JP2006350092A - 移動機構及びこれを備えた撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 省電力化等を図る。
【解決手段】 被駆動体10又はその一部とされる可動レンズ16又は撮像素子11を所定の方向へ移動させる駆動手段として駆動用マグネットと駆動用コイルとを有するリニアアクチュエーターが用いられた移動機構27において、駆動電圧が印加されて変形されると共に変形時に被駆動体の移動を規制する圧電素子26を設けた。
【選択図】図3

Description

本発明は移動機構及びこれを備えた撮像装置についての技術分野に関する。詳しくは、圧電素子の変形により被駆動体の移動を規制して省電力化等を図る技術分野に関する。
被駆動体又はその一部とされる可動レンズや撮像素子を所定の方向へ移動させるリニアアクチュエーターは、ビデオカメラやスチルカメラの他、携帯電話等の各種の撮像装置に組み込まれている。例えば、可動レンズは、これを保持するレンズホルダーとともに被駆動体を構成し、該被駆動体はリニアアクチュエーターによってフォーカス又はズーミングのために光軸方向へ移動されたり、ブレ補正を行うために光軸方向と直交する方向へ移動される。
このようなリニアアクチュエーターは駆動用マグネットと駆動用コイルを有し、該駆動用コイルに駆動電流が供給されると被駆動体に移動力が付与されて該被駆動体が所定の方向へ移動される(例えば、特許文献1参照)。
特許第3387173号公報
ところが、上記のようなリニアアクチュエーターが被駆動体を所定の方向へ移動させる駆動手段として設けられた撮像装置にあっては、被駆動体を所定の方向へ移動させた後に、その移動位置に被駆動体を保持するときにも駆動用コイルへの通電を継続して行う必要があり、その分、消費電力が大きいという問題がある。
また、リニアアクチュエーターは、非通電時には被駆動体を必要な位置に保持する保持力を有しないため、撮像装置の電源オフ時には、被駆動体が不必要に移動してしまい、被駆動体がその移動端に衝突等することにより異音が発生するという不具合を生じてしまう。
そこで、本発明移動機構及びこれを備えた撮像装置は、上記した問題点を克服し、省電力化等を図ることを課題とする。
本発明移動機構及びこれを備えた撮像装置は、上記した課題を解決するために、被駆動体又はその一部とされる可動レンズ又は撮像素子を所定の方向へ移動させる駆動手段として駆動用マグネットと駆動用コイルとを有するリニアアクチュエーターが用いられた移動機構又は撮像装置において、駆動電圧が印加されて変形されると共に変形時に被駆動体の移動を規制する圧電素子を設けたものである。
従って、本発明移動機構及びこれを備えた撮像装置にあっては、圧電素子の変形により被駆動体の停止状態が保持され、被駆動体の停止状態においてリニアアクチュエーターへの通電を必要としない。
本発明移動機構は、被駆動体又はその一部とされる可動レンズ又は撮像素子を所定の方向へ移動させる駆動手段として駆動用マグネットと駆動用コイルとを有するリニアアクチュエーターが用いられた移動機構であって、駆動電圧が印加されて変形されると共に変形時に被駆動体の移動を規制する圧電素子を備えたことを特徴とする。
従って、被駆動体の所定の位置への保持をリニアアクチュエーターへの通電を停止し、かつ、圧電素子への通電を継続することなく行うことが可能であるため、消費電力の低減を図ることができる。
請求項2に記載した発明にあっては、上記被駆動体は可動レンズ及び撮像素子を含む撮像光学系の光軸方向にそれぞれ直交し互いに直交する第1の方向と第2の方向に移動され、被駆動体の第1の方向への移動を規制する第1の圧電素子と、被駆動体の第2の方向への移動を規制する第2の圧電素子とを設けたので、被駆動体の所定の位置への保持をリニアアクチュエーターへの通電を停止し、かつ、第1の圧電素子及び第2の圧電素子への通電を継続することなく行うことが可能であるため、消費電力の低減を図ることができる。
請求項3及び請求項4に記載した発明にあっては、上記圧電素子は一端が固定端とされ他端が自由端とされ、変形時に自由端が被駆動体に接して該被駆動体の移動を規制するようにしたので、被駆動体の移動に伴って圧電素子が移動することがないため、圧電素子に対する通電のための電線の引き回し作業及び圧電素子の組付の容易化を図ることができる。
請求項5及び請求項6に記載した発明にあっては、上記圧電素子の変形量を拡大する変形量拡大手段を設け、該変形量拡大手段の一端部側に圧電素子を配置し、圧電素子の変形時に変形量拡大手段の他端部が被駆動体に接して該被駆動体の移動を規制するようにしたので、変形量の小さな圧電素子を用いることが可能であり、その分、移動機構の小型化及び製造コストの低減を図ることができる。
請求項7及び請求項8に記載した発明にあっては、上記圧電素子に対して被駆動体の移動の規制を解除する方向への付勢力を付与する付勢バネを設けたので、変形量拡大手段の不必要な移動を防止することができる。
