JP2006527787A - 非水性布地処理システムにおける布地ケア活性物質の均一な付着のためのデリバリーシステム - Google Patents

非水性布地処理システムにおける布地ケア活性物質の均一な付着のためのデリバリーシステム Download PDF

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Abstract

非水性溶媒系布地処理方法(non-aqueous solved based fabric treatment proces)における布地ケア活性物質の均一な付着のための方法、及び最大の利益を達成するために、処理される布地物品上に布地ケア活性物質を均一に付着できる組成物。

Description

本発明は、非水性溶媒系布地処理プロセスにおける布地ケア活性物質の布地物品への均一な付着のためのデリバリーシステムに関する。本発明はまた、最大の利益を達成するために、処理される布地物品上に布地ケア活性物質を均一に付着できる組成物にも関する。
洗浄用途は、通常、表面から異物を除去することを伴う。洗濯用途では、これは、綿、ポリエステル、シルク、レーヨン、ウール、及びこれらの素材の様々なブレンドを含む様々な布地から、疎水性汚れ及び親水性汚れ(食品の染み、血液、草、土、グリース、油など)の両方を除去することを伴う。布地物品の洗浄については、消費者は、汚れの除去について、従来の水系洗浄及びドライクリーニング(即ち、非水性系洗浄)の2つの選択肢を有する。
従来の洗濯洗浄は、通常は消費者の家又はコインランドリーのような専用の場所の洗濯機で、比較的多量の水を用いて実施される。洗濯機及び洗濯洗剤は非常に高性能なものになってきたが、従来の洗濯方法は、依然として布地物品を移染、縮み、及びしわの危険に曝している。消費者によって使用される布地物品の大部分は、従来の洗濯方法での洗浄に適していない。「洗濯機で安全」と考えられる布地物品でさえも、洗濯方法からひどいしわが生じ、アイロンがけが必要となることが多い。
ドライクリーニング方法は、洗浄システムにおいて少量の水が使用される、又は水が使用されない方法を指しており、ハロカーボン、炭化水素、高密度二酸化炭素、グリコールエーテル及びシリコーンのような、様々な非水性有機溶媒を使用する。多量の水の使用を避けることにより、ドライクリーニング方法は、布地物品を損傷する危険を最小にする。一般に、シルク、ウール、レーヨンなどのような水の影響を受けやすい布地は、このように洗浄される。
しかしながら、従来の水系洗浄方法により布地から容易に除去された幾つかの汚れは、従来のドライクリーニング溶媒によっては同じように有効には除去されない。通常、ドライクリーニング店は、このような汚れをドライクリーニング方法の前に手作業で除去する。これらの方法は複雑であり、見つかった様々な染みに対処するために広範な組成物を必要とし、非常に労力を要し、処理される物品に何らかの局所的損傷を与える結果となることが多い。
更に、従来の洗剤組成物は水系洗浄のために開発されており、そのためその中の構成成分(例えば、汚れ放出ポリマー、漂白剤、酵素、その他の布地ケア活性物質)は、水系洗浄方法用に設計されている。これらの従来の洗浄剤及び布地ケア活性物質は、ドライクリーニング溶媒中では、おそらくこれらの溶媒との低い相容性のために、効率的に機能しないことが見出されている。例えば、ドライクリーニング方法を用いると、典型的な水系及びアルコール系の汚れの除去は非常にわずかである。よくある問題は、洗浄剤及び/又は布地ケア活性物質のむらのある付着であり、これはむらが残り、したがって不満足な結果をもたらす。別のよくある問題は、ドライクリーニング溶媒は、水と比べて、布地の濡らし方がより弱く、結果としてドライクリーニング方法で使用される場合に、洗浄剤及び/又は布地ケア活性物質は、布地の中への浸透が相対的により弱いことを示し、満足できない結果をもたらす。
こうしたシステムにおいて布地洗浄又は布地ケアの利益を最大にするために、処理される布地物品上に均一に付着される洗浄剤及び/又は布地ケア活性物質を得ることは望ましい。洗浄剤及び布地ケア活性物質を処理される布地物品に効率的に付着及び送達することができ、したがって満足できる洗浄及び/又は布地ケアの利益が、最小量の溶媒を使用し、及び洗剤組成物が使用されることによって経済的に達成できることもまた望ましい。
ドライクリーニング方法において、洗浄剤及び/又は布地ケア活性物質が実質的に均一に分散し、その結果これらの構成成分が布地物品上に均一に付着するデリバリーシステムを有することもまた望ましい。
組成物が、実質的に均一に分散した水滴をドライクリーニング溶媒マトリックス中に含有し、並びに洗浄剤及び/又は布地ケア活性物質がこの水滴中に優先的に配置されることは、更に望ましい。
本発明は、多相デリバリーシステムを使用することによる、非水性溶媒系布地処理における布地ケア活性物質の布地物品への均一及び効率的な付着のための方法に関する。この方法は次の工程を含む。
(a)次のものを含むデリバリーシステムを得る工程、
親油性流体を含む第1の相、
キャリア及び布地ケア活性物質を含む第2の相であって、キャリアが、親油性流体に実質的に不溶性である第2の相、及び
第2の相が離散粒子を形成するように、組成物を乳化するために十分な有効量の乳化剤、
(b)布地物品にデリバリーシステムで接触する工程、並びに
(c)親油性流体の少なくとも一部分を除去する工程。
本発明はまた、次の工程を含む非水性布地処理方法における布地ケア活性物質の布地物品上への均一及び効率的な付着のための方法に関し、
(a)親油性流体、キャリア、布地ケア活性物質、及び乳化剤を含むデリバリーシステムを得る工程、
(b)布地物品にデリバリーシステムで接触する工程、並びに
(c)親油性流体の少なくとも一部分を除去する工程、
その際、布地ケア活性物質は、約0未満のlogP値を有し、及びキャリアは親油性流体中に、約0.1μm〜約1000μmのメジアン粒径(χ50)を有する液滴の形態で分散する。
本発明はまた、次の工程を含む非水性布地処理方法における布地ケア活性物質の布地物品上への均一及び効率的な付着のための方法に関し、
(a)水性キャリア、非水溶性布地ケア活性物質、及びキャリア相界面活性剤を含む懸濁液、親油性流体、及び乳化剤を含むデリバリーシステムを得る工程、
(b)布地物品にデリバリーシステムで接触する工程、並びに
(c)親油性流体の少なくとも一部分を除去する工程、
その際、布地ケア活性物質は、約1〜約−1のlogP値を有し、及びキャリアは親油性流体中に、約0.1μm〜約1000μmのメジアン粒径(χ50)を有する液滴の形態で分散する。
上記の方法において有用なデリバリーシステムもまた提供される。
本明細書で使用される用語「布地物品」とは、従来の洗濯方法又はドライクリーニング方法で慣例的に洗浄されるあらゆる物品を意味するものとする。したがって、このような用語は、衣類、亜麻布、カーテン及び衣類付属品の物品を含む。この用語は、また、カーペット、手提げバッグ、家具カバー、防水布、車の内装などのような、全体又は一部が布地で作製された他の品目も含む。
本明細書で使用する時、用語「布地処理組成物」若しくは「布地を処理する組成物」は、洗浄すべき布地物品と直接接触するドライクリーニング溶媒含有組成物を意味する。組成物が、また、コンディショニング、サイジング、及びその他の布地ケア処理のような洗浄以外の用途も提供する場合があることが理解される。ゆえに、それを用語「布地ケア組成物」と置き換えて用いてもよい。更に、任意の洗浄補助剤(例えば、追加の洗浄性界面活性剤、漂白剤、香料など)及び他の布地ケア剤を組成物に添加してもよい。
本明細書で使用する時、用語「ドライクリーニング」若しくは「非水性洗浄」は、布地物品を洗浄するためのドライクリーニング溶媒として非水性流体が使用されることを意味する。ただし、補助洗浄剤として、水を「ドライクリーニング」法に加えることができる。「ドライクリーニング」方法では、水の量を、ドライクリーニング溶媒又は洗浄組成物の最大約25重量%まで含むことができる。非水性流体は、「親油性流体」若しくは「ドライクリーニング溶媒」と呼ばれる。
本明細書で使用する時、用語「布地ケア活性物質」又は「活性物質」は、所望の布地ケアの利益を処理される布地物品に送達する構成成分を指す。布地ケア活性物質には、布地洗浄の利益を提供する洗剤又は洗浄剤、並びに布地の柔軟化、臭気、布地の修復及び/又は改善などを提供する布地強化剤が挙げられる。一方、用語「補助剤成分」又は「補助剤」は、追加の布地ケアの利益を提供するためにデリバリーシステム中に組み込まれた補助構成成分を指し、また一方補助剤は、第1の相、第2の相、又は相間を含む組成物中のいずれの場所に位置してもよい。活性物質及び補助剤は液体であることも、又は固体であることもできる。
用語「汚れ」とは、除去が望まれる、布地物品上の望ましくないいかなる物質をも意味する。用語「水系」若しくは「親水性」の汚れは、汚れが最初に布地物品と接触した時に水を含んでいること、汚れが水に対する高い溶解性若しくは親和性を有すること、又は汚れが布地物品上で多量の水を保持することを意味する。水系の汚れの例としては、これらに限定されないが、飲物、多くの食品汚れ、水溶性染料、汗、尿若しくは血液などの体液、草の染み及び泥などの戸外の汚れが挙げられる。
本明細書で使用する時、用語「水溶性」は、少なくとも約90重量%の布地ケア活性物質が水に溶解することを意味する。本明細書で使用する時、用語「非水溶性」は、約10重量%以下の布地ケア活性物質が水に溶解することを意味する。本明細書で使用する時、用語「部分的に水溶性」は、すべての他の布地ケア活性物質を含む。
特に指定のない限り、百分率はすべて重量百分率である。
すべての分子量は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)により決定される重量平均分子量である。
(デリバリーシステム)
本発明のデリバリーシステムは、第1の相、第2の相、及び第2の相が連続的な第1の相の中に離散液滴を形成するような有効量の乳化剤を含む布地処理組成物である。第2の相は、キャリア及び少なくとも1つの布地ケア活性物質を含む。本明細書で使用する時、用語「デリバリーシステム」、「デリバリー組成物」及び「布地処理組成物」は同意語である。
典型的には、第2の相は、約1000μm未満、又は約500μm未満、又は約100μm未満のメジアン粒径χ50を有する離散液滴を形成する。メジアン粒径は、試験方法ISO13320−1:1999(E)により決定され、その際χ50は「メジアン粒径、μm」として体積測定を基準に定義され、即ち粒子の体積で50%がこの直径より小さく、及び50%がより大きい。幾つかの実施形態では、第2の相の液滴のメジアン粒径は、約0.1〜約1000μm、又は約1〜約500μm、又は約5〜約100μmの範囲である。
あるいは第2の相の離散液滴は、同じ試験方法ISO13320−1:1999により特徴付けられることができ、その際デリバリーシステムの1mLの試料の中に、液滴中に含有される約0.95重量分画を超える第1の相を有し、各液滴がデリバリーシステムの1mLの試料中の第1の相の合計質量の1重量%未満、好ましくは0.5重量%未満、及びより好ましくは0.1重量%未満の個々の重量を有する。
第1の相は親油性流体を含み、これは以下に、より詳細に記載される。1つの実施形態では、親油性流体は、シリコーン、グリコールエーテル、グリセロールエーテル、フッ化炭素、炭化水素、及びこれらの混合物から成る群から選択される。別の実施形態では、親油性流体は、デカメチルシクロペンタシロキサン及び/又はその他の環状シロキサン溶媒を含む。典型的には、第1の相は、組成物の少なくとも約50重量%、又は約60〜約99.99重量%、又は約70〜約95重量%、又は約80〜約90重量%を構成する。
キャリアは水を含み、及び幾つかの実施形態では、低級アルコール、例えばC1〜C6直鎖又は分岐鎖アルコール、及び低級グリコール、例えばC1〜C4グリコールを水に加えることができる。典型的には、キャリアは、組成物の約0.01重量%〜約5重量%、又は約0.05重量%〜約2重量%、又は約0.1重量%から約1重量%を構成する。本発明のデリバリーシステム中のキャリアと布地ケア活性物質は、約1000:1〜約1:3、又は約500:1〜約1:1、又は約100:1〜約3:1の重量比を有する。
本明細書に使用するのに好適な乳化剤の非限定例は、以下に詳細に記載される。乳化剤は、2003年6月27日に両方共出願された米国仮出願60/483,343及び60/482,958(P&G件名9288P及び9318P)に記載されているもののように、親油性部分及び親水性部分を有することができる。典型的には、本発明のデリバリーシステム中のキャリアと乳化剤は、約10000:1〜約1:1、又は約5000:1〜約10:1、又は約1000:1〜約50:1の重量比を有する。これらの乳化剤はまた親油性流体相中の洗浄性界面活性剤として機能できることもまた既知である。したがって、これらの乳化剤の追加の量はまたデリバリーシステム中に含まれ得る。幾つかの実施形態では、デリバリーシステム中の乳化剤の全量と親油性流体の量とは、約10000:1〜約1:1(重量:重量)、又は約5000:1〜約10:1(重量:重量)、又は約1000:1〜約50:1(重量:重量)の範囲である。
