JP2006502213A5 - - Google Patents

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JP2006502213A5
JP2006502213A5 JP2004542766A JP2004542766A JP2006502213A5 JP 2006502213 A5 JP2006502213 A5 JP 2006502213A5 JP 2004542766 A JP2004542766 A JP 2004542766A JP 2004542766 A JP2004542766 A JP 2004542766A JP 2006502213 A5 JP2006502213 A5 JP 2006502213A5
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Claims (161)

  1. 一般式I、
    Figure 2006502213

    または製剤上許容されているその塩で、式中R1はC12〜C24アルキルまたはC10〜C24アルケニルで、Aは少なくとも1つの非環式または環式アミノ基および/または三級か四級の窒素原子を含む少なくとも1個の複素芳香環を含有する残基である化合物の、炎症治療用の医薬組成物を調製するための使用。
  2. R1がC12〜C20のアルキルまたはアルケニルである、請求項1記載の使用。
  3. R1がC16〜C18のアルキルまたはアルケニルである、請求項2記載の使用。
  4. R1がヘキサデシル、オクタデシル、ヘキサデセニル、オクタデセニル、シス−9−オクタデセニル、トランス−9−オクタデセニル、シス−9,12−オクタデカジエニル、シス−6,9,12−オクタデカトリエニルまたはシス−9,12,15−オクタデカトリエニルである、請求項3記載の使用。
  5. R1がシス−9−オクタデセニルである、請求項4記載の使用。
  6. 一般式Iの前記化合物において、当該残基Aは:
    (i)
    Figure 2006502213

    式中R2がH、C〜Cアルキル、アリールまたはアラルキルで、いずれのアリール部分も非置換でも、またはニトロ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、NR6R7またはCR8R8NR6R7で置換されていてもよく;R3はH、電子対またはC〜Cアルキルで;R4およびR5はそれぞれ別々にHまたはC〜Cアルキル、或いはR4とR5はそれらが結合している窒素原子と共に、場合により酸素原子または場合によりC〜Cアルキルで置換された窒素原子が間に入っている5〜7員の飽和環を形成し;R6、R7およびR8はそれぞれ別々にHまたはC〜Cアルキルである;
    (ii)NR6R7またはCR8R8NR6R7により置換され、その中のR6,R7およびR8はそれぞれ別々にHまたはC〜Cアルキルであるフェニルである;そして
    (iii)
    Figure 2006502213

    式中R9はH,C〜Cアルキルまたはインドリル(C〜C)アルキルでXは対イオン、或いはR9が電子対でXは不在、などからなる群より選ばれる、請求項1から5のいずれか1つに記載の使用。
  7. 当該残基Aが以下の式で:
    Figure 2006502213

    式中R2はH;メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、二級ブチル、ペンチルとヘキシルからなる群より選んだ直鎖または分岐C〜Cアルキル、フェニル、ベンジルまたはパラ−ヒドロキシベンジルで;R3はH,電子対またはC〜Cアルキルで;R4およびR5はそれぞれ別々にHまたはC〜Cアルキル、或いはR4およびR5はそれらが結合している窒素原子と共に、場合により酸素原子または場合によりC〜Cアルキルで置換された窒素原子が間に入っている5〜7員の飽和環を形成し、前記の環はピロリジン、ピペリジン、モルホリン、ピペラジンおよび4−メチルピペラジンからなる群より選ばれる、請求項6記載の使用。
  8. R2がHまたはフェニルで、R3はH,メチルまたは電子対、R4およびR5は各々HまたはC〜Cアルキル、或いはR4およびR5は、それらが結合しているN原子と共に、場合により4位の窒素原子にメチルが置換したモルホリン環またはピペラジン環を形成する、請求項7記載の使用。
  9. 前記化合物が、
    N,N−ジメチルアミノ−酢酸オクタデカ−(Z)−9−エニルエステル;
    酒石酸(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−酢酸オクタデカ−(Z)−9−エニルエステル;
    酒石酸(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−酢酸オクタデシルエステル;
    塩化4−メチル−4−オクタデカ−(Z)−9−エニルオキシカルボニルメチル−モルホリン−4−イウム;
    α−アミノ−α−フェニル−酢酸オクタデカ−(Z)−9−エニルエステル塩酸塩;および
    重酒石酸ピペラジン−1−イル−酢酸オクタデカ−(Z)−9−エニルエステルからなる群より選ばれる、請求項8記載の使用。
  10. 当該残基AがNR6R7またはCR8R8NR6R7で置換されたフェニルで、式中のR6、R7およびR8はそれぞれが別々にHまたは1C〜Cアルキルである、請求項6記載の使用。
  11. AがCR8R8NR6R7で置換されたフェニルで、その中のR8はHでR6とH7は各々メチルである、請求項10記載の使用。
  12. 前記化合物が4−ジメチルアミノメチル安息香酸オクタデカ−(Z)−9−エニルエステル塩酸塩または4−ジメチルアミノメチル安息香酸オクタデカ−(E)−9−エニルエステル塩酸塩である、請求項11記載の使用。
  13. Aが下記の基で:
    Figure 2006502213

