JP2007001891A - 毛髪脱色剤又は酸化染毛剤用組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 施術時にアルカリ剤の刺激臭がなく、適度な粘度を有して延展性に優れ、施術による毛髪の損傷を防止し、風合いに優れる毛髪脱色剤又は酸化染毛剤に用い得る組成物を提供することを課題とする。
【解決手段】 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、高級アルコール、アミノ酸及び/又はその塩、並びに炭酸アンモニウムを含有することを特徴とする毛髪脱色剤又は酸化染毛剤用組成物とする。前記高級アルコールは液状の高級アルコールを用いるのが好ましい。
【選択図】 なし

Description

本発明は、毛髪脱色剤又は酸化染毛剤用組成物に関する。詳しくは、施術時にアルカリ剤の刺激臭がなく、適度な粘度を有して延展性に優れ、施術による毛髪の損傷を防止し、風合いにも優れる毛髪脱色剤又は酸化染毛剤用組成物に関する。
現在、毛髪脱色剤は脱色効果が優れていることから、アルカリ剤を含有する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤とを使用時に混合するニ剤式の毛髪脱色剤が主流となっている。また、染毛剤は効果が持続的であり、元の毛髪よりも明るい色調に染毛が可能なことから、アルカリ剤と酸化染料を含有する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤とを使用時に混合するニ剤式の酸化染毛剤が主流となっている。
二剤式の毛髪脱色剤は、使用時にアルカリ剤と過酸化水素とが作用して酸素を発生させ、これにより毛髪中のメラニン色素を分解して毛髪を脱色する。また、二剤式の酸化染毛剤は、発生した酸素が毛髪中のメラニン色素を酸化分解すると共に、酸化染料を毛髪内で酸化重合することにより毛髪を染毛する。このようなアルカリ剤としては、揮発性を有し、毛髪に残留しないことから、アンモニアが汎用されている。しかし、アンモニアは、特有の刺激臭を有し、眼などの粘膜に対して刺激を与えるなどの欠点がある。
このような欠点を解決するためには、アンモニアに替えて有機アミンを使用する試み(例えば、特許文献1参照)がなされているが、アンモニアの刺激臭を抑制できたとしても、施述後の毛髪にきしみ感が生じるという問題がある。また、アンモニウム塩を用いる試み(例えば、特許文献2参照)もなされているが、アンモニウム塩を高配合量にすると、脱色・染毛力に劣るという問題がある。
また、第1剤中のアルカリ剤は、過酸化水素との作用の他、毛髪表面のキューティクルを膨潤させ、染料を毛髪内部に浸透させて染毛力を向上させるという効果も有している。しかし、毛髪のケラチン蛋白は、過酸化水素の作用によりシスチン結合がシステイン酸に酸化されたり、アルカリ剤によって分解されたりし易いことから、毛髪が損傷し枝毛や断毛等が生じるという問題を有している。
このような問題点を解決するために、油性成分及び界面活性剤を含有したクリーム状染毛剤第1剤組成物(特許文献3参照)や、シスチン又はその誘導体を含有する酸化型染毛剤用第1剤(特許文献4参照)などが報告されている。しかし、これら第1剤では、用いる油性成分や界面活性剤により、また、共に用いる第2剤の組成成分により、毛髪保護効果が異なり、施術後の染毛性にも影響を与え、未だ満足いくものではない。
特開平1−165514号公報 特開2000−264822号公報 特開平1−165514号公報 特開2002−370948号公報
本発明は、上記従来の技術に鑑みてなされたものであって、施術時にアルカリ剤の刺激臭がなく、適度な粘度を有して延展性に優れ、施術による毛髪の損傷を防止し、風合いに優れる毛髪脱色剤又は酸化染毛剤に用い得る組成物を提供することを課題とする。
すなわち、本発明は、
〔1〕ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、高級アルコール、アミノ酸及び/又はその塩、並びに炭酸アンモニウムを含有することを特徴とする毛髪脱色剤又は酸化染毛剤用組成物、
