JP2006346259A - 遊技機の外枠 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 アルミニウム製の四つの枠部材2〜5を有し、枠部材2は、枠外側面の前後両端縁から突出し前後両端縁に沿って延出する前端リブ2a,2b,2cと後端リブ2d,2e,2fを有し、かつ遊技機運搬用の桟木が設置される前側凹部20,22と後側凹部21,23を有している。前側凹部20,22は、枠部材2の前端縁に前端リブを桟木の幅に合わせて形成しないことで枠部材2の前端縁に凹状に形成される。後側凹部21,23は、枠部材2の後端縁に後端リブを桟木の幅に合わせて形成しないことで枠部材2の後端縁に凹状に形成される。そして前側凹部20,22と後側凹部21,23に渡って桟木を設置し得る構成になっている。
【選択図】 図1
Description
特許文献1に記載の外枠は、四つのアルミニウム製の枠部材を有しており、枠部材の一つである上の枠部材(天板)の上面中央領域に凹部を有している。そしてその凹部に木質系部材が嵌め込まれている。
したがって外枠を有する遊技機をトラックに積載して運搬する場合は、上の枠部材が上となるように複数の遊技機を所定間隔に起立させ、桟木を複数の外枠に渡って架け渡す。そして桟木と外枠に嵌め込んだ木質系部材とを釘によって固定し、桟木によって複数の遊技機を所定間隔で保持することができる構成になっている。
そこで本発明は、外枠を有する遊技機をトラック等に積載して運搬する際に、遊技機を所定間隔毎に複数並べ、桟木によってこれら遊技機を所定間隔毎に保持する構造を部品点数の増加なしに有する金属製または樹脂製の外枠を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明によると、金属製または樹脂製の四つの枠部材を矩形状に枠組みして形成される遊技機の外枠であって、少なくとも一つの枠部材は、該枠部材の枠外側面の前後両端縁から突出しかつ前後両端縁に沿って延出する前端リブと後端リブとを有するとともに、遊技機運搬用の桟木が設置される前側凹部と後側凹部を有している。前側凹部は、枠部材の前端縁に前端リブを桟木の幅に合わせて形成しないことで枠部材の前端縁に凹状に形成される構成、あるいは前端リブを桟木の幅に合わせて凹状に形成した構成である。後側凹部は、枠部材の後端縁に後端リブを桟木の幅に合わせて形成しないことで枠部材の後端縁に凹状に形成される構成、あるいは後端リブを桟木の幅に合わせて凹状に形成した構成である。そしてこれら前側凹部と後側凹部に渡って桟木を設置し得る構成になっている。
また前側凹部と後側凹部は、枠部材の前端縁側と後端縁側に形成されており、これらに渡って桟木が設置されている。そのため外枠は、前側と後側において桟木によって保持され、安定良く保持される。しかも外枠を有する遊技機をトラック等に積載して運搬する場合は、遊技機を所定間隔毎に複数並べ、これら遊技機の外枠の各前側凹部と後側凹部に渡って桟木を架け渡すことができる。そのため桟木によって複数の遊技機を所定間隔毎に並べた状態で保持することができる。
また枠部材は、長手方向に延出する前端リブと後端リブを有しているために、長手方向の曲げ強度が強い構成になっている。
すなわち前端リブと後端リブは、枠部材を補強する役割と、桟木を設置する凹部を形成する役割を担う構成になっている。
本発明の実施の形態1を図1〜5にしたがって説明する。
パチンコ機(遊技機)は、図1,2に示すように四つの枠部材2〜5を矩形状に枠組みして形成された外枠1と、外枠1に回動可能に取付けられる前枠10を有している。
外枠1は、アルミニウム製の上の枠部材2、左の枠部材3、右の枠部材4、下の枠部材5と、これら枠部材2〜5を結合する結合部材11〜14と、アルミニウム製の幕板6を有している。
前端リブ2a,2b,2cは、枠部材2の枠外側面の前端縁から上方(枠外方)に突出し、前端縁に沿って長手方向に延出している。