本発明に使用するのに適した布地ケア活性物質は、水に対して親油性流体に対してより高い親和性を有することができる。親和性はlogP、親油性流体/水の分配係数によって定義することができる。本発明のデリバリーシステムでは、布地ケア活性物質は、水と親油性流体との間に分配した。1つの実施形態では、布地ケア活性物質は、水に親油性流体より可溶性である。換言すれば、布地ケア活性物質は、約0未満のlogPを有する。別の実施形態では、布地ケア活性物質は、親油性流体とほぼ等しく水に可溶性である。換言すれば、布地ケア活性物質は、約−1〜約1のlogPを有する。2つの非相容性液体中の化合物の分配係数を決定するための方法は、「農薬のn−オクタノール/水の分配係数(Kow)の決定、批判的批評及び方法の比較(Determination of n-Octanol/Water Partition Coefficient (Kow) of Pesticides Critical Review and Comparison of Methods)」、A.フィニツィオ(A. Finizio)、M.ビーギ(M. Vighi)、及びD.サンドローニ(D. Sandroni)、化学圏(Chemosphere)34(1)巻、131〜161ページ(1997年)に記載されている。布地ケア活性物質のlogPの値は、布地ケア活性物質を親油性流体及び水と混合することによって、この分配方法を適合させることにより決定できる。
本発明のデリバリーシステムは、非水性処理方法中に使用される布地ケア活性物質が、非水性溶媒に可溶性でない又は相容性でない場合に遭遇する問題を克服する。これらの布地ケア活性物質は、親油性流体から分離し、その中に懸濁する粒塊を形成する傾向があり、又は極端な場合は親油性流体から沈殿する傾向がある。布地ケア活性物質を有する親油性流体が布地物品に適用される場合には、布地ケア活性物質はしばしば不均一な又はむらのある処理結果を生み出す。
単一相親油性流体により送達される布地ケア活性物質は、むらのある付着を提供する傾向があり、及び布地表面上に留まる傾向があることが観察されている。少量のキャリア(例えば水)を親油性流体に加えることにより、布地ケア活性物質は処理される布地物品上に効率的に及び実質的に均一に付着され得、及び満足できる結果をもたらし得ることが驚くべきことに見出されている。付着の均一性は、本明細書の以下に記載される、AATCC試験方法118−1997に基づく試験によって明らかにすることができる。
付着の効率性は、親油性流体中に残留する布地ケア活性物質の残留量を定量する工程を加えることによって同じ試験方法によって明らかにすることができる。デリバリーシステムに添加された活性物質の量と活性物質の残留量との間の差が、布地上に付着された量である。典型的実施形態では、少なくとも約70重量%、又は少なくとも約90重量%、又は少なくとも約90重量%の活性物質が布地上に付着される。
理論に束縛されるものではないが、所望の結果を提供するために、デリバリーシステム中の幾つかの要因が適切に制御される/バランスされる必要があると考えられている。第1に、布地ケア活性物質は水中に優先的に分配される。第2に、小さい離散液滴を形成するために水相は十分に乳化され、これは連続的な第1の相中に実質的に均質に分散される。この場合、乳化剤は水相の粒径を低減するため、並びに分散した相の経時的集塊が最小化される又は遅延されるように相の安定性を維持するために機能すると考えられている。本発明のデリバリーシステムが布地物品に適用される場合、水滴は布地物品上に実質的に均一に付着される。その上、水と繊維との間の親和性のために、水滴は優先的に布地を濡らし及び/又は布地の中に吸収され、したがって水相中の布地ケア活性物質が布地の中に浸透し、強化された布地処理の利益を布地に提供することができる。
(1)親油性流体
本明細書で使用する時、「親油性流体」は、水の20重量%までにおいては水と混和しない、いかなる液体又は液体の混合物をも意味する。一般に、適した親油性流体は、周囲温度及び周囲圧力において完全に液体であることができ、容易に融解する固体、例えば、約0℃〜約60℃の範囲内の温度で液体になるものであることができ、又は周囲温度及び周囲圧力、例えば、25℃及び圧力101kPa(1気圧)において、液相と蒸気相との混合物を含むことができる。
本明細書の親油性流体は、不燃性であるか、又は、従来の既知のドライクリーニング流体の特性に等しい、又はそれを上回る、相対的に高い引火点及び/又は低いVOC特性を有することが好ましく、ここでこれらの用語は、ドライクリーニング業界で使用される従来の意味を有する。
適した親油性流体物質の非限定例としては、シロキサン、他のシリコーン、炭化水素、グリコールエーテル、グリセリンエーテルのようなグリセリン誘導体、ペルフルオロアミン、ペルフルオロ及びハイドロフルオロエーテル溶媒、低揮発性の非フッ素化有機溶媒、ジオール溶媒、環境に優しいその他の溶媒、並びにこれらの混合物が挙げられる。
本明細書で使用する時、「シロキサン」は、非極性で、水中又は低級アルコール中で不溶性であるシリコーン流体を意味する。直鎖シロキサン(例えば、米国特許第5,443,747号及び同第5,977,040号参照)並びに環状シロキサンは、本明細書で有用であり、それには、オクタメチルシクロテトラシロキサン(テトラマー)、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン(ヘキサマー)、デカメチルシクロペンタシロキサン(ペンタマー、一般に「D5」と呼ばれる)及びこれらの混合物から成る群から選択される環状シロキサンが挙げられる。好ましいシロキサンは、約50%を超える環状シロキサンペンタマー、又は約75%を超える環状シロキサンペンタマー、又は少なくとも約90%の環状シロキサンペンタマーを含む。本明細書に使用するのにまた好ましいのは、少なくとも約90%(又は少なくとも約95%)のペンタマー並びに約10%未満(又は約5%未満)のテトラマー及び/又はヘキサマーを有する環状シロキサンの混合物であるシロキサンである。
親油性流体には、ドライクリーニング溶媒、特にフッ素化溶媒又はペルフルオロアミンを含むより新しい種類のいずれかの部分を含むことができる。ペルフルオロトリブチルアミンのような一部のペルフルオロアミンは、親油性流体として使用するには適していないが、親油性流体を含有する組成物中に存在し得る多くの補助剤の1つとして存在してもよい。
他の適した親油性流体としては、これらに限定されないが、ジオール溶媒系、例えば、C若しくはC又はより高級なジオールなどの高級ジオール、環式及び非環式の両方の種類を含むオルガノシリコーン溶媒など、並びにこれらの混合物が挙げられる。
低揮発性の非フッ素化有機溶媒の非限定例としては、例えば、オレアン(OLEAN)(登録商標)及び他のポリオールエステル、又は特定の比較的非揮発性の生分解性中鎖分岐状石油留分が挙げられる。
グリコールエーテルの非限定例としては、プロピレングリコールメチルエーテル、プロピレングリコールn−プロピルエーテル、プロピレングリコールt−ブチルエーテル、プロピレングリコールn−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールn−プロピルエーテル、ジプロピレングリコールt−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールn−ブチルエーテル、トリプロピレングリコールメチルエーテル、トリプロピレングリコールn−プロピルエーテル、トリプロピレングリコールt−ブチルエーテル、トリプロピレングリコールn−ブチルエーテルが挙げられる。
シロキサンに加えて、他のシリコーン溶媒の非限定例が文献で周知であり(例えば、カーク・オスマー(Kirk Othmer)の「化学工学百科事典(Encyclopedia of Chemical Technology)」参照)、GEシリコーンズ(GE Silicones)、東芝シリコーン(Toshiba Silicone)、バイエル(Bayer)、及びダウ・コーニング(Dow Corning)を含む多数の市販源から入手可能である。例えば、適したシリコーン溶媒の1つは、GEシリコーンズ(GE Silicones)から入手可能なSF−1528である。
本発明に使用するのに適したグリセリン誘導体溶媒の非限定例は、次の構造を有する。
Figure 2006527787
式中、R、R、及びRそれぞれは、H、分岐状又は直鎖の、置換又は非置換の、C〜C30アルキル、C〜C30アルケニル、C〜C30アルコキシカルボニル、C〜C30アルキレンオキシアルキル、C〜C30アシルオキシ、C〜C30アルキレンアリール、C〜C30シクロアルキル、C〜C30アリール、及びこれらの混合物から独立に選択される。R、R及びRの2つ以上が相まって、C〜Cの、芳香族又は非芳香族、複素環式又は非複素環式の環を形成することができる。
適したグリセリン誘導体溶媒の非限定例としては、2,3−ビス(1,1−ジメチルエトキシ)−1−プロパノール、2,3−ジメトキシ−1−プロパノール、3−メトキシ−2−シクロペントキシ−1−プロパノール、3−メトキシ−1−シクロペントキシ−2−プロパノール、炭酸(2−ヒドロキシ−1−メトキシメチル)エチルエステルメチルエステル、グリセロールカーボネート、及びこれらの混合物が挙げられる。
環境に優しい他の溶媒の非限定例としては、オゾン生成能が約0〜約0.31の親油性流体、蒸気圧が約0〜約13Pa(0.1mmHg)の親油性流体、及び/又は、蒸気圧が13Pa(0.1mmHg)より高く、ただしオゾン生成能が約0〜約0.31である親油性流体が挙げられる。ここまでに記載していないこのような親油性流体の非限定例としては、カーボネート溶媒(即ち、メチルカーボネート、エチルカーボネート、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、グリセリンカーボネート)、及び/又はサクシネート溶媒(即ち、ジメチルサクシネート)が挙げられる。
本明細書で使用する時、「オゾン反応性」は、VOCが大気中でオゾンを形成する能力の指標である。それは、揮発性有機物1グラム当たりで形成されるオゾンのグラム数として測定される。オゾン反応性を決定するための方法は、W.P.L.カーター(W.P.L.Carter)の、「揮発性有機化合物のオゾン反応性尺度の開発(Development of Ozone Reactivity Scales of Volatile Organic Compounds)」、空気及び廃棄物管理協会誌(Journal of the Air & Waste Management Association)、44巻、881〜899ページ、1994年に更に論じられている。使用される時、「蒸気圧」は、カリフォルニア大気資源局(California Air Resources Board)の方法310で定義される技術によって測定することができる。
1つの実施形態では、親油性流体は、親油性流体の50重量%を超える、シクロペンタシロキサン(「D5」)、並びに/又は、ほぼ同様の揮発性を有し、及び所望により他のシリコーン溶媒によって補完された直鎖類縁体を含む。
(2)乳化剤
適した乳化剤(emulsifying agents)又は乳化剤(emulsifiers)は、親油性部分及び親水性部分を含んでもよく、及び親油性流体中に水を懸濁することができる。例えば、本発明に使用するのに適した乳化剤は、次の一般式を有する。
(I) Y−(L−X−Y’
(II) L−(X−Y−L’
およびこれらの混合物、
式中、L及びL’は、溶媒相容化(又は親油性)部分であり、これらは独立して次のものから選択される。
(a)C1〜C22アルキル若しくはC4〜C12アルコキシの、直鎖又は分岐鎖、環式又は非環式、飽和又は不飽和、置換又は非置換のもの、
(b)次の式を有するシロキサン、
D’D’’ (III)
式中、aは0〜2であり、bは0〜1000であり、cは0〜50であり、dは0〜50であり、ただしa+c+dが少なくとも1であり、
式(III)のMは、R 3−eSiO1/2であり、ここで、式(III)のRは独立してH又はアルキル基であり、式(III)のXはヒドロキシル基であり、及びeは0又は1であり、
式(III)のDは、R SiO2/2であり、ここで、式(III)のRは独立してH又はアルキル基であり、