    式中R9はH、C〜Cアルキルまたはインドリル(C〜C)アルキルでXは対イオン、或いはR9が電子対でXは不在である、請求項6記載の使用。
  14. R9が電子対でXが不在であるか、或いはR9がメチルまたはインドリルエチルでXが塩素、臭素、ヨウ素およびトシラートからなる群より選ぶ対イオンである、請求項13記載の使用。
  15. 前記化合物は、
    ニコチン酸オクタデカ−(Z)−9−エニルエステル;
    よう化1−メチル−3−オクタデカ−(Z)−9−エニルオキシカルボニル−ピリジニウム;
    塩化1−メチル−3−オクタデカ−(Z)−9−エニルオキシカルボニル−ピリジニウム;
    1−メチル−3−オクタデカ−(Z)−9−エニルオキシカルボニル−ピリジニウムトシラート;および
    臭化1−[(2−(1H−インドール−3−イル))−3−オクタデカ−(Z)−9−エニルオキシカルボニル−ピリジニウムからなる群より選ばれる、請求項14記載の使用。
  16. 前記医薬組成物が免疫介在の炎症の治療用である、請求項1から15の請求項のいずれか1つに記載の使用。
  17. 前記医薬組成物が免疫介在の慢性または急性炎症性疾患、障害または状態の治療用である、請求項16記載の使用。
  18. 前記医薬組成物が自己免疫疾患、重度なアレルギー、喘息、または移植片拒絶、アルツハイマー病のような慢性変性疾患、神経保護作用、器官再生、皮膚の慢性潰瘍または統合失調症から選ばれる疾患、障害または状態に関係する炎症の治療用である、請求項17記載の使用。
  19. 前記自己免疫疾患が多発性硬化症またはヒト関節炎状態である、請求項18記載の使用。
  20. 前記ヒト関節炎状態が関節リュウマチ、ライター症候群を伴う反応性関節炎、強直性脊椎炎または他の免疫系を介した関節の炎症である、請求項19記載の使用。
  21. 前記免疫介在炎症疾患、障害または状態が、重症筋無力症、ギラン・バレー症候群または他の神経系の炎症性疾患;乾癬、尋常性天疱瘡または他の皮膚病;全身性エリテマトーデス、糸球体腎炎または他の腎臓を冒す疾患;アテローム性動脈硬化症または他の血管の炎症;自己免疫性肝炎、炎症性大腸炎、膵炎または他の消化器官系の障害;I型真性糖尿病、自己免疫性甲状腺炎または他の内分泌系の疾患である、請求項17記載の使用。
  22. 前記免疫介在する炎症性疾患または障害が乾癬である、請求項21記載の使用。
  23. 前記医薬組成物が経口、局所、皮内または非経口投与用である、請求項1から22のいずれかに記載の使用。
  24. 前記医薬組成物が皮下、静脈内または筋肉内投与用である、請求項23記載の使用。
  25. 製剤上許容されている担体および一般式Iの化合物:
    Figure 2006502213

    または製剤上で許容されているその塩、式中R1はC12〜R24アルキルまたはC10〜R24アルケニルで、Aは少なくとも1種の非環式または環式アミノ基および/または三級または四級窒素原子を含有する少なくとも1個の複素芳香環を含有する残基であるものを含む、炎症治療用の医薬組成物。
  26. R1がC12〜R20のアルキルまたはアルケニルである、請求項25記載の医薬組成物。
  27. R1がC16〜R18のアルキルまたはアルケニルである、請求項26記載の医薬組成物。
  28. R1がヘキサデシル、オクタデシル、ヘキサデセニル、オクタデセニル、シス−9−オクタデセニル、トランス−9−オクタデセニル、シス−9,12−オクタデカジエニル、シス−6,9,12−オクタデカトリエニルまたはシス−9,12,15−オクタデカトリエニルである、請求項27記載の医薬組成物。
  29. R1がシス−9−オクタデセニルまたはトランス−9−オクタデセニルである、請求項28記載の医薬組成物。
  30. 一般式Iの前記化合物において、当該残基Aは:
    (i)
    Figure 2006502213

    式中R2はH、C〜Cアルキル、アリールまたはアラルキルで、いずれのアリール部分も非置換でも、またはニトロ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、NR6R7またはCR8R8NR6R7で置換されていてもよく;R3はH、電子対またはC〜Cアルキルで;R4とR5はそれぞれ別々にHまたはC〜Cアルキル、或いはR4およびR5はそれらが結合している窒素原子と共に、場合により酸素原子または場合によりC〜Cアルキルが置換している窒素原子が間に入っている5〜7員飽和環を形成し;そしてR6、R7およびR8はそれぞれ別々にHまたはC〜Cアルキルである;
    (ii)NR6R7またはCR8R8NR6R7で置換されたフェニルで、式中R6、R7およびR8はそれぞれ別々にHまたはC〜Cアルキルである;および
    (iii)
    Figure 2006502213

    式中R9はH、C〜Cアルキルまたはインドリル(C〜C)アルキルで、Xは対イオン、或いはR9が電子対でXが非存在、などから構成される群から選ばれる、請求項25から29のいずれか1つに記載の医薬組成物。
  31. 式中当該残基Aは下式を有し:
    Figure 2006502213

    式中R2はHかメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、二級ブチル、ペンチルおよびヘキシルからなる群より選んだ直鎖または分岐C〜Cアルキル、フェニル、ベンジルまたはパラ−ヒドロキシベンジルで;R3は水素、電子対またはC〜Cアルキルで;R4およびR5はそれぞれ別々にHまたはC〜Cアルキル、またはR4とR5はそれらが結合している窒素原子と共に、場合により酸素原子または場合によりC〜Cアルキルが置換している窒素原子が間に入っている5〜7員飽和環を形成し、前記環はピロリジン、ピペリジン、モルホリン、ピペラジンおよび4−メチルピペラジンからなる群より選択される、請求項30記載の医薬組成物。
  32. 式中R2がHまたはフェニルで、R3はHまたは電子対、そしてR4とR5はそれぞれHまたはC〜Cアルキル或いはR4とR5はそれらが結合しているN原子と共に、場合により1位または4位窒素原子がメチルで置換されているモルホリン環またはピペリジン環を形成する、請求項31記載の医薬組成物。
  33. 前記化合物は:
    N,N−ジメチルアミノ−酢酸オクタデカ−(Z)−9−エニルエステル;
    酒石酸(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−酢酸オクタデカ−(Z)−9−エニルエステル;
    酒石酸(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−酢酸オクタデシルエステル;
    塩化4−メチル−4−オクタデカ−(Z)−9−エニルオキシカルボニルメチル−モルホリン−4−イウム;
    α−アミノ−α−フェニル−酢酸オクタデカ−(Z)−9−エニルエステル塩酸塩;および
    重酒石酸ピペラジン−1−イル−酢酸オクタデカ−(Z)−9−エニルエステルからなる群より選ばれる、請求項32記載の医薬組成物。
  34. 当該残基AがNR6R7またはCR8R8NR6R7で置換されたフェニルで、R6、R7およびR8はそれぞれ別々にHまたはC〜Cアルキルである、請求項30記載の医薬組成物。
  35. AがCR8R8NR6R7で置換されたフェニルで、R8はHでR6とR7はそれぞれメチルである、請求項34記載の医薬組成物。
  36. 前記化合物が4−ジメチルアミノメチル−安息香酸オクタデカ−(Z)−9−エニルエステル塩酸塩または4−ジメチルアミノメチル−安息香酸オクタデカ−(E)−9−エニルエステル塩酸塩である、請求項35記載の医薬組成物。
  37. Aは以下の基で;
    Figure 2006502213

