JP2006507003A - 二重鎖プロモーターの一本鎖をコードするプライマーの使用法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、概して二重鎖プロモーターの一本鎖をコードするプロモータープライマーを用いて環状の一本鎖DNA転写基質を得ることによる、標的配列に対応する転写産物を産生させるためのRNAポリメラーゼの使用のための方法、組成物およびキットに関する。本発明には、mRNAに対応するcDNAの調製、センスもしくはアンチセンスプローブの作製、遺伝子特異的もしくは生物特異的な配列の検出、またはRNAiの作製のような、研究用途、診断用途および治療用途のための幅広い適応性がある。
本願は、2002年11月21日に出願された米国特許仮出願第60/428,013号の優先権を主張するものである。全ての優先出願の開示の全体が、参照により本明細書に具体的に組み入れられる。
該当なし。
関連技術の説明
標的配列を、以下に限定されることはないが、T7 RNAポリメラーゼプロモーターもしくは他のT7型RNAポリメラーゼプロモーターのような転写プロモーターの下流でクローニングベクターに挿入して、得られたクローンを転写条件下で、それぞれのプロモーターを認識するRNAポリメラーゼとインキュベートするか、またはそのクローンを、RNAポリメラーゼを発現できる宿主細胞に形質転換する場合に、標的配列をインビトロまたはインビボで転写できることは、当技術分野においてよく知られている(例えば、Studier, FW et al., pp. 60-89 Methods in Enzymology, Vol. 185, Goeddel, DV編, Academic Press, 1990(これは参照により本明細書に組み入れられる)を参照されたい)。適当な条件下で、この系を用いて、遺伝子を含む標的配列がコードするタンパク質をインビトロにおいてまたは、インビボにおいて、適当な宿主細胞で発現させることもできる。
が含まれる。
当技術分野における方法では、アンチセンスプロモータープライマーを使用するのに対して、本発明のいくつかの態様により、センスプロモータープライマーを使用する方法が提供される。従って、一例として、転写に使用するプロモーター配列またはそれぞれのRNAポリメラーゼに関して本発明を限定するわけではないが、U.S. Patent Nos. 5,545,522; 5,716,785; および5,891,636のプロモータープライマーで使用されているアンチセンスT7プロモーター配列および+1塩基は以下である。
本発明は、試料中のまたは試料由来の一つまたは複数の標的核酸配列に対応するRNAを合成するための新しい方法、組成物、およびキットに関する。標的配列には、任意の供給源由来のRNAまたはDNAを含有する一つまたは複数の標的核酸の少なくとも一部分が含まれることができる。限定する目的ではなく、一例として、本発明の方法を用いて転写される標的核酸配列には、試料中の1種類から実質的に全種類のmRNA分子に対応する一本鎖cDNAが含まれることができる。または、転写される標的核酸配列には、特定生物のゲノムDNA中の特定配列が含まれることができる。本発明は、転写のための一本鎖の鋳型に操作可能に連結された二重鎖プロモーターを含む環状のDNA転写基質を得るための方法を提供することにより、当技術分野における不備を克服して、所望の配列のRNAを合成するための独自のシステムを提供する。環状の転写基質を使用して、アレイもしくはマイクロアレイを用いた発現実験のための、RNase保護実験のための、インサイチューハイブリダイゼーション実験のための、サザンおよびノザンブロット解析のための、特定のRNA:DNAハイブリッドの合成のための、RNA干渉のための、インビトロ翻訳のための、マイクロインジェクションのための、または核酸増幅のためのプローブとして用いるRNAを合成することができる。本発明により、これらのまたは他の用途のため、誘導体化されたRNAの合成も可能とされる。
本発明の一つの局面には、標的核酸中の標的配列に対応する転写産物の産生方法であって、以下の段階を含む方法が含まれる:
(a) 標的核酸を得る段階;
(b) センス転写プロモーターを含む5'末端部分と標的に相補的な3'末端部分とを含む、センスプロモータープライマーを得る段階;
(c) 標的核酸とセンスプロモータープライマーとの複合体を形成させるため、センスプロモータープライマーを標的核酸とアニーリングさせる段階;
(d) 標的配列に相補的な第一鎖cDNAを得るため、ポリメライゼーション反応条件下で、標的核酸とセンスプロモータープライマーとの複合体をDNAポリメラーゼと接触させる段階;
(e) 第一鎖cDNAを得る段階;
(f) センスプロモーターを含む環状の第一鎖cDNAを得るため、ライゲーション条件下で、第一鎖cDNAをライゲーションする段階;
(g) アンチセンスプロモーターオリゴを得る段階;
(h) 環状の転写基質を得るため、センスプロモーターを含む環状の第一鎖cDNAにアンチセンスプロモーターオリゴをアニーリングさせる段階;
(i) 環状の転写基質を得る段階; および
(j) 転写条件下で、環状の転写基質をRNAポリメラーゼと接触させて、その際に転写産物を得る段階。
も指す。
1. 転写産物
本明細書では「転写産物」という用語は、RNAを含むことができ、または、以下に限定されることはないが、T7 RNAP Y639F変異酵素もしくは639位および784位の双方でアミノ酸が改変されたT7 RNAP
を含む、本発明のある種のポリメラーゼが、5-アリルアミノ-UTPのような塩基置換リボヌクレオチド、またはdNTPもしくは2'-置換2'-デオキシリボヌクレオチド、例えば、以下に限定されることはないが2'-フルオロ-、2'-アミノ-、2'-メトキシ-、もしくは2'-アジド-置換2'-デオキシリボヌクレオチドのような標準的ではないヌクレオチド基質を用いる能力という観点から、転写産物にはRNAのほかに、DNAもしくは修飾DNA、もしくは修飾RNA、またはその混合物を含めることができる。転写産物は、必ずしも標的配列と完全な配列の相補性または同一性を有する必要はない。例えば、転写産物は、デオキシイノシンまたはデオキシウリジンのようなヌクレオチド類似体、標的配列にハイブリダイズするが、しかし相補的ではない配列を含むプライマーおよび/または転写の間に起こる配列の誤りを介して導入される配列変化のような、意図的な配列変化を含むことができる。
本発明による「試料」または「生物試料」は、その最も広い意味で使用される。試料は、生物源もしくは環境源から回収されるか若しくはそれらと関連する任意の検体であるか、または全部もしくは一部であろうと、および生死を問わず、生体物質を含んだ任意の検体である。
により固体支持体に沈着された核酸と行うこともできる。この方法は、膜に、スライドに、またはアレイもしくはマイクロアレイのようなチップにスポットされた核酸に対して行うこともでき、またはこの方法は、これらの表面の一つにスポットされたか若しくはその一つで合成された核酸とのハイブリダイゼーションに基づいて、試料中に存在する核酸を検出するか若しくは定量化するためのプローブを調製するために行うことができる。検体の核酸は、水相のハイブリダイゼーション(Britten, and Kohne, Science 161:527-540, 1968)および水/有機中間相のハイブリダイゼーション(Kohne, et al., Biochemistry 16:5329-5341, 1977)に適用された本発明の方法によりアッセイすることもできる。水/有機中間相のハイブリダイゼーションは、非常に速い反応速度で進行するという利点があるが、ビオチンのような、有機相に可溶性の結合成分が核酸親和性分子に結合されている場合には適していない。
が含まれる。別の増幅方法の産物である核酸を本発明のアッセイ法のための標的核酸として使用するのは、以下に限定されることはないが、標的の高感度検出、高い特異性を得るため、またはアッセイ結果を得るのに必要とされる時間を減らすためのような、さまざまな理由がある。
