。 第7実施形態の静電チャックの平面図である。 (a)は第7実施形態の静電チャックを図10のA−Aの位置にて厚み方向に破断しその外周加熱部材の近傍を示す断面図(A−A断面図)、(b)はその静電チャックを図10のB−Bの位置にて厚み方向に破断しその外周加熱部材の近傍を示す断面図(B−B断面図)である。 (a)は第8実施形態の静電チャックを厚み方向に破断しその外周加熱部材の近傍を示す断面図、(b)はその発熱体を周方向に沿って厚み方向に破断し拡大して示す断面図である。 (a)〜(c)はそれぞれ他の実施形態の静電チャックを厚み方向に破断しその外周加熱部材の近傍を示す断面図である。 従来技術の説明図である。
[1.第1実施形態]
ここでは、第1実施形態として、例えば半導体ウェハを吸着保持できる静電チャックを例に挙げる。
[1−1.全体構成]
まず、第1実施形態の静電チャックの全体構造について説明する。
図1に示す様に、第1実施形態の静電チャック1は、図1の上側にて被加工物である半導体ウェハ3を吸着して加熱することができる複合加熱部材である。
この静電チャック1は、厚み方向(図2の上下方向)から見た平面視で、円盤形状の中央加熱部材5と、中央加熱部材5の外周を囲むように配置された円環形状の外周加熱部材7とを備えている。つまり、外周加熱部材7の中心側に中央加熱部材5が配置されている。
この中央加熱部材5と外周加熱部材7とは、平面視で円環形状の空間である分離部8を介して、分離した状態にて同軸に配置されている。なお、中央加熱部材5と外周加熱部材
7とは、その底面(図2の下方)にて、取付部材(図2参照)9にそれぞれ固定されている。
このうち、中央加熱部材5は、半導体ウェハ3が搭載される部材であり、円盤形状の中央セラミックヒータ11と円盤形状の中央金属ベース13とが積層されて中央接合層15により接合されたものである。
また、外周加熱部材7は、円環形状のフォーカスリング17(図2参照)が搭載される部材であり、円環形状の外周セラミックヒータ19と円環形状の外周金属ベース21とが積層されて外周接合層23により接合されたものである。
なお、中央セラミックヒータ11の図1の上方の面(上面:吸着面:半導体ウェハ3の搭載面)が第1主面A1であり、下面が第2主面B1である。また、中央金属ベース13の上面が第3主面C1であり、下面が第4主面D1である。
同様に、外周セラミックヒータ19の図1の上方の面(上面:フォーカスリング17の搭載面)が第1主面A2であり、下面が第2主面B2である。また、外周金属ベース21の上面が第3主面C2であり、下面が第4主面D2である。
以下、各構成について説明する。
[1−2.中央加熱部材]
まず、中央加熱部材5の構成について説明する。
中央セラミックヒータ11は、円盤形状であり、中央吸着電極25や中央発熱部27等を備えた中央セラミック基板29から構成されている。なお、中央セラミックヒータ11の第1主面A1側は、第2主面B1側より小径となっている。
中央金属ベース13は、中央セラミックヒータ11と同径の円盤形状であり、中央セラミックヒータ11と同軸に接合されている。この中央金属ベース13には、中央セラミックヒータ11(従って半導体ウェハ3)を冷却するために、冷却用流体(冷媒)が流される流路(中央冷却路)31が設けられている。なお、冷却用流体としては、例えばフッ化液又は純水等の冷却用液体などを用いることができる。
また、中央加熱部材5には、リフトピン(図示せず)が挿入されるリフトピン孔33等が、中央加熱部材5を厚み方向に貫くように、複数箇所に設けられている。このリフトピン孔33は、半導体ウェハ3を冷却するために第1主面A1側に供給される冷却用ガスの流路(冷却用ガス孔)としても用いられる。
なお、リフトピン孔33とは別に、冷却用ガス孔(図示せず)を設けてもよい。冷却用ガスとしては、例えばヘリウムガスや窒素ガス等の不活性ガスなどを用いることができる。
次に、中央加熱部材5の各構成について、図2に基づいて詳細に説明する。
<中央セラミックヒータ>
図2に模式的に示すように、中央セラミックヒータ11(従って中央セラミック基板29)は、その第2主面B1側が、例えばインジウム等の接着剤からなる中央接合層15により、中央金属ベース13の第3主面C1側に接合されている。
この中央セラミック基板29は、複数のセラミック層(図示せず)が積層されたものであり、アルミナを主成分とするアルミナ質焼結体である。なお、アルミナ質焼結体は、絶
縁体(誘電体)である。
中央セラミック基板29の内部には、図2の上方より、中央吸着電極25、中央発熱部27等が配置され、中央発熱部27は複数の中央発熱体35から構成されている。
このうち、中央吸着電極25は、例えば平面形状が半円状の一対の電極25a、25b(図1参照)から構成されている。この中央吸着電極25とは、静電チャック1を使用する場合には、両電極25a、25bの間に、直流高電圧を印加し、これにより、半導体ウェハ3を吸着する静電引力(吸着力)を発生させ、この吸着力を用いて半導体ウェハ3を吸着して固定するものである。なお、中央吸着電極25については、これ以外に、周知の各種の構成(単極性や双極性の電極など)を採用できる。
また、中央発熱部27を構成する中央発熱体35は、電圧が印加されて電流が流れると発熱する金属材料(タングステン等)からなる抵抗発熱体である。
この中央発熱体35は、中央セラミック基板29の平面方向において区分された各加熱ゾーン(図示せず)をそれぞれ加熱(従って温度調節)できるように、同一平面上に複数配置されている。なお、加熱ゾーンは、平面視で、同心状に複数列設けられるととともに、周方向にも複数設けられている。
また、中央セラミック基板29の内部には、中央吸着電極25や中央発熱体35に給電するために、ビア83や内部配線層85が設けられている。
<中央金属ベース>
中央金属ベース13は、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる金属製である。中央金属ベース13には、前記中央冷却路31やリフトピン孔33以外に、複数の貫通孔44(図6参照)が形成されている。この貫通孔44には、中央吸着電極25に給電するための接続端子41(図6参照)や中央発熱体35に給電するための接続端子43(図6参照)等が配置される。
なお、中央金属ベース13の下面(図2下方)以外の全表面には、例えばアルミナ等のセラミック材料が溶射されて形成された表面絶縁層45が形成されている。
