JP5110087B2 - レーザ発振器内出射ミラーの劣化状態測定方法およびレーザ加工装置 - Google Patents
レーザ発振器内出射ミラーの劣化状態測定方法およびレーザ加工装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5110087B2 JP5110087B2 JP2009542429A JP2009542429A JP5110087B2 JP 5110087 B2 JP5110087 B2 JP 5110087B2 JP 2009542429 A JP2009542429 A JP 2009542429A JP 2009542429 A JP2009542429 A JP 2009542429A JP 5110087 B2 JP5110087 B2 JP 5110087B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laser
- beam power
- laser beam
- mirror
- aperture
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 title claims description 110
- 238000012545 processing Methods 0.000 title claims description 98
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 18
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 137
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 50
- 230000000694 effects Effects 0.000 claims description 13
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims description 12
- 238000003860 storage Methods 0.000 claims description 9
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 7
- 230000008569 process Effects 0.000 claims description 4
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 40
- 238000006731 degradation reaction Methods 0.000 description 40
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 24
- 230000008859 change Effects 0.000 description 20
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 20
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 19
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 9
- 239000000463 material Substances 0.000 description 8
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 4
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 4
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 238000000691 measurement method Methods 0.000 description 3
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 3
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 2
- 239000011247 coating layer Substances 0.000 description 2
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 2
- 238000004088 simulation Methods 0.000 description 2
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 1
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 238000005457 optimization Methods 0.000 description 1
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 238000004886 process control Methods 0.000 description 1
- 230000000644 propagated effect Effects 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- 229920006395 saturated elastomer Polymers 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01J—MEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
