JP2000135259A - 多機能ベッド - Google Patents

多機能ベッド

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JP2000135259A
JP2000135259A JP10310933A JP31093398A JP2000135259A JP 2000135259 A JP2000135259 A JP 2000135259A JP 10310933 A JP10310933 A JP 10310933A JP 31093398 A JP31093398 A JP 31093398A JP 2000135259 A JP2000135259 A JP 2000135259A
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JP
Japan
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bed
wheelchair
surface portion
switch
state
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JP10310933A
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English (en)
Inventor
Yuji Uchida
裕士 内田
Mitsutoku Oishi
三十九 大石
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者が好みの時に好みに応じたリクライニ
ング姿勢をとることができる多機能ベッドを提供する。 【解決手段】 コ字状の固定ベッド本体200と、この
ベッド本体200の切り欠き部に嵌まってベッド面の一
部を構成する車椅子100とから構成され、車椅子10
0の背もたれ面部10と座面部20と足載せ面部30と
を水平姿勢に変更したベッド状態と、車椅子状態とに傾
斜角度を変更自在な多機能ベッドにおいて、前記固定ベ
ッド本体200と前記車椅子100との間での異物の挟
まりを検出して前記傾斜角度の変更を強制停止するスイ
ッチ250を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、介護用などの多機
能ベッドに係り、特に利用者を横臥させたまま自動的に
起倒させてベッド状態から車椅子状態に形態変更できる
多機能ベッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ベッド面に、そのベッド面の
一部を切り欠いて背もたれ面部、座面部、及び足載せ面
部が形成されると共にそれら各面部が屈曲自在に連結さ
れ、その各面部が起倒されることでベッド面の一部に車
椅子が構成される、介護用などの多機能ベッドが多数提
案されている。
【0003】その一例として、各面部同士をリンク機構
で連結し、そのリンク機構をモータなどの駆動源により
駆動して、各面部を連動させて屈曲させ、自動的にベッ
ド状態から車椅子状態に形態変更したり、自由なリクラ
イニング姿勢をとれるようにしたものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
多機能ベッドは、モータなどの駆動源を設けて自動的に
車椅子状態からベッド状態に形態変更する場合、背もた
れ面部とベッド本体との間に横臥者の手などを挟む虞が
あるため、介護者が横臥者に注意を払いながら駆動源を
駆動しなければならず、利用者が操作して、好みの時に
好みに応じたリクライニング姿勢をとることができなか
った。
【0005】そこで、本発明の目的は、利用者が好みの
時に好みに応じたリクライニング姿勢をとることができ
る多機能ベッドを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明は、コ字状の固定ベッド本体と、この
ベッド本体の切り欠き部に嵌まってベッド面の一部を構
成する車椅子とから構成され、車椅子の背もたれ面部と
座面部と足載せ面部とを水平姿勢に変更したベッド状態
と、車椅子状態とに傾斜角度を変更自在な多機能ベッド
において、前記固定ベッド本体と前記車椅子との間での
異物の挟まりを検出して前記傾斜角度の変更を強制停止
するスイッチを設けたものである。
【0007】請求項2の発明は、前記スイッチを、車椅
子の前記背もたれ面部と対向する前記ベッド本体のベッ
ド面の側部に設けたものである。
【0008】請求項3の発明は、前記異物の挟まりを広
範囲に検出できるように、前記スイッチをベルトスイッ
チで構成したものである。
【0009】上記構成によれば、車椅子状態からベッド
状態に形態変更するに際して、駆動源を駆動して背もた
れ面部を倒す時、背もたれ面部とベッド本体との間に横
臥者の手などが挟まると、ベルトスイッチが駆動源を強