[1−3.外周加熱部材]
次に、外周加熱部材7の構成について説明する。
<外周セラミックヒータ>
図2及び図3に示すように、外周セラミックヒータ19は、平面視で円環形状であり、外周発熱部51等を備えた外周セラミック基板53から構成されている。
なお、外周セラミックヒータ19(従って外周セラミック基板53)は、その第2主面B2側が、例えばインジウム等の接着剤からなる外周接合層23により、外周金属ベース21の第3主面C2側に接合されている。
この外周セラミック基板53は、複数のセラミック層(図示せず)が積層されたものであり、アルミナを主成分とするアルミナ質焼結体である。
外周セラミック基板53の内部には、外周発熱部51を構成する一対の発熱体55、57(即ち内側発熱体55及び外側発熱体57)が配置されている。この一対の発熱体55、57は、電圧が印加されて電流が流れると発熱する金属材料(タングステン等)からなる抵抗発熱体である。
前記一対の発熱体55、57は、第1主面A2から同じ深さに配置されるとともに、平面視で同軸に配置されている。
図3に示すように、内側発熱体55は、平面視で、中心側に配置された円環形状の部材
であり、その一対の端部55a、55b間に電力が供給されることによって、独自に温度が調節できるようになっている。
一方、外側発熱体57は、平面視で、内側発熱体55の外周側に配置された円環形状の部材であり、その一対の端部57a、57b間に電力が供給されることによって、独自に温度が調節できるようになっている。
また、内側発熱体55と外側発熱体57との間には、平面視で、内側発熱体55と外側発熱体57とを分離するように、円環形状の溝である断熱部59が形成されている。なお、断熱部59は空間であるので、外周セラミック基板53より断熱性が高い(即ち熱伝導性が低い)。
この断熱部59は、フォーカスリング17の搭載面である第1主面A2に開口するとともに、第1主面A2から一対の発熱体55、57(詳しくは両発熱体55、57の図2の下面(第2主面B2側の面))と第2主面B2との間に到る深さとなるように形成されている(図2参照)。
この断熱部59によって、第1主面A2は、搭載面の内周側(内側搭載面)61と搭載面の外周側(外側搭載面)63とに分離されている。なお、断熱部59の幅は例えば2mmであり、深さは例えば2mmである。
<外周金属ベース>
図2に示すように、外周金属ベース21は、平面視で、外周セラミックヒータ19と同様な円環形状であり、外周セラミックヒータ19と同軸に接合されている。
この外周金属ベース21には、外周セラミックヒータ19(従ってフォーカスリング17)を冷却するために、平面視で円環形状に、冷却用流体(冷媒)が流される流路(外周冷却路)65が設けられている。
外周金属ベース21は、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる金属製である。なお、外周金属ベース21の下面以外の全表面には、例えばアルミナ等のセラミック材料が溶射されて形成された表面絶縁層67が形成されている。
<フォーカスリング>
図4及び図5に示すように、フォーカスリング(即ちFリング)17は、例えば水晶やシリコンから構成された円環形状の部材であり、内側Fリング71と外側Fリング73とから構成されている。内側Fリング71と外側Fリング73とは、平面視で円環形状の部材であり、円環形状の間隙75を介して、外周加熱部材7と同軸に配置されている。
図5に示すように、内側Fリング71は、中心側に(即ち中央セラミックヒータ11に近接して)配置される部材であり、外周加熱部材7の内側搭載面61上に載置されている。
内側Fリング71の縦断面の形状は、略L字状であり、その下面71aの内周側には、図5の下方に突出する位置決め用の(平面視で円環形状の)内側凸部71bが形成されている。なお、縦断面とは、静電チャック1を軸中心に沿って厚み方向に破断した断面である(以下同様)。
つまり、下面71aの外周側が内側搭載面61上に載置されており、内側凸部71bは外周セラミックヒータ19の内周面19aに当接するように下方に突出している。従って
、この内側凸部71bによって内側Fリング71の位置決めがなされている。
また、内側Fリング71の上面71cと内周面71dとの角部(図5の左上方の角部)には、縦断面の形状がL字状となるように凹んだ(平面視で円環形状の)内側凹部71eが形成されている。なお、この内側凹部71eに、半導体ウェハ3の外周部分が配置される。
更に、内側Fリング71の上面71cと外周面71fとの角部(図5の右上方の角部)には、縦断面の形状がL字状となるように凹んだ(平面視で円環形状の)外側凹部71gが形成されている。この外周面71fと外側凹部71gの表面の構成により、内側Fリング71の外周側の表面は、2箇所で直角に折れ曲がった形状となる。
一方、外側Fリング73の縦断面の形状は、略L字状であり、その下面73aの外周側には、図5の下方に突出する位置決め用の(平面視で円環形状の)外側凸部73bが形成されている。
つまり、下面73aの内周側が外側搭載面63上に載置されており、外側凸部73bは外周セラミックヒータ19の外周面19bに当接するように下方に突出している。従って、この外側凸部73bによって外側Fリング73の位置決めがなされている。
また、外側Fリング73の下面73aと内周面73cとの角部(図5の左下方の角部)には、縦断面の形状がL字状となるように凹んだ(平面視で円環形状の)内側凹部73dが形成されている。この内周面73cと内側凹部73dの表面の構成により、外側Fリング73の内周側の表面は、2箇所で直角に折れ曲がった形状となる。
そして、内側Fリング71の外周側と外側Fリング73の内周側とが、向かい合うように配置されることにより、内側Fリング71と外側Fリング73との間に、断熱部59と連通する(平面視で円環形状の)間隙75が形成されている。この間隙75の縦断面の形状は、同じ幅にて、図5の上方から下方に向かってクランク状に2箇所で直角に曲がった形状となっている。
このように、間隙75が折れ曲がった形状であるので、断熱部59は、図5の上方に直接に露出しない構成(即ち上方からは見えない構成)となっている。
[1−4.電気的構成]
次に、静電チャック1の電気的な構成(電力を供給する構成)について説明する。
