JPH10112003A - 磁界印加装置 - Google Patents

磁界印加装置

Info

Publication number
JPH10112003A
JPH10112003A JP8263965A JP26396596A JPH10112003A JP H10112003 A JPH10112003 A JP H10112003A JP 8263965 A JP8263965 A JP 8263965A JP 26396596 A JP26396596 A JP 26396596A JP H10112003 A JPH10112003 A JP H10112003A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic field
permanent magnet
applying device
field applying
information recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8263965A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihisa Tanaka
稔久 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP8263965A priority Critical patent/JPH10112003A/ja
Priority to US08/939,091 priority patent/US5856957A/en
Publication of JPH10112003A publication Critical patent/JPH10112003A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B11/00Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor
    • G11B11/10Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field
    • G11B11/105Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field using a beam of light or a magnetic field for recording by change of magnetisation and a beam of light for reproducing, i.e. magneto-optical, e.g. light-induced thermomagnetic recording, spin magnetisation recording, Kerr or Faraday effect reproducing
    • G11B11/10532Heads
    • G11B11/10534Heads for recording by magnetising, demagnetising or transfer of magnetisation, by radiation, e.g. for thermomagnetic recording
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B11/00Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor
    • G11B11/10Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field
    • G11B11/105Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field using a beam of light or a magnetic field for recording by change of magnetisation and a beam of light for reproducing, i.e. magneto-optical, e.g. light-induced thermomagnetic recording, spin magnetisation recording, Kerr or Faraday effect reproducing
    • G11B11/1055Disposition or mounting of transducers relative to record carriers
    • G11B11/10556Disposition or mounting of transducers relative to record carriers with provision for moving or switching or masking the transducers in or out of their operative position
    • G11B11/1056Switching or mechanically reversing the magnetic field generator

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で軽量な振動アクチュエータにより、磁
界発生部材の回転と保持ができるコンパクトな磁界印加
装置を提供する。 【解決手段】 永久磁石2は、光磁気ディスクの磁化さ