本発明のいくつかの重要な態様において、転写基質の標的配列にはcDNAが含まれる。一般に、「cDNA」とは、鋳型として標的核酸の少なくとも一部分を用い、以下に限定されることはないが、RNA依存性DNAポリメラーゼまたは逆転写酵素を含む、DNAポリメラーゼを用いるプライマー伸長により合成される「相補DNA」を指す。するとそのcDNAは、鋳型の標的核酸の少なくとも一部分と「相同性」または「塩基の対」となる。本発明のいくつかの態様(これらは好ましい態様である)において、cDNAは、逆転写酵素および生体試料から得た伝令RNA(mRNA)を含んだ標的核酸を鋳型として用いる逆転写プライマー伸長により得られる。するとそのcDNAは、そのmRNAに相同性となる。mRNAからのcDNAの産生と関連した当技術分野における方法には、異なる方法により逐次的に通常は合成される、第一鎖cDNAと第二鎖cDNAとを含む二本鎖cDNAの合成が含まれる。しかしながら本明細書では、本発明者らは、本発明の方法により、mRNAに相補的であるDNAの片鎖だけの合成に終わる場合でさえも「第一鎖cDNA」と呼ぶことが多い(すなわち、「第一鎖cDNA」という用語は、同じく第二鎖cDNAが存在するということを暗示するようには意図されない)。いくつかの態様において、「第一鎖cDNA」または「cDNA」という用語は、たとえmRNAでなくとも、任意のRNA分子の逆転写により得られる一本鎖DNA分子を指す。他の態様において、「第一鎖cDNA」または「cDNA」という用語は、一本鎖DNAまたは二本鎖DNAの片鎖を含む標的核酸を、DNAポリメリゼーション反応の鋳型として用いるプライマー伸長によって得られる一本鎖DNAを指す。
本明細書で用いられる、本発明による「転写基質」は、転写プロモーターに操作可能に結合された標的配列を含み、その際に、RNAポリメラーゼは転写プロモーターに特異的に結合して、適当な転写条件下で標的配列に対応する転写産物を合成することができる。標的配列に操作可能に結合されるために、センス転写プロモーターは標的配列の3'にあり、かつRNAポリメラーゼに対する各々のプロモーターが機能的となるのに二重鎖でなければならない場合には、アンチセンスプロモーター配列を含むオリゴが、標的配列に結合されているセンスプロモーター配列にアニーリングされる。センス転写プロモーターに、本明細書の他の箇所に記載されているように選択されたかまたは同定された一本鎖の擬似プロモーターまたは合成プロモーターが含まれる場合、転写基質には一本鎖DNAが含まれることができる(すなわち、アンチセンスプロモーターオリゴをアニーリングさせるまでもない)。
本発明の「核酸」または「ポリヌクレオチド」は、「ヌクレオシド」とも呼ばれる、「モノヌクレオシド」を連続して含む高分子である。この高分子では、1つのヌクレオシドのペントース糖の3'位が、以下に限定されることはないが、ホスホジエステル結合のような、ヌクレオチド間の結合により、その次のヌクレオシドのペントース糖の5'位に結合される。リン酸基と結合したヌクレオシドは、「ヌクレオチド」と呼ばれる。この一続きのものにおいて次のヌクレオチドの5'位に結合するヌクレオチドは、「の5'」または「5'ヌクレオチド」と呼ばれ、5'ヌクレオチドの3'位に結合するヌクレオチドは、「の3'」または「3'ヌクレオチド」と呼ばれる。核酸のペントース糖はリボースとすることができ、その場合、核酸またはポリヌクレオチドは「RNA」と呼ばれ、またはその糖は2'-デオキシリボースとすることができ、その場合、核酸またはポリヌクレオチドは「DNA」と呼ばれる。または、特に核酸が化学合成される場合、核酸はDNAとRNAの双方のモノヌクレオチドで構成されることができる。RNAでもDNAでも、各ペントース糖に、4種類の共通のまたは「標準的な」核酸塩基(それぞれ「塩基」とも呼ばれる)のうちの1つが共有結合する。糖に結合する主な天然由来塩基のうちの3種類(アデニン、シチジンおよびグアニン)はDNAとRNAの双方に共通であるが、1種類の塩基は異なる。DNAはさらなる塩基チミンを有し、その一方、RNAはさらなる塩基ウリジンを有する。当業者は通常、小さなポリヌクレオチドを「オリゴヌクレオチド」と考える。本明細書では「オリゴヌクレオチド」という用語は、2個またはそれ以上のデオキシリボヌクレオチドまたはリボヌクレオチド、好ましくは約10〜200個のヌクレオチドからなる分子と定義されるが、オリゴヌクレオチドの長さに明確な限定はない。正確なサイズは、多くの要因に依存するものと思われる。そのサイズは、言い換えれば、オリゴヌクレオチドの最終的な機能または用途に依存する。
(およびその中の参考文献)に開示されているような、「ペプチド核酸」(PNA)を含む分子または核酸とPNAの双方を含む分子を使用することもできる。一般に、PNA分子は、例えば、N-(2-アミノエチル)グリシン単位、そのそれぞれに、以下に限定されることはないが、アザ、アミド、ウレイド、またはメチレンカルボニルリンカーのような適当なリンカーを介して核酸塩基を結合させた単位を含む骨格からなる核酸類似体である。PNA分子中の核酸塩基は、Watson-Crick塩基対合則に従って、相補的な一本鎖DNAまたはRNAに結合する。しかしながら、PNA/DNAまたはPNA/RNAの二重鎖またはハイブリッドに対するTm値は、DNA/DNA、DNA/RNA、またはRNA/RNAの二重鎖に対するTm値よりも高い。PNAにより、類似した塩基配列の核酸よりも強固な結合および高い結合安定性が得られる(例えば、U.S. Pat. No. 5,985,563を参照されたい)。同様に、PNAは天然に存在しないので、PNA分子はプロテアーゼおよびヌクレアーゼ活性に極めて抵抗性である。PNAは、以下に限定されることはないが、上述の特許、およびその中の参考文献に記載されている方法のような、当技術分野において知られる方法に従って調製することができる。
(1) 化学合成(必ずとは限らないが、通常、核酸合成機を使用);
(2) 合成後の化学修飾または誘導体化;
(3) 以下に限定されることはないが、一本鎖DNAを産生させるためのベクターを含む、プラスミド、バクテリオファージ(例えば、M13またはλ)、ファージミド、コスミド、フォスミド、YAC、またはBACクローニングベクターのような、核酸クローニングベクターにおける天然核酸または合成核酸のクローニング
;
(4) 以下に限定されることはないが、クレノー(Klenow)、T4、T7、rBst、Taq、Tfl、またはTth DNAポリメラーゼ(そのような酵素の変異型、切断(例えば、エキソ活性マイナス)型、または化学修飾型を含む)のような、鋳型DNA依存性DNAポリメラーゼ活性を有する酵素によるプライマー伸長;
(5) PCR (例えば、Dieffenbach, C.W., and Dveksler編, PCR Primer: A Laboratory Manual, 1995, Cold Spring Harbor Laboratory Press, Cold Spring Harbor, NYを参照されたい);
(6) 以下に限定されることはないが、トリ骨髄芽球症ウイルス(AMV)、モロニーマウス白血球ウイルス(MMLV)、バチルス・ステアロサーモフィラス(Bacillus stearothermophilus) (rBst)、またはサーマス・サーモフィルス(Tth)に由来する逆転写酵素のような、逆転写活性を有する酵素による逆転写(定温合成とRT-PCRの双方を含む);
(7) 以下に限定されることはないが、SP6、T3、もしくはT7 RNAポリメラーゼ、Tth RNAポリメラーゼ、大腸菌RNAポリメラーゼ、またはSP6もしくはT7 R&DNA(商標)ポリメラーゼ(Epicentre Technologies, Madison, WI, USA)、または別の酵素のような、RNAポリメラーゼ活性を有する酵素によるインビトロ転写;
