JP5133158B2 - 多重ビームレーザー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、多重ビームレーザー装置に関するもので、より詳細には容易に複数のビームを得ると共に、得られた複数のビームの経路を調整することにより加工品質と均一性を向上させることができる多重ビームレーザー装置に関するものである。
最近、液晶ディスプレイ等に用いられる薄膜トランジスタでは、チャネル層にキャリア移動度が高いポリシリコン膜が使用されている。薄膜トランジスタのポリシリコン膜は、一般的にガラス基板上に非晶質シリコンを成膜し、その非晶質シリコンにレーザービームを照射することにより製造される。
この際、工程の効率性を高めるため、レーザービームを多くのビームに分割することができるビーム分割部が使用される。図1は、従来技術によるビーム分割部を示す。
図1を参照すると、ビーム分割部10は、光源から出射されたレーザービーム11が第1ビームスプリッター12a及び第2ビームスプリッター12bを経て3つのビームに分割され、第2ビームスプリッター12bを通過したビームは反射ミラー13により反射される。
これにより、レーザービーム11は3つのビームに分かれて、ガラス基板等の対象物15に照射される。この場合、上記3つのビームを集光することができるレンズ等の集光手段14がビーム分割手段である第1ビームスプリッター12a、第2ビームスプリッター12b、反射ミラー13と対象物15の間に位置される。
従来技術によるビーム分割部10は、1つのビームを3つのビームに分割してレーザーアニーリング等の効率性は高めるが、分割しようとするビームの数だけ分割手段が必要となる。即ち、図1のように、3つのビームに分割しとうとする場合には2つのビームスプリッターと1つの反射ミラー、即ち、3つの光学手段が必要である。
これにより、必要なビームの数が多いほど光学系の構造が複雑になり、精密な制御が難しくなるという問題がある。
本発明は、上記のような問題点を解決するためのもので、本発明の目的は容易に複数のビームを得ると共に、得られた複数のビームの経路を調整することにより加工品質と均一性を向上させることができる多重ビームレーザー装置を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明の一実施形態は、ビームを出射するレーザー光源と、上記ビームの経路上に配置された入射側レンズと、上記入射側レンズを経たビームを複数のビームに分割するビーム分割部と、上記複数の分割されたビームの経路上に配置され上記複数の分割されたビームの夫々の経路を変更するビーム経路調整部を含む多重ビームレーザー装置を提供する。
上記ビーム経路調整部はリズムであることが好ましい。また、上記複数の分割されたビームの強度は均一であることが好ましい。
本発明の好ましい実施形態において、上記ビーム分割部は夫々の反射面が相互対向するように平行に配置された第1反射ミラー及び第2反射ミラーと、上記第1反射ミラー及び第2反射ミラーの間に配置され入射されたビームを透過ビームと反射ビームに分割する一つのビームスプリッターを含み、上記レーザー光源から出射されたビームは上記第1反射ミラー及び第2反射ミラーにより上記ビームスプリッターを少なくとも2回経由するように入射され複数の分割されたビームで出力されることが好ましい。
また、本発明の他の実施形態において、上記ビーム分割部は入射されたビームを透過ビームと反射ビームに分割する一つのビームスプリッターと、上記ビームスプリッターと平行に配置され上記反射ビームが入射される反射ミラーを含み、上記レーザー光源から出射されたビームは上記反射ミラーにより上記ビームスプリッターを少なくとも2回経由するように入射され複数の分割されたビームで出力され、上記ビームスプリッターは上記反射ミラーから反射されたビームが入射される複数の領域を有し、上記複数の領域のうち、隣接した領域の光透過度は異なることが好ましい。
また、上記ビーム経路調整部を経た上記複数のビームの夫々の上記レーザー光源からの進行距離は相互同一であることが好ましい。
さらに、上記ビーム経路調整部を経た複数のビームの大きさとビームの間隔を調節するリレーレンズをさらに含むことが好ましい。
