JP2007002013A - スチレン系樹脂押出発泡体およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、特に燃焼性の高い発泡剤と主として使用した環境適合性の高いスチレン系樹脂発泡体において、高い難燃性を付与することが出来る合成樹脂発泡体及びその製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 スチレン系樹脂を加熱溶融させ、発泡剤を添加し、これを押出発泡してなるスチレン系樹脂発泡体であって、発泡剤として、炭素数が3〜5である1種以上の飽和炭化水素及び必要に応じてその他の非ハロゲン系発泡剤を含有し、かつ難燃剤として臭素系難燃剤および金属塩水和物を含有することを特徴とするスチレン系樹脂発泡体及びその製造方法。

Description

本発明は、難燃性に優れたスチレン系樹脂押出発泡体およびその製造方法に関する。
スチレン系樹脂発泡体は、その施工性、断熱特性の好適性から主に建屋の断熱材として汎用されて来た。
従来、これらの発泡体を製造するにあたっては、優れた断熱特性を得るためにフロン142b、フロン134a等に代表されるフロン類や、塩化アルキル等のハロゲン含有化合物を使用していた。
しかし近年、オゾン層問題、地球温暖化問題、大気汚染等の環境問題が注目されており、フロン類や塩化アルキル類は、可能ならば代替していくことが望まれており、これらの背景のもと、フロン類や塩化アルキル等のハロゲン含有化合物から、環境適合性の高い、飽和炭化水素化合物等、非ハロゲン系化合物への発泡剤の代替が進められてきている。
しかし、非ハロゲン系化合物は、その殆どが可燃性を有しており、例えばJIS A9511に規定される押出法ポリスチレンフォーム保温板3種のような、高度な断熱性を有する発泡体を得るためには、飽和炭化水素化合物をより多く使用することが好ましいが、飽和炭化水素類のような燃焼性の比較的高い化合物を多く残存させた場合、JIS A9511に規定する難燃性を満足しない場合が生じる。
これに対して、難燃性を向上させるためには、添加する難燃剤の増量が考えられるが、単に添加量を増すだけでは、安定した難燃性は得難い。特に、発泡体の基礎材料であるスチレン系樹脂自体は難燃化されるが、燃焼時に発泡体から揮発する炭化水素に着火し易く、燃焼を抑制し難いといった傾向は依然解決され難い。さらには、該難燃剤の増量は発泡体成形性の悪化を招き易く、満足な品質の成形品が得にくくなる傾向があり、これら燃焼性改善のため、臭素系難燃剤に難燃助剤として燐酸エステル系難燃剤や窒素含有化合物、ハロゲン含有燐酸エステル等を併用する事が提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
しかし、上記難燃助剤の併用に関しては樹脂の難燃効果を増大させることにより、発泡剤の燃焼を抑制するものであり、発泡剤自身の燃焼性を抑制する効果は小さいものである。またこれらの難燃助剤は高価なものもあり、コストアップに繋がっている。
一方、これとは別に、熱可塑性樹脂を発泡させる際、環境適合性の高い発泡剤として金属塩水和物を混合する方法が知られている。しかしながら、これらは金属塩水和物の水放出による発泡剤としての使用を目的としているものであり、難燃性の改善する方法に言及するものではない(例えば特許文献4〜6)。
また、金属水酸化物を難燃剤として使用する事は広く知られているが、スチレン系樹脂発泡体において、特に飽和炭化水素類のような燃焼性の高い発泡剤を多量に使用した際には、発泡剤の燃焼抑制効果が見られないものであった。
特開2002−03174号公報 特開2003−206370号公報 特開2003−342408号公報 特開平6−345889号公報 特開平10−296822号公報 特開2002−69224号公報以上のように、発泡剤として飽和炭化水素を多量に用いる系について、高度の断熱性と難燃性を共に達成するのは非常に困難である。
本発明は前記従来技術に鑑みてなされたものであり、特に燃焼性の高い発泡剤を使用したスチレン系樹脂発泡体において、安価でかつ高い難燃性を付与することを目的とする。