式(III)のD’は、R SiO2/2であり、ここで式(III)のRは独立してH、アルキル基、又は(CH(CO−(CO)−(CO)(C2k−Rであり、ただし式(III)の少なくとも1つのRが、(CH(CO−(CO)−(CO)(C2k−R(式IIIbとして参照される)であり、ここで式(IIIb)のRは、独立してH、アルキル基、又はアルコキシ基であり、式(IIIb)のfは1〜10であり、式(IIIb)のgは0又は1であり、式(IIIb)のhは1〜50であり、式(IIIb)のiは0〜50であり、式(IIIb)のjは0〜50であり、式(IIIb)のkは4〜8であり、式(IIIb)のCは、非置換又は置換型であって式(IIIb)のQは、独立してH、C1〜10アルキル、C1〜10アルケニル、及びこれらの混合物であり、
式(III)のD’’は、R SiO2/2であり、ここで式(III)のRは独立して、H、アルキル基、又は(CH(C(A)−[(T)−(A’)−]−(T’)Z(G)(式IIIcとして参照される)であり、ここで式(IIIc)のlは1〜10であり、式(IIIc)のmは0又は1であり、式(IIIc)のnは0〜5であり、式(IIIc)のoは0〜3であり、式(IIIc)のpは0又は1であり、式(IIIc)のqは0〜10であり、式(IIIc)のrは0〜3であり、式(IIIc)のsは0〜3であり、式(IIIc)のCは非置換又は置換型であって式(IIIc)のQは独立して、H、C1〜10アルキル、C1〜10アルケニル、及びこれらの混合物であり、式(IIIc)のA及びA’はそれぞれ独立して、エステル、ケト、エーテル、チオ、アミド、アミノ、C1〜4フルオロアルキル、C1〜4フルオロアルケニル、分岐鎖又は直鎖ポリアルキレンオキシド、ホスフェート、スルホニル、サルフェート、アンモニウム、及びこれらの混合物を表す連結部分であり、式(IIIc)のT及びT’はそれぞれ独立して、C1〜30直鎖若しくは分岐鎖アルキル若しくはアルケニル又はアリールで、非置換又は置換型であり、式(IIIc)のZは、水素、カルボン酸、ヒドロキシ、ホスフェート、ホスフェートエステル、スルホニル、スルホネート、サルフェート、分岐鎖若しくは直鎖ポリアルキレンオキシド、ニトリル、グリセリル、C1〜30アルキル若しくはアルケニルで置換されたアリール又は非置換のアリール、C1〜10アルキル若しくはアルケニルで置換された炭水化物又は非置換の炭水化物、或いはアンモニウムであり、式(IIIc)のGは、H、Na、Li、K、NH 、Ca+2、Mg+2、Cl、Br、I、メシラート又はトシラートのような陽イオン又は陰イオンであり、
Y及びY’は親水性部分であり、これはヒドロキシ、ポリヒドロキシ、C1〜C3アルコキシ、モノ−又はジ−アルカノールアミン、C1〜C4アルキル置換アルカノールアミン、O、S、Nを含有する置換複素環、サルフェート、カルボキシレート、カーボネートから独立して選択され、Y及び/又はY’がエトキシ(EO)又はプロポキシ(PO)であるときには、次のものから成る群から選択されるRで末端処理されなければならない。
(i)1〜3個のヘテロ原子を含有する、4〜8員環、置換又は非置換の複素環式環、及び
(ii)約1〜約30個の炭素原子を有する、直鎖又は分岐鎖、飽和又は不飽和、置換又は非置換、環式又は非環式、脂肪族又は芳香族の炭化水素ラジカル、
Xは、O、S、N、P、またはO、S、N、Pが入り込んだC1〜C22アルキルの、直鎖又は分岐鎖、飽和又は不飽和、置換又は非置換、環式又は非環式、脂肪族又は芳香族のもの、グリシジル、エステル、アミド、アミノ、PO 2−、HPO 、PO 2−、HPO から選択される架橋結合であり、これらはプロトン化又は非プロトン化しており、
u及びwは、0〜20から独立して選択される整数であり、ただしu+w≧1であり、
tは1〜10の整数であり、
vは0〜10の整数であり、
xは1〜20の整数であり、並びに
y及びzは、1〜10から独立して選択される整数である、を有するシロキサン系界面活性剤の発明である、請求項1〜17のいずれか一項に記載の方法。
上式を有する乳化剤の非限定例としては、アルカノールアミン、ホフェート/ホスホネートエステル、これらに限定されないが、ジェミニジオール、ジェミニアミドアルコキシレート、ジェミニアミノアルコキシレートを含むジェミニ界面活性剤、末端処理された非イオン性界面活性剤、非イオン性シリコーンエトキシレート、シリコーンアミン誘導体のような末端処理されたシリコーン界面活性剤、アルキルアルコキシレート、ポリオール界面活性剤、並びにこれらの混合物が挙げられる。これらの乳化剤の詳細な記載は、米国仮出願60/483,343及び60/482,958に見出される。
しかし、適した乳化剤の別の部類は、約6〜約20個の炭素原子の炭素鎖を有するオルガノスルホサクシネートである。1つの実施形態では、オルガノスルホサクシネートは、それぞれ炭素原子数約6〜約20個の炭素鎖を有する、ジアルキル鎖を含有する。別の実施形態では、オルガノスルホサクシネートは、アリール又はアルキルアリールの置換又は非置換、分岐鎖又は直鎖、飽和又は不飽和基を含有する鎖を有する。適したオルガノスルホサクシネート界面活性剤の非限定的な市販例は、商標名エアゾールOT(Aerosol OT)(登録商標)及びエアゾールTR−70(Aerosol TR-70)(登録商標)(サイテック(Cytec)から)として入手可能である。
(3)布地ケア活性物質
適した布地ケア活性物質は、水溶性又は部分的に水溶性の物質(例えば、漂白剤、酵素)であるか、又は非水溶性液体(例えば、香料)であり得る。適した布地ケア活性物質にはまた、非水溶性固体(例えば、フッ素又はシリコーン汚れ放出ポリマー)が挙げられる。
本発明のデリバリーシステム及び方法に使用する具体的な布地ケア活性物質の非限定例には、汚れ放出ポリマー、漂白剤、酵素、香料、柔軟化剤、仕上げポリマー、移染防止剤、染料固定剤、UV保護剤、しわ低減/除去剤、布地再生剤、繊維修復剤、香料放出及び/又は送達剤、形状保持剤、布地及び/又は汚れ標的剤、抗菌剤、変色防止剤、疎水性仕上げ剤、UV遮断剤、増白剤、顔料(例えば、Al、TiO2)、毛玉防止剤、温度制御技術、スキンケアローション(湿潤剤、保湿剤、粘度調整剤、芳香剤などを含む)、難燃剤、及びこれらの混合物が挙げられる。
本発明の具体的実施形態では、汚れ放出ポリマー、漂白剤、酵素、香料、柔軟化剤、及びこれらの混合物など布地ケア活性物質が、デリバリーシステム中に特に望ましい。
(a)汚れ放出ポリマー
本明細書で使用する時、用語「汚れ放出」は、洗浄される、又は別の方法で処理される布地物品が、布地物品と接触した汚れを除去する能力を指す。本発明は、汚れの布地物品への付着を完全に防止しないが、こうした付着を妨げ及び布地物品の洗浄を改善する。本明細書で使用するのに適した汚れ放出ポリマーの非限定例としては、フッ素含有汚れ放出ポリマー及びシリコーン含有汚れ放出ポリマーが挙げられる。
1つの実施形態では、汚れ放出ポリマーは水に実質的に不溶性であり、及び水中分散液として調製される。以下に、より詳細に論じられるAATCC試験方法118−1997によって測定される時、こうした水中分散液が布地物品に向けて適用された場合にそれは汚れ放出ポリマーの布地物品上への有効な付着を達成しない。AATCC試験方法118−1997によって測定される時、汚れ放出ポリマーの有効な付着は、本発明のデリバリーシステムの使用を通じて達成される場合があることが見出されている。
本発明で有用なフッ素含有汚れ放出ポリマー(フッ素−SRP)の例は、ペルフルオロアルキルモノマー、又はペルフルオロアルキルモノマーとアルキル(メタ)アクリレートモノマーとの混合物から得られるポリマーであり得る。ペルフルオロアルキルモノマーは次の式を有する。
−Q−A−C(O)−C(R)=CH (IV)
ここで、式(IV)のRは、2〜約20個の炭素原子を含有する直鎖又は分岐鎖ペルフルオロアルキル基であり、式(IV)のRは、H又はCHであり、AはO、S、又はN(R’)であり、式(IV)のQは、1〜約15個の炭素原子のアルキレン、3〜約15個の炭素原子のヒドロキシアルキレン、−(C2n)(OC2q−、−SO−NR’(C2n)−、又は−CONR’(C2n)−であり、式中、R’は、H又は1〜約4個の炭素原子のアルキルであり、nは1〜約15であり、qは2〜約4であり、及びmは1〜約15である。
1つの実施形態では、フルオロアルキルモノマーは、ペルフルオロアルキルエチル(メタ)アクリレートである。別の実施形態では、ペルフルオロアルキル炭素鎖長の分布は、約50重量%が8炭素であり、約29重量%が10炭素であり、約11重量%が12炭素であり、及び残部が6炭素、14炭素、及びより長い鎖長である。この組成物は、デラウェア州ウィルミントンのE.I.デュ・ポン・ド・ヌムール社(E.I.du Pont de Nemours and Company)からのゾニルTA−N(ZONYL TA-N)(登録商標)として入手可能である。フルオロアルキルモノマーの割合は、コポリマーの全重量に対して少なくとも約70重量%である。
アルキル(メタ)アクリレートモノマーは次の式を有する。
R’’−O−C(O)−C(R)=CH (V)
ここで、式(V)のR’’は、独立して、H、約1〜約24個の炭素を有する直鎖又は分岐鎖アルキル基、約1〜約24個の炭素を有する直鎖又は分岐鎖アルキル基であって1〜3個の窒素を含有するように変性されたもの、及びこれらの混合物から選択され、及び式(V)のRは、H又はCHである。アルキル(メタ)アクリレートは、重量基準でモノマー鎖単位の5〜25%を構成するように添加される。1つの実施形態では、アルキル(メタ)アクリレートは、ステアリルメタクリレートである。これらの及びその他のフッ素−メタ(アクリレート)SRPのより詳細な開示は、米国特許第6,451,717号に見出すことができる。
代表的なフッ素−SRPは、三菱(Mitsubishi)から水性懸濁液の形態で商標名リパールF35(REPEARL F35)(登録商標)として、及びデュポン(DuPont)から商標名ゾニル7060(ZONYL 7060)(登録商標)、ゾニル8300(ZONYL 8300)(登録商標)、及びゾニル8787(ZONYL 8787)(登録商標)として市販されている。他の適したフッ素−SRPは、PCT国際公開特許WO01/98384、PCT国際公開特許WO01/81285、JP10−182814、JP2000−273067、PCT国際公開特許WO98/4160213、及びPCT国際公開特許WO99/69126に開示されている。
代表的なシリコーン含有汚れ放出ポリマー(Si−SRP)は、次の式(VI)を有することができる。
D’(D1+d (VI)
式(VI)のaは0〜2であり、式(VI)のbは0〜1000であり、式(VI)のcは0〜200であり、式(VI)のdは0〜1であり、式(VI)のeは0〜1000であり、ただし式(VI)のa+c+d+eは少なくとも1であり、
式(VI)のMは、R 3−fSiO1/2であり、ここで式(VI)のRは、独立してH又はアルキル基であり、式(VI)のXは、ヒドロキシル、アルコキシ基であり、及びfは0又は1であり、
式(VI)のDは、R SiO2/2であり、ここで、式(VI)のRは独立してH又はアルキル基であり、
式(VI)のD’は、R SiO2/2であり、ここで式(VI)のRは独立してH、アルキル基、又は(CH(C(A)−[(L)−(A’)−](式VIaとして参照される)であり、ここで式(VIa)のgは1〜10であり、式(VIa)のhは0又は1であり、式(VIa)のiは0〜5であり、式(VIa)のjは0〜3であり、式(VIa)のkは0又は1であり、式(VIa)のlは0〜10であり、式(VIa)のCは、非置換又は置換型であって式(VIa)のQは独立してH、C1〜C10アルキル、C1〜C10アルケニル、及びこれらの混合物であり、式(VIa)のA及びA’はそれぞれ独立して、エーテル、アミド、アミノ、C1〜C4フルオロアルキル、C1〜C4フルオロアルケニル、アンモニウム、及びこれらの混合物を表す連結部分であり、式(VIa)のLはC1〜C30直鎖又は分岐鎖アルキル若しくはアルケニル又はアリールで、非置換又は置換型であり、
式(VI)のTは、R SiO3/2であり、ここで式(VI)のRは、(CH(C(A)−[(L)−(A’)−](式VIbとして参照される)であり、ここで式(VIb)のmは1〜10であり、式(VIb)のnは0又は1であり、式(VIb)のoは0〜5であり、式(VIb)のpは0〜3であり、式(VIb)のqは0又は1であり、式(VIb)のrは0〜10であり、式(VIb)のCは、非置換又は置換型であって式(VIb)のQは独立してH、C1〜C10アルキル、C1〜C10アルケニル、及びこれらの混合物であり、式(VIb)のA及びA’はそれぞれ独立して、エーテル、アミド、アミノ、C1〜C4フルオロアルキル、C1〜C4フルオロアルケニル、アンモニウム、及びこれらの混合物を表す連結部分であり、式(VIb)のLはC1〜30直鎖又は分岐鎖アルキル若しくはアルケニル又はアリールで、非置換又は置換型である。