図示しないが、静電チャック1の中央吸着電極25、中央発熱部27、外周発熱部51には、それぞれを作動させるために電源回路が接続されており、それらの動作は、マイコンを含む電子制御装置によって制御される。
つまり、電子制御装置により、中央吸着電極25の動作を独立して制御(印加電圧などの制御)できる。また、全ての中央発熱体35の動作をそれぞれ独立して制御できる。更に、内側発熱体55と外側発熱体57との動作も独立して制御できる。
また、図6に示すように、中央吸着電極25、中央発熱部27、外周発熱部51と、各電源回路との接続は、それぞれ接続端子41、43、81を介して行うことができる。なお、図6では、接続端子41、43、81の一部のみを例示している。
つまり、中央吸着電極25、中央発熱部27、外周発熱部51は、それぞれビア83や内部配線層85などを介して、内部孔87のメタライズ層89に導通しており、このメタ
ライズ層89にそれぞれ接続端子41、43、81が接合されている。
なお、静電チャック1を冷却する場合には、中央冷却路31に冷媒を流すことによって、中央セラミックヒータ11(従って半導体ウェハ3)を冷却することができる。
[1−5.製造方法]
次に、本第1実施形態の静電チャック1の製造方法について、簡単に説明する。
<中央加熱部材の製造方法>
まず、中央加熱部材5の製造方法を説明する。
(1)中央セラミック基板29の原料として、主成分であるAl:92重量%、MgO:1重量%、CaO:1重量%、SiO:6重量%の各粉末を混合して、ボールミルで、50〜80時間湿式粉砕した後、脱水乾燥する。
(2)次に、この粉末に溶剤等を加え、ボールミルで混合して、スラリーとする。
(3)次に、このスラリーを、減圧脱泡後平板状に流し出して徐冷し、溶剤を発散させて、(各セラミック層に対応する)各アルミナグリーンシートを形成する。なお、各アルミナグリーンシートには、必要な箇所にスルーホール等の孔をあける加工を行う。
(4)また、前記アルミナグリーンシート用の原料粉末中にタングステン粉末を混ぜて、スラリー状にして、メタライズインクとする。
(5)そして、中央吸着電極25、中央発熱部27等を形成するために、前記メタライズインクを用いて、中央吸着電極25、中央発熱部27等の形成箇所に対応したアルミナグリーンシート上に、通常のスクリーン印刷法により、各パターンを印刷する。なお、ビア83を形成するために、スルーホールに対して、メタライズインクを充填する。
(6)次に、各アルミナグリーンシートを、リフトピン孔33等の必要な空間が形成されるように位置合わせして、熱圧着し、積層シートを形成する。
(7)次に、熱圧着した各積層シートを、それぞれ所定の形状(即ち円板形状)にカットする。
(8)次に、カットした各積層シートを、還元雰囲気にて、1400〜1600℃の範囲(例えば、1550℃)にて5時間焼成(本焼成)し、アルミナ質焼結体を作製する。
(9)そして、焼成後に、アルミナ質焼結体に対して、例えば第1主面A1側の加工など必要な加工を行って、中央セラミック基板29を作製する。
(10)これとは別に、中央金属ベース13を製造する。具体的には、金属板に対して切削加工等を行うことにより中央金属ベース13を形成する。
(11)その後、中央金属ベース13と中央セラミック基板29とを接合して一体化して、中央加熱部材5を作製する。
<外周加熱部材の製造方法>
次に、外周加熱部材7の製造方法について説明するが、基本的には、中央加熱部材5と同様であるので、簡単に説明する。
(1)中央セラミック基板29と同様な原料を、同様に、ボールミルで湿式粉砕した後、脱水乾燥する。
(2)次に、この粉末に溶剤等を加え、ボールミルで混合して、スラリーとする。
(3)次に、このスラリーを用いて、(外周セラミック基板53の各セラミック層に対応する)各アルミナグリーンシートを形成する。このとき、断熱部59を形成するような寸
法のアルミナグリーンシートも形成する。なお、各アルミナグリーンシートには、必要な箇所にスルーホール等の孔をあける加工を行う。
(4)また、前記アルミナグリーンシート用の原料粉末中にタングステン粉末を混ぜて、スラリー状にして、メタライズインクとする。
(5)そして、外周発熱部51等を形成するために、前記メタライズインクを用いて、外周発熱部51等の形成箇所に対応したアルミナグリーンシート上に、通常のスクリーン印刷法により、各パターンを印刷する。
(6)次に、各アルミナグリーンシートを、熱圧着し、積層シートを形成する。
(7)次に、熱圧着した各積層シートを、それぞれ所定の形状(即ち円環形状)にカットする。
(8)次に、カットした各積層シートを、還元雰囲気にて、中央セラミック基板29と同様な条件で焼成(本焼成)し、アルミナ質焼結体を作製する。
なお、焼成後に、アルミナ質焼結体に、断熱部59となる溝を形成してもよい。
(9)これとは別に、外周金属ベース21を製造する。具体的には、金属板に対して切削加工等を行うことにより外周金属ベース21を形成する。
(10)その後、外周金属ベース21と外周セラミック基板53とを接合して一体化して、外周加熱部材7を作製する。
[1−6.効果]
次に、本第1実施形態の効果について説明する。
第1実施形態の静電チャック1では、外周加熱部材7の外周セラミックヒータ19の内部には、内側発熱体55と外側発熱体57とが配置されており、平面視で、内側発熱体55と外側発熱体57との間には溝状の断熱部59が設けられている。この断熱部59は、外周セラミックヒータ19の搭載面(第1主面A2)から両発熱体55、57を分離する位置にまで形成されている。
よって、各発熱体55、57の温度を異なるように調節した場合には、外周セラミックヒータ19の搭載面側の温度を、内周側と外周側とで容易に異なるように制御することができる。
従って、例えば内周側よりも外周側の温度を高くすることによって、汚染物質をフォーカスリング17の外周側に引き寄せることができるので、半導体ウェハ3等の被加工物に汚染物質が付着することを好適に抑制することができる。
また、内周側の温度を、半導体ウェハ3の加工や特性にとって好適な温度にすることができるという利点がある。
さらに、第1実施形態では、外周金属ベース21には、外周冷却路65が設けられているので、この外周冷却路65に冷媒を流すことによって、外周セラミックヒータ19に対する熱引きを行うことができる。