上記リレーレンズは相互隣接して配置された第1リレーレンズと第2リレーレンズを含むものであってもよい。
さらに、上記入射側レンズから上記第1リレーレンズまで上記ビームが進行した距離は、上記第1リレーレンズの焦点距離と上記入射側レンズの焦点距離の和と同一であることが好ましい。
また、上記レーザー光源から出射するビームはフェムト秒レーザービームであることがレーザービームを使用した加工効率の側面で好ましい。
上述したように、本発明によれば、容易に複数のビームを得ると共に、得られた複数のビームの経路を調整することにより加工品質と均一性を向上させることができる多重ビームレーザー装置を提供することができる。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。なお、本発明の実施形態は様々な他の形態に変形されることができ、本発明の範囲が以下で説明する実施形態に限定されるものではない。また、本発明の実施形態は当業界において平均的な知識を有する者に本発明をより完全に説明するために提供されるものである。従って、図面における要素の形状及び大きさ等はより明確な説明のために誇張されることができ、図面上に同じ符号で表示される要素は同じ要素である。
図2は、本発明の一実施形態による多重ビームレーザー装置を示す概略図である。本実施形態による多重ビームレーザー装置20は、ビームLを出射するレーザー光源、入射側レンズ21、ビーム分割部22及びプリズム23を備えて構成される。ここで、ビーム分割部22の詳細な構成は図示されていないが、それについては後述する。
上記光源から発振されたレーザービームLは、先ず入射側レンズ21を経てフォーカシングされる。図2では、便宜上、ビームLを実線で表示し、そのビームがフォーカシングされる様子は図示されていないが、それについては図6で説明する。
入射側レンズ21を経たビームLはビーム分割部22に入射され複数の分割されたビームで出力される。ビーム分割部22は、入射された1つのビームLを複数のビームに分割する手段であれば如何なるものも採用することができる。
本実施形態で提案するビーム分割部22は、図3に示すように、2つの反射ミラー31a、31bの間にビームスプリッター32が配置された構造が好ましい。このような構造は、本出願人が先出願した韓国特許出願第10−2007−0035514号に提示した多重ビームレーザー装置に該当する。この先出願においても提示したようにビーム分割部22でビームが分割される原理を以下に説明する。
先ず、レーザー光源から出射されたビームLは所定の入射角θでビームスプリッター32に入射される。ここで、入射されたビームのうち一部は、ビームスプリッター32を透過して第1反射ミラー31aに向かい、透過されない残りのビームはビームスプリッター32により反射され第2反射ミラー31bに向かう。この際、ビームスプリッター32のビームLに対する光透過度と光反射度は適切に調節されることができる。但し、出力ビームを最大限均一にするために、光透過度と光反射度の比は1:1、即ち、ビームスプリッター32の光透過度は50%であることが好ましい。
一方、第1反射ミラー31aに向かったビームは第1反射ミラー31aにより反射されてビームスプリッター32に戻り、再度、ビームスプリッター32により透過と反射過程を経るようになる。即ち、第1反射ミラー31aで反射されたビームの一部は、ビームスプリッター32を透過して第2反射ミラー31bに向かい、残りのビーム、即ち、ビームスプリッター32により反射されたビームは再び第1反射ミラー31aに戻ってくる。また、最初にビームスプリッター32により反射されたビームも反射及び分割の過程を経るようになる。このようなビームの反射と透過過程を繰り返してレーザービームLは複数のビームに分割され出力されることができる。即ち、ビームスプリッター32を経る度に1つのビームは2つに分割され、このような分割されたビームが第1ミラー31a及び第2反射ミラー31bの間を往復する過程を経て分割されたビームの数は次第に増える。
