JP2001513122A - 発泡熱可塑性物品 - Google Patents

発泡熱可塑性物品

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、発泡熱可塑性エラストマー物品の製造法に関し、該方法は、以下の工程を含む、スチレンをベースとする熱可塑性エラストマーおよび熱可塑性ポリオレフィンエラストマーを含む群から選択される熱可塑性エラストマーならびに有効量の、水を放出する化合物を含む混合物を、水を放出する化合物が水を放出する温度であってかつ熱可塑性エラストマーの融点より上である温度に加熱する工程、および得られた加熱された混合物を環境条件に開放する工程。本発明は、発泡性ポリマー組成物および発泡熱可塑性エラストマー物品にも関する。

Description

【発明の詳細な説明】 発泡熱可塑性物品発明の分野 本発明は、熱可塑性エラストマーから発泡熱可塑性物品を製造する方法に関す る。従来技術 かかる方法は、EP-A-40,934から公知であり、該特許では、ポリオレフィン樹 脂とゴムとのブレンドが化学的または物理的発泡剤の使用により発泡される。 かかる方法の欠点は、提案された発泡剤(例えば、化学的発泡剤(アゾジカル ボンアミドなど)または物理的発泡剤(クロロフルオロカーボンまたは低沸点炭 化水素など)が、非能率および特には地球大気のオゾン層に対する有害な影響な ど、それらの全ての不利益を有するということである。 代替物としてN2またはCO2などの気体を使用することが提案されているが、 それらは、熱可塑性エラストマー中に混合させるのが困難である。 従来技術において、液体の水を発泡剤として使用することが知られている。WO -92/18326およびEP-A-503,220は、発泡熱可塑性エラストマーの製造法を記載し ており、該方法では、熱可塑性エラストマーがその融点より上の湿度に加熱され た後、溶融された熱可塑性エラストマーに水 が添加され、混合物が大気圧に開放される。 かかる方法は、多くの欠点を有する。すなわち、液体の水が注入され、熱可塑 性エラストマーと共に混合されそのプロセスの結果、得られるフォームは不均一 であり、フォームの形状は大きくかつ不規則であり、表面は粗い。かかる方法は 、成分を混合し、水を計量するための特別の装置も必要とする。発明の要旨 本発明の方法は、上記問題点の解決を提供する。本発明は、熱可塑性エラスト マー(TPE)からの発泡熱可塑性物品の製造法に関し、該法法では、熱可塑性 エラストマーが、スチレンをベースとする熱可塑性エラストマー(以降、「ST PE」とも言う)および熱可塑性ポリオレフィンエラストマー(以降、「TPO E」とも言う)を含む群から選択される。 本発明は、下記工程を含む、 a)TPEおよび有効量の、水を放出する化合物(WCC)の混合物を、少なく とも、WCCが水を放出する温度であり、かつTPEの融点より上である温度に 加熱す工程、および b)得られた加熱された混合物を環境条件に開放する工程。 ここで、および以下において、「WCC」と言う言葉は、高められた温度で水 を放出することができる任意の化合物または化合物の混合物を意味する。その意 味において、種々の型のWCCが本発明に従って適用され得る。その例とし ては、 1)周期表(化学および物理のCRCハンドブック、1990)の1または2族の金 属塩、ここでアニオンはホスフェート、クロメート、スルフェート、ボレートな どであり、該塩は水和水を含む。適する塩としては、例えば、硫酸マグネシウム 2水和物、硫酸マグネシウム7水和物、硫酸カルシウム2水和物、クエン酸カリ ウム1水和物、リン酸三カルシウム1水和物、過ホウ酸ナトリウム4水和物、酢 酸バリウム1水和物およびホウ酸バリウム7水和物が特に挙げられる。 2)高められた温度で分解して水を放出する金属水酸化物。水を放出する適する 金属水酸化物としては、特に、アルミニウム三水和物(ATH)(三水酸化アル ミニウム(Al(OH)3)としても知られる)および水酸化マグネシウム(Mg (OH)2)が挙げられる。 3)無水物同等物に変形され得る有機二酸。この例は、下記式: を有するコハク酸であり、これは下記無水物:に転化され得る。 これらの式(1)および(2)において、R1〜R4は、各々独立して、水素、 1〜20個の炭素原子を有するアルキル基またはハロゲン基であり得る。 4)重縮合反応によって水を生じる成分の混合物。水を放出する重縮合可能な適 する混合物は下記を含む。 重縮合中に反応してポリアミドを生成する、有機α−ωジアミドと有機α−ω二 酸との混合物。例えば、ナイロン4.6生成下での1,4−ジアミノブタンとア ジピン酸との反応およびナイロン6.6生成下での1,6−ジアミノヘキサンと アジピン酸との反応は水を放出する。 別の適する形態の重縮合反応はポリエステルの生成である。 このような型のWCCの使用は、TPEの発泡プロセス中に、水を放出するだ けでなく、TPE中にナイロンまたはポリエステル層も形成し、それによって、 最終物品にそれらが存在することにより発泡物品の特性に影響を及ぼす。 本発明の方法では、WCCは、TPEの融点または融点より高い温度で水を放 出するだけであり(少なくともかなりの量)、その結果として、TPEは溶融加 工可能であ る。水放出温度は、他方ではあまり高くなくてよく、そのような高い温度は、熱 可塑性エラストマーの発泡に有害である。従って、適切なWCCは、発泡させた いTPEの選択時(従って、TPEを加工することができる温度の範囲(例えば 、そのTPEの融点および分解温度)を知る時)に選択することができる。DT A(示差熱分析)、DSC(示差走査熱量分析)またはTGA(熱重量分析)など の分析装置を使用すると、可能性のあるWCCが意図する目的のために適切であ るかどうかを決定することができる。