JP2006517724A - 改良された圧力逃し口を有する電池セル - Google Patents

改良された圧力逃し口を有する電池セル Download PDF

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Abstract

容器の閉じた端、及び開いた端の少なくとも一方内に配置されている金属板内に形成された圧力逃し口を有する電気化学セル。圧力逃し口は、板の非薄厚化区分によって少なくとも2箇所で分断された薄厚の溝を含む環状リングを有している。逃し口が開いてセル内から圧力が解放された時、環状リング内の板の領域は非薄厚化区分の少なくとも1つによって板の残余に結合され続ける。缶底内に形成されたこのような圧力逃し口を有する缶は、電気化学セル容器として有用である。

Description

本発明は、一般的には電気化学電池セルに関する。詳述すれば、本発明は、改良された圧力逃し口を有する電池セルに関する。
電気化学セルの放電容量を増加させることが、未だに電気化学セル及び電池の製造者の目標になっている。所与の型のセル、または電池の容積に対して制約を課すような若干の最大外部寸法が規定されていることが多い。これらの最大寸法は、工業標準によって、またはセルまたは電池を配置できる利用可能なスペースの量によって課せられる。これらの寸法がセル及び電池の最大容積を制限している。他の不可欠ではあるが、不活性な構成要素(例えば、容器、シール、端子、電流コレクタ、及びセパレータ)も容積を占有するので、電気化学放電反応に必要な材料(電気化学的活性材料及び電解質)が利用できるのは容積の極く一部分である。反応生成物、及び高温のような他のファクタに起因する材料体積の増加を受入れるためには、ある量の空の容積も必要である。制限された容積を有するセル、または電池の放電容量を最大にするためには、不活性構成要素の体積を最小にすることが望ましい。
電気化学セルは、貯蔵中に、通常の動作中に、及び、特に強制的な過大放電、及び一次セルの場合の充電のような一般的な酷使状態の下でガスを生成する可能性がある。セルは、制御された手法で内部圧力を解放するように設計されている。一般的なアプローチは、内部圧力が所定のレベルを越えた時にセルからガスを解放する圧力逃しメカニズム、または逃し口を設けることである。このメカニズムの適切な機械的動作を保証するために、一般的に逃し口とセルまたは電池の他の要素との間に間隙を設ける必要があるので、圧力逃し口が付加的な内部容量を占有することが多い。
市販の円筒形アルカリ電池の寸法は、国際標準(2000年7月付International Electrical Commission (IEC) Publication 60086-2)に指定されている。これらのセルは、二酸化マンガンを含む正電極と、亜鉛を含む負電極と、典型的には水酸化カリウムを含むアルカリ水性電解質とを有している。これらは、セル容器として働く円筒形の鋼製の缶、及びこの缶の内面に対して中空の円筒形状に形成されている正電極(カソード)を有していることが多い。ゲル化された負電極(アノード)が、カソード内の円筒形空洞内に配置されている。イオン透過性で、電気絶縁性のセパレータが、アノードと、カソード及び缶の底の両方に接する表面との間に配置されている。電解質溶液は、アノード及びカソードの両方内に収容される。カソードと直接接触している缶は、カソード電流コレクタとして働く。開かれた缶のトップ部分は、典型的には環状ポリマーシールを含む閉塞要素を用いて閉じられる。一般的には、シール上に外側カバーが配置され、セルのための負端子として働く。シールは、缶を閉じる他に、負端子を缶から電気的に絶縁する。通常は黄銅の爪、またはワイヤーの形状のアノード電流コレクタが、シールの中心に設けられた孔を通ってセル内のアノード内に伸びている。アノード電流コレクタのセルの外側の端は、負端子と電気的に接触している。缶の底は平坦であることも、またはセルの正端子として働く中央隆起部分を有するように形成することもできる。もし缶底が平坦であれば、通常は別の金属カバーを缶底に取付けて正端子として働かせる。一般的には、電気絶縁性で、接着性のフィルムラベルであることが多いジャケットを、缶の側壁の周囲に配置する。セルは、付加的な要素を含むことができる。例えば、シールと負端子との間に内側カバー、またはブシュを配置し、シールと缶の表面との間、及び/またはアノード電流コレクタとの間にシールを圧縮させ続ける堅固な部材にすることができる。これらのセルにおいては、シールは、典型的に圧力逃し口をも含む。この要素は、通常は、内部圧力が所定のレベル以上になった時に破壊するように設計された薄くなっている領域を含む。この型のシール設計を有するセルの例は、米国特許第5,227,261号、及び同第6,312,850号に記載されている。しかしながら、この型のシールは、圧力逃し口を意図した通りに機能させるためには比較的多くの容積を必要とする。
円筒形アルカリセル内の活性材料の量を増加させるために、より容積有効なセル設計が開発されてきた。これらの若干においては、圧力逃し口はシール上にではなく、シールの外側の金属カバー、または缶の底に設けられている。電気化学セルの場合には、金属板がカバーであろうと、缶底であろうと、その中に圧力逃し口を形成するのに多くの異なる設計が可能である。これらの若干は、逃し口を含む板の表面から小高くした隆起、または凹んだ谷(それぞれ、外向きに、または内向きに突出)を含む。これらの圧力逃し口設計を有するセルの例が、米国特許第3,831,822号、同第3,918,610号、同第4,484,691号、同第4,601,959号、同第4,789,608号、同第5,042,675号、及び同第5,197,622号に記載されている。引用したこれらは、各々1またはそれ以上の欠陥を有している。例えば、これらは、隆起/谷のような板を弱くした部分に応力を集中させて板を変形させ、逃し口を開かせるようになっている。これは、板の表面を比較的大きくたわませる必要があるが、セルの活性材料のための内部容量を最大にすることが目的である場合には逆効果になる。これらの設計は、比較的複雑で、製造が困難になる可能性があり、そのために逃し口を開かせる圧力を精密に、信頼できるように制御することを困難にする。
他の圧力逃し設計は、隆起または谷を有していない。これらの若干は、逃し口を含む板の表面内に、厚みを薄くした(以下、薄厚という)溝、または刻み目を有している。これらの溝は、板の両側の圧力差が大き過ぎるようになり始めると裂断、または破壊するように設計されている弱いスポットを板内に作っている。いろいろな溝を使用することができる。例えば、溝は円、部分円、1またはそれ以上の曲線、1またはそれ以上の直線、または2またはそれ以上の交差する直線及び/または曲線の形状であることができる。溝は、型打加工(スタンピング)、圧印加工(コイニング)、刻み目加工(スコアリング)、及びエッチングによる等多くの可能な方法の何れかによって板内に形成することができる。電気化学セルのための圧力逃し口を形成するステップと、それが形成される構成要素を製造するプロセスとを組合わせることができる。溝は、例えば、多段順送りダイセット、またはトランスファープレスツールのようなパンチ及びダイを使用する型打加工及び/または絞り加工によってカバーまたは缶を形成する時に形成することができる。このようなプロセスの1またはそれ以上のステップは、圧力逃し溝の形成を含むように変更及び/または付加することができる。
金属セルカバー、または缶の底内に溝型の圧力逃し口を有するセル設計を使用することによって、上述した問題に対処しようとする従来の試みに関する情報は、米国特許第3,074,602号、同第4,010,044号、同第4,256,812号、同第4,698,282号、同第4,803,136号、同第4,842,965号、同第6,265,101号、同第6,303,246号、同第6,346,342号、及び同第6,348,281号に見出すことができる。別の例は、特開平01-309,253号、同09-139,197号、同10-092,397号、同11-213,978号、及び同11-250,886号公報に記載されている。しかしながら、これらの引例は以下に説明する欠陥の1またはそれ以上を有している。
