JP2007147062A - 配管用カバー及び接続構造 - Google Patents

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泰夫 明渡
Akio Aketo
章生 明渡
Masashi Nishizawa
昌志 西澤
Kazuo Miyaji
一男 宮地
Yasuhiro Yoshida
康宏 吉田
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MEIWA SEISAKUSHO KK
WAKAYAMA ICHI
Chiyoda Kogyo Co Ltd
Meiwa Seisakusho KK
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WAKAYAMA ICHI
Chiyoda Kogyo Co Ltd
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Abstract

【課題】取り付け及び取り外しが容易な配管用カバーを提供する。
【解決手段】配管30の継手部31の凹段部41にリング状部材15を取り付け、配管30の継手部31に対して蓋部材16の円筒部17を嵌合し、蓋部材16のフランジ部18に形成されたガイド孔21に先ほど凹段部41に取り付けたリング状部材15から開口部側に延びるガイド部材25を挿通させ、ガイド部材25の先端のネジ部に締結ナット28を取り付け、締結ナット28を締め付ける。
【選択図】図5

Description

本発明は、管路を構成する配管の開口部に接続して止水処理するための配管用カバー及び接続構造に関するものである。
配管同士を接続するための接続構造として、特許文献1には、地震時に受け側と挿入側との配管の間で一定量の抜き差し動作を許容しながら最終的な離脱は防止するようにした耐震機能を備えた接続構造が開示されている。
具体的には、挿入側の配管の先端外周には、受け側の配管の内周に配設されたロックリングに係合可能な突部が形成されており、受け側の配管内部に挿入側の配管を挿入していくと、先端の突部がロックリングに係合して両配管が離脱しないように規制しつつ、軸方向の動きを許容するようになっている、と記載されている。
特開平7−253183号公報
ところで、配管工事においては、最終的な施工予定区間の全域に配管を設置するには工期や費用の点から難しい場合があり、とりあえず必要となる区間の配管整備を行って、後日、配管の延長工事を行うことがある。
この場合、管路を構成する配管の開口部を閉塞して仮止水処理をしなければならないが、上述した配管の接続構造では、まず、フランジ部材を配管外周に係合し、該フランジに閉塞用の蓋を取り付けるといった作業が必要であり、現場施工時の作業工数が増加して手間がかかるという問題があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、取り付け及び取り外しが容易な配管用カバー及び接続構造を提供することにある。
すなわち、請求項1の発明は、管路を構成する配管の開口部に接続して該開口部を閉塞する配管用カバーであって、
一端が開口した有底筒形状であって、周方向に間隔をあけて複数のガイド孔が形成されたフランジが有底側の端部に設けられた蓋部材と、
一対のU字状部材の開口側同士が突き合わされ、互いに分離可能に接続されてなるリング状部材と、
前記蓋部材の軸方向に延び、前記複数のガイド孔にそれぞれ挿通して該蓋部材を軸方向に摺動自在に保持しており、一端部にネジ部が形成され、他端が前記リング状部材に接続された複数のガイド部材と、
前記蓋部材を前記リング状部材側に押圧すべく前記複数のガイド部材のネジ部にそれぞれ締結された複数の押圧部材とを備えたことを特徴とするものである。
従って、本発明によれば、配管用カバーの蓋部材の先端部を配管の内周に差し込んだ後、ガイド部材のネジ部に締結された押圧部材(具体的には、締結ナット)を締め付けていくだけで、容易に配管用カバーの蓋部材を配管内部に挿入することができる。さらに、蓋部材はガイド部材に沿って移動するため、所望の角度を保ったまま蓋部材を配管内部に挿入していくことができる。
請求項2の発明は、管路を構成する配管の開口部に接続して該開口部を閉塞する配管用カバーであって、
一端が開口した有底筒形状であって、周方向に間隔をあけて複数のガイド孔が形成されたフランジが有底側の端部に設けられた蓋部材と、
前記蓋部材の軸方向に延び、前記複数のガイド孔にそれぞれ挿通して該蓋部材を軸方向に摺動自在に保持しており、一端部にネジ部が形成された複数のガイド部材と、
前記複数のガイド部材の他端部にそれぞれ設けられ、前記蓋部材の径方向内側に向かって突出した複数の係合部材と、
前記蓋部材を前記係合部材側に押圧すべく前記複数のガイド部材のネジ部にそれぞれ締結された複数の押圧部材とを備えたことを特徴とするものである。
従って、本発明によれば、係合部材を配管の外周面に形成された凹段部内に係合させて、ガイド部材のネジ部に締結された押圧部材を締め付けていくことで、容易に配管用カバーの蓋部材を配管内部に挿入することができる。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載された配管用カバーにおいて、
前記複数のガイド部材の一端側にそれぞれ着脱自在に接続され、軸方向に延びる複数のガイド延長部材をさらに備え、
前記ガイド部材の一端側には、接続用ネジ孔又は接続用ネジ部の一方が形成され、
前記ガイド延長部材は、前記押圧部材を締結させる押圧部材用ネジで構成され、且つ接続側端部に前記ガイド部材の接続用ネジ孔又は接続用ネジ部の一方と締結する接続用ネジ部又は接続用ネジ孔の他方が形成されていることを特徴とするものである。
従って、本発明によれば、配管用カバーを配管に取り付けた後、ガイド延長部材を取り外すことで、ガイド部材の先端が配管用カバーの蓋部材から突出する長さを最小限に抑えることができる。
すなわち、配管径の大きな配管に対して本発明の配管用カバーを取り付ける場合、配管用カバーを配管内部に挿入する挿入量が大きくなってしまうことから、ガイド部材のみでこの挿入量相当分の長さを確保しようとすると、ガイド部材の全長が長くなってしまうのは避けられない。しかし、本発明のように、ガイド部材に対して着脱可能にガイド延長部材を接続するようにすれば、ガイド部材が配管用カバーの蓋部材から突出する長さを最小限に抑えつつ、必要なカバー挿入量相当分の軸長さを確保することが可能となり、配管用カバー接続後にこの突出部分が作業者の作業の妨げになることを防止する上で有利となる。
請求項4の発明は、管路を構成する配管の開口部に接続して該開口部を閉塞する配管用カバーであって、
一端が開口した有底筒形状であって、周方向に間隔をあけて複数のガイド孔が形成されたフランジが有底側の端部に設けられた蓋部材と、
一対のU字状部材の開口側同士が突き合わされ、互いに分離可能に接続されてなるリング状部材と、
前記蓋部材の軸方向に延び、前記複数のガイド孔にそれぞれ挿通して該蓋部材を軸方向に摺動自在に保持しており、一端が前記リング状部材に接続された複数のガイド部材と、
前記蓋部材の有底部に当接され、該蓋部材を前記リング状部材側に押圧する押圧部材とを備え、
前記押圧部材は、前記蓋部材の周方向に回転自在に設けられ、該周方向の回転力を軸方向の推進力に変換して、該推進力によって前記蓋部材を押圧するように構成されていることを特徴とするものである。
従って、本発明によれば、押圧部材として、例えば、手動で回転させやすいハンドル形状のものを用いれば、特別な締め付け工具は必要なく、簡単に配管用カバーを配管に接続することができる。
請求項5の発明は、管路を構成する配管の開口部に接続して該開口部を閉塞する配管用カバーであって、
一端が開口した有底筒形状であって、周方向に間隔をあけて複数の貫通孔が形成されたフランジが有底側の端部に設けられた蓋部材と、
周方向に等分割された複数の円弧状部材同士を互いに分離可能に接続してなり、且つ前記蓋部材の複数の貫通孔に対応して周方向に間隔をあけて複数のボルト孔が形成されたリング状部材と、
前記複数の貫通孔にそれぞれ挿通させ、且つ先端部を前記リング状部材のボルト孔に締結させることで、該蓋部材と該リング状部材とを連結する複数の係合ボルトとを備えたことを特徴とするものである。
従って、本発明によれば、配管用カバーの蓋部材の先端部を配管の内周に差し込んだ後、係合ボルトを締め付けていくだけで、容易に配管用カバーの蓋部材を配管内部に挿入することができる。
請求項6の発明は、請求項5に記載された配管用カバーにおいて、
前記リング状部材をなす複数の円弧状部材の周方向の両端部には、径方向外側に突出する突出部がそれぞれ設けられ、
互いに隣接する前記円弧状部材の突出部の間には、前記ボルト孔が形成され且つ該突出部の重ね合わせ方向に延びる回転軸を中心に回動自在に形成された締結部材が配置され、
前記係合ボルトの軸部には、該係合ボルトのヘッド部から所定間隔をあけて配置された押圧ナットが接合され、