発明の詳細な説明 本発明で使用されるTPEとWCCとの混合物は、いくつかの方法に従って作 ることができる。 a)TPEおよびWCCをドライブレンドし、発泡が行われる装置にブレンドと して添加することができる。 b)WCCおよびTPEを、TPEの融点より上であるが、WCCが水を放出す る温度より下の温度で混合することができる。その後、この溶融混合物を加工処 理してペレットにする(例えば、押出および冷却による)か、発泡装置に入れて 直接処理することができる。WCCおよびTPEの溶融混合ならびにTPEの発 泡は、1つの装置で行うことができるが、ただし、WCCがTPE中で完全に混 合し分散する前に水が早期に放出されるのを回避するため、溶融混合および発泡 は異なる温度条件下で行われる。 本発明方法で適用可能な熱可塑性エラストマー(TPE)は、スチレンをベー スとする熱可塑性エラストマー(S TPE)または熱可塑性ポリオレフィンエラストマー(TPOE)、または硬度の 低い物品の場合は特に、それらの混合物であり得る。 STPEは、A−B−Aの形態のスチレンブロックコポリマーである。ここで 、Aはポリスチレン鎖であり、Bは、ポリブタジエンまたはポリイソプレンなど のジエン鎖である。ポリスチレンは、α−メチルスチレンなどの置換されたスチ レンをベースとしてもよい。スチレン/ジエンのモル比は、一般には50/50〜15 /85の範囲である。 STPEの好ましい形態は、スチレン−ブタジエン−スチレンブロックコポリ マー(SBS)およびその部分的または完全に水素添加された誘導体(SEBS )の少なくとも1つである。 TPOEは、(半)結晶性ポリオレフィン樹脂および該樹脂に分散したゴムの ブレンドを含む熱可塑性エラストマーの1種である。一般に、これらのブレンド は、15〜85重量%のポリオレフィン樹脂およびそれに対応して85〜15重量%のゴ ムを含む。 そのようなTPOE中のポリオレフィンは、エチレン、プロピレン、ブテン− 1などのα−オレフィンならびに結晶性ポリシクロオレフィンの(共)重合から の1以上のポリオレフィンであり得る。それらは、熱可塑性のように挙動し、少 なくとも15%のDSC結晶化度を有していなければならない。ポリエチレンおよ びポリプロピレンのホモ−およびコポリマーが存在するのが好ましい。該ポリエ レフィンのコポリマーの場合、該コポリマー中のエチレンまたはプロピレンの含 量は少なくとも75重量%である。 本発明に従って使用されるTPOE中のゴムは、発泡条件下で安定であるなら ば、その分野で公知の任意のゴム、であり得る。有用なゴムは、ブチルゴム(コ ポリマーおよび三元ポリマー、およびそのハロゲン化された形);エチレン/α −オレフィンコポリマーゴム(EAM)およびエチレン/a−オレフィン/ジエ ン三元ポリマーゴム(EADM);アクリロニトリル/ブタジエンゴム(NBR); スチレン/ブタジエンゴム(SBR);天然ゴム(NR)であり、ゴムは、前記し たSTPEでもあり得る。EAMまたはEADMゴムの場合、かかるゴムにおけ るα−オレフィンは、好ましくはプロピレンである。そのような場合、ゴムをE P(D)Mと言う。また、そのようなゴムの混合物を使用することもできる。 より好ましくは、TPOEは、分散したゴムが少なくとも部分的に硬化した( すなわち、加硫された)熱可塑牲ポリオレフィン加硫物(TPOEV)である。 ここで、および以下においてTPOEは、TPOE中のゴムが、抽出され得るゴ ムの量が90%未満であるような加硫度を有する場合、TPOEVと言う。かかる 抽出され得る量を測定するための試験は一般に、ポリオレフィンおよび加硫され ていないゴムは溶解するが、加硫されたゴムは溶解しない溶媒を用いて行われる 。適する溶媒は、沸騰キシレンである。 TPOE中のゴムを加硫することより、得られるTPOEVの物理的特性およ び得られる発泡物品の物理的特性が改善される。 TPOE中のゴムの加硫は、TPOEV中のゴムを加硫するためのその分野で 公知の任意の加硫系を用いて行うことができる。EA(D)M−ゴム硫黄系の場 合、過酸化物系および好ましくはフェノール樹脂をベースとする加硫系が使用さ れる。 加硫の最良の効果を得るために、TPOEVは好ましくは、抽出され得るゴム の量が15%未満であり、より好ましくは5%未満ですらあるような程度に加硫さ れる。 好ましくは、TPOEVは、自体公知である動的加硫法で製造される。あるい は、加硫されたゴム粒子(好ましくは、10μより下、より好ましくは1μより下 の大きさを有する)を(半)結晶性ポリオレフィン中で混合させることができる 。 本発明に係る発泡熱可塑性物品の製造法においてWCCを使用することにより 、当業者は、非常に制御された発泡法を行うことができる。 WCCから放出される水の量は、発泡法における温度および滞在時間の関数で ある。その理由のため、フォーム密度を容易に制御することができる。同じ条件 を使用して異なる密度のポリマーフォームを作ることができる。本発明方法にお いてTPE中にWCCの良好な分散が得られるように注意すると、WCCは、発 泡剤源として作用するだ けでなく、非常に細かくかつ均一なセル構造を与える核形成剤としても作用する 。 WCCの良好な分散を達成するために、WCCは、固体形状でTPEに添加さ れる場合、細かくて小さい分散可能な粒子の形状でなければならない。一般に、 粒子の大きさは0.01〜100μmの範囲であり、より好ましくは、WCCが50μm より下の粒径を有する。この結果、TPE内に多数の十分分散した核形成部位が 得られる。 発泡プロセスは、公知であり、かつ熱可塑性エラストマーの発泡に適する任意 の装置で行うことができる。