JP2006523095A5 - - Google Patents

Claims (21)

1. 核酸の増幅、定性的検出および定量的検出を行う装置であって、
   ａ）温度制御および／または調整ユニットと、
   ｂ）室担体とマイクロアレイとの間に形成される反応室であって、該マイクロアレイは、核酸プローブがアレイ要素上に固定化された基板を備え、反応室内の温度が、該温度制御および調整ユニットを用いて制御および／または調整されることができることとを備え、
   室担体とマイクロアレイとの距離が２００μｍ未満である状態で核酸の検出が行われるように構成されている装置。
2. 前記反応室が前記室担体と前記マイクロアレイとの間の毛細管ギャップであり、毛細管ギャップの厚さが５０μｍ〜１００μｍの範囲内である請求項１に記載の装置。
3. 前記装置が検出システムを備える請求項１又は請求項２に記載の装置。
4. 前記検出システムが、光学系、好ましくは蛍光光学系である請求項３に記載の装置。
5. 前記蛍光光学系が、前記反応室の全容積を再現するシステムである請求項４に記載の装置。
6. 前記室担体又は前記基板が、１５〜５００Ｗｍ ^−１ Ｋ ^−１ の熱伝導率を有する材料からなる請求項１から請求項５のいずれか一項に記載の装置。
7. 前記基板が実質的にセラミック材料、好ましくは酸化アルミニウムセラミックからなる請求項１から請求項６のいずれか一項に記載の装置。
8. 前記装置が、前記反応室に接続された少なくとも１つの流体容器と、任意で前記反応室への流体の装荷および除荷を制御するユニットとを更に備える請求項１から請求項７のいずれか一項に記載の装置。
9. 前記装置が、前記光学システムにより記録された前記信号を処理するために、前記光学システムに接続されたユニットを備える請求項３から請求項８のいずれか一項に記載の装置。
10. 前記装置が、外部コンピュータ用のインターフェイスを更に備える請求項１から請求項９のいずれか一項に記載の装置。
11. 前記反応室が、物質ライブラリおよび／または、増幅および／または検出反応の誘導に関する情報を含むデータマトリクスを備える請求項１から請求項１０のいずれか一項に記載の装置。
12. 試料中の核酸の増幅、定性的検出および定量的検出を行う方法であって、
    ａ）室担体とマイクロアレイとの間に形成された反応室内に該試料を配置する工程であって、該マイクロアレイは、核酸プローブがアレイ要素上に固定化された基板を備えることと、
    ｂ）循環増幅反応を用いて該反応室内で該検出される核酸を増幅する工程と、
    ｃ）該基板上に固定化された核酸プローブとハイブリッドを形成しない分子を該反応室から除去することなく、該検出される核酸と該基板上に固定化された該核酸プローブとの間のハイブリッド形成を検出する工程とを備える方法。
13. 前記反応室が前記室担体と前記マイクロアレイとの間の毛細管ギャップであり、毛細管ギャップの厚さが５０μｍ〜１００μｍの範囲内である請求項１２に記載の方法。
14. 前記検出が、前記循環増幅反応の実行中および／または前記循環増幅反応の完了後に行われる請求項１２または請求項１３に記載の方法。
15. 前記検出される核酸が検出可能マーカー、好ましくは蛍光マーカーで標識される請求項１２から請求項１４のいずれか一項に記載の方法。
16. 前記蛍光マーカーの検出が、前記反応室の全容積を再現する蛍光光学系を用いて行われる請求項１５に記載の方法。
17. 前記試料中で検出される核酸の初期濃度が、検出される前記核酸と検出可能な前記基板上に固定化された核酸プローブとの間にハイブリッドを形成させるために必要な増幅サイクル数との相関関係を用いて決定される請求項１２から請求項１６のいずれか一項に記載の方法。
18. 前記試料が、周知の濃度の、前記マイクロアレイの核酸プローブとハイブリッドを形成する核酸を含む請求項１２から請求項１７のいずれか一項に記載の方法。
19. 前記検出される核酸の増幅がＰＣＲを用いて行われる請求項１２から請求項１８のいずれか一項に記載の方法。
20. 前記基板が実質的にセラミック材料、好ましくは酸化アルミニウムセラミックからなる請求項１２から請求項１９のいずれか一項に記載の方法。
21. ＰＣＲの実行、および／またはマイクロアレイベースの検定を行うための、請求項１から請求項１１のいずれか一項に記載の装置の使用方法。