JP2006524716A - マンニッヒ塩基を含み、高温用途に適したエポキシ樹脂組成物 - Google Patents

マンニッヒ塩基を含み、高温用途に適したエポキシ樹脂組成物 Download PDF

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Abstract

本発明は、硬化剤成分中に少なくとも1種のマンニッヒ塩基を含み、5℃から60℃の間の温度で硬化された後で80℃を超えるガラス転移温度をもつ2成分型エポキシ樹脂組成物に関する。この独創的な2成分型エポキシ樹脂組成物は特に接着剤として用いられる。

Description

本発明は低温硬化により、続く熱処理なしに硬化し、高いガラス転移温度を有する2成分型エポキシ樹脂システムに関する。
2成分型エポキシ樹脂システムは長い間知られてきた。第一成分は少なくとも1種のエポキシ樹脂を含み、一方で第二成分は硬化剤を含む。この2成分が混合された場合、エポキシ樹脂と硬化剤が互いに反応して架橋が生じる。アミン系硬化剤が広く用いられている。しかし、硬化したエポキシ樹脂の特性は、用いるアミン類の選択、適用温度、及び硬化温度に非常に大きく左右される。
エポキシ樹脂システムは、硬い接着結合を達成するためによく用いられる。多くの場合、この種の結合は構造結合である。そのような結合を特徴とする組み立て品の使用分野は非常に多様であり、非常に様々な温度範囲を含んでいる。特に高温での使用にとって、接着剤のガラス転移温度はきわめて重要な要素である。ガラス転移温度を超えると、接着剤はその特性に著しい変化をうけ、その結果として確実且つ長期の結合を確保することができない。
したがって、高いガラス転移温度を有するエポキシ樹脂システムを開発するためにますます努力がなされている。高いガラス転移温度は熱硬化性エポキシ樹脂システムによって首尾良く実現されている。熱硬化性エポキシシステムの場合、100℃よりもかなり高い温度が典型的には用いられる。例えば、ジシアンジアミド(dicy)の影響下で、エポキシ樹脂は、通常120℃より高い温度で硬化されうる。しかし、そのような高温での硬化は、多くの場合不可能か又は望ましくない。
さらに、室温又はわずかに高い温度で適用される多くのエポキシ樹脂接着剤の場合に、ガラス転移温度は、続く熱処理によって上昇されうることが知られている。この場合に、例えば、エポキシ樹脂接着剤は、室温で適用されてそれが特定の初期強度に達した後、例えば100℃の温度に加熱チャンバー内で夜通し又は数日間保管される。熱処理によって接着剤のガラス転移温度を増加させることには、材料による限界がある。さらに、建築構造物はもちろんのこと、大きな部品に対しては、加熱チャンバー内に移動させ、あるいは人工的に広範囲に加熱することは、実際上不可能である。
特に、大きな部品の接着結合の場合や、建築及び土木における屋外での適用の場合は、それゆえ、混合、適用及び室温又はわずかに高い温度での硬化に続いて、高いガラス転移温度を有する低温硬化性(コールドキュア)接着剤に対する増大しつつある要求が存在する。この場合の意図は、熱硬化の方式又は続く熱処理の方式において人工的に発生させた熱の追加的供給を全く必要としないことである。
〔本発明のまとめ〕
5℃から60℃の間の温度で硬化した後で高いガラス転移温度を有する2成分型エポキシ樹脂組成物を提供することが本発明の目的である。
驚くべきことに、このことは、硬化剤成分中に少なくとも1種のマンニッヒ塩基を使用することを通して達成されうることを発見した。
この種の2成分型エポキシ樹脂組成物では、一方では室温で硬化し、且つ他方では硬化後に続く熱処理の必要なしに80℃より高いガラス転移温度を有する、実施に適したシステムを配合し、かなりの高温でさえ、これらのエポキシ樹脂組成物の信頼できる使用へと導くことが可能である。
ガラス転移温度は多くの異なる方法で測定することができる。用いる方法に応じて、決定される値は変化しうる。したがって、ここ及び以下では、「Tg」ともいう「ガラス転移温度」は、DSCにより、pr EN 12614に準拠して(ピークの)高さの半分から決定される値を意味する。
したがって、従来の熱硬化又は熱処理が可能でないか又は望ましくない用途についてさえ、エポキシ樹脂組成物を用いることが可能なる。
本発明は、硬化剤成分中に少なくとも1種のマンニッヒ塩基を含み、且つ5℃から60℃の間の温度で硬化させた後で、80℃よりも高いガラス転移温度を有する2成分型エポキシ樹脂組成物に関する。
