JPH06248720A - 戸境壁の取付構造 - Google Patents

戸境壁の取付構造

Info

Publication number
JPH06248720A
JPH06248720A JP6604593A JP6604593A JPH06248720A JP H06248720 A JPH06248720 A JP H06248720A JP 6604593 A JP6604593 A JP 6604593A JP 6604593 A JP6604593 A JP 6604593A JP H06248720 A JPH06248720 A JP H06248720A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ceiling
fire
face
floor
filled
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6604593A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakimi Morozumi
昌公 両角
Takeshi Yoshimura
武 吉村
Mitsuhiro Watanabe
光弘 渡辺
知則 ▲檜▼山
Tomonori Hiyama
Shigeru Yamamoto
山本  茂
Yasuyuki Ogiso
保之 小木曾
Teruo Sasaki
輝男 佐々木
Akemi Kawanabe
あけみ 川那辺
Kozo Kimura
浩三 木村
Kenji Miyata
健治 宮田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Nichias Corp
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Nichias Corp
Takenaka Komuten Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd, Nichias Corp, Takenaka Komuten Co Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP6604593A priority Critical patent/JPH06248720A/ja
Publication of JPH06248720A publication Critical patent/JPH06248720A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
  • Building Environments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 遮音、耐火ならびに防水のいずれにも優れた
戸境壁の取付構造を提供する。 【構成】 天井Uに取り付けた天井ランナー1に第1の
ビスB1によって防火・吸音用壁材2の上端側を取り付
け固定し、その防火・吸音用壁材2の両側の壁面それぞ
れに位置させる状態で、耐火パネル3の下端側を、床ス
ラブDに第2のビスB2によって取り付けた床ランナー
4で位置決めするとともに、耐火パネル3の上端側を第
3のビスB3によって天井ランナー1に取り付け固定
し、耐火パネル3の上端面と天井面との間に不燃性充填
材5を充填し、一方、防火・吸音用壁材2の下端面と床
面との間に樹脂モルタル6を充填するとともに、耐火パ
ネル3の下端面と床面との間に、耐火パネル3の重量を
支持可能に圧縮した状態で、層間変位を吸収可能な弾性
ゴム7を充填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、隣合う住戸を仕切ると
か、通路と室内とを仕切るなどのための戸境壁の取付構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】上述のような戸境壁の取付構造として
は、従来、図5の縦断面図に示すように、床スラブDに
第1のビス01で取り付けた床ランナー02に、防火・
吸音用壁材03の下端側が取り付け固定され、防火・吸
音用壁材03の両側の壁面それぞれに位置させる状態
で、耐火パネル04の上端側が、天井Uに第2のビス0
5によって取り付けた天井ランナー06で位置決めされ
るとともに、下端側が床ランナー02に第3のビス07
によって取り付け固定され、耐火パネル04の上端面と
天井ランナー06の下向き面との間に隙間を形成するこ
とにより、層間変位を吸収するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来例の場合、耐火パネル04の上端面と天井ラ
ンナー06の下向き面との間に隙間が形成されているた
め、その隙間と、防火・吸音用壁材03の上端面と天井
面との微小な隙間を通じて音や煙などが通り、遮音や耐
火性能が低下する欠点があった。
【0004】また、耐火パネル04の下端面を取り付け
