JP2006515932A - 多孔質枠体を組み込んだフォトマスクアッセンブリ及びその製造方法 - Google Patents

多孔質枠体を組み込んだフォトマスクアッセンブリ及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

フォトマスク基板上に透明ペリクルを支持するための枠体を設け、それによって基板を覆う密閉されたペリクル空間を限定するフォトマスクアッセンブリが開示される。この枠体は、ペリクル空間を合理的処理時間内に不活性ガスでパージできるように構成された多孔質材料から形成され、それによって存在するかもしれない任意の有害化学物質を除去する。好ましくは、この枠体は、ゾル−ゲル法によりゲルを作製すること、このゲルを乾燥すること、及びこの乾燥ゲルを部分緻密化することを含む方法により製造される。得られた枠体は、酸素又は窒素に対して約10ml.mm/cm.min.MPaより大きい通気率、0.001μm〜10μmの平均気孔径、及び0.01ppm/℃〜10ppm/℃の熱膨張係数を有する。

Description

本発明は、一般的に、リソグラフ法で用いられるフォトマスクアッセンブリに関係し、より具体的には、多孔質枠体を組み込んだフォトマスクアッセンブリに関するものであり、このような枠体は、フォトマスク基板に隣接する空間のパージングを容易にするように構成されている。また、本発明は、このようなフォトマスクアッセンブリの製造方法に関係する。
半導体産業において、電子チップの複雑なパターンは、一般的に、フォトリソグラフ法を用いて作製される。これらの方法は、レーザー露光システムとフォトマスクアッセンブリを組み合わせて用いて、パターンを電子チップ上に転写する。図1は、ペリクル12、枠体14、反射防止膜16、液体塗膜18、フォトマスク基板20、組み付け接着剤22、被覆接着剤24、グルー26及び剥離ライナー28を含む従来のフォトマスクアッセンブリ10の構成部品を示す。
通常、フォトマスク基板20は、合成シリカ製であり、作製される電子回路又はチップ(図1に示さない)のパターンが印刷される。通常、ペリクル12は、軟質透明ポリマー製であり、外部の汚染物質からフォトマスク基板のパターン表面を保護するように機能し、それにより基板寿命を延長し、かつ電子チップの製造コストを低減する。ペリクルの両表面は、反射防止膜16で被覆され、レーザー光の透過率を増大させる。通常、枠体14は、陽極処理アルミニウム製であり、ペリクル空間32を限定するように基板上にポリマーペリクルを支持するように機能する。通常、枠体は、角胴形であり、又は場合により多角形、楕円形又は円形であってもよい。通常、枠体及びペリクルは、任意の種々の接着剤を用いてフォトマスク基板に組み付けられる。通常、剥離ライナー28は、ポリマー材料製であり、ペリクルの除去を容易にしてアッセンブリの種々の構成部品の洗浄又は交換を行わせるように機能する。液体塗膜18は、枠体の内部表面に塗布されて、ペリクル空間32に存在する粒子状物質を捕捉する。
フォトマスク基板20上のパターンは、フォトマスク基板を特定の波長光に連続して露光することにより、連続する電子チップ(図1に示されない)の表面に反復して転写される。従来のフォトリソグラフ法は、436nm、365nm、248nm及び最近では193nmの波長で機能するレーザー光源を用いる。一般的に、低波長は、より精細なパターン分解能を与える。157nmレーザーは、将来的に、より精細なパターンを展開するために使用されるであろう。
このような紫外(UV)及び遠紫外(DUV)波長で作用する高エネルギーレーザーからの光に暴露することは、アッセンブリを加熱し、ある種の望ましくない光化学的及び熱的反応を始動させるおそれがある。これらの反応は、フォトマスクアッセンブリの構成部品の表面上に欠陥を生じさせ、かつ成長させて、遂にはチップに転写されたパターンを破壊するおそれがある。
上で定義された望ましくない光化学的及び熱的反応から生じるこの発生及び成長のメカニズムは、BACUS News、2003年2月号第19巻(2)、Bhattacharyyaらによる「DUVにおけるレチクル欠陥生成の調査」と題する文献に述べられている。これらのメカニズムは、前記フォトマスクアッセンブリの構成部品、アッセンブリの容器、貯蔵及び製作環境、露光システムの環境、アッセンブリ構成部品の洗浄から生まれる残渣、レーザー光への反復的露光、レーザー光の波長を含む幾つかの要因の影響を受ける。Bhattacharyyaらの文献は、248nmへの露光で、枠体の接着剤からアンモニアが放出されることが欠陥形成の原因となると報告している。また、欠陥数は193nmレーザーへ700回露光後にかなり増加するとも報告している。水蒸気、アンモニア、二酸化炭素及び硫酸が、外部環境からペリクル空間内に拡散するか及び/又はアッセンブリの構成部品から放出又は構成部品の分解により生成するので、これらの存在が原因で前記欠陥が生成する可能性がある。また、露光環境に存在する酸素が、欠陥を形成させる可能性があると信じられている。加えて、酸素及び水蒸気は、193nmのレーザー光を吸収することができ、それにより光透過率を低下させる。また、揮発性炭化水素は、レーザー光の吸収により、欠陥形成及び透過率低下の一因となるおそれがある。これらの問題は、未来的に157nmのフォトリソグラフ法で、高エネルギー使用に伴って増加すると予想される。
この欠陥生成は、アッセンブリ組立て後及び/又はレーザー露光時に、窒素などの不活性ガスでペリクル空間をパージングすることにより、部分的に又は完全に回避することができる。このパージングは、上記の有害な化学物質を除去する。International SEMATECHの157nm Technical Data Review2001年12月、「LITJ360−157nmのマスク材料」と題するCullinsの文献で説明されているように、ペリクルが幾分かの通気性を有するポリマー材料から形成されている故、ある種の追加的なパージングは、ペリクル自体を通して起きる可能性がある。しかし、このパージングは、合理的な処理時間内では、遅すぎて上で論じられた全ての問題物質を除くことができないと考えられる。また、軟質ポリマーペリクルは、UVおよびDUVの光に反復的に露光した時に、容易に分解して、光透過率、特に157nmで透過率にかなりの低下をもたらすおそれがあることが知られている。加えて、軟質ポリマーペリクルは、洗浄及び取り扱いが容易にできない。Eynonの米国特許第6,524,754号は、合成シリカ又は石英ガラスから形成される硬質ペリクルが、軟質ポリマーペリクルと置換できることを示唆している。この硬質ペリクルは、洗浄、取扱い及び分解の問題を解決できるが、硬質ペリクルは非通気性であり、それ故ペリクルを通してのパージングに不適当である。
従来のフォトマスクアッセンブリは、陽極処理アルミニウム製の枠体を組み込んでおり、これは以下の顕著な欠点をもっている。第一に、通常、アルミニウム枠体は多くのガスに対して非通気性であり、ペリクル空間は枠体を通してパージできない。