(8) 以下に限定されることはないが、エキソヌクレアーゼまたはエンドヌクレアーゼ、キナーゼ、リガーゼ、ホスファターゼ、メチラーゼ、グリコシラーゼ、ターミナルトランスフェラーゼを含む、制限酵素および/または修飾酵素(核酸に特定の修飾をもたらすためのそのような修飾酵素および他の試薬を含有するキットを含む)の使用;
(9) 新たな無作為化された核酸を産生させるためのポリヌクレオチドホスホリラーゼの使用;
(10) 以下に限定されることはないが、RNA分子を連結するためのリボザイムリガーゼのような、他の組成物; および/または
(11) 上記の技術または当技術分野において知られる他の技術のいずれかの任意の組み合わせ。
「ライゲーション」とは、「リガーゼ」と呼ばれる酵素による、1つの核酸分子の5'リン酸化末端の、その同じまたは別の核酸分子の3'ヒドロキシル末端との連結を指す。または、本発明のいくつかの態様において、ライゲーションは、核酸の片端に結合したI型トポイソメラーゼ成分によりもたらされる(U.S. Patent No. 5,766,891(参照により本明細書に組み入れられる)を参照されたい)。「ライゲーションする」、「ライゲーション」、および「リガーゼ」という用語は、本明細書では一般的な意味で使用されることが多く、1つの核酸分子の5'末端をその同じまたは別の核酸分子の3'末端に連結するのに適した任意の方法および組成物を含むように意図される。本明細書の他の箇所に論じられているように、本発明の異なる態様には、異なるリガーゼが好ましい。
「DNA依存性DNAポリメラーゼ」は、鋳型DNAから相補DNA(「cDNA」)のコピーを合成する酵素である。例としては、大腸菌由来のDNAポリメラーゼIおよびバクテリオファージT7 DNAポリメラーゼである。周知の全てのDNA依存性DNAポリメラーゼには、合成を開始するのに相補プライマーが必要となる。適当な条件下で、DNA依存性DNAポリメラーゼは、鋳型RNAから相補DNAのコピーを合成(すなわち、「逆転写」)できること、つまり「逆転写」とも呼ばれるプロセスが知られており、その適用に対し、DNAポリメラーゼを「逆転写酵素」と呼ぶこともできる。
「ハイブリダイズ(する)」および「ハイブリダイゼーション」という用語は、Watson-Crick塩基対合を介して複合体を形成するのに十分に相補的であるヌクレオチド配列の間での複合体の形成を指す。本発明に関して、互いと「ハイブリダイズする」または「アニーリングする」核酸配列は、意図する目的にかなうのに十分に安定な「ハイブリッド」または「複合体」を形成すべきである。限定する目的ではなく、一例として、プライマーまたはスプライス鋳型オリゴが、それぞれ、試料中の標的核酸とまたは「尾状の」標的配列とハイブリダイズするかまたはアニーリングする場合、各それぞれの複合体またはハイブリッドは、それぞれ、DNAポリメラーゼがアニーリングしたプライマーのプライマー伸長により標的核酸をコピーするのに、またはアニーリングしたスプライス鋳型オリゴを鋳型として用い、標的配列の3'末端を伸長するのに必要とされるプライミング機能を果たすのに十分に安定であるべきである。
本発明のある種の態様において、以下に限定されることはないが、Chamberlin and Ryan, The Enzymes. San Diego, Calif., Academic Press, 15:87-108, 1982により、およびJorgensen et al., J. Biol. Chem. 266: 645-655, 1991により記載されているもののような、DNA依存性RNAポリメラーゼにより特異的に認識されるプロモーター配列が使用されてもよい。以下に限定されることはないが、SP6
由来のプロモーターを含む、いくつかのRNAポリメラーゼプロモーター配列が、とりわけ有用である。サーマス・サーモフィルス由来のRNAポリメラーゼプロモーター配列を使用することもできる。
プロモーター配列の長さは、選択されるプロモーターに応じて変化するものと思われる。例えば、T7 RNAポリメラーゼプロモーターは、わずか約25塩基の長さとすることができかつ機能的なプロモーターとして機能することができるが、その一方で、他のプロモーター配列には、機能的なプロモーターとするのに50塩基またはそれ以上の塩基が必要になる。
が含まれる。
本発明の方法を実行するのに適当な反応の溶媒および条件は、本発明の方法による核酸の転写および他の反応を可能とするものである。野生型または変異型T7 RNAP酵素を用いた本発明の転写反応に関して、インビトロ転写のための反応条件は、AmpliScribe(商標) T7-Flash(商標)転写キット(Transcription Kit)、もしくはAmpliScribe(商標) T7 High Yield 転写キット、もしくはDuraScribe(商標) T7転写キットで、または2'フルオリン置換デオキシリボヌクレオチド以外の2'置換デオキシリボヌクレオチドの取り込みの場合、T7 R&DNA(商標)ポリメラーゼで規定される条件であり、いずれの場合にも、製造元(EPICENTRE Technologies, Madison, WI)の使用説明書に従う。T3またはSP6 RNAPが本発明の方法を用いた転写に使用される場合、インビトロ転写のための反応条件は、AmpliScribe(商標) T3 High Yield 転写キットでもしくはAmpliScribe(商標) T3-Flash(商標) High Yield 転写キットで、またはAmpliScribe(商標) SP6 High Yield 転写キットで規定される条件であり、いずれの場合にも、製造元(EPICENTRE Technologies, Madison, WI)の使用説明書に従う。
いくつかの態様において、産物の検出により、標的配列の存在が示される。実時間解析を含む、定量解析をいくつかの態様において行うこともできる。直接的および間接的な検出(定量化を含む)方法が当技術分野においてよく知られている。例えば、標的配列を含んだポリヌクレオチドの未知量を含有する試験試料から増幅された産物の量を、標的配列を含んだポリヌクレオチドの既知量を有する基準試料の産物と比較することにより、試験試料中の標的配列の量を決定することができる。本発明の方法を標的核酸の配列変化および配列決定の解析にまで拡張させることもできる。増幅された核酸は、任意の適当な手順により配列決定することができる。そのような多くの手順が知られている。いくつかの態様によって産生された増幅配列で使用するのに好ましい配列決定の方式は、Jalanko et al., Clinical Chemistry 38:39-43, 1992; Nikiforov et al., Nucleic Acids Research 22:4167-4175, 1994; およびKobayashi et al., Molecular and Cellular Probes 9:175-182, 1995により記載されているナノ配列決定(nanosequencing)法、ならびにPCT出願WO 97/20948に記載されているような、プライマー伸長配列決定法であり、それらの参考文献の全てが参照により本明細書に包含される。さらに、検出は、例えば、RNA産物からの翻訳産物の試験により達成することができるものと思われる。
1. 標的配列を得るための全般的な局面および方法
標的配列を得る際の最初の段階は、標的核酸を一本鎖にすることである。標的核酸が二本鎖DNA(dsDNA)である場合、最初の段階は、標的の変性である。変性段階は、熱変性またはアルカリ処理のような、当技術分野において知られる任意の他の方法とすることができる。
(a) (i) RNAポリメラーゼに対するセンス転写プロモーターであって、RNAポリメラーゼが転写基質中のこのプロモーターを用いてRNAを合成できるプロモーターを含む5'リン酸化部分と、(ii) 標的核酸を含んだ標的配列に相補的である3'末端とを含むセンスプロモータープライマーと、ハイブリダイズ条件下で組織切片の細胞または組織を接触させる段階;
(b) 標的配列に相補的である第一鎖cDNAを得るため、組織切片のセンスプロモータープライマー含有細胞または組織を逆転写酵素と逆転写条件下で接触させる段階;