- G01J1/00—Photometry, e.g. photographic exposure meter
- G01J1/42—Photometry, e.g. photographic exposure meter using electric radiation detectors
- G01J1/4257—Photometry, e.g. photographic exposure meter using electric radiation detectors applied to monitoring the characteristics of a beam, e.g. laser beam, headlamp beam
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01S—DEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
- H01S3/00—Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
- H01S3/0014—Monitoring arrangements not otherwise provided for
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Plasma & Fusion (AREA)
- Lasers (AREA)
- Laser Beam Processing (AREA)
- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
Description
この発明の実施の形態1による出射ミラーの劣化状態測定方法及びレーザ加工装置を、図1〜図17を用いて説明する。図1および図2は、この発明を実施するための実施の形態1における出射ミラーの劣化測定が可能なレーザ加工装置を示すものである。図1および図2に示したように、本実施の形態に係るレーザ加工装置は、レーザビームが出射される側に配置されている1枚の出射ミラー2と、それ以外の1枚または複数の全反射ミラー3(本実施の形態においては1枚)より共振器を構成するレーザ発振器1と、このレーザ発振器1から出射されたレーザビーム4をワーク12まで伝播する複数のミラー8,9,10と、伝播されたレーザビーム4をワーク12上に集光する集光レンズ11と、ワーク12を載せてレーザビーム照射位置をワーク12上の任意の位置に移動させるXYテーブル13と、レーザ発振器1とXYテーブル13の動作を制御する加工制御装置14を備えている。
出射ミラー2のコーティング層の劣化や、ミラー材料自身に劣化がある場合、出射ミラー2におけるレーザビーム4の吸収が発生し、出射ミラー2内に不均一な温度分布が生じる。不均一な温度分布は、不均一な屈折率分布を生じる原因となり、レーザビーム特性の変化やレーザビームのビームパワーの低下が生じる。一般的に、レーザビーム強度が高い出射ミラー2の中心部分ほど劣化が生じやすく、また出射ミラー2は部分反射ミラーのため、裏面からの冷却が困難であり側面からの冷却のみとなるため、出射ミラー2の中央部分の温度が上昇しやすく、出射ミラー2の中央部分の屈折率が大きくなりやすい。そのため、出射ミラー2の周辺部分と中央部分で屈折率に差が生じ、所謂熱レンズ状態となりレーザビームを集光するようになる。
D(%)=(H−S)÷S×100 ・・・ (式1)
(式1)より、出射ミラーの劣化指数は70.1%となる。
出射ミラー2に劣化が生じた場合、劣化状態に合わせて集光レンズ11による焦点位置、所謂レーザビーム集光ポイントが変化する。出射ミラー2の劣化状態に対する焦点位置変化量を、図9に示す。図9に示した値は、本実施の形態1に係るレーザ加工装置の最小ビームパワーすなわちパルス周波数100Hzでの焦点位置と、最大ビームパワーすなわちパルス周波数1000Hzでの焦点位置との差分を示したものである。これらの値は、実際に加工を行って求めても良いし、シミュレーションで求めても良い。図9はシミュレーションで求めたものである。また、これらの値は、レーザ加工装置における光路部品配置やアパーチャの位置、レーザビームのビームパワーの使用範囲により変化するため、レーザ加工装置毎に算出することが望ましい。本実施の形態1にかかるレーザ加工装置の場合、出射ミラーの劣化指数が70.1%である稼働時間4000時間の出射ミラーにおいては、図9より、焦点位置の変化が熱負荷状態によって最大で約11mm変化することになる。
ところで、実施の形態1におけるレーザ加工装置においては、出射ミラー交換直後の状態を劣化していない状態と見なし、パルス周波数1000Hzでのレーザビームのビームパワーを測定し、この測定値を記憶してビームパワー基準値(S)とした。通常であれば、これで特に問題は無いが、出射ミラーに劣化等の初期異常があった場合には、ビームパワー基準値(S)が不正確となる可能性がある。また、初期状態の測定を行っていなかったために、劣化測定ができないという問題が発生する場合も考えられる。そこで、本実施の形態2におけるレーザ加工装置は、上記問題を解消するために、ビームパワー基準値(S)を初期状態の出射ミラーでの測定で求めるのではなく、劣化測定時に求めることができるものである。レーザ加工装置の構成としては実施の形態1の図1,2と略同様であり、測定制御装置7の動作が異なっているものである。
図3に示したように、劣化していない出射ミラーでは、アパーチャの有無に係らずパルス周波数とビームパワーとが略比例する点、および、図3および図4に示されたように、パルス周波数が100Hzでは出射ミラーの劣化度合いに係らず、ビームパワーがほとんど同じである点に着目した。これにより、劣化測定時にパルス周波数100Hzの低熱負荷状態のレーザビームのビームパワーを測定し、この測定値を劣化していない出射ミラーのものと仮定し、劣化していない出射ミラーにおける1000Hzのビームパワーを比例式で求め、これをビームパワー基準値(S)とすることができるのである。