制停止する。これにより、利用者は、車椅子とベッド本
体との間に手などを挟む虞がなくなるので、利用者の手
で自由にベッドを起倒して好みに応じたリクライニング
姿勢をとることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好適一実施の形態
を添付図面に基づいて詳述する。
【0011】図2に本発明にかかる多機能ベッドの平面
図を示す。
【0012】図2に示すように、本発明にかかる多機能
ベッドは、ほぼ長方形状のベッド面に、足部側からその
ベッド面を横臥者の体型に合わせて幅狭の長方形状に切
り欠いて、コ字状に形成されたベッド本体200と、横
臥者の背部が載置される背もたれ面部10、腰部が載置
される座面部20、及び足部が載置される足載せ面部3
0が形成されると共にこれら面部10,20,30同士
が屈曲自在に連結された車椅子100とが形成されて、
ベッド面の一部に車椅子100を構成するようになって
いる。
【0013】そして、これらベッド本体200と車椅子
100の隅部101r,201rは、足などをぶつけて
も衝撃を小さくできるように曲面で形成されており、さ
らにベッド本体200と車椅子100のベッド面上に
は、それぞれ床ずれ防止用の低密度・高弾力性マット1
01,201が設けられている。尚、図示されていない
が、マット101,201に被覆するシーツも、ベッド
本体200と車椅子100の形状に合わせてそれぞれ形
成されている。
【0014】この車椅子100のマット101にあって
は、各面部間を屈曲させた際に、車椅子の長手方向の両
端部が伸縮して背もたれ面部10がスライドできるよう
に、背もたれ面部10と座面部20との連結部分、及び
足載せ面部30とその足載せ面部30に形成されたステ
ップ31との連結部分の2箇所でのみ固定されていると
共に、マット101が車椅子100の幅方向にずれない
ように、背もたれ面部10の両側部にはマット101の
はみ出しを規制するためのはみ出し規制ガイド13が設
けられている。
【0015】さらに、車椅子100の背もたれ面部10
の所定の位置に、横臥者の頭部を載置すると共に腰部を
座面部20上に配置させるためのマクラ12が設けられ
ている。このマクラ12の設置位置は、横臥者を車椅子
100に着座させた後、ベッド状態に形態変更して、頭
部が位置するところに設定されている。
【0016】また、ベッド本体200は、図示されてい
ないが、搬送しやすいように分割可能に構成されてい
る。
【0017】また、本発明にかかる多機能ベッドには、
制御系として、駆動モータの起動・停止スイッチや、強
制停止スイッチなどのスイッチ類等が設けられている。
このスイッチ類を図5に示す。
【0018】図5に示すように、この多機能ベッドは、
ベッド本体200側に設けられた駆動モータ220を起
動・停止して、車椅子100の背もたれ面部10をベッ
ド状態から車椅子状態の任意の傾斜角度に調節する起倒
コントローラ230が、駆動モータ220を駆動するた
めの電源が設けられた制御ボックス240内の制御回路
と接続されている。この起倒コントローラ230は、駆
動モータ220が正回転で回転駆動するように制御回路
を切り換えるための上昇スイッチ(S1 )231と、駆
動モータ220が逆回転で回転駆動するように制御回路
を切り換えるための下降スイッチ(S2 )232が設け
られている。
【0019】そして、背もたれ面部10と対向するベッ
ド本体200の左右の内側部には、ベッド本体200と
車椅子100との間での異物の挟まりを検出して、駆動
中の駆動モータ220を強制停止する安全スイッチ(S
F)が設けられている。この安全スイッチは、その異物
の挟まりを広範囲に検出できるように、ベッド本体20
0の側部に沿って帯状に形成されたベルトスイッチ25
0で構成されている。
【0020】さらに、背もたれ面部10の頭部側端部と
対向するベッド本体200の内側部に、背もたれ面部1
0がベッド状態に水平に傾倒された時に制御回路を切断
して駆動モータ220の駆動を停止する最下位リミット
スイッチ(L1 )260が設けられており、また、足部
側のベッド本体200の下部に、足載せ面部30を車椅
子状態に起立した時に制御回路を切断して駆動モータ2
20の駆動を停止する最上位リミットスイッチ(L2
270が設けられており、また、座面部20の下部に、
座面部20が定位置に位置していない時に制御回路を切
断して駆動モータ220の駆動を停止する定位置確認リ
ミットスイッチ(L3 )280が設けられている。
【0021】そして、これらベルトスイッチ250とリ
ミットスイッチ260,270,280も同様に制御ボ
ックス240内の制御回路に接続されている。
【0022】この制御回路は、図6(a)に示すよう
に、上昇制御ラインhと下降制御ラインlの2本の制御
ラインから構成されている。この上昇制御ラインhに
は、背もたれ面部を上昇すべく接点を切り換える第1コ
ンダクタ(C1 )291、上昇スイッチ(S1 )と接続