[1−7.特許請求の範囲との対応関係]
第1実施形態の、外周セラミック基板53、外周発熱部51、 フォーカスリング17、外周加熱部材7、内側発熱体55及び外側発熱体57、断熱部59、外周金属ベース21、中央発熱部27、中央加熱部材5、中央セラミック基板29、中央金属ベース13、静電チャック1は、それぞれ、本発明の、セラミック基板、発熱部、フォーカスリング、加熱部材、発熱体、断熱部、接合基板、中央発熱部、中央加熱部材、中央セラミック基板、中央接合基板、複合加熱部材の一例に相当する。
[2.第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明するが、第1実施形態と同様な内容の説明は省略又は簡易化して説明する。なお、第1実施形態と同様な構成には、同様な番号を付す。
図7(a)に示すように、本第2実施形態の静電チャック91は、第1実施形態と同様に、中央加熱部材5の外周側に外周加熱部材93を備えている。
外周加熱部材93は、外周金属ベース21の上面(第3主面C2)側に外周セラミックヒータ95が接合されたものである。
外周セラミックヒータ95は、外周セラミック基板97内に、外周吸着電極(リング吸着電極)99と、内側発熱体55及び外側発熱体57からなる外周発熱部51を備えている。
また、外周セラミックヒータ95の第1主面A2側には、平面視で、内側発熱体55と外側発熱体57との間に、断熱部101である溝が形成されている。この断熱部101の深さは、外周吸着電極99と外周発熱部51の間に到るように設定されている。
外周吸着電極99は、内側Fリング71を吸着する一対の内側吸着電極99a、99bと、外側Fリング73を吸着する一対の外側吸着電極99c、99dとを備えている。なお、一対の内側吸着電極99a、99bと一対の外側吸着電極99c、99dとは、それぞれ双極性の吸着電極である。
また、一対の内側吸着電極99a、99bの間と、一対の外側吸着電極99c、99dの間とには、冷却用ガスが外周セラミック基板97の内部から第1主面A2側に供給されるガス供給孔103が、それぞれ設けられている。
さらに、一対の内側吸着電極99a、99bの一方の内側吸着電極99aと一対の外側吸着電極99c、99dの一方の外側吸着電極99cとは、同じ極(例えば陽極)となるように配線される。同様に、一対の内側吸着電極99a、99bの他方の内側吸着電極99bと一対の外側吸着電極99c、99dの他方の外側吸着電極99dとは、同じ極(例えば陰極)となるように配線される。これにより、配線を簡易化できる。
本第2実施形態では、第1実施形態と同様な効果を奏する。
また、本第2実施形態では、外周吸着電極99を備えているので、内側Fリング71と外側Fリング73とを強固に保持することができる。
本第2実施形態では、内側発熱体55と外側発熱体57との発熱状態をそれぞれ制御することによって、例えば図7(b)、(c)に示すように、外周加熱部材93の第1主面A2の温度について、内側(内周側)より外側(外周側)の温度を高くしたり、それとは逆に、内側より外側の温度を低くすることができる。なお、この温度制御については、第1実施形態も同様である。
[3.第3実施形態]
次に、第3実施形態について説明するが、第2実施形態と同様な内容の説明は省略又は簡易化して説明する。なお、第2実施形態と同様な構成には、同様な番号を付す。
本第3実施形態では、フォーカスリングが3つの部材に分離しており、それぞれのフォーカスリングを独自に加熱できる点が、第2実施形態とは大きく異なっている。
図8に示すように、本第3実施形態の静電チャック111は、第2実施形態と同様に、中央加熱部材5の外周側に外周加熱部材113を備えている。
外周加熱部材113は、外周金属ベース21の上面(第3主面C2)側に外周セラミックヒータ115が接合されたものである。
外周セラミックヒータ115は、内周側の内側ヒータ部117と、内側ヒータ部117より外周側の中間ヒータ部119と、中間ヒータ部119より外周側の外側ヒータ部121とから構成されている。そして、内側ヒータ部117と中間ヒータ部119とは内側断熱部123によって分離され、中間ヒータ部119と外側ヒータ部121とは外側断熱部125によって分離されている。
この内側断熱部123と外側断熱部125とは、外周セラミックヒータ115を前記3つのヒータ部117、119、121に完全に分離するように、外周セラミックヒータ115の第1主面A2から第2主面B2に到るように形成されている。
なお、前記各ヒータ部117〜121及び各断熱部123、125は、平面視で円環形状である。
このうち、内側ヒータ部117は、前記第2実施形態と同様に、上面側(図8(a)上方)に一対の内側吸着電極131(131a、131b)を備え、下面側に内側発熱体133を備えている。なお、一対の内側吸着電極131a、131bの間には、第1実施形態と同様なガス供給孔135が設けてある(他のヒータ部119、121も同様)。
中間ヒータ部119は、内側ヒータ部117とほぼ同様な構成であり、その内部に、一対の内側吸着電極139(139a、139b)や中間発熱体141等を備えている。
外側ヒータ部121は、内側ヒータ部117とほぼ同様な構成であり、その内部に、一対の内側吸着電極147(147a、147b)や外側発熱体149等を備えている。
なお、内側ヒータ部117と中間ヒータ部119と外側ヒータ部121とは、それぞれ別個に外周接合層23によって、外周金属ベース21に接合されている。
そして、内側ヒータ部117の上面である搭載面117aには、内側Fリング153が載置され、中間ヒータ部119の上面である搭載面119aには、中間Fリング155が搭載され、外側ヒータ部121の上面である搭載面121aには、外側Fリング157が搭載されている。
つまり、フォーカスリングである、内側Fリング153と中間Fリング155と外側Fリング157とは、それぞれ円環形状であり同軸に配置されている。
このうち、内側Fリング153には、第1実施形態と同様に、その下面153aから下方に突出する位置決め用の内側凸部153bが設けられている。また、上面153cと内周面153dとの角部には、第1実施形態と同様な内側凹部153eも設けられている。