適したマンニッヒ塩基はフェノール系化合物、ホルムアルデヒド、及びポリアミン類から調製することができる。
特に適したフェノール系化合物は、フェノール基に関してオルト(o)及び/又はパラ(p)位が非置換のものである。それらの例は、ヒドロキシナフタレン類、ポリヒドロキシナフタレン類、アルキルフェノール類、ジアルキルフェノール類、架橋フェノール類、例えば、テトラヒドロナフトールなどである。単核及び多核両方のポリフェノール系化合物もまた含まれる。そのようなポリフェノール系化合物の例は、ピロカテコール、レゾルシノール、ピロガロール、フロログルシノール、ビスフェノールA、及びビスフェノールFである。
特に適していることが発見されたマンニッヒ塩基は以下の式(I)又は(II)のフェノール系化合物、ホルムアルデヒド、及び少なくとも1種のポリアミンを用いて調製されたものであり、RはH又はCHである。
Figure 2006524716
特に好ましいと考えられるものは、m−クレゾールであり、式(I)でRが水素原子である。
ホルムアルデヒドは、当業者に知られている形態で直接又はホルムアルデヒド供与化合物から用いられうる。好ましいものはパラホルムアルデヒドの形態のホルムアルデヒド、又はホルマリン溶液の形態のホルムアルデヒドである。ホルマリン溶液が特に好ましい。
「ポリアミン」は、2つ以上の第一級アミノ基を有する化合物を意味する。この種のポリアミン類は、エポキシド化学及びポリウレタン化学の技術分野の当業者には架橋剤として公知である。特に適したものは、
− 脂肪族ポリアミン類、例えば、エチレンジアミン、1,2−及び1,3−プロパンジアミン、2−メチル−1,2−プロパンジアミン、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジアミン、1,3−及び1,4−ブタンジアミン、1,3−及び1,5−ペンタンジアミン、1,5−ジアミノ−2−メチルペンタン(MPMD)、1,6−ヘキサンジアミン、2,2,4−及び2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジアミン、1,7−ヘプタンジアミン、1,8−オクタンジアミン、4−アミノメチル−1,8−オクタンジアミン、メチルビス(3−アミノプロピル)アミン、1,3−ジアミノペンタン(DAMP)、2,5−ジメチル−1,6−ヘキサメチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、(3,6−ジアザ−オクタメチレンジアミン)、テトラエチレンペンタミン、ペンタメチレンヘキサミン、ジプロピレントリアミン、トリプロピレンテトラミン、テトラプロピレンペンタミン、4,7−ジアザ−デカメチレン−1,10−ジアミン、及び前記ポリアミン類の混合物。
− 脂環族ポリアミン類、例えば、1,3−及び1,4−ジアミノシクロヘキサン、1,2−ジアミノシクロヘキサン(DCH)、ビス(4−アミノシクロへキシル)メタン(PACM)、ビス(4−アミノ−3−メチルシクロへキシル)メタン、ビス(4−アミノ−3−エチルシクロへキシル)メタン、ビス(4−アミノ−3,5−ジメチルシクロへキシル)メタン、1−アミノ−3−アミノメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキサン(=イソホロンジアミン又はIPDA)、2−及び4−メチル−1,3−ジアミノシクロヘキサン、1,3−及び1,4−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、1,3−2,5(2,6)−ビス−(アミノメチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプタン(NBDA、三井化学社製造)、3(4),8(9)−ビス(アミノメチル)トリシクロ[5.2.1.02,6]デカン、3,9−ビス(3−アミノプロピル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン、1,3−及び1,4−キシリレンジアミン、オクタヒドロ−4,7−メタノ−インデン−2,5−ジアミン、オクタヒドロ−4,7−メタノ−インデン−1,6−ジアミン、ビス−(2−アミノエチル)エーテルなどのエーテル基を含む脂肪族ポリアミン類、及びそれらの高次のオリゴマー類、並びに前記ポリアミン類の混合物。
