JP2006351593A - レーザ照射方法及びその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 温度変化に起因して集光レンズの焦点距離が変化するため、レーザの照射を停止した後に照射を再開するとき、冷却されたレンズの温度が所定温度に回復するまでに長時間を要し、作業能率が低下する。
【解決手段】 集光レンズ2と被照射物4との間に、光路を遮つてレーザaを反射する反射位置Iを採ることができる第1のミラー5と、第1のミラー5によつて反射されるレーザaを反射する第2のミラー6とを配置し、第1のミラー5に反射位置Iを採らせることにより、集光レンズ2を透過するレーザaを、第1,第2のミラー5,6によつて次々に反射させると共に、第1のミラー5によつて再度反射されるレーザaの強度を、被照射物4から反射されるレーザaの強度に合致させて集光レンズ2を透過させ、レーザaを被照射物4に照射するときと同様に集光レンズ2を加熱する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、レーザ照射方法及びその装置に関するものであり、詳しくはレーザ発振器からのレーザをレンズを通して集光又は結像させてステージに載せた被照射物に照射し、被照射物を改質させるものにおいて、レンズの温度ひいては焦点距離を維持するためのミラーを備えるレーザ照射方法及びその装置に関するものである。
従来、薄膜トランジスタの結晶化シリコンの製造に際し、ガラス基板上に薄いa−Si(アモルファスシリコン)膜を形成した被照射物にレーザ光を照射して、a−Si膜を結晶化して薄いp−Si(ポリシリコン)膜としている。このa−Si膜にレーザを照射して改質する方法の一つとして、均一な強度のレーザをマスクにあてて、それを光学機器の集光レンズで被照射物のa−Si膜に投影し結像して、照射する方法がある(例えば特許文献1)。
これは、エキシマレーザを発生させるレーザ発振器で生じさせたレーザを光学機器に導き、反射ミラーによつて適当に方向変換させると共に、強度の均一化を図つた後、マスク及び集光レンズを通すことにより方形のラインビーム(パルス・レーザ)に整形し、被照射物に集光して転写している。被照射物は、レーザアニール装置の真空室内に設置されている。
特許第3204986号公報
しかしながら、このような従来のレーザ照射装置にあつては、レンズの焦点距離が温度変化に起因して変動するという技術的課題があつた。すなわち、レーザ発振器で生じさせたパルス・レーザを集光レンズに通し、被照射物に照射しているため、レーザが集光レンズを通過する際、レーザの一部がレンズに吸収され熱に変換され、レンズの温度が上昇する。このレンズの温度は、一般に所定に維持し、焦点距離の変化を防止しているが、一連のパルス・レーザの照射を停止した後に照射を再開するとき、一旦冷却されたレンズの温度が所定温度に回復するまでの待ち時間に長時間を要し、作業能率が低下する原因となつている。
このような温度変化に起因する焦点距離の変化を防止するために、集光レンズを鏡筒に収容し、鏡筒に付属させた温度制御装置により集光レンズを間接的に保温し、レンズの温度を所定に維持することも行われている。この場合、レンズはレーザによつて主として直接加熱されて温度上昇し、一方、レンズの温度制御は側面から間接的に行われる。このため、レーザによるレンズの温度上昇の時定数は、温度制御装置による冷却の時定数よりも短くなる。従つて、一連のパルス・レーザの照射を停止した後に照射を再開するとき、レンズの温度は短時間に上昇し、やがて下降に転じ、その後、安定する。この温度が安定に至るまでの間、レンズの焦点距離が変化し続けるため、被照射物にレーザを照射するときはピントがぼけた状態で照射されることになる。
また、集光レンズの温度変化に伴う焦点距離の変化を抑制するため、温度特性の異なる複数の材質を用いて作製したレンズを組み合わせることも試みられているが、その抑制効果は不十分である。
本発明は、このような従来の技術的課題に鑑みてなされたもので、その構成は、次の通りである。