る床スラブDの取り付け面が不陸であるため、防水が不
完全となりやすく、防水ならびに遮音が不良になる欠点
があった。
【0005】本発明は、上述のような事情に鑑みてなさ
れたものであって、請求項1に係る発明の戸境壁の取付
構造は、遮音、耐火ならびに防水のいずれにも優れた戸
境壁の取付構造を提供できるようにすることを目的と
し、また、請求項2に係る発明の戸境壁の取付構造は、
耐火パネルの水平方向の端面側での煙の通過を良好に防
止するとともにそこでの層間変位を吸収できるようにす
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の戸
境壁の取付構造は、上述のような目的を達成するため
に、天井に取り付けた天井ランナーに防火・吸音用壁材
の上端側を取り付け固定し、その防火・吸音用壁材の両
側の壁面それぞれに位置させる状態で、耐火パネルの下
端側を床スラブに取り付けた床ランナーで位置決めする
とともに、両耐火パネルそれぞれの上端側を天井ランナ
ーに取り付け固定し、両耐火パネルそれぞれの上端面と
天井面との間に不燃性充填材を充填し、防火・吸音用壁
材の下端面と床面との間に漏水防止材を充填するととも
に、両耐火パネルそれぞれの下端面と床面との間に、耐
火パネルの重量を支持可能に圧縮した状態で、層間変位
を吸収可能な弾性材を充填して構成する。
【0007】また、請求項2に係る発明の戸境壁の取付
構造は、上述のような目的を達成するために、請求項1
に記載の耐火パネルの水平方向の端面と、その耐火パネ
ルの水平方向に直交する鉛直面を有する縦部材との間
に、予め圧縮した状態で、層間変位を吸収可能な弾性材
を充填して構成する。
【0008】
【作用】請求項1に係る発明の戸境壁の取付構造の構成
によれば、天井面と戸境壁の上端側との間での遮音と耐
火とを不燃性充填材によって行い、一方、床面と戸境壁
の下端側との間での防水を漏水防止材で、また、遮音を
弾性材および漏水防止材でそれぞれ行い、更に、圧縮状
態で充填した弾性材によって層間変位を吸収することが
できる。
【0009】また、請求項2に係る発明の戸境壁の取付
構造の構成によれば、耐火パネルの水平方向の端面とそ
れに対向する柱や壁などの縦部材との間を通じて煙が通
過することを圧縮状態で充填した弾性材によって防止す
ることができ、更に、その弾性材によって層間変位を吸
収することができる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0011】図1は、本発明に係る戸境壁の取付構造の
実施例を示す全体概略縦断面図であり、天井Uに取り付
けた天井ランナー1に第1のビスB1によって防火・吸
音用壁材2の上端側が取り付け固定され、その防火・吸
音用壁材2の両側の壁面それぞれに位置させる状態で、
耐火パネル3の下端側が、床スラブDに第2のビスB2
によって取り付けた床ランナー4で位置決めされるとと
もに、両耐火パネル3,3それぞれの上端側が第3のビ
スB3によって天井ランナー1に取り付け固定されてい
る。
【0012】両耐火パネル3,3それぞれの上端面と天
井面との間に、石膏や無機質繊維を混入した不燃材や不
燃性ゴムなどの不燃性充填材5が充填されている。一
方、防火・吸音用壁材2の下端面と床面との間に漏水防
止材としての樹脂モルタル6が充填されるとともに、両
耐火パネル3,3それぞれの下端面と床面との間に、耐
火パネル3の重量を支持可能に圧縮した状態で、層間変
位を吸収可能な弾性材としての第1の弾性ゴム7が充填
されている。
【0013】また、図3の一部切欠正面図に示すよう
に、耐火パネル3の長手方向の両端面それぞれと、その
耐火パネル3の長手方向に直交する鉛直面を有する柱8
の面との間に、予め圧縮した状態で、層間変位を吸収可
能な弾性材としての第2の弾性ゴム9が充填されてい
る。
【0014】以上の構成により、戸境壁の上端と天井面
との間からの音、煙などの通過を不燃性充填材5によっ
て防止し、一方、戸境壁の下端と床面との間からの音、
水などの通過を樹脂モルタル6および第1の弾性ゴム7
によって防止することができる。そして、戸境壁の両端
面、すなわち、耐火パネル3の長手方向の両端面それぞ
れと柱8との間からの煙の通過を第2の弾性ゴム9によ
って防止することができる。
【0015】更に、図4の層間変位を模式的に示した全
体概略正面図に示すように、層間変位を生じたときに
は、耐火パネル3の長手方向の両端面の一方では、その
上方側で第2の弾性ゴム9が弾性復元力により伸長した
状態になるとともに下方側で圧縮した状態になり、そし
て、他方では、その上方側で第2の弾性ゴム9が圧縮し
た状態になるとともに下方側で弾性復元力により伸長し
た状態になり、また、耐火パネル3,3それぞれの下端
面と床面との間では第1の弾性ゴム7が弾性変位し、層
間変位を吸収することができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明の戸境壁の取付構造によれば、天井面と戸境壁との間