前端リブ2a,2bの間には、リブが形成されておらず、それによって凹状に形成された前側凹部20が枠部材2の前端縁の左寄りに形成されている。
前端リブ2b,2cの間にもリブが形成されておらず、それによって凹状に形成された前側凹部22が枠部材2の前端縁の右寄りに形成されている。
後端リブ2d,2e,2fは、左寄り位置、中央寄り位置、右寄り位置に形成されており、後端リブ2d,2eの間には、リブが形成されておらず、それによって凹状に形成された後側凹部21が枠部材2の後端縁の左寄りに形成されている。
後端リブ2e,2fの間にもリブが形成されておらず、それによって凹状に形成された後側凹部23が枠部材2の後端縁の右寄りに形成されている。
また前側凹部20と後側凹部21は、左寄りに並設されており、同じ桟木30が設置され得る構成になっている。一方、前側凹部22と後側凹部23は、右寄りに並設されており、同じ桟木31が設置され得る構成になっている。
前端リブ3a,4aと後端リブ3b,4bは、枠部材3,4の枠外側面の前後両縁から枠外方に突出し、前後両端縁に沿って長手方向全長に渡って延出している。
内側面リブは、枠部材3,4の枠内側面から枠中心方向に突出し、枠部材3,4の長手方向全長に渡って延出している。
前端リブ5aと後端リブ5bは、枠部材5の枠外側面の前後両縁から下方に突出し、前後両端縁に沿って長手方向全長に渡って延出している。
内側面リブは、枠部材5の枠内側面から枠中心方向に突出し、枠部材5の長手方向全長に渡って延出している。
したがって幕板6は、枠部材2〜5を矩形状に枠組みすることで、左右の枠部材3,4の前面側において左右の枠部材3,4の間に渡って延出する。
下蝶番固定部材7は、幕板6と左の枠部材3の間に取付けられており、前端部から上方に突出する回動支持部7aを有している。
軸受部11aは、図1に示すように結合部材11の前端縁から上の枠部材2の前端縁よりも前方に鉤針状に延出している。
先ず、複数のパチンコ機をトラックの荷台等に起立した状態で複数並べる。図5には、外枠1のみを記載したが、上の枠部材2が上となるようにパチンコ機を所定間隔で複数並べる。
次に、上の枠部材2と略直交する方向に長尺状の桟木30,31を設置し、桟木30,31を複数の外枠1に渡って架け渡す。そして桟木30,31を各外枠1の枠部材2の前側凹部20,22と後側凹部21,23に渡って設置する(内設する)。
これにより複数のパチンコ機を桟木30,31によって所定間隔で保持することができ、複数のパチンコ機を安定良くトラック等で運搬することができる。
すなわち外枠1は、図1に示すようにアルミニウム製の四つの枠部材2〜5を有し、上の枠部材2は、前端リブ2a,2b,2cと後端リブ2d,2e,2fと前側凹部20,22と後側凹部21,23を有している。前側凹部20,22は、図5に示すように枠部材2の前端縁に前端リブを桟木30,31の幅に合わせて形成しないことで枠部材2の前端縁に凹状に形成される構成になっている。後側凹部21,23は、枠部材2の後端縁に後端リブを桟木30,31の幅に合わせて形成しないことで枠部材2の後端縁に凹状に形成される構成になっている。そしてこれら前側凹部20,22と後側凹部21,23に渡って桟木30,31が設置され得る構成になっている。
また前側凹部20,22と後側凹部21,23は、枠部材2の前端縁側と後端縁側に形成されており、これらに渡って桟木30,31が設置されている。そのため外枠1は、前側と後側において桟木30,31によって保持され、安定良く保持される。しかも外枠1を有するパチンコ機(遊技機)をトラック等に積載して運搬する場合は、パチンコ機を所定間隔毎に複数並べ、これらパチンコ機の外枠1の各前側凹部20,22と後側凹部21,23に渡って桟木30,31を架け渡すことができる。そのため桟木30,31によって複数のパチンコ機を所定間隔毎に並べた状態を保持することができる。
すなわち前端リブ2a,2b,2cと後端リブ2d,2e,2fは、枠部材2を補強する役割と、桟木30,31を設置する前側凹部20,22と後側凹部21,23を形成する役割とを担う構成になっている。