    式中でR9はH、C〜Cアルキルまたはインドリル(C〜C)アルキルでXは対イオン、或いはR9が電子対でXは不在である、請求項30記載の医薬組成物。
  38. R9が電子対でXが不在、或いはR9がメチルまたはインドリルエチルでXが塩素、臭素、ヨウ素およびトシラートからなる群より選ばれる対イオンである、請求項37記載の医薬組成物。
  39. 前記化合物は:
    ニコチン酸オクタデカ−(Z)−9−エニルエステル;
    よう化1−メチル−3−オクタデカ−(Z)−9−エニルオキシカルボニル−ピリジニウム;
    塩化1−メチル−3−オクタデカ−(Z)−9−エニルオキシカルボニル−ピリジニウム;
    1−メチル−3−オクタデカ−(Z)−9−エニルオキシカルボニル−ピリジニウムトシラート;および
    臭化1−[(2−(1H−インドール−3−イル)−エチル)−3−オクタデカ−(Z)−9−エニルオキシカルボニル−ピリジニウムからなる群より選ばれる、請求項38記載の医薬組成物。
  40. 免疫が介在する炎症治療用の、請求項25から39のいずれか1つに記載の医薬組成物。
  41. 免疫が介在する慢性または急性炎症性の疾患、障害または状態の治療用の、請求項40記載の医薬組成物。
  42. 自己免疫疾患、重度のアレルギー、喘息、または移植片拒絶、アルツハイマー病のような慢性変性疾患、神経保護作用、器官再生、皮膚の慢性潰瘍または統合失調症から選ばれる疾患、障害または状態に関係する炎症治療用の、請求項41記載の医薬組成物。
  43. 前記自己免疫疾患が多発性硬化症またはヒト関節炎状態である、請求項42記載の医薬組成物。
  44. 前記ヒト関節炎状態が関節リュウマチ、ライター症候群を伴う反応性関節炎、強直性脊椎炎または他の免疫系が介在する関節の炎症である、請求項43記載の医薬組成物。
  45. 前記免疫介在の炎症疾患、障害または状態が、重症筋無力症、ギラン・バレー症候群または他の神経系の炎症性疾患;乾癬、尋常性天疱瘡または他の皮膚病;全身性エリテマトーデス、糸球体腎炎または他の腎臓を冒す疾患;アテローム性動脈硬化症または他の血管の炎症;自己免疫性肝炎、炎症性大腸炎、膵炎または他の消化器官系の障害;I型真性糖尿病、自己免疫性甲状腺炎または他の内分泌系の疾患である、請求項40記載の医薬組成物。
  46. 前記免疫介在の炎症性疾患または障害が乾癬である、請求項45記載の医薬組成物。
  47. 経口、局所、皮内または非経口投与用である、請求項25から46のいずれか1つに記載の医薬組成物。
  48. 皮下、静脈内または筋肉内投与用である、請求項47記載の医薬組成物。
  49. 一般式Ia、
    Figure 2006502213

    または製剤上許容されているその塩で、式中R1はC10〜C24アルキルまたはC10〜C24アルケニルで、Aは少なくとも1つの非環式または環式アミノ基および/または三級か四級窒素原子を含む少なくとも1個の複素芳香族の環を含有する残基であるが、R1がC18アルキルおよびAが少なくとも1つの非環状アミノ基または−CO−Aがプロリンの残基である化合物は除かれるアジュバントの、更に抗原を含んでいる治療製剤調製のための使用。
  50. R1がC12〜C20アルキルまたはアルケニルである、請求項49記載の使用。
  51. R1がC12〜C18アルキルまたはアルケニルである、請求項50記載の使用。
  52. 式中R1がヘキサデシル、オクタデシル、ヘキサデセニル、オクタデセニル、シス−9−オクタデセニル、トランス−9−オクタデセニル、シス−9,12−オクタデカジエニル、シス−6,9,12−オクタデカトリエニルまたはシス−9,12,15−オクタデカトリエニルである、請求項51記載の使用。
  53. 式中R1がシス−9−オクタデセニルまたはトランス−9−オクタデセニルである、請求項52記載の使用。
  54. 一般式Iの前記化合物において、当該残基Aが:
    (i)
    Figure 2006502213

    式中R2はH、C〜Cアルキル、アリールまたはアラルキルで、いずれのアリール部分も非置換でも、またはニトロ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、NR6R7またはCR8R8NR6R7で置換されていてもよく;R3はH、電子対かC〜Cアルキルで;R4およびR5はそれぞれ別々にHまたはC〜Cアルキル、或いはR1がオクタデシルのときにR4とR5がHまたはC〜Cアルキルでなければ、R4とR5はそれらが結合している窒素原子と共に5〜7員の飽和環を形成し、場合により酸素原子または場合によりC〜Cアルキルで置換された窒素原子が間に入っている5〜7員飽和環を形成し;R6、R7およびR8はそれぞれ別々にHまたはC〜Cアルキルである;
    (ii)NR6R7またはCR8R8NR6R7により置換されているフェニルで、R6,R7およびR8はそれぞれ別々にHまたはC〜Cアルキルである;そして
    (iii)
    Figure 2006502213

    式中R9はH,C〜Cアルキルまたはインドリル(C〜C)アルキルで、Xは対イオン、或いはR9が電子対でXは不在などの群から選ばれる、請求項49から53のいずれか1つに記載の使用。
  55. 当該残基Aが以下の式で:
    Figure 2006502213

    式中R2はHかメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、二級ブチル、ペンチルとヘキシルからなる群より選ばれる直鎖または分岐C〜Cアルキル、フェニル、ベンジルまたはパラ−ヒドロキシベンジルで;R3はH,電子対またはC〜Cアルキル;R4およびR5はそれぞれ別々にHまたはC〜Cアルキル、或いはR4およびR5は、それらが結合している窒素原子と共に場合により酸素原子または場合によりC〜Cアルキルが置換している窒素原子が間に入っている5〜7員の飽和環を形成するが、前記の環はR1がオクタデシルでR4とR5がHまたはC〜Cアルキルでなければピロリジン、ピペリジン、モルホリン、ピペラジンおよび4−メチルピペラジンからなる群より選ばれる、請求項54記載の使用。
  56. 式中R2がHまたはフェニルで、R3はHまたは電子対で、R4およびR5は各々HまたはC〜Cアルキル、或いはR1がオクタデシルのときR4とR5がHまたはC〜Cアルキルでなければ、R4およびR5は、それらが結合しているN原子と共に、場合により1位か4位の窒素原子にメチルが置換したモルホリン環またはピペラジン環を形成する、請求項55記載の使用。
  57. 前記化合物が、
    N,N−ジメチルアミノ−酢酸オクタデカ−(Z)−9−エニルエステル;
    酒石酸(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−酢酸オクタデカ−(Z)−9−エニルエステル;
    酒石酸(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−酢酸オクタデシルエステル;
    塩化4−メチル−4−オクタデカ−(Z)−9−エニルオキシカルボニルメチル−モルホリン−4−イウム;
    α−アミノ−α−フェニル−酢酸オクタデカ−(Z)−9−エニルエステル塩酸塩;および
    重酒石酸ピペラジン−1−イル−酢酸オクタデカ−(Z)−9−エニルエステルからなる群より選ばれる、請求項56記載の使用。
  58. R1がC18アルキルおよびAが少なくとも1つの環状アミノ基および/または少なくとも三級か四級窒素原子を含む1つの複素芳香環を含有する残基であるが、−CO−Aがプロリンの残基である化合物を除く、請求項49記載の使用。
  59. 当該残基Aは以下の式を有し:
    (i)
    Figure 2006502213

