JPH1137895A - 反射率測定センサの検査方法 - Google Patents

反射率測定センサの検査方法

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JPH1137895A
JPH1137895A JP9207424A JP20742497A JPH1137895A JP H1137895 A JPH1137895 A JP H1137895A JP 9207424 A JP9207424 A JP 9207424A JP 20742497 A JP20742497 A JP 20742497A JP H1137895 A JPH1137895 A JP H1137895A
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JP
Japan
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light
reflectance
measurement sensor
reflectance measurement
sensor
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JP9207424A
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Yasuhito Suzuki
康仁 鈴木
Toshihiko Tsuji
寿彦 辻
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Nikon Corp
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Nikon Corp
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Publication date
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70483Information management; Active and passive control; Testing; Wafer monitoring, e.g. pattern monitoring
    • G03F7/70591Testing optical components
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
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  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】量産品の製造過程においてやむを得ず確率的に
発生する反射率測定センサの断線等を検査することによ
り、露光装置の信頼性を向上させることのできる、反射
率測定センサの検査方法を提供する。 【解決手段】水銀ランプ1からウエハWに至るまでの光
路中に存在する光学部材3,9を介して、水銀ランプ1
からウエハWに到達する照射光の光量が、通常の露光時
における照射光の光量よりも大きくなるような状態に、
光学部材3,9を設定するステップと、照射光を反射す
る部分がフィデュシャルマークになるような位置に、ウ
エハステージ20を移動させるステップと、反射光を反
射率測定センサ41により測定するステップと、反射率
測定センサ41からの出力に基づき、反射率測定センサ
41の不具合を判断するステップとを備えるので、反射
率測定センサ41を露光装置から取り外すことなく、水
銀ランプ1から照射された照射光に基づいて、その検査
を行うことができ、それにより検査の迅速化や簡便化を
図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体または、液
晶表示素子等の基板をフォトリソグラフィ工程で製造す
る際に使用される露光装置に用いられる反射率測定セン
サの検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、半導体素子等を製造するための
フォトリソグラフィ工程(マスクパターンのレジスト像
を基板上に形成する工程)では、マスクとしてのレチク
ルのパターンを投影光学系を介して、フォトレジストが
塗布された基板(又はウエハ等)上に露光する投影露光