これは、静的プロセスおよび動的プロセスのいずれ かで行うことができる。最初の場合、予め決められた形状での発泡または加熱さ れた形状の使用による熱変形に言及することができる。これらの場合、TPEは 、発泡温度に局所的に加熱され、こうして発泡される。 好ましくは、押出機が使用される。同じ装置が、WCCおよびTPEの混合プ ロセスおよび発泡プロセスの両方で使用される場合は、TPEが最初に溶融され 、WCCと十分混合されてTPE中のWCCの好ましくは少なくとも実質的な、 均一な分散が得られ、次いで、温度が、少なくとも、WCCが水を放出する温度 に上げられ、得られた混合物が例えばダイを通して押出され、発泡TPEが得ら れるように注意しなければならない。 プロセスの混合部分(すなわち、TPEおよびWCCの混合)では、これが別 個のプロセスであっても、あるい は発泡プロセスと一体化されていても、水の早期放出および加硫を避けるために 、温度を注意深く制御すべきである。次いで混合物を、水がWCCから放出され る条件に加熱して水をWCCから放出させ、その後圧力を開放すると、TPEが 膨張して発泡物品になる。 WCCとTPEとの混合は一般に、0℃とWCCが水の放出を開始する温度と の間の任意の温度で生じる。この水放出温度は、文献から既知でないならば、D TA、DSCおよびTGAなどの分析装置によって容易に決定することができる 。WCCとTPEとの混合が生じる温度は、目的とする混合物の型、すなわちド ライブレンドか溶融ブレンドかに依存する。後者の場合、混合温度は、TPEの 融点より上であるが、WCCが水を放出する温度より下である。一般に、TPE とWCCとの混合が10〜250℃の範囲の温度で行われ、水が120〜350℃の範囲の 温度で放出されるのが好ましい(ただし、混合温度は水放出温度より下である)。 良好な加熱および冷却系を有する標準的な単軸押出機を使用してTPEフォー ムプロファイルを作ることができる。使用が容易であることから、電気加熱およ び空気冷却系が好ましい。必要とされる押出機の大きさは、プロファイルの断面 積および必要とされるスループット速度に依存する。典型的な自動密封プロファ イルの場合、直径が60〜90mmのスクリュを有する押出機が好ましい。最小24:1 のL/D比を有するスクリュが好ましい。スクリュは、 圧縮比が3:1である汎用スクリュ、低仕事量バリヤスクリュまたはTPEの加 工処理で通常使用される他のタイプのスクリュであり得る。静的混合機または同 様の装置を使用して、処理されている組成物の滞在時間を増加させることもでき る。押出ダイは、押出機およびダイ中での組成物の早期発泡を避けるために、高 圧ができるだけ長く溶融物中に維持されるように設計されるべきである。 TPEの押出発泡は、3個の基本的工程から成る。すなわち、泡の開始(核形 成)、泡の成長および安定化である。核形成部位は、ポリマー溶融物内に分散し た発泡剤粒子によって主に与えられる。核形成は、溶融物の圧力が発泡剤の蒸気 圧より下に下がると生じる。小さく均一なセル構造および滑らかな表面を有する 低密度フォームを達成するために、核形成点をできるだけダイ出口の近くに移動 させることが必要であるる。これは、鋭い収束的構造および短いランド長を有す るダイを使用することにより達成することができる。WCCの粒子の存在は、プ ロセスに非常に重要である。粒子は、セルの大きさおよびそれらの分布を制御す る。あらかじめ化合された発泡剤の使用により、ポリマー溶融物内に発泡剤の均 一な分布が得られ、均一なセル分布が得られる。セルがいったん核を形成すると 、セルは成長を続ける。セルの成長の駆動力は、内部蒸気圧と大気圧との圧力差 である。成長は、発泡が安定し、または破壊するまで続く。 冷却プロセスによる熱の損失により引き起こされるポ リマー粘度の急激な上昇により泡が安定化される。密度が300kg/m3より大きい フォームプロファイルの場合は、ベルト引抜き具を有する水浴冷却系を使用する ことができる。密度が300kg/m3より小さいフォームプロファイルの場合は、水 浴冷却系がプロファイルの不均一な収縮を誘発する可能性がある。そのような場 合は、長いコンベヤベルトを有する空気および/または水噴霧スプレイ冷却系が 好ましい。 図1は、TPEのATHによる発泡用押出機を図式的に示し、それに関しては 、示した典型的な温度プロファイルが適用される。 図において、符号は下記を示す。 T1: 180℃〜200℃ T2: 200℃〜260℃ T3: 240℃〜280℃ T4: 158℃〜190℃ T5(アダプター): 158℃〜190℃ T6(ダイ): 160℃〜190℃ 当業者は、別の型の発泡剤を使用するとき、押出機の温度設定の構成を容易に 調整することができる。 好ましくは、バレルの温度プロファイルが、T1およびT4がT2およびT3 より低くなるように設定される。比較的小さいL/D比(24:1など)を有する いくつかの単軸押出機は、バレル上に加熱ゾーンを3個だけ有することができる 。これらの押出機および静的混合機または同様 の装置が取り付けられた押出機の温度プロファイルは、押出機の中央ゾーンがも っとも高い温度プロファイルを有するように設定されるべきである。ダイの温度 は、高いヘッド圧を確保するのに十分低く、かつ滑らかなプロファイル表面を提 供するのに十分高い温度に設定されるべきである。ヘッド圧は、押出機およびダ イ中での組成物の早期発泡を避けるために大体3.5Mpaより上に維持されるべきで ある。ヘッド圧は、溶融温度およびスループット速度によって影響される。ヘッ ド圧は、ゾーン4(T4)およびダイ(T6)のバレル温度設定ならびにスクリ ュ速度を変えることにより調整することができる。