このように、ビームLは第1反射ミラー31a及び第2反射ミラー31bによりビームスプリッター32を少なくとも2回経由するように入射され複数の分割されたビームで出力されると理解することができる。本明細書に記載されない事項のうち、ビーム分割部22に関するより詳細な事項は上記先出願(第10-2007-0035514号)に記載の内容で補うことができる。
図4a及び図4bは、本発明の他の実施形態で提案されるビーム分割部22の構造を示す図である。本実施形態によるビーム分割部22は、本出願人が先出願した韓国特許出願第10−2007−0035515号に提示した多重ビームレーザー装置に該当する。
先ず、図4aに図示したビーム分割部22は1つの反射ミラー41と光透過度がパターン化されたビームスプリッター42とを備えて構成される。ここで、反射ミラー41とビームスプリッター42は相互平行に配置されることが加工性能の均一性の側面で好ましい。
以下、ビーム分割部22でビームが分割され複数のビームで出力される原理を説明する。先ず、光源から出射されたレーザービームLは所定の入射角θで反射ミラー41に入射され、対応する反射角を有して反射される。その後、反射されたビームはビームスプリッター42を向かい進行し入射され、ビームスプリッター42により透過及び反射ビームに分割される。この際、透過ビームは外部に出力され、反射ビームは再び反射ミラー41を向かい進行する。
即ち、入射ビームLは、反射ミラー41によりビームスプリッター42を少なくとも2回経由するように入射され複数の分割されたビームで出力されることができる。
ビームスプリッター42は、反射ミラー41から入射されたビームが入射される複数の領域を有し、上記複数の領域のうち、隣接した領域は光透過度が異なることを特徴とする。特に、ビームスプリッター42の光透過度を領域によって適切に調節すると外部出力ビームの強度を相互同一にすることができる。
ビームスプリッター42の光透過度の調節に関する事項を、図4bを参照して説明する。ビームスプリッター42は断面を基準にしたとき、長さ方向に形成された複数のレーザービーム入射領域42a、42b、42cを有し、上記複数の入射領域のうち、隣接した領域の光透過度は異なるように形成される。ここで、長さ方向はレーザービームが反射ミラー41とビームスプリッター42を経て外部に出力されるために進行する方向と理解することができ、これは図4bのビームスプリッター42では左側から右側方向に該当する。
一方、図4bに図示されたように、分割された複数の出力ビームの強度を相互同一にするために上記レーザービームの入射領域42a、42b、42cは夫々25%、33.3%、50%の光透過度を有する。
従って、ビームスプリッター42に最初に入射されたビームのうち、透過される光の強度は、最初入射されたレーザービームLの強度に対して25%になる。これにより、ビームスプリッター42により反射されて反射ミラー41に再び入射及び反射されるビームの強度は75%になる。この75%強度のビームはビームスプリッター42の2番目の入射領域42bに入射されながら、このうち33.3%である25%が透過され外部に出力される。同様に、入射領域42bで反射されたビームの強度は75%から25%を除いた50%になり、反射ミラー41により再度反射されてビームスプリッターの3番目の入射領域42cに入射される。
本明細書に記載されない事項のうち、ビーム分割部42に関するより詳細な事項は上記先出願(第10-2007-0035515号)に記載の内容で補うことができる。
次いで、図2を参照してビームの進行経路を説明すると、ビーム分割部22により複数に分割されたビームはプリズム23を経て夫々の経路が変更される。
ビーム分割部22を経て分割された夫々のビームは、相互進行経路が異なり、これによって入射側レンズ21によりフォーカシングされる位置が異なる。このように夫々のビームのフォーカシング位置が異なると、基板等を加工する場合、均一度が低下する可能性がある。
このような問題を解決するため、プリズム23は上記複数の分割ビームの光経路の長さを一致させるために提供され、これはビーム経路調整部に該当する。
即ち、プリズム23により、プリズム23を経た複数のビーム(Lout)はレーザー光源からの進行距離が相互ほぼ同一になることができる。具体的に、ビーム分割部22で出力された複数のビームのうち、ビーム経路が相対的に短いビームはプリズム23で長い経路に沿って進行し、ビーム経路が相対的に長いビームはプリズム23で短い経路に沿って進行すると理解することができる。
このため、プリズム23の配置や角度、形態、材質等を必要に応じて調節することができる。このように、焦点位置をビームの進行経路に垂直な面上で最大限一致させることができ、これに対するより詳細な事項は図6と関連して説明する。一方、本実施形態では、ビーム経路調整部としてプリズムを例に挙げて説明したが、本発明はこれに制限されず、他の実施形態では、ビーム経路が異なる複数のビームの夫々の経路を一致させる他の手段が採用されることもできる。
図5は、本発明の他の実施形態による多重ビームレーザー装置を示す概略図である。本実施形態による多重ビームレーザー装置50は図2の実施形態のようにビームLを出射するレーザー光源、入射側レンズ51、ビーム分割部52及びプリズム53を備え、第1リレーレンズ54及び第2リレーレンズ55をさらに含む。
入射側レンズ51とプリズム53は、図2の実施形態と同じものと理解することができる。ビーム分割部52の場合は、図4aに図示されたものと類似な形態で反射ミラー52a及び光透過度がパターン化されたビームスプリッター52bで構成される。但し、図4aの場合とは異なり、光透過度が異なる領域が9つで、出力されるビームがさらに多い。このビームの数は、ビームスプリッター52bの光透過度パターンを調節することにより得ることができる。
プリズム53により経路が調節された複数のビームは、第1リレーレンズ54及び第2リレーレンズ55を通過して外部に出力される。
本実施形態において、第1リレーレンズ54及び第2リレーレンズ55は上記複数の分割されたビームの大きさとビームの間隔を調節する機能をする。第1リレーレンズ54及び第2リレーレンズ55により大きさと間隔が調節された複数の出力ビーム(Lout)は基板の加工等の用途で用いられることができる。
次に、図6を参照して、分割されたビームの焦点を調節し基板を加工する原理を説明する。図6は、図5の実施形態において、複数の分割されたビームのより具体的な経路を図示したもので、便宜上3つのビームのみを図示し、ビーム分割部によりビームが分割される前までの経路は除いた。
図6を参照すると、入射側レンズとビーム分割部を経た複数の分割されたビームはプリズム53により夫々の焦点位置Fが相互同一になることができる。焦点位置Fでフォーカシングされたビームは第1リレーレンズ54に向かって進行することにより発散し、即ち、ビームが広く広がる。この際、第1リレーレンズ54は焦点位置Fからその焦点距離だけ離隔されて配置されることが好ましい。
第1リレーレンズ54を経た複数のビームは第2リレーレンズ55により集束され加工の対象となる基板56の表面に照射される。上述したように、第1リレーレンズ54及び第2リレーレンズ55の配置構造とレンズの特性を適切に選び基板56に照射される複数のビームの夫々の大きさとビームの間隔を加工に適当するように調節することができる。
一方、上記分割されたビームを加工用に用いる場合には、レーザービームLをフェムト秒レーザーで使用することが好ましく、これにより透明基板加工等において効率性を向上させることができる。パルス方式のレーザーでパルス放射時間が10-15秒台であるフェムト秒(femto second)レーザーは、極超短パルス放射時間に発振するため、エネルギーの発振密度が非常に大きい。一般的に1mJの光エネルギーを有し100フェムト秒以下のパルス放射時間を有するとレーザービームのエネルギー密度はほぼ10ギガワットの水準に達し、如何なる材質の加工も可能になる。また、このような極超短パルスレーザービームを加工物に放射すると材料の構成格子にマルチフォトン現象が生じ、これによる原子の浮き現象が起こる間、光子が周囲の構成格子に熱を伝達する時間より入射パルスが短いため、加工物の加工時の熱拡散を最小化することができる。従って、加工時の熱拡散による加工精密度の低下を防ぐことができ、材質の物理、化学的変化と加工物の加工部位が一部分溶融されるという問題点が解決され、高精密度の加工が可能になる。