    式中R2はH、C〜Cアルキル、アリールまたはアラルキルで、いずれのアリール部分も非置換でも、またはニトロ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、NR6R7またはCR8R8NR6R7で置換されていていてもよく;R3はH、電子対またはC〜Cアルキルで;R4およびR5はそれらが結合している窒素原子と共に、場合により酸素原子または、場合によりC〜Cアルキルが置換している窒素原子が間に入った5〜7員飽和環を形成し;そしてR6、R7およびR8はそれぞれ別々にHまたはC〜Cアルキルである、請求項58記載の使用。
  60. R2がHまたはフェニルで、R3はHまたは電子対そしてR4とR5はそれらが結合しているN原子と共に、場合により1位または4位の窒素原子がメチルで置換されているモルホリン環またはピペリジン環を形成する、請求項59記載の使用。
  61. 前記化合物が酒石酸(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−酢酸オクタデシルエステルである、請求項60記載の使用。
  62. AはNR6R7またはCR8R8NR6R7で置換されているフェニルで、R6、R7およびR8はそれぞれ別々にHまたは1C〜Cアルキルである、請求項54記載の使用。
  63. AはCR8R8NR6R7で置換されているフェニルで、R8はHそしてR6およびR7はそれぞれメチルである、請求項62記載の使用。
  64. 前記化合物が4−ジメチルアミノメチル安息香酸オクタデカ−(Z)−9−エニルエステル塩酸塩または4−ジメチルアミノメチル安息香酸オクタデカ−(E)−9−エニルエステル塩酸塩である、請求項63記載の使用。
  65. Aは下記の基で:
    Figure 2006502213

    R9がH、C〜Cアルキルまたはインドリル(C〜C)アルキルでXが対イオン、或いはR9が電子対でXが不在である、請求項54記載の使用。
  66. R9が電子対でXが不在、或いはR9がメチルかインドリルエチルでXが塩素、臭素、ヨウ素およびトシラートからなる群より選択される対イオンである、請求項65記載の使用。
  67. 前記化合物は:
    ニコチン酸オクダデカ−(Z)−9−エニルエステル;
    よう化1−メチル−3−オクタデカ−(Z)−9−エニルオキシカルボニル−ピリジニウム;
    塩化1−メチル−3−オクタデカ−(Z)−9−エニルオキシカルボニル−ピリジニウム;
    1−メチル−3−オクタデカ−(Z)−9−エニルオキシカルボニル−ピリジニウムトシラート;および
    臭化1−[(2−(1H−インドール−3−イル)−エチル)−3−オクタデカ−(Z)−9−エニルオキシカルボニル−ピリジニウムからなる群より選ぶ、請求項66記載の使用。
  68. 前記アジュバントは体液性応答を惹起する抗原と共に投与する、請求項49から67のいずれか1つに記載のアジュバントの使用。
  69. 前記アジュバントは細胞性応答を惹起する抗原と共に投与する、請求項49から67のいずれか1つに記載のアジュバントの使用。
  70. 前記抗原は、前記T細胞が介在する疾患、障害または状態の病因に関わりをもつ炎症性T細胞に認識される抗原である、T細胞が介在する疾患、障害または状態の治療のための請求項69記載の使用。
  71. 前記治療製剤は個体のT細胞サイトカイン応答をT1からT2へ移行させる、請求項69記載の使用。
  72. 前記治療製剤はIL−2またはIFN−γT細胞サイトカイン応答を減少させ、IL−4またはIL−10T細胞サイトカイン応答を増加させる、請求項71記載の使用。
  73. 前記T細胞が介在する疾患、障害または状態は自己免疫疾患で、前記抗原はペプチドである、請求項70から72のいずれか1つに記載の使用。
  74. 前記自己免疫疾患が器官特異的自己免疫疾患である、請求項73記載の使用。
  75. 前記器官特異的自己免疫疾患がI型真性糖尿病、多発性硬化症、関節リュウマチまたは自己免疫性甲状腺炎である、請求項74記載の使用。
  76. 前記抗原が、多発性硬化症の病因に関与するT細胞で認識されるミエリン塩基性タンパク質(MBP)の配列から由来するペプチドまたはその類似体である、多発性硬化症の治療のための請求項75記載の使用。
  77. 前記抗原が、多発性硬化症の病因に関与するT細胞で認識されるコポリマーである、多発性硬化症の治療のための請求項75記載の使用。
  78. 前記抗原が酢酸グラチラマーである、請求項77記載の使用。
  79. 前記治療製剤は、自己免疫疾患、アルツハイマー病またはパーキンソン病のような神経変性疾患、メラノーマのような癌または細菌かウイルス感染のような感染病の治療に有用な前記アジュバントおよび抗原を含む、請求項49から67のいずれか1つに記載の使用。
  80. 抗原および一般式Ia、
    Figure 2006502213

    または製剤上で許容されているその塩で、式中R1はC10〜C24アルキルまたはC10〜C24アルケニルで、Aは少なくとも1つの非環式または環式アミノ基および/または少なくとも三級か四級窒素原子を含む1個の複素芳香族の環を含有する残基であるが、R1がC18アルキルおよびAが少なくとも1つの非環状アミノ基または−CO−Aがプロリンの残基である化合物を除いたアジュバントを含む、治療製剤。
  81. R1がC12〜C20アルキルまたはアルケニルである、請求項80記載の治療製剤。
  82. R1がC16〜C18アルキルまたはアルケニルである、請求項81記載の治療製剤。
  83. R1がヘキサデシル、オクタデシル、ヘキサデセニル、オクタデセニル、シス−9−オクタデセニル、トランス−9−オクタデセニル、シス−9,12−オクタデカジエニル、シス−6,9,12−オクタデカトリエニルまたはシス−9,12,15−オクタデカトリエニルである、請求項82記載の治療製剤。
  84. R1がシス−9−オクタデセニルまたはトランス−9−オクタデセニルである、請求項83記載の治療製剤。
  85. 一般式Iaの前記アジュバントにおいて、当該残基Aは:
    (i)
    Figure 2006502213

    式中R2はH、C〜Cアルキル、アリールまたはアラルキルで、いずれのアリール部分も非置換でも、またはニトロ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、NR6R7またはCR8R8NR6R7で置換されていてもよく;R3はH、電子対またはC〜Cアルキルで;R4およびR5はそれぞれ別々にHまたはC〜Cアルキル、或いはR1がオクタデシルのときR4とR5がHまたはC〜Cアルキルではない場合、R4とR5はそれらが結合している窒素原子と共に、場合により酸素原子または場合によりC〜Cアルキルで置換された窒素原子が間に入る5〜7員の飽和環を形成し;R6、R7およびR8はそれぞれ別々にHまたはC〜Cアルキルである;
    (ii)NR6R7またはCR8R8NR6R7により置換されたフェニルで、R6,R7およびR8はそれぞれ別々にHまたはC〜Cアルキルである;そして
    (iii)
    Figure 2006502213

    式中R9はH,C〜Cアルキルまたはインドリル(C〜C)アルキルでXは対イオン、或いはR9が電子対でXは不在という群から選ばれる、請求項80から84のいずれか1つに記載の治療製剤。
  86. 当該残基Aが以下の式で:
    Figure 2006502213

    式中R2はHか、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、二級ブチル、ペンチルとヘキシルからなる群より選んだ直鎖または分岐C〜Cアルキル、フェニル、ベンジルまたはパラ−ヒドロキシベンジルで;R3はH,電子対またはC〜Cアルキルで;R4およびR5はそれぞれ別々にHまたはC〜Cアルキル、或いはR4およびR5は、それらが結合している窒素原子と共に、場合により酸素原子または場合によりC〜Cアルキルで置換された窒素原子が間に入っている5〜7員の飽和環を形成するが、前記の環はR1がオクタデシルでR4とR5がHまたはC〜Cアルキルでない場合はピロリジン、ピペリジン、モルホリン、ピペラジンおよび4−メチルピペラジンからなる群より選ばれる、請求項85記載の治療製剤。
  87. R2がHまたはフェニルで、R3はHまたは電子対で、R4とR5はそれぞれHまたはC〜Cアルキル、或いはR1がオクタデシルでR4とR5がHまたはC〜Cアルキルではなければ、R4とR5はそれらが結合しているN原子と共に、場合により1位または4位の窒素原子にメチルが置換しているモルホリン環またはピペリジン環を形成する、請求項86記載の治療製剤。
  88. 前記アジュバントは:
    N,N−ジメチルアミノ−酢酸オクタデカ−(Z)−9−エニルエステル;
    酒石酸(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−酢酸オクタデカ−(Z)−9−エニルエステル;
    塩化4−メチル−4−オクタデカ−(Z)−9−エニルオキシカルボニルメチル−モルホリン−4−イウム;
    α−アミノ−α−フェニル−酢酸オクタデカ−(Z)−9−エニルエステル塩酸塩;および
    重酒石酸ピペラジン−1−イル−酢酸オクタデカ−(Z)−9−エニルエステルからなる群より選ばれる、請求項87記載の治療製剤。
  89. R1がC18アルキルおよびAが少なくとも1つの環状アミノ基および/または三級か四級窒素原子を含有する少なくとも1つの複素芳香環を含む残基であるが、−CO−Aがプロリンの残基である化合物を除く、請求項80記載の治療製剤。
  90. 当該残基Aは下式を有し:
    (i)
    Figure 2006502213

    式中R2はH、C〜Cアルキル、アリールまたはアラルキルで、いずれの部分も非置換でも、或いはニトロ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、NR6R7またはCR8R8NR6R7で置換されていてもよく;R3はH、電子対またはC〜Cアルキルで;R4およびR5はそれらが結合している窒素原子と共に、場合により酸素原子または場合によりC〜Cアルキルにより置換された窒素原子が間に入っている5〜7員飽和環を形成し;そしてR6、R7およびR8はそれぞれ別々にHまたはC〜Cアルキルである、請求項89記載の治療製剤。
  91. R2がHまたはフェニルで、R3がHまたは電子対およびR4およびR5はそれらが結合しているN原子と共に、場合により4位の窒素原子にメチルが置換したモルホリン環またはピペリジン環を形成する、請求項90記載の治療製剤。
  92. 前記アジュバントが酒石酸(4−メチル−ピペリジン−1−イル)−酢酸オクタデシルエステルである、請求項91記載の治療製剤。
  93. AがNR6R7またはCR8R8NR6R7で置換されたフェニルで、R6、R7およびR8はそれぞれ別々でHまたはC〜Cアルキルである、請求項85記載の治療製剤。
  94. AがCR8R8NR6R7で置換されたフェニルで、R8がHでR6とR7はそれぞれメチルである、請求項93記載の治療製剤。
  95. 前記アジュバントが4−ジメチルアミノメチル安息香酸オクタデカ−(Z)−9−エニルエステル塩酸塩または4−ジメチルアミノメチル安息香酸オクタデカ−(E)−9−エニルエステル塩酸塩である、請求項94記載の治療製剤。
  96. Aが下の基で:
    Figure 2006502213