本発明の非水性システムに使用するのに適したシリコーンSRPは、約1000〜約10,000,000、又は約5000〜約5,000,000、又は約10,000〜約1,000,000の重量平均分子量を有する。例えば、Si−SRPが硬化性アミノシリコーンである場合、それは約1000〜約100,000の低分子量を有する傾向がある。硬化性SiSRPは、布地に適用された場合に相対的に流動性であり、及び硬化して汚れをはじく被膜様の層を布地表面上に形成することができる。その他の例では、Si−SRPが布地表面上に更に硬化せずに付着するために、100,000より高い分子量を有するSi−SRPが、本発明のデリバリーシステムに使用される。
代表的なSi−SRPは、GEからDF104、DF1040、SM2125、SM2245、SM2101、SM2059として、またダウ・コーニング75SF(Dow Corning 75SF)(登録商標)エマルションとして市販されている。
本発明で汚れ放出ポリマーとして使用するのにやはり適しているのは、水溶性の変性セルロースであり、それには、これらに限定されないが、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、及び類似の化合物が挙げられる。これらの化合物及び他の適した化合物は、カーク・オスマー工業化学百科事典(Kirk Othmer Encyclopedia of Chemical Technology)、第4版、5巻、541〜563頁に「セルロースエーテル(Cellulose Ethers)」の表題で記載されており、またそこで引用される参照文献にも記載されている。
適した汚れ放出ポリマーの別の部類は、ポリアルキレンテレフタレート及びポリオキシエチレンテレフタレートのブロックコポリマー、並びにポリアルキレンテレフタレート及びポリエチレングリコールのブロックコポリマーを含んでもよい。これらの化合物は、米国特許第6,358,914号及び米国特許第4,976,879号に詳細に開示され論じられている。
汚れ放出ポリマーの別の部類は、エチレンテレフタレートモノマー、オキシエチレンテレフタレートモノマー、又はこれらの混合物を含む、結晶化可能なポリエステルである。このポリマーの例は、ゼルコン4780(Zelcon 4780)(登録商標)(デュポン(DuPont)から)、及びミリーズT(Milease T)(登録商標)(ICIから)として市販されている。これら汚れ放出剤のより完全な開示は、EP0185427A1に含有されている。
(b)漂白剤
適した漂白剤の非限定例は、触媒金属錯体、活性過酸素源(activated peroxygen sources)、漂白活性化剤、漂白促進剤、光漂白剤、フリーラジカル開始剤及びヒオハライト漂白剤(hyohalite bleaches)から成る群から選択される。
適した触媒金属錯体の例には、これらに限定されないが、米国特許第5,576,282号に開示されるMnIV (u−O)(1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン)(PFのようなマンガン系触媒、式[Co(NHOAc]T(「OAc」はアセテート部分を表し、及び「Ty」は陰イオンである)を有するコバルトペンタアミンアセテート塩のような、米国特許第5,597,936号に開示されるコバルト系触媒、「MRL」と略されるマクロ多環式の硬い配位子(macropolycyclic rigid ligand)の遷移金属錯体が挙げられる。MRLにおける適した金属としては、様々な酸化状態にある、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Cr、V、Mo、W、Pd、及びRuが挙げられる。適したMRLの例としては、ジクロロ−5,12−ジエチル−1,5,8,12−テトラアザビシクロ[6.6.2]ヘキサデカンマンガン(II)、ジクロロ−5,12−ジエチル−1,5,8,12−テトラアザビシクロ[6.6.2]ヘキサデカンマンガン(III)ヘキサフルオロホスフェート、及びジクロロ−5−n−ブチル−12−メチル−1,5,8,12−テトラアザ−ビシクロ[6.6.2]ヘキサデカンマンガン(II)が挙げられる。適した遷移金属MRLは、既知の手順、例えば、PCT国際公開特許WO00/332601及び米国特許第6,225,464号で教示されている手順によって容易に調製される。
適した活性過酸素源(activated peroxygen sources)としては、これらに限定されないが、事前に生成された過酸、漂白活性化剤と組み合わせた過酸化水素源、又はこれらの混合物が挙げられる。事前に生成された適した過酸としては、これらに限定されないが、過カルボン酸及び塩、過炭酸及び塩、過イミド酸及び塩、ペルオキシ一硫酸及び塩並びにこれらの混合物から成る群から選択される化合物が挙げられる。過酸化水素の適した供給源としては、これらに限定されないが、過ホウ酸塩化合物、過炭酸塩化合物、過リン酸塩化合物及びこれらの混合物から成る群から選択される化合物が挙げられる。活性化された過酸化物(peroxygen)供給源の適した種類及び濃度は、米国特許第5,576,282号、同6,306,812B1及び同6,326,348B1に見出され、これらは参考として組み込まれる。
適した漂白活性化剤としては、これらに限定されないが、テトラアセチルエチレンジアミン、オクタノイルカプロラクタム、ベンゾイルオキシベンゼンスルホネート、ノナノイルオキシベンゼンスルホネート、ベンゾイルバレロラクタム、ドデカノイルオキシベンゼンスルホネートのような、過加水分解可能な(perhydrolyzable)エステル及び過加水分解可能なイミドが挙げられる。
適した漂白促進剤としては、これらに限定されないが、米国特許第5,817,614号に記載のものが挙げられる。
(c)酵素
適した酵素の非限定例としては、プロテアーゼ、アミラーゼ、セルラーゼ、リパーゼ、及びその他が挙げられる。適したプロテアーゼには、エスペラーゼ(Esperase)(登録商標)、アルカレーゼ(Alcalase)(登録商標)、エヴァレーゼ(Everlase)(登録商標)、及びサヴィナーゼ(Savinase)(登録商標)(ノボザイムズ(Novozymes)から)、BLAP及び変異型(ヘンケル(Henkel)から)の商標名で知られるバチルス(例えば、サブチルス、レンタス(lentus)、リケニホルミス、アミロリケファシエンス(BPN、BPN’)、アルカロフィラス(alcalophilus))からのサブチリシンが挙げられる。他の適したプロテアーゼは、EP130756、PCT国際公開特許WO91/06637、PCT国際公開特許WO95/10591、及びPCT国際公開特許WO99/20726に記載されている。適したアミラーゼ(α及び/又はβ)は、WO94/02597及びPCT国際公開特許WO96/23873に記載されている。市販のアミラーゼの非限定例には、ピュラフェクトOx Am(Purafect Ox Am)(登録商標)(ジェネンコア(Genencor)から)、及びターマミル(Termamyl)(登録商標)、ナタラーゼ(Natalase)(登録商標)、バン(Ban)(登録商標)、ファンガミル(Fungamyl)(登録商標)、及びデュラミル(Duramyl)(登録商標)(ノボザイムズ(Novozymes)から)が挙げられる。適したセルラーゼには、細菌又は真菌セルラーゼ、例えばフミコーラ・インソレンスにより産生されるもの、特にDSM1800(ケアザイム(Carezyme)(登録商標)として市販されている)が挙げられる。他の適したセルラーゼは、トリコデルマ・ロンギブラキアタム(Trichoderma longibrachiatum)によって産生されるEGIIIセルラーゼである。適したリパーゼとしては、シュードモナス(Pseudomonas)及びクロモバクター(Chromobacter)群によって産生されるものが挙げられる。市販のリパーゼの非限定例としては、ノボザイムズ(Novozymes)からのリポラーゼ(Lipolase)(登録商標)、リポラーゼウルトラ(Lipolase Ultra)(登録商標)、リポプライム(Lipoprime)(登録商標)、及びリペックス(Lipex)(登録商標)が挙げられる。さらに本明細書で使用するのに適しているのは、クチナーゼ[EC3.1.1.50]、エステラーゼ、マンナナーゼ(米国特許第6,060,299号)のようなカルボヒドラーゼ、ペクチン酸リアーゼ(PCT国際公開特許WO99/27083)、シクロマルトデキストリングルカノトランスフェラーゼ(PCT国際公開特許WO96/33267)、及びキシログルカナーゼ(PCT国際公開特許WO99/02663)である。加えて、漂白酵素の非限定例としては、ペルオキシダーゼ、ACcase、オキシゲナーゼ(例えば、カテコール1,2ジオキシゲナーゼ)、リポキシゲナーゼ(PCT国際公開特許WO95/26393)、(非ヘム)ハロペルオキシダーゼが挙げられる。
(d)香料及び香料デリバリーシステム
本明細書で使用する時、用語「香料」は、いずれかの臭気物質を示すために使用される。適した香料としては、これらに限定されないが、1つ以上の芳香族化学物質、天然由来の油、及びこれらの混合物が挙げられる。このような芳香族化学物質及び精油についての化学的部類としては、これらに限定されないが、アルコール、アルデヒド、エステル、ケトンが挙げられる。香料には、通常、香料デリバリーシステムが備わっている。
適した香料デリバリーシステムには、これらに限定されないが、香料を装填したシクロデキストリン、アミンに援助されたデリバリーシステム、ポリマーに援助された香料システム、反応性/前香料システム、及び無機キャリアシステムが挙げられる。香料を装填したシクロデキストリンデリバリーシステムは、シクロデキストリン型物質(シクロデキストリンの大部分は、α−、β−、及び/若しくはγ−シクロデキストリンであってもよいし、又は単にβ−シクロデキストリンであってもよい)と錯体化した香料物質又はブレンドを含む。シクロデキストリン及びシクロデキストリンデリバリーシステムを生成するための方法は、米国特許第3,812,011号、同第4,317,881号、同第4,418,144号、及び同第5,552,378号に更に記載されている。
アミン補助型デリバリーシステム(Amine assisted delivery system)は、1つ以上の香料と、香料から完成生成物へと別々に添加されるポリマー及び/又は非ポリマーアミン物質とを含む。このようなシステムは、PCT国際公開特許WO03/33635及びPCT国際公開特許WO03/33636に記載されている。
ポリマー補助型デリバリーシステムは、ポリマー物質と香料との物理的結合を使用して香料物質を放出する。適したポリマー補助型システムとしては、これらに限定されないが、リザーバシステム(コアセルベート、マイクロカプセル、デンプン封入)、及びマトリックスシステム(ポリマーエマルション、ラテックス)が挙げられる。このようなシステムについては、PCT国際公開特許WO01/79303、PCT国際公開特許WO00/68352、PCT国際公開特許WO98/28339、並びに米国特許第5,188,753号及び同第4,746,455号に更に記載されている。
反応性/前香料システムには、これらに限定されないが、製品への添加前に、高分子キャリア、典型的には窒素系キャリアと反応した香料物質、典型的にはアルデヒド又はケトン香料を含むポリマー前香料、非ポリマー物質、例えばマイケル付加体(β−アミノケトン)、シッフ塩基(イミン)、オキサゾリジン、β−ケトエステル、オルトエステルと反応した香料物質を含む非ポリマー前香料システム、及び光前香料(photo pro-perfumes)が挙げられる。このようなシステムについては、PCT国際公開特許WO00/24721、PCT国際公開特許WO02/83620、並びに米国特許第6,013,618号及び同第6,451,751号に更に記載されている。
1つ以上の香料物質を持つ無機物質(多孔質ゼオライト、シリカなど)を含む、無機キャリアシステム。このようなシステムについては、米国特許第5,955,419号、同第6,048,830号、及び同第6,245,732号に更に記載されている。
(e)柔軟化剤
適した布地柔軟化剤又は活性物質としては、これらに限定されないが、ジエステル第四級アンモニウム化合物(DEQA)、ポリ第四級アンモニウム化合物、カルボン酸でエステル化され、及び四級化されたトリエタノールアミン(いわゆる「エステルクアット(esterquat)」、アミノエステルクアット、陽イオン性ジエステル、ベタインエステル、環状ポリオール及び/又は還元糖の陽イオン性ポリマー(いわゆる「ポリオールポリエステル」又は「セフォーズ(Sefose)」)、アミノシリコーン、陽イオン性シリコーン、第四級アンモニウム化合物(quat)/シリコーン混合物を含む、シリコーン又はシリコーンエマルション、官能化PDMS、並びにこれらの混合物が挙げられる。