本発明者らは、前記課題の解決のため鋭意研究の結果、炭素数が3〜5である飽和炭化水素及び必要に応じてその他の非ハロゲン系発泡剤を発泡剤として用いたスチレン系樹脂発泡体に、臭素系難燃剤と金属塩水和物を用いることで、環境に対する負荷が小さく、発泡剤として炭化水素を用いているにもかかわらず、安価に優れた難燃性を達成できること、特に、燃焼時に発泡体から揮発する炭化水素への着火あるいは燃焼を抑制できることを見出した。
すなわち、本発明は、
(1)スチレン系樹脂を加熱溶融させ、発泡剤を添加し、これを押出発泡してなるスチレン系樹脂発泡体であって、発泡剤として、炭素数が3〜5である飽和炭化水素、および、または、他の非ハロゲン系発泡剤を含有し、かつ難燃剤として臭素系難燃剤と金属塩水和物、または、難燃剤として臭素系難燃剤と金属塩と水を含有することを特徴とするスチレン系樹脂発泡体に関し、より詳しくは、
(2)スチレン系樹脂100重量部に対して、金属塩水和物を0.5〜10重量部含有することを特徴とする請求項1記載のスチレン系樹脂発泡体。
(3)金属塩水和物が200℃以下の結晶水解離温度を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスチレン系樹脂発泡体。
(4)金属塩水和物または金属塩が、硫酸マグネシウム水和物、硫酸ナトリウム水和物、硫酸カルシウム水和物、硫酸アルミニウム水和物、硫酸銅水和物、硫酸鉄水和物、リン酸3ナトリウム水和物、リン酸マグネシウム水和物、炭酸ナトリウム水和物、炭酸マグネシウム水和物、ホウ酸、メタホウ酸ナトリウム水和物などの金属塩水和物または前記金属塩無水物から選ばれる化合物であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のスチレン系樹脂発泡体。
(5)スチレン系樹脂発泡体中に存在する水分量がスチレン系樹脂発泡体100重量%に対して、0.05〜1.5重量%であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のスチレン系樹脂発泡体。
(6)その他の非ハロゲン系発泡剤が、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、メチルエチルエーテル、炭素数が1〜4であるアルコール類、水、二酸化炭素よりなる群より選ばれた非ハロゲン系発泡剤であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のスチレン系樹脂発泡体。
(7)スチレン系樹脂発泡体中における炭素数が3〜5である飽和炭化水素の含有量が、発泡体100重量部に対して、3〜6重量部であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のスチレン系樹脂発泡体。
(8)難燃性が、JIS A9511に規定する燃焼性の条件を満たすことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のスチレン系樹脂発泡体。
(9)請求項1記載のスチレン系樹脂発泡体の製造方法、に関する。
本発明により、 本発明は前記従来技術に鑑みてなされたものであり、特に燃焼性の高い発泡剤を使用したスチレン系樹脂発泡体において、安価でかつ高い難燃性を付与することができる。
本発明に用いられるスチレン系樹脂発泡体においては、近年、地球温暖化、オゾン層破壊などの環境問題により、フロンガスの代替物質として、飽和炭化水素などの可燃性ガスを使用することが多く、本発明においては、特に燃焼性の高い炭化水素類化合物を多量に使用しているスチレン系樹脂発泡体に対して非常に高い難燃効果を得ることが出来る。
本発明で用いられるスチレン系樹脂は、特に限定されるものではなく、スチレン単量体のみから得られるスチレンホモポリマー、スチレン単量体とスチレンと共重合可能な単量体あるいはその誘導体から得られるランダム、ブロックあるいはグラフト共重合体、後臭素化ポリスチレン、ゴム強化ポリスチレンなどの変性ポリスチレンなどが挙げられる。これらは単独あるいは2種以上混合して使用することができる。
