JP2007007162A - Icコイン処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ICコインを貯留する容量を確保しつつコンパクト化した構造により遊技媒体貸出機等への組み込みに適したICコイン処理装置を提供する。
【解決手段】 ICコインに対し記録・再生等のデータ処理、貯留、発行、回収等の処理を行うICコイン処理装置であり、螺旋状に溝が形成された回転保持部材(131)をICコインのストック部(130)に設け、各螺旋溝にICコインを挟持して複数枚収容し得るようにするとともに、回転保持部材を正逆方向に回転制御してICコインの貯留及び搬出を簡易な構造で実現する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、コイン型の情報記録媒体であるICコインに対しデータの取得及び更新等の処理や、投入されたICコインの返却、回収並びにICコインの発行等の処理を行うICコイン処理装置に関し、より詳しくは、パチンコ機、スロットマシン等の遊技機に使用する遊技媒体を遊技者が所持するICコインの記録内容に基づいて貸し出しを行う遊技媒体貸出機等への組み込みに適したICコイン処理装置に関する。
一般に、パチンコ機、スロットマシンまたはアミューズメント機等の遊技機が設置されるホールにおいては、遊技客が現金若しくはプリペイドカードを投入するに応じて、遊技に使用するパチンコ玉やメダル等の遊技媒体を貸し出す、台間機と呼ばれる遊技媒体貸出機が各遊技機に隣接して設けられている。
ところで、近年、顧客会員制を導入するホールでは、従来の磁気カード等によるプリペイドカード若しくは会員カードに替わり、データ保護の対策が施された安全性の高いICチップを樹脂材で封止してコイン状に形成したICコインを金銭代用媒体として採用するシステムが提案されている(例えば特許文献1参照)。このシステムによれば、ICコインに記録された価額データを消費してパチンコ玉等の遊技媒体を遊技客に貸し出したり(プリペイド機能)、ICコインから読み取った会員IDに基づいて遊技客を当該ホールの会員として認証しサービスを提供することができる(会員サービス機能)。例えば、非会員の遊技客であっても価額データをICコインにチャージすることで遊技に繰り返し使用することができ、また、ICコインにより会員として認証された遊技客は、貯玉再プレイ、景品交換、ポイント加算、キャンペーン情報の提供などのサービスをホールから受けることができる。このように、遊技業界においては、様々な質の高いサービスを提供し得るICコインの用途拡大が期待されている。
ICコインは、所定の通信手続きを電磁波を介して行うことで、内部に埋め込まれたICチップに対し非接触でデータの記録(書き込み)と再生(読み取り)ができる。例えば、上述した台間機には、ICコインのデータの記録再生機能を有するユニット化されたICコイン処理装置が組み込まれ、ICコインの投入を受けて価額データまたは会員ID等の情報を読み取り、また精算の際には未使用分の価額をICチップに記録して再使用可能なICコインとして遊技者に返却している。また、この処理装置は、使用済みの(価額データがゼロとなった)ICコインを一旦貯留するとともに、貯留したICコインに新たな価額データを記録して発行する機能も要請される(例えば特許文献2参照)。すなわち、台間機に現金を投入した遊技客に対し、精算の際にその釣銭を現金ではなくICコインで返却できるようにするためである。
特開2003−019341号公報 特開2001−331834号公報
上述したように、台間機(遊技媒体貸出機)等に設けられるICコイン処理装置は、不足したICコインの補給を要せずに安定して発行処理ができるようにするために、その貯留する容量が大きいほど望ましい。その一方で、遊技媒体貸出機内の制約された設置スペースに組み込むことができるように、その構造もコンパクトであることが要求される。
本発明は、こうした課題に鑑みてなされたものであり、ICコインを貯留する容量を充分に確保できる一方でコンパクト化した構造により遊技媒体貸出機等への組み込みに適したICコイン処理装置を提供することを目的としている。
上述の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、ICチップを内蔵してコイン状に形成した情報記録媒体であるICコインに対し無線通信によりデータの読み取り及び書き込み処理を行うデータ処理手段を備えるICコイン処理装置であって、正逆回転可能に制御される円柱状の回転体の外周にICコインを挟持し得る螺旋溝が形成された回転保持部材を備え、前記回転保持部材の一つの面側に位置する複数の螺旋溝にICコインを挟持し、当該ICコインをその板厚方向に複数枚収容するように構成したことを特徴とする。