若干の溝型圧力逃し口設計は、それらが複雑であり、より高価なツールを必要とすることから高価である。若干の設計は、保守がより困難なツールを必要とする。他の設計は、設計が対称的ではなく、設備及びツールにより大きい応力を加え、保守及び交換の頻度及び費用を増加させるので、困難さ及び製造費を不要に付加する。他の溝型圧力逃し口設計は、逃し口が動作した時に逃し口を含む板の一部分がセルから噴出する恐れがあるので、電気化学セルに使用するには不適当であり得る。更に他の溝型圧力逃し口設計は、逃し口を機能させるための間隙が大き過ぎて活性材料が利用可能な内部容積を少なくするか、または破損または負傷を回避するのに十分迅速にセルの内部圧力を解放するために開く面積が十分に大きくならない。
以上の理由から、信頼でき、容積が小さく、そして費用有効な圧力逃し口を有する大容量電気化学電池セルに対する要望が存在している。
本発明の一面は、信頼でき、容積が小さく、そして費用有効な圧力逃し口を有する大容量電気化学電池セルである。セルは、正電極、負電極、及び電解質を含む。容器は、側壁と、開いた端及び第1の金属板からなる閉じた端と、第2の金属板及びシールからなる群から選択された少なくとも1つの部材を含み、容器の開いた端を閉じるように配置される閉塞要素と、逃し口を含む金属板内に形成されている少なくとも1つの分断された環状の、厚みを薄くした(薄厚)溝からなる圧力逃し口とを含む。薄厚溝は、少なくとも2つの場所において逃し口を含む金属板の厚みが薄くされていない(非薄厚化)区分によって分断され、少なくとも2つの薄厚円弧に形成されている。逃し口は、セルの内部圧力が外部圧力より高い所定の差を超えると、溝の半径方向内側の逃し口を含む板の領域が、溝を分断している非薄厚化区分の1つまたはそれ以上によって溝の半径方向外側の逃し口を含む板の領域に結合されたまま溝の箇所で開くことができる。逃し口を含む金属板は、第1の金属板及び第2の金属板からなる群の少なくとも1つの員である。
本発明の一実施の形態においては、セルは、二酸化マンガンからなる正電極と、亜鉛からなる負電極と、アルカリ水性溶液からなる電解質とを含み、容器は、側壁と、開いた端及び第1の金属板からなる閉じた端と、第2の金属板及びシールからなる群から選択された少なくとも1つの部材を含み、容器の開いた端を閉じるように配置される閉塞要素と、第1の金属板内に形成されている環状リングからなる圧力逃し口とを含む。正電極は容器の側壁に接して配置され、負電極は正電極内の空洞内に配置されている。環状のリングは、少なくとも2つの場所において第1の金属板の非薄厚化区分によって分断されて少なくとも2つの薄厚円弧に形成されている薄厚溝からなる。口は、セルの内部圧力が外部圧力より高い所定の差を超えると1またはそれ以上の円弧の箇所で開くことができるが、環状リングの半径方向内側の第1の金属板の領域は、溝を分断している非薄厚化区分の1つまたはそれ以上によって環状リングの半径方向外側の第1の金属板の領域に結合され続ける。
本発明の別の面は、電気化学電池セルの容器として使用するための金属缶である。缶は、側壁、開いた端、及び閉じた端を含み、閉じた端は一体の金属板からなる。金属板は、第1の表面、第2の表面、及び第1及び第2の表面の少なくとも一方内に形成されている分断された環状の薄厚溝を含む。薄厚溝は、少なくとも2箇所で逃し口を含む金属板の非薄厚化区分によって分断され、少なくとも2つの薄厚円弧に形成されている。板は、第1の表面と第2の表面との間が所定のレベルより高い圧力差に曝されると1またはそれ以上の円弧の箇所で開くことができるが、板の溝の半径方向内側の領域は、溝を分断している非薄厚化区分の1つまたはそれ以上によって板の溝の半径方向外側の板の領域に結合され続ける。
本発明による電池セルは、セルの底またはトップの何れか、または両方付近の金属板内に圧力逃しメカニズムを含む。圧力逃し口を含む1またはそれ以上の板、及び逃し口を適切に開かせるために必要な付加的なスペースがセルの合計容量の少量を占めるだけであるので、電気化学的活性材料を含むことが可能なセルの内部容量を最大にすることができる。圧力逃し口は、逃し口が動作する圧力が小さく変化しても、信頼することができるように設計されている。また、それは製造が容易で、経済的であるように設計されている。
本発明による電池セルの一実施の形態を図1に示す。図1に示すセル10は円筒形アルカリセルであるが、本発明は他のセル形状及び電気化学システムにも適用可能である。セル10は、容器12内に、活性の正材料として二酸化マンガン及び黒鉛のような導電性材料からなる正電極(カソード)22と、ゲル化された水性電解質溶液内に配置された亜鉛粒子からなる負電極(アノード)26とを有している。イオン伝導性で、非導電性のセパレータ24が電極間に配置されている。カソード22は、容器12の側壁12の内面に接している中空の円筒形状に形成されている。カソード22の内面及び容器12の底14は、セパレータ24(その中にアノード26が配置されている)で裏張りされた空洞を形成している。
図1に示すセル容器12は、閉じた端(底)14を形成している金属板で作られた金属缶である。図1に示す金属板14は、絞り加工、または押出し加工で作られた缶におけるように、容器12の一体部分であることができる。代替として、容器は、押出し管または縫合わせ管のような管に、金属板を取付けたものであることができる。
容器12の開いた端16は、閉塞要素38によって閉じられる。閉塞要素38は、ポリマーのガスケット、またははとめの形状、または金属板(図示してない)であることができる少なくとも1つのシール32を含み、シール32は容器12と共働してセル10の内部構成要素を取り囲み、それらをセル10の内側にシールし続ける。図示の実施の形態においては、閉塞要素38は、シール32上に配置された負接触端子30を更に含む。若干の実施の形態においては、負接触端子30は、閉塞要素38の金属板からなることができる。閉塞要素38は、アノード電流コレクタ28、負端子30とシール32との間に配置されている別の金属板、及び圧縮ブシュ(図示してない)のような1またはそれ以上の付加的な構成要素を含むことができる。圧縮ブシュは、シール32をアノード電流コレクタ28に対して圧縮したまま保持するために使用することができる。アノード電流コレクタ28は、溶接34によって負端子30に接続することも、または負端子30をアノード電流コレクタ28に対してバイアスし、電気的接触を維持することもできる。閉塞要素は、環状のビード36によって容器12の側壁18のトップ付近に支持することができる。
図1に示すセル10は、容器12の底14内に圧力逃し口40を有しており、この逃し口40は、もし内部圧力が所定のレベルより高くなれば、制御された態様でセル10からガスを解放する。代替として、圧力逃し口を閉塞要素内の金属板内に(例えば、負端子内か、または負端子とシールとの間の分離したカバー内の何れかに)形成するか、または圧力逃し口を缶の閉じた端及び閉塞要素の両方内に形成することができる。本発明は、例えば従来のシール内の圧力逃し口と組合わせて使用し、冗長逃し口を設けることもできる。
セル10は、容器12の底14上に配置され、逃し口40上を伸びている正接触端子42を有している。正端子42は、溶接54によって、または正端子42を物理的に及び電気的に容器12の底14と接触させ続ける他の手段によって取付けることができる。溶接54は、隆起44の直立壁46に接している正端子42の周縁フランジ48上に位置決めされ、セル10内に圧力が蓄積した時の容器12の底14の膨張に対する正端子42による何等かの制約を最小にしている。正端子42は、突き出た隆起44を有している。正端子42は、電気的な接触表面を提供するだけではなく、容器12の底14に対する攻撃的な腐食に耐えるカバーにもなっており、且つ逃し口40を破損から保護する。隆起44は、別のセルまたは外部電気接点からの妨害を受けることなく、逃し口40を開くことを可能にするオープンスペースを提供する。また正端子42は、内部圧力が開かれた逃し口40を通して解放された時に、セルの内部構成要素を収容するのを援助する。ガスを逃すことができるように、1またはそれ以上の開口56を正端子内に設けることもできる。