第二に、アルミニウム枠体の熱膨張係数(CTE)とフォトマスク基板の熱膨張係数の間にかなりなミスマッチがある。従来のリソグラフ用のフォトマスク基板の製造に広く用いられる高純度合成シリカは、約0.55ppm/℃のCTEを有し、これはアルミニウム枠体のCTE、約25ppm/℃よりかなり低い。フッ化合成シリカは、DUV用、特に157nmリソグラフ用フォトマスク基板の製造に最上の材料であると考えられる。フッ化シリカのCTEは、フッ素ドーピング濃度の影響を受ける。例えば、約8,000ppm及び15,000ppmのフッ素をドープされたシリカ製品は、それぞれ、約0.51ppm/℃及び約0.43ppm/℃のCTEを有する。また、シリカ又はフッ化シリカ製の硬質ペリクルは、フォトマスク基板のCTEに類似したCTEを有する。電子チップ製造時の発熱は、フォトマスクアッセンブリの温度を室温超に高める。枠体と基板間のCTEのミスマッチが大きい故、この熱はアッセンブリ内に顕著な応力を発生させる。その結果、印刷領域がゆがめられ、チップ上に転写された画像を劣化させるおそれがある。また、ペリクルは、容認できないほどに曲げられ、更に画像劣化を進行させる可能性がある。これらの問題は、193nm及び157nmなどのDUVフォトリソグラフ波長が用いられる時、より激しくなる。International SEMATECHの157nm Technical Data Review(2001年12月)の「硬質ペリクル開発の現況」と題する文献で、キクガワらが報告したように、アッセンブリが21.6℃から26℃に加熱されるだけで、約50μmという硬質ペリクルの曲がりは容認しがたいものであった。
第三に、アルミニウム枠体は、約20μm表面平面度より優れた加工はできない。チップ上に転写される画像の尖鋭性はペリクル膜と基板との心合わせに大いに依存する。心あわせの狂いは、光学的ゆがみを発生させ、不良パターンを生む。これは、特に157nmリソグラフにとって大変厳しい問題である。それ故、20μmより優れた水準の表面平面度を得る研削及び研磨に適した材料から作製された枠体であることが好ましい。
従来のフォトマスクアッセンブリで遭遇する別の問題は、例えば、航空機を使ってアッセンブリを出荷する、種々の圧力にアッセンブリを暴露する時に、ペリクル空間とアッセンブリ外部の間に起こり得る圧力勾配から生じる。イマムラの米国特許第4,833,051号、Campiの米国特許第5,529,819号、Hongの米国特許第5,344,677号、Kuoの米国特許第5,814,381号は、ペリクル空間とアッセンブリ外部の間の圧力を均等化することにより、この問題を解決するための通気構造を組み込んだフォトマスクアッセンブリを開示する。これらの通気構造又は通路は、50μm〜2,000μmの範囲の寸法を有する通路を形成することにより構成される。これらの通路は、枠体及び/又は枠体をフォトマスクアッセンブリに組み付けるために用いる接着剤層を貫通する。この通路は、それ自体で、10μmより小さい粒子がアッセンブリ外部からペリクル空間へ拡散することを防ぐことができず、したがって、通路は、粒子を捕捉するために蛇行したジグザグ形状の構造形態を採用している。また、粒子の拡散防止のために、通路にろ過装置の設置及び/又は通路の壁面に接着剤を塗布することが開示されている。
Campi、Hong及びKuoの特許に開示された枠体は、アルミニウム、ステンレススチール又はこれに類する物から作製され、これらのCTEは、フォトマスク基板及び/又は硬質ペリクルのCTEより高いので、上記の画像劣化の問題を防止することができない。更に、上記の蛇行した通気構造、フィルター及び/又は接着剤の使用は、フォトマスクアッセンブリの構成を過度に複雑化すると考えられる。
シラサキの米国特許第6,593,034号は、酸素によるレーザー光の吸収を阻止するために、窒素でペリクル空間をパージングするための通気構造を有する、アルミニウム、ステンレススチール又はポリエチレン枠体について述べている。この通気構造は、枠本体を貫通する500μmの孔を有し、そこにろ過装置を組み込んで10μmより小さい粒子の拡散を阻止している。シラサキの特許に記載された枠体は、フォトマスク基板及び/又は硬質ペリクルのCTEより高いCTEを有するので、上記の画像劣化の問題を阻止することができない。加えて、枠本体に通気構造が必要なこと、及びろ過装置が必要なことは、フォトマスクアッセンブリの構成を過度に複雑化すると考えられる。更に、アルミニウム、ステンレススチールなどの金属から作製された枠体は、一般的に、腐食誘発性金属汚染物質の生成を避けて、汚染物質除去のための酸などの攻撃的洗浄剤を用いて行う洗浄に適していない。
硬質ペリクルを組み込んだフォトマスクアッセンブリのパージングに適する枠体は、International SEMATECHの157nm Technical Data Review(2001年12月)の「LITJ360−157nmのマスク材料」と題するCullinsの文献で説明されている。開示された枠体は、ゴアテックス(登録商標)フィルターで被覆した6個の孔を含む。枠体材料、枠体のCTE及び孔寸法は開示されていない。フィルターを必要とすることは、アッセンブリの製造を過度に複雑化していると考えられる。加えて、フィルターの存在は、フィルター自体から及びフィルター組み付けに用いた接着剤からの脱ガスに起因する汚染を招くおそれがある。
S.キクガワらは、International SEMATECHの157nm Technical Data Review(2001年12月)の「硬質ペリクル開発の現況」で、合成シリカ枠体の作製について報告している。この文献は、シリカ枠体が1μm未満の表面平面度の水準に加工され得ることを示している。また、合成シリカ枠体上に取り付けられた硬質ペリクルは、アッセンブリが21.6℃から26℃に加熱された時、0.8μmだけ曲がるであろうことを示す。これに反して、陽極処理アルミニウム上に取り付けられた硬質ペリクルは、このような温度範囲を超えて加熱された時、50μmも曲がるであろう。この結果は、合成シリカ枠体のCTEが、フォトマスク基板及び硬質ペリクルのCTEとよくマッチすることを指摘している。このシリカ枠体は多数の孔を持ち、これらは1,200μmの直径を有し、ペリクル空間を窒素でパージングできると報告されている。寸法が10μmより小さい単一粒子がペリクルに進入することは、作製されたフォトマスク全体を無駄にするので、この多孔石英ガラス枠体はフィルターで被覆されて、粒子汚染を防止している。しかし、フィルターを必要とすることは、アッセンブリの製造を複雑化し、かつフィルターから及びフィルター組み付けに用いた接着剤からの脱ガスに起因する汚染を招くおそれがある。更に、このような枠体の内部表面積が極めて小さいので、枠体の揮発性汚染物質捕捉能力が過小になると考えられる。
一方で、フォトマスク基板及び/又はペリクルに一致するCTEを有するとともに、容認できるパージング速度を可能にする十分な通気性、粒子がペリクル空間に侵入することを防止する10μmより小さい孔径、及び汚染物質を捕捉する十分な能力を有する多孔質材料から作製されたフレームを組み込んだフォトマスクアッセンブリに対するニーズが存在することは当然明らかである。本発明は、これらにニーズを満たし、かつ更に関連する利点を提供する。
本発明は、多孔質枠体を組み込んだフォトマスクアッセンブリ、及びその製造方法で具体化されるものであり、その際に、多孔質枠体が、酸素又は窒素に対して約10ml.mm/cm.min.MPaより大きい通気率、0.001μm〜10μmの平均孔径、及び0.01ppm/℃〜10ppm/℃の熱膨張係数を有する。
本発明のより詳細な特徴として、酸素又は窒素に対する多孔質枠体の通気率が、より好ましくは、約40ml.mm/cm.min.MPaより大きく、最も好ましくは、約70ml.mm/cm.min.MPaより大きい。