装置(ステッパ等)が使用されている。
【0003】かかる露光装置においては、光源からの高
強度な露光光が、レチクルに照射され、レチクルに形成
されたパターンの像が、投影レンズを含む投影光学系を
介してマスクに投影されるようになっている。
【0004】投影レンズは、高強度な露光光が通過する
ものであり、そのうちの数%は投影レンズに吸収されて
熱に変換される。そのため投影レンズは、温度変化に基
づく熱膨張により、その結像特性等が容易に変化する。
従って、投影レンズの結像特性等を高精度に維持するに
は、かかる投影レンズの温度管理を厳密に行う必要があ
る。
【0005】そこで、露光光の照射量に基づき、どの程
度のエネルギー(露光光)が投影レンズに吸収されたか
を推定し、結像特性等の変化を予測する手法が提案され
た。かかる手法に基づけば、光源の出力と照射時間とに
より、投影レンズがどの程度加熱されたか推定でき、そ
れにより投影レンズの現時点における温度を求めること
ができる。
【0006】しかしながら、ここに一つの問題がある。
すなわち、投影レンズに吸収される露光光は、光源から
直接照射されるものに限られず、ウエハ等からの反射光
(戻光)も含まれる。かかる戻光はウエハ等の下地の反
射率に依存し、投影レンズを加熱しその結像特性等を変
化させうる。したがって、投影レンズを通過する戻光の
光量測定が必要となる。
【0007】このような戻光を測定する従来技術に関し
て、特開昭62−183522号公報において、ウエハ
の反射率測定装置が開示されている。かかる従来技術に
よれば、照明系内に主光軸から分岐さた光学系を配置
し、戻光をセンサをに入射させることにより、照明系、
投影光学系、レチクルの反射率、ウエハステージの反射
率を測定することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、戻光を検出
するセンサに、組立ミス等により断線や逆挿(+−端子
を逆につなぐこと)が生じた場合、これを露光動作中に
検出することはできない。なぜなら、かかるセンサの出
力は、ブラインドやレチクルの透過率によって大きく変
化するため、通常と大きく異なる値が生じても、直ちに
センサ不良とは判断できないからである。しかしなが
ら、センサは正常であると常に信じて露光動作を行う
と、投影レンズの焦点位置不良等に基づき、不良な半導
体素子を製造してしまう恐れがある。
【0009】一方、かかるセンサをわざわざ露光装置か
ら取り外し、露光動作に先立っていちいちチェックする
ことは手間がかかる。また、センサが元々正常であった
としても、センサをチェックのため取り外すことによ
り、かえって断線や逆挿を招く恐れもある。
【0010】そこで、かかる問題点を解消すべく、本発
明は、量産品の製造過程においてやむを得ず確率的に発
生する反射率測定センサの断線等を検査することによ
り、露光装置の信頼性を向上させることのできる、反射
率測定センサの検査方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、光源(1)か
らの照射光を投影レンズ(14)を介して被照射部材
(W)に照射し、被照射部材(W)からの反射光を投影
レンズ(14)を介して受光する、露光装置に用いる反
射率測定センサ(41)の検査方法である。かかる検査
方法は、光源(1)から被照射部材(W)に至るまでの
光路中に存在する光学部材(3,9)を介して、光源
(1)から被照射部材(W)に到達する照射光の光量
が、通常の露光時における照射光の光量よりも大きくな
るような状態に、光学部材(3,9)を設定するステッ
プと、照射光を反射する部分が被照射部材のうち高反射
率を有する部分(20)になるような位置に、被照射部
材(W)を移動させるステップと、反射光を反射率測定
センサ(41)により測定するステップと、反射率測定
センサ(41)からの出力に基づき、反射率測定センサ
(41)の不具合を判断するステップとを備えることを
特徴とする。
【0012】本発明の反射率測定センサの検査方法によ
れば、光源(1)から被照射部材(W)に至るまでの光
路中に存在する光学部材(3,9)を介して、光源
(1)から被照射部材(W)に到達する照射光の光量
が、通常の露光時における照射光の光量よりも大きくな
るような状態に、光学部材(3,9)を設定するステッ
プと、照射光を反射する部分が被照射部材のうち高反射
率を有する部分(20)になるような位置に、被照射部
材(W)を移動させるステップと、反射光を反射率測定
センサ(41)により測定するステップと、反射率測定
センサ(41)からの出力に基づき、反射率測定センサ
(41)の不具合を判断するステップとを備えるので、
反射率測定センサ(41)を露光装置から取り外すこと
なく、光源(1)から照射された照射光に基づいて、そ
の検査を行うことができ、それにより検査の迅速化や簡
便化を図ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態を、
図面を参照して以下に詳細に説明する。図1は、本発明
の実施の形態による投影露光装置の概略的な構成を示す
図である。基本的な構成については、特開昭62−18
3522号公報等に開示されているので簡略化して説明
する。
【0014】光源としての水銀ランプ1からの照明光は
楕円鏡2で集光され、シャッター3を介してダイクロイ
ックミラー4で反射される。そしてコリメーターレンズ
5で平行にされた照明光は、露光波長(例えばi線)の
みを選択するフィルター6を介してコーンプリズム7、
オプチカルインテグレータ8の順に入射する。
【0015】オプチカルインテグレータ8の射出面には
多数の2次光源像が形成され、この射出面近傍には、照
明視野を任意に設定できる投影式レチクルブラインド9
が配置される。主制御系31により制御されるこのレチ
クルブラインド9を射出した露光光は、第1リレーレン
ズ12aを通過し、透過率が高く反射率の低いミラー
(ビームスプリッタ)10を通過し、更に第2リレーレ
ンズ12bを介してダイクロイックミラー11に入射
し、ここで反射されてコンデンサーレンズ12cにより
均一な強度分布に成形されてレチクルRを照射する。
【0016】レチクルRの露光用のパターン部を透過し
た露光光は投影レンズ14に入射し、感光性基板として
のウェハW上にパターンの投影像が形成される。14a
は投影レンズ14の瞳である。ウェハWはZステージ1
5上に載置され、Zステージ15はXYステージ16上
に上下動(投影レンズ14の光軸方向への移動)可能に
設けられている XYステージ16はモータ等の駆動部
17によって、投影レンズ14の投影結像面と平行に2
次移動する。
【0017】さてZステージ15にはXYステージ16
(又はウェハW)の2次元的な位置を検出するためのレ
ーザ干渉計(不図示)からのレーザ光束LBを垂直に反
射させる移動鏡18が固定されている。そして移動鏡1
8の上方には、移動鏡18と直接接触しないように固定
された遮光板19が配置される。この遮光板19は投影
レンズ14を通ってきた露光光が移動鏡18に照射さ
れ、移動鏡18が加熱されることを防止するものであ
る。またZステージ15上には、各種アライメントの際
の基準とするためのフィデュシャルマーク(不図示)を
設けた基準マーク板20が設けられている。
【0018】ところで本実施の形態では、投影状態の調
整手段として圧力調整器30が設けられ、投影レンズ1
4自体の結像特性(倍率、焦点位置)を微小量制御する
ことができる。圧力調整器30は、投影レンズ14の露
光光の透過による結像特性の変動を時々刻々補正し得る
ような圧力制御値を主制御系31から入力し、これに応
答して投影レンズ14内の選ばれた空気間隔(空気室)
の圧力を調整する。
【0019】主制御系31は、シャッター3の開閉動作
や露光時間を制御するシャッター制御系32に開放信号
STを与えるとともに、単位時間(例えば5msec)
内においてシャッター3を開いた状態で照明光学系内に
挿入されている光量センサ(不図示)により測定された
値をウエハ上に照射された値に換算し、かかる値をパワ
ー(エネルギ)Pwとしてシャッター制御系32から入
力する。また主制御系31は、環境情報(大気圧値、温
度値)ASも入力し、信号Pwに基づいて投影レンズ1
4の露光光の入射による倍率変動量、焦点変動量を推定
し、この変動量を補正するための圧力制御値を、環境情
報ASを加味して算出する。
【0020】本実施の形態においては、反射率を測定す
るために、ミラー10と、瞳14aを反射率測定センサ
41の受光面に再結像させる集光レンズ40と、光電検
出器である反射率測定センサ41とを設けている。
【0021】ここで、反射率測定センサを用いて反射率
を測定することは、結像系制御の高精度化を図るため
に、大変重要である。なぜなら、反射光即ち戻光は、投
影レンズ等の温度をより上昇させ、その結像特性等を変
化させるからである。本実施の形態においては、以下の
ようにして反射率の測定を行っている。
【0022】図1において、オプチカルインテグレータ
8の射出面(又はブラインド9)は、投影レンズ14の
瞳14aと共投であり、ミラー10は瞳14aと共役な
位置の近傍に配置される。このミラー10としては単な
る素ガラス、オプチカルインテグレータ8側を反射防止
コートし、投影レンズ14側を素ガラスのままにしたも
の、あるいはインテグレ一夕8側を反射防止コートし、
投影レンズ側をハーフミラ一にしたもの等が使用でき
る。
【0023】上述したように、集光レンズ40により、
反射率測定センサ41の受光面は瞳14aと正確な共役
関係になされている。なお、集光レンズ40を用いない
場合には、すなわちミラ−10の中心からオプチカルイ
ンテグレータ8までの距離と、ミラー10の中心から受
光面までの距離を等しくし、受光面が瞳14aの大きさ
(オプチカルインテグレータ8の射出面の大きさ)と等
しいか、もしくはそれ以上の寸法となるように定められ
る。また図1のような構成以外に、ミラー10と反射率
測定センサ41との間に、露光光の波長を選択的に透過
するフィルターを配置することもできる。
【0024】さて、このような構成において、反射率測
定センサ41には第2リレーレンズ12b、コンデンサ
ーレンズ12c、レチクルR、投影レンズ14の内部レ
ンズエレメント、及び投影視野内に位置した物体、特に
ウェハWからの各反射光(戻光)が重畳して入射する。
【0025】一般にウェハWの表面には未露光のフォト
レジストが塗布されており、プロセスの進行に伴って表
面には微小な凹凸が存在する。このためウェハWの表面
では露光光の正反射光以外に散乱光及び回折光も発生
し、正反射光とともに投影レンズ14に逆戻りすること
になる。
【0026】このため、反射率測定センサ41の受光面
が、ここに形成される瞳14aの像の大きさよりも大き
いほど、散乱光及び回析光を合めてより多くの反射光
(投影レンズ14を通る反射光)を検出することができ
る。
【0027】なお、図1において、ミラー10の上方に
配置された光トラップ45は、オプチカルインテグレー
タ8から射出した露光光の一部がミラ一10で上方に反
射し、上方の金物で反射して反射率測定センサ41に迷
光として入射するのを防止するものであり、単なる無光
たくの無色塗装で十分である。また後述の反射率測定方
法を実行すれば、光トラップ45は全くなくてもよい。
さらに光トラップ45の位置にシャッター制御系32を
光量積分モードで動作させるための測光素子を設けても
よい。
【0028】次に本実施の形態による反射率測定方法
を、図2、図3を用いて説明する。図2は、光電出力と
反射率との関係を示すグラフであり、図3は、ウエハ上
の露光ショットの配列を示す図である。図1に示すよう
に、反射率測定センサ41を照明光学系の光路中に設け
ると、ウェハW表面からの反射光以外に、コンデンサー
レンズ12cやレチクルRのパターン(クロム部)等か
らの反射光がオフセットとして加わった形で受光され
る。
【0029】そこでZステージ15上のウェハWが載ら
ない部分のうち、なるべく反射率の異なる2ケ所(以後
A点とB点とする)でレチクルRのパターンの投影を行
ないA点において受光された反射光量に応じた光電出力
lhとB点において受光された反射光量に応じた光電出
力Ilとを予め計測し、上記オフセット分を相殺した形
でウェハWの露光光に対する反射率Rwを求める。
【0030】このため本実施の形態では、A点を基準マ
ーク板20の表面とし、B点を遮光板19の表面とし、
A点の露光光に対する反射率RhとB点の露光光に対す
る反射率Rl(ここではRl<Rhとする)とは、予め
別の方法で測定され、主制御系31に記憶されているも
のとする。
【0031】まずレチクルRをセットし、レチクルブラ
インド9を所定の形状及び大きさにセットした後、投影
レンズ14の投影視野内に基準マーク板20が位置する
ようにXYステージ16を位置決めする。そして主制御
系31は、シャッター3を開いてレチクルRのパターン
を基準マーク板20に投影するとともに、光電検出器光
41の光電出力Iを読み込み、その大きさをIhとして
記憶する。
【0032】もちろん基準マーク板20の表面寸法は、
パターンの投影像寸法よりも大きくなっている。次にX
Yステージ16を移動させて遮光板19にレチクルRの
パターンを投影するとともに、そのときの光電出力Iを
読み込み、その大きさをIlとして記憶する。そして以
後光電出力Iに基づいて(1)式により、ウェハWの反
射率Rwが算出される。 Rw=Rl+{(I−Il)/(Ih−Il)}・(Rh−Rl) (1)
【0033】この(1)式を図示したものが図2であ
り、横軸は光電出力Iを表わし、縦軸は反射率Rを表
す。図2においてIwは、ウェハWが投影視野内に位置
決めされて露光が行なわれているときの光電出力Iの大
きさである。本実施の形態では、ステップ・アンド・リ
ピート方式でウェハWを露光する各露光ショット毎に反
射率Rwの測定が可能である。
【0034】さて、ウェハWの反射率Rwが求まった段
階で、主制御系31は圧力制御値を反射率Rwに応じて
補正する。例えば投影視野内の物体の反射率をゼロとし
たときに得られる圧力制御値(結像特性の変動量と一義
的に対応する)を、(1+Rw)倍するように補正す
る。これによって、ウェハWの反射率が一定でないこと
によって生じる制御上の誤差が格段に低減される。
【0035】またA点、B点を使った光電出力Il、I
hの検出は、レチクルRが変わるたび、レチクルブライ
ンド9の大きさ(又は形状)を変えるたびに行なわれ
る。さらに光電出力Il、Ihの検出は、水銀ランプ1
の照度低下に応じてある一定時間おきにも行なうことが
望ましい。
【0036】次に、本実施の形態における、反射率測定
センサの検査方法について詳細に説明する。図4は、本
実施の形態にかかる検査方法を示すフローチャートであ
る。本実施の形態における検査方法の特徴は、露光動作
時と同様に、光源1からの照射光に基づく戻光を反射率
測定センサ41により測定し、その出力から反射率測定
センサ41が不良か否か判断できる点にある。従って、
反射率測定センサ41を露光装置から取り外すことな
く、その検査ができるわけである。
【0037】ところで、正確な検査を行うには、露光装
置の各光学部材等の設定を、露光動作時に対して変更す
る必要がある。即ち、通常の露光動作時の各光学部材の
設定によれば、戻光の光量が少なくなって、センサが不
具合か否かの判断が困難となる場合もあり得る。これ
は、判断を主制御系に行わせるような場合、特に問題と
なる。そこで、戻光の量がなるべく大きくなるように、
各光学部材等を再設定することが必要となる。一方、戻
光の量は、ウエハの表面反射と、レチクルブラインドの
開口度、水銀ランプの出力、レチクルの透過率及び反射
率等に依存して変化する。以上をふまえ、本実施の形態
においては、判断前準備として、まずステップS101
において、レチクルRを光路から退避させる。
【0038】続くステップS102において、レチクル
ブラインド9の開口度を増大させる。具体的には、ウエ
ハステージ15上において、照射光の領域が22mm×
26mmとなるように設定する。
【0039】更にステップS103において、ウエハス
テージ15を移動させ、基準マーク板20に形成された
フィデュシャルマーク(不図示)に照射光が照射される
ようにする。フィデュシャルマークは高反射率を有する
ため、ここに照射光を照射することにより、戻光の量が
増大する。続くステップS104において、シャッタ制
御系32を介してシャッタ3を開放する。
【0040】以上の設定が終了した後、反射率測定セン
サ41からの出力を測定する(ステップS105)。こ
のように各光学部材等を設定すれば、照明系のバラツキ
を考慮しても、反射率測定センサ41に断線や逆挿がな
い限り、反射率測定センサ41からの出力は3V前後と
なるはずである。そこで、反射率測定センサ41からの
出力が約3Vであったと判断されたときは、例えばLE
D等を用いてセンサは「正常」である旨を表示する(ス
テップS106)。
【0041】一方、反射率測定センサ41からの出力が
0V近傍であった場合には、センサに断線が生じている
と考えられるため、LED等を用いてセンサに「断線」
が生じた旨を表示する(ステップS107)。さらに、
反射率測定センサ41からの出力が0V以下、即ち負の
電圧であったときは、センサは逆挿されていると考えら
れるため、LED等を用いてセンサは「逆挿」されてい
る旨を表示する(ステップS108)。
【0042】なお、センサが断線し又は逆挿されている
と判断された場合には、LED表示の他に、アラーム音
を発するようにしても良い。
【0043】以上述べたように、本実施の形態によれ
ば、センサを露光装置から取り外すことなくその検査が
行えるので、例えば露光動作の合間にでも検査を行うこ
とができ、それにより不良品の発生を極力抑えることが
できる。
【0044】
【発明の効果】本発明の反射率測定センサの検査方法に
よれば、光源から被照射部材に至るまでの光路中に存在
する光学部材を介して、光源から被照射部材に到達する
照射光の光量が、通常の露光時における照射光の光量よ
りも大きくなるような状態に、光学部材を設定するステ
ップと、照射光を反射する部分が被照射部材のうち高反
射率を有する部分になるような位置に、被照射部材を移
動させるステップと、反射光を反射率測定センサにより
測定するステップと、反射率測定センサからの出力に基
づき、反射率測定センサの不具合を判断するステップと
を露光装置の制御系が行うので、反射率測定センサを露
光装置から取り外すことなく、実際の反射率測定センサ
の使用直前に光源から照射された照射光に基づいて、そ
の検査を行うことができ、組立作業中(搬送後も含む)
のミスや断線等を発見でき、半導体デバイス等のロット
不良を防止でき、露光装置の信頼性を向上できる、また
検査自身の迅速化や簡便化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による投影露光装置の概略
的な構成を示す図である。
【図2】光電出力と反射率との関係を示すグラフであ
る。
【図3】ウエハ上の露光ショットの配列を示す図であ
る。
【図4】本実施の形態にかかる反射率測定センサの検査
方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】 1………水銀ランプ 2………楕円鏡 3………シャッター 4………ダイクロイックミラー 5………コリメーターレンズ 6………フィルター 7………コーンプリズム 8………オプチカルインテグレータ 9………投影式レチクルブラインド 10………ミラー 11………ダイクロイックミラー 12a………第1リレーレンズ 12b………第2リレーレンズ 12c………コンデンサーレンズ 14………投影レンズ 31………主制御系 40………集光レンズ 41………反射率測定センサ W………ウエハ R………レチクル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの照射光を投影レンズを介して
    被照射部材に照射し、前記被照射部材からの反射光を前
    記投影レンズを介して受光する、露光装置に用いる反射
    率測定センサの検査方法において、 前記光源から前記被照射部材に至るまでの光路中に存在
    する光学部材を介して、前記光源から前記被照射部材に
    到達する照射光の光量が、通常の露光時における照射光
    の光量よりも大きくなるような状態に、前記光学部材を
    設定するステップと、 前記照射光を反射する部分が前記被照射部材のうち高反
    射率を有する部分になるような位置に、前記被照射部材
    を移動させるステップと、 前記反射光を前記反射率測定センサにより測定するステ
    ップと、 前記反射率測定センサからの出力に基づき、前記反射率
    測定センサの不具合を判断するステップとを備えること
    を特徴とする反射率測定センサの検査方法。
  2. 【請求項2】 前記光学部材を設定するステップは、少
    なくともシャッタを開放するステップと、ブラインドの
    開口度を上げるステップと、レチクルを光路から退避さ
    せるステップであることを特徴とする請求項1記載の反
    射率測定センサの検査方法。
  3. 【請求項3】 前記被照射部材は、基板を移動保持する
    基板ステージであり、前記高反射率を有する部分は、前
    記基板ステージ上に配置されたフィデュシャルマークに
    含まれることを特徴とする請求項1記載の反射率測定セ
    ンサの検査方法。
  4. 【請求項4】 前記反射率測定センサからの出力がゼロ
    近傍であれば、前記反射率測定センサに断線が生じてい
    ると判断し、前記反射率測定センサからの出力が、通常
    の出力に対し反転している場合には、前記反射率測定セ
    ンサは出力端子が、正負逆に接続されていると判断する
    ことを特徴とする請求項1記載の反射率測定センサの検
    査方法。
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