セル10は、単セル電池として、または多重セル電池内の成分セルとして使用することができる。単セル電池として使用する場合、時には熱収縮性粘着ラベルの形状のジャケット20を容器12の側壁18の周囲に配置する。ジャケット20の先縁は、容器12の縁にほぼ揃える。
本発明のセルの圧力逃し口の実施の形態を図2に示す。図2は、図1のセル10の容器12の底14の外面の平面図である。圧力逃し口40は、セル10の閉じた底端を構成している金属板14内に形成されている分断された環状リング58であり、分断された薄厚溝の形状である。非薄厚化区分62a及び62bが溝58を分断し、2つの薄厚円弧60a及び60bを形成している。円弧60a及び60bの隣接する端は、非薄厚化区分62a及び62bによって互いに離間されている。環状リング58は、リングの内側の領域64及びリングの外側の領域66を限定している。円弧60a及び60bは金属板14の何れかの表面内に形成することはできるが、それらを外面内に形成してセル10の内部構成要素と接触する滑らかな表面を得ることができる。図2の容器の底14のIII−III矢視断面図である図3に示すように、金属板14の厚み68は、薄厚円弧60a及び60bの厚みよりも厚い。円弧60a及び60bはそれぞれ、深さ72を有する溝からなり、各溝は、溝の最も深い部分において金属板14の薄くされた厚み70を限定している。
圧力逃がし口40は、セル10の内部圧力が所定の限界を越えると、セル10の内側からガス及び/または液体を解放するように動作する。この限界は、缶12が他の場所で破断するか、または負端子30または閉塞要素38の部分の何れかがセル10から噴出する前に、逃し口40が開くように選択される。圧力が限界を越えると、金属板14が薄厚円弧60a及び60bの1またはそれ以上において裂断または破断する。ガスまたは液体が金属板14内に生じた1または複数の開口から流出すると、セル10内の圧力は低下する。逃し口40が開いた後の図3の金属板14を、図4に示す。環状リング64の内側の領域の部分74a及び74bは、セル10から遠去かるようにほぼ外向きにめくれている。リング64の内側の領域は、非薄厚化区分62a及び62bの一方または両方においてリング66の外側の領域に付着したままであり、外向きにめくれた部分74a及び74bを旋回して開かせるヒンジになっている。逃し口40の開放を妨害しないようにするために、部分74a及び74bが外側にめくれるのを妨害することがないように金属板14の外側には十分な間隙が存在している。環状リング64の内側の領域が、両非薄厚化区分62a及び62bにおいてリング66の外側の領域に付着し続ける場合には、逃し口が妨害されることなく開くのに要する間隙の量が減少し、一方、金属板14内にセルの内部圧力を迅速に低下させるための大きい開口面積を発生させる。もし環状リング64を2箇所より多区の箇所で分断すれば、必要な間隙を小さくすることはできるが、開口の面積も小さくなる。図4は、両薄厚化円弧において逃し口が開いていることを示している。一般的には逃し口は一方の円弧、即ち弱い方の円弧だけにおいて開く。従って、本発明は冗長逃し口を提供できることになる。もし一方の円弧が意図した通りに動作できなければ、逃し口は他方の円弧において開いてセルから圧力を解放することができる。
セル10は、逃し口40上を伸びる正端子カバーを有することができる。これは逃し口を保護し、逃し口40の外側に十分な間隙を保証し、そして逃し口40が開いた時にセル10の内側から解放される材料を封じ込める手段になる。金属板14と正端子42の隆起44の内側との間のスペースは、外向きにめくれた部分74a及び74bが端子42によって妨害されることなく、逃し口40が外向きに開くことを可能にする。
圧力逃し口を適切に動作させるために逃し口40の外側に十分な間隙が存在する限り、正端子カバー42を不要にすることができる。これらのセルにおいては、環状リング64の内側の領域は少なくとも1つの非薄厚化区分62a及び62bによって保持される。
図3に示す円弧60a及び60bは、直線の垂直壁、平坦な水平底、及び壁と底との間の鋭い角を有する様式化された形状を有している。実際には、たとえ直線的な縁及び鋭い角を有しているツールを使用したとしても、このような形状を有する溝を作ることは困難である。側壁及び底は直線または平坦にはなり難く、溝の角及び縁は多少丸まりがちである。薄厚溝は、図3に示す断面形状以外の形状を有することができる。例えば、それらはU字形またはV字形であることも、または図5に示す溝160のような台形の形状であることもできる。
図2に示す実施の形態はセルの閉じた端内に圧力逃し口を有しているが、圧力逃し口は類似の手法で容器の開いた端内の閉塞要素内の金属板内に形成することもできる。図1の負端子カバーのようなカバーを、閉塞要素内の逃し口を含む金属板上に設けると、逃し口が容器の閉じた端にある場合の正端子カバーに関して上述したものと同じ利点を得ることができる。しかしながら、セルの内部圧力を所望の時間内に解放するためには、逃し口は負端子から妨害を受けることなく十分に開くことができなければならない。閉塞要素内の圧力逃し口は、図1のセルに比して1つの付加的な構成要素を必要とし得るが、若干の環境においては、別の金属板内に逃し口を形成する方が、缶の一体部分である金属板内に逃し口を形成させるよりは容易である(例えば、もし缶が特に小さい直径であれば)。
図1に示すセルの逃し口を含む金属板は、実質的に平坦である。小高くした、または凹ませた環状リング(例えば、隆起、または谷)内に断続した薄厚環状溝を組み入れると、金属板及び逃し口が占める容積はより大きくなり得る。更に、セルの内側に圧力が累積した時に、逃し口が開くまで金属板は外向きにより大きく膨張する可能性があり、逃し口の外側により大きい間隙が必要になる。従って、分断された薄厚溝を含む環を、金属板の表面から突き出ないように形成すれば、一般的により多くのスペースが活性材料のために利用可能である。
図1−4に示す実施の形態においては、圧力逃し口は、1つの環状リング上に配置された2つの薄厚円弧を有している。他の実施の形態も考えられる。例えば、逃し口は付加的な薄厚溝を含むことができる。これらの付加的な薄厚溝は、薄厚円弧が配置されている環状リングの半径方向内側に、または外側に配置することができる。それらは直線溝、曲線溝、交差または非交差であることもできるが、交差しない溝は単純で、製造が簡単であり、そして保守が容易である。別の例においては、逃し口を含む板が1つ以上の環状リングを有することができる。各環状リングは、異なる曲率半径を有する分断された薄厚溝を含む。このような逃し口は、異なる圧力において開くように設計することができる。例えば、内側リング上の溝を比較的低い圧力において開かせ、比較的小さい面積を発生させるように設計し、一方外側リング上の溝をより高い内部圧力で開かせ、大きめの開放面積を発生させるように設計することができる。
図2において、各薄厚円弧は1つの曲率半径を有している。換言すれば、円弧の半径方向中心点の曲率半径が円弧上の全ての点において一定であり、円弧の曲率半径が共通の軌跡を有している(即ち、円弧の半径方向中心点が、全て同一の環の上に配置されている)。別の実施の形態においては、円弧は、1つの曲率半径を有していない曲っている円弧形状であることができる。更に別の実施の形態においては、円弧の半径は、円弧が位置している環状リングの半径とは異なることができ、これらの実施の形態においては、円弧は、図2のそれよりも広い環の上に位置している。このような逃し口設計は、円形、円筒形ではなく長円形のような別のセル形状に対して特に有用である。このように、円弧の形状はセル容器の側壁の断面形状に一致させることができる。