ヘッド圧に影響を及ぼす最も 強力なパラメーターは、ゾーン4(T,4)のバレル温度およびダイ温度である 。 フォーム密度は、押出機の中央ゾーンの温度およびスクリュ速度に依存する。 温度が高いほど、またスクリュ速度が遅いほど、より低いフォーム密度を達成す ることができる。原則として、150〜900kg/m3の範囲の種々の密度のフォームは 、押出温度プロファイルを変更し、スクリュ速度を調整するこにとより達成する ことができる。 スクリュ速度は、一般に、スループット速度、スクリュ設計、押出機の大きさ および製造したいフォームの密度に依存して、10〜50rpmの範囲である。一般に 、スクリュ速度は、バレル中の発泡性組成物の滞在時間を最大にすることができ るならば、その範囲のより低い方で設定されるべきである。5〜40kg/時の押出 スループット速度 および3〜30m/分の押出線速度は、直径が90mmの単軸押出機を用いて達成する ことができる。実際のスループット速度および線速度はフォーム密度、スクリュ 速度、プロファイルの断面積、発泡条件、スクリュの形状およびダイの設計に依 存する。 TPOEVをベースとするTPOE物品のフォーム密度を、WCCとしてAT Hを使用して調整するための一般的指針として、下記手法を使用することができ る。当業者であれば、他の特定のTPEおよび他のWCCのための条件を容易に 調整することができる。また、下記手法は、新しい押出ラインまたは新しいダイ のためのフォーム密度対処理条件の検量線の作成に使用することもできる。 1)出発点としての押出機バレルの温度プロファイルを設定する。T1=190 ℃、T2=230℃、T3=245℃、T4=165℃およびT5=175℃ 2)TPOEをホッパーに添加し、押出機を約30分運転した後、密度分析のた めのフォームサンプルを採取する。比較的高いフォーム密度で発泡プロセスを開 始すること、および押出機の中央ゾーンの温度設定を上げることによりフォーム 密度を徐々に低下させことが常に好ましい。 3)フォーム密度が所望の値より高い場合は、密度が望ましい値からどのくらい 離れているかに応じて、第二および第三ゾーンの温度を約2〜10℃だけ上昇さ せる。フォーム密度が所望の値より低い場合は、第二および第三ゾーンの温度を わずかに下げる。温度が新しい設定点に達した後、 20〜30分待つ。別のフォームサンプルを集め、再び密度を測定する。場合に よっては、温度プロファイルの大きな変化の後に発泡プロセスを安定化させるた めに30分より長くかかるかもしれない。 4)所望のフォーム密度に達するまで工程3を繰り返す。場合によっては、フォ ーム密度および物品の品質を細かく調整するために、他のゾーンおよびダイにお いて小さい変化が必要であるかもしれない。 本発明方法で使用されるWCCの量は、製造したいフォームの密度に依存する が、もちろん、WCC単位重量当りに放出され得る、および放出される水の量に も依存する。WCC単位重量当りに放出される水が多いほど、所与のフォーム密 度に必要とされるWCCは少ない。他方、WCCが潜在的な水を全て放出する必 要はない。 WCCが追加の有益な特性を示す、例えば難燃剤としての活性も有する(一例 としてATHのような)ことができる場合、発泡プロセス中に全てのWCCが分 解される必要はない。その結果、改善された難燃性を有する発泡物品が得られる 。難燃性の発泡物品を得るために、難燃剤のように挙動するWCCと、その分野 で公知の標準的難燃剤との組み合わせを使用することもできる。 WCCの表面処理も、発泡プロセスおよび発泡物品の物理的特性に影響を及ぼ し得る。特性の改善は、表面コーティングおよび/または表面カップリング剤で 処理されたWCCを使用することにより得ることができる。ポリマー 中のフィラーの表面処理はすでに長い間知られている(米国特許第4,525,494号) 。TPEで作られたフォームの特性も、そのような表面コーティングおよび表面 カップリング剤の使用により著しく改善されることが今判った。下記式を有する 有機ケイ素化合物であるシランカップリング剤で表面コーティングされたWCC によって有益な効果を得ることができる。 R−SiX3 [式中、Rは加水分解に反応しない有機官能基であり、各Xは加水分解時にシラ ノール基に転化され得る加水分解可能な基である。] 一般に、R基は、アミノ、(メタ)アクリレート、スチリルアミン、エポキシま たはハロゲン基などの官能基によって置換された官能性炭化水素基を含む。X基 は好ましくは、アルコキシまたはアセトキシ基であり、より好ましくはメトキシ 基である。WCCの表面処理に適するその型のシランに関しては、パンフレット「 ダウコーニング社のシランカップリング剤への指針」を参照することができる。 WCCをビニルシラン(ビニル置換有機ケイ素化合物)で処理することは、そ の添加が発泡物品の溶融強度を改善し、有利であることが分かった。かかるビニ ルシランの例は、ビニルトリメトキシシランおよびビニルトリアセトキシシラン である。好ましくは、ビニルアルコキシシランが使用される。 有機チタネート、有機ジルコネートまたは有機アルミ ネートカップリング剤(そのアルコキシ、ネオアルコキシおよびシクロヘテロ原 子誘導体など)で表面コーティングされたWCCも使用することができる。 表面コーティングとして有用なチタネートの例は、モノアルコキシジオクチル ピロホスフェートチタネート、ネオアルコキシジオクチルピロホスフェートチタ ネートおよびアセチルアセトナトをベースとするチタネートである。それ以上の 情報に関しては、Kenrich Petrochemical,Inc.のマニュアルである、Salvator e J.Monteによる「Ken−React参照マニュアル−チタネート、ジルコネートおよ びアルミネートカップリング剤」(1985/1987)が参照される。