された常開のリレー接点231a、下降スイッチ
(S2 )と接続された常閉のリレー接点232b、及び
最上位リミットスイッチ(L1 )と接続された常閉のリ
レー接点270が接続されている。また、下降制御ライ
ンlには、背もたれ面部を下降すべく接点を切り換える
第2コンダクタ(C2 )292、下降スイッチ(S2
と接続された常開のリレー接点232a、上昇スイッチ
(S1 )と接続された常閉のリレー接点231b、及び
最下位リミットスイッチ(L1 )と接続された常閉のリ
レー接点260が接続されている。そして、両制御ライ
ンh,lの上昇スイッチ231a,231b同士及び下
降スイッチ232a,232b同士は連動するようにな
っている。さらに、これら上昇制御ラインhと下降制御
ラインlはテープスイッチ(SF)250及び定位置確
認スイッチ(L3 )と接続された常閉スイッチ280を
共有して接続されている。
【0023】さらに、第1コンダクタ(C1 )291と
第2コンダクタ292は、図6(b)に示すように、電
源と駆動モータ220との間に接続された3相交流のu
線、v線、及びw線の電線のうち、いずれか2本の接点
を切り換えられるようにそれらの間に接続されて構成さ
れている。第1コンダクタ291は、u線とw線を導通
させ、第2コンダクタ(C2 )292は、v線とw線を
導通させるようになっている。
【0024】また、車椅子100は、図1に示すよう
に、本体フレーム40と、上述した背もたれ面部10、
座面部20、及び足載せ面部30と、座面部20と足載
せ面部30を連結する足部側リンク機構50と、背もた
れ面部10を起倒すべく連結された頭部側リンク機構6
0と、駆動源からの動力を受けて頭部側リンク機構60
を介して背もたれ面部30を任意の傾斜角度に傾斜する
と共に保持するためのウォーム歯車などの伝達機構70
とから主に構成されている。さらにこの伝達機構70に
は、ベッド本体側に設けられた駆動源と係脱自在となる
ように、ジョイントが設けられている。このジョイント
は、車椅子状態にして分離した際にも、ベッド状態に形
態変更できるように、伝達機構70を手動で駆動するた
めのハンドル(図示せず。)に形成された係合溝とも係
合できるような係合溝が形成されている。
【0025】さらに、背もたれ面部10の両側には、肘
掛け12が設けられている。この肘掛け12は、図3に
示すように、棒状の肘掛け部12aと、一端部がその肘
掛け部と垂直に接続されたスライドバー14とを有する
と共に、このスライドバー14は、背もたれ面部10の
下部に設けられそのスライドバー14を軸周りに回転自
在に支持する支持ブロック15内を貫通して設けられて
いる。さらに、スライドバー14の他端部にはスライド
バー14のスライドストッパ16が設けられ、支持ブロ
ック側にはスライドバー14の回動を所定保持する回転
ストッパ17が設けられている。支持ブロック15に
は、肘掛け部12aを背もたれ面部10の下方に収納す
るための収納スペース18が形成されている。
【0026】これら背もたれ面部10、座面部20、及
び足載せ面部30の各面部は、ベッドに横臥する者の体
格に合わせて、適宜な大きさの板状に形成されている。
そして、背もたれ面部10と座面部20とは、載置方向
に屈曲自在になるように蝶番などの連結部材11により
連結されており、また、座面部20と足載せ面部30と
は、載置方向とは逆方向に屈曲自在になるように蝶番な
どの連結部材21により連結されている。そして、この
座面部20は、本体フレーム40に揺動自在に支持され
ている。
【0027】また、足載せ面部30には、車椅子状態か
らベッド状態に形態変更する時に取り付けられ、足部が
車椅子の外に出ないように規制するための着脱自在な安
全カバー32が設けられている。
【0028】また、足部側リンク機構50は、座面部2
0の下方に設けられた足部側回動軸51と、足載せ面部
30を起倒すべくその足部側回動軸51の回転駆動力を
リンクプレート52を介して足載せ面部30に伝達する
ための足載せ面部用リンクアーム53とから構成されて
いる。
【0029】更に、頭部側リンク機構60は、背もたれ
面部10の下方に設けれたウォーム歯車71の中心に設
けられた頭部側回動軸61と、背もたれ面部10を起倒
すべくその頭部側回動軸61の回転駆動力を背もたれ面
部10に伝達するための背もたれ面部用リンクアーム6
2と、一端部がリンクプレート63を介して頭部側回動
軸61と連結されると共に他端部が足部側のリンクプレ
ート52を介して足部側回動軸51と連結された連動リ
ンクアーム64とから構成されている。
【0030】また、車椅子100には、ベッド状態から
車椅子状態に起倒する時に、座面部20を頭部側に傾斜
して腰部を支持するための副リンク機構90が設けられ
ている。
【0031】この副リンク機構90は、座面部20を水
平に保持するための屈曲可能な水平調節リンク91と、
その水平調節リンク91を屈曲させて座面部20を傾斜