本発明移動機構を備えた撮像装置は、被駆動体又はその一部とされる可動レンズ又は撮像素子を所定の方向へ移動させる駆動手段として駆動用マグネットと駆動用コイルとを有するリニアアクチュエーターが用いられた移動機構を備えた撮像装置であって、駆動電圧が印加されて変形されると共に変形時に被駆動体の移動を規制する圧電素子を設けたことを特徴とする。
従って、被駆動体の所定の位置への保持をリニアアクチュエーターへの通電を停止し、かつ、圧電素子への通電を継続することなく行うことが可能であるため、消費電力の低減を図ることができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を添付図面に従って説明する。本発明撮像装置は、携帯電話、ビデオカメラ、スチルカメラ等の動画撮影又は静止画撮影の機能を有する各種の撮像装置に適用することができ、本発明移動機構は、これらの撮像装置に組み込まれる各種の移動機構に適用することができる。
撮像装置1は、図1に示すように、カメラブロック2、カメラDSP(Digital Signal Processor)3、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)4、媒体インターフェース5、制御ブロック6、操作部7、LCD(Liquid Crystal Display)8及び外部インターフェース9を備え、記録媒体100が着脱可能とされている。
記録媒体100としては、半導体メモリーを用いた所謂メモリーカード、記録可能なDVD(Digital Versatile Disk)や記録可能なCD(Compact Disc)等のディスク状記録媒体等の種々のものを用いることができる。
カメラブロック2は、被駆動体10、CCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子11、A/D変換回路12、第1のドライバー13、第2のドライバー14、タイミング生成回路15等を備えている。
被駆動体10は、図2及び図3に示すように、例えば、フォーカス又はズーミングのために光軸方向(図2及び図3に示すZ方向)へ移動される可動レンズ16と該可動レンズ16を保持するレンズホルダー17を有している。被駆動体10は駆動用マグネットと駆動用コイルを有する図示しないリニアアクチュエーターの駆動力によって移動される。
レンズホルダー17は、略円環状に形成され可動レンズ16を保持するレンズ保持部18と該レンズ保持部18の側面から互いに反対側へ突出された第1の被支持部19、第2の被支持部20とから成り、該第2の被支持部20は光軸方向へ延びる略円筒状に形成されている。
被駆動体10はレンズ鏡筒21内において光軸方向へ移動自在に支持されている。
レンズ鏡筒21の内部には、光軸方向へ延びるガイド軸22、23が配置されている。ガイド軸22はレンズホルダー17の第1の被支持部19に挿通され、ガイド軸23はレンズホルダー17の第2の被支持部20に挿通され、被駆動体10がガイド軸19、20に移動自在に支持されている。
尚、被駆動体10の支持手段としては、上記のようなガイド軸19、20に限られることはなく、例えば、レンズ鏡筒21にガイド溝やガイド突部を形成して支持手段として用いることも可能である。
レンズ鏡筒21の内面にはそれぞれ後方又は前方を向くストッパー突部24、25が取り付けられている。被駆動体10はストッパー突部24、25に接する位置まで光軸方向へ移動可能とされている。
レンズ鏡筒21の内面には、例えば、その下端部に圧電素子26が配置されている。圧電素子26は一方向、例えば、光軸方向に直交するY方向(図2及び図3参照)、即ち、被駆動体10の移動方向に直交する方向に長く形成され、下端部が固定端とされレンズ鏡筒21に固定されている。圧電素子26は、その先端面がレンズホルダー17の第2の被支持部20に対向した状態で近接して位置されている(図2参照)。
圧電素子26は、例えば、両面に電極を有したジルコンチタン酸鉛から成る圧電磁器板が多数長手方向に積層されて構成され、各電極は並列に接続されている。圧電素子26は駆動電圧が印加されることにより、積層方向(長手方向)に伸長され、駆動電圧の印加が停止された状態において一定時間伸長された状態が保持される。圧電素子26に逆方向の駆動電圧が印加されると、積層方向(長手方向)に収縮される。
上記した被駆動体10、駆動手段として設けられたリニアアクチュエーター、ガイド軸19、20及び圧電素子26によって移動機構27が構成される。
撮像素子11は、図1に示すように、第2のドライバー14からの駆動信号に応じて動作し、可動レンズ16を介して取り込まれた被写体の画像を取り込み、制御ブロック6によって制御されるタイミング生成回路15から出力されたタイミング信号に基づいて、取り込んだ被写体の画像(画像情報)を電気信号としてA/D変換回路12に送出する。
尚、撮像素子11はCCDに限られることはなく、撮像素子11として、例えば、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の他の素子を使用することもできる。
A/D変換回路12は、入力された電気信号としての画像情報に対して、CDS(Correlated Double Sampling)処理を行っての良好なS/N比の保持、AGC(Automatic Gain Control)処理を行っての利得の制御、A/D(Analog/Digital)変換を行ってのデジタル信号としての画像データーの生成等を行う。