S=L×1000Hz÷100Hz ・・・ (式2)
(式2)により、ビームパワー基準値(S)は15.0Wとなる(図12の○印であり、図12の直線は比例直線である)。これは、実施の形態1の測定方法で得られたビームパワー基準値14.7Wと略同じ値であり、(式2)により劣化していない出射ミラーにおける1000Hzのビームパワーが精度良く算出できたことを示している。
図16は、アパーチャ5aの開口径がレーザビーム径に対して十分小さい場合の、アパーチャ5a透過前後のレーザビームの強度分布を示したものである。図16(a)は、劣化した出射ミラーの熱負荷状態が軽い場合の図であり、図16(b)は、熱負荷状態が重く熱レンズ効果によりレーザビーム4bが集光された場合の図である。アパーチャ5aの開口径がレーザビーム径より十分小さい場合、図16に示すように、レーザビーム4の中央部分のみがアパーチャを透過しているため、熱負荷状態によるレーザビーム径の変化がビームパワー測定結果に影響を与えやすい。すなわち、図16(a)に示した熱負荷状態が軽い場合よりも、図16(b)に示した熱負荷状態が重い場合の方が、レーザビーム4の強度分布の中央部分がより強くなり、アパーチャ5aを透過するレーザビーム20の割合が多くなるからである。
上記実施の形態1および実施の形態2では、出射ミラーの熱負荷状態をレーザビームのパルス周波数により変化させた。これは、例えばプリント基板等の加工用のレーザ加工装置が、レーザビームのパルス周波数を制御して加工を行うことが多いからである。しかし、本発明である出射ミラーの劣化状態測定は、出射ミラーの熱負荷状態を変化させられれば可能となるので、パルス周波数の変化以外で熱負荷状態を変化させられれば同様の効果が得られる。
実施の形態1,2におけるレーザ加工装置においては、アパーチャ5やビームパワー測定センサー6を必要に応じて、レーザビーム光路上に出し入れしていた。よって、アパーチャ5等を出し入れする時間や、位置調整等に若干の時間が必要である。本実施の形態4に係るレーザ加工装置は、アパーチャ5等の出し入れ作業を必要とせず、出射ミラーの劣化状態測定を行うことができるものである。
実施の形態1,2に係るレーザ加工装置においては、出射ミラーが劣化していると判断された場合に、アラーム等で出射ミラーを交換若しくはクリーニングを行うようにオペレータに知らせる構成であった。本実施の形態5に係るレーザ加工装置は、出射ミラーが劣化し交換等が必要になる前に、交換等の時期が近づいていることを事前にオペレータに知らせることができるものである。本実施の形態5に係るレーザ加工装置の構成としては、実施の形態1の図1、図2と略同様であり、測定制御装置7bの動作が異なっているものである。
実施の形態1、2に係るレーザ加工装置においては、レーザ発振器内の出射ミラーに特化して劣化状態の測定について説明したが、本発明に係る出射ミラーの劣化測定方法は、レーザ発振器外の光学系におけるレーザビームを透過させる光学部品の劣化状態を測定する際にも適応できる。
Claims (20)
- レーザビームを出射するレーザ発振器と、
前記レーザ発振器から出射されたレーザビームの光路上に配置され、このレーザビームの周辺部分を遮蔽し中央部分を透過するアパーチャと、
前記アパーチャを透過したレーザビームのビームパワーを測定するビームパワー測定手段と、
所定のビームパワーのレーザビームが出射されている時の前記ビームパワー測定手段で測定されたビームパワー値に基づき、前記レーザ発振器の出射ミラーの劣化状態を判断する制御手段と、
を備えたレーザ加工装置。 - 前記所定のビームパワーは、劣化した前記出射ミラーで熱レンズ効果が発生する程度の高いビームパワーである請求項1に記載のレーザ加工装置。
- 前記制御手段は、
劣化していない出射ミラーにおいて、前記高いビームパワーで出射されたレーザビームの前記ビームパワー測定手段により別途測定されたビームパワー値を基準値として記憶する記憶部を備え、
この記憶部に記憶された基準値と前記測定されたビームパワー値とを比較し、前記レーザ発振器の出射ミラーの劣化状態を判断するものである請求項2に記載のレーザ加工装置。 - 前記所定のビームパワーは、さらに、劣化した前記出射ミラーで熱レンズ効果が発生しない程度の低いビームパワーも含むものである請求項2に記載のレーザ加工装置。
- 前記制御装置は、
前記低いビームパワーで出射されたレーザビームの前記ビームパワー測定手段で測定されたビームパワー値から、前記高いビームパワーで出射されたレーザビームの前記ビームパワー測定手段で測定された場合に予想されるビームパワー値を、比例式により算出する算出部を備え、
この算出部で算出されたビームパワー値を基準値とし、この基準値と前記高いビームパワーで出射されたレーザビームの前記ビームパワー測定手段で測定されたビームパワー値とを比較し、前記レーザ発振器の出射ミラーの劣化状態を判断するものである請求項4に記載のレーザ加工装置。 - 前記アパーチャの開口径が、レーザビーム径の60%以下である請求項1から5のいずれかに記載のレーザ加工装置。
- 前記レーザ発振器がパルスレーザビームを出射するものである場合、
前記レーザ発振器の出射ミラーの劣化状態を判断するためのレーザビームのビームパワー測定時に、パルス周波数、パルス幅またはパルスピークパワーのうち少なくとも1つの値を変化させることでレーザビームのビームパワーを変化させるものである請求項1から6いずれかに記載のレーザ加工装置。 - 前記レーザ発振器が連続したレーザビームを出射するものである場合、
前記レーザ発振器の出射ミラーの劣化状態を判断するためのビームパワー測定時に、レーザビームのビームパワーを変化させるものである請求項1から6いずれかに記載のレーザ加工装置。 - 前記アパーチャおよびビームパワー測定手段を、出射ミラーの劣化状態測定時には前記レーザ発振器から出射されたレーザビームの光路上に挿入し、レーザ加工時には光路上から抜き取るための駆動手段を備えた請求項1から8いずれかに記載のレーザ加工装置。