れた情報記録部に、バイアス磁界を印加するためのもの
であり、振動アクチュエータ8により回転駆動される。
圧電素子82に電圧が印加されると、円環状の弾性体8
1は、その溝81aの周方向に曲げ振動による進行波を
発生する。弾性体81と移動体21は、コイルスプリン
グ9により加圧接触されているので、移動体21が固定
された永久磁石2を回転する。圧電素子82に電圧が印
加されないときは、弾性体81と移動体21が加圧接触
するので、永久磁石2を所定の回転位置に保持すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁化された情報記
録部を有する光磁気ディスクなどの情報記録媒体にバイ
アス磁界を印加して、情報の記録や消去をする磁界印加
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の磁界印加装置の一例を分
解した状態を示す斜視図である。図4は、従来の磁界印
加装置の構造を概略的に示す断面図である。
【0003】光磁気ディスク1は、図4に示すように、
磁化の方向がそろった光磁気記録材料を基板11上に膜
付けした情報記録媒体である。光磁気ディスク1は、円
盤状からなる、例えば、非晶質ポリオレフィン系、エポ
キシ系の基板11と、この基板11の一方の表面に設け
られたSiNx,AlNなどの窒化物などの誘電体層1
2と、この誘電体層12の表面に設けられ、磁性ガーネ
ット,磁性フェライトなどの結晶体、例えば、TbFe
Co,GbTbFeCoなどからなる希土類−遷移金属
非晶質薄膜の記録膜層(光磁気記録材料)13と、この
記録膜層13の表面に設けられたSiO2 ,SiOなど
の酸化物からなる保護膜層14とからなる。光ディスク
1には、図示しない回転機構がクランプするための中心
孔が形成されている。
【0004】永久磁石2は、光磁気ディスク1の磁化さ
れた記録膜層13に、この磁化の方向と逆方向のバイア
ス磁界を発生するための部材である。永久磁石2は、図
3に示すように、その長手方向の両端部から突出して、
回転軸2a,2bが形成されている。永久磁石2は、そ
の直径方向が半円柱状のN極部分と半円柱状のS極部分
とに着磁分割された円柱状又は円筒状の永久磁石であ
る。
【0005】軸受3a,3bは、永久磁石2を回転自在
に支持するための部材である。軸受3a,3bは、その
内径部において、回転軸2a,2bをそれぞれ回転自在
に支持しており、後述するホルダ4のフランジ部4a,
4bの内周部に嵌め込まれている。軸受3a,3bは、
回転軸2a,2bの軸線方向に対して垂直方向に作用す
る荷重を支持するラジアル軸受である。
【0006】ホルダ4は、永久磁石2と軸受3a,3b
を収納し、後述する空芯コイル5,6と鉄芯コイル7を
支持するための部材であり、永久磁石2とともに磁界を
形成するためのヨークである。ホルダ4の材質は、例え
ば、アルミニウム,銅などの非磁性体のものが好まし
い。ホルダ4は、軸受3a,3bをそれぞれ収納するた
めのフランジ部4a,4bと、このフランジ部4a,4
bを連結し、内部に永久磁石2を包み込むように収納す
る円筒状のホルダ本体4cとからなる。ホルダ4は、図
示しない取付部材により、情報記録再生装置の筐体に光
磁気ディスク1を挟むように対向して取り付けるか、図
示しないレーザ光照射装置から照射されたレーザ光を集
光する対物レンズ(集光レンズ)の周辺に取り付けるこ
とが好ましい。
【0007】空芯コイル5,6は、後述する主コイル7
とともに、永久磁石2に回転トルクを付与するための補
助コイルである。空芯コイル5,6は、例えば、接着剤
などの固着部材により、ホルダ本体4cに略180度の
位置関係で対向して固定されている。
【0008】鉄芯コイル7は、永久磁石2の磁極と異な
る磁極を発生することで、この永久磁石2と鉄芯コイル
7とを吸引状態とするとともに、永久磁石4の磁極と同
じ磁極を発生することで、この永久磁石2と鉄芯コイル
7とを反発状態とするためのコイルである。鉄芯コイル
7は、主コイル71と、この主コイル71と組み合わせ
ることで鉄芯コイル7を構成する鉄芯72とからなる。
鉄芯コイル7は、空芯コイル5,6と略90度の位置関
係、すなわち、空芯コイル5,6の対向方向に対して略
直交する位置関係により、例えば、接着剤などの固着部
材によりホルダ本体4cに固定されている。
【0009】次に、従来の磁界印加装置の動作を、記録
動作、再生動作及び消去動作とに分けて説明する。 (記録動作)永久磁石2のS極と異なる磁極であるN極
が発生するように、鉄芯コイル7に電流が流れると、鉄
芯コイル7は、永久磁石2と吸引状態となり、安定な磁
場方向を形成する。その結果、永久磁石2のS極と鉄芯
コイル7とが対向し、永久磁石2のN極は、光磁気ディ
スク1の表面に対向して位置づけられる。光磁気ディス
ク1の記録膜層14は、この記録膜層14の膜面に対し
て垂直方向に予め磁化がされている。永久磁石2のN極
が記録膜層14の膜面と対向すると、永久磁石2のバイ
アス磁界HB が印加されることにより、永久磁石2と光
磁気ディスク1の周辺に磁力線(図中一点鎖線)が形成
される。
【0010】図示しないレーザ光照射装置から照射され
たレーザ光Bは、集光レンズLにより集光された後に、
バイアス磁界HB が印加され記録膜層14の一部に光ス
ポットを形成する。その結果、記録膜層14は、光スポ
ットが形成された部分が加熱され、図4に示すように、
周辺の磁化の方向に対して反転した磁化(磁気バブルM
B )が記録膜層14の一部に形成される。以上の動作に
より、記録膜層14には、磁気バブルMB の有無による