一般的に言えば、圧力逃し口設計は、実際にセルの合計容積の僅かしか必要とせず、逃し口が開いた時に噴出する部分を発生しないことが望ましい。通常は、付加的な利点を有していないより複雑な設計より、単純な設計の方が好ましい。
本発明の圧力逃し口は、どのような適当な方法、または金属板内に薄厚溝を形成させる方法の組合わせをも使用して製造することができる。適当な方法は、限定するものではないが、型打加工、注型成形(キャスティング)、鍛造、圧延、切断、研削、レーザけがき、及び化学的エッチングを含む。圧印加工のような型打加工方法が特に適している。逃し口を缶の底内に配置する場合には、缶は深絞り加工または衝撃押出し法によって作ることができ、逃し口は、分離したプロセスで、または缶製造プロセスの一部として、トランスファーまたは順送りダイ技術の何れかを使用して形成することができる。組合わせ式プロセスの一例においては、缶は順送りダイを使用して深絞りされる。金属のストリップがダイへ送られ、一連のパンチ及びダイを通して割出される。各パンチ及びダイは、缶をより深く絞り、及び/または缶をその最終形状により近付けて形成する。パンチ及びダイセットの1またはそれ以上が、薄圧溝を缶の底内に圧印する。これは、一般的には、プロセスの終わり付近において行われる。最後のステップにおいて、形成された缶(それらの底内に圧力逃し口が完成されている)が金属のストリップから打出される。缶の側壁及び底の厚みは、金属ストリップの特性及び厚み、及び絞り中の金属の伸び(及び、薄肉化)の量及び位置の選択の組合わせ(ダイ設計の結果)によって制御することができる。溝を圧印すると缶底の形状を歪ませる傾向があるので、薄厚溝を形成した後に、1またはそれ以上の分離したステップを使用して缶底を平坦にする、またはそれ以外に成形することもできる。この成形は缶底を薄くする可能性があるが、このような薄肉化は最小であり、本明細書においては薄厚溝の外側の缶底の領域を“非薄厚化”と呼んでいる。逃し口の圧印と缶の絞りプロセスとを組合わせることによってツールの設計はより複雑になるが、分離したプロセスの必要性が排除され、また製造の合計費用及び変化性を減少させることができる。
上述したように、圧力逃し口の薄圧溝は、缶/金属板製造プロセス中に、または分離したプロセスとして圧印によって形成することができる。圧印中に、パンチとダイとの間に位置決めされた金属に力が加えられる。パンチまたはダイの何れかは、金属を所望の形状に流動させる突起を含むことができる。
圧力逃し口を設計する際に、ダイ設計及び製造の費用及び容易さ、設備の動作速度、形成設備の応力、ツール(例えば、パンチ及びダイ)の摩耗及び保守、製造された物品の変化性、及び指定された寸法の公差のような製造上の検討事項を斟酌することが望ましい。また、若干の製造上の検討事項が他と競合する場合には妥協することが望ましい。圧印プロセスを使用する場合、逃し口設計を半径方向に対称的にすると、ツールの応力が最小になる。これは、必要なツール保守の頻度、ツール交換の頻度、及び逃し口寸法の変化性を減少させ、それによって製品のコスト、品質、及び信頼性に積極的に寄与する。実際にはツールの製造が容易であり、耐摩耗性であり、そして保守が容易であるように、逃し口設計形状内に組み入れることが望ましい。従って、逃し口の設計が単純であることが極めて望ましい。
上述した製造上の検討事項の他に、圧力逃し口設計は過剰圧力を、制御された安全な態様でセルから解放するように効果的に動作できなければならない。良好な逃し口設計は、セルの内側と外側との間の所望の圧力差において開き、そしてそれを十分に迅速に、且つ十分に大きい面積で行う。望ましい特性は、セルの通常動作圧力より十分に高い最小逃し口活動化圧力、制御されない解放が発生する圧力よりも十分に低い最大逃し口活動化圧力、及び逃し口活動化圧力の変化性を更に含む。逃し口を完全に開かせるためには、極めて短時間で最大開放面積が生ずるようにすることも有利である。また、逃し口は、逃し口が開く前の、開いている間の、及び開いた後のセルの歪み(例えば、缶の膨張)を最小にするように動作することも望ましい。
逃し口活動化圧力、及び逃し口が開く手法には、多くのファクタが影響し得る。これらは、限定するものではないが、金属の型及び特性(例えば、硬さ、引張り応力、及び伸び)、逃し口を含む板の薄くされない厚み、逃し口を含む板の薄厚溝内の厚み、溝の断面形状、逃し口を含む板の直径、溝の平面形状及び寸法、逃し口を含む板上の溝の位置、及び溝の円弧を分断している非薄厚化区分の幅を含む。
ABAQUS(米国ロードアイランド州ポウタケットのHibbit, Karlsson & Sorensen, Inc.から)、及びMARC K 7.3(米国カリフォルニア州ロスアンジェルスのMSC.Softwareから)のような有限要素解析を使用するコンピュータモデリングソフトウェアは、圧力逃し口を設計するための有用なツールであり、これらのファクタを斟酌することができる。これらの同じファクタは、圧力逃し口を開かせるべき所望の圧力を決定するのにも重要である。そこで、有限要素解析を使用し、所与の逃し口設計のための逃し口活動化圧力を予測し、特定のセルの要望に合致するように設計を更に精密にすることができる。
図1に示す本発明の電気化学電池セルの実施の形態はアルカリZn/MnO2セルであり、容器は、閉じた底端及び開いたトップ端を有する金属缶からなる。缶の開いた端内に閉塞要素が配置され、活性材料及び電解質をセル内にシールする。この実施の形態の詳細に関しては後述する。
缶は、どのような適当な金属で作ることもできる。適当な金属は、缶を所望の形状に形成することができ、且つセルの内容をシールすることができるものである。缶は、セルの内部構成要素及び意図された外部環境の両方に接触し、たとえ長期にわたって貯蔵された後でも受入れ可能な性能を呈するように、十分に安定なものである。缶は、カソード電流コレクタとしても機能するので、缶は良好な導電度を有していよう。
アルカリZn/MnO2セルには、典型的に鋼が使用される。鋼容器の外面をめっきし、耐食性、高導電度、及び魅惑的な外観を与えることができる。少なくともカソードと接触する側壁の部分の内面は黒鉛のような材料でコーティングし、缶とカソードとの間に良好な電気的接触が得られるようにする。アルカリZn/MnO2セル缶のための適当な材料の例は、最大0.08重量%の炭素と、0.45重量%のマンガンと、0.025重量%の燐と、0.02重量%の硫黄とからなる低炭素・アルミニウムキルド鋼SAE 1006または同等鋼基体である。この鋼の粒度は、ASTM 8乃至12である。もし基体をニッケル、またはニッケル及びコバルトでめっきするのであれば、電気めっきの後に材料を焼きなまし、鉄が基体から表面へ拡散できるようにする。鋼ストリップは、最大耐力強度:45,000ポンド/平方インチ、最終強度:60,000ポンド/平方インチ、2インチ(50.8mm)における25%最小伸び:25%、及び最大ロックウェル15T硬さ:82の機械的特性を有することができる。
セル内に活性材料のための最大容積を得るためには、缶がセル製造、貯蔵、及び使用の力に十分に耐えるならば、缶を可能な限り薄く作る。缶の側壁及び底は、典型的に、約0.005インチ(0.13mm)から約0.014インチ(0.36mm)までであり、通常は約0.010インチ(0.25mm)を越えることはない。0.005インチ(0.13mm)以下では、受入れ可能なセル内部圧力において缶の側及び/または底が過度に膨張する恐れがある。これは、電池が電池区画内へ入ったり、入らなくなったりする問題を惹起させ得る。もし缶が0.014インチ(0.36mm)より厚ければ、活性材料のために利用可能なセルの容積が不要に減少しかねない。缶の壁及び底は同一の厚みであることも、異なる厚みであることもできる。缶側壁は、必要に応じた強度を達成するために異なる領域において異なる厚みを有することができるが、それ以外の場所の材料の量及び体積は最小にする。