中間Fリング155の縦断面の形状は、下部155aが細径となったT字状である。なお、中間ヒータ部119の搭載面119aには、その内側と外側に、中間Fリング155の下部155aを挟むように、(平面視で円環形状の)位置決め用の中間第1凸部156aと中間第2凸部156bとが設けられている。
外側Fリング157には、第1実施形態と同様に、その下面157aから下方に突出する位置決め用の外側凸部157bが設けられている。
また、内側Fリング153と中間Fリング155との間には、空間である内側間隙159が設けられており、この内側間隙159と内側断熱部123とは連通している。なお、内側間隙159の縦断面の形状は、クランク状に2か所で屈曲している。
同様に、中間Fリング155と外側Fリング157との間にも、空間である外側間隙161が設けられており、この外側間隙161と外側断熱部125とは連通している。なお
、外側間隙161の縦断面の形状も、クランク状に2か所で屈曲している。
本第3実施形態は、第2実施形態と同様な効果を奏する。
また、本第3実施形態では、内側発熱体133と中間発熱体141と外側発熱体149との発熱状態をそれぞれ制御することによって、例えば図8(b)、(c)に示すように、外周加熱部材113の第1主面A2の温度を調節できる。
例えば、図8(b)に示すように、内側及び外側より中間の温度を高くできる。また、図8(c)に示すように、内側及び外側よりも中間の温度を低くすることができる。
なお、本第3実施形態では、内側ヒータ部117と中間ヒータ部119と外側ヒータ部121とは、内側断熱部123と外側断熱部125とによって完全に分離されているが、外周金属ベース21の表面には表面絶縁層67が形成されているので、金属部分は外部に露出していない。
[4.第4実施形態]
次に、第4実施形態について説明するが、第3実施形態と同様な内容の説明は省略又は簡易化して説明する。なお、第3実施形態と同様な構成には、同様な番号を付す。
図9(a)に示すように、第4実施形態の静電チャック171では、第3実施形態と同様に、外周加熱部材173の上面(第1主面A2)に、内側断熱部175と外側断熱部177とが設けられており、これにより、同心状に3つの搭載面179a、179b、179cが形成されている。
そして、第3実施形態と同様に、内周側の搭載面179aに内側Fリング153が載置され、中間の搭載面179bに中間Fリング155が載置され、外周側の搭載面179cに外側Fリング157が載置されている。
本第4実施形態では、内側断熱部175と外側断熱部177とは、平面視で円環形状の溝であり、第1主面A2側から外周発熱部180と第2主面B2との間の深さまで設けられている。
本第4実施形態は、第3実施形態と同様な効果を奏する。
本第4実施形態では、内側断熱部175と外側断熱部177とは溝であるので、溝の底面と第2主面B2との間のセラミック部分に内部配線層を設けることができる。よって、配線が容易であるという利点がある。
[5.第5実施形態]
次に、第5実施形態について説明するが、第3実施形態と同様な内容の説明は省略又は簡易化して説明する。なお、第3実施形態と同様な構成には、同様な番号を付す。
図9(b)に示すように、第5実施形態の静電チャック181では、外周セラミックヒータ183の内部に、(平面視で円環形状の孔である)トンネル状の内側断熱部185と外側断熱部187とが設けられている。
つまり、内側発熱体189と中間発熱体191との間に、内側断熱部185が設けられ、中間発熱体191と外側発熱体193との間に、外側断熱部187が設けられている。
なお、内側発熱体189の上方の搭載面195aに内側Fリング153が載置され、中間発熱体191の上方の搭載面195bに中間Fリング155が載置され、外側発熱体193の上方の搭載面195cに外側Fリング157が載置される。
本第5実施形態は、第3実施形態と同様な効果を奏する。
[6.第6実施形態]
次に、第6実施形態について説明するが、第3実施形態と同様な内容の説明は省略又は簡易化して説明する。なお、第3実施形態と同様な構成には、同様な番号を付す。
図9(c)に示すように、第6実施形態の静電チャック201では、外周セラミックヒータ203に、(平面視で円環形状の)内側断熱部205と外側断熱部207とが設けられている。
内側断熱部205と外側断熱部207とは、それぞれ、トンネル部分205a、207aとトンネル部分205a、207aから第1主面A2側に開口する(トンネル部分205a、207aよりも幅の狭い)間隙であるスリット部分205b、207bとから構成されている。
なお、内側Fリング153、中間Fリング155、外側Fリング157は、前記第3実施形態と同様に、それぞれ第1主面A2に載置される。
本第6実施形態は、第3実施形態と同様な効果を奏する。
[7.第7実施形態]
次に、第7実施形態について説明するが、第3実施形態と同様な内容の説明は省略又は簡易化して説明する。なお、第3実施形態と同様な構成には、同様な番号を付す。
本第7実施形態は、第3実施形態の各ヒータ部を完全に分離する断熱部と第4実施形態の溝状の断熱部とを組み合わせたものである。
図10及び図11に示すように、第7実施形態の静電チャック211の外周加熱部材212は、第3実施形態と同様に、外周金属ベース21の上面(図11上方)に外周セラミックヒータ213が接合されており、外周セラミックヒータ213は、内側ヒータ部215と中間ヒータ部217と外側ヒータ部219とを備えている。
また、内側ヒータ部215と中間ヒータ部217との間に内側断熱部221を備えるとともに、中間ヒータ部217と外側ヒータ部219との間に外側断熱部223を備えている。
特に、本第7実施形態では、各ヒータ部215〜219は、両断熱部221、223によって完全に分離されておらず、一部で繋がっている。
つまり、図10にて実線で示す部分の両断熱部221、223では、図11(a)に示すように、各ヒータ部215〜219は、両断熱部221、223によって完全に分離されている。一方、図10にて破線で示す部分の両断熱部221、223では、図11(b)に示すように、各ヒータ部215〜219は、その上部が溝状の両断熱部221、223によって分離されているが、下部は一体の連通部225となって接続されている。
この連通部225は、図10の左右及び上方の3箇所に設けられており、この3箇所の連通部225に設けられた内部孔87の先端部分に、内側発熱体133、中間発熱体141、外側発熱体149に電力を供給するための接続端子81の先端側が配置されている。