請求項1に記載のICコイン処理装置によれば、回転保持部材の外周面に形成した一側の螺旋溝にそれぞれICコインを挟持させることで、複数枚のICコインをその板厚方向に重ねて収容することができる。したがって、貯留スペース内に従来よりも多くのICコインを貯留することができ装置のコンパクト化が図られる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のICコイン処理装置であって、前記回転保持部材の一つの螺旋溝に臨む所定位置においてICコインを保持し、前記回転保持部材を正方向に回転させてICコインを保持しながら当該回転軸に沿う第1方向に移動させた後、前記所定位置において他のICコインを更に保持することで順次、複数枚のICコインを収容するように構成し、当該回転保持部材を逆方向に回転させて保持しているICコインを前記第1方向とは逆の第2方向に移動させ、前記所定位置に移動したICコインを当該所定位置で搬出するように構成したことを特徴とする。
請求項2に記載のICコイン処理装置によれば、回転保持部材を正方向に回転させて所定位置から順次ICコインを保持し、また、回転保持部材を逆方向に回転させて保持したICコインを当該所定位置において順次搬出する。このように、回転保持部材を回転制御するのみで、同一の位置においてICコインの収容及び搬出をすることができ、ICコインの貯留容量を確保しながら簡素化した機構により装置をコンパクトに構成することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のICコイン処理装置であって、前記回転保持部材を前記正方向に回転させ、当該回転保持部材の前記第1方向の終端においてICコインを掃き出して回収するように構成したことを特徴とする。
請求項3に記載のICコイン処理装置によれば、回転保持部材の長さ寸法に至るまでICコインを重ねて収容し、また当該長さ寸法を超えて収容できないICコインを掃き出して回収する。このように、回転保持部材の回転機構のみで、一定許容枚数のICコインを貯留することができ、ICコインの貯留容量を確保しながら簡素化した機構により装置をコンパクトに構成することができる。
上述したように、本発明のICコイン処理装置によれば、回転保持部材の外周に形成した一側の螺旋溝にそれぞれICコインを挟持させることで、複数枚のICコインをその板厚方向に重ねて収容することができる。したがって、貯留スペース内に従来よりも多くのICコインを貯留することができる。また、螺旋溝が形成された回転保持部材を回転制御するのみで、同一の位置においてICコインの収容及び搬出を可能にし、更に一定枚数以上のICコインを回収できるので、ICコインの貯留容量を確保しながら簡素化した機構により装置をコンパクトに構成することができる。したがって、ICコインを金銭代用媒体として扱う遊技媒体貸出機等の装置機器への組み込みに好適となる。
以下、本発明の好適な実施形態を図面を参照しながら説明する。まず、パチンコホール等の遊技店舗に設けられ、本発明に係るICコイン処理装置が組み込まれた台間玉貸機を含む遊技施設について説明する。
図1は、パチンコホール等に設けられる遊技施設の構成を表すネットワークシステム図である。一般にホールの遊技スペースには、複数台のパチンコ機10と、パチンコ玉を遊技機へ払い出す台間玉貸機20を各パチンコ機10に隣接して設置することにより、パチンコ機の遊技島が構成されている。他にスロットマシン30についても、それぞれに隣接して台間メダル貸機40を設置し、遊技島が構成される。複数の遊技機を一列に配置した遊技島の一端には、大当たり等の各遊技機の稼動状態を監視し、また各台間機による売上げ等を集計する島制御装置を収容する島端ボックス15、35が設置されている。なお、島制御装置は、各台間機をホール内に敷設された通信回線50に回線接続するための中継器としても機能する。
遊技スペースの適宜の場所には、投入された現金の金額を価額データ(電子マネー)としてICコインに記録して発行するICコイン発行機60と、ICコインが保有する価額を現金で払い戻すICコイン精算機70とが設置される。ICコイン発行機60により発行されたICコインはプリペイド機能を有し、ホールの会員または非会員に関わらずICコインを用いてパチンコ玉等の遊技媒体を取得することができる。なお、詳細は後述するが、本発明に係るICコイン処理装置100を備える台間玉貸機20においても新規にICコインを発行する機能を有している。
また、貯玉再プレイ、マイレージポイントの管理及び景品交換等の会員を対象とするサービスの提供を実現するための会員管理コンピュータ80、玉計数機81、POS端末82等が通信回線50を介して相互に回線接続されている。
会員管理コンピュータ80は、磁気ディスク装置等の情報記録装置に、例えば各会員の会員IDごとに属性情報を対応づけて作成した会員管理ファイルを更新可能に記録管理している。記録管理される会員の属性情報としては、その会員が再プレイをするためにホールに預けた貯玉のデータ、遊技をするごとに加算されるマイレージポイント、会員を個人認証するためのパスワード(暗証番号)等の会員情報の他に、氏名、生年月日、メールアドレス、趣味等の個人情報も含まれる。
玉計数機81は、遊技終了時に余ったパチンコ玉を再プレイ可能な貯玉としてホールに預けるための装置であり、投入されたパチンコ玉の個数を高速で計数する計数部と、遊技客が所持する会員用のICコインから会員IDを読み取るICコイン処理部とを備えている。すなわち、遊技客がICコインを玉計数機81にセットし、余ったパチンコ玉を上面の玉投入口から投入すると、計数部が計数したパチンコ玉の個数及びICコイン処理部が読み取った会員IDの情報を付加して貯玉要求の信号を会員管理コンピュータ80へ送信する。会員管理コンピュータ80は、貯玉要求の受信に応じて当該会員IDに基づく貯玉数のデータを受信した計数値だけ加算して会員管理ファイルを更新する。これにより、当該遊技客会員は、余ったパチンコ玉をホールに貯玉し、後日、預けた貯玉を使って再プレイ及び景品交換等のサービスを受けることができる。
POS端末82は、通常、ホールの景品交換カウンタに設置され、例えばタッチパネル式の液晶表示部とキーボード及びバーコードリーダとを有するレジ機であり、セットされたICコインから情報を読み取って遊技客を会員として認証をするための会員認証機82aが接続されている。
例えば、遊技客会員が貯玉を景品に交換する場合には、会員用として本人が所持しているICコインを会員認証機82aにセットし、キーボードにパスワードを入力する。POS端末82は、会員認証機82aがICコインから読み取った会員IDと、キーボードに入力されたパスワードとを付加して認証要求の信号を会員管理コンピュータ80へ送信する。会員管理コンピュータ80は、受信した会員IDとパスワードとを上述の会員管理ファイルを参照して照合し、これらが対応関係を有していれば当該遊技客を会員として認証する。そして、会員管理ファイルからそのその会員が保有する貯玉数データを会員の情報とともにPOS端末82へ返信する。
POS端末82は、受信した貯玉数データをレジ機に表示させるとともに、その貯玉数の範囲内で交換可能な景品のリスト等を表示させる。当該会員である遊技客が表示された景品リストのなかから欲しい景品をタッチパネルで選択するか、または遊技客が申し出る景品のバーコードをバーコードリーダで読み取らせることで、POS端末82は、会員管理コンピュータ80に対し貯玉の決済(当該景品の交換価額に相当する貯玉数データの消費)を要求する信号を送信する。そして、POS端末82が会員管理コンピュータ80から決済完了の信号を受信することにより、景品を遊技客に引き渡して交換が成立する。
本発明に係るICコイン処理装置は、ICコインを扱う上述したICコイン発行機60、ICコイン精算機70、玉計数機81、POS端末82に付帯する会員認証機82a等の機器装置に組み込んで適用することができるが、ここでは一例として、ICコインに記録した価額データに基づいてパチンコ玉の貸し出しを行う台間玉貸機20に内蔵される実施形態を説明する。
図2は、台間玉貸機20の前面外観を表した正面図、図3は、台間玉貸機20の内部構成を表した側面図である。なお、台間玉貸機20は、前面の化粧板として一体形成される縦長のフロントマスク21と、金属フレームからなる矩形の筐体29とを備えている。
まず、図2を参照して、台間玉貸機20のフロント構造を説明する。台間玉貸機20のフロントマスク21の上段位置には、遊技客がパチンコ玉を取得する際に紙幣を投入するための紙幣投入口22と、ICコインを投入するためのICコイン投入口23とが形成されている。また、ICコイン投入口23の下方に返却または発行したICコインを排出するICコイン返却口24が配置され、排出したICコインを受けて遊技客が取り出し易いように上側を開放して保持する受け部24aが形成されている。
また、ICコイン返却口24の下方に、紙幣またはICコインの投入により現在使用可能な金額残高(異常の場合にはエラーコード等)を表示する7セグLEDからなる残高表示部25と、パチンコ玉の貸し出しを指示するための押圧スイッチである貸出スイッチ26と、残高を精算して釣銭の替わりにICコインを返却させる指示するための押圧スイッチである返却スイッチ27とが配置されている。
フロントマスク21のほぼ中段の位置には、貸し出し操作に応じて所定数のパチンコ玉をパチンコ機(10)の受け皿へ排出するための玉払出ノズル28が水平方向に揺動自在に取り付けられている。
図3を参照し、台間玉貸機20の筐体29内の上部には、紙幣投入口22から投入された紙幣の真偽及び金額を識別する紙幣識別装置230が設けられる。紙幣識別装置230の背面側には、真正であると識別した紙幣を排出し、島設備のひとつである図示しない紙幣搬送装置へ排出するための紙幣出口231が形成されている。
紙幣識別装置230の下方には、本発明に係るICコイン処理装置100が配置されている。詳細は後述するが、ICコイン処理装置100は、投入されたICコインが記録する価額データを読み取る機能と、ICコインを所定の枚数まで貯留(ストック)し、オーバーフローしたICコインを下方の回収タンク190へ落下させて回収する機能と、残高を価額データとして記録してICコインを発行する機能等を備えている。なお、ICコイン処理装置100は、CPU、ROM、RAM等を回路基板に実装するマイコンベースのICコイン制御基板180により動作制御される。
筐体29内の下部スペースには、玉払出ユニット220と、玉払出制御基板210と、通信ユニット240が配置されている。玉払出制御基板210もCPU211、ROM212、RAM213等の電子部品を備えるマイコンから形成された制御基板であり、主として玉払出ユニット220に対しパチンコ玉の払い出し制御を行っている。