請求項1の発明は、レーザ発振器1からの処理用のレーザaをレンズ2に通して集光又は結像させ、被照射物4に照射させるレーザ照射方法において、レンズ2と被照射物4との間に、レンズ2と被照射物4との間の光路を遮つて処理用のレーザaを所定の反射率で反射する反射位置Iと、レンズ2と被照射物4との間の光路を開放する開放位置IIとを採ることができる第1のミラー5と、反射位置Iを採る第1のミラー5によつて反射される処理用のレーザaの光軸Lに対して垂直に配置され、処理用のレーザaを所定の反射率で反射する第2のミラー6とを配置し、第1のミラー5に反射位置Iを採らせることにより、レンズ2を透過する処理用のレーザaを、第1のミラー5及び第2のミラー6によつて次々に反射させると共に、第1のミラー5によつて再度反射される処理用のレーザaの強度を、第1のミラー5が開放位置IIを採る状態で被照射物4から反射される処理用のレーザaの強度に合致させて、レンズ2を透過させ、処理用のレーザaを被照射物4に照射するときと同様にレンズ2を加熱することを特徴とするレーザ照射方法である。
請求項2の発明は、レーザ発振器1からの処理用のレーザaをレンズ2に通して集光又は結像させ、被照射物4に照射させるレーザ照射装置において、レンズ2と被照射物4との間に、レンズ2と被照射物4との間の光路を遮つて処理用のレーザaを所定の反射率で反射する反射位置Iと、レンズ2と被照射物4との間の光路を開放する開放位置IIとを採ることができる第1のミラー5と、反射位置Iを採る第1のミラー5によつて反射される処理用のレーザaの光軸Lに対して垂直に配置され、処理用のレーザaを所定の反射率で反射する第2のミラー6とを配置し、第1のミラー5に反射位置Iを採らせることにより、レンズ2を透過する処理用のレーザaを、第1のミラー5及び第2のミラー6によつて次々に反射させると共に、第1のミラー5によつて再度反射される処理用のレーザaの強度を、第1のミラー5が開放位置IIを採る状態で被照射物4から反射される処理用のレーザaの強度に合致させて、レンズ2を透過させ、処理用のレーザaを被照射物4に照射するときと同様にレンズ2を加熱することを特徴とするレーザ照射装置である。
請求項3の発明は、第1のミラー5が全反射ミラーによつて構成され、第2のミラー6が、被照射物4の反射率と等しい反射率を有するハーフミラーによつて構成され、第2のミラー6が、第1のミラー5と被照射物4との間の距離h2と等しい距離h1だけ第1のミラー5から離隔させた位置に配置されていることを特徴とする請求項2のレーザ照射装置である。
請求項4の発明は、レンズ2が、焦点距離を計測する計測手段7を備えることを特徴とする請求項2又は3のレーザ照射装置である。
請求項5の発明は、レンズ2が、温度制御装置3を付属することを特徴とする請求項2,3又は4のレーザ照射装置である。
独立請求項1及び2に係る発明によれば、被照射物に処理用のレーザを照射することなくレンズの温度が安定するため、レンズの焦点距離が温度変化に起因して変化することを防止でき、被照射物に照射するレーザの品質を常時一定に保つことができる。その結果、被照射物への処理用のレーザの照射開始初期に、被照射物にピンボケのレーザを当てることが回避され、被照射物の無駄を無くして高品質の被照射物のみを製作することができる。
特に、一つの被照射物への処理が終了し、次の被照射物をセットする間に第1のミラーに反射位置を採らせることにより、レンズの温度ひいては焦点距離を一定に保つことができる。
請求項3によれば、第1のミラーによつて再度反射される処理用のレーザの強度を、第1のミラーが開放位置を採る状態で被照射物から反射される処理用のレーザの強度に合致させて、レンズを透過させ、処理用のレーザを被照射物に照射するときと同様にレンズを加熱することが簡単に実現できる。
請求項4によれば、レンズの焦点距離を計測する計測手段を設けるため、レンズの温度が所期状態にあるか否かを観測することができる。