つまり、内側発熱体133、中間発熱体141、外側発熱体149には、それぞれ一対の接続端子81が必要であるので、図10に示すように、前記3箇所には、それぞれ2本ずつ接続端子81が配置されている。
なお、内側発熱体133、中間発熱体141、外側発熱体149は、連通部225等に配置されたビア83や内部配線層85を介して、接続端子81に電気的に接続されている。
本第7実施形態は、第3実施形態と同様な効果を奏する。
また、本第7実施形態では、各ヒータ部215〜219の一部が連通部225を介して連通しているので、この連通部225に接続端子81を配置することにより、内側発熱体133、中間発熱体141、外側発熱体149に、それぞれ給電することができる。
特に、幅の狭い外周加熱部材212に接続端子81を径方向に複数配置することは容易ではないが、本第7実施形態では、接続端子81を周方向に配置できるので、複数の発熱体133、141、149に給電する構成を容易に実現できるという利点がある。
[8.第8実施形態]
次に、第8実施形態について説明するが、第6実施形態と同様な内容の説明は省略又は簡易化して説明する。なお、第6実施形態と同様な構成には、同様な番号を付す。
本第8実施形態は、第6実施形態とは、各発熱体が上下の2層に形成されている点が大きく異なっている。
図12(a)に示すように、第8実施形態の静電チャック231は、第6実施形態と同様に、外周セラミックヒータ233には、内側ヒータ部235と中間ヒータ部237と外側ヒータ部239とを備えるとともに、内側断熱部205と外側断熱部207とを備えている。
内側ヒータ部235と中間ヒータ部237と外側ヒータ部239とは、その内部に、それぞれ内側発熱体241と中間発熱体243と外側発熱体245とを備えている。
特に、本第8実施形態では、各発熱体241〜245は、図12(b)に示すように、上層247と下層249との2層構造となっており、上層247と下層249とは連続した構造となっている。
本第8実施形態は、第6実施形態と同様な効果を奏する。
特に本第8実施形態では、各発熱体241〜245を、上下2層となるように配線することができるので、各ヒータ部235〜239の幅が狭い場合でも、必要な抵抗値を確保でき、よって、十分に加熱を行うことができるという利点がある。
[9.その他の実施形態]
尚、本発明は前記実施形態や実験例になんら限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
(1)例えば、図13(a)に示すように、外周セラミックヒータ251において、内側発熱体253、外側発熱体255は、外周セラミックヒータ251の内部ではなく外側に配置してもよい。例えば外周セラミックヒータ251の底面251aの内周側や外周側に、それぞれ各発熱体253、255を配置してもよい。
(2)また、例えば、図13(b)に示すように、中央加熱部材261と外周加熱部材263とを接続して一体の構成としてもよい。例えば、中央金属ベース265と外周金属ベース267とを接続して一体の構成としてもよい。
(3)さらに、例えば、図13(c)に示すように、外周セラミックヒータ271には、内側発熱体273と外側発熱体275とを分離する断熱部277を設けるが、外周セラミックヒータ271には、分離していない単一のフォーカスリング279を載置するようにしてもよい。
(4)また、各実施形態の構成を適宜組み合わせることができる。例えば外周加熱部材においては、吸着電極を配置することが望ましいが、配置しなくてもよい。
1、91、111、171、181、201、211、231…静電チャック
5、261…中央加熱部材
7、93、113、173、212、263…外周加熱部材
11…中央セラミックヒータ
13、265…中央金属ベース
17、279…フォーカスリング
19、95、115、183、203、213、233、251、271…外周セラミックヒータ
21、267…外周金属ベース
25…中央吸着電極
27…中央発熱部
29…中央セラミック基板
51、180…外周発熱部
53、97…外周セラミック基板
55、133、189、241、253、273…内側発熱体
57、149、193、245、255、275…外側発熱体
59、101、277…断熱部
99…外周吸着電極
123、175、185、205、221…内側断熱部
125、177、187、207、223…外側断熱部
141、191、141、243…中間発熱体

Claims (13)

  1. 環状のセラミック基板と、該セラミック基板の周方向に沿って配置された、通電により発熱する発熱部と、を備えるとともに、
    前記セラミック基板の厚み方向の一方に、プラズマ加工の際に用いられるフォーカスリングを搭載する搭載面を有する、環状の加熱部材において、
    前記発熱部は、前記セラミック基板の内部及び前記搭載面と反対側の表面の少なくとも一方に配置されるとともに、前記加熱部材の内周側から外周側に沿って配置されて個別に温度調節が可能な複数の発熱体からなり、
    前記セラミック基板には、平面視での前記複数の発熱体の間に、前記セラミック基板よりも断熱性の高い断熱部を備え、
    前記断熱部の少なくとも一部は、前記複数の発熱体よりも前記搭載面側に設けられることを特徴とする加熱部材。
  2. 前記断熱部は、前記周方向に沿って配置された溝及びトンネルのうち少なくとも一方であることを特徴とする請求項1に記載の加熱部材。
  3. 前記断熱部が前記溝である場合に、前記溝は、前記搭載面から前記複数の発熱体を分離する位置にまで形成されていることを特徴とする請求項2に記載の加熱部材。
  4. 前記発熱部は、前記セラミック基板の厚み方向に沿って複数配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の加熱部材。
  5. 前記セラミック基板は、前記内周側から前記外周側に沿って前記フォーカスリングを吸着する複数のリング吸着電極を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の加熱部材。
  6. 前記セラミック基板の前記搭載面と反対側の表面に、接合基板が接合層によって接合されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の加熱部材。