前記蓋部材のフランジには、前記貫通孔が径方向に開口するように該フランジの一部を切り欠いてなる開口部が形成され、
前記締結部材を前記回転軸周りに回動させることで、前記係合ボルトの軸部が前記開口部を通して該貫通孔に挿通され且つ該係合ボルトのヘッド部と前記押圧ナットとの間に該フランジが挟み込まれるようになっていることを特徴とするものである。
従って、本発明によれば、係合ボルトのヘッド部と押圧ナットとの間に蓋部材のフランジが挟み込まれているから、係合ボルトを締め付け方向とは逆方向に回転させることで、押圧ナットがフランジに当接して蓋部材が配管から外れる方向に押圧される。すなわち、係合ボルトを取り外していくだけで、容易に配管用カバーの蓋部材を配管から取り外すことができる。
また、配管用カバーの蓋部材が配管内からある程度まで外れた後は、締結部材を回転軸周りに回動させ、フランジの一部を切り欠いてなる開口部から係合ボルトの軸部を取り外すことで、フランジと係合ボルトとの係合状態を解除することができ、蓋部材を配管から完全に取り外すことができる。
請求項7の発明は、管路を構成する配管の開口部に請求項1に記載の配管用カバーを接続した接続構造であって、
前記配管の開口側における外周面には、全周にわたって凹段部が形成されており、
前記リング状部材をなす一対のU字状部材が前記凹段部に嵌合されて、該凹段部の前記配管の開口側における側壁に該リング状部材の内周縁部が係合され、
前記リング状部材に接続され軸方向に延びる前記複数のガイド部材が、前記蓋部材の対応するガイド孔にそれぞれ挿通され、
前記蓋部材が、前記配管の内周に嵌合されるとともに前記ガイド部材のネジ部に締結された前記押圧部材により該配管側に押圧保持されていることを特徴とするものである。
従って、本発明によれば、押圧部材の締め付けにより配管用カバーの蓋部材が配管側にしっかりと固定され、接続した配管用カバーの軸方向への移動を規制することができ、さらに、配管の延長工事等で配管用カバーを取り外す必要があるときには、押圧部材を取り外すだけで、配管と配管用カバーとの押圧状態が解除され、容易に取り外すことができる。
請求項8の発明は、管路を構成する配管の開口部に請求項2に記載の配管用カバーを接続した接続構造であって、
前記配管の開口側における外周面には、全周にわたって凹段部が形成されており、
前記凹段部内には、周方向に間隔をあけて前記複数の係合部材が配置され、
前記複数の係合部材から軸方向に延びる前記複数のガイド部材が、前記蓋部材の対応するガイド孔にそれぞれ挿通され、
前記蓋部材が、前記配管の内周に嵌合されるとともに前記ガイド部材のネジ部に締結された前記押圧部材により該配管側に押圧保持されていることを特徴とするものである。
従って、本発明によれば、請求項7の発明と同様の効果が得られる。
請求項9の発明は、管路を構成する配管の開口部に請求項4に記載の配管用カバーを接続した接続構造であって、
前記配管の開口側における外周面には、全周にわたって凹段部が形成されており、
前記リング状部材をなす一対のU字状部材が前記凹段部に嵌合されて、該凹段部の前記配管の開口側における側壁に該リング状部材の内周縁部が係合され、
前記リング状部材に接続され軸方向に延びる前記複数のガイド部材が、前記蓋部材の対応するガイド孔にそれぞれ挿通され、
前記蓋部材が、前記配管の内周に嵌合されるとともに該蓋部材の有底部に当接された前記押圧部材により該配管側に押圧保持されていることを特徴とするものである。
従って、本発明によれば、押圧部材として、例えば、手動で回転させやすいハンドル形状のものを用いれば、特別な締め付け工具は必要なく、簡単に配管用カバーを配管に接続することができ、さらに接続した配管用カバーの軸方向への移動を規制することができる。また、配管用カバーを取り外す必要があるときには、押圧部材を締め付け時と逆方向に回転させるだけで容易に押圧状態を解除することができる。
請求項10の発明は、管路を構成する配管の開口部に配管用カバーを接続した接続構造であって、
前記配管用カバーは、
一端が開口した有底筒形状であって、周方向に間隔をあけて複数のガイド孔が形成されたフランジが有底側の端部に設けられた蓋部材と、
一対のU字状部材の開口側同士が突き合わされ、互いに分離可能に接続されてなるリング状部材とを備え、
前記配管の開口側における外周面には、全周にわたって凹段部が形成されており、
前記リング状部材をなす一対のU字状部材が前記凹段部に嵌合されて、該凹段部の前記配管の開口側における側壁に該リング状部材の内周縁部が係合され、
前記リング状部材には、前記蓋部材のガイド孔に対応する位置にボルト孔が形成されており、
前記蓋部材が前記配管の内周に嵌合され、
前記ガイド孔を通して前記リング状部材のボルト孔に係合ボルトが締結されていることを特徴とするものである。
従って、本発明によれば、例えば、請求項6における押圧部材を用いて配管と配管用カバーとを接続した後、押圧部材のみを取り外して、蓋部材のガイド孔を通してリング状部材のボルト孔に係合ボルトを締結すれば、押圧部材としてのハンドル部材は他の配管用カバーに対して再利用することができ、製品コストを低減する上で有利な効果が得られる。
請求項11の発明は、管路を構成する配管の開口部に請求項5又は6に記載の配管用カバーを接続した接続構造であって、
前記配管の開口側における外周面には、全周にわたって凹段部が形成されており、
前記リング状部材をなす複数の円弧状部材が前記凹段部に嵌合されて、該凹段部の前記配管の開口側における側壁に該リング状部材の内周縁部が係合され、
前記蓋部材が、前記配管の内周に嵌合されるとともに前記係合ボルトにより該配管側に押圧保持されていることを特徴とするものである。
従って、本発明によれば、係合ボルトの締め付けにより配管用カバーの蓋部材が配管側にしっかりと固定され、接続した配管用カバーの軸方向への移動を規制することができ、さらに、配管の延長工事等で配管用カバーを取り外す必要があるときには、係合ボルトを取り外すだけで、配管と配管用カバーとの押圧状態が解除され、容易に取り外すことができる。
以上のように、本発明によれば、配管用カバーの蓋部材の先端部を配管の内周に差し込んだ状態で、押圧部材により蓋部材を押し込んでいくだけで、容易に配管用カバーの蓋部材を配管内部に挿入することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
<実施形態1>
図1は本発明の実施形態1に係る配管用カバー10の構成を示す側面図、図2は配管用カバー10の構成を示す平面図、図3は配管用カバー10の構成を示す平面断面図である。
図1に示すように、配管用カバー10は、一対のU字状部材11,11の開口側同士を突き合わせてリング状としたリング状部材15と、接続する配管の開口部を閉塞する蓋部材16と、蓋部材16を配管の軸方向に摺動自在に保持するガイド部材25と、蓋部材16を押圧してガイド部材25に沿って移動させる締結ナット28(押圧部材)とを備えている。
前記一対のU字状部材11,11の周方向の両端には、径方向外側に突出した当接フランジ12,12が形成されている。この当接フランジ12には貫通孔が形成されており、この貫通孔に締結ボルト13が挿通され、締結ナット14,14を外側から挟み込むように締め込むことにより、U字状部材11,11同士が接続されてリング状部材15が構成されるようになっている。ここで、対向する当接フランジ12,12の間には、前記ガイド部材25の一端部が挟み込まれている。
前記ガイド部材25は、前記リング状部材15の軸方向に延び、一端部に前記締結ボルト13を挿通する貫通孔が形成され、他端部にネジ部が形成されたものである。このガイド部材25を前記当接フランジ12,12の間に挟み込む際に、一端部に形成された貫通孔が当接フランジ12,12の貫通孔と略同軸になるように位置付け、前記締結ボルト13をこれらの貫通孔に挿通させて締結ナット14,14で締め込むことにより、ガイド部材25とリング状部材15とが接続される。なお、本実施形態1では、具体的に、ガイド部材25としてアイボルトを用いた。
前記蓋部材16は、一端が開口した有底筒形状であって、接続する配管の内周に嵌合可能な円筒部17と、円筒部17の有底側の端部に設けられたフランジ部18とを備えている。
前記円筒部17における有底部には、円筒部17の筒内に貫通する内圧調整孔19,19が、配管接続時に配管の開口部における上側及び下側となる位置にそれぞれ形成されている。
前記内圧調整孔19,19は、配管内に貯留している水の影響で高くなった配管内部の内圧を下げるために配管内の空気又は水を逃がす孔であり、通常は、閉塞プラグ20を締結することで閉塞されている。なお、上側の内圧調整孔19は空気を逃がすために、下側の内圧調整孔19は水を排出するためにそれぞれ使用可能である。
前記閉塞プラグ20は、先端がテーパーねじで形成されており、密閉性を確保する上で有利な形状となっている。また、後端部には該閉塞プラグ20をねじ込むための工具の形状に合わせた突起が形成されており、図2に示すように、略正方形状の角柱で形成されている。本実施形態1では、閉塞プラグ20として、JIS B1901で規格されたプラグを使用した。