第1のドライバー13は、制御ブロック6の後述するCPUの指令に基づいて圧電素子26に対して駆動信号を送出する。
第2のドライバー14は、タイミング生成回路15から出力されたタイミング信号に基づいて撮像素子11に対して駆動信号を送出する。
タイミング生成回路15は、制御ブロック6による制御に応じて、所定のタイミングを提供するタイミング信号を生成する。
カメラブロック2には被駆動体10の光軸方向における移動量を検出する検出手段28が設けられている。検出手段28としては、例えば、MR(Magneto Resistance)センサー等の磁気的な検出手段やホール素子等を有する光学的な検出手段が用いられている。検出手段28によって検出された検出結果は、制御ブロック6の後述するCPUに被駆動体10の位置情報として入力される。
カメラDSP3は、A/D変換回路12から入力した画像データーに対して、AF(Auto Focus)、AE(Auto Exposure)、AWB(Auto White Balance)等の信号処理を行う。AF、AE、AWB等の信号処理が行われた画像データーは、所定の方式でデーター圧縮され、制御ブロック6を介して記録媒体100に出力され、該記録媒体100にファイルとして記録される。
カメラDSP3には、SDRAMコントローラー29が設けられ、該SDRAMコントローラー29の指令によりSDRAM4に対して高速でデーターの読み書きが行われる。
制御ブロック6は、CPU(Central Processing Unit)30、RAM(Random Access Memory)31、フラッシュROM(Read Only Memory)32、時計回路33等の各部がシステムバス34を介して接続されて構成されたマイクロコンピュータであり、撮像装置1の各部を制御する機能を有する。
CPU30は第1のドライバー13やタイミング生成回路15を介して第2のドライバー14等に指令信号を送出し、これらの各部を動作させる。CPU30には、検出手段28によって検出された被駆動体10の位置情報が入力され、CPU30によって、入力された位置情報に基づいて第1のドライバー13に対して指令信号が出力される。
RAM31は処理の途中結果を一時記憶する等、主に作業領域として用いられる。
フラッシュROM32には、CPU30において実行する種々のプログラムや各処理に必要となるデーター等が記憶される。
時計回路33は、現在年月日、現在曜日、現在時刻、撮影日時等を出力する回路である。
操作部7は撮像装置1の図示しない筐体(外筐)に設けられたタッチパネルやコントロールキー等であり、操作部7に対する操作に応じた信号がCPU30に入力され、該CPU30によって入力した信号に基づいて各部に指令信号が送出される。
LCD8は、例えば、筐体に設けられ、システムバス34に接続されたLCDコントローラー35によって制御される。LCD8には、LCDコントローラー35の駆動信号に基づいた画像データー等の各種の情報が表示される。
外部インターフェース9はシステムバス34に接続されている。外部インターフェース9を介して外部機器200、例えば、外部のパーソナルコンピューターと接続し、このパーソナルコンピューターから画像データーを受け取って記録媒体100に記録したり、記録媒体100に記録されている画像データーを外部のパーソナルコンピューター等に出力することができる。尚、記録媒体100はシステムバス34に接続された媒体インターフェース5を介して制御ブロック6に接続される。
また、外部インターフェース9に外部デバイス200、例えば、通信モジュールを接続することにより、例えば、インターネット等のネットワークに接続し該ネットワークを通じて種々の画像データーやその他の情報を取得し、これらのデーターや情報を記録媒体100に記録したり、記録媒体100に記録されているデーターを、ネットワークを通じて目的とする相手先に送信したりすることができる。
尚、外部インターフェース9は、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1324、USB(Universal Serial Bus)等の有線用インターフェースとして設けることも可能であり、また、光や電波による無線用インターフェースとして設けることも可能である。
一方、記録媒体100に記録された画像データーは、ユーザーによって行われた操作部7に対する操作に応じた操作信号に基いて記録媒体100から読み出され、媒体インターフェース5を介してカメラDSP3に送出される。
カメラDSP3は、記録媒体100から読み出されて入力された圧縮されている画像データーについて、データー圧縮の解凍処理(伸張処理)を行い、解凍後の画像データーをシステムバス34を介してLCDコントローラー35に送出する。LCDコントローラー35は、この画像データーに基づいた画像信号をLCD8に送出する。LCD8には画像信号に基づいた画像が表示される。