  7. 前記断熱部は、前記搭載面から前記接合層に到るように設けられていることを特徴とする請求項6に記載の加熱部材。
  8. 前記接合基板は、前記加熱部材を冷却する冷媒の流路を備えたことを特徴とする請求項6又は7に記載の加熱部材。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の加熱部材を備えるとともに、該加熱部材の平面視での中心側に、通電により発熱する中央発熱部を有する中央加熱部材を備えたことを特徴とする複合加熱部材。
  10. 前記中央加熱部材は、前記中央発熱部を備えた中央セラミック基板と、該中央セラミック基板に接合された中央接合基板と、を備えたことを特徴とする請求項9に記載の複合加熱部材。
  11. 前記中央セラミック基板は、被加工物を吸着する吸着電極を備えたことを特徴とする請求項10に記載の複合加熱部材。
  12. 前記中央接合基板は、前記被加工物を冷却する冷媒の流路を備えたことを特徴とする請求項10又は11に記載の複合加熱部材。
  13. 前記加熱部材と前記中央加熱部材とが、一体に構成されていることを特徴とする請求項9〜12のいずれか1項に記載の複合加熱部材。
JP2016083941A 2016-04-19 2016-04-19 加熱部材及び複合加熱部材 Active JP6741461B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016083941A JP6741461B2 (ja) 2016-04-19 2016-04-19 加熱部材及び複合加熱部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016083941A JP6741461B2 (ja) 2016-04-19 2016-04-19 加熱部材及び複合加熱部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017195060A true JP2017195060A (ja) 2017-10-26
JP6741461B2 JP6741461B2 (ja) 2020-08-19

Family

ID=60156052

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016083941A Active JP6741461B2 (ja) 2016-04-19 2016-04-19 加熱部材及び複合加熱部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6741461B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019149434A (ja) * 2018-02-27 2019-09-05 日本特殊陶業株式会社 保持装置
JP2020077786A (ja) * 2018-11-08 2020-05-21 東京エレクトロン株式会社 基板支持器及びプラズマ処理装置
WO2022209292A1 (ja) * 2021-03-30 2022-10-06 日本発條株式会社 載置盤および載置構造

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11476145B2 (en) 2018-11-20 2022-10-18 Applied Materials, Inc. Automatic ESC bias compensation when using pulsed DC bias
JP7451540B2 (ja) 2019-01-22 2024-03-18 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド パルス状電圧波形を制御するためのフィードバックループ
US11508554B2 (en) 2019-01-24 2022-11-22 Applied Materials, Inc. High voltage filter assembly
US11848176B2 (en) 2020-07-31 2023-12-19 Applied Materials, Inc. Plasma processing using pulsed-voltage and radio-frequency power
US11901157B2 (en) 2020-11-16 2024-02-13 Applied Materials, Inc. Apparatus and methods for controlling ion energy distribution
US11495470B1 (en) 2021-04-16 2022-11-08 Applied Materials, Inc. Method of enhancing etching selectivity using a pulsed plasma
US11948780B2 (en) 2021-05-12 2024-04-02 Applied Materials, Inc. Automatic electrostatic chuck bias compensation during plasma processing
US11791138B2 (en) 2021-05-12 2023-10-17 Applied Materials, Inc. Automatic electrostatic chuck bias compensation during plasma processing
US11967483B2 (en) 2021-06-02 2024-04-23 Applied Materials, Inc. Plasma excitation with ion energy control
US11810760B2 (en) 2021-06-16 2023-11-07 Applied Materials, Inc. Apparatus and method of ion current compensation
US11569066B2 (en) 2021-06-23 2023-01-31 Applied Materials, Inc. Pulsed voltage source for plasma processing applications
US11476090B1 (en) 2021-08-24 2022-10-18 Applied Materials, Inc. Voltage pulse time-domain multiplexing
JP2023069614A (ja) 2021-11-08 2023-05-18 日本碍子株式会社 ウエハ載置台
US11694876B2 (en) 2021-12-08 2023-07-04 Applied Materials, Inc. Apparatus and method for delivering a plurality of waveform signals during plasma processing
US11972924B2 (en) 2022-06-08 2024-04-30 Applied Materials, Inc. Pulsed voltage source for plasma processing applications

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012146743A (ja) * 2011-01-07 2012-08-02 Tokyo Electron Ltd 基板処理装置
JP2014072355A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Ngk Spark Plug Co Ltd 静電チャック
JP2014150104A (ja) * 2013-01-31 2014-08-21 Tokyo Electron Ltd 載置台及びプラズマ処理装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012146743A (ja) * 2011-01-07 2012-08-02 Tokyo Electron Ltd 基板処理装置
JP2014072355A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Ngk Spark Plug Co Ltd 静電チャック
JP2014150104A (ja) * 2013-01-31 2014-08-21 Tokyo Electron Ltd 載置台及びプラズマ処理装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019149434A (ja) * 2018-02-27 2019-09-05 日本特殊陶業株式会社 保持装置
JP7030557B2 (ja) 2018-02-27 2022-03-07 日本特殊陶業株式会社 保持装置
JP2020077786A (ja) * 2018-11-08 2020-05-21 東京エレクトロン株式会社 基板支持器及びプラズマ処理装置
JP7145042B2 (ja) 2018-11-08 2022-09-30 東京エレクトロン株式会社 基板支持器及びプラズマ処理装置
US11798791B2 (en) 2018-11-08 2023-10-24 Tokyo Electron Limited Substrate support and plasma processing apparatus
WO2022209292A1 (ja) * 2021-03-30 2022-10-06 日本発條株式会社 載置盤および載置構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP6741461B2 (ja) 2020-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6741461B2 (ja) 加熱部材及び複合加熱部材
JP6001402B2 (ja) 静電チャック
JP6718318B2 (ja) 加熱部材及び静電チャック
US10354904B2 (en) Electrostatic chuck
WO2018143288A1 (ja) 保持装置
JP2017157617A (ja) 加熱部材及び静電チャック
JP6804878B2 (ja) 加熱部材及び静電チャック
JP2011049196A (ja) 静電チャック
JP6730084B2 (ja) 加熱部材及び静電チャック
KR20170045105A (ko) 가열부재, 정전 척 및 세라믹 히터
JP2016189425A (ja) セラミックヒータ及びその制御方法、並びに、静電チャック及びその制御方法
JP6831269B2 (ja) セラミックヒータ
JP2014130908A (ja) 静電チャック
JP2016207979A (ja) 静電チャック
JP4768333B2 (ja) 静電チャック
JP7050455B2 (ja) 静電チャックの製造方法
JP2004071647A (ja) 複合ヒータ
JP6982126B2 (ja) 加熱部材及び静電チャック
JP7319153B2 (ja) 保持装置
CN111446197B (zh) 静电吸盘和包括其的静电吸盘装置
JP6475032B2 (ja) 静電チャック
JP6054696B2 (ja) 静電チャック
KR20110064665A (ko) 전기장 구배를 이용한 쌍극형 정전척
JP2023141972A (ja) セラミックス基板及びその製造方法、静電チャック、基板固定装置、半導体装置用パッケージ
JP6695204B2 (ja) 保持装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190117

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191210

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200630

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200727

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6741461

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250