- 前記アパーチャを、レーザ加工時にも用いる請求項1から8いずれかに記載のレーザ加工装置。
- 前記レーザ発振器と前記アパーチャとの間のレーザビーム光路上に、熱レンズが発生する光学部品が配置されていない請求項1から10いずれかに記載のレーザ加工装置。
- 前記制御手段は、
前記出射ミラーを劣化したと判断する判断基準値と、この判断基準値よりも緩く設定され出射ミラーの劣化する時期が近づいてきたと判断する警告基準値とを備えている請求項1から11のいずれかに記載のレーザ加工装置。 - レーザビームを出射するレーザ発振器と、
前記レーザ発振器から出射されたレーザビームの光路上に配置され、このレーザビームを透過する光学部品と、
前記光学部品を透過したレーザビームの光路上に配置され、このレーザビームの周辺部分を遮蔽し中央部分を透過するアパーチャと、
前記アパーチャを透過したレーザビームのビームパワーを測定するビームパワー測定手段と、
所定のビームパワーのレーザビームが出射されている時の前記ビームパワー測定手段で測定されたビームパワー値に基づき、前記光学部品の劣化状態を判断する制御手段と、
を備えたレーザ加工装置。 - 前記所定のビームパワーは、劣化した前記光学部品で熱レンズ効果が発生する程度の高いビームパワーである請求項13に記載のレーザ加工装置。
- 前記制御手段は、
劣化していない光学部品において前記高いビームパワーで出射されたレーザビームの前記ビームパワー測定手段により別途測定されたビームパワー値を基準値として記憶する記憶部を備え、
この記憶部に記憶された基準値と前記測定されたビームパワー値とを比較し、前記光学部品の劣化状態を判断するものである請求項14に記載のレーザ加工装置。 - 前記所定のビームパワーは、さらに、劣化した前記光学部品で熱レンズ効果が発生しない程度の低いビームパワーも含むものである請求項14に記載のレーザ加工装置。
- 前記制御装置は、
前記低いビームパワーで出射されたレーザビームの前記ビームパワー測定手段で測定されたビームパワー値から、前記高いビームパワーで出射されたレーザビームの前記ビームパワー測定手段で測定された場合に予想されるビームパワー値を、比例式により算出する算出部を備え、
この算出部で算出されたビームパワー値を基準値とし、この基準値と前記高いビームパワーで出射されたレーザビームの前記ビームパワー測定手段で測定されたビームパワー値とを比較し、前記光学部品の劣化状態を判断するものである請求項16に記載のレーザ加工装置。 - 劣化したレーザ発振器の出射ミラーで熱レンズ効果が発生する程度の高いビームパワーでレーザビームを出射する工程と、
このレーザビームの光路上に配置されレーザビームの周辺部分を遮蔽し中央部分を透過するアパーチャを透過した前記高いビームパワーで出射されたレーザビームのビームパワー値を測定する工程と、
別途記憶された基準値と前記測定されたビームパワー値とに基づいてレーザ発振器の出射ミラーの劣化状態を判断する工程と、
を備えたレーザ発振器の出射ミラー劣化判断方法。 - 前記基準値は、
劣化していないレーザ発振器の出射ミラーにおいて、前記アパーチャを透過した前記高いビームパワーで出射されたレーザビームのビームパワー値を測定し、この測定されたビームパワー値を基準値として記憶する工程によるものである請求項18に記載のレーザ発振器の出射ミラー劣化判断方法。 - 劣化したレーザ発振器の出射ミラーで熱レンズ効果が発生しない程度の低いビームパワーでレーザビームを出射する工程と、
このレーザビームの光路上に配置されレーザビームの周辺部分を遮蔽し中央部分を透過するアパーチャを透過した前記低いビームパワーで出射されたレーザビームのビームパワー値を測定する工程と、
劣化したレーザ発振器の出射ミラーで熱レンズ効果が発生する程度の高いビームパワーでレーザビームを出射する工程と、
前記アパーチャを透過した前記高いビームパワーで出射されたレーザビームのビームパワー値を測定する工程と、
前記低いビームパワーのレーザビーム出射時に測定されたビームパワー値から、比例式により、劣化していないレーザ発振器の出射ミラーにおける前記高いビームパワーのレーザビームを出射した時のビームパワー値を算出する工程と、
前記算出されたビームパワー値と前記高いビームパワーのレーザビーム出射時に測定されたビームパワー値とから出射ミラーの劣化状態を判断する工程と、
を備えたレーザ発振器の出射ミラー劣化判断方法。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP2007/072452 WO2009066370A1 (ja) | 2007-11-20 | 2007-11-20 | レーザ発振器内出射ミラーの劣化状態測定方法およびレーザ加工装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2009066370A1 JPWO2009066370A1 (ja) | 2011-03-31 |
JP5110087B2 true JP5110087B2 (ja) | 2012-12-26 |
Family
ID=40667208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009542429A Active JP5110087B2 (ja) | 2007-11-20 | 2007-11-20 | レーザ発振器内出射ミラーの劣化状態測定方法およびレーザ加工装置 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8461470B2 (ja) |
JP (1) | JP5110087B2 (ja) |
KR (1) | KR101233506B1 (ja) |
CN (1) | CN101878087B (ja) |
TW (1) | TWI380543B (ja) |