    式中R9はH、C〜Cアルキルまたはインドリル(C〜C)アルキルで、Xは対イオン、或いはR9が電子対でXが不在である、請求項85記載の治療製剤。
  97. R9が電子対でXが不在、またはR9がメチルかインドリルエチルでXが塩素、臭素、ヨウ素およびトシラートからなる群より選択される対イオンである、請求項96記載の治療製剤。
  98. 前記アジュバントは:
    ニコチン酸オクダデカ−(Z)−9−エニルエステル;
    よう化1−メチル−3−オクタデカ−(Z)−9−エニルオキシカルボニル−ピリジニウム;
    塩化1−メチル−3−オクタデカ−(Z)−9−エニルオキシカルボニル−ピリジニウム;
    1−メチル−3−オクタデカ−(Z)−9−エニルオキシカルボニル−ピリジニウムトシラート;および
    臭化1−[(2−(1H−インドール−3−イル)−エチル)−3−オクタデカ−(Z)−9−エニルオキシカルボニル−ピリジニウムからなる群より選ぶ、請求項97記載の治療製剤。
  99. 前記アジュバントおよび体液性応答を惹起する抗原を含む、請求項80から98のいずれか1つに記載の治療製剤。
  100. 前記アジュバントおよび細胞性応答を惹起する抗原を含む、請求項80から98のいずれか1つに記載の治療製剤。
  101. 前記抗原は、前記T細胞が介在する疾患、障害または状態の病因に関わりをもつ炎症性T細胞により認識される抗原である、T細胞が介在する疾患、障害または状態の治療のための請求項100記載の治療製剤。
  102. 前記治療製剤は個体のT細胞サイトカイン応答をT1からT2へ移行させる、請求項101記載の治療製剤。
  103. 前記治療製剤はIL−2またはIFN−γT細胞サイトカイン応答を減少させ、IL−4またはIL−10T細胞サイトカイン応答を増加させる、請求項102記載の治療製剤。
  104. 前記T細胞が介在する疾患、障害または状態は自己免疫疾患で、前記抗原はペプチドである、請求項101から103のいずれか1つに記載の治療製剤。
  105. 前記自己免疫疾患が器官特異的自己免疫疾患である、請求項104記載の治療製剤。
  106. 前記器官特異的自己免疫疾患がI型真性糖尿病、多発性硬化症、関節リュウマチまたは自己免疫性甲状腺炎である、請求項105記載の治療製剤。
  107. 前記抗原が、多発性硬化症の病因に関与するT細胞で認識されるミエリン塩基性タンパク質(MBP)の配列から由来するペプチドまたはその類似体である、多発性硬化症の治療のための請求項106記載の治療製剤。
  108. 前記抗原が、多発性硬化症の病因に関与するT細胞で認識されるコポリマーである、多発性硬化症の治療のための請求項106記載の治療製剤。
  109. 前記抗原が酢酸グラチラマーである、請求項108記載の治療製剤。
  110. 前記抗原が、自己免疫疾患、アルツハイマー病またはパーキンソン病のような神経変性病、メラノーマのような癌または細菌またはウイルス感染のような感染疾患の治療に有用である、請求項80から98のいずれか1つに記載の治療製剤。
  111. T細胞介在疾患、障害または状態の病因に関係する炎症性T細胞により認識される抗原、および一般式Ia:
    Figure 2006502213

    または製剤上で許容されているその塩で、式中R1はC10〜C24アルキルまたはC10〜C24アルケニルで、Aは少なくとも1つの非環状または環状アミノ基および/または少なくとも1つの三級か四級窒素原子を含有する複素芳香環を含有する残基であるが、R1がC18アルキルでAが少なくとも1つの非環状アミノ基または−CO−Aがプロリンの残基を含有する残基である化合物を除いたアジュバントを含む、T細胞介在の疾患、障害または状態の治療のための治療製剤。
  112. T細胞介在疾病、障害または状態の病因に関係する炎症性T細胞により認識される抗原、および一般式Ia:
    Figure 2006502213

    または製剤上で許容されているその塩で、式中R1はC10〜C24アルキルまたはC10〜C24アルケニルで、Aは少なくとも1つの非環状または環状アミノ基および/または三級か四級窒素原子を含有する少なくとも1つの複素芳香環を含有する残基であるが、R1がC18アルキルでAが少なくとも1つの非環状アミノ基または−CO−Aがプロリンの残基を含有する残基である化合物を除いたアジュバントを含む、T細胞介在の疾患、障害または状態を患う個体におけるT1からT2へのT細胞サイトカイン応答の変更を生じさせるための治療製剤。
  113. 前記治療製剤はIL−2またはIFN−γT細胞サイトカイン応答を減少させ、IL−4またはIL−10T細胞サイトカイン応答を増加させる、請求項112記載の治療製剤。
  114. R1がC12〜C20アルキルまたはアルケニルである、請求項111または112記載の治療製剤。
  115. R1がC16〜C18アルキルまたはアルケニルである、請求項114記載の治療製剤。
  116. R1がヘキサデシル、オクタデシル、ヘキサデセニル、オクタデセニル、シス−9−オクタデセニル、トランス−9−オクタデセニル、シス−9,12−オクタデカジエニル、シス−6,9,12−オクタデカトリエニルまたはシス−9,12,15−オクタデカトリエニルである、請求項115記載の治療製剤。
  117. R1がシス−9−オクタデセニルまたはトランス−9−オクタデセニルである、請求項116記載の治療製剤。
  118. 一般式Iaの前記化合物において、当該残基Aは:
    (i)
    Figure 2006502213

    式中R2はH、C〜Cアルキル、アリールまたはアラルキルで、いずれのアリール部分も非置換でも、またはニトロ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、NR6R7またはCR8R8NR6R7で置換されていてもよく;R3はH、電子対またはC〜Cアルキルで;R4およびR5はそれぞれ別々にHまたはC〜Cアルキル、或いはR1がオクタデシルでR4とR5がHまたはC〜Cアルキルではない場合、R4とR5はそれらが結合している窒素原子と共に、場合により酸素原子または場合によりC〜Cアルキルで置換された窒素原子が間に入る5〜7員の飽和環を形成し;R6、R7およびR8はそれぞれ別々にHまたはC〜Cアルキルである;
    (ii)NR6R7またはCR8R8NR6R7により置換されているフェニルで、R6,R7およびR8はそれぞれ別々にHまたはC〜Cアルキルである;そして
    Figure 2006502213

    式中R9はH,C〜Cアルキルまたはインドリル(C〜C)アルキルで、Xは対イオン、或いはR9が電子対でXは不在という群から選ばれる、請求項111から117のいずれか1つに記載の治療製剤。
  119. 当該残基Aが以下の式で:
    Figure 2006502213