− 芳香族アミン、例えば、トリレンジアミン、フェニレンジアミン、4,4−メチレンジアニリン(MDA)、及び前記ポリアミン類の混合物。
DAMP、IPDA、1,3−及び1,4−ジアミノシクロヘキサン、1,2−ジアミノシクロヘキサン、1,3−及び1,4−ブタンジアミン、1,3−及び1,5−ペンタンジアミン、MPMD、1,3−キシリレンジアミン、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、(3,6−ジアザ−オクタメチレンジアミン)、テトラエチレンペンタミン、ペンタメチレンヘキサミン、ジプロピレントリアミン、トリプロピレンテトラミン、テトラプロピレンペンタミン、4,7−ジアザ−デカメチレン−1,10−ジアミン、ビス(4−アミノシクロへキシル)メタン、ビス(4−アミノ−3−メチル−シクロへキシル)メタン、3(4),8(9)ビス(アミノメチル)トリシクロ[5.2.1.02,6]デカン、並びにそれらの混合物、を含む群から選択されるポリアミン類が好ましい。
特に好ましくは、ポリアミン類は、1,3−キシリレンジアミン、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、(3,6−ジアザ−オクタメチレンジアミン)、テトラエチレンペンタミン、IPDA、1,2−ジアミノシクロヘキサン、4,7−ジアザ−デカメチレン−1,10−ジアミン、及びそれらの混合物、を含む群から選択される。
上記ポリアミン類とその他のポリアミン類又はその他のアミン類との混合物もまた可能であることが理解されよう。
マンニッヒ塩基は、フェノール系化合物、ホルムアルデヒド、及びポリアミン類から調製されうる。慣用法によってマンニッヒ塩基を調製することができる。
2段階調製法が有利であることを発見した。この場合、第一段階でフェノール系化合物、特に式(I)又は(II)のフェノール系化合物を塩基の作用下でホルムアルデヒドと反応させる。この塩基は第三級アミン、アルカリ金属水酸化物、アルカリ土類水酸化物、又はそれらの混合物であることができる。特に適したものは第三級アミン類、特に第一級アミノ基を追加で含む第三級アミンであり、例えば、1−(2−アミノエチル)ピペラジンなどである。好ましい第三級アミン類は式(III)のものであり、R基はC〜Cアルキルであり、n=1、2、又は3である。
Figure 2006524716
として好ましいものは、R=メチル又はエチルであり、特にR=メチルである。nとして好ましいものは、n=2である。
第一段階においては、フェノール系成分と塩基との混合物、特に式(I)又は(II)のフェノール系化合物と第三級アミンの混合物にホルムアルデヒドを添加するのが有利である。この添加は、冷却しながら、同様に冷却したホルムアルデヒドをゆっくり加えて、わずかな温度上昇しか記録されないように行うのが有利である。
第二段階においては、反応は少なくとも1種のポリアミンとともに行う。第二段階では、第一段階で得られる生成物をポリアミンにゆっくり添加することが有利である。
当業者には、この種の反応の場合には、未反応成分が最終生成物中にわずかな程度でしか存在しないことが可能であることは明らかである。
しかし、特定条件下では、フェノール系成分、ホルムアルデヒド、及びポリアミンを反応させる一段階法であっても、本発明のエポキシ樹脂組成物に用いられるマンニッヒ塩基をもたらす。
このマンニッヒ塩基は第二級アミノ基だけでなく第一級アミノ基も含んでいる。
上記マンニッヒ塩基は有利にはいかなる多核オリゴマーをも含まないか又は少なくとも少量画分の多核オリゴマーしか含まない。このオリゴマー画分(フラクション)はマンニッヒ塩基の重量を基準にして20重量%未満、特に10重量%未満であることが好ましい。
マンニッヒ塩基が、マンニッヒ塩基の重量を基準にして、未反応のフェノール系化合物を1重量%未満、特に0.5重量%未満、好ましくは0.1重量%未満しか含まない場合は、さらに有利である。
本マンニッヒベースは低い粘度を有することが有利である。接着剤の配合に特に適しているのは、200〜1000mPas、特に200から700mPasの間の粘度である。
