JP2006517449A - キルティング方法および装置 - Google Patents

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Abstract

ユーザが、作動可能なステッチヘッド(15)に対し、布地層の積層物(12)を、平面の台(14)を横断して自由に動かすことができるようにするためのキルティング装置である。この装置は、積層物の動きを検出してステッチヘッドの作動を制御する動き検出器(16)を含む。したがって、この装置は、ヘッドによるステッチストロークの発出を、手で調節されたキルト材料積層物の動きと同期させるよう機能する。これは、ユーザに、幅広い範囲の速度にわたって積層物を動かすこと、動きを意のままに開始または停止すること、および積層物を平面の台を横断するあらゆる方向に誘導することを自由にする。

Description

発明の分野
この発明は一般に、2つ以上の柔軟な平面層を綴じ合わせるためのシステムに関し、より特定的には、キルティングの際のように2つ以上の布地層を縫い合わせるための方法および装置に関する。
発明の背景
装飾的なキルトを手縫いで作り出すことは、人気のある趣味となっている。典型的なキルトは、積み重ねられて縫い合わされた少なくとも2つの布地層で構成される。一般に、キルトは、「表布」層と、「底」層または「裏布」層と、中間の「中綿」層とで構成される。表布層は典型的には装飾的であり、キルト製作者の創造的かつ美的な努力の結果として作り出される。裏布層は普通、簡素で、表布と美的に適合している。中綿層は一般に、厚みと保温とを提供する。サンドイッチ状の3つの平面層を縫い合わせる特定のプロセスは、一般に「キルティング」と呼ばれる。キルティングプロセスは普通、表布層、裏布層および中綿層を貫通し、合わせて固定する、長い連続的パターンのステッチを形成することからなる。全体的な美観を高めるために、装飾的な質を有するステッチパターンがしばしば選択される。キルティングプロセスの一般的な目標は、密にかつ均一に間隔がとられた、精密で一貫したステッチを作り出すことにある。
キルティングは伝統的に、ソーイングマシンの助けを借りずに、手縫いで行なわれてきた。しかしながら、ハンドキルティングは、1枚のキルトを作るのに熟練者でも数ヵ月の努力を必要とし得る、手間のかかるプロセスである。したがって、キルト製作者の努力の大半が表布層の創造的かつ美的な局面に向けられ得るように、機械を使用してキルティングプロセスを支援する傾向が展開しつつあるようである。
マシンキルティングは、さまざまな方法で実行可能である。たとえば、ユーザは、実質的に従来どおりのソーイングマシンを、マシンの送り歯を取外すかまたは使用不可にすることによって、「フリーモーション」モードで動作させることができる。これによりユーザは、積み重ねられたキルト層をマシンの針に対して直接、またはキルトフレームを介して手で動かして、所望のパターンのステッチを作り出すことができる。実際には、ユーザが積み重ねられたキルト材料を針の下で動かす際、ソーイングマシンは比較的一定の速度で動作する。このプロセスは通常、作業者が針のストロークと同期してキルト積層物を動かして高品質のステッチパターンを形成できるようになるのに、練習を積んだ後で習得される作業者のかなりの技能を必要とする。このように、従来のソーイングマシンを用いたフリーモーションキルティングはユーザのかなりの技能を必要とするにもかかわらず、特にカーブした、かつ複雑なステッチパターンを形成する際に、不完全な結果をしばしばもたらす。
マシンキルトはまた、近年利用可能になったさまざまな、手で誘導される専門キルティングシステムを用いることによっても実行可能である。そのようなシステムの特徴および特性が、キルターズ・ニュースレター・マガジン(Quilter's Newsletter Magazine:QNM)2003年4月号に掲載された、キャロル A.テレン(Carol A. Thelen)による記事で述べられている。この記事は、そのようなシステムの3つのカテゴリ、つまり(1)テーブルトップセットアップ、(2)ショートアームシステム、および(3)ロング
アームシステムを識別している。それらは一般に、フレームとキルティング/ソーイングマシンとを支持するテーブルによって特徴付けられる。フレームはローラを含み、ローラは、層状の積層物の一部がステッチング用に露出されるようにする一方、残りの層の部分がローラ上に保管されるように、キルト層を保持する。キルティング/ソーイングマシンは、フレームおよびテーブルに対して(たとえばトラックに沿って)動くために取付けられたキャリッジ上に載っている。キャリッジには一般に、作業者がキルトの表面にわたってマシンを動かすことができるようにするハンドルが設けられている。QNMの記事はさらに、基本的なショートアームまたはロングアームシステムに追加される、ステッチ調節を含むさまざまな電子機能を可能にするオプションの追加品および付属品について述べている。
発明の概要
この発明は、2つ以上の柔軟な平面層を綴じ合わせるためのシステムに向けられており、より特定的には、ユーザが布地層の積層物を綴じ合わせるために均一なステッチを容易に作り出せるようにするためのキルティング方法および装置に向けられている。
この発明に従った装置により、ユーザは、平面層の積層物を、作動可能なステッチヘッドの下で、平面の台または板を横断するよう自由に手で動かすことができる。この装置は、ステッチヘッドの作動を制御するためにステッチヘッドに近接する積層物の動きを検出するための検出器を含んでいる。したがって、この発明に従った装置は、ステッチストロークの発出を積層物の動きに自動的に同期させるよう機能する。これによりユーザは、幅広い速度範囲内で積層物を動かし、積層物の動きを意のままに開始または停止し、平面の台を横断するあらゆる方向に積層物を誘導することができるようになる。
より特定的には、この発明に従った好ましい装置は、キルティング/ソーイングマシンののど空間(throat space)内での積層物の動きを、積層物が平面の台を横断して動く際に積層物の少なくとも1つの表面の動きを測定することによって検出するよう構成されている検出器を含む。積層物の動きは、好ましくは、直交するX方向およびY方向に沿った積層物の並進を判断することによって測定される。
この発明の好ましい実施例は、積層物に物理的に接触することなく、積層物表面の動きを測定することができる検出器を採用している。この発明に従った好ましい検出器は、積層物が平面の台を横断して動く際に積層物の表面から反射されたエネルギ、たとえば光に応答する。この検出器は、好ましくは、マシンののど空間内の積層物表面(表布および/または裏布)と一致するターゲット領域からの反射されたエネルギを収集するよう配置された検出窓を含む。