情報を記録できる。
【0011】(再生動作)光磁気ディスク1に記録され
た情報を再生するときには、記録時のレーザ光Bよりも
直線偏光の弱いレーザ光Bが記録膜層14に照射され、
この記録膜層14に光スポットが形成される。照射され
たレーザ光Bの反射光の偏光面は、記録膜層14の磁化
の方向に応じて、カー(Kerr)効果により回転す
る。偏光面の回転は、直線偏光板を通過した反射光の透
過光強度の変化により知ることができるために、透過光
強度の変化が信号として検出される。以上の動作によ
り、記録膜層14に記録された情報を再生できる。
【0012】(消去動作)記録膜層14に記録された情
報を消去するときには、記録膜層14の反転した磁気バ
ブルMB を再度反転することにより、この反転した磁気
バブルMB をもとの磁化の方向に戻す必要がある。この
ために、記録時とは反対方向のバイアス磁界HB を反転
した磁気バブルMB に印加するために、図4に示す状態
から、永久磁石2を略180度反転させる必要がある。
【0013】図4に示す状態において、空芯コイル5,
6のそれぞれに電流が流れると、空芯コイル5にN極が
形成され、空芯コイル6にS極が形成される。そして、
空芯コイル5と永久磁石2及び空芯コイル6と永久磁石
2は、反発状態となる。その結果、永久磁石2は、回転
トルクFAを図中矢印方向に受けて回転する。空芯コイ
ル5,6への通電と略同時に主コイル71に電流が流れ
ると、鉄芯72にS極が形成される。そして、鉄芯コイ
ル7と対向する永久磁石2は、反発状態となり、永久磁
石2は、反発トルクFBを図中矢印方向に受ける。その
結果、永久磁石2は、回転トルクFAと反発トルクFB
の合成トルク(FA+FB)により、ホルダ4に対して
図中矢印FA(FB)方向に、例えば10〜20mm/
sにて回転する。
【0014】図中矢印FA(FB)方向に永久磁石2が
回転し、図4に示す状態から180度を越えて回転する
と、永久磁石2のN極は、鉄芯コイル7と対向して位置
づけられる。その結果、永久磁石2と鉄芯コイル7は、
吸引状態となり、永久磁石2は、鉄芯72の磁極位置、
すなわち、磁気中立点まで回転し整定する。永久磁石2
と鉄芯コイル7は、主コイル71の通電状態を維持する
ことにより吸引状態となり、永久磁石2は、そのS極を
光磁気ディスク1の表面に対向した状態で保持される。
【0015】永久磁石2のS極は、周辺の磁化の方向と
反転した磁気バブルMB が形成された記録膜層14の膜
面と対向することにより、この記録膜層14の膜面にバ
イアス磁界HB をが印加する。そして、永久磁石2と光
磁気ディスク1の周辺に、図4に示した磁力線(図中一
点鎖線)と逆方向の磁力線が形成される。図示しないレ
ーザ光照射装置から照射され、集光レンズLにより集光
されたレーザ光Bは、記録時とは逆方向のバイアス磁界
B が印加された記録膜層14の一部に光スポットを形
成する。その結果、光スポットの形成された部分が加熱
され、周辺の磁化の方向と同一方向の磁化(磁気バブル
B )が記録膜層14の一部に形成されるために、記録
膜層14の磁気バブルMB は、記録前の磁化の方向に戻
される。以上の動作により、記録膜層14に記録された
情報を消去する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の磁界印加装置は、主コイル71の通電状態を維持する
ことにより、永久磁石2と鉄芯コイル7を吸引状態と
し、永久磁石2のN極又はS極を光磁気ディスク1の表
面に対向した状態で保持している。このために、永久磁
石2を保持状態とするための電力が主コイル71により
消費されていた。また、永久磁石2に近接して、例え
ば、鉄片などの磁性体が存在するときには、永久磁石2
は、磁性体からの吸引力を受けるために、空芯コイル
5,6と鉄芯コイル7により永久磁石2の回転の制御や
保持をすることが困難であった。さらに、従来の磁界印
加装置は、ホルダ4により空芯コイル5,6を支持して
いたために、装置全体をコンパクトにすることができな
かった。
【0017】本発明の課題は、コンパクトな振動アクチ
ュエータにより電力を消費することなく磁界発生部材を
保持するとともに、近接して存在する磁性体の影響に左
右されずに、磁界発生部材の回転制御や保持をすること
ができるコンパクトな磁界印加装置を提供することであ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のような
解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容
易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付
して説明するが、これに限定されるものではない。すな
わち、請求項1の発明は、磁化された情報記録部(1
3)を有する情報記録媒体(1)に、バイアス磁界(H
B )を印加して情報の記録及び/又は消去をする磁界印
加装置であって、前記磁化の方向と逆方向に前記バイア
ス磁界を発生する磁界発生部材(2)と、前記磁界発生
部材を駆動し、前記バイアス磁界の方向を切り換える振
動アクチュエータ(8)とを含むことを特徴とする。
【0019】請求項2の発明は、請求項1に記載の情報
記録再生装置において、前記磁界発生部材は、長手方向
の端部に被駆動部(21)を有する柱状の永久磁石
(2)と、前記永久磁石を軸線回りに回転自在に保持す
る保持部材(3b,4)とを含み、前記振動アクチュエ
ータは、前記被駆動部と加圧接触する駆動部(81a)
を有する円環状の弾性体(81)と、前記弾性体に設け
られ、前記駆動部に進行波を発生させる電気機械変換素
子(82)とを含むことを特徴とする。
【0020】請求項3の発明は、請求項2に記載の磁界
印加装置において、前記永久磁石は、円盤状の前記情報
記録媒体の半径方向と前記軸線方向とを略平行にして、
この情報記録媒体に近接して配置されていることを特徴
とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)以下、図面などを参照して、本発明の
実施形態について、さらに詳しく説明する。図1は、本
発明の第1実施形態に係る情報記録再生装置を分解した
状態を示す斜視図である。図2は、同装置の構造を概略
的に示す断面図である。なお、以下の説明において、従
来の技術において説明した磁界印加装置と同一の部材
は、同一の符号を付して説明し、その部分の詳細な説明
は省略する。
【0022】本発明の第1実施形態における永久磁石2
には、図1及び図2に示すように、その長手方向の一端
部から突出した回転軸2bと、長手方向の他端部に取り
付けられ、後述する振動アクチュエータ8の弾性体81
と接触する移動体21とが設けられている。ホルダ4の
フランジ部4bの内周部には、軸受3bを介して回転軸
2bが回転自在に支持されており、ホルダ4のフランジ
部4aの内周部には、振動アクチュエータ8が嵌め込ま
れている。
【0023】振動アクチュエータ8は、進行性の振動波
(以下、進行波という)を発生することにより移動体2
1を摩擦駆動する進行波方式の超音波モータである。図
1及び図2に示すように、振動アクチュエータ8は、弾
性体81と、この弾性体81の一方の表面に貼り付けら
れた圧電素子82とを備えている。このような超音波モ
ータは、例えば、特開平7−87763号公報、特開平
7−264881公報及び特開平7−264884号公
報などに構造が開示されているので、以下では簡単にそ
の構造を説明する。
【0024】弾性体81は、駆動信号により進行波を励
振する後述する圧電素子82により駆動力を発生する円
環状の部材である。弾性体81には、導電性を有する接
着剤等により圧電素子82が接合されている。また、弾
性体81には、圧電素子82が貼り付けられていない側
の表面に、進行波の振幅を大きくするために複数の溝8
1aが形成されており、移動体21と接触する溝81a
の表面が、駆動力を発生する駆動部となる。弾性体81
は、磁性のあるステンレス鋼材、磁性のないステンレス
鋼材、アルミ材又はリン青銅材などの金属が好ましい。
【0025】圧電素子82は、電気エネルギーを機械エ
ネルギーに変換する機能を備えた電気機械変換素子の一
つであり、駆動信号の供給により励振される素子であ
る。圧電素子82には、図示しないA相電極部とB相電
極部とが設けられており、A相電極部とB相電極部との
間には図示しないピックアップ部とGND(アース)部
が設けられている。圧電素子82のA相電極部、B相電
極部、ピックアップ部及びGND部には、それぞれ駆動
線82aが接続されている。この駆動線82aは、後述
する押さえ板10の駆動線取出孔10aを通じてホルダ
4外に導き出されている。
【0026】移動体21は、弾性体81に加圧接触さ
れ、進行波により摩擦駆動される円環状の部材である。
移動体21は、固定体81の溝81a側の端面にその表
面が加圧接触されており、固定体81と接触しない側の
端面を永久磁石2の長手方向の端面と接合することによ
り、永久磁石2に取り付けられている。移動体21は、
発生した駆動力を永久磁石2に伝達するのに十分な機械
的強度を必要とする。また、溝81aと相互に加圧接触
する移動体21の接触面は、高精度の平面度を必要とす
る。このために、移動体81は、アルミニウム、鉄、ス
テンレスなどの金属材料が使用されている。
【0027】加圧部材9は、固定体81の溝81aが形
成されている側の表面と移動体21の表面とを加圧接触
させるための部材である。加圧部材9は、ホルダ4のフ
ランジ部4bの内周部に収納されており、この加圧部材
9は、例えば、スプリングバネ、板バネなどからなる。
【0028】押さえ板10は、ホルダ4のフランジ部4
bの内に収納された加圧部材9が外部に飛び出すのを押
さえるための部材である。押さえ板10は、取付ビス1
0bにより、ホルダ4の長手方向端面に取り付けられて
おり、この押さえ板10には、駆動線82aを導き出す
ための駆動線取出孔10aが形成されている。
【0029】次に、本発明の第1実施形態に係る磁界印
加装置の動作を説明する。圧電素子83のA相電極部に
は、駆動線82aを介して図示しない発振器による交流
電圧が印加され、B相電極部には、この交流電圧とはπ
/2だけ位相のずれた交流電圧が印加される。その結
果、圧電素子83は、弾性体81の溝81aの周方向に
曲げ振動による進行波を発生させる。溝81aと移動体
41とは、加圧部材9により互いに加圧接触されている
ために、溝81aによる進行波は、移動体82に摩擦駆
動力として伝達される。なお、溝81aによる進行波の
進行方向は、印加電圧の位相差の正負により定めること
ができる。
【0030】永久磁石2は、移動体82に伝達された摩
擦駆動力により軸線回りに回転し、永久磁石2を略18
0度反転させることにより、光磁気ディスク1の表面に
N極又はS極を対向して位置づけることができる。圧電
素子83に交流電圧が印加されていないときには、溝8
1aと移動体41を加圧部材9が加圧接触するために、
永久磁石2のN極又はS極を光磁気ディスク1の表面に
対向した状態で保持することができる。
【0031】以上説明したように、本発明の第1実施形
