JP2007003919A - 拡大表示シート - Google Patents

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市郎太 宮木
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【課題】手軽に携帯できて、表示物の要所に貼着することにより読み取り可能な状態に表示部を拡大することが可能で、構造簡単な拡大表示シートを提供する。
【解決手段】基材12の片面に微細なピッチでレンズ部13を多数条形成された樹脂製レンズシート11に、このレンズシート11の少なくとも一方の面に屈折率の高い透明な樹脂の保護層15を積層形成され、使用時当接側となる面の周辺部に前記基材11よりも厚い発泡樹脂にてなる受け枠16を付着形成され、その受け枠16の接触面に感圧接着層17を設けるとともに、使用時以外は前記感圧接着層17の表面を覆う剥離シート18を付着して構成され、目的の表示面に前記受け枠16の感圧接着層17端面を接触させてこの拡大表示シート10を保持させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示物や印刷物などの記載事項を簡易的に拡大して視認を容易にするのに適した拡大表示シートに関するものである。
従来、一般的に表示物、例えばラベル,薬品その他物品の効能書きなどでは、記載スペースの都合などによって小さなフォント(場合によっては通常サイズのものを縮小して)で印刷されたものが用いられていることが多い。このような表示物は、一般健常者にとって内容を読み取るのにさほど問題ないとされて流通している。
しかしながら、健常者と言えど加齢とともに視力の低下は免れず、小さな文字や図柄の記載された表示物に接して、これの内容をそのまま読み取ることには苦痛を感じることが多い。一般に、視力の低下に伴いそれを補うには「めがね」を使用すること、あるいはルーペなど拡大鏡を用いて読み取るようにされている。「めがね」を着用して視力の低下を補うとしても、前述のように小さな文字や図柄を読み取るには不十分である。というのは、一般健常者であっても視認するのにかなり視力を要することが多い場合、常用している「めがね」では良くて一般健常者と同程度、通常はさらに補足する必要がある。
一方、家庭内や職場その他家屋内で直接視認困難な表示物を読み取るのに利便性の高い拡大鏡は、主に備品として利用されるので概して特定の箇所に保管されており、所要時に自由に使用するには不都合であることが多い。そのために、携帯用のレンズ型のルーペがある。また、前記携帯用のルーペでは嵩張るので、これに代わる嵩低いルーペとしてフレネルレンズによるものが知られている。なお、フレネルレンズやレンチキュラーレンズのように平面的構造のレンズをレンズシートとして利用する技術については、例えば特許文献1などによって知られている。
特開2005−70489号公報
前述のように、一般的に視認しづらい表示物の内容を簡単で手軽に明示できる拡大表示の手段については、ルーペによると使用に制約が生じ、また携帯用の拡大読み取り手段(携帯ルーペなど)ではどうしても小型の用具を手で持って目的箇所にあてがいつつ読み取ることになり、片手を塞がれて不都合である。さりとて、両手が使えるようにルーペを支持具によって頭部に支持装着して眺めることができるようなサポート付きのルーペでは、これまた大きく嵩張るので携行するのに不都合である、というような問題点がある。なお、焦点を一定にして目的箇所にルーペを載置すると拡大して視認できるようにされたテーブルルーペがあるが、これも携帯するには嵩張り不便であることと、平面上でないと使用し難いという問題点がある。また、前述の特許文献1などによって知られるレンズシートは、一般に液晶表示装置の光拡散シートとして、あるいはリアプロジェクションテレビなどの透過スクリーン用として組み付けて使用するものであり、そのまま拡大表示に使用することは考慮されていない。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたもので、手軽に携帯できて、読み取りが必要な表示物の要所に貼着することにより読み取り可能な状態に表示部を拡大することが可能で、構造簡単な拡大表示シートを提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するために、本発明の拡大表示シートは、