更に、多孔質枠体の平均孔径は、好ましくは、0.01μm〜1μmであり、最も好ましくは0.08μm〜1μmである。更に、多孔質枠体の熱膨張係数は、より好ましくは0.1ppm/℃〜1ppm/℃であり、最も好ましくは、0.3ppm/℃〜0.7ppm/℃である。加えて、枠体の熱膨張係数が、好ましくは、枠体が固着されたフォトマスク基板及び/又はハードペリクルの熱膨張係数と±20%内で一致する。
本発明のその他のより詳細な特徴として、多孔質枠体の表面平面度が、好ましくは約20μmより小さく、より好ましくは約5μmより小さく、最も好ましくは約1μmより小さい。更に、多孔質枠体の気孔表面積は、好ましくは10m/gより大きく、より好ましくは25m/gより大きく、最も好ましくは70m/gより大きい。更に、多孔質枠体の弾性率は、好ましくは1GPaより大きく、より好ましくは5GPaより大きく、最も好ましくは10GPaより大きい。更に、枠体の破断係数は、好ましくは1MPaより大きく、より好ましくは5MPaより大きく、最も好ましくは10MPaより大きい。
加えて、多孔質枠体は、好ましくは、枠体材料の0.01重量%より高い量の有害化学物質を、より好ましくは、枠体材料の0.05重量%より高い量の有害化学物質を捕捉するように形成される。多孔質枠体は、好ましくは、シリカ、フッ化シリカ、ZrO、Al、SiO−Al、SiO−B及びそれらの混合物からなる群から選ばれた材料から形成され、最も好ましくは、約96重量%シリカより高い純度を有するシリカ及びフッ化シリカなる群から選ばれた材料から形成される。
本発明の方法によれば、多孔質枠体は、ゾル−ゲル法によりゲルを作製し、ゲルを乾燥させ、かつ乾燥ゲルを部分緻密化する(partially densifying)ことにより製造される。乾燥ゲルは、好ましくはシリカを含み、かつそれはシリコンアルコキシド及びヒュームドシリカを用いて作製される。
任意選択的、付加的特徴として、この方法は、緻密化された乾燥ゲルを機械加工して枠体を形成することを更に含んでもよい。この機械加工は、ダイヤモンドツール加工、超音波ミリング、レーザー加工、又はウオータジェット加工により行うことができる。この加工は、緻密化した乾燥ゲルを加工して最終の枠体を形成してもよく、又は緻密化した乾燥ゲルを加工して、後に張り合わせて枠体を形成する角棒を形成してもよい。この加工は、好ましくは、緻密化した乾燥ゲルを20μmより小さい表面平面度に加工する。これに代わり、ゲルは、このゲルが次に乾燥されて、部分緻密化された時に、枠体が機械加工を必要とすることなく所望の寸法を形成するように設計された型内ではじめから作製されてもよい。
本発明の方法のより詳細な特徴では、部分緻密化のステップは、ヘリウム、窒素、酸素、又はそれらの混合物を含む雰囲気中で、所定の部分緻密化温度で、乾燥ゲルを部分緻密化することを含む。この部分緻密化は、好ましくは650℃〜1260℃の範囲内、より好ましくは1,100℃〜1,200℃の範囲内、最も好ましくは約1,180℃の温度で行われる。更に、部分緻密化は、好ましくは1℃/時間〜200℃/時間の速度で、より好ましくは10℃/時間〜100℃/時間の速度で、最も好ましくは約15℃/時間の速度で、乾燥ゲルを所定の部分緻密化温度に加熱することにより行われる。更に、部分緻密化は、好ましくは1時間〜100時間の範囲の時間、より好ましくは1時間〜30時間の範囲の時間、最も好ましくは約4時間、乾燥ゲルを所定の部分緻密化温度に維持することを含む。
本発明の方法の他のより詳細な特徴として、部分緻密化のステップは、酸素及び窒素又はヘリウムの混合物、3%〜20%の酸素濃度を有する混合物から本質的になる雰囲気中で行われる。より好ましくは、雰囲気は、酸素及び窒素又はヘリウムの混合物、約7%の酸素濃度を有する混合物から本質的になる。
本発明のその他の任意選択的特徴として、この方法は、乾燥ゲルを150℃〜300℃の温度に加熱することにより乾燥ゲルから炭化水素を除去するステップ、及び炭化水素を除去するステップ後に、650℃〜1,200℃の温度でハロゲン化剤を用いて乾燥ゲルをハロゲン化するステップを更に含む。更に、この方法は、ハロゲン化ステップ後に、乾燥ゲルを酸化するステップ、及びその上、酸化ステップ後に、乾燥ゲルを再ハロゲン化するステップを更に含んでもよい。
本発明のその他のより詳細な特徴として、乾燥ゲルを部分緻密化するステップは、(1)乾燥ゲルを所定の初期部分緻密化温度で部分緻密化すること、(2)この部分緻密化乾燥ゲルを所望の多孔質枠体形状に加工すること、及び(3)この多孔質枠体を所定の最終部分緻密化温度で部分緻密化すること、その際に最終部分緻密化温度が、約50℃〜約300℃だけ初期部分緻密化温度より高いことを更に含んでもよい。所定の最終部分緻密化温度は、好ましくは650℃〜1,260℃の範囲、より好ましくは1,100℃〜1,200℃の範囲、かつ最も好ましくは約1,180℃である。
本発明のその他のより詳細な特徴として、乾燥ゲルを部分緻密化するステップは、(1)乾燥ゲルを所定の初期部分緻密化温度で部分緻密化すること、(2)乾燥ゲルを部分緻密化するステップの後に、部分緻密化乾燥ゲルを加工して所望の多孔質枠体形状を作製すること、(3)加工した乾燥ゲルを、初期部分緻密化温度と初期部分緻密化温度より約300℃低い範囲にあるアニール温度で、アニールすること、及び(4)アニールした乾燥ゲルを所定の最終部分緻密化温度で部分緻密化すること、その際に最終部分緻密化温度が、初期部分緻密化温度より約50℃〜約300℃だけ高いことを含む。
フォトマスクアッセンブリ用に適した多孔質シリカ枠体を作製するために、本発明の好ましい方法は、(1)ゾル−ゲル法を用いて99.9%以上のシリカを含む乾燥ゲルを作製するステップ、(2)約33%の塩素及び約67%のヘリウムからなる雰囲気中、約25℃/時間の加熱速度で、約650℃から約1,050℃にゲルを加熱することにより乾燥ゲルをハロゲン化し、かつこの乾燥ゲルを約1,050℃で約1時間この雰囲気中に維持するステップ、(3)約7%の酸素及び約93%のヘリウムからなる雰囲気中で、約25℃/時間の加熱速度で、ハロゲン化乾燥ゲルを約1,050℃から約1,180℃に加熱することにより、ハロゲン化乾燥ゲルを部分緻密化し、かつこのハロゲン化乾燥ゲルを約1,180℃で約4時間維持するステップ、及び(4)1μmより小さい平面度を有する所望の枠体形状に部分緻密化乾燥ゲルを機械加工するステップを含む。
本発明のその他の特徴及び利点は、例として、本発明の原理を説明する添付の図面と組み合わせて、好ましい実施形態及び方法に関する以下の説明から明らかになる筈である。
図1は、先行技術のフォトマスクアッセンブリの立面図である。
図2は、本発明の方法を用いて作製した、約1,140℃、約1,180℃、約1,220℃及び約1,260℃で部分緻密化した乾燥シリカゲル製品の、部分緻密化温度、破壊強度と内部表面積の間の関係を示すグラフ図である。
図3は、部分緻密化温度と窒素及び酸素に対するシリカゲル製品の通気率の間の関係を示すグラフ図である。これらの製品は、本発明の方法を用いて作製したもので、約1,140℃、約1,180℃、約1,220℃、及び約1,260℃で約4時間、部分緻密化された。
図4は、本発明の方法を用いて作製した、約1,180℃で約4時間、部分緻密化した乾燥シリカゲル製品、及びアルミニウム製品の、部分緻密化温度と熱膨張係数(CTE)の間の関係を示すグラフ図である。