カソードは、缶の側壁の内面に接する中空の円筒形の形状に形成される。一般的なアルカリZn/MnO2セルのカソードは、MnO2活性材料と、電極の導電率を増すために使用される黒鉛の粒子との混合体からなる。MnO2は、電解質二酸化マンガン(EMD)であることが多い。適当なアルカリセルグレードのEMDは、Kerr-McGee Chemical Corp.(米国オクラホマ州オクラホマシティー)、及びErachem Comilog, Inc.(米国メリーランド州ボルチモア)から入手可能である。好ましくは、EMDは、2001年2月15日付WO 01 / 11703 A1に開示されているような、高電位EMD(少なくとも0.86VのpH電圧)であり、カリウム含量は200ppmより少ない。黒鉛は、アルカリグレードの黒鉛粉末、膨張黒鉛、またはそれらの混合体であることができる。1999年1月6日付WO 99 / 00270による適当な膨張黒鉛が、Superior Graphite Co.(米国イリノイ州シカゴ)から入手可能である。この混合体も、典型的には水(電解質塩を含む、または含まない)からなり、また一般的に何とかして性能を改善するために少量の(典型的には、2重量%より少ない)他の材料を含むこともできる。これらの性能向上材料の例は、WO 00 / 79662 A1に開示されているような、ニオブをドープしたTiO2、及び硫化バリウムを含む。
若干のセルにおいては、カソードを強化するために、結合材をカソード混合体に添加する。この結合材も、若干の付加的な望ましい特性を有している。例えば、結合材はカソードが形成される時の潤滑材として機能することも、またはセル内に電解質を保持して放電中のイオン移動度を促進することもできる。一般的に言えば、活性で、導電性の材料の量を最大にするためには、使用する結合材の量は最小(または、皆無)にする。結合材を使用する場合には、それは一般的には、正電極混合体の固体成分の約0.1乃至6重量%、より典型的には0.2乃至2重量%からなる。アルカリZn/MnO2カソードに適する結合材は、アクリル酸、アクリル酸塩、テトラフルオロエチレン、ステアリン酸カルシウム、アクリル酸/スルホン酸ナトリウムコポリマー、及びスチレンと、ブタジエン、イソプレン、エチレンブチレン、及びエチレンプロピレンの1またはそれ以上とのコポリマーのような材料のモノマー及びポリマーを含む。結合材材料は、単独で、または組合わせて使用することができる。CARBOPOL(登録商標)940(B.F. Goodrichからの100%酸形のアクリル酸)、Coathylene HA 1681(Hoechst Celaneseからのポリエチレン)、KRATON(登録商標)G1702(Kraton Polymers Businessからのスチレン、エチレン、及びプロピレンのジブロックコポリマー)、ポリ(アクリル酸−コ−ナトリウム4−スルホン酸スチレン)が良好な電極強度を与えることを見出した。CARBOPOL(登録商標)940と、TEFLON(登録商標)T30BまたはTEFLON(登録商標)6C(E.I. du Pont de Nemours & Co.からのテトラフルオロエチレン)の何れかとの混合体のような混合された結合材が有利であり得る。これら2つの材料の混合体を使用する場合、CARBOPOL(登録商標)とTEFLON(登録商標)との重量比を1:4から4:1までとすると有利であり得る。一般的には、この範囲内で、比を高くする程カソードは強くなる。例えば、CARBOPOL(登録商標)とTEFLON(登録商標)との重量比を3:1にすると、1:1または1:3の比よりもカソードは強くなる。CARBOPOL(登録商標)/TEFLON(登録商標)混合体を使用する場合、カソード内の結合材レベルは、カソード混合体内の固体の、溶解していない成分に基づいて、約0.2乃至2、好ましくは0.2乃至1重量%であることができる。
混合体内の水の量は、一般的に、モールディング前のカソード内の固体の、溶解していない成分に基づいて、約1.5から8.0%である。衝撃モールドされたカソードを製造するために使用される典型的な範囲は、6乃至8%である。リングモールディングに使用するための典型的な範囲は、1.5乃至6%である。
アルカリセルのカソードを形成する2つの一般的な方法は、リングモールディング及び衝撃モールディングである。リングモールディングにおいては、1またはそれ以上の(通常は、3乃至5の)リングが形成され、スタックで(1つのリングが別のリングのトップ上に)缶内に挿入される。缶とカソードとの間は、良好な物理的及び電気的接触が望ましい。これを達成するためには、リングの外径を缶の内径よりも僅かに大きくして締まり嵌めが得られるようにするか、またはリングを缶よりも僅かに小さくして挿入を容易にし、その後に内側及び/またはトップ表面に力を加えることによってリングをリフォームし、それによってカソード混合体を缶にしっかり押し付ける。衝撃モールディングにおいては、所望量のカソード混合体を缶の底内に配置し、缶の中心にラムを挿入して所望の寸法にモールドする。
固体成分の和を、形成されたカソードの実際の容積で除すことによって決定されるモールドされたカソード混合体のパーセント固体充填率(重量/実密度)は、典型的に約70乃至79%であり、衝撃モールドされたカソードにおいては72%が最も典型的であり、リングモールドされたカソードにおいては75−79%が最も典型的である。
アノードをカソード及び缶底の両方から分離するために、カソード内に形成された空洞内にセパレータが挿入される。セパレータは、典型的には、日本国高知県のNippon Kodoshi Corp.からの0.004インチ(0.10mm)厚VLZ 105グレードセパレータ、またはドイツ国ノイエンブルグのFreudenberg Vliesstoffe KGからの0.003インチ(0.08mm)厚のグレードFS2100 / 063のような不織合成ファイバーの多孔質ウェットレイド材料の1または2層である。セパレータの各層は、セパレータ材料の長いストリップから細長いバスケット形状に折って予め形成しておくことができる。セパレータは、モールドされたカソードの内面全体、及び缶底の露出された内面をカバーし、カソードのトップを越えて上方へ伸びている(セルが完成した時の閉塞要素の内面と接触するように十分に高いことが多い)。
アノード混合体は、典型的には、カソード及びセパレータ内の空洞内に配置される流動可能なゲルである。ゲルは、ゲル化された亜鉛粒子の混合体からなる。亜鉛は粉末、またはフレーク形状、または2つの組合わせであることができる。ビスマス、インジウム、及びアルミニウムを含むアマルガム化されていない亜鉛合金を使用することができる。好ましくは約110μmのd50を有する亜鉛粉末はUmicore(ベルギー国ブリュッセル)から入手することができ、また亜鉛フレーク(例えば、グレード5454.3)はTransmet Corp.(米国オハイオ州コロンバス)から入手可能である。またアノードは、水、水酸化カリウム電解質、及びゲル化剤からなる。B.F. Goodrich Specialty Chemicals(米国オハイオ州クリーブランド)からのCARBOPOL(登録商標)940のような100%酸形のアクリル酸が一般的なゲル化剤である。セル内のガス生成を最小にし、及び/または放電性能を向上させるために、アノード混合体及び/または電解質に少量の他の材料を添加することもできる。これらの材料の例は、In(OH)3、ZnO、及びケイ酸ナトリウムを含む。
アノード、カソード、及び何等かの付加的な電解質、またはセルに付加された水を含む完成したセルの電解質内の合計KOH濃度は、一般的に約36から約40重量%までであろう。
セル内のカソード及びアノードの相対的な量は、セルが完全に放電した時に、アノード及びカソードの一方が少量残るように平衡されている。アノードが僅かに過剰であることが望ましいことが多い。例えば、各々の理論的入力容量(MnO2の電子放出を1.33としている)に基づいて、通常のアノード対カソードの比は、0.90:1と0.99:1との間にあることができる。
