JP2006349082A - 受口用栓 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 受口6の内面に嵌挿される凸状部10aと、鍔状部10bとを有する栓部材10と、受口6外面に固定的に取付けられる固定部材12と、凸状部10a外面と受口6内面との間隙を密封するシール部材11と、栓部材10と固定部材12とを一体に係合することにより、凸状部10aを受口6内面に嵌挿作動する係合部材14、15、16と、から構成される受口用栓2であって、係合部材14、16が、受口6又は固定部材12の反力を利用して、栓部材10を受口6から離脱作動する。
【選択図】 図3
Description
前記係合部材が、前記受口又は前記固定部材の反力を利用して、前記栓部材を前記受口から離脱作動することを特徴としている。
この特徴によれば、シール部材が受口の内方にあるので外的要因による劣化を避けることができ、かつ係合部材が、受口又は固定部材の反力を利用して、栓部材を受口から離脱可能に作動するため、工具等を要することなく、栓部材のスムーズな嵌挿作動及び離脱作動が可能となる。
この特徴によれば、固定部材が、外面が受口の開口に向かって拡開するテーパ面に当接して、栓部材方向への移動が防止されているため、係合部材が、固定部材の反力を確実に利用して、栓部材を嵌挿作動することが出来る。
この特徴によれば、受口の軸中心に向かって張出する張出部に形成される固定部材の端部が、受口の端面に当接して、前記固定部材が、受口の軸方向において内方向への移動が防止されているため、係合部材が、固定部材の反力を確実に利用して、栓部材を離脱作動することが出来る。
この特徴によれば、ストッパが、ボルトの頭部の後方側に所定間隔離間しているため、ストッパが邪魔になることなくボルトをボルト孔に挿通できる。そしてボルトの頭部をストッパと当接することで、栓部材を受口の内面から離脱する場合の反力を得ることができる。
前記ボルトを前記切欠き部から前記固定部材ボルト孔に挿入した状態にて、前記第1ナットを前記ボルトの頭部と近接する方向に螺入することにより、前記ボルト及び前記第1ナットが、前記固定部材の反力を利用して、前記栓部材を前記受口の内面に嵌挿するように押圧作動し、前記第2ナットを前記ボルトの頭部と離間する方向に螺出することにより、前記ボルト及び前記第2ナットが、前記ストッパの反力を利用して、前記栓部材を前記受口の内面から離脱するように押圧作動することを特徴としている。
この特徴によれば、固定部材ボルト孔が、切欠き部と連通しており、ボルトを切欠き部から固定部材ボルト孔に挿入できるため、ボルトの頭部の後方側に近接したストッパが邪魔になることなく、ボルトを所定の係合位置に配置できる。そしてボルトの頭部をストッパと当接することで、栓部材を受口の内面から離脱する場合の反力を得ることができる。
前記第1ナットを前記ボルトの頭部と近接する方向に螺入することにより、前記ボルト及び前記第1ナットが、前記固定部材の反力を利用して、前記栓部材を前記受口の内面に嵌挿するように押圧作動し、離脱ボルトを、前記離脱ボルト孔に前記栓部材から前記受口に向かって螺挿することにより、前記離脱ボルトが、前記受口の端面の反力を利用して、前記栓部材を前記受口の内面から離脱するように押圧作動することを特徴としている。
この特徴によれば、受口の端面近傍における鍔状部に形成される離脱ボルト孔に離脱ボルトを螺挿することにより、栓部材を受口から容易に離脱することができるばかりか、反力として利用するストッパを固定部材に形成することを要しない。
2 受口用栓
3 埋設物
4 直管
5 T字管
6 受口
6a テーパ面
6b 膨出部
6c 凹部
6d 端面
10 栓部材
10a 凸状部
10b 鍔状部
10c ボルト孔
10d 水抜き孔
10e 空気抜き孔
11 シール部材
11a 嵌合部
11b バルブ部
12 固定部材
12a 張出部
12b 鍔部
12c 固定ボルト孔
12d 取付ボルト孔
13 取付ボルトナット
14 固定ボルト(ボルト)
14a 頭部
15 第1ナット
16 第2ナット
17 ストッパ
22 固定部材
22b 鍔部
22c 固定ボルト孔
22e 切欠き部
27 ストッパ
30 栓部材
30b 鍔状部