付着助剤は、通常は陽イオン性部分を含み、やはり柔軟化剤と組み合わせて使用することができる。
第四級アンモニウム型の柔軟仕上げ剤の非限定例は、次から成る群から選択してもよい。N,N−ジメチル−N,N−ジ(タローイルオキシエチル)アンモニウムメチルサルフェート、N−メチル−N−ヒドロキシエチル−N,N−ジ(カノイルオキシエチル)アンモニウムメチルサルフェート、及びこれらの混合物。
非シリコーン布地柔軟化剤及び付着助剤の更なる例は、EP902009、PCT国際公開特許WO99/58492、米国特許第4,137,180号、PCT国際公開特許WO97/08284、PCT国際公開特許WO00/70004、PCT国際公開特許WO00/70005、PCT国際公開特許WO01/46361、PCT国際公開特許WO01/46363、PCT国際公開特許WO99/64661、PCT国際公開特許WO99/64660、JP11−350349、JP11−081134、及びJP11−043863に記載されている。シリコーン布地柔軟化剤及び付着助剤の更なる例は、米国特許第4,448,810号、米国特許第4,800,026号、米国特許第4,891,166号、米国特許第5,593,611号、EP459821、EP530974、PCT国際公開特許WO92/01773、PCT国際公開特許WO97/32917、PCT国際公開特許WO00/71806、PCT国際公開特許WO00/71807、PCT国際公開特許WO01/07546、PCT国際公開特許WO01/23394、JP2000−64180、JP2000−144199、JP2000−178583、及びJP2000−192075に記載されている。
(f)仕上げポリマー
仕上げポリマーは、天然物又は合成物であることができ、被膜を形成することによって、及び/又は接着特性を提供することによって機能を果たすことができる。例えば、本発明は、布地、特に衣類に形状保持性を付与するために、所望により被膜形成及び/又は接着ポリマーを使用することができる。「接着」とは、ポリマーが溶液又は分散体として繊維表面に塗布され乾燥した場合、ポリマーがその表面に付着することができることを意味する。ポリマーは、表面上に被膜を形成することができ、又は、2つの繊維の間に存在し、その2つの繊維と接触しているときに、それら2つの繊維を結合することができる。
市販されている仕上げポリマーの非限定例は、GAFケミカルズ社(GAF Chemicals Corporation)から入手可能な分子量約100,000のコポリマー958(Copolymer 958)(登録商標)及び分子量約1,000,000のコポリマー937(Copolymer 937)のようなポリビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレートコポリマー、サンドケミカルズ社(Sandoz Chemicals Corporation)から入手可能なカーターチン(Cartaretin)F−4(Cartaretin F-4)(登録商標)及びF−23のようなアジピン酸/ジメチルアミノヒドロキシプロピルジエチレントリアミンコポリマー、三菱化学株式会社(Mitsubishi Chemicals Corporation)から入手可能なジアフォーマーZ−SM(Diaformer Z-SM)(登録商標)のようなメタクリロイルエチルベタイン/メタクリレートコポリマー、エア・プロダクツ・アンド・ケミカルズ(Air Products and Chemicals)から入手可能なビネックス2019(Vinex 2019)(登録商標)又はクラリアント(Clariant)から入手可能なモウェオール(Moweol)(登録商標)のようなポリビニルアルコールコポリマー樹脂、ハーキュレス社(Hercules Incorporated)から入手可能なデルセット101(Delsette 101)(登録商標)のようなアジピン酸/エポキシプロピルジエチレントリアミンコポリマー、サイテックインダストリーズ(Cytec Industries)から入手可能なサイプロ515(Cypro 515)(登録商標)のようなポリアミン樹脂、ハーキュレス社(Hercules Incorporated)から入手可能なキメン557H(Kymene 557H)(登録商標)のようなポリ第四級アミン樹脂、並びにBASFから入手可能なソカランEG310(Sokalan EG 310)(登録商標)のようなポリビニルピロリドン/アクリル酸である。
適した仕上げポリマーの更なる例には、これらに限定されないが、デンプンカルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、及びこれらの混合物が挙げられる。
(g)その他の布地ケア活性物質
適したUV保護剤の非限定例には、ベンゾピロリドン誘導体(PCT国際公開特許WO00/65142)、退色を遅らせるための犠牲光退色防止及び/又はシンナメート誘導体、例えば2長鎖クアットとの組み合わせによるレバフィクス(levafix)(PCT国際公開特許WO00/00577)、アミノナフタレン誘導体(aminonapthalene derivatives)、布地実体日焼け止め剤(PCT国際公開特許WO99/50379)、セルロースモノアセテートによるUV吸収剤の付着、メトキシシンナメート誘導体(PCT国際公開特許WO00/18861及びPCT国際公開特許WO00/18862)、活性付着を強化するためのPVA及び/又はSCMCとUV吸収剤のエステル(PCT国際公開特許WO00/18863)、非イオン性/陽イオン性製品中の2エチルヘキシル4メトキシシンナメートの付着(PCT国際公開特許WO97/44422)、すすぎ製品からのClogP>4のUV吸収剤の付着(PCT国際公開特許WO97/44424)、陽イオン性UV吸収剤(PCT国際公開特許WO98/30663)、染色した布地のUV退色を遅らせるためのヒンダードアミンの使用(PCT国際公開特許WO01/38470及びPCT国際公開特許WO01/07550)、光退色を遅らせるための陽イオン性(EP832967)、水溶性日焼け止め剤との組み合わせによるNCO含有ポリマー(PCT国際公開特許WO98/49259)、すすぎ添加物中の酸化防止剤+チヌビン(米国特許第5,962,402号)、ベンゾトリアゾールUV吸収剤(米国特許第5,733,855号)が挙げられる。
適した移染防止(DTI)剤及び/又は染料固着剤の非限定例としては、布地の色を回復させるためのブラックダイ(black dye)(PCT国際公開特許WO99/66019)、DTI剤としてのビニル−イミダゾール−アクリル酸コポリマー(PCT国際公開特許WO00/17296)、赤色6号の移染を防ぐためのラマUHH抗体(PCT国際公開特許WO99/46300)、DTI剤としてのアクリル/ビニルイミダゾールコポリマー(PCT国際公開特許WO98/30664)、選ばれたDTI剤と、キャリア物質としてシリカ又はゼオライトを含有する組成物、クロマボンド(Chromabond)+ガシル(Gasil)シリカ又はゼオライト、チノフィクス(Tinofix)、バーコフィクス(Burcofix)、PVP(N−ポリビニルピロリドン)、光開始剤、ヒドロキシアセトフェノン、ホスフィンオキシド誘導体、反応性ポリマー(例えば、アミド/エピクロルヒドリン樹脂)及び反応性陰イオン性ポリマー、並びに染料固着の改善のためのキャリアを含む組成物が挙げられる。(PCT国際公開特許WO01/25386)、PVP/PVI(N−ビニルピロリドン/N−ビニルイミダゾールコポリマー)組成物(米国特許第5,977,046号及びPCT国際公開特許WO97/23591)、ハイパーブランチポリマー/デンドリマー(EP875521)、樹枝状高分子、アミン含有(米国特許第5,872,093号及びEP779358)、染料固着の利益のためのプロピレンジアミン及びピペラジン(PCT国際公開特許WO00/15745)、繊維の機械的損傷及び染料損失を低減するためのCMC合成物(PCT国際公開特許WO00/22079、PCT国際公開特許WO00/22078、PCT国際公開特許WO00/22077、及びPCT国際公開特許WO00/22075)、染料固着剤としてのジメチルジアリル系ポリマー(PCT国際公開特許WO00/56849)、重合環式アミン(PCT国際公開特許WO99/14299)、半極性非イオン性物質と合わせたエピクロルヒドリンと環式アミンとのコポリマー(PCT国際公開特許WO01/32815及びPCT国際公開特許WO01/32816)、DTI剤としてのN−ビニルイミダゾール/N−ビニルピロリドンの高分子量ポリマー(DE19621509)、染料固定剤としてのポリ陽イオン性物質(DE19643281)、染料除去保護剤及び長期香料放出としてのアミノシリコーン(PCT国際公開特許WO98/39401)、並びにこれらの混合物。
適したしわ低減及び/又は除去剤の非限定例としては、酸化ポリエチレンの使用(DE19926863)、硫酸化ヒマシ油及び/又はエトキシル化シリコーン及び/又はアミノPDMS及び/又はポリアクリルアミド、マグナソフト(Magnasoft)(登録商標)SRS、シルウェット(Silwet)(登録商標)L−7622(PCT国際公開特許WO00/24853及びPCT国際公開特許WO00/24857)、エトキシル化PDMS及びアクリルポリマー(PCT国際公開特許WO00/27991)、高粘度シリコーン油及びエステルクアットのエマルション(PCT国際公開特許WO00/71806)、脂肪族不飽和炭化水素、スクアレン、パラフィン(PCT国際公開特許WO01/34896)、スチレン−イソプレン又はスチレンブタジエンポリマー(PCT国際公開特許WO01/38627)、架橋セルロースへのシリコーンポリマーの組込み、酸で処理されたセルロースと反応したシリコーンカルボキシレート又はシラノール含有(PCT国際公開特許WO01/44426)、PDMSを有するアクリル、アラビノガラクタン、シリコーンエマルション、イソマルトサクシンアミド(isomaltosuccinamides)(PCT国際公開特許WO00/24851及びPCT国際公開特許WO00/24856及びPCT国際公開特許WO00/24858)、天然子葉抽出物(PCT国際公開特許WO01/07554)、トリアジン又はピリミジン単位及び架橋剤を含有する、セルロース系のしわ取り技術(PCT国際公開特許WO01/23660)、陽イオン性ポリアミド/エピクロルヒドリン樹脂及びシリコーン潤滑剤組成物(EP1096056)、シリコーン及び被膜形成ポリマーを含有するしわ低減組成物(PCT国際公開特許WO96/15309)、非イオン性多価アルコールを含有するしわ低減組成物(PCT国際公開特許WO99/55948及びPCT国際公開特許WO99/55949)、硬化可能なアミノ官能化シリコーン/布地柔軟化組成物(米国特許第5,174,912号)、ポリアクリレート/ジヒドロキシエチル尿素(PCT国際公開特許WO01/16262)、並びにこれらの混合物が挙げられる。これらのしわ低減剤には、布地柔軟化の利益も提供するものがあることが理解される。
布地再生剤及び/又は繊維修復剤の非限定例としては、回復剤としてのN−アルコキシル化キチン/キトサンの生成(DE10019140)、布地再生剤としてのセルロースモノアセテート、例えば様々な有益剤のための付着助剤としてのセルロース系ポリマーの使用(PCT国際公開特許WO00/18860、PCT国際公開特許WO00/18861、及びPCT国際公開特許WO00/18862)、布地再生剤として架橋された陽イオン性ポリアミン/エピクロルヒドリン樹脂、アポマルSAK(Apomul SAK)(登録商標)(PCT国際公開特許WO01/25386)、自己架橋可能又はセルロースと反応可能なポリマー物質、反応性ポリウレタンを含む(PCT国際公開特許WO01/27232)、ローカストビーンガムのような低分子量の多糖類ガム(polyssacharide gum)を含有する組成物、このようなガムは、キシログルカンのような酵素の開裂を通じてその場で生成することができる(PCT国際公開特許WO00/40684及びPCT国際公開特許WO00/40685)、多糖類/セルロースエステル(アセテート)、特定の置換された再生ポリマー(PCT国際公開特許WO01/72936及びPCT国際公開特許WO01/72940〜PCT国際公開特許WO01/72944)、繊維のもつれを防ぐための疎水性化CMC(PCT国際公開特許WO00/42144及びPCT国際公開特許WO00/47705)、耐摩耗性のための、二塩基酸又はエピクロルヒドリンと架橋した高分子量PEI(PCT国際公開特許WO00/49122)、耐摩耗性のためのプロピレンジアミンポリマー誘導体(PCT国際公開特許WO00/49123)、耐摩耗性のためのリシンカプロラクタムポリマー(PCT国際公開特許WO00/49125)、すすぎコンディショナーから適用される被膜形成セルロースエーテル(PCT国際公開特許WO00/65015)、繊維の外観のためのリシン/アミン又はアジピン酸コポリマー(PCT国際公開特許WO99/07813及びPCT国際公開特許WO99/07814)、並びにこれらの混合物が挙げられる。