アノードをセル内に配置した後に、閉塞要素を缶の開いた端内へ挿入する。閉塞要素は、アノード電流コレクタを含むことができる。電流コレクタは、シール内の開口を通って伸び、負端子カバーと接触している。アノードコレクタは、爪またはピンの形状であることができる。コレクタは黄銅で作ることができ、インジウムまたは錫のような高水素過電圧材料でコーティングすることができる。インジウムは、米国特許第5,188,869号に開示されているように、バーニシング(burnishing)によってコレクタに付着させることができる。代替として、錫をめっきによって付着させることができる。
図1のセルは、圧力逃し口を含んでいない小体積閉塞要素を使用可能にするために、缶底に形成された圧力逃し口を有している。代替として、本発明の圧力逃し口が小体積逃し口であるので、圧力逃し口を小体積閉塞要素の一部分である金属板内に形成することができる。図1の閉塞要素は、セルの負接触端子としても役立つ金属カバー、及びカバーと缶との間に環状ガスケットを有している。カバーは導電性であり、鋼のような金属で作ることができる。カバーは、それを耐腐食性にするために外面をニッケルめっきしてあることが多い。またカバーは、それが電解質及び/または電極材料と接触した時のガス発生反応を防ぐために、内面をコーティングすることもできる。ガスケットは、缶とカバーとの間に圧縮シールを形成することが可能な弾力的な材料であることができる。適当なガスケット材料は、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリテトラフルオロエチレン、NORYL(登録商標)EXTENDTM PPX7110及びPPX7125(米国マサチューセッツ州ピッツフィールドのGE Plasticsから)のようなポリマーの混合体(例えば、ポリプロピレン及び衝撃変性されたポリ(酸化フェニレン))、及び圧縮の下で比較的低い低温流れレートを有する他のポリマー材料を含む。ガスケットと缶との間、またはガスケットとカバーとの間の界面にシーラントを使用することもできる。セルを閉じる時、缶の開いた端の直径が縮小され、缶のトップ縁がクリンプされ、閉塞要素がビードに対して下方に押される。従って、缶側壁はガスケットの直下に閉塞要素を支持する環状のビードを有するようになる。
他の閉塞要素設計、及びセルを閉じるプロセスを、本発明のセルに使用することができる。カバーが缶の開いたトップの外側上にクリンプされているセル110の例を図6に示す。この設計においては、缶のトップ縁112は、強度のために外向きにカールさせてある。カールした縁の下方の缶の開いた端は内向きにネッキング(necking)されているので、カバー130が缶の主ボディの外径を越えて半径方向外向きに伸びることはない。アノード電流コレクタ128は、カバーの中心に電気的に接続されている。カバーの周縁は内向きにガスケットに対してクリンプされ、カバーは缶のカールした縁の下の定位置に錠止される。ガスケット132は、カバーと缶との間の圧縮シールを形成しているだけではなく、カバーの内面にわたって伸び、電流コレクタの周囲に圧縮シールを形成してセルの内容からカバーを保護する。この設計は体積が小さく、セルを閉じる際に缶に軸方向の負荷が殆ど、または全く加わらないという付加的な利点を有している。これは、閉塞要素を保持するために缶内にビードを設ける必要性を排除し、より薄い側壁の使用を可能にする。本発明のセルには、他の小体積設計も使用することができる。例は、米国特許第6,410,186号、同第6,368,745号、同第6,312,850号、同第6,300,006号、同第6,300,004号、同第6,294,283号、同第6,287,350号、同第6,265,096号、及び同第6,251,536号、並びに米国特許出願第10 / 034,687号に記載されている設計を含む。
以下に本発明の実施の形態を、実施例を参照して詳細に説明する。
圧力逃し口を底に有するLR6型セルに使用するのに適する缶を、以下のようにして製造した。
缶は、名目厚みが0.010インチ(0.254mm)、ビッカースマイクロ硬さが約120、粒度がASTM8乃至12を有するアルミニウムキルド・低炭素鋼ストリップ(約0.04%の炭素含有量)から深絞りした。ストリップの外面はニッケルめっきされ、内面はニッケル及びコバルトでめっきされ、次いで拡散焼きなましした。缶は、U.S. Baird多段トランスファープレス上で製造した。
交換可能なカーバイド挿入物を組入れた型打ダイを使用して逃し口を形成した。単一の圧印ステップを使用して缶底の外面に圧力逃し口の薄厚溝を形成した。溝を形成するために缶底に物理的に衝撃を与えるカーバイド挿入物の隆起部分は、ダイヤモンドペースト研磨配合物を使用して2マイクロインチ(0.051μm)またはそれ以下の表面仕上げまで研磨した。これに続く缶底平坦化ステップによって、底を平坦にした。水をベースとする潤滑材を使用して、形成中の鋼及びダイを冷却し、潤滑した。仕上がった缶は、潤滑材及び他の残留物を除去するために、アルカリ洗浄溶液によって洗浄した。
所望のLR6缶の名目寸法は、以下の表1に示す通りである。
(表1)
Figure 2006517724
選択した圧力逃し口の詳細を図7及び8に示す。各薄厚円弧は、環状リングの曲率半径に等しい単一の曲率半径を有している。端子カバー及びジャケットを含む完成したセル内の圧力逃し口が開く最大内部圧力は、1650ポンド/平方インチ(psi)(116.0 kg / cm2)にセットされていた。セルの最大逃し口圧は、1050psi(73.8 kg / cm2)にセットされていた。個々のLR6セルのためのこれらの限界は、800乃至1400psi(56.2乃至98.4 kg / cm2)の缶逃し口圧に対応している。有限要素解析を使用して、圧力逃し口の所望名目寸法を表2に示すように選択し、1000乃至1150psi(70.3乃至80.8 kg / cm2)の平均逃し口圧を有する缶を作った。溝の形状は、製造が容易になるように選択した。図示の溝の底における壁角度及び幅を用いることによって、ツールの保守は容易であった。ツールは、初めに約0.003インチ(0.076mm)の溝厚にセットし、次いで所望の平均逃し口圧が得られるまで調整した。溝厚の調整は、製造プロセス中に所望の逃し口圧を維持する普通の手段であることもできる。最小溝厚限界をセットすることが望ましく、この例においては最小の厚みとして0.002インチ(0.051mm)を選択してある。薄厚円弧の端間の非薄厚化区分の幅は、逃し口が開いた時に、環状リング内の缶底の領域が環状リングの半径方向に外側の領域に結合されたままになるように、0.060インチ(1.52mm)に選択した。









(表2)
Figure 2006517724
図7及び8は様式化した図であって、規則的な平坦な表面と、鋭い角度とを有する溝を示している。実際の形成された圧力逃し口は、幾分不規則である溝を有している。実際の形成された逃し口上の寸法を測定する際には、不規則性を補償するために平均化を使用することができる。圧力逃がし口寸法を測定するための缶を準備するために、ポッティング及び断面化を使用することができる。同等の結果を得るために、他の方法を使用することもできる。溝の深さの非破壊測定は、SmartScope Model ZIP 250(米国ニューヨーク州ロチェスターのOptical Gaging Products, Inc.)のような計器を使用して行うことができる。溝の底における缶の厚み(溝の厚み)は、非薄厚化底厚からこの溝の深さ測定を差し引くことによって計算することができる。
実施例1の缶を試験して、圧力逃し口が開く圧力(即ち、ガス抜き圧)を評価した。缶をセル内に使用した後よりも、缶が空である時の方が容易に試験できるので、セルと缶のガス抜き圧の結果の間の相関を先ず確立した。便宜上、及び圧力がセル内に累積する態様を精密に近似するために、生きているセルを流体圧により試験した。便宜上、空気圧式試験機を使用して空の缶を試験した。