図1〜図3は、本発明に係る集光レンズ(レンズ)の焦点距離を維持するためのミラーを備えるレーザ照射装置の1実施の形態を示す。図1中において符号1はレーザ発振器を示し、レーザ発振器1からの処理用のパルス・レーザa(波長:例えば308nm)は、処理用のレーザaを全反射するミラー10によつて90度方向転換させて集光レンズ2に導き、集光レンズ2を透過したレーザaは、集光(又は結像)させて被照射物4に照射させ、被照射物4に結晶化などの処理を与える。レーザaは、実際にはマスク(図示せず)等に通され、整形すると共に強度が均一をなす矩形状レーザにされて被照射物4に結像させる。集光レンズ2は、鏡筒16に収容し、鏡筒16の外側に付属させたペルチェ素子からなる温度制御装置3により集光レンズ2を間接的に冷却又は加熱し、レンズの温度を所定に維持するようになつている。
被照射物4は、ステージ11に載置され、ステージ11には移動装置12が付属されている。移動装置12は、ステージ11をレーザ発振器1に対して所定方向Xに相対移動させる。これにより、ステージ11に載置された被照射物4は、所定間隔毎にレーザaが照射され、被照射物4が改質される。
そして、集光レンズ2と被照射物4との間に、処理用のレーザaを所定の反射率で反射する第1のミラー5(反射ミラー)を配置可能にする。このミラー5は、集光レンズ2と被照射物4との間の光路を遮ることが可能であり、駆動装置14によつて駆動することにより、集光レンズ2と被照射物4との間の光路を遮る反射位置I(実線で示す)と、集光レンズ2と被照射物4との間の光路を開放する開放位置II(仮想線で示す)とを採ることができる。ミラー5は、通常、全反射ミラーによつて構成され、その場合には反射位置Iを採らせることにより、ステージ11に向かう処理用のレーザaを遮断する光シャッタとして機能する。但し、この光シャッタによつて光路を閉じたときでも、処理用のレーザaは集光レンズ2を透過する。
また、処理用のレーザaを所定の反射率で反射する第2のミラー6を配置する。このミラー6は、反射位置Iを採る第1のミラー5によつて反射される処理用のレーザaの光軸Lに対し、垂直に配置されていると共に、第1のミラー5からの距離h1が、第1のミラー5と被照射物4との間の距離h2に等しくなるように設定してある。この第2のミラー6は、通常、ハーフミラーによつて構成され、反射率(約60%)が被照射物4の反射率と同じにしてある。第2のミラー6には、ダンパー17を付属させ、透過する処理用のレーザaを吸収させる。
更に、集光レンズ2の焦点距離を計測する計測手段7を設ける。この計測手段7は、具体的には図2に示すように焦点距離計測用のレーザb(波長:例えば635nm)をシリンドリカルレンズ21に通した後にハーフミラーからなる反射ミラー22で反射させて方向転換させると共にミラー10を透過させ、集光レンズ2を通して集光させ、第1のミラー5を透過させて被照射物4の表面に照射し、その反射光を第1のミラー5、集光レンズ2及びミラー10,22を順次に通過させ、測定器24に受光させている。従つて、ミラー10及び第1のミラー5は、処理用のレーザaを全反射できるが、焦点距離計測用のレーザbを透過する。
そして、測定器24で受光した光bの形状から、集光レンズ2と被照射物4との間の光軸上での距離ひいては集光レンズ2の焦点距離の適否を判定することができる。集光レンズ2の焦点距離は、集光レンズ2と被照射物4との間の光軸上での距離の差B−Aとして計測される。測定器24で受光した光の形状は、図3に示すようであり、図3(イ)は集光レンズ2の焦点距離が長すぎ、図3(ロ)は適正状態、図3(ハ)は集光レンズ2の焦点距離が短すぎを示す。
次に、作用について説明する。
レーザ発振器1からの処理用のパルス・レーザaは、全反射するミラー10によつて90度方向転換させて集光レンズ2に導き、集光レンズ2を透過したレーザaは、集光して被照射物4に照射され、被照射物4が改質される。被照射物4がガラス基板上に薄いa−Si膜を形成したものであれば、レーザaの照射により、a−Si膜が結晶化されて薄いp−Si膜に改質される。このとき、第1のミラー5は、集光レンズ2と被照射物4との間の光路を開放する開放位置IIを採つている。