説明したマンニッヒ塩基は、2成分型エポキシ樹脂組成物の硬化剤成分の一部である。それは単独で、又は2成分型エポキシ樹脂組成物のための硬化剤成分中の通常の構成成分と共に混合されて存在しうる。その他のアミン類、特にポリアミン類、付加(アダクト)アミン硬化剤、促進剤、補助剤(例えば添加剤、顔料、及びフィラー)がこの目的に特に適している。好ましい促進剤は、トリス(2,4,6−ジメチルアミノメチル)フェノール及びアミノエチルピペラジンである。増量剤又は希釈剤もまた用いられうるが、これらの場合には、硬化したエポキシ樹脂組成物のガラス転移温度がそのエポキシシステムについて予定した使用温度よりも低くなるほどにはガラス転移温度の低下が大きくないことを保証するように大きな注意を払わなければならない。
この種の硬化剤成分は通常の撹拌機で調製されうる。
本発明の2成分型エポキシ樹脂組成物は樹脂成分を有する。この樹脂成分にはエポキシ樹脂が含まれる。エポキシ樹脂は、エポキシ樹脂分野の当業者に公知のエポキシ樹脂、特にビスフェノールA、ビスフェノールF、及びビスフェノールA/F混合物のグリシジルエーテル類に基づくエポキシ樹脂である。液体樹脂とともに、固体樹脂も特に非常に重要である。特に興味あるものはノボラック樹脂である。さらに反応性希釈剤が樹脂成分の通常の成分である。2以上、特に2又は3つのグリシジル基を有する反応性希釈剤が好ましい。さらなる適切な反応性希釈剤は、N−グリシジルエーテル類であり、これはエピクロルヒドリンとアミン類の反応生成物として調製されうる。この反応に適したアミン類は、アニリン、m−キシリレンジアミン(MXDA)、4,4−メチレンジアニリン(MDA)、又はビス(4−メチル−アミノフェニル)メタンである。特に適したN−グリシジルエーテル類は、p−ヒドロキシアミノベンゼン−トリグリシジル付加体、MXDA−テトラグリシジル付加体、及びMDA−テトラグリシジル付加体である。
さらなる成分は増量剤、希釈剤、促進剤、添加剤などの助剤、顔料、及びフィラーであることができる。反応性の希釈剤、増量剤、及びその他の希釈剤を用いる場合は、硬化したエポキシ樹脂組成物のガラス転移温度がそのエポキシシステムについて予定した使用温度よりも低くなるほどにはガラス転移温度の低下が大きくないことを保証するように大きな注意を払わなければならない。
この種のエポキシ樹脂成分は通常の撹拌機で調製されうる。
エポキシ樹脂成分と硬化剤成分の混合比は、当業者に公知のとおり、エポキシ基とアミノ基が互いに化学量論的に反応するように選択されることが有利である。しかし、この割合から外れ、ある特定の状況下では約20%までアンダーキュア(未硬化)又はオーバーキュア(過硬化)であることもできる。
2成分は人手又は機械で混合されうる。充填剤未添加システム又はわずかにペースト状システムは撹拌機又は混合装置、例えば2Cカートリッジガンを用いて、又はスタティックミキサー又はダイナミックミキサーと組み合わせたポンプで、容易に混合されうる。高充填システムは、撹拌機(スターラー)、人手、又は混合機(アジテーター)によって混合することが有利である。
本発明の2成分型エポキシ樹脂組成物の可能な使用法は多様である。例えば、コーティング剤、ワニス、被覆剤、シーラント、又は接着剤が可能である。接着剤としての使用は特に特に興味がもたれる。特に好ましいのは、建築又は土木における用途に接着剤として用いることである。特に重要なのは、固定補強のための接着剤としての使用である。重要な用途は構造接着剤としての使用である。
接着剤として使用するためには、2成分型エポキシ樹脂組成物を混合し、一つの固体の表面に少なくとも適用し、次にさらなる固体表面と接触させる。接着剤がギャップに注入されること及びそこで硬化されることもまた可能である。エポキシ樹脂組成物の硬化後、このように生じた接着結合は荷重をかけられることができる。最大強度に達するまで、数週間経過する可能性がある。
これらのシステムは、フェノール、p−tert−ブチルフェノール、ノニルフェノール及び/又はビスフェノールA、並びにポリアミン類から通常の手法によって調製される公知のマンニッヒ塩基よりもさらに長いポットライフを有することをさらに発見している。
2成分型エポキシ樹脂組成物を混合し、適用する。それは低温、すなわち5℃から60℃の間の温度で硬化しうる。それらの成分は5℃から60℃の間の温度で同様に混合かつ適用されることが有利である。
これらの温度は、特に建築及び土木において、接着剤が通常適用され且つ硬化される環境温度である。10℃から50℃の間の範囲、特に10℃から30℃の間の範囲が特に重要である。室温領域の温度での適用は特に一般的である。硬化したエポキシ樹脂組成物の特性に、硬化温度は特に関係がある。したがって、10℃から50℃の間、特に10℃から30℃の間の温度での硬化が好ましい。