しかし、このようなフェムト秒レーザービームを用いた加工は、フェムト秒レーザーの低い反復率により加工時間が既存のナノ秒レーザーやCO2レーザー加工等に比べ加工速度が著しく落ち、商業化することに致命的な障害がある。加工に用いられるナノ秒レーザーの反復率は数〜数十MHzで、フェムト秒レーザー加工に一般的に用いられるチタニウムサファイアレーザーは1KHzで加工速度を比べるとフェムト秒レーザー加工速度が104倍程度落ちる。
従って、本発明によるビーム分割部においてフェムト秒レーザービームを用いる場合には、所望の数の出力ビームを容易に調節し分割することができるため、レーザー加工速度を画期的に向上させることができる。
本発明は、上述の実施形態及び添付の図面により限定されるものではなく、上記の請求範囲に限定する。従って、請求範囲に記載の本発明の技術的思想から外れない範囲内で当技術分野において通常の知識を有する者により多様な形態の置換、変形及び変更が可能であり、これも本発明の範囲に属する。
従来技術によるビーム分割部を示す概略図である。 本発明の一実施形態による多重ビームレーザー装置を示す概略図である。 本発明の一実施形態によるビーム分割部を示す概略図である。 本発明の他の実施形態によるビーム分割部を示す概略図である。 図4aに示したビーム分割部の断面構造を説明する図である。 本発明の他の実施形態による多重ビームレーザー装置を示す概略図である。 図5の実施形態において、複数の分割されたビームのより具体的な経路を示した図である。
符号の説明
21 入射側レンズ
22 ビーム分割部
23 リズム
31a 第1反射ミラー
31b 第2反射ミラー
32 ビームスプリッター
41 反射ミラー
42 ビームスプリッター
51 入射側レンズ
52 ビーム分割部
54 第1リレーレンズ
55 第2リレーレンズ
56 基板

Claims (8)

  1. ビームを出射するレーザー光源と、
    前記ビームの経路上に配置された入射側レンズと、
    前記入射側レンズを経たビームを複数のビームに分割するビーム分割部と、
    前記複数の分割されたビームの経路上に配置され前記複数の分割されたビーム夫々の経路を変更するビーム経路調整部と、
    を含み、
    前記ビーム分割部は、夫々の反射面が相互対向するように平行に配置された第1反射ミラー及び第2反射ミラー、及び、前記第1反射ミラー及び前記第2反射ミラーの間に配置され入射されたビームを透過ビームと反射ビームに分割する一つのビームスプリッターをさらに含み、
    前記レーザー光源から出射されたビームは、前記第1反射ミラー及び前記第2反射ミラーにより、前記一つのビームスプリッターを少なくとも2回経由するように入射され、複数の分割されたビームで出力されることを特徴とする多重ビームレーザー装置。
  2. 前記ビーム経路調整部は、リズムであることを特徴とする請求項1に記載の多重ビームレーザー装置。
  3. 前記複数の分割されたビームの強度は、均一であることを特徴とする請求項1に記載の多重ビームレーザー装置。
  4. 前記ビーム経路調整部を経た前記複数のビームの夫々の前記レーザー光源からの進行距離は、相互同一であることを特徴とする請求項1に記載の多重ビームレーザー装置。
  5. 前記ビーム経路調整部を経た複数のビームの大きさとビームの間隔を調節するリレーレンズをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の多重ビームレーザー装置。
  6. 前記リレーレンズは相互隣接して配置された第1リレーレンズと第2リレーレンズを含むことを特徴とする請求項に記載の多重ビームレーザー装置。
  7. 前記入射側レンズから前記第1リレーレンズまで前記ビームが進行した距離は、前記第1リレーレンズの焦点距離と前記入射側レンズの焦点距離の和と同一であることを特徴とする請求項に記載の多重ビームレーザー装置。
  8. 前記レーザー光源から出射するビームは、フェムト秒レーザービームであることを特徴とする請求項1に記載の多重ビームレーザー装置。
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