(c) センスプロモーターを含む直線状の第一鎖cDNAを得る段階;
(d) センスプロモーターを含む環状の第一鎖cDNAを得るため、センスプロモーターを含む直線状の第一鎖cDNAをライゲーションする段階;
(e) 環状の転写基質を得るため、センスプロモーターを含む環状の第一鎖cDNAにアンチセンスプロモーターオリゴをアニーリングさせる段階。
本発明の方法を使用して、以下に限定されることはないが、試料中の実質的に全てのポリアデニル化mRNA分子の完全な配列(キャップ構造を除く)のような、一つまたは多数の核酸分子の完全な配列に対応する転写産物を得る場合、配列の5'末端および3'末端を定義するための方法を講じる必要はない。しかしながら、本発明の方法を使用して、試料中のより大きなRNAまたはDNA核酸の一部分だけを含む標的配列に対応する転写産物を得る場合、この方法は、転写の鋳型になる標的配列の範囲を定めることが必要とされる。
1. 導入
まず一般的な態様において、第一鎖cDNAは、センス転写プロモーターを5'部分におよび標的配列に相補的な配列を3'末端に含むセンスプロモータープライマーをプライマーとしてならびに標的核酸配列を鋳型として用い、逆転写またはプライマー伸長により得る。環状の転写基質は、第一鎖cDNAをライゲーションすることにより、センスプロモーターを含む環状の第一鎖cDNAを得て、次に、アンチセンスプロモーターオリゴをセンスプロモーター配列にアニーリングさせることにより得る。別の態様において、標的配列の3'にセンスプロモーターを有する直線状の転写基質を、センスプロモーターを含む環状の第一鎖cDNAを直線化する(例えば、本発明を限定するわけではないが、ウラシル-N-グリコシラーゼおよびエンドヌクレアーゼIVを使用する)ことにより得て、次いで、環状の転写基質を、アンチセンスプロモーターオリゴのアニーリングにより得る。
(a) 逆転写酵素またはDNAポリメラーゼならびにアンチセンス転写プロモーターを5'部分におよび標的配列に相補的な配列を3'末端に含むアンチセンスプロモータープライマーを用いて直線状の第一鎖cDNAを合成する段階;
(b) アンチセンス転写プロモーターを有する環状の第一鎖cDNAを得るため、得られた直線状の第一鎖cDNAをライゲーションする段階;
(c) 環状の第一鎖cDNAを鋳型として、第一鎖cDNA上の配列に相補的な3'末端を有するプライマーおよびDNAポリメラーゼ、好ましくは鎖置換DNAポリメラーゼを用いて、DNA合成、好ましくはローリングサークル複製型DNA合成により、センスプロモーターを含む直線状の第二鎖cDNAを得る段階; および
(d) 直線状の転写基質を得るため、アンチセンスプロモーターオリゴをアニーリングさせる段階。第二鎖cDNAがローリングサークル複製により得られる場合、得られる直線状の転写基質は、鎖状体の直線状の転写基質である。この態様において、転写基質の転写産物には、アンチセンス転写産物が含まれる。
a. プロモータープライマーおよびアンチセンスプロモーターオリゴの使用方法
「プロモータープライマー」とは、一般に遊離型の3'-OH基を有するプライマーであって、これは、標的配列に相補的な配列をその3'末端に含み、転写プロモーターをその5'部分でコードする。5'末端部分の転写プロモーターは、「センスプロモーター」または「アンチセンスプロモーター」とすることができる。本明細書で定義されるように、転写される鋳型鎖の配列の3'末端に操作可能に連結される二重鎖プロモーターのプロモーター配列は、「センスプロモーター配列」であり、この配列を含むプロモータープライマーが「センスプロモータープライマー」である。センスプロモーターに相補的な二重鎖プロモーターの配列は、本明細書では「アンチセンスプロモーター」と定義され、この配列を含むプロモータープライマーが「アンチセンスプロモータープライマー」である。
a. 第一鎖cDNAの合成のためのセンスプロモータープライマーであって、その3'末端に、転写される標的配列の3'末端に相補的な配列を、ならびにセンス転写プロモーターに対する配列を含む5'末端部分を、および任意で、その5'末端にリン酸基またはトポイソメラーゼ成分を含むプロモータープライマーを得る段階;
b. プロモータープライマーを標的核酸にアニーリングさせる段階;
c. 標的配列またはプロモータープライマーがアニーリングした配列に相補的な第一鎖cDNAを得るため、標的核酸にアニーリングしたプロモータープライマーをDNAポリメラーゼによりDNA合成条件下でプライマー伸長させる段階;
d. 任意で、第一鎖cDNAにアニーリングしている標的核酸を除去する段階;
e. 環状の第一鎖cDNAを得るため、第一鎖cDNAの5'末端を第一鎖cDNAの3'末端に共有結合させ、第一鎖cDNAをライゲーションする段階であって、その際に、環状の第一鎖cDNAはセンスプロモーターを含む環状の第一鎖cDNAを含む段階;
f. 環状の転写基質を得るため、センスプロモーターを含む環状の第一鎖cDNAにアンチセンスプロモーターオリゴをアニーリングさせる段階。
a. 上記の方法の段階(a)〜(e)を実行することにより、センスプロモーターを含む環状の第一鎖cDNAの環状転写基質を得る段階;
b. センスプロモーターを含む環状の第一鎖cDNAを転写プロモーターの3'部位でおよび前記のセンスプロモーターを含む環状の第一鎖cDNAのセンスプロモータープライマー部分の標的相補配列の5'部位で直線化する段階であって、その際に、センスプロモーターを含む直線状の第一鎖が得られる段階; および
c. 直線状の転写基質を得るため、センスプロモーターを含む直線状の第一鎖cDNAにアンチセンスプロモーターオリゴをアニーリングさせる段階。
a. 環状の転写基質および直線状の転写基質の中から選択される、転写基質を得る段階;
b. 転写産物を得るため、転写基質を転写条件下で、転写基質のプロモーターを認識して、転写基質から転写産物を産生させるRNAポリメラーゼと接触させる段階; および
c. 転写産物を得る段階。
a. mRNAを含む標的核酸を得る段階;
b. 標的相補配列がオリゴ(dT)配列、オリゴd(T)Xアンカー配列、標的特異配列、およびランダム配列の中から選択される、標的配列の3'末端に相補的な標的相補部分を3'末端に含んだ、ならびに5'末端が任意でリン酸またはトポイソメラーゼ成分を含んだ、センスプロモータープライマーを得る段階;
c. プロモータープライマーを標的核酸にアニーリングさせる段階;
d. 標的配列またはプロモータープライマーがアニーリングした配列に相補的な第一鎖cDNAを得るため、標的核酸にアニーリングしたプロモータープライマーをDNAポリメラーゼによりDNA合成条件下でプライマー伸長させる段階;
e. 任意で、第一鎖cDNAにアニーリングしているRNAを除去する段階;
f. センスプロモーターを含む環状の第一鎖cDNAを得るため、第一鎖cDNAの3'末端にその5'末端を共有結合させて、第一鎖cDNAをライゲーションする段階;
g. 環状の転写基質を得るため、センスプロモーターを含む環状の第一鎖cDNAにアンチセンスプロモーターオリゴをアニーリングさせる段階;
h. 転写産物を得るため、転写条件下で、環状の転写基質をRNAポリメラーゼと接触させる段階; および
i. 転写産物を得る段階。
a. 転写産物を得る段階;
b. 標的配列の3'末端に相補的な標的相補部分を3'末端に、および任意で、リン酸基またはトポイソメラーゼ成分を5'末端に含んだ、センスプロモータープライマーを得る段階;
c. プロモータープライマーを転写産物にアニーリングさせる段階;
d. 第一鎖cDNAを得るため、転写産物にアニーリングしたプロモータープライマーをDNAポリメラーゼによりDNA合成条件下でプライマー伸長させる段階;
e. 任意で、第一鎖cDNAにアニーリングしているRNAを除去する段階;
f. センスプロモーターを含む環状の第一鎖cDNAを得るため、第一鎖cDNAの3'末端にその5'末端を共有結合させて、第一鎖cDNAをライゲーションする段階;