スチレンと共重合可能な単量体としては、メチルスチレン、ジメチルスチレン、エチルスチレン、ジエチルスチレン、イソプロピルスチレン、ブロモスチレン、ジブロモスチレン、トリブロモスチレン、クロロスチレン、ジクロロスチレン、トリクロロスチレンなどのスチレン誘導体、ジビニルベンゼンなどの多官能性ビニル化合物、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、アクリロニトリルなどの(メタ)アクリル系化合物、ブダジエンなどのジエン系化合物あるいはその誘導体、無水マレイン酸、無水イタコン酸などの不飽和カルボン酸無水物などが挙げられる。これらは単独あるいは2種以上混合して使用することができる。
スチレン系樹脂では、加工性の面からスチレンホモポリマーが好ましい。
本発明は、発泡剤として、炭素数3〜5の飽和炭化水素の1種または2種以上、および必要に応じてその他の非ハロゲン系発泡剤を使用することを特徴とする。
本発明で用いられる炭素数3〜5の飽和炭化水素としては、プロパン、n−ブタン、i−ブタン、n−ペンタン、i−ペンタン、ネオペンタン、シクロペンタンなどが挙げられる。
炭素数3〜5の飽和炭化水素では、発泡性と発泡体の断熱性能の点からn−ブタン、i−ブタン、シクロペンタン、n−ブタンとi−ブタンの混合物が好ましく、特に好ましくはi−ブタン、n−ブタンとi−ブタンの混合物である。
また、本発明で用いられる他の非ハロゲン系発泡剤としては、例えば、ジエチルエーテル、メチルエチルエーテル、イソプロピルエーテル、n−ブチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、フラン、フルフラール、2−メチルフラン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピランなどのエーテル類、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、i−プロピルアルコール、ブチルアルコール、i−ブチルアルコール、t−ブチルアルコールなどのアルコール類、ジメチルケトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、メチルn−プロピルケトン、メチルn−ブチルケトン、メチルi−ブチルケトン、メチルn−アミルケトン、メチルn−ヘキシルケトン、エチルn−プロピルケトン、エチルn−ブチルケトンなどのケトン類、蟻酸メチルエステル、蟻酸エチルエステル、蟻酸プロピルエステル、蟻酸ブチルエステル、蟻酸アミルエステル、プロピオン酸メチルエステル、プロピオン酸エチルエステルなどのカルボン酸エステル類などの有機発泡剤、例えば水、二酸化炭素などの無機発泡剤、例えばアゾ化合物などの化学発泡剤などを用いることができる。これら他の発泡剤は単独または2種以上混合して使用することができる。
非ハロゲン系発泡剤の中では、発泡性、発泡体成形性などの点から、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、メチルエチルエーテル、炭素数が1〜4であるアルコール類、水、二酸化炭素がより好ましく、中でも、ジメチルエーテル、水、二酸化炭素が特に好ましい。
他の発泡剤を用いることで、良好な可塑化効果や発泡助剤効果が得られ、押出圧力を低減し、安定的に発泡体の製造が可能となる。
本発明により得られたスチレン系樹脂発泡体中における、炭素数3〜5の飽和炭化水素の残存含有量は、飽和炭化水素化合物の種類、発泡体の密度などによっても異なるが、一般に発泡体100重量部に対して、3.0〜6.0重量部であることが断熱性能と難燃性の点から好ましい。
本発明で使用される、臭素系難燃剤としては具体的には、例えば、テトラブロモエタン、テトラブロモシクロオクタン、ヘキサブロモシクロドデカン、ジブロモエチルジブロモシクロヘキサン、ジブロモジメチルヘキサン、2−(ブロモメチル)−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオール、ジブロモネオペンチルグリコール、トリブロモネオペンチルアルコール、ペンタエリスリチルテトラブロミド、モノブロモジペンタエリスリトール、ジブロモジペンタエリスリトール、トリブロモジペンタエリスリトール、テトラブロモジペンタエリスリトール、ペンタブロモジペンタエリスリトール、ヘキサブロモジペンタエリスリトール、ヘキサブロモトリペンタエリスリトール、ポリブロム化ポリペンタエリスリトール、などの臭素化脂肪族化合物あるいはその誘導体、あるいは臭素化脂環式化合物あるいはその誘導体、ヘキサブロモベンゼン、ペンタブロモトルエン、エチレンビスペンタブロモジフェニル、デカブロモジフェニルエーテル、オクタブロモジフェニルエーテル、ビス(2,4,6ートリブロモフェノキシ)エタン、テトラブロモ無水フタル酸、オクタブロモトリメチルフェニルインダン、ペンタブロモベンジルアクリレート、トリブロモフェニルアリルエーテル、2,3−ジブロモプロピルペンタブロモフェニルエーテルなどの臭素化芳香族化合物あるいはその誘導体、テトラブロモビスフェノールA、テトラブロモビスフェノールAジアリルエーテル、テトラブロモビスフェノールAジメタリルエーテル、テトラブロモビスフェノールAジグリシジルエーテル、テトラブロモビスフェノールAジグリシジルエーテルのトリブロモフェノール付加物、テトラブロモビスフェノールAビス(2,3−ジブロモプロピルエーテル)、テトラブロモビスフェノールAビス(2−ブロモエチルエーテル)、テトラブロモビスフェノールAビス(2,3−ジブロモ−2−メチルプロピルエーテル)、テトラブロモビスフェノールSビス(2,3−ジブロモプロピルエーテル)、テトラブロモビスフェノールS、などの臭素化ビスフェノール類およびその誘導体、テトラブロモビスフェノールAポリカーボネートオリゴマー、テトラブロモビスフェノールAジグリシジルエーテルとブロモ化ビスフェノール付加物エポキシオリゴマーなどの臭素化ビスフェノール類誘導体オリゴマー、臭素化アクリル樹脂、エチレンビスジブロモノルボルナンジカルボキシイミド、トリス(2,3−ジブロモプロピル)イソシアヌレートなどの臭素および窒素原子含有化合物、トリス(トリブロモネオペンチル)ホスフェート、トリス(ブロモフェニル)ホスフェートなどの臭素およびリン原子含有化合物、臭化アンモニウムなどの臭素化無機化合物、などが挙げられる。これらの化合物は単独で使用してもよく、2種以上を混合して使用してもよい。さらには、本発明のスチレン系樹脂の1種である臭素化ポリスチレン樹脂も難燃剤として用いることができる。
前記臭素系難燃剤では、特にスチレン系樹脂との相溶性などの点からヘキサブロモシクロドデカンが好ましい。
臭素系難燃剤の含有量は、本発明の組み合わせにより、JIS A9511に規定される難燃性を得られるように、発泡剤添加量などにあわせて適宜調整されるものであるが、スチレン系樹脂100重量部に対して、0.1〜10重量部が好ましく、より好ましくは、1〜9重量部、さらに好ましくは、2〜7重量部、特に好ましくは3〜6重量部である。臭素系難燃剤の含有量が前記未満では、本発明の目的とする難燃性が得られがたい傾向があり、一方前記範囲を超えると、発泡体製造の際の成形性などを損なう場合がある。
本発明に用いられる金属塩水和物は、結晶水解離温度(結晶水を解離する温度)が200℃以下であれば特に限定されるものではなく、例えば、硫酸マグネシウム水和物、硫酸ナトリウム水和物、硫酸カルシウム水和物、硫酸アルミニウム水和物、硫酸銅水和物、硫酸鉄水和物、リン酸3ナトリウム水和物、リン酸マグネシウム水和物、炭酸ナトリウム水和物、炭酸マグネシウム水和物、ホウ酸、メタホウ酸ナトリウム水和物などの金属塩水和物が単独若しくは混合使用できる。
前記金属塩水和物は結晶水解離温度が200℃以下であるものが好ましく、さらに好ましくは、100℃〜200℃の間に結晶水を大量に解離するものである。
押出安定性、安全性、有害性などの観点から、前記金属塩水和物では、特に硫酸マグネシウム水和物が好ましい。
押出安定性については、金属塩水和物からの室温〜60℃程度で水の離脱が多いと押出系内が不安定となる傾向が見られるが、硫酸マグネシウム水和物は室温〜60℃程度での水の離脱が非常に少ないため押出が安定しやすい傾向となる。また硫酸マグネシウム水和物は安全性が高く有害性も非常に小さいため、取り扱いが容易である。
これらの金属塩水和物は、200℃以下の温度にて水を放出する際に多くの熱を吸収することから、これらの金属塩水和物をスチレン系樹脂発泡体に一定量以上存在させることにより、可燃性の発泡剤が燃焼を開始した場合においても、燃焼熱を金属塩水和物が吸収することで燃焼が持続しなくなり、難燃性を発揮すると考えられる。
前記金属塩水和物の結晶水解離開始温度が200℃以上の場合、発泡剤の燃焼時における吸熱のタイミングが遅くなってしまうため、難燃性が発揮されにくくなる。