空の缶の空気圧式試験は、米国ミネソタ州セントポールのFastest Corporationから入手可能なFastest Pneumatic Can Vent Tester, Model FES0-04を使用して行った。各缶を、それを試験取付具内に配置し、缶の開いた端を取付具に対してシールし、圧力逃し口が開くまで缶の内側を約50ポンド/秒(3.5 kg / sec.)の選択されたレートで加圧することによって試験した。加圧のレートは、300及び800psiの圧力の読みの時間間隔が10秒であるように、圧力入口上のニードル弁を調節することによって制御した。缶内の圧力は、ピーク保持機能を有する電子ゲージメーターを用いて監視した。缶のガス抜き圧は、逃し口が開いた後のこのゲージのピーク圧力の読みであった。また、逃し口の内側の領域が逃し口の外側の領域に接続され続けているか否かを、及びもし接続されていれば、逃し口の薄厚円弧間の非薄厚化区分の一方もしくは両方においてであるか否かを決定するために缶を観測した。試験取付具は、この試験のために特別に設計した。試験取付具の設計が試験結果に影響し得るので、セルと缶のガス抜き圧との間の相関は使用する試験取付具に依存しよう。
実施例1の缶のガス抜き圧は、平均で1090psi(76.6 kg / cm2)であり、標準偏差は72psi(5.1 kg / cm2)であった。缶がガス抜きされた時、缶底のどの部分も噴出しなかった。環状リングの内側の缶底の区分は、全ての場合に缶に結合し続けた。これに対して、円弧の端間の非薄厚化区分が僅かに0.050インチ(1.27mm)の類似の缶を試験した場合、ある時には両非薄厚化区分が破裂し、約20%の缶から缶底の環状リング内の部分が噴出した。
実施例1のLR6缶を2,000,000個製造中に、溝厚を屡々チェックし、缶ガス抜き圧を定期的に試験した。全製造期間中、溝の厚み、または缶の逃し口の厚みにツールの摩耗をもたらすような重大な差は観測されなかった。圧力逃し口を圧印するために使用されるツールの保守は、圧力逃し口溝を設けていない缶の形成に使用される通常のツール程頻繁に行う必要はなかった。
LR03型セルに使用するのに適する缶を、表3に示す名目寸法で製造した。缶製造プロセスは実施例1と同様で、0.010インチ(0.25mm)厚の鋼ストリップを使用した。
(表3)
Figure 2006517724
選択された圧力逃し口設計は、図7及び8に示す通りであり、名目寸法を表4に示す。溝の形状(深さ、壁の角度、及び底における幅)、及び円弧の端間の非薄厚化区分の幅は、実施例1と同一に保った。1800psi(126.5 kg / cm2)の所望名目缶ガス抜き圧を発生させるために、環状リングの曲率半径は小さくした。
(表4)
Figure 2006517724
実施例3のガス抜き圧を実施例2と同じ方法で決定した。実際の缶ガス抜き圧は平均で1848psi(129.9 kg / cm2)であり、標準偏差は79psi(5.6 kg / cm2)であった。
LR6セル缶のための圧力逃し口を図7に従って設計し、0.008インチ(0.20mm)厚の鋼ストリップで製造した。名目缶寸法を表5に、名目逃し口寸法を表6に示す。缶は、実施例1の缶とは異なる閉塞要素を有するセルに使用するために作られているので、缶のトップ部分の外径は異なっている。缶底の厚みが実施例1における0.010インチ(0.25mm)から薄くなっており、所要ガス抜き圧も低くなっているから缶ガス抜き圧も低くされており、従って、実施例1に使用したものと同一の逃し口寸法を実施例5にも使用することができる。
(表5)
Figure 2006517724
(表6)
Figure 2006517724
実施例5の缶を、実施例2におけるように逃し口試験した。ガス抜き圧は平均で865psi(60.8 kg / cm2)であり、標準偏差は31.3psi(2.2 kg / cm2)であった。缶がガス抜きされた時、缶底のどの部分にも噴出は出現しなかった。環状リングの内側の缶底の区分は、全ての場合に缶に結合し続けていた。
LR20型セルに使用される缶のための圧力逃し口を設計した。名目缶寸法を表7に、名目逃し口寸法を表8に示す。溝の形状(深さ、壁の角度、及び底における幅)、及び円弧の端間の非薄厚化区分の幅は、実施例1と同一に保った。475psi(33.4 kg / cm2)の所望名目缶口圧を発生させるために、環状リングの曲率半径を大きくしてある。
(表7)
Figure 2006517724
選択された圧力逃し口は図7に示すようであり、名目寸法を表8に示す。
(表8)
Figure 2006517724
実施例2、4、及び6における実際の平均缶ガス抜き圧は、必ずしも予め選択された名目値通りではないが、それらは約10%以内にあり、有限要素解析は圧力逃し口設計のために有用なツールである。もし必要ならば、薄厚溝の曲率半径を変化させることによって、実際の平均ガス抜き圧の調整を行うことができる。代替として、薄厚円弧の端間の非薄厚化区分の幅、溝の底における幅、及び溝の厚みのような、1またはそれ以上の他の設計パラメータを変化させることによって、ガス抜き圧を調整することができる。
実施例1、3、及び7の圧力逃し口の寸法、及び実施例2及び4の試験の結果から、缶底の厚みを変化させない場合、異なるサイズのセルに同一逃し口設計を容易に適用できることが明白である。これは、薄厚円弧が位置している環状リングの曲率半径を変化させ、缶直径の関数として環状リングの曲率半径のプロットから補間または補外することによって行うことができる。次いで、経験的に小さい変化を遂行し、平均缶ガス抜き圧を所望名目値に調整することができる。
前述したように、本発明は、約0.4インチ(10mm)から約1.4インチ(36mm)までの容器外径と、約0.06インチ(1.5mm)から約0.18インチ(4.6mm)までの分断された環状リング(溝)の曲率半径を有する圧力逃し口とを有する種々のサイズのセルに有用である。RL6型セルの場合、0.100インチ(2.54mm)の環状リング曲率半径について説明したが、例えば約0.085インチ(2.16mm)から約0.115インチ(2.92mm)まで、及びそれを越える他の曲率半径も、他の逃し口設計寸法を調整することによって適当であることを予測することができる。
以上に、本発明を、若干の好ましいバージョンに関してかなり詳細に説明したが、他のバージョンも可能である。従って、特許請求の範囲に記載されている思想及び範囲が上述した好ましいバージョンの説明に限定されるべきではない。
本発明の電池セルの一実施の形態の全容を示す断面図である。 図1のセルの容器の底の変形の外面を示す平面図である。 容器の底を図2のIII−III矢視で示す部分断面図である。 圧力逃し口が開いた後の図3の容器の底の部分断面図である。 容器の底の薄厚溝の部分断面図である。 本発明の電池セルの第2の実施の形態の一部分の部分断面図である。 図2の容器の底の寸法を示す平面図である。 図5の薄厚溝及び容器の底の寸法を示す部分断面図である。

Claims (36)

  1. 電気化学電池セルであって、
    正電極、負電極、及び電解質と、
    側壁、開いた端、及び第1の金属板を含む閉じた端を含む容器と、
    第2の金属板及びシールからなる群から選択された少なくとも1つの部材を含み、前記容器の開いた端内に配置され、前記開いた端を閉じる閉塞要素と、
    分断された少なくとも1つの薄厚の環状溝を含み、圧力逃し口を含む金属板内に形成されている圧力逃し口と、
    を含み、
    前記薄厚の溝は、前記逃し口を含む金属板の非薄厚化区分によって少なくとも2箇所においてそれぞれ分断されて少なくとも2つの薄厚の円弧に形成され、
    前記逃し口は、セルの内部圧力が外部圧力より高い所定の差を越えると前記溝において開くことができるが、前記逃し口を含む板の前記溝の半径方向に内側の領域は、前記溝を分断している前記非薄厚化区分の1またはそれ以上によって前記逃し口を含む板の前記溝の半径方向に外側の領域に結合され続け、
    前記逃し口を含む金属板は、前記第1の金属板及び前記第2の金属板からなる群の少なくとも1つの員である、
    ことを特徴とする電気化学電池セル。
  2. 前記逃し口を含む板は、前記第1の金属板であることを特徴とする請求項1に記載のセル。