適した形状保持剤の非限定例としては、寸法安定性を与えるためにPAE樹脂(例えば、アポマルSAK(Apomul SAK))及びシリコーンを含有する組成物(PCT国際公開特許WO00/15747及びPCT国際公開特許WO00/15748)、乾燥機用途のための布地形状保持剤としての陽イオン性アミン/エピクロルヒドリン樹脂(PAE樹脂)(PCT国際公開特許WO00/15755)、自己架橋可能及びセルロースと反応可能な陰イオン性ポリマー、例えば、カルバモイルスルホネート終端ブロック化イソシアネート(carbamoyl sulfonate terminated blocked isocyanates)、寸法安定性を与える(PCT国際公開特許WO01/25387)、並びにこれらの混合物が挙げられる。
適した標的剤の非限定例は、セルロース結合多糖類への大きな分子の結合(PCT国際公開特許WO99/36469)、機能材料への抗体の結合及び布地表面上への吸着(PCT国際公開特許WO01/46364及びPCT国際公開特許WO01/48135)、抗体結合を通じて粒子に結合したセルロース結合ドメイン(CBD)を有するタンパク質、綿への香料含有コアセルベートの促進(PCT国際公開特許WO01/46357)、ペプチド又はタンパク質付着助剤による布地への有益剤の放出(PCT国際公開特許WO98/00500)、模倣セルロース結合ドメイン(mimic cellulose binding domain)に結合した有益剤(PCT国際公開特許WO01/34743及びPCT国際公開特許WO01/32848)、並びにこれらの混合のような技術において開発される。
適した刺激低減剤の非限定例としては、レバー(Lever)第四級アンモニウム物質を用いた処理による、洗濯された布地の刺激の低減が挙げられる(PCT国際公開特許WO00/17297)。
適した変色防止剤の非限定例としては、布地漂白中の黄ばみの可能性を低減するための、ホスホネート化された終端ポリアクリレート(DE19904230)が挙げられる。
適した疎水性仕上げ剤の非限定例としては、疎水性仕上げ剤としてのポリリシン(DE19902506)が挙げられる。
適した抗菌剤の非限定例としては、悪臭を隠すための琥珀及びムスク物質の組み合わせ(PCT国際公開特許WO98/56337)、5−クロロサリチルアニリドを含有する抗殺菌組成物(PCT国際公開特許WO01/60157)、アミノアルキルシリコーンを含有する抗微生物組成物、改善された表面残留性(PCT国際公開特許WO96/19194)、抗微生物ポリペプチド(PCT国際公開特許WO96/28468)、芳香族アルコール及びフェノールを含有する抗微生物組成物(PCT国際公開特許WO98/01524)、アルコールの抗微生物活性(PCT国際公開特許WO97/21795)、良好な抗微生物活性を有するベタイン組成物(PCT国際公開特許WO97/43368及びPCT国際公開特許WO97/43369)、抗微生物剤としての高pHの非イオン性溶液(PCT国際公開特許WO01/44430)、織物処理剤の放出制御のためのカプセル(DE19931399)、ベンジルアルキルアンモニウム(benzylakylammonium)、亜鉛PTO、クリムバゾール(climbazole)を含有する組成物(PCT国際公開特許WO98/01527)、有効な抗菌組成物としてのアルキルジメチルアンモニウム及びアルコールエトキシレート(GB2322552)、臭気中和のためのシクロヘキシルエステル(PCT国際公開特許WO01/43784)、アルコキシジスルフィド抗微生物剤(EP1008296)、抗菌剤としてのブロモフラノン(PCT国際公開特許WO1/43739)、並びにこれらの混合物が挙げられる。
増白剤は、目に見えない紫外線(UV)放射エネルギーを吸収し、このエネルギーをより波長の長い放射エネルギーへと変化させる、有機化合物にすることができる。用語「増白剤」、「蛍光増白剤」、及び「ホワイトナー」は、交換可能に使用される。増白剤の非限定例としては、スチルベン、ピラゾリン、クマリン、カルボン酸メチンシアニン、ジベンゾチオフェン−5,5−ジオキシド、アゾール、5員及び6員環複素環などの誘導体が挙げられる。増白剤の例は、「蛍光増白剤の生成及び適用(The Production and Application of Fluorescent Brightening Agents)」、M.ザフラドニク(M.Zahradnik)、ジョン・ワイリー・アンド・サンズ(John Wiley & Sons)(ニューヨーク)出版(1982)に開示されている。
(4)キャリア相界面活性剤
布地ケア活性物質をキャリア相に分散するために、界面活性剤がキャリア中に含まれてもよい。したがって、キャリア相(即ち、第2の相)自体はエマルションを含んでもよく、その際布地ケア活性物質は分散した相であり、及びキャリアは連続した相である。こうしたエマルションシステム内のエマルションは、O/W/Oエマルションとして表され、その際油性又は非水溶性物質(例えば、布地ケア活性物質)は水中に懸濁され、これは連続した親油性マトリックス中に分散した液滴を形成する。本発明の1つの実施形態では、布地ケア活性物質が非水溶性の香油である場合に、O/W/Oエマルションが形成される。別の実施形態では、布地ケア活性物質がF−SRP又はSi−SRPである場合に、多相エマルションが形成される。
キャリア相界面活性剤の量は、デリバリーシステムの約0.0005重量%〜約3重量%、又は約0.001重量%〜約2重量%、又は約0.002重量%〜約1重量%の範囲である。
キャリア液滴内に布地ケア活性物質を懸濁するために適した界面活性剤の非限定例には、シロキサン系界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、双極性界面活性剤、両性界面活性剤、半極性非イオン性界面活性剤、ジェミニ界面活性剤、アミン界面活性剤、アルカノールアミン界面活性剤、ホスフェート含有界面活性剤、及びフッ素系界面活性剤が挙げられる。
(シリコーン系界面活性剤)
本明細書に使用するのに適した乳化剤の別の部類は、上記のように次の式(III)、MD’D’’を有するシロキサン系界面活性剤である。キャリア相中の界面活性剤として機能するために、これらのシリコン系界面活性剤は、SRPより親水性である。例えば、シリコーン系界面活性剤は、シロキサンに親水性を付与するために、ポリ(アルキルシロキサン)からエトキシル化及び/又はプロポキシル化によって得ることができる。シロキサン系界面活性剤は、典型的には0.0008〜0.03ag(500〜20,000ダルトン)の重量平均分子量を有する。本明細書で以上に記載したシロキサン系界面活性剤の種類の例は、EP1,043,443A1、EP1,041,189、及びPCT国際公開特許WO01/34,706(すべてGEシリコーンズ(GE Silicones)に譲渡)、並びに米国特許第5,676,705号、米国特許第5,683,977号、米国特許第5,683,473号、及びEP1,092,803A1(すべてリーバー・ブラザーズ(Lever Brothers)に譲渡)に見出される場合がある。適したシロキサン系界面活性剤の非限定的な市販例は、TSF4446(ゼネラル・エレクトリック・シリコーンズ(General Electric Silicones)から)、XS69−B5476(ゼネラル・エレクトリック・シリコーンズ(General Electric Silicones)から)、ジェナミン(Jenamine)(登録商標)HSX(デルコン(DelCon)から)及びY12147(オーシースペシャリティーズ(OSi Specialties)から)である。
親水性のアミノシリコーン、例えば、アルコキシル基を有するXS69−B5476(ゼネラル・エレクトリック(General Electric)から)もまた本発明に使用するのに適している。
(非イオン性界面活性剤)
非イオン性界面活性剤の非限定例には次のものが挙げられる。
a)C〜C18アルキルエトキシレート、例えばシェル(Shell)からのネオドール(NEODOL)(登録商標)非イオン性界面活性剤、
b)C〜C12アルキルフェノールアルコキシラートであって、その際アルコキシラート単位がエチレンオキシとプロピレンオキシ単位の混合物であるもの、
c)C12〜C18アルコール及びC〜C12アルキルフェノールのエチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックポリマー、例えばBASFからのプルロニック(Pluronic)(登録商標)との縮合物、
d)C14〜C22中鎖分岐状アルコール、BAであって、米国特許第6,150,322号に論じられるもの、
e)C14〜C22中鎖分岐状アルキルアルコキシラート、BAEであって、その際xは、米国特許第6,153,577号、米国特許第6,020,303号、及び米国特許第6,093,856号に論じられるように、1〜30であるもの、
f)アルキル多糖類であって、米国特許第4,565,647号(レナルド(Llenado)、1986年1月26日発行)に論じられるものであって、特に米国特許第4,483,780号、及び米国特許第4,483,779号に論じられるアルキルポリグリコシド、
g)ポリヒドロキシ脂肪酸アミドであって、米国特許第5,332,528号、PCT国際公開特許WO92/06162、PCT国際公開特許WO93/19146、PCT国際公開特許WO93/19038、及びPCT国際公開特許WO94/09099に論じられるもの、
h)エーテルで末端処理されたポリ(オキシアルキレート化)アルコール界面活性剤であって、米国特許第6,482,994号、PCT国際公開特許WO01/42408、及びPCT国際公開特許WO01/42408に論じられるもの、並びに
i)脂肪酸(C12〜18)ソルビタンエステル、スパン(Span)(登録商標)、及びそれらのエトキシル化(EO5〜100)誘導体、ポリソルベート、例えば、スパン(Span)(登録商標)20、トゥイーン(Tween)(登録商標)20、トゥイーン(Tween)(登録商標)60、トゥイーン(Tween)(登録商標)80(ユニケマ(Uniqema)から市販される)。
エトキシル化界面活性剤のその他の例には、カルボキシル化アルコールエトキシレート、エトキシル化第四級アンモニウム界面活性剤、及びエトキシル化アルキルアミンが挙げられる。
(半極性非イオン性界面活性剤)
半極性非イオン性界面活性剤の非限定例には、PCT国際公開特許WO01/32816、米国特許第4,681,704号、及び米国特許第4,133,779号に論じられるように、アルキル及びヒドロキシアルキル部分を含有する水溶性アミンオキシド、アルキル及びヒドロキシアルキル部分を含有する水溶性ホスフィンオキシド、並びにアルキル及びヒドロキシアルキル部分を含有する水溶性スルホキシドが挙げられる。
(陽イオン性界面活性剤)
陽イオン性界面活性剤の非限定例には、次のような第四級アンモニウム界面活性剤が挙げられ、これは26個までの炭素原子を有することができる。
a)アルコキシラート第四級アンモニウム(AQA)界面活性剤であって、米国特許第6,136,769号に論じられるもの、
b)ジメチルヒドロキシエチル第四級アンモニウムであって、第6,004,922号に論じられるもの、
c)ポリアミン陽イオン性界面活性剤であって、PCT国際公開特許WO98/35002、PCT国際公開特許WO98/35003、PCT国際公開特許WO98/35004、PCT国際公開特許WO98/35005、及びPCT国際公開特許WO98/35006に論じられるもの、
d)陽イオン性エステル界面活性剤であって、米国特許第4,228,042号、同第4,239,660号、同第4,260,529号、及び米国特許第6,022,844号に論じられるもの、並びに
e)アミノ界面活性剤であって、米国特許第6,221,825号、及びPCT国際公開特許WO00/47708に論じられるものであって、特にアミドプロピルジメチルアミン。
(陰イオン性界面活性剤)