このマニュアルも、 本発明で使用される、WCCの表面コーティングに適するかかるカップリング剤 のいくつかを開示している。 発泡プロセス中に放出される水の量は、発泡を行うのに十分でなければならず 、例えばTPEに対して0.1〜5重量%の範囲の量である。 所望する場合、通常の化学的または物理的発泡剤(CO2、N2、液体炭化水素 またはアゾジカルボンアミドなど)をWCCと組み合わせて使用することももち ろん可能である。 本発明方法を使用して発泡TPOEVを製造する場合、TPOEVの加硫は、 発泡プロセスを行う前に(少なくともほとんど)行われるのが好ましい。そうで ないと、許容され得る発泡TPOEV物品を得るには多すぎる影響を加 硫工程に及ぼすかもしれない。 発泡プロセスを行う圧力は、TPEの通常の発泡が行われる圧力範囲と相違し ない。 本発明に係る発泡プロセスが終わると、TPEおよび放出された水を含む混合 物を環境条件に開放する。これは、好ましくは、成形操作(成形された発泡プロ ファイルの形成など)と組み合わせられる。ここで、および以下において、言葉 「環境条件」は、約0.1Mpaの値を有する圧力を意味するが、発泡プロセスは、約 0.1Mpaより若干低いか高い開放圧力で終わることもできる。 本発明方法で使用される熱可塑性エラストマーは、発泡物品の物理的特性を調 整するための他の成分も含むことができる。TPOE中のゴムはエキステンダー 油を含むことができ、TPEは、ワックス、フィラー、着色剤、分解防止剤、U V安定剤などをさらに含むことができる。 本発明はまた、STPEおよびTPOEから選択されるTPE、ならびに有効 量のWCCを含む発泡性ポリマー組成物にも関する。ここで、および以下におい て、「有効量」とは、発泡プロセスのために望ましい量の水を放出することができ るWCCの量として理解することができる。水のこの望ましい量は、前述したよ うに、一般にはTPEに対して0.1〜5重量%の範囲である。 本発明はまた、STPEおよびTPOEから選択されるTPE、ならびに有効 量のWCCを含む混合物を発泡させることにより製造される発泡熱可塑性物品に も関する。か かる発泡物品は、好ましくは、50〜900kg/m3の範囲の密度を有する。フォーム 密度は、WCC、水放出温度および発泡装置での滞在時間をうまく選択すること により制御することができ、例えば目標密度が得られる。 本発明方法に従って製造される発泡物品は、プロファイル、チューブおよびシ ートなどの全体にわたって制御された閉じたセル構造を滑らかな表面と共に有す る。そのように製造されたフォームは、他の(発泡された)TPEならびに自動 車、建築、電気機器、船舶、運動器具および電子産業全般にわたって使用される 伝統的な熱硬化性系と組み合わせることができる。また、ゴムまたは(強化)ポ リオレフィンと組み合わせることもできる。本発明のフォームは、自動車産業に おいてドア、窓およびフードシールに使用するための大きな機会を提供する。 本発明方法で製造されるフォームは、いくつかの目的に使用することができる 。すなわち、重量削減、振動削減、エネルギー吸収、密封、摩擦改善、クッショ ン性、絶縁性(熱、音波および電気)、膨張性フォームである。 本発明の技術を使用することができる応用は、例えば、ベルトストリップ、パ ッチシール、ソフトタッチ(ノブ−グリップ)、サンバイザー、ベントシール、カ ーペット裏地、ヘッドライナー、座席、ランフラットタイヤ、運動パッド、ウェ トスーツ、履き物、種々の玩具、毛布/パッド、かばん、導管、フロート/バン パー、絆創膏、耳線、コップ、パッド/マットレス、オフィス家具である。 本発明の発泡プロセスは、種々の形態で使用できる。すなわち、押出、射出成 形、熱発泡、ブロー成形、回転成形、注型発泡である。本発明の発泡プロセスは 、固形部分を有するフォーム部分の共押出または固形ポリマー表面を有する発泡 プロファイルのコーティングにも使用でき、それは、改善された引裂強さおよび 低い摩擦係数を付与する。 フォーム構造は、均一(すなわち、バルク発泡)であり、あるいはフォームの 傾斜または発泡領域(圧力による束縛または強制エネルギーによる局所的発泡) の施与により選択的でもあり得る。 本発明に係る発泡性ポリマー組成物および発泡熱可塑性物品に存在する成分は 、上記されている。 本発明を下記実施例によって説明するが、下記実施例は説明のためのものであ り、限定するものではない。サンプルの物理的特性は、次のASTM-基準に従って 測定された。 密度:ASTM D792 引張強度:ASTM D412 破断時の伸び:ASTM D412 圧縮ひずみ:ASTM D395 圧縮負荷変形:ASTM D1056実施例I 本実施例は、室温で開始しかつ示された加熱速度で示された最終温度に加熱さ れるTGA加熱走査中のATHの重量低下を示す。 本実施例は、WCCから放出される水の量が、適切な温度および適切な加熱速 度を選択することにより容易に制御され得ることを示す。実施例II〜IV 長さと直径との比(L/D)が35/1である、34mmの互いにかみ合う同時回転 スクリュ押出機を使用して、200℃の溶融温度で熱可塑性エラストマーA(70重 量%)をATH粉末(30重量%)と混合した。得られた混合物(化合物B)を次 の発泡例で使用した。Sarlink(商標)熱可塑性エラストマーAは、ポリプロピ レンとフェノール硬化した粒状のEPDMゴム(TPV)とのブレンドであ り、ゴム:プラスチックの比は約63:37であった。EPDMゴムの抽出され得る ゴム(沸騰キシレン中)の量は10%であった。 汎用スクリュを備えた3ゾーン単軸押出機を発泡例で使用した。