以上のように構成された撮像装置1において、リニアアクチュエーターの駆動用コイルに駆動電流が供給されると、その方向に応じて被駆動体10が光軸方向(前後方向)へ移動される。
被駆動体10が所定の位置まで移動されると、検出手段28の検出結果によるCPU30からの駆動信号に基づいて第1のドライバー13から圧電素子26に駆動電圧が印加され、該圧電素子26が伸長される(図3参照)。圧電素子26が伸長されると、該圧電素子26の先端面がレンズホルダー17の第2の被支持部20に押し付けられ、被駆動体10の移動が停止される。
第1のドライバー13から圧電素子26に駆動電圧が印加されたときには、同時に、リニアアクチュエーターの駆動用コイルへの駆動電流の供給が停止される。
圧電素子26によって被駆動体10の移動が停止されると、圧電素子26への駆動電圧の印加が停止される。圧電素子26への駆動電圧の印加が停止されても、圧電素子26は伸長状態が一定時間保持されるため、被駆動体10の停止状態は保持される。尚、圧電素子26の伸長状態は一定時間保持されるが、被駆動体10の停止状態を保持する時間によっては、圧電素子26に伸長状態を保持できる最小限の駆動電圧を印加してもよい。このときの消費電力はリニアアクチュエーターへの通電によって停止状態を維持するより小さい。
リニアアクチュエーターの駆動用コイルへの駆動電流の供給が再開されると、第1のドライバー13から圧電素子26に先程とは逆方向への駆動電圧が印加される。
第1のドライバー13から圧電素子26に逆方向への駆動電圧が印加されると、圧電素子26は収縮されて被駆動体10の第2の被支持部20から離隔され、被駆動体10に対する保持状態が解除される。従って、駆動用コイルへの駆動電流の供給により、被駆動体10が光軸方向へ移動される。
続いて、圧電素子26への逆方向への駆動電圧の印加が停止されるが、圧電素子26は収縮状態が保持される。
以上に記載した通り、移動機構27にあっては、被駆動体10の所定の位置への保持をリニアアクチュエーターへの通電を停止し、かつ、圧電素子26への通電を継続することなく行うことが可能であるため、消費電力の低減を図ることができる。
また、圧電素子26の変形状態(伸長状態)が保持されて被駆動体10が所定の位置に保持されるため、撮像装置1の電源オフ時においても被駆動体10が不必要に移動することがなく、被駆動体10がストッパー突部24、25に衝突せず、異音の発生を防止することができる。
さらに、移動機構27にあっては、圧電素子26がレンズ鏡筒21に固定されているため、被駆動体10の移動に伴って圧電素子26が移動することがないため、圧電素子26に対する通電のための電線の引き回し作業及び圧電素子26の組付の容易化を図ることができる。
上記には、圧電素子26が伸長されたときに被駆動体10の移動を規制して保持する例を示したが、逆に、以下に示すように、圧電素子26が収縮されたときに被駆動体10の移動を規制して保持することも可能である(図4及び図5参照)。
圧電素子26の上面には、例えば、ゴム材料や樹脂材料から成る規制部材36が取り付けられている。規制部材36には挿通孔36aが形成され、該挿通孔36aに被駆動体10の第2の被支持部20が挿通されている。被駆動体10の移動が規制されていない状態においては、規制部材36は第2の被支持部20に接触されていない(図4参照)。
圧電素子26に駆動電圧が印加されると、該圧電素子26は収縮され規制部材36の内面が第2の被支持部20に押し付けられて被駆動体10の移動が規制される(図5参照)。
以下に、移動機構の各変形例を示す(図6乃至図10参照)。
先ず、第1の変形例に係る移動機構27Aについて説明する(図6参照)。第1の変形例に係る移動機構27Aは、上記した移動機構27と比較して、積層方向に伸縮する圧電素子26を被駆動体10に取り付けたことのみが相違するため、移動機構27と比較して異なる部分についてのみ詳細に説明をし、その他の部分については移動機構27における同様の部分に付した符号と同じ符号を付して説明は省略する。
圧電素子26は被駆動体10の、例えば、第2の被支持部20に取り付けられ、該第2の被支持部20から下方へ突出した状態とされている。
移動機構27Aにおいて、リニアアクチュエーターの駆動用コイルに駆動電流が供給されると、その方向に応じて被駆動体10が光軸方向へ移動される。
被駆動体10が所定の位置まで移動されると、圧電素子26に駆動電圧が印加され、該圧電素子26が伸長されてレンズ鏡筒21の内面に押し付けられ、被駆動体10の移動が停止される。
圧電素子26に駆動電圧が印加されたときには、同時に、リニアアクチュエーターの駆動用コイルへの駆動電流の供給が停止される。
圧電素子26によって被駆動体10の移動が停止されると、圧電素子26への駆動電圧の印加が停止される。圧電素子26への駆動電圧の印加が停止されても、圧電素子26は伸長状態が保持されるため、被駆動体10の停止状態は保持される。
リニアアクチュエーターの駆動用コイルへの駆動電流の供給が再開されると、圧電素子26に先程とは逆方向への駆動電圧が印加され、圧電素子26は収縮されてレンズ鏡筒21の内面から離隔され、被駆動体10に対する保持状態が解除される。従って、駆動用コイルへの駆動電流の供給により、被駆動体10が光軸方向へ移動される。