g. 環状の転写基質を得るため、センスプロモーターを含む環状の第一鎖cDNAにアンチセンスプロモーターオリゴをアニーリングさせる段階;
h. さらなる転写産物を得るため、転写条件下で、環状の転写基質をRNAポリメラーゼと接触させる段階; および
i. さらなる転写産物を得る段階。
a. 一本鎖DNAまたはRNAを含む標的核酸を得る段階;
b. 標的配列の3'末端に相補的な標的相補部分を3'末端に、および任意で、リン酸基またはトポイソメラーゼ成分を5'末端に含んだ、センスプロモータープライマーを得る段階;
c. 標的核酸を鋳型として用いるプロモータープライマーのプライマー伸長産物の3'末端の範囲を定めるための、標的核酸上の配列に強固にアニーリングする配列を含んだブロッキングオリゴであって、その際に、プライマー伸長産物により置換されることがなく、およびその際に、それ自体はDNAポリメラーゼによりプライマー伸長される可能性がない、ブロッキングオリゴを得る段階;
d. プロモータープライマーおよびブロッキングオリゴを標的核酸にアニーリングさせる段階;
d. 第一鎖cDNAを得るため、標的核酸にアニーリングしたプロモータープライマーをDNAポリメラーゼによりDNA合成条件下でプライマー伸長させる段階;
f. 任意で、第一鎖cDNAにアニーリングしている標的核酸を除去する段階;
g. センスプロモーターを含む環状の第一鎖cDNAを得るため、第一鎖cDNAの3'末端にその5'末端を共有結合させて、第一鎖cDNAをライゲーションする段階;
h. 任意で、センスプロモーターを含む直線状の第一鎖cDNAを得るため、センスプロモーターを含む環状の第一鎖cDNAを、プロモーター配列の3'およびセンスプロモーターを含む環状の第一鎖cDNAにおけるプロモータープライマーの標的相補部分の5'である部位で直線化する段階;
g. 環状の転写基質を得るため、センスプロモーターを含む環状の第一鎖cDNAにアンチセンスプロモーターオリゴをアニーリングさせる段階; または直線状の転写基質を得るため、センスプロモーターを含む直線状の第一鎖cDNAにアンチセンスプロモーターオリゴをアニーリングさせる段階;
h. 転写産物を得るため、転写条件下で、環状の転写基質または直線状の転写基質をRNAポリメラーゼと接触させる段階; および
i. 転写産物を得る段階、
k. 任意で、転写産物を得るため、さらなる転写ラウンドを得るのに段階b〜kを繰り返す段階。
a. 一本鎖DNAまたはRNAを含む標的核酸を得る段階;
b. 標的配列に相補的な3'末端部分および任意で、リン酸基またはトポイソメラーゼ成分を5'末端に含んだ、アンチセンスプロモータープライマーを得る段階;
c. 任意で、標的核酸を鋳型として用いるプロモータープライマーのプライマー伸長産物の3'末端の範囲を定めるための、標的核酸上の配列に強固にアニーリングする配列を含んだブロッキングオリゴであって、その際に、プライマー伸長産物により置換されることがなく、およびその際に、それ自体はDNAポリメラーゼによりプライマー伸長される可能性がない、ブロッキングオリゴを得る段階;
d. プロモータープライマーおよび、任意で、ブロッキングオリゴを標的核酸にアニーリングさせる段階;
e. 第一鎖cDNAを得るため、標的核酸にアニーリングしたプロモータープライマーをDNAポリメラーゼによりDNA合成条件下でプライマー伸長させる段階;
f. 任意で、第一鎖cDNAにアニーリングしている標的核酸を除去する段階;
g. 環状の第一鎖cDNAを得るため、第一鎖cDNAの3'末端にその5'末端を共有結合させて、直線状の第一鎖cDNAをライゲーションする段階;
h. 鎖置換プライマーを得る段階;
i. 環状の第一鎖cDNAに鎖置換プライマーをアニーリングさせる段階;
j. 鎖置換DNAポリメラーゼを得る段階;
k. センスプロモーターを含む直線状の第二鎖cDNAを得るため、鎖置換プライマーがアニーリングした環状の第一鎖cDNAを鎖置換DNAポリメラーゼと、DNA合成条件下で接触させる段階;
l. センスプロモーターを含む直線状の第二鎖cDNAを得る段階;
m. センスプロモーターを含む直線状の第二鎖cDNAにアンチセンスプロモーターオリゴをアニーリングさせる段階および直線状の第二鎖転写基質を得る段階;
n. 転写条件下で、プロモーターを用いて、直線状の第二鎖転写基質を転写するRNAポリメラーゼを得る段階;
o. アンチセンス転写産物を得るため、直線状の第二鎖転写鋳型をRNAポリメラーゼと、転写条件下で接触させる段階; および
p. アンチセンス転写産物を得る段階; および
q. 任意で、アンチセンス転写産物のさらなる転写ラウンドを得るのに段階b〜qを繰り返す段階。
本発明の好ましい態様において、プロモータープライマーには、DNAヌクレオチドが含まれる。プロモータープライマーには、特定の目的で一つまたは複数の修飾ヌクレオチドが含まれてもよい。限定する目的ではなく、一例として、プロモータープライマーは、センス転写プロモーターの3'および標的核酸配列に相補的な配列の5'に一つまたは複数のdUMPヌクレオチドを含むことができ、これにより、本明細書の他の箇所に論じられているUNGおよびエンドIVを用いて、(環状の転写基質を得るためにアンチセンスプロモーターオリゴをアニーリングさせる前に)センスプロモーターを含む第一鎖cDNAを直線化するための、または場合によっては、環状の転写基質を直線化するための部位が得られる。しかしながら、本発明は、DNAヌクレオチドまたは修飾DNAヌクレオチドを含むプロモータープライマーに限定されることはなく、場合によっては、プロモータープライマーは、RNAもしくは修飾RNAのヌクレオチドまたはDNAおよびRNAのヌクレオチドもしくは修飾ヌクレオチドの双方を含むことができる。
転写基質を得るための方法に関する上記の説明から、直線状のssDNAをライゲーションして環状のssDNAを得ることが、種々の態様において有用であることは明らかである。本発明は、直線状のssDNA分子を環状化するための特定のリガーゼに限定されることはなく、特定の目的を達成するのに、異なるリガーゼおよびライゲーション方法を異なる態様で使用することができる。リガーゼを使用する態様において、環状のssDNAを得るためにライゲーションされる直線状のssDNAの5'末端は、5'リン酸基を有する必要がある、または5'末端は、本発明の方法のプロセスの間に、以下に限定されることはないがT4ポリヌクレオチドキナーゼのような、ポリヌクレオチドキナーゼを用いてリン酸化される必要がある。
用途ならびにその必要条件および制約に応じて、本発明の方法は、ある一連の反応を行い、次の一連の反応に進む前に反応産物の精製もしくは試薬の除去もしくは酵素の不活性化もしくは試薬の添加を続けて行う、段階的な方法で行うことができ、または、他の用途のための他の態様において、この方法は、単一の反応混合物にて連続的な一連の複数反応として行うことができる。限定する目的ではなく、一例として、いくつかの態様において、転写の鋳型としてプロモーターを含む第一鎖cDNAを用いる転写の別反応のそれぞれを別々に行うことができる。さらなる一例として、本発明の方法が診断アッセイ法の一部分として用いられるいくつかの態様において、全ての反応は、単一の反応混合物にて行うことができ、転写反応の産物は、単離されなくとも、検出することができる。
当業者は、本発明が新規であって、対象範囲が広く、多くの用途に対して生体試料中のRNA(mRNAを含む)またはDNAを含む標的核酸配列に対応する転写産物の産生に関連した方法、プロセス、組成物およびキットを向上させることを理解するものと思われる。これらの方法は、以下に限定されることはないが、完全長のcDNAおよびcDNAライブラリーの作製、遺伝子発現解析の向上、ならびに標的配列の検出のような用途に有用である。限定する目的ではなく、さらなる一例として、本発明には、以下を行うための方法および用途に改良を加えた、より良好な方法、プロセス、組成物およびキットが含まれる。
1. 核酸分子をインビトロで増幅する
2. DNA配列をインビトロで増幅する
3. ゲノムDNA配列をインビトロで増幅する