押出機の直径 は38.1mmであり、長さと直径との比(L/D)は24/1であった。直径1.5mmの 円形ダイを使用した。化合物Bを2.2〜2.3kg/時の速度で押出機に供給した。押 出機の第二ゾーンの温度は、種々の密度のフォームを作るために、240℃から260 ℃まで変化させた。 密度の測定は、発泡サンプルについて行われた。セルの大きさおよび均一性を 、光学的技術を使用して測定した。表2に示すように、一連の発泡サンプルが、 押出機の第二ゾーンでの温度設定を変えることにより得られた。第二ゾーンの温 度設定が高いほど、ATHの分解速度は高く、従って、より多くの水が放出され 、発泡サンプルの密度はより小さくなった。また、発泡プロセスが非常に安定で あり、24/1のL/D比の押出機ですら制御が容易であることも分かった。発泡 サンプルは、細かくかつ均一なセル構造を示した。発泡ストランドの表面は非常 に滑らかであった。 実施例V〜VII これらの実施例は、発泡プロセスに対するスクリュ速度の効果を示す。 これらの実施例では、化合物Bを実施例2に記載したのと同じ押出機に供給し た。このとき、スクリュ速度を10.0rpmから17.1rpmまで変化させた。使用した円 形ダイは、直径が2mmであった。条件および結果を表3に示す。スクリュ速度が 押出されたプロファイルのフォーム密度に影響することが認められた。より高い スクリュ速度では、放出される水の量が低下した。なぜならば、押出機での化合 物Bの滞在時間が短縮されたからであり、従って、フォームの密度は増加した。 従って、温度プロファイルおよびスクリュ速度は、制御された密度を有する発泡 プロファイルを達成するために調整することができることが示 される。調整は、ダイの形状、押出機およびスクリュの設計、ならびに圧力プロ ファイルに応じて行われるべきである。 実施例VIII〜X 表4は、円形ダイおよび矩形ダイを使用して作られたフォームの例を示す。 これらの実施例では、化合物Bを実施例2に記載したのと同じ押出機に供給し た。円形ダイの直径は2.4mmであった。表4に示す形状を有する2個の矩形ダイ を使用した。実施例Xでは、長さ597mmの静的ミキサーを押出機に取り付けた。 かかる静的ミキサーを使用すると、化合物Bの滞在時間が増加し、溶融物の十分 な冷却が得られた。 実施例XI〜XIV(硬度が異なるTPEを使用して作られたフォーム Ferro連続ミキサーおよび34mmの互いにかみ合う同時回転スクリュ押出機を使 用して、200℃の溶融温度で、Sarlink(商標)熱可塑性エラストマー(70重量% )をATH粉末(9μmの平均サイズ、ビニルシラン処理済、432−SP(J.M.Hub er Corp.))(30重量%)と混合した。得られた混合物を次の発泡例で使用した。 熱可塑性エラストマーは、ポリプロピレンとフェノール硬化されたEPDMゴム (TPOEV)とのブレンドであり、重量比は各々、 70/30、63/37、55/45および52/48であった。TPOEVは 、全ての実施例で使用された熱可塑性エラストマー全てにおいて約6〜10%の量 の抽出され得るゴム(沸騰キシレン中)を有していた。 汎用スクリュを備えた3ゾーン単軸押出機を次の発泡例で使用した。押出機の 直径は38.1mmであり、長さと直径との比(L/D)は24/1であった。直径2.4m mの円形ダイを使用した。TPV/ATH混合物を2.2〜2.4kg/時の速度で押出 機に供給した。 表5に示すように、ゴムとプラスチックとの比が異なる(すなわち、硬度が異 なる)TPV/ATH混合物を用いて、低密度の発泡サンプルが得られた。発泡 プロセスは非常に安定であり、24のL/D比を有する押出機ですら全てのTPV /ATH混合物に関して制御が容易であることが分かった。発泡サンプルは、細 かくかつ均一なセル構造を示した。発泡ストランドの表面は非常に滑らかであっ た。 実施例XV〜XXVI(ATH表面処理の効果) これらの実施例は、発泡サンプルのセル構造に対するATH表面処理の効果を 示す。 これらの実施例では、EPDM/PP比が63/37であるSarlink(商標) TPOEV熱可塑性エラストマーを、34mmの互いにかみ合う同時回転二軸スクリ ュ押出機を使用して、200℃の溶融温度で、未処理および表面処理されたATH 粉末(J.M.Huber Corp.製)と混合した。得られた混合物の発泡性を、実施例XI 〜XIVに記載されたものと同じ押出機および同じダイを使用してテストした。発 泡サンプルのセル構造を、画像捕獲装置を備えたオリンパスBX60光学顕微鏡を使 用して分析した。セルの大きさは、顕微鏡下で発泡試料の断面方向に得られた画 像を使用して測定された。表6から分かるように、ビニルシラン処理されたAT Hを含むTPV/ATH混合物を用いて作られた発泡サンプルは、未処理および 界面活性剤処理されたATHを含む他の発泡サンプルよりも小さいセルサイズお よび狭いセルサイズ分布を示した。ビニルシランは、界面結合 強度を改善するWCC粒子とポリオレフィンマトリックスとの間のカップリング 剤として作用すると考えられる。また、WCC粒子を取り囲むポリオレフィン相 において低度の架橋反応を開始するかもしれない。それは、溶融強度を改善し、 発泡プロセス中のセルの成長を安定化させる。 実施例XXVII〜XXIX(棒押出ダイを使用した発泡プロセスのスケールアップ EPDM/PP比が63/37(重量)であるSarlink(商標)TPOEVを 、Ferro連続ミキサーを使用して、200℃の溶融温度で、ATH粉末(9μmの平 均サイズ、ビニルシラン処理済、432−SP(J.M.Huber Corp.))と70/30の 重量比で混合した。