30f 離脱ボルト孔
32 固定部材
39 離脱ボルト
40、41 プラグ
C,D 中心軸線
Claims (6)
- 受口の内面に嵌挿される前記受口の内径より小径の凸状部と、前記受口の外径より大径の鍔状部と、を有する栓部材と、前記受口の外面の所定位置に固定的に取付けられる固定部材と、前記栓部材の凸状部の外面と前記受口の内面との間隙を水密的に密封するシール部材と、前記栓部材の鍔状部と前記固定部材とを一体に係合することにより、前記栓部材の凸状部を前記受口の内面に嵌挿作動する係合部材と、から構成される受口用栓であって、
前記係合部材が、前記受口又は前記固定部材の反力を利用して、前記栓部材を前記受口から離脱作動することを特徴とする受口用栓。 - 前記受口の端部における外面が、前記受口の開口に向かって拡開するテーパ面に形成されており、前記固定部材が、前記テーパ面に当接して、前記栓部材方向への移動が防止されている請求項1に記載の受口用栓。
- 前記固定部材の端部が、前記受口の端面と当接するように、前記受口の軸中心に向かって張出する張出部に形成されており、前記固定部材の張出部が、前記受口の端面に当接して、前記固定部材が、前記受口の軸方向において内方向への移動が防止されている請求項1または2に記載の受口用栓。
- 前記係合部材が、前記栓部材の鍔状部と前記固定部材とに略同軸に設けられたボルト孔に、頭部を前記固定部材側に配置して挿通されたボルトと、前記ボルトの軸方向において前記鍔状部の前方側に螺挿された第1ナットと、前記ボルトの軸方向において前記鍔状部の後方側に螺挿された第2ナットと、からなり、前記ボルトの軸方向において前記ボルトの頭部の後方側に所定間隔離間したストッパが、前記固定部材に設けられており、前記第1ナットを前記ボルトの頭部と近接する方向に螺入することにより、前記ボルト及び前記第1ナットが、前記固定部材の反力を利用して、前記栓部材を前記受口の内面に嵌挿するように押圧作動し、前記第2ナットを前記ボルトの頭部と離間する方向に螺出することにより、前記ボルト及び前記第2ナットが、前記ストッパの反力を利用して、前記栓部材を前記受口の内面から離脱するように押圧作動する請求項1ないし3のいずれかに記載の受口用栓。
- 前記係合部材が、前記栓部材の鍔状部に設けられたボルト孔と、前記ボルト孔と略同軸に前記固定部材に設けられた固定部材ボルト孔とに、頭部を前記固定部材側に配置して挿通されたボルトと、前記ボルトの軸方向において前記鍔状部の前方側に螺挿された第1ナットと、前記ボルトの軸方向において前記鍔状部の後方側に螺挿された第2ナットと、からなり、前記ボルトの軸方向において前記ボルトの頭部の後方側に近接したストッパが、前記固定部材に設けられており、前記固定部材ボルト孔が、前記固定部材に形成される切欠き部と連通しており、
前記ボルトを前記切欠き部から前記固定部材ボルト孔に挿入した状態にて、前記第1ナットを前記ボルトの頭部と近接する方向に螺入することにより、前記ボルト及び前記第1ナットが、前記固定部材の反力を利用して、前記栓部材を前記受口の内面に嵌挿するように押圧作動し、前記第2ナットを前記ボルトの頭部と離間する方向に螺出することにより、前記ボルト及び前記第2ナットが、前記ストッパの反力を利用して、前記栓部材を前記受口の内面から離脱するように押圧作動する請求項1ないし3のいずれかに記載の受口用栓。 - 前記係合部材が、前記栓部材の鍔状部と前記固定部材とに略同軸に設けられたボルト孔に、頭部を前記固定部材側に配置して挿通されたボルトと、前記ボルトの軸方向において前記鍔状部の前方側に螺挿された第1ナットと、からなり、前記栓部材の鍔状部の所定位置に、離脱ボルト孔が形成されており、
前記第1ナットを前記ボルトの頭部と近接する方向に螺入することにより、前記ボルト及び前記第1ナットが、前記固定部材の反力を利用して、前記栓部材を前記受口の内面に嵌挿するように押圧作動し、離脱ボルトを、前記離脱ボルト孔に前記栓部材から前記受口に向かって螺挿することにより、前記離脱ボルトが、前記受口の端面の反力を利用して、前記栓部材を前記受口の内面から離脱するように押圧作動する請求項1ないし3のいずれかに記載の受口用栓。
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