JP2006508212A - ポリエチレン組成物の使用 - Google Patents

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Abstract

本発明は、ポリエチレン物品の製造において、エチレン及びC3〜20のアルファオレフィンコモノマーのコポリマー20〜50重量%、及びより低い重量平均分子量のエチレンポリマー50〜80重量%を含むポリエチレン組成物を使用する方法において、上記組成物の複数のポリエチレンが全体として935〜965kg/mの密度、60000〜300000g/モルの重量平均分子量、0.1〜10g/10分の190℃におけるMFR2.16、及び2.5〜20の分子量分布(MWD)を有し、上記コポリマーが0.006〜9モル%のコモノマー含有量、及び1000炭素当たり0.03〜45分岐の分岐度を有し、上記エチレンポリマーが939〜975kg/mの密度、及び20000〜200000g/モルの重量平均分子量を有する方法を提供する。

Description

本発明は、ポリエチレン(PE)組成物及びPE製品の改良に関する。
ポリエチレン製品、例えば容器、フィルム、パイプ、ケーブルジャケット等は長期間に渡ってしばしば厳しい条件において使用され、しばしば機械的ストレス及び衝撃に曝される。所望される耐久性を有するブロー成形された品を製造するポリマーの性能の1つの尺度は耐環境ストレスクラック性(ESCR)として公知であるパラメータである。ESCR以外に、ポリマーの他の性質、特に加工性、硬さ、耐圧性、透明性、可撓性、密度、収縮、機械的強度、表面仕上げ、耐衝撃性、及び他の関連する性質が重要である。
シングルサイト触媒(例えばメタロセン)を用いて製造されたエチレンコポリマーは、その均一なコモノマーの取り込みの為に一般的に優れた機械的性質(ESCR及びダートドロップを含む)を示すが、相対的に狭い分子量分布を有し、そのことは、薄い壁で仕切られた製品が製造されるべき用途においては相対的に劣る加工性(例えば低い剪断減粘性、低い臨界剪断速度、流れの欠点、膨張等)をもたらす。
この問題は、例えば架橋型ビスインデニルメタロセン触媒の使用により、η結合環の1つが複素環(例えばCNB環)であるところの非架橋型メタロセンの使用により、又はシグマ結合部分に結合されたη結合部分を含む二官能性配位子により、金属が錯体化されているところのメタロセンの使用により、ポリマー中に長鎖分岐を導入することにより(例えばダウにより)検討されてきた。
我々は、そうではなく、相対的に少量の、相対的に高い度合いの短鎖分岐を有する高い分子量の成分を有する2モードのポリエチレンを製造することによりこの問題はよりよく取り組まれることを今見出した。先行技術において公知であるように、2モードのポリマーは同一又は異なる触媒を用いる多段階重合化反応により、2以上の異なる触媒を用いる単一段階重合化反応により、場合により同じ担体上にあってもよい別の触媒(例えばチーグラー・ナッタ又はクロムタイプの触媒)と組み合わせたシングルサイト(例えばメタロセン)触媒の使用により、又は独立して製造された2以上のポリマーを混合することにより製造されることができる。高い短鎖分岐を有する高い分子量の成分は、例えば非架橋型のビスシクロペンタジエニルメタロセン触媒、例えばビス(n−ブチルシクロペンタジエニル)ハフニウム錯体により製造されることができる。得られた2モードのポリエチレンは、長期間の使用、又は厳しい環境における使用にさらされる製品ばかりでなく相対的に薄い壁により仕切られている製品における使用に対しても2モードポリエチレンを理想的なものにする、良好な機械的強度(例えば高い耐環境ストレスクラック性)及び良好な加工性(例えば剪断減粘性、弾性及び膨張に関して)の両方を有する。
従って1つの特徴から見ると、本発明は、ポリエチレン物品の製造特にブロー成形法において、エチレン及びC3〜20のアルファオレフィンコモノマーのコポリマー20〜50重量%、及びより低い重量平均分子量のエチレンポリマー50〜80重量%を含むポリエチレン組成物を使用する方法において、該組成物の複数のポリエチレンは全体として935〜965kg/mの密度、60000〜300000g/モルの重量平均分子量、0.1〜10g/10分の190℃におけるMFR2.16、好ましくは少なくとも0.5g/10分の190℃におけるMFR2.16(特に少なくとも0.7g/10分、例えば1.0g/10分まで)及び2.5〜20(好ましくは3.5〜10)の分子量分布(MWD)を有し、該コポリマーは0.006〜9モル%のコモノマー含有量及び1000炭素当たり0.03〜45分岐の分岐度を有し、該エチレンポリマーは939〜975kg/mの密度及び20000〜200000g/モルの重量平均分子量を有し、好ましくはホモポリマーである方法を提供する。