ある特定の好ましい実施例では、直交するX方向およびY方向に沿った積層物の増分の並進移動を表わす出力パルスを提供するために、光学検出器が採用される。この出力パルスは次にカウントされ、積層物が動いた距離が判断される。動きの量が予め定められた量またはしきい値を超すと、「ステッチストローク」コマンドが発行され、ステッチヘッドが積み重ねられた層を貫通してステッチを刺すようになる。ユーザが引続き積層物を平面の台を横断して自由に動かすにつれて、さらなるステッチストロークコマンドが連続して発行され、ユーザが調節する積層物の動きに同期した、連続的なステッチを作り出す。
好ましい実施例の一局面によれば、ステッチヘッドは、各ステッチストロークコマンドに応答して1回のステッチサイクルを迅速に実行するよう構成される。より特定的には、ヘッドは好ましくは、ユーザが積層物を動かす自由を妨げないよう、ステッチサイクルの合間にその針がその最上位置で保持されるよう構成される。各ステッチサイクルの最中、
針の駆動機構により、針は、迅速に降りて台上の積層物層を貫通し、ステッチを刺し、次にその最上位置へ迅速に上がって戻り、次のステッチストロークコマンドを待つ。
動作の単一のステッチモード、またはインパルスモードは、ユーザが(好ましくは0にいたる)遅い積層物速度で動作できるようにするには有利であるが、たとえば20インチ/分をしのぐ、より速い積層物速度では、連続して動作する針駆動モータの速度を積層物の動く速度に比例するよう制御すると、概して十分である。
好ましい一実施例の別の局面によれば、積層物押え板または「押え金」(presser foot)がステッチヘッドに関連付けられる。ステッチサイクルの最中、押え金は積層物を台に押し当てて、適正なステッチ張力を確実にし、かつ、針が積層物から抜け出て上方へ動くことを容易にする。ステッチサイクルの合間には、押え金にかかる力は解除され、押え金と平坦な台との間のマシンののど空間中を積層物が自由に動かされることを可能にする。
ここに説明される好ましい実施例は、この発明の要素が十分に取込まれたマシンを含んでいるが、代替的な実施例が従来のソーイングマシンをこの発明に従って動作するよう改造できることが指摘される。
詳細な説明
まず、この発明に従った、積層物12を形成する2つ以上の柔軟な平面層を綴じ合わせるための一般化されたシステム10を示す図1に注目する。積層物12は、綴じ付けまたはステッチヘッド15に近接する基準X−Y面14に沿った、誘導されるフリーモーション用に支持される。ヘッド15は、重ね合わされた層12を貫通して綴じ目またはステッチを刺し、層を綴じ合わせるよう作動可能である。平面14を横断する積層物12の動きを感知するために、動き検出器16が設けられる。制御回路18は、積層物の動きの増分に応答して、積層物12の層を貫通する等間隔の綴じ目またはステッチを刺すようヘッド15を作動させる。以下に説明するように、検出器16は好ましくは、ステッチヘッド15に近接する基準面14の直交するX軸、Y軸に沿った積層物の並進移動を測定するよう構成される。
図2は、積層物22の布地層を綴じ合わせるための図1のシステムの第1の好ましい実施例20を示す。実施例20は一般に、作動可能なステッチヘッド28を含む機械的な機械部分26と、積層物22の動きに応答してヘッド28を作動させるための電子制御サブシステム30とで構成される。積層物22の平面層は異なる用途用に意図されたさまざまな材料からなり得るが、ここで述べられる好ましい実施例は特に、布地層、たとえば表布層32、中間の中綿層34、および底の裏布層36を縫い合わせてキルトを形成するために構成される。
図2の機械部分26は一般に、実質的に水平に向けられた平面の表面45を提供する台44の上部でステッチヘッド28を支持するよう構成されたフレーム40で構成されている。ステッチヘッド28は、針48を平面の表面45に本質的に直交する往復垂直運動のために支持する針棒46を含む。台の表面45は、ユーザが積層物22を、表面45を横断して自由に手で誘導できるようにするよう、層状の積層物22を支持するために構成されている。以下に説明するように台表面に積層物22を選択的に押し当てるために、押え板、または押え金50が設けられており、適正なステッチ張力を確実にし、かつ、ステッチを刺した後で針が積層物から引き上がるのを助ける。
従来のフックおよびボビンアセンブリ52が、針48と整列して、台44の下に取付けられる。針棒46および針48を含むステッチヘッド28は、フックおよびボビンアセン
ブリ52とともに実質的に従来の態様で動作して、台上の固定して配置された開口部またはステッチ位置54において、積層物22を貫通してステッチを刺す。針48がその下方位置まで下げられて積層物の層を貫通するステッチサイクルの最中(図3)、押え板50も下げられて積層物の層を台44に押し当て、適正なステッチ張力を達成し、かつ針が積層物から引き上がるのを助ける。ステッチサイクルの完了後、針48および押え板50は上に上げられる(図4)。以下に述べるように、押え板の上げられた位置(図4)は好ましくは、検出器16による検出を確実にし、かつ積層物が台44を横断して自由に動かされるようにするために、積層物に緩くもたれかかって裏布層36(図2)を台44に対して保持するように選択される。
図2の好ましい機械部分26はさらに、モータ/ブレーキアセンブリ56を含むように図示されており、それは、動作動力および制動を、好適な伝達システム58を介して上部駆動軸60および下部駆動軸62に選択的に提供するよう機能する。上部駆動軸60は、針48を動かすために、動力をモータ/ブレーキアセンブリ56からステッチヘッド28に伝達する。下部駆動軸62は、動力をモータ/ブレーキアセンブリ56からフックおよびボビンアセンブリ52に伝達する。
ステッチヘッド28とフックおよびボビンアセンブリ52とは、ステッチ位置54で積層物22の層を貫通してステッチを刺すよう、従来の態様で協働する。つまり、ステッチヘッドサイクルが開始されると、針48は下向きに駆動されて、重ね合わされた層32、34、36を貫通し、台44のステッチ位置開口部54を通って上糸(図示せず)を搬送する。台44の下で、アセンブリ52のフック(図示せず)が上糸のループをつかみ、その後、針48はそれを、押え金50により押えられている積層物を貫通して引き戻す。フックにつかまった上糸のループは次に、アセンブリ52のボビン(図示せず)から引き出された糸によって固定される。