図5は、本発明の方法を用いて作製した、約1,140℃、約1,180℃、約1,220℃、及び約1,260℃で約4時間、部分緻密化した乾燥シリカゲル製品の、部分緻密化温度とエタノール捕捉能力の間の関係を示すグラフ図である。
本発明は、多孔質枠体を組み込んだフォトマスクアッセンブリ及びこのような枠体を製造する方法に関する。本発明を具体化する多孔質枠体は、通気率、平均気孔径、熱膨張係数(CTE)、表面平面度、機械的強度、内部表面積及び捕捉能力を含む、多くの物理特性を満足させる筈である。
多孔質枠体は、高い通気性を有し、ペリクル空間を合理的処理時間内に窒素などの不活性ガスでパージして、存在する有害化学物質を部分的に又は完全に除去しなければならない。これらの化学物質は、ペリクル空間内に生成するか、又はこの空間に拡散侵入してくるかのいずれかの理由で、ペリクル空間に存在するに違いない。これらの化学物質は、水蒸気、酸素、揮発性炭化水素、アンモニア、二酸化炭素及び硫酸を含む。これらの化学物質を除去するためには、窒素又は酸素に対する多孔質枠体の通気率は、好ましくは10ml.mm/cm.min.MPaより高く、より好ましくは40ml.mm/cm.min.MPaより高く、かつ最も好ましくは70ml.mm/cm.min.MPaより高い。この高い通気率は、0.001μmより大きい平均気孔径、より好ましくは0.01μmより大きい平均気孔径、最も好ましくは0.08μmより大きい平均気孔径を有する気孔を含むように枠体を形成することにより達成できる。フォトマスクアッセンブリを囲む環境に存在する粒子がペリクル空間に移入することを防ぐためには、枠体の平均気孔径は、好ましくは10μmより小さく、最も好ましくは1μmより小さい。したがって、枠体の平均気孔径は、好ましくは0.001μm〜10μmの範囲、より好ましくは0.01μm〜1μmの範囲、かつ最も好ましくは0.008μm〜1μmの範囲である。
電子チップ製造時にアッセンブリの加熱により起こるフォトマスク基板上のパターン及びペリクルの歪みを最小にするためには、多孔質枠体のCTEは、フォトマスク基板のCTE及び/又は上にのる硬質ペリクルのCTEとよく一致しなければならない。枠体のCTEは、好ましくは0.01ppm/℃〜10ppm/℃の範囲、より好ましくは0.1ppm/℃〜1ppm/℃の範囲、最も好ましくは0.3ppm/℃〜0.7ppm/℃の範囲である。多孔質枠体のための最も好ましい材料は、±20%の差で、フォトマスク基板及び/又は硬質ペリクルのCTEとよく一致するCTE値をもつ材料である。
フォトマスク基板上のパターンに対する硬質ペリクルの狂いにより起きるかもしれない光学的歪みを最小にする平面度の水準に、多孔質枠体を加工することが可能でなければならない。適切な位置合わせを得るためには、この多孔質枠体は、好ましくは20μmより小さい平面度、より好ましくは5μmより小さい平面度、最も好ましくは1μmより小さい平面度をもつように加工されなければならない。
枠体の加工及びフォトマスクアッセンブリへの組み込みを含む、枠体の作製時及び電子チップの製造時に起きる可能性がある手動的取り扱い又は応力に耐えるために、多孔質枠体は十分な破壊強度をもつべきである。この必要とされる強度を得るために、多孔質枠体の弾性率は、好ましくは1GPaより高く、より好ましくは5GPaより高く、最も好ましくは10GPaより高く、かつ、多孔質枠体の破断係数は、好ましくは1MPaより高く、より好ましくは5MPaより高く、最も好ましくは10MPaより高い。
加えて、多孔質枠体は、フォトマスクアッセンブリ作製時に存在する可能性がある及び/又は電子チップの製造時に発生する可能性がある、全ての有害な化学物質をペリクル空間から捕捉除去できなければならない。更に、このような捕捉除去能力は、有害な化学物質により起きるフォトマスク基板の潜在的欠陥数を減少させる。この捕捉除去を達成するためには、多孔質枠体の内部表面は、好ましくは10m/gより大きい、より好ましくは25m/gより大きい、最も好ましくは70m/gより大きい表面積を有する。加えて、多孔質枠体は、化学的及び/又は物理的に、上で認識された1種以上の有害化学物質を吸収、又は有害化学物質と反応できる材料からなることが好ましい。多孔質枠体は、好ましくは枠体重量の0.01重量%に相当する量より多い量で存在する有害化学物質、最も好ましくは枠体重量の0.05重量%に相当する量より多い量で存在する有害化学物質を捕捉できることが好ましい。
上記要件は、シリカ(SiO)、フッ化シリカ、ジルコニア(ZrO)、アルミナ(Al)、SiO−Al、SiO−B、及びそれらの混合物から製造されたガラス及び/又はセラミック製品を用いて多孔質枠体を作製することにより満たすことができる。多孔質枠体が、約96重量%以上のシリカ純度を有するシリカ又はフッ化シリカ製品から作製されることが最も好ましく、その理由は、これらの材料のCTEが、シリカフォトマスク基板、フッ化シリカフォトマスク基板、シリカペリクル、及びフッ化シリカペリクルのCTEとよく一致するからである。
適切な多孔質枠体材料の一例は、ニューヨーク、コーニング社から商標Vycor(登録商標)7930の下に販売されている、約96重量%シリカの組成を有する、市場から入手できる多孔質ガラスである。このガラスは、0.004μmの平均気孔径及び0.75ppm/℃のCTEをもつ。この多孔質ガラスは、250m/gの内部表面積をもち、それ故ペリクル空間から水蒸気及び炭化水素を効率的に捕捉除去できる。多孔質ガラスの破断係数は、41.4MPaである。しかし、この多孔質ガラスは、不純物、特にNaを含有し、かつそのCTEは99.9%以上の純粋な合成シリカのCTEより大きい。この多孔質ガラスは、厳密な材料純度及びCTE条件が幾分ゆるいフォトマスクアッセンブリ用の多孔質枠体を製造するために用いることができ、それ故、この多孔質ガラスは本発明の範囲であると考えられる。
多孔質枠体は、レーザー加工、ウオータジェット加工、及び最も好ましくはダイヤモンドツール加工及び超音波ミリングを含む適切な加工方法を用いて多孔質製品を切削することにより作製できる。この多孔質製品は、一部品として枠体形状に直接切削することができる。また、この枠体は、多孔質製品を薄い角棒に切削し、次にフォトマスクアッセンブリに適した接着剤を用いて又はレーザー溶接を用いて棒どうしを固着することにより製造できる。この初期加工ステップ後に、枠体は、更に加工され、研磨されて、フォトマスクアッセンブリ業界の寸法及び平面度の仕様を満たすことができる。
この多孔質製品は、当業界に既知の種々の方法により製造することができる。代表的な方法は、以下の文献に記載されている:Kingeryらの「Introduction to Ceramics」(John Wiley and Sons、1976年)、Kingの「Ceramic Technology and Processing」(Noyes Publications、2002年)、ムラタの「Handbook of Optical Fibers and Cables」(Marcel Dekker、1996年)、及びBrinkerらの「Sol−Gel Science」(Academic Press、1990年)。これらの方法は、手工法、圧縮、単軸成形、ホットプレス、加熱等圧圧縮(HIP)、射出成形、スリップ注型、テープ注型、トランスファー成形、押出成形、化学蒸着、及びゾル−ゲル法を含む。代替の方法では、Vycor(登録商標)7930ガラスが、多成分ガラスをエッチングすることにより準備され、ガラスのシリカ含有量を96%に増加させ、かつ0.004μmの平均径を有する気孔を形成させる。