態に係る磁界印加装置は、永久磁石2によるバイアス磁
界の方向を振動アクチュエータ8により切り換えている
ので、小型で軽量な振動アクチュエータ8により、磁界
印加装置全体をコンパクトにすることができる。特に、
従来の装置のように空芯コイル5,6を取り付けていな
いので、磁界印加装置を小型で軽量なものとすることが
できる。また、永久磁石2のN極又はS極を光磁気ディ
スク1の表面に対向した状態で、通電状態を維持しなく
ても保持することができるので、消費電力の低減を図る
ことができる。
【0032】(他の実施形態)本発明の実施形態に係る
磁界印加装置の永久磁石2は、その軸線方向と光磁気デ
ィスク1の半径方向とが略平行となるように、光磁気デ
ィスク1の表面に近接して配置することが好ましい。こ
のように配置することにより、永久磁石2を軸線方向に
駆動しなくても、光磁気ディスク1を回転するだけで、
光磁気ディスク1にバイアス磁界を均一に印加すること
ができる。また、従来の装置のように磁界印加装置は、
空芯コイル5,6、鉄芯コイル7により永久磁石2を回
転するために永久磁石の形態は円柱に制限されたが、本
発明の実施形態に係る磁界印加装置の永久磁石2は、振
動アクチュエータ8により回転するために、円柱状の永
久磁石に限らず多角形の柱状体であってもよい。さら
に、振動アクチュエータとして、超音波モータを例に挙
げて説明したが、超音波領域以外の振動を利用した振動
アクチュエータを用いることもできる。なお、圧電素子
として電気機械変換素子を用いて説明しているが、これ
に限定されるものではなく、電気エネルギ−を機械エネ
ルギ−に変換できる、例えば、圧電素子以外の電歪素子
や磁歪素子などであってもよい。
【0033】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、請求項1記
載の発明によれば、磁界発生部材のバイアス磁界の方向
を振動アクチュエータにより切り換えているので、磁界
発生部材の保持に必要な保持力を電力を消費することな
く得ることができるとともに、コンパクトな振動アクチ
ュエータにより磁界発生部材の保持と駆動を確実に行う
ことができる。
【0034】請求項2記載の発明によれば、円環状の弾
性体と進行波を発生する電気機械変換素子とを含む振動
アクチュエータにより、柱状の永久磁石を軸線回りに回
転自在としたので、電力を消費することなく永久磁石を
保持することができるとともに、外部の磁界雰囲気に左
右されずに永久磁石を確実に回転させ保持することがで
きる。
【0035】請求項3記載の発明によれば、円盤状の情
報記録媒体の半径方向と永久磁石の軸線方向とが略平行
になるように、情報記録媒体に永久磁石を近接して配置
しているので、情報記録媒体の情報記録部にバイアス磁
界を均一に印加することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る磁界印加装置の分
解した状態を概略的に示す斜視図である。
【図2】同装置の構造を概略的に示す断面図である。
【図3】従来の磁界印加装置の分解した状態を概略的に
示す斜視図である。
【図4】従来の磁界印加装置の構造を概略的に示す断面
図である。
【符号の説明】
1 光磁気ディスク 2 永久磁石 3a,3b 軸受 4 ホルダ 5,6 空芯コイル 7 鉄芯コイル 8 振動アクチュエータ 9 加圧部材 10 押さえ板 10a 駆動線取出孔 81 弾性体 81a 溝 82 圧電素子 82a 駆動線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁化された情報記録部を有する情報記録
    媒体に、バイアス磁界を印加して情報の記録及び/又は
    消去をする磁界印加装置であって、 前記磁化の方向と逆方向に前記バイアス磁界を発生する
    磁界発生部材と、 前記磁界発生部材を駆動し、前記バイアス磁界の方向を
    切り換える振動アクチュエータと、 を含むことを特徴とする磁界印加装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の磁界印加装置におい
    て、 前記磁界発生部材は、 長手方向の端部に被駆動部を有する柱状の永久磁石と、 前記永久磁石を軸線回りに回転自在に保持する保持部材
    と、 を含み、 前記振動アクチュエータは、 前記被駆動部と加圧接触する駆動部を有する円環状の弾
    性体と、 前記弾性体に設けられ、前記駆動部に進行波を発生させ
    る電気機械変換素子と、 を含むことを特徴とする磁界印加装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の磁界印加装置におい
    て、 前記永久磁石は、円盤状の前記情報記録媒体の半径方向
    と前記軸線方向とを略平行にして、この情報記録媒体に
    近接して配置されていること、 を特徴とする磁界印加装置。
JP8263965A 1996-10-04 1996-10-04 磁界印加装置 Pending JPH10112003A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8263965A JPH10112003A (ja) 1996-10-04 1996-10-04 磁界印加装置