1枚の被照射物4に対するレーザaの照射処理が終了したなら、ステージ11上の被照射物4を新しい被照射物4と交換する。その際、第1のミラー5(反射ミラー)を駆動装置14によつて駆動し、集光レンズ2と被照射物4との間の光路を遮つて処理用のレーザaを所定の反射率で反射する反射位置Iを採らせる。
これにより、集光レンズ2を透過する処理用のパルス・レーザaは、反射位置Iを採る第1のミラー5によつて反射され、第2のミラー6に垂直に入射及び一部反射され、再度、第1のミラー5によつて反射され、集光レンズ2を透過する。従つて、第1のミラー5によつて反射されて集光レンズ2に向かうレーザaの強度を被照射物4から反射されるレーザaの強度に合致させることにより、被照射物4にレーザaを照射するときと同様に集光レンズ2が加熱され、集光レンズ2の冷却に伴う焦点距離の変動が防止される。なお、第1のミラー5を透過する処理用のレーザaは、被照射物4の改質処理に影響を与えない程度が望ましい。
特に、第1のミラー5を全反射ミラーによつて構成するときは、第2のミラー6を第1のミラー5と被照射物4との間の距離h2と等しい距離h1だけ離隔させた位置に置き、かつ、第2のミラー6の反射率を被照射物4の反射率と等しくすることにより、簡単に、第1のミラー5によつて反射されて集光レンズ2に向かうレーザaの強度を被照射物4から反射されるパルス・レーザaの強度に合致させることが可能である。
なお、第1のミラー5に反射位置Iを採らせる場合としては、被照射物4の交換時に限られず、ステージ11上から被照射物4を取り除いたときであつて、集光レンズ2の温度を維持する必要性がある場合を広く含むものである。
また、集光レンズ2を鏡筒16に収容し、鏡筒16に付属させた温度制御装置3により集光レンズ2を冷却し、レンズ2の温度を所定に維持するため、処理用のレーザaを被照射物4に導く場合と同様に、レンズ2はレーザaによつて直接加熱されて温度上昇し、一方、レンズaの温度制御は側面から間接的に行われる。但し、温度制御装置3は省略が可能であり、温度制御装置3を省略した場合には、集光レンズ2が処理用のレーザaによつて加熱されて温度上昇が収まつた状態で、被照射物4に対する処理用のレーザaの照射を開始すればよい。
集光レンズ2の焦点距離を計測する計測手段7は、焦点距離計測用のレーザbを被照射物4の表面に照射し、その反射光bを集光レンズ2及びミラー5,10,22を通過させ、測定器24に受光させるので、測定器24で受光したレーザbの形状から、集光レンズ2の焦点距離が適正状態にあることを知ることができる。集光レンズ2の焦点距離が適正であることから、集光レンズ2の温度が適正であることを知ることができる。
実際に、レーザ発振器1としてラムダフィジック社製のレーザ発振器LS2000を用いて処理用のレーザa(波長308nm、繰り返し発振数300Hz)を発振させ、そのレーザaを全反射する誘電体多層膜を石英に蒸着した第1のミラー5を集光レンズ2と被照射物4との間に光軸に対して45度傾けて設置した。第1のミラー5は、焦点距離計測用のレーザbである波長635nmのダイオードレーザを透過することができる。
第1のミラー5で反射した処理用のレーザaの進行方向にミラー5から被照射物4までの距離h2と等しい距離h1だけ離れた位置としてハーフミラーからなる第2のミラー6を設置した。第2のミラー6は、第1のミラー5によつて90度曲げられた光軸Lに垂直に配置した。
第2のミラー6は、波長308nmの光(処理用のレーザa)に対して60%の反射率を持つようにし、被照射物4である膜厚50nmのアモルファスシリコンを厚さ0.5mmのガラス板に蒸着した基板の波長308nmの光aに対する反射率と等しくした。
また、波長635nmの光(焦点距離計測用のレーザb)をミラー5越しに被照射物4に照射し、その反射光bを利用して、集光レンズ2の焦点距離を計測する計測手段7を設けた。
集光レンズ2の鏡筒16の外側には、ペルチェ素子(温度制御装置3)を設置し、レンズ2の温度を制御した。
