JP2006348577A - 免震コーナー部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は上記内装の入角部及び又は出角部に地震による「ひずみ」を逃し、内装面の亀裂又は圧縮変形を緩和することを目的とする。
【解決手段】 建築物の構造体1の壁面2,2’に胴縁3を介して張設する方形ボード4,4’において、該ボード4,4’の外縁4”に大幅内側薄板5’、小幅外側薄板5”及び溝底薄板5aよりなる溝形材5を嵌合し、上記溝底薄板5aと上記外縁4”との間にクッション材6を介在させ、上記溝底薄板5aの外面に上記内側又は外側薄板5’,5”の外面を接して出角部8又は入角部8’を形成する免震コーナー部材。
【選択図】 図1

Description

本発明はコンクリート建築物における内装下地の耐震又は免震コーナー部材に関するものである。
地震に際し、建築物では柱と壁又はスラブとの間のコーナー部分に不慮の圧縮・牽引・剪断又は曲げを生じ内装下地材に亀裂又は変形等を生じ、かつ内装材の傾倒又は摺動により、室内配置家具等の転倒又は倒伏を生じる。
そこで震動に対して内装の震度を緩和する必要があった(例えば特許文献1、2、3、4、5)。
しかしながら壁面の入角部及び出角部における内装ボードの逃げが充分でなく、構造を簡略化し難いという問題があった。
特開平8−35311号公報 実用新案登録第3015658号公報 特開平9−228606号公報 実開平3−125109号公報 特開2000−320178号公報
本発明は上記内装の入角部及び又は出角部に地震による「ひずみ」を逃し、内装面の亀裂又は圧縮変形を緩和することを目的とする。
上記の目的を達成するため本発明は
第1に建築物の構造体の壁面に胴縁を介して張設する方形ボードにおいて、該ボードの外縁に大幅内側薄板、小幅外側薄板及び溝底薄板よりなる溝形材を嵌合し、上記溝底薄板と上記外縁との間にクッション材を介在させ、上記溝底薄板の外面に上記内側又は外側薄板の外面を接して出角部又は入角部を形成する免震コーナー部材、
第2に上記方形ボードが内装ボードであり、上記溝形材がステンレス鋼、亜鉛メッキ鋼、塩化ビニール又は木製の薄板によって形成された上記第1発明記載の免震コーナー部材、
第3に上記内側薄板に上記胴縁に向う釘孔を穿設してなる上記第1又は第2発明記載の免震コーナー部材、
第4に上記方形ボード及び溝形金具の外側に仕上げ内装材を貼着又は塗着するようにした上記第1〜3発明のいずれかに記載の免震コーナー部材、
によって構成される。
従って建築物の入角部又は出角部に地震時、圧縮力と引張力とによる振動が掛ると、方形ボードが往復摺動し、
上記ボードの両縁の溝形材内において、入角部又は出角部の一方でクッション材を上記溝形材の溝底薄板に向って圧縮し、他方でクッション材から分離する。
上記クッション材の圧縮分離によって隣接ボードに掛る力は入角部及び出角部において開放され両ボードの亀裂傾向は阻止される。
本発明は上述のように構成したので、地震に際し、建築物の入角部及び出角部において内装ボードに掛る面方向圧縮力、引張力が溝形金具内の上記クッション材によって緩和され、内装ボードの亀裂及び転倒を防止することができる。
即ち建築物等内装仕上げ下地施工において、耐風、地震等の外力で層間変異による軸組、壁下地のゆがみ、剪断、曲げ応力による破壊、破断を吸収するコーナー部材で壁においては出角、入角、梁、天井下、天井においては廻り縁部分等に使用することができる。
コンクリート建築物におけるコンクリート、木造又は鉄骨造構造体1の直交壁面2,2’に沿って木製の野縁又は胴縁3,3を介して内装用長方形ボード4,4’,4’を張設する。
上記長方形ボード4,4’,4’には合板又は石膏ボードが用いられ、該ボード4,4’,4’の両側外縁4”,4”にステンレス鋼、亜鉛メッキ鋼、塩化ビニール又は木材等の薄板を折曲げてなる溝形材5,5を嵌合する。