なお、前記閉塞プラグ20は、上述のものに限定されず、例えば、空気抜き孔が形成され、JIS G5527で規格された空気抜き用ボルトを代わりに用いても構わない。この場合には、前記内圧調整孔19は平行ねじで形成される。この点は、以下の実施形態についても同様である。
また、前記内圧調整孔19は、閉塞プラグ20の代わりに圧力計を取り付けることで、配管内部の圧力を測定する用途にも使用することができる。この点は、以下の実施形態についても同様である。
また、前記円筒部17の接続端部の全周には、先端に向かって先細となるテーパー24が形成されている。このようなテーパー形状にすることで、配管内に挿入する際に、後述する配管内部のシール材との摩擦抵抗が少なくなり、スムーズに挿入できるようになる。
なお、図示しないが、円筒部17の有底部は、断面が筒内に向かってアーチ状に窪んだ形状となるように形成しておけば、配管内圧による変形等を防止する上で好ましい。
前記フランジ部18には、前記ガイド部材25を挿通すべく対応する位置にガイド孔21が形成されており、ガイド部材25をガイド孔21に挿通することで、前記蓋部材16がガイド部材25に沿って軸方向に摺動自在に保持されるようになっている。
また、前記フランジ部18には、押圧ボルト孔22が形成されており、この押圧ボルト孔22には押圧ボルト23が締結されている。
なお、図示しないが、フランジ部18の外周縁部は、補強のために全周にわたって肉厚を大きく形成しておくと、変形等を防止する上で好ましい。
前記押圧ボルト23は、配管に接続した配管用カバー10を取り外す際にねじ込むことで配管の接続端が押圧され、軸方向への推進力により配管用カバー10が外れていくことになり取り外しを容易にするためのものである。
前記ガイド部材25の先端のネジ部には、締結ナット28が締結されており、蓋部材16の配管軸方向への脱落を阻止している。さらに、この締結ナット28を締め込むことにより、蓋部材16がガイド部材25に沿って移動し、配管の開口部に円筒部17を嵌合して、配管用カバー10を取り付けることができるようになっている。
図4は、本実施形態1に係る配管用カバーを接続する配管の構造を示す図である。図4に示すように、配管30は、両端が開口した継手部31と、該継手部31内の管路の開閉を制御する開閉制御部45とを備えている。
前記継手部31は、両端が開口した管路を形成しており、前記配管用カバー10の円筒部17が嵌合される。
前記継手部31の内周面にはシール材収容溝32が形成され、このシール材収容溝32には、該継手部31の内周面と前記配管用カバー10の円筒部17の外周面とに圧接するシール材33(例えば、ゴム輪など)が装着されている。
前記シール材収容溝32よりも継手部31の奥側における内周面には、ロックリング収容溝34が形成されている。このロックリング収容溝34には、図示しない延長用配管の差し込み口の外周面を取り囲むロックリング35が装着されている。また、前記ロックリング35とロックリング収容溝34との間には、リング状の芯出し用ゴム36が設けられている。
なお、本実施形態1では、配管用カバー10の円筒部17の先端はロックリング35に当接しない長さとなっているため、ロックリング35及び芯出し用ゴム36は取り外しても構わない。この点は、以下の実施形態でも同様である。
また、前記シール材収容溝32よりも開口側における継手部31の内周面には、屈曲防止用リング収容溝37が形成されている。この屈曲防止用リング収容溝37には、屈曲防止用リング38が装着されている。
なお、本実施形態1では、ガイド部材25によって蓋部材16が配管30の略中央に位置するように規制されているため、屈曲防止用リング38は取り外しても構わない。この点は、以下の実施形態でも同様である。
前記継手部31の開口側には、一端が前記屈曲防止用リング収容溝37に連通するとともに、他端が継手部31の外周面に連通する径方向のセットボルト孔39が周方向に6箇所に振り分けられて形成されている。なお、セットボルト孔39の孔数はあくまで一例であり、この形態に限定するものではない。
これらセットボルト孔39には、継手部31の外周面から径方向にねじ込まれて屈曲防止用リング38の外周面を押圧して、屈曲防止用リング38の継手部31内部における位置を固定するセットボルト40が締結されている。
また、前記セットボルト孔39よりも奥側における前記継手部31の外周面には、全周にわたって凹段部41が形成されている。
そして、前記継手部31の軸方向の略中央位置には、前記開閉制御部45と連通する開口部が形成され、該開閉制御部45と接続するためのフランジ42が設けられている。
前記開閉制御部45は、図示しない弁体を収納する本体部46と、前記継手部47と接続するためのフランジ48と、弁体の開閉状態を切り替える切替弁49とを備えている。
前記フランジ48は、前記継手部31のフランジ42に当接した状態で取付ボルト50により接続されている。
なお、本発明に係る配管用カバーを接続する配管の一例として、上述のようなソフトシール弁と呼ばれる構造のものについて説明したが、この形態に限定するものではなく、例えば、継手部31の差し込み口の構造が同じであれば、図17に示す三受十字管200や、図18に示す二受T字管210のような異形管に対して本発明の配管用カバーを接続しても構わない。
図5は、本実施形態1に係る配管用カバーを配管に接続したときの接続構造を示す図である。図5に示すように、前記リング状部材15をなす一対のU字状部材11,11が前記継手部31の凹段部41に嵌合されており、該リング状部材15の内周縁部が凹段部41の継手部31における開口側の側壁に係合している。
さらに、前記リング状部材15をなす一対のU字状部材11,11の当接フランジ12,12間には、前記ガイド部材25の一端部が挟み込まれており、ガイド部材25の貫通孔及び当接フランジ12,12の貫通孔に締結ボルト13が挿通され、締結ナット14,14で締め込まれることで、ガイド部材25とリング状部材15とが接続されている。
また、前記ガイド部材25は、蓋部材16のフランジ部18に形成されたガイド孔21に挿通されている。
そして、前記蓋部材16の円筒部17が配管30における継手部31の内周に嵌合され、継手部31の接続端が蓋部材16のフランジ部18に当接するまで挿入され、ガイド部材25の先端のネジ部に締結ナット28が締め付けられて、フランジ部18が配管側に押圧されている。これにより、配管用カバー10の蓋部材61の軸方向への移動が規制され、配管30の継手部31から抜けないようになっている。
前記継手部31の内周面に装着されたシール材33は、配管用カバー10の蓋部材16における円筒部17の挿入により変形し、継手部31の内周面と円筒部17の外周面との隙間がシールされている。
前記屈曲防止用リング38は、セットボルト40のねじ込みにより外周面が押圧されて配管30内部における位置が固定され、前記配管用カバー10の円筒部17が配管30の略中央に位置するように規制している。
以下、配管用カバーを配管に接続する手順について説明する。まず、配管30の継手部31の凹段部41にリング状部材15を取り付ける。具体的には、リング状部材15をなす一対のU字状部材11,11を凹段部41に嵌合させ、当接フランジ12,12間にガイド部材25の一端部を挟み込み、ガイド部材25の先端のネジ部が軸方向における継手部31の開口部側を向くようにセットし、当接フランジ12,12及びガイド部材25の貫通孔に締結ボルト13を挿通して、当接フランジ12,12の外側から締結ナット14,14で締め込むことにより行う。
次に、配管30の継手部31に対して蓋部材16の円筒部17を嵌合する。このとき、蓋部材16のフランジ部18に形成されたガイド孔21に、先ほど凹段部41に取り付けたリング状部材15から開口部側に延びるガイド部材25を挿通させる。
そして、ガイド部材25の先端のネジ部に締結ナット28を取り付け、締結ナット28を締め付けていく。これにより、ガイド部材25に沿って、蓋部材16が継手部31の接続端に当接する方向に移動して挿入されていく。
最終的に、蓋部材16を奥まで差し込んだ後、締結ナット28をきつく締め付けることにより、配管用カバー10が配管30から抜けなくなる。これにより、配管用カバー10と配管30との接続が完了する。
次に、配管用カバーを配管から取り外す手順について説明する。まず、配管用カバー10の閉塞プラグ20を取り外し又は緩めることで、配管30内部の空気又は水を逃がして内圧を低下させる。そして、締結ナット28を取り外し、続いて、蓋部材16のフランジ部18に取り付けられている押圧ボルト23をねじ込んでいく。これにより、押圧ボルト23の先端部が継手部31の接続端を押圧することで、配管用カバー10の蓋部材16が配管30から外れる方向に移動する。
最終的に、作業者が蓋部材16を引き抜くことで、配管30から配管用カバー10の蓋部材16を取り外すことができる。
なお、蓋部材16を配管30から取り外せば、配管の延長工事等を実施することは可能であるため、必ずしもリング状部材15を取り外す必要はない。