得られた混合物を、22.3kg/時の速度で63.5mmの単軸押出機 (L/D=24/1)に供給した。低仕事量バリヤスクリュおよび直径4.4mmの円 形ダイを以下の実施例で使用した。 表7に示されるように、一連の種々の発泡サンプルが、押出機の第二および第 三ゾーンの温度を単に変えるだけで得られた。第二および第三ゾーンの温度をよ り高く設定するほど、発泡サンプルの密度は低くなった。実施例XXX〜XXXIII(チューブ押出ダイを使用した発砲プロセスのスケールアッ 実施例XXVII〜XXIXで使用されたのと同じTPV/ ATH混合物を、22.5〜23.8kg/時の速度で63.5mmの単軸押出機(L/D=24/ 1)に供給した。低仕事量バリヤスクリュならびに内径4.4mmおよび外径6.3mmの チューブ押出ダイを以下の実施例で使用した。 表8に示されるように、種々の密度の発泡チューブサンプルが、押出機の第二 および第三ゾーンの温度設定を変えることにより得られた。発泡プロセスは、非 常に安定であり、かつ制御が非常に容易であることが分かった。全ての発泡サン プルは、非常に細かいセル構造および非常に滑らかな表面を示した。 実施例XXXIV〜XXXVII(ブロー成形機を使用した発泡プロセス) 実施例XXVII〜XXIXで使用されたTPV/ATH混合物の発泡性を、アキュム レータおよびクリアランスが調整可能なパリソン押出ダイを備えた二層X−Y P laco押出ブロー成形機を使用してテストした。パリソン押出ダイの外径は35mmで あった。 表9から分かるように、発泡チューブパリソンが、逐次押出ブロー成形機を使用 して得られた。発泡パリソンサンプルは、細かいセル構造ならびにかなり滑らか な内部および外部表面を示した。また、実験中に、発泡パリソンを或る割合にブ ロー成形することが可能であることも分かった。 実施例XXXVIII(化学発泡剤としてのCvlaCell−PA) CylaCell−PA(CYLATEC,Inc.製)は、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸マグネシウ ムおよびホウ酸ナトリウムを含む分散および加工処理助剤であり、水を化学的に 結合する。下記実施例は、CylaCeli−PAを化学的発泡剤として使用して熱可塑性 エラストマーを発泡させることの可能性を示す。 実施例XXVII〜XXIXで使用された熱可塑性エラストマーをまず鉱物油でコーテ ィングした後、CylaCell−PAと85/1/14(熱可塑性エラストマー/鉱物油 /CylaCell−PA)の重量比で混合した。得られた混合物の発泡性を、実施例XI〜 XIVに記載したのと同じ押出機および同じダイを使用してテストした。表10に 示されるように、CylaCell−PAを化学的発泡剤として用いると低密度のフォーム が得られた。発泡ストランドは、細かくかつ均一なセル構造および非常に滑らか な表面を有することが分かった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 60/062,206 (32)優先日 平成9年10月16日(1997.10.16) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AU ,BA,BB,BG,BR,CA,CN,CU,CZ, EE,GE,HU,ID,IL,IS,JP,KP,K R,LC,LK,LR,LT,LV,MG,MK,MN ,MX,NO,NZ,PL,RO,SG,SI,SK, SL,TR,TT,UA,US,UZ,VN,YU (72)発明者 ラ チュリッペ,クリストファー アメリカ合衆国,マサチューセッツ州 01420,フィッチバーグ,エレアノル ス トリート 8 (72)発明者 ジオン,ロバート アメリカ合衆国,ニューハンプシャー州 03049,ホリス,カメロン ドライブ 25 (72)発明者 ファ,カイ アメリカ合衆国,マサチューセッツ州 01720,アクトン,チコンデロガ ロード 14

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.下記工程を含む発泡熱可塑性物品の製造法、 a)スチレンをベースとする熱可塑性エラストマーおよび熱可塑性ポリオレフィ ンエラストマーまたはそれらの混合物を含む群から選択される熱可塑性エラスト マーならびに有効量の、水を放出する化合物を含む混合物を、水を放出する化合 物が水を放出する温度であってかつ熱可塑性エラストマーの融点より上である温 度に加熱する工程、および b)得られた加熱された混合物を環境条件に開放する工程。 2.熱可塑性ポリオレフィンエラストマーが、抽出され得るゴムの量が90%未満 であるような加硫度を有する熱可塑性ポリオレフィン加硫物であることを特徴と する、請求項1に記載の方法。 3.熱可塑性ポリオレフィンエラストマーまたは熱可塑性ポリオレフィン加硫物 における熱可塑性樹脂が、ポリエチレンおよびポリプロピレンのホモおよびコポ リマーを含む群から選択されることを特徴とする、請求項1〜2のいずれか1つ に記載の方法。 4.スチレンをベースとする熱可塑性エラストマーが、スチレン−ブタジエン− スチレンブロックコポリマーおよびそれらの部分的または全体的に水素添加され た誘導体を含む群から選択されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。 5.熱可塑性エラストマーと水を放出する化合物との混合 が10〜250℃の範囲の温度で行われ、水が120〜350℃の範囲の温度で放出される ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1つに記載の方法。 6.