コポリマーの重量平均分子量は、ポリマー全体が特定された分子量の条件を満足することを保証できるように選択される。典型的には、混合則を使用して測定されたコポリマーのMwはz以下であり、ここで
z=l0(((x/((l/df)−((l−x)/dl)))−a)/b)
(ここで、a≧1106.5、好ましくは1106.5〜1126.5、特に約1116.5、
b≧−31.86、好ましくは−28.86〜−31.86、特に約−29.86,
x=wh/(wl+wh)、
wh=組成物中の該ポリマー及び該コポリマーの合計重量の百分率としての該コポリマーの重量パーセント
wl=組成物中の該ポリマー及び該コポリマーの合計重量の百分率としての該ポリマーの重量パーセント
df=組成物が該コポリマー及び該ポリマーのみを含む場合の、kg/mで表された組成物の密度、及び
dl=kg/mで表された該ポリマーの密度
である。
例えば、組成物が製造されたエチレンポリマーを混合することにより製造される場合には、コポリマーの分子量を直接測定することが可能である場合もあるが、ある状況ではこれは不可能である。この場合、例えば2段階重合化反応の2番目の重合化段階においてコポリマーが製造される場合、分子量は周知の混合則から計算され得る。
Mwf=x・Mwh+(1−x)Mwl
ここでMwf、Mwh及びMwlは組成物、コポリマー及びエチレンポリマーの重量平均分子量であり、xは上で定義されたとおりである。
実際、コポリマーの分子量(Mw)は一般的に150000〜800000g/モル、特に250000〜450000g/モルの範囲である。
本発明の組成物のコポリマーは、1000炭素当たり0.03〜45分岐、好ましくは0.05〜40、より好ましくは0.07〜30、特に0.1〜15の(「マクロモレキュールズ」(Macromolecules)第33巻、1254ページ(2000年)の式(5)において定義された)分岐度(degree of branching、DB)値を有する。
別の特徴から見ると、本発明はエチレンポリマー50〜80重量%、及び非架橋型ビス−シクロペンタジエニルメタロセン触媒により触媒されたエチレン及びC3〜20のアルファオレフィンコモノマーの重合化により製造されたより高い重量平均分子量のコポリマー20〜50重量%を含むポリエチレン組成物からのポリエチレン物品の製造、特にブロー成形法を用いる製造における使用を提供する、ただし該組成物のエチレンポリマー及びコポリマーは全体として、2.5〜20の分子量分布及び935〜965kg/mの密度を有する。
ポリエチレン組成物は別々に製造されたエチレンポリマーを混合することにより製造され得る;しかし好ましくは2以上の異なる触媒を使用して単一段階重合化、より好ましくは、例えば1以上の反応器において1以上の触媒を使用する2以上の多段階反応において製造される。特に好ましくは、例えば国際特許出願国際公開第92/12182号、欧州特許出願公開第778289号、及び国際特許出願国際公開第96/18662号において記載された、直列に配列された少なくとも2の反応器、特にスラリーループ反応器、続く1以上の気相反応器を使用して製造される。
組成物は相対的に低い分子量のエチレンポリマー及び相対的に高い分子量のエチレンコポリマーを含む。
相対的に低い分子量ポリマーはエチレン及びそれと共重合化可能なコモノマー(例えばC3〜20アルファ−オレフィン、より好ましくはC3〜12アルファ−オレフィン、特にプロピレン)のコポリマーであり得るが、好ましくはエチレンホモポリマーである。より低い分子量ポリマーはエチレンコポリマーである場合、それは好ましくは、5モル%まで、好ましくは4モル%まで、より好ましくは1モル%まで、特に好ましくは0.5モル%未満のコモノマー含有量を有する。より低分子量のポリマーがコポリマーである場合、分岐度はできるだけ低いことが好ましく、例えばポリマーは好ましくは2.5未満の分岐度(DB)を有する。
組成物が2以上の段階の重合化を使用して製造される場合、より低分子量のポリマーは好ましくはより高い分子量のコポリマーの前に、例えばスラリーループ反応器、続いて気相反応器を用いて製造される。好ましい実施態様においてホモポリマーは好ましくはスラリーループ反応器において製造され、コポリマーはその後好ましくは気相反応器において製造される。
より高い分子量ポリマーは、エチレン及びC3〜20のアルファオレフィンコモノマー好ましくはC4〜20のコモノマー、特にC4〜10のコモノマーのコポリマーである。
より低い分子量のポリマーは、所望される分子量及び密度の特徴を有するホモポリマーを製造することのできる任意のシングルサイト触媒を使用して製造され得る。しかし場合により架橋されていてもよいビスη配位子メタロセン触媒、特に非架橋型ビス−シクロペンタジエニルメタロセン触媒、特に固定化された(即ち不均一な)形におけるそのようなメタロセン触媒が使用されることが好ましい。特許文献及び科学文献は適切なエチレン重合化触媒、その製法及びその使用の詳細であふれている。
上に述べられたように、コポリマーは好ましくは非架橋型のビス−シクロペンタジエニルメタロセン触媒、例えば式Iの化合物を使用して製造される。
(CMX(I)
ここで各Rは独立して水素又は炭化水素、炭化水素オキシ、炭化水素シリル、又は炭化水素シロキシ基である;Mは遷移金属、ランタノイド又はアクチニド、好ましくは4〜6族の遷移金属、より好ましくは4族の遷移金属、特にハフニウム又はジルコニウムである;Xは配位する基、又は配位しない基(例えばハロゲンイオン、水素、ビス炭化水素アミド、又は炭化水素基)である;及びaはゼロ又は(CMXの全体の電荷がゼロになるような値の正の整数である。
多くのそのような式Iの化合物は過去20年の科学文献及び特許文献から公知である。
Rの正体(identities)の例は、Cl〜20のアルキル、C2〜20のアルケニル、C2〜20のアルキニル、C3〜l2環状アルキル、C6〜20のアリール、Cl−4 アルキル−C6〜20アリール、及びC6〜20アリール−Cl〜4アルキルである。そのような基におけるアルケニル、アルキニル、及びアルキル部分は直鎖又は分岐状であり得る。
式Iの化合物が炭化水素基を含む場合、これは好ましくはC1〜20のアルキル又はアルケニル基、より好ましくはC1〜6のアルキル基である。C基は好ましくは1又は2のC1〜6のアルキルR基、特にメチル又はn−ブチル基を含む基である。
特に好ましくは、式Iの化合物は、同じであり、少なくとも1のRはアルキルであるところの2つのC基を含む。1つの特に好ましい式Iの化合物は、(nBu−Cp)HfClであり、その製法は国際特許出願国際公開第99/29737号及び欧州特許出願公開第620229号に記載されている。
他の好ましい化合物はビス(n−ブチルシクロペンタジエニル)ハフニウム又はジルコニウム錯体、特に2つのX基が塩素である、又は1のXが塩素であり他方はN(CHであるところの錯体を含む(国際特許出願国際公開第00/34341号を参照のこと)。
エチレン重合化の触媒は、好ましくは例えば多孔質の無機又は有機粒子、典型的にはシリカの上に固定化されている(即ち不均一)。固定化されたメタロセン触媒は、例えば国際特許出願国際公開第95/12622号に記載されている。
エチレンポリマーの製造において使用された触媒系は、慣用通りに、共触媒又は触媒活性化剤、例えばオルガノアルミニウム化合物、例えばアルモキサンを含み得る。共触媒としてのメチルアルモキサン(MAO)の使用が好ましく、触媒系がメタロセン:アルモキサン反応生成物を多孔質の粒状支持体に浸漬することにより製造されることが好ましい。これは慣用の操作であり、例えば国際特許出願国際公開第95/12622号において記載されている。
特に好ましくは、同じ触媒系、例えば(nBu−Cp)HfCl/MAO/シリカが、低分子量ポリマー及び高分子量ポリマーの両方の製造に使用される。
重合化反応の連鎖は、所望される重量比における所望される性質を有するポリマーの製造を達成するように、慣用の方法で制御され得る。このようにして、温度、圧力、モノマー添加、水素添加、反応器滞留時間などが慣用の方法で所望される性質を有する組成物を製造するように調節され得る。
エチレンフィードストックは痕跡量の高次オレフィンを含み得るので、エチレンホモポリマーが同様にしてその構造に取り込まれた痕跡量のコモノマーを有しうることが理解される。そのようなポリマーはそれにもかかわらず産業界によりエチレンホモポリマーであると考えられる。
低分子量ポリマー:高分子量ポリマーの重量比は4:1〜1:1、好ましくは7:3〜3:2である。
低分子量ポリマーは939〜975kg/m、好ましくは950〜973kg/mの密度を有する。重量平均分子量は20000〜200000g/モル、好ましくは20000〜150000g/モルである。MFR2.16(190℃)(ISO1133に従って測定された)は、好ましくは0.6〜800g/10分、より好ましくは20〜300g/10分である。
より高い分子量のコポリマーは好ましくは855〜960kg/mの密度、より好ましくは890〜955kg/m、特に900〜940kg/m、特に好ましくは930kg/m未満の密度を有する。高分子量コポリマーのFRR21/5は好ましくは少なくとも19、例えば20〜35、特に22〜25である。コポリマーの190℃におけるMFR21.6は好ましくは少なくとも0.4g/10分、特に少なくとも0.45g/10分、例えば0.45〜0.6g/10分である。コモノマーは好ましくはC6〜10アルファオレフィン、特に1−ヘキセン又は1−オクテンである。コモノマーの取り込みは好ましくは0.01〜7モル%、より好ましくは0.05〜5モル%である。コモノマーの取り込みは、例えばRandall著「J.Macromol. Sci.- Macromol. Chem. Phys.」第C29巻、201ページ(1989年)に記載されたように、又はASTM−D2238 92に従って、FT−IR又はNMRにより測定され得る。
本発明に従って使用されるポリエチレン組成物は、エチレンポリマー以外にさらなる成分、例えば着色剤、光保護剤、抗酸化剤、フィラー等を含み得る。これらは一般的に組成物のマイナーな部分を形成し、典型的には合計組成物重量の10重量%未満に過ぎない。組成物は、もし使用される予定であるならばそのような添加剤と一緒にエチレンポリマーをペレット化することにより一般的に製造される。組成物自身はさらに本発明の更なる特徴を構成する。
該組成物は、慣用の操作条件を使用する、慣用のポリマー製品を形成する装置において使用され得る。しかし、該組成物は薄い壁で仕切られた製品、例えば5〜1000μm、特に8〜600μmの壁厚を有する製品を製造するために特に適する。製造され得る典型的な薄い壁により仕切られた製品は、容器(例えばボトル、タンク等)、およびフィルムを含む。ブロー成形された薄い壁により仕切られた物品の場合、壁厚は典型的には10〜1000μm、特に300〜600μmである。フィルムの場合、フィルム厚は典型的には5〜300μm、好ましくは5〜100μm、特に8〜40μmである。しかし該ポリマー組成物は他の押出、キャスト又は金型成形された物品、例えばチューブ、パイプ、及びケーブルジャケットの製造のためにもまた有利に使用され得る。パイプの場合、壁厚は典型的には0.3〜200mm、好ましくは0.5〜150mm、特に1〜100mmである。ジャケット化の場合、壁厚は典型的には0.2〜5mm、特に1〜3.5mmである。
該組成物は、ブロー成形、フィルム製造、及び押出成形品、例えばチューブ又はケーブルジャケットの製造における使用に特に適する。しかし該組成物は回転成形、射出成形、シートキャスティング、及びポリエチレン又はポリエチレン含有製品の保護のための他のテクニックにおいてもまた使用され得る。
ブロー成形の目的のため、本発明の組成物は好ましくは少なくとも939kg/m、より好ましくは950〜963、特に955〜960の密度を有する。フィルム製造の為には、本発明の組成物のポリエチレン成分の密度は、好ましくは少なくとも939kg/m、特に940〜965kg/m、より特に945〜963kg/mである。ジャケット製造のためには、密度は好ましくは939〜955kg/m、特に940〜950kg/mである。パイプ製造のためには、密度は好ましくは940〜963kg/m、特に943〜960kg/mである。
ブロー成形目的のためには、本発明の組成物は好ましくは100000〜200000、特に120000〜190000g/モルのポリエチレン成分の重量平均分子量を有する。フィルム製造の為には、ポリエチレン成分の重量平均分子量は好ましくは65000〜230000、より好ましくは80000〜190000g/モルである。ジャケット化のためには、それは好ましくは100000〜200000、より好ましくは110000〜180000g/モルである。パイプのためには、それは好ましくは80000〜280000、より好ましくは100000〜230000g/モルである。
ブロー成形の目的のためには、本発明の組成物は好ましくは3.5〜10、より好ましくは5〜8のMWDの(ポリエチレン成分の)MWDを有する。フィルムのためには、MWDは好ましくは3.5〜15、より好ましくは3.5〜9である。ジャケット化のためには、MWDは好ましくは3.5〜10、より好ましくは4〜9である。パイプのためには、MWDは好ましくは3〜10、より好ましくは3.5〜8である。
ブロー成形のためにはさらに、本発明の組成物のポリエチレン成分は好ましくは(下に記載するように測定されて)500〜1500Pa.sのη300値(eta 300 value)及び1300〜80000Pa.sのη0.05値を有する。η300値は、より好ましくは820Pa.s及びη0.05値の40分の1の合計未満であり、より好ましくは820Pa.s及び(1/80)×η0.5の合計未満である。η0.05値は、より好ましくは20000〜60000Pa.sである。ブロー成形の用途の為にもまた、本発明の組成物のポリエチレン成分は好ましくは0.4〜0.9のtan300(即ち300ラジアン/秒におけるtan(デルタ))の値、及び0.3〜7のtan0.05(即ち0.05ラジアン/秒におけるtan(デルタ))の値(下に記載するように測定された)を有する。tan300の値はより好ましくはtan0.05の値+0.29の少なくとも0.009倍である。tan0.05の値は好ましくは0.3〜5である。tan300及びtan0.05はより高い及びより低い剪断速度における弾力性のバランスを反映し、より低い値はより高い弾性を示す。
ジャケット化の目的の為に、本発明の組成物のポリエチレン成分は好ましくは1000未満、より好ましくは900Pa.s未満のη300値(下に記載するように測定された)、及び130000、より好ましくは120000Pa.s未満、例えば10000〜80000Pa.sのη0.05値を有する。
ブロー成形又はフィルム又はパイプ製造のために使用される該組成物の低分子量のポリエチレン成分は、好ましくは950〜975kg/m、特に960〜973kg/mの密度を有する。ジャケット製造のためには、この密度は好ましくは950〜973kg/m、特に955〜973kg/mである。
ブロー成形の為に使用される組成物の低分子量のポリエチレン成分は好ましくは20000〜150000g/モル、特に25000〜75000g/モルの重量平均分子量を有する。フィルム製造のために、この重量平均分子量は好ましくは20000〜150000g/モル、特に30000〜100000g/モルである。ジャケット製造のためには、この重量平均分子量は好ましくは20000〜150000g/モル、特に25000〜70000g/モルである。パイプ製造のために、この重量平均分子量は、好ましくは25000〜150000g/モル、特に30000〜100000g/モルである。
ブロー成形における使用のために、本発明の組成物の低分子量ポリエチレン成分は好ましくはポリエチレン含有量の55〜75重量%、特に58〜68重量%を構成する。フィルム又はジャケット製造における使用のために、この百分率は好ましくは50〜75重量%、特に50〜70重量%である。パイプ製造における使用のためには、この百分率は好ましくは50〜70重量%、特に50〜60重量%である。
ブロー成形における使用のために、本発明の組成物は、少なくとも60時間、より好ましくは少なくとも80時間、特に少なくとも100時間のESCR値を有する。硬さは好ましくは少なくとも1000MPa、より好ましくは少なくとも1100MPa、特に少なくとも1200MPaである。
パイプ形成における使用のために、本発明の組成物は好ましくは少なくとも5000時間、特に少なくとも10000時間のCTL値を有する。
パイプ製造における使用のために、本発明に従う組成物は好ましくは945kg/m未満の密度を有する。この使用のために、該組成物は好ましくは130000Pa.s未満、特に120000未満、より好ましくは80000未満、例えば10000〜80000、特に20000〜40000Pa.sのη0.05値を有する。同様に、該組成物は好ましくは1000Pa.s未満、より好ましくは900Pa.s未満、例えば600〜800Pa.sのη300値を有する。tan0.05は好ましくは7未満であり、tan300は好ましくは0.9未満である。
ジャケット製造における使用の場合、本発明の組成物は好ましくは少なくとも2000時間のESCR値を有する。
フィルム製造における使用の場合、本発明の組成物は、少なくとも20のダートドロップ(F50)を有する(20〜30μmのフィルムで試験された)。
さらなる特徴から見ると、本発明は、ポリエチレン組成物を押出、キャスティング、又は金型成形、好ましくはブロー成形することを含むポリエチレン物品の製造方法において、組成物がエチレン及びC3〜20のアルファオレフィンのコモノマーのコポリマー20〜50重量%、及びエチレンポリマー50〜80重量%を含み、該組成物の複数のポリエチレンは全体として939〜965kg/mの密度、60000〜300000g/モルの重量平均分子量、0.1〜10g/10分の190℃におけるMFR2.16、及び2.5〜20(好ましくは3.5〜10)の分子量分布を有し、該コポリマーは0.006〜9モル%のコモノマー含有量及び1000炭素原子当たり0.03〜45分岐のDB値を有し、該ポリマーは939〜975kg/mの密度及び20000〜200000g/モルの重量平均分子量を有することを特徴とする方法を提供する。
さらなる特徴から見ると、本発明は、エチレンポリマー50〜80重量%、及び非架橋型のビス−シクロペンタジエニルメタロセン触媒により触媒されたエチレン及びC3〜20アルファオレフィンコモノマーの重合化により製造された高い重量平均分子量のコポリマー20〜50重量%を含むポリエチレン組成物を押出、キャスティング、又は金型成形、好ましくはブロー成形することを含むポリエチレン物品の製造方法であって、該組成物のエチレンポリマー及びコポリマーは全体として2.5〜20の分子量分布及び935〜965kg/mの密度を有する方法を提供する。
本発明の方法は後押出又は成形工程、例えば切断又は押出された、又は成形された物品から廃棄物の除去、該物品の相補的な物品との組合せ(例えば蓋、又は外部又は内部ケーシング又は裏打ちなど)、物品の注入、物品のラミネーション、物品のラベル付け及び包装等を追加的に含み得る。
またさらなる特徴から見ると、本発明は、本発明に従う方法により製造されたポリエチレン物品を提供する。
更なる特徴から見ると、本発明は、該組成物はエチレン及びC3〜20のアルファオレフィンのコモノマーのコポリマー20〜50重量%、及び低い重量平均分子量のエチレンポリマー50〜80重量%を含む組成物であって、該組成物の複数のポリエチレンは全体として935〜965kg/mの密度、60000〜300000g/モルの重量平均分子量、0.1〜10g/10分の190℃におけるMFR2.16、及び2.5〜20(好ましくは3.5〜10)の分子量分布(MWD)を有し、該コポリマーは0.006〜9モル%のコモノマー含有量及び1000炭素原子当たり0.03〜45分岐のDB値を有し、該ポリマーは939〜975kg/mの密度及び20000〜200000g/モルの重量平均分子量を有する組成物を提供する。
更なる特徴から見ると、本発明は、エチレンポリマー50〜80重量%、及び非架橋型のビス−シクロペンタジエニルメタロセン触媒により触媒された、エチレン及びC3〜20のアルファオレフィンのコモノマーの重合化により製造されたより高い重量平均分子量コポリマー20〜50重量%を含む組成物であって、該組成物のエチレンポリマー及びコポリマーは全体として2.5〜20の分子量分布、及び935〜965kg/mの密度を有する組成物を提供する。
本明細書において参照されたすべての刊行物は、参照することにより取り込まれる。
本発明は以下の非制限的な実施例を参照してさらに説明される。
MFRはISO1133に従って190℃においてxkgの荷重の下、測定される。
ESCR(20)は、ASTM D1693、Cond.Bに従って測定される。
ISO6252に記載された、5.0MPaにおける定常引張荷重(CTL)もまたESCRを測定するために使用された。
曲げ弾性率はISO54852−Z4に従って測定された。
引張モジュラス(硬さ)はISO527−2に従って測定された。
Mw及びMWD(Mw/Mn)はSECにより測定された。SEC分析はウォーターズの150CVと1115番を用いて行われた(検出器:屈折率(RI)及び粘度検出器、較正:狭い分子量分布PS1)。使用されたカラムはウォーターズ社製の3HT6Eスタイラジェルであった(140℃)。
ダートドロップはISO7765/1に従って測定された。
密度はISO1183−1987(E)に従って測定された。
レオロジーは動的周波数掃引デフォルト試験(Dynamic Frequency SweepDefault Test)を用いて窒素雰囲気下、レオメトリックス社(Rheometrics)のRDAIIダイナミックレオメータを用いて測定された。これはプレート及びプレート付属品(fixture)、12mmのギャップ、25mmの直径、温度190℃、0.126〜300ラジアン/秒の周波数域、周波数10当たり5の点(point/decade 5)、5〜15%の歪、200秒の試料遅れ時間、及び直径25〜30mm及び厚さ1.5mmの圧縮されたプラークである試料を含んでいた。得られた測定は、貯蔵弾性率(G’)損失弾性率(G’’)、損失正接(tan(デルタ)=G’ ’/G’)、及び周波数(ω)の関数としての複合粘度の絶対値(η)、η=(G’2+G’ ’0.5であった。コックス−メルツの法則に従って、複合粘度関数はもし周波数がラジアン/秒として表現されるならば、慣用の粘度関数と同じである(即ち剪断速度の関数としての粘度)。η300及びη0.05(即ちそれぞれ300ラジアン/秒及び0.05ラジアン/秒におけるη)は、ポリマー組成物の加工性を示すために使用され得る。η300の減少は、増加された剪断減粘性及びその結果の加工下のポリマー溶融物の改善された流動性、及びその結果のより高い出力を示す。増加されたη0.05は、より高い溶融物の力及びポリマー溶融物の弾性を示す。
実施例1
エチレンポリマー製造
エチレンホモポリマー及びエチレン/1−ヘキセンコポリマーは、連続水素及びエチレンフィードを有する17リットルの反応器において、40μmのシリカ担体(129重量%担持)上に担持された(n−BuCp)HfCl/MAOを触媒として用いて製造された。
使用された担体は約40μmの平均粒子サイズを有する55SJシリカであった。担持は、200のAl/Hfモル比において0.0354モルHf/kgシリカのレベルまで実行された。
触媒は窒素でパージしながら反応器に移され、その後、イソブタンが添加された。エチレン又はエチレンプラス水素が次に反応器にフィードされた。全圧は一定に保たれた。1.5時間後、(ポリマーBの場合1時間)反応器の内容物はフラッシュタンクへと空けられ、該フラッシュタンク中でポリマー粉末は50℃において約40分間、6mの窒素で乾燥された。
3つのポリマーはこのようにして製造された。これらのポリマーは以下の性質を有した。
Figure 2006508212
これらのポリマーの製造において、以下の反応条件が使用された。
Figure 2006508212

実施例2
エチレンコポリマー製造
エチレンコポリマーは8リットルの反応器において50℃において連続水素、1−ヘキセン及びエチレンのフィードを用いて、触媒として40μmのシリカ担体(129重量%担持)上に担持された(n−BuCp)HfCl/MAOを用いて製造された。触媒は窒素でパージしながら反応器に移され、その後イソブタンが添加された。次に1−ヘキセンを含むエチレンが反応器にフィードされた。全圧は20バールにおいて一定に保たれた(ポリマーFの場合24.2バール)。1時間後、反応器の内容物はフラッシュタンクへと空けられ、該フラッシュタンク中でポリマー粉末は50℃において約40分間、6mの窒素で乾燥された。
以下の性質を有する3つのポリマーが製造された。
Figure 2006508212
ポリマーの製造において、以下の反応条件が使用された。
Figure 2006508212

実施例3
組成物製造のブロー成形
混合ダイを装備された、逆回転スクリュー(Clextral BC 21、42L/D,2.5mm)を有する2軸押出機で実施例1及び2のポリマーA及びDを混合することにより、組成物が製造された。
組成物は以下の性質を有した。
Figure 2006508212

実施例4
電線及びケーブルジャケット組成物
実施例3において記載された方法で、実施例2のE及びFを混合することにより組成物が製造された。この組成物は以下の性質を有した。
Figure 2006508212

実施例5
実施例3において記載されたように、実施例1のポリマーB及びCを混合することによりパイプ形成のための組成物が製造された。組成物は以下の性質を有した:
Figure 2006508212

Claims (11)

  1. ポリエチレン物品の製造において、エチレン及びC3〜20のアルファオレフィンコモノマーのコポリマー20〜50重量%、及びより低い重量平均分子量のエチレンポリマー50〜80重量%を含むポリエチレン組成物を使用する方法において、上記組成物の複数のポリエチレンが全体として935〜965kg/mの密度、60000〜300000g/モルの重量平均分子量、0.1〜10g/10分の190℃におけるMFR2.16、及び2.5〜20の分子量分布(MWD)を有し、上記コポリマーが0.006〜9モル%のコモノマー含有量、及び1000炭素当たり0.03〜45分岐の分岐度を有し、上記エチレンポリマーが939〜975kg/mの密度、及び20000〜200000g/モルの重量平均分子量を有する方法。
  2. ポリエチレン物品の製造において、エチレンポリマー50〜80重量%、及び非架橋型のビス−シクロペンタジエニルメタロセン触媒により触媒された、エチレン及びC3〜20のアルファオレフィンのコモノマーの重合化により製造されたより高い重量平均分子量のコポリマー20〜50重量%を含む組成物を使用する方法において、上記組成物のエチレンポリマー及びコポリマーが全体として2.5〜20の分子量分布、及び935〜965kg/mの密度を有する方法。
  3. 上記組成物をブロー成形することにより上記物品を製造する、請求項1及び2のいずれか1項において記載された方法。
  4. ポリエチレン組成物を押出、キャスティング、又は金型成形すること含むポリエチレン物品の製造方法において、上記組成物がエチレン及びC3〜20のアルファオレフィンのコモノマーのコポリマー20〜50重量%、及びより低い重量平均分子量のエチレンポリマー50〜80重量%を含み、上記組成物の複数のポリエチレンが全体として935〜965kg/mの密度、60000〜300000g/モルの重量平均分子量、0.1〜10g/10分の190℃におけるMFR2.16、及び2.5〜20の分子量分布を有し、上記コポリマーが0.006〜9モル%のコモノマー含有量、及び1000炭素原子当たり0.03〜45分岐の分岐度を有し、該ポリマーは939〜975kg/mの密度及び20000〜200000g/モルの重量平均分子量を有することを特徴とする方法。
  5. エチレンポリマー50〜80重量%、及び非架橋型のビス−シクロペンタジエニルメタロセン触媒により触媒されたエチレン及びC3〜20アルファオレフィンコモノマーの重合化により製造された高い重量平均分子量のコポリマー20〜50重量%を含むポリエチレン組成物を押出、キャスティング、又は金型成形することを含むポリエチレン物品の製造方法であって、上記組成物のエチレンポリマー及びコポリマーが全体として2.5〜20の分子量分布及び935〜965kg/mの密度を有する方法。
  6. 上記組成物をブロー成形することを含む、請求項4及び5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 請求項4〜6のいずれか1項に記載の方法により製造されたポリエチレン物品。
  8. エチレン及びC3〜20のアルファオレフィンコモノマーのコポリマー20〜50重量%、及びより低い重量平均分子量のエチレンポリマー50〜80重量%を含むポリエチレン組成物において、上記組成物の複数のポリエチレンが全体として935〜965kg/mの密度、60000〜300000g/モルの重量平均分子量、0.1〜10g/10分の190℃におけるMFR2.16、及び2.5〜20の分子量分布(MWD)を有し、上記コポリマーが0.006〜9モル%のコモノマー含有量及び1000炭素当たり0.03〜45分岐の分岐度を有し、上記ポリマーが939〜975kg/mの密度及び20000〜200000g/モルの重量平均分子量を有する組成物。
  9. エチレンポリマー50〜80重量%、及び非架橋型ビス−シクロペンタジエニルメタロセン触媒により触媒されたエチレン及びC3〜20のアルファオレフィンコモノマーの重合化により製造されたより高い重量平均分子量のコポリマー20〜50重量%を含むポリエチレン組成物において、上記組成物のエチレンポリマー及びコポリマーが全体として2.5〜20の分子量分布及び935〜965kg/mの密度を有する組成物。
  10. 500〜1500Pa.sのη300値、及び1300〜80000Pa.sのη0.05値を有する、請求項8及び9のいずれか1項に記載の組成物。
  11. 1000Pa.s未満のη300値及び130000Pa.s未満のη0.05値を有する、請求項8及び9のいずれか1項に記載の組成物。
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