JP2007000312A - 端座位補助座椅子 - Google Patents

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Mitsuhiro Kurashige
光宏 倉重
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Abstract

【課題】
麻痺、筋力低下等により寝たきりとなりがちな体幹バランスの悪い患者でも麻痺側の手足のケアまで考慮した日常頻繁な端座位をとることを可能とする。
【解決手段】
背もたれと両肘掛からなり、座部の無い、略コの字型をした本体を軽量な素材で形成し、本体前面に固定ベルトを垂らし、ベッドフレームにあらかじめ貼り付けた固定具に固定し、使用する患者をベッド側端に一定時間安定して座らせることの出来る端座位補助座椅子であって、患者の胴体に沿った形状の曲線部を持ち、前部に垂直な前縁落下防止部を備える両肘掛部上面に置いて使用する渡し板を備えてなることを特徴とする端座位補助座椅子。
【選択図】 図1

Description

本発明は、片半身麻痺、筋力低下等により体幹バランスの悪い患者等がベッド側端に足を降ろして座る端座位において、麻痺のある手足のケアまで考慮しつつ、日常頻繁に端座位を取ることを可能にするための端座位補助座椅子に関するものである。
従来、ベッド側端に足を降ろして座る端座位を取った人の上半身を支える補助具はあったが、麻痺がある場合の麻痺側の手足の垂れ下がりによる関節の脱臼を予防するための策、すなわち麻痺側の手や足を支えるための台を備えたものは無かった。また、そのような補助具はベッド上に載せて使用する理由から軽量であることが求められるが運送時、開放形状となった座部を損傷しないようにする対策は特に無く、梱包には注意を要した。例えば、背もたれと両肘掛とからなるサポートクッション本体を軽量且つ弾力性に富み曲線加工容易な素材で一体成型し、着脱自在なファスナーを付けたカバーを被せる。その外側両脇位置に持ち運び用の手懸を装着し、更に両肘掛前方位置に固定ベルトを設け、ベッド本体に巻き付け取りはずし自在とする。座の部分がなく、背もたれと両肘掛とからなるサポートクッション本体をベッドマットレスの上に置き固定ベルトでベッド本体に連結し一体化することによりベッドに腰掛けたままの人の上半身をしっかり支えることを可能にしたベッド腰掛用サポートクッションがある。(特許文献1参照。)
背上げ式ベッドにより上体を起こすことはいとも簡単に出来るが、上半身はあくまでベッドにもたれかかる状態で自分の力で上半身を支えることではなく、安楽すぎて、寝た状態の延長にすぎず、また身体の左右の支えはまったく無く、不安定でもあった。足もベッドから降りた形とはならず、いわば擬似的座位に留まり、心臓の血液運搬の負荷も軽く廃用障害を招きかねないもので、完全な座位によりもたらされる健康効果を期待することは出来なかった。例えば、被介護者の脚から尻まで位置する下半身床部と、腰・背中から頭部までが位置し背上げ機能を持つ背部とからなる介護用ベッドにおいて、上記下半身床部をベッド長手方向に分割して屈折可能に連結した下半身床部の一部を背部による上半身起こしと同時に下半身を一部の下半身床部で横向きに傾倒させうるようにした介護用ベッドがある。(特許文献2参照。)
登録実用新案第3000540号 特開2001−8979
解決しようとする第一の問題点は、神経麻痺等があり体幹バランスの悪い患者等に端座位を取らせても、麻痺側の手足の垂れ下がり脱臼を予防するよう適切に支える容易な方法がなかった点である。
第二の問題点は、ベッド上で端座位を取らせた患者に使用する座椅子は軽量であることが望ましいが、軽量であることに加えて、座部である開放部も大きいため、運送時、持ち運び時の強度不足が懸念される点である。
第三の問題点は、麻痺等があって体が思うように動かせない患者がベッド上で使用する場合の座椅子に対して通気性を配慮したものがなかった点である。
本発明では、患者が端座位を取って麻痺側の手をのせても隙間からずり落ちないように、患者の麻痺側に接する部分は、患者の胴体に密着する曲線部をもった渡し板を備えている。さらに前側には、麻痺側の手が気付かないうちに前側に落ちないようにした垂直な前縁落下防止部を設けている。同渡し板は患者の片麻痺が左右いずれであっても上下反転して対応することが出来る。
本発明では、使用する患者に神経麻痺があった場合でも、麻痺側の足が自重によって垂れ下がり、ひざ関節等が脱臼することを予防するための足のせ台を備えている。 また、足のせ台は本体の開放部となる座部にぴたりと格納できる形状・大きさである。
本発明では、本体外側面と座部を結ぶ通気口を有し、使用時のムレを防止するだけでなく本体外側面開口部が本体を持つ際の手掛け部を兼ねている。
神経麻痺、著しい筋力低下等があり体幹バランスの悪い患者の場合、ベッド側端にて端座位をとることは、寝た状態から移行するだけのもっとも簡便な座位であり、頻繁に端座位を取ることは、寝たきり防止上好ましい。しかしながら、麻痺側の手または足の扱いは注意を要し、自重で垂れ下がるのを放置した場合は、関節が脱臼を起こすことが懸念される。本発明では、患者等に容易に本体をあてがってその端座位を補助するだけでなく、手をのせる渡し板と足のせ台により、麻痺のある手、または足を支持し、脱臼等の予防まではかることが出来る。