予め人為的に供給した熱は適用コスト及び製造コストを低減する。そのうえに多くの対象物は、可能でない場合は通常手段を用いて人為的に加熱することが困難である。そのような人為的に発生させた広範囲の加熱を必要としないことは、例えば建築又は土木において普通である大きな対象物への適用を初めて可能にする。
5℃よりも低い温度では、充分な硬化が保証されない。60℃より高い温度を用いる場合は、人工的熱源を用いることが必要である。当業者には、混合、適用、及び硬化は、より高い温度でも可能であることが明らかである。この目的に最も必要であるポットライフ及び粘度を適応させることは、当業者に公知の手法によって達成されうる。続いて熱処理を行うこともまた可能である。これらの場合もまた、80℃より高いガラス転移温度が実現されうる。当業者には、硬化した2成分型エポキシ樹脂組成物がかなり高い使用温度で用いられる必要がないことも同様に明らかである。この種の低温硬化した2成分型エポキシ樹脂組成物は室温においてうまく用いられうる。
本発明の2成分型エポキシ樹脂組成物は典型的には室温又はわずかに高い温度で混合し、適用し、さらに環境温度で硬化する。硬化後、硬化したエポキシ樹脂が用いられている間、温度はガラス転移温度近くまで達するが、機械特性が急激に悪影響を及ぼされることはない。特にエポキシ樹脂組成物を接着剤として用いた場合には、用いられる温度において被着材間の力の伝達が明らかに低下するべきではなく、あるいは接着破壊もしくは接着剤のクリープが生じてはならない。
硬化後は、本発明の2成分型エポキシ樹脂組成物は、80℃、好ましくは100℃より高く、特に100℃から150℃の間のガラス転移温度を有する。
本発明の2成分型エポキシ樹脂組成物は、例えば、繊維強化複合材料を結合するための接着剤として用いることができる。これの一つの実例は建築構造物、例えば橋、の強化に関連するカーボンファイバー層状体の接着結合である。
さらに、本発明の2成分型エポキシ樹脂組成物は、繊維強化複合材料を生産するためのポリマーマトリクスとして用いることもできる。例えば、カーボンファイバー又はガラスファイバーを2成分型エポキシ樹脂組成物中に埋め込むことができ、ファイバー複合材料として、例えば層状物の形態の硬化した状態で用いることができる。
同様に、例えば、ファイバー織物又はファイバー縒り物を構築構造物に適用し、その構築構造物とともにそこで繊維強化複合材料を形成するために、2成分型エポキシ樹脂組成物を用いることも可能である。
[実施例]
以下に示す実施例は本発明を説明するために提供する。
〔2段階マンニッヒ塩基調製の例〕
調製の第一段階
86.4gのm−クレゾールをガラスフラスコに入れ、81.3gの1,3−N,N−ジメチルアミノプロピルアミンを加えた。混合物を20℃に冷却し、次に197gの冷ホルマリン溶液(36.5%水溶液)を冷却しながらゆっくり滴下して加えた。かなりの発熱が起こった。内温を40℃から45℃の間に保った。添加終了後、40〜45℃で1時間、撹拌を続けた。
調製の第二段階
表1に示したポリアミンを室温(RT)で、窒素下で反応器に仕込み80℃に加熱し、上記第一段階で得られた中間体を撹拌しながらゆっくり注ぎ入れた。穏やかな発熱が起こった。窒素下で約110℃に加熱し、同時に反応による水を大気圧下で留去した。反応による水の理論量の80%が留去された後、減圧にし、水の理論量まで蒸留による除去を行った。
〔一段階マンニッヒ塩基調製の例〕
342gの1,2−ジアミノシクロヘキサン(DCH)、129gのアミノエチルピペラジン、及び122gの3,5−キシレノールを容器中に入れた。冷却しながら、20〜30℃の温度で、197gの冷ホルマリン溶液(36.5%水溶液)を滴下して加えた。かなりの発熱が起こった。窒素下で約110℃に加熱を行い、同時に反応による水を大気圧下で留去した。反応による水の理論量の80%が留去された後、減圧にし、水の理論量まで蒸留による除去を行った。
Figure 2006524716
表1は、室温まで冷却した後のマンニッヒ塩基の特性を示している。記した粘度は5重量%の促進剤トリス−(2,4,6−ジメチルアミノメチル)フェノール[アラルダイト(Araldite)HY−960(バンチコ(Vantico)社)]とのブレンド物についてのものである。粘度はDIN EN ISO 3219に準拠してレオマット(Rheomat)(コーン/プレート)を使用して回転式粘度計によって決定した。比較例としてのRef.1及びRef.2はマンニッヒ塩基ではなく、アミン類である。
