JP2007007507A - 塗装機とその回転霧化頭 - Google Patents

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村 孝 夫 野
Makoto Ichimura
村 誠 市
Yasushi Sato
藤 泰 佐
Satoshi Takeda
田 聡 竹
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Abstract

【課題】
回転霧化頭のリム部に塗料が衝突して生ずる凹凸の磨耗痕の形成を抑止して、塗料の微粒化品質を向上させると同時に、洗浄不良を起こさないようにする。
【解決手段】
管状回転軸(3)の先端に取り付けられた回転霧化頭(5)がアウターベル(6)とその内側に設けられるインナーベル(7)とを備え、管状回転軸(4)に挿通されたフィードパイプ(4)から供給される塗料をインナーベル(7)の背面側に形成された塗料室(8)からインナーベル(7)の正面側に広がるアウターベル(6)のリム部(10)に流出させてその先端で霧化させる回転霧化式の塗装機(1)において、インナーベル(6)をアウターベル(6)の背面開口部(12)に形成されたインナーベル取付台座(S)に取り付けることにより、その外周縁(7a)とアウターベル内周面(6a)との間に全周にわたって所定のクリアランスの環状スリット(16)が形成されるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、高速回転駆動される回転霧化頭に塗料を供給して霧化させる回転霧化式の塗装機とその回転霧化頭に関する。
図4は従来の回転霧化式の塗装機31を示し、内蔵されたエアモータ32の管状回転軸33に挿通されたフィードパイプ34から供給される塗料が,その先端に取り付けられた回転霧化頭35で回転霧化される。
この回転霧化頭35は、アウターベル36とその内側に設けられるインナーベル37とを備え、インナーベル37の背面側にフィードパイプ34から供給される塗料を一時貯留する塗料室38が形成され、インナーベル37の外周縁には塗料室38からの内周面に沿って多数の塗料流出孔39…が形成され、インナーベル37の正面側には塗料流出孔39…から流出した塗料を液膜状に展延させるリム部40が形成され、その先端に塗料を霧化させる霧化エッジ41が形成されている。
特開平8−155348号公報
ここで、アウターベル36の内面にインナーベル装着部42が形成され、外周縁に沿って塗料吐出孔39…が形成されたインナーベル37が装着部42に嵌め込まて、インナーベル37がアウターベル36に固定される。
これによれば、フィードパイプ34から供給された塗料は、塗料室38で遠心力の作用を受け、その周面に貫通形成された塗料流出孔39から遠心力によりアウターベル36のリム部40に流出して液膜状に流れ、その先端の霧化エッジ41で回転霧化される。
しかし、多数の塗料流出孔39…から流出した塗料がリム部40に勢い良く衝突するため、衝突する部分としない部分で凹凸の磨耗痕が形成されてしまい、その磨耗痕によって液膜の形成が抑えられるので塗料の微粒化に悪影響を与えるという問題があった。
また、洗浄液を供給して洗浄する場合に洗浄液も磨耗痕に沿って流れるので、磨耗していない部分に付着した塗料が洗浄し難く、洗浄不良を起こすおそれがあった。
そこで本発明は、回転霧化頭のリム部に凹凸の磨耗痕ができにくく、その結果、液膜の形成が阻害されずに塗料の微粒化に優れ、ひいては、凸部に付着した塗料の洗浄不良も起こさないようにすることを技術的課題としている。
この課題を解決するために、本発明に係る塗装機は、管状回転軸の先端に取り付けられた回転霧化頭がアウターベルとその内側に設けられるインナーベルとを備え、前記管状回転軸に挿通されたフィードパイプから供給される塗料をインナーベルの背面側に形成された塗料室からインナーベル正面側に広がるアウターベルのリム部に流出させてその先端で霧化する回転霧化式の塗装機において、前記インナーベルが、その外周縁とアウターベル内周面との間に全周にわたって環状スリットが形成されるように所定のクリアランスをもって配されると共に、アウターベルの背面開口部に形成されたインナーベル取付台座に取り付けられたことを特徴としている。
本発明によれば、塗料室を形成するインナーベルが、アウターベルの背面開口部に形成されたインナーベル取付台座に取り付けられて、アウターベル内周面との間に全周にわたって環状スリットが形成されており、塗料室に供給された塗料は、環状に配された多数の塗料流出孔からリム部に流出するのではなく、環状スリット全周から溢れるようにリム部に流出する。
したがって、リム部を流れる塗料はより均一の液膜となるので塗料の微粒化品質が向上する。
また、塗料の流出速度が遅くなりリム部を磨耗させにくくなるだけでなく、流出する塗料がリム部に衝突して磨耗することがあってもリム部の全周にわたって均一に磨耗するので、凹凸の磨耗痕が形成されることがない。
さらに、凹凸が形成されないので、環状スリットから流出される洗浄液によりリム部を均一に洗浄することができるという大変優れた効果を奏する。
本例では、回転霧化頭のリム部に凹凸の磨耗痕ができにくく、その結果、液膜の形成が阻害されずに塗料の微粒化に優れ、ひいては、凸部に付着した塗料の洗浄不良も起こさないようにするという課題を、インナーベルの外周縁とアウターベル内周面との間に全周にわたって環状スリットを形成することにより解決した。
図1は本発明に係る塗装機及びその回転霧化頭を示す断面図、図2はインナーベル取付台座の斜視図、図3はその断面図である。
図1に示す塗装機1は、内蔵されたエアモータ2の管状回転軸3の先端に、その回転軸3内に挿通されたフィードパイプ4から供給された塗料を霧化する回転霧化頭5が設けられて形成されている。
この回転霧化頭5は、管状回転軸3の先端に取り付けられるアウターベル6とその内側に設けられるインナーベル7とを備え、インナーベル7の背面側にはフィードパイプ4から供給される塗料を一時貯留する塗料室8が形成され、インナーベル7の正面側には前記塗料室8から流出した塗料を液膜状に展延させて先端の霧化エッジ9で微粒化して噴霧するアウターベル6のリム部10が拡がって形成されている。
アウターベル6の背面には、管状回転軸3に外装される筒状の装着部11が形成され、該装着部11の内側に形成された開口部12を通ってフィードパイプ4を塗料室8内に案内するようになっている。
そして、この開口部12には、フィードパイプ4の先端に位置するように塗料室8側に突出して、インナーベル取付台座Sが一体的に形成されている。
このインナーベル取付台座Sは、図2に示すようにドーム型に形成され、その頂点から周面に向って半径方向に延びる所要数(本例では4つ)のスリット13…が等角的に形成され、これらのスリット13…が交差する頂点にインナーベル取付ピン14を圧入嵌合する嵌合孔15が形成されている。
そして、インナーベル7は、その外周縁7aとアウターベル6の内周面6aとの間に全周にわたって環状スリット16が形成されるように、所定のクリアランスをもって前記台座Sに取り付けられている。
また、台座Sの周面は、前記スリット13…により分割されて回転フィン17に形成され、各フィン17は、回転方向前端面18から回転方向後方に向って先端が細くなる内側テーパ面19及び外側テーパ面20を有する略楔形に形成されている。
前端面18は半径方向に形成され、内側テーパ面19は台座Sの内周面21からその接線に沿って外側テーパ面20となる外周面に延びるように形成されている。
これにより台座Sは、フィードパイプ4から供給された塗料を回転フィン17の回転により塗料室8の周壁に向かって噴射するインペラ22となっている。
すなわち、回転霧化頭5を回転させながらフィードパイプ4から塗料を供給したときに、回転フィン17の内側テーパ面21に付着した塗料は、遠心力Fと、その遠心力Fにより塗料が内側テーパ面21に押し当てられるときの垂直抗力Fにより、反回転方向へ飛び出す力Fが作用し、これにより、第一リム面10に向って回転軸3と略直交する方向に噴射される。
また、回転フィン17の間から遠心力により飛び出そうとする塗料は、高速回転している回転フィン17の前端面18にぶつかってその回転により反力Fが生じ、この反力Fと遠心力Fにより反回転方向へ飛び出す合力Fが作用し、これにより、塗料室8の周壁に向かって噴射される。
以上が本発明の一構成例であって、次にその作用について説明する。
エアモータ2を起動すると、アウターベル6、インナーベル取付台座S(インペラ22)及びインナーベル7が一体となった回転霧化頭5が回転駆動される。
塗料は、フィードパイプ4からインナーベル取付台座S内に供給されるので、インペラ22の回転フィン17により塗料室8の周壁に向って噴射されると同時に、供給量が多い場合はスリット13…から溢れ、回転するインナーベル7により塗料室8の周壁に向って飛ばされる。
そして、塗料室8の周壁に付着した塗料は、遠心力によりアウターベル6の先端方向に移動され、インナーベル7の外周縁7aとアウターベル6の内周面6aとの間に形成された環状スリット16を通って塗料室8から押し出される。
このとき環状スリット16はその全周にわたって所定のクリアランスで形成されているので、塗料は環状スリット16の全周から溢れるようにリム部10に流出する。
したがって、リム部10を流れる塗料はより均一の液膜となるので塗料の微粒化品質が向上する。
また、小径の塗料流出孔を形成する場合に比して塗料の流出速度が遅くなりリム部10が磨耗し難くなるだけでなく、流出する塗料がリム部10に衝突することがあってもリム部10が全周にわたって均一に磨耗するので、凹凸の磨耗痕が形成されることがない。
さらに、リム部10に2凹凸の磨耗痕が形成されないので、フィードパイプ4から洗浄液を供給して洗浄する場合も、環状スリット10から洗浄液が均一に流出し、その表面を確実に洗浄することができる。
以上述べたように、本発明は、高速回転駆動される回転霧化頭を備えた回転霧化式の塗装機の用途に適用することができる。
本発明に係る塗装機及びその回転霧化頭の一例を示す断面図。 インナーベル取付台座を示す斜視図。 その断面図。 従来装置を示す断面図。
符号の説明
1 塗装機
2 エアモータ
3 管状回転軸
4 フィードパイプ
5 回転霧化頭
6 アウターベル
7 インナーベル
8 塗料室
9 霧化エッジ
10 リム部
12 背面開口部
S インナーベル取付台座
16 環状スリット
22 インペラ

Claims (4)

  1. 管状回転軸の先端に取り付けられた回転霧化頭がアウターベルとその内側に設けられるインナーベルとを備え、前記管状回転軸に挿通されたフィードパイプから供給される塗料をインナーベルの背面側に形成された塗料室からインナーベル正面側に広がるアウターベルのリム部に流出させてその先端で霧化する回転霧化式の塗装機において、
    前記インナーベルが、その外周縁とアウターベル内周面との間に全周にわたって環状スリットが形成されるように所定のクリアランスをもって配されると共に、アウターベルの背面開口部に形成されたインナーベル取付台座に取り付けられたことを特徴とする塗装機。
  2. 前記インナーベル取付台座が、フィードパイプから供給された塗料を塗料室周壁に向かって噴射させるインペラで形成された請求項1記載の塗装機。
  3. 塗装機に配された管状回転軸の先端に取り付けられるアウターベルとその内側に設けられるインナーベルとを備え、前記管状回転軸に挿通されたフィードパイプから供給される塗料をインナーベルの背面側に形成された塗料室からインナーベル正面側に広がるアウターベルのリム部に流出させてその先端で霧化する回転霧化頭において、
    前記インナーベルが、その外周縁とアウターベル内周面との間に全周にわたって環状スリットが形成されるように所定のクリアランスをもって配されると共に、アウターベルの背面開口部に形成されたインナーベル取付台座に取り付けられたことを特徴とする回転霧化頭。
  4. 前記インナーベル取付台座が、フィードパイプから供給された塗料を塗料室周壁に向かって噴射させるインペラで形成された請求項3記載の回転霧化頭。


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