図2のシステムは、制御回路65を介してモータ/ブレーキアセンブリ56を制御するために台44上での積層物22の動き、より具体的には並進を検出するためのトランスデューサまたは検出器64を含む。以下により詳細に述べるように、動作時、ユーザは、固定して配置されたステッチヘッド28に対して層状の積層物22を台44上で自由に動かすことができ、その間、検出器64は、積層物の動きを表わす電気信号を生成する。制御回路65は次に、ヘッド28からのステッチの発出を制御するために、検出された積層物の動きに応答する。制御サブシステム30は、動き検出器64および制御回路65を含むのに加え、好ましくは、軸位置センサ66も含む。軸位置センサ66は、針48がその最上位置になるのに対応する、上部駆動軸60の特定の回転位置を感知するよう機能する。以下に見られるように、制御回路65はセンサ66の出力に応答して、連続するステッチサイクルの合間に針48をその最上位置で待機させる。この措置は、針が台44上での積層物22の自由な並進移動を妨害することを防止する。
この発明によれば、作業者は布地の積層物を、垂直に向けられた針48の下で、水平に向けられた台44を横断して誘導する。この発明に従った動き検出器64は、積層物が台44を横断して動かされる際、積層物22の表面層(表布および/または裏布)と一致するターゲット領域を監視するために取付けられている。以下に述べるように、この検出器は、針貫入位置に近接する積層物表面に焦点が合った窓を有するとして考えられ得る。検出器は物理的にさまざまに取付け可能であり、たとえば積層物の表布表面を見下ろすように積層物の上部に、または積層物の裏布表面を見上げるように積層物の下部に取付け可能である。
図2の動き検出器64は、非接触型装置(たとえば光学検出器)および接触型装置(たとえばトラックボール)の双方を含め、多くの異なる形をとり得るが、物理的に布地層に
接触することなくそれが積層物の動きを検出することが非常に好ましい。したがって、この発明に従った好ましい動き検出器は、積層物から反射される、または積層物により供給されるエネルギに応答するための装置を含む。このエネルギはいくつかの異なる形(たとえば超音波、RF、磁気、静電気など)であり得るが、好ましい検出器の実施例は、たとえばアジレント・テクノロジーズ(Agilent Technologies)によって販売されている光学チップADNS2051を利用した光学的な動き検出器(図8に表わす)を採用している。積層物を測定するための代替的な検出器は、加速度計、抵抗装置などの技術を採用可能である。
この時点では、積層物の動きの正確な測定は、動き検出器の窓の焦点近くに位置付けられている積層物のターゲット層、たとえば裏布層36に一部依存している、と言うにとどめる。前述の押え板または押え金50は、積層物の層を検出器の窓から一定の距離に保持するのを助ける。好ましい一実施例では、押え板50は、積層物22に係合するための平らで滑らかな底面51を有しており、ユーザが針48に近接する積層物層を見るのを妨害しないよう、透明な材料で作製されている。図3および図4はそれぞれ、押え板50が作動された位置、および作動されていない位置を示している。図3では、ステッチサイクルの最中、軸80が下に動かされて、ばね82に起因するばね力を板50が積層物22に加えるようにする。サイクルの合間には(図4)、軸80は上に動かされ、そのため積層物22に対する板50の圧力は解除されて、積層物に対する板の、動きを抑制する摩擦を低減させる。にもかかわらず、サイクルの合間の非ステッチ間隔の最中、板50は、台44に積層物を緩く押し当てるのに十分に接近して位置付けられる。
なお、図3および図4では、押え板50は、ばね82により負荷をかけられて押え金アーム83に対して上下に摺動する軸80に取付けられている。また、図4は、針アーム46がばね負荷をかけられた軸80を引き上げるよう支援していることを示している。押え板50の移動範囲は、ステッチサイクルの合間でのキルト積層物の、台を横断する自由な水平移動を可能にするが、裏布層表面36が台表面に押し当てられ、かつ動き検出器64の窓の焦点近くに保持されることを確実にするように、積層物の垂直移動を十分に抑制する。
図5および図6は、図2のシステムの物理的な構成要素を収容するための典型的なキルティング/ソーイングマシンのハウジング84を概略的に示している。ハウジング84は、上部駆動軸60を含む上部アーム85と、下部駆動軸62を含む下部アーム86とを含む。ハウジングの上部アーム85および下部アーム86は、垂直に向けられたマシンアーム87から延びている。上部アーム85および下部アーム86は、互いから垂直方向に間隔をおかれ、マシンアーム87とともに、一般にのど空間88と呼ばれる空間を規定している。針48は、下部アーム85に向かい、かつそれから離れる往復運動のために、上部アームからのど空間88に垂直に下りる。下部アーム85は、のど板(throat plate)と呼ばれることもある台44を保持している。針とマシンアームとの距離は一般に、のど長さ(throat length)と呼ばれる。
図8は、光収集窓91を有するハウジング90を含む、好ましい動き検出器64を示している。光源、たとえば発光ダイオード(LED)92がハウジング90内に取付けられ、(ミラー93および窓91を介して)窓91の真上の裏布層36の表面と一致するターゲット領域を照らす。層36から反射された光はレンズ系94によって収集され、光学チップ95(たとえばアジリエントADNS2051)に加えられる。チップ95は、ターゲット領域から画像を約1500枚/秒で連続して取得する小さなCMOSアレイカメラ(図示せず)と、関連するデジタル信号プロセッサつまりDSP(図示せず)との双方を内部に含む。信号プロセッサは数百万命令/秒で動作して、取得された画像におけるパターンを検出し、かつ、一連の連続する画像における変化に基づいて、それらのパターンが
どのように動いたかを判断する。その結果、チップ95は、ターゲット領域と一致する裏布層36部分のX方向における増分並進を表わす、リード線96上の出力パルスと、裏布層36のY方向における増分並進を表わす、リード線97上の出力パルスとを提供することができる。
図7は、第2の代替的なシステムの実施例68を示しており、それは、図2の実施例の対応する部分26および30と同様の、機械的な機械部分26′および電子制御サブシステム30′を含んでいる。しかしながら、図7の実施例は主として、それが前述の図2のモータ/ブレーキアセンブリ56の代わりにクラッチ/ブレーキアセンブリ69を用いてモータ70からステッチヘッド28′への動力伝達を制御するという点で、図2とは異なる。加えて、図7のフックおよびボビンアセンブリ52′は、その中のボビンフック(図示せず)の位置がフック位置センサ71によって感知されている状態で、モータ70によって連続的に駆動される。積層物の動き検出器64′、軸位置センサ66′、およびフック位置センサ71の出力はすべて、制御回路65′へ入力として加えられ、その出力は、ステッチヘッド28′を選択的に作動させるよう、クラッチ/ブレーキアセンブリ69を制御する。
ここで、図2の制御サブシステム30および図7の制御サブシステム30′双方に関連する回路図を示す図9に注目する。なお、図9は、図2および図7の双方に関連する光学的な動き検出器64(64′)および軸位置センサ66(66′)を示している。検出器64(64′)およびセンサ66(66′)は、主としてコントローラ98(たとえば、マイクロコントローラチップ マイクロチップ(Microchip)PIC 12C508)とタイマ回路99(たとえば、ナショナル(National)555)とで構成される制御回路65(65′)に、データ信号を提供するよう接続されている。図9はまた、フック(図示せず)が動作位置に達すると信号をタイマ99に提供する図7のフック位置センサ74を破線で示している。軸位置センサ66(66′)およびフック位置センサ74は、好ましくは、軸60およびアセンブリ72のフックによってそれぞれ搬送される光学的な刺激に応答して制御回路に加えるための信号を生成する装置を含む。そのような光学的な刺激は大抵、上部駆動軸60およびアセンブリ72のフックにそれぞれ配置された、異なるように反射するマーカーを含む。動作時、マイクロコントローラ98は、直交するX軸およびY軸に沿ったキルト裏布層36の動きの増分をそれぞれ表わす、リード線96および97上に動き検出器チップ95によって提供された出力パルスをカウントするよう機能する。マイクロコントローラ98が十分な累積した動きを認識すると、それは信号をタイマ回路99に発出する。また、これに代えて、図7のクラッチ/ブレーキの実施例という特定の場合には、マイクロコントローラ信号は、ボビンフックが所望の位置にある場合にのみそれがタイマ回路99に加えられるよう、フック位置センサ74の出力によってゲート制御される。タイマ回路99は、出力110上のステッチコマンド信号を、負荷トランジスタ112に加える。トランジスタ112は、単極双投スイッチ116を動作させるよう図示されているリレー114を制御する。図9に示すように、作動された下方位置では、スイッチ116は、図2のモータ/ブレーキアセンブリ56のモータを駆動するよう動力を加えるか、またはそれに代えて、図7のクラッチ/ブレーキアセンブリ69のクラッチを入れる。リレー114は、タイマ98およびトランジスタ112を介して、軸位置センサ66からの配線102上のパルスによって作動停止される。図9に示すように、作動停止された上方位置では、スイッチ116は短絡経路を閉路し、こうして駆動過程を制動する。
ここで、単一のステッチを生成するために図2のモータ/ブレーキアセンブリ56または図7のクラッチ/ブレーキアセンブリ69を制御するためのマイクロプロセッサ98のアルゴリズム的動作を示すフローチャートを含む図10に注目する。図10では、最初のブロック120は、通常ユーザ入力を介して以前に入力された「ステッチ長」の値を得ることによってステッチサイクルを初期化するよう機能する。ブロック120でステッチ長
の値が設定されると、アルゴリズムは決定ブロック122に進み、それは、X方向における積層物の並進について、つまり光学チップ95からのリード線96上のXパルスについて調べる。パルスが検出された場合、ブロック124によって表わされるように、記憶されたXカウントがインクリメントされる。ブロック122、124の実行後、動作は決定ブロック126に進み、それは、Y並進について、つまり光学的動きチップ95のリード線97上のYパルスについて調べる。Yパルスが検出された場合、ブロック128によって表わされるように、記憶されたYカウントがインクリメントされる。動作は次にブロック126または128からブロック130に進む。ブロック130および132は本質的に、動きの測定されたX構成要素およびY構成要素に起因する、結果として生じた積層物の動きの量を、ピタゴラスの定理を利用して判断するためのステップを表わしている。つまり、ブロック130で、Xカウント値が2乗され、Yカウント値が2乗される。ブロック132は、ブロック130で計算された2乗値を合計して、結果として生じた積層物の動きを表わす値を作り出す。
ブロック134は、予め設定されたステッチ長の値の2乗を、ブロック132から得られた量と比較する。結果として生じた動きの量が予め設定されたステッチ長よりも小さい場合、動作サイクルはループ136を介して最初のブロック120に戻る。一方、結果として生じた量が予め設定されたステッチ長を超える場合、動作はブロック138に進んでステッチを開始させる。ブロック140で、XカウントおよびYカウントは消去され、それから最初のブロック120に戻る。加えて、ブロック138の後、ブロック142の実行によってリレー(図9の114)が通電され、モータ/ブレーキアセンブリ56(図2)またはクラッチ/ブレーキアセンブリ69(図7)を作動させる。しかしながら、ブロック142の終了は、上部駆動軸が針をその最上位置に待機させる位置に達したことを示す、軸位置センサからの終了パルス(ブロック146によって表わされる)を必要とする。図10はまた、ブロック138とブロック142との間に破線のブロック148を示している。ブロック148は図7の実施例に関連しており、図9のフック位置センサ74からイネーブル信号を受取るまで、ブロック142の実行が遅延されることを示す。
図10がインパルスまたは単一ステッチモードにおける動作についてのアルゴリズムを示しているのに対し、図11(図11(A)および図11(B)として提示される)は、デュアルモード動作、つまり遅い積層物速度でのインパルスモードとより速い積層物速度での連続比例モードとを示している。そのようなデュアルモード能力を提供することは、より速い積層物速度でより滑らかに動作可能となるために好ましい。説明のため、たとえば20インチ/分未満の遅い積層物速度での動作に対応するには、各ステッチコマンドが非常に迅速な針ストロークを開始して、針が積層物の動きを妨害しないようにすることが望ましい、ということを思い出してみる。積層物の並進速度および針のストローク速度が高まるにつれ、針が積層物の動きを妨害することは低減する。このため、たとえば20インチ/分(または例示的な0.1インチのステッチ長を確実にする200ステッチ/分)を上回る速い積層物速度では、針が積層物速度と実質的に比例する速度で連続して駆動される比例モードに切換えることが適切である。200ステッチ/分の速度では、各針サイクルにかかる時間は約300ミリ秒未満である。したがって、図11(B)に示すアルゴリズムは、連続するステッチコマンド間の期間、つまりステッチ時間間隔について調べるステップを含んでいる。この間隔の期間が例示的な300ミリ秒未満である場合、動作は比例モードで進む。この発明の代替的な一実施例(図示せず)は、比例モードのみで動作可能である。