〔2〕高級アルコールが、室温で液状の高級アルコールであることを特徴とする前記〔1〕に記載の毛髪脱色剤又は酸化染毛剤用組成物、
〔3〕アミノ酸及び/又はその塩が、システイン及び/又はその塩であることを特徴とする前記〔1〕又は〔2〕に記載の毛髪脱色剤又は酸化染毛剤用組成物、
〔4〕有機アミンを含有することを特徴とする前記〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の毛髪脱色剤又は酸化染毛剤用組成物、並びに
〔5〕有機アミンが、モノエタノールアミン及び/又はイソプロパノールアミンであることを特徴とする前記〔4〕に記載の毛髪脱色剤又は酸化染毛剤用組成物、
に関する。
本発明の毛髪脱色剤又は酸化染毛剤用組成物は、施術時にアルカリ剤の刺激臭がなく、適度な粘度を有して延展性に優れ、施術による毛髪の損傷を防止し、風合いに優れるという効果を奏する。また、本発明の組成物を酸化染毛剤に用いると、前記効果に加えて更に染毛性にも優れるという効果を奏する。
本発明の毛髪脱色剤又は酸化染毛剤用組成物には、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、高級アルコール、アミノ酸及び/又はその塩、並びに炭酸アンモニウムが含有される。
用いられるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油における、エチレンオキサイドの付加モル数は特に限定されないが、施術時の延展性等の使用性及び毛髪保護効果の観点から、付加モル数5〜100が好ましく、付加モル数10〜50がより好ましい。
その含有量は、本発明の効果が発揮されれば特に限定されないが、毛髪保護効果の観点から、組成物中、0.1重量%以上が好ましく、1重量%以上がより好ましい。また、施術時の延展性等の使用性の観点から、組成物中、10重量%以下が好ましく、8重量%以下がより好ましい。これらから、好ましい含有量は、0.1〜10重量%であり、より好ましくは、1〜8重量%である。
高級アルコールは、本発明の効果を発揮すれば特に限定されないが、例えば、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール、デシルテトラデカノール等の炭素数12〜24の高級アルコールが挙げられる。なかでも、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール、デシルテトラデカノール等の液状の高級アルコールを用いるのが好ましい。尚、本発明における液状とは、標準温度(20℃)の雰囲気下で液状を呈することを言う。
これら高級アルコールは、単独で又は2種以上を適宜組合わせて使用することもできる。また、その含有量は特に限定されないが、毛髪損傷防止及び使用性の観点から、組成物中、0.1〜15重量%とするのが好ましく、より好ましくは、0.5〜10重量%である。
アミノ酸は、本発明の効果を発揮すれば特に限定されないが、例えば、アスパラギン、アスパラギン酸、アラニン、アルギニン、イソロイシン、グリシン、グルタミン、グルタミン酸、システイン、セリン、チロシン、トリプトファン、トレオニン、バリン、ヒスチジン、フェニルアラニン、プロリン、メチオニン、ロイシン等が挙げられ、毛髪損傷防止効果の観点から、システインを用いるのが好ましい。また、アミノ酸の塩は、特に限定されないが、例えば、塩酸、硫酸、硝酸、酢酸、ナトリウム、カリウム等の酸塩又はアルカリ塩を挙げることができる。
アミノ酸やアミノ酸塩は、単独で又は2種以上を適宜組合わせて使用することもできる。また、アミノ酸及び/又はその塩の含有量は、本発明の効果が発揮されれば特に限定されないが、毛髪損傷防止効果や毛髪の風合いの観点から、組成物中、0.01重量%以上とするのが好ましく、0.1重量%以上がより好ましい。また、保存安定性や脱色・染毛力の観点から、組成物中、5重量%以下が好ましく、3重量%以下がより好ましい。これらから、好ましい含有量は、0.01〜5重量%であり、より好ましくは、0.1〜3重量%である。