以上のように、本発明によれば、配管用カバー10の蓋部材16を配管30に接続する際に、配管30内部のシール材33の摩擦抵抗等により挿入し難い場合であっても、ガイド部材25の先端のネジ部を使って締結ナット28を締め付けていくだけで、容易に配管30内に配管用カバー10を挿入することができる。
<実施形態2>
図6は本発明の実施形態2に係る配管用カバーの構造を示す側面図、図7は配管用カバーの構造を示す平面図、図8は配管用カバーの構造を示す平面断面図である。前記実施形態1との違いは、配管の凹段部に係合する手段としてリング状部材の代わりに係合部材を用いるようにした点であるため、以下、実施形態1と同じ部分については、同じ符号を付し、相違点についてのみ説明する。
図6に示すように、配管用カバー60は、接続する配管の開口部を閉塞する蓋部材61と、蓋部材61を配管の軸方向に摺動自在に保持するガイド部材25と、ガイド部材25の一端部に接続され、後述する配管の凹段部41に係合する係合部材65と、蓋部材61を押圧してガイド部材25に沿って移動させる締結ナット28とを備えている。
前記蓋部材61は、一端が開口した有底筒形状であって、接続する配管の内周に嵌合可能な円筒部17と、円筒部17の有底側の端部に設けられたフランジ部62とを備えている。
前記フランジ部62には、周方向に間隔をあけてガイド孔21が形成されている。このガイド孔21には、前記ガイド部材25が挿通されており、前記蓋部材61がガイド部材25に沿って軸方向に摺動可能に保持されるようになっている。
なお、本実施形態2では、ガイド孔21を周方向に4つ形成したが、この形態に限定するものではなく、例えば、7つ形成する等、配管の外径に合わせて適切な孔数に設定すればよい。
前記係合部材65は、前記ガイド部材25の一端部を挟み込むように対向する2つの側壁部66,66と、側壁部66,66の配管径方向における一端を連結する係合部67とを備えている。
前記側壁部66,66には、締結ボルト13を挿通する貫通孔が形成されており、前記ガイド部材25の一端部を側壁部66,66間に挟み込む際に、ガイド部材25の一端部に形成された貫通孔と側壁部66,66の貫通孔とが略同軸となるように位置付け、締結ボルト13をこれらの貫通孔に挿通させて締結ナット14,14で締め込むことにより、ガイド部材25と係合部材65とが接続されている。
なお、本実施形態2では、ガイド部材25と係合部材65との接続を締結ボルト13及び締結ナット14により行ったが、この形態に限定するものではなく、例えば、貫通孔に打ち込みピン等を打ち込んで接続しても構わない。
図9は、本実施形態2に係る配管用カバーを配管に接続したときの接続構造を示す図である。なお、本実施形態2で用いる配管は、前記実施形態1で用いた配管と同じものを用いる。
図9に示すように、前記継手部31の凹段部41内には、周方向に間隔をあけて前記複数の係合部材65が配置され、係合部材65の係合部67が、凹段部41の継手部31における開口側の側壁に係合している。
さらに、前記係合部材65の対向する側壁部66,66間には、前記ガイド部材25の一端部が挟み込まれており、ガイド部材25の貫通孔及び側壁部66,66の貫通孔に締結ボルト13が挿通され、締結ナット14,14で締め込まれることで、ガイド部材25と係合部材65とが接続されている。
また、前記ガイド部材25は、蓋部材61のフランジ部62に形成されたガイド孔21に挿通されている。
そして、前記蓋部材61の円筒部17が配管30における継手部31の内周に嵌合され、継手部31の接続端が蓋部材61のフランジ部62に当接するまで挿入され、ガイド部材25の先端のネジ部に締結ナット28が締め付けられて、フランジ部62が配管側に押圧されている。これにより、配管用カバー60の蓋部材61の軸方向への移動が規制され、配管30の継手部31から抜けないようになっている。
前記継手部31の内周面に装着されたシール材33は、配管用カバー60の蓋部材61における円筒部17の挿入により変形し、継手部31の内周面と円筒部17の外周面との隙間がシールされている。
前記屈曲防止用リング38は、セットボルト40のねじ込みにより外周面が押圧されて配管30内部における位置が固定され、前記配管用カバー60の円筒部17が配管30の略中央に位置するように規制している。
以下、配管用カバーを配管に接続する手順について説明する。まず、配管30の継手部31の凹段部41内に係合部材65を周方向に間隔をあけて配置する。具体的には、ガイド部材25を配管軸方向と平行にした状態で且つ係合部材65の係合部67が配管径方向に向かって突出するように調整し、係合部67を凹段部41に嵌合する。ここで、ガイド部材25と係合部材65とは、締結ボルト13を中心に回転自在に接続されているため、容易に位置調整ができるようになっている。
さらに、配管30の継手部31に対して、蓋部材61の円筒部17を嵌合する。このとき、蓋部材61のフランジ部62に形成されたガイド孔21に、先ほど凹段部41に嵌合した係合部材65から開口部側に延びるガイド部材25を挿通させる。
そして、ガイド部材25の先端のネジ部に締結ナット28を取り付け、締結ナット28を締め付けていく。これにより、ガイド部材25に沿って、蓋部材61が継手部31の接続端に当接する方向に移動して挿入されていく。
最終的に、蓋部材61を奥まで差し込んだ後、締結ナット28をきつく締め付けることにより、配管用カバー60が配管30から抜けなくなる。これにより、配管用カバー60と配管30との接続が完了する。
次に、配管用カバーを配管から取り外す手順について説明する。まず、配管用カバー60の閉塞プラグ20を取り外し又は緩めることで、配管30内部の空気又は水を逃がして内圧を低下させる。そして、締結ナット28を取り外し、続いて、蓋部材61のフランジ部62に取り付けられている押圧ボルト23をねじ込んでいく。これにより、押圧ボルト23の先端部が継手部31の接続端を押圧することで、配管用カバー60の蓋部材61が配管30から外れる方向に移動する。
最終的に、作業者が蓋部材61を引き抜くことで、配管30から配管用カバー60の蓋部材61を取り外すことができる。
以上のように、本発明によれば、配管用カバー60の蓋部材61を配管30に接続する際に、配管30内部のシール材33の摩擦抵抗等により挿入し難い場合であっても、ガイド部材25の先端のネジ部を使って締結ナット28を締め付けていくだけで、容易に配管30内に配管用カバー60を挿入することができる。
<実施形態3>
図10は本発明の実施形態3に係る配管用カバーの構造を示す側面図、図11は配管用カバーの構造を示す平面図、図12は配管用カバーの構造を示す平面断面図である。以下、実施形態1と同じ部分については、同じ符号を付し、相違点についてのみ説明する。
図10に示すように、配管用カバー70は、一対のU字状部材71,71の開口側同士を突き合わせてリング状としたリング状部材75と、接続する配管の開口部を閉塞する蓋部材76と、蓋部材76を配管の軸方向に摺動自在に保持するガイド部材85と、蓋部材76を押圧してガイド部材85に沿って移動させる押圧部材86とを備えている。
前記一対のU字状部材71,71の周方向の両端には、径方向外側に突出した当接フランジ72,72が形成されている。この当接フランジ72,72には貫通孔が形成されており、この貫通孔に締結ボルト13が挿通され、締結ナット14,14を外側から挟み込むように締め込むことにより、U字状部材71,71同士が接続されてリング状部材75が構成されるようになっている。
また、前記リング状部材75には、周方向に間隔をあけて配置され、径方向外側に突出した突出フランジ部73,73,・・・が形成されている。この突出フランジ部73には、ボルト孔が軸方向に形成されており、前記ガイド部材85の一端部と接続できるようになっている。なお、本実施形態3では、突出フランジ部73を4つ形成するようにしたが、この形態に限定するものではない。
さらに、前記リング状部材75の配管接続側の内周面には、全周にわたって配管の凹段部41と係合するための配管係合部74が径方向内側に突出して形成されている。
前記ガイド部材85は、前記リング状部材75の軸方向に延び、その両端部にネジ部が形成されており、一端がリング状部材75のボルト孔に締結され、他端部にはネジ部よりも一端側に径方向に突出した突出部が形成されている。本実施形態3では、ガイド部材85は2つ設けられており、この2つのガイド部材85の他端側には連結部80が接続されてガイド部材85同士が連結されている。
前記連結部80には、前記ガイド部材85を挿通する貫通孔が設けられ、ガイド部材85のネジ部を貫通孔に挿通させ、ネジ部に続いて形成された突出部を貫通孔の周縁部に押し当てた状態で、締結ナット81をネジ部に締結して締め付けることによりガイド部材85と接続されている。
また、前記連結部80における、ガイド部材85,85間の略中央位置には、押圧部材86の押圧軸87を回転自在に保持するためのめねじ82が埋め込まれている。
前記蓋部材76は、一端が開口した有底筒形状であって、接続する配管の内周に嵌合可能な円筒部77と、円筒部77の有底側の端部に設けられたフランジ部78とを備えている。