WO (1) | WO2009066370A1 (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8183536B2 (en) * | 2009-02-20 | 2012-05-22 | Corning Incorporated | System for monitoring optical modules of high-power lasers |
JP5907819B2 (ja) * | 2011-11-24 | 2016-04-26 | 三菱電機株式会社 | レンズユニットおよびレーザ加工装置 |
JP6189198B2 (ja) * | 2013-12-06 | 2017-08-30 | 株式会社東芝 | レーザイオン源、イオン加速器及び重粒子線治療装置 |
JP5911903B2 (ja) * | 2014-03-28 | 2016-04-27 | ファナック株式会社 | レーザ光の強度分布を計測するビームプロファイラ、レーザ発振器、およびレーザ加工装置 |
DE102014016889A1 (de) * | 2014-11-15 | 2016-05-19 | Mbda Deutschland Gmbh | Überwachungsvorrichtung für einen Laserstrahl |
US10008093B2 (en) * | 2016-05-06 | 2018-06-26 | DISH Technologies L.L.C. | Systems, methods and apparatus for determining button degradation of a user input device |
JP6546229B2 (ja) | 2017-08-23 | 2019-07-17 | ファナック株式会社 | レーザ加工前に外部光学系の汚染の種類及びレベルに応じて焦点シフトを調整するレーザ加工方法 |
JP6553688B2 (ja) | 2017-08-23 | 2019-07-31 | ファナック株式会社 | レーザ加工前に光学系の汚染検出を行うレーザ加工装置 |
JP6987453B2 (ja) * | 2018-01-29 | 2022-01-05 | 住友重機械工業株式会社 | 評価装置、及び評価方法 |
JP7356235B2 (ja) * | 2019-03-07 | 2023-10-04 | 株式会社ディスコ | レーザー加工装置 |
CN115647615B (zh) * | 2022-12-28 | 2023-03-21 | 歌尔股份有限公司 | 激光切割器的模组驱动方法、装置、设备及存储介质 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03240282A (ja) * | 1990-02-17 | 1991-10-25 | Canon Inc | レーザ装置 |
JPH07245437A (ja) * | 1994-03-04 | 1995-09-19 | Toshiba Corp | ガスレーザ発振器の出力ミラーの寿命判定方法及びその装置並びにレーザ加工機 |
JP2000012923A (ja) * | 1998-06-26 | 2000-01-14 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | レーザ加工装置の光学部品の劣化診断装置及び方法 |
JP2005175245A (ja) * | 2003-12-12 | 2005-06-30 | Ntn Corp | レーザ装置およびそれを用いたレーザ加工装置 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3162254B2 (ja) * | 1995-01-17 | 2001-04-25 | 三菱電機株式会社 | レーザ加工装置 |
TW320586B (ja) * | 1995-11-24 | 1997-11-21 | Hitachi Ltd | |
JP3844848B2 (ja) * | 1997-06-24 | 2006-11-15 | 三菱電機株式会社 | レーザ加工機 |
US5991319A (en) * | 1997-11-21 | 1999-11-23 | Trw Inc. | Mirror failure detector for high power lasers |
JP4218209B2 (ja) * | 1999-03-05 | 2009-02-04 | 三菱電機株式会社 | レーザ加工装置 |
CN100386611C (zh) * | 2004-03-02 | 2008-05-07 | 华为技术有限公司 | 一种检测激光器失效的方法 |
JP3845650B1 (ja) * | 2005-06-13 | 2006-11-15 | 株式会社日本製鋼所 | レーザ照射方法及びその装置 |
CN100452573C (zh) * | 2007-02-12 | 2009-01-14 | 武汉光迅科技股份有限公司 | 大功率泵浦激光器组的驱动及控制保护方法 |
-
2007
- 2007-11-20 WO PCT/JP2007/072452 patent/WO2009066370A1/ja active Application Filing
- 2007-11-20 CN CN200780101632.5A patent/CN101878087B/zh active Active
- 2007-11-20 KR KR1020107008220A patent/KR101233506B1/ko active IP Right Grant
- 2007-11-20 JP JP2009542429A patent/JP5110087B2/ja active Active