本明細書で有用な陰イオン性界面活性剤の非限定例には、アルキルスルホネート、例えばC11〜C18アルキルベンゼンスルホネート(LAS)又はC10〜C20分岐鎖及びランダムアルキルサルフェート(AS)、C10〜C18アルキルアルコキシサルフェート(AES)であって、その際xが1〜30であるもの、中鎖分岐状アルキルサルフェート(米国特許第6,020,303号及び米国特許第6,060,443号)又は中鎖分岐状アルキルアルコキシサルフェート(米国特許第6,008,181号及び米国特許第6,020,303号)、1〜5のエトキシ単位を含むC10〜C18アルキルアルコキシカルボキシレート、変性アルキルベンゼンスルホネート(MLAS)であって、PCT国際公開特許WO99/05243、PCT国際公開特許WO99/05242、PCT国際公開特許WO99/05244、PCT国際公開特許WO99/05082、PCT国際公開特許WO99/05084、PCT国際公開特許WO99/05241、PCT国際公開特許WO99/07656、PCT国際公開特許WO00/23549、及びPCT国際公開特許WO00/23548に論じられるもの、C12〜C20メチルエステルスルホネート(MES)、C10〜C18α−オレフィンスルホネート(AOS)、及びC〜C20スルホサクシネートが挙げられる。
(その他の界面活性剤)
その他の適したキャリア相界面活性剤の非限定例には次のものが挙げられる。
a)アルカノールアミン及びその誘導体、
b)ホスフェート/ホスホネートエーテル、
c)双極性界面活性剤(米国特許第3,929,678号)、例えば第二級及び第三級アミンの誘導体、複素環式第二級及び第三級アミンの誘導体、又は第四級アンモニウムの誘導体、第四級ホスホニウム又は第三級スルホニウム化合物、及びC〜C18(又はC12〜C18)アミンオキシド、
d)両性界面活性剤(米国特許第3,929,678号)、例えば第二級若しくは第三級アミンの脂肪族誘導体、又は複素環式第二級及び第三級アミンの脂肪族誘導体であって、その際脂肪族ラジカルが直鎖又は分岐鎖サルフェートであり得るもの、
e)ジェミニ界面活性剤は、1分子につき導入された少なくとも2つの疎水基及び少なくとも2つの親水基を有する化合物であり、非限定例は、米国特許第5,160,450号、米国特許第3,244,724号、米国特許第2,524,218号、同第2,530,147号、同第2,374,354号、及び米国特許第6,358,914号に開示されており、
f)アミン界面活性剤には、約6〜約22個の炭素原子を含む第一級アルキルアミンが挙げられ、非限定例はオレイルアミン(アクゾ(Akzo)から商標名アーミーン・オールド(ARMEEN OLD)(登録商標)として市販されている)、ドデシルアミン(アクゾ(Akzo)から商標名アーミーン12D(ARMEEN 12D)(登録商標)として市販されている)、分岐状C16〜C22アルキルアミン(ローム・アンド・ハース(Rohm & Haas)から商標名プリミーンJM−T(PRIMENE JM-T)(登録商標)として市販されている)であり、及び
g)フルオロアルキルカルボキシレート、フルオロアルキルホスフェート、フルオロアルキルサルフェート、フルオロアルキルエトキシレート、フッ素系界面活性剤の第四級アンモニウム塩を含むフッ素系界面活性剤、並びにアルキルベタイン、スルホベタイン、及びヒドロキシベタインを含むベタイン、幾つかの代表的なフッ素系界面活性剤は3Mから商標名フルオラド(FLUORAD)(登録商標)として、及びクラリアント(Clariant)から商標名フルオウェット(FLUOWET)(登録商標)として入手可能である。
(5)補助剤成分
本発明は更に、非水性溶媒系洗浄システムに有用な補助剤成分を含んでもよい。水又は親油性流体への溶解性は必ずしも必要ではないが、適した補助剤成分は、水に、親油性流体に、又は両方に可溶性である物質である。これらの補助剤成分は、そのままで、又は追加の処理後に、環境運命及び毒性(例えば、生分解性、水毒性、pHなど)におけるあらゆる制約内で安全に下水に廃棄できる物質から選択できる。しかしながら、本発明の補助剤成分について下水廃棄性は必要ない。本明細書で使用する時、「下水廃棄」は、下水道システムによる又は汚水処理システムのような特定地域用のシステムを介した、自治体の廃水除去システムへの、物質の従来の在宅処理、並びに、商業用途での現場(on−site)水処理システム又は施設から汚染した水を回収する他の何らかの集中格納手段への除去の両方を意味する。補助剤成分は、幅広く異なることができ、及び広範囲の濃度で使用することができる。
幾つかの適した補助剤成分には、これらに限定されないが、ビルダー、アルカリ性供給源、着色剤、石灰石鹸分散剤、臭気抑制剤、臭気中和剤、結晶成長抑制剤、重金属イオン封鎖剤、変色防止剤、抗菌剤、酸化防止剤、再付着防止剤、電解質、pH調整剤、増粘剤、研磨剤、二価又は三価イオン、金属イオン塩、酵素安定剤、腐食防止剤、ジアミン若しくはポリアミン及び/又はそれらのアルコキシラート、石鹸泡安定化ポリマー、溶媒、加工助剤、ヒドロトロープ、石鹸泡又は泡抑制剤、石鹸泡又は泡促進剤、及びこれらの混合物が挙げられる。
(デリバリーシステムの調製)
1つの実施形態では、水、1つ以上の布地ケア活性物質、及び所望によりキャリア相界面活性剤がプレミックスされる。プレミックスは次に親油性流体中に分散されて、本発明のデリバリーシステムを形成する。乳化剤はいずれの工程においても添加できる。別の実施形態では、水、布地ケア活性物質、及び所望により界面活性剤を含むキャリア相プレミックス、並びに親油性流体及び乳化剤を含む親油性相プレミックスが混合されて2相のデリバリーシステムを形成する。更に別の実施形態では、水、親油性流体、布地ケア活性物質、乳化剤、及び所望によりキャリア相界面活性剤が共に、同時に又はいずれかの順番で混合されて2相のデリバリーシステムを形成する。水滴を所望の大きさの範囲に破断し、及び水と親油性流体との間に活性物質を分配するのを助けるために、機械的エネルギー(例えばかき混ぜ、振盪、又は攪拌)の入力を使用してもよい。
デリバリーシステムは、処理装置に添加される前に調製され得る。あるいは、デリバリーシステムの1つ以上の構成成分が、処理装置内の保持タンク又は容器に分けて添加され、及び布地物品に適用される前に、処理装置内で混合されてデリバリーシステムを形成することができる。
(方法)
本発明はまた、非水性溶媒系布地処理方法における布地物品上への布地ケア活性物質の効率的及び均一な付着の方法を含む。この方法は、典型的には、親油性流体相、キャリア流体相、1つ以上の布地ケア活性物質及び乳化剤を含む2相デリバリーシステムを得る工程、デリバリーシステムを布地物品に適用する工程、及び親油性流体の少なくとも一部分をデリバリーシステムから除去する工程を含む。所望により、デリバリーシステムに加えて、親油性流体及び/又は水を布地物品に適用してもよい。
2相デリバリーシステムは布地物品に、浸漬、浸し塗り、噴霧、はけ塗り、擦り付け、及びこれらの組み合わせにより適用できる。デリバリーシステムは布地物品に、洗浄サイクル、乾燥サイクル、又は布地のリフレッシュ/処理サイクルの間に処理装置内で適用できる。デリバリーシステムはまた布地物品に、処理装置外で、例えば前処理又は後処理工程の間に適用できる。
親油性流体は、処理された布地物品から、加熱、回転、絞り、締め付け、又はこれらの組み合わせにより除去できる。
所望の量の布地ケア活性物質が1サイクルで付着されてもよいし、又は同じ所望の量の布地ケア活性物質がより少量に分割若しくは分けられ及び方法が1回を超えて完了し、結果として一連のサイクルを通して、より少量の布地ケア活性物質が付着されて、布地物品上に付着される所望の量の布地ケア活性物質を得てもよい。
1つの実施形態では、布地物品は処理装置内に設置され、及びデリバリーシステムは、それが装置内で布地物品に接触するように適用される。所望により、デリバリーシステム及び布地物品は共に攪拌されるか、又はデリバリーシステムが布地物品に均一に接触するように布地物品が動く。有効量の布地ケア活性物質が布地物品上に付着されて、所望の布地処理の利益が達成される。典型的な実施形態では、布地物品上に付着される布地ケア活性物質の量は、布地物品の乾燥重量の0.001重量%〜約3重量%、又は約0.01重量%〜約2重量%、又は約0.1重量%〜約1重量%の範囲である。別の実施形態では、布地物品上に付着されるデリバリーシステムの量は、布地物品の乾燥重量の0.01重量%〜約75重量%、又は約0.1重量%〜約30重量%、又は約1重量%〜約10重量%の範囲である。
次に、布地物品は約15℃〜約200℃、又は約20℃〜約160℃、又は約30℃〜約110℃、又は約40℃〜約90℃に加熱される。理論に束縛されるものではないが、硬化すること、又は布地ケア活性物質をその融解温度に若しくはそれより高く加熱することは、加熱を遂行する消費者の衣類乾燥機、又は非水性溶媒系洗浄システムの一部であってもよい類似の乾燥機に適合するように修正され得ると考えられている。PCT国際公開特許WO01/94675を参照のこと。
方法の任意の工程は、布地物品を加熱する前に布地物品をデリバリーシステムから除去することである。
当業者に既知のいずれの適した布地物品処理装置も使用され得る。布地物品処理装置は、洗浄システムの実施中に、処理される布地物品を受け取り及び保持する。換言すれば、布地物品処理装置は、布地物品がドライクリーニング溶媒と接触している間、布地物品を保持する。適した布地物品処理装置の非限定例としては、商業用洗浄機、家事用、家庭用洗濯機、及び衣類乾燥機が挙げられる。代表的な処理装置は、米国特許出願09/849,893(2001年5月4日出願)(P&G件名8119)に記載される。
本発明の方法及びデリバリーシステムは、クリーニングサービス、おむつサービス、制服クリーニングサービスのようなサービス、又はコインランドリー(Laundromat)、ドライクリーニング店、ホテル、レストラン、コンベンションセンター、空港、観光船、港湾施設、カジノの一部のリネンサービスのような事業で使用してもよく、又は家庭で使用してもよい。
本発明の方法は、改造された既存装置であって、また関連方法に加えて本発明の方法を実施するような形で改良された装置において実施されてもよい。
本発明の方法は、また、本発明及び関連方法を実施するために特別に構築された装置で実施されてもよい。
更に、本発明の方法は、ドライクリーニング溶媒処理システムの一部として別の装置に追加されてもよい。これには、化学物質及び水の供給源、並びに廃棄洗浄流体用の下水設備への連結のような、関連した配管すべてが含まれる。
本発明の2相デリバリーシステムが布地ケア活性物質を布地に送達し、満足できる布地ケアの利益を達成でき、及びこの利益が処理された領域全体を通して均一であることを示すために、AATCC試験方法118−1997に基づく試験方法が使用される。その上、この試験方法はまた乳化剤を選別するためにも使用できる。例えば、フッ素SRPを2相デリバリーシステムを用いて布地に送達するためには、有効な乳化剤は(1)AATCC試験方法118−1997により測定した時に約3〜約8、又は約4〜約8、又は約5〜約8の満足できる油忌避性/疎水性、及び(2)こうした油忌避性が布地の処理された領域全体を通して一貫して見出されることをもたらす。
この試験に使用される親油性流体は、デカメチル−シクロペンタシロキサン(D5)である。親油性流体のおよそ0.05重量%の乳化剤が、親油性流体を含有する第1及び第2のバイアル瓶に添加される。試料はおよそ30秒間の攪拌によりブレンドされる。第3のバイアル瓶内には、親油性流体のみを含有する対照試料がまた調製される。
親油性流体のおよそ0.001重量%の食品、医薬品及び化粧品用(FD&C)赤40号染料が、第1のバイアル瓶、及び対照試料を含有する第3のバイアル瓶に添加される。水中に分散したフッ素汚れ放出ポリマー(30重量%固体含有量の懸濁液が商標名リパール(Repearl)(登録商標)F−35として三菱(Mitsubishi)から市販されている)が第2のバイアル瓶、及び対照試料を含有する第3のバイアル瓶に添加される。結果として得られる組み合わせは、親油性流体のおよそ0.06重量%の汚れ放出ポリマーを含有する。試料バイアル瓶が、リスト・シェーカー上で、およそ99回転/秒(950rpm)で30秒間振盪される。対照試料中の染料及びフッ素SRPは、試験結果を妨害しないことが見出されている。しかしながら、この試験は、所望により、それぞれ染料又はフッ素SRPを含有する別個の対照試料を用いて行うこともできる。
3.8cm×3.8cm(1.5インチ×1.5インチ)の綿の材料見本が、上記のバイアル瓶の各々に加えられる。バイアル瓶中の結果として得られる組み合わせは、親油性流体の約5.5重量%の綿の材料見本を含有する。綿の材料見本(類)を含有する試料バイアル瓶を、リスト・シェーカー上でおよそ99回転/秒(950rpm)で10分間振盪する。