ベッド上で使うこの種の座椅子は、座面が無く、軽量であることが望ましいが、それゆえ本体の曲げ、ねじれ強度等に不安があった。そのため運送の際の梱包、使用過程での収納には注意を要した。しかし、開放部である座面部分に足のせ台をぴたりと収めることにより、運送時、収納時の強度は確保され、これらの問題は解決される。また、この足のせ台は本体から切り出して得るようにすれば材料の歩留まりは極めて良いことになる。
また、麻痺等がある患者はベッド上でも寝返りをうつことがままならないが、椅子等に座った際も、体を自由に動かせず体の周りの通気性が悪くなりムレてしまうことが懸念される。このようなムレは最悪の場合床ずれを招くことになる。しかし本発明では、端座位補助座椅子本体は通気口を備え、端座位をとった際のムレの防止をはかることが出来、快適に端座位をとることが可能となる。さらに通気口の端座位補助座椅子本体側面開口部は持ち運びの際の手掛け部でもあり、別部材を用いて手掛け部を形成する方法に比べ省資源となる。
図1に示す1は端座位補助座椅子本体で、発泡スチロール等で成形されていて、背もたれ1aと肘掛け部1bからなる座面の無い、略コの字型をしている。
肘掛け部1bの正面から、例えば凹凸テープ等による固定ベルト2が左右各1本ずつ垂れている。
固定ベルト2と同様に凹凸テープ等で出来た、ベッドフレーム側固定ベルト3はあらかじめベッドフレームF側面に貼られている。
4は渡し板で、前部には渡し板平面部4aと直交してなる前縁落下防止部4bを有する。
4cは患者の胴体に沿った曲線をなす曲線部である。
5は足のせ台であり、端座位補助座椅子本体1の加工時に切り出したものであり、端座位補助座椅子本体1の開放部である座部1cにぴたりと収めることが出来る。
6は本体外側面と座部を結ぶ通気口で、6aは、本体外側面の通気口開口部であるが、本体の持ち運び、使用時の設置の際の手掛け部でもある。なお、本実施例では通気孔は3箇所であるが特に限定しない。
端座位補助座椅子本体1に着脱自在なカバーを被せても良い(図示せず)。
上記のように構成した端座位補助座椅子の使用例について下記に述べる。
まず、図2に示すように介護者Bは患者Aをベッド側端で端座位に座らせる。
次に足のせ台5に患者の足をのせる。足のせ台5の側面のうち平面部をベッド側にむけると、ベッドとの間に隙間が生じなく特に麻痺側の足が隙間に落ち込む不具合が生じなくて良い。この足のせ台5の用意は一番最後でも良い。
次に図3に示すように介護者Bは片手で患者Aの体を支えながら、図4に示すようにもう一方の手で端座位補助座椅子本体1の通気口6の開口部である手掛け部6aに手をかけ端座位補助座椅子本体1を引き寄せ患者Aの背後からあてがう。
次に患者Aの両手を肘掛け部1bにのせ、固定ベルト2をあらかじめベッドフレーム側面に貼られているベッドフレーム側固定ベルト3に貼り付け固定する。
最後に図5に示すように渡し板4を肘掛け部1b上にのせ、曲線部4cを患者胴体に沿わせ当接させ、渡し板平面部4a上に患者Aの手をのせる。
このように容易かつ頻繁に座位をとることにより、例えば食事、歯磨き、うがい、投薬、上着の着替え、TV等の鑑賞、家族との談笑、などを寝たきりの状態に比べ格段に快適に行うことが出来る。その結果、寝たきり予防の観点から、たとえば食事毎に1時間、1日合計3時間の座位も確保することが現実に可能となる。さらに座位によってもたらされると言われている、食欲の増進、嚥下の改善、表情の改善、活発な発話、脳の覚醒、脂肪燃焼、生活の質向上など多くの利点を引き出すと良い。
本発明の全体斜視図である。 患者が端座位を取っている説明図である。 患者に端座位補助座椅子をあてがう様子を示した説明図である。 端座位補助座椅子の手掛け部を拡大して示した説明図である。 患者が端座位補助座椅子を用いて端座位をとっている説明図である。
符号の説明
1 端座位補助座椅子本体
1a 背もたれ
1b 肘掛け部
1c 座部
2 本体側固定ベルト
3 ベッドフレーム側固定ベルト
4 渡し板
4a 渡し板平面部
4b 前縁落下防止部
4c 曲線部
5 足のせ台
6 通気口
6a手掛け部
A 患者
B 介護人
F ベッドフレーム

Claims (3)

  1. 背もたれと両肘掛からなり、座部の無い、略コの字型をした本体を軽量な素材で形成し、本体前面に固定ベルトを垂らし、ベッドフレームにあらかじめ貼り付けた固定具に固定し、使用する患者をベッド側端に一定時間安定して座らせることの出来る端座位補助座椅子であって、患者の胴体に沿った形状の曲線部を持ち、前部に垂直な前縁落下防止部を備える両肘掛部上面に置いて使用する渡し板を備えてなることを特徴とする端座位補助座椅子。
  2. 請求項1記載の端座位補助座椅子の、開放してなる座部にそのまま格納することが出来る形状・大きさの足のせ台を備えてなることを特徴とする端座位補助座椅子。
  3. 請求項1または2記載の本体外側面と座部を結ぶ通気口を有し、かつ本体外側面の通気口開口部が、本体の持ち運び、設置の際の手掛け部となることを特徴とする端座位補助座椅子。
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