なお、図11(A)は、ステッチコマンドまたは「ステッチを開始する」ブロック138までは、図10と同一である。図11(B)は、ブロック138の後にブロック152が続くことを示しており、ブロック152は、連続するステッチコマンド間の期間を測って針駆動軸60の角度位置θnを記録する(ブロック153)ステッチ間隔タイマ(好適
なマイクロコントローラによって容易に実現可能)を読出し、リセットする。決定ブロック154は次に、以前にブロック152で読出された間隔タイマ期間を調べ、それが前述の例示的な300ミリ秒の間隔よりも大きいかどうかを判断する。大きい場合、動作はインパルスモード155に進む。大きくない場合、動作は比例モード156に進む。
インパルスモード155での動作は本質的に、前に図10を参照してブロック142、146、148に関して説明した動作と同一である。しかしながら、図11(B)は加えて、比例モードの作動停止を確実にするよう実行され得る、インパルスモードのブロック157と、ステッチが送出されて針をその上方位置に待機させた後でモータ/クラッチリレーの作動を停止し、ブレーキを作動させるブロック158とを示している。
比例モード156での動作は、モータ速度制御動作を起動するステップ159を含む。モータ速度制御能力は、モータ速度がユーザによって、たとえばフットペダルを介して、および/または内蔵の電子制御回路によって制御される大抵の現在のソーイングマシンの一般的な機能である。
ブロック159の後で、決定ブロック160が実行される。決定ブロック160の機能を理解するには、まず、積層物の速度が速くなり、より短い期間のステッチ間隔を作り出すにつれて、ブロック153で読出される軸角度位置θnが、モータ/針軸速度の調節がない場合には低減する、ということを認識すべきである。言換えれば、新たに読出された軸角度θnは、以前に読出された軸角度θpよりも小さい。ブロック160は、積層物速度が増加した場合にθnとθpとを比較するよう機能する。θnの方が小さい場合、ステッチ長の均一性を保つために、増加した速度でステッチを送出するよう、モータ速度を早くする必要がある(ブロック161)。
一方、積層物速度が低減し、そのためθnがθpよりも大きい場合、均一な長さのステッチを生成するためにモータ速度は遅くされる(ブロック162)。積層物の速度が一定を保っている場合、θnはθpと等しく、モータ速度の調整は必要ない(ブロック163)。
前述の事項から、この発明に従った図2および図7のシステムの動作は容易に理解されるはずである。要約のため、このシステムによってユーザが層状の積層物22を台44上で自由に並進させることができる、ということが理解されるはずである。検出器64は積層物の動きを感知して、直交するX軸およびY軸に対する増分並進移動を表わすXパルスおよびYパルスを生成する。マイクロコントローラ98(図9)は、XパルスおよびYパルスをカウントし、結果として生じた動きが予め設定されたステッチ長と少なくとも等しい場合を判断する。これが起こると、リレー114が作動されて、図2のモータ/ブレーキアセンブリ56(または図7のクラッチ/ブレーキアセンブリ)に、スイッチ116を介して動力を供給し、単一のステッチストロークを開始させる。つまり、リレー114の作動がスイッチ116をその下方位置(図9)へ動かし、これにより、モータが急速に回転数を上げて動力をステッチヘッド28とフックおよびボビンアセンブリ52とに伝達するようになる。上部軸60および下部軸62は、上部軸のマーカーが軸位置センサ66の下を通過するまで回転する。軸のマーカーが検出されると、スイッチ116はその上方位置へ動かされ、このためモータ/ブレーキアセンブリ56への動力を解除し、アセンブリを短絡して、迅速に回転している軸の運動を急に止める、つまり制動する。キルト積層物の自由な動きを確実にするために、軸のマーカーは、針をその最上位置で止めるよう配置されている。自由な動きをさらに確実にするため、キルト層が針および押え板50によって「捕らえられる」時間の百分率が非常に短くなるよう、ステッチストロークは非常に迅速に起こるようにされる。これは、モータ/ブレーキアセンブリが、たとえば発電制動のために電気短絡を採用したDCモータといった、豊富に動力を供給されるモータおよび非常に迅速な制動動作を用いることを確実にすることによって、達成可能である。
ここで、図8に示す実施例64に取って代わる光学的な動き検出器の実施例175を示す図12に注目する。図8の実施例は、キルト裏布層36の動きを検出するために一連の画像を取得し、次にそれらの画像を比較することによって動作することを思い出してみる。図12の実施例175は、代わりに、糸(縦糸および/または横糸)が光ビームの焦点を横切る際にそれらをカウントするよう動作する。
図12を引続き参照するが、なお、検出器の実施例175は、好ましくは台144の下に取付けられたハウジング176で構成されている。ハウジングは、光源178を含んでおり、それはレンズ系180に光を透過させて、キルト材料積層物22の裏布層36に対して焦点が合ったビームを生成する。裏布層からの反射された光はレンズ系182によって収集され、光検出器184に結合される。光検出器184は、裏布層36に入射するビームの焦点を横切る各糸についての検出可能な信号変化を生成する。光検出器184の出力は増幅器186を駆動して、糸の横断、つまり裏布層の動きを表わすパルス出力188を生成する。
ここで、図9に示す回路図と実質的に同一であるものの、図8の光学的な動き検出器64の代わりに図12の光学的な動き検出器175を取り入れている点が異なる、制御サブシステムの回路図を示す図13に注目する。より特定的には、図13は、リード線188上に出力パルスを生成するよう増幅器186を駆動する光検出器184を照らす光源178を示している。リード線188は、前述のマイクロコントローラ96の入力に接続されている。