基材の片面に微細なピッチでレンズ部を多数条形成された樹脂製レンズシートの少なくとも一方の面に屈折率の高い透明な樹脂層を積層形成し、使用時当接側となる面の周辺部に軟質樹脂層にてなる受け枠部を付着形成し、その受け枠部の接触面に感圧接着層を設けるとともに、使用時以外は前記感圧接着層表面を覆う剥離シートを付着してなることを特徴とするものである。
本発明によれば、レンズシートの被表示面への対面側に軟質樹脂層にて形成される受け枠部が一体に設けられて、その受け枠部の被表示面への接触面に感圧接着層が付設されているから、表示物の面に対して接着すればそのまま固定されるので、この拡大表示シートを手で保持しなくともよく、読み取り側からレンズ面を眺めると、レンズ部と一体化された透明な樹脂層とによって表示面に記載の文字や図形が拡大されて視認することができる。用済み後は受け枠に付されている感圧接着層が粘接着剤であるから取外して保管したり、次の箇所に移して再使用することができる。このシートを保管する場合には、感圧接着層の表面に剥離シートを元通り貼り付けておけば、再使用が容易になる。また、全体的に偏平で嵩低いので、携行も容易であり、接着固定して使用できるので、立面に対しても自由に使用できるという効果が得られる。
次に、本発明による拡大表示シートを具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1には本発明にかかる拡大表示シートの一実施形態の模式的断面図である。図2には要部の拡大断面図が示されている。
この実施形態の拡大表示シート10は、所要寸法の方形にされた基材12の片面にマイクロレンズ部13を備えるレンズシート11と、このレンズシート11の少なくとも一方の面に一体的に形成された透明な樹脂にてなる保護層15と、使用時に被表示面に接する側において前記基材12の周辺部に付着形成される発泡樹脂(本発明の軟質樹脂層に対応)にてなる受け枠16と、この受け枠16の基材12に対する反対面に設ける感圧接着層17および剥離シート18とで構成されている。
前記レンズシート11は、透明な樹脂シートの基材12の片面にプレス成型もしくは2P法(紫外線硬化型樹脂を用いてマイクロレンズ部を成型し、紫外線照射によってUV樹脂を硬化させてレンズ部を形成する)で形成される微細なピッチで多数のマイクロレンズにてなるレンズ部13を備えるものである。このレンズ部13としては、フレネルレンズ形式あるいはレンチキュラーレンズ形式が選択できる。このレンズシート11の基材12としては塩化ビニル樹脂、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂などの透明度の高い樹脂を選択するのが好適である。レンズ部13は周知の押し型による成型で形成する。あるいは基材表面に放射線硬化型樹脂層を形成して、その表面にレンズ形状を転写形成する方式によってもよい。
このようなレンズシート11の片面側(実施形態では表面側)には、透明な樹脂にてなる保護層15が形成されている。この保護層15としては光透過性が高くて屈折率の高い樹脂、例えばアクリル系樹脂などの溶液を塗布して形成されている。レンズシート11のレンズ部13に前記保護層15を塗布形成する場合は、空気の巻き込みが生じないようにして塗布形成する必要がある。また、表面が平滑になるように厚肉にコートされる。
前記受け枠16は、前記レンズシート11の片面で周辺部に読み取り面20が十分確保できるようにして適宜幅で枠形に形成される。この受け枠16は前記レンズシート11の基材12の厚みよりも十分厚くなる高さ寸法Hに、軟質の発泡樹脂(例えば発泡ウレタンゴムなど)を塗布形成されている。この受け枠16はレンズシート11を表示面21より上に浮き上がらせる役目を所持させるものである。したがって、その高さ寸法Hは許容される範囲で高くなるようにするのが望ましい。
このような発泡樹脂にてなる受け枠16のレンズシート11との接着面16′と反対側の面には、感圧接着層17として周知の粘着接着剤(例えば水性アクリル樹脂系接着剤)を塗布形成され、その粘着接着剤の表面には剥離シート18が付着されている。この剥離シート18としてはシリコン加工された紙シートあるいは樹脂フイルムであっても良い。