実施の形態2に係る外枠は、実施の形態1と同様に形成されているが、図3に示す上の枠部材2に代えて図6に示す上の枠部材8を有している点において実施の形態1と相違している。以下、相違点を中心に実施の形態2について説明する。
前端リブ8a,8bは、枠部材8の枠外側面の前端縁から上方に突出し、前端縁に沿って長手方向に延出している。前端リブ8aは、左寄りにおいて延出し、前端リブ8bは、右寄りにおいて延出している。そして前端リブ8a,8bの間には、リブが形成されていないことによって凹状に形成された前側凹部80が設けられている。
前側凹部80と後側凹部81は、左右方向中央位置に設けられている。そして前側凹部80と後側凹部81に渡って桟木が設置される。したがって外枠1を有するパチンコ機(遊技機)をトラック等に積載して運搬する場合は、パチンコ機を所定間隔毎に複数並べ、これらパチンコ機の外枠1の各前側凹部80と後側凹部81に渡って桟木を架け渡すことができる。これにより複数のパチンコ機を一本の桟木によって所定間隔毎に並べた状態を保持することができる。
実施の形態3に係る外枠は、実施の形態1と同様に形成されているが、図4に示す上の枠部材2に代えて図7に示す上の枠部材9を有している点が実施の形態1と相違している。以下、相違点を中心に実施の形態3について説明する。
実施の形態3に係る上の枠部材9は、図7に示すように枠外側面に前端リブ9aと後端リブ9bを一体に有しており、枠内側面に複数の内側面リブを一体に有している。
前側凹部90と後側凹部91は、左右方向ほぼ同じ位置に設けられており、前側凹部90と後側凹部91に渡って桟木が設置される。したがって外枠1を有するパチンコ機(遊技機)をトラック等に積載して運搬する場合は、パチンコ機を所定間隔毎に複数並べ、これらパチンコ機の外枠1の各前側凹部90と後側凹部91に渡って桟木を架け渡すことができる。これにより複数のパチンコ機を桟木によって所定間隔毎に並べた状態を保持することができる。
本発明は、実施の形態1〜3に限定されず、以下の形態であっても良い。
(1)すなわち実施の形態1〜3は、上の枠部材に前側凹部と後側凹部を有していた。しかし左右の枠部材または下の枠部材に前側凹部と後側凹部を有している形態であって、その枠部材が上となるように複数の外枠(パチンコ機)を起立させ、桟木によって複数の外枠(パチンコ機)を所定間隔で保持する形態であっても良い。
(2)また実施の形態1〜3の外枠は、四つのアルミニウム製の枠部材を有していた。しかし他の金属あるいは樹脂から成形される金属製または樹脂製の枠部材を有する外枠であっても良い。
2a,2b,2c,3a,4a,5a,8a,8b,9a…前端リブ
2d,2e,2f,3b,4b,5b,8c,8d,9b…後端リブ
2〜5,8,9…枠部材
6…幕板
10…前枠
11〜14…結合部材
20,22,80,90…前側凹部
21,23,81,91…後側凹部
30,31…桟木
32,33…ワイヤー
Claims (1)
- 金属製または樹脂製の四つの枠部材を矩形状に枠組みして形成される遊技機の外枠であって、
少なくとも一つの枠部材は、該枠部材の枠外側面の前後両端縁から突出しかつ前記前後両端縁に沿って延出する前端リブと後端リブを有するとともに、遊技機運搬用の桟木が設置される前側凹部と後側凹部を有しており、
前記前側凹部は、前記枠部材の前端縁に前記前端リブを前記桟木の幅に合わせて形成しないことで前記枠部材の前端縁に凹状に形成される構成、あるいは前記前端リブを前記桟木の幅に合わせて凹状に形成した構成であり、
前記後側凹部は、前記枠部材の後端縁に前記後端リブを前記桟木の幅に合わせて形成しないことで前記枠部材の後端縁に凹状に形成される構成、あるいは前記後端リブを前記桟木の幅に合わせて凹状に形成した構成であり、
これら前側凹部と後側凹部に渡って前記桟木を設置し得る構成になっていることを特徴とする遊技機の外枠。
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