ここで、図13のマイクロコントローラ96が光学的な動き検出器175とともに使用される場合のアルゴリズム的動作を示すフローチャートを例示する図14に注目する。図14に従ったステッチサイクルは、「ステッチ長」の値を取得するよう機能するブロック200から始まる。動作はブロック200から決定ブロック202に進み、それは、光学検出器175からのリード線188(図13)上のパルスを探す。パルスが検出されなかった場合、動作は決定ブロック206に直接進む。パルスが検出された場合、動作はブロック204に進み、それは記憶された糸カウントをインクリメントしてから、決定ブロック206に進む。ブロック206は、予め設定されたステッチ長の値を、現在の糸カウントと比較する。予め設定されたステッチ長が現在の糸カウントよりも長い場合、動作は最初のブロック200に戻る。一方、ステッチ長が現在の糸カウントと等しいかまたはそれ未満である場合、動作はブロック208に進んでステッチを開始する。ブロック210で、現在の糸カウントが消去され、またはゼロにリセットされて、動作は最初のブロック200に戻る。加えて、ブロック210の実行後、ブロック212で出力リレー114が通電され、モータ/ブレーキアセンブリ56またはクラッチ/ブレーキアセンブリ69を作動させる。しかしながら、図10のフローチャートから思い出されるように、ブロック212の終了は、針がその最上位置にあることを示す、軸位置センサ66からの終了信号(ブロック214によって表わされる)を必要とする。図14はまた、ブロック210とブロック212との間に破線のブロック216を示している。ブロック216は図7の実施例に関連しており、図13に示すフック位置センサ74からイネーブル信号を受取るまで、ブロック212の実行が遅延されることを示す。
図14は単一ステッチまたはインパルスモードでの動作のみを示しているが、代替的な実施例が、図11(B)に示すステップを取り入れることによって、連続比例モードのみで、またはデュアルモードシステムで機能できることが理解されるはずである、ということが指摘される。
この発明の実施例は、幅広い範囲の均一なステッチ長を生成するよう構成可能である。
典型的なキルト用途では、約2.5mm(1/10in.)のステッチ長が、キルティング集団のかなりの部分によって魅力的であると考えられている。例示的なユーザによる典型的な使用では、積層物が約1インチ/秒で動かされることが予想され、それは、10ステッチ/インチまたは10ステッチ/秒(つまり100ミリ秒/ステッチ)に等しい。この例示的な状況では、ステッチサイクル期間が50ミリ秒以下に制限されている場合、針48および押え板50が積層物を捕らえているのは、その時間の50%未満であり、このためユーザに積層物の自由な動きの感動を与える。
ここには限定された数の特定の実施例しか説明されていないが、この発明の精神および添付された請求項の意図された範囲内に該当する多くのさらなる代替的な構成が、当業者の脳裏に浮かぶことが認識されるはずである。
例示のため、図15は、図2および図7の実施例に取って代わる第3の例示的な実施例220を示している。実施例220は主として、共通の駆動過程を用いる代わりに、実施例220が、ステッチヘッドとフックおよびボビンアセンブリとをそれぞれ駆動するための別個の電気的駆動装置224、226を用いる点で異なっている。駆動装置224および226は、動き検出器230によって供給される、積層物の動きを表わす信号に応答して、制御回路228によって制御される。
ここに述べられた好ましい実施例は、この発明の要素が十分に一体化されたマシンを含んでいるが、従来のソーイングマシンをこの発明に従って動作するよう販売後に改造するための代替的な一実施例が提供可能であることが認識される。より特定的には、駆動モータ252を有する従来のソーイングマシン250を示す図16に注目する。駆動モータは、モータ速度および他の局面またはモータ動作を制御可能なモータ制御回路254によって典型的に制御される。モータ速度は、ケーブル258、およびコネクタ262と嵌合するプラグ260を介して、フットコントロール256により提供されるユーザ入力によって典型的に制御される。
この発明に従ったステッチ制御モジュール264は、元のフットコントロール256の代わりにコネクタ262にプラグ接続されて、布地積層物の動きに比例する速度で針を動作させるよう意図されている。モジュール264は、前述のような、マシン250ののど空間内での積層物の動きを測定するために取付けられた動き検出器266で構成されている。検出器266は、フットコントロールアダプタ270を駆動する制御回路268に接続されている。アダプタ270は、制御回路268からの速度制御入力コマンドを受入れ、次に、出力コマンド、つまり元のフットコントロール256によって提供されるものを真似た制御信号を受入れるよう構成されている。アダプタの出力制御信号は、ケーブル272を介して、コネクタ262と嵌合するためのプラグ274に結合される。マシンが異なれば、元のフットコントロール256をコネクタ262およびモータ制御回路254に結合するためのインターフェイスも異なり得るため、フットコントロールアダプタ270およびプラグ274は、改造される特定のソーイングマシンと適合するよう構成されるべきである。
前述の事項から、説明されたキルティング/ソーイング装置により、ユーザが布地層の積層物を手でつかみ、平面の台を横断してそれを動かして、積層物を貫通する均一な長さのステッチを生成できるようになることが理解されるべきである。ユーザは、これに代えて、市販の単純なフレームに積層物を取付け、ユーザが台を横断して積層物を動かすためにフレームを把持できるようになることを選択できる。また、ここに説明されたキルティング/ソーイングマシンは、布地積層物を保持するためのフレームと、キルティング/ソーイングマシンを支持するための可動キャリッジとを有する、手で誘導されるキルティングシステムにおいて使用可能であることも指摘される。
この発明に従った、重ね合わされた平面層を綴じ合わせるためのキルティングシステムのブロック図である。 ステッチヘッドを制御するためにモータ/ブレーキアセンブリを利用している、この発明の第1の実施例の模式図である。 図2の押え板がその作動位置にあることを示す模式図である。 図2の押え板がその非作動位置にあることを示す模式図である。 例示的なキルティング/ソーイングマシンのハウジングの側面図である。 例示的なキルティング/ソーイングマシンのハウジングの端面図である。 図2と同様であるが、ステッチヘッドを制御するのにクラッチ/ブレーキアセンブリを利用している、この発明の第2の実施例の模式図である。 図2および図7のシステムで使用される第1の光学的な動き検出器の実施例を示す概略図である。 図2および図7の実施例で使用される図8の検出器を採用した制御サブシステムの概略図である。 単一ステッチまたはインパルスモードにおける図9のコントローラの動作を示すフローチャートである。 図10と同様であるが、デュアルモード動作、つまり(1)インパルスモード、および(2)比例モードを示すフローチャートの前半を示す図である。 図10と同様であるが、デュアルモード動作、つまり(1)インパルスモード、および(2)比例モードを示すフローチャートの後半を示す図である。 図2および図7の実施例で使用される第2の代替的な光学的な動き検出器を示す概略図である。 図2および図7の実施例で使用される図12の検出器を採用した制御サブシステムの概略図である。 図13のコントローラの動作を示すフローチャートである。 第3の代替的なシステムの実施例の模式図である。 従来のソーイングマシンがこの発明を取入れるためにどのように改造可能かを示すブロック図である。

Claims (34)

  1. 2つ以上の積み重ねられた平面層を縫い合わせるための装置であって、
    ステッチヘッドを含み、前記ステッチヘッドは固定された場所に取付けられ、前記ステッチヘッドの下に配置された2つ以上の平面層の積層物を貫通してステッチを刺すよう作動可能であり、前記装置はさらに、
    実質的に水平に向けられた台を含み、前記台は、前記平面層の積層物を、前記ステッチヘッドの下で前記台を横断して手で誘導して動かすために支持し、前記装置はさらに、
    積層物表面の動きの量を表わす信号を生成するために、前記ステッチヘッドに近接する前記積層物の表面の動きを検出するための検出器手段と、
    ある一定のしきい値を超える積層物表面の動きを示す前記信号に応答し、前記積層物を貫通してステッチを刺すよう前記ステッチヘッドを作動させるための制御回路手段とを含む、装置。
  2. 前記ステッチヘッドは、前記台に対して実質的に垂直に、最上位置と最下位置との間で往復して動くために取付けられた針を含み、
    前記ステッチヘッドを作動させるための前記制御回路手段は、前記針が前記最上位置、前記最下位置、前記最上位置の順に1サイクルを通過するよう、前記ステッチヘッドに動力を加えるための手段を含む、請求項1に記載の装置。
  3. 動力を加えるための前記手段は、前記針を動かすためのモータモード、および前記針の動きを停止させるためのブレーキモードで動作可能なモータ/ブレーキアセンブリを含む、請求項2に記載の装置。
  4. 動力を加えるための前記手段は、モータと、クラッチ/ブレーキアセンブリとを含み、
    前記クラッチ/ブレーキアセンブリは、前記針を動かすために前記モータを前記ステッチヘッドに結合するためのクラッチモード、および前記針の動きを停止させるためのブレーキモードで動作可能である、請求項2に記載の装置。
  5. 前記台は、前記平面層の積層物を支持するための平坦で実質的に水平の表面を規定しており、
    前記ステッチヘッドは針を含み、前記針は、最上位置と、前記台表面上で支持される前記平面層をそれが貫通する最下位置との間で、前記台表面に対して実質的に垂直に動くために取付けられている、請求項1に記載の装置。
  6. 前記ヘッドを作動させるための前記制御回路手段は、前記針を前記最上位置から前記最下位置に動かすように前記ステッチヘッドに動力を選択的に加えるための手段を含む、請求項5に記載の装置。
  7. 前記針を前記最下位置から前記最上位置へ戻すための手段をさらに含む、請求項6に記載の装置。
  8. 前記検出器手段は、
    前記積層物表面を照らすための光源と、
    前記積層物表面の動きの量を判断するために、前記照らされた層から反射された光を処理するための手段とを含む、請求項1に記載の装置。
  9. 前記検出器手段は、
    直交するX軸およびY軸に沿った前記積層物表面の動きを測定するための光学的手段と、
    前記測定された動きに応答し、前記積層物の、結果として生じる動きの量を判断するための信号処理手段とを含み、
    前記制御回路手段は、前記結果として生じる動きの量が予め定められたステッチ長を超えると、前記ステッチヘッドを作動させる、請求項1に記載の装置。
  10. 少なくとも1つの布地層にステッチを刺すための機械であって、
    垂直に間隔をおかれた実質的に平行な関係で取付けられ、その間にのど空間を規定する上部アームおよび下部アームと、
    前記布地層を前記のど空間内で誘導して動かすことを支持するための、前記下部アーム上にある実質的に水平に向けられた板と、
    前記板の上方の前記上部アームから支えられた、前記布地層にステッチを刺すよう作動可能な針アームと、
    前記のど空間での前記布地層の表面の動きを検出するための検出器と、
    前記布地層表面の検出された動きに応答し、前記針アームの作動を制御するための制御回路とを含む、機械。
  11. 前記検出器は、直交するX軸およびY軸に沿った前記布地層表面の並進移動の量をそれぞれ表わすX信号およびY信号を生成するよう動作する、請求項10に記載の機械。
  12. 前記検出器は、前記布地層に物理的に接触することなく、前記布地層表面の動きを検出するよう動作する、請求項10に記載の機械。
  13. 前記検出器は、
    前記板に近接する前記布地層表面からエネルギを収集するように向けられた窓と、
    前記窓により収集されたエネルギに応答し、前記板を横断する前記布地層の動きの量を表わす信号を生成するための信号生成手段とを含む、請求項10に記載の機械。
  14. 前記検出器は、前記窓にエネルギを反射するよう前記布地層表面を照らすためのエネルギ源を含む、請求項13に記載の機械。
  15. 前記エネルギ源は光源を含み、前記窓は前記布地層表面から反射された光画像を収集する、請求項14に記載の機械。
  16. 前記生成された信号は、直交するX軸およびY軸に沿った前記布地層表面の並進移動を表わす、請求項13に記載の機械。
  17. 前記針アームは、前記板から間隔をおかれた上方位置と前記板に近接する前記布地層を貫通する下方位置との間での循環移動のために取付けられた針を含み、
    前記制御回路は、少なくとも前記上方位置、前記下方位置、前記上方位置の順の針の動きを含む1サイクルを通して前記針を動かすために作動可能である、請求項10に記載の機械。