表2は、2成分型エポキシ樹脂組成物の特性を示している。この場合のエポキシ樹脂成分は、それぞれの場合、85%のビスフェノールAジグリシジルエーテル(Araldite GY-250としてVantico社から市販されている)と15%のトリメチロールプロパントリグリシジルエーテルからなる混合物である。組成物は、20〜23℃、50%相対湿度で、95重量%のマンニッヒ塩基又はポリアミンと5重量%のトリス−(2,4,6−ジメチルアミノエチル)フェノール(Araldite HY-960, Vantico社)からなる硬化剤と混合し、混合はアミン−H/エポキシ基に関して化学量論的に行い、組成物をこれらの条件下で7日間硬化させた。
Figure 2006524716
100gの混合物のポットライフ(可使時間)は、ゲルタイマーを用いて23℃において断熱円筒カップ中で決定した。
ガラス転移温度(Tg)はEN 12614に準拠し、DSCによって決定した。この目的のために、最初の走査において、硬化したサンプルを初めに+5℃に冷却し、次に10K/分の速度で160℃まで加熱した(ポリマー構造の緩和)。その後、サンプルを50K/分で+5℃まで冷却し、5℃に10分間保ち、さらに第二の走査において10K/分の速度で160℃まで加熱した。この第二の走査のための測定線図より、半分の高さからガラス転移温度(Tg)を決定した。
表1及び2は、一方で低粘度を有するマンニッヒ塩基が得られること、さらに他方でそのようなマンニッヒ塩基を含む組成物により、公知の低温硬化用ポリアミン類(Ref.1及びRef.2)とは対照的に、高いガラス転移温度が達成されうることを示している。
表3は、マンニッヒ塩基とポリアミンのブレンド物に相当する硬化剤を示す。
Figure 2006524716
表4は、表3によるマンニッヒ塩基/ポリアミン硬化剤を含む2成分型エポキシ樹脂組成物の特性を示す。これらの値を決定するために用いた方法は既に説明した。
Figure 2006524716
表4及び5は、マンニッヒ塩基とポリアミンの混合物でも所望する特性を有することに導くことを示している。しかし、ポリアミンと混合することはガラス転移温度の低下をもたらす。したがって、添加するポリアミンの量及び種類には注意を払わなければならない。
表5は、1段階又は2段階法にしたがって調製したマンニッヒ塩基の特性、及びそれぞれ、それらを含む2成分型エポキシ樹脂組成物の特性を示している。これらの値を決定するために用いた方法は既に説明した。
Figure 2006524716
表5から、1段階法のみでなく2段階法でも、適したマンニッヒ塩基へと導き、それぞれ適切な組成物へと導くが、2段階法は粘度及びガラス転移温度の両方に関して有利であることが明らかである。
〔実施例:接着剤としての使用〕
表6に示した、以下の硬化剤成分を調製した。それらを既に説明したエポキシ樹脂成分とともに硬化させた。充填成分の場合は、25重量%の樹脂、60重量%の石英砂、及び15重量%の石英粉末からなる充填樹脂成分を用いて、例4の硬化を同様に行った。
引張強度は、ISO 527に準拠し、5mm/分の引張速度で、23℃且つ50%相対湿度において7日間硬化させた試験品について測定した。
スチール接着力は、ISO 4624に準拠し、100N/sで、23℃且つ50%相対湿度において7日間硬化させた接着結合スチール試験品について測定した。
Figure 2006524716

Claims (17)

  1. 硬化剤成分中に少なくとも1種のマンニッヒ塩基を含み、5℃から60℃の間の温度で硬化させた後に80℃よりも高いガラス転移温度をもつことを特徴とする、2成分型エポキシ樹脂組成物。
  2. 前記マンニッヒ塩基が下記式(I)又は式(II):
    Figure 2006524716
    (式中、R=H又はCHである。)
    のフェノール系化合物、ホルムアルデヒド、及び少なくとも1種のポリアミンを用いて調製されたことを特徴とする、請求項1記載の2成分型エポキシ樹脂組成物。
  3. 前記マンニッヒ塩基が、式(I)でR=Hのフェノール系化合物を用いて調製されたことを特徴とする、請求項1又は2に記載の2成分型エポキシ樹脂組成物。