本発明の毛髪脱色剤又は酸化染毛剤用組成物には、アルカリ剤として炭酸アンモニウムが用いられ、アルカリ剤の刺激臭を抑制すると共に、毛髪の脱色性や染毛性を向上させるのに寄与する。炭酸アンモニウムの含有量は、本発明の効果を発揮すれば特に限定されないが、毛髪の脱色性や染毛性の観点から、組成物中、0.01重量%以上とするのが好ましく、0.1重量%以上がより好ましい。また、保存安定性の観点から、組成物中、20重量%以下とするのが好ましく、10重量%以下がより好ましい。これらから、好ましい含有量は、0.01〜20重量%であり、より好ましくは、0.1〜10重量%である。
また、より毛髪の脱色力や染毛力を向上させるために、有機アミンを含有することができる。これにより、アンモニアを用いなくとも、高い脱色・染毛力を発揮させることができる。用いられる有機アミンとしては特に限定されず、例えば、イソプロパノールアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール等が挙げられる。これらのうち、アルカリ剤の刺激臭を抑制する観点から、イソプロパノールアミン、モノエタノールアミンがより好ましく用いられる。
これら有機アミンは、単独で又は2種以上を適宜組合わせて使用することもできる。また、その含有量は特に限定されないが、脱色・染毛力の観点から、組成物中、0.01重量%以上とするのが好ましく、0.1重量%以上がより好ましい。また、毛髪損傷防止効果の観点から、組成物中、20重量%以下が好ましく、10重量%以下がより好ましい。これらから、好ましい含有量は、0.01〜20重量%であり、より好ましくは、0.1〜10重量%である。
尚、本発明の組成物を酸化染毛剤として用いる場合、上記した成分の他、酸化染料が含有される。用いられる酸化染料としては、酸化染料前駆体やカップラー等の酸化染毛剤に用いられる染料であれば特に限定されず、例えば、フェニレンジアミン類、トルイレンジアミン類、N−フェニルフェニレンジアミン類、アミノフェノール類、アミノニトロフェノール類、ジフェニルアミン類、ジアミノフェニルアミン類、ジアミノピリジン類等の酸化染料前駆体;レゾルシン、m−アミノフェノール、m−フェニレンジアミン、カテコール、ピロガロール等のカップラーなどが挙げられる。尚、酸化染料の含有量は、染毛性及び皮膚刺激等の安全性の観点から、組成物中、0.01〜10重量%程度であれば良い。
また、本発明の毛髪脱色剤又は酸化染毛剤用組成物には、脱色・染毛効果をより短時間で発揮させるために、酸化剤を含有させることができ、通常、使用時に混合含有させる。含有される酸化剤としては、酸化作用を発揮すれば特に限定されないが、例えば、過酸化水素、過酸化尿素、臭素酸アルカリ金属等が挙げられる。これらのうち、過酸化水素を用いるのが好ましい。
酸化剤の含有量は、酸化作用を発揮し毛髪の損傷を抑制する観点から、組成物中、0.05〜5重量%とするのが好ましく、0.25〜4重量%とするのがより好ましい。
本発明の毛髪脱色剤又は酸化染毛剤用組成物には、上記した成分の他、本発明の効果を阻害しない範囲であれば、油性成分、その他の界面活性剤、多価アルコール、酸化防止剤、pH安定剤、キレート剤、増粘剤、保湿剤、動植物エキス、抗炎症剤、ビタミン類、紫外線吸収剤、香料、着色剤、水等を目的に応じて適宜含有させることができる。
以下、本発明を実施例に基づいて更に詳細に説明するが、本発明は、かかる実施例のみに限定されるものではない。尚、含有量は、特記しない限り「重量%」を表す。また、ポリオキシエチレンの付加モル数は、例えば、付加モル数20モルの場合、ポリオキシエチレン(20)硬化ヒマシ油の様に表記する。
実施例1
下記組成の毛髪脱色剤第1剤と第2剤とを重量比1:1で混合し、毛髪脱色剤用組成物を得た。
<第1剤>
ポリオキシエチレン(10)硬化ヒマシ油 7.0
ポリオキシエチレン(40)セチルエーテル 2.5
28%塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 3.0
モノエタノールアミン 2.0
炭酸アンモニウム 1.5
28%アンモニア水 2.5
