JP2006349795A - 液晶表示素子および液晶表示素子の製造方法ならびに液晶プロジェクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、透明電極11を有する第1の基体10と、光反射電極21を有する第2の基体と、透明電極11および光反射電極21が互いに対向するよう第1の基体10と第2の基体20とを所定のギャップで重ね合わせた状態でそのギャップに封入される液晶Lとを有する液晶表示素子1であり、光反射電極21には、光反射電極21の表面の自然酸化膜が除去された状態で配向膜22が形成されているものである。
【選択図】図1
Description
垂直配向液晶素子を次のようにして作製した。すなわち、透明電極が製膜されたガラス基板とAl電極が形成されたSi駆動回路基板とを洗浄後、蒸着装置に導入し、液晶配向膜としてSiO2を、蒸着角度45〜60°の範囲で斜め蒸着して形成した。液晶配向膜の厚さは50nmとし、液晶のプレチルト角は約3°になるように制御した。その後、液晶配向膜が形成された上記基板を貼り合わせ、ネガ型液晶を封入し、反射型液晶表示素子を作製した。
垂直配向液晶素子を次のようにして作製した。すなわち、透明電極が製膜されたガラス基板とAl電極が形成されたSi駆動回路基板とを洗浄後、蒸着装置に導入し、SiO2の垂直蒸着膜を50nm蒸着し、その後、液晶配向膜としてSiO2を、蒸着角度45〜60°の範囲で斜め蒸着して形成した。液晶配向膜の厚さは50nmとし、液晶のプレチルト角は約3°になるように制御した。その後、液晶配向膜が形成された上記基板を貼り合わせ、ネガ型液晶を封入し、反射型液晶表示素子を作製した。
(実施例1)
垂直配向液晶素子を次のようにして作製した。すなわち、透明電極が製膜されたガラス基板とAl電極が形成されたSi駆動回路基板とを洗浄後、蒸着装置に導入し、アルゴンイオンビームを照射したあとに、SiO2の垂直蒸着膜を50nm蒸着し、その後、液晶配向膜としてSiO2を、蒸着角度45〜60°の範囲で斜め蒸着して形成した。液晶配向膜の厚さは50nmとし、液晶のプレチルト角は約3°になるように制御した。その後、液晶配向膜が形成された上記基板を貼り合わせ、ネガ型液晶を封入し、反射型液晶表示素子を作製した。この反射型液晶表示素子を、60℃90%の高温高湿槽の中に1000h放置した。投入前と比べ、電圧無印加時の反射率は変化がなかった。
垂直配向液晶素子を次のようにして作製した。すなわち、透明電極が製膜されたガラス基板とAl電極が形成されたSi駆動回路基板とを洗浄後、蒸着装置に導入し、アルゴンイオンビームを照射したあとに、Al2O3の垂直蒸着膜を50nm蒸着し、その後、液晶配向膜としてSiO2を、蒸着角度45〜60°の範囲で斜め蒸着して形成した。液晶配向膜の厚さは50nmとし、液晶のプレチルト角は約3°になるように制御した。その後、液晶配向膜が形成された上記基板を貼り合わせ、ネガ型液晶を封入し、反射型液晶表示素子を作製した。この反射型液晶表示素子を、60℃90%の高温高湿槽の中に1000h放置した。投入前と比べ、電圧無印加時の反射率は変化がなかった。
垂直配向液晶素子を次のようにして作製した。すなわち、透明電極が製膜されたガラス基板とAg電極が形成されたSi駆動回路基板とを洗浄後、蒸着装置に導入し、アルゴンイオンビームを照射したあとに、SiO2の垂直蒸着膜を50nm蒸着し、その後、液晶配向膜としてSiO2を、蒸着角度45〜60°の範囲で斜め蒸着して形成した。液晶配向膜の厚さは50nmとし、液晶のプレチルト角は約3°になるように制御した。その後、液晶配向膜が形成された上記基板を貼り合わせ、ネガ型液晶を封入し、反射型液晶表示素子を作製した。この反射型液晶表示素子を、60℃90%の高温高湿槽の中に1000h放置した。投入前と比べ、電圧無印加時の反射率は変化がなかった。
垂直配向液晶素子を次のようにして作製した。すなわち、透明電極が製膜されたガラス基板とAl電極が形成されたSi駆動回路基板とを洗浄後、蒸着装置に導入し、アルゴンイオンビームを照射したあとに、液晶配向膜としてSiO2を、蒸着角度45〜60°の範囲で斜め蒸着して形成した。液晶配向膜の厚さは50nmとし、液晶のプレチルト角は約3°になるように制御した。その後、液晶配向膜が形成された上記基板を貼り合わせ、ネガ型液晶を封入し、反射型液晶表示素子を作製した。この反射型液晶表示素子を、60℃90%の高温高湿槽の中に1000h放置した。投入前と比べ、電圧無印加時の反射率は変化が1.2倍であった。
Claims (12)
- 光透過性電極を有する第1の基体と、光反射電極を有する第2の基体と、前記光透過性電極および前記光反射電極が互いに対向するよう前記第1の基体と前記第2の基体とを所定のギャップで重ね合わせた状態でそのギャップに封入される液晶とを有する液晶表示素子において、