- 2007-11-20 US US12/741,930 patent/US8461470B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2007-12-24 TW TW096149663A patent/TWI380543B/zh active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03240282A (ja) * | 1990-02-17 | 1991-10-25 | Canon Inc | レーザ装置 |
JPH07245437A (ja) * | 1994-03-04 | 1995-09-19 | Toshiba Corp | ガスレーザ発振器の出力ミラーの寿命判定方法及びその装置並びにレーザ加工機 |
JP2000012923A (ja) * | 1998-06-26 | 2000-01-14 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | レーザ加工装置の光学部品の劣化診断装置及び方法 |
JP2005175245A (ja) * | 2003-12-12 | 2005-06-30 | Ntn Corp | レーザ装置およびそれを用いたレーザ加工装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TWI380543B (en) | 2012-12-21 |
CN101878087A (zh) | 2010-11-03 |
US8461470B2 (en) | 2013-06-11 |
TW200924328A (en) | 2009-06-01 |
US20100245830A1 (en) | 2010-09-30 |
CN101878087B (zh) | 2015-05-13 |
KR20100065381A (ko) | 2010-06-16 |
WO2009066370A1 (ja) | 2009-05-28 |
KR101233506B1 (ko) | 2013-02-14 |
JPWO2009066370A1 (ja) | 2011-03-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5110087B2 (ja) | レーザ発振器内出射ミラーの劣化状態測定方法およびレーザ加工装置 | |
JP5435930B2 (ja) | レーザ加工装置 | |
US8735768B2 (en) | Laser welding apparatus | |
US11235419B2 (en) | Laser machining device for adjusting focus shift based on contamination level of optical system during laser machining | |
JP2016097412A (ja) | レーザ溶接方法 | |
JP6659654B2 (ja) | レーザ加工前に外部光学系の異常を警告するレーザ加工装置 | |
JP2007190566A (ja) | ファイバレーザ加工装置 | |
JP2006510490A (ja) | レーザースポット溶接の方法および装置 | |
US11097375B2 (en) | Laser processing apparatus and laser processing method | |
JP2018082045A (ja) | レーザ装置 | |
JP2021178334A (ja) | レーザ溶接装置及びそのキャリブレーション方法 | |
JP2017185536A (ja) | 反射光を抑制しながらレーザ加工を行うレーザ加工装置及びレーザ加工方法 | |
JPWO2015118829A1 (ja) | レーザ加工装置 | |
CN109420841B (zh) | 激光加工前进行光学系统的污染检测的激光加工装置 | |
JP5245742B2 (ja) | レーザ溶接方法およびレーザ溶接装置 | |
JP7523088B2 (ja) | レーザ加工装置 | |
US10946484B2 (en) | Laser machining method adjusting focus shift depending on type and level of contamination of external optical system before laser machining | |
JP7511142B2 (ja) | レーザ加工装置 | |
JP2019058947A (ja) | 保護ガラス汚れ検知システム及び方法 | |
JP5190421B2 (ja) | 小型熱レンズ補償加工ヘッド | |
JP2020146689A (ja) | レーザ加工装置 | |
JP7462211B2 (ja) | レーザ加工装置 | |
JP2828828B2 (ja) | レーザ加工装置の監視方法 | |
JPH09271968A (ja) | レーザ加工機の光学系チェック方法およびその装置 | |
JP2020046390A (ja) | パワーモニタリング装置及びレーザ加工機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120911 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120924 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151019 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5110087 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151019 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |