JP2007010069A - 段付き部を有するナットによる部材のボルト接合構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ボルトの出が十分でない場合でもボルトを交換することなく、十分な締結を行うことができる、ボルトとナットによる部材同士の接合構造を提供する。
【解決手段】部材と接する側の外周側が切り欠かれているナット2と、円環状の皿バネ3の内径はナット2の切り欠かれている部分2bの径より大きくかつナット2の本体部分2aの径より小さい寸法であり、円環状の皿ばね3の厚みはナット2の切り欠き部分2bの高さより厚くなっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、部材のボルト接合構造に関する。
ボルトとナットにより部材を接合する場合、十分な締結力を確保するため、ナットを締め付けた状態で、ナット頭部よりボルト軸部が突出していることが必要である。
しかし、例えば建物の基礎部に埋め込まれるアンカーボルトの場合、施工のばらつきにより、また台直しをしたために十分なボルト長さを確保できず、ナットを締め付けた状態でナット頭部からのボルト軸部の突出長さを十分に確保できないことがある。
この場合、アンカーボルトまわりのコンクリート基礎部をはつりアンカーボルトを打ち直し、ナット頭部からのボルトの突出量を確保することが必要となり、手間、コストがかかり、また仕上げ面がコンクリートの打ち継ぎにより汚くなるといった問題があった。
特開2002−356853号公報
本発明は、上記のような問題点に鑑み、ナット頭部からのボルト軸部の突出長さが十分でない場合でもボルトを交換することなく、十分な締結を行うことができる、部材のボルト接合構造を提供することを目的とする。
上記の課題は、側面部に段付き部を有するナットと、該段付き部と部材との長さより厚みのある皿ばねを用いる、部材同士のボルト接合構造によって解決される。
この構造では、ナットの側面部に段付き部を有しており、この段付き部を利用して、該段付き部と部材間に、該段付き部と部材との長さより厚みのある皿ばねを緩み止め防止のために挟み込む。これにより、ナット本体の螺旋部分は構造上必要長さを確保しながら、部材とナット間にすべり止めの皿ばねを介設するボルト接合構造に比べて、ボルト軸方向の必要長さが短くてすみ、ボルトの軸方向長さが短くてすむ。
上記の構造において、前記ナットが部材側側面を一部切り欠いたナットを使用してもよい。
この場合、該ナットの切り欠き部を利用して、該ナットと部材間に、該ナット切り欠き部と部材との寸法より厚みのある皿ばねを緩み止め防止のため挿入する。これにより、より簡易な形状のナットにより、上記のボルト接合構造を実現することができる。
本発明は、以上のとおりのものであるから、ボルトの長さが短い場合であっても、十分な締結力を有するボルト接合を行うことができる。
次に、本発明の実施最良形態を図面に基づいて説明する。
図1に示す実施形態の部材のボルト接合構造において、1はアンカーボルト、2はナット、3は皿ばね、4は部材、5はコンクリート基礎である。アンカーボルト1はコンクリート基礎5に埋め込まれて固定されている。ナット2はナットが部材と接する側の外周側が切り欠かれている。円環状の皿バネ3の内径はナット2の切り欠かれている部分2bの径より大きくかつナット2の本体部分2aの径より小さい寸法であり、円環状の皿ばね3の厚みはナット2の切り欠き部分2bの高さより厚くなっている。
コンクリート基礎5の上に部材4が載置され、その上に皿バネ3を載置し、ナット2がアンカーボルト1に螺着される。ナット2の切り欠き部を介し皿バネ3が挟み込まれるため、従来のボルト、ナット、皿ばねによる接合構造よりもボルトの必要寸法が短くてすむ。
つまり、従来の接合方法では図3に示すように、アンカーボルトのナット頭部からのボルトの突出寸法B1と、ナット21の厚みB2と、皿ばね31の厚みB3、の合計寸法分アンカーボルトが部材4より上部に突出していることが必要であった。
しかし、本発明が提供するボルト接合構造では、図1に示すようにアンカーボルトのナット頭部からのボルトの突出寸法A1と、ナット2の厚みA2と、ナット2と部材4との隙間厚さA3、の合計寸法分アンカーボルトが部材4より突出しているだけでよい。
つまり、従来のボルト接合方法におけるボルトが部材より突出している寸法と比較すると、本発明が提供するボルト接合構造におけるボルトが部材より突出している寸法は、本発明が提供するボルト接合構造におけるナットと部材との隙間厚さと、従来の接合方法における皿ばねの厚みとの差(B3―A3)だけ、短くてすむことになる。
よって、ボルトの部材からの突出長さが少ない場合、特に建築物のアンカーボルトのように、コンクリートの基礎に埋め込まれ容易にボルトの交換ができない場合には、本発明の接合構造を使用することによって、必要な締結力を有する接合を実現することができる。
また、皿ばね3の厚みはナット2の切り欠き部分2bの高さよりも厚いため、ナット2の底部は部材4に直接接することなく皿ばね3を介して螺着されるため、皿ばね3はゆるみ止め防止効果を発揮することができる。
さらに、ナット2はボルト径に対応したナットより外径のみ径の大きなナットであり、該ナットにおいて部材と接する外周側が切り欠かれているだけで、該ナットの内径自体はボルト径に対応したナットの内径と異なることはなく、ボルトとナットが螺着するねじの締結寸法も通常のボルト接合構造と異なることはないので構造上必要なボルト径およびねじの締結寸法は確保されており、構造上締結力が劣ることはない。
以上に、本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、ナットは通常のボルト径に対応したナットよりも外径が大きなナットの一部を切り欠いたものを使用しているが、図4に示すように、ボルト径に対応したナットの側部に跳ね出し部を有するナットを使用してもよい。これにより通常の工具を使用して、ナットを締結することができる。つまり、多数のボルト接合部があるなかで、他のボルト接合部のボルトの締結に使用しているものと同じ工具を使用することができ、施工時に複数の工具を使い分ける手間を省くことができる。
また、上記実施形態では、コンクリート基礎に埋め込まれたアンカーボルトの接合構造について示したが、広く部材同士のボルト接合に用いられてもよい。
実施形態のボルト接合構造を示す断面正面図である。 その他の実施形態を示すボルト接合構造を示す断面正面図である。 ナット頭部側より十分にボルトが突出している、一般的なボルト接合構造を示す正面図である。 ナット頭部側からのボルトの突出が不十分な状態の、一般的なボルト接合構造を示す正面図である。
符号の説明
1・・・アンカーボルト
2・・・ナット
21・・・ナット
2a ・・・ナット上部
2b ・・・ナットの部材と接する側
3・・・皿ばね
31・・・皿ばね
4・・・部材
5・・・コンクリート基礎

Claims (2)

  1. 側面部に段付き部を有するナットと、該段付き部と部材との寸法より厚みのある皿ばねを用いる、部材のボルト接合構造。
  2. 部材側端部の外周側を切り欠いたナットを用いた請求項1に記載のボルト接合構造。
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