綿の材料見本(類)を試料バイアル瓶から除去してメッシュの袋の中に設置し、及び従来の消費者の温風洗濯乾燥機内で最高の加熱設定で完全に乾くまで綿の材料見本を乾燥させる。綿の材料見本は次に、オーブン中で170℃で5分間徐冷される。油忌避性試験を、AATCC試験方法118−1997に従って、鉱油液滴を用いて行う。
第1のバイアル瓶からの綿の材料見本は、目視観測によって、赤い染料の均一な付着を示す。第2のバイアル瓶からの綿の材料見本は、約5の油忌避性/疎水性を示し、及び綿の材料見本の実質的に全体を通じて同様である。対照的に、デリバリーシステムを含有しない対照試料は、赤い染料の不均質な付着、並びにより低い及び不均質な油忌避性を示す。 同様に、35重量%の固体含有量を有する水性懸濁液中のシリコーン汚れ放出ポリマー(GEシリコーンズ(GE Silicones)から商標名SM2125(登録商標)として市販されている)を試料バイアル瓶中に用いて試験を繰り返し、及び処理された綿の材料見本を試験するために水滴を使用する場合、本発明の2相のデリバリーシステムは、実質的に均一な及び満足できる水の忌避性を、そのバイアル瓶中で処理された綿の材料見本に送達する。
更に試験は、綿の材料見本上に付着しない親油性流体中の残留活性物質を定量化する追加の工程を含んでもよい。重力測定法、滴定などのような一般に既知の定量化法をここで用いることができる。例えば重力測定法は、活性物質が室温で固体である場合に使用できる。綿の材料見本をバイアル瓶から除去した後、内容物を予め坪量したアルミニウムの皿の中に注ぎ、及び蒸発させることができる。皿の最終重量から予め坪量した皿の重量を引いたものは、綿の材料見本上に付着しない残留活性物質の量である。
本発明の特定の実施形態を例示し説明したが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなくその他の様々な変更及び修正を実施できることが、当業者には自明であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのようなすべての変更及び修正を、添付の特許請求の範囲で扱うものとする。
特に指定のない限り、本明細書で特定される百分率はすべて重量に基づく。本明細書全体を通じて記載される最大数値限定は、それより小さいいかなる数値限定をも、それらが本明細書に明確に記載されているかのように含むことを理解すべきである。本明細書全体を通じて記載される最小数値限定は、それより大きいいかなる数値限定をも、それらが本明細書に明確に記載されているかのように含む。本明細書全体を通じて記載される数値範囲は、そのようなより広い数値範囲内に入るそれよりも狭いいかなる数値範囲をも、それらがすべて本明細書に明確に記載されているかのように含む。
すべての引用された文書は、関連部分において本明細書に参考として組み込まれる、いずれの文書の引用も、それが本発明に関して先行技術であるということの承認として解釈されるべきではない。

Claims (19)

  1. 非水性布地処理プロセスにおける布地ケア活性物質の布地物品上への均一及び効率的な付着のためのデリバリーシステムであって、
    親油性流体を含む第1の相、
    キャリア及び布地ケア活性物質を含む第2の相であって、前記キャリアが前記親油性流体に実質的に不溶性である第2の相、並びに
    前記第2の相が離散粒子を形成するように、前記組成物を乳化するために十分な有効量の乳化剤、
    その際、前記第2の相が、1000μm未満のメジアン粒径(χ50)を有する液滴の形態であるか、又は
    その際、前記デリバリーシステムの1mLの試料の中で、0.95重量分画を超える前記第2の相が液滴の形態であり、各液滴が前記デリバリーシステムの前記1mLの試料中の前記第2の相の合計質量の1重量%未満の個々の重量を有するデリバリーシステム。
  2. 前記第1の相の中の布地ケア活性物質の量対前記第2の相が、1:2〜1:1000の範囲である、請求項1に記載のデリバリーシステム。
  3. 前記キャリアと前記乳化剤との重量比が10000:1〜1:1であり、及び前記布地ケア活性物質と前記キャリアとの重量比が1:1000〜3:1である、請求項1または2に記載のデリバリーシステム。
  4. 前記親油性流体が、シリコーン、グリコールエーテル、グリセロールエーテル、フッ化炭素、炭化水素、及びこれらの混合物から成る群から選択される、請求項1〜3のいずれか一項に記載のデリバリーシステム。
  5. 前記親油性流体が、環状シロキサン溶媒である、請求項1〜4のいずれか一項に記載のデリバリーシステム。
  6. 前記親油性流体が、デカメチルシクロペンタシロキサンである、請求項1〜5のいずれか一項に記載のデリバリーシステム。
  7. 前記デリバリーシステムが、前記デリバリーシステムの少なくとも50重量%の前記親油性流体を含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載のデリバリーシステム。
  8. 前記キャリアが、水、及び所望により直鎖又は分岐鎖C1〜C6アルコール、C1〜C4グリコール、又はこれらの混合物を含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載のデリバリーシステム。
  9. 前記キャリアが、前記組成物の0.01重量%〜5重量%を構成する、請求項1〜8のいずれか一項に記載のデリバリーシステム。
  10. 前記布地ケア活性物質が、水溶性又は部分的に水溶性の物質、非水溶性液体、又は非水溶性固体である、請求項1〜9のいずれか一項に記載のデリバリーシステム。
  11. 前記布地ケア活性物質が、0より大きいlogP値を有する、請求項1〜10のいずれか一項に記載のデリバリーシステム。
  12. 前記布地ケア活性物質が、1〜−1のlogP値を有する、請求項1〜11のいずれか一項に記載のデリバリーシステム。
  13. 70重量%を超える前記布地ケア活性物質が、前記布地物品上に付着される、請求項1〜12のいずれか一項に記載のデリバリーシステム。
  14. 前記布地ケア活性物質が、汚れ放出ポリマー、漂白剤、酵素、香料、柔軟化剤、仕上げポリマー、移染防止剤、染料固定剤、UV保護剤、しわ低減/除去剤、布地再生剤、繊維修復剤、香料放出及び/又は送達剤、形状保持剤、布地及び/又は汚れ標的剤、抗菌剤、変色防止剤、疎水性仕上げ剤、UV遮断剤、増白剤、顔料、毛玉防止剤、温度制御技術、スキンケアローション、難燃剤、及びこれらの混合物から成る群から選択される、請求項1〜13のいずれか一項に記載のデリバリーシステム。
  15. 前記布地ケア活性物質が、汚れ放出ポリマー、漂白剤、酵素、香料、又はこれらの混合物から成る群から選択される、請求項1〜14のいずれか一項に記載のデリバリーシステム。
  16. 前記布地ケア活性物質が、フッ素汚れ放出ポリマー、又はシリコーン汚れ放出ポリマーである、請求項1〜15のいずれか一項に記載のデリバリーシステム。
  17. 前記乳化剤が、次の一般式、
    (I)Y−(L−X−Y’
    (II)L−(X−Y−L’
    並びにこれらの混合物、
    式中、L及びL’は、溶媒相容化(又は親油性)部分であり、これらは独立して次のものから選択され、
    (a)C1〜C22アルキル若しくはC4〜C12アルコキシの、直鎖又は分岐鎖、環式又は非環式、飽和又は不飽和、置換又は非置換のもの、
    (b)次の式を有するシロキサン、
    D’D’’ (III)
    式中、aは0〜2であり、bは0〜1000であり、cは0〜50であり、dは0〜50であり、ただしa+c+dが少なくとも1であり、
    式(III)のMは、R 3−eSiO1/2であり、ここで、式(III)のRは独立してH又はアルキル基であり、式(III)のXはヒドロキシル基であり、及びeは0又は1であり、
    式(III)のDは、R SiO2/2であり、ここで、式(III)のRは独立してH又はアルキル基であり、
    式(III)のD’は、R SiO2/2であり、ここで式(III)のRは独立してH、アルキル基、又は(CH(CO−(CO)−(CO)(C2k−Rであり、ただし式(III)の少なくとも1つのRが、(CH(CO−(CO)−(CO)(C2k−R(式IIIbとして参照される)であり、ここで式(IIIb)のRは、独立してH、アルキル基、又はアルコキシ基であり、式(IIIb)のfは1〜10であり、式(IIIb)のgは0又は1であり、式(IIIb)のhは1〜50であり、式(IIIb)のiは0〜50であり、式(IIIb)のjは0〜50であり、式(IIIb)のkは4〜8であり、式(IIIb)のCは、非置換又は置換型であって式(IIIb)のQは、独立してH、C1〜10アルキル、C1〜10アルケニル、及びこれらの混合物であり、
    式(III)のD’’は、R SiO2/2であり、ここで式(III)のRは独立して、H、アルキル基、又は(CH(C(A)−[(T)−(A’)−]−(T’)Z(G)(式IIIcとして参照される)であり、ここで式(IIIc)のlは1〜10であり、式(IIIc)のmは0又は1であり、式(IIIc)のnは0〜5であり、式(IIIc)のoは0〜3であり、式(IIIc)のpは0又は1であり、式(IIIc)のqは0〜10であり、式(IIIc)のrは0〜3であり、式(IIIc)のsは0〜3であり、式(IIIc)のCは非置換又は置換型であって式(IIIc)のQは独立して、H、C1〜10アルキル、C1〜10アルケニル、及びこれらの混合物であり、式(IIIc)のA及びA’はそれぞれ独立して、エステル、ケト、エーテル、チオ、アミド、アミノ、C1〜4フルオロアルキル、C1〜4フルオロアルケニル、分岐鎖又は直鎖ポリアルキレンオキシド、ホスフェート、スルホニル、サルフェート、アンモニウム、及びこれらの混合物を表す連結部分であり、式(IIIc)のT及びT’はそれぞれ独立して、C1〜30直鎖若しくは分岐鎖アルキル若しくはアルケニル又はアリールで、非置換又は置換型であり、式(IIIc)のZは、水素、カルボン酸、ヒドロキシ、ホスフェート、ホスフェートエステル、スルホニル、スルホネート、サルフェート、分岐鎖若しくは直鎖ポリアルキレンオキシド、ニトリル、グリセリル、C1〜30アルキル若しくはアルケニルで置換されたアリール又は非置換のアリール、C1〜10アルキル若しくはアルケニルで置換された炭水化物又は非置換の炭水化物、或いはアンモニウムであり、式(IIIc)のGは、H、Na、Li、K、NH 、Ca+2、Mg+2、Cl、Br、I、メシラート又はトシラートのような陰イオン又は陽イオンであり、
    Y及びY’は親水性部分であり、これはヒドロキシ、ポリヒドロキシ、C1〜C3アルコキシ、モノ−又はジ−アルカノールアミン、C1〜C4アルキル置換アルカノールアミン、O、S、Nを含有する置換複素環、サルフェート、カルボキシレート、カーボネートから独立して選択され、Y及び/又はY’がエトキシ(EO)又はプロポキシ(PO)であるときには、次のものから成る群から選択されるRで末端処理されなければならない。
    (i)1〜3個のヘテロ原子を含有する、4〜8員環、置換又は非置換の複素環式環、及び
    (ii)1〜30個の炭素原子を有する、直鎖又は分岐鎖、飽和又は不飽和、置換又は非置換、環式又は非環式、脂肪族又は芳香族の炭化水素ラジカル、
    Xは、O、S、N、P、またはO、S、N、Pが入り込んだC1〜C22アルキルの、直鎖又は分岐鎖、飽和又は不飽和、置換又は非置換、環式又は非環式、脂肪族又は芳香族のもの、グリシジル、エステル、アミド、アミノ、PO 2−、HPO 、PO 2−、HPO から選択される架橋結合であり、これらはプロトン化又は非プロトン化しており、
    u及びwは、0〜20から独立して選択される整数であり、ただしu+w≧1であり、
    tは1〜10の整数であり、
    vは0〜10の整数であり、
    xは1〜20の整数であり、並びに
    y及びzは、1〜10から独立して選択される整数である、
    を有するシロキサン系界面活性剤の発明である、請求項1〜16のいずれか一項に記載のデリバリーシステム。
  18. 前記第2の相が、シロキサン系界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、両極性界面活性剤、両性界面活性剤、半極性非イオン性界面活性剤、ジェミニ界面活性剤、アミン界面活性剤、アルカノールアミン界面活性剤、ホスフェート又はホスホネートエーテル界面活性剤、フッ素系界面活性剤、及びこれらの混合物から成る群から選択される界面活性剤を含む、請求項1〜17のいずれか一項に記載のデリバリーシステム。
  19. 前記デリバリーシステムが、多相エマルションである、請求項1〜18のいずれか一項に記載のデリバリーシステム。
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