水を放出する化合物がアルミニウム三水和物および水酸化マグネシウムの少 なくとも1つであることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1つに記載の方 法。 7.放出される水の量が熱可塑性エラストマーに対して0.1〜5重量%の範囲で あることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1つに記載の方法。 8.水を放出する化合物が、有機ケイ素化合物、有機チタネート、有機アルミネ ートおよび有機ジルコネートカップリング剤を含む群から選択される化合物で表 面処理されることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1つに記載の方法。 9.有機ケイ素化合物がアルコキシまたはアセトキシシランであることを特徴と する、請求項8に記載の方法。 10.有機ケイ素化合物がビニルシランであることを特徴とする、請求項8〜1 0のいずれか1つに記載の方法。 11.有機ケイ素化合物がビニルアルコキシシランであることを特徴とする、請 求項9〜10のいずれか1つに記載の方法。 12.熱可塑性ポリオレフィンエラストマーが、抽出され得るゴムの量が15%未 満であるような程度に加硫されることを特徴とする、請求項2に記載の方法。 13.熱可塑性ポリオレフィンエラストマーにおけるゴム がEP(D)M−ゴム、NBR、SBRおよびブチルゴムの少なくとも1つであ ることを特徴とする、請求項1に記載の方法。 14.使用される、水を放出する化合物が有機二酸であることを特徴とする、請 求項1〜13のいずれか1つに記載の方法。 15.水が、水を放出する化合物の重縮合によって生じることを特徴とする、請 求項1〜14のいずれか1つに記載の方法。 16.熱可塑性エラストマーと水を放出する化合物との混合物がドライブレンド であることを特徴とする、請求項1〜15のいずれか1つに記載の方法。 17.熱可塑性エラストマー、および水を放出する化合物を含む混合物が、熱可 塑性エラストマーと水を放出する化合物とを、熱可塑性エラストマーの融点より 上の温度でありかつ水を放出する化合物が水を放出する温度より下である温度で 混合することにより得られることを特徴とする、請求項1〜16のいずれか1つ に記載の方法。 18.プロセスが押出機で行われることを特徴とする、請求項1〜17のいずれ か1つに記載の方法。 19.スチレンをベースとする熱可塑性エラストマーおよび熱可塑性ポリオレフ ィンエラストマーまたはそれらの混合物を含む群から選択される熱可塑性エラス トマーならびに有効量の、水を放出する化合物を含む、発泡性ポリマー組成物。 20.スチレンをベースとする熱可塑性エラストマーおよび熱可塑性ポリオレフ ィンエラストマーまたはそれらの混合物を含む群から選択される熱可塑性エラス トマーならびに有効量の、水を放出する化合物を含む組成物を発泡させることに より製造される発泡熱可塑性物品。 21.請求項1〜20のいずれか1つに記載の方法によって得られる発泡熱可塑 性物品。 22.熱可塑性ポリオレフィンエラストマーが、抽出され得るゴムの量が90%未 満であるような加硫度を有する熱可塑性ポリオレフィン加硫物であることを特徴 とする、請求項19、20または21のいずれか1つに記載の発泡性ポリマー組 成物または発泡熱可塑性物品。 23.熱可塑性ポリオレフィンエラストマーまたは熱可塑性ポリオレフィンエラ ストマーにおける熱可塑性樹脂が、ポリエチレンおよびポリプロピレンのホモお よびコポリマーを含む群から選択されることを特徴とする、請求項19、20、 21または22のいずれか1つに記載の発泡性ポリマー組成物または発泡熱可塑 性物品。 24.スチレンをベースとする熱可塑性エラストマーがスチレン−ブタジエン− スチレンブロックコポリマーおよびそれらの部分的または全体的に水素添加され た誘導体を含む群から選択されることを特徴とする、請求項21、22または2 3のいずれか1つに記載の発泡性ポリマー組成物または発泡熱可塑性物品。 25.水を放出する化合物がアルミニウム三水和物および 水酸化マグネシウムを含む群から選択されることを特徴とする、請求項19〜2 4のいずれか1つに記載の発泡性ポリマー組成物または発泡熱可塑性物品。 26.水を放出する化合物が、シラン、有機チタネート有機アルミネートおよび 有機ジルコネート化合物を含む群から選択される表面コーティングで表面処理さ れていることを特徴とする、請求項19〜25のいずれか1つに記載の発泡性ポ リマー組成物または発泡熱可塑性物品。 27.熱可塑性ポリオレフィンエラストマーが、抽出され得るゴムの量が15%未 満であるような程度に加硫されていることを特徴とする、請求項22に記載の発 泡性ポリマー組成物または発泡熱可塑性物品。 28.熱可塑性ポリオレフィンエラストマーにおけるゴムがEP(D)M−ゴム 、NBR、SBRおよびブチルゴムを含む群から選択されることを特徴とする、 請求項19、20または21のいずれか1つに記載の発泡性ポリマー組成物また は発泡熱可塑性物品。 29.使用される水を放出する化合物が有機二酸であることを特徴とする、請求 項19、20または21のいずれか1つに記載の発泡性ポリマー組成物または発 泡熱可塑性物品。 30.水が、水を放出する化合物の重縮合によって生じることを特徴とする、請 求項19、20または21のいずれか1つに記載の発泡性ポリマー組成物または 発泡熱可塑性物品。 31.物品が50〜900kg/m3の範囲の密度を有することを特徴とする、請求項2 0〜30のいずれか1つに記載の発泡熱可塑性物品。
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