また、この方法は、粉末及びスラリーを圧縮するために高圧力及び高温度を用いることができる。これらの方法で、乾燥又は僅かに湿った粉末、スラリー又はコロイド溶液は、適切な型又はダイを用いて、板、棒又は枠体に成形可能である。このようにして、得られた製品は、乾燥の後、作製に用いた水、アルコール及び酸などの揮発性種を除去できる。これらの製品は、焼成することにより、作製に用いたバインダー又は添加剤を除去できる。また、焼成は、製品の機械的強度を増加させる。この多孔質製品は、これらの工程の任意のステップで、枠体又は角棒形状に切削可能である。
多孔質枠体の作製にはゾル−ゲル法が好ましい方法である。その理由は、調節可能な通気率、広範囲な気孔径及び内部表面積の領域で調節可能な気孔構造を有し、かつ更に所望の機械的強度を有する、きわめて高純度な多孔質製品を得るための自由度を、この方法が備えているためである。また、好ましいゾル−ゲル法では、ゾルは、Ganguliらの公告された米国特許出願2002/0157419A1(文献として本明細書に援用する)に記載されたように、加水分解シリコンアルコキシド及び微細シリカ粒子(フュームドシリカ、例えばデグサ社が製造するAerosil OX−50)を用いて作製される。次に、このゾルをゲル化して得られた湿性ゲルは、Kirkbirらの米国特許第5,473,826号に記載のサブクリテイカル(sub−critical)な乾燥法を用いて乾燥される。この乾燥法は、ゲルの収縮を最小にし、気孔径を縮小させ、また乾燥中に発生するおそれのある湿性ゲルの亀裂を防止する。このゲルは、乾燥中に著しく収縮しない故、特定の気孔構造を有し、亀裂がない、大きな一体構造の多孔質製品を容易に得ることができる。
次に、この乾燥ゲルは、ヘリウム、窒素、酸素及びそれらの混合物からなる制御された雰囲気中で、650℃〜1,260℃、より好ましくは1,100℃〜1,200℃の温度で、最も好ましくは約1,180℃で部分緻密化される。好ましくは、この雰囲気は、酸素と窒素又はヘリウムのいずれかとの混合物であり、混合物は、好ましくは3%〜20%、最も好ましくは約7%の酸素濃度を有する。このゲルは、好ましくは1℃/時間〜200℃/時間の速度で部分緻密化温度に加熱される。この加熱速度は、好ましくは10℃/時間〜100℃/時間、最も好ましくは約15℃/時間である。このゲルは、以下で論じるごとく、十分な強度を与え、かつ所望の気孔構造を発達させるために十分な時間、この温度で保持される。
更に、本発明の方法は、場合によっては乾燥ステップの後に行われる、炭化水素焼却ステップを含んでもよく、このステップでは、乾燥ゲル表面に吸収された炭化水素及び水分は、乾燥ゲルを酸素及び窒素の制御された雰囲気中で150℃〜300℃の、より好ましくは170℃〜250℃の温度に加熱することにより除去される。このゲルは、1℃/時間〜200℃/時間の速度で炭化水素焼却温度に加熱される。より好ましくは、加熱速度は、10℃/時間〜100℃/時間、最も好ましくは約25℃/時間である。炭化水素焼却温度での滞在時間は、0.25時間〜48時間である。好ましくは、滞在時間は、2時間〜48時間であり、最も好ましくは約12時間である。次に、乾燥ゲルは、ヘリウム、酸素、窒素、又はこのようなガスの混合物からなる制御された雰囲気中で、650℃〜1,260℃、より好ましくは1,100℃〜1,200℃の温度、最も好ましくは約1,180℃で部分緻密化される。この雰囲気は、酸素と窒素又はヘリウムのいずれかとの混合物であることが好ましく、この混合物は、3%〜20%、最も好ましくは約7%の酸素濃度を有する。このゲルは、以下で論じるごとく、所望の強度を与え、かつ所望の気孔構造を発達させるために十分な時間、この温度で保持される。
更に、本発明の方法は、場合により上記の乾燥及び炭化水素焼却ステップの後で行われるハロゲン化ステップを含むことができ、このステップでは、このゲルは、500℃〜1,200℃、より好ましくは650℃〜1,050℃、最も好ましくは650℃〜950℃の温度範囲で加熱される。ハロゲン化ステップの間、10℃/時間〜200℃/時間、最も好ましくは約25℃/時間の加熱速度が用いられる。好ましくは、ゲルは、このハロゲン化温度で約1時間維持される。ハロゲン化は、ハロゲン化剤及びヘリウム又は窒素などの不活性ガスの混合物を用いて大気圧で行われることが好ましい。適切なハロゲン化剤の例は、塩素(Cl)塩化チオニル(SOCl)、四塩化炭素(CCl)、フッ素(F)、四フッ化シリコン(SiF)、四フッ化炭素(CF)、三フッ化窒素(NF)、六フッ化硫黄(SF)、塩化水素酸(HCl)、フッ化水素酸(HF)、及びそれらの薬剤の混合物である。好ましいハロゲン化剤は、塩素、塩化チオニル及び三フッ化窒素である。雰囲気中のハロゲン化剤の濃度は、好ましくは0.1%〜100%であり、最も好ましくは約33%である。ハロゲン化工程は、水酸化(OH)イオン及びその他の不純物を除去するために行われる。次に、乾燥ゲルは、ヘリウム、酸素、窒素、又はこのようなガスの混合物からなる制御された雰囲気中で、650℃〜1,260℃、より好ましくは1,100℃〜1,200℃の温度、最も好ましくは約1,180℃で部分緻密化される。この雰囲気は、酸素と窒素又はヘリウムのいずれかとの混合物であることが好ましく、この混合物は、3%〜20%、最も好ましくは約7%の酸素濃度を有する。このゲルは、以下で論じるごとく、所望の強度を与え、かつ所望の気孔構造を発達させるために十分な時間、この温度で保持される。
更に、本発明の方法は、場合により上記の乾燥、炭化水素焼却及びハロゲン化ステップの後で行われるステップを含むことができ、このステップでは、当業界で既知の方法を用いてハロゲン化ゲルを酸化して、ゲル中に残留するハロゲン種を除去し、次いでゲルが再ハロゲン化される。このステップは、余分な不純物の除去に役立つ。次に、乾燥ゲルは、ヘリウム、酸素、窒素、又はこのようなガスの混合物からなる制御された雰囲気中で、650℃〜1,260℃、より好ましくは1,100℃〜1,200℃の温度、最も好ましくは約1,180℃で部分緻密化される。この雰囲気は、酸素と窒素又はヘリウムのいずれかとの混合物であることが好ましく、この混合物は、3%〜20%、最も好ましくは約7%の酸素濃度を有する。このゲルは、以下で論じるごとく、所望の強度を与え、かつ所望の気孔構造を発達させるために十分な時間、この温度で保持される。
特定の部分緻密化ステップのための温度及び時間の特有な組み合わせに基づいて、低強度であるが大きい内部表面積及び高い通気性を示すか、又は高強度であるが小さい内部表面積及び低い通気性を示す多孔質シリカガラスを得ることができる。一例として、図2及び3は、通気率、内部表面積及び破断係数に及ぼす部分緻密化の温度及び時間の影響を示す。即ち、部分緻密化ステップの温度及び時間は、特定の用途が必要とするような、通気率及び内部表面積と機械的強度の適切なバランスを達成するように選択される。特に、この部分緻密化の時間は、5分〜48時間、より好ましくは1時間〜30時間、最も好ましくは約4時間である。この時間は、機械加工が容易であるが、脆くはない多孔質ガラス製品を提供する。
次に、この多孔質製品は、適切な最終寸法を有する所望の多孔質フォトマスク枠体に加工される。フォトマスク基板は、形状が四角形であり、12.5cm×12.5cm及び15cm×15cmの標準寸法を有する。基板の厚みは用途により変わる。将来の用途では、22.5cm×22.5cmの寸法を有するフォトマスク基板が目標になるであろう。また、フォトマスク基板のパターン領域の寸法も用途により変わる。したがって、枠体の形状及び寸法は、フォトマスク基板の寸法及びパターン領域の寸法により変わる。多孔質製品は、これらの形状的及び寸法的要件、並びに工程要件を満たすために加工される。この多孔質製品は、ダイヤモンド旋削、レーザー加工、ウオータジェット加工及び超音波ミリングなどの従来の方法を用いて加工可能である。多孔質シリカ製品は、直接的に枠体を提供するように加工してもよい。また、枠体は、多孔質シリカ製品を角棒に切削した後、適切な接着剤を用いて、又はレーザー接合によりこの棒を固着して作製できる。
本発明の好ましい方法では、乾燥ゲルは、初期部分緻密化温度で部分緻密化され、次に多孔質枠体形状に加工される。これは、低緻密製品が潜在的に加工容易なことを利用している。その後に、この中間的多孔質シリカ製品は、最終部分緻密化温度に加熱され、所望の多孔質枠体を得る。初期部分緻密化温度は、最終部分緻密化温度より50℃〜300℃だけ低い。最終部分緻密化温度は、好ましくは650℃〜1,260℃、より好ましくは1,100℃〜1,200℃の温度、最も好ましくは約1,180℃である。このゲルは、上で論じたごとく、用途に応じて、所望の強度を与え、かつ所望の気孔構造を発達させるために十分な時間、この最終部分緻密化温度で保持される。
本発明の方法のより詳細な特徴として、最終部分緻密化ステップの前に、乾燥ゲルを初期部分緻密化温度より約300℃低いアニール温度に曝すステップがある。このアニールステップは、機械加工中に製品内に発達したかもしれない応力を除去する。最終的に、アニールされた多孔質シリカ製品が最終部分緻密化温度に加熱され、所望の多孔質枠体を作製する。最終部分緻密化温度は、好ましくは650℃〜1,260℃、より好ましくは1,100℃〜1,200℃の温度である。最も好ましい緻密化温度は約1,180℃である。このゲルは、上で論じたごとく、用途に応じて、所望の強度を与え、かつ所望の気孔構造を発達させるために十分な時間、この最終部分緻密化温度で保持される。
本発明の方法の付加的観点では、乾燥ゲル作製ステップが、ゾル−ゲル業界でネット−シェーピング(net−shaping)又はニアーネット−シェーピング(near−net−shaping)法として知られた成形方法を組み込む場合には、機械加工のステップは、部分的に又は完全に不要になるかもしれない。これらの成形方法は、ゲル化から部分緻密化への加工で起こる特殊なゲルの収縮水準を実験的に測定した後に使用できる。ゾルのゲル化で形成されるゲルは、型の内部寸法を推測する。加工により起こる収縮の水準を実験的に測定した後に、部分緻密化後のゲルの最終寸法を予測できる。本発明の方法のこの観点において、このゾルは、上記の収縮実験で測定された形状及び内部寸法をもつ型に注型されるので、このような型から得られたゲルが、乾燥され次ぎに直接的に(例えば、機械加工又は中間的機械加工をすることなく)部分緻密化された時、このゲルは、製品の機械加工のステップを必要とすることなく、要求された寸法に実質的に同一の寸法をもつ製品を生む。
下記の実施例により、本発明の方法をよりよく理解することができる。
(実施例1)
この実施例は、本発明の方法の好ましい観点を説明するものであり、部分緻密化及び機械加工を組み込んでいる。Ganguliらの公告された米国特許出願2002/0157419A1に開示された方法を用いてゾルを作製した。このゾルは、約26.7cm×約26.7cmの内寸をもつ四角形の型に約18mmの高さまで注入された。ゲル化後、Kirkbirらの米国特許第5,473,826号に開示された技術に従って、このゲルをサブクリテイカルに乾燥した。乾燥ゲルに、亀裂が存在しなかった。
乾燥ゲルを部分緻密化するために、石英格納装置をもつ電気加熱式のSiC炉内にこのゲルを置いた。先ず、このゲルを、約7%の酸素及び約93%の窒素を含む雰囲気で、20℃〜250℃に加熱して、乾燥ゲル表面に吸着された炭化水素及び水蒸気を除去した。このステップでは、先ず、ゲルを約25℃/時間の加熱速度で約20℃から約170℃に加熱し、次にこのゲルを約170℃で約5時間保持した。次に、このゲルを約5℃/時間の加熱速度で約170℃から約250℃に更に加熱した。今度は、このゲルを約250℃で約12時間保持した。
炭化水素の除去ステップ後に、この乾燥ゲルを同一雰囲気で約25℃/時間の速度で約650℃の温度に加熱した。次に、このゲルを、約33%の塩素及び約67%のヘリウム雰囲気中で、約25℃/時間の同一速度で、約650℃から約1,050℃に加熱することによりハロゲン化した。このゲルを約1,050℃で約1時間保持して更にハロゲン化した。次に、雰囲気を約7%の酸素及び約93%のヘリウムに変更し、ゲルを約25℃/時間の加熱速度で約1,050℃から約1,180℃に加熱することにより、かつゲルを約1,180℃に約4時間保持することにより部分緻密化した。次に、部分緻密化乾燥ゲルを室温に冷却して、物理特性を決定するために分析した。
部分緻密化ゲルの気孔構造を特徴付けるために、窒素吸着装置、型式名Tristar、Micromeritics社製(米国ジョージア州ノークロス)を用いた。図2に示したように、この乾燥ゲルの表面積の測定結果は29.8m/gであり、平均気孔径の測定結果は約0.2μmであった。部分緻密化ゲルの破断係数を測定するために、機械的強度分析器、型式番号4202、インストロン社製(マサチューセッツ州キャントン)を用いた。図2に示したように、破断係数の測定結果は、39.1±6.7MPaであった。部分緻密化ゲルの通気率を測定するために、浸透計、型式番号G(E)11142002−1135、PMI(Porous Material社)製(ニューヨーク州イタカ)を用いた。図3に示したように、窒素に対する通気率の測定結果は、約94.3ml.mm/cm.min.MPa、かつ酸素に対する通気率の測定結果は、約76.5ml.mm/cm.min.MPaであった。
部分緻密化ゲル及びアルミニウム製品のCTEが、デイラトメータ、型式番号1000D、Orton社製(オハイオ州ウエスタービル)を用いて、約20℃〜約290℃の温度範囲にわたり測定された。図4に示したように、CTEの測定結果は、多孔質シリカ製品に対して約0.51ppm/℃、アルミニウム製品に対して約25ppm/℃であった。商標7980としてコーニング社が市販する合成シリカ製品のCTEの測定結果は、同一装置及び分析条件を使用して、約0.55ppm/℃であった。これらの結果は、この実施例で作製された多孔質シリカ製品のCTEが、シリカフォトマスク基板のCTEに近似していることを示した。
有害化学物質の捕捉に対する部分緻密化ゲルの能力を、熱重量分析器、型式番号7、パーキンエルマー社製(マサチューセッツ州ボストン)を用いて、約20℃の温度で測定した。結果を図5に示した。この測定では、先ず、部分緻密化ゲルを内蔵した試験槽に約100分間乾燥窒素を通過させた。次に、試験槽に入る前に、窒素流をエタノールバブラ(bubbler)に転送して、この乾燥窒素流をエタノールで加湿した。部分緻密化ゲルの重量は、その表面にエタノールが吸着したために増加した。このバブリングを約100分追加した後にエタノールバブラをバイパスさせてバブリングを中止し、再び乾燥窒素を試験槽に導入した。これは乾燥窒素流に対してエタノールを部分脱着させ、その結果ゲル重量を低減させた。この乾燥窒素流を約600分間継続した。測定終点での重量増加量は、ゲル表面に不可逆的に吸着されたエタノール量に基づくものであり、ゲルの捕捉能力が約0.23重量%であることを示した。