このように構成される本実施形態の拡大表示シート10は、製作するに際して、その単位拡大表示シートの寸法に応じて定尺寸法の樹脂製の基材12に対し、所要数のマイクロレンズ形成部(レンズ部13)を配列して成型しておき、この基材12に対してコーターによって保護層15の塗布形成加工を施し、かつ受け枠16の塗着・乾燥を行うことにより作成することができる。また、感圧接着層17としての粘着接着剤については、コーターにより所要の接着剤(例えば水性アクリル樹脂系接着剤)を塗布するとともに、予め準備しておいた剥離シート18を接着剤塗布後のシートに貼着することによって複数の単位拡大表示シート10が連接したものを得ることができる。こうして得られた大判のシートは、裁断機にかけて、あるいはカッターによって所要寸法に切断することにより所要寸法の製品を生産できる。
前記受け枠16部分の作成については、必要に応じて別途成型加工によって所要形状寸法に発泡樹脂で形成したものを、前述のレンズシート11の片面に接着剤により接着して一体化するようにしてもよい。さらに、この受け枠16については、発泡樹脂に限らず軟質の樹脂にて形成するようにしてもよい。このような場合は、別途成型した受け枠16をレンズシート11の片面に接着形成するのが好適である。
このように構成される本実施形態の拡大表示シート10は、拡大読み取りが必要な表示物に対して、その目的位置にレンズ部13が対応するように貼着して使用する。使用に際しては、受け枠16に付着されている剥離シート18を取外して感圧接着層17(粘接着剤層)を露出させ、この感圧接着層17を表示面21(図2参照)に当接させて貼着固定する。
こうすると、表示面21に付された拡大表示シート10は、受け枠16によってレンズシート11が持上げられた状態で感圧接着層17によって保持されることになる。表示面21を読み取ろうとする者(視読者)は、表示面21から離れたレンズシート11のマイクロレンズからなるレンズ部13と保護層15を形成する屈折率の高い樹脂層とによって表示面21に記載される文字や図形が拡大され、読み取りを容易にする。
拡大表示シート10を表示面21から取外すには、表示面21に対して感圧接着層17にて貼着されているので、受け枠16もしくはレンズシート基材12部分の端に力を加えて持上げると簡単に取外すことができる。取外し後すぐに表示物の他の箇所に貼着して使用しないときには、感圧接着層17の表面に先に剥がした剥離シート18を付着して収容すれば、感圧接着層17を保護できるので、次回使用まで保存できる。
また、受け枠16は、軟質の発泡樹脂あるいは軟質樹脂で形成されているので、その片面に形成されている感圧接着層17を表示面21に当接させる際に、表示面21に対してなじみ易く、拡大表示シート10の貼着を容易にすることができる。したがって、表示物の表示面21が壁面など立面であっても簡単に貼着して使用することができる。
また、本実施形態の拡大表示シートは、その全体寸法を任意選択することにより、ポケットタイプのものからレンズシートとしてマイクロレンズの形成可能な寸法まで大きくしたものを得ることが可能である。また、レンズシートの表裏両面に光透過性が高くて屈折率の大きい樹脂による層を密着形成すれば、それら樹脂層によって補助的に拡大率を高めることが期待できる。
本発明にかかる拡大表示シートの一実施形態の模式的断面図 要部の拡大断面図
符号の説明
10 拡大表示シート
11 レンズシート
12 レンズシートの基材
13 レンズ部
15 保護層
16 受け枠
17 感圧接着層
18 剥離シート
20 読み取り面
21 表示面

Claims (1)

  1. 基材の片面に微細なピッチでレンズ部を多数条形成された樹脂製レンズシートの少なくとも一方の面に屈折率の高い透明な樹脂層を積層形成し、使用時当接側となる面の周辺部に軟質樹脂層にてなる受け枠部を付着形成し、その受け枠部の接触面に感圧接着層を設けるとともに、使用時以外は前記感圧接着層表面を覆う剥離シートを付着してなることを特徴とする拡大表示シート。
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