続いて、圧電素子26への逆方向への駆動電圧の印加が停止されるが、圧電素子26は収縮状態が保持される。
次に、第2の変形例に係る移動機構27Bについて説明する(図7及び図8参照)。第2の変形例に係る移動機構27Bは、上記した移動機構27と比較して、積層方向に伸縮する圧電素子26に代えて長手方向に直交する方向に屈曲されるように変形される圧電素子26Bを用いたことのみが相違するため、移動機構27と比較して異なる部分についてのみ詳細に説明をし、その他の部分については移動機構27における同様の部分に付した符号と同じ符号を付して説明は省略する。
圧電素子26Bは、例えば、鉄板等の金属板の両面に一対の素子(セラミック素子)が貼り付けられて構成された所謂バイモルフ型や金属板の片面のみに素子(セラミック素子)が貼り付けられて構成された所謂ユニモルフ型が用いられている。
圧電素子26Bは前後方向(光軸方向と同じ)に長く形成され、例えば、後端部が固定端とされレンズ鏡筒21に固定され、後端部を除いた部分がレンズ鏡筒21の内面から稍離隔した状態で被駆動体10の第2の被支持部20の下側に配置されている。圧電素子26Bは駆動電圧の印加により前端部が上下方向へ移動されるように屈曲されて変形される。
圧電素子26Bの前端部には、例えば、ゴム材料や樹脂材料から成る押付部材37が上方へ突出した状態で取り付けられている。
以上のように構成された移動機構27Bにおいて、リニアアクチュエーターの駆動用コイルに駆動電流が供給されると、その方向に応じて被駆動体10が光軸方向へ移動される。
被駆動体10が所定の位置まで移動されると、検出手段28の検出結果によるCPU30からの駆動信号に基づいて第1のドライバー13から圧電素子26Bに駆動電圧が印加され、該圧電素子26Bが前端部が被駆動体10に近付く方向へ変形される(図8参照)。圧電素子26Bが変形されると、該圧電素子26Bの前端部に取り付けられた押付部材37がレンズホルダー17の第2の被支持部20に押し付けられ、被駆動体10の移動が停止される。
第1のドライバー13から圧電素子26Bに駆動電圧が印加されたときには、同時に、リニアアクチュエーターの駆動用コイルへの駆動電流の供給が停止される。
圧電素子26Bによって被駆動体10の移動が停止されると、圧電素子26への駆動電圧の印加が停止される。圧電素子26Bへの駆動電圧の印加が停止されても、圧電素子26Bは一定時間変形状態が保持されるため、被駆動体10の停止状態は保持される。
リニアアクチュエーターの駆動用コイルへの駆動電流の供給が再開されると、第1のドライバー13から圧電素子26Bに先程とは逆方向への駆動電圧が印加される。
第1のドライバー13から圧電素子26Bに逆方向への駆動電圧が印加されると、圧電素子26Bは元の状態に戻り押付部材37が被駆動体10の第2の被支持部20から離隔され、被駆動体10に対する保持状態が解除される。従って、駆動用コイルへの駆動電流の供給により、被駆動体10が光軸方向へ移動される。
続いて、圧電素子26Bへの逆方向への駆動電圧の印加が停止されるが、圧電素子26Bは元の状態が保持される。
このように被駆動体10の移動方向に直交する方向に屈曲されて変形される圧電素子26Bを用いれば、レンズ鏡筒21の内面と被駆動体10との間のスペースに被駆動体10の移動方向に沿って圧電素子26Bを配置できるため、省スペース化を図ることができると共に圧電素子26Bの長さを任意に設定して所望の変形量を確保することが可能である。
尚、上記のように、圧電素子26Bを直接被駆動体10に接触させずゴム材料や樹脂材料から成る押付部材37を被駆動体10に接触させて該被駆動体10の移動を規制することにより、移動の規制時の消音、被駆動体10及び圧電素子26Bの傷付きや損傷の防止、被駆動体10や圧電素子26Bの組付誤差による規制力のバラツキの緩和を図ることができる。
次に、第3の変形例に係る移動機構27Cについて説明する(図9及び図10参照)。第3の変形例に係る移動機構27Cは、上記した移動機構27と比較して、変形量拡大手段を設けたことのみが相違するため、移動機構27と比較して異なる部分についてのみ詳細に説明をし、その他の部分については移動機構27における同様の部分に付した符号と同じ符号を付して説明は省略する。
圧電素子26は伸縮方向における一端部がレンズ鏡筒21に固定され該レンズ鏡筒21内において下方へ突出されるように配置されている。
レンズ鏡筒21の内部には、例えば、被駆動体10の下方に変形量拡大手段38が配置されている。変形量拡大手段38はレンズ鏡筒21内の底面に設けられた回動支持部39と該回動支持部39に支持された変形量拡大部40とから成る。変形量拡大部40は被駆動体10の移動方向と略同じ方向に長く形成され、長手方向における中間部が回動支持部39に回動自在に支持されている。変形量拡大部40の回動支点は長手方向における中央部より後方側に位置され、回動支持部39に支持された状態において、回動支持部39より前側の部分が回動支持部39より後側の部分より長くされている。変形量拡大部40の前端部には、例えば、ゴム材料や樹脂材料によって形成された押付部材41が上方へ突出した状態で取り付けられている。