  3. 前記第1の金属板は、前記容器の一体部分であることを特徴とする請求項2に記載のセル。
  4. 前記逃し口を含む板は、前記第2の金属板であることを特徴とする請求項1に記載のセル。
  5. 前記逃し口を含む板の前記溝の半径方向に内側の領域は、前記非薄厚化区分の全てによって前記溝の外側の領域に結合され続けることを特徴とする請求項1に記載のセル。
  6. 前記逃し口を含む板の前記環状溝内の表面は、前記逃し口を含む板の隣接する表面を越えて突出しないことを特徴とする請求項1に記載のセル。
  7. 前記全ての円弧は、相互に交差していないことを特徴とする請求項1に記載のセル。
  8. 前記少なくとも1つの環状溝は、交差する薄厚の溝が無いことを特徴とする請求項7に記載のセル。
  9. 前記少なくとも1つの環状溝の円弧の全ては、等しい曲率半径を有していることを特徴とする請求項7に記載のセル。
  10. 前記少なくとも1つの環状溝の各円弧は単一の曲率半径を有し、前記円弧は、それらの曲率半径の全てが共通の軌跡を有するように前記金属板上に配置されていることを特徴とする請求項9に記載のセル。
  11. 前記圧力逃し口は、前記逃し口を含む板上に半径方向に対称的に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のセル。
  12. 電気化学電池セルであって、
    二酸化マンガンを含む正電極、亜鉛を含む負電極、及びアルカリ水性溶液を含む電解質と、
    側壁、開いた端、及び第1の金属板を含む閉じた端を含む容器と、
    第2の金属板及びシールからなる群から選択された少なくとも1つの部材を含み、前記容器の開いた端内に配置され、前記開いた端を閉じる閉塞要素と、
    前記第1の金属板内に形成され、分断された薄厚の溝を含む環状リングを含む圧力逃し口と、
    を含み、
    前記正電極は前記容器の側壁に接して配置され、前記負電極は前記正電極内の空洞内に配置され、
    前記薄厚の溝は、前記第1の金属板の非薄厚化区分によって少なくとも2箇所においてそれぞれ分断されて少なくとも2つの薄厚の円弧を形成し、
    前記逃し口は、セルの内部圧力が外部圧力より高い所定の差を越えると前記円弧の1またはそれ以上において開くことができるが、前記第1の金属板の前記溝の半径方向に内側の領域は、前記溝を分断している前記非薄厚化区分の1またはそれ以上によって前記第1の金属板の前記溝の半径方向に外側の領域に結合され続ける、
    ことを特徴とする電気化学電池セル。
  13. 前記セルは、前記容器の側壁の周囲にジャケットを含むことを特徴とする請求項12に記載のセル。
  14. 接触端子が前記第1の金属板の上に配置され、前記圧力逃し口の上を伸びていることを特徴とする請求項12に記載のセル。
  15. 前記容器は、円筒形であることを特徴とする請求項12に記載のセル。
  16. 前記容器は、0.08重量%以下の炭素、0.45重量%のマンガン、0.025重量%の燐、及び0.02重量%の硫黄を含む、アルミニウムキルドであって、SAE 1006であり、拡散焼きなましされ、ニッケルめっきされた鋼から作られ、
    前記容器は0.4乃至1.4インチの外径を有し、前記第1の金属板の薄くされていない厚みは0.005インチから0.014インチまでである(両端を含む)、
    ことを特徴とする請求項15に記載のセル。
  17. 前記各非薄厚化区分は、隣接する円弧の間を少なくとも0.060インチにするような分断を前記薄厚の溝内に形成していることを特徴とする請求項16に記載のセル。
  18. 前記全ての円弧は0.06インチから0.18インチまで(両端を含む)の単一の曲率半径によって限定され、前記全ての円弧は、それらの曲率半径の全てが共通の軌跡を有するように前記第1の金属板上に配置されていることを特徴とする請求項17に記載のセル。
  19. 前記セルはLR6セルであり、前記円弧の曲率半径は0.085インチから0.115インチまで(両端を含む)であり、前記第1の金属板の薄くされていない厚みは0.005インチから0.014インチまで(両端を含む)であり、前記各薄厚の溝は0.002インチ以上の厚みを有していることを特徴とする請求項17に記載のセル。
  20. 前記各薄厚の溝は、0.002インチ以上の厚みを有していることを特徴とする請求項16に記載のセル。
  21. 前記各薄厚の溝は、台形断面形状を有していることを特徴とする請求項16に記載のセル。
  22. 前記第1の金属板は、前記容器の一体部分であることを特徴とする請求項12に記載のセル。
  23. 前記閉塞要素は更に、周縁を有する金属カバーを含み、
    前記金属カバーの周縁は、前記容器の開いた端上に曲げられて前記金属カバーの内面と前記容器の側壁の外面との間のシールを圧縮し、
    前記金属カバーの周縁は、前記シールに接触している前記容器の側壁の外面の一部分よりも前記セルの縦軸に接近して配置されている、
    ことを特徴とする請求項12に記載のセル。
  24. 電気化学電池セル容器として使用するための金属缶であって、前記缶は側壁、開いた端、一体の金属板を含む閉じた端を含み、
    前記金属板は、第1の表面、第2の表面、及び前記第1及び第2の表面の少なくとも一方内に形成されている分断された環状の薄厚の溝を含み、
    前記薄厚の溝は、前記逃し口を含む金属板の非薄厚化区分によって少なくとも2箇所においてそれぞれ分断されて少なくとも2つの薄厚の円弧に形成され、
    前記板は、前記第1の表面と前記第2の表面との間が圧力差に曝されると前記1またはそれ以上の円弧において開くことができるが、前記板の前記溝の半径方向に内側の領域は、前記溝を分断している前記非薄厚化区分の1またはそれ以上によって前記板の前記溝の半径方向に外側の領域に結合され続ける、
    ことを特徴とする金属缶。
  25. 前記溝の半径方向に内側の領域は、前記溝を分断している前記非薄厚化区分の全てによって前記溝の半径方向に外側の領域に結合され続けることを特徴とする請求項24に記載の缶。
  26. 前記環状の溝内の前記第1の金属板は、前記環状の溝の外側の前記第1の金属板の隣接する表面を越えて突出しないことを特徴とする請求項24に記載の缶。
  27. 前記缶は、円筒形の形状を有していることを特徴とする請求項24に記載の缶。
  28. 前記金属端板上のどの薄厚の溝も、半径方向に対称的に配置されていることを特徴とする請求項24に記載の缶。
  29. 前記全円弧は、同一の曲率半径を有していることを特徴とする請求項24に記載の缶。
  30. 前記円弧の全ては単一の曲率半径を有し、前記円弧の全ての曲率半径の全てが共通の軌跡を有するように前記金属端板上に配置されていることを特徴とする請求項29に記載の缶。
  31. 前記円弧は、相互に交差していないことを特徴とする請求項24に記載の缶。
  32. 前記環状の溝は、交差する溝が無いことを特徴とする請求項31に記載の缶。
  33. 前記缶は、0.08重量%以下の炭素、0.45重量%のマンガン、0.025重量%の燐、及び0.02重量%の硫黄を含む、アルミニウムキルドであって、SAE 1006であり、拡散焼きなましされ、ニッケルめっきされた鋼から作られ、前記板の薄くされていない厚みは0.005インチ乃至0.014インチであることを特徴とする請求項24に記載の缶。
  34. 前記缶は0.4乃至1.4インチの外径を有し、前記環状の溝は0.06インチから0.18インチまでの曲率半径を有している(両端を含む)ことを特徴とする請求項33に記載の缶。
  35. 前記缶はセルは0.4乃至1.4インチの外径を有し、前記環状の溝は0.085インチ乃至0.115インチの曲率半径を有していることを特徴とする請求項34に記載の缶。
  36. 前記各非薄厚化区分は、前記薄厚の溝内に、隣接する円弧の間の幅を少なくとも0.060インチにするような分断を形成していることを特徴とする請求項35に記載の缶。
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