前記円筒部77における有底部の外側面には、周方向に間隔をあけて複数のボルト孔が形成されており、後述する押圧軸87の先端を回転自在に保持する押圧軸用フランジ95が締結ボルト96により取り付けられている。なお、このボルト孔は、円筒部77の内側に貫通しない深さで形成されている。また、有底部の内側面には凹段部77aが形成されており、後述する内圧調整孔79,79と連通している。
前記押圧軸用フランジ95は、一端が開口した有底筒形状であって、開口部周縁に前記円筒部77の有底部の外側面と当接させるフランジを有し、有底部の略中央に押圧軸87を挿通させるための貫通孔が形成されたものである。また、押圧軸用フランジ95の筒内の開口部側には、押圧軸87がスムーズに回転するのを補助するブッシュ97が嵌合されている。
また、前記円筒部77の配管接続端部の全周には、先端に向かって先細となるテーパー24が形成されている。このようなテーパー形状にすることで、配管内に挿入する際に、後述する配管内部のシール材との摩擦抵抗が少なくなり、スムーズに挿入できるようになる。
前記フランジ部78には、前記ガイド部材85を挿通すべく対応する位置にガイド孔21が形成されており、ガイド部材85をガイド孔21に挿通することで、前記蓋部材76がガイド部材85に沿って軸方向に摺動可能に保持されるようになっている。
さらに、前記フランジ部78の円周面には、径方向に向かって延び、前記円筒部77の凹段部77aに連通する内圧調整孔79,79が形成されている。この内圧調整孔79,79は、配管接続時に配管の上側及び下側となる位置からそれぞれ連通するように形成されており、内圧調整孔79,79の形成された位置に対応するフランジ部78の厚さが該当箇所以外の部分に比べて厚くなっている。
前記内圧調整孔79,79は、配管内に貯留している水の影響で高くなった配管内部の内圧を下げるために配管内の空気又は水を逃がす孔であり、通常は、閉塞プラグを締結することで閉塞されている。なお、上側の内圧調整孔79は空気を逃がすために、下側の内圧調整孔79は水を排出するために使用可能である。
また、前記フランジ部78には、押圧ボルト孔22が形成されており、この押圧ボルト孔22には押圧ボルト23が締結されている。
前記押圧部材86は、前記蓋部材76の有底部の外側面に当接して該蓋部材76をリング状部材75側に押圧する押圧軸87と、押圧軸87の一方端部に接続され該押圧軸87を周方向に回転するための押圧ハンドル88とを備えている。
前記押圧軸87の当接側端部には、前記押圧軸用フランジ95の有底部の貫通孔よりも大きな係合部89が形成され、押圧軸用フランジ95から押圧軸87の先端部が抜けないようになっている。また、押圧軸87における前記係合部89よりも先端の部分は、前記押圧軸用フランジ95に嵌合されたブッシュ97に内嵌されている。
また、前記押圧軸87における係合部89よりも押圧ハンドル88側は、軸方向全体にわたってネジ部が形成されており、前記連結部80のめねじ82に回転自在に保持されている。
前記押圧ハンドル88は前記押圧軸87を周方向に回転させるものであり、押圧ハンドル88を周方向に回転させると、前記めねじ82によってその回転力が軸方向の推進力に変換され、押圧軸87が軸方向に移動するようになっている。これにより、蓋部材76を軸方向に押圧してガイド部材85に沿って移動させ、配管の開口部に円筒部77を嵌合して、配管用カバー70を取り付けることができるようになっている。
図13は、本実施形態3に係る配管用カバーを配管に接続したときの接続構造を示す図である。図13に示すように、前記リング状部材75をなす一対のU字状部材71,71が前記継手部31の凹段部41に嵌合されており、該リング状部材75の配管係合部74が凹段部41の継手部31における開口側の側壁に係合している。
前記リング状部材75の突出フランジ部73のボルト孔には、前記ガイド部材85の一端のネジ部が締結されて、ガイド部材85とリング状部材75とが接続されている。
また、前記2つのガイド部材85は、蓋部材76のフランジ部78に形成されたガイド孔21にそれぞれ挿通されている。
そして、前記蓋部材76の円筒部77が配管30における継手部31の内周に嵌合され、押圧ハンドル88の回転により押圧軸87が軸方向に移動して蓋部材76が押圧され、継手部31の接続端が蓋部材76のフランジ部78に当接するまで挿入されている。
そして、前記蓋部材76のフランジ部78に形成された4つのガイド孔21のうち、ガイド部材85を挿通していない孔から係合ボルトが挿通され、前記リング状部材75の突出フランジ部73のボルト孔に締結されている。これにより、配管用カバー70の蓋部材76の軸方向への移動が規制され、配管30の継手部31から抜けないようになっている。
前記継手部31の内周面に装着されたシール材33は、配管用カバー70の蓋部材76における円筒部77の挿入により変形し、継手部31の内周面と円筒部77の外周面との隙間がシールされている。
前記屈曲防止用リング38は、セットボルト40のねじ込みにより外周面が押圧されて配管30内部における位置が固定され、前記配管用カバー70の円筒部77が配管30の略中央に位置するように規制している。
以下、配管用カバーを配管に接続する手順について説明する。まず、配管30の継手部31の凹段部41にリング状部材75を取り付ける。具体的には、リング状部材75をなす一対のU字状部材71,71の配管係合部74,74を凹段部41に嵌合し、当接フランジ72,72の貫通孔に締結ボルト13を挿通して、当接フランジ72,72の外側から締結ナット14,14で締め込むことにより行う。
そして、前記リング状部材75の突出フランジ部73のボルト孔に、前記ガイド部材85の一端のネジ部を締結し、ガイド部材85とリング状部材75とを接続する。
次に、配管30の継手部31に対して、蓋部材76の円筒部77を嵌合する。このとき、蓋部材76のフランジ部78に形成されたガイド孔21に、先ほど凹段部41に取り付けたリング状部材75から軸方向における開口部側に延びるガイド部材85を挿通させる。
そして、2つのガイド部材85の先端のネジ部に連結部80を取り付ける。なお、ここで、現場施工前に前記蓋部材76に押圧部材86を取り付けておき、さらに押圧部材86の押圧軸87に連結部80を取り付けておけば、ガイド部材85と連結部80とを取り付ける工程が終了した後、すぐに蓋部材76を配管に挿入する工程が実施できて好ましい。
次に、押圧ハンドル88を回転させることで押圧軸87を配管側にねじ込んでいき、前記蓋部材76をガイド部材85に沿って継手部31の接続端に当接する方向に移動させて挿入していく。
最終的に、蓋部材76を奥まで差し込んだ後、押圧ハンドル88をきつく締め付けるとともに、前記蓋部材76のフランジ部78に形成された4つのガイド孔21のうち、ガイド部材85を挿通していない孔から係合ボルトを挿通して、前記リング状部材75の突出フランジ部73のボルト孔に締結することにより、配管用カバー70が配管30から抜けなくなる。これにより、配管用カバー70と配管30との接続が完了する。
次に、配管用カバーを配管から取り外す手順について説明する。まず、配管用カバー70の内圧調整孔79から閉塞プラグを取り外し又は緩めることで、配管30内部の空気又は水を逃がして内圧を低下させる。そして、係合ボルトを取り外すとともに、押圧ハンドル88を蓋部材76の配管挿入時とは逆方向に回転させ、配管用カバー70の蓋部材76を配管30から外れる方向に移動させる。
そして、連結部80をガイド部材85から取り外すことで、蓋部材76を取り外すことができる。
以上のように、本発明によれば、配管用カバー70の蓋部材76を配管30に接続する際に、手動で回転させやすい押圧ハンドル88を用いたから、特別な締め付け工具は必要なく、簡単に配管用カバー70を配管30に接続することができ、さらに接続した配管用カバー70の軸方向への移動を規制することができる。また、配管用カバー70を取り外す必要があるときには、押圧ハンドル88を締め付け時と逆方向に回転させるだけで容易に押圧状態を解除することができる。
次に、配管用カバー70の蓋部材76の軸方向への移動を規制して、配管30の継手部31から抜けないようにするための別の形態を図14に示す。
図14は、本実施形態3に係る配管用カバーを配管に接続した別の接続構造を示す図である。図14に示すように、押圧部材86によって配管用カバー70の蓋部材76が継手部31に接続された後、連結部80、押圧軸用フランジ95、押圧部材86、及びガイド部材85が取り外されている。
そして、係合ボルト98が、蓋部材76のフランジ部78のガイド孔21に挿通されリング状部材75の突出フランジ部73のボルト孔に締結されている。これにより、配管用カバー70の蓋部材76の軸方向への移動が規制され、配管30の継手部31から抜けないようになっている。
このようにすれば、取り外した押圧部材86等は、他の配管用カバーに対して再利用することができ、製品コストを低減する上で有利な効果が得られる。
<実施形態4>