変形量拡大部40の前端部とレンズ鏡筒21の底面との間に付勢バネ42が支持されている。付勢バネ42は、例えば、引張コイルバネである。従って、変形量拡大部40は前端部が下方へ移動する回動方向へ付勢されており、圧電素子26は常に変形量拡大部40の後端部に上方から接触されている。
以上のように構成された移動機構27Cにおいて、リニアアクチュエーターの駆動用コイルに駆動電流が供給されると、その方向に応じて被駆動体10が光軸方向へ移動される。
被駆動体10が所定の位置まで移動されると、圧電素子26に駆動電圧が印加され、該圧電素子26によって変形量拡大部40の後端部が上方から押圧され該変形量拡大部40が回動支点部39を支点として回動される(図10参照)。変形量拡大部40の回動により押付部材41が被駆動体10の第2の被支持部20に下方から押し付けられ、被駆動体10の移動が停止される。このとき変形量拡大部40は、回動支持部39より前側の部分が回動支持部39より後側の部分より長くされているため、圧電素子26の変形量(伸長量)が拡大されて押付部材41が移動される。
圧電素子26に駆動電圧が印加されたときには、同時に、リニアアクチュエーターの駆動用コイルへの駆動電流の供給が停止される。
圧電素子26によって被駆動体10の移動が停止されると、圧電素子26への駆動電圧の印加が停止される。圧電素子26への駆動電圧の印加が停止されても、圧電素子26は一定時間伸長状態が保持されるため、被駆動体10の停止状態は保持される。
リニアアクチュエーターの駆動用コイルへの駆動電流の供給が再開されると、圧電素子26に先程とは逆方向への駆動電圧が印加され、圧電素子26は収縮されて付勢バネ42の付勢力によって変形量拡大部40が回動されて押付部材41が第2の被支持部20から離隔され、被駆動体10に対する保持状態が解除される。従って、駆動用コイルへの駆動電流の供給により、被駆動体10が光軸方向へ移動される。
続いて、圧電素子26への逆方向への駆動電圧の印加が停止されるが、圧電素子26は収縮状態が保持される。
このように移動機構27Cにあっては、圧電素子26の変形量が拡大されて押付部材41が被駆動体10に押し付けられるため、変形量の小さな圧電素子26を用いることが可能であり、その分、移動機構27Cの小型化及び製造コストの低減を図ることができる。
また、圧電素子26の変形量が拡大されて押付部材41が被駆動体10に押し付けられるため、レンズ鏡筒21に対する圧電素子26の組付精度によらず確実に押付部材41を被駆動体10に押し付けることができる。
さらに、上記のように、変形量拡大部40を所定の回動方向へ付勢する付勢バネ42を用いることにより、変形量拡大部40を確実に上記所定の方向へ回動させて被駆動体10の移動の規制を解除することができると共に変形量拡大部40の不必要な回動を防止することができる。
尚、上記した移動機構27、27A、27B、27Cにおいては、2つのガイド軸に対して被駆動体10が移動される移動機構の例を示したが、被駆動体10が一方のガイド軸と一体となって光軸方向へ移動される構成とされていてもよく、この場合には、圧電素子又は圧電素子に取り付けられた押付部材を被駆動体又は前記一方のガイド軸に接触させて被駆動体の移動を規制するようにしてもよい。
次に、本発明移動機構をブレ補正機構に適用した例を示す(図11参照)。
移動機構27Dは被駆動体43を備え、該被駆動体43は手振れや像振れを補正するブレ補正のために光軸に直交する2方向(図11に示すX方向及びY方向)へ移動される可動レンズ44と該可動レンズ44を保持するレンズホルダー45と該レンズホルダーを支持する支持ベース46とを有している。被駆動体43は駆動用マグネットと駆動用コイルを有する図示しないリニアアクチュエーターの駆動力によって移動される。
レンズホルダー45は略円環状に形成された保持部45aと該保持部45aから互いに反対側へ突出されて設けられた第1の被支持突部45b、第2の被支持突部45cとから成る。
レンズホルダー45は、支持ベース46にY方向へ移動自在に支持されている。支持ベース46は、ベース部46aと、該ベース部46aに左右に離隔してそれぞれ設けられた第1の軸取付突部46b、第2の軸取付突部46cと、ベース部46aの左端部に設けられた素子取付部46dと、ベース部46aに上下に離隔してそれぞれ設けられた第1の軸受部46e、第2の軸受部46fとから成る。
第1の軸取付突部46bにはY方向に延びる第1の案内軸47が取り付けられ、第2の軸取付突部46cにはY方向に延びる第2の案内軸48が取り付けられている。第1の案内軸47はレンズホルダー45の第1の被支持突部45bに挿通され、第2の案内軸48はレンズホルダー45の第2の被支持突部45cに挿通されている。従って、レンズホルダー17は支持ベース46に第1の案内軸47及び第2の案内軸48を介してY方向へ移動自在に支持される。
素子取付部46dにはレンズホルダー45の第1の被支持突部45b側へ突出するようにして第1の圧電素子49が取り付けられている。第1の圧電素子49は上記圧電素子16と同様のものであり、駆動電圧の印加により積層方向に伸縮されて変形される。