  18. 前記制御回路は、前記検出器により検出された布地層の動きのある一定の量に応答して、循環移動を通して前記針を動かすための針駆動手段を含む、請求項17に記載の機械。
  19. 前記一定の量の値を調節するためのユーザ手段をさらに含む、請求項18に記載の機械。
  20. 前記制御回路は、前記検出器により検出された布地層表面の動きの速度に関連する速度で前記針を繰返し循環して動かすための針駆動手段を含む、請求項17に記載の機械。
  21. 1つ以上の布地層の積層物を貫通して均一な長さのステッチを刺すためのキルティング装置であって、
    ステッチヘッドと、
    前記ステッチヘッドに対向して取付けられた実質的に水平に向けられた平面の表面を規定する台とを含み、前記平面の表面は、前記積層物を、前記平面の表面を横断して誘導して動かすために支持するよう構成されており、
    前記ステッチヘッドは、前記平面の表面から離れた上方位置、前記平面の表面上で前記積層物を貫通する下方位置、再度前記上方位置の順に循環移動を実行するよう作動可能な針を含み、前記キルティング装置はさらに、
    前記積層物の表面と実質的に一致するターゲット領域からエネルギを収集するための窓を規定する検出器と、
    前記収集されたエネルギに応答し、前記平面の表面を横断する積層物の並進移動の量を示すための信号処理手段と、
    ある一定のしきい値を超える量の前記積層物の並進移動に応答し、前記針に前記循環移動を実行させるための制御手段とを含む、キルティング装置。
  22. 前記検出器は、前記ターゲット領域において前記積層物表面を照らすよう取付けられた光源を含み、
    前記窓は、前記ターゲット領域から反射された光画像を収集するよう向けられている、請求項21に記載のキルティング装置。
  23. 表布表面および裏布表面を有する布地層の積層物を貫通して均一な長さの連続するステッチを形成する方法であって、
    作動可能なステッチヘッドを固定した場所に取付けるステップと、
    布地層の前記積層物を、前記ステッチヘッドの下で水平の平面の表面を横断して手で動かすステップと、
    前記ステッチヘッドに近接する前記積層物表面のうちの少なくとも1つの動きを検出するステップと、
    検出された積層物の動きのある一定の量に応答して、布地層の前記積層物を貫通してステッチを刺すよう、前記ステッチヘッドを作動させるステップとを含む、方法。
  24. 前記ステッチヘッドを取付ける前記ステップは、前記積層物から間隔をおかれた上方位置と、前記平面の表面を横断して動く前記積層物を貫通する下方位置との間での循環垂直移動のために針を取付けるステップを含む、請求項23に記載の方法。
  25. 前記積層物の動きを検出する前記ステップは、
    前記積層物の表面のターゲット領域を照らすためのエネルギ源を提供するステップと、
    前記ターゲット領域から反射されたエネルギ画像を収集するステップと、
    前記積層物の動きの量を判断するために、前記収集されたエネルギ画像を処理するステップとを含む、請求項23に記載の方法。
  26. 前記ステッチヘッドを作動させる前記ステップは、前記一定の量よりも大きい積層物の動きの各増分に応答して、前記針を単一の循環移動を通して動かすステップを含む、請求項23に記載の方法。
  27. 前記ステッチヘッドを作動させる前記ステップは、積層物の動きの速度に関連する速度で前記針を繰返し循環して動かすステップを含む、請求項23に記載の方法。
  28. 表布表面および裏布表面を有する1つ以上の布地層の積層物を貫通して均一な長さの連
    続するステッチを形成する方法であって、
    水平に向けられた平面の表面を提供するステップを含み、前記平面の表面は、前記積層物を、前記平面の表面を横断して誘導して動かすために支持し、前記方法はさらに、
    ステッチヘッドを、前記ステッチヘッドが前記積層物層を貫通してステッチを刺すよう選択的に作動可能である前記平面の表面に対向して取付けるステップと、
    前記積層物を、前記平面の表面を横断して手で動かすステップと、
    前記平面の表面に近接する積層物の動きの量を判断するために、前記積層物表面のうちの1つと一致するターゲット領域を光学的に観察するステップと、
    前記積層物にステッチを刺すよう前記ステッチヘッドを作動させるために、ある一定のしきい値よりも大きい動きの量に応答するステップとを含む、方法。
  29. 前記積層物を動かす前記ステップは、ユーザが前記布地層を手でつかんで、前記平面の表面を横断して前記積層物を押す/引くステップを含む、請求項28に記載の方法。
  30. 前記積層物はフレーム上に取付けられ、
    前記積層物を動かす前記ステップは、ユーザが前記フレームを手でつかんで、前記平面の表面を横断して前記積層物を押す/引くステップを含む、請求項28に記載の方法。
  31. 1つ以上の布地層の積層物にステッチを刺すためのキルティング装置であって、
    ステッチヘッドと、
    前記ステッチヘッドに対向して取付けられた実質的に水平に向けられた平面の表面を規定する台とを含み、前記平面の表面は、前記積層物を前記平面の表面を横断して誘導して動かすために、前記積層物を支持するよう構成されており、
    前記ステッチヘッドは、前記平面の表面から離れた針上方位置と、前記平面の表面に近接する前記積層物を貫通する針下方位置とを含む循環移動を実行することにより、前記積層物にステッチを刺すよう作動可能な針を含み、前記キルティング装置はさらに、
    前記ステッチヘッドに近接する前記平面の表面を横断する前記積層物の動きを測定するための検出器と、
    前記検出器によって測定された積層物の動きの速度に実質的に比例する速度で、前記針に循環移動を実行させるための制御手段とを含む、キルティング装置。
  32. 前記検出器は、直交する方向に沿った前記積層物の並進移動の量を測定するよう動作する、請求項31に記載の装置。
  33. 前記制御手段は、前記検出器によって測定された動きの各しきい値単位について1回の循環移動を、前記針に実行させる、請求項32に記載の装置。
  34. 布地層の前記積層物は外側の積層物表面を含み、
    前記検出器は、前記外側の積層物表面の並進移動を測定することにより、積層物の動きを測定する、請求項31に記載の装置。
JP2006503427A 2003-02-12 2004-02-09 キルティング方法および装置 Pending JP2006517449A (ja)

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