するための傾斜調節リンク92とから構成されている。
そして、この水平調節リンク91は、一端部が座面部2
0にピンにより支持されていると共に他端部が本体フレ
ーム40にピンにより支持されている。また、傾斜調節
リンク92は、足部側リンク機構50に連動して座面部
20を傾斜できるように、一端部が水平調節リンク91
上にピンにより支持されていると共に他端部が足部側回
動軸51上に接続されている。
【0032】次に作用を説明する。
【0033】車椅子100をベッド状態からリクライニ
ング状態に形態変更するに際しては、介護者又は利用者
が起倒コントローラ230の上昇スイッチ231を押し
続ける。その間、図6(a)に示したS1 接点231a
が閉じられ、上昇制御ラインhが導通し、図6(b)に
示したu線とw線が導通され駆動モータ220が正回転
される。これにより、伝達機構70を介して頭部側リン
ク機構60の背もたれ面部用リンクアーム62が頭部側
に移動され、背もたれ面部10が任意の高さに押し上げ
られて斜めに傾斜される。また、これと同時に頭部側リ
ンク機構60の連動リンクアーム64も頭部側に移動さ
れ、これにより足部側リンク機構50が回転される。こ
の回転により、足載せ面部用リンクアーム53が頭部側
に移動され、足載せ面部30が引き下げられて斜めに傾
斜され、背もたれ面部10、座面部20、及び足載せ面
部30が若干階段状に配置される。そして、その上昇ス
イッチ231を放すとS1 接点231aが開かれ、制御
回路が切断される。その状態で伝達機構70により車椅
子100はその傾斜角度で保持される。この時、傾斜調
節リンク92は、水平調節リンク91を屈曲させて、座
面部20を若干頭部側に傾斜させて支持する。これによ
り、座面部20により横臥者の腰が安定に支持されなが
ら背もたれ面部10と足載せ面部30は傾斜するので、
横臥者は、好みに応じたリクライニング姿勢をとること
ができる。
【0034】さらに、車椅子100をリクライニング状
態から車椅子状態に形態変更するに際しては、介護者又
は利用者が起倒コントローラ230の上昇スイッチ23
1をさらに押し続ける。その間、図6(a)に示したS
1 接点231aが閉じられ、上昇制御ラインhが導通
し、図6(b)に示したu線とw線が導通され駆動モー
タ220が正回転される。これにより、伝達機構70を
介して頭部側リンク機構60の背もたれ面部用リンクア
ーム62が頭部側に移動され、背もたれ面部10がさら
に押し上げられてほぼ垂直に起立される。そして、この
状態になると足載せ面部30が最上位リミットスイッチ
270に接触し、図6(a)に示したL2接点270が
開かれ、上昇制御ラインhが切断される。これと同時に
頭部側リンク機構60の連動リンクアーム64も頭部側
に移動され、これにより足部側リンク機構50が回転さ
れる。この回転により、足載せ面部用リンクアーム53
が頭部側に移動され、足載せ面部30がさらに引き下げ
られてほぼ垂直に起立され、背もたれ面部10、座面部
20、及び足載せ面部30が階段状に配置される。そし
て、その状態で伝達機構70により車椅子100はその
傾斜角度で保持される。この時、水平調節リンク91
は、傾斜調節リンク92が屈曲して、再び直線状に起立
され、座面部20がほぼ水平に戻されて支持される。そ
して、図5に示したように、肘掛け部12aをスライド
ストッパ16により止まる位置まで矢印a方向に引き出
し、スライドバー14を回転ストッパ17により止まる
位置まで軸周りに回転する。これにより、肘掛け12が
所定の位置に設置される。そして、この車椅子状態で
は、雄側ジョイントと雌側ジョイントとが切り離された
後、介護者により自由に移動される。この時、介護者が
横臥者の着替えやシーツ交換などの作業を行えば、車椅
子の横幅が横臥者の体型に合わせてベッド面よりも十分
に幅狭に形成されているので、横臥者を持ち上げたり、
向きを変えさせたりする作業が容易になる。
【0035】またさらに、車椅子100を車椅子状態か
らベッド状態に形態変更するに際しては、まず、車椅子
100を、ベッド本体200の所定の位置に案内し、雄
側ジョイントと雌側ジョイントとを接続して、案内ガイ
ド210により保持させる。そして、図5に示したよう
に、スライドバー14を回転ストッパ17で止まる位置
まで軸周りに回転し、肘掛け部12aを矢印b方向に押
し込む。これにより、肘掛け12は収納スペース18内
に収納される。
【0036】その後、介護者又は利用者が起倒コントロ
ーラの下降スイッチ232を押し続ける。その間、図6
(a)に示したS2 接点232aが閉じられ、下降制御
ラインlが導通し、図6(b)に示したv線とw線が導
通され駆動モータ220が逆回転される。これにより、
伝達機構70を介して頭部側リンク機構60の背もたれ
面部用リンクアーム62が足部側に移動され、背もたれ
面部10が引き下げられて水平に傾倒される。そして、
この状態になると背もたれ面部10が最下位リミットス
イッチ260に接触し、図6(a)に示したL1 接点2
60が開かれ、下降制御ラインlが切断される。これと
同時に頭部側リンク機構60の連動リンクアーム64も
足部側に移動され、これにより足部側リンク機構50が
回転される。この回転により、足載せ面部用リンクアー
ム53が足部側に移動され、足載せ面部30が押し上げ
られられて水平にされ、背もたれ面部10、座面部2
0、及び足載せ面部30が水平に配置される。そして、
その状態で伝達機構70により車椅子100は保持され
る。この時、水平調節リンク91は、傾斜調節リンク9
2が屈曲して、直線状に起立され、座面部20が水平に
支持される。
【0037】また、車椅子100を車椅子状態からベッ
ド状態に形態変更するに際して、車椅子100とベッド
本体200との間に利用者の手などが挟まった時、ベル
トスイッチ250により、図6(a)に示した接点25
0が開かれ、下降制御ラインlが強制的に切断され、駆
動モータ220の駆動が強制停止される。これにより、
介護者が利用者を監視しなくても利用者が起倒スイッチ
を操作できるようになり、利用者の好みの時に好みに応
じたリクライニング姿勢をとれるようになる。
【0038】次に、図3に示した肘掛けの変形例を図4
を用いて説明する。
【0039】図4に示すように、この肘掛けは、横臥者
の肘が載置される背もたれ面部10の一部を切り欠いて
棒状の肘掛け部12bが形成され、さらにその肘掛け部
12bを背もたれ面部10の面方向に引き出せるよう
に、肘掛け部12bの一端部が背もたれ面部の側部に、
支軸12cにより回転自在に支持されて取り付けられる
と共に、他端部にその肘掛け部12bを引き出すための
取っ手12dが設けられたものである。尚、図示されて
いないが、背もたれ面部10側には肘掛け部12bの回
動を所定角度に保持するためのストッパが設けられてい
る。
【0040】このように構成することにより、利用者自
身で車椅子状態に形態変更できることに加え、取っ手1
2dを掴んで引き出すことにより肘掛けも組み立てるこ
とができるようになる。
【0041】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、以下に示
すような優れた効果を発揮する。
【0042】(1)ベッド面を自動的に起倒して車椅子
を組み立てることができると共に、自由なリクライニン
グ姿勢に保持できる。
【0043】(2)利用者が起倒コントローラを操作し
て、好みの時に好みに応じたリクライニング姿勢をとる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す多機能ベッドを構
成する車椅子の拡大図である。
【図2】本発明の一実施の形態を示す多機能ベッドの平
面図である。
【図3】図1の多機能ベッドの肘掛けの正面図である。
【図4】図3の肘掛けの変形例を示す斜視図である。
【図5】本発明の制御系を示す概略図である。
【図6】図5の制御系の回路図である。
【符号の説明】
10 背もたれ面部 20 座面部 30 足載せ面部 50 足部側リンク機構 60 頭部側リンク機構 70 伝達機構 230 起倒コントローラ 250 ベルトスイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コ字状の固定ベッド本体と、このベッド
    本体の切り欠き部に嵌まってベッド面の一部を構成する
    車椅子とから構成され、車椅子の背もたれ面部と座面部
    と足載せ面部とを水平姿勢に変更したベッド状態と、車
    椅子状態とに傾斜角度を変更自在な多機能ベッドにおい
    て、前記固定ベッド本体と前記車椅子との間での異物の
    挟まりを検出して前記傾斜角度の変更を強制停止するス
    イッチを設けたことを特徴とする多機能ベッド。
  2. 【請求項2】 前記スイッチを、車椅子の前記背もたれ
    面部と対向する前記ベッド本体のベッド面の側部に設け
    た請求項1記載の多機能ベッド。
  3. 【請求項3】 前記異物の挟まりを広範囲に検出できる
    ように、前記スイッチをベルトスイッチで構成した請求
    項1又は2記載の多機能ベッド。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005177313A (ja) * 2003-12-22 2005-07-07 France Bed Co Ltd ベッド装置
JP2007000312A (ja) * 2005-06-23 2007-01-11 Mitsuhiro Kurashige 端座位補助座椅子
KR101642442B1 (ko) * 2015-03-26 2016-07-26 주식회사 나인벨 기립보조장치가 결합된 변신형 침대

Cited By (3)

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