支持ベース46は、固定ベース50にX方向へ移動自在に支持されている。固定ベース50は、図示しないレンズ鏡筒内において固定され、ベース面部50aと、該ベース面部50aに上下に離隔してそれぞれ設けられた第1の軸取付部50b、第2の軸取付部50cと、ベース面部50aの下端部に設けられた素子取付部50dとから成る。
第1の軸取付部50bにはX方向に延びる第1のガイド軸51が取り付けられ、第2の軸取付部50cにはX方向に延びる第2のガイド軸52が取り付けられている。第1のガイド軸51は支持ベース46の第1の軸受部46eに挿通され、第2のガイド軸52は支持ベース46の第2の軸受部46fに挿通されている。従って、支持ベース46は固定ベース50に第1のガイド軸51及び第2のガイド軸51を介してY方向へ移動自在に支持される。支持ベース46が固定ベース50に対してY方向へ移動されたときには、レンズホルダー45及び可動レンズ44が支持ベース46と一体となってY方向へ移動される。
素子取付部50dには支持ベース46の第2の軸受部46f側へ突出するようにして第2の圧電素子53が取り付けられている。第2の圧電素子53は上記圧電素子16と同様のものであり、駆動電圧の印加により積層方向に伸縮されて変形される。
以上のように構成された移動機構27Dにおいて、リニアアクチュエーターの駆動用コイルに駆動電流が供給されると、その方向に応じてレンズホルダー45が支持ベース46に対してY方向へ移動され、または、支持ベース46が可動レンズ44及びレンズホルダー45と一体となって固定ベース50に対してX方向へ移動される。
レンズホルダー45が所定の位置まで移動されると、支持ベース46に取り付けられた第1の圧電素子49に駆動電圧が印加され、該第1の圧電素子49が伸長されてレンズホルダー45の第1の被支持突部45bに押し付けられ、レンズホルダー45の移動が停止される。
第1の圧電素子49に駆動電圧が印加されたときには、同時に、リニアアクチュエーターの駆動用コイルへの駆動電流の供給が停止される。
第1の圧電素子49によってレンズホルダー45の移動が停止されると、第1の圧電素子49への駆動電圧の印加が停止される。第1の圧電素子49への駆動電圧の印加が停止されても、第1の圧電素子49は一定時間伸長状態が保持されるため、レンズホルダー45の停止状態は保持される。
リニアアクチュエーターの駆動用コイルへの駆動電流の供給が再開されると、第1の圧電素子49に先程とは逆方向への駆動電圧が印加され、第1の圧電素子49は収縮されてレンズホルダー45の第1の被支持突部45bから離隔され、レンズホルダー45に対する保持状態が解除される。従って、駆動用コイルへの駆動電流の供給により、レンズホルダー45がY方向へ移動される。
続いて、第1の圧電素子49への逆方向への駆動電圧の印加が停止されるが、第1の圧電素子49は収縮状態が保持される。
一方、支持ベース46が所定の位置まで移動されると、固定ベース50に取り付けられた第2の圧電素子53に駆動電圧が印加され、該第2の圧電素子53が伸長されて支持ベース46の第2の軸受部46fに押し付けられ、支持ベース46の移動が停止される。
第2の圧電素子53に駆動電圧が印加されたときには、同時に、リニアアクチュエーターの駆動用コイルへの駆動電流の供給が停止される。
第2の圧電素子53によって支持ベース46の移動が停止されると、第2の圧電素子53への駆動電圧の印加が停止される。第2の圧電素子53への駆動電圧の印加が停止されても、第2の圧電素子53は一定時間伸長状態が保持されるため、支持ベース46の停止状態は保持される。
リニアアクチュエーターの駆動用コイルへの駆動電流の供給が再開されると、第2の圧電素子53に先程とは逆方向への駆動電圧が印加され、第2の圧電素子53は収縮されて支持ベース46の第2の軸受部46fから離隔され、支持ベース46に対する保持状態が解除される。従って、駆動用コイルへの駆動電流の供給により、支持ベース46がX方向へ移動される。
続いて、第2の圧電素子53への逆方向への駆動電圧の印加が停止されるが、第2の圧電素子53は収縮状態が保持される。
移動機構27Dにあっては、レンズホルダー45及び支持ベース46の所定の位置への保持をリニアアクチュエーターへの通電を停止し、かつ、第1の圧電素子49、第2の圧電素子53への通電を継続することなく行うことが可能であるため、消費電力の低減を図ることができる。
尚、上記には、案内軸47、48又はガイド軸51、52に対して被駆動体43であるレンズホルダー45又は支持ベース46が移動される移動機構27Dの例を示したが、レンズホルダー45と支持ベース46が案内軸又はガイド軸と一体となってXY方向へ移動される構成とされていてもよく、この場合には、圧電素子又は圧電素子に取り付けられた押付部材をレンズホルダー45、支持ベース46又は案内軸、ガイド軸に接触させてレンズホルダー45と支持ベース46の移動を規制するようにしてもよい。
また、上記には、第1の圧電素子49と第2の圧電素子53の2つの素子を用いて被駆動体43(レンズホルダー45及び支持ベース46)の移動を規制する例を示したが、例えば、ブレ補正を行うために可動レンズ44に代えて撮像素子11が光軸に直交する方向へ移動される構成とされた場合にあっても、図12に示すように、第1の圧電素子54と第2の圧電素子55を用いて撮像素子11の移動を規制することも可能である。