    式中R2はHか、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、二級ブチル、ペンチルとヘキシルからなる群より選んだ直鎖または分岐C〜Cアルキル、フェニル、ベンジルまたはパラ−ヒドロキシベンジルで;R3はH,電子対またはC〜Cアルキルで;R4およびR5はそれぞれ別々にHまたはC〜Cアルキル、或いはR4およびR5は、それらが結合している窒素原子と共に、場合により酸素原子または場合によりC〜Cアルキルで置換された窒素原子が間に入っている5〜7員の飽和環を形成するが、前記の環はR1がオクタデシルでR4とR5がHまたはC〜Cアルキルでない場合はピロリジン、ピペリジン、モルホリン、ピペラジンおよび4−メチルピペラジンからなる群より選ばれる、請求項118記載の治療製剤。
  120. R2がHまたはフェニルで、R3はHまたは電子対で、R4とR5はそれぞれHまたはC〜Cアルキル、或いはR1がオクタデシルのときR4とR5がHまたはC〜Cアルキルではない場合、R4とR5はそれらが結合しているN原子と共に、場合により1位または4位の窒素原子がメチルで置換されたモルホリノ環またはピペリジン環を形成する、請求項119記載の治療製剤。
  121. 前記アジュバントは:
    N,N−ジメチルアミノ−酢酸オクタデカ−(Z)−9−エニルエステル;
    酒石酸(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−酢酸オクタデカ−(Z)−9−エニルエステル;
    塩化4−メチル−4−オクタデカ−(Z)−9−エニルオキシカルボニルメチル−モルホリン−4−イウム;
    α−アミノ−α−フェニル−酢酸オクタデカ−(Z)−9−エニルエステル塩酸塩;および
    重酒石酸ピペラジン−1−イル−酢酸オクタデカ−(Z)−9−エニルエステルからなる群より選ばれる、請求項120記載の治療製剤。
  122. R1がC18アルキルおよびAが少なくとも1つの環状アミノ基および/または三級か四級窒素原子を含有する少なくとも1つの複素芳香環を含む残基で、−CO−Aがプロリンの残基である化合物を除く、請求項111または112記載の治療製剤。
  123. 当該残基Aは下式を有し:
    (i)
    Figure 2006502213

    式中R2はH、C〜Cアルキル、アリールまたはアラルキルで、いずれの部分も非置換でも、或いはニトロ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、NR6R7またはCR8R8NR6R7で置換されていてもよく;R3はH、電子対またはC〜Cアルキルで;R4およびR5はそれらが結合している窒素原子と共に、場合により酸素原子または場合によりC〜Cアルキルにより置換された窒素原子が間に入っている5〜7員飽和環を形成し;そしてR6、R7およびR8はそれぞれ別々にHまたはC〜Cアルキルである、請求項122記載の治療製剤。
  124. R2がHまたはフェニルで、R3がHまたは電子対、およびR4およびR5はそれらが結合しているN原子と共に、場合により4位の窒素原子にメチルが置換しているモルホリン環またはピペリジン環を形成する、請求項123記載の治療製剤。
  125. 前記アジュバントが酒石酸(4−メチル−ピペリジン−1−イル)−酢酸オクタデシルエステルである、請求項124記載の治療製剤。
  126. AがNR6R7またはCR8R8NR6R7で置換されたフェニルで、R6、R7およびR8はそれぞれ別々でHまたは1C〜Cアルキルである、請求項118記載の治療製剤。
  127. AがCR8R8NR6R7で置換されたフェニルで、R8がHでR6とR7はそれぞれメチルである、請求項126記載の治療製剤。
  128. 前記アジュバントが4−ジメチルアミノメチル安息香酸オクタデカ−(Z)−9−エニルエステル塩酸塩または4−ジメチルアミノメチル安息香酸オクタデカ−(E)−9−エニルエステル塩酸塩である、請求項127記載の治療製剤。
  129. Aが下記の基で:
    Figure 2006502213

    式中R9はH、C〜Cアルキルまたはインドリル(C〜C)アルキルで、Xは対イオン、或いはR9が電子対でXが不在である、請求項118記載の治療製剤。
  130. R9が電子対でXが不在、或いはR9がメチルかインドリルエチルでXが塩素、臭素、ヨウ素およびトシラートからなる群より選択される対イオンである、請求項129記載の治療製剤。
  131. 前記アジュバントは:
    ニコチン酸オクダデカ−(Z)−9−エニルエステル;
    よう化1−メチル−3−オクタデカ−(Z)−9−エニルオキシカルボニル−ピリジニウム;
    塩化1−メチル−3−オクタデカ−(Z)−9−エニルオキシカルボニル−ピリジニウム;
    1−メチル−3−オクタデカ−(Z)−9−エニルオキシカルボニル−ピリジニウムトシラート;および
    臭化1−[(2−(1H−インドール−3−イル)−エチル)−3−オクタデカ−(Z)−9−エニルオキシカルボニル−ピリジニウムからなる群より選ぶ、請求項130記載の治療製剤。
  132. 前記抗原は前記個体に体液性応答を惹起させる、請求項111から131のいずれか1つに記載の治療製剤。
  133. 前記抗原は前記個体に細胞性応答を惹起させる、請求項111から131のいずれか1つに記載の治療製剤。
  134. 前記T細胞が介在する疾患は自己免疫疾患で、前記抗原はペプチドである、請求項111から131のいずれか1つに記載の治療製剤。
  135. 前記自己免疫疾患が器官特異的自己免疫疾患である、請求項134記載の治療製剤。
  136. 前記器官特異的自己免疫疾患がI型真性糖尿病、多発性硬化症、関節リュウマチまたは自己免疫性甲状腺炎である、請求項135記載の治療製剤。
  137. 前記抗原が、多発性硬化症の病因に関与するT細胞で認識されるミエリン塩基性タンパク質(MBP)の配列から由来するペプチドまたはその類似体である、多発性硬化症の治療のための請求項136記載の治療製剤。
  138. 前記抗原が、多発性硬化症の病因に関与するT細胞で認識されるコポリマーである、多発性硬化症の治療のための請求項136記載の治療製剤。
  139. 前記抗原が酢酸グラチラマーである、請求項138記載の治療製剤。
  140. 前記治療製剤は、自己免疫疾患、アルツハイマー病またはパーキンソン病のような神経変性病、メラノーマのような癌または細菌またはウイルス感染のような感染病の治療に有用な前記アジュバントおよび前記抗原を含む、請求項111または112の治療製剤。
  141. 一般式がR1−O−CO−A、
    式中(i)R1はC20〜C24アルキルまたはC10〜C24アルケニルで、Aは下式の残基:
    Figure 2006502213