における隣接住戸間での音や煙などの通過を不燃性充填
材によって防止し、一方、床面と戸境壁との間での水や
音などの通過を漏水防止材および弾性材で防止するか
ら、遮音、耐火ならびに防水のいずれにも優れた戸境壁
の取付構造を提供できる。
【0017】しかも、上部において天井ランナーに取り
付けられた耐火パネルの重量を圧縮状態で充填した弾性
材によって支持するから、例えば、天井ランナーに取り
付けるビスなどに大きな力がかかることを防止でき、更
に、層間変位を生じても、圧縮状態で充填した弾性材自
体が弾性変位し、その層間変位を吸収することができ
る。
【0018】また、請求項2に係る発明の戸境壁の取付
構造によれば、耐火パネルの水平方向の端面とそれに対
向する柱や壁などの縦部材との間からの煙の通過を弾性
材で防止でき、更に、層間変位を生じても、弾性材が圧
縮するとともに弾性復元力によって伸長し、層間変位を
吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る戸境壁の取付構造の実施例を示す
全体概略縦断面図である。
【図2】要部の拡大断面図である。
【図3】一部切欠正面図である。
【図4】層間変位を模式的に示した全体概略正面図であ
る。
【図5】従来例の戸境壁の取付構造を示す全体概略縦断
面図である。
【符号の説明】
1…天井ランナー 2…防火・吸音用壁材 3…耐火パネル 4…床ランナー 5…不燃性充填材 6…漏水防止材としての樹脂モルタル 7…弾性材としての第1の弾性ゴム 9…弾性材としての第2の弾性ゴム D…床スラブ U…天井
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉村 武 大阪市中央区本町四丁目1番13号 株式会 社竹中工務店大阪本店内 (72)発明者 渡辺 光弘 大阪市中央区本町四丁目1番13号 株式会 社竹中工務店大阪本店内 (72)発明者 ▲檜▼山 知則 大阪市中央区本町四丁目1番13号 株式会 社竹中工務店大阪本店内 (72)発明者 山本 茂 大阪市中央区本町四丁目1番13号 株式会 社竹中工務店大阪本店内 (72)発明者 小木曾 保之 大阪市中央区本町四丁目1番13号 株式会 社竹中工務店大阪本店内 (72)発明者 佐々木 輝男 神戸市中央区筒井町1丁目1番1号 住友 ゴム工業株式会社内 (72)発明者 川那辺 あけみ 神戸市中央区筒井町1丁目1番1号 住友 ゴム工業株式会社内 (72)発明者 木村 浩三 大阪市中央区南船場4丁目11番10号 ニチ アス株式会社大阪支社内 (72)発明者 宮田 健治 東京都港区芝大門1丁目1番26号 ニチア ス株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井に取り付けた天井ランナーに防火・
    吸音用壁材の上端側を取り付け固定し、前記防火・吸音
    用壁材の両側の壁面それぞれに位置させる状態で、耐火
    パネルの下端側を床スラブに取り付けた床ランナーで位
    置決めするとともに、前記両耐火パネルそれぞれの上端
    側を前記天井ランナーに取り付け固定し、前記両耐火パ
    ネルそれぞれの上端面と天井面との間に不燃性充填材を
    充填し、前記防火・吸音用壁材の下端面と床面との間に
    漏水防止材を充填するとともに、前記両耐火パネルそれ
    ぞれの下端面と床面との間に、前記耐火パネルの重量を
    支持可能に圧縮した状態で、層間変位を吸収可能な弾性
    材を充填してあることを特徴とする戸境壁の取付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の耐火パネルの水平方向
    の端面と、その耐火パネルの水平方向に直交する鉛直面
    を有する縦部材との間に、予め圧縮した状態で、層間変
    位を吸収可能な弾性材を充填してある戸境壁の取付構
    造。
JP6604593A 1993-03-01 1993-03-01 戸境壁の取付構造 Pending JPH06248720A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6604593A JPH06248720A (ja) 1993-03-01 1993-03-01 戸境壁の取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6604593A JPH06248720A (ja) 1993-03-01 1993-03-01 戸境壁の取付構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06248720A true JPH06248720A (ja) 1994-09-06

Family

ID=13304519