セチルアルコール 3.0
オレイルアルコール 2.0
L−システイン塩酸塩 0.5
L−プロリン 0.2
精製水 残部
合 計 100.0
<第2剤>
35%過酸化水素水 16.5
精製水 残部
合 計 100.0
得られた毛髪脱色剤用組成物を黒色人毛毛束に均一に塗布した後、30℃の雰囲気下で20分間放置したが、塗布時の延びが良く、刺激臭も殆ど感じられなかった。また、施述後、十分に洗浄し、乾燥したところ、毛髪にはきしみ感がなく風合いに優れ、褐色に脱色された。この毛髪を電子顕微鏡(倍率3000倍)で観察したところ、毛小皮の損傷は殆ど認められなかった。
実施例2
下記組成の酸化染毛剤第1剤と第2剤とを重量比1:1で混合し、酸化染毛剤用組成物を得た。
<第1剤>
ポリオキシエチレン(20)硬化ヒマシ油 3.0
ポリオキシエチレン(40)セチルエーテル 3.0
28%塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 5.0
炭酸アンモニウム 2.0
モノエタノールアミン 4.0
28%アンモニア水 3.0
パラフェニレンジアミン 0.02
レゾルシン 0.02
パラアミノフェノール 0.45
5−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−2−メチルフェノール 0.02
塩酸2,4−ジアミノフェノキシエタノール 0.01
セチルアルコール 5.0
オレイルアルコール 2.0
L−システイン塩酸塩 0.5
ジプロピレングリコール 2.0
精製水 残部
合 計 100.0
<第2剤>
35%過酸化水素水 16.5
精製水 残部
合 計 100.0
得られた酸化染毛剤用組成物を黒色人毛毛束に均一に塗布した後、30℃の雰囲気下で20分間放置したが、塗布時の延びが良く、刺激臭も殆ど感じられなかった。また、施述後、十分に洗浄し、乾燥したところ、毛髪にはきしみ感がなく風合いに優れ、斑なく均一に赤褐色に染毛された。この毛髪を電子顕微鏡(倍率3000倍)で観察したところ、毛小皮の損傷は殆ど認められなかった。
実施例3
下記組成の酸化染毛剤第1剤と第2剤とを重量比1:1で混合し、酸化染毛剤用組成物を得た。
<第1剤>
ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油 3.0
ポリオキシエチレン(20)セチルエーテル 1.5
ポリオキシエチレン(40)セチルエーテル 1.5
28%塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 5.0
炭酸アンモニウム 2.0
モノエタノールアミン 4.0
28%アンモニア水 2.5
パラフェニレンジアミン 0.02
レゾルシン 0.02
パラアミノフェノール 0.45
5−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−2−メチルフェノール 0.02
塩酸2,4−ジアミノフェノキシエタノール 0.01
セチルアルコール 5.0
オレイルアルコール 2.0
L−システイン塩酸塩 0.5
L−アスコルビン酸ナトリウム 0.5
ジプロピレングリコール 2.0
精製水 残部
合 計 100.0
<第2剤>
35%過酸化水素水 16.5
精製水 残部
合 計 100.0
得られた酸化染毛剤用組成物を黒色人毛毛束に均一に塗布した後、30℃の雰囲気下で20分間放置したが、塗布時の延びが良く、刺激臭も殆ど感じられなかった。また、施述後、十分に洗浄し、乾燥したところ、毛髪にはきしみ感がなく風合いに優れ、斑なく均一に赤褐色に染毛された。この毛髪を電子顕微鏡(倍率3000倍)で観察したところ、毛小皮の損傷は殆ど認められなかった。
実施例4
下記組成の酸化染毛剤第1剤と第2剤とを重量比1:1で混合し、酸化染毛剤用組成物を得た。
<第1剤>
ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油 3.0
ポリオキシエチレン(40)セチルエーテル 3.0