4. RNA配列をインビトロで増幅する
5. mRNAを増幅する
6. rRNAを増幅する
7. RNAを合成する
8. 以下に限定されることはないが、2'-フルオロ-ヌクレオチドを含むRNAのような、修飾RNAを合成する
9. DNAを合成する
10. 試料中の核酸配列の存在を検出する
11. 標的生物の存在を示す、試料中の標的核酸配列の存在を検出する
12. 試料中の標的核酸分析物の存在を検出する
13. 試料中のDNA配列の存在を検出する
14. 試料中のRNA配列の存在を検出する
15. 試料中の遺伝子の存在(または検出レベルでの非存在)を検出する
16. 試料中の標的生物の存在を検出する
17. 試料中のウイルスの存在を検出する
18. 試料中の細菌の存在を検出する
19. 試料中の病原体の存在を検出する
20. 試料中の有益な生物の存在を検出する
21. RNAおよびDNA結合タンパク質と関連した核酸を同定するおよび定量化する
22. がん遺伝子を検出する
23. がん抑制遺伝子を検出する
24. ウイルス、微生物、遺伝子、mRNA、rRNA、核酸分析物、またはあらゆる目的のためのあらゆるタイプの任意の他の核酸の量を定量化する
25. プローブとして使用する
26. アレイまたはマイクロアレイのたのプローブとして使用する
27. トランスフェクション試薬を使用することなく、血清中のヒト、動物、または他の真核生物の細胞に導入できるdsRNAまたは修飾dsRNAを作製する
28. インビトロでRNAiとして用いるdsRNAまたは修飾dsRNAを合成する
29. インビトロでsiRNAとして用いるdsRNAまたは修飾dsRNAを合成する
30. ウイルスまたは他の病原菌がコードする遺伝子を沈黙化するRNAiまたは修飾RNAiを作製する
31. ウイルスまたは他の病原菌がコードする遺伝子を沈黙化するsiRNAiまたは修飾siRNAを作製する
32. ウイルスまたは他の病原菌がコードする生体分子と関連するおよび/または相互作用する、植物、動物、ヒト、真菌または他の真核生物の宿主遺伝子がコードする遺伝子を沈黙化するRNAiまたは修飾RNAiを作製する
33. ウイルスまたは他の病原菌がコードする生体分子と関連するおよび/または相互作用する、植物、動物、ヒト、真菌または他の真核生物の宿主遺伝子がコードする遺伝子を沈黙化するsiRNAiまたは修飾siRNAを作製する
34. 植物、動物、ヒト、真菌または他の真核生物の宿主遺伝子がコードする、必須ではない疾患感受性遺伝子を沈黙化するRNAiまたは修飾RNAiを作製する
35. 植物、動物、ヒト、真菌または他の真核生物の宿主遺伝子がコードする、必須ではない疾患感受性遺伝子を沈黙化するsiRNAiまたは修飾siRNAを作製する
36. 植物、動物、ヒト、真菌または他の真核生物の宿主遺伝子がコードする非必須遺伝子を沈黙化するRNAiまたは修飾RNAiを作製し、その際に、遺伝子の沈黙化により結果的に有益な効果をもたらす
37. 植物、動物、ヒト、真菌または他の真核生物の宿主遺伝子がコードする非必須遺伝子を沈黙化するsiRNAiまたは修飾siRNAを作製し、その際に、遺伝子の沈黙化により結果的に有益な効果をもたらす
38. 植物、動物、ヒト、真菌または他の真核生物の宿主遺伝子がコードする非必須遺伝子を沈黙化するRNAiまたは修飾RNAiを作製し、その際に、遺伝子の沈黙化により結果的にさらに良い収率、生体分子の産生、風味、または以下に限定されることはないが、耐寒性、塩耐性、生育期の短縮化、もしくは栄養素を使用する効率性の増加のような、他の商業的に有益な効果をもたらす
39. 植物、動物、ヒト、真菌または他の真核生物の宿主遺伝子がコードする非必須遺伝子を沈黙化するsiRNAiまたは修飾siRNAを作製し、その際に、遺伝子の沈黙化により結果的にさらに良い収率、生体分子の産生、風味、または以下に限定されることはないが、耐寒性、塩耐性、生育期の短縮化、もしくは栄養素を使用する効率性の増加のような、他の商業的に有益な効果をもたらす
40. 感染性生物の存在および/またはレベルを診断する
41. 疾患を診断する
42. 環境試料中の核酸の存在を検出する
43. 異なるタイプの細胞にもしくは異なる条件下の同じタイプの細胞にあるいは同じもしくは異なる条件下のまたは特定の刺激もしくは処理に反応した同じもしくは異なるタイプの細胞に存在するmRNA分子間で、定性的と定量的の双方で、差別化する
44. 確定した異なる条件下で細胞の遺伝子発現プロファイルを、定性的と定量的の双方で、解析する
45. 確定した同じ環境条件下で異なるタイプの細胞の遺伝子発現プロファイルを、定性的と定量的の双方で、解析する
46. 長期にわたり細胞の遺伝子発現プロファイルを、定性的と定量的の双方で、解析する
47. 特定の刺激に反応した遺伝子発現を、定性的と定量的の双方で、解析する
48. あるタイプの細胞には存在し、別のタイプの細胞には存在しないmRNA分子および/またはcDNA分子のライブラリー、または特定の条件下のあるタイプの細胞に存在するが、しかしその他の条件下のあるタイプの細胞には存在しないmRNA分子および/またはcDNA分子のライブラリー(すなわち、サブトラクション・ライブラリー)を作製する
49. 以下に限定されることはないが、選択的なスプライシングおよびプロモーター使用により特定の遺伝子から産生されるものを含む、mRNAの5'末端に対応する配列をマッピングするおよびクローニングする
50. さらに正確なcDNA末端の迅速増幅(「RACE」)法(例えば、Flouriot et al. , Nucleic Acids Res. 27:e8 (I-iv), 1999を参照されたい)のためのさらに良好な鋳型を産生する
51. 以下に限定されることはないが、結合型または逐次型の転写および翻訳を含む、インビトロまたはインビボ翻訳のためのmRNAを産生するおよび/または増幅する
52. 患者において腫瘍またはがんの細胞のサイズまたは数を減少させる目的で、以下に限定されることはないが、樹状細胞に導入するために患者から得た腫瘍もしくはがん細胞(例えば、Steinman et al.のU.S. Patent Nos. 5,994,126および6,475,483(参照により本明細書に組み入れられる)を参照されたい)または、以下に限定されることはないが、患者の免疫反応のような、インビボ反応をブーストするか若しくは増大させるために患者から得たその他の細胞のような、生細胞に存在するRNAおよび/もしくはDNAまたは修飾されたRNAおよび/もしくはDNAを増幅する
53. 患者から得たおよび/またはウイルスもしくは他の病原菌に存在するRNAおよび/もしくはDNAまたは修飾されたRNAおよび/もしくはDNAであって、それぞれRNAワクチンおよび/またはDNAワクチンとして使用するためのRNAおよび/またはDNAを産生するおよび/または増幅する
54. トランスフェクション試薬を使用することなく、血清中のヒト、動物、または他の真核生物の細胞に導入できるRNAまたは修飾RNAを作製する
55. 以下に限定されることはないが、2'-F-dCMPおよび2'-F-dUTPのような、2'-フルオロ-2'デオキシヌクレオチドを含む修飾RNAを、対応する標準的なヌクレオチドの代わりに作製する
56. 固体基板に増幅産物を付着させることにより、増幅された核酸のアレイまたはマイクロアレイを製造する
57. 試料中の標的核酸配列の変異または変異型を検出する
58. 試料中の標的核酸(または複数の標的核酸)の量を定量化する。
本発明の重要な組成物は、センスプロモータープライマーである。センスプロモータープライマーは、一つの特定の標的配列をプライマー伸長するために提供されてもよく、またはセンスプロモータープライマーは、数多くの標的配列、例えば、以下に限定されることはないが試料中の全てのmRNA標的を含む標的配列を増幅するために提供されてもよい。後者の場合、オリゴ(dT)n配列、もしくはアンカーオリゴ(dT)nX配列、またはランダムヘキサマー配列もしくはランダムオクタマー配列のような、ランダム配列を含んだ、センスプロモータープライマーを提供することができる。さらに、同一試料中の複数の異なる標的配列の増幅を可能とするため、複数の特異的なセンスプロモータープライマーを提供することができる。同様に、異なるRNAポリメラーゼにより認識される異なるセンスプロモーター配列をコードする複数の異なるセンスプロモータープライマー、例えば、以下に限定されることはないが、T7、T3およびSP6 RNAPに対するセンスプロモーターをコードするセンスプロモータープライマーを提供することができる。
(a) センスまたはアンチセンスプロモータープライマーを用いてプロモーターを含む第一鎖cDNAを産生させるのに適したDNAポリメラーゼまたは逆転写酵素;
(b) 以下に限定されることはないがIsoTherm(商標) DNAポリメラーゼ(EPICENTRE Technologies, Madison, WI)のような、アンチセンスプロモーターを含む環状の第一鎖cDNAのローリングサークル複製に適した鎖置換DNAポリメラーゼ。
本発明のこの局面に関して、「シグナル伝達系」とは、分析物結合物質と操作可能に複合体化されているオリゴヌクレオチドの転写から生ずる転写産物を検出することによる試料中の分析物の存在または量の検出方法を含む、多数の物質、組成物および環境条件を指しかつ含む。
図7および図8は、シグナルプローブを本発明のシグナル伝達系の一部分として用いる本発明の方法の二つの態様を示している。本明細書で定義されるように、シグナルプローブは、転写条件下で転写のための二重鎖プロモーターを認識するRNAポリメラーゼに対するセンスプロモーターと、センスプロモーターの5'に連結された一本鎖の鋳型とを含む。シグナルプローブがセンスプロモーター配列に相補的なアンチセンスプロモーター配列と複合体化するかまたはアニーリングする場合、転写条件下で鋳型の転写を可能とする同族のRNAポリメラーゼに対する機能的なプロモーターが得られる。RNAポリメラーゼは、二重鎖プロモーターを含むプロモーター配列を使用する限り、二重鎖プロモーターを必要とする任意のRNAポリメラーゼとすることができる。すなわち、RNAポリメラーゼにより認識される一本鎖の擬似プロモーターまたは合成プロモーターは、シグナルプローブを使った本発明の局面には適していない。適当なRNAポリメラーゼは、T7型RNAポリメラーゼ、好ましくは、T7 RNAP、T3 RNAPおよびSP6 RNAPのなかから選択されるRNAポリメラーゼであり、プロモーターは、各RNAPにより認識される同族の二重鎖プロモーターである。特定のRNAポリメラーゼに対する「同族のプロモーター」とは、その特定のRNAポリメラーゼにより特異的に認識されるプロモーターである。同様に、特定のプロモーターに対する「同族のRNAポリメラーゼ」とは、一つまたは複数の他のプロモーター配列を認識する別のRNAポリメラーゼよりも実質的に高い特異性で特定のプロモーターを認識するものであり、従って、特定のRNAポリメラーゼによりプロモーターとして認識されない他の配列が存在する場合でさえも、プロモーターと連結された鋳型の転写が特異的に可能となる。従って、鋳型は「シグナル配列」をコードし、以下に限定されることはないが、特定の目的のための一つまたは複数の他の配列をコードすることができる。限定する目的ではなく、一例として、鋳型は一つまたは複数の転写終結配列をコードすることもできる。
本発明のこの局面の別の重要な組成物は、機能的な二重鎖プロモーターの片鎖を構成するアンチセンスプロモーターに対する配列を含んだオリゴヌクレオチドに連結された、分析物結合物質である。従って、分析物結合物質に連結されたオリゴヌクレオチドに含まれるアンチセンスプロモーター配列は、シグナルプローブのセンスプロモーター配列と複合体化またはアニーリングし、同族のRNAポリメラーゼに対する機能的な二重鎖プロモーターを得ることができる。さらに、アンチセンスプロモーター配列により、シグナルプローブのセンスプロモーター配列に対する結合部位が供与され、その結果、分析物結合物、その次に表面または固体支持体に固定化または結合され得る分析物結合物とのシグナルプローブの複合体化またはアニーリングが可能となる。
従って、本発明には、試料中のまたは試料由来の分析物を検出するための方法であって、以下の段階を含む方法が含まれる:
1. プロモーターを認識するRNAポリメラーゼのための二重鎖プロモーターのアンチセンスプロモーター部分に対する配列を含むオリゴヌクレオチドに連結されたABSを含んだ、分析物結合物質-オリゴヌクレオチド(「ABS-オリゴ」)を得る段階;
2. シグナルプローブを得る段階、その際に、シグナルプローブは鋳型の3'末端に連結されたセンスプロモーターを含み、その際に、センスプロモーターはABS-オリゴのアンチセンスプロモーターに十分に相補的であって、結合するRNAポリメラーゼを用いた鋳型の転写に使用できる、複合体を形成する段階;
3. 試料中に分析物が存在する場合に分析物を結合させた表面とABS-オリゴを、該表面に分析物が存在する場合に分析物をABS-オリゴが結合可能とする分析物結合条件下で接触させる段階;
4. 結合していないABS-オリゴの除去を可能とする条件下で表面を洗浄する段階;
5. 表面にABS-オリゴが存在する場合にABS-オリゴとのシグナルプローブの複合体化を可能とする複合体化条件下で、表面をシグナルプローブと接触させる段階;
6. 任意で、結合していないシグナルプローブの除去を可能とする条件下で表面を洗浄する段階;
7. ABS-オリゴとシグナルプローブとの間の複合体を用いて、鋳型がコードする産物の転写を可能とする条件下で、表面をRNAポリメラーゼと接触させる段階;
8. 存在する場合、鋳型がコードする転写産物を検出する段階。
a. ABS-オリゴと複合体化するシグナルプローブの鋳型の転写により転写産物を得る段階;
b. 転写産物の3'末端に相補的な3'末端部分および任意で、5'末端にリン酸基またはトポイソメラーゼ部分を含むセンスプロモータープライマーを得る段階;
c. プロモータープライマーを転写産物にアニーリングさせる段階;
d. 第一鎖cDNAを得るため、転写産物にアニーリングしたプロモータープライマーをRNA依存性DNAポリメラーゼにより、DNA合成条件下でプライマー伸長させる段階;
e. 任意で、第一鎖cDNAにアニーリングしているRNAを除去する段階;
f. センスプロモーターを含む環状の第一鎖cDNAを得るため、第一鎖cDNAの3'末端にその5'末端を共有結合させて、第一鎖cDNAをライゲーションする段階;
g. 環状の転写基質を得るため、センスプロモーターを含む環状の第一鎖cDNAにアンチセンスプロモーターオリゴをアニーリングさせる段階;
h. さらなる転写産物を得るため、転写条件下で、環状の転写基質をRNAポリメラーゼと接触させる段階; および
i. さらなる転写産物を得る段階。
シグナルプローブとABS-オリゴとの間の複合体の転写から得られる転写産物は、当技術分野において知られる任意の方法により検出することができる。限定する目的ではなく、一例として、Q-βレプリカーゼに対する基質を含むことができる。この基質は、以下に限定されることはないが、エチジウムブロマイドのようなインターカレート色素を用い、複製条件下でのレプリカーゼによる複製の後、検出することができる。転写産物は、緑色蛍光タンパク質のような、シグナル配列の翻訳後に検出できる、タンパク質をコードする配列を含むこともできる。限定するわけではないが、これは、Tyagi et al(Tyagi et alのU.S. Patent Nos. 5,925,517および6,103,476ならびにAlland et alのU.S. Patent No. 6,461,817(これらの全てが参照により本明細書に組み入れられる))が報告している、以下に限定されることはないが分子ビーコンのような、プローブにより検出可能な配列を含むこともできる。
本発明のシグナル伝達系は、広範囲にわたる分析物および分析物結合物質に使用することができる。限定する目的ではなく、一例として、分析物を抗原とすることができ、分析物結合物質を抗体とすることができる、または分析物を核酸とすることができ、分析物結合物質を別の相補的な核酸とすることができる。下記に論じるように、特異的な結合相手を見つけることができる、多数の他の物質が存在しており、これらの全てが本発明の範囲内である。
(参照により本明細書に組み入れられる)に記載されている方法に従って、使用することができる。SELEXを用いて選択すると核酸親和性分子は、限定する目的ではなく、一例として、自動化核酸合成技術、PCR、またはインビトロ転写を含む、数多くの周知のインビボまたはインビトロ技術のいずれかにより作製することができる。
本発明のこの局面の重要な組成物はシグナルプローブである。シグナルプローブを含む組成物には、前述のRCTシグナルプローブまたはLINTシグナルプローブが含まれることができる。さらに、以下に限定されることはないが、T7、T3もしくはSP6 RNAPのような、異なるRNAポリメラーゼに対するセンスプロモーターおよび/または異なる鋳型をそれぞれが含む、複数の特定のシグナルプローブを、同じ試料中の複数の異なる分析物を検出するおよび/もしくは定量化するために、または試料中の同一分析物の複数の異なる部分を検出するために供与することができる。本発明を限定するわけではないが、一例として、異なるタンパク質を含んだ抗原または同一タンパク質の異なる抗原決定基を含んだ抗原を認識する抗体を含む異なる分析物結合物質を検出する異なるシグナルプローブを供与することができる。複数の異なる鋳型を含むシグナルプローブを使用する場合、鋳型は、以下に限定されることはないが、検出可能な蛍光シグナルをもたらすように異なる転写産物にアニーリングする複数の異なる分子ビーコンのような、複数の異なる検出分子により検出可能な転写産物をコードすることができる。それぞれの異なる分子ビーコンは、クエンチング成分により消光される異なる蛍光成分であって、ある蛍光成分からのシグナルが別の蛍光成分からのシグナルと識別可能な蛍光成分を有することができるが、これを有する必要はない。
1. シグナルプローブの鋳型がコードする転写産物の3'末端に相補的な3'末端部分を含む、および任意で、5'末端にリン酸基またはトポイソメラーゼ部分を含むセンスプロモータープライマー;
2. 任意で、鋳型としてシグナルプローブの鋳型がコードする転写産物を用いたセンスプロモータープライマーのプライマー伸長のためのRNA依存性DNAポリメラーゼ;
3. 任意で、センスプロモータープライマーのプライマー伸長により得られる第一鎖cDNAをライゲーションするためのリガーゼ;
4. プロモーターに結合して、転写条件下でそこから転写を開始するRNAポリメラーゼに対する機能的な二重鎖の転写プロモーターを得るため、第一鎖cDNAプライマー伸長産物のセンスプロモーターと複合体化できるアンチセンスプロモーターオリゴ;
5. 任意で、二重鎖プロモーターを用いるRNAポリメラーゼ;
6. 任意で、個々の組成物としてまたは最適化された単一複合組成物としてまたは少数の組成物として、この方法のために最適化された他の反応用緩衝液および組成物; ならびに
7. 本発明の方法におけるその用途のための使用説明書。
Claims (6)
- 標的核酸中の標的配列に対応する転写産物の産生方法であって、以下の段階を含む方法:
(a) 標的核酸を得る段階;
(b) センス転写プロモーターを含む5'末端部分と標的に相補的な3'末端部分とを含む、センスプロモータープライマーを得る段階;
(c) 標的核酸とセンスプロモータープライマーとの複合体を形成させるため、センスプロモータープライマーを標的核酸とアニーリングさせる段階;
(d) 標的配列に相補的な第一鎖cDNAを得るため、ポリメライゼーション反応条件下で、標的核酸とセンスプロモータープライマーとの複合体をDNAポリメラーゼと接触させる段階;
(e) 第一鎖cDNAを得る段階;
(f) センスプロモーターを含む環状の第一鎖cDNAを得るため、ライゲーション条件下で、第一鎖cDNAをライゲーションする段階;
(g) アンチセンスプロモーターオリゴを得る段階;
(h) 環状の転写基質を得るため、センスプロモーターを含む環状の第一鎖cDNAにアンチセンスプロモーターオリゴをアニーリングさせる段階;
(i) 環状の転写基質を得る段階; および
(j) 転写条件下で、環状の転写基質をRNAポリメラーゼと接触させて、その際に転写産物を得る段階。 - アンチセンスプロモーターオリゴが、固体支持体に固定化されたオリゴを含む、請求項1記載の方法。
- 試料中のまたは試料由来の分析物を検出するための方法であって、以下の段階を含む方法:
a) プロモーターを認識するRNAポリメラーゼのための二重鎖プロモーターのアンチセンスプロモーター部分に対する配列を含むオリゴヌクレオチドに連結されたABSを含んだ、分析物結合物質-オリゴヌクレオチド(「ABS-オリゴ」)を得る段階;
b) シグナルプローブを得る段階、その際に、シグナルプローブが鋳型の3'末端に連結されたセンスプロモーターを含み、その際に、センスプロモーターがABS-オリゴのアンチセンスプロモーターに十分に相補的であって、複合体に結合するRNAポリメラーゼを用いた鋳型の転写に使用できる、複合体を形成する段階;
c) 試料中に分析物が存在する場合に分析物を結合させた表面とABS-オリゴを、該表面に分析物が存在する場合に分析物へABS-オリゴが結合可能とする分析物結合条件下で接触させる段階;
d) 結合していないABS-オリゴの除去を可能とする条件下で表面を洗浄する段階;
e) 表面にABS-オリゴが存在する場合にABS-オリゴとのシグナルプローブの複合体化を可能とする複合体化条件下で、表面をシグナルプローブと接触させる段階;
f) 任意で、結合していないシグナルプローブの除去を可能とする条件下で表面を洗浄する段階;
g) ABS-オリゴとシグナルプローブとの間の複合体を用いて、鋳型がコードする産物の転写を可能とする条件下で、表面をRNAポリメラーゼと接触させる段階; および
h) 存在する場合、鋳型がコードする転写産物を検出する段階。 - 鋳型に相補的な転写産物の量を増幅させるための方法であって、以下の段階を含む方法:
a) 転写産物を得る段階;
b) 転写産物の3'末端に相補的な3'末端部分および任意で、5'末端にリン酸基またはトポイソメラーゼ部分を含むセンスプロモータープライマーを得る段階;
c) センスプロモータープライマーを転写産物にアニーリングさせる段階;
d) 第一鎖cDNAを得るため、転写産物にアニーリングしたプロモータープライマーをRNA依存性DNAポリメラーゼにより、DNA合成条件下でプライマー伸長させる段階;
e) 任意で、第一鎖cDNAにアニーリングしているRNAを除去する段階;
f) センスプロモーターを含む環状の第一鎖cDNAを得るため、第一鎖cDNAの3'末端にその5'末端を共有結合させる、第一鎖cDNAをライゲーションする段階;
g) 環状の転写基質を得るため、センスプロモーターを含む環状の第一鎖cDNAにアンチセンスプロモーターオリゴをアニーリングさせる段階;
h) さらなる転写産物を得るため、転写条件下で、環状の転写基質をRNAポリメラーゼと接触させる段階; および
i) さらなる転写産物を得る段階。 - センスプロモータープライマーが、さらなる転写産物を産生させるためにRNAポリメラーゼにより使用される擬似プロモーターまたは合成プロモーターからなる群より選択される一本鎖のセンスプロモーターを含み、かつアンチセンスプロモーターオリゴが、さらなる転写産物を得るために使用されない、請求項4記載の方法。
- センスプロモータープライマーがN4プロモーターを含み、かつ転写に使用されるRNAポリメラーゼがN4 vRNAP、ミニvRNAP、および変異型のミニvRNAPのなかから選択され、かつアンチセンスプロモーターオリゴが、さらなる転写産物を得るために使用されない、請求項4記載の方法。
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