前記金属塩水和物は、スチレン系樹脂100重量部に対して、金属塩水和物が0.5〜10重量部となるような使用量が好ましい。
金属塩水和物の含有量がスチレン系樹脂100重量部に対して0.5重量部未満の場合には、発泡体中に含有される水分量が少なくなり、発泡剤の燃焼熱に対して十分な吸熱量が得られず、難燃効果が得られにくくなる。また含有量が10重量部より多くなると、押出発泡時における成形性の悪化による生産性の低下、独立気泡率の低下、発泡剤としての効果による極端な密度低下等、断熱材としての性能低下等の支障をきたすことがあり好ましくない。かかる点から、用いられる金属塩水和物の含有量は0.5〜10重量部、好ましくは、0.5〜7重量部が好ましい。
スチレン系樹脂発泡体中に存在する水分量は、スチレン系樹脂発泡体100重量%に対して0.05〜1.5重量%となる事が好ましい。
前記金属塩水和物の水和物量(水和物中の水の総分子量)は、特に限定されるものでなく、無水物でも使用する事が出来るが、無水物を使用する際には、発泡剤として水を使用、若しくは発泡後の発泡体を蒸気養生等、発泡体に難燃効果を得られるだけの必要な水分を保持させる必要がある。
本発明において、上記の金属塩水和物の無水物と水を分けて添加する方法としては、例えば、スチレン系樹脂に他の添加剤と同様に金属塩水和物の無水物をドライブレンドし、押出機等の加熱溶融手段に供給し、任意の段階の高圧条件下で水を添加し、系内にて金属塩水和物とし、ゲルを低圧領域に押出発泡して、発泡体を形成する方法等がある。(などと、無水物の場合のそれぞれの適量と混合するタイミング等について加筆願います。)
押出機内に存在する金属塩水和物中の水量が0.25重量%未満の場合には、発泡剤の燃焼熱に対して十分な吸熱量が得られず、難燃効果が得られにくくなる。また水量が5重量%より多くなると、水分を容易に放出しやすくなり、寸法安定性、熱伝導率の悪化等の支障をきたす事があり好ましくない。加熱時の寸法安定性などの観点から、押出機内に存在する金属塩水和物中の水量は0.5〜3重量%がさらに好ましい。
本発明においては、必要に応じて、本発明の効果を阻害しない範囲で、含燐化合物、含窒素化合物、ジフェニルアルカンなどの難燃助剤、シリカ、タルク、ケイ酸カルシウム、ワラストナイト、カオリン、クレイ、マイカ、炭酸カルシウムなどの無機化合物、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸バリウム、流動パラフィン、オレフィン系ワックス、ステアリルアミド系化合物などの加工助剤、フェノール系抗酸化剤、リン系安定剤、窒素系安定剤、イオウ系安定剤、ベンゾトリアゾール類、ヒンダードアミン類などの耐光性安定剤、前記以外の難燃剤、帯電防止剤、顔料、エポキシ化合物、スメクタイト、膨潤性フッ素雲母などの吸水性または水膨潤性の層状珪酸塩類あるいはこれらの有機化処理品、吸水性高分子、日本アエロジル(株)製AEROSILなどのシラノール基を有する無水シリカ、ゼオライトなど水を吸水できる吸水性物質などの添加剤を含有させることができる。
本発明の発泡体の厚さは特に制限されず、用途に応じて適宜選択される。例えば、建材などの用途に使用される断熱材の場合、好ましい断熱性、曲げ強度および圧縮強度を付与せしめるためには、シートのような薄いものよりも、通常の板状物のように厚さのあるものが好ましく、通常10〜150mm、好ましくは20〜100mmである。
本発明の発泡体の密度については、軽量でかつ優れた断熱性および曲げ強度、圧縮強度を付与せしめるためには15〜50kg/m3であることが好ましく、20〜45kg/m3であることがさらに好ましい。
本発明のスチレン系樹脂発泡体は、スチレン系樹脂に臭素系難燃剤及び金属塩水和物、さらに必要に応じて他の添加剤を押出機等の加熱溶融手段に供給し、任意の段階の高圧条件下で、発泡剤として、炭素数が3〜5である1種以上の飽和炭化水素及び必要に応じてその他の非ハロゲン系発泡剤をスチレン系樹脂に添加し、流動ゲルとなし、押出発泡に適する温度に冷却し、ダイを通して該流動ゲルを低圧領域に押出発泡して、発泡体を形成することにより製造される。