図15は、本発明の実施形態4に係る配管用カバーの構造を示す側面図である。前記実施形態1との違いは、ガイド部材の先端にガイド延長部材を着脱自在に接続する点であるため、以下、実施形態1と同じ部分については同じ符号を付し、相違点についてのみ説明する。
図15に示すように、配管用カバー100は、一対のU字状部材11,11の開口側同士を突き合わせてリング状としたリング状部材15と、接続する配管の開口部を閉塞する蓋部材16と、蓋部材16を配管の軸方向に摺動自在に保持するガイド部材101と、ガイド部材101の先端に着脱自在に接続されたガイド延長部材102と、蓋部材16を押圧してガイド部材101及びガイド延長部材102に沿って移動させる締結ナット28と、蓋部材16と締結ナット28の間に挟み込まれた作業リング103とを備えている。
前記ガイド部材101は、基本的には実施形態1のガイド部材と同様の構造であり、前記リング状部材15の軸方向に延び、一端部に前記締結ボルト13を挿通する貫通孔が形成され、他端部にネジ部が形成されている。
さらに、前記ガイド部材101の他端には接続用ネジ孔104があけられており、前記ガイド延長部材102の接続用ネジ部105と接続できるようになっている。
前記ガイド延長部材102は、前記締結ナット28を取り付けるべく、前記ガイド部材101のネジ部と同じネジ山で形成された締結ボルト用ネジで構成されている。また、ガイド部材101との接続側端部には接続用ネジ部105が形成され、他端部にはガイド延長部材102をねじ込むための工具の形状に合わせた突起が形成されている。
なお、本実施形態4では、前記ガイド延長部材102の他端部に設けた工具用の突起は、ネジ部分を平行に2面削り取って形成するようにしたが、この形態に限定するものではなく、例えば、略正方形状の角柱で形成するようにしても構わない。
前記作業リング103は、ガイド部材101及びガイド延長部材102の軸径よりも大きな内径を有するリング状の部材であり、蓋部材16と締結ナット28との間に挟み込んでおき、締結ナット28の押圧力を蓋部材16に伝達するためのものである。なお、作業リング103の厚さは、締結ナット28の厚さと略同じか、それ以上の厚さであることが好ましい。この点について、以下説明する。
すなわち、ガイド部材101とガイド延長部材102とを接続した場合、両部材のネジ山のピッチが同じであったとしても、その境界線ではネジ山の連続性が失われることとなり、締結ナット28をねじ込んでも境界線の位置で停止してしまう。
そのため、ガイド部材101の先端部が蓋部材16から突出せず、締結ナット28をガイド部材101側に取り付けることができなくなる。このような問題を解消するため、作業リング103を蓋部材16と締結ナット28との間に挟むことにより、締結ナット28のねじ込みが境界線の位置で停止したとしても、作業リング103の厚さ分だけ蓋部材16がガイド部材101側に入り込むこととなり、ガイド部材101に締結ナット28を取り付けるための突出長さを確保することができる。
図16は、本実施形態4に係る配管用カバーを配管に接続している途中の状態を示す図である。なお、本実施形態4で用いる配管は、前記実施形態1で用いた配管と同じ構造のものを用いているが、実施形態1の配管と比べて配管口径が大きく、蓋部材16の先端がシール材33に当接してからの押し込み量が大きくなっているものとする。
以下、配管用カバーを配管に接続する手順について説明する。まず、配管30の継手部31の凹段部41にリング状部材15を取り付ける。具体的には、リング状部材15をなす一対のU字状部材11,11を凹段部41に嵌合させ、当接フランジ12,12間にガイド部材101の一端部を挟み込み、ガイド部材101の先端のネジ部が軸方向における継手部31の開口部側を向くようにセットし、当接フランジ12,12及びガイド部材101の貫通孔に締結ボルト13を挿通して、当接フランジ12,12の外側から締結ナット14,14で締め込むことにより行う。
次に、ガイド部材101の先端の接続用ネジ孔104にガイド延長部材102の接続用ネジ部105を締結し、ガイド部材101とガイド延長部材102とを連結する。
次に、配管30の継手部31に対して蓋部材16の円筒部17を嵌合する。このとき、蓋部材16のフランジ部18に形成されたガイド孔21に、先ほど凹段部41に取り付けたリング状部材15から開口部側に延びるガイド部材101に接続されたガイド延長部材102を挿通させる。
そして、作業リング103をガイド延長部材102に挿通させた後、ガイド延長部材102のネジ部に締結ナット28を取り付け、締結ナット28を締め付けていく。これにより、ガイド部材101及びガイド延長部材102に沿って、蓋部材16が継手部31の接続端に当接する方向に移動して挿入されていく。
ここで、締結ナット28が、ガイド部材101とガイド延長部材102との接続境界位置まで締め付けられた場合には、それ以上、締結ナット28を締め付けることができなくなる。そこで、ガイド延長部材102をガイド部材101から取り外す一方、作業リング103及び締結ナット28を取り外す。そして、先ほど取り外した締結ナット28をガイド部材101のネジ部に取り付け、さらに締結ナット28を締め付けていく。
最終的に、蓋部材16を奥まで差し込んだ後、締結ナット28をきつく締め付けることにより、配管用カバー100が配管30から抜けなくなる。これにより、配管用カバー100と配管30との接続が完了する。
なお、配管用カバーを取り外す手順、及び配管用カバーを配管に接続したときの接続構造については、前記実施形態1と同様であるため、説明を省略する。
以上のように、本発明によれば、配管用カバー100を配管30に取り付けた後、ガイド延長部材102を取り外すことで、ガイド部材101の先端が配管用カバー100の蓋部材16から突出する長さを最小限に抑えることができ、配管口径が大きく配管に対する配管用カバーの押し込み量が大きくなる場合であっても、配管用カバー100接続後にこの突出部分が作業者の作業の妨げになることを防止する上で有利となる。
なお、本実施形態4では、前記実施形態1の配管用カバーにガイド延長部材102を接続する構成について説明したが、この形態に限定するものではなく、例えば、実施形態2の配管用カバーに対してガイド延長部材102を接続するようにした構成であっても構わない。
また、本実施形態4では、ガイド部材101に接続用ネジ孔104を形成し、ガイド延長部材102に接続用ネジ部105を形成したが、この形態に限定するものではなく、例えば、ガイド部材101に接続用ネジ部105を、ガイド延長部材102に接続用ネジ孔104を形成するようにしても構わない。
<実施形態5>
図19は本発明の実施形態5に係る配管用カバーの構成を側面図、図20は平面図、図21は平面断面図である。以下、実施形態1と同じ部分については、同じ符号を付し、相違点についてのみ説明する。
図19〜図21に示すように、配管用カバー110は、周方向に等分割された4つの円弧状部材111,111,・・・を互いに分離可能に接続してリング状としたリング状部材115と、接続する配管の開口部を閉塞する蓋部材116と、リング状部材115と蓋部材116とを連結する係合ボルト125とを備えている。
前記円弧状部材111の周方向の両端部には、径方向外側に突出したフランジ部112,112(突出部)がそれぞれ形成されている。このフランジ部112には貫通孔が形成されており、この貫通孔に締結ボルト13が挿通され、締結ナット14を外側から挟み込むように締め込むことにより、互いに隣接する円弧状部材111,111同士が接続されてリング状部材115が構成されるようになっている。ここで、対向するフランジ部112,112の間には、ボルト孔113が形成され且つフランジ部112の重ね合わせ方向に延びる回転軸(本実施形態5では、締結ボルト13のボルト軸)を中心に回動自在に形成された締結部材118が挟み込まれている。
前記締結部材118は、略L字状に形成され、L字形状の底辺部にはリング状部材115の軸方向に貫通するボルト孔113が形成されている。また、L字形状の立ち上がり部の端部には前記締結ボルト13を挿通する貫通孔が形成されている。
そして、この締結部材118をフランジ部112,112の間に挟み込む際に、フランジ部112の貫通孔が締結部材118の立ち上がり部に形成された貫通孔と略同軸になるように位置付け、締結ボルト13をこれらの貫通孔に挿通させて締結ナット14で締め込むことにより、締結部材118とリング状部材115とが接続される。
前記蓋部材116は、一端が開口した有底筒形状であって、接続する配管の内周に嵌合可能な円筒部17と、円筒部17の有底側の端部に設けられたフランジ部18とを備えている。
前記フランジ部18には、前記係合ボルト125を挿通すべく対応する位置に貫通孔21が形成されており、係合ボルト125を貫通孔21に挿通し、係合ボルト125の先端部を締結部材118のボルト孔113に締結させることで、蓋部材116とリング状部材115とが連結される。