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6604593A Pending JPH06248720A (ja) 1993-03-01 1993-03-01 戸境壁の取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06248720A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10331299A (ja) * 1997-05-29 1998-12-15 Tachikawa Blind Mfg Co Ltd 間仕切りパネル
JP2002106088A (ja) * 2000-09-29 2002-04-10 Kumagai Gumi Co Ltd 二重床における壁構造
KR20020064707A (ko) * 2002-06-27 2002-08-09 (주)세림시티 조립식 벽면의 설치를 위한 고정구
JP2006348577A (ja) * 2005-06-16 2006-12-28 Ilc:Kk 免震コーナー部材
JP2007032275A (ja) * 2006-11-10 2007-02-08 Yoshino Gypsum Co Ltd 間仕切壁構造
KR100870747B1 (ko) * 2006-07-28 2008-11-26 주식회사 엘지화학 가변형 건식벽체
CN103088941A (zh) * 2013-01-31 2013-05-08 福建鑫晟新型建材有限责任公司 一种轻质保温条板墙体防开裂接缝处理方法
JP2021116646A (ja) * 2020-01-29 2021-08-10 積水ハウス株式会社 間仕切壁の遮音構造及び間仕切壁の施工方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10331299A (ja) * 1997-05-29 1998-12-15 Tachikawa Blind Mfg Co Ltd 間仕切りパネル
JP2002106088A (ja) * 2000-09-29 2002-04-10 Kumagai Gumi Co Ltd 二重床における壁構造
KR20020064707A (ko) * 2002-06-27 2002-08-09 (주)세림시티 조립식 벽면의 설치를 위한 고정구
JP2006348577A (ja) * 2005-06-16 2006-12-28 Ilc:Kk 免震コーナー部材
KR100870747B1 (ko) * 2006-07-28 2008-11-26 주식회사 엘지화학 가변형 건식벽체
JP2007032275A (ja) * 2006-11-10 2007-02-08 Yoshino Gypsum Co Ltd 間仕切壁構造
CN103088941A (zh) * 2013-01-31 2013-05-08 福建鑫晟新型建材有限责任公司 一种轻质保温条板墙体防开裂接缝处理方法
CN103088941B (zh) * 2013-01-31 2015-04-01 福建鑫晟新型建材有限责任公司 一种轻质保温条板墙体防开裂接缝处理方法
JP2021116646A (ja) * 2020-01-29 2021-08-10 積水ハウス株式会社 間仕切壁の遮音構造及び間仕切壁の施工方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4021156B2 (ja) 耐火間仕切壁の耐火目地構造
JPH06248720A (ja) 戸境壁の取付構造
HU213145B (en) Bulkhead with gypsumsheet
CN112832645A (zh) 一种木质隔热防火门
JP2014101751A (ja) 防火区画方法
KR200332657Y1 (ko) 칸막이용 패널 및 이 패널을 이용한 칸막이 조립구조
CN217079215U (zh) 一种具有隔音功能的耐火型玻镁防火板
CN212201104U (zh) 一种建筑用的轻质防潮复合装饰板
CN215330899U (zh) 一种隔声墙板
JP2002201734A (ja) 耐火建物構造
JP4700215B2 (ja) 防火区画壁
KR100555129B1 (ko) 칸막이용 패널 및 이 패널을 이용한 칸막이 조립구조
KR101177348B1 (ko) 건축용 이중 샌드위치 패널
JPH0626127A (ja) 建築用板
KR20080051242A (ko) 내화성을 갖는 방화문
JPH10252180A (ja) 建物の防耐火壁構造及び内壁パネル
JP2854320B2 (ja) 建築用パネルの連結構造
US3983672A (en) Wall
CN214005961U (zh) 一种阻燃木屋结构
JP2002356943A (ja) 外壁構造
CN220889066U (zh) 一种装配式轻质隔墙板
CN221168111U (zh) 一种防火隔音的钢结构建筑
JPH0440504B2 (ja)
CN212295311U (zh) 一种防火隔音墙板
KR20100093715A (ko) 방음 및 단열성을 갖는 내장재