これらの条件にて得られるスチレン系樹脂発泡体は、JIS A9511に規定する燃焼性の測定において、3秒以内に炎が消えて、残じんが無く、燃焼限界指示線を越えて燃焼しない条件を満たす事が出来る。
次に本発明を実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみに制限されるものではない。
以下に示す実施例、比較例の特性として、発泡体の密度、発泡体のセル形状、発泡体中の水分量、発泡体中の発泡剤残存量、燃焼性(表面溶融距離、燃焼時間)、熱伝導率を下記の方法にしたがって調べた。
(1)発泡体密度(kg/m3
押出発泡体を約200mm×100mm×25mmの直方体に切り出した後、この重量を測るとともに、ノギスで縦、横および高さの寸法を測定し、発泡体密度を、式: 発泡体密度(kg/m3)=106×発泡体重量(g)/発泡体体積(mm3)に基づいて求めた。
(2)発泡体中の可燃性ガス残存量(wt%)
製造後4日経過した押出発泡体を約1g切り出し抽出管に入れた後、管状炉にて加熱し、放出されたガスを捕集バッグに採取した。採取したガスをガスクロマトグラフ((株)島津製作所製、GC−14B)を使用して分析することにより、残存可燃性ガス残存量(wt%)を求めた。
(3)独立気泡率(%)
押出発泡体を約10mm×10mm×10mmの直方体に切り出した後、ASTM D−2856に基づき、マルチピクノメーター(湯浅アイオニクス製)を用いて測定した。
(4)水分量(重量%)
押出発泡体を約5mm×5mm×30mmの直方体に切り出した後、JIS K7251に基づき、カールフィッシャー水分計(三菱化学(株)製、CA−07)を用いて測定した。
(5)燃焼性
押出発泡体の燃焼性をJISA 9511に準じて厚さ10mm、長さ200mm、幅25mmの試験片を用い、以下の基準で評価した。測定は製造後、前記寸法に切削した後、4日経過した発泡体について行った。
(a)燃焼時間
◎:消炎時間が5本すべて3秒以内となる
○:消炎時間が5本のうち、少なくとも1本が3秒を越えるが、残りの3本以上は3秒以内となる
△:消炎時間が5本のうち、少なくとも3本が3秒を越えるが、残りの1本以上は3秒以内となる
×:消炎時間が5本すべて3秒を超える
(b)燃焼距離
◎:5本全てで限界線以内で停止する
○:5本のうち、少なくとも1本は減少が限界線を越えるが、残りの3本以上は限界線以内で燃焼が停止する
△:5本のうち、少なくとも3本は燃焼が限界線を越えるが、残りの1本以上は限界線以内で燃焼が停止する
×:5本全てで燃焼が限界線を越える
(6)熱伝導率
押出発泡体の熱伝導率をJISA 9511に準じて測定した。測定には英弘精機製HC−074を用い、押出発泡体から約300mm×100mm×25mmの直方体試験片を3個切り出し、これを並べて300mm×300mm×25mmの形としてHC−074にセットし測定した。測定は製造後、表面から10mmの部分を削除した後、28日経過した発泡体について行った。
(実施例1)
ポリスチレン樹脂(PSジャパン(株)製、商品名:G9401)100重量部に対して、造核剤としてタルク0.1重量部、臭素系難燃剤としてヘキサブロモシクロドデカン(HBCD)4.0重量部、金属塩水和物として、硫酸マグネシウム3水和物(馬居化成工業(株)製、商品名:MN−30)2.0重量部、その他添加剤として、二酸化ケイ素(塩野義製薬(株)製、商品名:カープレックス)0.2重量部、ステアリン酸バリウム0.4重量部をドライブレンドし、得られた樹脂混合物を口径65mmのものと口径90mmのものを直列に連結した二段押出機へ約50kg/hrの割合で供給した。
前記口径65mmの押出機に供給した樹脂混合物を、200℃に加熱して溶融ないし可塑化、混練し、これに連結された口径90mmの押出機で樹脂温度を120℃に冷却し、口径90mmの押出機の先端に設けた厚さ方向2mm、幅方向50mmの長方形断面の口金より大気中へ押し出し、厚さ約40mm、幅約150mmの直方体状の押出発泡体を得た。
このとき発泡剤として、ポリスチレン樹脂100部に対してプロパン3.0重量部、ジメチルエーテル3.0重量部、水0.5重量部を、それぞれ別のラインから、前記口径65mmの押出機の先端付近(口径90mmの押出機の口金と反対側の端部側に接続される側の端部)から前記樹脂中に圧入した。得られた発泡体の特性を表1に示す。下記の比較例1〜3と比較し、JIS A9511に規定される燃焼特性を満足する発泡体が得られた。