図22は図20におけるE矢視図である。図22に示すように、上下左右に配置される4本の係合ボルト125のうち2本(図20で左右方向)の係合ボルト125の軸部には、係合ボルト125のヘッド部125aから所定間隔をあけて配置された押圧ナット125bが接合されている。この押圧ナット125bは、係合ボルト125の取り外し動作に連動して蓋部材116のフランジ部18に当接するとともに該蓋部材116を配管から外れる方向に押圧するためのものである。これにより、係合ボルト125を取り外していくだけで、容易に配管用カバー110の蓋部材116を配管から取り外すことができる。
また、前記蓋部材116のフランジ部18に形成された4つの貫通孔のうち、押圧ナット125bが接合された係合ボルト125を挿通させる貫通孔は、フランジ部18の一部が切り欠かれた開口部119により径方向に開口している。このため、フランジ部18の貫通孔に挿通された係合ボルト125の軸部を開口部119から取り外して、係合ボルト125と蓋部材116との係合状態を解除する一方、係合ボルト125を開口部119を介して貫通孔に挿通させることで係合状態とすることができるようになっている。
そして、係合ボルト125と蓋部材116との係合状態においては、係合ボルト125のヘッド部125aと押圧ナット125bとの間にフランジ部18が挟み込まれた状態となっている。
図23は、本実施形態5に係る配管用カバーを配管に接続したときの接続構造を示す図である。なお、本実施形態5で用いる配管は、前記実施形態1で用いた配管と同じものを用いる。
図23に示すように、前記リング状部材115をなす4つの円弧状部材111が継手部31の凹段部41に嵌合されており、該リング状部材115の内周縁部が凹段部41の継手部31における開口側の側壁に係合している。
さらに、互いに隣接する円弧状部材111のフランジ部112,112の間には、締結部材118が挟み込まれており、締結部材118の貫通孔及びフランジ部112の貫通孔に締結ボルト13が挿通され、締結ナット14で締め込まれることで、締結部材118とリング状部材115とが接続されている。
そして、前記蓋部材116の円筒部17が配管30における継手部31の内周に嵌合され、継手部31の接続端が蓋部材116のフランジ部18に当接するまで係合ボルト125によって締め付けられて、フランジ部18が配管側に押圧されている。これにより、配管用カバー110の蓋部材116の軸方向への移動が規制され、配管30の継手部31から抜けないようになっている。
前記継手部31の内周面に装着されたシール材33は、配管用カバー110の蓋部材116における円筒部17の挿入により変形し、継手部31の内周面と円筒部17の外周面との隙間がシールされている。
以下、配管用カバーを配管に接続する手順について説明する。まず、配管30の継手部31の凹段部41にリング状部材115を取り付ける。具体的には、リング状部材115をなす4つの円弧状部材111,111,・・・を凹段部41に嵌合させ、互いに隣接するフランジ部112,112間に締結部材118を挟み込み、締結部材118に形成されたボルト孔113が軸方向における継手部31の開口部側を向くようにセットし、フランジ部112及び締結部材118の貫通孔に締結ボルト13を挿通して、フランジ部112の外側から締結ナット14で締め込むことにより行う。
なお、リング状部材115及び締結部材118は、それぞれを分離させた状態で配管30に組み込むのではなく、リング状部材115の内径が配管30の外径よりも大きくなるように予め締結ボルト13及び締結ナット14でそれぞれを仮に連結させておき、取付時には配管30の軸方向端部からリング状部材115を挿入していき、凹段部41において締結ボルト13及び締結ナット14をきつく締め付けることで、リング状部材115の内周縁部を係合するようにしても構わない。このようにすれば、全ての部品を一から組み立てる場合に比べて、現場での設置作業工数が低減できて好ましい。
次に、配管30の継手部31に対して蓋部材116の円筒部17を嵌合する。そして、蓋部材116のフランジ部18に形成された貫通孔21に係合ボルト125を挿通して、その先端部を締結部材118のボルト孔に締結する。
なお、4つの係合ボルト125のうち、軸部に押圧ナット125bが接合された係合ボルト125は、フランジ部112の貫通孔21に軸方向から挿通させることができないため、以下のようにして貫通孔21に挿通させる。
まず、図24に示すように、締結ボルト13を中心に締結部材118を回動させ、外向きに開いた状態にしておく。次に、締結部材118及び係合ボルト125を、配管30の継手部31に対して嵌合された蓋部材116のフランジ部18側に向かって回動させ、フランジ部18の一部を切り欠いてなる開口部119を通して係合ボルト125の軸部を貫通孔21に挿通させるとともに、係合ボルト125のヘッド部125aと押圧ナット125bとの間にフランジ部18を挟み込んだ状態とする。
そして、蓋部材116のフランジ部18の貫通孔21に係合ボルト125を挿通させた後、係合ボルト125を締め付けていく。これにより、蓋部材116が継手部31の接続端に当接する方向に移動して挿入されていく。
最終的に、蓋部材116を奥まで差し込んだ後、係合ボルト125をきつく締め付けることにより、配管用カバー110が配管30から抜けなくなる。これにより、配管用カバー110と配管30との接続が完了する。
次に、配管用カバーを配管から取り外す手順について説明する。まず、配管用カバー110の閉塞プラグ20を取り外し又は緩めることで、配管30内部の空気又は水を逃がして内圧を低下させる。そして、4本の係合ボルト125のうち、押圧ナット125bが接合されていない2本の係合ボルト125(図20では上下方向)を締結部材118から完全に取り外す。
続いて、残り2本の係合ボルト125を取り外すべく、係合ボルト125の締め付け方向とは逆方向に回転させることで、図25に示すように、押圧ナット125bをフランジ部18に当接させつつ配管用カバー110の蓋部材116を配管30から外れる方向に移動させる。
そして、蓋部材116が配管30に対してある程度緩んできたところで、締結部材118を締結ボルト13周りに回動させ、フランジ部18の開口部119を通して係合ボルト125の軸部を貫通孔から取り外し、係合ボルト125と蓋部材116との係合状態を解除する。
最終的に、作業者が蓋部材116を引き抜くことで、配管30から配管用カバー110の蓋部材116を取り外すことができる。
なお、蓋部材116を配管30から取り外せば、配管の延長工事等を実施することは可能であるため、必ずしもリング状部材115を取り外す必要はない。
以上のように、本発明によれば、配管用カバー110の蓋部材116を配管30に接続する際に、配管30内部のシール材33の摩擦抵抗等により挿入し難い場合であっても、係合ボルト125を締め付けていくだけで、容易に配管30内に配管用カバー110を挿入することができ、作業性が向上する。
なお、本実施形態5では、リング状部材115をなす円弧状部材111を4つに等分割するようにしたが、この形態に限定するものではなく、2つや3つに等分割したものであっても構わない。
以上説明したように、本発明は、配管の開口部に対して配管用カバーを容易に取り付けることができ、さらに、配管の開口部に接続された配管用カバーを容易に取り外しできるという実用性の高い効果が得られることから、きわめて有用で産業上の利用可能性は高い。
本発明の実施形態1に係る配管用カバーの構造を示す側面図である。 本実施形態1に係る配管用カバーの構造を示す平面図である。 本実施形態1に係る配管用カバーの構造を示す平面断面図である。 本実施形態1に係る配管用カバーを接続する配管の構造を示す図である。 本実施形態1に係る配管用カバーを配管に接続した接続構造を示す図である。 本実施形態2に係る配管用カバーの構造を示す側面図である。 本実施形態2に係る配管用カバーの構造を示す平面図である。 本実施形態2に係る配管用カバーの構造を示す平面断面図である。 本実施形態2に係る配管用カバーを配管に接続した接続構造を示す図である。 本実施形態3に係る配管用カバーの構造を示す側面図である。 本実施形態3に係る配管用カバーの構造を示す平面図である。 本実施形態3に係る配管用カバーの構造を示す平面断面図である。 本実施形態3に係る配管用カバーを配管に接続した接続構造を示す図である。 本実施形態3に係る配管用カバーを配管に接続した別の接続構造を示す図である。 本実施形態4に係る配管用カバーの構造を示す側面図である。 本実施形態4に係る配管用カバーを配管に接続している途中の状態を示す図である。 配管用カバーを接続する三受十字管の構造を示す図である。 配管用カバーを接続する二受T字管の構造を示す図である。 本実施形態5に係る配管用カバーの構造を示す側面図である。 本実施形態5に係る配管用カバーの構造を示す平面図である。 本実施形態5に係る配管用カバーの構造を示す平面断面である。 図20におけるE矢視図である。 本実施形態5に係る配管用カバーを配管に接続した接続構造を示す図である。 係合ボルトを回動させて蓋部材に係合又は係合解除させる動作手順を説明する図である。 係合ボルトの取り外し動作に連動した蓋部材の取り外し動作手順を説明する図である。