US08/939,091 US5856957A (en) 1996-10-04 1997-09-26 Magnetic field applying device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8263965A JPH10112003A (ja) 1996-10-04 1996-10-04 磁界印加装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10112003A true JPH10112003A (ja) 1998-04-28

Family

ID=17396699

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8263965A Pending JPH10112003A (ja) 1996-10-04 1996-10-04 磁界印加装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5856957A (ja)
JP (1) JPH10112003A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006350092A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Sony Corp 移動機構及びこれを備えた撮像装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5239524A (en) * 1985-06-11 1993-08-24 Nikon Corporation Over write capable magnetooptical recording method, and magnetooptical recording apparatus and medium used therefor
US4743788A (en) * 1985-11-20 1988-05-10 Nippon Kogaku K. K. Input frequency control device for surface acoustic wave motor
JPH0787763A (ja) * 1993-09-14 1995-03-31 Nikon Corp 超音波モータとその製造方法
US5600613A (en) * 1993-10-27 1997-02-04 Canon Kabushiki Kaisha Optical information recording/reproduction apparatus and method using an ultrasonic wave motor to drive one of an optical head and a recording medium
JPH07264884A (ja) * 1994-03-23 1995-10-13 Nikon Corp 超音波モータ
JPH07264881A (ja) * 1994-03-23 1995-10-13 Nikon Corp 超音波モータ

Also Published As

Publication number Publication date
US5856957A (en) 1999-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5282190A (en) Data storage disk drive with a piezoelectric member and a resilient member between a head and a disk
US5050158A (en) Magnetic clamp for a disk medium
JPH0294126A (ja) 対物レンズ駆動装置
JPH10112003A (ja) 磁界印加装置
KR20020039472A (ko) 광 디스크 구동용 스핀들 모터
JP2002247828A (ja) スピンドルモータ
JP3070516B2 (ja) 光ディスク装置
JP4797264B2 (ja) モータおよびディスクドライブ装置
RU2068201C1 (ru) Устройство для записи и/или считывания на/с носителя магнитно-оптической информации
JPH0661148B2 (ja) ディスク回転装置
KR100486279B1 (ko) 광픽업 액츄에이터 및 그를 채용한 광디스크 드라이브
US5317548A (en) Reduced height magnetic bias apparatus for a magnetooptical disk drive including a coil means having a central axis perpendicular to the rotating axis of a rotatable magnet
JP2881983B2 (ja) 光磁気ピックアップ装置
JP3378624B2 (ja) ディスクカートリッジ
KR900007224Y1 (ko) 소형 모터
JPH0362333A (ja) フォーカス及びトラッキングサーボアクチュエータ
JPS62164235A (ja) 光学系駆動装置
JPH103674A (ja) 対物レンズ駆動装置
JP2819613B2 (ja) 光磁気ディスクドライブ装置
JPH03152702A (ja) バイアス磁界発生機構
JPS62164234A (ja) 光学系駆動装置
JPS62262203A (ja) 磁気バイアス発生装置
JP2001093173A5 (ja)
JPS62262204A (ja) 磁気バイアス発生装置
JP2004288344A (ja) 光学系駆動装置