これによって得られた多孔質板を、ダイヤモンドツール機、型式番号VF−1、HAAS社製(カリフォルニア州、オクスナード)を用いて加工し、約14.2cmの内部長さ及び約12.2cmの内部幅をもつ枠体を得た。枠体厚みは約2mmであった。
ゲルを、約1,180℃に代わり、約1,140℃に保持することにより部分緻密化したことを除いて、実施例1と同様な方式で多孔質枠体を作製し、分析した。分析結果の一部を図2、3及び5に示す。得られた多孔質ガラスは、測定値が約76.3m/gの表面積を有し、測定値が約0.09μmの平均孔径を有していた。その破断係数は、約20.7±2.0MPaであると測定された。窒素に対するその通気率は、約52.2ml.mm/cm.min.MPaと測定され、酸素に対するその通気率は、約46.0ml.mm/cm.min.MPaであると測定された。この多孔質ガラスのCTEは、約0.71ppm/℃であると測定され、その捕捉能力は、約1,000分間の脱着後に、約0.56重量%であると測定された。
まとめると、実施例1及び2は、部分的加熱時間を変更するにより、広範な気孔構造及び強度を有する多孔質枠体が作製できることを証明した。実施例2で得られたゲルのような、大きな表面積を有するゲルは、高い気孔表面積が重要であり、かつ幾分低下した強度が容認可能な用途に対して、最も有用になるであろう。
(比較例1)
ゲルを、約1,180℃に代わり、約1,220℃に保持することにより部分緻密化したことを除いて、実施例1と同様な方式で多孔質枠体を作製し、分析した。分析結果の一部を図2、3及び5に示す。得られた多孔質ガラスは、測定値が約18.4m/gの表面積を有し、測定値が約0.08μmの平均孔径を有していた。その破断係数は、約137.5±38.6MPaであると測定された。窒素に対するその通気率は、約0.3ml.mm/cm.min.MPaと測定され、酸素に対するその通気率は、約0.4ml.mm/cm.min.MPaであると測定された。この多孔質ガラスのCTEは、約0.58ppm/℃であると測定され、その捕捉能力は、約250分間の脱着後に、約0.12重量%であると測定された。
(比較例2)
ゲルを、約1,180℃に代わり、約1,260℃に保持することにより部分緻密化したことを除いて、実施例1と同様な方式で多孔質枠体を作製し、分析した。分析結果の一部を図2、3及び5に示す。得られた多孔質ガラスは、測定値が約0.3m/gの表面積を有し、測定値が約0.03μmの平均孔径を有していた。その破断係数は、約121.7±20.0MPaであると測定された。窒素に対するその通気率は、約0.1ml.mm/cm.min.MPaと測定され、酸素に対するその通気率は、約0.5ml.mm/cm.min.MPaであると測定された。この多孔質ガラスのCTEは、約0.6ppm/℃であると測定され、その捕捉能力は、約250分間の脱着後に、無視できると測定された。
まとめると、乾燥ゲルが約4時間より長い時間、約1,200℃の温度で部分緻密化される場合、多孔質製品の通気率が容認できない水準に低下し、この水準では、ペリクル空間を有害な化学薬品からパージすることが、合理的処理時間内に達成できないことを、比較例1及び2は例証している。
本発明は、上記の好ましい製品及び方法に関して詳細に説明したが、業界で通常の技術を有する者は、本発明の範囲を離れることなく、種々の変性を実施できることを理解するであろう。このような変性の例は、多孔質枠体材料、通気率、気孔径、捕捉能力及びCTEに関する変更、並びに炭化水素焼却、ハロゲン化、酸化、部分緻密化、及び機械加工に関する変更を含む。
先行技術のフォトマスクアッセンブリの説明図である。 部分緻密化した乾燥シリカゲル製品の、部分緻密化温度、破壊強度と内部表面積の間の関係を示した説明図である。 部分緻密化温度と、窒素及び酸素に対するシリカゲル製品の通気率との間の関係を示した説明図である。 部分緻密化した乾燥シリカゲル製品及びアルミニウム製品の、部分緻密化温度と熱膨張係数(CTE)の間の関係を示した説明図である。 部分緻密化した乾燥シリカゲル製品の、部分緻密化温度とエタノール捕捉能力の間の関係を示した説明図である。
符号の説明
12 ペリクル
14 枠体
16 反射防止膜
18 液体塗膜
20 フォトマスク基板
22 組み付け接着剤
24 被覆接着剤
26 グルー
28 剥離ライナー
30 パターン化表面
32 ペリクル空間

Claims (55)

  1. フォトマスク基板、多孔質枠体及びペリクルを含むフォトマスクアッセンブリであって、多孔質枠体が、酸素又は窒素に対して約10ml.mm/cm.min.MPaより大きい通気率、0.001μm〜10μmの平均孔径、及び0.01ppm/℃〜10ppm/℃の熱膨張係数を有するフォトマスクアッセンブリ。
  2. 多孔質枠体が、酸素又は窒素に対して約40ml.mm/cm.min.MPaより大きい通気率を有する請求項1に記載のフォトマスクアッセンブリ。
  3. 多孔質枠体が、酸素又は窒素に対して約70ml.mm/cm.min.MPaより大きい通気率を有する請求項1に記載のフォトマスクアッセンブリ。
  4. 多孔質枠体が、0.01μm〜1μmの平均孔径を有する請求項1に記載のフォトマスクアッセンブリ。
  5. 多孔質枠体が、0.08μm〜1μmの平均孔径を有する請求項1に記載のフォトマスクアッセンブリ。
  6. 多孔質枠体が、0.1ppm/℃〜1ppm/℃の熱膨張係数を有する請求項1に記載のフォトマスクアッセンブリ。
  7. 多孔質枠体が、0.3ppm/℃〜0.7ppm/℃の熱膨張係数を有する請求項1に記載のフォトマスクアッセンブリ。
  8. 多孔質枠体が、フォトマスク基板及び/又はハードペリクルに固着され、かつ多孔質枠体の熱膨張係数が、±20%内で、フォトマスク基板及び/又はハードペリクルの熱膨張係数と一致する請求項1に記載のフォトマスクアッセンブリ。
  9. 多孔質枠体が、約20μmより小さい表面平面度を有する請求項1に記載のフォトマスクアッセンブリ。
  10. 多孔質枠体が、約5μmより小さい表面平面度を有する請求項1に記載のフォトマスクアッセンブリ。
  11. 多孔質枠体が、約1μmより小さい表面平面度を有する請求項1に記載のフォトマスクアッセンブリ。
  12. 多孔質枠体が、10m/gより大きい気孔表面積を有する請求項1に記載のフォトマスクアッセンブリ。
  13. 多孔質枠体が、25m/gより大きい気孔表面積を有する請求項1に記載のフォトマスクアッセンブリ。
  14. 多孔質枠体が、70m/gより大きい気孔表面積を有する請求項1に記載のフォトマスクアッセンブリ。
  15. 多孔質枠体が、1GPaより大きい弾性率を有する請求項1に記載のフォトマスクアッセンブリ。
  16. 多孔質枠体が、5GPaより大きい弾性率を有する請求項1に記載のフォトマスクアッセンブリ。
  17. 多孔質枠体が、10GPaより大きい弾性率を有する請求項1に記載のフォトマスクアッセンブリ。
  18. 多孔質枠体が、1MPaより大きい破断係数を有する請求項1に記載のフォトマスクアッセンブリ。
  19. 多孔質枠体が、5MPaより大きい破断係数を有する請求項1に記載のフォトマスクアッセンブリ。
  20. 多孔質枠体が、10MPaより大きい破断係数を有する請求項1に記載のフォトマスクアッセンブリ。