符号の説明
10 配管用カバー
11 U字状部材
15 リング状部材
16 蓋部材
25 ガイド部材
28 締結ナット(押圧部材)
30 配管
41 凹段部
60 配管用カバー
65 係合部材
70 配管用カバー
73 突出フランジ部
80 連結部
86 押圧部材
87 押圧軸
88 押圧ハンドル
95 押圧軸用フランジ
98 係合ボルト
100 配管用カバー
101 ガイド部材
102 ガイド延長部材
103 作業リング
104 接続用ネジ孔
105 接続用ネジ部
110 配管用カバー
111 円弧状部材
112 フランジ部
113 ボルト孔
115 リング状部材
116 蓋部材
118 締結部材
119 開口部
125 係合ボルト
125a ヘッド部
125b 押圧ナット

Claims (11)

  1. 管路を構成する配管の開口部に接続して該開口部を閉塞する配管用カバーであって、
    一端が開口した有底筒形状であって、周方向に間隔をあけて複数のガイド孔が形成されたフランジが有底側の端部に設けられた蓋部材と、
    一対のU字状部材の開口側同士が突き合わされ、互いに分離可能に接続されてなるリング状部材と、
    前記蓋部材の軸方向に延び、前記複数のガイド孔にそれぞれ挿通して該蓋部材を軸方向に摺動自在に保持しており、一端部にネジ部が形成され、他端が前記リング状部材に接続された複数のガイド部材と、
    前記蓋部材を前記リング状部材側に押圧すべく前記複数のガイド部材のネジ部にそれぞれ締結された複数の押圧部材とを備えたことを特徴とする配管用カバー。
  2. 管路を構成する配管の開口部に接続して該開口部を閉塞する配管用カバーであって、
    一端が開口した有底筒形状であって、周方向に間隔をあけて複数のガイド孔が形成されたフランジが有底側の端部に設けられた蓋部材と、
    前記蓋部材の軸方向に延び、前記複数のガイド孔にそれぞれ挿通して該蓋部材を軸方向に摺動自在に保持しており、一端部にネジ部が形成された複数のガイド部材と、
    前記複数のガイド部材の他端部にそれぞれ設けられ、前記蓋部材の径方向内側に向かって突出した複数の係合部材と、
    前記蓋部材を前記係合部材側に押圧すべく前記複数のガイド部材のネジ部にそれぞれ締結された複数の押圧部材とを備えたことを特徴とする配管用カバー。
  3. 請求項1又は2に記載された配管用カバーにおいて、
    前記複数のガイド部材の一端側にそれぞれ着脱自在に接続され、軸方向に延びる複数のガイド延長部材をさらに備え、
    前記ガイド部材の一端側には、接続用ネジ孔又は接続用ネジ部の一方が形成され、
    前記ガイド延長部材は、前記押圧部材を締結させる押圧部材用ネジで構成され、且つ接続側端部に前記ガイド部材の接続用ネジ孔又は接続用ネジ部の一方と締結する接続用ネジ部又は接続用ネジ孔の他方が形成されていることを特徴とする配管用カバー。
  4. 管路を構成する配管の開口部に接続して該開口部を閉塞する配管用カバーであって、
    一端が開口した有底筒形状であって、周方向に間隔をあけて複数のガイド孔が形成されたフランジが有底側の端部に設けられた蓋部材と、
    一対のU字状部材の開口側同士が突き合わされ、互いに分離可能に接続されてなるリング状部材と、
    前記蓋部材の軸方向に延び、前記複数のガイド孔にそれぞれ挿通して該蓋部材を軸方向に摺動自在に保持しており、一端が前記リング状部材に接続された複数のガイド部材と、
    前記蓋部材の有底部に当接され、該蓋部材を前記リング状部材側に押圧する押圧部材とを備え、
    前記押圧部材は、前記蓋部材の周方向に回転自在に設けられ、該周方向の回転力を軸方向の推進力に変換して、該推進力によって前記蓋部材を押圧するように構成されていることを特徴とする配管用カバー。
  5. 管路を構成する配管の開口部に接続して該開口部を閉塞する配管用カバーであって、
    一端が開口した有底筒形状であって、周方向に間隔をあけて複数の貫通孔が形成されたフランジが有底側の端部に設けられた蓋部材と、
    周方向に等分割された複数の円弧状部材同士を互いに分離可能に接続してなり、且つ前記蓋部材の複数の貫通孔に対応して周方向に間隔をあけて複数のボルト孔が形成されたリング状部材と、
    前記複数の貫通孔にそれぞれ挿通させ、且つ先端部を前記リング状部材のボルト孔に締結させることで、該蓋部材と該リング状部材とを連結する複数の係合ボルトとを備えたことを特徴とする配管用カバー。
  6. 請求項5に記載された配管用カバーにおいて、
    前記リング状部材をなす複数の円弧状部材の周方向の両端部には、径方向外側に突出する突出部がそれぞれ設けられ、
    互いに隣接する前記円弧状部材の突出部の間には、前記ボルト孔が形成され且つ該突出部の重ね合わせ方向に延びる回転軸を中心に回動自在に形成された締結部材が配置され、
    前記係合ボルトの軸部には、該係合ボルトのヘッド部から所定間隔をあけて配置された押圧ナットが接合され、
    前記蓋部材のフランジには、前記貫通孔が径方向に開口するように該フランジの一部を切り欠いてなる開口部が形成され、
    前記締結部材を前記回転軸周りに回動させることで、前記係合ボルトの軸部が前記開口部を通して該貫通孔に挿通され且つ該係合ボルトのヘッド部と前記押圧ナットとの間に該フランジが挟み込まれるようになっていることを特徴とする配管用カバー。
  7. 管路を構成する配管の開口部に請求項1に記載の配管用カバーを接続した接続構造であって、
    前記配管の開口側における外周面には、全周にわたって凹段部が形成されており、
    前記リング状部材をなす一対のU字状部材が前記凹段部に嵌合されて、該凹段部の前記配管の開口側における側壁に該リング状部材の内周縁部が係合され、
    前記リング状部材に接続され軸方向に延びる前記複数のガイド部材が、前記蓋部材の対応するガイド孔にそれぞれ挿通され、
    前記蓋部材が、前記配管の内周に嵌合されるとともに前記ガイド部材のネジ部に締結された前記押圧部材により該配管側に押圧保持されていることを特徴とする接続構造。
  8. 管路を構成する配管の開口部に請求項2に記載の配管用カバーを接続した接続構造であって、
    前記配管の開口側における外周面には、全周にわたって凹段部が形成されており、
    前記凹段部内には、周方向に間隔をあけて前記複数の係合部材が配置され、
    前記複数の係合部材から軸方向に延びる前記複数のガイド部材が、前記蓋部材の対応するガイド孔にそれぞれ挿通され、
    前記蓋部材が、前記配管の内周に嵌合されるとともに前記ガイド部材のネジ部に締結された前記押圧部材により該配管側に押圧保持されていることを特徴とする接続構造。
  9. 管路を構成する配管の開口部に請求項4に記載の配管用カバーを接続した接続構造であって、
    前記配管の開口側における外周面には、全周にわたって凹段部が形成されており、
    前記リング状部材をなす一対のU字状部材が前記凹段部に嵌合されて、該凹段部の前記配管の開口側における側壁に該リング状部材の内周縁部が係合され、
    前記リング状部材に接続され軸方向に延びる前記複数のガイド部材が、前記蓋部材の対応するガイド孔にそれぞれ挿通され、
    前記蓋部材が、前記配管の内周に嵌合されるとともに該蓋部材の有底部に当接された前記押圧部材により該配管側に押圧保持されていることを特徴とする接続構造。
  10. 管路を構成する配管の開口部に配管用カバーを接続した接続構造であって、
    前記配管用カバーは、
    一端が開口した有底筒形状であって、周方向に間隔をあけて複数のガイド孔が形成されたフランジが有底側の端部に設けられた蓋部材と、
    一対のU字状部材の開口側同士が突き合わされ、互いに分離可能に接続されてなるリング状部材とを備え、
    前記配管の開口側における外周面には、全周にわたって凹段部が形成されており、
    前記リング状部材をなす一対のU字状部材が前記凹段部に嵌合されて、該凹段部の前記配管の開口側における側壁に該リング状部材の内周縁部が係合され、
    前記リング状部材には、前記蓋部材のガイド孔に対応する位置にボルト孔が形成されており、
    前記蓋部材が前記配管の内周に嵌合され、
    前記ガイド孔を通して前記リング状部材のボルト孔に係合ボルトが締結されていることを特徴とする接続構造。
  11. 管路を構成する配管の開口部に請求項5又は6に記載の配管用カバーを接続した接続構造であって、
    前記配管の開口側における外周面には、全周にわたって凹段部が形成されており、
    前記リング状部材をなす複数の円弧状部材が前記凹段部に嵌合されて、該凹段部の前記配管の開口側における側壁に該リング状部材の内周縁部が係合され、
    前記蓋部材が、前記配管の内周に嵌合されるとともに前記係合ボルトにより該配管側に押圧保持されていることを特徴とする接続構造。
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