  4. 前記マンニッヒ塩基の調製のために、第一段階においては式(I)又は(II)の少なくとも1種のフェノール系化合物が第三級アミンの存在下でホルムアルデヒドと反応され、さらに次の段階で少なくとも1種のポリアミンと反応されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の2成分型エポキシ樹脂組成物。
  5. 前記第三級アミンが下記式(III):
    Figure 2006524716
    (式中、R=C〜Cアルキル、及びn=1、2、又は3である。)
    を有することを特徴とする、請求項4に記載の2成分型エポキシ樹脂組成物。
  6. 前記マンニッヒ塩基が第二級アミノ基だけでなく第一級アミノ基も含むことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の2成分型エポキシ樹脂組成物。
  7. 前記ポリアミンが、DAMP、IPDA、1,3−及び1,4−ジアミノシクロヘキサン、1,2−ジアミノシクロヘキサン、1,3−及び1,4−ブタンジアミン、1,3−及び1,5−ペンタンジアミン、MPMD、1,3−キシリレンジアミン、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、(3,6−ジアザ−オクタメチレンジアミン)、テトラエチレンペンタミン、ペンタメチレンヘキサミン、ジプロピレントリアミン、トリプロピレンテトラミン、テトラプロピレンペンタミン、4,7−ジアザ−デカメチレン−1,10−ジアミン、ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン、ビス(4−アミノ−3−メチルシクロへキシル)メタン、3(4),8(9)ビス−(アミノメチル)トリシクロ[5.2.1.02,6]デカン、及びそれらの混合物を含む群から選択されることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の2成分型エポキシ樹脂組成物。
  8. 前記ポリアミンが、1,3−キシリレンジアミン、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、(3,6−ジアザオクタメチレンジアミン)、テトラエチレンペンタミン、IPDA、1,2−ジアミノシクロヘキサン、4,7−ジアザ−デカメチレン−1,10−ジアミン、及びそれらの混合物を含む群から選択されることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の2成分型エポキシ樹脂組成物。
  9. 硬化が、10℃から50℃の間、特に10℃から30℃の間の温度で行われることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の2成分型エポキシ樹脂組成物。
  10. 硬化後に、ガラス転移温度が100℃より高く、特に100℃から150℃の間であることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の2成分型エポキシ樹脂組成物。
  11. 接着剤としての、請求項1〜10のいずれか一項に記載の2成分型エポキシ樹脂組成物の使用。
  12. 前記接着剤が構造物強化のために用いられることを特徴とする、請求項11に記載の2成分型エポキシ樹脂組成物の使用。
  13. 前記接着剤が、構造物を構築するために繊維強化複合材料の接着に使用されることを特徴とする、請求項12に記載の2成分型エポキシ樹脂組成物の使用。
  14. 繊維強化複合材料を製造するためのポリマーマトリクスとしての請求項1〜10のいずれか一項に記載の2成分型エポキシ樹脂組成物の使用。
  15. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の2成分型エポキシ樹脂組成物を用いて製造されることを特徴とする繊維強化複合材料。
  16. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の2成分型エポキシ樹脂組成物を少なくとも1の固体表面に付け、続いて少なくとも1のさらなる固体表面と接触させることを特徴とする接着結合方法。
  17. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の2成分型エポキシ樹脂組成物から得られる硬化生成物。
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