上記に示した上下左右前後の方向は説明の便宜上のものであり、本発明の適用においては、これらの方向に限定されることはない。
上記した最良の形態において示した各部の具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施する際の具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
図2乃至図12と共に本発明の最良の形態を示すものであり、本図は、撮像装置の全体構成を示すブロック図である。 被駆動体の移動が規制されていない状態を一部を断面にして示す側面図である。 被駆動体の移動が規制された状態を一部を断面にして示す側面図である。 図5と共に被駆動体の移動が圧電素子の収縮により行われる例を示すものであり、本図は、被駆動体の移動が規制されていない状態を一部を断面にして示す拡大側面図である。 被駆動体の移動が規制された状態を一部を断面にして示す拡大側面図である。 第1の変形例に係る移動機構を被駆動体の移動が規制されていない状態で一部を断面にして示す側面図である。 図8と共に第2の変形例に係る移動機構を示すものであり、本図は、被駆動体の移動が規制されていない状態を一部を断面にして示す側面図である。 被駆動体の移動が規制された状態を一部を断面にして示す側面図である。 図10と共に第3の変形例に係る移動機構を示すものであり、本図は、被駆動体の移動が規制されていない状態を一部を断面にして示す側面図である。 被駆動体の移動が規制された状態を一部を断面にして示す側面図である。 ブレ補正機構に適用した例を示す拡大正面図である。 撮像素子の移動を規制する例を示す概念図である。
符号の説明
1…撮像装置、10…被駆動体、11…撮像素子、16…可動レンズ、26…圧電素子、27…移動機構、27A…移動機構、26B…圧電素子、27B…移動機構、27C…移動機構、38…変形量拡大手段、42…付勢バネ、27D…移動機構、43…被駆動体、44…可動レンズ、49…第1の圧電素子、53…第2の圧電素子、54…第1の圧電素子、55…第2の圧電素子

Claims (9)

  1. 被駆動体又はその一部とされる可動レンズ又は撮像素子を所定の方向へ移動させる駆動手段として駆動用マグネットと駆動用コイルとを有するリニアアクチュエーターが用いられた移動機構であって、
    駆動電圧が印加されて変形されると共に変形時に被駆動体の移動を規制する圧電素子を備えた
    ことを特徴とする移動機構。
  2. 上記被駆動体は可動レンズ及び撮像素子を含む撮像光学系の光軸方向にそれぞれ直交し互いに直交する第1の方向と第2の方向に移動され、
    被駆動体の第1の方向への移動を規制する第1の圧電素子と、
    被駆動体の第2の方向への移動を規制する第2の圧電素子とを設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載の移動機構。
  3. 上記圧電素子は一端が固定端とされ他端が自由端とされ、
    変形時に自由端が被駆動体に接して該被駆動体の移動を規制するようにした
    ことを特徴とする請求項1に記載の移動機構。
  4. 上記圧電素子は一端が固定端とされ他端が自由端とされ、
    変形時に自由端が被駆動体に接して該被駆動体の移動を規制するようにした
    ことを特徴とする請求項2に記載の移動機構。
  5. 上記圧電素子の変形量を拡大する変形量拡大手段を設け、
    該変形量拡大手段の一端部側に圧電素子を配置し、
    圧電素子の変形時に変形量拡大手段の他端部が被駆動体に接して該被駆動体の移動を規制するようにした
    ことを特徴とする請求項1に記載の移動機構。
  6. 上記圧電素子の変形量を拡大する変形量拡大手段を設け、
    該変形量拡大手段の一端部側に圧電素子を配置し、
    圧電素子の変形時に変形量拡大手段の他端部が被駆動体に接して該被駆動体の移動を規制するようにした
    ことを特徴とする請求項2に記載の移動機構。
  7. 上記圧電素子に対して被駆動体の移動の規制を解除する方向への付勢力を付与する付勢バネを設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載の移動機構。
  8. 上記圧電素子に対して被駆動体の移動の規制を解除する方向への付勢力を付与する付勢バネを設けた
    ことを特徴とする請求項2に記載の移動機構。
  9. 被駆動体又はその一部とされる可動レンズ又は撮像素子を所定の方向へ移動させる駆動手段として駆動用マグネットと駆動用コイルとを有するリニアアクチュエーターが用いられた移動機構を備えた撮像装置であって、
    駆動電圧が印加されて変形されると共に変形時に被駆動体の移動を規制する圧電素子を設けた
    ことを特徴とする移動機構を備えた撮像装置。
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