図4は、台間玉貸機20に内蔵される上述の機器ユニット間の回路構成を表したブロック図である。同図によれば、玉払出制御基板210には、紙幣識別装置230、ICコイン制御基板180、玉払出ユニット220、通信ユニット240等の機器ユニットと、フロントマスクに配置した残高表示部25、貸出スイッチ26、返却スイッチ27等がハーネスを介して電気的に接続されている。ICコイン処理装置100は、ICコイン制御基板180を介して玉払出制御基板210に接続している。また、台間玉貸機20に隣接するパチンコ機(10)に対しても、玉払出制御基板210は制御信号の送受信を可能に接続され、パチンコ機側に設けた図示していない、例えば貸出スイッチ、返却スイッチ等のスイッチ信号(貸出スイッチ信号、返却スイッチ信号)が入力される。なお、ここでは、貸し出し動作の際に玉払出制御基板210が玉払出ユニット220を駆動して玉払出ノズル(28)からパチンコ玉を遊技機側に排出する実施形態を説明しているが、適用される遊技機システムの形態に応じて玉払出制御基板210が玉払出制御信号を遊技機側に出力することにより、パチンコ玉を遊技機内で内部放出させることもできる。
かかる構成の台間玉貸機20の動作の概要を説明する。遊技客が紙幣投入口22から紙幣を投入することにより、紙幣識別装置230は、その紙幣の真偽を判別しその金額を識別する。紙幣識別装置230は紙幣を真正であると判定すると、その金額情報を示す真券信号を玉払出制御基板210へ送信する。真券信号は、具体的には金額に応じた回数のパルス信号として出力される。玉払出制御基板210のCPU211は、真券信号をカウントし、RAM等の所定のメモリ領域に記憶した残高データに加算する。すなわち、残高データは、パチンコ玉を取得するために遊技客が台間玉貸機20に預けた金銭的な価値に相当する。
また、ICコイン投入口23からICコイン処理機100内にICコインが投入されると、ICコイン制御基板180は、そのICコインに記録されている価額データを読み取り、玉払出制御基板210に送信して残高データを更新させる。なお、残高データとして記憶された使用可能な金額情報は残高表示部25により遊技客に表示される。
玉払出制御基板210のCPU211は、フロントマスク21に設けられた貸出スイッチ26の作動(若しくは貸出スイッチ信号)を検知すると、所定個数のパチンコ玉を払い出すべく玉払出ユニット220を制御する。すなわち、玉払出制御基板210は、回転することでパチンコ玉を1個づつ順次放出する玉払出手段である玉払出ロータを回転駆動し、玉払出ロータの出口に設けた玉払出センサにより検知される払出玉数が上記個数に達した時に当該玉払出ロータの駆動を停止する制御を行っている。
また、玉払出制御基板210のCPU211は、返却スイッチ27が押圧操作されることにより生成される返却スイッチ信号をICコイン制御基板180に転送し、ICコイン処理装置100に対し後述するICコインの返却処理を実行させる。
なお、通信ユニット240は、ホールのローカルの通信回線50に回線接続しており、当該台間玉貸機20における入出金等の売上に関する情報がホールコンピュータ等の管理制御装置へ随時、送信されるようになっている。
ここで、本発明のICコイン処理装置100が取り扱う対象であるICコインについて若干その構造を説明する。図5(a)に示される外観形状のICコイン90は、例えばABS(アクリロニトリル・ブタジェン・スチレン)からなる2枚の樹脂円板によりICチップ91を挟んで封着し、広く使用されているコインとほぼ同寸法に形成した情報記録媒体である。樹脂のみでは、通常の硬貨に比較して軽量であるため転動性が不足し、また端部が欠けやすいといった課題があり、このため外周縁部をステンレスまたは真鍮等の非磁性の金属材料で環状に被覆形成している。
ICコイン90のほぼ中心部に埋め込まれるICチップ91は、セラミックスからなる薄い基板部材の表面に銅の配線パターンを接着若しくは厚膜印刷により形成し、そこに、MPU(マイクロプロセッサ)や不揮発メモリ等のベアチップICと、微細な導線をコイル状に巻いて形成したアンテナ部材等を実装しモジュール化して構成したものである。
すなわち、ICチップ91は、例えば図5(b)に示すように、アンテナ92と、変復調回路(CODEC)93と、MPU94と、EEPROM等のフラッシュメモリであるメモリ95等を備えて回路が構成されている。MPU94は、アンテナ92を介して外部から読出要求の信号を受けると、メモリ95に記憶するデータを変復調回路93により所定の変調方式でコード化し、同じくアンテナ92を介してデータを外部に送信する。また、MPU94は、所定の書込要求の信号を受けると、変復調回路93によりデータをデコードしメモリ95に記憶する制御を行う。これにより、ICコイン90は、電磁波を利用して外部から非接触で記憶データの読み取り、及び書き込み処理が可能となっている。
なお、メモリ95は、バックアップ電流を供給しなくてもデータを保持し続けることが可能なEEPROM等の不揮発メモリであるとともに、データの読み取り・書き込み動作に必要な電力がアンテナ92を介した電磁誘導作用により外部から供給される。このため、ICコイン90は、バッテリーを搭載せずとも半永久的に使用することができる構成となっている。
次に、本発明のICコイン処理装置100の構造を説明する。ここで、図6は、サイドカバーを取り外した状態で主に内部の構造を表したICコイン処理装置100の側面図、図7は、図6に示されるA−A線で切断した矢視断面図である。なお、本実施形態では、台間玉貸機20内にICコイン処理装置100が組み込まれた際に、フロントマスク21に形成したICコイン投入口23及びICコイン返却口24がICコイン処理装置100の投入口111及び返却口121にそれぞれ位置整合する。
まず、図6を参照し、ICコイン処理装置100は、樹脂または金属材料から形成される矩形状の基体101の内側面に、ICコインの直径相当の溝幅と、ICコインの板厚相当の深さを有する凹状の溝が連続して画成され、これにより、ICコインを垂直に立てた姿勢で径方向に搬送し得るコイン通路が形成されている。
コイン通路は、導入路110と返却路120とに概ね分けられる。導入路110は、前面側の投入口111を始端とし若干の下り傾斜を有して後述するストック部130へ連通し、他方、返却路120は、ストック部130から分岐して若干の下り傾斜を有して上述の投入口111より下方に形成される返却口121へ連通して形成されている。また、返却路120のストック部130から分岐する側に、ICコインとデータの送受信を行う送受信アンテナ141が配置されたRW(リードライト)処理部140が形成されている。
導入路110を構成する基体101の溝底面には、通路内へ突出及び退避可能に制御され、突出した状態ではICコインの搬送を規制するピン状の投入口ストッパ112、及びゲートストッパ133が設けられている。投入口ストッパ112は投入口111に近接する位置に設けられ、通路内へ突出することでICコインの装置内への受け入れを禁止する。ゲートストッパ133はストック部130側に設けられ、突出した状態ではICコインの貯留を禁止し、且つストック部130に貯留されたICコインの搬出を規制する。
また、返却口121に近接する返却路120の溝底面には、同じく通路内へ突出及び退避可能に制御される返却口ストッパ122が設けられ、通路内へ突出することにより、ICコインの機外への排出を規制し、送受信アンテナ141を介したデータ処理が可能な位置であるRW処理部140にICコインを保持する。
なお、投入口ストッパ112と返却口ストッパ122は、コイン通路から退避する方向に図示しないバネ等により常時付勢され、ゲートストッパ133は、コイン通路内へ突出する状態で常時付勢されている。各ストッパは、基体101に取り付けた図示しない直動型のソレノイドで突出または退避状態に制御される。すなわち、各ソレノイドに所要の電流を供給し駆動させることにより、投入口ストッパ112及び返却口ストッパ122はコイン通路内へ突出し、ゲートストッパ133はコイン通路から退避するように動作する。図面では説明の便宜上、これらのストッパ112、122、133がコイン通路から退避している状態を白抜きで示し、コイン通路に突出する状態を黒塗りで示している。
導入路110及び返却路120を構成するそれぞれの溝底面には、反射型の光学センサである投入口センサ113、返却口センサ123が設けられている。これらのセンサは、ICコインによって反射した光を受光して作動する。すなわち、投入口センサ113は導入路110を通過するICコインを検知し、同様に返却口センサ123は返却路120を通過するICコインを検知する。
また、導入路110と返却路120とが分岐する側に固定された支軸152に対し切換プレート151が回動可能に軸着され、当該切換プレート151の下側面には、所定のストロークで動作する直動型のソレノイド153が連結されている。ソレノイド153がオフの状態ではそのロッドが縮退し、切換プレート151は、返却路120側に傾斜して当該返却路120の下側壁をなす位置にある。ソレノイド153を駆動させるとロッドが伸長し、切換プレート151は、ストック部130側に傾斜して導入路110の下側壁をなす位置に切り換えられる。
ストック部130を形成するICコインの収容スペースには、上述したコイン通路の搬送方向に対して直交する回転軸を有する回転保持部材131が回転可能に設けられている。回転保持部材131は、基体101に固定された回動モータ132により正逆回転しその回転位置が制御される。
回転保持部材131は、図7に示されるように、円柱の外周面にICコインの板厚よりも若干幅が広い螺旋状の溝部(螺旋溝)が等ピッチで形成されている。回転保持部材131の前面側に位置する切換プレート151上にICコインが立てられた状態で各螺旋溝に挟持されることで、複数枚のICコインをその板厚方向に収容できるように構成されている。また、ICコインを各螺旋溝に挟持した状態で回転保持部材131を正逆方向に回転させることで、これらICコインを回転軸方向に往復搬送できるように構成されている。
また、切換プレート151が返却路120側に傾倒動作したときに、仕切り板116よりも外側のICコインが回転保持部材131から離脱して落下しないようにするために、断面円弧状の保持プレート134が回転保持部材131の前面上側を囲繞するように設けられている。
なお、切換プレート151の幅は、コイン通路からみて回転保持部材131の外側の端部から1ピッチの螺旋溝分だけ短く形成されている。これにより、回転保持部材131は、最も外側に挟持したICコインを切換プレート151の端部から落下させ、一定枚数以上のICコインを掃き出すようにしている。
導入路110を構成する基体101の溝底部には、投入口111側からストック部130側へ次第に突出するテーパ面を有する2箇所の枕部114a、114bが形成されている。各枕部114a、114bは、回転保持部材131の螺旋溝の角度に合わせて突出量が異なっており、ICコインをテーパ面に沿って円滑に回転保持部材の131の螺旋溝に挿入できるようにしている。なお、RW処理部140にあるICコインを切換プレート151で持ち上げて導入路110側へ円滑に移動させるために、各枕部114a、114bのRW処理部140側にもテーパ面が形成されている。
次に、図8を参照し、ICコイン処理装置100の制御システムを説明する。図8によれば、ICコイン制御基板180には、送受信アンテナ141を介して上述のRW処理部140に保持されたICコインCから記録データを取得する処理を行うデータ読取部142と、当該ICコインCにデータを記録する処理を行うデータ書込部143とが接続されている。また、ICコイン制御基板180には、回転保持部材131の駆動手段としての回動モータ132を制御するためのモータ制御部135と、回動モータ132に内蔵され、回動モータ132の回転角を検出して回転保持部材131の回転角を位置制御するためのロータリエンコーダ132aが接続されている。
また、ICコイン制御基板180には、切換プレート151を傾倒動作させその角度を切り換えるソレノイド153と、投入口ストッパ112、返却口ストッパ122及びゲートストッパ133を突出または退避させる各ソレノイド115、124、136が接続されている。更に、ICコイン制御基板180には、投入口センサ113及び返却口センサ123が接続され、これらセンサによるICコインの検知信号が入力される。
また、既に述べたように、台間玉貸機20の玉払出制御基板210がICコイン制御基板180と通信可能に接続され、貸出スイッチ26が操作されることによる貸出スイッチ信号、及び返却スイッチ27が操作されることによる返却スイッチ信号等が玉払出制御基板210を経由してICコイン制御基板180へ入力される。逆にICコイン制御基板180は、データ読取部142がICコインから読み取った価額データを玉払出制御基板210に送信して残高データを更新させ、また更新した残高データを残高表示部25に数値表示させる。
次に、かかる構造のICコイン処理装置100の動作をフローチャートに従って説明する。なお、ICコイン処理装置100を制御するICコイン制御基板180は、玉払出制御基板210と連携して台間玉貸機20による玉払い出し等の処理を実行している。したがって、ここでは、ICコイン処理装置100の動作を台間玉貸機20の動作との関連を交えて説明する。
図9は、台間玉貸機20のICコイン投入口23を介して1枚のICコインが投入された場合における処理フローを示している。また、図10は、ICコインが投入されたときの動作を表したICコイン処理装置100の側面図である。
まず、台間玉貸機20が新たなICコインを受け入れる準備状態にあるとき、ICコイン制御基板180のCPU181は、ソレノイド124を駆動して返却口ストッパ122を返却路120内に突出させる(ステップS101)。
図10に示されるように、投入口111より1枚のICコインC0が投入されると、導入路110を転動しながら落下し、突出するゲートストッパ133に衝突等して阻まれ、結局、突出する返却口ストッパ122に支持されてRW処理部140に保持される。投入口センサ113がICコインC0の投入を検知すると(ステップS102)、CPU181はソレノイド115を駆動し、投入口ストッパ112を導入路110に突出させ、更なるICコインの投入を一時的に禁止する。
RW処理部140に保持されたICコインC0に対し、ICコイン制御基板180のデータ読取部142は、送受信アンテナ141を介して価額データ、会員ID等の記録データを読み取る(ステップS103)。データ通信が不調の場合、若しくは読み取ったデータが不適な場合(ステップS104:NO)、CPU181はソレノイド124をオフにして返却口ストッパ122を退避させ(ステップS105)、ICコインC0を返却口121、ICコイン返却口24を介して機外に排出する。そして、CPU181は、返却口センサ123の作動を待って再び返却口ストッパ122を突出させ、また投入口ストッパ112を退避させて、ICコインの受け入れを準備する。
ICコイン制御基板180のCPU181は、読み取ったデータが所定の形式(フォーマット)を有し正規のICコインであると判断すると(ステップS104:YES)、当該価額データを玉払出制御基板210へ送信する(ステップS106)。このとき、玉払出制御基板210は、所定のメモリ領域に記憶されている残高データに当該価額データが示す金額を加算して更新する。
また、ICコイン制御基板180のデータ書込部143は、ICコインC0の価額データをゼロにクリアする処理を行う(ステップS107)。そして、後述するストック及び回収処理のプログラムを起動し(ステップS108)、当該ICコインC0をストック部130に貯留(追加収容)する。
このように、価額データを保有するICコインが受け付けられ、または台間玉貸機20に紙幣が投入されて、玉払出制御基板210のRAM(残高データ)に使用可能な残高が記憶されている場合(ステップS109:YES)、玉払出制御基板210は、貸出スイッチ26の操作を検知すると(ステップS110:YES)、既に述べたように玉払出ユニット220を制御して、所定個数のパチンコ玉を玉払出ノズル28を介してパチンコ機10へ放出させる(ステップS111)。そして、貸し出しにより消費した分の金額を残高データから差し引いて更新する。
また、玉払出制御基板210を経由して、返却スイッチ27の操作信号(返却スイッチ信号)がICコイン制御基板180に入力されると、CPU181は、後述するICコイン返却処理のプラグラムを起動して(ステップS113)、残高データを精算しICコインを発行させる処理を行う。
次に、図9に示したフローチャートのステップS108において起動されるストック及び回収処理の詳細を説明する。ここで、図11は、ICコイン制御基板180のCPU181が実行するストック及び回収処理のフローチャートである。同図を参照し、プログラムが起動されると、CPU181はソレノイド153を駆動し、切換プレート151をストック部130側へ倒す(ステップS201。また、ソレノイド136を駆動してゲートストッパ133を退避させる(ステップS202)。
このとき、RW処理部140に保持されていたICコインC0は、切換プレート151が傾倒動作することで導入路110側に持ち上げられ、更にストック部130側へ傾斜する切換プレート151上を転動しながら落下して、回転保持部材の131の最もコイン通路側に位置する1つの螺旋溝に導入される(図12参照)。
ICコイン制御基板180のCPU181は、回動モータ132を駆動制御して回転保持部材131を正回転、すなわち、螺旋溝を1ピッチだけコイン通路側からみて外側に移動させる(ステップS203)。この動作に伴って、ICコインC0は、回転保持部材131の螺旋溝に挟持されたまま切換プレート151上を外側方向に1ピッチ分だけ移動し、ストック部130に収容される。
このとき、図13に示される例のように、回転保持部材131により搬送されたICコインC2が回転保持部材131の終端に達し、切換プレート151の端部を超えると落下して図示しない回収タンク(190)に回収される。このように、回転保持部材131の軸方向の長さ寸法に至るまでICコインを重ねて収容し、また当該長さ寸法を超えて収容できないICコインを排出させることで、一定の許容枚数の範囲内でICコインをストック部130に貯留するようにしている。
CPU181は、ICコインC0を回転保持部材131に追加収容した後、ソレノイド136をオフにしてゲートストッパ133を突出させ(ステップS204)、またソレノイド153をオフにして切換プレート151を返却路120側へ傾倒させる。これにより、新たなICコインの受け入れ可能な状態にする。
このように、回転保持部材131の一の螺旋溝に臨む導入路110からICコインを順次挟持して、複数のICコインをその板厚方向に重ねて収容することで、ストック部130の貯留スペース内に従来よりも多くのICコインを貯留することができる。また、回転保持部材131が回転することで、一定枚数以上のICコインを掃き出して回収することができ、ストック部130の機構を簡素化することができる。
次に、図9に示したステップS113において起動されるICコイン返却処理を説明する。ここで、図14は、ICコイン制御基板180のCPU181が実行するICコイン返却処理のフローチャートである。また、図15と図16は、ICコインを返却(事実上は発行)する動作を表したICコイン処理装置100の側面図である。
返却スイッチ27が押圧操作され、返却処理のプログラムが起動されると、CPU181は、まずソレノイド124を駆動し返却口ストッパ122を通路内に突出させる(ステップS301)。同時に回転保持部材131を逆回転、すなわち、螺旋溝を1ピッチだけコイン通路側に移動させる(ステップS302)。これにより、回転保持部材131の螺旋溝に挟持された最も内側のICコインC0が導入路110の位置へ搬送される。
そして、CPU181は、ソレノイド136を駆動しゲートストッパ133を退避させる(ステップS303)。これにより、回転保持部材131に臨むコイン通路が開放し、回転保持部材131の螺旋溝に挟持された最も内側のICコインC0が、返却路120側に傾斜する切換プレート151上を転動落下し、返却口ストッパ122に支持されてRW処理部140に保持される(図15参照)。
この状態で、ICコイン制御基板180のCPU181は、玉払出制御基板210から残高データを取得し、価額データに換算して当該ICコインC0に記録する(ステップS304)。同時に、玉払出制御基板210のCPU211は、残高データをゼロにクリアする。
そして、CPU181は、ソレノイド124をオフにして返却口ストッパ122を退避させることで、価額データを記録したICコインC0を返却口121より排出し、遊技客に返却する(図16参照)。
このように、返却操作がされると、台間玉貸機20に残された残高が現金ではなく再使用可能なICコインとして発行される。
本実施形態のICコイン処理装置100によれば、ストック部130に正逆回転制御可能に設けた回転保持部材131の一の螺旋溝にICコインを順次挟持させることで、複数枚のICコインをその板厚方向に重ねて収容することができる。したがって、ストック部130内の貯留スペースに従来よりも多くのICコインを収容することができる。
また、回転保持部材131を正逆回転制御することにより、ICコインの貯留及び搬出、更には一定以上枚数のICコインを回転保持部材131の終端から掃き出して回収することができるため、装置機構が簡素化し、ICコインの貯留容量を確保しつつ全体をコンパクトに構成することができる。したがって、台間玉貸機20等の制約された狭い筐体内スペースに設置する場合でも好適に対応することができる。
本発明のICコイン処理装置は、遊技関連施設の他にも、例えばICコインにポイントサービス機能を付加したコインランドリー等、金銭代用媒体としてICコインを取り扱う商品販売機、またはサービスを提供する施設等に広く適用できるものと考えられる。
図1はパチンコホールに設けられる遊技施設の構成を表したネットワークシステム図である。 図2は台間玉貸機の前面外観を表した正面図である。 図3は台間玉貸機の内部構成を表した側面図である。 図4は台間玉貸機に内蔵される機器ユニット間の回路構成を表したブロック図である。 図5(a)はICコインの外観を表した図であり、図5(b)はICコインに内蔵されるICチップの回路ブロック図である。 図6はICコイン処理装置100の内部の構造を表した側面図である。 図7は図6に示されるA−A線で切断した矢視断面図である。 図8はICコイン処理装置の制御システムを表した回路ブロック図である。 図9はICコインが投入されたときに起動されるプログラムに従って制御される主にICコイン処理装置の動作を表したフローチャートである。 図10はICコインが投入されたときの一動作を表したICコイン処理装置の側面図である。 図11はストック及び回収処理におけるICコイン処理装置の動作を表したフローチャートである。 図12はストック及び回収処理におけるICコイン処理装置の一動作を表したICコイン処理装置の側面図である。 図13は図6に示されるA−A線で切断したICコイン処理装置の矢視断面図であり、ICコインを回収する際の一動作を表した図である。 図14は返却処理におけるICコイン処理装置の動作を表したフローチャートである。 図15はICコインを発行(返却)する一動作を表したICコイン処理装置の側面図である。 図16はICコインを発行(返却)する一動作を更に表したICコイン処理装置の側面図である。
符号の説明
10…パチンコ機 20…台間玉貸機
21…フロントマスク 22…紙幣投入口
23…ICコイン投入口 24…ICコイン返却口
25…残高表示部 26…貸出スイッチ
27…返却スイッチ 28…玉払出ノズル
29…筐体 50…通信回線
60…ICコイン発行機 70…ICコイン精算機
80…会員管理コンピュータ 81…玉計数機
82…POS端末 82a…会員認証機
90…ICコイン 91…ICチップ
100…ICコイン処理装置
101…基体 110…導入路
111…投入口 112…投入口ストッパ
113…投入口センサ 115…ソレノイド
116…仕切り板 120…返却路
121…返却口 122…返却口ストッパ
123…返却口センサ 124…ソレノイド
130…ストック部 131…回転保持部材
132…回動モータ 133…ゲートストッパ
134…保持プレート 135…モータ制御部
136…ソレノイド 140…RW処理部
141…送受信アンテナ 142…データ読取部
143…データ書込部 151…切換プレート
152…支軸 153…ソレノイド
180…ICコイン制御基板 181…CPU
182…ROM 183…RAM
210…玉払出制御基板 211…CPU
212…ROM 213…RAM
220…玉払出ユニット 230…紙幣識別装置

Claims (3)

  1. ICチップを内蔵してコイン状に形成した情報記録媒体であるICコインに対し無線通信によりデータの読み取り及び書き込み処理を行うデータ処理手段を備えるICコイン処理装置であって、
    正逆回転可能に制御される円柱状の回転体の外周にICコインを挟持し得る螺旋溝が形成された回転保持部材を備え、
    前記回転保持部材の一つの面側に位置する複数の螺旋溝にICコインを挟持し、当該ICコインをその板厚方向に複数枚収容するように構成したことを特徴とするICコイン処理装置。
  2. 前記回転保持部材の一つの螺旋溝に臨む所定位置においてICコインを保持し、前記回転保持部材を正方向に回転させてICコインを保持しながら当該回転軸に沿う第1方向に移動させた後、前記所定位置において他のICコインを更に保持することで順次、複数枚のICコインを収容するように構成し、
    当該回転保持部材を逆方向に回転させて保持しているICコインを前記第1方向とは逆の第2方向に移動させ、前記所定位置に移動したICコインを当該所定位置で搬出するように構成したことを特徴とする請求項1に記載のICコイン処理装置。
  3. 前記回転保持部材を前記正方向に回転させ、当該回転保持部材の前記第1方向の終端においてICコインを掃き出して回収するように構成したことを特徴とする請求項2に記載のICコイン処理装置。
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