このようなレーザ照射装置により、第1,第2のミラー5,6によつて集光レンズ2の温度をほぼ一定に維持することができることを確認した。
本発明の1実施の形態に係るレーザ照射装置を示す正面図。 同じくレーザ照射装置に装備する計測手段を具体的に示す背面図。 同じく測定器で受光した焦点距離計測用のレーザの形状を示す図。
符号の説明
1:レーザ発振器
2:集光レンズ(レンズ)
3:温度制御装置
4:被照射物
5:第1のミラー
6:第2のミラー
7:計測手段
11:ステージ
12:移動装置
24:測定器
a:処理用のレーザ
b:焦点距離計測用のレーザ
h1,h2:距離
I:反射位置
II:開放位置
L:光軸
X:所定方向

Claims (5)

  1. レーザ発振器(1)からの処理用のレーザ(a)をレンズ(2)に通して集光又は結像させ、被照射物(4)に照射させるレーザ照射方法において、
    レンズ(2)と被照射物(4)との間に、レンズ(2)と被照射物(4)との間の光路を遮つて処理用のレーザ(a)を所定の反射率で反射する反射位置(I)と、レンズ(2)と被照射物(4)との間の光路を開放する開放位置(II)とを採ることができる第1のミラー(5)と、
    反射位置(I)を採る第1のミラー(5)によつて反射される処理用のレーザ(a)の光軸(L)に対して垂直に配置され、処理用のレーザ(a)を所定の反射率で反射する第2のミラー(6)とを配置し、
    第1のミラー(5)に反射位置(I)を採らせることにより、レンズ(2)を透過する処理用のレーザ(a)を、第1のミラー(5)及び第2のミラー(6)によつて次々に反射させると共に、第1のミラー(5)によつて再度反射される処理用のレーザ(a)の強度を、第1のミラー(5)が開放位置(II)を採る状態で被照射物(4)から反射される処理用のレーザ(a)の強度に合致させて、レンズ(2)を透過させ、処理用のレーザ(a)を被照射物(4)に照射するときと同様にレンズ(2)を加熱することを特徴とするレーザ照射方法。
  2. レーザ発振器(1)からの処理用のレーザ(a)をレンズ(2)に通して集光又は結像させ、被照射物(4)に照射させるレーザ照射装置において、
    レンズ(2)と被照射物(4)との間に、レンズ(2)と被照射物(4)との間の光路を遮つて処理用のレーザ(a)を所定の反射率で反射する反射位置(I)と、レンズ(2)と被照射物(4)との間の光路を開放する開放位置(II)とを採ることができる第1のミラー(5)と、
    反射位置(I)を採る第1のミラー(5)によつて反射される処理用のレーザ(a)の光軸(L)に対して垂直に配置され、処理用のレーザ(a)を所定の反射率で反射する第2のミラー(6)とを配置し、
    第1のミラー(5)に反射位置(I)を採らせることにより、レンズ(2)を透過する処理用のレーザ(a)を、第1のミラー(5)及び第2のミラー(6)によつて次々に反射させると共に、第1のミラー(5)によつて再度反射される処理用のレーザ(a)の強度を、第1のミラー(5)が開放位置(II)を採る状態で被照射物(4)から反射される処理用のレーザ(a)の強度に合致させて、レンズ(2)を透過させ、処理用のレーザ(a)を被照射物(4)に照射するときと同様にレンズ(2)を加熱することを特徴とするレーザ照射装置。
  3. 第1のミラー(5)が全反射ミラーによつて構成され、第2のミラー(6)が、被照射物(4)の反射率と等しい反射率を有するハーフミラーによつて構成され、第2のミラー(6)が、第1のミラー(5)と被照射物(4)との間の距離(h2)と等しい距離(h1)だけ第1のミラー(5)から離隔させた位置に配置されていることを特徴とする請求項2のレーザ照射装置。
  4. レンズ(2)が、焦点距離を計測する計測手段(7)を備えることを特徴とする請求項2又は3のレーザ照射装置。
  5. レンズ(2)が、温度制御装置(3)を付属することを特徴とする請求項2,3又は4のレーザ照射装置。
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