  21. 多孔質枠体が、多孔質枠体材料の0.01重量%より多い量で、ある種の化学物質を捕捉するように構成されている請求項1に記載のフォトマスクアッセンブリ。
  22. 多孔質枠体が、多孔質枠体材料の0.05重量%より多い量で、ある種の化学物質を捕捉するように構成されている請求項1に記載のフォトマスクアッセンブリ。
  23. 多孔質枠体が、シリカ、フッ化シリカ、ZrO、Al、SiO‐Al、SiO‐B、及びそれらの混合物からなる群から選ばれた材料で形成される請求項1に記載のフォトマスクアッセンブリ。
  24. 多孔質枠体が、約96重量%より高いシリカ純度を有する、シリカ及びフッ化シリカからなる群から選ばれた材料で形成される請求項1に記載のフォトマスクアッセンブリ。
  25. フォトマスクアッセンブリの製造方法であって、
    フォトマスク基板、多孔質枠体及びペリクルを提供すること、その際多孔質枠体が、酸素又は窒素に対して約10ml.mm/cm.min.MPaより大きい通気率、0.001μm〜10μmの平均孔径及び0.01ppm/℃〜10ppm/℃の熱膨張係数を有するものであり、
    フォトマスク基板、多孔質枠体及びペリクルを一体に固着させてフォトマスクアッセンブリを形成させることを含む方法。
  26. 多孔質枠体を提供することが、(a)ゾル‐ゲル法によりゲルを作製すること、(b)ゲルを乾燥すること、及び(c)乾燥ゲルを部分緻密化することを含む請求項25に記載の方法。
  27. 緻密化された乾燥ゲルを加工して多孔質枠体を形成することを更に含む請求項26に記載の方法。
  28. 緻密化された乾燥ゲルを加工して角棒を形成し、棒を接合して多孔質枠体を形成することを更に含む請求項26に記載の方法。
  29. ダイヤモンドツール加工、超音波ミリング、レーザー加工及びウオータージェット加工からなる群から選ばれた方法を用いて、緻密化された乾燥ゲルを加工することを更に含む請求項26に記載の方法。
  30. ダイヤモンドツール加工及び超音波ミリングからなる群から選ばれた方法を用いて、緻密化された乾燥ゲルを加工することを更に含む請求項26に記載の方法。
  31. ゲルを作製することが、その後にゲルが乾燥され、部分緻密化される時に、加工を必要とせず、枠体が所望の寸法になるように構成される寸法をもつ型内で、ゲルを形作ることを含む請求項26に記載の方法。
  32. 緻密化された乾燥ゲルを20μmより小さい表面平面度に加工することを更に含む請求項26に記載の方法。
  33. 乾燥ゲルがシリカを含む請求項26に記載の方法。
  34. ゲルがシリコンアルコキシド及びヒュームドシリカを含む請求項26に記載の方法。
  35. 部分緻密化することが、ヘリウム、窒素、酸素又はそれらの混合物を含む雰囲気中で、規定の部分緻密化温度で乾燥ゲルを部分緻密化することを含む請求項26に記載の方法。
  36. 部分緻密化することが、650℃〜1260℃の範囲内の部分緻密化温度で起きる請求項35に記載の方法。
  37. 部分緻密化することが、1100℃〜1200℃の範囲内の部分緻密化温度で起きる請求項35に記載の方法。
  38. 部分緻密化することが、約1180℃の範囲内の部分緻密化温度で起きる請求項35に記載の方法。
  39. 部分緻密化することが、乾燥ゲルを1℃/時間〜200℃/時間の速度で規定の部分緻密化温度に加熱することを含む請求項35に記載の方法。
  40. 部分緻密化することが、乾燥ゲルを10℃/時間〜100℃/時間の速度で規定の部分緻密化温度に加熱することを含む請求項35に記載の方法。
  41. 部分緻密化することが、乾燥ゲルを約15℃/時間の速度で規定の部分緻密化温度に加熱することを含む請求項35に記載の方法。
  42. 部分緻密化することが、乾燥ゲルを規定の部分緻密化温度で1時間〜100時間の範囲の時間維持することを含む請求項35に記載の方法。
  43. 部分緻密化することが、乾燥ゲルを規定の部分緻密化温度で1時間〜30時間の範囲の時間維持することを含む請求項35に記載の方法。
  44. 部分緻密化することが、乾燥ゲルを規定の部分緻密化温度で約4時間維持することを含む請求項35に記載の方法。
  45. 雰囲気が酸素及び窒素又はヘリウムの混合物から本質的に成り、この混合物が3%〜20%の酸素濃度を有する請求項35に記載の方法。
  46. 雰囲気が酸素及び窒素又はヘリウムの混合物から本質的に成り、この混合物が約7%の酸素濃度を有する請求項35に記載の方法。
  47. 乾燥ゲルを150℃〜300℃の温度で加熱することにより、乾燥ゲルから炭化水素を除去することを更に含む請求項26に記載の方法。
  48. 炭化水素除去ステップ後に、650℃〜1,200℃の温度で、ハロゲン化剤を用いて乾燥ゲルをハロゲン化することを更に含む請求項47に記載の方法。
  49. (a)ハロゲン化ステップ後に乾燥ゲルを酸化すること、及び(b)酸化ステップ後に乾燥ゲルを再ハロゲン化することを更に含む請求項48に記載の方法。
  50. 乾燥ゲルを部分緻密化するステップが、
    規定された初期の部分緻密化温度で乾燥ゲルを部分緻密化すること、
    部分緻密化された乾燥ゲルを所望の多孔質枠体形状に加工すること、及び
    規定された最終の部分緻密化温度で多孔質枠体を部分緻密化し、この際に最終の部分緻密化温度が、初期の部分緻密化温度より約50℃〜約300℃高いことを更に含む請求項26に記載の方法。
  51. 規定された最終の部分緻密化温度が650℃〜1,260℃の範囲である請求項50に記載の方法。
  52. 規定された最終の部分緻密化温度が1,100℃〜1,200℃の範囲である請求項50に記載の方法。
  53. 規定された最終の部分緻密化温度が約1,180℃である請求項50に記載の方法。
  54. 乾燥ゲルを部分緻密化することが、
    規定された初期の部分緻密化温度で、乾燥ゲルを部分緻密化すること、
    乾燥ゲルを部分緻密化するステップの後に、部分緻密化された乾燥ゲルを加工して所望の多孔質枠体形状を作製すること、
    初期の部分緻密化温度とこれより約300℃低い温度の間にあるアニール温度で、加工された乾燥ゲルをアニールすること、及び
    規定された最終の部分緻密化温度で、アニールされた乾燥ゲルを部分緻密化すること、その際に最終の部分緻密化温度が、初期の部分緻密化温度より約50℃〜約300℃高いことを含む請求項50に記載の方法。
  55. フォトマスクアッセンブリ用に適した多孔質シリカ枠体の製造方法であって、
    ゾル‐ゲル法を用いて99.9%より多いシリカを含む乾燥ゲルを作製すること、
    約33%の塩素及び約67%のヘリウム雰囲気中で、約25℃/時間の加熱速度で、乾燥ゲルを約650℃〜約1,050℃に加熱することにより乾燥ゲルをハロゲン化し、かつこの乾燥ゲルを、この雰囲気中で約1時間、約1,050℃で維持すること、
    約7%の酸素及び約93%のヘリウム雰囲気中で、約25℃/時間の加熱速度で、ハロゲン化された乾燥ゲルを約1,050℃〜約1,180℃に加熱することによりハロゲン化乾燥ゲルを部分緻密化し、かつこのハロゲン化された乾燥ゲルを約1,180℃で約4時間維持すること、及び
    部分緻密化された乾燥ゲルを1μmより小さい平面度を有する所望の枠体形状に加工することを含む方法。
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