(実施例2)
発泡剤として、イソブタン4.0重量部、ジメチルエーテル2.0重量部を使用した以外は、実施例1と同様の条件で押出発泡体を得た。得られた発泡体の特性を表1に示す。下記の比較例1〜3と比較し、JIS A9511に規定される燃焼特性を満足し、高度な断熱性能を有する発泡体が得られた。
(実施例3)
発泡剤として、イソブタン4.0重量部、ジメチルエーテル2.0重量部、水1.5重量部を使用した以外は、実施例1と同様の条件で押出発泡体を得た。得られた発泡体の特性を表1に示す。下記の比較例1〜3と比較し、JIS A9511に規定される燃焼特性を満足する発泡体が得られた。
(実施例4)
発泡剤として、イソブタン4.0重量部、ジメチルエーテル2.0重量部、二酸化炭素0.5重量部を使用した以外は、実施例1と同様の条件で押出発泡体を得た。得られた発泡体の特性を表1に示す。下記の比較例1〜3と比較し、JIS A9511に規定される燃焼特性を満足する発泡体が得られた。
(実施例5)
発泡剤として、イソブタン4.0重量部、ジメチルエーテル2.0重量部、エタノール1.0重量部を使用した以外は、実施例1と同様の条件で押出発泡体を得た。得られた発泡体の特性を表1に示す。下記の比較例1〜3と比較し、JIS A9511に規定される燃焼特性を満足し、高度な断熱性能を有する発泡体が得られた。
(実施例6)
臭素系難燃剤として、HBCDを4.5部、発泡剤として、イソブタン1.2重量部、ノルマルブタン2.8重量部、ジメチルエーテル3.0重量部、水0.5重量部を使用した以外は、実施例1と同様の条件で押出発泡体を得た。得られた発泡体の特性を表1に示す。下記の比較例1〜3と比較し、JIS A9511に規定される燃焼特性を満足する発泡体が得られた。
(実施例7)
金属塩水和物として、硫酸マグネシウム3水和物を4.0重量部使用した以外は、実施例2と同様の条件で押出発泡体を得た。得られた発泡体の特性を表1に示す。下記の比較例1〜3と比較し、JIS A9511に規定される燃焼特性を満足し、高度な断熱性能を有する発泡体が得られた。
(実施例8)
金属塩水和物として、硫酸マグネシウム7水和物を2.0重量部使用した以外は、実施例2と同様の条件で押出発泡体を得た。得られた発泡体の特性を表1に示す。下記の比較例1〜3と比較し、JIS A9511に規定される燃焼特性を満足し、高度な断熱性能を有する発泡体が得られた。
(実施例9)
金属塩水和物として、硫酸マグネシウム無水物を0.5重量部、発泡剤として、イソブタン4.0重量部、ジメチルエーテル2.0重量部、水0.7重量部を使用した以外は、実施例1と同様の条件で押出発泡体を得た。得られた発泡体の特性を表1に示す。下記の比較例1〜3と比較し、JIS A9511に規定される燃焼特性を満足し、高度な断熱性能を有する発泡体が得られた。
(実施例10)
金属塩水和物として、硫酸マグネシウム無水物を4.0重量部、発泡剤として、イソブタン4.0重量部、ジメチルエーテル2.0重量部、水1.0重量部を使用した以外は、実施例1と同様の条件で押出発泡体を得た。得られた発泡体の特性を表1に示す。下記の比較例1〜3と比較し、JIS A9511に規定される燃焼特性を満足する発泡体が得られた。
(実施例11)
金属塩水和物として、硫酸マグネシウム無水物を8.0重量部、発泡剤として、イソブタン4.0重量部、ジメチルエーテル2.0重量部、水1.5重量部を使用した以外は、実施例1と同様の条件で押出発泡体を得た。得られた発泡体の特性を表1に示す。下記の比較例1〜3と比較し、JIS A9511に規定される燃焼特性を満足する発泡体が得られた。
(実施例12)
金属塩水和物として、リン酸3ナトリウム12水和物を1.0重量部使用した以外は、実施例2と同様の条件で押出発泡体を得た。得られた発泡体の特性を表1に示す。下記の比較例1〜3と比較し、JIS A9511に規定される燃焼特性を満足し、高度な断熱性能を有する発泡体が得られた。
(実施例13)
金属塩水和物として、硫酸アルミニウム8水和物を2.0重量部使用した以外は、実施例2と同様の条件で押出発泡体を得た。得られた発泡体の特性を表1に示す。下記の比較例1〜3と比較し、JIS A9511に規定される燃焼特性を満足し、高度な断熱性能を有する発泡体が得られた。
Figure 2007002013
(比較例1)
臭素系難燃剤としてHBCDを5.0部、金属塩水和物は使用しないこと以外は、実施例9と同様の条件で押出発泡体を得た。得られた発泡体の特性を表2に示す。実施例と比較し、金属塩化合物を含有していない事で発泡剤の燃焼を抑制する事が出来ず、JIS A9511に規定される燃焼特性を満足させる事が出来ない。
(比較例2)
発泡剤として、イソブタン4.0重量部、ジメチルエーテル2.0重量部、水無しとした以外は、実施例9と同様の条件で押出発泡体を得た。得られた発泡体の特性を表2に示す。実施例と比較し、発泡体に水が残存していないことで発泡剤の燃焼を抑制する事が出来ず、JIS A9511に規定される燃焼特性を満足させる事が出来ない。
(比較例3)
臭素系難燃剤を使用しないこと以外は、実施例9と同様の条件で押出発泡体を得た。得られた発泡体の特性を表2に示す。実施例と比較し、臭素系難燃剤が存在しないため樹脂の燃焼を抑制できず、JIS A9511に規定される燃焼特性を満足させる事が出来ない。
(比較例4)
金属塩水和物として、硫酸マグネシウム無水物を18重量部使用する以外は、実施例10と同様の条件で押出発泡体を得た。得られた発泡体の特性を表2に示す。実施例と比較し、独立気泡率が大幅に低下し、JIS A9511に規定される燃焼特性は満足するものの、熱伝導率等の性能が大幅に低下する。
Figure 2007002013

Claims (9)

  1. スチレン系樹脂を加熱溶融させ、発泡剤を添加し、これを押出発泡してなるスチレン系樹脂発泡体であって、発泡剤として、炭素数が3〜5である飽和炭化水素、および、または、他の非ハロゲン系発泡剤を含有し、かつ難燃剤として臭素系難燃剤と金属塩水和物、または、難燃剤として臭素系難燃剤と金属塩と水を含有することを特徴とするスチレン系樹脂発泡体。
  2. スチレン系樹脂100重量部に対して、金属塩水和物を0.5〜10重量部含有することを特徴とする請求項1記載のスチレン系樹脂発泡体。
  3. 金属塩水和物が200℃以下の結晶水解離温度を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスチレン系樹脂発泡体。
  4. 金属塩水和物または金属塩が、硫酸マグネシウム水和物、硫酸ナトリウム水和物、硫酸カルシウム水和物、硫酸アルミニウム水和物、硫酸銅水和物、硫酸鉄水和物、リン酸マグネシウム水和物、炭酸ナトリウム水和物、炭酸マグネシウム水和物、ホウ酸、メタホウ酸ナトリウム水和物の金属塩水和物、または、前記金属塩無水物から選ばれる化合物であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のスチレン系樹脂発泡体。
  5. スチレン系樹脂発泡体中に存在する水分量がスチレン系樹脂発泡体100重量%に対して、0.05〜1.5重量%であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のスチレン系樹脂発泡体。
  6. その他の非ハロゲン系発泡剤が、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、メチルエチルエーテル、炭素数が1〜4であるアルコール類、水、二酸化炭素よりなる群より選ばれた非ハロゲン系発泡剤であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のスチレン系樹脂発泡体。
  7. スチレン系樹脂発泡体中における炭素数が3〜5である飽和炭化水素の含有量が、発泡体100重量部に対して、3〜6重量部であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のスチレン系樹脂発泡体。
  8. 難燃性が、JIS A9511に規定する燃焼性の条件を満たすことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のスチレン系樹脂発泡体。
  9. 請求項1記載のスチレン系樹脂発泡体の製造方法。
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