前記光反射電極には、前記光反射電極の表面の自然酸化膜が除去された状態で配向膜が形成されている
ことを特徴とする液晶表示素子。 - 前記配向膜は、前記光反射電極の表面に設けられた垂直蒸着膜を介して形成されている
ことを特徴とする請求項1記載の液晶表示素子。 - 前記垂直蒸着膜は、酸化珪素から成る
ことを特徴とする請求項2記載の液晶表示素子。 - 前記配向膜は、無機膜から成る
ことを特徴とする請求項1記載の液晶表示素子。 - 光透過性電極を有する第1の基体と、光反射電極を有する第2の基体とを、前記光透過性電極および前記光反射電極が互いに対向するよう所定のギャップを設けて重ね合わせ、そのギャップに液晶を封入して成る液晶表示素子の製造方法において、
前記光反射電極の表面側に配向膜を形成するにあたり、前記光反射電極の表面の自然酸化膜を除去した状態で前記配向膜を形成する
ことを特徴とする液晶表示素子の製造方法。 - 前記光反射電極の表面にイオンビームを照射することで前記自然酸化膜の除去を行う
ことを特徴とする請求項5記載の液晶表示素子の製造方法。 - 前記イオンビームはアルゴンイオンビームである
ことを特徴とする請求項6記載の液晶表示素子の製造方法。 - 前記自然酸化膜の除去と前記配向膜の形成とを同じチャンバ内で連続して行う
ことを特徴とする請求項5記載の液晶表示素子の製造方法。 - 前記光反射電極の表面の自然酸化膜を除去した状態で垂直蒸着膜を形成し、この垂直蒸着膜を介して前記配向膜を形成する
ことを特徴とする請求項5記載の液晶表示素子の製造方法。 - 前記垂直蒸着膜は、酸化珪素から成る
ことを特徴とする請求項9記載の液晶表示素子の製造方法。 - 前記配向膜は、無機膜から成る
ことを特徴とする請求項5記載の液晶表示素子の製造方法。 - 光源と拡大光学系との間の光路上に液晶表示素子が配置される液晶プロジェクタにおいて
前記液晶表示素子は、
光透過性電極を有する第1の基体と、光反射電極を有する第2の基体と、前記光透過性電極および前記光反射電極が互いに対向するよう前記第1の基体と前記第2の基体とを所定のギャップで重ね合わせた状態でそのギャップに封入される液晶とを有しており、
前記光反射電極には、前記光反射電極の表面の自然酸化膜が除去された状態で配向膜が形成されているものである
ことを特徴とする液晶プロジェクタ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005173282A JP2006349795A (ja) | 2005-06-14 | 2005-06-14 | 液晶表示素子および液晶表示素子の製造方法ならびに液晶プロジェクタ |
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JP2005173282A JP2006349795A (ja) | 2005-06-14 | 2005-06-14 | 液晶表示素子および液晶表示素子の製造方法ならびに液晶プロジェクタ |
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JP2005173282A Pending JP2006349795A (ja) | 2005-06-14 | 2005-06-14 | 液晶表示素子および液晶表示素子の製造方法ならびに液晶プロジェクタ |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011095570A (ja) * | 2009-10-30 | 2011-05-12 | Victor Co Of Japan Ltd | 液晶表示装置及びその製造方法 |
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JP2000305084A (ja) * | 1999-04-19 | 2000-11-02 | Victor Co Of Japan Ltd | 反射型液晶表示デバイス |
JP2002169156A (ja) * | 2000-11-30 | 2002-06-14 | Sony Corp | 液晶表示素子の製造方法 |
JP2005077900A (ja) * | 2003-09-02 | 2005-03-24 | Sony Corp | 反射型液晶表示素子およびその製造方法、ならびに液晶表示装置 |
-
2005
- 2005-06-14 JP JP2005173282A patent/JP2006349795A/ja active Pending
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