    式中R2はH、C〜Cアルキル、アリールまたはアラルキルで、いずれのアリール部分も非置換でも、またはニトロ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、NR6R7またはCR8R8NR6R7で置換されていてもよく;R3はH、電子対またはC〜Cアルキルで;R4およびR5はそれぞれ別々にHまたはC〜Cアルキル、或いはR4とR5はそれらが結合している窒素原子と共に、場合により酸素原子または場合によりC〜Cアルキルで置換された窒素原子が間に入った5〜7員の飽和環を形成し;そしてR6、R7およびR8はそれぞれ別々にHまたはC〜Cアルキルである;または
    (ii)R1はC18アルキルおよびAは下式の残基で:
    Figure 2006502213

    式中R2がHで;R3は電子対で;R4およびR5はそれらが結合している窒素原子と共に、場合により酸素原子または場合によりC〜Cアルキルで置換されている窒素原子が間に入った5〜7員飽和環を形成する;または
    (iii)R1がC〜Cアルキルで、Aが下式の残基で;
    Figure 2006502213

    式中R2は非置換アリールまたは、アリールまたはアラルキルで、いずれのアリール部分もニトロ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、NR6R7またはCR8R8NR6R7で置換され;R3はH、電子対またはC〜Cアルキルで;R4およびR5はそれぞれ別々にHまたはC〜Cアルキル、或いはR4とR5はそれらが結合している窒素原子と共に、場合により酸素原子または場合によりC〜Cアルキルで置換された窒素原子が間に入っている5〜7員の飽和環を形成し;そしてR6、R7およびR8はそれぞれ別々にHまたはC〜Cアルキルである;または
    (iv)R1がC10アルキルおよびAが下式の残基で:
    Figure 2006502213

    式中R2はC〜Cアルキルで;R3はH、電子対またはC〜Cアルキルで;R4およびR5はそれぞれ別々にHまたはC〜Cアルキル、或いはR4とR5はそれらが結合している窒素原子と共に、場合により酸素原子または場合によりC〜Cアルキルで置換された窒素原子が間に入った5〜7員の飽和環を形成し;そしてR6、R7およびR8はそれぞれ別々にHまたはC〜Cアルキルである;または
    (v)R1がC10〜C24アルキルまたはC10〜C24アルケニルで、AはNR6R7またはCR8R8NR6R7で置換され、R6、C7およびR8はそれぞれ別々にHまたはC〜Cアルキルであるが、R1がC10〜C24アルキルでAが−CH−NHで置換されたフェニルである化合物は除かれる;或いは
    (vi)R1がC10〜C24アルキルまたはC10〜C24アルケニルで、Aは下式の基で:
    Figure 2006502213

    式中R9がC〜Cアルキルまたはインドリル(C〜C)アルキルでXが対イオンである化合物、および製剤上許容されているそれらの塩。
  142. R1がC12〜C18アルケニルである、請求項141(i)、(v)または(vi)記載の化合物。
  143. R1がC16〜C18アルケニルである、請求項142記載の化合物。
  144. R1がシス−9−オクタデセニルまたはトランス−9−オクタデセニルである、請求項143記載の化合物。
  145. R2がHまたはフェニルで、R3はHまたは電子対で、R4とR5はそれぞれメチル、またはR4とR5はメチルまたはそれらが結合しているN原子と共に、場合により4位の窒素原子がメチルで置換されたモルホリノ環またはピペリジン環を形成する、請求項144記載の化合物。
  146. N,N−ジメチルアミノ−酢酸オクタデカ−(Z)−9−エニルエステル;
    酒石酸(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−酢酸オクタデカ−(Z)−9−エニルエステル;
    塩化4−メチル−4−オクタデカ−(Z)−9−エニルオキシカルボニルメチル−モルホリン−4−イウム;
    重酒石酸ピペラジン−1−イル−酢酸オクタデカ−(Z)−9−エニルエステルからなる群より選ばれる、請求項145記載の化合物。
  147. R1がオクタデシル、およびR4とR5はそれらが結合しているN原子と共に、場合により4位の窒素原子がメチルで置換されているモルホリノまたはピペラジン環を形成する、請求項141(ii)記載の化合物。
  148. 酒石酸(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−酢酸オクタデシルエステルである、請求項147記載の化合物。
  149. R1がC12〜C20アルキルまたはC12〜C20アルケニルで、AがCR8R8NR6R7で置換されたフェニルで、R8はHおよびR6とR7はそれぞれHまたはC〜Cアルキルである、請求項141(vi)記載の化合物。
  150. R1がC16〜C18アルケニルである、請求項149記載の化合物。
  151. R1がシス−9−オクタデセニルまたはトランス−9−オクタデセニルである、請求項150記載の化合物。
  152. 4−ジメチルアミノメチル−安息香酸オクタデカ−(Z)−9−エニルエステル塩酸塩または4−ジメチルアミノメチル−安息香酸オクタデカ−(Z)−9−エニルエステル塩酸塩である、請求項151記載の化合物。
  153. R1がC12〜C20アルキルまたはC12〜C20アルケニルである、請求項141(vi)記載の化合物。
  154. R1がC16〜C18アルキルまたはアルケニルである、請求項153記載の化合物。
  155. R1がシス−9−オクタデセニルまたはトランス−9−オクタデセニルである、請求項154記載の化合物。
  156. よう化1−メチル−3−オクタデカ−(Z)−9−エニルオキシカルボニル−ピリジニウム;
    塩化1−メチル−3−オクタデカ−(Z)−9−エニルオキシカルボニル−ピリジニウム;
    1−メチル−3−オクタデカ−(Z)−9−エニルオキシカルボニル−ピリジニウムトシラート;および
    臭化1−[(2−(1H−インドール−3−イル)−エチル)−3−オクタデカ−(Z)−9−エニルオキシカルボニル−ピリジニウムからなる群より選ぶ、請求項155記載の化合物。
  157. R1がシス−9−オクタデセニルで、R2がフェニル、R3が電子対およびR4とR5がそれぞれHである、請求項141(i)記載の化合物。
  158. α−アミノ−α−フェニル−酢酸オクタデカ−(Z)−9−エニルエステル塩酸塩である、請求項157記載の化合物。
  159. 請求項141から158のいずれか1つに記載された化合物または製剤上で許容されているその塩および製剤上で許容されている担体を含む医薬組成物。
  160. 炎症の治療用の請求項159記載の医薬組成物。
  161. 抗原および請求項141から158のいずれか1つに記載のアジュバントを含む、医薬組成物。
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