上記溝形材5は図2(イ)(ロ)図に示すように内外側薄板5’,5”を接続する溝底薄板5aとよりなる杆状縁材であって、図2(イ)(ロ)図に示すように内側薄板5’が大幅で外側薄板5”が小幅に形成される。
そして、図1に示すように上記溝形材5の内部にクッション材6を挿入し、溝底薄板5aと上記外縁4”との間に該クッション材6を介在させる。
クッション材6は発泡スチロール杆によって形成され、図6に示すようにステンレス鋼によるジグザグ屈曲板6’を用いることができるし、耐熱耐火性のものが良い。
大幅内側薄板5’は上記構造体1のコーナー部で胴縁3(又は野縁)に接し、釘孔7を経て該内側薄板5’を胴縁3(又は野縁)に釘着7’する。
このようにして図1に示すように出角部8では隣接ボード4’の直立溝形材5の溝底薄板5aの外面に正面ボード4の水平溝形材5の上記内側薄板5’の外面を接し内装出角コーナー8を形成し、
入角部8’では正面ボード4の水平溝形材5の溝底薄板5aの外面に隣接ボード4’の溝形材5の外側薄板5”の外面を接して内装入角コーナー8’を形成することができる。
上記ボード4,4’の長さには定尺で1.8m、2.0m、2.7m、3.6m、4.0m等があり、
上記溝形材5の長さも上記ボード4,4’の定尺長さ又は幅に形成され、内側薄板5’の幅を30mm、外側薄板5”の幅を20mm、溝底薄板5aの内幅は上記ボード4,4”の厚で10mm程度とし、上記薄板5’,5”,5aの厚さは0.2mm程度とする。
上記ボード4,4’及び溝形材5によって内装下地面が形成され、その外面及び上記出角部8、入角部8’の外側面に紙、布又は塗装等による仕上げ内装材9(図1)を貼着又は塗着する。
従って、図1矢印a、b、cの方向又はその反対方向a’、b’、c’の外力が加わることによって上記ボード4,4’と溝形材5,5とはクッション材6,6による緩衝吸収によって出角部8及び入角部8’における外力は緩和され、層間変異による軸組、壁下地(内装下地)のゆがみ、剪断、曲げ応力による破壊はコーナー部即ち出角部8及び又は入角部8’で吸収される。
尚図4、図5中5bは上記ボード4,4’の上縁に嵌合させた溝形材である。
本発明の免震コーナー部材の平面図である。 (イ)図は溝形金具の平面図、(ロ)図は(イ)図の斜視図である。 図1の一部分解斜視図である。 図1の全部分解斜視図ある。 溝形金具を嵌合した上記方形ボードの正面図である。 クッション材の1例を示す斜視図である。 コンクリート建築物の内装状態の透視図である。
符号の説明
1 建築物の構造体
2,2’ 壁面
3 胴縁
4,4’ 方形ボード
4” 外縁
5 溝形材
5’ 大幅内側薄板
5” 小幅外側薄板
5a 溝底薄板
6 クッション材
7 釘孔
8 出角部
8’ 入角部

Claims (4)

  1. 建築物の構造体の壁面に胴縁を介して張設する方形ボードにおいて、
    該ボードの外縁に大幅内側薄板、小幅外側薄板及び溝底薄板よりなる溝形材を嵌合し、
    上記溝底薄板と上記外縁との間にクッション材を介在させ、
    上記溝底薄板の外面に上記内側又は外側薄板の外面を接して出角部又は入角部を形成する免震コーナー部材。
  2. 上記方形ボードが内装ボードであり、上記溝形材がステンレス鋼、亜鉛メッキ鋼、塩化ビニール又は木製の薄板によって形成された請求項1記載の免震コーナー部材。
  3. 上記内側薄板に上記胴縁に向う釘孔を穿設してなる請求項1又は2記載の免震コーナー部材。
  4. 上記方形ボード及び溝形金具の外側に仕上げ内装材を貼着又は塗着するようにした請求項1〜3のいずれかに記載の免震コーナー部材。
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