28%塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 5.0
炭酸アンモニウム 2.0
イソプロパノールアミン 5.0
28%アンモニア水 3.0
パラフェニレンジアミン 0.02
レゾルシン 0.02
パラアミノフェノール 0.45
5−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−2−メチルフェノール 0.02
塩酸2,4−ジアミノフェノキシエタノール 0.01
セチルアルコール 5.0
オレイルアルコール 2.0
L−システイン塩酸塩 0.5
L−アスコルビン酸ナトリウム 0.5
無水亜硫酸ナトリウム 0.5
ジプロピレングリコール 2.0
精製水 残部
合 計 100.0
<第2剤>
35%過酸化水素水 16.5
精製水 残部
合 計 100.0
得られた酸化染毛剤用組成物を黒色人毛毛束に均一に塗布した後、30℃の雰囲気下で20分間放置したが、塗布時の延びが良く、刺激臭も殆ど感じられなかった。また、施述後、十分に洗浄し、乾燥したところ、毛髪にはきしみ感がなく風合いに優れ、斑なく均一に赤褐色に染毛された。この毛髪を電子顕微鏡(倍率3000倍)で観察したところ、毛小皮の損傷は殆ど認められなかった。
実施例5
下記組成の酸化染毛剤第1剤と第2剤とを重量比1:1で混合し、酸化染毛剤用組成物を得た。
<第1剤>
ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油 3.0
ポリオキシエチレン(40)セチルエーテル 3.0
28%塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 5.0
炭酸アンモニウム 2.0
モノエタノールアミン 4.0
28%アンモニア水 3.0
パラフェニレンジアミン 0.02
レゾルシン 0.02
パラアミノフェノール 0.45
5−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−2−メチルフェノール 0.02
塩酸2,4−ジアミノフェノキシエタノール 0.01
セチルアルコール 5.0
イソステアリルアルコール 2.0
L−システイン塩酸塩 0.5
ジプロピレングリコール 2.0
精製水 残部
合 計 100.0
<第2剤>
35%過酸化水素水 16.5
精製水 残部
合 計 100.0
得られた酸化染毛剤用組成物を黒色人毛毛束に均一に塗布した後、30℃の雰囲気下で20分間放置したが、塗布時の延びが良く、刺激臭も殆ど感じられなかった。また、施述後、十分に洗浄し、乾燥したところ、毛髪にはきしみ感がなく風合いに優れ、斑なく均一に赤褐色に染毛された。この毛髪を電子顕微鏡(倍率3000倍)で観察したところ、毛小皮の損傷は殆ど認められなかった。
本発明の毛髪脱色剤又は酸化染毛剤用組成物は、施術時にアルカリ剤の刺激臭がなく、延展性に優れ、施術による毛髪の損傷を防止し、風合いにも優れるものであるから、毛髪脱色剤や酸化染毛剤に好適に使用しうるものである。

Claims (5)

  1. ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、高級アルコール、アミノ酸及び/又はその塩、並びに炭酸アンモニウムを含有することを特徴とする毛髪脱色剤又は酸化染毛剤用組成物。
  2. 高級アルコールが、液状の高級アルコールであることを特徴とする請求項1に記載の毛髪脱色剤又は酸化染毛剤用組成物。
  3. アミノ酸及び/又はその塩が、システイン及び/又はその塩であることを特徴とする請求項1又は2に記載の毛髪脱色剤又は酸化染毛剤用組成物。
  4. 有機アミンを含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の毛髪脱色剤又は酸化染毛剤用組成物。
  5. 有機アミンが、モノエタノールアミン及び/又はイソプロパノールアミンであることを特徴とする請求項4に記載の毛髪脱色剤又は酸化染毛剤用組成物。
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